JPH0960245A - 建築パネル用下地材の構造 - Google Patents
建築パネル用下地材の構造Info
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- JPH0960245A JPH0960245A JP22866495A JP22866495A JPH0960245A JP H0960245 A JPH0960245 A JP H0960245A JP 22866495 A JP22866495 A JP 22866495A JP 22866495 A JP22866495 A JP 22866495A JP H0960245 A JPH0960245 A JP H0960245A
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Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コーキング材の割れ目から浸入した雨水を確
実に排水処理して室内への漏水を防止する。 【解決手段】 壁面に長尺な横材13を固定し、上下の
横材間に縦材14を配設し、横材は、壁面に固定する固
定部20と一体的に、閉断面形状で横方向に連続した横
連通室21を形成してその前面をパネル止着面22と
し、パネル止着面の下部に樋状の水受部23を形成する
とともに、縦材との接合部分に対応して水受部を切り欠
いて流下部24を形成し、縦材は、壁面に固定する固定
部と一体的に、閉断面形状で縦方向に連続した縦連通室
42を形成してその前面をパネル止着面43とし、縦連
通室の側方には、前方に突出した拡散防止壁44を長手
方向に形成した。
実に排水処理して室内への漏水を防止する。 【解決手段】 壁面に長尺な横材13を固定し、上下の
横材間に縦材14を配設し、横材は、壁面に固定する固
定部20と一体的に、閉断面形状で横方向に連続した横
連通室21を形成してその前面をパネル止着面22と
し、パネル止着面の下部に樋状の水受部23を形成する
とともに、縦材との接合部分に対応して水受部を切り欠
いて流下部24を形成し、縦材は、壁面に固定する固定
部と一体的に、閉断面形状で縦方向に連続した縦連通室
42を形成してその前面をパネル止着面43とし、縦連
通室の側方には、前方に突出した拡散防止壁44を長手
方向に形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビルディングなど
の構築物の壁等に金属パネルなどを張る際に、パネルと
壁面との間に設ける建築パネル用下地材に関するもので
ある。
の構築物の壁等に金属パネルなどを張る際に、パネルと
壁面との間に設ける建築パネル用下地材に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の建築パネル用下地材は、図7に示
すように、ビルディング等の壁面1に断面L字状の第1
アングル材2と第2アングル材3をボルト4で固定し、
壁面1に対してほぼ平行な第2アングル材3の外面に建
築パネル5のフランジ部6を重ね合わせてボルト7によ
り止着する構成である。そして、隣り合う建築パネル
5,5の間にできる溝(目地)内にコーキング材8を充
填することにより雨水の浸入を防止していた。
すように、ビルディング等の壁面1に断面L字状の第1
アングル材2と第2アングル材3をボルト4で固定し、
壁面1に対してほぼ平行な第2アングル材3の外面に建
築パネル5のフランジ部6を重ね合わせてボルト7によ
り止着する構成である。そして、隣り合う建築パネル
5,5の間にできる溝(目地)内にコーキング材8を充
填することにより雨水の浸入を防止していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コーキ
ング材は経年変化により劣化するので、長期間経過する
と、充填したコーキング材にクラックが発生し、このク
ラックから雨水が浸入する。クラックから浸入した雨水
は、単位時間当りの量が少なくても、重ね合わせたパネ
ルのフランジ部の隙間やフランジ部に開設したボルト孔
等を通ってアングル材に伝わり、壁面を濡らす。壁面が
雨水によって濡れると、これらの雨水が室内側に流れて
水漏れの原因になる。特に、暴風雨の際には吹き付ける
風の風圧で屋外側の気圧が高くなるので、コーキング材
のクラックから雨水が吹き込んで、激しい水漏れを発生
することがある。
ング材は経年変化により劣化するので、長期間経過する
と、充填したコーキング材にクラックが発生し、このク
ラックから雨水が浸入する。クラックから浸入した雨水
は、単位時間当りの量が少なくても、重ね合わせたパネ
ルのフランジ部の隙間やフランジ部に開設したボルト孔
等を通ってアングル材に伝わり、壁面を濡らす。壁面が
雨水によって濡れると、これらの雨水が室内側に流れて
水漏れの原因になる。特に、暴風雨の際には吹き付ける
風の風圧で屋外側の気圧が高くなるので、コーキング材
のクラックから雨水が吹き込んで、激しい水漏れを発生
することがある。
【0004】また、コーキング材にクラックが発生しな
くても、冬期にはパネルの裏面に結露水が発生し、この
結露水が壁面を濡らして室内側に水漏れすることがあ
る。
くても、冬期にはパネルの裏面に結露水が発生し、この
結露水が壁面を濡らして室内側に水漏れすることがあ
る。
【0005】そこで、本発明は、コーキング材が経年変
化してクラックが発生しても、このクラックから浸入し
た雨水を確実に排水処理することができ、また、パネル
の裏面に発生した結露水も確実に処理して、壁面に伝わ
らないようにした建築パネル用下地材を提供することを
目的とする。
化してクラックが発生しても、このクラックから浸入し
た雨水を確実に排水処理することができ、また、パネル
の裏面に発生した結露水も確実に処理して、壁面に伝わ
らないようにした建築パネル用下地材を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記に
鑑み提案されたもので、請求項1に記載のものは、構築
物に、建築パネルの横幅よりも長尺な横材を所定の上下
ピッチで複数本横方向に固定し、上下の横材間に縦材を
配設し、横材と縦材とに建築パネルの止着部を止着して
支持する建築パネル用下地材であって、横材は、該横材
を構築物に固定するための固定部を裏面側に形成し、該
固定部と一体的に、閉断面形状で横方向に連続した横連
通室を形成し、該横連通室を構成する区画壁の前面をパ
ネル止着面とし、該パネル止着面の下部には横連通室の
外面を伝わって流下した水を受ける樋状の水受部を長手
方向に形成するとともに、縦材との接合部分に対応して
水受部を切り欠いて流下部を形成してなり、縦材は、該
縦材を構築物に固定するための固定部を裏面側に形成
し、該固定部と一体的に、閉断面形状で縦方向に連続し
た縦連通室を形成し、該縦連通室を構成する区画壁の前
面をパネル止着面とし、縦連通室の側方には、前方に突
出した拡散防止壁を長手方向に形成してなり、縦材の上
端を上段の横材の流下部に下方から臨ませて該流下部を
該縦材の左右の拡散防止壁の間に位置させ、該流下部か
ら流下する雨水を拡散防止壁の内面および縦連通室の外
面を伝わって流下可能とし、該縦材の下端を、下段の横
材の横連通室の後部から上方に延出した上方延出部に前
方から重ね合わせて横連通室に上方から臨ませて該縦材
から流下した雨水を下段の横材の水受部で受けるように
したことを特徴とする建築パネル用下地材の構造であ
る。
鑑み提案されたもので、請求項1に記載のものは、構築
物に、建築パネルの横幅よりも長尺な横材を所定の上下
ピッチで複数本横方向に固定し、上下の横材間に縦材を
配設し、横材と縦材とに建築パネルの止着部を止着して
支持する建築パネル用下地材であって、横材は、該横材
を構築物に固定するための固定部を裏面側に形成し、該
固定部と一体的に、閉断面形状で横方向に連続した横連
通室を形成し、該横連通室を構成する区画壁の前面をパ
ネル止着面とし、該パネル止着面の下部には横連通室の
外面を伝わって流下した水を受ける樋状の水受部を長手
方向に形成するとともに、縦材との接合部分に対応して
水受部を切り欠いて流下部を形成してなり、縦材は、該
縦材を構築物に固定するための固定部を裏面側に形成
し、該固定部と一体的に、閉断面形状で縦方向に連続し
た縦連通室を形成し、該縦連通室を構成する区画壁の前
面をパネル止着面とし、縦連通室の側方には、前方に突
出した拡散防止壁を長手方向に形成してなり、縦材の上
端を上段の横材の流下部に下方から臨ませて該流下部を
該縦材の左右の拡散防止壁の間に位置させ、該流下部か
ら流下する雨水を拡散防止壁の内面および縦連通室の外
面を伝わって流下可能とし、該縦材の下端を、下段の横
材の横連通室の後部から上方に延出した上方延出部に前
方から重ね合わせて横連通室に上方から臨ませて該縦材
から流下した雨水を下段の横材の水受部で受けるように
したことを特徴とする建築パネル用下地材の構造であ
る。
【0007】請求項2に記載のものは、請求項1の構成
に加えて、横材の横連通室の前面に水抜き孔を開設し、
該横連通室内の雨水を水抜き孔から外部に流出させるよ
うにしたものである。
