JPH0956050A - 吸油膨潤材 - Google Patents
吸油膨潤材Info
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Abstract
よって膨潤し、光ファイバを屈曲させるのに十分な圧力
を発生することが可能な吸油膨潤材の提供。 【解決手段】 ゴムに吸油材を配合してなる吸油膨潤
材。
Description
縁油の漏洩が発生したとき、絶縁油を吸収して体積変化
を起こし、ピストンの押し上げまたは光ファイバの屈曲
といったスイッチを入れることによって、漏油点を検知
する漏油点検知センサに好適に用いられる吸油膨潤材に
関する。
と、これら線心を一括被覆する金属被覆と、この金属被
覆の外周に形成されたシースとから概略構成されてい
る。上記線心は、導体と、この導体の外周に低粘度の絶
縁油を含浸させたクラフト紙等を巻き付けて形成されて
なる絶縁層と、この絶縁層の外周を覆う遮蔽金属テープ
とから構成されている。また、このOFケーブルの金属
被覆内で、この金属被覆と線心との間の介在部には、紙
紐が添設され、さらに外部に設けられた油圧装置により
常に大気圧以上の一定の油圧に調整された絶縁油が充満
され、これにより温度変化によるボイドの発生が抑制さ
れるようになっている。介在部に充満される絶縁油とし
ては、鉱油系絶縁油、アルキルベンゼン系絶縁油等が好
適に用いられている。このようなOFケーブルは、従来
より、電圧に対する安定性に優れた高電圧電力ケーブル
として広く用いられており、地下や海底に敷設される場
合には、長尺化して使用されている。
不測の事故等により金属被覆が破損し絶縁油の漏洩が発
生した場合に、絶縁油不足から絶縁破壊を起こしたり、
さらには破損点付近の環境を汚染してしまう恐れがあっ
た。従って、絶縁油の漏洩をいち早く検知して、破損部
の補修や汚染対策をとる必要があるが、全長の長いOF
ケーブルの漏油点を検知することは困難であった。そこ
で、漏油点を検知するためOFケーブルの全長に亘って
漏油点を検知できる光ファイバを利用した漏油点検知セ
ンサの実用化が要望されている。
サ(以下、漏油検知ファイバと略記する。)は、吸油材
が被覆されたガラスFRPの外周に光ファイバが横巻き
され、さらに光ファイバと逆方向にアラミド繊維が横巻
きされた構成になっている。この漏油検知ファイバの検
知原理は、該ファイバが絶縁油に触れると、この絶縁油
を吸油材が吸油して膨潤し、これによって光ファイバお
よびアラミド繊維に側圧が加わり、光ファイバとアラミ
ド繊維との交点で光ファイバに屈曲が生じ、屈曲部で光
ファイバに損失増加が生じることを利用するものであ
る。従って、このような漏油検知ファイバを用いてOF
ケーブルの絶縁油の漏油点を検知するには、漏油検知フ
ァイバをOFケーブルのシース内の金属被覆に添設して
おき、光ファイバの損失増加をOTDR装置を用いるバ
ックスキャタリング法で測定すればよい。
ァイバに用いる吸油材には、上述したように絶縁油を吸
収して膨潤する吸油膨潤性を有することが要求される
が、このような吸油膨潤性を有する現存の吸油材は少な
いうえに、加工が困難、膨潤率が小さい、膨潤時光ファ
イバを屈曲させるのに十分な圧力を発生しないという問
題があった。
吸油性が高く、油汚れの床拭きや水中の油の除去に使用
されるものであり、その吸油倍率は、自重の10倍以上
であるが、繊維間の隙間が大きく、膨潤時光ファイバを
屈曲させるのに十分な圧力を発生し得ないものであっ
た。また、市販の吸油材は、十分な膨潤率を持ち、圧力
下で、ある程度膨潤〔ゲージ圧0.1kg/cm2の油
圧下で膨潤率106%(測定値)、吸油倍率は自重の4
〜12倍(カタログ値)〕するものの、長尺の成形が困
難であり、漏油検知ファイバの吸油材には適用し得ない
のが現状である。なお、上記膨潤率は以下のようにして
求めたものであり、100%を元の厚さとする。 膨潤率(%)=(膨潤後の厚さ/膨潤前の厚さ)×10
0
で、長尺加工が可能で、絶縁油を吸油することによって
膨潤し、光ファイバを屈曲させるのに十分な圧力を発生
