JPH096149A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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Publication number
JPH096149A
JPH096149A JP7150743A JP15074395A JPH096149A JP H096149 A JPH096149 A JP H096149A JP 7150743 A JP7150743 A JP 7150743A JP 15074395 A JP15074395 A JP 15074395A JP H096149 A JPH096149 A JP H096149A
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JP
Japan
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toner
transfer
transfer medium
intermediate transfer
medium
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Application number
JP7150743A
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English (en)
Inventor
Shinji Hayakawa
慎司 早川
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】転写場所によらず転写効率を一定にすることが
できるカラー画像形成装置を提供する。 【構成】複数の色のトナー像が形成される感光体と、該
感光体と接触させて配設され、各色のトナー像が転写さ
れる中間転写媒体11と、該中間転写媒体11と対向さ
せて配設され、トナー像を記録媒体に転写する転写手段
とを有する。各色のトナー像を重ね合わせて転写媒体に
転写し、カラーのトナー像を形成するための多重転写電
圧をVTRとし、既に転写が行われたトナー像のトナー層
電位をVT とし、転写媒体の帯電電位をVO としたと
き、負の極性のトナー25Y、25M、25C、25K
を使用する場合には、VTR≧240−(VT +VO
〔V〕とし、正の極性のトナー25Y、25M、25
C、25Kを使用する場合には、VTR≦−240−(V
T +VO )〔V〕とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー画像形成装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー画像形成装置として種々の
方式を利用するものが提案されているが、そのうち、電
子写真方式を利用したカラー画像形成装置は、高精細で
印刷速度が高く、ランニングコストが低いことから注目
されている。ところで、電子写真方式を利用したカラー
画像形成装置においては、少なくとも、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)及びシアン(C)の3色のトナ
ーが必要であり、該3色のトナーを重ね合わせ、そのと
きの各色のトナー像の位置、トナーの量等を制御するこ
とによって様々な色を再現するようにしている。
【0003】3色のトナーは、多重転写プロセスにおい
て重ね合わせられ、該多重転写プロセスにおいては、感
光体に形成されたトナー像が、記録媒体、中間転写媒体
等に転写されるようになっている。したがって、感光体
の表面のトナーのすべてを記録媒体、中間転写媒体等に
付着させるのが理想である。ところが、多重転写プロセ
スを行った後の感光体の表面には、記録媒体、中間転写
媒体等に付着させることができなかったトナーが残留し
てしまう。そこで、多重転写プロセスを評価するために
転写効率が使用される。該転写効率は、付着させること
ができたトナーの量が、付着させる前のトナーの量に占
める割合によって表され、値が大きいほど多重転写プロ
セスは良好になる。
【0004】ところが、多重転写プロセスには、図2に
示すような問題がある。図2は従来の転写電圧と転写効
率との関係図である。なお、横軸に転写電圧(絶対値)
〔V〕を、縦軸に転写効率〔%〕を採ってある。図から
