JPH0960315A - 開閉屋根付スタジアム - Google Patents

開閉屋根付スタジアム

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Publication number
JPH0960315A
JPH0960315A JP7219193A JP21919395A JPH0960315A JP H0960315 A JPH0960315 A JP H0960315A JP 7219193 A JP7219193 A JP 7219193A JP 21919395 A JP21919395 A JP 21919395A JP H0960315 A JPH0960315 A JP H0960315A
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JP
Japan
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field
roof
stadium
storage box
reflection sheet
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Application number
JP7219193A
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English (en)
Inventor
Yukihiro Sakuta
幸弘 作田
Yasuyuki Sugino
康之 杉野
Masaru Ito
優 伊藤
Hiroshi Minami
浩志 南
Natsuko Sato
奈津子 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maeda Corp
Original Assignee
Maeda Corp
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    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 天然芝を植設したフィールドに充分な日照を
与え、天然芝の育成及び維持管理に良好な環境を与える
開閉屋根付きスタジアムを提供すること。 【解決手段】 天然芝が植設されたほぼ矩形又は楕円形
状のフィールド11を挟んで相対向する観客席部12〜
15を少なくともそれぞれ覆うように設置された固定屋
根部16〜18の縁部で区画される開口部19を可動屋
根部20で開閉可能にすると共に固定屋根部の縁部から
反射シート30を吊り下げられ得るようにし、開放され
た開口部19から太陽光を取り入れながらも日の当たら
ないフィールドに反射シートで太陽光線を反射させるよ
うにしてフィールドの全面に日が当たるようにしたこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は開閉屋根付スタジア
ムに関し、更に詳細には天然芝が植設されたほぼ矩形又
は楕円形状のフィールドに十分な太陽光を照射可能な開
閉屋根付スタジアムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、開閉屋根付スタジアムは、例え
ば、福岡県に建設された所謂福岡ドーム等が有名であ
る。この福岡ドームは、主に野球場として使用されてい
るが、その他のスポーツ競技をはじめとして種々のイベ
ントを行う施設として利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の開閉屋根付スタ
ジアムは、雨が降らない日は屋外の雰囲気で試合等各種
イベントを実施したり観戦したりしたいと言う目的で建
設されていた。このことは、言い換えれば、開閉屋根は
単に雨避けとして使用するために設置されているとも言
える。確かに、従来のこの種のスタジアムは、その殆ど
が必要個所に人工芝を敷設しているため、フィールドへ
の日当たり等の考慮は全く必要がなかった。
【0004】ところで、近年、Jリーグの発足や、W杯
誘致の機運と実現性の高まりから、国内でのスタジアム
建設構想が盛んになってきている。このような環境の中
で、フィールドには天然芝、特にスポーツターフと称す
るスポーツに極めて適する種類の天然芝を植設した開閉
屋根付スタジアムの建設が望まれている。
【0005】しかし、天然芝、とりわけスポーツターフ
は、その育成及び維持管理に良好な日当たりを必要とす
る。このような天然芝を植設したフィールドに必要な日
