JPH0959475A - 熱可塑性難燃ポリエステル樹脂組成物 - Google Patents
熱可塑性難燃ポリエステル樹脂組成物Info
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- JPH0959475A JPH0959475A JP21739595A JP21739595A JPH0959475A JP H0959475 A JPH0959475 A JP H0959475A JP 21739595 A JP21739595 A JP 21739595A JP 21739595 A JP21739595 A JP 21739595A JP H0959475 A JPH0959475 A JP H0959475A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 難燃主剤としてハロゲン化アクリル樹脂を用
いた難燃性ポリエステル樹脂組成物の接点金属に対する
腐蝕性を著しく低減させること。 【解決手段】 (A)熱可塑性ポリブチレンテレフタレ
ート樹脂とともに、(B)ハロゲン化ベンジル(メタ)
アクリレートを必須単量体成分として含有するビニル単
量体からなるポリハロゲン化(メタ)アクリル樹脂を組
成物中に2〜30重量%、(C)三酸化アンチモン、五
酸化アンチモン等のアンチモン化合物を組成物中に0.
5〜20重量%、および(D)下記ハイドロタルサイト
類化合物 【化1】 Mg1-x Al(OH)2(CO3)x/2・mH2O (但し、ここで0<x<0.5、0≦m<1)を組成物
中に0.01〜5重量%含んでなる熱可塑性難燃ポリエ
ステル樹脂組成物。 【効果】 接点金属に対する腐蝕性が著しく低減する。
いた難燃性ポリエステル樹脂組成物の接点金属に対する
腐蝕性を著しく低減させること。 【解決手段】 (A)熱可塑性ポリブチレンテレフタレ
ート樹脂とともに、(B)ハロゲン化ベンジル(メタ)
アクリレートを必須単量体成分として含有するビニル単
量体からなるポリハロゲン化(メタ)アクリル樹脂を組
成物中に2〜30重量%、(C)三酸化アンチモン、五
酸化アンチモン等のアンチモン化合物を組成物中に0.
5〜20重量%、および(D)下記ハイドロタルサイト
類化合物 【化1】 Mg1-x Al(OH)2(CO3)x/2・mH2O (但し、ここで0<x<0.5、0≦m<1)を組成物
中に0.01〜5重量%含んでなる熱可塑性難燃ポリエ
ステル樹脂組成物。 【効果】 接点金属に対する腐蝕性が著しく低減する。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明の熱可塑性難燃ポリエ
ステル樹脂組成物は電気・電子部品、自動車部品、機械
部品用に供する材料である。特に、金属に対して低腐食
性が要求される分野での成形材料として利用される。
ステル樹脂組成物は電気・電子部品、自動車部品、機械
部品用に供する材料である。特に、金属に対して低腐食
性が要求される分野での成形材料として利用される。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性ポリエステル樹脂、例えば、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
トは機械的特性、電気的性質、物理的性質、耐薬品性、
寸法安定性に優れており、電気・電子部品、機械部品、
自動車部品など多岐にわたり使用されている。しかし、
熱可塑性ポリエステル樹脂はそのままでは、可燃性のポ
リマーであり、難燃性の必要とされる用途には適さな
い。ところが電気・電子分野、自動車部品分野などにお
いて、火災に対する安全性の要求が高まり、使用樹脂の
難燃化が必須となっている。そこで現在、電気・電子機
器、自動車部品用成形材料として熱可塑性難燃ポリエス
テル樹脂組成物が大量に使用されており、今後、益々そ
の使用量は増加が見込まれている。しかしながら、成形
品に使用される機能が増すにつれ、当該成形材料への要
求性能も多様化し、かつ、高度化している。例えばリレ
ー、スイッチ等の開閉器用途では信頼性を向上させるた
め開閉器を構成する材料に対して、難燃性を保持しなが
ら接点金属に対する腐食性を改善することが大いに要求
されてきている。
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
トは機械的特性、電気的性質、物理的性質、耐薬品性、
寸法安定性に優れており、電気・電子部品、機械部品、
自動車部品など多岐にわたり使用されている。しかし、
熱可塑性ポリエステル樹脂はそのままでは、可燃性のポ
リマーであり、難燃性の必要とされる用途には適さな
い。ところが電気・電子分野、自動車部品分野などにお
いて、火災に対する安全性の要求が高まり、使用樹脂の
難燃化が必須となっている。そこで現在、電気・電子機
器、自動車部品用成形材料として熱可塑性難燃ポリエス
テル樹脂組成物が大量に使用されており、今後、益々そ
の使用量は増加が見込まれている。しかしながら、成形
品に使用される機能が増すにつれ、当該成形材料への要
求性能も多様化し、かつ、高度化している。例えばリレ
ー、スイッチ等の開閉器用途では信頼性を向上させるた
め開閉器を構成する材料に対して、難燃性を保持しなが
ら接点金属に対する腐食性を改善することが大いに要求
されてきている。
【0003】ところで熱可塑性ポリエステル樹脂を難燃
化するために、各種の難燃剤を添加することは知られて
いる。難燃主剤としては典型的にはハロゲン化合物があ
り、例えばハロゲン化エポキシ樹脂、ハロゲン化ポリカ
ーボネート樹脂、ハロゲン化ポリフェニレンオキサイ
ド、ハロゲン化アクリル樹脂等が知られている。
化するために、各種の難燃剤を添加することは知られて
いる。難燃主剤としては典型的にはハロゲン化合物があ
り、例えばハロゲン化エポキシ樹脂、ハロゲン化ポリカ
