JPH0957883A - 透水性敷物 - Google Patents
透水性敷物Info
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- JPH0957883A JPH0957883A JP21477695A JP21477695A JPH0957883A JP H0957883 A JPH0957883 A JP H0957883A JP 21477695 A JP21477695 A JP 21477695A JP 21477695 A JP21477695 A JP 21477695A JP H0957883 A JPH0957883 A JP H0957883A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、優れた透水性および排水性を保持す
ると同時に踏み心地ならびに施工性に優れ、広幅連続加
工することも可能な透水性敷物を提供せんとするもので
ある。 【解決手段】本発明の透水性敷物は、透水性を有する敷
物の底面に熱可塑性樹脂からなる立体網状体を積層した
ことを特徴とするものである。
ると同時に踏み心地ならびに施工性に優れ、広幅連続加
工することも可能な透水性敷物を提供せんとするもので
ある。 【解決手段】本発明の透水性敷物は、透水性を有する敷
物の底面に熱可塑性樹脂からなる立体網状体を積層した
ことを特徴とするものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、透水、排水機能
及びクッション性などに優れ、ベランダ、プールサイ
ド、歩道等の屋外用途あるいはシャワールーム、浴室、
トイレ、厨房等の水周り屋内用途に用いられる透水性敷
物に関するものである。
及びクッション性などに優れ、ベランダ、プールサイ
ド、歩道等の屋外用途あるいはシャワールーム、浴室、
トイレ、厨房等の水周り屋内用途に用いられる透水性敷
物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、透水、排水機能を有する敷物とし
ては、例えば透水性を有する基材の底面に下駄状の定型
樹脂プレートを接着するタイプのものがよく知られてい
る。
ては、例えば透水性を有する基材の底面に下駄状の定型
樹脂プレートを接着するタイプのものがよく知られてい
る。
【0003】その他の透水性敷物としては、例えば敷物
裏面に突起のある樹脂層を形成する方法も良く知られて
いる。
裏面に突起のある樹脂層を形成する方法も良く知られて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる敷物のうち前者
は、透水、排水機能は極めて優れているが、定型サイズ
となるため敷設面積に柔軟に対応できなかったり、比較
的硬質であるため、敷設面が完全に平滑であることが要
求されるなど制約が多く、またプレートの成型、及びそ
の接着加工にかかるコストが大きいため高価格になるな
どの欠点がある。また、後者は定型にする必要がなくな
り、広幅の製品から目的のサイズに切り出すことができ
るが、透水、排水機能はプレート取り付けタイプのもの
に比べるとかなり低下する。このように従来の技術で
は、透水、排水機能に優れた広幅連続タイプの敷物はこ
れまで見当たらなかった。
は、透水、排水機能は極めて優れているが、定型サイズ
となるため敷設面積に柔軟に対応できなかったり、比較
的硬質であるため、敷設面が完全に平滑であることが要
求されるなど制約が多く、またプレートの成型、及びそ
の接着加工にかかるコストが大きいため高価格になるな
どの欠点がある。また、後者は定型にする必要がなくな
り、広幅の製品から目的のサイズに切り出すことができ
るが、透水、排水機能はプレート取り付けタイプのもの
に比べるとかなり低下する。このように従来の技術で
は、透水、排水機能に優れた広幅連続タイプの敷物はこ
れまで見当たらなかった。
【0005】本発明は、上記従来技術の問題点を解決
し、優れた透水性および排水性を保持すると同時に踏み
心地ならびに施工性に優れ、広幅連続加工することも可
能な透水性敷物を提供せんとするものである。
