JPH0960681A - バルブシート面構造 - Google Patents

バルブシート面構造

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JPH0960681A
JPH0960681A JP24242195A JP24242195A JPH0960681A JP H0960681 A JPH0960681 A JP H0960681A JP 24242195 A JP24242195 A JP 24242195A JP 24242195 A JP24242195 A JP 24242195A JP H0960681 A JPH0960681 A JP H0960681A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧緩衝器におけるピストン速度の低速域か
ら中速域の減衰力を変更させることなく、ピストン速度
が高速域になっても所定の大きさの減衰力の発生を可能
にする。 【解決手段】 シリンダC内で摺動するピストン部Pを
形成のピストン体1における端面たるバルブシート面が
減衰バルブ2の内周端を定着させる内周側固定部11
と、減衰バルブ2の外周端を離着座させる外周側シート
部12と、該外周側シート部12と内周側固定部11と
の間に形成されて複数のポート13のそれぞれの一端を
開口させる開口部14と、外周側シート部12と内周側
固定部11との間に形成されて各開口部14を相互に連
通する連通部15と、を有してなるバルブシート面構造
において、ピストン速度の低速域から中速域時に開口部
14から連通部15に向けての作動油の通過を許容する
一方で、ピストン速度の中速域から高速域時に開口部1
4から連通部15に向けての作動油の通過を阻止するよ
うに作用する遮蔽部17を開口部14と連通部15との
間に形成してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、油圧緩衝器のピ
ストン部を形成するピストン体におけるバルブシート面
構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、多くの油圧緩衝器では、シリン
ダ内で摺動するピストン部を形成のピストン体は、その
端面たるバルブシート面に減衰バルブを隣接させている
が、例えば、図3に示す従来例としての油圧緩衝器のピ
ストン部Pを形成するピストン体1にあっても、その上
端面たる圧側のバルブシート面にリーフバルブからなる
圧側減衰バルブ2を隣接させている。
【0003】そして、上記圧側のバルブシート面は、図
4にも示すように、圧側減衰バルブ2の内周端を定着さ
せる内周側固定部11と、圧側減衰バルブ2の外周端を
離着座させる外周側シート部12と、該外周側シート部
12と内周側固定部11との間に形成されて複数の圧側
ポート13のそれぞれの下流側端を開口させる開口部1
4と、外周側シート部12と内周側固定部11との間に
形成されて各開口部14を相互に連通する連通部15
と、を有するように設定されている。
【0004】因に、上記ピストン体1にあっては、図3
に示すように、圧側ポート13の上流側端が下端面たる
伸側のバルブシート面に開口し、上端側の外周面とされ
る傾斜面に伸側ポート16の上流側端が開口し、該伸側
ポート16の下流側端が伸側のバルブシート面に離着座
可能に隣接された伸側減衰バルブ3に対向するとしてい
る。尚、図3は、図4中のXーX線で示す縦断面図であ
る。
【0005】それ故、この従来例とされる提案によれ
ば、ピストン部PがシリンダC内を下降する圧側作動時
には、圧側油室Lからの作動油が圧側ポート13を通り
圧側減衰バルブ2とバルブシート面、正確には、外周側
シート部12との間を介して伸側油室U内に流入し、そ
の際に、所定の圧側減衰力が発生されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
提案にあっては、ピストン速度が低速域から中速域にあ
るときには、圧側減衰バルブ2に設定通りの減衰力の発
生を期待できるが、ピストン速度が中速域を過ぎて特に
高速域になると、圧側減衰バルブ2に設定通りの減衰力
の発生を期待できなくなる危惧がある。
【0007】即ち、上記のピストン体1の上端面たる圧
側のバルブシート面は、内周側固定部11と外周側シー
ト部12との間に環状の所謂流路を形成するから、これ
に呼応するように圧側減衰バルブ2における受圧面が環
状になる。
【0008】従って、圧側減衰バルブ2を形成している
リーフバルブは、その外周端が全周に亙って撓むことに
なり、例えば、ピストン速度が低速域から中速域にある
ときには、圧側減衰バルブ2に設定通りの減衰力の発生
を期待できることになる。
【0009】しかし、圧側減衰バルブ2の外周端が全周
に亙って撓むことは、ピストン速度が中速域を過ぎて高
速域になっても同様であり、従って、このことから、圧
側減衰バルブ2の外周端が言わば撓み過ぎの状態にな
り、却って、所望の大きさの減衰力発生が期待できなく
なる。
【0010】そして、ピストン速度の高速域における圧
側減衰バルブ2の撓み過ぎを防止するために、例えば、
