JPH0956642A - 暖房便座 - Google Patents

暖房便座

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JPH0956642A
JPH0956642A JP7215849A JP21584995A JPH0956642A JP H0956642 A JPH0956642 A JP H0956642A JP 7215849 A JP7215849 A JP 7215849A JP 21584995 A JP21584995 A JP 21584995A JP H0956642 A JPH0956642 A JP H0956642A
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JP
Japan
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toilet seat
resin
weight
antibacterial agent
parts
Prior art date
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Pending
Application number
JP7215849A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Kawase
茂樹 河瀬
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は暖房便座に関するもので、汚れがつ
きにくく除去し易く、更に雑菌やかびの増殖を防止し、
衛生的で使用者の不快感を防止することを目的としたも
のである。 【構成】 便座シート1、便蓋7、本体ケース3および
洗浄ノズル2などの暖房便座部材にシリコーン樹脂およ
び抗菌剤を分散した樹脂体を用いている。したがって暖
房便座部材は、表面エネルギーが低下することと、抗菌
剤との相乗効果で雑菌やかびといった特殊な汚れも含め
た種々の汚れ成分が付着しにくくまた除去し易くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は家庭内に広く用いられて
いる便座暖房機能を有する暖房便座に関するものであ
る。特に、清潔でクリーンで、耐汚染性に優れた暖房便
座で、便座シート、便蓋、本体ケースおよび洗浄ノズル
などに使用される樹脂材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の暖房便座について、図2および図
3を用いて説明する。11は便座シート、12は温水を
吐出し局部を洗浄する洗浄ノズル、13は温水洗浄装置
の本体ケース、14は温水洗浄、乾燥機能を操作する操
作部、15は温水吐出を入切する洗浄スイッチ、16は
便器、17は便蓋である。便座シート11、洗浄ノズル
12、本体ケース13や便蓋7はアクリロニトリル・ブ
タジエン・スチレン共重合体樹脂(以下ABS樹脂と云
う)の成形品で主に構成されている。便座シート11に
はヒータが内蔵され、約35℃から40℃に加熱保温さ
れ、冬寒いときには暖かく快適である。使用するとき
は、便座シート11の上にお尻を当てて座って使用す
る。大便あるいは女性が小便を終えれば洗浄スイッチ1
5を押して、洗浄ノズル12から温水を噴出させて局部
を洗浄する。また、男性が小便をするときは、便座シー
トを上げた状態で、便器16の中をめがけて使用する。
【0003】暖房便座部材は皮膚に直接接する部分が多
く、その衛生面には配慮が払われ、多くの工夫が実用化
されてきた。最近では殺菌剤を含浸させた払拭布や、無
機系抗菌剤を分散させたABS樹脂で形成された便座シ
ートなどが一部使用されている。
【0004】また、便器16の構造材料としては陶磁器
が主体であるため種々の界面活性剤あるいは酸などを主
体とした洗浄剤が広く使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では使用するときに、大便であれば、便器内に落
下した大便が便器内に溜まった水を跳ね返し、便座シー
ト11の裏板に汚物の小片が付着したりする。また、便
座シート11を上げて小便をするときは、便座シート1
1の裏板や本体ケース13の前面部に小便がかかったり
する。また、使用時にお尻の当たる便座シート11の表
面、および手で開閉を行う便蓋17についても、皮膚の
汚れあるいは皮膚常在菌などが付着し汚染される。日常
