JPH0957515A - ドリル - Google Patents
ドリルInfo
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- JPH0957515A JPH0957515A JP20980195A JP20980195A JPH0957515A JP H0957515 A JPH0957515 A JP H0957515A JP 20980195 A JP20980195 A JP 20980195A JP 20980195 A JP20980195 A JP 20980195A JP H0957515 A JPH0957515 A JP H0957515A
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- JP
- Japan
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- drill
- tip
- grain layer
- abrasive grain
- drill body
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ドリル本体1の摩耗を抑え、加工穴の内周の
面粗度を向上し、さらにバリを取り除くことができて、
特にFRP素材等の加工の場合において好適なドリルを
提供する。 【解決手段】 ドリル本体1の外周に形成された切屑排
出溝5のドリル回転方向側を向く壁面5aとドリル本体
1の先端逃げ面6との交差稜線部に切刃7が形成されて
なるドリルにおいて、少なくともドリル本体1の先端か
ら外周面にかけては、硬質砥粒を含有してなる砥粒層1
0が形成されている。この砥粒層10は、硬質砥粒とし
て粒度50#〜1000#の超砥粒を含有したニッケル
バインダーを主成分とする電着砥粒層であり、ドリル本
体1の外周面において先端逃げ面6と外周面との交差稜
線上の最も基端側に位置する点11から、少なくともド
リル本体1の軸線O方向基端側に幅W=1mmの範囲にま
で形成されている。
面粗度を向上し、さらにバリを取り除くことができて、
特にFRP素材等の加工の場合において好適なドリルを
提供する。 【解決手段】 ドリル本体1の外周に形成された切屑排
出溝5のドリル回転方向側を向く壁面5aとドリル本体
1の先端逃げ面6との交差稜線部に切刃7が形成されて
なるドリルにおいて、少なくともドリル本体1の先端か
ら外周面にかけては、硬質砥粒を含有してなる砥粒層1
0が形成されている。この砥粒層10は、硬質砥粒とし
て粒度50#〜1000#の超砥粒を含有したニッケル
バインダーを主成分とする電着砥粒層であり、ドリル本
体1の外周面において先端逃げ面6と外周面との交差稜
線上の最も基端側に位置する点11から、少なくともド
リル本体1の軸線O方向基端側に幅W=1mmの範囲にま
で形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にガラス繊維強
化プラスチックや炭素繊維強化プラスチック(CFR
P)等の穴明け加工に用いて最適なドリルに関するもの
である。
化プラスチックや炭素繊維強化プラスチック(CFR
P)等の穴明け加工に用いて最適なドリルに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】この種の繊維強化プラスチック(FR
P)は、比剛性、比強度、耐疲労性、耐摩耗性、耐薬品
性、あるいは振動減衰性等に優れているという数多くの
長所を有しており、現在、日用品から航空宇宙機器に至
るまで幅広い分野の素材として適用されている。そし
て、このような適用分野の拡大に伴い、かかるFRP素
材を加工する工具に対しても、高い生産性と加工精度と
を同時に満足させることが要求されるようになってき
た。
P)は、比剛性、比強度、耐疲労性、耐摩耗性、耐薬品
性、あるいは振動減衰性等に優れているという数多くの
長所を有しており、現在、日用品から航空宇宙機器に至
るまで幅広い分野の素材として適用されている。そし
て、このような適用分野の拡大に伴い、かかるFRP素
材を加工する工具に対しても、高い生産性と加工精度と
を同時に満足させることが要求されるようになってき
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種のF
RP素材の切削加工では、素材の強度や耐摩耗性が高い
がために、切削工具側においては工具本体の摩耗が著し
く進行してしまい、その寿命が大幅に短縮されてしまう
という問題がある。また、特にかかるFRP素材の切削
では、金属材料の切削の場合のような連続して延びるリ
ボン状の切屑が生成されることはなく、微細な粉末状の
切粉が生成される場合が一般的である。しかるに、この
ような切粉は、特に穴明け加工においては加工穴の内部
に滞留しやすく、かかる切粉がドリル本体と加工穴との
間に噛み込まれることにより、ドリル本体の摩耗が一段
と促進されてしまうとともに、加工穴内周の面粗度の劣
化を招くという問題もあった。加えて、このようなFR
P素材の穴明け加工においては加工穴の開口部にバリが
発生し易く、かかるバリが発生した場合には、穴明け加
工後にこれを削り取る作業を強いられることとなり、加
工作業が煩雑となるとともに加工の効率化が妨げられる
結果となっていた。
RP素材の切削加工では、素材の強度や耐摩耗性が高い
がために、切削工具側においては工具本体の摩耗が著し
く進行してしまい、その寿命が大幅に短縮されてしまう
