JPH0962018A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JPH0962018A
JPH0962018A JP23473295A JP23473295A JPH0962018A JP H0962018 A JPH0962018 A JP H0962018A JP 23473295 A JP23473295 A JP 23473295A JP 23473295 A JP23473295 A JP 23473295A JP H0962018 A JPH0962018 A JP H0962018A
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diphenoquinone
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resin
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Hiroki Suzuki
宏記 鈴木
Mitsuyo Takano
光代 鷹野
Masato Shichizawa
真人 七澤
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Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Yamanashi Electronics Co Ltd
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Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Yamanashi Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正帯電方式に用いることができる特性に優れ
た電子写真感光体を提供する。 【解決手段】 導電性基体3,13上に感光層4,14が設けら
れた電子写真感光体2、12の前記感光層4,14は、下記一
般式(1)、 【化1】 (前記式(1)で表される一般式において、Xはハロゲ
ン、シアノ基、またはニトロ基を示す。R1、R2、R3
は飽和炭化水素であって、相互に同じであっても異なっ
ていてもよい。)で表されるジフェノキノン化合物を電
荷移動剤として含有する。電子吸引基を有しているので
電子移動度が高く、完全非対称構造なのでバインダー樹
脂との相溶性がよい。前記R1〜R3を全てtert-ブチル
基とし、前記Xを塩素とすると製造が容易であり、電荷
発生物質であるジスアゾ顔料やオキシチタニルフタロシ
アニンとの相性が良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザー
プリンター等に使用される電子写真感光体にかかり、特
に、有機薄膜を使用した電子写真感光体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、複写機やレーザープリンター等
に用いられる電子写真感光体には、セレン、セレン-テ
ルル、セレン-砒素、アモルファスシリコン等の材料で
構成された薄膜が感光層として用いられていた。
【0003】しかしながら近年では、低価格で環境汚染
の少ない有機感光体を用いたものが主流になりつつあ
る。そのような有機感光体を感光層の構造で分類する
と、単層分散型の感光層と機能分離型の感光層とに分け
られる。
【0004】単層分散型感光体は、電荷移動物質の媒体
中に電荷発生物質を分散させ、単層膜で両方の機能を持
たせたものであり、機能分離型感光体は、電荷を発生さ
せる電荷発生層(CGL)と、発生した電荷を移動させ
る電荷移動層(CTL)とを別々に成膜したものであ
る。現在では、いずれの型の電子写真感光体とも実用に
供されているが、感度を向上させるために、高い移動度
の電荷移動物質の開発が望まれている。
【0005】他方、有機感光体を帯電型で分類すると、
正帯電型と負帯電型の2種類に分けられるが、現在知ら
れている電荷移動物質のうち、移動度が高いものはホー
ル移動性のものがほとんどであり、そのため、実用化さ
れている有機感光体は負帯電型が主流となっている。
