JPH0959370A - 芳香族ポリカーボネートの製造方法 - Google Patents
芳香族ポリカーボネートの製造方法Info
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Abstract
テル交換法で製造する方法を提供する。 【解決手段】 芳香族ジヒドロキシ化合物と炭酸ジエス
テルとを加熱溶融下重縮合させて芳香族ポリカーボネー
トを製造する方法において、使用する炭酸ジエステル
が、塔頂温度200℃以下、理論段数5段以下、還流比
3以下で蒸留精製を行った炭酸ジエステルであり、かつ
加水分解可能な塩素の含有量が50ppm以下であるこ
とを特徴とする芳香族ポリカーボネートの製造方法。
Description
トの製造方法に関するものであり、更に詳しくは色調の
良好な芳香族ポリカーボネートを製造するに必要十分で
しかも安価に製造できる炭酸ジエステルを使用した芳香
族ポリカーボネート製造方法に関するものである。
縮合から得られるポリカーボネート樹脂は、その優れた
機械的特性、熱的特性から各種用途に幅広く用いられて
いるが、有毒であるホスゲンを利用することで安全性に
問題があり、また溶媒として塩化メチレンを使用するこ
とで環境破壊などの問題点が多い。
しないエステル交換法が脚光を浴びているが、エステル
交換法で得られるポリカーボネート樹脂は通常250〜
330℃の温度に加熱しながら重縮合を行うため、高温
で長時間の熱履歴を受け色調の悪化など品質的に優れた
ものは得られず、この為上記の方法により得られるポリ
カーボネートは色調が要求される分野では用いることが
できなかった。そこで最近色調の優れる芳香族ポリカー
ボネートを提供する方法が種々示されている。
ては炭酸ジエステルに含まれる加水分解可能な塩素を3
ppm以下、ナトリウムイオンを1ppm以下、鉄イオ
ンを1ppm以下にした炭酸ジエステルを用いることで
芳香族ポリカーボネートの色調を向上させることを提案
している。しかしながら炭酸ジエステルの加水分解可能
塩素分、ナトリウムイオン、鉄イオンを上記特定値にす
るには製造工程の中でも特に精製工程を強化する必要が
あり、生産設備の高額化、ひいては芳香族ポリカーボネ
ートの製造コストも高くなるという問題点がある。
芳香族ポリカーボネートをエステル交換法で安価に製造
する方法を提供することを目的とする。本発明者は、蒸
留精製の際の熱履歴の少ない炭酸ジエステルを用いれば
加水分解可能な塩素の含有量が多くても特性値以下であ
れば安価にかつ色調も良好な芳香族ポリカーボネートを
製造できることを見いだし、本発明を完成するに至っ
た。
族ジヒドロキシ化合物と炭酸ジエステルとを加熱溶融下
重縮合せしめて芳香族ポリカーボネートを製造する方法
において、使用する炭酸ジエステルが塔頂温度200℃
以下、理論段数5段以下、還流比3以下で蒸留精製を行
った炭酸ジエステルであり、かつ加水分解可能な塩素の
含有量が50ppm以下であることを特徴とする芳香族
ポリカーボネートの製造方法である。
れる加水分解可能塩素分が50ppm以下、好ましくは
30ppm以下であり、かつ炭酸ジエステル蒸留精製工
程で溶融状態での熱履歴が低減されるよう特に蒸留精製
時に溶融加熱状態が継続しないよう短時間に処理した炭
酸ジエステルを用いることが重要である。
ると熱履歴を少なくしても、得られる芳香族ポリカーボ
ネートの色調が悪くなるため好ましくない。3ppm以
下にまで低減させるとジフェニルカーボネートの蒸留精
製工程における熱履歴に関係なく、得られる芳香族ポリ
カーボネートの色調は良好となるが、蒸留精製工程にお
ける熱履歴を低減した場合には加水分解可能塩素分を3
ppm以下とすることは必要なく、かえって製造コスト
の低減化が計れる利点がある。したがって、加水分解可
能な塩素の含有量は3ppmより多くてもよく、5pp
m以下であることが好ましい。
特性値以下である炭酸ジエステルを製造するには、ホス
ゲン法における製造中間体として炭酸ジエステル中に残
存するクロロ蟻酸フェニル、また水に溶解しうる塩、金
属塩等の不純物を溶融状態で熱水によって除去し、熱履
歴の低減される減圧蒸留によって加水分解可能塩素を特
性値以下とすることが好ましい。
る炭酸ジエステルは、炭酸ジエステル製造工程の中で蒸
留精製時の加熱量による熱分解に起因する微量の不純物
が生成し、ポリカーボネート製造の際に着色の原因とな
っているものと本発明者らは推察している。
し、かつ熱履歴の低減された炭酸ジエステルはポリカー
ボネート製造のエステル交換反応工程において熱履歴を
受けるが、炭酸ジエステルは製造工程初期のエステル交
換反応によって消費されるため、エステル交換反応での
熱履歴はほとんど無視され、炭酸ジエステルの熱分解に
起因する不純物は生成せず着色の原因とはならないと考
えられている。
合物としては特に制限はないが、例えば2,2―ビス
(4―ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2―ビス
(4―ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2―ビス(4
―ヒドロキシフェニル)オクタン、ビス(4―ヒドロキ
シフェニル)フェニルメタン、2,2―ビス(4―ヒド
ロキシ―3―メチルフェニル)プロパン、1,1―ビス
(4―ヒドロキシ―t―ブチルフェニル)プロパンなど
のビス(ヒドロキシアリール)アルカン類、1,1―ビ
ス(4―ヒドロキシフェニル)シクロペンタン、1,1