することが可能な吸油膨潤材を提供することにある。
油材を配合して吸油膨潤材とすることで解決される。
説明する。この例の吸油膨潤材は、ゴムに吸油材を配合
してなるものである。本発明に用いられるゴムとして
は、エチレン−プロピレンゴム、エチレン−プロピレン
−ジエン共重合体、ブチルゴム、ブタジエンゴム等が挙
げられる。
油性樹脂の一種である架橋アクリル樹脂、ノルボーネン
ゴムおよびこれらの類似品が挙げられる。ここでの架橋
アクリル樹脂の具体例としてはオレオソーブ(商品名;
日本触媒株式会社製)等、ノルボーネンゴムの具体例と
してはノーソレックス(商品名;日本ゼオン株式会社
製)等が挙げられる。
00重量部に対して12.5〜50重量部程度とされ
る。吸油材の配合量が12.5重量部未満であると、膨
潤率および吸油倍率があまり大きくならずゴムのみの場
合とあまり差がでない。逆に50重量部を超えると、吸
油膨潤材が膨潤後、その表面に穴やしわが生じる恐れが
あるからである。
成分としたことにより、簡単に圧縮成形できるとともに
長尺加工が可能である。また、ゴムを使用したことよ
り、絶縁油を吸油して膨潤することよって発生する圧力
が吸油材のみからなる場合に比べて大きく、この圧力に
よって光ファイバを十分屈曲させることができる。さら
に、吸油材を配合したことにより、ゴムのみからなる場
合に比べて吸油膨潤性が優れたものとなる。従って、本
発明の吸油膨潤材は、漏油検知ファイバに好適に用いる
ことができ、OFケーブルの漏油点検知センサを実用化
することが可能となる。
可能で、絶縁油を吸油して膨潤することよって光ファイ
バを屈曲させるのに十分な圧力を発生する吸油膨潤材を
得るため、種々の検討および実験を重ねた結果、長尺加
工に優れたエチレン−プロピレンゴム〔ゲージ圧0.1
kg/cm2油圧下で、膨潤率130%(測定値)、吸
油倍率は自重の2倍〕などのゴムに、吸油膨潤性を有す
る吸油材を配合することで、上記ゴムと吸油材の両方の
特性を具え、膨潤時光ファイバを屈曲させるのに十分な
圧力を発生する吸油膨潤材が得られることを究明し本発
明を完成したのである。
に吸油材としてオレオソーブ(商品名;日本触媒株式会
社製)を12.5重量部配合して吸油膨潤材を得た。 (実施例2) オレオソーブ(商品名;日本触媒株式会
社製)の配合量を25重量部とした以外は実施例1と同
様にして吸油膨潤材を得た。 (実施例3) オレオソーブ(商品名;日本触媒株式会
社製)の配合量を50重量部とした以外は実施例1と同
様にして吸油膨潤材を得た。 (実施例4) オレオソーブ(商品名;日本触媒株式会
社製)の配合量を70重量部とした以外は実施例1と同
様にして吸油膨潤材を得た。 (比較例) オレオソーブ(商品名;日本触媒株式会社
製)の配合しない以外は実施例1と同様にして吸油膨潤
材を得た。
潤材をそれぞれロールを用いて混合し、圧縮成形機を用
い、1mm厚のシート状に成形後、縦横それぞれ20m
mになるように切断し、シート状試験片1〜5を作製し
た。ついで、これら試験片1〜5の室温(20〜25
℃)における厚さおよび重量を測定した。この後、室温
(20〜25℃)において、試験片1〜5をそれぞれア
ルキルベンゼン油100cc中に24時間浸漬後取り出
し、このときの厚さおよび重量変化を測定し、膨潤率、
自重に対する吸油倍率および膨潤後の外観(表面状態)
を調べた。その結果を下記表1に示す。
に、実施例1〜4の吸油膨潤材からなる試験片1〜4
は、比較例の吸油膨潤材からなる試験片5に比べて膨潤
率および吸油倍率が優れていることが分る。また、試験
片1〜4においては、吸油膨潤材中の吸油材の配合量が
増す程膨潤率が大きいことが分るが、実施例1の吸油膨
潤材からなる試験片1は、膨潤率が比較例の吸油膨潤材
を用いた試験片5とあまり差がない。また、実施例4の
吸油膨潤材からなる試験片4は、膨潤率および吸油倍率
が優れているものの、表面に所々穴が生じており、かつ
しわが生じていた。試験片にこのような穴が生じたの
は、オレオソーブがエチレン−プロピレンゴム中で凝集
し、膨潤時にエチレン−プロピレンゴムから飛び出ため
