JPH0961192A - 磁気検出装置 - Google Patents
磁気検出装置Info
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- JPH0961192A JPH0961192A JP21899895A JP21899895A JPH0961192A JP H0961192 A JPH0961192 A JP H0961192A JP 21899895 A JP21899895 A JP 21899895A JP 21899895 A JP21899895 A JP 21899895A JP H0961192 A JPH0961192 A JP H0961192A
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- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁気検出ヘッドに外部から加わる磁界を有効
に除去できる磁気検出装置を提供すること。 【解決手段】 磁気検出ヘッドにおいて、検出巻線が巻
回された可飽和コアに加わる雑音磁界ΦNは空間的位置
によって大小のバラツキがあることに着目し、1チャン
ネルを構成する2つの検出ブロック、即ち、2つのサブ
チャンネルを構成する可飽和コアを雑音磁界ΦNの方向
に直列に並べることにより、2つのサブチャンネルに同
じ大きさの雑音磁界ΦNが印加される構造とし、これら
のサブチャンネルの可飽和コアに互いに反対方向に印加
される信号磁束ΦSを加算検出するように、検出巻線を
巻回し、その結果、雑音磁界ΦNにより誘導される雑音
電圧をゼロとするようにする。
に除去できる磁気検出装置を提供すること。 【解決手段】 磁気検出ヘッドにおいて、検出巻線が巻
回された可飽和コアに加わる雑音磁界ΦNは空間的位置
によって大小のバラツキがあることに着目し、1チャン
ネルを構成する2つの検出ブロック、即ち、2つのサブ
チャンネルを構成する可飽和コアを雑音磁界ΦNの方向
に直列に並べることにより、2つのサブチャンネルに同
じ大きさの雑音磁界ΦNが印加される構造とし、これら
のサブチャンネルの可飽和コアに互いに反対方向に印加
される信号磁束ΦSを加算検出するように、検出巻線を
巻回し、その結果、雑音磁界ΦNにより誘導される雑音
電圧をゼロとするようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、磁束応答
型マルチギャップヘッドを有する磁気測定装置に用いら
れる可飽和コア型の磁気検出装置に関する。
型マルチギャップヘッドを有する磁気測定装置に用いら
れる可飽和コア型の磁気検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の磁気検出装置として図10に示
すような検出装置が提案されている。この磁気検出装置
は、磁気スケール1に対して、磁気ヘッド2の相対位置
を変えたとき、その変位量を検出するものである。
すような検出装置が提案されている。この磁気検出装置
は、磁気スケール1に対して、磁気ヘッド2の相対位置
を変えたとき、その変位量を検出するものである。
【0003】同図に示すように、磁気ヘッド2は2つの
チャンネルCH1,CH2が1組になっており、各チャ
ンネルは2つの検出ブロック3A,3B又は3C,3D
等からなる。この検出ブロック3A,3Bの構造の詳細
は図11に示してある。
チャンネルCH1,CH2が1組になっており、各チャ
ンネルは2つの検出ブロック3A,3B又は3C,3D
等からなる。この検出ブロック3A,3Bの構造の詳細
は図11に示してある。
【0004】図11において、磁気スケール1は極性が
交互に変化する周期的な磁化区間を有し、それによっ
て、この磁気スケールの周囲に信号磁界を発生する。検
出ブロックCH1aは検出コア5A及び5Bと可飽和コ
ア4Aで構成され、検出ブロックCH1bは検出コア5
C及び5Dと可飽和コア4Bで構成される。