し、優れた透水性および排水性を保持すると同時に踏み
心地ならびに施工性に優れ、広幅連続加工することも可
能な透水性敷物を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願は、かかる目的を達
成するために、次のような手段を採用するものである。
すなわち、本発明の透水性敷物は、透水性を有する敷物
の底面に熱可塑性樹脂からなる立体網状体を積層したこ
とを特徴とするものである。
成するために、次のような手段を採用するものである。
すなわち、本発明の透水性敷物は、透水性を有する敷物
の底面に熱可塑性樹脂からなる立体網状体を積層したこ
とを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、従来見られなかった透
水、排水機能に優れた広幅連続タイプの敷物で、しか
も、踏み心地ならびに施工性に優れた敷物について、鋭
意検討したところ、敷物の底面を構成する材料として、
熱可塑性樹脂フィラメントからなる立体網状体を採用し
たところ、意外にも、上記要求機能を全て満足する敷物
を提供することを究明したものである。
水、排水機能に優れた広幅連続タイプの敷物で、しか
も、踏み心地ならびに施工性に優れた敷物について、鋭
意検討したところ、敷物の底面を構成する材料として、
熱可塑性樹脂フィラメントからなる立体網状体を採用し
たところ、意外にも、上記要求機能を全て満足する敷物
を提供することを究明したものである。
【0008】図1は、本発明の透水敷物の構造を示した
ものである。敷物の表面材としては人工芝、フロアカー
ペットまたはマットなどを使用することができるが、敷
物全体が垂直透水性を有することが重要である。かかる
透水敷物の表面材としては特に人工芝が好ましく使用さ
れるが、上述の垂直透水性を達成するためには、パイル
を打ち込む基布として透水タイプの基布を使用するか、
あるいは立体網状体とのバッキング加工前あるいは加工
後に熱棒による穴空け加工等の透水加工が必要である。
ものである。敷物の表面材としては人工芝、フロアカー
ペットまたはマットなどを使用することができるが、敷
物全体が垂直透水性を有することが重要である。かかる
透水敷物の表面材としては特に人工芝が好ましく使用さ
れるが、上述の垂直透水性を達成するためには、パイル
を打ち込む基布として透水タイプの基布を使用するか、
あるいは立体網状体とのバッキング加工前あるいは加工
後に熱棒による穴空け加工等の透水加工が必要である。
【0009】かかる人工芝のパイルの素材としては、P
Pまたはナイロンがよく使用されるが、PPはナイロン
に比べ疎水性であることから水切れが良く、水濡れ後の
裸足での歩行感などの効果から考えると、かかる透水敷
物には、耐久性や質感などからナイロン製人工芝が多く
使用されているが、もともと、ナイロン製人工芝はその
親水性による水切れの悪さから、速やかに余剰水が排水
できないという欠点があるので、PP製人工芝を採用す
るのが、本発明の透水敷物としては合理的であり、か
つ、迅速に余剰水排水を達成することができるので好ま
しい。
Pまたはナイロンがよく使用されるが、PPはナイロン
に比べ疎水性であることから水切れが良く、水濡れ後の
裸足での歩行感などの効果から考えると、かかる透水敷
物には、耐久性や質感などからナイロン製人工芝が多く
使用されているが、もともと、ナイロン製人工芝はその
親水性による水切れの悪さから、速やかに余剰水が排水
できないという欠点があるので、PP製人工芝を採用す
るのが、本発明の透水敷物としては合理的であり、か
つ、迅速に余剰水排水を達成することができるので好ま
しい。
【0010】かかる表面材の底面に貼り合わせる立体網
状体について説明する。まず本発明の立体網状体の空隙
率は使用する樹脂によって最適値は異なるが、好ましく
は30〜95%、さらに好ましくは50〜80%の空隙
率を有するものがよい。これは網状体特有のループ構造
によるフィラメント間の空隙が垂直、水平両方向への高
い透水性と適度なクッション性を発揮し、排水機能と踏
感に優れた敷物となるためである。空隙率が低すぎると
透水性が低下するとともに踏み心地の硬いものとなり、
また逆に高過ぎると踏み心地が頼りなく、歩行性を妨げ