という問題がある。また、特にかかるFRP素材の切削
では、金属材料の切削の場合のような連続して延びるリ
ボン状の切屑が生成されることはなく、微細な粉末状の
切粉が生成される場合が一般的である。しかるに、この
ような切粉は、特に穴明け加工においては加工穴の内部
に滞留しやすく、かかる切粉がドリル本体と加工穴との
間に噛み込まれることにより、ドリル本体の摩耗が一段
と促進されてしまうとともに、加工穴内周の面粗度の劣
化を招くという問題もあった。加えて、このようなFR
P素材の穴明け加工においては加工穴の開口部にバリが
発生し易く、かかるバリが発生した場合には、穴明け加
工後にこれを削り取る作業を強いられることとなり、加
工作業が煩雑となるとともに加工の効率化が妨げられる
結果となっていた。
【0004】本発明は、このような背景の下になされた
もので、特にかかるFRP素材の穴明け加工に際して、
ドリル本体の摩耗による寿命の短縮を抑えることができ
るとともに、加工穴の面粗度の向上やバリの発生の少な
い優れた加工性を得ることが可能なドリルを提供するこ
とを目的としている。
もので、特にかかるFRP素材の穴明け加工に際して、
ドリル本体の摩耗による寿命の短縮を抑えることができ
るとともに、加工穴の面粗度の向上やバリの発生の少な
い優れた加工性を得ることが可能なドリルを提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決して、か
かる目的を達成するために、本発明は、軸線回りに回転
されるドリル本体の外周に、該ドリル本体の先端逃げ面
から上記軸線方向基端側に延びる切屑排出溝が形成さ
れ、この切屑排出溝のドリル回転方向側を向く壁面と上
記先端逃げ面との交差稜線部に切刃が形成されてなるド
リルにおいて、少なくとも上記ドリル本体の先端から外
周面にかけて、硬質砥粒を含有してなる砥粒層を形成し
たことを特徴とする。
かる目的を達成するために、本発明は、軸線回りに回転
されるドリル本体の外周に、該ドリル本体の先端逃げ面
から上記軸線方向基端側に延びる切屑排出溝が形成さ
れ、この切屑排出溝のドリル回転方向側を向く壁面と上
記先端逃げ面との交差稜線部に切刃が形成されてなるド
リルにおいて、少なくとも上記ドリル本体の先端から外
周面にかけて、硬質砥粒を含有してなる砥粒層を形成し
たことを特徴とする。
【0006】このような構成のドリルによれば、ドリル
本体の先端逃げ面から外周面にかけて硬質砥粒を含有す
る砥粒層が形成されていて、この砥粒層の硬質砥粒によ
ってドリル本体の摩耗が防がれるので、FRP素材の穴
明け加工においても、ドリルの寿命が短縮されてしまう
ような事態を防止することができる。また、この砥粒層
によって加工穴の内周に研削が施されるので、その面粗
度を大幅に向上させることができる。しかも、加工穴の
開口部に生じたバリも、上記砥粒層による研削作用によ
り穴明け加工の過程で満遍なく取り去ることができる。
本体の先端逃げ面から外周面にかけて硬質砥粒を含有す
る砥粒層が形成されていて、この砥粒層の硬質砥粒によ
ってドリル本体の摩耗が防がれるので、FRP素材の穴
明け加工においても、ドリルの寿命が短縮されてしまう
ような事態を防止することができる。また、この砥粒層
によって加工穴の内周に研削が施されるので、その面粗
度を大幅に向上させることができる。しかも、加工穴の
開口部に生じたバリも、上記砥粒層による研削作用によ
り穴明け加工の過程で満遍なく取り去ることができる。
【0007】ここで、上記砥粒層に含有される硬質砥粒
としては、ダイヤモンドやCBNよりなる、いわゆる超
砥粒を用いるのが、上述のドリル本体の耐摩耗性や加工
穴の面粗度向上のためには望ましい。また、より優れた
加工面粗度を得るには、上記超砥粒の粒度は細かい方が
望ましく、50#〜1000#の範囲内であることが望
ましい。さらに、かかる砥粒の脱落や砥粒層の剥離を防
いで、上述の作用効果を確実に奏功するには、上記砥粒
層を、ニッケルバインダーを主成分とする電着砥粒層と
することが望ましい。
としては、ダイヤモンドやCBNよりなる、いわゆる超
砥粒を用いるのが、上述のドリル本体の耐摩耗性や加工
穴の面粗度向上のためには望ましい。また、より優れた
加工面粗度を得るには、上記超砥粒の粒度は細かい方が
望ましく、50#〜1000#の範囲内であることが望
ましい。さらに、かかる砥粒の脱落や砥粒層の剥離を防
いで、上述の作用効果を確実に奏功するには、上記砥粒
層を、ニッケルバインダーを主成分とする電着砥粒層と
することが望ましい。
【0008】一方、上記FRP素材等の穴明け加工にお
けるドリル本体の摩耗は、加工時に素材に接触するドリ
ル本体の先端において最も著しく、これに対して本発明
のドリルでは、ドリル本体の先端から外周面にかけて上
記砥粒層を形成することにより、かかる摩耗の促進を防
いでいる。しかるに、この外周面における砥粒層の形成
範囲は、上記先端逃げ面と外周面との交差稜線上の最も
基端側に位置する点から上記軸線方向基端側に、少なく
とも1mmの範囲まで形成されていれば十分であり、これ
によって確実に摩耗を防止することができるとともに、
切刃によって形成された加工穴の内周研削を行い、かつ
バリを取り去ることができる。
けるドリル本体の摩耗は、加工時に素材に接触するドリ
ル本体の先端において最も著しく、これに対して本発明
のドリルでは、ドリル本体の先端から外周面にかけて上
記砥粒層を形成することにより、かかる摩耗の促進を防
いでいる。しかるに、この外周面における砥粒層の形成
