JPH0960686A - 円筒型液体封入式防振装置 - Google Patents

円筒型液体封入式防振装置

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JPH0960686A
JPH0960686A JP24082995A JP24082995A JPH0960686A JP H0960686 A JPH0960686 A JP H0960686A JP 24082995 A JP24082995 A JP 24082995A JP 24082995 A JP24082995 A JP 24082995A JP H0960686 A JPH0960686 A JP H0960686A
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Hitoshi Tajima
斉 田島
Takashi Maeno
隆 前野
Tetsuo Asano
哲生 浅野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラケットをプラスチック材にて形成し、軽
量化及び製造工程の簡略化を図る。 【解決手段】 内筒11及び外筒12を有するととも
に、これら内外筒間にインシュレータゴム13を有し、
更に、当該インシュレータゴム13内に主室2、副室
4、オリフィス3等を有する円筒状の液体封入防振ゴム
体1を設ける。外筒12の外周部に凹陥状のリセス12
1を少なくとも一個以上設ける。液体封入防振ゴム体1
を保持するブラケット5をプラスチック材にて形成す
る。当該ブラケット5は、上記液体封入防振ゴム体1を
保持する円筒状の保持部51と、他の物体への取付け部
を成す脚部55とからなる。これら構成からなる液体封
入防振ゴム体1とブラケット5との一体化を、ブラケッ
ト成形時に、同時に行なわせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円筒型の液体封入
式防振装置に関するものであり、特に、円筒状の液体封
入防振ゴム体を保持するブラケットを、プラスチック材
にて形成するようにした円筒型液体封入式防振装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の円筒型液体封入式防振装置は、例
えば、図5に示す如く、内筒10及び外筒20を有する
円筒状の液体封入防振ゴム体90と、当該円筒状の液体
封入防振ゴム体90を保持する金属製のブラケット50
と、からなるものである。そして、当該ブラケット50
は、筒状体からなる保持部510と、当該保持部510
を支持する脚部550とからなるものである。また、円
筒状の液体封入防振ゴム体90は、内筒10と外筒20
とを有し、これら内外筒間に弾性体からなるインシュレ
ータゴム30を有し、更に当該インシュレータゴム30
内に液体の封入される液室及びオリフィス等を有する構
成からなるものである。そして、このような構成からな
る円筒状の液体封入防振ゴム体90が、図5に示す如
く、ブラケット50の筒状体からなる保持部510のと
ころに、圧入手段等により装着されることによって、円
筒型の液体封入式防振装置が形成されるようになってい
るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ものは、金属製ブラケット50と、金属製の外筒20を
有する円筒状の液体封入防振ゴム体90と、からなるも
のであるので、全体的に重量(質量)が重くならざるを
得ないという問題点を有する。また、上記ブラケット5
0の金属製保持部510のところに円筒状の液体封入防
振ゴム体90の外筒20を圧入することによって、円筒
型液体封入式防振装置が形成されるようになっているも
のであり、ブラケット50の製造を初めとして、全体の
製造工程が煩雑になるという問題点を有する。このよう
な問題点を解決するために、ブラケットをプラスチック
材にて形成するとともに、当該ブラケットと上記円筒状
液体封入防振ゴム体との一体化を、ブラケットの成形時
に同時に行なわせるようにした、円筒型の液体封入式防
振装置を提供しようとするのが、本発明の目的(課題)
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては次のような手段を講ずることとし
た。すなわち、内筒及び外筒を有するとともに、これら
内外筒間にインシュレータゴムを有し、更に、当該イン
シュレータゴムのところに液室及びオリフィス等を有す
る円筒状の液体封入防振ゴム体と、当該液体封入防振ゴ
ム体を保持するブラケットと、からなる円筒型液体封入
式防振装置に関して、上記外筒の外周部のところに少な
くとも一個以上の凹陥部(リセス)を設けるとともに、
このような構成からなる外筒を有する液体封入防振ゴム
体を基礎として、当該液体封入防振ゴム体を保持するブ
ラケットをプラスチック材にて形成し、当該ブラケット
と上記液体封入防振ゴム体との一体化を、当該ブラケッ
ト成形時に同時に行なわせるようにした構成を採ること
とした。
【0005】上記構成を採ることにより、本発明におい
ては、次のような作用を呈することとなる。すなわち、
液体封入式防振装置の一部を成すブラケットはプラスチ
ック材からなるものであるので、その軽量化が図られる
こととなる。また、ブラケットと液体封入防振ゴム体と
