JPH0961098A - 自沈装置、発煙筒および自沈筒体 - Google Patents

自沈装置、発煙筒および自沈筒体

Info

Publication number
JPH0961098A
JPH0961098A JP7211492A JP21149295A JPH0961098A JP H0961098 A JPH0961098 A JP H0961098A JP 7211492 A JP7211492 A JP 7211492A JP 21149295 A JP21149295 A JP 21149295A JP H0961098 A JPH0961098 A JP H0961098A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
self
smoke
sealing material
sinking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7211492A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3675525B2 (ja
Inventor
Takeshiro Shimai
武四郎 島井
Minoru Urano
実 浦野
Minoru Takeda
実 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOSOYA KAKO KK
Hosoya Fireworks Co Ltd
Original Assignee
HOSOYA KAKO KK
Hosoya Fireworks Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HOSOYA KAKO KK, Hosoya Fireworks Co Ltd filed Critical HOSOYA KAKO KK
Priority to JP21149295A priority Critical patent/JP3675525B2/ja
Publication of JPH0961098A publication Critical patent/JPH0961098A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3675525B2 publication Critical patent/JP3675525B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 この自沈装置は、液溶性および/または液崩
性の封止材で封止された貫通孔を有する液導入部と、内
部が中空に形成され、脱気口を有し、前記液導入部に連
通する液収容部とを有してなることを特徴とする。 【効果】 この自沈装置は、海上や湖沼などの液面に一
定時間浮かんだ後に自ら沈むことができ、構造が簡単で
取り扱い易く、各種装置に好適に応用することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自沈装置、発煙筒およ
び自沈筒体に関し、さらに詳しくは、海上や湖沼などの
液面に一定時間浮かんだ後に自ら沈むことができ、構造
が簡単で取り扱い易く、各種装置に好適に応用すること
ができる自沈装置、海上や湖沼などの液面に一定時間浮
かんだ後に自ら沈むことができて海上や湖沼における浮
遊障害物にならず、しかも構造が簡単な発煙筒、およ
び、一定時間海上や湖沼などの液面に浮かんだ後に液中
に沈める必要のある前記自沈装置や発煙筒に容易に装着
することのできる、簡単な構造の自沈筒体に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】船舶の沈
没、難破、航空機の墜落等の緊急事故時に海上に投下さ
れる発煙筒や照明筒は、海上で浮遊しつつ、一定時間発
煙あるいは照明し続ける。この発煙や照明を目印に空中
あるいは海上から捜索することにより、短時間で事故現
場が確認され、迅速な救助活動が行われる。発煙等の目
印がない場合、広大な海の中、短時間で事故現場を確認
するのは容易ではない。救助に要する時間は、人命に関
わる重大な問題である。このため従来から、船舶や航空
機等には発煙筒等の装置が掲載されている。
【0003】しかしながら、従来の発煙筒や照明筒は、
一定時間経過して発煙あるいは照明しなくなった後にお
いても、海上に浮遊し続ける。海上に浮遊する使用済の
発煙筒や照明筒はゴミであり、船舶の航行を妨害するだ