るものとなる。かかる立体網状体を構成するフィラメン
トの直径としては、その平均直径で好ましくは0.2〜
3.0mm、さらに好ましくは0.5〜2.0mmであり、
該フィラメントにより形成される立体網状体の厚みは、
好ましくは3〜50mm、さらに好ましくは5〜20mmで
ある。これらの範囲を外れると適切なループ形状や空隙
を得るのが困難となり、前述の高い排水機能と優れた踏
感の両立ができなくなる。
状体について説明する。まず本発明の立体網状体の空隙
率は使用する樹脂によって最適値は異なるが、好ましく
は30〜95%、さらに好ましくは50〜80%の空隙
率を有するものがよい。これは網状体特有のループ構造
によるフィラメント間の空隙が垂直、水平両方向への高
い透水性と適度なクッション性を発揮し、排水機能と踏
感に優れた敷物となるためである。空隙率が低すぎると
透水性が低下するとともに踏み心地の硬いものとなり、
また逆に高過ぎると踏み心地が頼りなく、歩行性を妨げ
るものとなる。かかる立体網状体を構成するフィラメン
トの直径としては、その平均直径で好ましくは0.2〜
3.0mm、さらに好ましくは0.5〜2.0mmであり、
該フィラメントにより形成される立体網状体の厚みは、
好ましくは3〜50mm、さらに好ましくは5〜20mmで
ある。これらの範囲を外れると適切なループ形状や空隙
を得るのが困難となり、前述の高い排水機能と優れた踏
感の両立ができなくなる。
【0011】また、かかる立体網状体の柔軟性について
は、空隙率、フィラメント径等の構造的な因子が大きく
影響するが、使用する樹脂自体の剛性に大きく影響を受
ける。すなわち、かかる立体網状体を構成する樹脂とし
ては、JIS K-7106による曲げ剛性率で表現すると、50
〜2000Kg/cm2 の樹脂が好ましく、さらに好ましく
は100〜500Kg/cm2 である樹脂がよい。かかる樹
脂の剛性が高すぎると、立体網状体特有のクッション性
が発現しなくなるうえ、不陸にも追従できなくなるため
施工性が低下する。逆に剛性が低すぎてもやはりクッシ
ョン性を失ううえ、空隙を形成させにくくなるため、透
水性も大きく損なわれる。
は、空隙率、フィラメント径等の構造的な因子が大きく
影響するが、使用する樹脂自体の剛性に大きく影響を受
ける。すなわち、かかる立体網状体を構成する樹脂とし
ては、JIS K-7106による曲げ剛性率で表現すると、50
〜2000Kg/cm2 の樹脂が好ましく、さらに好ましく
は100〜500Kg/cm2 である樹脂がよい。かかる樹
脂の剛性が高すぎると、立体網状体特有のクッション性
が発現しなくなるうえ、不陸にも追従できなくなるため
施工性が低下する。逆に剛性が低すぎてもやはりクッシ
ョン性を失ううえ、空隙を形成させにくくなるため、透
水性も大きく損なわれる。
【0012】かかる条件を満足する熱可塑性樹脂として
は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−
酢酸ビニル共重合体(以後EVA)等のオレフィン系樹
脂やポリ塩化ビニル、その他各種エラストマーなど前述
の剛性範囲にあるものであれば特に限定されるものでは
ないが、柔軟性、弾力性に優れるEVAや軟質ポリ塩化
ビニル等が特に好ましく使用される。
は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−
酢酸ビニル共重合体(以後EVA)等のオレフィン系樹
脂やポリ塩化ビニル、その他各種エラストマーなど前述
の剛性範囲にあるものであれば特に限定されるものでは
ないが、柔軟性、弾力性に優れるEVAや軟質ポリ塩化
ビニル等が特に好ましく使用される。
【0013】また本発明の敷物を平滑な床面上に敷設し
た際に、立体網状体と床面の接触面積が大きすぎないこ
とが好ましい。これは立体網状体が十分な空隙を有して
いても、床面と立体網状体フィラメントの間が完全にシ
ールされてしまうと水の滞留が発生してしまうためであ
る。この接触面積は、樹脂の特性、加工条件(糸径、網
状体表面の平滑さ等)により決まるが、例えば、図2に
示すように故意に連続的な凹み模様を網状体につけるこ