【0006】ところで、一般に、電子写真感光体を負帯
電させるためにはコロナ放電現象が利用されているが、
その放電に伴う多量のオゾンの発生によって、室内環境
が汚染したり、電子写真感光体の劣化が早まる等、種々
の不都合が生じていた。
【0007】そこで、オゾンを捕捉するフィルター等を
付加する等の改良が行われていたが、装置が複雑化、大
型化するという問題があった。一方、オゾンを発生させ
ない特殊な帯電方式の採用も試みられているが、電子写
真プロセスが複雑になる等、新たな問題が生じている。
【0008】このような状況を解決するために、最近の
市場ではオゾン発生の少ない正帯電型の電子写真感光体
が要求されており、そのためには移動度の高い電子移動
物質の開発が必要となる。
【0009】しかしながら精力的な研究にも関わらず、
現在のところ、正帯電型感光体に用いることのできる電
子移動物質としては、トリニトロフルオレノン(TN
F)、テトラシアノエチレン、テトラシアノキノジメタ
ン(TCNQ)、キノン、ジフェノキノン、ナフトキノ
ン、アントラキノン及びこれらの誘導体等、特性上不十
分な物質しか見出されていない。具体的には、これらの
電子移動物質には、次のような欠点がある。
【0010】 これらの電子移動物質のほとんどはバ
インダー樹脂との相溶性が悪く、感光層中に、高濃度で
均一に分散させることができないため、含有量の不足か
ら電気特性を満足させることができない。 TNFは電子受容性が高く、そのため移動度も高い
が、毒性が強いので実用に適さない。 TCNQは極めて高い電子受容性を示すが、強く着
色しているため、感光層を形成させると本来は電荷発生
物質に届くべき光を吸収してしまい、感度を低下させて
しまう。 ジフェノキノン骨格において、相溶性を向上させる
ために、非対称置換型化合物が提唱されているが、感度
の高い正帯電型の電子写真感光体を作るために十分な性
能の化合物は得られていない。
【0011】以上述べたように、現状では正帯電型の電
子写真感光体を実現するための電子移動物質で、実用に
なるものは得られていない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来技術の欠点を解決することを目的とし、正帯電方式
に用いることができる特性の優れた電子写真感光体を提
供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の発明は、導電性基体上に感光層が設け
られた電子写真感光体であって、前記感光層は、下記一
般式(1)、
【0014】
【化4】
【0015】(前記一般式(1)において、Xはハロゲ
ン、シアノ基、またはニトロ基のいずれか1種を示す。
1、R2、R3は飽和炭化水素であって、相互に同じで
あっても異なっていてもよい。)で表されるジフェノキ
ノン化合物を電荷移動物質として含有することを特徴と
し、
【0016】請求項2記載の発明は、請求項1記載の電
子写真感光体であって、前記一般式(1)で表されるジフ
ェノキノン化合物のXは塩素(Cl)であることを特徴と
し、
【0017】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2のいずれか1項記載の電子写真感光体であって、前
記一般式(1)で表されるジフェノキノン化合物のR1
2とR3のいずれもがtert-ブチル基であることを特徴
とし、
【0018】請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求
項3のいずれか1項記載の電子写真感光体であって、前
記感光層に用いられる電荷発生物質には、ジスアゾ顔料
かオキシチタニルフタロシアニンのうち少なくとも一方
が含まれることを特徴とし、
【0019】請求項5記載の発明は、請求項3又は請求
項4のいずれか1項記載の電子写真感光体であって、前
記ジフェノキノン化合物は、下記化学式(2)、
【0020】
【化5】
【0021】で示されるジフェノキノン化合物であっ
て、該化学式(2)の化合物は、下記化学式(3)、
【0022】
【化6】
【0023】で示される化合物が溶解している液体にH
Clガスが接触されて合成されたことを特徴とする 上述の本発明の構成によれば、前記一般式(1)で示され