交互に変化する周期的な磁化区間を有し、それによっ
て、この磁気スケールの周囲に信号磁界を発生する。検
出ブロックCH1aは検出コア5A及び5Bと可飽和コ
ア4Aで構成され、検出ブロックCH1bは検出コア5
C及び5Dと可飽和コア4Bで構成される。
【0005】可飽和コア4A及び4Bには、励磁巻線及
び検出巻線が巻かれる。図12は、可飽和コア4A,4
Bの空間的な配置と、それらの可飽和コアに巻回された
検出巻線を示している。同図に示すとおり可飽和コア4
Aと4Bには磁気スケール1からの信号磁界による信号
磁束ΦSが加わり、その方向は図12の実線矢印で示す
ように互いに反対方向になっている。
び検出巻線が巻かれる。図12は、可飽和コア4A,4
Bの空間的な配置と、それらの可飽和コアに巻回された
検出巻線を示している。同図に示すとおり可飽和コア4
Aと4Bには磁気スケール1からの信号磁界による信号
磁束ΦSが加わり、その方向は図12の実線矢印で示す
ように互いに反対方向になっている。
【0006】可飽和コア4A,4Bには、周囲からの雑
音磁界が加わると、その磁界は一般に検出ヘッドの大き
さに比べて大きいと考えられるので、同図に点線矢印で
示したように、同じ方向に雑音磁束ΦNを生じる。ここ
で、巻線6Aと巻線6Bは信号磁束ΦSに対しては励起
電圧が強められるようになるが、雑音磁界ΦNに対して
は相互に打ち消すように巻かれているので、端子7a,
7bには雑音成分の除かれた検出信号が得られる。
音磁界が加わると、その磁界は一般に検出ヘッドの大き
さに比べて大きいと考えられるので、同図に点線矢印で
示したように、同じ方向に雑音磁束ΦNを生じる。ここ
で、巻線6Aと巻線6Bは信号磁束ΦSに対しては励起
電圧が強められるようになるが、雑音磁界ΦNに対して
は相互に打ち消すように巻かれているので、端子7a,
7bには雑音成分の除かれた検出信号が得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の磁気検出装置に
おいて、2つの可飽和コア4Aと4Bは雑音磁界ΦNの
方向に対して横方向に空間的に離れた位置に置かれてい
るので、コア4Aに加わる外部雑音磁界の大きさとコア
4Bに加わる外部雑音磁界の大きさが異なる場合が起こ
りうる。そのような場合には、可飽和コア4Aにかかる
雑音磁界ΦNの大きさと可飽和コア4Bにかかる雑音磁
界ΦNの大きさが同じにならないため、雑音成分を完全
に相殺することができない。そのため、この種の磁気検
出装置では外部磁場の影響を完全に除去することは困難
である。
おいて、2つの可飽和コア4Aと4Bは雑音磁界ΦNの
方向に対して横方向に空間的に離れた位置に置かれてい
るので、コア4Aに加わる外部雑音磁界の大きさとコア
4Bに加わる外部雑音磁界の大きさが異なる場合が起こ
りうる。そのような場合には、可飽和コア4Aにかかる
雑音磁界ΦNの大きさと可飽和コア4Bにかかる雑音磁
界ΦNの大きさが同じにならないため、雑音成分を完全
に相殺することができない。そのため、この種の磁気検
出装置では外部磁場の影響を完全に除去することは困難
である。
【0008】また、可飽和コアとして一対のコア4A,
4Bを所定間隔離して配置する構成になっているため、
部品点数が多くなっている。本発明は、従来の磁気検出
装置の欠点を克服し、簡単な構造で、外部磁界の影響を
受けない精度の高い磁気検出装置を提供することを課題
とする。
4Bを所定間隔離して配置する構成になっているため、
部品点数が多くなっている。本発明は、従来の磁気検出
装置の欠点を克服し、簡単な構造で、外部磁界の影響を
受けない精度の高い磁気検出装置を提供することを課題
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明によれば、信号磁界を発生する磁気スケー
ルと、少なくとも1チャンネルの磁束応答型の磁気ヘッ
ドを有する磁気検出装置であって、上記磁気ヘッドは、