とによっても好都合に達成される。この連続的な凹み部
は床面と立体網状体の間に空間を作り、これが排水溝の
役割を果たすため、例えばわずかな傾斜を有するベラン
ダ等の敷物用途においては排水機能が飛躍的に向上する
ので非常に有効である。
た際に、立体網状体と床面の接触面積が大きすぎないこ
とが好ましい。これは立体網状体が十分な空隙を有して
いても、床面と立体網状体フィラメントの間が完全にシ
ールされてしまうと水の滞留が発生してしまうためであ
る。この接触面積は、樹脂の特性、加工条件(糸径、網
状体表面の平滑さ等)により決まるが、例えば、図2に
示すように故意に連続的な凹み模様を網状体につけるこ
とによっても好都合に達成される。この連続的な凹み部
は床面と立体網状体の間に空間を作り、これが排水溝の
役割を果たすため、例えばわずかな傾斜を有するベラン
ダ等の敷物用途においては排水機能が飛躍的に向上する
ので非常に有効である。
【0014】さらに、本発明の透水敷物の施工性につい
て、立体網状体のガーレ式剛軟度という点から言及する
と、立体網状体のガーレ式剛軟度は2万mg以下でなくて
はならなない。剛軟度が2万mgを越えると、敷物をロー
ル状にして運搬、施工できなくなるとともに不陸部に追
従できなくなる。このように本発明の透水敷物の柔軟性
は、立体網状体の適切な構造設計や樹脂の選択により初
めて得られるものである。
て、立体網状体のガーレ式剛軟度という点から言及する
と、立体網状体のガーレ式剛軟度は2万mg以下でなくて
はならなない。剛軟度が2万mgを越えると、敷物をロー
ル状にして運搬、施工できなくなるとともに不陸部に追
従できなくなる。このように本発明の透水敷物の柔軟性
は、立体網状体の適切な構造設計や樹脂の選択により初
めて得られるものである。
【0015】また立体網状体を構成する熱可塑性樹脂
に、発泡剤や抗菌・防カビ剤を配合することにより、さ
らに機能性に優れたマットとすることも可能である。例
えば発泡剤を加え、立体網状体を発泡させた場合、より
クッション性に優れた敷物を得ることが可能となり、抗
菌・防カビ剤を加えれば、シャワールーム、浴室、トイ
レ、厨房などの屋内水周り用途に使用した場合に発生し
易い変色、ぬめり、悪臭等が抑制することができる。
に、発泡剤や抗菌・防カビ剤を配合することにより、さ
らに機能性に優れたマットとすることも可能である。例
えば発泡剤を加え、立体網状体を発泡させた場合、より
クッション性に優れた敷物を得ることが可能となり、抗
菌・防カビ剤を加えれば、シャワールーム、浴室、トイ
レ、厨房などの屋内水周り用途に使用した場合に発生し
易い変色、ぬめり、悪臭等が抑制することができる。
【0016】次に本発明の透水性敷物の製造方法につい
て説明する。図2に立体網状体の製造プロセスの概略を
示した。まず溶融押し出し機3にて溶融、混練された熱
可塑性樹脂を多糸条口金4より多数のフィラメント5と
して溶融押し出しし、該フィラメントが未だ溶融状態に
ある間に口金下方にセットした引取りロール面6にて引
き取る。ここで引取り速度をフィラメントの吐出線速度
よりも十分小さくすれば、フィラメントは移動表面の近
傍で各々ループを描くように褶曲し、かつ交差接触した
部分が融着して立体網状体が得られる。立体網状体と敷
物基材とを接合する方法としては、接着剤による接着か
熱融着の2通りの方法がある。接着剤による接着の場
合、特に敷物が人工芝のようにアンカーコート工程を通
過するものであれば、立体網状体をセカンダリーとして
供給し、アンカーコートと同時にバッキングすることが
可能である。また熱融着の場合も、前述の図2の引取り
ロール6にあらかじめ敷物基材をセットしておけば、立
体網状体の形成と同時に基材との融着が生じるため、効
率よくバッキングを行うことができる。さらに立体網状
体が未だ半溶融状体である間に、連続的な凸部を有する
ロールでニップすれば、排水を効率良く行う凹部を形成
すると同時に基材と立体網状体をより強固に熱融着させ
ることができる。
て説明する。図2に立体網状体の製造プロセスの概略を
示した。まず溶融押し出し機3にて溶融、混練された熱
可塑性樹脂を多糸条口金4より多数のフィラメント5と
して溶融押し出しし、該フィラメントが未だ溶融状態に