―ビス(ヒドロキシフェニル)シクロヘキサンなどのビ
ス(ヒドロキシアリール)シクロアルカン類、4,4′
―ジヒドロキシジフェニルエーテルなどのジヒドロキシ
アリールエーテル類、4,4′―ジヒドロキシジフェニ
ルスルフィドなどのジヒドロキシアリールスルフィド
類、4,4′―ジヒドロキシジフェニルスルホキシドな
どのジヒドロキシアリールスルホキシド類、4,4′―
ジヒドロキシジフェニルスルホンなどのジヒドロキシア
リールスルホン類等が用いられる。特に2,2―ビス
(4―ヒドロキシフェニル)プロパンが好ましい。
は置換されていてもよい炭素数6〜10のアリール基、
アラルキル基等のエステルが挙げられる。具体的にはジ
フェニルカーボネート、ジトリルカーボネート、ビス
(クロロフェニル)カーボネート、m―クレジルカーボ
ネート、ジナフチルカーボネート、ビス(ジフェニル)
カーボネート等が挙げられる。これらのうちジフェニル
カーボネートが特に好ましい。
して、上記のような芳香族炭酸ジエステル芳香族ジヒド
ロキシ化合物1モルに対して、1.00〜1.30モ
ル、好ましくは1.005〜1.10モルの量で用いら
れる。
キシ化合物と芳香族炭酸ジエステルとのエステル交換反
応によりポリカーボネートを製造するに際し、重合速度
を速めるために重合触媒を用いることもできる。
物、アルカリ土類金属化合物を主成分として、必要に応
じ含窒素塩基性化合物を従成分として構成される。
リウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、炭酸水素ナ
トリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素リチウム、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウム、酢酸ナトリ
ウム、酢酸カリウム、酢酸リチウム、ステアリン酸ナト
リウム、ステアリン酸カリウム、ステアリン酸リチウ
ム、ビスフェノールAのナトリウム塩、カリウム塩、リ
チウム塩、安息香酸ナトリウム、安息香酸カリウム、安
息香酸リチウムなどが挙げられる。
カルシウム、水酸化バリウム、水酸化マグネシウム、水
酸化ストロンチウム、炭酸水素カルシウム、炭酸水素バ
リウム、炭酸水素マグネシウム、炭酸水素ストロンチウ
ム、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、炭酸マグネシウ
ム、炭酸ストロンチウム、酢酸カルシウム、酢酸バリウ
ケ、酢酸マグネシウム、酢酸ストロンチウム、ステアリ
ン酸カルシウム、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸
マグネシウム、ステアリン酸ストロンチウム等が挙げら
れる。
ルアンモニウムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウ
ムヒドロキシド、テトラブチルアンモニウムヒドロキシ
ド、トリメチルベンジルアンモニウムヒドロキシド、ト
リメチルアミン、トリエチルアミン、ジメチルベンジル
アミン、トリフェニルアミン等が挙げられる。
し、組み合わせて使用しても良い。
はアルカリ金属化合物及びアルカリ土類金属化合物の場
合は芳香族ジヒドロキシ化合物1モルに対し1×10-7
〜1×10-4当量、好ましくは1×10-6〜5×10-5
当量の範囲で選ばれる。また、含窒素塩基性化合物を従
成分として使用する場合は芳香族ジヒドロキシ化合物1
モルに対し1×10-5〜1×10-3当量、好ましくは1
×10-5〜5×10-4当量の範囲で選ばれる。
化合物と、含窒素塩基性化合物を組み合わせて使用する
場合は好ましい使用量は上記範囲の和に相当し、芳香族
ジヒドロキシ化合物1モルに対し1×10-7〜1×10
-3当量、好ましくは1×10 -6〜5×10-4当量が選ば
れる。
物を補助触媒として用いることもできる。この様な化合
物としては、ホウ素やアルミニウムの水酸化物のアルカ
リ金属やアルカリ土類金属塩、第4級アンモニウム塩
類、アルカリ金属やアルカリ土類金属のアルコキシド
類、アルカリ金属やアルカリ土類金属の有機酸塩類、亜
鉛化合物類、ホウ素化合物類、珪素化合物類、ゲルマニ
ウム化合物類、有機スズ化合物類、鉛化合物類、オスニ
ウム化合物類、アンチモン化合物類、ジルコニウム化合
物類などの通常エステル化反応、エステル交換反応に使
用される触媒を用いることができるがこれらに限定され
るものではない。補助触媒を用いる場合1種だけを用い
てもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
族炭酸ジエステルとのエステル交換反応は、従来知られ
ているように不活性ガス雰囲気下で加熱しながら攪拌し
て生成する芳香族モノヒドロキシ化合物を留出させるこ
とで行われる。反応温度は通常120〜350℃の範囲
であり、反応後期には系の減圧度を10〜0.1Tor
rに高めて生成する芳香族モノヒドロキシ化合物の留出
を容易にさせて反応を完結させる。
いることができる。
ては特に限定されない。例えば、反応生成物であるポリ
カーボネートが溶融状態にある間にこれらを添加しても
よいし、一旦ポリカーボネートをペレタイズした後、再
溶融して添加してもよい。前者においては、重縮合反応
が終了して得られる溶融状態にある反応機内または押出
機内の反応生成物であるポリカーボネートが溶融状態に
ある間に、これらを添加してもよいし、また、重縮合反
応で得られたポリカーボネートが反応機から押出機を通