けでなく、船体を傷つける原因ともなる。したがって、
使用済の発煙筒や照明筒を海上に放置しておくのは好ま
しくない。その一方、広い海の中、使用済の発煙筒や照
明筒を一々回収するのは容易ではない。
【0004】この発明は、このような事情の下になさ
れ、前記従来における問題を解決することを目的とす
る。この発明は、海上や湖沼などの液面に一定時間浮か
んだ後に自ら沈むことができ、構造が簡単で取り扱い易
く、各種装置に好適に応用することができる自沈装置を
提供することを目的とする。この発明は、海上や湖沼な
どの液面に一定時間浮かんだ後に自ら沈むことができて
海上や湖沼における浮遊障害物にならず、しかも構造が
簡単な発煙筒を提供することを目的とする。この発明
は、一定時間海上や湖沼などの液面に浮かんだ後に液中
に沈める必要のある前記自沈装置や発煙筒に容易に装着
することのできる、簡単な構造の自沈筒体を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の発明は以下の通りであり、第1の発明は、水溶性およ
び/または液崩性の封止材で封止された貫通孔を有する
液導入部と、内部が中空に形成され、脱気口を有し、前
記液導入部に連通する液収容部とを有してなることを特
徴とする自沈装置であり、第2の発明は、開口部および
脱気口を有し、内部が中空に形成されてなる液収容部に
おける前記開口部を液溶性および/または液崩性の封止
材で封止してなることを特徴とする自沈装置であり、第
3の発明は、液溶性および/または液崩性の封止材で封
止された貫通孔を有する液導入部と、中空に形成された
内部に発煙剤を収容し、煙を噴出する噴煙口を有し、前
記液導入部に連通する発煙剤収容部と、前記発煙剤を発
煙させる点火部とを有してなることを特徴とする発煙筒
であり、第4の発明は、筒体の開口部内を、液溶性およ
び/または液崩性の封止材で封止してなり、前記筒体の
一端を、自沈を要する対象物に装着可能に形成してなる
ことを特徴とする自沈筒体である。
【0006】
【作用】第1の発明の自沈装置は以下のように作用す
る。すなわち、自沈装置を液に浮かせる。液と自沈装置
における封止材とが接触する。液により封止材が溶解お
よび/または崩壊する。封止材で封止されていた貫通孔
が液流通可能に貫通する。貫通孔から液収容部内に液が
流入し、脱気口から液収容部内の空気が脱気される。液
収容部内が液で充填される。自沈装置が液中に沈む。
【0007】第2の発明の自沈装置は以下のように作用
する。すなわち、自沈装置を液に浮かせる。液と自沈装
置における封止材とが接触する。液により封止材が溶解
および/または崩壊する。封止材で封止されていた開口
部が液流通可能に開口する。開口部から液収容部内に液
が流入し、脱気口から液収容部材の空気が脱気される。
液収容部内が液で充填される。自沈装置が液中に沈む。
【0008】第3の発明の発煙筒は以下のように作用す
る。すなわち、発煙筒を液に浮かせる。液と発煙筒にお
ける封止材とが接触する。点火部が発煙剤収容部内に収
容された発煙剤を発煙させる。発煙剤の発煙による煙が
噴煙口から噴出する。発煙剤の発煙により発煙剤収容部
内が中空になる。液により発煙筒における封止材が溶解
および/または崩壊する。封止材で封止されていた貫通
孔が液流通可能に貫通する。貫通孔から発煙剤収容部内
に液が流入し、噴煙口から発煙剤収容部内の空気が脱気
される。発煙剤収容部内が液で充填される。発煙筒が液
中に沈む。
【0009】第4の発明の自沈筒体は以下のように作用
する。この自沈筒体はその一端が対象物に装着可能に形
成されているので、この自沈筒体をたとえば発煙筒等に
装着する。そして、この発煙筒を液面に投下する。発煙
筒に装着されている筒体が液に接触し、その他端開口部
を封止している液溶性および/または液崩性の封止材が
液により溶解ないし液崩していく。発煙筒体が発煙を終
了した頃合いに、前記封止剤が完全に液に溶解ないし崩
壊して筒体が完全な貫通状態になる。この貫通状態にな
った筒体を通じて液が対象物に侵入し、対象物が沈む。
【0010】
【実施例】
(実施例1)以下、第1の発明の自沈装置の実施例につ
いて図面を参照しながら説明する。図1は、この発明の
自沈装置の一実施例を示す断面概略説明図である。
【0011】図1に示す自沈装置1は、液導入部3と液
収容部4とを有してなる。
【0012】液導入部3は、管状の部材であり、貫通孔
3aを有する。液導入部3は鉄鋼製である。貫通孔3a
の一端開口部は、水溶性および/または液崩性の封止材