ある間に口金下方にセットした引取りロール面6にて引
き取る。ここで引取り速度をフィラメントの吐出線速度
よりも十分小さくすれば、フィラメントは移動表面の近
傍で各々ループを描くように褶曲し、かつ交差接触した
部分が融着して立体網状体が得られる。立体網状体と敷
物基材とを接合する方法としては、接着剤による接着か
熱融着の2通りの方法がある。接着剤による接着の場
合、特に敷物が人工芝のようにアンカーコート工程を通
過するものであれば、立体網状体をセカンダリーとして
供給し、アンカーコートと同時にバッキングすることが
可能である。また熱融着の場合も、前述の図2の引取り
ロール6にあらかじめ敷物基材をセットしておけば、立
体網状体の形成と同時に基材との融着が生じるため、効
率よくバッキングを行うことができる。さらに立体網状
体が未だ半溶融状体である間に、連続的な凸部を有する
ロールでニップすれば、排水を効率良く行う凹部を形成
すると同時に基材と立体網状体をより強固に熱融着させ
ることができる。
【0017】このようにして得られた敷物は、ベラン
ダ、プールサイド、歩道などの屋外用途や、シャワール
ーム、浴室、トイレ、厨房などの水周り屋内用途に好ま
しく用いられる。また製品の性質上、排水のためにわず
かに傾斜のついた床面に使用する場合、特に効果を発揮
する。
ダ、プールサイド、歩道などの屋外用途や、シャワール
ーム、浴室、トイレ、厨房などの水周り屋内用途に好ま
しく用いられる。また製品の性質上、排水のためにわず
かに傾斜のついた床面に使用する場合、特に効果を発揮
する。
【0018】本発明の透水性敷物は、バッキング層に特
定の範囲の柔軟性の熱可塑性樹脂からなる空隙率30〜
95%の立体網状体を使用するため、どの部分から敷物
内部に滲水しても垂直、水平、あらゆる方向へ排水が速
かに行われ、上述のどの方向にも好ましくは1×10-2
cm/sec 以上の透水係数を有する。また、本発明の透水
性敷物は、垂直方向には好ましくは1×10-1cm/sec
以上の透水係数を有する。透水係数は、JIS A−1
218低水位試験法により測定したものである。これに
より従来の下駄状定型樹脂プレートを貼合わせた敷物と
くらべても遜色の無い排水性を有したまま、立体網状体
特有のクッション性が優しい踏み心地を実現する。また
本発明の敷物は柔軟であるため、ロール状にして運搬し
たり、目的のサイズに切り出すことができるほか、設置
床面が完全に平滑でなくとも柔軟に追従し、施工性を満
足する。
定の範囲の柔軟性の熱可塑性樹脂からなる空隙率30〜
95%の立体網状体を使用するため、どの部分から敷物
内部に滲水しても垂直、水平、あらゆる方向へ排水が速
かに行われ、上述のどの方向にも好ましくは1×10-2
cm/sec 以上の透水係数を有する。また、本発明の透水
性敷物は、垂直方向には好ましくは1×10-1cm/sec
以上の透水係数を有する。透水係数は、JIS A−1
218低水位試験法により測定したものである。これに
より従来の下駄状定型樹脂プレートを貼合わせた敷物と
くらべても遜色の無い排水性を有したまま、立体網状体
特有のクッション性が優しい踏み心地を実現する。また
本発明の敷物は柔軟であるため、ロール状にして運搬し
たり、目的のサイズに切り出すことができるほか、設置
床面が完全に平滑でなくとも柔軟に追従し、施工性を満
足する。
【0019】用途としては、ベランダ、プールサイド、
シャワールーム、浴室等の水周り用途が好ましく、特に
素足で歩行する用途については、特有のクッション性と
ベタツキ感の抑制からその効果をさらにはっきりと実感
することができる。
シャワールーム、浴室等の水周り用途が好ましく、特に
素足で歩行する用途については、特有のクッション性と
ベタツキ感の抑制からその効果をさらにはっきりと実感
することができる。
【0020】図面についてまとめて解説すると、図1は
本発明における透水敷物の基本構成を示したものであ
り、人工芝と立体網状体が一体化されている様子の模式
図である。図2は、バッキングプロセスの一例を示した
ものであり、基材と溶融押し出しされた立体網状体が格
子模様の凸部のついた押さえロールで部分ニップされて
