JPH0959700A - インクジェット描画用皮革および皮革製品 - Google Patents

インクジェット描画用皮革および皮革製品

Info

Publication number
JPH0959700A
JPH0959700A JP7210676A JP21067695A JPH0959700A JP H0959700 A JPH0959700 A JP H0959700A JP 7210676 A JP7210676 A JP 7210676A JP 21067695 A JP21067695 A JP 21067695A JP H0959700 A JPH0959700 A JP H0959700A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leather
layer
coating
alumina hydrate
ink
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7210676A
Other languages
English (en)
Inventor
Genzo Nakamura
元三 中村
Kazusuke Kirimoto
和輔 桐本
Hitoshi Kijimuta
等 雉子牟田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOUPE KK
Tohpe Corp
AGC Inc
Original Assignee
TOUPE KK
Asahi Glass Co Ltd
Tohpe Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOUPE KK, Asahi Glass Co Ltd, Tohpe Corp filed Critical TOUPE KK
Priority to JP7210676A priority Critical patent/JPH0959700A/ja
Publication of JPH0959700A publication Critical patent/JPH0959700A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06PDYEING OR PRINTING TEXTILES; DYEING LEATHER, FURS OR SOLID MACROMOLECULAR SUBSTANCES IN ANY FORM
    • D06P5/00Other features in dyeing or printing textiles, or dyeing leather, furs, or solid macromolecular substances in any form
    • D06P5/30Ink jet printing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/0041Digital printing on surfaces other than ordinary paper
    • B41M5/0047Digital printing on surfaces other than ordinary paper by ink-jet printing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/0041Digital printing on surfaces other than ordinary paper
    • B41M5/0076Digital printing on surfaces other than ordinary paper on wooden surfaces, leather, linoleum, skin, or flowers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/50Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
    • B41M5/52Macromolecular coatings
    • B41M5/5218Macromolecular coatings characterised by inorganic additives, e.g. pigments, clays
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M7/00After-treatment of prints, e.g. heating, irradiating, setting of the ink, protection of the printed stock
    • B41M7/0027After-treatment of prints, e.g. heating, irradiating, setting of the ink, protection of the printed stock using protective coatings or layers by lamination or by fusion of the coatings or layers
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06PDYEING OR PRINTING TEXTILES; DYEING LEATHER, FURS OR SOLID MACROMOLECULAR SUBSTANCES IN ANY FORM
    • D06P3/00Special processes of dyeing or printing textiles, or dyeing leather, furs, or solid macromolecular substances in any form, classified according to the material treated