範囲は、上記先端逃げ面と外周面との交差稜線上の最も
基端側に位置する点から上記軸線方向基端側に、少なく
とも1mmの範囲まで形成されていれば十分であり、これ
によって確実に摩耗を防止することができるとともに、
切刃によって形成された加工穴の内周研削を行い、かつ
バリを取り去ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1ないし図4は、本発明を2枚
刃のガンドリルに適用した場合の一実施形態を示すもの
である。本実施形態においてドリル本体1は図1に示す
ように、工作機械の工具把持部に装着されて当該ドリル
本体1の軸線O回りに回転される円筒状のドライバー2
と、このドライバー2の中心孔2aに同軸に嵌合された
軸状のシャンク3と、このシャンク3の先端にロウ付け
により固着された超硬合金製の切刃チップ4とから概略
構成されている。
刃のガンドリルに適用した場合の一実施形態を示すもの
である。本実施形態においてドリル本体1は図1に示す
ように、工作機械の工具把持部に装着されて当該ドリル
本体1の軸線O回りに回転される円筒状のドライバー2
と、このドライバー2の中心孔2aに同軸に嵌合された
軸状のシャンク3と、このシャンク3の先端にロウ付け
により固着された超硬合金製の切刃チップ4とから概略
構成されている。
【0010】ドリル本体1の外周には、切刃チップ4の
先端面に開口し、当該ドリル本体1の軸線方向に沿って
その基端側に向かう2条の切屑排出溝5,5が、上記軸
線Oを挟むように切刃チップ4からシャンク3にかけて
形成されている。これらの切屑排出溝5,5は、それぞ
れその底面がドリル回転方向(図2において反時計回り
方向)を向く壁面5aと、このドリル回転方向の後方側
を向く壁面5bとから構成されていて、図2に示すよう
にドリル本体1先端側からの上記軸線O方向視において
略V字型をなすように形成されている。また、これら両
切屑排出溝5,5の各壁面5a,5a同士、および壁面
5b,5b同士はそれぞれ互いに平行となるように成形
されている。
先端面に開口し、当該ドリル本体1の軸線方向に沿って
その基端側に向かう2条の切屑排出溝5,5が、上記軸
線Oを挟むように切刃チップ4からシャンク3にかけて
形成されている。これらの切屑排出溝5,5は、それぞ
れその底面がドリル回転方向(図2において反時計回り
方向)を向く壁面5aと、このドリル回転方向の後方側
を向く壁面5bとから構成されていて、図2に示すよう
にドリル本体1先端側からの上記軸線O方向視において
略V字型をなすように形成されている。また、これら両
切屑排出溝5,5の各壁面5a,5a同士、および壁面
5b,5b同士はそれぞれ互いに平行となるように成形
されている。
【0011】一方、上記切刃チップ4の先端面には、切
屑排出溝5,5の先端側の開口部からそれぞれドリル回
転方向後方側に連なるように、先端逃げ面6,6が設け
られている。ここで本実施形態では、この先端逃げ面6
は、上記切屑排出溝5の開口部のドリル回転方向後方側
に連なり、上記軸線O方向基端側に向かうに従いドリル
本体1の径方向外周側に傾斜する第1および第2の逃げ
面6a,6bと、これら第1および第2の逃げ面6a,
6bのさらにドリル回転方向後方側に連なり、やはり上
記軸線O方向基端側に向かうに従いドリル外周側に傾斜
する第3の逃げ面6cとから構成されている。なお、上
記第1および第2の逃げ面6a,6bは、上記軸線O方
向の基端側に位置する第2の逃げ面6bと上記軸線Oと
の交差角が、上記軸線O方向先端側に位置する第1の逃
げ面6aと上記軸線Oとの交差角よりも小さくなるよう
に設定されている。
屑排出溝5,5の先端側の開口部からそれぞれドリル回
転方向後方側に連なるように、先端逃げ面6,6が設け
られている。ここで本実施形態では、この先端逃げ面6
は、上記切屑排出溝5の開口部のドリル回転方向後方側
に連なり、上記軸線O方向基端側に向かうに従いドリル
本体1の径方向外周側に傾斜する第1および第2の逃げ
面6a,6bと、これら第1および第2の逃げ面6a,
6bのさらにドリル回転方向後方側に連なり、やはり上
記軸線O方向基端側に向かうに従いドリル外周側に傾斜
する第3の逃げ面6cとから構成されている。なお、上
記第1および第2の逃げ面6a,6bは、上記軸線O方
向の基端側に位置する第2の逃げ面6bと上記軸線Oと
の交差角が、上記軸線O方向先端側に位置する第1の逃
げ面6aと上記軸線Oとの交差角よりも小さくなるよう
に設定されている。
【0012】さらに、この切刃チップ4先端のドリル回
転中心C近傍からは、上記2つの切屑排出溝5,5のド
リル回転方向を向く壁面5a,5aと、各先端逃げ面
6,6の第1の逃げ面6a,6aとの交差稜線部に沿っ
て、それぞれ第1の切刃部7a,7aが形成されてい
る。また、これら第1の切刃部7a,7aに連なり、上
記壁面5a,5aと第2の逃げ面6b,6bとの交差稜
線部に沿ってドリル本体1の外周にまで達するように、
第2の切刃部7b,7bが形成されている。そして、こ
れら第1の切刃部7aと第2の切刃部7bとによって切
刃7が構成されており、従って本実施形態では、上記軸
線Oを挟み、かつ該軸線Oに関して対称となるように2
つの切刃7,7が、それぞれ上記ドリル回転中心Cから
外周側に向かうに従い、漸次上記軸線方向基端側に後退
する方向に形成されることとなる。なお、上記ドリル回
転中心Cの近傍において両切刃7,7の第1の切刃部7
a,7aにはクロスシンニングが施されている。