いるものである。図3は図2の加工方法で一体化された
透水敷物を裏面から見た場合の模式図であり、格子模様
の排水溝が形成されている様子を示している。
本発明における透水敷物の基本構成を示したものであ
り、人工芝と立体網状体が一体化されている様子の模式
図である。図2は、バッキングプロセスの一例を示した
ものであり、基材と溶融押し出しされた立体網状体が格
子模様の凸部のついた押さえロールで部分ニップされて
いるものである。図3は図2の加工方法で一体化された
透水敷物を裏面から見た場合の模式図であり、格子模様
の排水溝が形成されている様子を示している。
【0021】
【実施例】以下の実施例によって本発明をさらに詳細に
説明する。
説明する。
【0022】実施例1 図2の製造プロセスにより透水敷物を作成する。JIS K-
7106による曲げ剛性率が300kg/cm2 であるEVA樹
脂を溶融押出し機3にて溶融混練し、直径1mmの吐出孔
が7mmピッチで180個3列に千鳥配列させた多糸条口
金4より、多数のフィラメント5として口金直下の引取
りロール6表面に紡糸した。ここで引取りロールの回転
速度をフィラメントの吐出線速度より十分小さくするこ
とにより、フィラメントは各々がループを描くように褶
曲し、かつ交差接触部が融着するため立体網状体とな
る。得られた立体網状体は、フィラメント径が1.2m
m、目付1000g/m2 、厚み10mm、空隙率75%
であった。
7106による曲げ剛性率が300kg/cm2 であるEVA樹
脂を溶融押出し機3にて溶融混練し、直径1mmの吐出孔
が7mmピッチで180個3列に千鳥配列させた多糸条口
金4より、多数のフィラメント5として口金直下の引取
りロール6表面に紡糸した。ここで引取りロールの回転
速度をフィラメントの吐出線速度より十分小さくするこ
とにより、フィラメントは各々がループを描くように褶
曲し、かつ交差接触部が融着するため立体網状体とな
る。得られた立体網状体は、フィラメント径が1.2m
m、目付1000g/m2 、厚み10mm、空隙率75%
であった。
【0023】次に引取りロール6上にアンカーコート処
理済みの人工芝7を裏面にフィラメント5が落下するよ
うセットし、立体網状体を積層させる。ここでフィラメ
ント5は、未だ十分高温であり、半溶融状態であるた
め、フィラメント5と、穴開け加工された透水性人工芝
7は熱融着し、一体化される。なお実施例1においては
押さえロール8は使用しなかった。この敷物の垂直方向
の透水係数は、3.5×10-1cm/sec であった。
理済みの人工芝7を裏面にフィラメント5が落下するよ
うセットし、立体網状体を積層させる。ここでフィラメ
ント5は、未だ十分高温であり、半溶融状態であるた
め、フィラメント5と、穴開け加工された透水性人工芝
7は熱融着し、一体化される。なお実施例1においては
押さえロール8は使用しなかった。この敷物の垂直方向
の透水係数は、3.5×10-1cm/sec であった。
【0024】比較例1 実施例1同じ製法であるが、格子模様の凸部を有する押
さえロール8にて立体網状体をニップした。これにより
図3に示すように格子状の排水溝1を積層体底面に付与
した。なお排水溝は溝幅は8mm、溝間隔50mm、深さ5
mmである。
さえロール8にて立体網状体をニップした。これにより
図3に示すように格子状の排水溝1を積層体底面に付与
した。なお排水溝は溝幅は8mm、溝間隔50mm、深さ5
mmである。
【0025】比較例2 ABS樹脂の下駄状架台を接着したベランダ用透水人工
芝を作成した。
芝を作成した。
【0026】これら3水準について、平均傾斜3°で、
かつわずかに不陸の生じているコンクリート面にそれぞ
れ1.44m2 施設した場合の施工性、排水性、さらに
素足で歩行した際の踏み心地について評価した結果を表
1に示した。
かつわずかに不陸の生じているコンクリート面にそれぞ
れ1.44m2 施設した場合の施工性、排水性、さらに
素足で歩行した際の踏み心地について評価した結果を表
1に示した。
【0027】
【表1】 実施例1は、空隙の大きい立体網状体構造と樹脂自身の
柔軟性より、不陸部に柔軟に対応するとともに、クッシ
ョン性を有し、踏み心地も良好である。また排水状態も