上記磁気スケールに対する磁気ヘッドの移動方向と直角
方向に延在し一体形成された2つの可飽和コアからなる
可飽和コア部と、該可飽和コアの延在方向両端に接続す
る2つの磁極を有するコアAと、該可飽和コアの延在方
向中央に接続する1つの磁極を有するコアBとからなる
信号検出コア部を有し、上記信号検出コアにより、上記
一体形成された2つの可飽和コアの各々に印加する上記
信号磁界のベクトルが互いに反対方向になり、それによ
り、上記一体形成された2つの可飽和コアの各々に装着
された巻線の出力電圧は加算され、上記一体形成された
2つの可飽和コアに印加される雑音磁界による出力電圧
は、打ち消し合って外部磁界の影響が除去されるように
した磁気検出装置を提供する。
めに、本発明によれば、信号磁界を発生する磁気スケー
ルと、少なくとも1チャンネルの磁束応答型の磁気ヘッ
ドを有する磁気検出装置であって、上記磁気ヘッドは、
上記磁気スケールに対する磁気ヘッドの移動方向と直角
方向に延在し一体形成された2つの可飽和コアからなる
可飽和コア部と、該可飽和コアの延在方向両端に接続す
る2つの磁極を有するコアAと、該可飽和コアの延在方
向中央に接続する1つの磁極を有するコアBとからなる
信号検出コア部を有し、上記信号検出コアにより、上記
一体形成された2つの可飽和コアの各々に印加する上記
信号磁界のベクトルが互いに反対方向になり、それによ
り、上記一体形成された2つの可飽和コアの各々に装着
された巻線の出力電圧は加算され、上記一体形成された
2つの可飽和コアに印加される雑音磁界による出力電圧
は、打ち消し合って外部磁界の影響が除去されるように
した磁気検出装置を提供する。
【0010】また、上記磁気検出装置において、上記コ
アAと上記コアBとをスペーサを介在して複数組設けて
なり、該コアAが可飽和コアの幅方向両端に配されてな
る信号検出コア部を有する磁気検出装置を提供する。
アAと上記コアBとをスペーサを介在して複数組設けて
なり、該コアAが可飽和コアの幅方向両端に配されてな
る信号検出コア部を有する磁気検出装置を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】図3は、本発明に基づく磁気検出
装置の一実施形態を示す。説明を簡潔にするため、同図
にはチャンネルCH1の検出ヘッドのみを記載してある
が、実際には、スケール1の記録方向に{n+(1/
4)}λ(nは整数)離してもう一つのチャンネルCH
2の検出ヘッドが配置される。
装置の一実施形態を示す。説明を簡潔にするため、同図
にはチャンネルCH1の検出ヘッドのみを記載してある
が、実際には、スケール1の記録方向に{n+(1/
4)}λ(nは整数)離してもう一つのチャンネルCH
2の検出ヘッドが配置される。
【0012】図3と図10を比較すると、一つのチャン
ネル、例えばCH1を構成する2つのサブチャンネルC
H1a,CH1b(即ち、2つの検出ブロック)の配列
が異なることに気付くであろう。図10においては、サ
ブチャンネルCH1a,CH1bで表された検出ブロッ
ク3A,3Bは磁気スケール1の長手方向に前後して配
列されているが、図3においては、サブチャンネルCH
1a,CH1bで表された検出ブロックは磁気スケール
1の長手方向と直角の方向に配置されている。
ネル、例えばCH1を構成する2つのサブチャンネルC
H1a,CH1b(即ち、2つの検出ブロック)の配列
が異なることに気付くであろう。図10においては、サ
ブチャンネルCH1a,CH1bで表された検出ブロッ
ク3A,3Bは磁気スケール1の長手方向に前後して配
列されているが、図3においては、サブチャンネルCH
1a,CH1bで表された検出ブロックは磁気スケール
1の長手方向と直角の方向に配置されている。
【0013】可飽和コア4A,4Bは理論上2つの部分
として考えているが、これらは一体に形成される。図4
は可飽和コアと巻線の部分を詳細に記したものであり、
図5は検出巻線6A,6Bの部分のみを記したものであ