ってペレタイズされる間に、安定剤を添加して混練する
こともできる。以下各安定剤について説明する。
m価の炭化水素基であり、Y1 は単結合または酸素原子
であり、X1 は2級または3級の1価の炭化水素基、1
当量の金属カチオン、アンモニウムカチオンまたはホス
ホニウムカチオンであり、mは1〜4の整数である、但
しY1 が単結合であるときm個のX1 の全てが1当量の
金属カチオンであることはない。
飽和脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基または飽和脂
肪族―芳香族炭化水素基等を好ましいものとして挙げる
ことが出来る。
X1 は2級または3級の1価の炭化水素基、1当量の金
属カチオン、アンモニウムカチオンまたはホスホニウム
カチオンである。
は、例えば下記式(I)−d
1〜5のアルキル基であり、R16は水素原子、フェニル
基もしくは炭素数1〜5のアルキル基であり、そしてR
17はR 15と同一もしくは異なりR15の定義と同じであ
る。]で表わされる2級または3級のアルキル基が好ま
しい。これらのうち、特にR15およびR17が同一もしく
は異なり、水素原子、メチル基、エチル基またはプロピ
ル基でありそしてR16がメチル基またはフェニル基であ
るのがより好ましい。
チウム、ナトリウム、カリウムの如きアルカリ金属カチ
オン;カルシウム、バリウムの如きアルカリ土類金属カ
チオンの1/2あるいはアルミニウムの如き3価の金属
カチオンの1/3等を挙げることができる。
記式(I)−a
4 は、互いに独立して水素原子または1価の炭化水素基
である。]で表わされるカチオンを挙げることができ
る。
価の炭化水素基としては、例えば炭素数1〜20のアル
キル基、炭素数6〜10のアリール基、炭素数7〜10
のアラルキル基等が好ましい。
えば下記式(I)−b
8 は、互いに独立した水素原子または1価の炭化水素基
である。]で表わされるカチオンを挙げることができ
る。
価の炭化水素基としては、式(I)−aについて例示し
た1価の炭素数基と同じものを挙げることができる。
級のアルキル基、アルカリ金属カチオン、上記式(I)
−aで表わされるカチオンおよび上記式(I)−bで表
わされるカチオンが好ましい。
整数であり、好ましくは1又は2である。
の定義に従って便宜的に2群に分けられる。すなわち、
Y1 が単結合である化合物群とY1 が酸素原子である化
合物群である。Y1 が単結合である化合物群は、例えば
mが1である場合、下記式(I)−1
である。]で表わされる。
ち、A1 が一価の飽和脂肪族炭化水素基または飽和脂肪
族―芳香族炭化水素基であるのが好ましく、とりわけ下
記式(I)−c
ル基であり、jは0または1の整数である。]で表わさ
れる基であるのが特に好ましい。
例えばmが1である場合、下記式(I)−2
である。]で表わされる。
ち、A1 が一価の飽和脂肪族炭化水素基であるのが好ま
しく、とりわけ炭素数1〜18のアルキル基であるのが
特に好ましい。
としては、例えば下記の化合物を挙げることができる。
級の1価の炭化水素基でありそしてmが1である場合の
化合物として、ベンゼンスルホン酸ベンジル、ベンゼン
スルホン酸2―フェニル―2―プロピル、ベンゼンスル
ホン酸2―フェニル―2―ブチル、トルエンスルホン酸
ベンジル、トルエンスルホン酸2―フェニル―2―プロ
ピル、トルエンスルホン酸2―プロピル―2―ブチル、
オクチルベンゼンスルホン酸ベンジル、オクチルベンゼ
ンスルホン酸2―フェニル―2―プロピル、オクチルベ
ンゼンスルホン酸2―フェニル―2―ブチル、ドデシル
ベンゼンスルホン酸ベンジル、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸2―フェニル―2―プロピル、ドデシルベンゼンス
ルホン酸2―フェニル―2―ブチルなどをあげることが
できる。
−bで表わされるホスホニウムカチオンでありそしてm
が1である場合の化合物として、ヘキシルスルホン酸テ
トラメチルホスホニウム塩、ヘキシルスルホン酸テトラ
エチルホスホニウム塩、ヘキシルスルホン酸テトラブチ
ルホスホニウム塩、ヘキシルスルホン酸テトラヘキシル
ホスホニウム塩、ヘキシルスルホン酸テトラオクチルホ
スホニウム塩、オクチルスルホン酸テトラメチルホスホ
ニウム塩、オクチルスルホン酸テトラエチルホスホニウ
ム塩、オクチルスルホン酸テトラブチルホスホニウム
塩、オクチルスルホン酸テトラヘキシルホスホニウム
塩、オクチルスルホン酸テトラオクチルホスホニウム
塩、デシルスルホン酸テトラメチルホスホニウム塩、デ
シルスルホン酸テトラエチルホスホニウム塩、デシルス
ルホン酸テトラブチルホスホニウム塩、デシルスルホン
酸テトラヘキシルホスホニウム塩、デシルスルホン酸テ
トラオクチルホスホニウム塩、ドデシルスルホン酸テト
ラメチルホスホニウム塩、ドデシルスルホン酸テトラエ
チルホスホニウム塩、ドデシルスルホン酸テトラブチル
ホスホニウム塩、ドデシルスルホン酸テトラヘキシルホ
スホニウム塩、ドデシルスルホン酸テトラオクチルホス
ホニウム塩、ヘキサデシルスルホン酸テトラメチルホス
ホニウム塩、ヘキサデシルスルホン酸テトラエチルホス
ホニウム塩、ヘキサデシルスルホン酸テトラブチルホス
ホニウム塩、ヘキサデシルスルホン酸テトラヘキシルホ
スホニウム塩、ヘキサデシルスルホン酸テトラオクチル
ホスホニウム塩、ベンゼンスルホン酸テトラメチルホス
ホニウム塩、ベンゼンスルホン酸テトラエチルホスホニ
ウム塩、ベンゼンスルホン酸テトラブチルホスホニウム