満足できるレベルであった。
柔軟性より、不陸部に柔軟に対応するとともに、クッシ
ョン性を有し、踏み心地も良好である。また排水状態も
満足できるレベルであった。
【0028】比較例1は、底部に排水溝を付与したた
め、実施例1よりも排水性が向上した。比較例2は、排
水性は良好であるが、架台が硬質であるため、わずかな
不陸部にも追従できず、がたつきが生じ、施工が困難で
あった。さらに踏み心地も硬くクッション性にかけてい
た
め、実施例1よりも排水性が向上した。比較例2は、排
水性は良好であるが、架台が硬質であるため、わずかな
不陸部にも追従できず、がたつきが生じ、施工が困難で
あった。さらに踏み心地も硬くクッション性にかけてい
た
【0029】
【発明の効果】本発明の透水敷物によれば、優れた透・
排水性を保持したまま、施工性、踏み心地に優れた敷物
を得ることができる。また広幅連続加工が可能であり、
加工品が容易に切り出せるため、目的の敷設面積に柔軟
に対応することが可能である。
排水性を保持したまま、施工性、踏み心地に優れた敷物
を得ることができる。また広幅連続加工が可能であり、
加工品が容易に切り出せるため、目的の敷設面積に柔軟
に対応することが可能である。
【図1】本発明における透水敷物の基本構成を示したも
のである。
のである。
【図2】本発明における透水敷物の製造プロセスの一例
を示したものである。
を示したものである。
【図3】比較例1で得られた透水敷物の底面の状態を示
したものである。
したものである。
1:敷物部分 2:立体網状体部分 3:溶融押出し機 4:多糸条口金 5:フィラメント 6:引取りロール 7:人工芝 8:押さえロール(格子模様の凸部あり) 9:溝部分 10:立体網状体部分
Claims (15)
- 【請求項1】 透水性を有する敷物の底面に熱可塑性樹
脂からなる立体網状体を積層したことを特徴とする透水
性敷物。 - 【請求項2】 該立体網状体が、空隙率30〜95%で
ある請求項1記載の透水性敷物。 - 【請求項3】 該立体網状体を形成する熱可塑性樹脂の
柔軟性が、JIS K-7106による曲げ剛性率で50〜200
0kg/cm2 である請求項1記載の透水性敷物。 - 【請求項4】 該立体網状体のガーレ式剛軟度が2万mg
以下であることを特徴とする請求項1記載の透水性敷
物。 - 【請求項5】 該敷物が、透水人工芝である請求項1記
載の透水性敷物。 - 【請求項6】 該立体網状体が、設置床面側の表面に融
着されて形成された凹部を排水溝として有する請求項1
記載の透水性敷物。 - 【請求項7】 該排水溝が、該網状体表面に連続的に形
成された模様状である請求項1記載の透水性敷物。 - 【請求項8】 該排水溝が、格子状に設けられている請
求項5、6記載の透水性敷物。 - 【請求項9】 該フィラメントが、0.2〜3.0mmの
平均直径を有するものである請求項1記載の透水性敷
物。 - 【請求項10】 該立体網状体が、3〜50mmの厚みを
有する請求項1記載の透水性敷物。 - 【請求項11】 該立体網状体が、熱可塑性樹脂の発泡
体フィラメントであることを特徴とする請求項1記載の
透水性敷物。 - 【請求項12】 該立体網状体が、抗菌剤および防カビ
剤の少なくとも一方がブレンドされている請求項1記載
の透水性敷物。 - 【請求項13】 該敷物が、垂直方向に1×10-1cm/
sec 以上の透水係数を有するものである請求項1記載の
透水性敷物。 - 【請求項14】 請求項1〜13記載の透水性敷物が、
ベランダ、プールサイドおよび歩道から選ばれた屋外基
盤上に敷設するためのものである透水性敷物。 - 【請求項15】 請求項1〜13記載の透水性敷物が、
シャワールーム、浴室、トイレおよび厨房から選ばれた
水周り屋内基盤上に敷設するためのものである透水性敷