    • D06P3/02Material containing basic nitrogen
    • D06P3/04Material containing basic nitrogen containing amide groups
    • D06P3/32Material containing basic nitrogen containing amide groups leather skins

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】皮革基材面にインクジェットプリンタを用いて
鮮明な画像を描画する。 【解決手段】皮革素材からなる基材上に水性下塗り剤層
を有し、さらにその上にアルミナ水和物を含有する多孔
質インク受容層を有するインクジェット描画用皮革。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット方
式によって高品質の画像の形成を可能にする皮革基材の
インクジェット描画用媒体、および描画された皮革製品
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、皮革製品に画像を施すには、例え
ばグラビア印刷、捺染、ローラープリント、転写、手描
き、ろうけつ染め、絞り染め、ぼかし塗り、などの方法
によって行われていたが、工程が煩雑であり製品を仕上
げるまでに多大な人手と時間を要していた。またこれら
の方法は、多色使用や調色作業や精細性などに問題があ
った。近年インクジェットプリンタのように媒体に高い
精度でインクを付着させうる手段が普及してきた。しか
し通常の皮革地にこのような手段でインクを付着させる
と、インクが拡散しやすく、鮮明精細な画像が得られな
かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、精細かつ鮮
明に描画でき、日用品として着用および携帯の用途にも
使用可能な、柔軟性および耐摩擦性を有する皮革基材の
インクジェット描画媒体、および描画された皮革製品を
得ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、皮革素材から
なる基材上に水性下塗り剤層を有し、さらにその上にア
ルミナ水和物を含有する多孔質インク受容層を有するイ
ンクジェット描画用皮革を提供する。
【0005】本発明はまた、皮革素材からなる基材上に
水性下塗り剤層を有し、さらにその上にアルミナ水和物
を含有する多孔質インク受容層であって、インクジェッ
ト方式により描画された画像を定着した層を有し、さら
にその上に透光性保護層を設けた皮革製品を提供する。
【発明の実施の形態】
【0006】基材となる皮革素材は特に限定されず、
牛、馬、豚、羊、カンガルー、鹿などの哺乳類、鰐、蜥
蜴、蛇などの爬虫類、また両棲類などの天然皮革が挙げ
られる。これら天然皮革の鞣し方法は、主にクロム鞣
し、タンニン鞣しの二法に分類され、これら鞣し方法は
最終製品の用途などによって選択されるものであり、該
基材として用いる皮革素材においては、いずれの方法に
よって鞣したものでもよい。基材となる皮革素材とし
て、さらにポリウレタン、ポリ塩化ビニール、極細ポリ
エステル繊維の集合体などの人工皮革または合成皮革
も、同様に使用できる。
【0007】基材の組織構成が緻密で表面が平滑である
ほど、精細で光沢のある画像が得られる。しかし粗な基
材であっても基材の持ち味を活かした画像が得られる。
皮革基材の種類は履物、バッグ、小物、インテリア、衣
料品など用途に応じて適宜選択できる。
【0008】下層の水性下塗り剤は、描画時において若
干のインク吸収能を発揮し、皮革層にインクが吸収拡散
するのを防ぐ効果を有すると同時に、最終製品の使用時
に強い摩擦や衝撃などによって皮革の表面被覆層が破壊
されても、剥き出しになった下塗り剤の層が描画層の近
似色であるため、外観上、美的価値を失しない効果を有
する。また皮革基材とインク受容層を形成するアルミナ
水和物層の両層に接着性を有し、さらに皮革の伸縮、曲
げ、折り畳み動作や、縫製時のミシン針の出入りなどに
充分に追随するに必要な柔軟性を有する。
【0009】下層の下塗り剤の材質としては、酸化チタ
ン、酸化鉄、カーボンブラック、シリカなどの着色顔
料、水溶性合成樹脂、カゼイン、アクリル系共重合体エ
マルション、ポリウレタン系エマルション、NBR(ア
クリロニトリル−ブタジエンゴム)ラテックス、SBR
(スチレンブタジエンゴム)ラテックス、添加剤、これ
らの混合物が挙げられる。
【0010】水性下塗り剤を皮革基材に塗布するには、
希釈剤として水が用いられる。塗布手段は粘度、固形分
濃度、また基材の吸込量、形態などに応じて選択され、
エアスプレー、エアレススプレー、ロールコート、カー
テンフローコート、ナイフコート、グラビアコート、手
塗りなどいずれの方法によって塗布してもよい。塗布
後、乾燥することにより下塗り剤層が形成される。
【0011】下層の下塗り剤の塗布量は不揮発分量で1
0〜60g/m2 の範囲にあることが好ましい。塗布量
が10g/m2 に満たない場合は、表面層のアルミナ水
和物を主成分とする層との接着性が不十分となり、画像
を描画したアルミナ水和物表面層が、着用および携帯時
の摩擦などにより剥落しやすくなる。塗布量が60g/
2 を超える場合は、不必要に材料を消費するだけでな
く、基材の柔軟性を損なうおそれがあるので好ましくな
い。より好ましい塗布量は20〜50g/m2である。
【0012】アルミナ水和物を主成分とするインク受容
層は、アルミナ水和物粒子がバインダーにより結合され
た状態であることが好ましい。アルミナ水和物として具
体的にはベーマイト(Al23 ・nH2 O、n=1〜
1.5)が好ましい。インク受容層は、窒素脱吸着法に
よる測定で、平均細孔半径3〜15nm、細孔容積0.