塩、ベンゼンスルホン酸テトラヘキシルホスホニウム
塩、ベンゼンスルホン酸テトラオクチルホスホニウム
塩、トルエンスルホン酸テトラメチルホスホニウム塩、
トルエンスルホン酸テトラエチルホスホニウム塩、トル
エンスルホン酸テトラブチルホスホニウム塩、トルエン
スルホン酸テトラヘキシルホスホニウム塩、トルエンス
ルホン酸テトラオクチルホスホニウム塩、ドデシルベン
ゼンスルホン酸テトラメチルホスホニウム塩、ドデシル
ベンゼンスルホン酸テトラエチルホスホニウム塩、ドデ
シルベンゼンスルホン酸テトラブチルホスホニウム塩、
ドデシルベンゼンスルホン酸テトラヘキシルホスホニウ
ム塩、ドデシルベンゼンスルホン酸テトラオクチルホス
ホニウム塩等が挙げられる。
は3級の1価の炭化水素基でありそしてmが1である場
合の化合物としては、A1 とX1 の炭素数の合計が8〜
40であるのが好ましい。かかる具体例として、ジブチ
ルサルフェート、ジペンチルサルフェート、ジヘキシル
サルフェート、ジオクチルサルフェート、ジノニルサル
フェート、ジデシルサルフェート、ジトリデシルサルフ
ェート、ジテトラデシルサルフェート、ジヘキサデシル
サルフェート、ジシクロヘキシルサルフェート、ジベン
ジルサルフェート等が挙げられる。これらの具体例のア
ルキル基はいずれも2級もしくは3級であると理解され
るべきである。
属カチオンでありそしてmが1である場合の化合物とし
て、ナトリウムオクチルサルフェート、カリウムオクチ
ルサルフェート、セシウムオクチルサルフェート、リチ
ウムデシルサルフェート、ナトリウムデシルサルフェー
ト、ナトリウムドデシルサルフェート、カリウムドデシ
ルサルフェート、リチウムテトラデシルサルフェート、
ナトリウムテトラデシルサルフェート、カリウムデシル
サルフェート、リチウムヘキサデシルサルフェート、ナ
トリウムオレイルサルフェート、カリウムヘキサデシル
サルフェートが挙げられる。
(I)−aで表わされるアンモニウムカチオンである場
合の化合物として、アンモニウムオクチルサルフェー
ト、アンモニウムデシルサルフェート、アンモニウムド
デシルサルフェート、アンモニウムヘキサデシルサルフ
ェートの如きアンモニウム塩があげられる。
ェート、メチルアンモニウムオクチルサルフェート、メ
チルアンモニウムヘキサデシルサルフェート、エチルア
ンモニウムヘキシルサルフェート、ブチルアンモニウム
ノナデシルサルフェート、ヘキシルアンモニウムオクタ
デシルサルフェート、デシルアンモニウムエチルサルフ
ェート、デシルアンモニウムブチルサルフェート、デシ
ルアンモニウムデシルサルフェート、ドデシルアンモニ
ウムメチルサルフェート、ドデシルアンモニウムエチル
サルフェート、ドデシルアンモニウムオクチルサルフェ
ート、テトラデシルアンモニウムブチルサルフェート、
ペンタデシルアンモニウムメチルサルフェート、ヘキサ
デシルアンモニウムブチルサルフェート、ヘキサデシル
アンモニウムオクチルサルフェート、ヘキサデシルアン
モニウムデシルサルフェート、ヘキサデシルアンモニウ
ムドデシルサルフェートの如き1級アンモニウム塩があ
げられる。
ェート、ジメチルアンモニウムオクチルサルフェート、
ジメチルアンモニウムテトラデシルサルフェート、ジエ
チルアンモニウムオクタデシルサルフェート、ブチルメ
チルアンモニウムテトラデシルサルフェート、ヘキシル
メチルアンモニウムテトラデシルサルフェート、デシル
メチルアンモニウムメチルサルフェート、デシルエチル
アンモニウムエチルサルフェート、デシルメチルアンモ
ニウムオクチルサルフェート、ドデシルメチルアンモニ
ウムメチルサルフェート、テトラデシルメチルアンモニ
ウムメチルサルフェート、テトラデシルエチルアンモニ
ウムサルフェート、ペンタデシルメチルアンモニウムメ
チルサルフェート、ペンタデシルエチルアンモニウムエ
チルサルフェート、ヘキサデシルメチルアンモニウムメ
チルサルフェート、ヘキサデシルエチルアンモニウムエ
チルサルフェートの如き2級アンモニウム塩があげられ
る。
ルフェート、トリメチルアンモニウムデシルサルフェー
ト、ブチルジメチルアンモニウムデシルサルフェート、
ヘキシルジメチルアンモニウムドデシルサルフェート、
デシルジメチルアンモニウムメチルサルフェート、デシ
ルジメチルアンモニウムトリデシルサルフェート、ドデ
シルジエチルアンモニウムエチルサルフェート、ドデシ
ルジブチルアンモニウムブチルサルフェート、ドデシル
ジメチルアンモニウムテトラデシルサルフェート、テト
ラデシルジメチルアンモニウムメチルサルフェート、テ
トラデシルメチルエチルアンモニウムメチルサルフェー
ト、ペンタデシルジメチルアンモニウムメチルサルフェ
ート、ヘキサデシルジメチルアンモニウムメチルサルフ
ェート、ヘキサデシルメチルエチルアンモニウムエチル
サルフェートの如き3級アンモニウム塩があげられる。
サルフェート、テトラエチルアンモニウムトリデシルサ
ルフェート、ブチルトリメチルアンモニウムオクチルサ
ルフェート、デシルトリメチルアンモニウムメチルサル
フェート、デシルトリエチルアンモニウムエチルサルフ
ェート、デシルトリメチルアンモニウムヘキサデシルサ
ルフェート、ペンタデシルトリメチルアンモニウムメチ
ルサルフェート、ペンタデシルジメチルエチルアンモニ
ウムエチルサルフェートの如き4級アンモニウム塩が挙
げられる。
ナトリウムデシルサルフェート、ナトリウムドデシルサ
ルフェート、カリウムドデシルサルフェート、リチウム
テトラデシルサルフェート、ナトリウムテトラデシルサ