る。スケールの磁化によって巻線6Aに印加される信号
磁束ΦSと巻線6Bに印加される信号磁束ΦSによる誘
起電圧はお互いに加算されるように巻線6Aと巻線6B
が接続されている。従って、端子7aと端子7bの間に
は、巻線6Aと巻線6Bに誘起される電圧の和の電圧が
現れる。
として考えているが、これらは一体に形成される。図4
は可飽和コアと巻線の部分を詳細に記したものであり、
図5は検出巻線6A,6Bの部分のみを記したものであ
る。スケールの磁化によって巻線6Aに印加される信号
磁束ΦSと巻線6Bに印加される信号磁束ΦSによる誘
起電圧はお互いに加算されるように巻線6Aと巻線6B
が接続されている。従って、端子7aと端子7bの間に
は、巻線6Aと巻線6Bに誘起される電圧の和の電圧が
現れる。
【0014】これに対して、雑音磁界ΦNは図示のとお
り、可飽和コア4A,4Bの長手方向に一様にかかるの
で、この雑音磁界ΦNによって巻線6Aに誘起される電
圧と巻線6Bに誘起される電圧は互いに打ち消し合っ
て、端子7a,7b間には雑音電圧は現れない。
り、可飽和コア4A,4Bの長手方向に一様にかかるの
で、この雑音磁界ΦNによって巻線6Aに誘起される電
圧と巻線6Bに誘起される電圧は互いに打ち消し合っ
て、端子7a,7b間には雑音電圧は現れない。
【0015】図1は本発明の検出ヘッドの一例の磁気回
路部分のコアを分解して示す斜視図である。検出コア5
Aは図2に示すとおり、両端に磁極1,2を有し、それ
らの磁極をつなぐ磁路の中央に棒状磁気スケール1が挿
入される孔が設けられている。また、検出コア5Bは図
2に示すとおり、一つの磁極と棒状磁気スケール1が挿
入される孔から成る。
路部分のコアを分解して示す斜視図である。検出コア5
Aは図2に示すとおり、両端に磁極1,2を有し、それ
らの磁極をつなぐ磁路の中央に棒状磁気スケール1が挿
入される孔が設けられている。また、検出コア5Bは図
2に示すとおり、一つの磁極と棒状磁気スケール1が挿
入される孔から成る。
【0016】図1に矢印で示すように、検出コア5Aの
2つの磁極は可飽和コア4A,4Bの長手方向の両端と
接続し、検出コア5Bの磁極は可飽和コア4A,4Bの
長手方向中央で接続するように配置される。この配置に
より、同図に示すとおり、チャンネルCH1として、例
えば、検出コア5Aの磁極1から出て、可飽和コア4A
の外側端に入り、同可飽和コア4Aの内側端(即ち、一
体形成した2つの可飽和コアの中央部)から出て検出コ
ア5Bの磁極へ入る経路で磁路が形成される。
2つの磁極は可飽和コア4A,4Bの長手方向の両端と
接続し、検出コア5Bの磁極は可飽和コア4A,4Bの
長手方向中央で接続するように配置される。この配置に
より、同図に示すとおり、チャンネルCH1として、例
えば、検出コア5Aの磁極1から出て、可飽和コア4A
の外側端に入り、同可飽和コア4Aの内側端(即ち、一
体形成した2つの可飽和コアの中央部)から出て検出コ
ア5Bの磁極へ入る経路で磁路が形成される。
【0017】この時、チャンネルCH1bとして、検出
コア5Aの磁極2から出て、可飽和コア4Bの外側端に
入り、同可飽和コアの内側端から出て検出コア5Bの磁
極へ入る磁路が形成される。検出コア5Aと5Bは、後
述するとおり、一体的に組み立てられて、磁気スケール
に対して相対的に移動するように構成されるので、スケ
ール上の磁化との関係で、磁界の方向は上述の方向及び
上述の方向と逆の方向になる。尚、検出コア5Aと5B
は{n+(1/2)}λ(nは整数)だけ離して配置さ
れる。
コア5Aの磁極2から出て、可飽和コア4Bの外側端に
入り、同可飽和コアの内側端から出て検出コア5Bの磁
極へ入る磁路が形成される。検出コア5Aと5Bは、後
述するとおり、一体的に組み立てられて、磁気スケール
に対して相対的に移動するように構成されるので、スケ
ール上の磁化との関係で、磁界の方向は上述の方向及び
上述の方向と逆の方向になる。尚、検出コア5Aと5B
は{n+(1/2)}λ(nは整数)だけ離して配置さ