当たりを考慮した開閉屋根付きスタジアムの設計はな
い。これは、屋外スタジアムでもフィールドに充分な日
照を得るようにすることは、特に考えていないからであ
る。
【0006】例えば、イタリア国のトリノに建設されて
いるデッレ・アルビ・サッカースタジアム等では、フィ
ールドの長手方向を南北に向けて建設されているにもか
かわらず、冬至の時のフィールドへの日照はそのほぼ半
分の面積だけで、しかもこの部分の日照時間は最も長い
部分で3〜4時間である。
【0007】そして、残る半分の面積にはまったく日が
当たらない。この理由は、フィールドを取り囲むように
観客席部が階段状に形成されているためスタジアム全体
がすり鉢状になっており、しかもこの階段状観客席部に
は専ら雨避けのための固定屋根が庇のように設置されて
いるためである。
【0008】屋外スタジアムでさえこのような状態であ
るので、開閉屋根付きスタジアムを建設しようとする
時、前述したようにフィールドに十分に日が当たるよう
にする考えは全くなく、単に雨の日でも選手が濡れずに
且つ晴天時と同様なフィールドコンディションでプレー
できるようにすることを念頭に設計しているのが現状で
あった。
【0009】本発明の目的は、かかる従来の問題点を解
決するためになされたもので、天然芝を植設したフィー
ルドに充分な日照を得られ、天然芝の育成及び維持管理
に良好な環境を与える開閉屋根付スタジアムを提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は開閉屋根付スタ
ジアムであり、前述した技術的課題を解決するために以
下のように構成されている。すなわち、本発明は、天然
芝が植設されたほぼ矩形又は楕円形状のフィールド及び
このフィールドの周囲に設けられた前記フィールドを見
下ろす階段状の観客席部を備える開閉屋根付スタジアム
において、前記フィールドの長手方向に沿い且つこのフ
ィールドを挟んで相対向する前記観客席部をそれぞれ覆
うように設置された固定屋根部と、前記固定屋根部の縁
部で区画される開口部と、前記開口部に配置され、前記
開口部を開閉可能な可動屋根部と、前記開口部から入射
する太陽光線が前記固定屋根で妨げられて影となるフィ
ールド部分に太陽光を照射するように前記固定屋根部の
縁部から吊り下げられた反射シートと、前記固定屋根部
の縁部に設置され、前記反射シートを格納し且つ引き出
し可能な収納ボックスとから構成されていることを特徴
とする(請求項1に対応)。 <本発明における付加的構成>本発明の開閉屋根付スタ
ジアムは、前述した必須の構成要素からなるが、その構
成要素に更に以下のような構成を加えた場合であっても
成立する。その付加的構成要素とは、前記反射シートを
前記収納ボックスから引き出して吊り下げた時その下端
を前記フィールドに係止する係止具が前記収納ボックス
の少なくとも直下の前記フィールド上に設置されている
ことを特徴とする(請求項2に対応)。
【0011】この場合、前記反射シートの下端を止める
係止具を前記収納ボックスの直下の前記フィールド位置
に設置するだけでなく、その位置を中心とした周辺にも
設置することが好ましい(請求項3に対応)。 <本発明における具体的構成>本発明の開閉屋根付スタ
ジアムは、前述した必須の構成要素からなるが、その構
成要素が具体的に以下のような場合であっても成立す
る。その具体的構成要素とは、前記前記反射シートを格
納し且つ引き出し可能な前記収納ボックスがその長手方
向ほぼ中間部を通る垂直軸線を中心に回転可能に前記固
定屋根部の縁部に設置されていることを特徴とする(請
求項4に対応)。
【0012】また、前記開閉屋根付スタジアムが前記フ
ィールドの長手方向を南北方向に向けて建設される時、
前記反射シートが前記フィールドの北側端部における東
西北面にコ字形に吊り下げ得るように前記収納ボックス
が前記固定屋根部の縁部に設置されていることを特徴と
する(請求項5に対応)。
【0013】このように構成された本発明の開閉屋根付
スタジアムによると、このスタジアム内に開放された屋
根の開口部から太陽光線が差し込む時でも、天然芝が植
設されたフィールドの一部に太陽光線が当たらない領域
がでることがある。このような時に固定屋根部の縁部に
設置された収納ボックスから反射シートを引き出して吊
り下げ、この反射シートに太陽光線を反射させて日陰と
なっている天然芝に太陽光線を間接的に照射させる。
【0014】太陽は周知のように日中にその高さが変化
し、従って開閉屋根の開口部から入射するフィールドへ
の太陽光の日照領域も変化する。このことは固定屋根部
によるフィールド上の影の位置も変化することを意味す