3〜1cm3 /gの細孔構造を有することが好ましい。
【0013】バインダーとしては、澱粉やその変成物、
ポリビニルアルコールおよびその変成物、SBRラテッ
クス、NBRラテックス、カルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルピロリド
ンなどの有機高分子化合物を使用できる。バインダーの
使用量はアルミナ水和物の5〜50重量%が好ましい。
バインダーの使用量が5重量%に満たない場合は、アル
ミナ水和物を主成分とするインク受容層の強度が不十分
になるおそれがあるので好ましくない。バインダーの使
用量が50重量%を超える場合は、インクの吸収性およ
び色素の定着性が不十分になるおそれがあるので好まし
くない。
【0014】アルミナ水和物を主成分とするインク受容
層は塗布量が2〜60g/m2 の範囲にあることが好ま
しい。塗布量が2g/m2 に満たない場合は、色素の定
着性、吸収性が不十分になり、鮮明で色濃度の高い描画
ができないおそれがあるので好ましくない。塗布量が6
0g/m2 を超える場合は、不必要に材料を消費するだ
けでなく、基材の柔軟性を損なうおそれがあるので好ま
しくない。より好ましい塗布量は4〜30g/m2 であ
る。
【0015】基材上にアルミナ水和物を主成分とするイ
ンク受容層を設ける手段は、例えばアルミナ水和物、好
ましくはアルミナゾルにバインダーを加えて得られる塗
布液を、エアスプレー、エアレススプレー、ロールコー
ト、カーテンフローコート、ナイフコート、グラビアコ
ートなどいずれの方法によって塗布してもよく、乾燥す
る方法を採用できる。アルミナ水和物層上に耐擦傷性向
上の目的で、多孔質の保護層を設けうる。保護層の材質
としてはシリカゾルを用いることが望ましい。
【0016】皮革表面には、インクジェットプリンタ記
録することが可能である。インクジェットプリンタとし
ては、色材として水溶性または水に乳化分散した染料を
含有するインクを用いて記録するのが好ましい。
【0017】さらに上記の描画皮革にインクジェットで
描画して得られる皮革製品において、透光性保護層で被
覆する場合は、描画物の耐候性、耐擦傷性を著しく改善
できる。また保護層に柔軟性のある樹脂を使用する場合
は、できあがった皮革製品の着用および携帯時におけ
る、伸縮、曲げ、折り畳み動作や、縫製時のミシン針の
出入りなどに充分に追随可能である。
【0018】透光性保護層は、インク受容層を形成する
アルミナ水和物層に接着性を有し、皮革の伸縮、曲げ、
折り畳み動作や、縫製時のミシン針の出入りなどに充分
に追随するのに必要な柔軟性を有すると同時に、最終製
品の着用および携帯などの使用時における、強い摩擦や
衝撃などから皮革の表面組織を保護するために充分な反
撥弾性を有することが必要である。
【0019】描画面の表面を被覆する保護層において透
光性とは、該保護層が透明または半透明であって、その
層を通してアルミナ水和物層に形成された画像が観察で
きることをいう。透光性保護層は、無色でも着色されて
いてもよい。さらに透光性保護層を形成する塗膜層また
はフィルム層の透明性および色彩の調整によって、でき
あがった最終製品の表面の光沢度や色彩調整を行うこと
ができる。
【0020】透光性保護層は、描画後のアルミナ水和物
多孔質層上に、透光性保護膜を形成しうる塗工液を塗布
して塗膜を形成する方法、または、あらかじめ形成した
透光性フィルムを積層する方法などにより形成できる。
【0021】塗布法により透光性保護層を形成する場
合、その材質としては、ニトロ化度10〜20%のニト
ロセルロース、ブチル化度30〜40%でアセチル化度
10〜20%のセルロースアセトブチレート、ポリオー
ル(主剤)とイソシアネート(硬化剤)の硬化物、湿気
硬化型ポリウレタン、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合
樹脂などが挙げられる。塗膜層の柔軟性、光沢、耐候
性、耐変色性、などを調節するために、必要に応じて可
塑剤、艶消し剤、紫外線吸収剤、透明顔料なども混合使
用できる。
【0022】ウレタン系材料の場合、ポリオールとして
は、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオー
ル、アクリルポリオールが挙げられる。OH価が40〜
300のポリエステルポリオールまたはポリエーテルポ
リオールがより好ましい。イソシアネートとしては、ト
リレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネ
ート、イソホロンジイソシアネート、キシリレンジイソ
シアネートまたはそれらの誘導体が挙げられる。ヘキサ
メチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネー
トまたはそれらの誘導体がより好ましい。湿気硬化型ポ
リウレタンとしてはNCO%が3〜7%で伸長率50〜
200%のものが好ましい。
【0023】可塑剤としては、フタル酸ジブチル、フタ
ル酸ジオクチル、フタル酸ブチルベンジル、リン酸トリ
クレジルが挙げられる。特にフタル酸ジオクチル、フタ
ル酸ブチルベンジルが好ましい。艶消し剤としては、シ
リカ粉末、ポリエチレン粉末が好ましい。溶剤として
は、通常の塗料に用いられるエステル系、ケトン系、ア
ルコール系、芳香族炭化水素系などを、溶解する樹脂の
溶解力と蒸発速度を考慮して配合するのが好ましい。
【0024】これらの材質を溶剤を希釈剤とする塗布液
とし塗膜を形成する場合は、複数の溶剤で溶解して使用
するのが好ましい。また水と反応性を有さない材質は、
それらの水性エマルションまたは水性ディスパーション
を水で希釈して使用することもできる。水を希釈剤とし
て用いる場合は、通常の水溶性塗料に用いられる水溶性
溶剤として、アルコール系、ケトン系、グリコール系、
グリコールエーテル系、グリコールエステル系などを乳
化質または分散質との界面張力と蒸発速度を考慮して配
合するのが好ましい。
【0025】透光性保護層を皮革基材に塗布するには、
ビヒクル成分に応じて水または溶剤シンナーが用いられ
る。塗布手段は粘度、固形分濃度、また基材の吸込量、
形態などに応じて選択され、エアスプレー、エアレスス
プレー、ロールコート、カーテンフローコート、ナイフ
コート、グラビアコート、手塗りなどいずれの方法によ
って塗布してもよく、乾燥する方法を採用できる。
【0026】またフィルム層をラミネートする場合は描
画面とフィルム層の間に接着剤を介して行う。接着剤は
主としてフィルムの材質によって適宜選択する。フィル
ムの裏面は接着強度を増すため放電加工などを行う場合
がある。フィルムの材質としては、フッ素樹脂系フィル
ム、ウレタン樹脂系フィルム、アクリル樹脂系フィルム
などが挙げられる。
【0027】透光性保護層の塗布量は、5〜100g/
2 の範囲にあることが好ましい。またフィルム層の厚
さは5〜100μmの範囲にあることが望ましい。塗布
量が5g/m2 に満たない場合またはフィルム層の厚さ
が5μmに満たない場合は、表面被覆および保護膜とし
ての機能が不十分となり、画像を描画したアルミナ水和
物インク受容層が、着用および携帯時の摩擦などにより
剥落しやすくなる。塗布量が100g/m2 を超える場
合またはフィルム層の厚さが100μmを超える場合
は、不必要に材料を消費するだけでなく、基材の柔軟性
を損なうおそれがあるので好ましくない。より好ましい
塗布量は10〜85g/m2 である。またより好ましい
フィルム層の厚さは10〜85μmである。
【0028】
【実施例】
例1(透明仕上げ) 水性下塗り剤として、カゼイン水溶液に着色顔料として
酸化チタンを分散してなる水性カゼイン系着色剤(株式
会社トウペ製、商品名カラーペースト白N)およびアク
リルエマルションに微粉シリカを分散してなる樹脂分散
体(商品名コンパクトバインダーGT−R)および水を
それぞれ重量部で1:3:1の割合で混合して、下層の
水性下塗り剤を調製した。この混合物は不揮発分30%
である。この水性下塗り剤を牛革キップにエアースプレ
ーガンを用いて2回塗りし乾燥した。塗布量は乾燥後の
重量で48g/m2 であった。
【0029】アルミナ水和物塗布液として、ベーマイト
ゾル(固形分濃度18重量%)およびポリビニルアルコ
ール(鹸化度96.5%、4%粘度65cP)およびコ
ハク酸を、それぞれ重量部で100:6:2の割合で混
合して、全固形分濃度15重量%の塗布液を調製した。
このアルミナ水和物塗布液を、上記牛革の下塗り剤塗布
面の上にバーコーターを用いて塗布し、80℃で16時
間乾燥した。塗布量は乾燥基準付着量として10g/m
2 であった。
【0030】上記方法によって作成された描画用皮革
に、インクジェットプリンタを用いて、マゼンタ、シア
ン、イエロー、ブラックの4色による描画を行った。
【0031】表面を被覆する塗膜層の塗布液は、ニトロ
セルロース系塗料とシンナーをそれぞれ重量部で1:2
の割合で混合した。すなわち株式会社トウペ製のラッカ
ークリヤーHG−2:ラッカーシンナー=1:2の混合
物を調製した。ラッカーシンナーの組成は重量比で酢酸
ブチル:メチルイソブチルケトン:トルエン:ブチルセ
ロソルブ=3:3:3:1である。この混合物は不揮発
分11重量%である。この混合物を上記の方法によって
描画した牛革の描画面にエアスプレーガンを用いて塗布
し乾燥した。乾燥後の塗布量は16g/m2 であった。
【0032】例2(半透明仕上げ) 実施例1と同様に牛革に下層の塗布、およびアルミナ水
和物を塗布した後、同様にインクジェットプリンタを用
いて、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色に
よる描画を行った。表面を被覆する塗膜層の塗布液はニ
トロセルロース系塗料およびシリカ含有ニトロセルロー
ス系塗料およびラッカーシンナーをそれぞれ重量部で
1:1:4で混合した。すなわち株式会社トウペ製のラ
ッカークリヤーHG−2:マットクリヤーO:ラッカー
シンナー=1:1:4で混合した。この混合物は不揮発
分9%である。この表面を被覆する塗膜層の塗布液をイ
ンクジェットプリンタを用いて描画した牛革の描画面に
エアスプレーガンを用いて塗布し乾燥した。乾燥後の塗
布量は14g/m2 であった。
【0033】例3(透明顔料着色仕上げ) 実施例1と同様に牛革に下層の塗布、およびアルミナ水
和物を塗布した後、同様にインクジェットプリンタを用
いて、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色に
よる描画を行った。表面を被覆する塗膜層の塗布液はニ
トロセルロース系塗料および透明顔料含有ニトロセルロ
ース系塗料およびラッカーシンナーをそれぞれ重量部で
1:1:4で混合した。すなわち株式会社トウペ製のラ
ッカークリヤーHG−2:カラーイングクリヤー:ラッ
カーシンナー=1:1:4で混合した。この混合物は不
揮発分10%である。この表面を被覆する塗膜層の塗布
液をインクジェットプリンタを用いて描画した牛革の描
画面にエアスプレーガンを用いて塗布し乾燥した。乾燥
後の塗布量は15g/m2 であった。
【0034】例4(ポリウレタン仕上げ) 実施例1と同様に牛革に下層の塗布、およびアルミナ水
和物を塗布した後、同様にインクジェットプリンタを用
いて、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色に
よる描画を行った。表面を被覆する塗膜層の塗布液はポ
リエステルポリオール(主剤)とイソシアネート(硬化
剤)とシンナーをそれぞれ重量部で2:1:1で混合し
た。すなわち株式会社トウペ製のウレタン#30クリヤ
ーBS:ハードナーA:シンナー=2:1:1で混合し
た。この混合物の不揮発分は42%である。この表面を
被覆する塗膜層の塗布液を、インクジェットプリンタを
用いて描画した牛革の描画面にエアスプレーガンを用い
て塗布し、平坦な乾燥台上で温度40℃、湿度60%R
H、で48時間乾燥した。乾燥後の塗布量は84g/m
2 であった。
【0035】例5(比較例) 牛革に直接、実施例1と同様な方法で、アルミナ水和物
塗布液を塗布した。次いで同様にインクジェットプリン
タを用いて、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの
4色による描画を行った。
【0036】評価 例1〜5の皮革について、次のような評価を行った。結
果を表1に示す。 1.画質:色相、明度の範囲が広く、高精細な写真画像
を描画し、目視結果を次のような5点法にて評価した。 5;画質が非常に良好 4;画質がかなり良好 3;画質が良好 2;画質がやや良好 1;画質が不良 2.耐水性:静水に4時間浸漬し、マゼンタの滲み具合
を目視観察結果による上記と同様な5点法で評価した、
さらに浸漬前後の色濃度変化の測定結果を相対値にて表
した。 3.密着性:JIS K5400 8.5.2.碁盤目
テープ法に準じた。切り傷のすき間間隔は2mmであ
る。 4.形成積層の外観:目視による観察を行った。
【0037】
【表1】
【0038】
【発明の効果】本発明によって、皮革基材面にインクジ
ェットプリンタを用いて鮮明な画像を容易に描画でき、
また大画面の画像の出力も容易である。さらに描画後
に、表面を塗膜層またはフィルム層によって被覆するこ
とにより、皮革の表面形成積層物の機械的強度が増し、
伸縮、曲げ、折り畳み動作や、縫製時のミシン針の出入
りなどに充分に追随するのに必要な柔軟性を有すると同
時に、最終製品の着用および携帯などの使用時におけ
る、強い摩擦や衝撃などから皮革の表面組織を保護する
ために充分な反撥弾性を有する、インクジェットプリン
タによって描画された皮革製品が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 雉子牟田 等 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社中央研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】皮革素材からなる基材上に水性下塗り剤層
    を有し、さらにその上にアルミナ水和物を含有する多孔
    質インク受容層を有するインクジェット描画用皮革。
  2. 【請求項2】皮革素材からなる基材上に水性下塗り剤層
    を有し、さらにその上にアルミナ水和物を含有する多孔
    質インク受容層であって、インクジェット方式により描
    画された画像を定着した層を有し、さらにその上に透光
    性保護層を設けた皮革製品。
JP7210676A 1995-08-18 1995-08-18 インクジェット描画用皮革および皮革製品 Pending JPH0959700A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7210676A JPH0959700A (ja) 1995-08-18 1995-08-18 インクジェット描画用皮革および皮革製品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7210676A JPH0959700A (ja) 1995-08-18 1995-08-18 インクジェット描画用皮革および皮革製品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0959700A true JPH0959700A (ja) 1997-03-04

Family

ID=16593273

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7210676A Pending JPH0959700A (ja) 1995-08-18 1995-08-18 インクジェット描画用皮革および皮革製品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0959700A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0904950A1 (en) * 1997-09-24 1999-03-31 Kuraray Co., Ltd. Leather-like sheet
JP2000045188A (ja) * 1998-07-24 2000-02-15 Kanebo Ltd インクジェット捺染用皮革及びその製造方法
WO2003023131A1 (en) * 2001-09-11 2003-03-20 Rockwell Scientific Licensing,LLC Apparatus and method for ink jet printing on textiles
JP2008055686A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Teijin Cordley Ltd シート状物の製造方法
WO2009107246A1 (ja) 2008-02-26 2009-09-03 帝人コードレ株式会社 皮革様シートおよびその製造方法
EP3450574A1 (en) * 2017-08-31 2019-03-06 Agfa Nv Inkjet printing on natural leather
US11351805B2 (en) * 2017-04-14 2022-06-07 Agfa Nv Decorated natural leather
WO2025002728A1 (en) * 2023-06-26 2025-01-02 Agfa Nv Manufacturing method of decorated natural leather

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0904950A1 (en) * 1997-09-24 1999-03-31 Kuraray Co., Ltd. Leather-like sheet
KR19990029980A (ko) * 1997-09-24 1999-04-26 나카무라 하사오 피혁모양시이트
CN1083914C (zh) * 1997-09-24 2002-05-01 可乐丽股份有限公司 皮革状片材
JP2000045188A (ja) * 1998-07-24 2000-02-15 Kanebo Ltd インクジェット捺染用皮革及びその製造方法
WO2003023131A1 (en) * 2001-09-11 2003-03-20 Rockwell Scientific Licensing,LLC Apparatus and method for ink jet printing on textiles
JP2008055686A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Teijin Cordley Ltd シート状物の製造方法
WO2009107246A1 (ja) 2008-02-26 2009-09-03 帝人コードレ株式会社 皮革様シートおよびその製造方法
US8465800B2 (en) 2008-02-26 2013-06-18 Teijin Cordley Limited Leather-like sheet and process for the production thereof
US11351805B2 (en) * 2017-04-14 2022-06-07 Agfa Nv Decorated natural leather
EP3450574A1 (en) * 2017-08-31 2019-03-06 Agfa Nv Inkjet printing on natural leather
WO2019042952A1 (en) * 2017-08-31 2019-03-07 Agfa Nv INK JET PRINTING METHOD ON NATURAL LEATHER
WO2025002728A1 (en) * 2023-06-26 2025-01-02 Agfa Nv Manufacturing method of decorated natural leather

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6585369B1 (en) Preparations for ink-jet printing on common household surfaces
CN102666654B (zh) 聚硅氧烷改性聚羟基聚氨酯树脂及其制造方法、以及其应用
CN102666655B (zh) 聚硅氧烷改性聚羟基聚氨酯树脂及其制造方法、以及其应用
CN110494509B (zh) 装饰天然皮革
US5162141A (en) Polymeric sheet having an incompatible ink permanently bonded thereto
WO2002068191A1 (en) Inkjet printable waterslide transferable media
DE69906619T2 (de) Tintenstrahl-Bilder auf PVA; die mit einer Härtungsmittel-Lösung überschichtet sind
EP0864438A1 (en) Recording material for the ink-jet process
JPH0959700A (ja) インクジェット描画用皮革および皮革製品
CN112538291A (zh) 墨水,墨水组,印刷方法以及印刷装置
JP2002167536A (ja) 記録液およびインクジェット記録方法
JP4233693B2 (ja) 化粧紙の製造法
JP7651966B2 (ja) 印刷方法及び印刷装置
US3667983A (en) Flexible colour printed laminate and method of making same
JP2002317116A (ja) 水性樹脂組成物及びそれを用いた被記録材
US6176574B1 (en) Printing apparatus with spray bar for improved durability
JP4855819B2 (ja) 画像が形成された天然皮革
US6045219A (en) Pigmented ink jet prints on gelatin overcoated with hardeners
JPH01170700A (ja) 革及び革様材料のための仕上げ加工剤
JP5134860B2 (ja) 模様の形成された皮革
JP2002097390A (ja) インクジェット記録液およびインクジェット記録方法
WO2019227803A1 (zh) 一种珠光bopp薄膜的表面处理剂及其制备方法
KR100320160B1 (ko) 재활용 가능한 고평활성·저광택 잉크젯 용지의 제조방법
JPH07247463A (ja) 被覆用組成物
KR930008158B1 (ko) 고경도 내수성 철재 칠판용 도료 및 이를 이용한 철재칠판의 제조방법