2で封止される。封止材2は、硫酸銅を固結してなり、
貫通孔3aの内径と同じ大きさの外径を有する円盤形状
に形成される。
【0013】ここで、この液導入部3と前記封止剤2と
で第4の発明の自沈筒体が構成される。さらに述べる
と、この第4の発明の自沈筒体は、液導入部3であると
ころの、貫通孔3aを有する筒体と、この筒体の貫通孔
3aを封止する水溶性および/または液崩性の封止材2
とを有し、この筒体の一端がたとえば液収容部4という
対象物に装着可能に形成されてなる。この実施例では、
筒体の他端は、液収容部4の底面に螺合により装着され
ている。
【0014】なお、この筒体の他端を対象物に装着可能
に形成するには、螺合手段に限らず、溶接、嵌合、接着
剤による接着などの手段を採用することができる。
【0015】液収容部4は、弾状部材5と蓋部材6とを
有する。弾状部材5は、円筒形状の部材であり、貫通孔
5aを有する。弾状部材5の一端は弾頭形状に形成さ
れ、その先端中心には貫通孔5aに連通する脱気口5b
が小さく形成されている。弾状部材5は発泡スチロール
製である。蓋部材6は、前記弾状部材5の外径と同じ長
さの外径を有する円盤形状の部材である。蓋部材6は鉄
鋼製である。蓋部材6は、弾状部材5における脱気口5
bの形成されていない端面に接着剤により一体的に接続
される。なお、蓋部材6と弾状部材5との接続は、接着
剤を用いる場合に限られず、螺合、溶接、嵌合などの手
段を採用することができる。
【0016】この実施例において、液導入部3すなわち
第4の発明の自沈筒体は、液導入部3における開口端が
蓋部材6を貫通するようにして、液収容部4に一体的に
接続される。
【0017】実施例1の自沈装置1は以下のように作用
する。たとえば、自沈装置1を海上に投下する。自沈装
置1は海上に浮遊する。自沈装置1における液導入部3
側は、液導入部3および蓋部材6が鉄鋼製で形成され、
海水よりも比重が大きいので、海中に浸漬する。海水と
液導入部3における封止材2とが接触する。一方、自沈
装置1における脱気口5b側は海面より浮上する。封止
材2が海水により溶解する。封止材2で封止されていた
液導入部材3における貫通孔3aが液流通可能に貫通す
る。貫通孔3aから液収容部4内に液が流入し、脱気口
5bから液収容部4内の空気が脱気される。液収容部4
内が海水で充填される。自沈装置1は、液導入部3側を
下にして海底に沈んでいく。
【0018】実施例1における自沈筒体は以下のように
作用する。この自沈筒体すなわち液導入部3は、その一
端が対象物である液収容部4に螺合可能に形成されてい
るので、この自沈筒体を液収容部4に装着する。そし
て、これを海上に投下する。この自沈筒体は鉄鋼製で形
成され、海水よりも比重が大きいので海中に浸漬する。
海水と自沈筒体における封止材2とが接触する。自沈筒
体における封止材2が海水により溶解ないし液崩してい
く。自沈筒体における貫通孔3aが完全な貫通状態にな
る。この貫通孔3aを通じて海水が対象物である液収容
部4に侵入し、液収容部4を沈ませる。
【0019】実施例1の自沈装置1は、海上や湖沼など
の液面に一定時間浮かんだ後に自ら沈むことができ、構
造が簡単で取り扱い易く、発煙筒や照明筒などの各種装
置に好適に応用することができる。実施例1における自
沈筒体は、一定時間海上や湖沼などの液面に浮かんだ後
に液中に沈める必要のある前記自沈装置や発煙筒に容易
に装着することができる。
【0020】(実施例2)以下、第2の発明の自沈装置
の実施例について図面を参照しながら説明する。図2
は、この発明の自沈装置の一実施例を示す断面概略説明
図である。
【0021】図2に示す自沈装置11は、液収容部14
および封止材12を有してなる。
【0022】液収容部14は、弾状部材15と蓋部材1
6とを有する。弾状部材15は、円筒形状の部材であ
り、貫通孔15aを有する。弾状部材15の一端は弾頭
形状に形成され、その先端中心には貫通孔15aに連通
する脱気口15bが小さく形成されている。弾状部材1
5は発泡スチロール製である。蓋部材16は、前記弾状
部材15の外径と同じ長さの外径を有する肉厚の円盤形
状の部材である。蓋部材16には、開口部16aが形成
されている。蓋部材16は鉄鋼製である。蓋部材16
は、弾状部材15における脱気口15bの形成されてい
ない端面に接着剤により一体的に接続される。なお、蓋
部材6と弾状部材5との接続は、接着剤を用いる場合に
限られず、螺合、溶接、嵌合などの手段を採用すること
ができる。
【0023】封止材12は、硫酸銅を固結してなり、開