転中心C近傍からは、上記2つの切屑排出溝5,5のド
リル回転方向を向く壁面5a,5aと、各先端逃げ面
6,6の第1の逃げ面6a,6aとの交差稜線部に沿っ
て、それぞれ第1の切刃部7a,7aが形成されてい
る。また、これら第1の切刃部7a,7aに連なり、上
記壁面5a,5aと第2の逃げ面6b,6bとの交差稜
線部に沿ってドリル本体1の外周にまで達するように、
第2の切刃部7b,7bが形成されている。そして、こ
れら第1の切刃部7aと第2の切刃部7bとによって切
刃7が構成されており、従って本実施形態では、上記軸
線Oを挟み、かつ該軸線Oに関して対称となるように2
つの切刃7,7が、それぞれ上記ドリル回転中心Cから
外周側に向かうに従い、漸次上記軸線方向基端側に後退
する方向に形成されることとなる。なお、上記ドリル回
転中心Cの近傍において両切刃7,7の第1の切刃部7
a,7aにはクロスシンニングが施されている。
【0013】また、上記先端逃げ面6の第1および第2
の逃げ面6a,6bは、上述したようにその軸線Oとの
交差角が、第2の逃げ面6bの方が第1の逃げ面6aよ
りも小さくなるように設定されている。従って、上記第
1および第2の切刃部7a,7bの先端角α,βは、上
記ドリル回転中心C側の第1の切刃部7aの先端角αよ
りも、外周側の第2の切刃部7bの先端角βの方が小さ
くなる。
の逃げ面6a,6bは、上述したようにその軸線Oとの
交差角が、第2の逃げ面6bの方が第1の逃げ面6aよ
りも小さくなるように設定されている。従って、上記第
1および第2の切刃部7a,7bの先端角α,βは、上
記ドリル回転中心C側の第1の切刃部7aの先端角αよ
りも、外周側の第2の切刃部7bの先端角βの方が小さ
くなる。
【0014】さらにドリル本体1内には、ドライバー2
の中空孔2aからシャンク3で分岐して切刃チップ4に
至るまで、当該ドリル本体1を貫通するように一対の中
空管路8,8が穿設されており、これらの中空管路8,
8の先端は上記先端逃げ面6,6に開口せしめられて、
それぞれエアーホール9a,9aを形成している。な
お、本実施形態ではこれらのエアホール9a,9aは、
それぞれ上記先端逃げ面6を構成する第1ないし第3の
逃げ面6a,6b,6cの交差稜線の略交点上に位置す
るように開口されている。また、上記中空管路8,8は
切刃チップ4の先端側でドリル外周側に分岐するように
形成されており、この分岐した管路8は後述する切刃チ
ップ4の外周逃げ面に開口して、エアーホール9b,9
bを形成している。
の中空孔2aからシャンク3で分岐して切刃チップ4に
至るまで、当該ドリル本体1を貫通するように一対の中
空管路8,8が穿設されており、これらの中空管路8,
8の先端は上記先端逃げ面6,6に開口せしめられて、
それぞれエアーホール9a,9aを形成している。な
お、本実施形態ではこれらのエアホール9a,9aは、
それぞれ上記先端逃げ面6を構成する第1ないし第3の
逃げ面6a,6b,6cの交差稜線の略交点上に位置す
るように開口されている。また、上記中空管路8,8は
切刃チップ4の先端側でドリル外周側に分岐するように
形成されており、この分岐した管路8は後述する切刃チ
ップ4の外周逃げ面に開口して、エアーホール9b,9
bを形成している。
【0015】そして、本実施形態のガンドリルでは、こ
のようなドリル本体1の切刃チップ4の先端部に、硬質
砥粒を含有してなる砥粒層10が形成されている。ここ
で、この砥粒層10は、本実施形態ではダイヤモンドや
CBN(立方晶窒化硼素)等の超砥粒を含有してなるも
のであって、ニッケルバインダーを主成分として電着に
より形成されている。また、この砥粒層10に含有され
る上記超砥粒は、その粒度が50#〜1000#の範囲
のものが用いられている。さらに、本実施形態ではこの
ような砥粒層10が、上記ドリル回転中心Cから、切刃
チップ4の先端逃げ面6と外周面との交差稜線上の最も
基端側に位置する点よりも軸線O方向基端側に幅W=1
mmの範囲にまで形成されている。ただし、本実施形態で
は、上記先端逃げ面6のうちドリル回転方向後方側に位
置する第3の逃げ面6cのヒール側の部分が、先端逃げ
面6のうちで最も基端側に位置するようになされてお
り、従って本実施形態における上記幅Wは、この第3の
逃げ面6cと切刃チップ4の外周面との交差稜線のヒー
ル側の端部11から軸線O方向基端側への幅として設定
されている。
のようなドリル本体1の切刃チップ4の先端部に、硬質
砥粒を含有してなる砥粒層10が形成されている。ここ
で、この砥粒層10は、本実施形態ではダイヤモンドや
CBN(立方晶窒化硼素)等の超砥粒を含有してなるも
のであって、ニッケルバインダーを主成分として電着に
より形成されている。また、この砥粒層10に含有され
る上記超砥粒は、その粒度が50#〜1000#の範囲
のものが用いられている。さらに、本実施形態ではこの
ような砥粒層10が、上記ドリル回転中心Cから、切刃
チップ4の先端逃げ面6と外周面との交差稜線上の最も
基端側に位置する点よりも軸線O方向基端側に幅W=1
mmの範囲にまで形成されている。ただし、本実施形態で
は、上記先端逃げ面6のうちドリル回転方向後方側に位
置する第3の逃げ面6cのヒール側の部分が、先端逃げ
面6のうちで最も基端側に位置するようになされてお
り、従って本実施形態における上記幅Wは、この第3の
逃げ面6cと切刃チップ4の外周面との交差稜線のヒー
ル側の端部11から軸線O方向基端側への幅として設定
されている。
【0016】なお本実施形態では、切刃チップ4の外周