リーフバルブの板厚を大きくする等して剛性を高めるよ
うにする場合には、ピストン速度の低速域から中速域の
圧側減衰力が全般的に高くなる上に、特に、初期減衰力
が異常に高くなる等の不具合を招くことになる。
【0011】そこで、この発明は、前記した事情を鑑み
て創案されたものであって、その目的とするところは、
油圧緩衝器におけるピストン速度の低速域から中速域の
減衰力を変更させることなく、ピストン速度が高速域に
なっても所定の大きさの減衰力の発生を可能にし、油圧
緩衝器のピストン部を形成するピストン体への利用に最
適となるバルブシート面構造を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、この発明の構成を、シリンダ内で摺動するピス
トン部を形成のピストン体における端面たるバルブシー
ト面が減衰バルブの内周端を定着させる内周側固定部
と、減衰バルブの外周端を離着座させる外周側シート部
と、該外周側シート部と内周側固定部との間に形成され
て複数のポートのそれぞれの一端を開口させる開口部
と、外周側シート部と内周側固定部との間に形成されて
各開口部を相互に連通する連通部と、を有してなるバル
ブシート面構造において、ピストン速度の低速域から中
速域時に開口部から連通部に向けての作動油の通過を許
容する一方で、ピストン速度の中速域から高速域時に開
口部から連通部に向けての作動油の通過を阻止するよう
に作用する遮蔽部を開口部と連通部との間に形成してな
るとする。
【0013】そして、より具体的には、遮蔽部が連通部
の開口部に近隣する縁部に形成されてなる一方で、一端
を内周側固定部に連設させると共に他端を外周側シート
部と分離させてなり、あるいは、一端を内周側固定部と
分離させると共に他端を外周側シート部に連設させてな
るとする。
【0014】
【発明の実施の態様】以下、図示した実施の態様に基づ
いてこの発明を説明するが、この発明に係るバルブシー
ト面構造も、これが具現化されるのは、前記した図3を
借りて説明すれば、油圧緩衝器のピストン部Pを形成す
るピストン体1における同図中で上端面たる圧側のバル
ブシート面である。
【0015】そして、この発明に係るバルブシート面構
造にあっても、上記バルブシート面は、図1に示すよう
に、圧側減衰バルブ2(図3参照)の内周端を定着させ
る内周側固定部11と、圧側減衰バルブ2の外周端を離
着座させる外周側シート部12と、該外周側シート部1
2と内周側固定部11との間に形成されて複数の圧側ポ
ート13(図3参照)のそれぞれの一端を開口させる開
口部14と、外周側シート部12と内周側固定部11と
の間に形成されて各開口部14を相互に連通させる連通
部15と、を有してなる。
【0016】因に、図示する実施の態様にあっても、ピ
ストン体1は、圧側ポート13の上流側端を下端面たる
伸側のバルブシート面に開口させ、上端側の外周面とさ
れる傾斜面に伸側ポート16の上流側端を開口させ、該
伸側ポート16の下流側端を伸側のバルブシート面に離
着座可能に隣接された伸側減衰バルブ3に対向させると
している(図3参照)。
【0017】ところで、該バルブシート面は、この発明
にあって、開口部14と連通部15との間に形成されて
開口部14から連通部15に向けての作動油の通過を制
御する遮蔽部17を有してなるとしている。
【0018】即ち、該遮蔽部17は、ピストン速度が低
速域から中速域にあるときには、開口部14から連通部
15に向けての作動油の通過を許容するが、ピストン速
度が中速域から高速域にあるときには、開口部14から
連通部15に向けての作動油の通過を阻止するように作
用する。
【0019】そして、該遮蔽部17は、連通部15の開
口部14に近隣する縁部に一体に形成されてなるもの
で、図示する実施の態様では、一端が内周側固定部11
に連設されるに対して他端が外周側シート部12と分離
させてなるとし、該他端とこれが対向する外周側シート
部12との間に制限通路Rを出現させるように形成され
ている。
【0020】因に、遮蔽部17は、圧側減衰バルブ2の
静止時、即ち、圧側減衰バルブ2が該バルブシート面に
着座されているときに、その端面を圧側減衰バルブ2に
シートさせるように、即ち、内周側固定部11及び外周
側シート部12と同じ高さになるように設定されてい
る。
【0021】また、遮蔽部17は、その配在方向が作動
油の所謂流出方向に沿うように、該バルブシート面にお
いて略放射方向に設定されている。
【0022】以上のように、バルブシート面に遮蔽部1
7が形成されて制限通路Rが出現されるように構成され
ることで、シリンダC内をピストン部Pが下降する該油
圧緩衝器の圧側作動時であって、ピストン速度が低速域
から中速域にあるときには、圧側ポート13を介しての
開口部14からの作動油は、制限通路Rを介して連通部
15に流入しながら、圧側減衰バルブ2の外周側端と外
周側シート部12との間を介して外部に流出することに
なり、従って、圧側減衰バルブ2は全周で均等に撓む状
態になる。
【0023】それに対して、同じく圧側作動時でありな
がら、ピストン速度が中速域から高速域になるときに
は、圧側ポート13を介しての開口部14からの作動油