口部16aの内径と同じ大きさの外径を有する円盤形状
に形成される。封止材12は、開口部16aを封止す
る。
【0024】第2の発明の自沈装置11は以下のように
作用する。たとえば、自沈装置11を海上に投下する。
自沈装置11は海上に浮遊する。自沈装置11における
蓋部材16側は鉄鋼製で形成され、海水よりも比重が大
きいので、海中に浸漬する。海水と封止材12とが接触
する。一方、自沈装置11における脱気口15b側は海
面より浮上する。封止材12が海水により溶解する。封
止材12で封止されていた開口部16aが液流通可能に
開口する。開口部16aから液収容部14内に液が流入
し、脱気口15bから液収容部14内の空気が脱気され
る。液収容部14内が海水で充填される。自沈装置11
は、蓋部材16側を下にして海底に沈んでいく。
【0025】実施例2の自沈装置11は、海上や湖沼な
どの液面に一定時間浮かんだ後に自ら沈むことができ、
構造が簡単で取り扱い易く、発煙筒や照明筒などの各種
装置に好適に応用することができる。
【0026】(実施例3)以下、第3の発明の発煙筒の
実施例について図面を参照しながら説明する。図3は、
この発明の発煙筒の一実施例を示す断面概略説明図であ
る。
【0027】図3に示す発煙筒21は、液導入部23と
発煙剤収容部24と点火部27とを有してなる。
【0028】液導入部23は、管状の部材であり、貫通
孔23aを有する。液導入部23は鉄鋼製である。貫通
孔23aの一端開口部は、水溶性および/または液崩性
の封止材22で封止される。封止材22は、硫酸銅を固
結してなり、貫通孔23aの内径と同じ大きさの外径を
有する円盤形状に形成される。
【0029】発煙剤収容部24は、弾状部材25と蓋部
材26とを有する。弾状部材25は、円筒形状の部材で
あり、貫通孔25aを有する。弾状部材25の一端は弾
頭形状に形成され、その先端中心には貫通孔25aに連
通する脱気口25bが小さく形成されている。貫通孔2
5a内には、発煙剤24aが収容される。弾状部材25
は発泡スチロール製である。蓋部材26は、前記弾状部
材25の外径と同じ長さの外径を有する円盤形状の部材
である。蓋部材26は鉄鋼製である。蓋部材26は、弾
状部材25における脱気口25bの形成されていない端
面に接着剤により一体的に接続される。なお、蓋部材2
6と弾状部材25との接続は、接着剤を用いる場合に限
られず、螺合、溶接、嵌合などの手段を採用することが
できる。
【0030】この実施例において液導入部23は、液導
入部23における開口端が蓋部材26を貫通するように
して、発煙剤収容部24に螺合により一体的に接続され
る。なお、液導入部23を発煙剤収容部24に接続する
には、螺合手段に限らず、溶接、嵌合、接着剤による接
着などの手段を採用することができる。
【0031】点火部27は、海水電池27aと導線27
bと点火薬27cとを有する。海水電池27aは、蓋部
材26における、液導入部23が突出する側に接続され
る。海水電池27aは、海水と接触すると電流が流れ
る。導線27bは、蓋部材26を貫通し、海水電池27
aと発煙剤収容部24内に収容される点火薬27cとを
接続する。導線27bは、海水電池27aに生じた電流
を点火薬27cに伝達する。点火薬27cは、発煙剤収
容部24内において発煙剤24aと接触するように配置
される。点火薬27cは、導線27cにより導かれた海
水電池27aの電流により発火し、発煙剤24aを発煙
させる。
【0032】実施例3の発煙筒21は以下のように作用
する。たとえば、発煙筒21を海上に投下する。発煙筒
21は海上に浮遊する。発煙筒21における液導入部2
3側は、液導入部23および蓋部材26が鉄鋼製で形成
され、海水よりも比重が大きいので、海中に浸漬する。
海水と封止材22および海水電池27aとが接触する。
一方、発煙筒21における噴煙口25b側は海面より浮
上する。海水電池27aに海水が接触すると、電流が生
ずる。この電流が導線27bにより点火薬27cに伝達
される。点火薬27cがこの電流により発火し、発煙剤
24aを発煙させる。発煙剤24aによる煙が、発煙剤
収容部24内に充満し、噴煙口25bから噴出する。噴
煙口25bから煙が噴出されなくなる頃合いに、封止材
22が海水により溶解する。封止材22で封止されてい
た液導入部材23における貫通孔23aが液流通可能に
貫通する。貫通孔23aから発煙剤収容部24内に液が
流入し、噴煙口25bから発煙剤収容部24内の空気が
脱気される。発煙剤収容部24内が海水で充填される。