るジフェノキノン化合物は、Xが電子吸引基であるハロ
ゲン、シアノ基、又はニトロ基であるため電子受容性が
高く、移動度の高い電子移動物質である。
【0024】このような、電子移動物質の置換基を電子
吸引基とすることは従来より行われていたが、電子吸引
基を含む化合物は電子移動物質自身の凝集力が高まるた
めに、既知の電子移動物質ではバインダー樹脂との相溶
性が悪くなり、そのため感光層中に高濃度に分散させる
ことができず、実用に到っていなかった。
【0025】この相溶性を向上させるためには、一般
に、電子移動物質を非対称構造にするとよいと言われて
おり、従来技術でも、例えば以下のような合成方法によ
って非対称構造の電子移動物質が作られている。
【0026】
【化7】
【0027】(Meはメチル基を表す。) しかしながら、上記化学反応で得られる下記化学式(1
1)、
【0028】
【化8】
【0029】の電子移動物質は、同じ置換基が2個存在
しており、完全な非対称構造とはなっておらず、電子移
動度も低い。
【0030】このような不完全非対称構造の電子移動物
質に電子吸引基を導入して電子移動度を向上させようと
すると、非対称構造で得られた相溶性が導入された電子
吸引基の凝集力によって打ち消されてしまう。例えば、
既知の下記化学式(12)で示される電子移動物質は、バ
インダー樹脂に数%しか溶解せず、実用にならない。
【0031】
【化9】
【0032】本発明者は鋭意検討の結果、特に、ジフェ
ノキノン化合物を、いかなる対称軸も有さない完全非対
称構造とすれば、電子吸引基を導入した場合でもバイン
ダー樹脂との相溶性が良好であることを見い出した。即
ち、ジフェノキノン化合物を、上記一般式(1)の構造と
したのである。
【0033】具体的には、そのXを電子吸引基であるハ
ロゲン、シアノ基、ニトロ基とし、また、R1、R2、R
3を飽和炭化水素であって、相互に同じであるか異なる
ものとすると、該一般式(1)で表されるジフェノキノン
化合物は、電子移動度が高く、バインダー樹脂との相溶
性もよいため、電子移動物質として用いた場合、感光層
中に高濃度に均一に分散させることによって高感度の電
子写真感光体を得ることができるようになるのである。
【0034】このような置換基R1、R2、R3で表され
る飽和炭化水素基には、具体的には、メチル基、エチル
基、プロピル基等の直鎖飽和炭化水素基や、イソプロピ
ル基、イソブチル基、sec-ブチル基、tert-ブチル基、t
ert-ペンチル基等の分岐飽和炭化水素基や、シクロプロ
ピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘ
キシル基等の環式飽和炭化水素基や、これら直鎖、分
岐、環式飽和炭化水素基同士の複合置換基等、炭素数や
その構造に制限を受けずに用いることができる。
【0035】特に、前記Xを塩素とすれば製造が容易で
あり、且つ電子写真感光体を安価に製造することが可能
となる。
【0036】更に、前記R1〜R3をtert-ブチル基とす
れば、下記化学式(3)、
【0037】
【化10】
【0038】で表される化合物を均一に溶解させた液体
に、HClガスを接触させることにより容易に下記化学
式(2)、
【0039】
【化11】
【0040】で表される完全非対称のジフェノキノン化
合物の合成ができる。このような簡単で収率のよい合成
方法は、従来は知られていなかったものである。
【0041】なお、ある特定の電荷発生物質に対して有
効な電子移動物質が、他の電荷発生物質に対しても有効
であるとは限らず、逆にある特定の電子移動物質に対し
て有効な電荷発生物質が、他の電子移動物質に対しても
有効であるとは限らず、相性が存在する、ということが
知られている。
【0042】前記一般式(1)で表されるジフェノキノン
化合物は、特に、ジスアゾ顔料やオキシチタニルフタロ
シアニンを電荷発生物質とした場合に相性がよい。
【0043】
【発明の実施の形態】<製造例1> 本発明に用いた前記一般式(1)で表される
ジフェノキノン化合物の製造方法の一例を説明する。
【0044】先ず、2,6−ジ−tert−ブチルフェノー
ル30.0gをクロロホルム300mlに溶かした溶液
に、過マンガン酸カリウム91.8gを加え、温度を5
5〜60℃に保って25時間かき混ぜた。次いで、無機