これらの操作が繰り返されると汚れの増大や、雑菌、か
びが増殖し、非常に不衛生である。
【0006】便座シート、便蓋、本体ケースおよび洗浄
ノズルなどの一般的な構成材料であるABS樹脂は比較
的その表面エネルギーが大きく、その結果、汚染され易
くしかも汚れが強固に付着するため汚染物の除去がしに
くいという欠点を有している。
【0007】そこで、これらの汚染物を除去するため高
濃度の界面活性剤入りの強力な洗浄剤で暖房便座の各部
材表面を清掃することが日常行われる。しかし、前記の
ように汚れ成分が強力に付着していることから除去しに
くく、しかも強力洗浄剤の繰り返しの使用によって樹脂
の変色あるいは機械強度劣化の原因となったりした。
【0008】無機系抗菌剤を分散させたABSで形成し
た便座シートにおいては、防かび効果はほとんど期待で
きない。また、抗菌効果については基本的には効果はあ
るが、付着した汚れ表面には抗菌剤の抗菌作用が及びに
くいため汚れ表面で雑菌が増殖し、抗菌剤が充分に生か
しきれないという欠点を有している。
【0009】本発明は上記課題を解決するもので、クリ
ーンで耐汚染性に優れた暖房便座の提供を第1の目的と
し、そして抗菌性に優れ衛生的で、しかも高性能な暖房
便座を提供することを第2の目的としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は第1の上記目的
を達成するため、暖房便座の便座シート、便蓋、本体ケ
ースおよび洗浄ノズルの構成材料の内の少なくとも一部
をシリコーン樹脂を分散した樹脂体で構成し、さらに第
2の目的を達成するためシリコーン樹脂と抗菌剤を分散
した樹脂体で構成してある。
【0011】
【作用】汚れの化学的成分は複雑であり、それらの全て
が充分に解明されているわけではないが、一般的にはゴ
ミ、油脂系、タンパク質系、炭水化物系、塩類、色素系
樹脂系などが挙げられる。特殊な汚れ成分として、細
菌、かび類などが挙げられる。通常これらの成分が単体
ではなく、複合した形で汚れが形成されている。これら
の汚れ成分が基体に付着する形体としては、次のように
区分できる。
【0012】(a)基体の外面の構造の中に汚れの粒子
が単純に絡まっているもの。 (b)基体と汚れの分子間の吸引力によるもので、ファ
ンデア・ワールス力と呼ばれるものである。
【0013】(c)両者の静電気的な性質によって付着
しているもの。 (d)基体の表面分子と弱い化学的な結合状態にあるも
の。
【0014】(e)基体の表面組織の中に汚れが浸透、
拡散しているもの。 これらの汚れ付着の形体から見て、汚染防止法としては
一般的に次の方法が有効であり、暖房便座の便座シー
ト、便蓋、本体ケースおよび洗浄ノズルの耐汚染性の改
善には下記(1)の「汚れ成分が基体に接近するのを防
止する」ことが最も効果的であると考えられる。
【0015】(1)基体表面の撥水性を改善し、汚れ成
分が基体表面に接近するのを防止する。
【0016】(2)基体表面を平滑にし、物理的付着を
防止する。 (3)基体を電気的に中性化する。
【0017】本発明は上記した第1の構成により、便座
シート、便蓋、本体ケースおよび洗浄ノズルの表面エネ
ルギーが低下し、汚れが付着しにくく、しかも除去し易
く、表面のクリーン性を保持することが容易になる。な
お、長期間繰り返しの使用などにより清掃が必要になっ
た場合でも、低濃度の穏やかな洗浄剤で軽く洗浄するだ
けで簡単に汚れが除去できるため、樹脂体表面の変色あ
るいは機械強度劣化の心配が不要である。また、汚れが
つきにくいため、汚れを栄養源として成長する雑菌の増
殖も穏やかになり、クリーン性も改善される。
【0018】また、第2の構成により無機系抗菌剤と有
機系抗菌剤を併用することにより雑菌だけではなくかび
やぬめりの原因となる酵母の増殖も抑制することが可能
となる。即ち、かび、雑菌など特殊な汚れを含めたほと
んど全ての汚れ成分に対しクリーン性が改善される。な
お、シリコーン樹脂と抗菌剤を分散した樹脂体において
は、抗菌剤・シリコーン樹脂・母材樹脂の三者の親和性
が良好ではなくなり、抗菌剤が樹脂体表面により濃厚に
分布する傾向にある。このため、より小量の抗菌剤で効
果的な抗菌作用を現出することが可能となる。
【0019】
【実施例】以下本発明を実施例により詳細に説明する。
【0020】図1は本発明の暖房便座を示す。1は便座
シート、2は温水を吐出し局部を洗浄する洗浄ノズル、
3は温水洗浄装置の本体ケース、7は便蓋である。