に加えて、横材の横連通室の前面に水抜き孔を開設し、
該横連通室内の雨水を水抜き孔から外部に流出させるよ
うにしたものである。
【0008】請求項3に記載のものは、請求項1または
2に記載の構成に加えて、縦材の縦連通室の側方に形成
した拡散防止壁の先端をパネル止着面よりも前方に突出
させ、該拡散防止壁の先端を内側に屈曲させた飛散防止
壁部を長手方向に形成したものである。
2に記載の構成に加えて、縦材の縦連通室の側方に形成
した拡散防止壁の先端をパネル止着面よりも前方に突出
させ、該拡散防止壁の先端を内側に屈曲させた飛散防止
壁部を長手方向に形成したものである。
【0009】請求項4に記載のものは、請求項1から3
の何れかに記載の構成に加えて、横材の横連通室の下端
よりも下方に突出する状態で水受部を形成するととも
に、横連通室の後部から下方に延出する下方延出部を形
成し、縦材の上端を、上段の横材の下方延出部に前方か
ら重ね合わせて縦材の上端を水受部の下端および横連通
室の下端に臨ませた状態で、縦材の上端と水受部の下端
との間の隙間寸法よりも、その後方に位置する縦材の上
端と横連通室の下端との間の隙間寸法を大きく設定した
ものである。
の何れかに記載の構成に加えて、横材の横連通室の下端
よりも下方に突出する状態で水受部を形成するととも
に、横連通室の後部から下方に延出する下方延出部を形
成し、縦材の上端を、上段の横材の下方延出部に前方か
ら重ね合わせて縦材の上端を水受部の下端および横連通
室の下端に臨ませた状態で、縦材の上端と水受部の下端
との間の隙間寸法よりも、その後方に位置する縦材の上
端と横連通室の下端との間の隙間寸法を大きく設定した
ものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にもとづいて説明する。図1は建築パネル用下地材の一
部欠截正面図、図2は建築パネルを止着した下地材の断
面図、図3は横材と縦材との接合部分の斜視図、図4は
図3に示す接合部分の正面図、図5は横材の断面図、図
6は縦材の断面図である。
にもとづいて説明する。図1は建築パネル用下地材の一
部欠截正面図、図2は建築パネルを止着した下地材の断
面図、図3は横材と縦材との接合部分の斜視図、図4は
図3に示す接合部分の正面図、図5は横材の断面図、図
6は縦材の断面図である。
【0011】本発明にかかる建築パネル用下地材は、図
1および図2に示すように、構築物、例えばビルディン
グなどのコンクリート壁面11に、建築パネル12の横
幅よりも長尺な横材13を所定の上下ピッチ、例えばパ
ネル12一枚の上下長さにほぼ等しい上下ピッチで複数
本横方向(水平方向)に固定し、上下の横材13,13
間にパネル12一枚の上下長さよりも短尺な縦材14を
配設してパネル12の大きさに応じた面積に格子状に複
数区画し、これら横材13と縦材14とに、隣り合う建
築パネル12,12の止着部を止着して各パネル12を
支持するものである。
1および図2に示すように、構築物、例えばビルディン
グなどのコンクリート壁面11に、建築パネル12の横
幅よりも長尺な横材13を所定の上下ピッチ、例えばパ
ネル12一枚の上下長さにほぼ等しい上下ピッチで複数
本横方向(水平方向)に固定し、上下の横材13,13
間にパネル12一枚の上下長さよりも短尺な縦材14を
配設してパネル12の大きさに応じた面積に格子状に複
数区画し、これら横材13と縦材14とに、隣り合う建
築パネル12,12の止着部を止着して各パネル12を
支持するものである。
【0012】パネル12は、図2及び図3に示すよう
に、金属板の四辺の縁を後方に屈曲して後面が開放した
浅い箱状体に成形した部材であり、各屈曲片15の後端
に止着部として外方に延出するフランジ部16を形成
し、このフランジ部16に止着用孔17を開設したもの
である。
に、金属板の四辺の縁を後方に屈曲して後面が開放した
浅い箱状体に成形した部材であり、各屈曲片15の後端
に止着部として外方に延出するフランジ部16を形成
し、このフランジ部16に止着用孔17を開設したもの
である。
【0013】なお、パネル12は、後端縁に設けた止着
部により横材13と縦材14とに止着することができれ
ばどのような構成、材質でもよく、内面に断熱材を形成
してもよい。
部により横材13と縦材14とに止着することができれ
ばどのような構成、材質でもよく、内面に断熱材を形成
してもよい。
【0014】図面に示す横材13は、アルミニウム型材
を必要な長さに切断するなどの加工を施したもので、型
材の製造工程で、該横材13をコンクリート壁面11に
固定するための固定部20を裏面側に形成し、該固定部
20の前面側に、閉断面形状で横方向に連続した横連通
室21を形成し、該横連通室21の前面をパネル止着面
22とし、該パネル止着面22の下部には横連通室21
の外面を伝わって流下した水を受ける樋状の水受部23
を長手方向に形成して、型材成形後に、工場或は現場
で、縦材14との接合部分に対応して水受部23を切り
欠いて流下部24を形成する。
を必要な長さに切断するなどの加工を施したもので、型
材の製造工程で、該横材13をコンクリート壁面11に
固定するための固定部20を裏面側に形成し、該固定部
20の前面側に、閉断面形状で横方向に連続した横連通
室21を形成し、該横連通室21の前面をパネル止着面
22とし、該パネル止着面22の下部には横連通室21
の外面を伝わって流下した水を受ける樋状の水受部23
を長手方向に形成して、型材成形後に、工場或は現場
で、縦材14との接合部分に対応して水受部23を切り
欠いて流下部24を形成する。
【0015】横方向に連続する閉断面形状の横連通室2
1は、図5に示すように、室外側に僅かに下り傾斜した
上区画壁25と、該上区画壁25の傾斜下端から下方に
延在する前区画壁26と、該前区画壁26から後方に間
隔を配して上区画壁25の傾斜上端或は傾斜上端近傍か
ら下方に延在する後区画壁27と、前区画壁26および
後区画壁27の下端を接続する下区画壁28とを長手方
向に一体に形成し、これら上下および前後の区画壁2
5,26,27,28により囲繞した横長な空間であ
り、内部底面は雨水を室外側に寄せて流れ易くするため
の溝29aを形成してある。なお、内部底面を前方に僅
かに下り傾斜させて形成してもよい。また、横連通室2
1を構成する前区画壁26の前面がパネル止着面22と
なるので、この前区画壁26の前面は、パネル12が止
着し易いように平面にすることが好ましい。
1は、図5に示すように、室外側に僅かに下り傾斜した
上区画壁25と、該上区画壁25の傾斜下端から下方に
延在する前区画壁26と、該前区画壁26から後方に間
隔を配して上区画壁25の傾斜上端或は傾斜上端近傍か
ら下方に延在する後区画壁27と、前区画壁26および
後区画壁27の下端を接続する下区画壁28とを長手方
向に一体に形成し、これら上下および前後の区画壁2
5,26,27,28により囲繞した横長な空間であ
り、内部底面は雨水を室外側に寄せて流れ易くするため
の溝29aを形成してある。なお、内部底面を前方に僅
かに下り傾斜させて形成してもよい。また、横連通室2
1を構成する前区画壁26の前面がパネル止着面22と
なるので、この前区画壁26の前面は、パネル12が止
着し易いように平面にすることが好ましい。
【0016】さらに、この前区画壁26の前面部分、特
にパネル止着面22には、図5の下部に示すように、表
面に細い溝29b…を横方向(横材13の延在方向)に
複数形成すると、パネル12のフランジ部16を止着し
た状態でも、雨水が細い溝内を通って横方向に流れやす
い。そして、前区画壁26(特にパネル止着面22)の
縦材14との接合部分には上記細い溝29bに交差する
細い溝を形成し、この交差する溝は縦方向に形成するこ
とが望ましい。横方向の溝29b内を伝わってきた雨水
が縦方向の溝で下方に流下し、下方の縦材14を伝わっ
て排水処理されるからである。また、パネル止着面22
に細い溝29bを形成すると、この溝29bの頂部がフ
ランジ部16の裏面と線接触するだけなので、パネル1
2を止着した状態でもフランジ部16の裏面との間に生
じた僅かな隙間が生じ易く、パネル12の内面側の雨水
が溜ることなく排水処理されるからである。なお、横材
13の長手方向に形成する溝29bは型材を成型する際
に同時に形成することができ、これらの溝29bに交差
する方向に形成する溝は後加工により形成する。しか
し、後加工により形成する溝は、縦材14との接合部分
にだけ形成すれば十分なので、加工は容易である。
にパネル止着面22には、図5の下部に示すように、表
面に細い溝29b…を横方向(横材13の延在方向)に
複数形成すると、パネル12のフランジ部16を止着し
た状態でも、雨水が細い溝内を通って横方向に流れやす
い。そして、前区画壁26(特にパネル止着面22)の
縦材14との接合部分には上記細い溝29bに交差する
細い溝を形成し、この交差する溝は縦方向に形成するこ
とが望ましい。横方向の溝29b内を伝わってきた雨水
が縦方向の溝で下方に流下し、下方の縦材14を伝わっ
て排水処理されるからである。また、パネル止着面22
に細い溝29bを形成すると、この溝29bの頂部がフ
ランジ部16の裏面と線接触するだけなので、パネル1
2を止着した状態でもフランジ部16の裏面との間に生