発煙筒21は、液導入部23側を下にして海底に沈んで
いく。
【0033】実施例3の発煙装置21は、海上や湖沼な
どの液面に一定時間浮かんだ後に自ら沈むことができて
海上や湖沼における浮遊障害物にならず、しかも構造が
簡単で取り扱い易い。
【0034】(変形例)この発明は、前記実施例に何ら
限定されるものではなく、目的に応じてたとえば以下の
ような変形を行うことができる。
【0035】この発明の自沈装置は、実施例1の自沈装
置のように自沈筒体を用いても良く、あるいは実施例2
の自沈装置のように自沈筒体を用いず、自沈装置の一部
に開口部を形成してもよい。さらには、自沈筒体と開口
部とを組み合わせて用いてもよい。
【0036】前記自沈筒体および/または開口部の数と
しては、目的に応じて適宜選択することができるが、通
常は1〜2個であり、1個が好ましい。
【0037】自沈筒体すなわち液導入部は、管状の部材
であれば特に制限はなく、直管であってもよいし、ある
いは曲管であってもよい。自沈筒体すなわち液導入部に
おける貫通孔の大きさ、形状等については特に制限はな
く、目的に応じて適宜選択することができる。
【0038】液導入部の材質としては、液の種類に応じ
て適宜決定すればよいが、液中に浸漬するのに十分な比
重、すなわち液よりも大きな比重の材質であるのが好ま
しい。前記材質としては、たとえば鉄鋼、銅、合金等の
金属、セラミックス、複合材料などを挙げることができ
る。
【0039】液導入部の一端は、対象物に接続可能に形
成されている。たとえば、螺合による場合にはねじ山が
形成されている。なお、自沈筒体と対象物との接続は、
螺合に限らず、溶接、嵌合、接着剤による接着などの手
段を採用することができる。
【0040】封止材は、水溶性および/または液崩性で
あれば特に制限はない。
【0041】前記水溶性の封止材としては、たとえば硫
酸銅、塩化カルシウムなどの各種塩を固結してなる封止
材、糖類等の親水性置換基を有する化合物を固結してな
る封止材などを挙げることができる。これらは1種単独
で用いてもよく、あるいは2種以上を組み合わせて用い
てもよい。液が水または水溶液であるときは、これらの
中でも塩を固結してなる封止材、親水性置換基を有する
化合物を固結してなる封止材が好ましく、特に硫酸銅を
固結してなる封止材は液に良好な溶解性を示すので好ま
しい。
【0042】前記液崩性の封止材は、液と接触すること
により、その形態を保持することができなくなり崩壊す
る性質を有していれば特に制限はなく、たとえば炭酸カ
ルシウム、砂、木粉、殻粉などを固結してなる封止材、
貝殻等の破片や砂等を水溶性接着剤で固めてなる封止材
などを挙げることができる。これらは1種単独で用いて
もよく、あるいは2種以上を組み合わせて用いてもよ
い。液が河川等の水または海水であるときは、これらの
中でも環境汚染の観点から、砂を固結してなる封止材や
貝殻の破片を水溶性接着剤で固結してなる封止材が好ま
しい。
【0043】封止材の大きさ、形状、構造、厚み等は、
自沈装置を液上に浮遊させておく時間、前記貫通孔また
は開口部の形状、自沈装置の使用目的等に応じて適宜決
定することができる。
【0044】対象物すなわち液収容部の形状としては、
たとえば棒状、円柱、角柱等の柱状、立方体、直方体等
の方体状、真球、楕円球等の球状などをはじめ、目的に
応じて各種の形状を選択することができる。
【0045】液収容部は、内部が中空に形成され、脱気
口を有していれば、その構造、大きさ等につき特に制限
はなく、単一の部材で形成されていてもよいし、あるい
は複数の部材で形成していてもよい。なお、液収容部
は、液導入部が設けられる部分付近、あるいは開口部が
形成される部分付近が、他の部分よりも比重が大きくな
っているのが好ましい。この場合、液導入部や開口部を
液中に浸漬することができ、液と封止材とを確実に接触
させることができるからである。
【0046】液収容部内の中空形状および脱気口の形
状、構造、大きさ等についても目的に応じて適宜選択す
ることができる。脱気口の数は通常1〜2個であり、好
ましくは1個である。1個の場合、封止材が溶解および
/または崩壊するまでの間は、その脱気口から内部には
液が浸入しないからである。
【0047】液収容部の材質としては、特に制限はな
く、目的に応じて適宜決定することができる。たとえ
ば、発泡スチロールをはじめとする各種合成樹脂を挙げ
ることができる。
【0048】この発明の自沈装置は、構造が簡単で取り
扱い易く、液に一定時間浮かんだ後に沈む、という自沈