【0021】本発明におけるシリコーン樹脂としては、
ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサ
ン、ジフェニルポリシロキサンなどの純シリコーン樹
脂。純シリコーン樹脂をアルキッド樹脂、ポリエステル
樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂などの変性用樹脂と
反応させた変性シリコーンなどが挙げられるが、これに
限定するものではない。シリコーン樹脂の配合割合は、
母材樹脂100重量部あたり0.5〜15重量部、特に
1〜10重量部であることが望ましい。シリコーン樹脂
を配合することにより、樹脂体の表面エネルギーが低下
し、水に対する接触角が増大し、汚れ成分が付着しにく
くなる。しかしその配合割合が過度に高くなると、表面
性が劣化し、機械強度などの物理特性も劣化する。
【0022】本発明における抗菌剤としては、無機系抗
菌剤として、硝酸銀、硫酸銀、塩化銀など。銀、銅、亜
鉛あるいは錫を担持したゼオライト。および銀、銅、亜
鉛あるいは錫を担持したシリカゲルなどが挙げられる
が、これに限定するものではない。無機系抗菌剤の配合
割合は、樹脂100重量部に対し、0.1重量部未満で
は抗菌性が認められず、5重量部を超えると着色など樹
脂組成物の特性を著しく損なうので不適である。好まし
くは、0.5〜3重量部の範囲とするのがよい。
【0023】有機系抗菌剤として、10、10’−オキ
シビスフェノキサアルシンなどフェニルエーテル誘導
体、シクロフルアニドなどN−ハロアルキルチオ系化合
物、2−(4−チアゾリル)ベンズイミダゾール(TB
Zと略称)などイミダゾール誘導体、2、3、5、6テ
トラコロル−4−(メチルスルホニル)ピリジンなどス
ルホン誘導体およびセシルジメチルエチルアンモニウム
ブロミドなど第4級アンモニウム塩などが挙げられる
が、これに限定するものではない。有機系抗菌剤につい
ては、樹脂100重量部に対して、0.02重量部未満
では防かび性はほとんど認められず、5重量部を超える
とブルームするなど不具合がある。好ましくは0.05
〜1重量部の範囲とするのがよい。
【0024】具体的実施例を以下に説明する。シリコー
ン樹脂としてはエチレンビニルアセテートに高分子量シ
ロキサンをグラフト重合させたもの、無機系抗菌剤とし
ては銀を担持したゼオライト、有機系抗菌剤としては安
全性が高く一般的に使用されているTBZを例として説
明する。しかしながら本発明はこれらの実施例によって
何等制限を受けるものではない。
【0025】(実施例1)ABS樹脂100重量部、シ
リコーン樹脂0.5重量部、TBZ0.01重量部、銀
ゼオラオイト0.05重量部をそれぞれよく分散し、成
形機で成形し便座シートを得た。
【0026】(実施例2)ABS樹脂100重量部、シ
リコーン樹脂1.0重量部、TBZ0.1重量部、銀ゼ
オライト0.5重量部をそれぞれよく分散し、成形機で
成形し便座シートを得た。
【0027】(実施例3)ABS樹脂100重量部、シ
リコーン樹脂5.0重量部、TBZ0.25重量部、銀
ゼオライト0.75重量部をそれぞれよく分散し、成形
機で成形し便座シートを得た。
【0028】(実施例4)ABS樹脂100重量部、シ
リコーン樹脂10重量部、TBZ0.5重量部、銀ゼオ
ライト1.0重量部をそれぞれよく分散し、成形機で成
形し、便座シートを得た。
【0029】(実施例5)ABS樹脂100重量部、シ
リコーン樹脂15重量部、TBZ1.0重量部、銀ゼオ
ライト2.0重量部をそれぞれよく分散し、成形機で成
形し、便座シートを得た。
【0030】(比較例)ABS樹脂をそれぞれの実施例
と同様に成形機で成形し、便座シートを得た。
【0031】各実施例および比較例で得たそれぞれの便
座シート表面の水に対する接触角を、協和界面化学
(株)製・接触角測定装置(CA−Z型)で測定した。
また、それぞれの便座の耐汚染性をJIS K3370
に準じて確認した。なお、耐汚染性の比較は目視で行
い、比較例における汚れ具合を(△)とし、それより悪
い場合(×)、よい場合を(○)とし各々相対評価し
た。その結果を(表1)に示す。
【0032】
【表1】
【0033】次に、各実施例および比較例で得た便座シ
ートの抗菌性能、およびかび抵抗性について試験を行っ
た。各便座から50×50mmの試料を切り出し、それぞ
れに菌液(一般細菌および大腸菌)1ccを滴下し、3
7℃で24時間培養した。その後、滅菌済みリン酸緩衝