じた僅かな隙間が生じ易く、パネル12の内面側の雨水
が溜ることなく排水処理されるからである。なお、横材
13の長手方向に形成する溝29bは型材を成型する際
に同時に形成することができ、これらの溝29bに交差
する方向に形成する溝は後加工により形成する。しか
し、後加工により形成する溝は、縦材14との接合部分
にだけ形成すれば十分なので、加工は容易である。
【0017】横材13をコンクリート壁面11に固定す
るための固定部20は、横連通室21の上区画壁25及
び下区画壁28の後端をそれぞれ延出し、上延出部分の
後端から上固定壁30を下方に、下延出部分の後端から
下固定壁31を上方にそれぞれ延設するとともに、上下
の固定壁30,31の先端を途中で止めて両固定壁3
0,31の間に長手方向に連続したスリット32を形成
し、後区画壁27の背面と上下の延出部分と上下の固定
壁30,31とに囲まれた縦長な空部が背面のスリット
32で開放するように構成されている。なお、上下の固
定壁30,31は、同一平面に形成する。
るための固定部20は、横連通室21の上区画壁25及
び下区画壁28の後端をそれぞれ延出し、上延出部分の
後端から上固定壁30を下方に、下延出部分の後端から
下固定壁31を上方にそれぞれ延設するとともに、上下
の固定壁30,31の先端を途中で止めて両固定壁3
0,31の間に長手方向に連続したスリット32を形成
し、後区画壁27の背面と上下の延出部分と上下の固定
壁30,31とに囲まれた縦長な空部が背面のスリット
32で開放するように構成されている。なお、上下の固
定壁30,31は、同一平面に形成する。
【0018】また、前記上延出部分の後端から上方延出
部33を上方に延設し、下延出部分の後端から下方延出
部34を下方に延設する。なお、この上方延出部33及
び下方延出部34は、横材13の長手方向に連続してお
り、前記固定壁30,31と同一平面に形成する。ま
た、下方延出部34は、水受部23の下端よりも下方に
突出する状態で形成する。なお、上方延出部33の前面
には、図5の下部に示すように、細い溝29cを複数本
横方向に形成し、縦材14を当接した際に、雨水が毛細
管現象によって上昇することを上記細い溝29cによっ
て防止することが望ましい。
部33を上方に延設し、下延出部分の後端から下方延出
部34を下方に延設する。なお、この上方延出部33及
び下方延出部34は、横材13の長手方向に連続してお
り、前記固定壁30,31と同一平面に形成する。ま
た、下方延出部34は、水受部23の下端よりも下方に
突出する状態で形成する。なお、上方延出部33の前面
には、図5の下部に示すように、細い溝29cを複数本
横方向に形成し、縦材14を当接した際に、雨水が毛細
管現象によって上昇することを上記細い溝29cによっ
て防止することが望ましい。
【0019】水受部23は、横連通室21の外面を伝わ
って流下した水を受ける樋状の部材であればどのような
構成でもよいが、図面に示す実施形態では前区画壁26
の下端を下方に延出して後側壁35とし、この後側壁3
5から前方に底部36を形成し、該底部36の前縁から
前側壁37を立設することにより上面が開放した断面略
凹字状の樋体に形成してある。なお、この水受部23の
下端は、前記下方延出部34の下端よりも高い位置に位
置している。
って流下した水を受ける樋状の部材であればどのような
構成でもよいが、図面に示す実施形態では前区画壁26
の下端を下方に延出して後側壁35とし、この後側壁3
5から前方に底部36を形成し、該底部36の前縁から
前側壁37を立設することにより上面が開放した断面略
凹字状の樋体に形成してある。なお、この水受部23の
下端は、前記下方延出部34の下端よりも高い位置に位
置している。
【0020】水受部23には、縦材14との接合部分に
対応して水受部23を切り欠いて流下部24を形成する
が、この流下部24は、図4に示すように、後述する縦
材14の左右の拡散防止壁の内法よりも短く形成する。
なお、流下部24の端部には、内側に向かって下り傾斜
する流下案内片39を形成することが望ましい。この流
下案内片39を形成するには、流下部24を切り欠いた
後に端部を潰して形成してもよいし、或は切り欠いた際
に生じるバリを利用して上記方向に向けて形成してもよ
い。
対応して水受部23を切り欠いて流下部24を形成する
が、この流下部24は、図4に示すように、後述する縦
材14の左右の拡散防止壁の内法よりも短く形成する。
なお、流下部24の端部には、内側に向かって下り傾斜
する流下案内片39を形成することが望ましい。この流
下案内片39を形成するには、流下部24を切り欠いた
後に端部を潰して形成してもよいし、或は切り欠いた際
に生じるバリを利用して上記方向に向けて形成してもよ
い。
【0021】また、水受部23を切り欠いて流下部24
を形成する部分は縦材14との接合部分となるので、こ
の流下部24の上方に位置する横連通室21の前面下部
(前区画壁26の下部)に水抜き孔40を開設すること
が望ましい。
を形成する部分は縦材14との接合部分となるので、こ
の流下部24の上方に位置する横連通室21の前面下部
(前区画壁26の下部)に水抜き孔40を開設すること
が望ましい。
【0022】一方、縦材14は、横材13と同様にアル
ミニウム型材を必要な長さに切断するなどの加工を施し
たもので、型材の製造工程で、該縦材14を構築物に固
定するための固定部41を裏面側に形成し、該固定部4
1と一体的に、閉断面形状で縦方向に連続した縦連通室
42を形成し、該縦連通室42の前面をパネル止着面4
3とし、縦連通室42の側方には、前方に突出した拡散
防止壁44を長手方向に形成し、工場或は現場で所定の
長さに切断する。
ミニウム型材を必要な長さに切断するなどの加工を施し
たもので、型材の製造工程で、該縦材14を構築物に固
定するための固定部41を裏面側に形成し、該固定部4
1と一体的に、閉断面形状で縦方向に連続した縦連通室
42を形成し、該縦連通室42の前面をパネル止着面4
3とし、縦連通室42の側方には、前方に突出した拡散
防止壁44を長手方向に形成し、工場或は現場で所定の
長さに切断する。
【0023】縦方向に連続する閉断面形状の縦連通室4
2は、図6に示すように、建物側に位置する後区画壁4
5と、該後区画壁45の前面から所定の間隔離隔させて
前方に突出する左区画壁46並びに右区画壁47と、後
区画壁45から前方に間隔を配して後区画壁45と平行
に位置して左右の区画壁46,47の先端間を接続する
前区画壁49とを長手方向に一体に形成し、これら左右
および前後の区画壁45,46,47,49により囲繞
した縦長な空間である。なお、縦連通室42を構成する
前区画壁49の前面がパネル止着面43となるので、こ
の前区画壁49の前面は、パネル12が止着し易いよう
に平面にすることが好ましい。
2は、図6に示すように、建物側に位置する後区画壁4
5と、該後区画壁45の前面から所定の間隔離隔させて
前方に突出する左区画壁46並びに右区画壁47と、後
区画壁45から前方に間隔を配して後区画壁45と平行
に位置して左右の区画壁46,47の先端間を接続する
前区画壁49とを長手方向に一体に形成し、これら左右
および前後の区画壁45,46,47,49により囲繞
した縦長な空間である。なお、縦連通室42を構成する
前区画壁49の前面がパネル止着面43となるので、こ
の前区画壁49の前面は、パネル12が止着し易いよう
に平面にすることが好ましい。
【0024】また、この前区画壁49の前面部分、、特
にパネル止着面43には、図6に示すように、表面に細
い溝29d…を縦方向(縦材14の延在方向)に複数形
成すると、この溝29d…が雨水の流下方向を案内する
ので、流下する雨水が横方向に拡散することを防止で
き、また、パネル12のフランジ部16を止着した状態
でも、雨水が細い溝29d内を通って縦方向に流れやす
い。なお、縦材14の長手方向に形成する溝29dは型
材を成型する際に同時に形成することができる。
にパネル止着面43には、図6に示すように、表面に細
い溝29d…を縦方向(縦材14の延在方向)に複数形
成すると、この溝29d…が雨水の流下方向を案内する
ので、流下する雨水が横方向に拡散することを防止で
き、また、パネル12のフランジ部16を止着した状態
でも、雨水が細い溝29d内を通って縦方向に流れやす
い。なお、縦材14の長手方向に形成する溝29dは型
材を成型する際に同時に形成することができる。
【0025】縦材14をコンクリート壁面11に固定す
るための固定部41は、縦連通室42の後区画壁45を
左右に延出し、左側延出部分及び右側延出部分から後方
に向けてリブ状のスペース壁51を形成し、左側のスペ
ース壁51の後端から内側に向けて左固定壁52を、右
側のスペース壁51の後端から内側に向けて右固定壁5
3をそれぞれ延設するとともに、左右の固定壁52,5
3の先端を途中で止めて両固定壁52,53の間に長手
方向に連続したスリット54を形成し、後区画壁45の
背面と左右のスペース壁51と左右の固定壁52,53
とに囲まれた縦長な空部が背面のスリット54で開放す
るように構成されている。なお、左右の固定壁52,5
3は、同一平面に形成する。