機能を有する。このため、使用済み装置が河川の水や海
水等の液上に浮遊することがなく、航行を妨害すること
もない。
【0049】この発明の自沈筒体は、発煙筒や照明筒を
はじめ、海上花火台、仕掛け網などの装置、器具に接続
して使用してもよいし、あるいは、液収容部自体を発煙
筒や照明筒などに形成し、自沈機能付き発煙筒あるいは
照明筒などとして使用してもよい。たとえば前記海上花
火台に接続すると、海上で花火を打ち上げる際、海上に
打ち上げ設備を建築しなくても、この海上花火台をリモ
コン操作で適当な場所に移動させて花火を打ち上げるこ
とができる。打ち上げ終了後の海上花火台は、海底に沈
むので航行の妨害原因になることはない。また、仕掛け
網に接続すると、この仕掛け網は海上に投下後すぐに海
底に沈まず、一定時間後に沈むので有利である。すなわ
ち、船から仕掛け網を海上に投下すると、その際、船の
エンジンから発せられる振動、乱流等により、海底生物
は危険を察知し、巣穴に戻ってしまう。その結果、仕掛
け網に獲物があまりかからないことが多い。ところが、
この自沈筒体を接続した仕掛け網は、船が遠くに去った
後で海底に沈んでいくので上記弊害がない。
【0050】この発明の発煙筒において、液導入部は上
記自沈装置におけるのと同様の変更を加えることができ
る。発煙剤収容部は、上記自沈装置における液収容部と
同様の変更を加えることができる。
【0051】点火部としては、発煙剤を発煙させる機能
を有していればよく、前記海水電池、導線および点火薬
の組み合わせに限られず、たとえば時限発火装置などを
用いることもできる。
【0052】発煙剤としては、発煙することができれば
特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ
るが、たとえば塩素酸カリウムとミジン粉と澱粉と必要
に応じて添加する色剤との組み合わせや、赤リン系の発
煙剤などを挙げることができる。
【0053】前記色剤としては、以下のものを好適に挙
げることができる。赤色煙の場合には、ピグメントレッ
ド・1、ベージュバイオレット・10、パラレッド、オ
イルレッド、ローダミンなどを挙げることができる。こ
れらの中でも、ピグメントレッド・1とベージュバイオ
レット・10との組み合わせが好ましい。青色煙の場合
には、ピグメントブルー・15、バットブルー、フタロ
シアニンブルー、インジゴなどを挙げることができる。
これらの中でも、ピグメントブルー・15とバットブル
ーとの組み合わせが好ましい。黄色煙の場合には、オイ
ルイエローなどを挙げることができる。黒色煙の場合に
は、アントラセン、過塩素酸カリウム、ピッチなどを挙
げることができる。
【0054】この発明の発煙筒は、液に一定時間浮かん
だ後に沈むことができ、構造が簡単で取り扱い易い。こ
のため、使用後に海上に浮遊することがなく、航行を妨
害することもない。
【0055】
【発明の効果】この発明によると、海上や湖沼などの液
面に一定時間浮かんだ後に自ら沈むことができ、構造が
簡単で取り扱い易く、各種装置に好適に応用することが
できる自沈装置を提供することができる。また、海上や
湖沼などの液面に一定時間浮かんだ後に自ら沈むことが
できて海上や湖沼における浮遊障害物にならず、しかも
構造が簡単な発煙筒を提供することができる。さらに、
一定時間海上や湖沼などの液面に浮かんだ後に液中に沈
める必要のある前記自沈装置や発煙筒に容易に装着する
ことのできる、簡単な構造の自沈筒体を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の自沈装置の一実施例を示す
断面概略説明図である。
【図2】図2は、この発明の自沈装置の他の実施例を示
す断面概略説明図である。
【図3】図3は、この発明の発煙筒の一実施例を示す断
面概略説明図である。
【符号の説明】
1・・・自沈装置、2・・・封止材、3・・・液導入
部、3a・・・貫通孔、4・・・液収容部、5・・・弾
状部材、5a・・・貫通孔、5b・・・脱気口、6・・
・蓋部材、11・・・自沈装置、12・・・封止材、1
4・・・液収容部、15・・・弾状部材、15a・・・
貫通孔、15b・・・脱気口、16・・・蓋部材、16
a・・・開口部、21・・・発煙筒、22・・・封止
材、23・・・液導入部、23a・・・貫通孔、24・
・・発煙剤収容部、24a・・・発煙剤、25・・・弾
状部材、25a・・・貫通孔、25b・・・噴煙口、2
6・・・蓋部材、27・・・点火部、27a・・・海水
電池、27b・・・導線、27c・・・点火薬