の一体化は、プラスチック材からなるブラケットの成形
時に同時に行なわれるようになっているので、液体封入
防振ゴム体をブラケットの保持部内へ圧入する等の手間
(作業)が省かれることとなり、本円筒型液体封入式防
振装置の製造工程の簡略化が図られることとなる。
【0006】また、本発明においては、上記液体封入防
振ゴム体の外筒のところに、少なくとも一個以上の凹陥
部(リセス)を設けることとした構成を採ることとした
ので、このような構成からなる液体封入防振ゴム体とプ
ラスチック製ブラケットとの一体化に当っては、当該ブ
ラケットを形成することとなるプラスチック材が、上記
凹陥部(リセス)内に流入し、かつ、ここで固形化し、
これによって、上記液体封入防振ゴム体とブラケットと
の結合が行なわれることとなる。また、これと同時に、
液体封入防振ゴム体のブラケットへの固定も行なわれる
こととなる。すなわち、上記凹陥部(リセス)内に流動
して来て固形化したプラスチック材によって、上記液体
封入防振ゴム体はブラケットの保持部内に確実に固定さ
れることとなる。従って、液体封入防振ゴム体のブラケ
ットからの脱落等が防止されるとともに、ずれ等も防止
されることとなる。これらによっても、従来のものにお
いて行なわれていた、円筒状の液体封入防振ゴム体のブ
ラケット保持部への圧入作業等が不要となり、本円筒型
液体封入式防振装置全体の組立作業の効率向上が図られ
ることとなる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1ないし図4を基に説明する。本発明の実施の形態に関
する、その発明の構成は、図1及び図2に示す如く、円
筒状の形態からなるものであって内部に液室及びオリフ
ィス等を有する円筒状の液体封入防振ゴム体1と、プラ
スチック材からなるものであって上記円筒状の液体封入
防振ゴム体1を保持するブラケット5と、からなること
を基本とするものである。
【0008】このような基本構成において、上記円筒状
の液体封入防振ゴム体1は、図3及び図4に示す如く、
同軸状に配置された内筒11及び外筒12と、当該内外
筒間に設けられた弾性体からなるインシュレータゴム1
3とからなることを基本とするものである。そして、こ
れら構成からなるインシュレータゴム13の内部には、
図3及び図4に示すような主室2及び副室4からなる液
室、更には、これら主室2及び副室4の間を連結するオ
リフィス3等が設けられるようになっているものであ
る。なお、これら構成からなる内筒11及びインシュレ
ータゴム13等の一体化されたもの(ゴム玉)が、図4
に示す如く、上記液室2、4内に封入されることとなる
液体の充填された容器内にて、外筒12内へ圧入手段等
により装着されることによって、上記円筒状の液体封入
防振ゴム体1が形成されることとなる。
【0009】そして、このような構成からなる円筒状の
液体封入防振ゴム体1の上記外筒12の外周部のところ
には、図3に示す如く、凹陥状のリセス(凹陥部)12
1が設けられることとなる。この凹陥部(リセス)12
1は、上記外筒12の外周部の適宜箇所に一個またはそ
れ以上設けられるようになっているものである。具体的
には、加工作業のし易さ等を考慮して、外筒12の外周
部であって180°対称の位置に2個設けられるように
なっている。
【0010】このような構成からなる円筒状液体封入防
振ゴム体1を保持するブラケット5は、図1及び図2に
示す如く、プラスチック材からなるものであって、円筒
状の液体封入防振ゴム体1を保持する円筒状の保持部5
1と、当該保持部51と一体的に形成されるものであっ
て、他の物体への取付部を成す脚部55とからなること
を基本とするものである。そして、このような構成から
なる液体封入防振ゴム体1とブラケット5とは、プラス
チック材からなるブラケット5の成形時に、同時に一体
化されるようになっているものである。すなわち、ま
ず、上記構成からなる液体封入防振ゴム体1が金型内に
設置されるとともに、ブラケット5の脚部55に設けら
れる締結金具8等が一緒に金型内に設置された状態にお
いて、当該金型内にブラケット5を形成することとなる
プラスチック材が注入(インジェクション)される。こ
れによって、上記ブラケット5が一体的に形成されると
ともに、これと同時に当該ブラケット5と液体封入防振
ゴム体1との一体化が行なわれる。
【0011】また、この一体化のときに、上記ブラケッ
ト5の保持部51を形成することとなる流動プラスチッ
ク材の一部は、上記液体封入防振ゴム体1の外筒12の
外周部に設けられた凹陥部(リセス)121内へと流動
し、ここで固形化して、係合突起515を形成すること
となる。そして、この係合突起515と上記リセス12
1との係合作用によって、液体封入防振ゴム体1は、上
記ブラケット5の保持部51内に確実に固定されること
となる。ところで、このような構成からなるブラケット
5を形成するプラスチック材としては、熱可塑性のもの
あるいは熱硬化性のもののいずれのものであっても良い
が、ここでは、生産性等を考慮して熱可塑性のプラスチ
ック材が採用されている。また、その成形方法としても
インジェクション成形手段が採られている。
【0012】このような構成からなる本発明の実施の形
態についての、その作用等について説明する。すなわ
ち、液体封入式防振装置の一部を成すブラケット5はプ
ラスチック材からなるものであるので、その軽量化が図