れる。
【0018】図1に点線矢印で示すとおり、雑音磁界Φ
Nは可飽和コア4A,4Bの長手方向に一様にかかるの
で、図5を参照して前述したとおり、可飽和コア4A,
4Bに検出巻線が巻回されて、信号磁束ΦSを検出する
ようにしたとき、この雑音磁界ΦNにより検出巻線に誘
導される雑音電圧はゼロになる。
Nは可飽和コア4A,4Bの長手方向に一様にかかるの
で、図5を参照して前述したとおり、可飽和コア4A,
4Bに検出巻線が巻回されて、信号磁束ΦSを検出する
ようにしたとき、この雑音磁界ΦNにより検出巻線に誘
導される雑音電圧はゼロになる。
【0019】次に、本発明の磁気検出装置の第2の実施
の形態について説明する。図6に示す磁気検出装置の磁
気コア分解図は、図1に図示した磁気コア分解図と基本
的には同じである。図1の場合と異なる点は、磁気スケ
ールが平板状になっていることに関係して、検出コア5
Aに棒状スケールの貫通孔が無いこと、検出コア5Bに
もスケール貫通孔が無いこと、検出コア5Bの底面が平
板状スケールの幅と同じになるような腕部を有すること
である。
の形態について説明する。図6に示す磁気検出装置の磁
気コア分解図は、図1に図示した磁気コア分解図と基本
的には同じである。図1の場合と異なる点は、磁気スケ
ールが平板状になっていることに関係して、検出コア5
Aに棒状スケールの貫通孔が無いこと、検出コア5Bに
もスケール貫通孔が無いこと、検出コア5Bの底面が平
板状スケールの幅と同じになるような腕部を有すること
である。
【0020】平板状磁気スケールは、その長手方向に
N,S,N,S‥‥の磁化が記録されているので、この
磁化に合わせて、検出コア5A,5Bが並ぶように、検
出コア5Aと5Bは{n+(1/2)}λ(nは整数)
だけ離して配置される。可飽和コア4A,4B、検出コ
ア5A,5Bを組み立てて検出ブロックを構成したと
き、磁気スケールによって形成される磁路は、コの字型
の検出コア5Aの両端の磁極から可飽和コア4A,4B
の長手方向両端を通り、同可飽和コアの中央から、逆T
字型検出コア5Bへ至る2つの磁気ループである。
N,S,N,S‥‥の磁化が記録されているので、この
磁化に合わせて、検出コア5A,5Bが並ぶように、検
出コア5Aと5Bは{n+(1/2)}λ(nは整数)
だけ離して配置される。可飽和コア4A,4B、検出コ
ア5A,5Bを組み立てて検出ブロックを構成したと
き、磁気スケールによって形成される磁路は、コの字型
の検出コア5Aの両端の磁極から可飽和コア4A,4B
の長手方向両端を通り、同可飽和コアの中央から、逆T
字型検出コア5Bへ至る2つの磁気ループである。
【0021】この場合も、可飽和コア4A,4Bにかか
る雑音磁界ΦNは同可飽和コアの長手方向に一様にかか
るので、可飽和コア4Aにかかる磁界の強さと可飽和コ
ア4Bにかかる磁界の強さは同じであり、磁界の方向も
同じである。そうして、これらの可飽和コアに巻かれた
検出巻線は互いに逆方向に誘導電圧を発生するように巻
回されているので、雑音磁界ΦNによる検出電圧はゼロ
となる。
る雑音磁界ΦNは同可飽和コアの長手方向に一様にかか
るので、可飽和コア4Aにかかる磁界の強さと可飽和コ
ア4Bにかかる磁界の強さは同じであり、磁界の方向も
同じである。そうして、これらの可飽和コアに巻かれた
検出巻線は互いに逆方向に誘導電圧を発生するように巻
回されているので、雑音磁界ΦNによる検出電圧はゼロ
となる。
【0022】以上は、磁気検出ヘッドを構成する1対の
検出ブロックについての説明であるが、実際のヘッド
は、複数対の検出ブロックを集合体とした、マルチギャ
ップ・ヘッドで構成されることが多い。
検出ブロックについての説明であるが、実際のヘッド
は、複数対の検出ブロックを集合体とした、マルチギャ
ップ・ヘッドで構成されることが多い。
【0023】図6にて、1対の検出ブロック構成を示し
ているが、マルチギャップ・ヘッド構成にするために
は、磁気スケール1の長手方向に、検出コア5A,5