ーボネート樹脂、ハロゲン化ポリフェニレンオキサイ
ド、ハロゲン化アクリル樹脂等が知られている。
【0004】前記したハロゲン化合物のうち、ハロゲン
化エポキシ樹脂、ハロゲン化ポリカーボネート樹脂、ハ
ロゲン化ポリフェニレンオキサイドの難燃主剤は接点金
属への腐蝕性に劣り、そこでこれらを含む熱可塑性難燃
ポリエステル組成物に対し、その金属腐蝕性、特にハロ
ゲン化エポキシ樹脂を含む組成物における金属腐蝕性の
改善、および離型性を改善するためのものとしてハイド
ロタルサイト類化合物、脂肪酸エステル系滑剤を併せて
含有した組成物が有効であることを既に本発明者らは開
示した(特開平4−253762号公報)。しかし、後
述した比較例からも明らかなように、前記した難燃主剤
を含む組成系ではハイドロタルサイト類化合物の添加に
よる金属腐蝕性の改善効果は小さく、高度化する金属腐
食性への要求に耐えうるものではなかった。
化エポキシ樹脂、ハロゲン化ポリカーボネート樹脂、ハ
ロゲン化ポリフェニレンオキサイドの難燃主剤は接点金
属への腐蝕性に劣り、そこでこれらを含む熱可塑性難燃
ポリエステル組成物に対し、その金属腐蝕性、特にハロ
ゲン化エポキシ樹脂を含む組成物における金属腐蝕性の
改善、および離型性を改善するためのものとしてハイド
ロタルサイト類化合物、脂肪酸エステル系滑剤を併せて
含有した組成物が有効であることを既に本発明者らは開
示した(特開平4−253762号公報)。しかし、後
述した比較例からも明らかなように、前記した難燃主剤
を含む組成系ではハイドロタルサイト類化合物の添加に
よる金属腐蝕性の改善効果は小さく、高度化する金属腐
食性への要求に耐えうるものではなかった。
【0005】一方、前記特開平4−253762号公報
に明示されていないハロゲン化アクリル樹脂を含む組成
物を用いても高温雰囲気中、接触した金属部材はかなり
腐蝕してしまい、この難燃剤を含有した組成物に対して
もやはり金属腐蝕性の改善要求は大きかった。
に明示されていないハロゲン化アクリル樹脂を含む組成
物を用いても高温雰囲気中、接触した金属部材はかなり
腐蝕してしまい、この難燃剤を含有した組成物に対して
もやはり金属腐蝕性の改善要求は大きかった。
【0006】またハロゲン化アクリル樹脂を含む難燃性
ポリエステル樹脂組成物にヒンダードフェノール系安定
剤(特開昭59−6248号公報)、チオエーテル化合
物(特開昭59−20350号公報)、燐化合物(特開
昭59−20351号公報)等を併用して、難燃性を付
与すると共に引張伸度、耐折強度を改良することも知ら
れている。しかし、これらの安定剤化合物はそれ自体揮
発性であり、またフェノール、硫黄、燐系化合物等によ
る接点金属への腐蝕性は極めて多いことも知られてい
る。このためこれらの添加剤を含む難燃組成物では接点
金属の腐蝕性が一層劣っていた。
ポリエステル樹脂組成物にヒンダードフェノール系安定
剤(特開昭59−6248号公報)、チオエーテル化合
物(特開昭59−20350号公報)、燐化合物(特開
昭59−20351号公報)等を併用して、難燃性を付
与すると共に引張伸度、耐折強度を改良することも知ら
れている。しかし、これらの安定剤化合物はそれ自体揮
発性であり、またフェノール、硫黄、燐系化合物等によ
る接点金属への腐蝕性は極めて多いことも知られてい
る。このためこれらの添加剤を含む難燃組成物では接点
金属の腐蝕性が一層劣っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、難燃主剤としてハロゲン化アクリル樹脂を
用いた難燃性ポリエステル樹脂組成物において、接点金
属に対する腐蝕性を著しく低減した、かつ機械的特性、
成形性等の性能に優れた熱可塑性難燃ポリエステル樹脂
組成物を提供することにある。
する課題は、難燃主剤としてハロゲン化アクリル樹脂を
用いた難燃性ポリエステル樹脂組成物において、接点金
属に対する腐蝕性を著しく低減した、かつ機械的特性、
成形性等の性能に優れた熱可塑性難燃ポリエステル樹脂
組成物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは難燃主剤と
してハロゲン化アクリル樹脂を含む熱可塑性難燃性ポリ
エステル樹脂組成物における接点金属に対する腐蝕性を
著しく低減するための手段として、ハロゲン化合物系難
燃主剤を含む熱可塑性難燃性組成物では実用的な効果が
殆ど期待できないハイドロタルサイト類化合物が、ハロ
ゲン化アクリル樹脂を含む熱可塑性難燃性ポリエステル
樹脂組成物では以外にも接点金属に対する腐蝕性の低減
効果が極めて著しくて顕著であることを見い出し、本発
明を完成するに至った。
してハロゲン化アクリル樹脂を含む熱可塑性難燃性ポリ
エステル樹脂組成物における接点金属に対する腐蝕性を
著しく低減するための手段として、ハロゲン化合物系難
燃主剤を含む熱可塑性難燃性組成物では実用的な効果が
殆ど期待できないハイドロタルサイト類化合物が、ハロ
ゲン化アクリル樹脂を含む熱可塑性難燃性ポリエステル
樹脂組成物では以外にも接点金属に対する腐蝕性の低減
効果が極めて著しくて顕著であることを見い出し、本発
明を完成するに至った。
【0009】即ち本発明は、(A)熱可塑性ポリエステ
ル樹脂、(B)ポリハロゲン化(メタ)アクリル樹脂、
(C)アンチモン化合物、及び(D)ハイドロタルサイ
ト類化合物を含んでなることを特徴とする熱可塑性難燃
ポリエステル樹脂組成物を提供するものである。
ル樹脂、(B)ポリハロゲン化(メタ)アクリル樹脂、
(C)アンチモン化合物、及び(D)ハイドロタルサイ
ト類化合物を含んでなることを特徴とする熱可塑性難燃
ポリエステル樹脂組成物を提供するものである。
【0010】本発明で使用される熱可塑性ポリエステル
樹脂(A)は、テレフタル酸またはそのエステル類と、
エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジ
オール、ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、
ヘキサンジオール、オクタンジオール、デカンジオー
ル、シクロヘキサンジメタノール、ハイドロキノン、ビ
スフェノールA、2,2−ビス(4−ヒドロキシエトキ
シフェニル)プロパン、1,4−ジメチロールテトラブ
ロモベンゼンまたはTBA−EOなどの如きグリコール
類とから得られるテレフタル酸系熱可塑性ポリエステル
である。
樹脂(A)は、テレフタル酸またはそのエステル類と、
エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジ
オール、ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、
ヘキサンジオール、オクタンジオール、デカンジオー
ル、シクロヘキサンジメタノール、ハイドロキノン、ビ
スフェノールA、2,2−ビス(4−ヒドロキシエトキ
シフェニル)プロパン、1,4−ジメチロールテトラブ
ロモベンゼンまたはTBA−EOなどの如きグリコール
類とから得られるテレフタル酸系熱可塑性ポリエステル
である。
【0011】本発明で用いられる熱可塑性ポリエステル
樹脂(A)として、代表的にはポリエチレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレートが挙げられる。通常
はフェノールと四塩化エタンとの6対4なる重量比の混
合溶媒中、30℃で測定した固有粘度[η]が0.3〜
1.5dl/gなる範囲のものが用いられる。固有粘度
[η]がこのような範囲にあると樹脂組成物は充分な機
械的強度を発現することができ、また溶融時の流動性も
良好で成形時のショートショット、表面光沢不良等が生
じにくい。
樹脂(A)として、代表的にはポリエチレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレートが挙げられる。通常
はフェノールと四塩化エタンとの6対4なる重量比の混
合溶媒中、30℃で測定した固有粘度[η]が0.3〜
1.5dl/gなる範囲のものが用いられる。固有粘度
[η]がこのような範囲にあると樹脂組成物は充分な機
械的強度を発現することができ、また溶融時の流動性も
良好で成形時のショートショット、表面光沢不良等が生
じにくい。
【0012】本発明で使用されるポリハロゲン化(メ
タ)アクリル樹脂(B)は、少なくとも1種以上の下記
一般式(1)
タ)アクリル樹脂(B)は、少なくとも1種以上の下記
一般式(1)
【0013】
【化3】
【0014】(式中Xは塩素原子又は臭素原子を示し、
nは1〜5の整数、Zは水素原子またはメチル基を示
す。)で示されるハロゲン化ベンジル(メタ)アクリレ
ートを必須単量体成分として含むビニル単量体からなる
重合体である。このようなものとしては、ハロゲン化ベ
ンジルアクリレートまたはハロゲン化ベンジルメタアク
リレートを単独重合させたもの、あるいは2種類以上を
共重合させたもの、または他のビニル系モノマーと共重
合させることによって得られるポリハロゲン化アクリル
重合体が挙げられる。
nは1〜5の整数、Zは水素原子またはメチル基を示
す。)で示されるハロゲン化ベンジル(メタ)アクリレ
ートを必須単量体成分として含むビニル単量体からなる
重合体である。このようなものとしては、ハロゲン化ベ
ンジルアクリレートまたはハロゲン化ベンジルメタアク
リレートを単独重合させたもの、あるいは2種類以上を
共重合させたもの、または他のビニル系モノマーと共重
合させることによって得られるポリハロゲン化アクリル
重合体が挙げられる。
【0015】前記一般式(1)において好ましいハロゲ
ン化ベンジルアクリレートとしては、例えばペンタブロ
モベンジルアクリレート、テトラブロムベンジルアクリ
レート、トリブロムベンジルアクリレート、ペンタクロ
ルベンジルアクリレート、テトラクロルベンジルアクリ
レート、トリクロルベンジルアクリレートまたはこれら
の混合物等がある。
ン化ベンジルアクリレートとしては、例えばペンタブロ
モベンジルアクリレート、テトラブロムベンジルアクリ
レート、トリブロムベンジルアクリレート、ペンタクロ
ルベンジルアクリレート、テトラクロルベンジルアクリ
レート、トリクロルベンジルアクリレートまたはこれら
の混合物等がある。
【0016】一方、好ましいハロゲン化ベンジルメタア
クリレートとしては、上記のハロゲン化ベンジルアクリ
レートに対応したメタアクリレートがあげられる。前記
ハロゲン化ベンジル(メタ)アクリレートと共重合可能
な他のビニル単量体としては、例えば、アクリル酸、メ
チルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリ
レート、ベンジルアクリレートの様なアクリル酸エステ
ル類、メタクリル酸、メチルメタクリレート、エチルメ
タクリレート、ブチルメタクリレート、ベンジルメトノ
リレートの様なメタクリル酸エステル類、スチレン、ア
クリルニトリル、フマル酸、マレイン酸の様な不飽和カ
ルボン酸またはその無水物、酢酸ビニル、塩化ビニル等
があげられる。これらのビニル単量体はポリハロゲン化
ベンジル(メタ)アクリレート使用量に対して等モル量
未満の使用が好ましく、1/2モル量以下の使用が更に
好ましい。
クリレートとしては、上記のハロゲン化ベンジルアクリ
レートに対応したメタアクリレートがあげられる。前記
ハロゲン化ベンジル(メタ)アクリレートと共重合可能
な他のビニル単量体としては、例えば、アクリル酸、メ
チルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリ
レート、ベンジルアクリレートの様なアクリル酸エステ
ル類、メタクリル酸、メチルメタクリレート、エチルメ
タクリレート、ブチルメタクリレート、ベンジルメトノ
リレートの様なメタクリル酸エステル類、スチレン、ア