分かるように、トナーが無い記録媒体に1層目のトナー
像を転写した場合、最大の転写効率は約98〔%〕にな
るが、1層目のトナー像の上に2層目のトナー像を転写
した場合は、最大の転写効率は95〔%〕に低下し、2
層目のトナー像の上に更に3層目のトナー像を転写した
場合は、最大の転写効率が約75〔%〕に低下する。
【0005】また、1層目及び2層目のトナー像の転写
効率は等しいが、3層目のトナー像の転写効率は極端に
低く、記録媒体、中間転写媒体等に付着させられるトナ
ーの量も、1層目及び2層目のトナー像を転写する場合
と比べると3層目のトナー像を転写する場合は、はるか
に少なくなる。このように、記録媒体、中間転写媒体等
におけるトナー像が転写される場所(以下「転写場所」
という。)によって転写効率が変化し、付着させられる
トナーの量が異なるので、各色の濃度が転写場所によっ
て変化し、色再現性が低下してしまう。
【0006】したがって、多重転写プロセスにおいて
は、転写効率を高くする必要があるだけでなく、転写場
所によらず転写効率を一定にすることが必要である。そ
こで、例えば、イエロー、マゼンタ及びシアンの順にト
ナー像を転写する場合、イエローのトナー像を転写する
ときに印加される転写電圧より、マゼンタのトナー像を
転写するときに印加される転写電圧を高くし、マゼンタ
のトナー像を転写するときに印加される転写電圧より、
シアンのトナー像を転写するときに印加される転写電圧
を高くするようにしている(特開平5−80634号公
報参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のカラー画像形成装置において、転写効率は、転写場
所にトナー像が有るかどうかによって変化するのであっ
て、トナー像が転写される回数によって変化するのでは
ない。したがって、各色のトナー像ごとに転写電圧を変
化させても、良好な効果は得られない。例えば、イエロ
ー、マゼンタ及びシアンの順にトナー像の転写を行った
場合、イエローのトナー像は必ず1層目として転写され
るが、マゼンタのトナー像は転写場所にイエローのトナ
ー像があれば2層目として転写され、また、転写場所に
イエローのトナー像がなければ1層目として転写され
る。これは、イエローのトナー像の有無は、出力される
画像によって決まるからである。
【0008】ここで、図2において、イエローのトナー
像の転写時とマゼンタのトナー像の転写時とで転写電圧
を変化させた場合を考え、イエローのトナー像を転写す
るときに、1層目の転写効率が最大になるように転写電
圧V1 を印加し、マゼンタのトナー像を転写するとき
に、2層目の転写効率が最大になるように転写電圧V2
を印加したと仮定する。
【0009】この場合、イエローのトナー像がある転写
場所にマゼンタのトナー像を転写するときの転写効率
は、点Aで示すように95〔%〕であるが、イエローの
トナー像のない転写場所にマゼンタのトナー像を転写す
るときの転写効率は、点Bで示すように80〔%〕であ
る。このように、転写場所によって転写効率が異なって
しまう。
【0010】そこで、出力される画像をあらかじめ解析
し、トナー像の重なる部分には高い転写電圧を印加し、
トナー像の重ならない部分には低い転写電圧を印加する
方法が考えられる。ところが、この場合、出力される画
像を解析するために新たな回路、機構等が必要になるだ
けでなく、トナー像の重なりの有無の最小単位は1ドッ
トであるので、1ドットごとに転写電圧を制御する必要
がある。
【0011】したがって、カラー画像形成装置の製造コ
ストが高くなるだけでなく、解析、微細な制御等を行う
ために必要な時間が長くなり、画像の出力時間がその分
長くなってしまう。さらに、各色のトナー像を精度良く
重ねることができないので、重ねる必要のあるドットが
重ならなかったり、逆に、重ねる必要のないドットが重
なったりして、画像品位が低下してしまう。
【0012】本発明は、前記従来のカラー画像形成装置
の問題点を解決して、転写場所によらず転写効率を一定
にすることができるカラー画像形成装置を提供すること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のカ
ラー画像形成装置においては、複数の色のトナー像が形
成される感光体と、該感光体と接触させて配設され、各
色のトナー像が転写される中間転写媒体と、該中間転写