液にて菌を洗い出した。この洗い出した液中の生菌数
を、菌数測定用培地を用いて混釈平板法にて測定した。
その結果を(表2)に示す。
【0034】
【表2】
【0035】寒天培地上においた各試料(50×50m
m)にアスペルギルス・ニガー菌液を噴霧し、25℃、
7日間培養した。その結果を(表3)に示す。
【0036】
【表3】
【0037】なお、上記実施例および比較例の成形品は
便座シートであったが、便蓋、本体ケースあるいは洗浄
ノズルであっても同様な結果が得られる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1の
暖房便座によれば次の効果が得られる。すなわち、便座
シート、便蓋、本体ケースおよび洗浄ノズルの少なくと
も一部材がシリコーン樹脂を分散した樹脂体で構成する
ことにより、部材表面が低エネルギー表面に変化し、ま
た撥水性が大幅に向上する。暖房便座各部材の汚れの大
部分は、尿または便と言った水に溶解あるいは分散した
特別な汚れ成分であり、それらの水溶性(水分散性)汚
れ成分は低エネルギー表面または撥水性表面には接近し
にくくなる。暖房便座各部材表面と水溶性(水分散性)
汚れ成分との主要な結合力である分子間吸引力は距離の
6乗に逆比例するため尿あるいは便といった特殊水溶性
(水分散性)汚れ成分は各部材表面に付着しにくく、ま
た付着したとしても両者の結合力は非常に弱く、簡単に
除去でき衛生的である。更に、汚れ成分が付着しにくい
ため汚れ成分を餌として繁殖する雑菌やかびの増殖が抑
制される。
【0039】また、本発明の請求項2の暖房装置によれ
ば次の効果が得られる。すなわち便座シート、便蓋、本
体ケースおよび洗浄ノズルの少なくとも一部材がシリコ
ーン樹脂および抗菌剤を分散した樹脂体で構成すること
により、前記の如く尿あるいは便といった水溶性(水分
散性)汚れ成分の防汚性の付与だけではなく、暖房便座
各部材表面に直接繁殖するかび、雑菌あるいはぬめりと
いった特殊な汚れを含めたほとんど全ての汚れ成分が付
着しにくくしかも除去し易くなる。また、シリコーン樹
脂は母剤樹脂との相溶性に乏しく成形品の厚み方向に濃
度勾配を生じ、表面濃度が大きくなる。通常抗菌剤は母
材樹脂中にほぼ均一に分散されるが、シリコーン樹脂と
共存することによりシリコーン樹脂と共に表面にブリー
ドし、成形品の厚み方向に濃度勾配を生じ、表面濃度が
大きくなる。このためより小量の抗菌剤の添加で効果的
な抗菌効果が発生し、使用者はいつも衛生的な使用感が
得られると同時に、病気の感染も防止することができ
る。
【0040】さらに本発明の請求項4または5の暖房便
座によれば樹脂の物理的特性を損なうことなく高い抗菌
性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す暖房便座の外観斜視図
【図2】従来の暖房便座の使用時の外観斜視図
【図3】同暖房便座の外観斜視図
【符号の説明】
1 便座シート 2 洗浄ノズル 3 本体ケース 4 操作部 5 洗浄スイッチ 6 便器 7 便蓋

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】便座シート、便蓋、本体ケースおよび洗浄
    ノズルの構成材料の少なくとも一部材が、シリコーン樹
    脂を分散した樹脂体で構成された暖房便座。
  2. 【請求項2】便座シート、便蓋、本体ケースおよび洗浄
    ノズルの構成材料の少なくとも一部材が、シリコーン樹
    脂および抗菌剤を分散した樹脂体で形成された暖房便
    座。
  3. 【請求項3】シリコーン樹脂が、もとの母材樹脂100
    重量部に対して1〜10重量部分散されていることを特
    徴とする請求項1又は2記載の暖房便座。
  4. 【請求項4】抗菌剤として無機系抗菌剤の少なくとも一
    種、および有機系抗菌剤の少なくとも一種とからなるこ
    とを特徴とする請求項2記載の暖房便座。
  5. 【請求項5】抗菌剤として無機系抗菌剤が母材樹脂10
    0重量部に対して0.5から3重量部、および有機系抗
    菌剤が母材樹脂100重量部に対して0.05から1重
    量部それぞれ分散されていることを特徴とする請求項4
    記載の暖房便座。
JP7215849A 1995-08-24 1995-08-24 暖房便座 Pending JPH0956642A (ja)

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