B,5A,5B‥‥5B,5Aと繰り返し検出コアを並
べ、所定間隔離して配置する。検出コア5Aと5Bとの
間隔は、1対の検出ブロックと同じ{n+(1/2)}
λ(nは整数)である。検出コア5Aと5A、又は5B
と5Bとの間隔はnλ(n=1,2,3‥‥)とする。
ているが、マルチギャップ・ヘッド構成にするために
は、磁気スケール1の長手方向に、検出コア5A,5
B,5A,5B‥‥5B,5Aと繰り返し検出コアを並
べ、所定間隔離して配置する。検出コア5Aと5Bとの
間隔は、1対の検出ブロックと同じ{n+(1/2)}
λ(nは整数)である。検出コア5Aと5A、又は5B
と5Bとの間隔はnλ(n=1,2,3‥‥)とする。
【0024】次に図8,図9を参照して具体的なマルチ
ギャップ・ヘッドの構成例について説明する。図8
(a)(b)に検出コアA,Bを示し、図8(c)に可
飽和コアを示す。何れも図6,図7の検出コア5A,5
B、可飽和コア4A,4Bに対応するものである。
ギャップ・ヘッドの構成例について説明する。図8
(a)(b)に検出コアA,Bを示し、図8(c)に可
飽和コアを示す。何れも図6,図7の検出コア5A,5
B、可飽和コア4A,4Bに対応するものである。
【0025】この検出コアは、磁気スケールの幅方向に
対応する長さが11mm,コの字型コアの2つの磁極の
長さが夫々1.2mm、T字型のコアの磁極の幅方向の
長さが2.6mm,高さが6mm,コアの厚みは1.2
mmである。可飽和コアの厚みは0.05mmである。
材質は何れもパーマロイCで構成されている。
対応する長さが11mm,コの字型コアの2つの磁極の
長さが夫々1.2mm、T字型のコアの磁極の幅方向の
長さが2.6mm,高さが6mm,コアの厚みは1.2
mmである。可飽和コアの厚みは0.05mmである。
材質は何れもパーマロイCで構成されている。
【0026】図8において、コアの寸法は紙面の関係上
正確に拡大されて図解されてはいない。また、磁気検出
ヘッドの実際の寸法、形状を把握するために、参考とし
て寸法が記入されているが、本発明はこの寸法によって
限定されるものではない。
正確に拡大されて図解されてはいない。また、磁気検出
ヘッドの実際の寸法、形状を把握するために、参考とし
て寸法が記入されているが、本発明はこの寸法によって
限定されるものではない。
【0027】図9に、図8の検出コア、可飽和コアを使
ってマルチギャップ・ヘッドを構成した場合の可飽和コ
ア幅方向側面図を示す。同図に示すように、コアA(コ
の字型コア)とコアB(T字型コア)は端からコアA,
スペーサ,コアB,スペーサ,の順に並べられ、最後は
コアAで終わる。コアAとコアBの間隔は(1/2)λ
(即ち上記の式{n+(1/2)}λにおいてn=0の
ときの値)、コアAとコアAの間隔はλ(即ち、上記式
nλにおいてn=1のときの値)に設定されている。
ってマルチギャップ・ヘッドを構成した場合の可飽和コ
ア幅方向側面図を示す。同図に示すように、コアA(コ
の字型コア)とコアB(T字型コア)は端からコアA,
スペーサ,コアB,スペーサ,の順に並べられ、最後は
コアAで終わる。コアAとコアBの間隔は(1/2)λ
(即ち上記の式{n+(1/2)}λにおいてn=0の
ときの値)、コアAとコアAの間隔はλ(即ち、上記式
nλにおいてn=1のときの値)に設定されている。
【0028】可飽和コアの両端は、検出コアAの2つの
磁極によって跨ぐ構成になっているので、この検出コア
Aは磁気的に可飽和コアをバイパスする働きをする。こ
の場合、検出コアAの磁気抵抗値は、図8(a)に示す
ように幅0.5mm、長さ5.6mmの一番細い部分で
ほぼ決まる。そうして、断面積は0.5×0.2=0.
1mm2 である。
磁極によって跨ぐ構成になっているので、この検出コア
Aは磁気的に可飽和コアをバイパスする働きをする。こ
の場合、検出コアAの磁気抵抗値は、図8(a)に示す
ように幅0.5mm、長さ5.6mmの一番細い部分で
ほぼ決まる。そうして、断面積は0.5×0.2=0.