られることとなる。また、ブラケットと液体封入防振ゴ
ム体1との一体化は、プラスチック材からなるブラケッ
トの成形時に同時に行なわれるようになっているので、
液体封入防振ゴム体1をブラケット5の保持部51内へ
圧入する等の手間(作業)が省かれることとなり、本円
筒型液体封入式防振装置の製造工程の簡略化が図られる
こととなる。
【0013】また、上記液体封入防振ゴム体1の外筒1
2のところには、少なくとも一個以上の凹陥部(リセ
ス)121が設けられるようになっているので、ブラケ
ット5を形成することとなるプラスチック材がインジェ
クション(注入)されると、上記凹陥部(リセス)12
1のところへは上記プラスチック材の一部が流入して来
て、ここで固形化することとなる。そして、この固形化
した部分が係合突起515を形成することとなり、これ
らが上記液体封入防振ゴム体1とブラケット5との一体
化を確実にすることとなる。すなわち、上記凹陥部(リ
セス)121内に流動して来て固形化したプラスチック
材(係合突起515)によって、上記液体封入防振ゴム
体1はブラケット5の保持部51内に確実に固定される
こととなる。
【0014】その結果、液体封入防振ゴム体1のブラケ
ット5からの脱落あるいはずれ等が防止されることとな
る。これらによっても、従来のものにおいて行なわれて
いた円筒状の液体封入防振ゴム体のブラケット保持部へ
の圧入作業等が不要となり、本円筒型液体封入式防振装
置全体の組立作業の効率向上が図られることとなる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、内筒及び外筒を有する
とともに、これら内外筒間にインシュレータゴムを有
し、更に、当該インシュレータゴムのところに液室及び
オリフィス等を有する円筒状の液体封入防振ゴム体と、
当該液体封入防振ゴム体を保持するブラケットと、から
なる円筒型液体封入式防振装置に関して、上記外筒の外
周部のところに少なくとも一個以上の凹陥部(リセス)
を設けるとともに、このような構成からなる外筒を有す
る液体封入防振ゴム体を基礎として、当該液体封入防振
ゴム体を保持するブラケットをプラスチック材にて形成
し、更に、このような構成からなるブラケットと上記液
体封入防振ゴム体との一体化を、当該ブラケット成形時
に同時に行なわせるようにした構成を採ることとしたの
で、金属製ブラケットを用いないですむようになり、ブ
ラケットを初めとして、本円筒型液体封入式防振装置全
体の質量軽減化を図ることができるようになった。
【0016】また、液体封入防振ゴム体とブラケットと
の一体化を、ブラケット成形時に同時に行なわせるよう
にしたので、従来の液体封入防振ゴム体のブラケットへ
の圧入作業等が省略されることとなり、円筒型液体封入
式防振装置全体の製造効率の向上が図られるようになっ
た。また、液体封入防振ゴム体を形成する外筒の一部に
凹陥状のリセスを設け、このリセス内にブラケットを形
成することとなるプラスチック材の一部を流入させるこ
とによって係合部(係合突起)を形成させるようにした
ので、液体封入防振ゴム体とブラケットとの一体化が確
実に行なわれるようになった。その結果、従来のものに
おいて行なわれていたような圧入手段等による固定方法
を採らなくとも、液体封入防振ゴム体とブラケットとの
間のずれ防止及び脱落防止等を図ることができるように
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示す正面図である。
【図2】本発明の全体構成を示す一部破断面図である。
【図3】本発明の主要部を成す液体封入防振ゴム体の全
体構成を示す一部破断面図である。
【図4】本発明の主要部を成す液体封入防振ゴム体の全
体構成を示す組立工程図である。
【図5】従来例の全体構成を示す展開斜視図である。
【符号の説明】
1 液体封入防振ゴム体 11 内筒 12 外筒 121 凹陥部(リセス) 13 インシュレータゴム 2 主室 3 オリフィス 4 副室 5 ブラケット 51 保持部 515 係合突起 55 脚部 8 締結金具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内筒及び外筒を有するとともに、これら
    内外筒間にインシュレータゴムを有し、更に、当該イン
    シュレータゴムのところに液室及びオリフィス等を有す
    る円筒状の液体封入防振ゴム体と、当該液体封入防振ゴ
    ム体を保持するブラケットと、からなる円筒型液体封入
    式防振装置において、上記外筒の外周部のところに少な
    くとも一個以上の凹陥部を設けるとともに、このような
    構成からなる上記液体封入防振ゴム体を保持するブラケ
    ットをプラスチック材にて形成することとした構成から
    なることを特徴とする円筒型液体封入式防振装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の円筒型液体封入式防振装
    置において、上記円筒状の液体封入防振ゴム体とブラケ
    ットとの一体化を、プラスチック材からなるブラケット
    の成形時に同時に行なわせるようにした構成からなるこ
    とを特徴とする円筒型液体封入式防振装置。
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