面において切屑排出溝5のドリル回転方向後方側には、
上記高硬度部30の軸線O方向基端側に延びるようにマ
ージン12が形成されており、一方、切屑排出溝5のド
リル回転方向側、すなわちヒール側には、このマージン
12と同径のパット部13がやはり軸線O方向基端側に
延びるように形成されている。さらに、切刃チップ4の
外周面において、これらマージン12とパット部13と
の間の部分は、該マージン12およびパット部13の外
径、すなわち当該ガンドリルの切刃径より一段内周側に
凹められた外周逃げ面14とされている。さらにまた、
本実施形態において上記切刃7は、その径方向すくい角
が負角となるよう、いわゆる芯上がりに形成されてい
る。
面において切屑排出溝5のドリル回転方向後方側には、
上記高硬度部30の軸線O方向基端側に延びるようにマ
ージン12が形成されており、一方、切屑排出溝5のド
リル回転方向側、すなわちヒール側には、このマージン
12と同径のパット部13がやはり軸線O方向基端側に
延びるように形成されている。さらに、切刃チップ4の
外周面において、これらマージン12とパット部13と
の間の部分は、該マージン12およびパット部13の外
径、すなわち当該ガンドリルの切刃径より一段内周側に
凹められた外周逃げ面14とされている。さらにまた、
本実施形態において上記切刃7は、その径方向すくい角
が負角となるよう、いわゆる芯上がりに形成されてい
る。
【0017】このように構成されたガンドリルにおいて
は、ドリル本体1先端の切刃チップ4の先端逃げ面6か
ら外周面にかけて、ダイヤモンドやCBN等の硬質の超
砥粒を含有する砥粒層10が形成されていて、かかる硬
質の砥粒層10によって切刃チップ4の先端が被覆され
た状態となっているので、たとえFRP素材に穴明け加
工を施す場合においても、素材の強度や耐摩耗性、ある
いは粉体状に生成される切粉の噛み込みなどによるドリ
ル本体1側の摩耗を抑えることができ、工具寿命の短縮
を防ぐことが可能となる。しかも、本実施形態ではこの
砥粒層10に含有される硬質砥粒が、ダイヤモンドやC
BNといった超高硬度かつ耐摩耗性の高い超砥粒であ
り、このため、より確実にドリル本体1の摩耗を防いで
その寿命の延長を図ることが可能となる。
は、ドリル本体1先端の切刃チップ4の先端逃げ面6か
ら外周面にかけて、ダイヤモンドやCBN等の硬質の超
砥粒を含有する砥粒層10が形成されていて、かかる硬
質の砥粒層10によって切刃チップ4の先端が被覆され
た状態となっているので、たとえFRP素材に穴明け加
工を施す場合においても、素材の強度や耐摩耗性、ある
いは粉体状に生成される切粉の噛み込みなどによるドリ
ル本体1側の摩耗を抑えることができ、工具寿命の短縮
を防ぐことが可能となる。しかも、本実施形態ではこの
砥粒層10に含有される硬質砥粒が、ダイヤモンドやC
BNといった超高硬度かつ耐摩耗性の高い超砥粒であ
り、このため、より確実にドリル本体1の摩耗を防いで
その寿命の延長を図ることが可能となる。
【0018】また、上記ガンドリルにおいては、切刃7
によって形成された加工穴が、この砥粒層10によって
研削されることとなるので、加工穴の内周の面粗度の向
上を図ることができる。特に上記砥粒層10は、切刃チ
ップ4の外周面にかけて形成されており、すなわち切刃
7の外径と等しい径を有する上記マージン12やパット
部13にも形成されているので、これらマージン12や
パット部13に形成された砥粒層10が加工穴の内周に
摺接しながら穴明けが進行することにより、いわゆるバ
ニシング効果が奏されるので、加工穴の面粗度を大幅に
向上させることが可能となる。
によって形成された加工穴が、この砥粒層10によって
研削されることとなるので、加工穴の内周の面粗度の向
上を図ることができる。特に上記砥粒層10は、切刃チ
ップ4の外周面にかけて形成されており、すなわち切刃
7の外径と等しい径を有する上記マージン12やパット
部13にも形成されているので、これらマージン12や
パット部13に形成された砥粒層10が加工穴の内周に
摺接しながら穴明けが進行することにより、いわゆるバ
ニシング効果が奏されるので、加工穴の面粗度を大幅に
向上させることが可能となる。
【0019】加えて、本実施形態では、上記砥粒層10
に含有される超砥粒の粒度が50#〜1000#と比較
的細かい粒度に設定されており、このため加工穴の内周
をより平滑に研削して一層高い面粗度を得ることが可能
となる。しかも、この砥粒層10は、ニッケルバインダ
ーを主成分として電着により形成されており、このた
め、このような細かい粒度の砥粒に対してもその脱落を
抑制し、かつ砥粒層10の切刃チップ4からの剥離をも
防いで、かかる砥粒層10による上述の耐摩耗性や面粗
度の向上効果をより長期に渡って維持することが可能と
なる。また、電着により砥粒層10を形成することによ
り、複雑な形状を有する上記切刃チップ4の先端部分に
おいても、比較的容易に均一な砥粒層10を形成できる
という利点も得ることができる。なお、耐摩耗性と高い
仕上げ面粗度とをさらに確実に両立させるには、上記砥
粒の粒度は、100#〜600#の範囲に設定されるの
がより望ましい。
に含有される超砥粒の粒度が50#〜1000#と比較
的細かい粒度に設定されており、このため加工穴の内周
をより平滑に研削して一層高い面粗度を得ることが可能
となる。しかも、この砥粒層10は、ニッケルバインダ
ーを主成分として電着により形成されており、このた
め、このような細かい粒度の砥粒に対してもその脱落を