は、制限通路Rを容易には通過し得なくなり、従って、
連通部15への流入量が減り、圧側減衰バルブ2の外周
側端と外周側シート部12との間を介して外部に流出す
るとき、その多くが開口部14に近いところから外部に
流出することになる。
【0024】その結果、圧側減衰バルブ2は、開口部1
4に近いところが大きく撓み、連通部15に近いところ
が余り撓まない状態になり、このときに、大きい減衰力
が発生されることになる。
【0025】また、上記の圧側作動から反転してシリン
ダC内をピストン部Pが上昇する該油圧緩衝器の伸側作
動時には、圧側減衰バルブ2は、外周側シート部12に
着座するのは勿論であるが、制限通路Rを形成する遮蔽
部17にも着座することになり、このとき、遮蔽部17
が略放射方向に形成されていて圧側減衰バルブ2を所謂
裏側から支える状態になり、従って、該圧側減衰バルブ
2における着座時の撓み防止を効果的に防止し得ること
になる。
【0026】図2は、この発明の他の実施の態様に係る
バルブシート面構造を示すもので、この実施の態様にお
けるバルブシート面に形成の遮蔽部17は、一端を内周
側固定部11と分離させるに対して他端を外周側シート
部12に連設させるとし、該他端と内周側固定部11と
の間に制限通路Rを出現させるとしている。
【0027】この実施の態様による場合には、前記した
図1に示す実施の態様に比較して、制限通路Rが所謂内
周側に形成されるから、遮蔽部17による遮蔽効果が大
きくなり、従って、より大きい減衰力の発生を期待でき
ると共に、伸側への反転時の圧側減衰バルブ2における
外周端側の撓み防止に有利となる利点がある。
【0028】前記したところは、バルブシート面が圧側
減衰バルブが隣接される圧側のバルブシート面とされる
場合を例にしたが、この発明の意図するところからすれ
ば、バルブシート面が伸側減衰バルブが隣接される伸側
のバルブシート面とされる場合であっても同様であり、
その場合の作用効果も同様である。
【0029】
【発明の効果】以上のように、この発明にあっては、ピ
ストン速度が低速域から中速域にあるときに減衰バルブ
の全周撓みで所定の大きさの減衰力発生を可能にする一
方で、ピストン速度が中速域から高速域になるときに
は、減衰バルブの部分的な撓みで所定の大きさの減衰力
発生を可能にするから、中速域以上になっても全周撓み
が現出されて所定の大きさの減衰力発生を期待できなく
なるサチュレート現象の防止に有効となる利点がある。
【0030】また、この発明にあっては、一方側の作動
から反転して減衰バルブがバルブシート面に着座すると
きに、制限通路を形成する遮蔽部にも着座することにな
り、このとき、遮蔽部が減衰バルブを所謂裏側から支え
る状態になり、従って、該減衰バルブにおける着座時の
撓みを効果的に防止し、該減衰バルブの耐久性を向上さ
せることになる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の態様に係るバルブシート面
構造のピストン体におけるバルブシート面を示す端面図
である。
【図2】他の実施の態様に係るバルブシート面構造のピ
ストン体におけるバルブシート面を示す端面図である。
【図3】従来例としての油圧緩衝器におけるピストン部
分を示す縦断面図である。
【図4】従来例としての図3のピストン体におけるバル
ブシート面を図1と同様に示す図である。
【符号の説明】
C シリンダ L 圧側油室 P ピストン部 R 制限通路 U 伸側油室 1 ピストン体 2 圧側減衰バルブ 3 伸側減衰バルブ 11 内周側固定部 12 外周側シート部 13 圧側ポート 14 開口部 15 連通部 16 伸側ポート 17 遮蔽部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ内で摺動するピストン部を形成
    のピストン体における端面たるバルブシート面が減衰バ
    ルブの内周端を定着させる内周側固定部と、減衰バルブ
    の外周端を離着座させる外周側シート部と、該外周側シ
    ート部と内周側固定部との間に形成されて複数のポート
    のそれぞれの一端を開口させる開口部と、外周側シート
    部と内周側固定部との間に形成されて各開口部を相互に
    連通する連通部と、を有してなるバルブシート面構造に
    おいて、ピストン速度の低速域から中速域時に開口部か
    ら連通部に向けての作動油の通過を許容する一方で、ピ
    ストン速度の中速域から高速域時に開口部から連通部に
    向けての作動油の通過を阻止するように作用する遮蔽部
    を開口部と連通部との間に形成してなるバルブシート面
    構造
  2. 【請求項2】 遮蔽部が連通部の開口部に近隣する縁部
    に形成されてなる一方で、一端を内周側固定部に連設さ
    せると共に他端を外周側シート部と分離させてなり、あ
    るいは、一端を内周側固定部と分離させると共に他端を
    外周側シート部に連設させてなることを特徴とする請求
    項1のバルブシート面構造
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