物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21477695A JPH0957883A (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | 透水性敷物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21477695A JPH0957883A (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | 透水性敷物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0957883A true JPH0957883A (ja) | 1997-03-04 |
Family
ID=16661352
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21477695A Pending JPH0957883A (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | 透水性敷物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0957883A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007029425A (ja) * | 2005-07-27 | 2007-02-08 | Tajima Inc | タイルカーペットから引き抜いた繊維若しくは繊維群を用いた網目状物質及びその製造方法 |
| US7722288B2 (en) | 2006-10-24 | 2010-05-25 | Fieldturf Tarkett Inc. | Method of installing a synthetic grass system |
| JP2011051219A (ja) * | 2009-09-01 | 2011-03-17 | Astro:Kk | 衝撃吸収性部材 |
| JP2011079141A (ja) * | 2009-10-02 | 2011-04-21 | Lifering:Kk | クッション材及びそれの製造方法並びにインソール |
| US8225566B2 (en) | 2006-10-09 | 2012-07-24 | Fieldturf Tarkett Inc. | Tile for a synthetic grass system |
| JP2014530974A (ja) * | 2011-10-28 | 2014-11-20 | ボナー ベスローテン フェンノートシャップBonar B.V. | 人工芝系のためのショックパッド |
-
1995
- 1995-08-23 JP JP21477695A patent/JPH0957883A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007029425A (ja) * | 2005-07-27 | 2007-02-08 | Tajima Inc | タイルカーペットから引き抜いた繊維若しくは繊維群を用いた網目状物質及びその製造方法 |
| US8225566B2 (en) | 2006-10-09 | 2012-07-24 | Fieldturf Tarkett Inc. | Tile for a synthetic grass system |
| US7722288B2 (en) | 2006-10-24 | 2010-05-25 | Fieldturf Tarkett Inc. | Method of installing a synthetic grass system |
| JP2011051219A (ja) * | 2009-09-01 | 2011-03-17 | Astro:Kk | 衝撃吸収性部材 |
| JP2011079141A (ja) * | 2009-10-02 | 2011-04-21 | Lifering:Kk | クッション材及びそれの製造方法並びにインソール |
| JP2014530974A (ja) * | 2011-10-28 | 2014-11-20 | ボナー ベスローテン フェンノートシャップBonar B.V. | 人工芝系のためのショックパッド |
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