抑制し、かつ砥粒層10の切刃チップ4からの剥離をも
防いで、かかる砥粒層10による上述の耐摩耗性や面粗
度の向上効果をより長期に渡って維持することが可能と
なる。また、電着により砥粒層10を形成することによ
り、複雑な形状を有する上記切刃チップ4の先端部分に
おいても、比較的容易に均一な砥粒層10を形成できる
という利点も得ることができる。なお、耐摩耗性と高い
仕上げ面粗度とをさらに確実に両立させるには、上記砥
粒の粒度は、100#〜600#の範囲に設定されるの
がより望ましい。
【0020】さらに、このように砥粒層10が切刃チッ
プ4の先端逃げ面6から外周面にかけて形成されること
により、穴明け加工の際のドリル本体1の送りに伴い、
切刃7が通過した後には必ず切刃チップ4の外周面に形
成された砥粒層10が加工穴の内周を研削することとな
る。従って、この加工穴のドリルが挿入される側の開口
部やドリルの抜け際の開口部にたとえバリが発生したと
しても、このバリはその後に通過する外周面の砥粒層1
0によって穴明け加工の過程で削り取られて除去される
ため、加工後に改めてバリを取り除く作業が不要とな
り、作業労力および時間を削減して加工作業全体の効率
化を図ることが可能となる。
プ4の先端逃げ面6から外周面にかけて形成されること
により、穴明け加工の際のドリル本体1の送りに伴い、
切刃7が通過した後には必ず切刃チップ4の外周面に形
成された砥粒層10が加工穴の内周を研削することとな
る。従って、この加工穴のドリルが挿入される側の開口
部やドリルの抜け際の開口部にたとえバリが発生したと
しても、このバリはその後に通過する外周面の砥粒層1
0によって穴明け加工の過程で削り取られて除去される
ため、加工後に改めてバリを取り除く作業が不要とな
り、作業労力および時間を削減して加工作業全体の効率
化を図ることが可能となる。
【0021】なお、本実施形態では、ドリル本体1の切
刃チップ4の外周面において、上記砥粒層10を、先端
逃げ面6(第3の逃げ面6c)と外周面との交差稜線上
の最も基端側に位置する点11から軸線O方向基端側に
幅W=1mmの範囲にまで形成しているが、これは、砥粒
層10がこの範囲を下回ってドリル本体1の外周面の先
端側の僅かな部分にしか形成されていないと、ドリル本
体1の摩耗の抑制や加工穴内周の研削による面粗度の向
上といった上述の効果が、十分に奏功されなくなるおそ
れがあるからである。
刃チップ4の外周面において、上記砥粒層10を、先端
逃げ面6(第3の逃げ面6c)と外周面との交差稜線上
の最も基端側に位置する点11から軸線O方向基端側に
幅W=1mmの範囲にまで形成しているが、これは、砥粒
層10がこの範囲を下回ってドリル本体1の外周面の先
端側の僅かな部分にしか形成されていないと、ドリル本
体1の摩耗の抑制や加工穴内周の研削による面粗度の向
上といった上述の効果が、十分に奏功されなくなるおそ
れがあるからである。
【0022】一方、本実施形態ではドリル本体1に形成
された中空管路8,8が切刃チップ4の先端逃げ面6に
開口してエアーホール9a,9aを形成しており、ドリ
ル本体1が装着される工作機械側から上記中空管路8を
通して供給された圧縮空気をこのエアーホール9a,9
aから噴出しながら穴明けを行うことができる。そし
て、これにより、上述のような粉体状の切粉が生成され
るFRP素材の穴明け加工においても、かかる切粉を強
制的かつ効率的に加工穴内から除去しながら穴明けを行
うことが可能となり、切粉の噛み込み等によるドリル本
体1の摩耗の進行や加工穴の面粗度の劣化を、より確実
に防止することが可能である。しかも、本実施形態で
は、これらの中空管路8,8は切刃チップ4の途中で分
岐して外周逃げ面16にもエアーホール9b,9bを形
成しているので、一層確実に切粉の排除を促すことが可
能である。
された中空管路8,8が切刃チップ4の先端逃げ面6に
開口してエアーホール9a,9aを形成しており、ドリ
ル本体1が装着される工作機械側から上記中空管路8を
通して供給された圧縮空気をこのエアーホール9a,9
aから噴出しながら穴明けを行うことができる。そし
て、これにより、上述のような粉体状の切粉が生成され
るFRP素材の穴明け加工においても、かかる切粉を強
制的かつ効率的に加工穴内から除去しながら穴明けを行
うことが可能となり、切粉の噛み込み等によるドリル本
体1の摩耗の進行や加工穴の面粗度の劣化を、より確実
に防止することが可能である。しかも、本実施形態で
は、これらの中空管路8,8は切刃チップ4の途中で分
岐して外周逃げ面16にもエアーホール9b,9bを形
成しているので、一層確実に切粉の排除を促すことが可
能である。
【0023】また、本実施形態のガンドリルにおいて
は、2つの切刃7,7のそれぞれが、上記回転中心部C
から外周側に向かうに従い先端角α,βが段階的に小さ
くなる2つの切刃部7a,7bによって構成されてい
る。このため、外周側の小さな先端角βの第2の切刃部
7bにより、穴明け加工時に切刃7が素材を押し広げよ
うとする作用を抑制することができ、これによってドリ
ル本体1をその軸線O方向に滑らかに案内しつつ穴明け
を行うことが可能となるとともに、こうして切刃7の外
周側において押し広げ作用が低減することから、例えば
加工穴の抜け際におけるバリの発生自体を抑えることが
でき、上記砥粒層10によるバリの削り取り効果とも相
俟って、FRP素材等の穴明け加工において、より確実
にバリを防止して品位の高い穴明けを行うことができ
る。