ルフェート、リチウムヘキサデシルサルフェート、ナト
リウムオレイルサルフェート、ドデシルアンモニウムエ
チルサルフェート、ドデシルメチルアンモニウムメチル
サルフェート、デシルメチルアンモニウムメチルサルフ
ェート、デシルエチルアンモニウムエチルサルフェー
ト、テトラデシルエチルアンモニウムエチルサルフェー
ト、テトラデシルメチルエチルアンモニウムメチルサル
フェート、ペンタデシルエチルアンモニウムエチルサル
フェート、ヘキサデシルメチルアンモニウムメチルサル
フェート、ヘキサデシルエチルアンモニウムエチルサル
フェート、デシルジメチルアンモニウムメチルサルフェ
ート、ヘキサデシルジメチルアンモニウムメチルサルフ
ェート、ペンタデシルジメチルアンモニウムメチルサル
フェート、ヘキサデシルメチルエチルアンモニウムエチ
ルサルフェート、ペンタデシルジメチルエチルアンモニ
ウムエチルサルフェート、デシルジメチルアンモニウム
トリデシルサルフェート、テトラデシルジメチルアンモ
ニウムメチルサルフェート、ドデシルジエチルアンモニ
ウムエチルサルフェート、テトラデシルジエチルアンモ
ニウムエチルサルフェート、デシルトリメチルアンモニ
ウムメチルサルフェート、ペンタデシルトリメチルアン
モニウムメチルサルフェート、デシルトリエチルアンモ
ニウムエチルサルフェートがより好ましく用いられる。
+X2 は2〜4級のアンモニウムカチオンまたはホスホ
ニウムカチオンであり、そしてY1 の定義は上記に同じ
である。上記式(II)中、A2 の2価の炭化水素基とし
ては2価の飽和脂肪族炭化水素基が好ましい。この飽和
脂肪族炭化水素基としては炭素数1〜20のものがより
好ましい。
スホニウムカチオンである。アンモニウムカチオンとし
ては、下記式(II)−a
いに独立に水素原子または1価の炭化水素基である。]
で表わされるカチオンが好ましい。
(I)−aについて例示したものと同じものをここでも
例示できる。
(II)−b
に独立に水素原子または1価の炭化水素基である。]で
表わされるカチオンが好ましい。R12等が表わす1価の
炭化水素基としては、上記式(I)−bについて例示し
たものと同じものを例示できる。
としては下記の化合物を例示することができる。
+X3 はアンモニウムカチオンもしくはホスホニウムカ
チオンであり、Rは1価の炭化水素基でありnは2〜4
の整数でありそしてY1 の定義は上記に同じである。
n価の飽和脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基または
飽和脂肪族―芳香族炭化水素基が好ましい。
びホスホニウムカチオンとしてはそれぞれ例えば前記式
(II)−aおよび(II)−bで表わされるものを挙げる
ことができる。
てはアルキル基、アリール基およびアラルキル基が好ま
しい。アルキル基としては炭素数1〜20のものが好ま
しく、アリール基としては炭素数6〜20のものが好ま
しく、アラルキル基とは炭素数7〜20のものが好まし
い。
前記と同じく、単結合もしくは酸素原子である。
例としては下記の化合物を例示することができる。Y1
が単結合であり、 +X3 が前記式(II)−aで表わされ
るアンモニウムカチオンであり、そしてnが2である場
合の化合物として、
I)−aで表わされるアンモニウムカチオンであり、そ
してnが2である場合の化合物として、
−bで表わされるホスホニウムカチオンであり、そして
nが2である場合の化合物として、
I)−bで表わされるホスホニウムカチオンであり、そ
してnが2である場合の化合物として、
であり、A4 は2価の炭化水素基であり、Ad1 および
Ad2 は、同一もしくは異なり―SO2 ―O―SO
2 ―、―SO2 ―O―CO―または―CO―O―SO2
―から選ばれる酸無水物基であり、kは0または1であ
る。但し、kが0のとき、―(Ad2 ―A5 )k は水素
原子を表わすかあるいはA4 とA5 とを結合する結合手
を表わす(この場合、A5は2価の炭化水素基又は単結
合である)。
定義に従って、便宜的に、下記式(IV)−1
(IV)に同じであり、そしてA5 は1価の炭化水素基で
ある。]で表わされる化合物、下記式(IV)−2
あり、そしてA5 は1価の炭化水素基である。]で表わ
される化合物および下記式(IV)−3
V)に同じでありそしてA5 は2価の炭化水素基又は単
結合である。]で表わされる化合物に分けて表示でき
る。
2において、A5 が表わす1価の炭化水素基としては、
例えばアルキル基、アリール基またはアラルキル基を好
ましいものとして挙げることができる。アルキル基とし
ては炭素数1〜20のものが好ましく、アリール基とし
ては炭素数6〜20のものが好ましく、またアラルキル
基としては炭素数7〜20のものが好ましい。
いて、A5 が表わす2価の炭化水素基としては、例えば
アルキレン基、アリーレン基およびアラルキレン基を挙
げることができる。アルキレン基は炭素数1〜20のも
のが好ましく、アリーレン基は炭素数6〜20のものが
好ましく、またアラルキル基としては炭素数7〜20の
ものが好ましい。
してはA5 の2価の炭化水素基と同じものを挙げること
ができる。
り、―SO2 ―O―SO2 ―、―SO2 ―O―CO―も
しくは―CO―O―SO2 ―のいずれかの酸無水物基で
ある。これらの酸無水物基は、スルホン酸とスルホン酸
の間の無水物基(―SO2 ―O―SO2 ―)であるかあ
るいはスルホン酸とカルボン酸の間の無水物基(―SO
2 ―O―CO―又は―CO―O―SO2 ―)である。