るための固定部41は、縦連通室42の後区画壁45を
左右に延出し、左側延出部分及び右側延出部分から後方
に向けてリブ状のスペース壁51を形成し、左側のスペ
ース壁51の後端から内側に向けて左固定壁52を、右
側のスペース壁51の後端から内側に向けて右固定壁5
3をそれぞれ延設するとともに、左右の固定壁52,5
3の先端を途中で止めて両固定壁52,53の間に長手
方向に連続したスリット54を形成し、後区画壁45の
背面と左右のスペース壁51と左右の固定壁52,53
とに囲まれた縦長な空部が背面のスリット54で開放す
るように構成されている。なお、左右の固定壁52,5
3は、同一平面に形成する。
【0026】また、前記左固定壁52の左端から左側延
出部55を外方(左側)に延設し、右固定壁53の右端
から右側延出部56を外方(右側)に延設する。なお、
この左側延出部55及び右側延出部56は、縦材14の
長手方向に連続しており、前記固定壁52,53と同一
平面に形成する。
出部55を外方(左側)に延設し、右固定壁53の右端
から右側延出部56を外方(右側)に延設する。なお、
この左側延出部55及び右側延出部56は、縦材14の
長手方向に連続しており、前記固定壁52,53と同一
平面に形成する。
【0027】さらにまた、上記縦連通室42の側方に
は、前方に突出した拡散防止壁44,44を長手方向に
形成する。図6に示す拡散防止壁44は、縦連通室42
を構成する後区画壁45から左右に延出した延出部分の
端部から左右の区画壁46,47と平行にして前方に突
出させて拡散防止壁44,44を形成する。なお、拡散
防止壁44は、縦連通室42を構成する区画壁から直接
前方に突出して形成してもよい。そして、縦連通室42
のパネル止着面43よりも前方に突出した拡散防止壁4
4の先端から内側に屈曲させて飛散防止壁57を長手方
向に形成する。なお、飛散防止壁57の先端は、パネル
止着面43に止着したパネル12と干渉しないように、
縦連通室42の左右端部近傍で止めることが望ましい。
は、前方に突出した拡散防止壁44,44を長手方向に
形成する。図6に示す拡散防止壁44は、縦連通室42
を構成する後区画壁45から左右に延出した延出部分の
端部から左右の区画壁46,47と平行にして前方に突
出させて拡散防止壁44,44を形成する。なお、拡散
防止壁44は、縦連通室42を構成する区画壁から直接
前方に突出して形成してもよい。そして、縦連通室42
のパネル止着面43よりも前方に突出した拡散防止壁4
4の先端から内側に屈曲させて飛散防止壁57を長手方
向に形成する。なお、飛散防止壁57の先端は、パネル
止着面43に止着したパネル12と干渉しないように、
縦連通室42の左右端部近傍で止めることが望ましい。
【0028】次に、上記した構成からなる横材13と縦
材14からなる下地材を使用してパネル12を張る施行
について説明する。先ず、横材13を壁面11の横幅に
応じた長さに切断し、これらの横材13を壁面11に下
段から所定の上下ピッチで順次固定し、横材13の端部
に開口している横連通室21の開口部は盲蓋(図示せ
ず)を嵌合して閉塞する。
材14からなる下地材を使用してパネル12を張る施行
について説明する。先ず、横材13を壁面11の横幅に
応じた長さに切断し、これらの横材13を壁面11に下
段から所定の上下ピッチで順次固定し、横材13の端部
に開口している横連通室21の開口部は盲蓋(図示せ
ず)を嵌合して閉塞する。
【0029】横材13を壁面11に固定するには、図2
に示すように、アングル材を適宜な長さに切断したベー
ス材60をアンカーピン等の止着具を使用して適宜な間
隔を空けて複数箇所横一直線に固定し、各ベース材60
に断面横T字状のブラケット61の脚部をボルト62で
固定し、該ブラケット61の頭部を横材13の固定部2
0内に嵌合して固定する。なお、ブラケット61は、横
材13の固定部20内を移動することができるので、ベ
ース材60との位置を微妙に調整することができる。
に示すように、アングル材を適宜な長さに切断したベー
ス材60をアンカーピン等の止着具を使用して適宜な間
隔を空けて複数箇所横一直線に固定し、各ベース材60
に断面横T字状のブラケット61の脚部をボルト62で
固定し、該ブラケット61の頭部を横材13の固定部2
0内に嵌合して固定する。なお、ブラケット61は、横
材13の固定部20内を移動することができるので、ベ
ース材60との位置を微妙に調整することができる。
【0030】この様にして順次横材13を固定したなら
ば、上下に位置する横材13のピッチに応じた長さに切
断した縦材14を配置して壁面11に固定し、これら縦
材14により上下の横材13を接続する。なお、左右に
隣り合う縦材14のピッチは、パネル12の横幅に応じ
て適宜設定し、パネル12のフランジ部16をパネル止
着面43に適切に止着し得る寸法に設定する。
ば、上下に位置する横材13のピッチに応じた長さに切
断した縦材14を配置して壁面11に固定し、これら縦
材14により上下の横材13を接続する。なお、左右に
隣り合う縦材14のピッチは、パネル12の横幅に応じ
て適宜設定し、パネル12のフランジ部16をパネル止
着面43に適切に止着し得る寸法に設定する。
【0031】縦材14を所定の長さに切断する場合、下
端は下段の横材13の横連通室21に臨ませるだけなの
でカッターで一直線に切断すればよいが、上端は上段の
横材13からの雨水を受けて流下させ、しかも横材13
から流下した雨水が壁面11側を濡らさない様に、横材
13の下面の形状に応じて階段状に切断する。
端は下段の横材13の横連通室21に臨ませるだけなの
でカッターで一直線に切断すればよいが、上端は上段の
横材13からの雨水を受けて流下させ、しかも横材13
から流下した雨水が壁面11側を濡らさない様に、横材
13の下面の形状に応じて階段状に切断する。
【0032】この場合、図5に示すように、水受部23
の下面に当接し得る最下段部を形成し、水受部23の背
面(後側壁35)との間に僅かな隙間ができる位置から
起立して横連通室21(下区画壁28)の下面との間に
隙間ができる高さに上段部を形成し、横材13の下方延
出部34に当接する部分に最上段部を形成する。すなわ
ち、最下段の奥行き寸法は水受部23の底面(底部3
6)の奥行き寸法よりも少し長く設定し、上段部の最下
段部との段差寸法は下区画壁28の下面から水受部23
の下面までの寸法よりも少し小さく設定し、最下段部か
ら上段部までの高さは、水受部23の下面から下区画壁
28の最高位置までの寸法とほぼ同じ長さに設定する。
しかも、最下段部を水受部23の下面に当接すると最上
段部も下区画壁28の下面に当接し、最下段部と水受部
23との極く僅かな隙間寸法をD1、上段部の先端立上
り縁と水受部23の背面との隙間寸法をD2、上段部の
上縁と下区画壁28の下面との隙間寸法をD3とする
と、D1<D2<D3の関係が成立するように寸法を設定
する。また、隙間寸法D1,D2,D3は、毛細管現象に
よる雨水の上昇を阻止するための間隔であるので、段階
的に拡大することが望ましく、例えばD1:D2:D3の
比率をほぼ1:2:3、或はほぼ1:2:4に設定する
ことが望ましい。
の下面に当接し得る最下段部を形成し、水受部23の背
面(後側壁35)との間に僅かな隙間ができる位置から
起立して横連通室21(下区画壁28)の下面との間に
隙間ができる高さに上段部を形成し、横材13の下方延
出部34に当接する部分に最上段部を形成する。すなわ
ち、最下段の奥行き寸法は水受部23の底面(底部3
6)の奥行き寸法よりも少し長く設定し、上段部の最下
段部との段差寸法は下区画壁28の下面から水受部23
の下面までの寸法よりも少し小さく設定し、最下段部か
ら上段部までの高さは、水受部23の下面から下区画壁
28の最高位置までの寸法とほぼ同じ長さに設定する。
しかも、最下段部を水受部23の下面に当接すると最上
段部も下区画壁28の下面に当接し、最下段部と水受部
23との極く僅かな隙間寸法をD1、上段部の先端立上
り縁と水受部23の背面との隙間寸法をD2、上段部の
上縁と下区画壁28の下面との隙間寸法をD3とする
と、D1<D2<D3の関係が成立するように寸法を設定
する。また、隙間寸法D1,D2,D3は、毛細管現象に
よる雨水の上昇を阻止するための間隔であるので、段階
的に拡大することが望ましく、例えばD1:D2:D3の
比率をほぼ1:2:3、或はほぼ1:2:4に設定する
ことが望ましい。
【0033】したがって、横材13と縦材14の上端と
の接合部分においては、屋外側の前方から建物の壁面1
1側に向かって次第に隙間寸法が大きくなる。このた
め、水受部23の下端に雨水が付着した場合、この雨水
が毛細管現象で上昇しながら後方の壁面11側に浸入し
ようとしても、横材13と縦材14との隙間は、上記の
ように、後方に進むに従って次第に拡大されているの
で、雨水は途中で落下してしまい、縦材14の背面まで
到達することを防止することができる。
の接合部分においては、屋外側の前方から建物の壁面1
1側に向かって次第に隙間寸法が大きくなる。このた
め、水受部23の下端に雨水が付着した場合、この雨水
が毛細管現象で上昇しながら後方の壁面11側に浸入し
ようとしても、横材13と縦材14との隙間は、上記の