は、2つの切刃7,7のそれぞれが、上記回転中心部C
から外周側に向かうに従い先端角α,βが段階的に小さ
くなる2つの切刃部7a,7bによって構成されてい
る。このため、外周側の小さな先端角βの第2の切刃部
7bにより、穴明け加工時に切刃7が素材を押し広げよ
うとする作用を抑制することができ、これによってドリ
ル本体1をその軸線O方向に滑らかに案内しつつ穴明け
を行うことが可能となるとともに、こうして切刃7の外
周側において押し広げ作用が低減することから、例えば
加工穴の抜け際におけるバリの発生自体を抑えることが
でき、上記砥粒層10によるバリの削り取り効果とも相
俟って、FRP素材等の穴明け加工において、より確実
にバリを防止して品位の高い穴明けを行うことができ
る。
【0024】一方、逆にドリル本体1の先端側では、第
1の切刃部7aの先端角αが大きく設定されているの
で、例えば切刃7全体を第2の切刃部7bの先端角βの
ままとした場合に比べ、切刃7の上記軸線O方向の長さ
を短縮することができる。このため、例えば素材を貫通
する加工穴を形成する場合などに、切刃7の先端が素材
に食いついてから切刃7の後端が完全に抜け出すまでの
時間を短縮することができ、加工時間を短縮して効率を
高めることが可能となる。さらにまた、ドリル回転中心
部Cにおける切刃7(第1の切刃部7a)の先端角αが
大きくなることにより、この部分における切刃7の欠け
を防ぐことが可能となり、ドリル寿命をさらに延長でき
るという利点も得ることができる。ただし、本実施形態
ではこのように切刃7を2つの切刃部7a,7bにより
構成したが、これを、一般的なドリルのように直線状に
延びる一の切刃によって構成するようにしてもよい。
1の切刃部7aの先端角αが大きく設定されているの
で、例えば切刃7全体を第2の切刃部7bの先端角βの
ままとした場合に比べ、切刃7の上記軸線O方向の長さ
を短縮することができる。このため、例えば素材を貫通
する加工穴を形成する場合などに、切刃7の先端が素材
に食いついてから切刃7の後端が完全に抜け出すまでの
時間を短縮することができ、加工時間を短縮して効率を
高めることが可能となる。さらにまた、ドリル回転中心
部Cにおける切刃7(第1の切刃部7a)の先端角αが
大きくなることにより、この部分における切刃7の欠け
を防ぐことが可能となり、ドリル寿命をさらに延長でき
るという利点も得ることができる。ただし、本実施形態
ではこのように切刃7を2つの切刃部7a,7bにより
構成したが、これを、一般的なドリルのように直線状に
延びる一の切刃によって構成するようにしてもよい。
【0025】なお、本実施形態においては本発明を2枚
刃のガンドリルに適用した場合について説明したが、こ
れを例えば1枚刃のガンドリルに適用したり、あるいは
周知のツイストドリル等に適用したりすることも、勿論
可能である。また、本実施形態では上記砥粒層10をド
リル本体1の先端から上述の幅Wの範囲にまで形成した
が、それ以上の範囲にまで延びるように形成してもよ
く、例えば本実施形態のようなドリル本体1の先端に切
刃チップ4が取り付けられてなるガンドリル等のドリル
にあっては、この切刃チップ4の全長に亙って砥粒層1
0を形成するようにしてもよい。
刃のガンドリルに適用した場合について説明したが、こ
れを例えば1枚刃のガンドリルに適用したり、あるいは
周知のツイストドリル等に適用したりすることも、勿論
可能である。また、本実施形態では上記砥粒層10をド
リル本体1の先端から上述の幅Wの範囲にまで形成した
が、それ以上の範囲にまで延びるように形成してもよ
く、例えば本実施形態のようなドリル本体1の先端に切
刃チップ4が取り付けられてなるガンドリル等のドリル
にあっては、この切刃チップ4の全長に亙って砥粒層1
0を形成するようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ド
リル本体の先端から外周面にかけて形成された硬質砥粒
を含有する砥粒層により、ドリル本体が被覆されてその
摩耗が抑えられるとともに、この砥粒層による研削作用
によって加工穴の内周の面粗度を向上させることがで
き、さらに加工穴の開口部に発生するバリを穴明け加工
の過程で取り除くことができる。従って、特にFRP素
材等の加工の場合においても、ドリルの寿命の大幅な延
長を図ることができるとともに、精度の良い高品位の穴
明け加工を行うことが可能となる。
リル本体の先端から外周面にかけて形成された硬質砥粒
を含有する砥粒層により、ドリル本体が被覆されてその
摩耗が抑えられるとともに、この砥粒層による研削作用
によって加工穴の内周の面粗度を向上させることがで
き、さらに加工穴の開口部に発生するバリを穴明け加工
の過程で取り除くことができる。従って、特にFRP素
材等の加工の場合においても、ドリルの寿命の大幅な延
長を図ることができるとともに、精度の良い高品位の穴
明け加工を行うことが可能となる。
【図1】本発明の一実施形態を示す側面図である。
【図2】図1に示す実施形態の先端拡大図である。
【図3】図2におけるX方向視の側面図である。
【図4】図2におけるY方向視の側面図である。
1 ドリル本体 4 切刃チップ 5 切屑排出溝 6 先端逃げ面 7 切刃 10 砥粒層 11 切刃チップ4の先端逃げ面6と外周面との交差稜
線上の最も基端側に位置する点 O ドリル軸線 C ドリル回転中心部 W 砥粒層10が形成される範囲の点11からの軸線O
方向の幅
線上の最も基端側に位置する点 O ドリル軸線 C ドリル回転中心部 W 砥粒層10が形成される範囲の点11からの軸線O