る。そのため、反射シートは適宜、収納ボックスを回転
したり、又は反射シート下端のフィールド上に設けられ
た係止具を選択的に使用することで反射シートの角度及
び向きを変化させる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の開閉屋根付スタジ
アムを図に示される実施形態について更に詳細に説明す
る。図1には本発明の一実施形態に係る開閉屋根付スタ
ジアム10が示されている。この実施形態の開閉屋根付
スタジアム10は、天然芝が植設されたほぼ矩形のフィ
ールド11を備える。このフィールド11の形状は楕円
形状であってもよい。このフィールド11の周囲にはフ
ィールド11を見下ろすように多数の観客席が階段状に
設けられている。
【0016】すなわち、多数の観客席は、矩形状のフィ
ールド11における相対向する長辺側に沿ってそれぞれ
設置された正面観客席郡12及び背面観客席郡13と、
同様に相対向する短辺側に沿ってそれぞれ設置された端
部観客席郡14、15とから構成されている。
【0017】このように矩形状のフィールド11の周囲
に観客席郡12〜15が形成された本実施形態のスタジ
アム10は、従来のスタジアムと同様にフィールド11
の長手方向軸線を南北の方向に向けて建設される。一般
に、スタジアムがフィールドの長手方向軸線を南北の方
向に向けて建設される理由は、すり鉢状のスタジアムに
それでも少しは日の当たる時間を確保したいという考え
からである。
【0018】言うまでもなく太陽は赤道上を東から昇っ
て西に沈む。従って、太陽光線は北半球に建設された建
造物では南側から入射し、南半球に建設された建造物で
は北側から入射する。スタジアム全体が楕円形又は長方
形をしている場合、すり鉢状のスタジアム内へ少しでも
太陽光を取り入れるためには、最低限その長手方向を南
北に向ける必要があるからである。
【0019】このようなスタジアム10には、観客を雨
から守るため観客席郡を覆う固定屋根が形成されてい
る。この固定屋根は、図1及び図2に示されるように、
正面観客席郡12のすべてを覆うように形成された半ド
ーム状の第1の固定屋根部16と、背面観客席郡13の
すべてを覆うように形成された半ドーム状の第2の固定
屋根部17とから構成されている。
【0020】これら第1及び第2の固定屋根部16、1
7の各先端縁は、矩形状のフィールド11の長辺に沿っ
て平面的に見て直線的(図2参照)に形成され、またフ
ィールド11の長手方向中心軸線を通る縦断面(第1図
参照)で見て弧状に形成された2つのキールアーチ2
5、26に接続されている。従って、これらのキールア
ーチ25、26は、フィールド11の幅とほぼ等しい間
隔をあけていることになる。
【0021】この間隔部の北側端部には、スタジアム1
0の一方の端部観客席郡14を覆う更に別な第3の固定
屋根部18が設置されている。このような第1、第2及
び第3の固定屋根部16、17、18をこのスタジアム
全体から見ると、第1及び第2の固定屋根部16、17
の先端に位置するキールアーチ25、26と第3の固定
屋根部18の先端縁とが協働して開口部19を区画形成
していることになる。
【0022】従って、このスタジアム10全体を上方か
ら見ると、図2に示されるようにスタジアム全体は楕円
形状を呈し、その固定屋根はコ字形に形成されている。
この開口部19には4つの可動屋根パネル20a、20
b、20c、20dから構成された可動屋根部20が設
けられ、この開口部19を開閉できるようになってい
る。
【0023】すなわち、4つの可動屋根パネル20a〜
20dの内、2つの可動屋根パネル20a、20bは比
較的に長さが長く且つキールアーチ25、26の弧状形
状に対応して湾曲したメインパネルで、他の2つの可動
屋根パネル20c、20dは長さの短いサブパネルであ
る。
【0024】一方、各キールアーチ25、26の相対向
する側部には3つの溝が上下方向に形成され、これら各
溝はガイドレール21a、21b、21cとして機能
し、可動屋根パネル20a〜20dを可動に支持する。
すなわち、下段のガイドレール21aにはサブパネルで
ある可動屋根パネル20dの両側部がスライド可能に支
持され、中段のガイドレール21bにはメインパネルで
ある可動屋根パネル20aとサブパネルである可動屋根
パネル20cとの両側部がスライド可能に支持され、更
に上段のガイドレール21cにはメインパネルである可
動屋根パネル20bのみの両側部がスライド可能に支持
されている。
【0025】北側端部に設置された第3の固定屋根部1
8は、下段のガイドレール21aの延長線上にある。雨