二価のスルホン酸化合物であり、具体的には、メチルス
ルホン酸、エチルスルホン酸、プロピルスルホン酸、ブ
チルスルホン酸、ヘキシルスルホン酸、デシルスルホン
酸、ヘキサデシルスルホン酸、フェニルスルホン酸、p
―トルエンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、
オクタデシルベンゼンスルホン酸、ベンゼンジスルホン
酸、トルエンジスルホン酸などが用いられる。
二価のカルボン酸化合物であり、具体的には、酢酸、プ
ロピオン酸、酪酸、吉草酸、ステアリン酸、ミリスチン
酸、オレイン酸、安息香酸、フェニル酢酸、トルイル
酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、フタル酸、イ
ソフタル酸、テレフタル酸などが用いられる。
としては下記の化合物を挙げることができる。
ホニウムもしくはアンモニウム塩型の安定剤はそれ自身
200℃以上でも安定であり、ポリマーに添加した場合
速やかに触媒を無毒化し、目的とするポリマーを得るこ
とが出来る。この様な安定剤の内でもスルホン酸のアン
モニウム塩、ホスホニウム塩が好ましく、更にドデシル
ベンゼンスルホン酸テトラブチルホスホニウム塩等のド
デシルベンゼンスルホン酸の上記塩類やパラトルエンス
ルホン酸テトラブチルアンモニウム塩等のパラトルエン
スルホン酸の上記塩類が好ましい。
表わされる化合物よりなる群から選ばれる少なくとも1
種の安定剤を、アルカリ金属化合物、アルカリ土類金属
化合物より選ばれた前記主重縮合触媒1モルあたり0.
5〜50モルの割合で、好ましくは0.5〜10モルの
割合で、更に好ましくは0.8〜5モルの割合で使用す
る。これは通常、生成するポリカーボネートに対し0.
01〜500ppmの割合で使用することに相当する。
では、上記安定剤とともにエポキシ化合物を添加するこ
とも好ましく実施しうる。このようなエポキシ化合物と
して、1分子中にエポキシ基を1個以上有する化合物が
用いられる。
化アマニ油、フェニルグリシジルエーテル、アクルグリ
シジルエーテル、t―ブチルフェニルグリシジルエーテ
ル、3,4―エポキシシクロヘキシルメチル―3,4′
―エポキシシクロヘキシルカルボキシレート、3,4―
エポキシ―6―メチルシクロヘキシルメチル―3′,
4′―エポキシ―6′―メチルシクロヘキシルカルボキ
シレート、2,3―エポキシシクロヘキシルメチル―
3′,4′―エポキシシクロヘキシルカルボキシレー
ト、4―(3,4―エポキシ―5―メチルシクロヘキシ
ル)ブチル―3′,4′―エポキシシクロヘキシルカル
ボキシレート、3,4―エポキシシクロヘキシルエチレ
ンオキシド、シクロヘキシルメチル―3,4―エポキシ
シクロヘキシルカルボキシレート、3,4―エポキシ―
6―メチルシクロヘキシルメチル―6′―メチルシクロ
ヘキシルカルボキシレート、ビスフェノールAジグリシ
ジルエーテル、テトラブロモビスフェノールAグリシジ
ルエーテル、フタル酸のジグリシジルエステル、ヘキサ
ヒドロフタル酸のジグリシジルエステル、ビス―エポキ
シジシクロペンタジエニルエーテル、ビス―エポキシエ
チレングリコール、ビス―エポキシシクロヘキシルアジ
ペート、ブタジエンジエポキシド、テトラフェニルエチ
レネポキシド、オクチルエポキシタレート、エポキシ化
ポリブタジエン、3,4―ジメチル―1,2―エポキシ
シクロヘキサン、3,5―ジメチル―1,2―エポキシ
シクロヘキサン、3―メチル―5―t―ブチル―1,2
―エポキシシクロヘキサン、オクタデシル―2,2―ジ
メチル―3,4―エポキシシクロヘキシルカルボキシレ
ート、N―ブチル―2,2―ジメチル―3,4―エポキ
シシクロヘキシルカルボキシレート、シクロヘキシル―
2―メチル―3,4―エポキシシクロヘキシルカルボキ
シレート、N―ブチル―2―イソプロピル―3,4―エ
ポキシ―5―メチルシクロヘキシルカルボキシレート、
オクタデシル―3,4―エポキシシクロヘキシルカルボ
キシレート、2―エチルヘキシル―3′,4′―エポキ
シシクロヘキシルカルボキシレート、4,6―ジメチル
―2,3―エポキシシクロヘキシル―3′,4′―エポ
キシシクロヘキシルカルボキシレート、4,5―エポキ
シ無水テトラヒドロフタル酸、3―t―ブチル―4,5
―エポキシ無水テトラヒドロフタル酸、ジエチル―4,
5―エポキシ―シス―1,2―シクロヘキシルジカルボ
キシレート、ジ―n―ブチル―3―t―ブチル―4,5
―エポキシ―シス―1,2―シクロヘキシルジカルボキ
シレートなどを挙げることができる。
用いてもよい。これらのうち、脂環族エポキシ化合物が
好ましく用いられ、特に3,4―エポキシシクロヘキシ
ルメチル―3′,4′―エポキシシクロヘキシルカルボ
キシレートが好ましく用いられる。
を、ポリカーボネートに対して、1〜2000ppmの
量で、好ましくは1〜1000ppmの量で添加するこ
とが好ましい。
すると、ポリカーボネート中に上記安定剤が過剰に残存
しても、これがエポキシ化合物と反応して無毒化され、
最終的に色相安定性に優れ、耐熱特性に優れるととも
に、特に耐水性が向上されたポリカーボネートが得られ
るようになる。
では、上記安定剤とともにリン化合物を添加してもよ
い。このようなリン化合物としては、リン酸、亜リン
酸、次亜リン酸、ピロリン酸、ポリリン酸、リン酸エス
テルおよび亜リン酸エステルを用いることができる。
的に、例えば、トリメチルホスフェート、トリエチルホ
スフェート、トリブチルホスフェート、トリオクチルホ