方向の幅
Claims (5)
- 【請求項1】 軸線回りに回転されるドリル本体の外周
に、該ドリル本体の先端逃げ面から上記軸線方向基端側
に延びる切屑排出溝が形成され、この切屑排出溝のドリ
ル回転方向側を向く壁面と上記先端逃げ面との交差稜線
部に切刃が形成されてなるドリルにおいて、少なくとも
上記ドリル本体の先端から外周面にかけては、硬質砥粒
を含有してなる砥粒層が形成されていることを特徴とす
るドリル。 - 【請求項2】 上記砥粒層は、硬質砥粒として超砥粒を
含有していることを特徴とする請求項1に記載のドリ
ル。 - 【請求項3】 上記超砥粒の粒度が50#〜1000#
の範囲内であることを特徴とする請求項2に記載のドリ
ル。 - 【請求項4】 上記砥粒層は、ニッケルバインダーを主
成分とする電着砥粒層であることを特徴とする請求項2
または請求項3に記載のドリル。 - 【請求項5】 上記ドリル本体の外周面において上記砥
粒層は、上記先端逃げ面と上記外周面との交差稜線上の
最も基端側に位置する点から、少なくとも上記軸線方向
基端側に1mmの範囲にまで形成されていることを特徴と
する請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のドリ
ル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20980195A JPH0957515A (ja) | 1995-08-17 | 1995-08-17 | ドリル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20980195A JPH0957515A (ja) | 1995-08-17 | 1995-08-17 | ドリル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0957515A true JPH0957515A (ja) | 1997-03-04 |
Family
ID=16578827
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20980195A Pending JPH0957515A (ja) | 1995-08-17 | 1995-08-17 | ドリル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0957515A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7575401B1 (en) * | 2004-11-18 | 2009-08-18 | Precorp, Inc. | PCD drill for composite materials |
| US7665935B1 (en) | 2006-07-27 | 2010-02-23 | Precorp, Inc. | Carbide drill bit for composite materials |
| US8342780B2 (en) | 2008-10-17 | 2013-01-01 | Precorp, Inc. | Shielded PCD or PCBN cutting tools |
| JP2020055049A (ja) * | 2018-09-28 | 2020-04-09 | 株式会社Kamogawa | 電着砥粒層で被覆された切削工具及び該切削工具の再生方法 |
| US10618120B2 (en) | 2017-04-27 | 2020-04-14 | Rolls-Royce Plc | Cutting tool |
| CN111358505A (zh) * | 2020-03-24 | 2020-07-03 | 温州市中心医院 | 一种微创骨髓活检取材针 |
-
1995
- 1995-08-17 JP JP20980195A patent/JPH0957515A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7575401B1 (en) * | 2004-11-18 | 2009-08-18 | Precorp, Inc. | PCD drill for composite materials |
| US7665935B1 (en) | 2006-07-27 | 2010-02-23 | Precorp, Inc. | Carbide drill bit for composite materials |
| US8342780B2 (en) | 2008-10-17 | 2013-01-01 | Precorp, Inc. | Shielded PCD or PCBN cutting tools |
| US10618120B2 (en) | 2017-04-27 | 2020-04-14 | Rolls-Royce Plc | Cutting tool |
| JP2020055049A (ja) * | 2018-09-28 | 2020-04-09 | 株式会社Kamogawa | 電着砥粒層で被覆された切削工具及び該切削工具の再生方法 |
| CN111358505A (zh) * | 2020-03-24 | 2020-07-03 | 温州市中心医院 | 一种微创骨髓活检取材针 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010710 |