クリルニトリル、フマル酸、マレイン酸の様な不飽和カ
ルボン酸またはその無水物、酢酸ビニル、塩化ビニル等
があげられる。これらのビニル単量体はポリハロゲン化
ベンジル(メタ)アクリレート使用量に対して等モル量
未満の使用が好ましく、1/2モル量以下の使用が更に
好ましい。
【0017】また、共重合可能な他のビニル単量体とし
て架橋性のビニル単量体も必要に応じて使用することが
できる。このようなものとしてはキシレンジアクリレー
ト、キシレンジメタクリレート、テトラブロムキシレン
ジアクリレート、テトラブロムキシレンジメタクリレー
ト、ブタジエン、イソプレン、ジビニルベンゼンなどが
使用できる。これらの架橋性のビニル単量体は、ポリハ
ロゲン化ベンジル(メタ)アクリレート使用量に対して
1/2モル量以下の使用が好ましく、1/5モル量以下
の使用が更に好ましい。
て架橋性のビニル単量体も必要に応じて使用することが
できる。このようなものとしてはキシレンジアクリレー
ト、キシレンジメタクリレート、テトラブロムキシレン
ジアクリレート、テトラブロムキシレンジメタクリレー
ト、ブタジエン、イソプレン、ジビニルベンゼンなどが
使用できる。これらの架橋性のビニル単量体は、ポリハ
ロゲン化ベンジル(メタ)アクリレート使用量に対して
1/2モル量以下の使用が好ましく、1/5モル量以下
の使用が更に好ましい。
【0018】ポリハロゲン化アクリル樹脂の重合度は特
に限定しないが、成形性、流動性の点から重合度が10
〜150のものが望ましい。ポリハロゲン化アクリル樹
脂の使用量は、熱可塑性難燃ポリエステル樹脂組成物中
2〜30重量%、より好ましくは4〜20重量%なる範
囲である。この使用量が2〜30重量%であると充分な
難燃効果が得られ、また機械的強度の低下も少ない。
に限定しないが、成形性、流動性の点から重合度が10
〜150のものが望ましい。ポリハロゲン化アクリル樹
脂の使用量は、熱可塑性難燃ポリエステル樹脂組成物中
2〜30重量%、より好ましくは4〜20重量%なる範
囲である。この使用量が2〜30重量%であると充分な
難燃効果が得られ、また機械的強度の低下も少ない。
【0019】本発明組成物中で使用された、難燃主剤で
あるところのポリハロゲン化アクリル樹脂の難燃効果を
向上するためには、難燃助剤としてアンチモン化合物
(C)を併用することが好ましい。三酸化アンチモン、
四酸化アンチモン、五酸化アンチモン、ピロアンチモン
酸ソーダ等があげられ、三酸化アンチモン、五酸化アン
チモンが好適である。
あるところのポリハロゲン化アクリル樹脂の難燃効果を
向上するためには、難燃助剤としてアンチモン化合物
(C)を併用することが好ましい。三酸化アンチモン、
四酸化アンチモン、五酸化アンチモン、ピロアンチモン
酸ソーダ等があげられ、三酸化アンチモン、五酸化アン
チモンが好適である。
【0020】このうち五酸化アンチモンとしては、アル
カリ金属酸化物/又はアルカリ土類金属酸化物それぞれ
単独、又は混合で、五酸化アンチモンに対してモル比で
0.2〜1.5含有した五酸化アンチモン系難燃剤がよ
り好ましい。
カリ金属酸化物/又はアルカリ土類金属酸化物それぞれ
単独、又は混合で、五酸化アンチモンに対してモル比で
0.2〜1.5含有した五酸化アンチモン系難燃剤がよ
り好ましい。
【0021】このアンチモン系化合物の使用量として
は、熱可塑性難燃ポリエステル樹脂組成物中好ましくは
0.5〜20重量%、より好ましくは1〜15重量%な
る範囲である。この使用量が0.5〜20重量%である
と難燃効果が高く、難燃組成物の機械的強度の低下が少
ない。
は、熱可塑性難燃ポリエステル樹脂組成物中好ましくは
0.5〜20重量%、より好ましくは1〜15重量%な
る範囲である。この使用量が0.5〜20重量%である
と難燃効果が高く、難燃組成物の機械的強度の低下が少
ない。
【0022】本発明で使用されるハイドロタルサイト類
化合物(D)としては、例えば下記一般式(2)
化合物(D)としては、例えば下記一般式(2)
【0023】
【化4】 [M2+ 1-xM3+ x(OH)2]x+[An- x/n・mH2O]x-
【0024】(式中、M2+は2価金属イオンを、M3+は
3価金属イオンを、An-はn価のアニオンを、xは0<
x<0.5、mは0≦m<1を示す。)で示される化合
物がある。
3価金属イオンを、An-はn価のアニオンを、xは0<
x<0.5、mは0≦m<1を示す。)で示される化合
物がある。
【0025】前記式中、特にM2+イオンとしてはM
g2+、Mn2+、Fe2+、Co2+、Ni2+、Cu2+、Z
n2+等の2価の金属イオン;M3+イオンとしてはA
l3+、Fe3+、Cr3+、Co3+、In3+等の3価金属イ
オン;An-イオンとしてはOH-、F-、Cl-、Br-、
NO3-、CO3 2-、SO4 2-、Fe(CN)6 3-、CH3C
OO-、シュウ酸イオン、サリチン酸イオン等のn価の
アニオン;がそれぞれ挙げられる。
g2+、Mn2+、Fe2+、Co2+、Ni2+、Cu2+、Z
n2+等の2価の金属イオン;M3+イオンとしてはA
l3+、Fe3+、Cr3+、Co3+、In3+等の3価金属イ
オン;An-イオンとしてはOH-、F-、Cl-、Br-、
NO3-、CO3 2-、SO4 2-、Fe(CN)6 3-、CH3C
OO-、シュウ酸イオン、サリチン酸イオン等のn価の
アニオン;がそれぞれ挙げられる。
【0026】更にM2+イオンの好ましい例として、Mg
2+、Mn2+、Fe2+、Co2+等があげられる。M3+イオ
ンの好ましい例として、Al3+、Fe3+、Cr3+等があ
げられる。An-イオンの好ましい例としては、C
O3 2-、OH-、HPO4 2-、SO4 2-等をあげることがで
きる。
2+、Mn2+、Fe2+、Co2+等があげられる。M3+イオ
ンの好ましい例として、Al3+、Fe3+、Cr3+等があ
げられる。An-イオンの好ましい例としては、C