1mm2 である。
【0029】これに対して、可飽和コアの磁気抵抗値
は、図8(c)に示すように幅0.5mm、長さ3mm
の一番細い部分で決まる。そうして、断面積は0.5×
0.05×2=0.05mm2 である。可飽和コアは2
つの可飽和コアの直列接続(一体的形成)になっている
ので、3+3=6mmとなり、この値は上記検出コアA
の細い部分の長さ5.6mmとほぼ同じである。
は、図8(c)に示すように幅0.5mm、長さ3mm
の一番細い部分で決まる。そうして、断面積は0.5×
0.05×2=0.05mm2 である。可飽和コアは2
つの可飽和コアの直列接続(一体的形成)になっている
ので、3+3=6mmとなり、この値は上記検出コアA
の細い部分の長さ5.6mmとほぼ同じである。
【0030】材質は、検出コアAも可飽和コアも共にパ
ーマロイCであり、断面積が半分であるから、磁気抵抗
値が断面積に反比例するという法則に従って、検出コア
Aは可飽和コアの約1/2の大きさの磁気抵抗値を持
つ。このことは、雑音磁界ΦNが加わったとき、検出コ
アAと可飽和コアには2対1の割合で雑音磁界ΦNが流
れることになり、可飽和コアに対する雑音磁界ΦNの影
響が少なくなることを意味する。
ーマロイCであり、断面積が半分であるから、磁気抵抗
値が断面積に反比例するという法則に従って、検出コア
Aは可飽和コアの約1/2の大きさの磁気抵抗値を持
つ。このことは、雑音磁界ΦNが加わったとき、検出コ
アAと可飽和コアには2対1の割合で雑音磁界ΦNが流
れることになり、可飽和コアに対する雑音磁界ΦNの影
響が少なくなることを意味する。
【0031】検出コアAと検出コアBをスペーサを間に
挟んで配列した集合体は、図9に示すとおり、夫々両端
または中央で可飽和コアと接続して磁気回路を形成する
ように組み立てられる。同図の場合は、6ギャップのマ
ルチギャップ構成を示しており、検出コアAが4個並列
に接続された構成になっている。
挟んで配列した集合体は、図9に示すとおり、夫々両端
または中央で可飽和コアと接続して磁気回路を形成する
ように組み立てられる。同図の場合は、6ギャップのマ
ルチギャップ構成を示しており、検出コアAが4個並列
に接続された構成になっている。
【0032】従って、バイパスを形成する磁気抵抗の値
は検出コアAが1つの場合の1/4になる。従って、検
出コアAへ迂回する外部からの雑音磁界ΦNが増加する
ので、これによっても外部雑音磁界ΦNの影響を低減で
きる。また、外部磁場は、検出コアの外部より進入する
場合が多いため、外側部にバイパス機能を有する検出コ
アAを配設すると雑音除去の効果を高めることができ
る。
は検出コアAが1つの場合の1/4になる。従って、検
出コアAへ迂回する外部からの雑音磁界ΦNが増加する
ので、これによっても外部雑音磁界ΦNの影響を低減で
きる。また、外部磁場は、検出コアの外部より進入する
場合が多いため、外側部にバイパス機能を有する検出コ
アAを配設すると雑音除去の効果を高めることができ
る。
【0033】なお、このマルチギャップ構成の場合も、
可飽和コアには、励磁巻線と検出巻線が巻かれて磁気ス
ケールの読み取り電圧が検出されると共に、外部から進
入する雑音磁界ΦNは相殺されて出力には現れないよう
にすることは前述のとおりである。
可飽和コアには、励磁巻線と検出巻線が巻かれて磁気ス
ケールの読み取り電圧が検出されると共に、外部から進
入する雑音磁界ΦNは相殺されて出力には現れないよう
にすることは前述のとおりである。
【0034】
【発明の効果】本発明の磁気検出装置は、2つの可飽和
コアを一体化して構成しているため、通過する外部磁場
の磁界量がほぼ同一量となり、外部磁場の影響が低減さ
れる。コの字型のコアAは、可飽和コアに対し磁気的に
バイパスの構成となり、外部磁場が可飽和コア部を通過
せず、コアA部を迂回するので、外部磁場の影響がより
少なくなる。検出コアはAとBの2種類だけであり、可
飽和コアは一体形成されているので構成が簡単である。
従って製造コストが低減できる。
コアを一体化して構成しているため、通過する外部磁場
の磁界量がほぼ同一量となり、外部磁場の影響が低減さ
れる。コの字型のコアAは、可飽和コアに対し磁気的に
バイパスの構成となり、外部磁場が可飽和コア部を通過
せず、コアA部を迂回するので、外部磁場の影響がより
少なくなる。検出コアはAとBの2種類だけであり、可
飽和コアは一体形成されているので構成が簡単である。
従って製造コストが低減できる。
【図1】本発明の磁気検出ヘッドの一実施形態における
要部分解図である。
要部分解図である。
【図2】本発明の磁気検出ヘッドの一実施形態における
検出コアの模式図である。
検出コアの模式図である。
【図3】本発明の磁気検出装置の一実施形態の斜視図で
ある。
ある。
【図4】本発明の磁気検出ヘッドに用いられる可飽和コ
アと、それに巻かれた励磁巻線と検出巻線を示す説明図
である。
アと、それに巻かれた励磁巻線と検出巻線を示す説明図
である。
【図5】本発明の磁気検出ヘッドに用いられる可飽和コ