と考えられる。また、試験片にしわが生じたのは、全体
に柔かくなり形状を支えられなくなったと考えられる。
潤材をそれぞれ混合し、押出し成形機を用いて、外径
0.5mmの芯線(ガラスFRP)の外周表面に吸油膨
潤材からなる層を形成し、外径3mm、長さ1mの線状
試験片6〜9を作製した。そして、これら試験片6〜9
の室温(20〜25℃)における、外観(表面状態)、
厚さおよび重量を測定した。この後、室温(20〜25
℃)において、これら試験片6〜9をそれぞれアルキル
ベンゼン油100cc中に24時間浸漬後取り出し、こ
のときの厚さおよび重量変化を測定し、膨潤率と自重に
対する吸油倍率を調べた。その結果を下記表2に示す。
例2〜4の吸油膨潤材からなる試験片6〜8は、比較例
の吸油膨潤材からなる試験片9に比べて、膨潤率および
吸油倍率が優れたものであった。実施例2〜3の吸油膨
潤材を押出し成形した試験片6〜7は外観に問題がな
く、特に試験片6は吸油材が若干しみ状に見えたが、横
断面形状は十分に円状であった。また、試験片7は、試
験片6に比べてしみの部分が広く、円状に押出したが所
々で滑らかな突起が生じていた。また、試験片8は、吸
油材が抜け落ちて表面が凸凹になっており、部分的に芯
線が露出しているところが見られた。
−プロピレンゴム、吸油材はオレオソーブを表す。
配合したことにより、圧縮成形できるとともに長尺加工
が可能で、かつ、絶縁油を吸油することによって膨潤
し、光ファイバを屈曲させるのに十分な圧力を発生する
ことができる。従って、本発明の吸油膨潤材は、漏油検
知ファイバに好適に用いることができ、OFケーブルの
漏油点検知センサを実施化することが可能となる。
Claims (1)
- 【請求項1】 ゴムに吸油材を配合してなる吸油膨潤
材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21225595A JP3481361B2 (ja) | 1995-08-21 | 1995-08-21 | 吸油膨潤材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21225595A JP3481361B2 (ja) | 1995-08-21 | 1995-08-21 | 吸油膨潤材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0956050A true JPH0956050A (ja) | 1997-02-25 |
| JP3481361B2 JP3481361B2 (ja) | 2003-12-22 |
Family
ID=16619550
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21225595A Expired - Lifetime JP3481361B2 (ja) | 1995-08-21 | 1995-08-21 | 吸油膨潤材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3481361B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104474840A (zh) * | 2014-11-18 | 2015-04-01 | 肇庆宏旺金属实业有限公司 | 油气分离装置 |
-
1995
- 1995-08-21 JP JP21225595A patent/JP3481361B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104474840A (zh) * | 2014-11-18 | 2015-04-01 | 肇庆宏旺金属实业有限公司 | 油气分离装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3481361B2 (ja) | 2003-12-22 |
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