ように、後方に進むに従って次第に拡大されているの
で、雨水は途中で落下してしまい、縦材14の背面まで
到達することを防止することができる。
【0034】この様にして切断した縦材14を壁面11
に固定するには、横材13の場合と同様に、アングル材
を適宜な長さに切断したベース材60をアンカーピン等
の止着具を使用して適宜な間隔を空けて複数箇所縦一直
線に固定し、各ベース材60に断面横T字状のブラケッ
ト64の脚部をボルトで固定し、該ブラケット64の頭
部を縦材14の固定部41内に嵌合して固定する。な
お、ブラケット64は、縦材14の固定部41内を移動
することができるので、ベース材60との位置を微妙に
調整することができる。
に固定するには、横材13の場合と同様に、アングル材
を適宜な長さに切断したベース材60をアンカーピン等
の止着具を使用して適宜な間隔を空けて複数箇所縦一直
線に固定し、各ベース材60に断面横T字状のブラケッ
ト64の脚部をボルトで固定し、該ブラケット64の頭
部を縦材14の固定部41内に嵌合して固定する。な
お、ブラケット64は、縦材14の固定部41内を移動
することができるので、ベース材60との位置を微妙に
調整することができる。
【0035】そして、縦材14の上端を上段の横材13
に下方から臨ませて接合する場合には、横材13の流下
部24が当該縦材14の左右の拡散防止壁44,44の
間に位置させた状態で、しかも、図5に示すように、縦
材14の上端を横材13の下方延出部34に前方から重
ね合わせ、上端の最下段部或は最上段部の一方または両
方が横材13に当接する状態で接合する。
に下方から臨ませて接合する場合には、横材13の流下
部24が当該縦材14の左右の拡散防止壁44,44の
間に位置させた状態で、しかも、図5に示すように、縦
材14の上端を横材13の下方延出部34に前方から重
ね合わせ、上端の最下段部或は最上段部の一方または両
方が横材13に当接する状態で接合する。
【0036】また、縦材14の下端を下段の横材13に
上方から臨ませて接合する場合には、下段の上方延出部
33に前方から重ね合わせて横連通室21の上方に臨ま
せた状態で接合する。この様にして接合すると、縦材1
4の下端と下段の横材13との位置は厳密に設定する必
要がないので、縦材14の切断長さの誤差は、接合した
縦材14の下端と下段の横材13との位置の差によって
吸収することができ、機能的に差が生じることはない。
上方から臨ませて接合する場合には、下段の上方延出部
33に前方から重ね合わせて横連通室21の上方に臨ま
せた状態で接合する。この様にして接合すると、縦材1
4の下端と下段の横材13との位置は厳密に設定する必
要がないので、縦材14の切断長さの誤差は、接合した
縦材14の下端と下段の横材13との位置の差によって
吸収することができ、機能的に差が生じることはない。
【0037】この様にして横材13と縦材14を壁面1
1に固定して格子状に区画すると、横材13と縦材14
とのパネル止着面22,43がパネル12の大きさに応
じた矩形に区画されて位置する。したがって、これらの
パネル止着面22,43にパネル12を順次止着するこ
とができる。なお、パネル12を止着面22,43に止
着する場合には、図6に示すように、隣り合うパネル1
2のフランジ部16を重ね合わせて止着面に当接し、フ
ランジ部16に開設した孔17内にボルト65を挿通
し、ボルト65の先端を止着面に開口している止着孔内
にねじ込んで止着する。なお、フランジ部16を止着面
に止着する手段は、ボルト65に限定されるものではな
く、ねじ、クリップ、グロメット、ファスナ等公知の止
着具を使用することができる。
1に固定して格子状に区画すると、横材13と縦材14
とのパネル止着面22,43がパネル12の大きさに応
じた矩形に区画されて位置する。したがって、これらの
パネル止着面22,43にパネル12を順次止着するこ
とができる。なお、パネル12を止着面22,43に止
着する場合には、図6に示すように、隣り合うパネル1
2のフランジ部16を重ね合わせて止着面に当接し、フ
ランジ部16に開設した孔17内にボルト65を挿通
し、ボルト65の先端を止着面に開口している止着孔内
にねじ込んで止着する。なお、フランジ部16を止着面
に止着する手段は、ボルト65に限定されるものではな
く、ねじ、クリップ、グロメット、ファスナ等公知の止
着具を使用することができる。
【0038】パネル12を止着したならば、隣り合うパ
ネル12の間に生じる溝内にシリコン樹脂等からなる弾
性のあるコーキング材70を充填する。この場合、溝内
の奥にバック材71を先に装填してからコーキング材7
0を充填することが望ましい。なお、図2に示すよう
に、最上段の横材13と壁面11の上端との間には笠木
などのカバー72を被せて防水処理し、また、最下段の
横材13には雨水を集めて排水路等に流下する水切部材
73を設ける。
ネル12の間に生じる溝内にシリコン樹脂等からなる弾
性のあるコーキング材70を充填する。この場合、溝内
の奥にバック材71を先に装填してからコーキング材7
0を充填することが望ましい。なお、図2に示すよう
に、最上段の横材13と壁面11の上端との間には笠木
などのカバー72を被せて防水処理し、また、最下段の
横材13には雨水を集めて排水路等に流下する水切部材
73を設ける。
【0039】この様にしてパネル12を張ると、隣り合
うパネル12の間に生じる溝内にコーキング材70を充
填して密封してあるので、パネル12の外面が雨水等に
より濡れても、これらの雨水はパネル12の間の溝内に
浸入することはコーキング材70によって阻止されてい
る。したがって、パネル12の裏側に雨水が浸入するこ
とはない。
うパネル12の間に生じる溝内にコーキング材70を充
填して密封してあるので、パネル12の外面が雨水等に
より濡れても、これらの雨水はパネル12の間の溝内に
浸入することはコーキング材70によって阻止されてい
る。したがって、パネル12の裏側に雨水が浸入するこ
とはない。
【0040】そして、長期間が経過するとコーキング材
70が経年変化により次第に弾性を失って硬化するの
で、割れ(クラック)が発生する。コーキング材70に
割れが発生すると、この割れ目から雨水が浸入してパネ
ル12のフランジ部16周辺を濡らす。
70が経年変化により次第に弾性を失って硬化するの
で、割れ(クラック)が発生する。コーキング材70に
割れが発生すると、この割れ目から雨水が浸入してパネ
ル12のフランジ部16周辺を濡らす。
【0041】パネル12のフランジ部16周辺が濡れる
と、パネル12を止着しているボルト65の周囲やフラ
ンジ部16の孔17、止着面22,43の止着孔等を通
って止着面22,43の裏側に雨水が浸入するが、止着
面22,43の裏側は、横材13においては閉断面形状
の横連通室21となっているので、浸入した雨水は横連
通室21内に流入しても壁面11側に染み出ることはな
い。また、縦材14においても止着面43の裏側は閉断
面形状の縦連通室42となっているので、止着面43の
止着孔から浸入した雨水が壁面11側に染み出ることは
ない。したがって、縦材14の止着面43の止着孔から
雨水が内部に浸入しても、この雨水が壁面11側を濡ら
すことはない。
と、パネル12を止着しているボルト65の周囲やフラ
ンジ部16の孔17、止着面22,43の止着孔等を通
って止着面22,43の裏側に雨水が浸入するが、止着
面22,43の裏側は、横材13においては閉断面形状
の横連通室21となっているので、浸入した雨水は横連
通室21内に流入しても壁面11側に染み出ることはな
い。また、縦材14においても止着面43の裏側は閉断
面形状の縦連通室42となっているので、止着面43の
止着孔から浸入した雨水が壁面11側に染み出ることは
ない。したがって、縦材14の止着面43の止着孔から
雨水が内部に浸入しても、この雨水が壁面11側を濡ら
すことはない。
【0042】そして、横材13の止着孔から横連通室2
1の内部に入り込んだ雨水は、横方向に自由に流れるこ
とができるので、ある程度の量になると水抜き孔40か
ら外部に流出し、水受部23内に流下して受け止められ
たり、或はそのまま流下部24から下方の縦材14の拡
散防止壁44間の空間75内を流下する。
1の内部に入り込んだ雨水は、横方向に自由に流れるこ
とができるので、ある程度の量になると水抜き孔40か
ら外部に流出し、水受部23内に流下して受け止められ
たり、或はそのまま流下部24から下方の縦材14の拡
散防止壁44間の空間75内を流下する。
【0043】なお、図3及び図4に示すように、パネル
12の四隅はフランジ部16が存在しないので、流下部
24の上方に位置する横連通室21に開設した水抜き孔
40がフランジ部16によって塞がれることはない。ま
た、パネル12のフランジ部16を止着面にネジ止めし
ても、シール材を介在させて水密状態で止着していない
ので、フランジ部16の止着用孔17を外れた部分、特
にパネル12の四隅近傍ではフランジ部16と止着面と
の間には水が通る程度の隙間が存在する。したがって、
後述するように、雨水が縦材14の下端からパネル12
の下縁内面に流下すると、この雨水はパネル12の内側
に溜ることは稀であり、フランジ部16と止着面との隙
間を通ってパネル12の外側にそのまま流下する。な
お、パネル止着面22,43に前記した細い溝29b,
29dを形成すると、これらの溝29b,29d内を通
ったり、フランジ部16との間の隙間を通ったりして雨
水が排出され易くなる。
12の四隅はフランジ部16が存在しないので、流下部
24の上方に位置する横連通室21に開設した水抜き孔
40がフランジ部16によって塞がれることはない。ま
た、パネル12のフランジ部16を止着面にネジ止めし
ても、シール材を介在させて水密状態で止着していない
ので、フランジ部16の止着用孔17を外れた部分、特
にパネル12の四隅近傍ではフランジ部16と止着面と
の間には水が通る程度の隙間が存在する。したがって、
後述するように、雨水が縦材14の下端からパネル12
の下縁内面に流下すると、この雨水はパネル12の内側
に溜ることは稀であり、フランジ部16と止着面との隙
間を通ってパネル12の外側にそのまま流下する。な
お、パネル止着面22,43に前記した細い溝29b,
29dを形成すると、これらの溝29b,29d内を通
ったり、フランジ部16との間の隙間を通ったりして雨
水が排出され易くなる。
【0044】また、流下部24から下方の縦材14の拡
散防止壁44間の空間75内に雨水が流下する際、流下
部24の端部には斜め下方に向けて流下案内片39が形
成してあるので、この流下案内片39が雨水の流下方向
を案内して、上記空間75の外にこぼれることを防止す
る。そして、流下部24から流下した雨水の一部が水受
部23の下端を濡らしても、前記した隙間D1,D2,D
3の設定により、この雨水が横材13の下面と縦材14
の上端との間の隙間を毛細管現象によって伝わって、横
材13或は縦材14の背面側に到達することを防止でき
る。
散防止壁44間の空間75内に雨水が流下する際、流下
部24の端部には斜め下方に向けて流下案内片39が形
成してあるので、この流下案内片39が雨水の流下方向
を案内して、上記空間75の外にこぼれることを防止す
る。そして、流下部24から流下した雨水の一部が水受
部23の下端を濡らしても、前記した隙間D1,D2,D
3の設定により、この雨水が横材13の下面と縦材14
の上端との間の隙間を毛細管現象によって伝わって、横
材13或は縦材14の背面側に到達することを防止でき
る。
【0045】すなわち、前記したように、横材13の横
連通室21の下端よりも下方に突出する状態で水受部2
3を形成するとともに、横連通室21の後部から下方に
延出する下方延出部34を形成し、縦材14の上端を、
上段の横材13の下方延出部34に前方から重ね合わせ
て縦材14の上端を水受部23の下端および横連通室2
1の下端に臨ませ、この状態において、縦材14の上端
と水受部23の下端との間の隙間寸法よりも、その後方
に位置する縦材14の上端と横連通室21の下端との間
の隙間寸法を大きく設定したので、毛細管現象は接合部
分の後端まで続くことなく途中で途切れてしまう。した
がって、水受部23の下端を濡らした雨水が縦材14や
横材13の背面側に到達することを防止することができ
る。特に、本実施形態では、横材13の下区画壁28の
下面が後方になるにしたがって上昇しており、縦材14
の上端の上段との隙間D3が後半部分で拡大されるの
で、この拡大された隙間によっても毛細管現象の発生を
防止でき、雨水は縦材のスペース壁51間の補助連通室
59内に落下して流下し、下段の横材13の横連通室2
1上に流下して排水処理される。なお、隙間D3の前半
までで落下した雨水は、縦材14の左右の区画壁46,
47の外面を伝わったり、空間75内を流下して、下段
の横材13の横連通室21上に落下して排水処理され
る。
連通室21の下端よりも下方に突出する状態で水受部2
3を形成するとともに、横連通室21の後部から下方に
延出する下方延出部34を形成し、縦材14の上端を、
上段の横材13の下方延出部34に前方から重ね合わせ
て縦材14の上端を水受部23の下端および横連通室2
1の下端に臨ませ、この状態において、縦材14の上端
と水受部23の下端との間の隙間寸法よりも、その後方
に位置する縦材14の上端と横連通室21の下端との間
の隙間寸法を大きく設定したので、毛細管現象は接合部
分の後端まで続くことなく途中で途切れてしまう。した
がって、水受部23の下端を濡らした雨水が縦材14や
横材13の背面側に到達することを防止することができ
る。特に、本実施形態では、横材13の下区画壁28の
下面が後方になるにしたがって上昇しており、縦材14
の上端の上段との隙間D3が後半部分で拡大されるの
で、この拡大された隙間によっても毛細管現象の発生を
防止でき、雨水は縦材のスペース壁51間の補助連通室
59内に落下して流下し、下段の横材13の横連通室2
1上に流下して排水処理される。なお、隙間D3の前半
までで落下した雨水は、縦材14の左右の区画壁46,
47の外面を伝わったり、空間75内を流下して、下段
の横材13の横連通室21上に落下して排水処理され
る。
【0046】一方、縦材14の止着孔から縦連通室42
の内部に入り込んだ雨水は、そのまま縦連通室42内を
流下し、下端の開口部から下段の横材13の横連通室2
1の外面を伝わって流れ、当該横材13の水受部23内
に流下して受け止められる。
の内部に入り込んだ雨水は、そのまま縦連通室42内を
流下し、下端の開口部から下段の横材13の横連通室2
1の外面を伝わって流れ、当該横材13の水受部23内
に流下して受け止められる。
【0047】水受部23内に流下した雨水は横方向に自
由に流れることができ、ある程度の量になると、流下部
24から流下して、下方に位置する縦材14の拡散防止
壁44,44の間の空間75に流下する。この空間75
に雨水が流下すると、この雨水は空間75内面に接触し
なければ直接、下段に位置する横材13の横連通室21
上に流下し、空間75の内面に接触した雨水は、縦連通
室42の外面、即ち前区画壁49の左右側部や左右の区
画壁46,47の表面を伝わって流下し、上記と同様
に、パネル12の下部止着隙間を通ってから下段に位置
する横材13の横連通室21上に流下する。下段の横連
通室21上に流下した雨水は、横連通室21の外面を伝
わって当該横材13の水受部23内に受け止められる。
したがって、雨水は、縦材14の空間75から横材13
の横連通室21上に流下して水受部23で受け止められ
ることを順次繰り返しながら流下し、壁面11側に流れ
ることはない。
由に流れることができ、ある程度の量になると、流下部
24から流下して、下方に位置する縦材14の拡散防止
壁44,44の間の空間75に流下する。この空間75
に雨水が流下すると、この雨水は空間75内面に接触し
なければ直接、下段に位置する横材13の横連通室21
上に流下し、空間75の内面に接触した雨水は、縦連通
室42の外面、即ち前区画壁49の左右側部や左右の区
画壁46,47の表面を伝わって流下し、上記と同様
に、パネル12の下部止着隙間を通ってから下段に位置
する横材13の横連通室21上に流下する。下段の横連
通室21上に流下した雨水は、横連通室21の外面を伝
わって当該横材13の水受部23内に受け止められる。
したがって、雨水は、縦材14の空間75から横材13
の横連通室21上に流下して水受部23で受け止められ
ることを順次繰り返しながら流下し、壁面11側に流れ
ることはない。
【0048】そして、各縦材14の空間75内を雨水が
流下しても、縦材14の左右両側には拡散防止壁44,
44が突設してあるので、両拡散防止壁44,44によ
り流下方向が規制される。したがって、縦材14の空間
75内を流下する途中の雨水が横材13から横方向に流
れ出て壁面11側を濡らすことを防止できる。
流下しても、縦材14の左右両側には拡散防止壁44,
44が突設してあるので、両拡散防止壁44,44によ
り流下方向が規制される。したがって、縦材14の空間
75内を流下する途中の雨水が横材13から横方向に流
れ出て壁面11側を濡らすことを防止できる。
【0049】また、パネル12のフランジ部16周辺を
濡らした雨水が横材13の横連通室21内や縦材14の
縦連通室42内に入り込まない場合、この雨水は、縦材
14においては、前記と同様に、縦連通室42の外周
(前区画壁49の前面や左右区画壁46,47の表面)
を伝わって流下して、下段の横連通室21上に流れ落ち
て水受部23に受け止められ、横材13においては、パ
ネル止着面43を流下して水受部23内に流下して受け
止められる。したがって、これらの雨水も壁面11側に
流れることがない。
濡らした雨水が横材13の横連通室21内や縦材14の
縦連通室42内に入り込まない場合、この雨水は、縦材
14においては、前記と同様に、縦連通室42の外周
(前区画壁49の前面や左右区画壁46,47の表面)
を伝わって流下して、下段の横連通室21上に流れ落ち
て水受部23に受け止められ、横材13においては、パ
ネル止着面43を流下して水受部23内に流下して受け
止められる。したがって、これらの雨水も壁面11側に
流れることがない。
【0050】暴風雨の時などはコーキング材70の割れ
目から浸入した雨水が気圧の差によってフランジ部16
の重ね合わせ部分やフランジ部16と止着面との間から
パネル12の内側に向けて吹き出すことがあるが、図6
に示すように、縦材14においては、拡散防止壁44の
先端に飛散防止壁57がフランジ部16を包むようにし
て延在しているので、吹き出した雨水は飛散防止壁57
あるいは拡散防止壁44の内面に当って飛散が阻止さ
れ、壁面11側に吹き付けることはない。そして、フラ
ンジ部16の重ね合わせ部分から吹き出した雨水は、拡
散防止壁44や飛散防止壁57の内面を伝わって、或は
両防止壁により囲まれた空間75を直接流下し、下段の
横材13の横連通室21上に落下する。横連通室21上
に落下した雨水は、前記と同様に、水受部23に受け止
められて処理される。
目から浸入した雨水が気圧の差によってフランジ部16
の重ね合わせ部分やフランジ部16と止着面との間から
パネル12の内側に向けて吹き出すことがあるが、図6
に示すように、縦材14においては、拡散防止壁44の
先端に飛散防止壁57がフランジ部16を包むようにし
て延在しているので、吹き出した雨水は飛散防止壁57
あるいは拡散防止壁44の内面に当って飛散が阻止さ
れ、壁面11側に吹き付けることはない。そして、フラ
ンジ部16の重ね合わせ部分から吹き出した雨水は、拡
散防止壁44や飛散防止壁57の内面を伝わって、或は
両防止壁により囲まれた空間75を直接流下し、下段の
横材13の横連通室21上に落下する。横連通室21上
に落下した雨水は、前記と同様に、水受部23に受け止
められて処理される。
【0051】この様に、コーキング材70の割れ目から
雨水が浸入しても、この浸入した雨水は、下地材を構成
する縦材14や横材13の前面側或は連通室21,42
内を流下させられて、壁面11に到達することを阻止さ
れる。したがって、コーキング材70の割れ目から浸入
した雨水により壁面11が濡れてしまい、室内側への漏
水を防止することができる。
雨水が浸入しても、この浸入した雨水は、下地材を構成
する縦材14や横材13の前面側或は連通室21,42
内を流下させられて、壁面11に到達することを阻止さ
れる。したがって、コーキング材70の割れ目から浸入
した雨水により壁面11が濡れてしまい、室内側への漏
水を防止することができる。
【0052】また、パネル12の内面に結露水が発生し
た場合、この結露水はパネル12の下縁に形成してある
フランジ部16と止着面との間の僅かな隙間やフランジ
部16が形成されていないパネル隅角部の隙間からパネ
ル12の外部に流出し、下段の横材13の横連通室21
の外面を伝わって水受部23によって受け止められ、前
記と同様に縦材14の空間75内を流下する。したがっ
て、パネル12の内面に発生した結露水も、壁面11に
到達する前に排水処理することができる。なお、パネル
止着面22,43に前記した細い溝29b,29dを形
成すると、これらの溝29b,29d内を通ったり、フ
ランジ部16との間の隙間を通ったりして結露水が排出
され易くなる。
た場合、この結露水はパネル12の下縁に形成してある
フランジ部16と止着面との間の僅かな隙間やフランジ
部16が形成されていないパネル隅角部の隙間からパネ
ル12の外部に流出し、下段の横材13の横連通室21
の外面を伝わって水受部23によって受け止められ、前
記と同様に縦材14の空間75内を流下する。したがっ
て、パネル12の内面に発生した結露水も、壁面11に
到達する前に排水処理することができる。なお、パネル
止着面22,43に前記した細い溝29b,29dを形
成すると、これらの溝29b,29d内を通ったり、フ
ランジ部16との間の隙間を通ったりして結露水が排出
され易くなる。
【0053】この様に、本発明にかかる下地材において
は、コーキング材70の割れ目から浸入した雨水やパネ
ル12の内面に発生した結露水を、壁面11に到達する
前に横材13の横連通室21の内部と外面と水受部2
3、および縦材14の縦連通室42の内部と外面と両拡
散防止壁44間の空間75を流下させることにより処理
することができる。したがって、壁面11が濡れること
を防止することができ、室内側への漏水を防止すること
ができる。そして、最下段の横材13の流下部24から
流下した雨水は、下端に設けた水切部材73から排水路
等に流して処理することができる。なお、水切部材73
は雨水を集めて排水路等に流して処理することができれ
ばどのような構成でもよい。
は、コーキング材70の割れ目から浸入した雨水やパネ
ル12の内面に発生した結露水を、壁面11に到達する
前に横材13の横連通室21の内部と外面と水受部2
3、および縦材14の縦連通室42の内部と外面と両拡
散防止壁44間の空間75を流下させることにより処理
することができる。したがって、壁面11が濡れること
を防止することができ、室内側への漏水を防止すること
ができる。そして、最下段の横材13の流下部24から
流下した雨水は、下端に設けた水切部材73から排水路
等に流して処理することができる。なお、水切部材73
は雨水を集めて排水路等に流して処理することができれ
ばどのような構成でもよい。
【0054】なお、以上説明した実施形態においては、
横連通室21の端部を盲蓋で閉塞したので横連通室21
内の雨水を水抜き孔40から外部に流出させたが、横連
通室21の端部を開口したまま縦樋(図示せず)に接続
し、この縦樋から排水処理してもよい。この様に構成す
ると、水抜き孔40を開設する必要がない。
横連通室21の端部を盲蓋で閉塞したので横連通室21
内の雨水を水抜き孔40から外部に流出させたが、横連
通室21の端部を開口したまま縦樋(図示せず)に接続
し、この縦樋から排水処理してもよい。この様に構成す
ると、水抜き孔40を開設する必要がない。
【0055】また、横材13と縦材14とにそれぞれ形
成した固定部20,41は、前記実施の形態では略T字
状の溝として説明したが、構築物の壁面11に固定する
機能を備えていればどのような構成でもよい。例えば、
後方に突出する突出壁や耳片を横材13或は縦材14と
一体成型し、この突出壁や耳片をベース材60にネジで
固定してもよいし、或は直接壁面11にネジ等によって
固定してもよい。
成した固定部20,41は、前記実施の形態では略T字
状の溝として説明したが、構築物の壁面11に固定する
機能を備えていればどのような構成でもよい。例えば、
後方に突出する突出壁や耳片を横材13或は縦材14と
一体成型し、この突出壁や耳片をベース材60にネジで
固定してもよいし、或は直接壁面11にネジ等によって
固定してもよい。
【0056】さらに、この固定部41は、横連通室21
や縦連通室42と一体であればよく、必ずしも連通室2
1,42の背面に位置しなくてもよい。例えば、連通室
の下部に一体成型してもよい。
や縦連通室42と一体であればよく、必ずしも連通室2
1,42の背面に位置しなくてもよい。例えば、連通室
の下部に一体成型してもよい。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、コ
ーキング材に割れ目が生じてこの割れ目から雨水が浸入
してパネルの止着部周辺が濡れて、止着部を止着してい
るボルトやネジ等あるいは止着孔から雨水がパネル止着
面の裏側に浸入しても、パネル止着面の裏側には横連通
室或は縦連通室を形成してあり、これら連通室を介して
排水処理するので、構築物の壁面側に雨水が到達するこ
とを防止することができる。したがって、長期間経過し
てパネルのコーキング材が劣化して割れ目が生じたとし
ても、室内側への水漏れを確実に防止することができ
る。このため、優れた耐久性を得ることができる。
ーキング材に割れ目が生じてこの割れ目から雨水が浸入
してパネルの止着部周辺が濡れて、止着部を止着してい
るボルトやネジ等あるいは止着孔から雨水がパネル止着
面の裏側に浸入しても、パネル止着面の裏側には横連通
室或は縦連通室を形成してあり、これら連通室を介して
排水処理するので、構築物の壁面側に雨水が到達するこ
とを防止することができる。したがって、長期間経過し
てパネルのコーキング材が劣化して割れ目が生じたとし
ても、室内側への水漏れを確実に防止することができ
る。このため、優れた耐久性を得ることができる。
【0058】また、コーキング材の割れ目から浸入した
雨水が横材のパネル止着面を濡らした場合には、この雨
水を水受部によって受け止め、流下部から縦材に流下さ
せることができる。一方、縦材のパネル止着面を濡らし
た場合には、この雨水をそのまま当該縦材の拡散防止壁
の間で流下させて左右に拡散することを防止しながら下
段の横材の横連通室上に流下することができ、横連通室
上に流下した雨水は当該横材の水受部によって受け止め
たり下方の縦材に流下させたりして排水できる。したが
って、横材及び縦材においても、パネル止着面を濡らし
た雨水を積極的に排水処理して、パネル止着面の裏側に
通す雨水の量を減少させることができる。
雨水が横材のパネル止着面を濡らした場合には、この雨
水を水受部によって受け止め、流下部から縦材に流下さ
せることができる。一方、縦材のパネル止着面を濡らし
た場合には、この雨水をそのまま当該縦材の拡散防止壁
の間で流下させて左右に拡散することを防止しながら下
段の横材の横連通室上に流下することができ、横連通室
上に流下した雨水は当該横材の水受部によって受け止め
たり下方の縦材に流下させたりして排水できる。したが
って、横材及び縦材においても、パネル止着面を濡らし
た雨水を積極的に排水処理して、パネル止着面の裏側に
通す雨水の量を減少させることができる。
【0059】さらに、パネルの裏面に発生した結露水も
横材の水受部によって受け止めて排水することができる
ので、結露水によって壁面側が濡れることを防止するこ
とができ、ひいては結露水が室内側に浸入することも確
実に防止できる。
横材の水受部によって受け止めて排水することができる
ので、結露水によって壁面側が濡れることを防止するこ
とができ、ひいては結露水が室内側に浸入することも確
実に防止できる。
【0060】請求項2に記載の発明は、横材の横連通室
に水抜き孔を開設したので、横連通室内の雨水を横材の
長さの途中で外部に排出することができ、排水処理が容
易である。
に水抜き孔を開設したので、横連通室内の雨水を横材の
長さの途中で外部に排出することができ、排水処理が容
易である。
【0061】請求項3に記載の発明は、拡散防止壁の先
端を内側に屈曲させた飛散防止壁を形成したので、暴風
雨時などにおいて、室外側の圧力が高くなってパネルの
止着部分から雨水が吹き出すことがあっても、飛散防止
壁と拡散防止壁とによって雨水の飛散を防止することが
できる。したがって、パネルの止着部分から雨水が吹き
出しても、壁面側が濡れることを確実に防止することが
できる。このため、暴風雨時であっても、室内側への雨
水の浸入を確実に防止することができる。
端を内側に屈曲させた飛散防止壁を形成したので、暴風
雨時などにおいて、室外側の圧力が高くなってパネルの
止着部分から雨水が吹き出すことがあっても、飛散防止
壁と拡散防止壁とによって雨水の飛散を防止することが
できる。したがって、パネルの止着部分から雨水が吹き
出しても、壁面側が濡れることを確実に防止することが
できる。このため、暴風雨時であっても、室内側への雨
水の浸入を確実に防止することができる。
【0062】請求項4に記載の発明は、縦材の上端を、
上段の横材の下方延出部に前方から重ね合わせて縦材の
上端を水受部の下端および横連通室の下端に臨ませた状
態で、縦材の上端と水受部の下端との間の隙間寸法より
も、その後方に位置する縦材の上端と横連通室の下端と
の間の隙間寸法を大きく設定したので、この隙間の寸法
の差により、毛細管現象により雨水が後方に回って壁面
側を濡らすことを確実に防止することができる。したが
って、壁面から室内側に雨水が浸入して漏水す一層確実
に防止することができる。
上段の横材の下方延出部に前方から重ね合わせて縦材の
上端を水受部の下端および横連通室の下端に臨ませた状
態で、縦材の上端と水受部の下端との間の隙間寸法より
も、その後方に位置する縦材の上端と横連通室の下端と
の間の隙間寸法を大きく設定したので、この隙間の寸法
の差により、毛細管現象により雨水が後方に回って壁面
側を濡らすことを確実に防止することができる。したが
って、壁面から室内側に雨水が浸入して漏水す一層確実
に防止することができる。
【図1】縦材と横材からなる建築パネル用下地材の一部
欠截正面図である。
欠截正面図である。
【図2】建築パネルを止着した下地材の断面図である。
【図3】横材と縦材との接合部分および建築パネルの一
部欠截斜視図である。
部欠截斜視図である。
【図4】図3に示す接合部分の正面図である。
【図5】横材の断面図である。
【図6】縦材の断面図である。
【図7】パネルを固定する従来の下地材の断面図であ
る。
る。
11 コンクリート壁面 12 建築パネル 13 横材 14 縦材 16 パネルの止着部としてのフランジ部 17 フランジ部に開設した止着用の孔 20 横材の固定部 21 横連通室 22 パネル止着面 23 水受部 24 流下部 25,26,27,28 横連通室を構成する区画壁 29 底部の溝 30,31 固定壁 32 スリット 33 上方延出部 34 下方延出部 35 水受部の後側壁 36 水受部の底部 37 水受部の前側壁 39 流下案内片 40 水抜き孔 41 縦材の固定部 42 縦連通室 43 パネル止着面 44 拡散防止壁 45,46,47,49 縦連通室を構成する区画壁 51 スペース壁 52,53 固定壁 54 スリット 55,56 延出部 57 飛散防止壁 60 ベース材 61,64 ブラケット 62,65 ボルト 70 コーキング材 71 バック材 72 カバー 73 水切部材 75 拡散防止壁の間の空間
Claims (4)
- 【請求項1】 構築物に、建築パネルの横幅よりも長尺
な横材を所定の上下ピッチで複数本横方向に固定し、上
下の横材間に縦材を配設し、横材と縦材とに建築パネル
の止着部を止着して支持する建築パネル用下地材であっ
て、 横材は、該横材を構築物に固定するための固定部を裏面
側に形成し、該固定部と一体的に、閉断面形状で横方向
に連続した横連通室を形成し、該横連通室を構成する区
画壁の前面をパネル止着面とし、該パネル止着面の下部
には横連通室の外面を伝わって流下した水を受ける樋状
の水受部を長手方向に形成するとともに、縦材との接合
部分に対応して水受部を切り欠いて流下部を形成してな
り、 縦材は、該縦材を構築物に固定するための固定部を裏面
側に形成し、該固定部と一体的に、閉断面形状で縦方向
に連続した縦連通室を形成し、該縦連通室を構成する区
画壁の前面をパネル止着面とし、縦連通室の側方には、
前方に突出した拡散防止壁を長手方向に形成してなり、 縦材の上端を上段の横材の流下部に下方から臨ませて該
流下部を該縦材の左右の拡散防止壁の間に位置させ、該
流下部から流下する雨水を拡散防止壁の内面および縦連
通室の外面を伝わって流下可能とし、 該縦材の下端を、下段の横材の横連通室の後部から上方
に延出した上方延出部に前方から重ね合わせて横連通室
に上方から臨ませて該縦材から流下した雨水を下段の横
材の水受部で受けるようにしたことを特徴とする建築パ
ネル用下地材の構造。 - 【請求項2】 横材の横連通室の前面に水抜き孔を開設
し、該横連通室内の雨水を水抜き孔から外部に流出させ
るようにしたことを特徴とする請求項1に記載の建築パ
ネル用下地材の構造。 - 【請求項3】 縦材の縦連通室の側方に形成した拡散防
止壁の先端をパネル止着面よりも前方に突出させ、該拡
散防止壁の先端を内側に屈曲させた飛散防止壁部を長手
方向に形成したことを特徴とする請求項1または2に記
載の建築パネル用下地材の構造。 - 【請求項4】 横材の横連通室の下端よりも下方に突出
する状態で水受部を形成するとともに、横連通室の後部
から下方に延出する下方延出部を形成し、縦材の上端
を、上段の横材の下方延出部に前方から重ね合わせて縦
材の上端を水受部の下端および横連通室の下端に臨ませ
た状態で、縦材の上端と水受部の下端との間の隙間寸法
よりも、その後方に位置する縦材の上端と横連通室の下
端との間の隙間寸法を大きく設定したことを特徴とする
請求項1から3のいずれかに記載の建築パネル用下地材
の構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22866495A JPH0960245A (ja) | 1995-08-15 | 1995-08-15 | 建築パネル用下地材の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22866495A JPH0960245A (ja) | 1995-08-15 | 1995-08-15 | 建築パネル用下地材の構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0960245A true JPH0960245A (ja) | 1997-03-04 |
Family
ID=16879886
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22866495A Pending JPH0960245A (ja) | 1995-08-15 | 1995-08-15 | 建築パネル用下地材の構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0960245A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2699741A4 (en) * | 2011-04-20 | 2014-11-05 | Deco Nat Inc | MODULAR LAMINATED MASONRY SYSTEM WITHOUT MORTAR |
-
1995
- 1995-08-15 JP JP22866495A patent/JPH0960245A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2699741A4 (en) * | 2011-04-20 | 2014-11-05 | Deco Nat Inc | MODULAR LAMINATED MASONRY SYSTEM WITHOUT MORTAR |
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