O3 2-、OH-、HPO4 2-、SO4 2-等をあげることがで
きる。
【0027】特に好ましいハイドロタルサイト類化合物
は、下記構造式で示される化合物である。
は、下記構造式で示される化合物である。
【0028】
【化5】Mg1-x Al(OH)2(CO3)x/2・mH2O
【0029】(但し、ここで0<x<0.5、より好ま
しくは0.2≦x≦0.4、0≦m<1、より好ましく
は0≦m≦0.6)
しくは0.2≦x≦0.4、0≦m<1、より好ましく
は0≦m≦0.6)
【0030】このハイドロタルサイト類の添加量として
は、難燃組成物中0.01〜5重量%、好ましくは0.
01〜3重量%からなる範囲が適当である。この使用量
が0.01〜5重量%であると充分な熱安定性が得ら
れ、難燃組成物の機械的強度の低下や成分の表面への移
行(ブリード現象)が少ない。
は、難燃組成物中0.01〜5重量%、好ましくは0.
01〜3重量%からなる範囲が適当である。この使用量
が0.01〜5重量%であると充分な熱安定性が得ら
れ、難燃組成物の機械的強度の低下や成分の表面への移
行(ブリード現象)が少ない。
【0031】また本発明の組成物を実用に供するにあた
っては、難燃性ポリエステル樹脂組成物中に添加するこ
とが既に公知のモンタン酸エステルに代表される滑剤
や、ヒンダードフェノール系、リン酸エステル系に代表
される耐熱安定剤を、夫々、組成物中0.01〜10重
量%の範囲の使用量にて含有させておくことが好まし
い。
っては、難燃性ポリエステル樹脂組成物中に添加するこ
とが既に公知のモンタン酸エステルに代表される滑剤
や、ヒンダードフェノール系、リン酸エステル系に代表
される耐熱安定剤を、夫々、組成物中0.01〜10重
量%の範囲の使用量にて含有させておくことが好まし
い。
【0032】更に、本発明の組成物には下記の充填剤で
強化された強化難燃性組成物も包含するものである。必
要によって用いられる強化充填剤としては、公知慣用な
ものが使用できるが、その中でも代表的なものとしては
ガラス繊維、炭素繊維、チタン酸カリ繊維、金属繊維、
セラミック繊維、アラミド繊維、PPS繊維、炭酸カル
シュウム、けい酸カルシュウム、けい酸マグネシュウ
ム、硫酸カルシュウム、硫酸バリュウム、酸化鉄、黒
鉛、カーボンブラック、マイカ、アスベスト、セラミッ
クパウダー、金属フレーク、ガラスビーズなどがあげら
れる。
強化された強化難燃性組成物も包含するものである。必
要によって用いられる強化充填剤としては、公知慣用な
ものが使用できるが、その中でも代表的なものとしては
ガラス繊維、炭素繊維、チタン酸カリ繊維、金属繊維、
セラミック繊維、アラミド繊維、PPS繊維、炭酸カル
シュウム、けい酸カルシュウム、けい酸マグネシュウ
ム、硫酸カルシュウム、硫酸バリュウム、酸化鉄、黒
鉛、カーボンブラック、マイカ、アスベスト、セラミッ
クパウダー、金属フレーク、ガラスビーズなどがあげら
れる。
【0033】また、これら強化材はシランカップリング
剤、チタン系カプリング剤等で表面処理されたものが好
ましい。例えば、γーアミノプロピルトリメトキシシラ
ン、N−βー(アミノエチル)ーγーアミノプロピルト
リメトキシシラン、N−βー(アミノエチル)ーγーア
ミノプロピルジメトキシメチルシランなどの如きアミノ
シラン系;γーグリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γーグリリシドキシプロピルエトキシシラン、βー
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキ
シシランなどのエポキシシラン系:イソプロピルトリス
テアロイルチタネート、イソプロピルトリドデシルベン
ゼンスルホニルチタネート、テトライソプロピルビス
(ジオクチルホスファイト)チタネートなどのチタン系
カップリング剤等が揚げられる。
剤、チタン系カプリング剤等で表面処理されたものが好
ましい。例えば、γーアミノプロピルトリメトキシシラ
ン、N−βー(アミノエチル)ーγーアミノプロピルト
リメトキシシラン、N−βー(アミノエチル)ーγーア
ミノプロピルジメトキシメチルシランなどの如きアミノ
シラン系;γーグリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γーグリリシドキシプロピルエトキシシラン、βー
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキ
シシランなどのエポキシシラン系:イソプロピルトリス
テアロイルチタネート、イソプロピルトリドデシルベン
ゼンスルホニルチタネート、テトライソプロピルビス
(ジオクチルホスファイト)チタネートなどのチタン系
カップリング剤等が揚げられる。
【0034】更に、本発明の組成物には、他の添加剤と
して、結晶核剤、顔料、染料、可塑剤、離型剤、酸化防
止剤、紫外線吸収剤、発砲剤、またはカップリング剤な
どを併用してもよい。
して、結晶核剤、顔料、染料、可塑剤、離型剤、酸化防
止剤、紫外線吸収剤、発砲剤、またはカップリング剤な
どを併用してもよい。
【0035】本発明組成物の製造方法は特に限定される
ものではないが好ましくは、組成物の成分を予め均一に
混合した後に熱可塑性ポリエステル樹脂の融点以上の温
度において、単軸又は多軸押出機を用いて溶融混練さ
れ、ついでカッターでカッティングされペレットとして
供される。
ものではないが好ましくは、組成物の成分を予め均一に
混合した後に熱可塑性ポリエステル樹脂の融点以上の温
度において、単軸又は多軸押出機を用いて溶融混練さ
れ、ついでカッターでカッティングされペレットとして
供される。
【0036】こうして得られた組成物は、通常公知の射
出成形、押出成形などの任意の方法で成形でき、成形品
は優れた難燃性を有するだけではなく、成形性に優れ、
また耐金属腐食性にも優れており、工業的価値は極めて