スフェート、トリデシルホスフェート、トリオクタデシ
ルホスフェート、ジステアリルペンタエリスリチルジホ
スフェート、トシル(2―クロロエチル)ホスフェー
ト、トリス(2,3―ジクロロプロピル)ホスフェート
などのトリアルキルホスフェート、トリシクロヘキシル
ホスフェートなどのトリシクロアルキルホスフェート、
トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェー
ト、トリス(ノニルフェニル)ホスフェート、2―エチ
ルフェニルジフェニルホスフェートなどのトリアリール
ホスフェートなどを挙げることができる。
般式で表わされる化合物を挙げることができる。
基、脂肪族炭化水素基または芳香族炭化水素基を表わ
す。これらは同一であっても異なっていてもよい。)
例えば、トリメチルホスファイト、トリエチルホスファ
イト、トリブチルホスファイト、トリオクチルホスファ
イト、トリス(2―エチルヘキシル)ホスファイト、ト
リノニルホスファイト、トリデシルホスファイト、トリ
オクタデシルホスファイト、トリステアリルホスファイ
ト、トリス(2―クロロエチル)ホスファイト、トリス
(2,3―ジクロロプロピル)ホスファイトなどのトリ
アルキルホスファイト、トリシクロヘキシルホスファイ
トなどのトリシクロアルキルホスファイト、トリフェニ
ルホスファイト、トリクレジルホスファイト、トリス
(エチルフェニル)ホスファイト、トリス(2,4―ジ
―t―ブチルフェニル)ホスファイト、トリス(ノニル
フェニル)ホスファイト、トリス(ヒドロキシフェニ
ル)ホスファイトなどのトリアリールホスファイト、フ
ェニルジデシルホスファイト、ジフェニルデシルホスフ
ァイト、ジフェニルイソオクチルホスファイト、フェニ
ルイソオクチルホスファイト、2―エチルヘキシルジフ
ェニルホスファイトなどのアリールアルキルホスファイ
トなどを挙げることができる。
リルペンタエリスリチルジホスファイト、ビス(2,4
―ジ―t―ブチルフェニル)ペンタエリスリチルジホス
ファイトなどである。この中で、特にトリス(2,4―
ジ―t―ブチルフェニル)ホスファイトが好ましく用い
られる。
せて用いることができる。これらは別々に添加してもよ
いし、あるいは同時に添加してもよい。本発明では、上
記の如きリン化合物を、ポリカーボネート樹脂に対して
10〜1000ppm、好ましくは50〜500ppm
の量で添加することができる。
およびリン化合物を、反応生成物であるポリカーボネー
トに添加する方法は特に限定されない。例えば、反応生
成物であるポリカーボネートが溶融状態にある間にこれ
らを添加してもよいし、一旦ポリカーボネートをペレタ
イズした後、再溶融して添加してもよい。前者において
は、重縮合反応が終了して得られる溶融状態にある反応
機内または押出機内の反応生成物であるポリカーボネー
トが溶融状態にある間に、これらを添加してもよいし、
また、重縮合反応で得られたポリカーボネートが反応機
から押出機を通ってペレタイズされる間に、安定剤を添
加して混練することもできる。
てもよいし、別々に添加してもよい。また、これらの各
化合物を組み合わせて添加する場合、これらの添加順序
は問わない。
リカーボネートに、用途により、耐熱安定剤、紫外線吸
収剤、離型剤、着色剤、帯電防止剤、スリップ剤、アン
チロッキング剤、滑剤、防曇剤、天然油、合成油、ワッ
クス、有機系充填剤、無機系充填剤などを添加してもよ
い。このような添加剤は、芳香族ジヒドロキシ化合物と
同時に添加してもよいし、別々に添加してもよい。
造するに際して、原料として使用する炭酸ジエステルに
含有する加水分解可能塩素分が多くとも特定範囲内であ
れば、炭酸ジエステル製造の特に精留精製工程におい
て、熱履歴を低減することによって製造した炭酸ジエス
テルを使用することで、色調に優れる芳香族ポリカーボ
ネートを製造設備的に安価に得ることができ、光学用途
にも十分使用しうるポリカーボネートを得ることができ
る。
の%及び部は特に断らない限り重量%または重量部であ
る。なお以下の実施例において用いた炭酸ジエステル及
び得られたポリカーボネートの物性は以下のようにして
測定した。含有加水分解可能塩素 :試料1.5gをテフロン容器に
いれ、水15mmlを加えてから120℃で24時間加
熱溶出し、ミリポアフィルター(0.45μm)で濾過
したものを水で10倍に希釈した。その抽出液中の塩素
含量を溶離液に2mM NaHCO3 を用いたイオンク
ロマトグラフィー(Dione×社製イオンクロマトグ
ラフDX―300)にて測定した。粘度平均分子量 :0.7g/dlの塩化メチレン溶液を
ウベローデ粘度計を用い固有粘度を測定し、次式により
粘度平均分子量(Mv)を求めた。 [η]=1.23×10-4Mv0.83 色調(b値) :ポリカーボネートペレットのLab値を
日本電色工業製ND―1001DPを用い反射法で測定
し黄色度の尺度としてb値を用いた。
含有する粗ジフェニルカーボネート100kgを300
リットルの蒸留装置に仕込、蒸留塔を理論段数4段とし
還流比3、塔頂温度180℃で2リットル/分の溜出速
度で蒸留した。この際初溜10kgは廃棄し釜残は20
kgとした。このようにして得られた、ジフェニルカー
ボネートは加水分解可能塩素を2ppm含有していた。
上記ジフェニルカーボネート49.2kg、上記ビスフ
ェノールA(新日鐵化学製)50kg、触媒として水酸
化ナトリウム10mgとテトラメチルアンモニウムヒド
ロキシド2.0gを仕込み窒素置換を行った。
しながら溶解させた。次いで減圧度を30mmHgとし
て200℃まで加熱し1時間で大半のフェノールを留去
した。ついで270℃まで温度を上げ、減圧度1mmH
gとして2.5時間エステル交換反応を行うと粘度平均
分子量25500のポリカーボネートが得られ、カッタ
ーで切断してペレットし、色調を測定した。結果を表1
に示す。
m含有する粗ジフェニルカーボネートを実施例1と同様
に蒸留し、加水分解可能塩素を5ppm含有するジフェ
ニルカーボネートを得た。このジフェニルカーボネート
を用いる以外は実施例1と同様のエステル交換反応を行
いポリカーボネートを製造し、粘度平均分子量および色
調を測定した。結果を表1に示す。
m含有する粗ジフェニルカーボネートを実施例1と同様
に蒸留し、加水分解可能塩素を28ppm含有するジフ
ェニルカーボネートを得た。このジフェニルカーボネー
トを用いる以外は実施例1と同様のエステル交換反応を
行いポリカーボネートを製造し、粘度平均分子量および
色調を測定した。結果を表1に示す。
pm含有する粗ジフェニルカーボネートを実施例1と同
様に蒸留し、加水分解可能塩素を49ppm含有するジ
フェニルカーボネートを得た。このジフェニルカーボネ
ートを用いる以外は実施例1と同様のエステル交換反応
を行いポリカーボネートを得、粘度平均分子量および色
調を測定した。結果を表1に示す。
pm含有する粗ジフェニルカーボネート100kgを3
00リットルの蒸留装置に仕込、蒸留塔を理論段数4段
とし還流比3、塔頂温度220℃で2リットル/分の溜
出速度で蒸留した。加水分解可能塩素を52ppm含有
するジフェニルカーボネートを得た。このジフェニルカ
ーボネートを用いる以外は実施例1と同様のエステル交
換反応を行いポリカーボネートを得、粘度平均分子量お
よび色調を測定した。結果を表2に示す。
pm含有する粗ジフェニルカーボネート100kgを3
00リットルの蒸留装置に仕込、蒸留塔を理論段数4段
とし還流比10、塔頂温度180℃で0.7リットル/
分の溜出速度で蒸留し、加水分解可能塩素を5ppm含
有するジフェニルカーボネートを得た。このジフェニル
カーボネートを用いる以外は実施例1と同様のエステル
交換反応を行いポリカーボネートを得、粘度平均分子量
および色調を測定した。結果を表2に示す。
pm含有する粗ジフェニルカーボネートを比較例2と同
様に蒸留し、加水分解可能塩素を29ppm含有するジ
フェニルカーボネートを得た。このジフェニルカーボネ
ートを用いる以外は実施例1と同様のエステル交換反応
を行いポリカーボネートを得、粘度平均分子量および色
調を測定した。結果を表2に示す。
pm含有する粗ジフェニルカーボネートを比較例2と同
様に蒸留し、加水分解可能塩素を47ppm含有するジ
フェニルカーボネートを得た。このジフェニルカーボネ
ートを用いる以外は実施例1と同様のエステル交換反応
を行いポリカーボネートを得、粘度平均分子量および色
調を測定した。結果を表2に示す。
pm含有する粗ジフェニルカーボネートを比較例2と同
様に蒸留し、加水分解可能塩素を71ppm含有するジ
フェニルカーボネートを得た。このジフェニルカーボネ
ートを用いる以外は実施例1と同様のエステル交換反応
を行いポリカーボネートを得、粘度平均分子量および色
調を測定した。結果を表2に示す。
Claims (1)
- 【請求項1】 芳香族ジヒドロキシ化合物と炭酸ジエス
テルとを加熱溶融下、重縮合せしめて芳香族ポリカーボ
ネートを製造する方法において、使用する炭酸ジエステ
ルが、塔頂温度200℃以下、理論段数5段以下、還流
比3以下で蒸留精製を行った炭酸ジエステルであり、か
つ加水分解可能な塩素の含有量が50ppm以下である
ことを特徴とする芳香族ポリカーボネートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22037295A JP3383483B2 (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | 芳香族ポリカーボネートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22037295A JP3383483B2 (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | 芳香族ポリカーボネートの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0959370A true JPH0959370A (ja) | 1997-03-04 |
| JP3383483B2 JP3383483B2 (ja) | 2003-03-04 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22037295A Expired - Fee Related JP3383483B2 (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | 芳香族ポリカーボネートの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3383483B2 (ja) |
-
1995
- 1995-08-29 JP JP22037295A patent/JP3383483B2/ja not_active Expired - Fee Related
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