天の日に可動屋根部20で開口部19を閉鎖する時に
は、図3に示されるように上段のガイドレール21cに
支持されたメインの可動屋根パネル20bが第3の固定
屋根部18に隣接した位置に移動し、中段のガイドレー
ル21bに支持されたメインの可動屋根パネル20aが
閉鎖位置にある可動屋根パネル20bに隣接する位置ま
で移動する。
【0026】他方、中段のガイドレール21bに支持さ
れたサブの可動屋根パネル20cは、メインの可動屋根
パネル20aに当接する位置まで移動され、そして下段
のガイドレール21aに支持されたサブの可動屋根パネ
ル20dはサブの可動屋根パネル20cとスタジアム1
0の南側端部に設置された端部観客席郡15の後方に立
てられた壁22との間に位置するように移動する。
【0027】このように可動屋根部20を構成する各可
動屋根パネル20a〜20dがそれぞれ所定の位置に移
動して前述した開口部19を閉鎖するのである。そし
て、晴天の日などにこの開口部19を開放する時には、
図1に示されるように長さの長いメインの可動屋根パネ
ル20a及び20bが第3の固定屋根部18の上部に重
なるように北側端部に移動されると同時に、2つのサブ
の可動屋根パネル20c、20dは端部観客席郡15の
後方に立てられた前述の壁22のほぼ上方に相互に重合
するように移動させられる。
【0028】このようにして全開された開口部19の北
側端縁は第3の固定屋根部18及びその上に重なって格
納されたメインの可動屋根パネル20a、20bの端縁
部で区画され、また開口部19の南側端縁は壁22のほ
ぼ上方に相互に重合して格納されたサブの可動屋根パネ
ル20c、20dの端縁部で区画される。
【0029】その結果、太陽光は、この開口部19から
フィールド11の天然芝を照射することになる。その
際、この開口部19の長手方向長さ即ち北側端縁と南側
端縁との間隔は、一年を通じて芝の生育上良好な日射を
取り入れるべく夏至(一年の内太陽高度が最大となる
日)及び冬至(一年の内太陽高度が最も低くなる日)の
両極日においても、一日の間で太陽光が天然芝の全面を
照射可能に、可動パネルの数を変更する等して適宜設計
される。
【0030】要するに、開口部19を開放した時、北側
及び南側の各端部に重合して格納された可動屋根パネル
の端縁部が、一年を通じて太陽が最大高さにある時の当
該太陽とフィールド11の北一端とを結ぶ仮想の入射光
線23(日本の場合における夏至南中時太陽光照射角度
線)上に位置し、且つ他端が最小高さの太陽位置とフィ
ールド11の南端とを結ぶ仮想の入射光線24(日本の
場合における冬至南中時太陽光照射角度線)上に位置す
るように開口部19の長さが設計される。
【0031】しかしながら、このように構成された開閉
屋根付スタジアム10でも、開放された屋根の開口部か
らこのスタジアム内に太陽光線が差し込む時、一年を通
じてはフィールドの一部に太陽光線が当たらない領域が
でることがある。
【0032】そのため、屋根の開口部19から入射する
太陽光線が主に固定屋根16、17、18で妨げられて
影となるフィールド11に太陽光を照射するように固定
屋根部16、17、18の先端部、実際的には図5に示
されるように各キールアーチ25、26及び第3の固定
屋根部18の先端部から反射シート30が吊り下げられ
得るようにされている。
【0033】すなわち、この開閉屋根付スタジアム10
が本実施形態のようにフィールド11の長手方向を南北
方向に向けて建設される時、フィールド11の北側端部
における東西北面に位置するキールアーチ25、26及
び第3の固定屋根部18の先端部のそれぞれ下面には図
6に示されるように反射シート30を出し入れ可能な収
納ボックス31が形成されている。
【0034】この収納ボックス31内には、反射シート
30を巻き取る巻取り軸32が回転可能に配置され、こ
の巻取り軸32は電動モータ等の適当な駆動源33によ
り正逆回転可能とされている。このように収納ボックス
31はフィールド11の北側端を囲むようにキールアー
チ25、26と第3の固定屋根部18の先端部とに形成
されていることから、この収納ボックス31内の巻取り
軸32に巻き取られている反射シート30を下方へ引き
出すと、全体として図5に示されるようにコ字形に吊り
下げられることになる。
【0035】ところで、この収納ボックス31の直下の
フィールド11上には、図7に示されるように係止具3
4が設置されている。そして、反射シート30の先端部
にはこの係止具34に着脱容易なフック(図示せず)が
設けられており、反射シート30を収納ボックス31か