大きく、機械機構部品、電気・電子部品、自動車部品等
の成形用途に使用できる。
出成形、押出成形などの任意の方法で成形でき、成形品
は優れた難燃性を有するだけではなく、成形性に優れ、
また耐金属腐食性にも優れており、工業的価値は極めて
大きく、機械機構部品、電気・電子部品、自動車部品等
の成形用途に使用できる。
【0037】
【発明の実施の形態】次に本発明の好ましい実施形態に
ついて、具体的に説明する。固有粘度[η]0.3〜
1.5dl/gのポリブチレンテレフタレート(A)を
含む組成物中において、ペンタブロモベンジルアクリレ
ート若しくはペンタブロモベンジルメタアクリレートか
らなる重合体(B)を全組成物中4〜20重量%の割合
で、三酸化アンチモン及び(または)五酸化アンチモン
(C)を全組成物中1〜15重量%の割合で、下記構造
式のハイドロタルサイト化合物(C)
ついて、具体的に説明する。固有粘度[η]0.3〜
1.5dl/gのポリブチレンテレフタレート(A)を
含む組成物中において、ペンタブロモベンジルアクリレ
ート若しくはペンタブロモベンジルメタアクリレートか
らなる重合体(B)を全組成物中4〜20重量%の割合
で、三酸化アンチモン及び(または)五酸化アンチモン
(C)を全組成物中1〜15重量%の割合で、下記構造
式のハイドロタルサイト化合物(C)
【0038】
【化6】 Mg1-x Al(OH)2(CO3)x/2・mH2O
【0039】(但し、ここで0<x<0.5、0≦m<
1)を全組成物中0.01〜3重量%の割合で用い、こ
れらを配合した組成物を前記ポリエステル樹脂の融点以
上の温度で溶融混練し、カッターでカッティングして樹
脂ペレットを作製する。当該ペレットを成形機に供給
し、各種の用途に用いる難燃樹脂成形品を成形する。
1)を全組成物中0.01〜3重量%の割合で用い、こ
れらを配合した組成物を前記ポリエステル樹脂の融点以
上の温度で溶融混練し、カッターでカッティングして樹
脂ペレットを作製する。当該ペレットを成形機に供給
し、各種の用途に用いる難燃樹脂成形品を成形する。
【0040】
【実施例】次に、本発明を具体的な実施例及び比較例に
より説明する。しかしながら本発明は以下の実施例に限
定されるものではない。
より説明する。しかしながら本発明は以下の実施例に限
定されるものではない。
【0041】〔実施例 1〜6〕[η]が0.9dl/
gなるポリブチレンテレフタレート(以下、PBTと略
記する。)樹脂に対し、ポリハロゲン化アクリル樹脂
(ハロゲン化アクリル樹脂−1:ポリペンタブロモベン
ジルアクリレート、ハロゲン化アクリル樹脂−2:ポリ
ペンタブロモベンジルメタアクリレート)およびアンチ
モン化合物およびハイドロタルサイト類化合物
gなるポリブチレンテレフタレート(以下、PBTと略
記する。)樹脂に対し、ポリハロゲン化アクリル樹脂
(ハロゲン化アクリル樹脂−1:ポリペンタブロモベン
ジルアクリレート、ハロゲン化アクリル樹脂−2:ポリ
ペンタブロモベンジルメタアクリレート)およびアンチ
モン化合物およびハイドロタルサイト類化合物
【0042】
【化7】 Mg1-x Al(OH)2(CO3)x/2・mH2O
【0043】(但しx=0.33、m=0.3)、脂肪
族エステル系滑剤(モンタン酸エステル部分ケン化
物)、ヒンダードフェノール系熱安定剤〔トリス−
(3,5−ジ−tert−ブチル−ヒドロキシベンジ
ル)−イソシアヌレート〕、リン酸エステル系熱安定剤
〔トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファ
イト〕、ガラス繊維(ガラスチョップ)を予め均一に混
合した後、230〜250℃に設定した40mm単軸ベン
ト付押出機によって混練した後、ストランドとして引き
出し冷却後、カッターにてカッティングし、樹脂ペレッ
トを得た。
族エステル系滑剤(モンタン酸エステル部分ケン化
物)、ヒンダードフェノール系熱安定剤〔トリス−
(3,5−ジ−tert−ブチル−ヒドロキシベンジ
ル)−イソシアヌレート〕、リン酸エステル系熱安定剤
〔トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファ
イト〕、ガラス繊維(ガラスチョップ)を予め均一に混
合した後、230〜250℃に設定した40mm単軸ベン
ト付押出機によって混練した後、ストランドとして引き
出し冷却後、カッターにてカッティングし、樹脂ペレッ
トを得た。
【0044】(燃焼性)このペレットから、射出成形機
を用い、試料厚さ1/32インチの短冊型テストピース
を作成した。尚、射出成形条件は成形温度:240〜2
60℃、金型温度:60℃、射出スード:中速、射出圧
力:1次圧/2次圧=140/40〜60(Kg/cm
2)であった。短冊型テストピースを用い、UL−94
の燃焼試験を行った。
を用い、試料厚さ1/32インチの短冊型テストピース
を作成した。尚、射出成形条件は成形温度:240〜2
60℃、金型温度:60℃、射出スード:中速、射出圧
力:1次圧/2次圧=140/40〜60(Kg/cm
2)であった。短冊型テストピースを用い、UL−94
の燃焼試験を行った。
【0045】(耐金属腐食性)このペレット50gを耐
圧ガラス瓶の中に銀板と共に封入し、180℃加熱し、
銀板の表面鏡面反射率の変化を測定し、反射率の経時変
化により腐食の評価を行った。尚、未試験の初期の銀板
の反射率は23.0である。
圧ガラス瓶の中に銀板と共に封入し、180℃加熱し、
銀板の表面鏡面反射率の変化を測定し、反射率の経時変
化により腐食の評価を行った。尚、未試験の初期の銀板
の反射率は23.0である。
【0046】(引張強度、引張伸び)射出成形機を用
い、ASTM IV号ダンベルを作成した。尚、射出成
形条件は成形温度:240〜260℃、金型温度:60
℃、射出スピード:中速、射出圧力:1次圧/2次圧=
140/40〜60(kg/cm2)であった。IV号ダンベ