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液溶性および/または液崩性の封止材で
    封止された貫通孔を有する液導入部と、内部が中空に形
    成され、脱気口を有し、前記液導入部に連通する液収容
    部とを有してなることを特徴とする自沈装置。
  2. 【請求項2】 開口部および脱気口を有し、内部が中空
    に形成されてなる液収容部における前記開口部を液溶性
    および/または液崩性の封止材で封止してなることを特
    徴とする自沈装置。
  3. 【請求項3】 前記液溶性および/または液崩性の封止
    材が硫酸銅を固結してなる前記請求項1または2に記載
    の自沈装置。
  4. 【請求項4】 前記液が海水である前記請求項1から3
    のいずれかに記載の自沈装置。
  5. 【請求項5】 液溶性および/または液崩性の封止材で
    封止された貫通孔を有する液導入部と、中空に形成され
    た内部に発煙剤を収容し、煙を噴出する噴煙口を有し、
    前記液導入部に連通する発煙剤収容部と、前記発煙剤を
    発煙させる点火部とを有してなることを特徴とする発煙
    筒。
  6. 【請求項6】 筒体の開口部内を、液溶性および/また
    は液崩性の封止材で封止してなり、前記筒体の一端を、
    自沈を要する対象物に装着可能に形成してなることを特
    徴とする自沈筒体。
JP21149295A 1995-08-21 1995-08-21 自沈装置、発煙筒および自沈筒体 Expired - Fee Related JP3675525B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21149295A JP3675525B2 (ja) 1995-08-21 1995-08-21 自沈装置、発煙筒および自沈筒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21149295A JP3675525B2 (ja) 1995-08-21 1995-08-21 自沈装置、発煙筒および自沈筒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0961098A true JPH0961098A (ja) 1997-03-07
JP3675525B2 JP3675525B2 (ja) 2005-07-27