媒体と対向させて配設され、トナー像を記録媒体に転写
する転写手段とを有する。
【0014】そして、各色のトナー像を重ね合わせて転
写媒体に転写し、カラーのトナー像を形成するための多
重転写電圧をVTRとし、既に転写が行われたトナー像の
トナー層電位をVT とし、転写媒体の帯電電位をVO
したとき、負の極性のトナーを使用する場合には、 VTR≧240−(VT +VO )〔V〕 とし、正の極性のトナーを使用する場合には、 VTR≦−240−(VT +VO )〔V〕 とする。
【0015】
【作用】本発明によれば、前記のようにカラー画像形成
装置においては、複数の色のトナー像が形成される感光
体と、該感光体と接触させて配設され、各色のトナー像
が転写される中間転写媒体と、該中間転写媒体と対向さ
せて配設され、トナー像を記録媒体に転写する転写手段
とを有する。
【0016】この場合、まず、感光体に各色のトナー像
が形成され、該トナー像は中間転写媒体に逐次転写され
る。次に、トナー像は、転写手段によって記録媒体に転
写され、転写されたトナー像を定着することによってカ
ラー画像が形成される。そして、各色のトナー像を重ね
合わせて転写媒体に転写し、カラーのトナー像を形成す
るための多重転写電圧をVTRとし、既に転写が行われた
トナー像のトナー層電位をVT とし、転写媒体の帯電電
位をVO としたとき、負の極性のトナーを使用する場合
には、 VTR≧240−(VT +VO )〔V〕 とし、正の極性のトナーを使用する場合には、 VTR≦−240−(VT +VO )〔V〕 とする。
【0017】この場合、転写効率を高くすることができ
るので、トナーの消費量を低くすることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の実施例における
カラー画像形成装置の概略図、図3は本発明の実施例に
おける現像装置の拡大図である。図において、11は中
間転写媒体であり、該中間転写媒体11は、導電性基材
41、該導電性基材41の上に形成された弾性抵抗層4
2、及び該弾性抵抗層42の上に必要に応じて形成され
たコート層43から成り、前記導電性基材41には電源
16が接続される。
【0019】前記弾性抵抗層42としては、中間転写媒
体11自体の帯電を避けるために、カーボンを分散した
ものが使用される。そして、前記中間転写媒体11の全
抵抗率が1011〔Ω・cm〕より大きいと、転写後の放
電が大きく、トナーが飛散したり、トナー像の乱れが大
きくなったりする。また、中間転写媒体11の全抵抗率
が104 〔Ω・cm〕以下であると、中間転写媒体11
と接触する部材に電荷が逃げやすく、転写電圧が低くな
り、転写効率が低くなってしまう。したがって、中間転
写媒体11の全抵抗率は105 〜1010〔Ω・cm〕、
好ましくは10 7 〜109 〔Ω・cm〕の範囲に設定す
る。
【0020】本実施例においては、導電性基材41とし
てアルミニウム製の円筒型ドラムを使用し、その上に、
カーボンが分散させられたシリコーンゴムを弾性抵抗層
42としてモールドし、前記シリコーンゴムの表面を離
型性が高いPFA、FEP等のフッ素樹脂によって被覆
した。前記中間転写媒体11に接触させて、感光体とし
ての感光体ドラム21が配設され、該感光体ドラム21
の外周に、帯電装置22、露光装置23、及び各色の現
像装置24Y、24M、24C、24Kが配設される。
また、現像装置24Y、24M、24C、24Kの各ト
ナー収容層内には、各色のトナー25Y、25M、25
C、25Kがそれぞれ収容される。
【0021】円筒ドラム状に形成された感光体ドラム2
1は、導電性支持体44、及び該導電性支持体44の上
に形成された光導電層45から成り、前記導電性支持体
44は接地される。なお、感光体ドラム21として、セ
レン感光体、有機系感光体、酸化亜鉛感光体、アモルフ
ァスシリコン感光体等のいずれも使用することができ
る。
【0022】また、帯電装置22は、感光体ドラム21
に対向させて配設される。本実施例においては、帯電装
置22として、金属軸に導電性のゴムを積層して形成さ
れた接触型の帯電ローラを使用した。なお、帯電ローラ
のほかに導電性の帯電ブレード、非接触型のコロナ放電
器等を使用することもできる。そして、露光装置23
は、画像信号を光に変換し、該光を感光体ドラム21に
照射して露光を行う。前記露光装置23としては、レー
ザ、LEDアレイ等の光源と作像光学系とを組み合わせ
たものを使用することができる。本実施例においては、
光源としてLEDアレイを使用し、作像光学系としてロ
ッドレンズアレイを使用した。
【0023】また、前記現像装置24Y、24M、24
C、24Kにおいては、各トナー担持体26Y、26
M、26C、26Kに吸引されたトナー25Y、25
M、25C、25Kが矢印C方向に搬送され、感光体ド
ラム21に付着し、該感光体ドラム21に形成された静
電潜像を現像する。トナー担持体26Y、26M、26
C、26Kは、導電性基材261Y、261M、261
C、261Kに弾性抵抗層262Y、262M、262
C、262Kを被覆することによって形成され、前記導
電性基材261Y、261M、261C、261Kには
現像バイアスを印加するために電源48が接続される。
なお、前記現像装置24Y、24M、24C、24Kと
しては、二成分磁気ブラシ現像器、一成分磁気ブラシ現
像器、一成分非磁性現像器等を使用することができる。
【0024】前記中間転写媒体11の回転方向における
感光体ドラム21より下流側に、一括転写手段としての
転写ローラ27が中間転写媒体11に対して進退自在に
配設される。前記一括転写手段としては、静電的にトナ
ーを付着させることができるものであればよく、コロナ
放電器又は接触型の導電性の材料を使用することができ
る。
【0025】本実施例においては、転写ローラ27とし
て、金属製支持体51にゴム、スポンジ等の弾性の高い
抵抗材52を積層して形成された導電性ローラを使用し
た。また、必要に応じて該抵抗材52の表面に保護材等
を被覆することもできる。なお、転写ローラ27の金属
製支持体51に電源53が接続され、一括転写工程時に
は、金属製支持体51にトナーの極性とは逆の極性の転
写電圧が印加される。
【0026】また、記録媒体12の搬送方向における中
間転写媒体11より下流側には、定着装置としての加熱
・加圧手段28が配設される。該加熱・加圧手段28
は、記録媒体12を挟んで互いに対向させて配設された
加熱ローラ29及び加圧ローラ30から成る。前記加熱
ローラ29は、記録媒体12におけるトナー像が転写さ
れた表側に対向させて配設され、一定の加圧力で記録媒
体12に圧接される。また、前記加熱ローラ29は、金
属製の中空部材内にハロゲンランプを配設することによ
って形成される。さらに、ガラス、セラミック等の基材
の上にNi−P等から成る発熱抵抗層を積層し、更にそ
の上にTa2 5 、フッ素樹脂等の保護層を積層したも
のを使用することもできる。
【0027】一方、前記加圧ローラ30は、記録媒体1
2におけるトナー像が転写されていない裏側に対向させ
て配設される。また、加圧ローラ30は前記加熱ローラ
29側に付勢され、該加熱ローラ29との間に記録媒体
12を一定の加圧力によって挟む。前記加圧ローラ30
は弾性ローラから成り、金属製のパイプにゴムを積層し
て形成される。本実施例においては、ゴムとしてシリコ
ーンゴムを使用した。 また、前記中間転写媒体11と
転写ローラ27との間に記録媒体12を挿入するため
に、給紙ローラ31が配設される。
【0028】次に、カラー画像形成装置の動作について
説明する。図に示すように、中間転写媒体11と感光体
ドラム21とが図示しない駆動手段によって、それぞれ
矢印A方向及び矢印B方向に一定の周速度で、しかも互
いに同じ周速度で回転させられる。記録のスタート信号
に基づいて、感光体ドラム21が帯電装置22によって
一様にかつ均一に帯電させられる。次に、露光装置23
によって一色目のイエローの画像信号に対応した光が感
光体ドラム21に照射され、静電潜像が形成される。こ
こでは、画像に対応する部分だけに光が照射されるの
で、画像部の電荷が消去され、非画像部の電荷はそのま
ま残される。
【0029】前記感光体ドラム21に接触又は近接させ
てイエローの現像装置24Yが配設され、該現像装置2
4Yによって静電潜像が可視像化され、トナー像にな
る。本実施例においては、反転現像が利用され、トナー
担持体26Yには電源48によってバイアス電圧が印加
される。その結果、前記トナー担持体26Y上の帯電さ
せられたトナー25Yは、静電気力によって感光体ドラ
ム21に吸引され、付着させられる。
【0030】該感光体ドラム21に形成されたイエロー
のトナー像は、電源16の転写電圧による静電気によっ
て、中間転写媒体11に転写される。該中間転写媒体1
1上の画像部の先頭が、感光体ドラム21上のイエロー
のトナー像の先頭に到達すると、イエローのトナー25
Yが中間転写媒体11の移動に応じて感光体ドラム21
上から中間転写媒体11に順次付着させられる。
【0031】そして、中間転写媒体11上の画像部の最
後尾にイエローのトナー25Yが付着させられた時点に
おいて、電源16による転写電圧の印加を一時的に停止
し、図示しない除電ブラシの先端を中間転写媒体11の
非画像部に接触させ、イエローのトナー25Yの転写時
に中間転写媒体11に蓄積された電荷を除去する。前記
感光体ドラム21にイエローのトナー像の最後尾が現像
されると、中間転写媒体11上の画像部の先頭と一致す
るように、感光体ドラム21には二色目のマゼンタのト
ナー像が現像され始める。そして、前記除電とマゼンタ
のトナー像の現像とは並行して行われるので、除電によ
る時間の損失は全くない。
【0032】そして、中間転写媒体11上の画像部の先
頭がマゼンタのトナー像の先頭に到達すると、中間転写
媒体11に一次転写電圧が印加され、該中間転写媒体1
1にマゼンタのトナー像が転写され、イエローのトナー
像の上に重ねられる。同様に、シアン、ブラックの各ト
ナー像も中間転写媒体11に転写され、すべての色のト
ナー像が中間転写媒体11に転写されると、該中間転写
媒体11上にカラーのトナー像が形成される。
【0033】そして、前記中間転写媒体11上の画像部
の先頭が転写ローラ27に近づくと、該転写ローラ27
は、図示しない可動手段によって中間転写媒体11に圧
接させられ、給紙ローラ31によって記録媒体12が給
紙され、中間転写媒体11と転写ローラ27との間に搬
送される。該転写ローラ27には、中間転写媒体11に
形成されたカラーのトナー像の極性とは逆の極性の転写
電圧が電源53によって印加される。したがって、中間
転写媒体11上に形成されたカラーのトナー像は、一括
して記録媒体12に転写される。
【0034】前記中間転写媒体11のカラーのトナー像
が記録媒体12に転写されると、転写ローラ27は中間
転写媒体11から離隔させられ、電源53による転写電
圧の印加が停止される。次に、カラーのトナー像が転写
された記録媒体12は、加熱・加圧手段28によって加
熱され加圧される。すなわち、加熱ローラ29と加圧ロ
ーラ30との間に記録媒体12が挿入されると、該記録
媒体12上のカラーのトナー像のトナー25Y、25
M、25C、25Kは、加熱ローラ29から熱が伝達さ
れて加熱され溶融させられる。そして、加熱・加圧手段
28を通過した記録媒体12上のトナー25Y、25
M、25C、25Kは自然に冷却され、再び固体状態に
戻る。このようにして、カラーのトナー像は記録媒体1
2に定着される。
【0035】そして、該記録媒体12は、カラー画像形
成装置の外に配設された図示しないスタッカに排出され
る。ところで、前記構成のカラー画像形成装置におい
て、各色のトナー像を中間転写媒体11上に重ね合わせ
る多重転写プロセスにおいて、トナー像を転写するとき
の転写効率は、既に中間転写媒体11に付着させられた
トナー25Y、25M、25C、25Kの電位と関係す
る。
【0036】すなわち、帯電させられたトナー25Y、
25M、25C、25Kに転写電界を作用させて静電気
を発生させ、静電気力によってトナー像を転写すること
ができるが、中間転写媒体11にトナー像が既に転写さ
れている場合には、該トナー像のトナー25Y、25
M、25C、25Kが前記転写電界を妨げる方向に電界
を形成する。したがって、次のトナー像を転写するため
の転写電界が弱められ、静電気力が小さくなって転写効
率がその分低くなる。
【0037】なお、トナー25Y、25M、25C、2
5K自身が形成する電界の強さは、中間転写媒体11上
に形成されたトナー層の表面電位の大きさに比例する。
ここで、中間転写媒体11上に形成されたトナー層の表
面電位と、該トナー層の上に重ねてトナー層が形成され
たときの転写効率について説明する。図4は本発明の実
施例における表面電位の概念図、図5は本発明の実施例
における表面電位と転写効率との関係図である。なお、
図5において、横軸に中間転写媒体11上の表面電位
(絶対値)VD 〔V〕を、縦軸に転写効率〔%〕を採っ
てある。
【0038】図において、11は中間転写媒体であり、
該中間転写媒体11は、導電性基材41、該導電性基材
41の上に形成された弾性抵抗層42、及び該弾性抵抗
層42の上に必要に応じて形成されたコート層43から
成り、前記導電性基材41には電源16が接続される。
ここで、前記中間転写媒体11の上に1層以上のトナー
層61が既に形成されている場合を想定し、前記感光体
ドラム21(図1)と中間転写媒体11との間に一次転
写電圧VTR1 を印加し、中間転写媒体11上の表面電位
D を非接触の表面電位計によって測定する。
【0039】この場合、中間転写媒体11上の表面電位
D には、グラウンドと中間転写媒体11の導電性基材
41の表面との間に印加される一次転写電圧VTR1 、導
電性基材41の表面とコート層43の表面との間、すな
わち、弾性抵抗層42及びコート層43の中に形成され
る中間転写媒体11自体の帯電電位VO 、及びトナー層
61のトナー層電位VT が関与する。
【0040】そして、前記表面電位VD は式(1)によ
って表すことができる。 VD =VTR1 +VO +VT ……(1) なお、トナー層61が形成されていない場合、式(1)
中のトナー層電位VTは0〔V〕になる。また、本実施
例においては、中間転写媒体11自体が帯電されること
がないように、カーボンが分散させられたシリコーンゴ
ムを弾性抵抗層42としてモールドするようしているの
で、帯電電位VO もほとんど0〔V〕になる。
【0041】ところで、図5に示すように、中間転写媒
体11の上の表面電位VD の絶対値を常に240〔V〕
以上にすると、転写効率を常に80〔%〕以上にするこ
とができる。ところが、中間転写媒体11上の表面電位
D の絶対値を常に240〔V〕以上にするためには、
前記表面電位VD を常に監視しなければならないので、
センサ、制御回路等が必要になり、コストが高くなって
しまう。
【0042】そこで、本実施例においては、前記式
(1)の表面電位VD を240〔V〕以上にするため
に、式(2)を満たすようにしている。 VD =VTR1 +VT +VO ≧240〔V〕 ∴VTR1 ≧240−(VT +VO )〔V〕 ……(2) 式(2)において、一次転写電圧VTR1 に与える影響が
大きい変数は、トナー層電位VT である。負の極性に帯
電させられたトナー25Y、25M、25C、25Kを
使用した場合、トナー層電位VT は負の電位になるの
で、前記トナー層電位VT が最も低い(負方向に最も高
い)場合に一次転写電圧VTR1 は最も高くなる。そし
て、前記トナー層電位VT は、トナー層61が重ねられ
るのに従って低く(絶対値は大きく)なり、例えば、1
層だけの場合−50〔V〕であったものが2層になると
−200〔V〕になる。したがって、トナー層電位VT
が最も低くなるのは、最後に形成されたトナー層61以
外のすべてのトナー層61が重なっている部分である。
【0043】例えば、負の極性に帯電させられ、同じ帯
電量を持つトナー25Y、25M、25Cを、イエロ
ー、マゼンタ及びシアンの順で使用した場合について考
える。イエローのトナー像を感光体ドラム21から中間
転写媒体11に転写(一次転写)するときは、中間転写
媒体11上にトナー層61は形成されておらず、中間転
写媒体11自体も帯電させられていない。したがって、
トナー層電位VT 及び帯電電位VO はいずれも0〔V〕
になり、240〔V〕以上の一次転写電圧VTR1を印加
した場合に式(2)を満たすことができ、転写効率を常
に80〔%〕以上にすることができる。
【0044】次に、マゼンタのトナー像を転写するとき
には、中間転写媒体11上にイエローのトナー層61が
形成された部分、及びトナー層61が形成されていない
部分が混在する。そして、トナー層61が形成されてい
ない部分においては、トナー層電位VT及び帯電電位V
O はいずれも0〔V〕になり、240〔V〕以上の一次
転写電圧VTR1 を印加した場合に式(2)を満たすこと
ができ、転写効率を常に80〔%〕以上にすることがで
きる。
【0045】ところが、イエローのトナー層61が形成
されている部分においては、イエローのトナー層61に
おけるトナー層電位VT を、例えば、−50〔V〕とす
ると、290〔V〕以上の一次転写電圧VTR1 を印加し
た場合に式(2)を満たすことができ、転写効率を常に
80〔%〕以上にすることができる。したがって、マゼ
ンタのトナー像を転写するときには、290〔V〕以上
の一次転写電圧VTR1 を印加した場合、イエローのトナ
ー層61の有無に関係なく、転写効率を常に80〔%〕
以上にすることができる。
【0046】そして、シアンのトナー像を転写するとき
には、中間転写媒体11上に、イエロー及びマゼンタの
トナー層61が形成された部分、イエロー又はマゼンタ
のトナー層61が形成された部分、及びトナー層61が
形成されていない部分が混在する。そして、トナー層6
1が形成されていない部分においては、トナー層電位V
T及び帯電電位VO はいずれも0〔V〕になり、240
〔V〕以上の一次転写電圧VTR1 を印加した場合に式
(2)を満たすことができ、転写効率を常に80〔%〕
以上にすることができる。
【0047】また、イエロー又はマゼンタのトナー層6
1が形成されている部分においては、イエロー又はマゼ
ンタのトナー層61におけるトナー層電位VT を、例え
ば、−50〔V〕とすると、290〔V〕以上の一次転
写電圧VTR1 を印加した場合に式(2)を満たすことが
でき、転写効率を常に80〔%〕以上にすることができ
る。
【0048】そして、イエロー及びマゼンタのトナー層
61が形成された部分においては、トナー層電位VT
層厚の2乗にほぼ比例することを考えて、イエロー及び
マゼンタのトナー層61におけるトナー層電位VT を、
例えば、−200〔V〕とすると、440〔V〕以上の
一次転写電圧VTR1 を印加した場合に式(2)を満たす
ことができ、転写効率を常に80〔%〕以上にすること
ができる。
【0049】したがって、シアンのトナー像を転写する
ときには、440〔V〕以上の一次転写電圧VTR1 を印
加した場合、イエロー及びマゼンタのトナー層61の有
無に関係なく、転写効率を常に80〔%〕以上にするこ
とができる。このように、最後の転写色であるシアンの
トナー層以外のすべての色のトナー層が重なった部分に
おける一次転写電圧VTR1 の条件は、他の部分における
一次転写電圧VTR1 の条件を包括する。したがって、最
後の転写色のトナー層以外のすべての色のトナー層が重
ねたときのトナー層電位VT をあらかじめ測定してお
き、トナー層電位VT に基づいて一次転写電圧VTR1
設定すると、センサ、制御回路等を配設することなく、
常に80〔%〕以上の転写効率を得ることができる。
【0050】本実施例においては、イエロー、マゼン
タ、シアン及びブラックの4色のトナー25Y、25
M、25C、25Kを使用しているので、例えば、ブラ
ックのトナー像を最後に転写したとすると、イエロー、
マゼンタ及びシアンのトナー層の順に中間転写媒体11
上に重ねて形成し、そのときのトナー層電位VT を測定
し、前記式(2)から必要な一次転写電圧VTR1 を計算
することによって、常に80〔%〕以上の転写効率を得
ることができる。
【0051】さらに、中間転写媒体11の表面電位VD
を320〔V〕以上にして、前述したように一次転写電
圧VTR1 を設定することによって、転写効率を90
〔%〕以上にすることができる。したがって、トナー2
5Y、25M、25C、25Kの消費量を少なくするこ
とができる。なお、前記中間転写媒体11上の表面電位
D を制御する手段としては、一次転写電圧VTR1 を高
くする方法と、トナー層電位VT を低くする方法とが考
えられる。
【0052】前記一次転写電圧VTR1 を高くする方法に
おいては、一次転写電圧VTR1 を高くしたときに、バッ
シェンの放電曲線に示されるような放電が発生して転写
電界を弱める。したがって、無制限に一次転写電圧V
TR1 を高くすることはできない。また、トナー層電位V
T を低くする方法においては、各色のトナー層を薄くす
る方法、各色のトナー25Y、25M、25C、25K
の帯電電荷量を少なくする方法、トナー充填(てん)率
を高くする方法、多重転写プロセスが1色終わるごとに
トナー電荷を除電する方法等が考えられる。
【0053】さらに、転写前の感光体ドラム21の表面
に付着しているトナー25Y、25M、25C、25
K、及び転写後の感光体ドラム21の表面に残留したト
ナー25Y、25M、25C、25Kをそれぞれテープ
によって剥(はく)離し、剥離されたトナー25Y、2
5M、25C、25Kの光学濃度から転写前のトナー量
1 及び残留したトナー量W2 を計算し、次の式(3)
によって転写効率ηを計算することができる。
【0054】 η=(1−W2 /W1 )×100〔%〕 ……(3) 本実施例においては、負の極性に帯電させられたトナー
25Y、25M、25C、25Kを使用する場合につい
て説明しているが、正の極性に帯電させられたトナー2
5Y、25M、25C、25Kを使用する場合には、表
面電位VD を−240〔V〕以下にすることが条件にな
る。したがって、表面電位VD を−240〔V〕以下に
するために、式(4)を満たすようにしている。
【0055】 VD =VTR1 +VT +VO ≦−240〔V〕 ∴VTR1 ≦−240−(VT +VO )〔V〕 ……(4) さらに、4色以上のトナーを使用する場合も、前述した
ような条件で一次転写電圧VTR1 を設定することによっ
て、常に一定の転写効率を得ることができる。また、本
実施例においては、中間転写媒体11において各トナー
像を重ね合わせてカラーのトナー像を形成するようにし
ているが、記録媒体において各トナー像を重ね合わせて
カラーのトナー像を形成することもできる。
【0056】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させるこ
とが可能であり、これらを本発明の範囲から排除するも
のではない。
【0057】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、カラー画像形成装置においては、複数の色のトナ
ー像が形成される感光体と、該感光体と接触させて配設
され、各色のトナー像が転写される中間転写媒体と、該
中間転写媒体と対向させて配設され、トナー像を記録媒
体に転写する転写手段とを有する。
【0058】そして、各色のトナー像を重ね合わせて転
写媒体に転写し、カラーのトナー像を形成するための多
重転写電圧をVTRとし、既に転写が行われたトナー像の
トナー層電位をVT とし、転写媒体の帯電電位をVO
したとき、負の極性のトナーを使用する場合には、 VTR≧240−(VT +VO )〔V〕 とし、正の極性のトナーを使用する場合には、 VTR≦−240−(VT +VO )〔V〕 とする。
【0059】この場合、転写効率を高くすることができ
るので、トナーの消費量を低くすることができる。ま
た、トナー層が重なって形成された部分においても転写
効率を高くすることができるので、転写場所によらず転
写効率を一定にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるカラー画像形成装置の
概略図である。
【図2】従来の転写電圧と転写効率との関係図である。
【図3】本発明の実施例における現像装置の拡大図であ
る。
【図4】本発明の実施例における表面電位の概念図であ
る。
【図5】本発明の実施例における表面電位と転写効率と
の関係図である。
【符号の説明】
11 中間転写媒体 12 記録媒体 21 感光体ドラム 27 転写ローラ 61 トナー層 25Y、25M、25C、25K トナー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)複数の色のトナー像が形成される
    感光体と、(b)該感光体と接触させて配設され、各色
    のトナー像が転写される中間転写媒体と、(c)該中間
    転写媒体と対向させて配設され、トナー像を記録媒体に
    転写する転写手段とを有するとともに、(d)各色のト
    ナー像を重ね合わせて転写媒体に転写し、カラーのトナ
    ー像を形成するための多重転写電圧をVTRとし、既に転
    写が行われたトナー像のトナー層電位をVT とし、転写
    媒体の帯電電位をVO としたとき、負の極性のトナーを
    使用する場合には、 VTR≧240−(VT +VO )〔V〕 とし、正の極性のトナーを使用する場合には、 VTR≦−240−(VT +VO )〔V〕 とすることを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記転写媒体は中間転写媒体である請求
    項1に記載のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記転写媒体は記録媒体である請求項1
    に記載のカラー画像形成装置。
JP7150743A 1995-06-16 1995-06-16 カラー画像形成装置 Pending JPH096149A (ja)

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