ルを用い、引張強度、引張伸びの測定を行った。
い、ASTM IV号ダンベルを作成した。尚、射出成
形条件は成形温度:240〜260℃、金型温度:60
℃、射出スピード:中速、射出圧力:1次圧/2次圧=
140/40〜60(kg/cm2)であった。IV号ダンベ
ルを用い、引張強度、引張伸びの測定を行った。
【0047】(成形幅)成形性の評価法として、成形
時、金型からの離型時に発生する抵抗(離型抵抗)の成
形可能範囲(成形幅)を測定して評価した。離型抵抗
は、金型のエジェクターピンの後部に水晶圧電式キャビ
ティ内圧センサーを装着して離型時にエジェクターピン
にかかる抵抗を検知し、アンプにより増幅しアナライジ
ングレコーダーにより数値化して、その最大値を離型抵
抗とした。
時、金型からの離型時に発生する抵抗(離型抵抗)の成
形可能範囲(成形幅)を測定して評価した。離型抵抗
は、金型のエジェクターピンの後部に水晶圧電式キャビ
ティ内圧センサーを装着して離型時にエジェクターピン
にかかる抵抗を検知し、アンプにより増幅しアナライジ
ングレコーダーにより数値化して、その最大値を離型抵
抗とした。
【0048】成形可能範囲(成形幅)の測定には、射出
成形機(日精樹脂工業株式会社製PS60E9ASE)
で離型抵抗測定用格子状試験片を成形することによって
行う。
成形機(日精樹脂工業株式会社製PS60E9ASE)
で離型抵抗測定用格子状試験片を成形することによって
行う。
【0049】まず、該試験片を成形するのに最低の射出
圧力を求め、この圧力を最低充填圧力とした。次に射出
圧力を最低充填圧力から徐々に上昇させ、各射出圧力で
の離型抵抗を測定し、その値が900kg/cm2になると
ころの射出圧力を求め、これを成形可能最高射出圧力と
した。(900kg/cm2以上の離型抵抗値となるとエジ
ェクターピンの破損の可能性が高くなる。)この成形可
能最高射出圧力と最低充填圧力との差を成形幅とする。
圧力を求め、この圧力を最低充填圧力とした。次に射出
圧力を最低充填圧力から徐々に上昇させ、各射出圧力で
の離型抵抗を測定し、その値が900kg/cm2になると
ころの射出圧力を求め、これを成形可能最高射出圧力と
した。(900kg/cm2以上の離型抵抗値となるとエジ
ェクターピンの破損の可能性が高くなる。)この成形可
能最高射出圧力と最低充填圧力との差を成形幅とする。
【0050】成形幅 (kg/cm2)= 成形可能最高射出
圧力 − 最低充填圧力 この成形幅が広いものは成形性が良く、反対に狭いもの
が成形性が悪いと評価する。
圧力 − 最低充填圧力 この成形幅が広いものは成形性が良く、反対に狭いもの
が成形性が悪いと評価する。
【0051】以上の試験結果を表1に示す。
【0052】
【表1】
【0053】〔比較例 1〜6〕実施例と同様の方法に
より、表2に示す比較すべき種々の組成物について同様
の試験を行った。その試験結果を表2に示す。
より、表2に示す比較すべき種々の組成物について同様
の試験を行った。その試験結果を表2に示す。
【0054】
【表2】
【0055】実施例と比較例の比較により、本発明の組
成物は耐金属腐食性に著しく優れ、且つ、成形性、機械
的特性にも優れた非常にバランスのとれた熱可塑性難燃
ポリエステル樹脂組成物であることが判る。
成物は耐金属腐食性に著しく優れ、且つ、成形性、機械
的特性にも優れた非常にバランスのとれた熱可塑性難燃
ポリエステル樹脂組成物であることが判る。
【0056】〔実施例7、比較例7〕前記実施例1と同
様の方法により、表3に示す組成物について同様の試験
を行った。その試験結果を表3に示す。
様の方法により、表3に示す組成物について同様の試験
を行った。その試験結果を表3に示す。
【0057】
【表3】
【0058】実施例と比較例の比較により、本発明の組
成物は耐金属腐食性に著しく優れることが判る。
成物は耐金属腐食性に著しく優れることが判る。
【0059】
【発明の効果】本発明組成物は、耐金属腐食性に著しく
優れ、且つ、成形性、機械的特性にも優れた非常にバラ
ンスのとれた熱可塑性難燃ポリエステル樹脂組成物であ
り、接点金属等の金属を有する電気電子部品に最適な成
形材料を提供するものである。
優れ、且つ、成形性、機械的特性にも優れた非常にバラ
ンスのとれた熱可塑性難燃ポリエステル樹脂組成物であ
り、接点金属等の金属を有する電気電子部品に最適な成
形材料を提供するものである。
Claims (8)
- 【請求項1】 (A)熱可塑性ポリエステル樹脂、
(B)ポリハロゲン化(メタ)アクリル樹脂、(C)ア
ンチモン化合物、および(D)ハイドロタルサイト類化
合物を含んでなる熱可塑性難燃ポリエステル樹脂組成
物。 - 【請求項2】 熱可塑性ポリエステル樹脂(A)が、固
有粘度[η]0.3〜1.5dl/gのポリブチレンテ
レフタレートである請求項1記載の組成物。 - 【請求項3】 ポリハロゲン化(メタ)アクリル樹脂
(B)が、少なくとも1種以上の下記一般式(1) 【化1】 (式中Xは塩素原子又は臭素原子を示し、nは1〜5の
整数、Zは水素原子またはメチル基を示す。)で示され
るハロゲン化ベンジル(メタ)アクリレートを必須単量
体成分として含有するビニル単量体からなる重合体であ
る請求項1記載の組成物。 - 【請求項4】 一般式(1)で示されるハロゲン化ベン
ジル(メタ)アクリレートが、ペンタブロモベンジルア
クリレートである請求項3記載の組成物。 - 【請求項5】 一般式(1)で示されるハロゲン化ベン
ジル(メタ)アクリレートが、ペンタブロモベンジルメ
タアクリレートである請求項3記載の組成物。 - 【請求項6】 アンチモン化合物(C)が、三酸化アン
チモン及び(または)五酸化アンチモンである請求項1
記載の組成物。 - 【請求項7】 アンチモン化合物(C)が、五酸化アン
チモンである請求項1記載の組成物。 - 【請求項8】 ハイドロタルサイト類化合物(D)が、