Family

ID=16606854

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21149295A Expired - Fee Related JP3675525B2 (ja) 1995-08-21 1995-08-21 自沈装置、発煙筒および自沈筒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3675525B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000292095A (ja) * 1999-04-01 2000-10-20 Hosoya Fireworks Co Ltd 船舶航行妨害装置
CN116513409A (zh) * 2023-04-10 2023-08-01 郑州郑飞机电技术有限责任公司 发烟标志器
JP2023144973A (ja) * 2022-03-28 2023-10-11 日本工機株式会社 自沈式発炎筒

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57491U (ja) * 1980-06-03 1982-01-05
JPS5960200A (ja) * 1982-09-30 1984-04-06 防衛庁技術研究本部長 信号灯
JPS60105993U (ja) * 1983-12-26 1985-07-19 防衛庁技術研究本部長 自沈装置
JPS60178299A (ja) * 1984-02-24 1985-09-12 細谷火工株式会社 海上発炎筒
JPS6414498U (ja) * 1987-07-14 1989-01-25
JPH02208195A (ja) * 1989-02-08 1990-08-17 Masayoshi Takei 緊急報知装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57491U (ja) * 1980-06-03 1982-01-05
JPS5960200A (ja) * 1982-09-30 1984-04-06 防衛庁技術研究本部長 信号灯
JPS60105993U (ja) * 1983-12-26 1985-07-19 防衛庁技術研究本部長 自沈装置
JPS60178299A (ja) * 1984-02-24 1985-09-12 細谷火工株式会社 海上発炎筒
JPS6414498U (ja) * 1987-07-14 1989-01-25
JPH02208195A (ja) * 1989-02-08 1990-08-17 Masayoshi Takei 緊急報知装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000292095A (ja) * 1999-04-01 2000-10-20 Hosoya Fireworks Co Ltd 船舶航行妨害装置
JP2023144973A (ja) * 2022-03-28 2023-10-11 日本工機株式会社 自沈式発炎筒
CN116513409A (zh) * 2023-04-10 2023-08-01 郑州郑飞机电技术有限责任公司 发烟标志器

Also Published As

Publication number Publication date
JP3675525B2 (ja) 2005-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7540796B2 (en) Inflatable buoyancy device with water-dependant triggering mechanism
US20150372391A1 (en) Inflatable radar signal device
US4281427A (en) Warning and signalling device, especially for maritime purposes
US4141295A (en) Actuation mine simulator
US2459267A (en) Self-contained emergency signaling device adapted to be operated automatically after being launched
JP4138996B2 (ja) 船舶航行妨害装置
JP3675525B2 (ja) 自沈装置、発煙筒および自沈筒体
US4464131A (en) Water ballast compartment for buoyant marine devices
RU2042570C1 (ru) Способ разрушения льда подводным плавсредством и устройство для его осуществления
US3763512A (en) Beacon recovery system
RU2066657C1 (ru) Способ ослабления прочности или разрушения ледового покрова и устройство для его осуществления
US5698813A (en) Visual indicator assembly
GB2292445A (en) Explosive cutting apparatus and method
RU2445229C1 (ru) Сканирующий зонд для работы в океане
CN212674515U (zh) 一种遥挂取样装置
US3264772A (en) Method of controlling predatory fish
US3199454A (en) Predatory fish control means
JPH09183400A (ja) 投下着水式海難救助用ゴムボート
RU2662323C1 (ru) Способ поиска подводных объектов подо льдом и устройство для его осуществления
GB2135636A (en) Life-saving equipment
US3228633A (en) Balloon launching device
Delgado et al. Silent killers: submarines and underwater warfare
US382056A (en) Method of signaling at sea
JPS63222998A (ja) 無動力潜水機
RU2791188C1 (ru) Объемно-детонирующий заряд для создания полыньи

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050107

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050308

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050408

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050426

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090513

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100513

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110513

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120513

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130513

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees