JPH0961826A - 液晶表示装置の製造方法 - Google Patents
液晶表示装置の製造方法Info
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- JPH0961826A JPH0961826A JP21361095A JP21361095A JPH0961826A JP H0961826 A JPH0961826 A JP H0961826A JP 21361095 A JP21361095 A JP 21361095A JP 21361095 A JP21361095 A JP 21361095A JP H0961826 A JPH0961826 A JP H0961826A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 液晶表示装置に関し、液晶材料のプレチルト
角を大きくすることを課題とする。 【解決手段】 少なくともいずれか一方に配向処理を施
した一対の基板を用意する工程と、一対の基板を対向配
置して基板間に液晶材料を注入する工程と、基板間に電
界を印加した状態で、基板間の液晶材料を等方相から液
晶相に相転移させる工程とを含む。
角を大きくすることを課題とする。 【解決手段】 少なくともいずれか一方に配向処理を施
した一対の基板を用意する工程と、一対の基板を対向配
置して基板間に液晶材料を注入する工程と、基板間に電
界を印加した状態で、基板間の液晶材料を等方相から液
晶相に相転移させる工程とを含む。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示装置の製造
方法に関し、特にプレチルトを持つ液晶材料を有する液
晶表示装置の製造方法に関する。
方法に関し、特にプレチルトを持つ液晶材料を有する液
晶表示装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来技術による液晶表示装置の
製造方法を説明するための、液晶表示装置の断面図であ
る。
製造方法を説明するための、液晶表示装置の断面図であ
る。
【0003】図9(A)は、空セルの作製工程を示す。
まず、ガラス基板51を用意し、ガラス基板51の上に
配向膜53を形成する。次に、配向膜53に対して、光
配向処理を行う。以上のようにして、2枚の基板1を作
製し、対向配置する。2枚の基板1は、配向処理方向を
お互いに90°ずらせば、90°ねじれたツイストネマ
チック液晶セルを作製することができる。2枚の基板1
の間に、ギャップコントロール剤(図示せず)を挟み、
基板間のギャップを所定値にする。
まず、ガラス基板51を用意し、ガラス基板51の上に
配向膜53を形成する。次に、配向膜53に対して、光
配向処理を行う。以上のようにして、2枚の基板1を作
製し、対向配置する。2枚の基板1は、配向処理方向を
お互いに90°ずらせば、90°ねじれたツイストネマ
チック液晶セルを作製することができる。2枚の基板1
の間に、ギャップコントロール剤(図示せず)を挟み、
基板間のギャップを所定値にする。
【0004】図9(B)は、液晶注入工程を示す。空セ
ルを加熱し、アイソトロピック相(等方相)の液晶材料
57を基板51間に注入する。液晶注入する際、液晶材
料57をN−I(ネマチック−アイソトロピック)相転
移温度以上まで加熱することにより、アイソトロピック
相にする。
ルを加熱し、アイソトロピック相(等方相)の液晶材料
57を基板51間に注入する。液晶注入する際、液晶材
料57をN−I(ネマチック−アイソトロピック)相転
移温度以上まで加熱することにより、アイソトロピック
相にする。
【0005】図9(C)は、液晶セルの冷却工程を示
す。高温状態にある液晶セルを徐冷し、液晶材料57を
ネマチック相(液晶相)にする。液晶材料57は、N−
I相転移温度以下まで冷却することにより、ネマチック
相になる。基板51上の配向力が弱くても、アイソトロ
ピック相から徐冷するすることにより、均一な配向が得
られる。
す。高温状態にある液晶セルを徐冷し、液晶材料57を
ネマチック相(液晶相)にする。液晶材料57は、N−
I相転移温度以下まで冷却することにより、ネマチック
相になる。基板51上の配向力が弱くても、アイソトロ
ピック相から徐冷するすることにより、均一な配向が得
られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図9(A)において、
ガラス基板51上の配向膜53に光配向処理を行うこと
を示した。光配向処理を行う方法として、以下に示す光
偏光記憶膜を用いる方法が発表されている。
ガラス基板51上の配向膜53に光配向処理を行うこと
を示した。光配向処理を行う方法として、以下に示す光
偏光記憶膜を用いる方法が発表されている。
【0007】ジアゾアミン染料をドープしたシリコン
ポリイミドを用いる方法(Wayne MGibbons 等, NATURE
Vol.351 (1991) P49 )。 アゾ染料をドープしたPVA(ポリビニルアルコー
ル)を用いる方法(飯村靖文等, 第18回液晶討論会−
日本化学会第64秋期年会−, p34,平成4年9月11日
発行, 社団法人日本化学会; Jpn J. Appl. Phys. Vol.
32 (1993) pp.L93-L96)。
ポリイミドを用いる方法(Wayne MGibbons 等, NATURE
Vol.351 (1991) P49 )。 アゾ染料をドープしたPVA(ポリビニルアルコー
ル)を用いる方法(飯村靖文等, 第18回液晶討論会−
日本化学会第64秋期年会−, p34,平成4年9月11日
発行, 社団法人日本化学会; Jpn J. Appl. Phys. Vol.
32 (1993) pp.L93-L96)。
【0008】光重合フォトポリマーを用いる方法(Ma
rtin Schadt 等, Jpn. J. Appl. Phys. Vol.31 (1992)
pp.2155-2164)。 ポリビニル4−メトキシシンナメート(PVC)膜に
偏光を照射することにより、偏光方向と直交する方向に
液晶を水平配向させる方法。
rtin Schadt 等, Jpn. J. Appl. Phys. Vol.31 (1992)
pp.2155-2164)。 ポリビニル4−メトキシシンナメート(PVC)膜に
偏光を照射することにより、偏光方向と直交する方向に
液晶を水平配向させる方法。
【0009】PVC膜に対し、基板の法線方向から偏
向光を照射し、さらに基板の法線に対し一定の角度でか
つ前記偏光方向と直交(方位角方向)する方向から偏向
光を照射することによりプレチルト角を有する配向を与
える方法。
向光を照射し、さらに基板の法線に対し一定の角度でか
つ前記偏光方向と直交(方位角方向)する方向から偏向
光を照射することによりプレチルト角を有する配向を与
える方法。
【0010】図9(C)において、液晶セルを冷却する
と、ネマチック相の液晶分子57は、配向処理方法に応
じてプレチルトを有する。上記〜の配向処理方法で
は、プレチルトはほとんど生じない。の方法では、わ
ずかにプレチルトが生じるものの、そのプレチルト角は
極めて小さい。
と、ネマチック相の液晶分子57は、配向処理方法に応
じてプレチルトを有する。上記〜の配向処理方法で
は、プレチルトはほとんど生じない。の方法では、わ
ずかにプレチルトが生じるものの、そのプレチルト角は
極めて小さい。
【0011】プレチルトとは、基板間に電圧を印加して
いない際、液晶分子の長軸方向の一端が基板面に対して
持ち上がった状態をいう。プレチルト角とは、基板間に
電圧を印加していない際、基板面と液晶分子の長軸との
間の角度をいう。
いない際、液晶分子の長軸方向の一端が基板面に対して
持ち上がった状態をいう。プレチルト角とは、基板間に
電圧を印加していない際、基板面と液晶分子の長軸との
間の角度をいう。
【0012】プレチルトを持つ液晶分子は、基板間に電
圧が印加されると、基板面に対して持ち上がっている一
端側より立ち上がる。全ての液晶分子が同じ向きのプレ
チルトを持っていれば、液晶分子は全て同じ方向に立ち
上がる。
圧が印加されると、基板面に対して持ち上がっている一
端側より立ち上がる。全ての液晶分子が同じ向きのプレ
チルトを持っていれば、液晶分子は全て同じ方向に立ち
上がる。
【0013】これに対し、プレチルトを持たない液晶分
子は、長軸方向のいずれの端部から立ち上がるかが定ま
らない。全ての液晶分子がプレチルトを持たない、また
は極めて小さなプレチルト角であるとき、長軸方向のあ
る一端から立ち上がる液晶分子の領域と他端から立ち上
がる液晶分子の領域が生じる。その領域の境界では、液
晶表示画面上において線欠陥(リバースチルトディスク
リネーションライン)が現れやすい。
子は、長軸方向のいずれの端部から立ち上がるかが定ま
らない。全ての液晶分子がプレチルトを持たない、また
は極めて小さなプレチルト角であるとき、長軸方向のあ
る一端から立ち上がる液晶分子の領域と他端から立ち上
がる液晶分子の領域が生じる。その領域の境界では、液
晶表示画面上において線欠陥(リバースチルトディスク
リネーションライン)が現れやすい。
【0014】特に、印加電圧が液晶セルのしきい値付近
において、リバースチルトディスクリネーションライン
が発生し易い。また、印加電圧の変化や時間経過によ
り、リバースチルトディスクリネーションラインの位置
が変化するため、線欠陥の存在が肉眼で認識できる。さ
らに、光散乱の発生や、コントラストの低下も生じるた
め、液晶表示装置として著しく表示品質を低下させるこ
とになる。
において、リバースチルトディスクリネーションライン
が発生し易い。また、印加電圧の変化や時間経過によ
り、リバースチルトディスクリネーションラインの位置
が変化するため、線欠陥の存在が肉眼で認識できる。さ
らに、光散乱の発生や、コントラストの低下も生じるた
め、液晶表示装置として著しく表示品質を低下させるこ
とになる。
【0015】本発明の目的は、大きなプレチルト角を持
つ液晶材料を有する液晶表示装置の製造方法を提供する
ことである。
つ液晶材料を有する液晶表示装置の製造方法を提供する
ことである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明による液晶表示装
置の製造方法は、少なくともいずれか一方に配向処理を
施した一対の基板を用意する工程と、一対の基板を対向
配置して基板間に液晶材料を注入する工程と、基板間に
電界または磁界を印加した状態で、基板間の液晶材料を
等方相から液晶相に相転移させる工程とを含む。
置の製造方法は、少なくともいずれか一方に配向処理を
施した一対の基板を用意する工程と、一対の基板を対向
配置して基板間に液晶材料を注入する工程と、基板間に
電界または磁界を印加した状態で、基板間の液晶材料を
等方相から液晶相に相転移させる工程とを含む。
【0017】基板間に電界または磁界を印加した状態
で、基板間の液晶材料を等方相から液晶相に相転移させ
ることにより、大きなプレチルト角を持つ液晶表示装置
を製造することができる。
で、基板間の液晶材料を等方相から液晶相に相転移させ
ることにより、大きなプレチルト角を持つ液晶表示装置
を製造することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1(A)から図6(E)までを
順に参照して、本発明の実施例による液晶表示装置の製
造方法を説明する。まず、液晶表示装置に用いる基板の
作製方法を説明する。
順に参照して、本発明の実施例による液晶表示装置の製
造方法を説明する。まず、液晶表示装置に用いる基板の
作製方法を説明する。
【0019】図2は、基板の作製工程を説明するため
の、基板の断面図である。ガラス基板1を用意し、ガラ
ス基板1の上にインジウム錫酸化物(ITO)膜2を形
成する。ITO膜2は、透明導電膜である。さらに、I
TO膜2の上に、配向膜3を形成する。配向膜3は、例
えばPVC(ポリビニルシンナメート)膜である。
の、基板の断面図である。ガラス基板1を用意し、ガラ
ス基板1の上にインジウム錫酸化物(ITO)膜2を形
成する。ITO膜2は、透明導電膜である。さらに、I
TO膜2の上に、配向膜3を形成する。配向膜3は、例
えばPVC(ポリビニルシンナメート)膜である。
【0020】ITO膜2は、例えば、スパッタリングや
蒸着法により形成できる。配向膜3の形成方法を、以下
説明する。まず、PVCを、モノクロロベンゼンとジク
ロロメタンの混合溶剤に2wt%溶解する。このPVC
溶液を、スピナにてガラス基板1に塗布する。100℃
で1時間乾燥させ、膜厚約1000ÅのPVC膜3を形
成する。
蒸着法により形成できる。配向膜3の形成方法を、以下
説明する。まず、PVCを、モノクロロベンゼンとジク
ロロメタンの混合溶剤に2wt%溶解する。このPVC
溶液を、スピナにてガラス基板1に塗布する。100℃
で1時間乾燥させ、膜厚約1000ÅのPVC膜3を形
成する。
【0021】PVC膜3は、光偏光記憶膜の一種であ
り、光配向処理を行うことにより、基板面に配向構造を
形成することができる。光配向処理は、後に、図4を参
照しながら説明する。
り、光配向処理を行うことにより、基板面に配向構造を
形成することができる。光配向処理は、後に、図4を参
照しながら説明する。
【0022】図2では簡略化してITO膜2を示してあ
るが、実際上、ITO膜2は基板1上に形成される薄膜
トランジスタに接続される画素電極であり、画素毎に分
離して設けられている。なお、基板1上に複数のセグメ
ント電極やコモン電極を形成したり、基板1上の全面に
ITO膜2を形成してもよい。
るが、実際上、ITO膜2は基板1上に形成される薄膜
トランジスタに接続される画素電極であり、画素毎に分
離して設けられている。なお、基板1上に複数のセグメ
ント電極やコモン電極を形成したり、基板1上の全面に
ITO膜2を形成してもよい。
【0023】図3は、画素電極を有する基板1の構成例
を示す。ガラス基板1a上に配線または電極2a、画素
電極2b、薄膜トランジスタQが形成されている。電極
2aと画素電極2bは、図2のITO膜2に相当する。
配線2aはトランジスタQを介して画素電極2bに接続
される。たとえば、配線2aと画素電極2bはITO膜
で形成し、薄膜トランジスタの電極部はドープドポリシ
リコン、チャンネル部はポリシリコン、ゲート絶縁膜は
シリコン酸化膜で形成する。
を示す。ガラス基板1a上に配線または電極2a、画素
電極2b、薄膜トランジスタQが形成されている。電極
2aと画素電極2bは、図2のITO膜2に相当する。
配線2aはトランジスタQを介して画素電極2bに接続
される。たとえば、配線2aと画素電極2bはITO膜
で形成し、薄膜トランジスタの電極部はドープドポリシ
リコン、チャンネル部はポリシリコン、ゲート絶縁膜は
シリコン酸化膜で形成する。
【0024】図4は、光配向処理工程を示す図である。
光配向処理は、基板1表面上のPVC膜3に、2回の光
照射(第1照射、第2照射)を行う。以下、詳細に説明
する。
光配向処理は、基板1表面上のPVC膜3に、2回の光
照射(第1照射、第2照射)を行う。以下、詳細に説明
する。
【0025】図4(A)は、PVC膜3への第1照射方
法を示す図である。ガラス基板1は、その表面にPVC
膜3が形成されている。基板面を、x軸とy軸を含むx
y平面とし、基板法線方向をz軸とする。
法を示す図である。ガラス基板1は、その表面にPVC
膜3が形成されている。基板面を、x軸とy軸を含むx
y平面とし、基板法線方向をz軸とする。
【0026】PVC膜3に、第1照射光S1を50秒照
射する。例えば、高圧水銀灯を用いて光照射する。照射
エネルギは1.5J/cm2 であり、第1照射光S1の
波長は313nmである。
射する。例えば、高圧水銀灯を用いて光照射する。照射
エネルギは1.5J/cm2 であり、第1照射光S1の
波長は313nmである。
【0027】第1照射光S1は、z軸方向の光であり、
偏光方向αの直線偏光光である。偏光方向αは、y軸方
向である。図4(B)は、PVC膜3への第2照射方法
を示す図である。PVC膜3に、第2照射光S2を5秒
照射する。第2照射光S2は、第1照射光S1に比べ、
照射方向と偏光方向のみが異なり、照射エネルギおよび
光波長は同じである。
偏光方向αの直線偏光光である。偏光方向αは、y軸方
向である。図4(B)は、PVC膜3への第2照射方法
を示す図である。PVC膜3に、第2照射光S2を5秒
照射する。第2照射光S2は、第1照射光S1に比べ、
照射方向と偏光方向のみが異なり、照射エネルギおよび
光波長は同じである。
【0028】第2照射光S2は、基板法線方向(z軸方
向)に対し入射角(極角)θ=45°を持つ、偏光方向
βの直線偏光光である。偏光方向βは、xz面内の方向
であり、第1照射光S1の偏光方向αと直交する方向で
ある。
向)に対し入射角(極角)θ=45°を持つ、偏光方向
βの直線偏光光である。偏光方向βは、xz面内の方向
であり、第1照射光S1の偏光方向αと直交する方向で
ある。
【0029】図4(C)は、第1照射および第2照射に
より生成される液晶分子の配向方向DRを示す図であ
る。配向膜3の上に液晶材料を満たした際、配向膜3と
液晶材料との界面における液晶分子は、長軸が矢印DR
の方向に配向する。
より生成される液晶分子の配向方向DRを示す図であ
る。配向膜3の上に液晶材料を満たした際、配向膜3と
液晶材料との界面における液晶分子は、長軸が矢印DR
の方向に配向する。
【0030】配向方向DRは、第2照射光S1の偏光方
向αと直交する方向であり、xz面内の方向である。配
向方向DRの極角δは、第2照射光S2の入射光θに依
存する。入射角θが大きいほど、極角δが大きくなる。
言い換えると、入射角θが大きいほど、液晶分子のプレ
チルト角(90°−δ)が小さくなる。
向αと直交する方向であり、xz面内の方向である。配
向方向DRの極角δは、第2照射光S2の入射光θに依
存する。入射角θが大きいほど、極角δが大きくなる。
言い換えると、入射角θが大きいほど、液晶分子のプレ
チルト角(90°−δ)が小さくなる。
【0031】次に、以上作製した基板を2枚用いて、液
晶表示装置を製造する方法を説明する。図1(A)は、
空セルの作製工程を示す図である。ガラス基板1の表面
には、ITO膜2と配向膜(PVC膜)3が形成されて
いる。この基板1を2枚用意し、ギャップコントロール
剤(図示せず)を挟んで、対向配置する。基板間のギャ
ップは、ギャップコントロール剤により5μmに固定さ
れる。
晶表示装置を製造する方法を説明する。図1(A)は、
空セルの作製工程を示す図である。ガラス基板1の表面
には、ITO膜2と配向膜(PVC膜)3が形成されて
いる。この基板1を2枚用意し、ギャップコントロール
剤(図示せず)を挟んで、対向配置する。基板間のギャ
ップは、ギャップコントロール剤により5μmに固定さ
れる。
【0032】なお、2枚の基板は、上述の光配向処理の
方向が異なる。一方の基板の配向処理方向は、他方に比
べて、基板面内において90°ずれている。これは、9
0°ねじれたツイストネマチック液晶層を作製するため
である。
方向が異なる。一方の基板の配向処理方向は、他方に比
べて、基板面内において90°ずれている。これは、9
0°ねじれたツイストネマチック液晶層を作製するため
である。
【0033】図1(B)は、空セルを高温通電する工程
を示す図である。上記工程により作製した空セルを、高
温槽6に入れる。高温槽6は、ヒータを有し、空セルを
N−I相転移点以上に加熱する。N−I相転移点は、後
の工程で基板間に注入する液晶材料の相転移点である。
を示す図である。上記工程により作製した空セルを、高
温槽6に入れる。高温槽6は、ヒータを有し、空セルを
N−I相転移点以上に加熱する。N−I相転移点は、後
の工程で基板間に注入する液晶材料の相転移点である。
【0034】交流電源5は、一対の基板1にそれぞれ形
成されるITO膜2の間に接続される。基板1に画素電
極2を形成する場合(図3)は、全画素に対応する薄膜
トランジスタをオンにし、全画素電極2に電圧を印加す
る。セグメント電極、コモン電極の場合も全電極に通電
する。
成されるITO膜2の間に接続される。基板1に画素電
極2を形成する場合(図3)は、全画素に対応する薄膜
トランジスタをオンにし、全画素電極2に電圧を印加す
る。セグメント電極、コモン電極の場合も全電極に通電
する。
【0035】空セルに交流電源5を接続し、20V、6
4Hzの方形波交流電圧を基板間に印加する。ここで、
液晶セルのしきい値は1.7Vである。印加電圧値は、
液晶セルのしきい値の10倍程度が好ましい。
4Hzの方形波交流電圧を基板間に印加する。ここで、
液晶セルのしきい値は1.7Vである。印加電圧値は、
液晶セルのしきい値の10倍程度が好ましい。
【0036】図5(C)は、基板間に液晶材料を注入す
る工程を示す図である。空セルを高温槽6に入れたまま
の状態で、カイラル剤を含むフッ素型混合ネマティック
液晶材料(N−I相転移点98℃)7を加熱し、アイソ
トロピック状態で、対向配置した基板間に注入する。基
板間への液晶注入は、真空注入、毛細管注入等の方法に
よって行なえる。液晶注入した後、液晶注入口をシール
材等で封止する。
る工程を示す図である。空セルを高温槽6に入れたまま
の状態で、カイラル剤を含むフッ素型混合ネマティック
液晶材料(N−I相転移点98℃)7を加熱し、アイソ
トロピック状態で、対向配置した基板間に注入する。基
板間への液晶注入は、真空注入、毛細管注入等の方法に
よって行なえる。液晶注入した後、液晶注入口をシール
材等で封止する。
【0037】図5(D)は、液晶セルを通電冷却する工
程を示す図である。高温状態にある液晶セルを高温槽6
から取り出し、交流電源5により基板間に電界を印加し
たままの状態で、相転移温度以下(例えば室温)まで徐
冷する。液晶材料7は、相転移温度以下まで冷却される
と、アイソトロピック相からネマチック相に相転移す
る。
程を示す図である。高温状態にある液晶セルを高温槽6
から取り出し、交流電源5により基板間に電界を印加し
たままの状態で、相転移温度以下(例えば室温)まで徐
冷する。液晶材料7は、相転移温度以下まで冷却される
と、アイソトロピック相からネマチック相に相転移す
る。
【0038】液晶分子7は、基板1の配向処理方法、か
つ交流電源9による電界に応じて、配向方向が決まる。
電界をかけない場合には、基板の配向処理方法のみによ
って配向方向が決まる。しかし、電界をかけない場合
は、液晶分子7のチルト角は極めて小さい。
つ交流電源9による電界に応じて、配向方向が決まる。
電界をかけない場合には、基板の配向処理方法のみによ
って配向方向が決まる。しかし、電界をかけない場合
は、液晶分子7のチルト角は極めて小さい。
【0039】交流電源9により電界をかけながら液晶セ
ルを徐冷すると、液晶分子7は立ち上がった状態で配向
する。この際の液晶分子7のチルト角は、大きいものと
なる。
ルを徐冷すると、液晶分子7は立ち上がった状態で配向
する。この際の液晶分子7のチルト角は、大きいものと
なる。
【0040】図6(E)は、電界除去の工程を示す図で
ある。液晶材料7を十分に冷却した後、基板間に接続さ
れていた交流電源9(図5(D))を外し、電界をオフ
にする。電界がオフになると、液晶分子7のチルト角は
小さくなる。ただし、このチルト角は、従来技術(図9
(C))に示したように、電界をかけずに液晶分子を配
向させたときのものより大きい。基板間の液晶分子7
は、適度なプレチルト角を有する均一配向状態となる。
ある。液晶材料7を十分に冷却した後、基板間に接続さ
れていた交流電源9(図5(D))を外し、電界をオフ
にする。電界がオフになると、液晶分子7のチルト角は
小さくなる。ただし、このチルト角は、従来技術(図9
(C))に示したように、電界をかけずに液晶分子を配
向させたときのものより大きい。基板間の液晶分子7
は、適度なプレチルト角を有する均一配向状態となる。
【0041】基板間の液晶分子7のプレチルト角は、交
流電源9による電界条件および基板1の配向処理方法に
より制御することができる。例えば、基板間に高電圧を
印加するほど、プレチルト角は大きくなる。
流電源9による電界条件および基板1の配向処理方法に
より制御することができる。例えば、基板間に高電圧を
印加するほど、プレチルト角は大きくなる。
【0042】ただし、印加電圧が小さすぎると、プレチ
ルト角はあまり大きくならない。逆に、印加電圧が大き
すぎると、ツイストネマチック液晶層7のツイスト角が
所望のものからずれてしまう。印加電圧は、液晶セルの
しきい値電圧の10倍程度が好ましい。例えば、しきい
値の2〜20倍程度とする。周波数と波形は、種々のも
のを用いることができる。交流でなく、直流でもよい。
ルト角はあまり大きくならない。逆に、印加電圧が大き
すぎると、ツイストネマチック液晶層7のツイスト角が
所望のものからずれてしまう。印加電圧は、液晶セルの
しきい値電圧の10倍程度が好ましい。例えば、しきい
値の2〜20倍程度とする。周波数と波形は、種々のも
のを用いることができる。交流でなく、直流でもよい。
【0043】なお、図5(C)において、基板間に液晶
材料7を注入する際、液晶材料7はアイソトロピック状
態でなく、ネマチック状態でもよい。その場合、ネマチ
ック状態で基板間に液晶を注入した後、液晶セルを十分
N−I相転移温度よりも高い温度に加熱し、基板間に電
界を加えた状態で、徐冷すればよい。N−I点よりも十
分高い温度に加熱すれば、基板表面に吸着した液晶分子
も自由運動が可能となり、メモリ効果を消滅できる。
材料7を注入する際、液晶材料7はアイソトロピック状
態でなく、ネマチック状態でもよい。その場合、ネマチ
ック状態で基板間に液晶を注入した後、液晶セルを十分
N−I相転移温度よりも高い温度に加熱し、基板間に電
界を加えた状態で、徐冷すればよい。N−I点よりも十
分高い温度に加熱すれば、基板表面に吸着した液晶分子
も自由運動が可能となり、メモリ効果を消滅できる。
【0044】また、基板間に注入する液晶材料に、必ず
しもカイラル剤を添加する必要はない。さらに、ツイス
トネマチック液晶層のツイスト角は、90°より大きく
ても小さくてもよい。スーパーツイストネマチック液晶
層を形成するようにしてもよい。
しもカイラル剤を添加する必要はない。さらに、ツイス
トネマチック液晶層のツイスト角は、90°より大きく
ても小さくてもよい。スーパーツイストネマチック液晶
層を形成するようにしてもよい。
【0045】図7は、図1(B)の電界印加を行う代わ
りに、磁界印加を行う工程を示す。一対の基板1間に、
磁界Hをかける。磁界は、例えばコイルに電流を流すこ
とにより発生させることができる。基板間に磁界をかけ
た状態で、空セルを高温槽6の中に配置する。その後、
前述と同様に、液晶材料を基板間に注入し、冷却し、そ
の後磁界を0にすれば、プレチルト角の大きな液晶分子
が基板間で配向する。
りに、磁界印加を行う工程を示す。一対の基板1間に、
磁界Hをかける。磁界は、例えばコイルに電流を流すこ
とにより発生させることができる。基板間に磁界をかけ
た状態で、空セルを高温槽6の中に配置する。その後、
前述と同様に、液晶材料を基板間に注入し、冷却し、そ
の後磁界を0にすれば、プレチルト角の大きな液晶分子
が基板間で配向する。
【0046】磁界についても、電界と同様に、種々のパ
ラメータを用いることができる。磁界を用いた場合に
は、さらに、磁界を印加する角度を任意に制御すること
ができるので、磁界の印加角度によりプレチルト角を調
整することができる。磁界の大きさは液晶セルのしきい
値磁界の10倍程度、磁界の方向は基板法線方向に対し
て0°〜45°の範囲が好ましい。
ラメータを用いることができる。磁界を用いた場合に
は、さらに、磁界を印加する角度を任意に制御すること
ができるので、磁界の印加角度によりプレチルト角を調
整することができる。磁界の大きさは液晶セルのしきい
値磁界の10倍程度、磁界の方向は基板法線方向に対し
て0°〜45°の範囲が好ましい。
【0047】以上は、配向膜3としてPVC膜を用い、
光配向処理を行う場合について述べたが、その他の配向
膜を用いて、それに応じた配向処理を行ってもよい。例
えば、ラビングポリイミド膜、斜方蒸着膜、ラングミュ
ア・ブロジェット(LB)膜、SiO2 膜、延伸高分子
膜等を用いて配向構造を作製してもよい。
光配向処理を行う場合について述べたが、その他の配向
膜を用いて、それに応じた配向処理を行ってもよい。例
えば、ラビングポリイミド膜、斜方蒸着膜、ラングミュ
ア・ブロジェット(LB)膜、SiO2 膜、延伸高分子
膜等を用いて配向構造を作製してもよい。
【0048】配向処理は、必ずしも一対の基板の両方に
行う必要はない。片方の基板のみに、配向処理を行った
場合でも、液晶分子を均一配向状態にすることができ
る。また、液晶分子を均一配向する場合について述べた
が、液晶分子を分割配向することもできる。
行う必要はない。片方の基板のみに、配向処理を行った
場合でも、液晶分子を均一配向状態にすることができ
る。また、液晶分子を均一配向する場合について述べた
が、液晶分子を分割配向することもできる。
【0049】図8は、分割配向の基板を作製する方法を
示す。代表例として、図8(C)に示すような2分割配
向の場合を例にとって説明する。液晶表示装置LCDは
行列状に配置された多数の画素PXを含む。各画素PX
は、たとえば正方形等の矩形であり、配向方向が逆の2
つのサブ画素領域PXa、PXbからなる。
示す。代表例として、図8(C)に示すような2分割配
向の場合を例にとって説明する。液晶表示装置LCDは
行列状に配置された多数の画素PXを含む。各画素PX
は、たとえば正方形等の矩形であり、配向方向が逆の2
つのサブ画素領域PXa、PXbからなる。
【0050】図8(A)と図8(B)は、基板を作製す
る工程を示す。まず、前述と同様に、ガラス基板1の上
にITO膜2および配向膜3を形成する。ただし、配向
膜3は、例えばポリイミド膜である。以下、配向処理と
して、ラビング処理を例にとって説明するが、その他の
配向処理を採用することもできる。
る工程を示す。まず、前述と同様に、ガラス基板1の上
にITO膜2および配向膜3を形成する。ただし、配向
膜3は、例えばポリイミド膜である。以下、配向処理と
して、ラビング処理を例にとって説明するが、その他の
配向処理を採用することもできる。
【0051】次に、配向膜3の上に一方のサブ画素領域
PXaを覆い、他方のサブ画素領域PXbを露出するフ
ォトレジストパターンMK1を形成する。フォトレジス
トパターンMK1は、一般的なフォトレジスト、たとえ
ば東京応化製OFPR800をスピンコートやロールコ
ートで基板上に塗布し、露光、現像により不要領域を除
去して形成する。
PXaを覆い、他方のサブ画素領域PXbを露出するフ
ォトレジストパターンMK1を形成する。フォトレジス
トパターンMK1は、一般的なフォトレジスト、たとえ
ば東京応化製OFPR800をスピンコートやロールコ
ートで基板上に塗布し、露光、現像により不要領域を除
去して形成する。
【0052】まず、図8(A)で示すように、ラビング
ローラRRを矢印R1の方向(時計回り方向)に回転し
ながらフォトレジスト膜MK1が形成された基板1上を
擦り、ラビングローラRRと基板1を相対的に矢印T1
の方向に移動させ、配向膜3にラビング処理を行なう。
このラビング工程により、フォトレジスト膜MK1で覆
われず、配向膜3の露出した領域のみが図の右から左に
向かう方向を配向方向としてラビングされる。
ローラRRを矢印R1の方向(時計回り方向)に回転し
ながらフォトレジスト膜MK1が形成された基板1上を
擦り、ラビングローラRRと基板1を相対的に矢印T1
の方向に移動させ、配向膜3にラビング処理を行なう。
このラビング工程により、フォトレジスト膜MK1で覆
われず、配向膜3の露出した領域のみが図の右から左に
向かう方向を配向方向としてラビングされる。
【0053】次に、図8(A)のフォトレジスト膜MK
1を除去して、新たなフォトレジスト膜を塗布する。図
8(B)に示すようにすでにラビングを行ったサブ画素
領域PXbを覆い、他のサブ画素領域PXaを露出する
ようにフォトレジスト膜をパターニングしてフォトレジ
ストパターンMK2を形成する。
1を除去して、新たなフォトレジスト膜を塗布する。図
8(B)に示すようにすでにラビングを行ったサブ画素
領域PXbを覆い、他のサブ画素領域PXaを露出する
ようにフォトレジスト膜をパターニングしてフォトレジ
ストパターンMK2を形成する。
【0054】今度はラビングローラRRを矢印R2で示
す逆方向(反時計回り方向)に回転しながら基板1上を
擦り、基板1とラビングローラRRとを矢印T2で示す
方向に相対的に移動させ、配向膜3を擦って行く。図8
(B)のラビング工程では、フォトレジストパターンM
K2に覆われず、配向膜3の露出した領域のみが図の左
から右に向かう方向を配向方向としてラビングされる。
す逆方向(反時計回り方向)に回転しながら基板1上を
擦り、基板1とラビングローラRRとを矢印T2で示す
方向に相対的に移動させ、配向膜3を擦って行く。図8
(B)のラビング工程では、フォトレジストパターンM
K2に覆われず、配向膜3の露出した領域のみが図の左
から右に向かう方向を配向方向としてラビングされる。
【0055】配向膜3上のフォトレジストパターンMK
2を除去すると、基板1上には図8(C)に示すような
配向方向が互いに逆向きの2分割サブ画素領域PXa,
PXbに対応する配向処理した配向膜3ができる。これ
で分割配向のための基板が完成する。
2を除去すると、基板1上には図8(C)に示すような
配向方向が互いに逆向きの2分割サブ画素領域PXa,
PXbに対応する配向処理した配向膜3ができる。これ
で分割配向のための基板が完成する。
【0056】なお、配向方向が互いに異なる2つのサブ
画素領域が配向処理の不要な領域で仕切られて互いに離
れて配置されるパターンの場合には、配向処理の不要な
領域をフォトレジストパターンで覆い、サブ画素領域毎
にラビングローラRRの回転方向を制御するだけで配向
方向を変化することも可能である。この場合は、フォト
レジストパターンの形成は1回で済む。
画素領域が配向処理の不要な領域で仕切られて互いに離
れて配置されるパターンの場合には、配向処理の不要な
領域をフォトレジストパターンで覆い、サブ画素領域毎
にラビングローラRRの回転方向を制御するだけで配向
方向を変化することも可能である。この場合は、フォト
レジストパターンの形成は1回で済む。
【0057】また、ラビングローラRRによるラビング
領域の位置制御精度がかなり高ければ、フォトレジスト
パターンを用いずに、ラビングローラRRの位置制御に
よって、直接分割配向処理を行なうことも可能である。
もちろん、ラビングローラRR以外の手段で配向膜3を
擦ってラビング処理をしてもかまわない。
領域の位置制御精度がかなり高ければ、フォトレジスト
パターンを用いずに、ラビングローラRRの位置制御に
よって、直接分割配向処理を行なうことも可能である。
もちろん、ラビングローラRR以外の手段で配向膜3を
擦ってラビング処理をしてもかまわない。
【0058】図8(D)に示すような4分割配向等、2
分割配向に限らず、それ以上の多分割配向を行なった
り、ラビング以外の配向処理方法を用いて基板の配向構
造を作製してもよい。
分割配向に限らず、それ以上の多分割配向を行なった
り、ラビング以外の配向処理方法を用いて基板の配向構
造を作製してもよい。
【0059】
【実施例】図1(A)から図6(E)に示した工程に従
い、光偏光記憶膜で配向構造を作成し、カイラル剤を含
むフッ素型混合液晶材料を用いた液晶表示装置を作製し
た。分割配向処理は行っていない。作製した液晶セルの
表面を、偏光顕微鏡にて観察した。基板間の液晶分子
は、均一な配向状態として観察された。液晶セルをオン
状態にし、偏光顕微鏡で液晶セルを観察した結果、リバ
ースチルトディスクリネーションラインは発見されず、
きれいな表示画面が得られた。これは、同時に、大きな
プレチルト角が得られたことをも示す。
い、光偏光記憶膜で配向構造を作成し、カイラル剤を含
むフッ素型混合液晶材料を用いた液晶表示装置を作製し
た。分割配向処理は行っていない。作製した液晶セルの
表面を、偏光顕微鏡にて観察した。基板間の液晶分子
は、均一な配向状態として観察された。液晶セルをオン
状態にし、偏光顕微鏡で液晶セルを観察した結果、リバ
ースチルトディスクリネーションラインは発見されず、
きれいな表示画面が得られた。これは、同時に、大きな
プレチルト角が得られたことをも示す。
【0060】次に、カイラル剤を含まないフッ素型混合
液晶材料を用いて、5μmのアンチパラレル液晶表示装
置を作製した。この液晶セルについて、プレチルト角を
クリスタルローテーション法により測定した。その結
果、0.6〜1.6°の大きなプレチルト角が測定され
た。
液晶材料を用いて、5μmのアンチパラレル液晶表示装
置を作製した。この液晶セルについて、プレチルト角を
クリスタルローテーション法により測定した。その結
果、0.6〜1.6°の大きなプレチルト角が測定され
た。
【0061】これに対し、電界を与えずに液晶材料を注
入し相転移させた場合には、プレチルト角が0.1〜
0.3°程度しか得られなかった。さらに、この液晶セ
ルをオンにして観察すると、液晶セルをオンにした直後
は、多数のリバースチルトディスクリネーションライン
が発生してしまった。
入し相転移させた場合には、プレチルト角が0.1〜
0.3°程度しか得られなかった。さらに、この液晶セ
ルをオンにして観察すると、液晶セルをオンにした直後
は、多数のリバースチルトディスクリネーションライン
が発生してしまった。
【0062】最適なプレチルト角は、ツイストネマチッ
ク液晶層の場合約1〜3°であり、スーパーツイストネ
マチック液晶層の場合約4〜10°である。本測定で用
いたクリスタルローテーション法とは、直交ニコルの偏
向子間に45°方位で液晶セルを配置し、基板面内に軸
を置き液晶セルを回転させたときの透過光強度の変化に
より、プレチルト角を測定する方法である。
ク液晶層の場合約1〜3°であり、スーパーツイストネ
マチック液晶層の場合約4〜10°である。本測定で用
いたクリスタルローテーション法とは、直交ニコルの偏
向子間に45°方位で液晶セルを配置し、基板面内に軸
を置き液晶セルを回転させたときの透過光強度の変化に
より、プレチルト角を測定する方法である。
【0063】以上のように、基板間に液晶材料を注入す
る際、基板間に電界または磁界を加え、液晶材料をアイ
ソトロピック相からネマチック相に相転移させることに
より、プレチルト角を増大させることができる。具体的
には、印加電圧、印加磁界強度、および磁界の印加角度
によりプレチルト角が決まる。
る際、基板間に電界または磁界を加え、液晶材料をアイ
ソトロピック相からネマチック相に相転移させることに
より、プレチルト角を増大させることができる。具体的
には、印加電圧、印加磁界強度、および磁界の印加角度
によりプレチルト角が決まる。
【0064】また、光配向処理のように、ラビング配向
処理に比べ大きなプレチルト角を得にくい配向処理であ
っても、電界または磁界を制御することにより、大きな
プレチルト角を得ることができる。ラビング配向処理を
行う場合に適用すれば、より大きなプレチルト角を付与
することができる。
処理に比べ大きなプレチルト角を得にくい配向処理であ
っても、電界または磁界を制御することにより、大きな
プレチルト角を得ることができる。ラビング配向処理を
行う場合に適用すれば、より大きなプレチルト角を付与
することができる。
【0065】本実施例によれば、大きなプレチルト角を
持つ液晶セルを作製することができるので、液晶分子の
立ち上がり方向が一意的に決まり、均一な表示を行うこ
とができる。大きなプレチルト角を付与することによ
り、液晶セルへの印加電圧が急激に変化しても、リバー
スチルトディスクリネーションラインが発生しないの
で、表示品位が向上する。
持つ液晶セルを作製することができるので、液晶分子の
立ち上がり方向が一意的に決まり、均一な表示を行うこ
とができる。大きなプレチルト角を付与することによ
り、液晶セルへの印加電圧が急激に変化しても、リバー
スチルトディスクリネーションラインが発生しないの
で、表示品位が向上する。
【0066】光配向処理等を用いれば、ラビング配向処
理を行う必要がないので、TFT(薄膜トランジスタ)
やMIM(metal insulator metal diode )等のアクテ
ィブ素子に、ラビングによる静電ダメージを与えずに、
LCDを作製することができる。静電気による特性劣化
や絶縁破壊を防止し、LCDの表示品位の低下を防止す
ることができる。
理を行う必要がないので、TFT(薄膜トランジスタ)
やMIM(metal insulator metal diode )等のアクテ
ィブ素子に、ラビングによる静電ダメージを与えずに、
LCDを作製することができる。静電気による特性劣化
や絶縁破壊を防止し、LCDの表示品位の低下を防止す
ることができる。
【0067】多分割配向のLCDは、優れた視覚特性を
有し、高品位な表示を行うことができる。特に、4分割
以上の分割配向LCDは、いずれの方向から見ても、視
覚特性が同じである。
有し、高品位な表示を行うことができる。特に、4分割
以上の分割配向LCDは、いずれの方向から見ても、視
覚特性が同じである。
【0068】以上説明した実施例の構成、材料等はあく
までも例示であって、本発明はこれに限るものではな
く、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能であること
は当業者にとって自明であろう。
までも例示であって、本発明はこれに限るものではな
く、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能であること
は当業者にとって自明であろう。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、基板間に電界または磁
界を印加した状態で、基板間の液晶材料を等方相から液
晶相に相転移させることにより、大きなプレチルト角を
持つ液晶表示装置を製造することができる。プレチルト
角を大きくすることにより、表示画面上においてリバー
スチルトディスクリネーションラインの発生を抑えるこ
とができ、表示品位を向上させることができる。
界を印加した状態で、基板間の液晶材料を等方相から液
晶相に相転移させることにより、大きなプレチルト角を
持つ液晶表示装置を製造することができる。プレチルト
角を大きくすることにより、表示画面上においてリバー
スチルトディスクリネーションラインの発生を抑えるこ
とができ、表示品位を向上させることができる。
【図1】図1(A)は空セルの作製工程を示す空セルの
断面図であり、図1(B)は空セルを高温通電する工程
を示す空セルの断面図である。
断面図であり、図1(B)は空セルを高温通電する工程
を示す空セルの断面図である。
【図2】基板の作製工程を説明するための基板断面図で
ある。
ある。
【図3】画素電極を有する基板の構成例を示す基板断面
図である。
図である。
【図4】光配向処理工程を示す。図4(A)は第1光照
射工程、図4(B)は第2光照射工程、図4(C)は液
晶分子の配向方向を説明するための図である。
射工程、図4(B)は第2光照射工程、図4(C)は液
晶分子の配向方向を説明するための図である。
【図5】図5(C)は基板間に液晶材料を注入する工程
を示す断面図であり、図5(D)は液晶セルを通電冷却
する工程を示す断面図である。
を示す断面図であり、図5(D)は液晶セルを通電冷却
する工程を示す断面図である。
【図6】図6(E)は電界除去の工程を示す断面図であ
る。
る。
【図7】本発明の他の実施例による液晶表示装置の製造
方法を説明する断面図である。
方法を説明する断面図である。
【図8】本発明の実施例による2分割配向の基板を製作
する工程を説明するための断面図である。
する工程を説明するための断面図である。
【図9】従来技術による液晶表示装置の製造工程を示
す。図9(A)は空セルの作製工程、図9(B)は液晶
注入工程、図9(C)は冷却工程を説明するための断面
図である。
す。図9(A)は空セルの作製工程、図9(B)は液晶
注入工程、図9(C)は冷却工程を説明するための断面
図である。
1,51 基板 2 ITO膜 3,53 配向膜 5 交流電源 6 高温槽 7,57 液晶材料 RR ラビングローラ MK フォトレジスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 潔 神奈川県横浜市青葉区荏田西1−3−1 スタンレー電気株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 少なくともいずれか一方に配向処理を施
した一対の基板を用意する工程と、 前記一対の基板を対向配置して基板間に液晶材料を注入
する工程と、 前記基板間に電界を印加した状態で、基板間の液晶材料
を等方相から液晶相に相転移させる工程とを含む液晶表
示装置の製造方法。 - 【請求項2】 少なくともいずれか一方に配向処理を施
した一対の基板を用意する工程と、 前記一対の基板を対向配置して基板間に液晶材料を注入
する工程と、 前記基板間に磁界を印加した状態で、基板間の液晶材料
を等方相から液晶相に相転移させる工程とを含む液晶表
示装置の製造方法。 - 【請求項3】 前記一対の基板を用意する工程は、該一
対の基板のうちいずれか一方の基板表面に光偏光記憶膜
を形成し、該光偏光記憶膜に対して配向処理を施す工程
を含む請求項1または2記載の液晶表示装置の製造方
法。 - 【請求項4】 前記配向処理を施す工程は、基板表面に
形成された光偏光記憶膜に照射方向を変えて2回以上偏
光を照射する工程である請求項3記載の液晶表示装置の
製造方法。 - 【請求項5】 前記基板表面に光偏光記憶膜を形成する
工程において、該光偏光記憶膜は、ポリビニルシンナメ
ート膜である請求項3または4記載の液晶表示装置の製
造方法。 - 【請求項6】 前記基板間に液晶材料を注入する工程に
おいて、該液晶材料はカイラル剤を含む請求項1〜5の
いずれかに記載の液晶表示装置の製造方法。 - 【請求項7】 前記基板に配向処理を施す工程は、複数
の異なる配向方向の領域を形成する工程である請求項1
〜6のいずれかに記載の液晶表示装置の製造方法。 - 【請求項8】 前記一対の基板を用意する工程は、ガラ
ス基板上に透明導電膜および配向膜を形成する工程を含
む請求項1、3〜7のいずれかに記載の液晶表示装置の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21361095A JPH0961826A (ja) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | 液晶表示装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21361095A JPH0961826A (ja) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | 液晶表示装置の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0961826A true JPH0961826A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=16642038
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21361095A Withdrawn JPH0961826A (ja) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | 液晶表示装置の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0961826A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6417714A (en) * | 1987-07-01 | 1989-01-20 | Coors Co Adolph | Vessel conveyor |
| JPH09197407A (ja) * | 1996-01-12 | 1997-07-31 | Nec Corp | 液晶表示装置およびその製造方法 |
-
1995
- 1995-08-22 JP JP21361095A patent/JPH0961826A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6417714A (en) * | 1987-07-01 | 1989-01-20 | Coors Co Adolph | Vessel conveyor |
| JPH09197407A (ja) * | 1996-01-12 | 1997-07-31 | Nec Corp | 液晶表示装置およびその製造方法 |
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