下記一般式(2) 【化2】 [M2+ 1-xM3+ x(OH)2]x+[An- x/n・mH2O]x- (式中、M2+は2価金属イオンを、M3+は3価金属イオ
ンを、An-はn価のアニオンを、xは0<x<0.5、
mは0≦m<1を示す。)で示される化合物である請求
項1記載の組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21739595A JPH0959475A (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 熱可塑性難燃ポリエステル樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21739595A JPH0959475A (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 熱可塑性難燃ポリエステル樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0959475A true JPH0959475A (ja) | 1997-03-04 |
Family
ID=16703523
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21739595A Pending JPH0959475A (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 熱可塑性難燃ポリエステル樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0959475A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005232410A (ja) * | 2004-02-23 | 2005-09-02 | Mitsubishi Engineering Plastics Corp | 絶縁材料部品 |
| EP1614716A1 (en) * | 2004-07-07 | 2006-01-11 | Mitsubishi Engineering-Plastics Corporation | Insulating parts |
| WO2008143096A1 (ja) | 2007-05-17 | 2008-11-27 | Mitsubishi Engineering-Plastics Corporation | 難燃性ポリアミド樹脂組成物 |
| JP2017186501A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-12 | 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 | ポリエステル系樹脂組成物及び成形品 |
| WO2020100727A1 (ja) * | 2018-11-13 | 2020-05-22 | ポリプラスチックス株式会社 | 難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物 |
| WO2020235498A1 (ja) | 2019-05-17 | 2020-11-26 | 旭化成株式会社 | 樹脂組成物及び成形品 |
-
1995
- 1995-08-25 JP JP21739595A patent/JPH0959475A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005232410A (ja) * | 2004-02-23 | 2005-09-02 | Mitsubishi Engineering Plastics Corp | 絶縁材料部品 |
| EP1614716A1 (en) * | 2004-07-07 | 2006-01-11 | Mitsubishi Engineering-Plastics Corporation | Insulating parts |
| WO2008143096A1 (ja) | 2007-05-17 | 2008-11-27 | Mitsubishi Engineering-Plastics Corporation | 難燃性ポリアミド樹脂組成物 |
| JP2017186501A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-12 | 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 | ポリエステル系樹脂組成物及び成形品 |
| WO2020100727A1 (ja) * | 2018-11-13 | 2020-05-22 | ポリプラスチックス株式会社 | 難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物 |
| JPWO2020100727A1 (ja) * | 2018-11-13 | 2021-09-30 | ポリプラスチックス株式会社 | 難燃性ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物 |
| WO2020235498A1 (ja) | 2019-05-17 | 2020-11-26 | 旭化成株式会社 | 樹脂組成物及び成形品 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040528 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040603 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20041007 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |