JPH0959842A - 異染性加工糸の製造方法 - Google Patents

異染性加工糸の製造方法

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JPH0959842A
JPH0959842A JP21358295A JP21358295A JPH0959842A JP H0959842 A JPH0959842 A JP H0959842A JP 21358295 A JP21358295 A JP 21358295A JP 21358295 A JP21358295 A JP 21358295A JP H0959842 A JPH0959842 A JP H0959842A
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Mokusei Kaku
木生 郭
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RIKIREI KIGYO KOFUN YUGENKOSHI
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鮮明な白の、コントラストピッチの長い、異
染性加工糸の製造法を提供すること。 【構成】 伸度がほぼ等しい、融着温度の異なる、2つ
の原糸11,12を合糸し、合糸したものに、交絡工程
において噴射ノズル3から、糸条を一定速度で送りなが
ら、高圧と低圧が交互にくるように噴射圧力が変わるよ
うに間歇的にジェット気流を吹き付けて交絡処理をす
る。次いでヒータ4で一方の原糸は融着するが他方の原
糸は融着しない温度に加熱後に仮撚機5において仮撚処
理をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異染性加工糸の製
造方法に関し、更に詳しくは、鮮明な白の、コントラス
トピッチの長い、麻のような構造の異染性加工糸の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】鮮明な白の、コントラストピッチの長
い、紡績麻のような構造の加工糸を製造することは非常
に困難である。これまでに、インターレース(経緯交
絡)加工を利用して加工糸に天然色調に似た効果を出そ
うとする方法が取られてきた。しかし、この方法で製造
された加工糸は僅かに暗白色を呈するもので、鮮明な白
の、コントラストピッチの長い異染性加工糸は望めなか
った。また、インターレース加工によって加工糸にフェ
ザー調の白色を浮き立たせることも行われている。しか
し、この方法においては安定した交絡状態を得るために
一般に高い噴射圧力でジェット気流を糸条に吹き付ける
方法が取られるため、通常バルキー性が著しく低く、ま
たインターレースされた箇所がくびれて生地のタイスポ
ット(虫食い)現象が生じて欠陥商品となる欠点があ
る。このタイスポットを排除するために仮撚速度を極端
に落とし、インターレース加工時の噴射ノズルの噴射圧
力を下げて一見コントラストピッチの長いものを得るこ
とは容易であるが、織物の準備工程(経緯準備)や、製
織中の正常張力の範囲(0.1〜0.35g/デニール)
を守っても、インターレースがほつれる箇所が出て、こ
れが染色後染め斑トラブルの原因となる。また前記のよ
うなインターレース加工を経て製造された加工糸は堅牢
度が低く、これを経糸として使用した場合、加工糸自身
に張力のばらつきがあるため、インターレース部がほつ
れたり、またこれを緯糸として使った場合にはインター
レースした箇所が部分的にある場所で多くほつれてコン
トラストピッチ斑となったり、また羽毛の発生原因とな
ってそのため商品化が不能となる。
【0003】さらに上述の欠陥を解消するために、異色
効果を有する捲縮加工糸を単独または2本以上引き揃え
て緊張率0〜−2%の緊張処理をし、次いで弛緩下に流
体交絡処理をする異染性惓縮加工糸の製造方法が特開昭
63−92739号に開示されている。しかしながらこ
の発明によって得られる加工糸のコントラストピッチは
せいぜい10〜25mmの範囲であり、堅牢な交絡加工糸
を得ること及びピッチ長の増大は望めない。
【0004】さらに特公昭62−57728号には、高
配向フィラメントの周りに、該糸条の複屈折率よりも高
い複屈折率を示すシン部を有するシックアンドシンヤー
ンのシック部が擬融着状または融着状態で巻き付いてな
る濃染部と、該高配向フィラメント糸条が該シックアン
ドシンヤーンのシン部に緩やかに旋回した状態で開花巻
縮してなる淡染部とを交互に有し、その際該開花巻縮部
においては、高配向フィラメント糸条がシックアンドシ
ンヤーンのシン部より濃染するような染着差を有する異
染性巻縮加工糸が開示されている。この加工糸の特徴
は、上記の融着巻き付け部を最濃染部とし、開花巻縮部
において、高配向フィラメント糸条の染着性をシックア
ンドシンヤーンのシン部より高く維持することにより、
3段階の染着色相を混在させて自然な外観効果を表現す
ることにある。しかし、この加工糸においてもその構造
部分は融着巻き付け部と開花巻縮部の2つの部分である
ことからコントラストピッチの長い異染効果は望めな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、鮮明な白の、コントラストピッチの長い
(平均20mm、長いところで30mm以上)、しかも堅牢
な、麻のような構造を有する、異染性加工糸の製造方法
を提供することである。
【0006】
【発明を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するもので、『伸度がほぼ等しい、融着温度の異な
る、2つの原糸を合糸し、合糸したものに、一定速度で
送りながら、高圧と低圧が交互にくるように噴射圧力が
変わるように間歇的にジェット気流を吹き付けて交絡処
理をし、次いで一方の原糸は融着するが他方の原糸は融
着しない温度に加熱しながら仮撚処理をすることを特徴
とする異染性加工糸の製造方法。』を要旨とするもので
ある。
【0007】本発明において、交絡工程におけるジェッ
ト気流の噴射条件が、 噴射圧力 :3±0.5kg/cm 間歇噴射時間T:3.5sec ≦T≦4.3sec (1
周期14回間歇噴射) 噴射停止時間t:0.03sec ≦t≦0.05sec 加工速度 :50m/min 〜500m/min であり、仮撚工程における条件が、 (1) 仮撚機延伸比DR:1.3≦DR≦1.7 (2) ヒータ温度 :210℃±25℃(一方の原糸
は溶解融着するが、他方の原糸は溶解融着しない温度) (3) 仮撚数(T/m ):
【数2】 (式においてD1は一方の原糸のデニール、D2は他方の原
糸のデニール、DRは延伸比である。) 0.7≦ α
≦1.2である。
【0008】次に本発明において、2原糸の中1原糸に
は紡速2,500m/min 〜3,500m/min 、115デ
ニール〜250デニールのポリエチレンテレフタレート
半延伸糸を適用することができ、また他の1原糸には紡
速2,500m/min 〜3,500m/min 、115デニー
ル〜250デニールのカチオン繊維(本発明の原糸であ
るCD POY(カチオンPOY)は特開平3−199
444のCD POYと同じ一般のカチオン繊維原糸)
半延伸糸を適用することができる。その場合において、
仮撚工程におけるヒータ温度はカチオン繊維半延伸糸は
溶解融着するが、ポリエチレンテレフタレート半延伸糸
は溶解融着しない温度が選択される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明
の異染性加工糸の製造方法の加工工程図を示す。先ず、
伸度がほぼ等しい紡速2,500m/min 〜3,500m/
min 、115デニール〜250デニールのポリエチレン
テレフタレート半延伸糸からなる原糸11と紡速2,5
00m/min 〜3,500m/min 、115デニール〜25
0デニールのカチオン繊維半延伸糸からなる原糸12
を、同時にローラ21、21により合糸し、次いで合糸
された糸条に噴射ノズル3より間歇的にジェット気流を
噴射して交絡処理をする。この噴射ノズル3は電磁弁3
1の制御によって間歇的に開閉する。また噴射ノズル3
の吸気管は電磁弁31を介してエアコンプレッサ32の
送気管に接続されており、電磁弁31が開いているとき
に噴射ノズル3に圧縮空気が送られる。
【0010】電磁弁31の開閉動作はコンピュータ33
に搭載された電磁弁開閉動作信号ソフトウエアの指令を
受けてIC回路が働き、電磁弁31は加工速度に応じて
ジェット気流の噴射時間と噴射停止時間を変えて間歇的
な開閉動作が行われる。
【0011】ここで上記のジェット気流の間歇噴射は次
のような条件で行われる。 (ジェット気流の噴射条件) 噴射圧力 :3±0.5kg/cm 間歇噴射時間T:3.5sec ≦T≦4.3sec (1
周期14回間歇噴射) 噴射停止時間t:0.03sec ≦t≦0.05sec 加工速度 :50m/min 〜500m/min
【0012】交絡加工工程において間歇的に短時間圧縮
空気の供給が停止されることにより停止時には糸条の雰
囲気圧力は低下し、雰囲気圧力は経時的に波形変化す
る。圧力の高いところでは交絡の度合いが高い部分が形
成され、一方圧力の低い部分では交絡の度合いの低い部
分が形成される。図2は、交絡加工した加工糸1を示
す。図中1aは交絡度合いの高い部分を示し、一方1b
は交絡度合いの低い部分を示す。
【0013】噴射時間と噴射停止時間を交互に運用する
ことによって加工糸に白色が浮き出る長さを現出させ
る。即ち、噴射時には図2に示すごとく1aの融着状態
が現れ、また噴射停止時には図2中の1bに示すような
弛緩した膨らみを呈する状態となる。そして延伸比を
1.3≦DR≦1.7の原糸の延伸度範囲内で延伸加工
をすることである。仮撚数は仮撚温度などの条件に左右
されるので本発明が達成する目的と効果を基本として設
定すれば鮮明な白コントラストピッチの長い効果が現れ
る。
【0014】上記交絡加工された加工糸は、送りローラ
22、22の間を通ってヒータ4に入り、そこで加熱さ
れる。その後仮撚機5に送られ、そこで下記の条件で仮
撚加工される。 (仮撚加工の条件) (1) 仮撚機延伸比DR:1.3≦DR≦1.7 (2) ヒータ温度 :210℃±25℃(カチオン繊
維半延伸糸は溶解融着するが、ポリエチレンテレフタレ
ート半延伸糸は溶解融着しない温度) (3) 仮撚数(T/m ):
【数3】 (式においてD1は原糸11のデニール、D2は原糸12の
デニール、DRは延伸比である。) 0.7≦ α ≦
1.2
【0015】ヒータ4によって前記合糸に仮撚温度が与
えられると原糸12は溶解融着して芯糸となり、一方原
糸11はヒータの温度が溶解融着温度以下であるので、
融着されないためバルキー状の鞘糸が形成される。図2
は交絡工程及び仮撚工程を経た加工糸を示す。
【0016】上記の仮撚加工の後送りローラ23によっ
て牽引され、巻き取り装置に送られ、ボビンに巻き取ら
れる。
【0017】本発明において原糸11と原糸12をイン
ターレース(経緯交絡)を加工を経て完成した加工糸は
噴射ノズルによって間歇的に噴射圧力が与えられ、噴射
圧力が与えられた部分は交絡状態を形成し、また噴射圧
力を受けなかった部分は弛緩した交絡状態となる。この
ようにして噴射と噴射停止を交互に行い、且つそれぞれ
の時間を制御しながら交絡処理を行うと、コントラスト
ピッチの長い交互変化が得られ、次いで加工糸に仮撚処
理を施すとカチオン繊維は融着芯糸となり、この融着芯
糸は加工糸に堅牢性を与え、一方ポリエチレンテレフタ
レート半延伸糸はバルキー性に富んだ外観の鞘糸を形成
する結果、麻のような外観の加工糸が得られる。
【0018】上記の交絡及び仮撚工程を経て形成される
加工糸は、染色すると、鮮やかな白のコントラストピッ
チの長い羽毛模様が現れる。コントラストピッチの長さ
は平均520mm〜30mm以上である。
【0019】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば鮮やかな白のコントラストピッチの長い、自然な麻
の外観の加工糸を製造することができる。本発明により
得られる加工糸は堅牢性に富み、且つバルキー性に富
み、且つタイスポット現象等の欠陥のない優れたもので
ある。融着心糸は主として仮撚加工作業中に間歇的な噴
射と仮撚温度の調節によって得られるものであるから、
カチオン繊維原糸が融着し、更に加工時の噴射の停止を
実施することによって噴射を停止した部分の加工糸は交
絡されない鮮明な白コントラストピッチの長い模様が現
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の異染性加工糸の製造方法の加工工程図
である。
【図2】本発明の製造方法における交絡工程を経た後の
加工糸の模式図である。
【図3】本発明の製造方法における交絡及び仮撚工程を
経た後の加工糸の模式図である。
【符号の説明】
11,12 原糸 21,22,23 ローラ 3 噴射ノズル 31 電磁弁 32 エアコンプレッサ 33 コンピュータ 4 ヒータ 5 仮撚機 1 加工糸 1a 交絡の度合いの高い部分 1b 交絡の度合いの低い部分

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸度がほぼ等しい、融着温度の異なる、
    2つの原糸を合糸し、合糸したものに、一定速度で送り
    ながら、高圧と低圧が交互にくるように噴射圧力が変わ
    るように間歇的にジェット気流を吹き付けて交絡処理を
    し、次いで一方の原糸は融着するが他方の原糸は融着し
    ない温度に加熱しながら仮撚処理をすることを特徴とす
    る異染性加工糸の製造方法。
  2. 【請求項2】 交絡工程におけるジェット気流の噴射条
    件が、 噴射圧力 :3±0.5kg/cm 間歇噴射時間T:3.5sec ≦T≦4.3sec (1
    周期14回間歇噴射) 噴射停止時間t:0.03sec ≦t≦0.05sec 加工速度 :50m/min 〜500m/min であり、仮撚工程における条件が、 (1) 仮撚機延伸比DR:1.3≦DR≦1.7 (2) ヒータ温度 :210℃±25℃(一方の原糸
    は溶解融着するが、他方の原糸は溶解融着しない温度) (3) 仮撚数(T/m ): 【数1】 (式においてD1は一方の原糸のデニール、D2は他方の原
    糸のデニール、DRは延伸比である。) 0.7≦ α
    ≦1.2であることを特徴とする請求項1に記載の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 2原糸の中1原糸は紡速2,500m/mi
    n 〜3,500m/min 、115デニール〜250デニー
    ルのポリエチレンテレフタレート半延伸糸であり、他の
    1原糸は紡速2,500m/min 〜3,500m/min 、1
    15デニール〜250デニールのカチオン繊維半延伸糸
    であり、仮撚工程におけるヒータ温度はカチオン繊維半
    延伸糸は溶解融着するが、ポリエチレンテレフタレート
    半延伸糸は溶解融着しない温度が選択されることを特徴
    とする請求項1または2に記載の製造方法。
JP7213582A 1995-08-22 1995-08-22 異染性加工糸の製造方法 Expired - Lifetime JP3015286B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100400946B1 (ko) * 2001-09-05 2003-10-08 한국섬유개발연구원 천연방적사와 합성섬유사를 융착하여 제조한 의마사 및 그제조방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100400946B1 (ko) * 2001-09-05 2003-10-08 한국섬유개발연구원 천연방적사와 합성섬유사를 융착하여 제조한 의마사 및 그제조방법

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