アに印加される磁界と検出巻線を示す説明図である。
アに印加される磁界と検出巻線を示す説明図である。
【図6】本発明の磁気検出装置の他の実施形態における
要部分解図である。
要部分解図である。
【図7】図6の装置における検出コアの形状を示す模式
図である。
図である。
【図8】本発明のマルチギャップ・ヘッドに用いられる
検出コアと可飽和コアの形状を示す模式図である。
検出コアと可飽和コアの形状を示す模式図である。
【図9】本発明のマルチギャップ・ヘッドの構造を示す
模式図である。
模式図である。
【図10】従来の磁気検出装置の概観を示す斜視図であ
る。
る。
【図11】従来の磁気検出装置の磁気コア部の分解図で
ある。
ある。
【図12】従来の磁気検出装置に用いられている可飽和
コアの構成と巻線の様子を示す説明図である。
コアの構成と巻線の様子を示す説明図である。
【符号の説明】 1 磁気スケール 4A,4B 可飽和コア 5A 検出コアA 5B 検出コアB
Claims (2)
- 【請求項1】 信号磁界を発生する磁気スケールと、少
なくとも1チャネルの磁束応答型の磁気ヘッドを有する
磁気検出装置において、 上記磁気ヘッドは、 上記磁気スケールに対する磁気ヘッドの移動方向と直角
方向に延在し一体形成された2つの可飽和コアからなる
可飽和コア部と、該可飽和コアの延在方向両端に接続す
る2つの磁極を有するコアAと、該可飽和コアの延在方
向中央に接続する1つの磁極を有するコアBとからなる
信号検出コア部を有し、 上記信号検出コアにより、上記一体形成された2つの可
飽和コアの各々に印加する上記信号磁界のベクトルが互
いに反対方向になり、それにより、上記一体形成された
2つの可飽和コアの各々に装着された巻線の出力電圧は
加算され、上記一体形成された2つの可飽和コアに印加
される雑音磁界による出力電圧は、打ち消し合って外部
雑音の影響が除去されるようにしたことを特徴とする磁
気検出装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の磁気検出装置におい
て、上記コアAと上記コアBとをスペーサを介在して複
数組設けてなり、該コアAが可飽和コアの幅方向両端に
配されてなる信号検出コア部を有することを特徴とする
磁気検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21899895A JPH0961192A (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | 磁気検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21899895A JPH0961192A (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | 磁気検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0961192A true JPH0961192A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=16728670
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21899895A Pending JPH0961192A (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | 磁気検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0961192A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6118271A (en) * | 1995-10-17 | 2000-09-12 | Scientific Generics Limited | Position encoder using saturable reactor interacting with magnetic fields varying with time and with position |
-
1995
- 1995-08-28 JP JP21899895A patent/JPH0961192A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6118271A (en) * | 1995-10-17 | 2000-09-12 | Scientific Generics Limited | Position encoder using saturable reactor interacting with magnetic fields varying with time and with position |
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