ら引き出して吊り下げた時その下端のフックをフィール
ド11の係止具34に係止して固定するようにされてい
る。
【0036】このように構成された開閉屋根付スタジア
ム10では、例えば図8に示されるように春秋分の日及
びその前後の日の午前10時頃には一部の固定屋根部が
フィールド11の天然芝に影を落とす。その時、収納ボ
ックス31から反射シート30を引き出して吊り下げ、
この反射ヒート30に太陽光線を反射させて日陰となっ
ている天然芝に太陽光線を間接的に照射させる。
【0037】なお、太陽は周知のように1年を通じても
又日中にもその高さが変化し、従って開閉屋根の開口部
19から入射するフィールド11への太陽光の日照領域
も変化する。このことは固定屋根部によるフィールド1
1上の影の位置も変化することを意味する。従って、反
射シート30は適宜その向きを変更できるようにしてお
くことが好ましい。
【0038】そこで、前述した実施形態のようにキール
アーチ25、26の下面に溝を形成して収納ボックス3
1とするのではなく、図9に示されるように別体の収納
ボックス35を、その長手方向ほぼ中間部を通る垂直軸
線を中心に回転可能にキールアーチ25、26下面と第
3の固定屋根部18の先端部下面に取り付けるようにす
ることも好ましい。
【0039】更に、反射シート30の下端を止める係止
具34を収納ボックス31又は収納ボックス35の直下
のフィールド11上に設置するだけでなく、その位置を
中心とした周辺にも設置しておくことが好ましい。
【0040】これにより、適宜、収納ボックス35を回
転したり、又は反射シート30下端をフィールド上に設
けられた多数の係止具34に選択的に係止することで反
射シート30の角度及び向きを種々に変化させることが
できるため、フィールド11の影に応じて太陽光線を間
接的に照射させることができる。
【0041】前述した反射シート30は、従来存在する
種々のものを使用することができるが、特に、光の反射
効率が最もよく且つ耐久性の高い材料から形成されるこ
とが好ましい。このような反射シート30は、コストな
ども考慮した結果としてアルミをコーティングした布か
ら形成したものを使用することが好ましい。
【0042】これにより、太陽の高さが一年を通じて最
も高い位置と最も低い位置との間を変化し、これに伴っ
てスタジアム10の屋根の開口部19から入射するフィ
ールド11への太陽光の日照領域も変化する時、フィー
ルド11に植設された天然芝のほぼ全部に一年を通じて
太陽光線を当てることができ、天然芝の育成及び維持管
理に良好な環境を与えることができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の開閉屋根
付スタジアムによれば、フィールドを挟んで相対向する
観客席部をそれぞれ覆うように設置された固定屋根部の
縁部で主に区画される開口部を可動屋根部で開閉し得る
ようにしてその開口部からフィールドに太陽光が当たる
ようにし、更に固定屋根部の縁部から反射シートを吊り
下げられ得るようにしたことから、開口部から入射する
太陽光線が固定屋根で妨げられて影となるフィールド部
分にも太陽光を照射することができる。
【0044】その結果、1年を通じてフィールドの全体
に太陽光線を照射することができ、フィールドの天然芝
の育成及び維持管理に良好な環境となり、病害虫の発生
や日照不足等による発育不良を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る開閉屋根付スタジア
ムの可動屋根部を開いた状態で示す縦断面図である。
【図2】図1に示される開閉屋根付スタジアムの上面図
である。
【図3】図1に示される実施例の開閉屋根付スタジアム
について可動屋根部を閉鎖した状態で示す図1と同様な
縦断面図である。
【図4】図3に示される開閉屋根付スタジアムの上面図
である。
【図5】図1に示される開閉屋根付スタジアムにおいて
フィールドの北側端部を囲むようにコ字形に反射シート
を固定屋根部先端部から吊り下げた状態を部分的に示す
斜視図である。
【図6】反射シートを格納する収納ボックスをキールア
ーチの下面に形成し、この収納ボックスから反射シート
を引き出して吊り下げた状態を示す部分的な斜視図であ
る。
【図7】図6に示されるキールアーチの下面に形成され
た収納ボックスから反射シートを引き出して吊り下げた
状態の断面図である。
【図8】日本においてフィールドの長手方向を南北方向
に向けて建設された開閉屋根付スタジアムについて、春
秋分の日の午前10時におけるフィールド上の影と反射
ヒートで太陽光線を反射させて日陰となっている天然芝
に太陽光線を間接的に照射する状態を模式的に示す日照
時間図である。
【図9】反射シートを格納する回転可能に設置された収
納ボックスから反射シートを引き出すと共に反射シート
の角度を変更する状態を概略的に示す構成説明図であ
る。
【符号の説明】
10 開閉屋根付スタジアム 11 フィールド 12 正面観客席郡 13 背面観客席郡 14 端部観客席郡 15 端部観客席郡 16 第1の固定屋根部 17 第2の固定屋根部 18 第3の固定屋根部 19 開口部 20 可動屋根部 20a 可動屋根パネル(メインパネル) 20b 可動屋根パネル(メインパネル) 20c 可動屋根パネル(サブパネル) 20d 可動屋根パネル(サブパネル) 21a ガイドレール 21b ガイドレール 21c ガイドレール 22 壁 23 入射光線(夏至南中時太陽光照射角度線) 24 入射光線(冬至南中時太陽光照射角度線) 25、26 キールアーチ 30 反射シート 31 収納ボックス 32 反射シート巻取り軸 33 駆動源 34 係止具 35 別体の収納ボックス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南 浩志 東京都千代田区富士見二丁目10番26号 前 田建設工業株式会社内 (72)発明者 佐藤 奈津子 東京都千代田区富士見二丁目10番26号 前 田建設工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天然芝が植設されたほぼ矩形又は楕円形
    状のフィールド及びこのフィールドの周囲に設けられた
    前記フィールドを見下ろす階段状の観客席部を備える開
    閉屋根付スタジアムにおいて、 前記フィールドの長手方向に沿い且つこのフィールドを
    挟んで相対向する前記観客席部をそれぞれ覆うように設
    置された固定屋根部と、 前記固定屋根部の縁部で区画される開口部と、 前記開口部に配置され、前記開口部を開閉可能な可動屋
    根部と、 前記開口部から入射する太陽光線が前記固定屋根で妨げ
    られて影となるフィールド部分に太陽光を照射するよう
    に前記固定屋根部の縁部から吊り下げられた反射シート
    と、 前記固定屋根部の縁部に設置され、前記反射シートを格
    納し且つ引き出し可能な収納ボックスと、を含んでなる
    開閉屋根付スタジアム。
  2. 【請求項2】 前記反射シートを前記収納ボックスから
    引き出して吊り下げた時その下端を前記フィールドに係
    止する係止具が前記収納ボックスの少なくとも直下の前
    記フィールド上に設置されていることを特徴とする請求
    項1に記載の開閉屋根付スタジアム。
  3. 【請求項3】 前記反射シートを前記収納ボックスから
    引き出して吊り下げた時その下端を前記フィールドに係
    止する係止具が前記収納ボックスの直下の前記フィール
    ド位置及びこの位置を中心とした周辺に設置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の開閉屋根付スタジア
    ム。
  4. 【請求項4】 前記反射シートを格納し且つ引き出し可
    能な前記収納ボックスがその長手方向ほぼ中間部を通る
    垂直軸線を中心に回転可能に前記固定屋根部の縁部に設
    置されていることを特徴とする請求項1、2又は3に記
    載の開閉屋根付スタジアム。
  5. 【請求項5】 前記開閉屋根付スタジアムが前記フィー
    ルドの長手方向を南北方向に向けて建設される時、前記
    反射シートが前記フィールドの北側端部における東西北
    面にコ字形に吊り下げ得るように前記収納ボックスが前
    記固定屋根部の縁部に設置されていることを特徴とする
    請求項1、2、3又は4に記載の開閉屋根付スタジア
    ム。
JP7219193A 1995-08-28 1995-08-28 開閉屋根付スタジアム Pending JPH0960315A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003529009A (ja) * 2000-04-04 2003-09-30 ウエスト 6 ビー.ヴィ. 競技場のグラウンド面に入る光の量を多くするための設備
JP2017086555A (ja) * 2015-11-11 2017-05-25 株式会社竹中工務店 座席

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