物をろ別し、濃縮した後ろ過し、得られた残渣をクロロ
ホルム100mlに溶解し、少量のメタノールを加えて
再結晶させたところ、赤褐色結晶として融点242〜2
43℃のジフェノキノンを得た。その重量を測定したと
ころ21.5gであり、収率に換算すると72%であっ
た。
【0045】次に、酢酸300mlとクロロホルム12
0mlの混合液を用意し、それを反応溶媒として前記赤
褐色結晶のジフェノキノン3.0gを溶解させ、窒素雰
囲気下で室温に保ってHClガスを吹き込み、かき混ぜ
ながら反応させた。
【0046】前記HClガスの吹き込みを7時間行った
後、室温で一晩かき混ぜ、沈殿をろ別した。ろ液を減圧
下で濃縮した後、水300mlを加えてろ過したところ
3.8gの黄色固体の析出物が得られた。この3.8g
の黄色個体析出物を25mlのメタノールに溶かし、少
量の水を加えて再結晶させたところ、淡黄色結晶として
融点150〜151℃のジフェノールを2.4g得た。
収率に換算すると84%であった。
【0047】前記2.4gのジフェノールをクロロホル
ム180mlに溶解し、二酸化鉛28.0gを加え、室
温で3時間かき混ぜた後、残留物をろ別した。ろ液を濃
縮した後メタノール20mlを加えた。析出した結晶を
ろ過し、メタノールで洗浄したところ、赤紫色結晶とし
て、融点155〜156℃の、前記化学式(2)で示され
るジフェノキノンを1.9g得た。収率に換算すると8
1%であった。以上の反応過程を以下に示す。
【0048】
【化12】
【0049】以下の実施例1〜6で使用する前記化学式
(3)で示されたジフェノキノン化合物は、この<製造例
1>の製造方法によって合成されたものである。
【0050】<実施例1>本発明の電子写真感光体の一
例を図面を用いて説明する。図1(a)を参照し、2は本
発明の一実施の形態である単層分散型の電子写真感光体
であり、円筒状のアルミニウム管単体から成る導電性基
体3と、該導電性基体3上に成膜された感光層4とを有
している。
【0051】前記感光層4の成膜方法を説明すると、先
ず、バインダー樹脂としてのポリカーボネート10重量
部に対し、下記化学式(4)、
【0052】
【化13】
【0053】で示される電荷発生物質であるジスアゾ顔
料1重量部と、溶媒であるTHF(テトラヒドロフラン)
80重量部とを、サンドミルによって10時間混練・分
散させた。その後、下記化学式(5)、
【0054】
【化14】
【0055】で示されるTPD(トリフェニルジアミン)
誘導体9重量部と、前記化学式(2)のジフェノキノン化
合物1重量部とが溶解された液を用いて、浸漬法によ
り、前記導電性基体3上に膜厚20μmの薄膜を塗工
し、80℃で1時間乾燥して前記感光層4を形成した
(この感光層4は、電荷発生層と電荷移動層の両方を兼
ねる)。
【0056】(比較例11)前記実施例1と同様の電子写
真感光体において、前記化学式(2)のジフェノキノンに
代えて、下記化学式(3)、
【0057】
【化15】
【0058】で示されるジフェノキノンを用い感光層を
形成した。
【0059】(比較例12)前記実施例1と同様の電子写
真感光体において、前記化学式(2)のジフェノキノンに
代えて、下記化学式(11)、
【0060】
【化16】
【0061】で示されるジフェノキノンを用いて感光層
を形成した。
【0062】(測定条件A)コロナ放電電流が17μAと
なるようにコロナ放電器を設定し、前記実施例1と、前
記比較例11、12の電子写真感光体に暗所にてコロナ放
電を行って正帯電させた。その後、白色光で露光し、各
電子写真感光体の表面電位が700Vから350Vに半
減する露光エネルギー(半減露光エネルギー: lux × s
ec)を測定した。この半減露光エネルギーは、電子写真
感光体の感度を示す値である。
【0063】(測定結果1)前記実施例1と比較例11
2の測定結果は、下の表1の通りである。
【0064】
【表1】
【0065】前記実施例1と前記比較例11、12は、共
に前記化学式(4)のジスアゾ顔料を電荷発生物質とした
単層分散正帯電型の電子写真感光体であるが、前記実施
例1は、前記比較例11、12に比べて明らかに高感度で
あり、前記化学式(2)のジフェノキノン化合物を電子移
動物質として用いた場合、ジスアゾ顔料の電荷発生物質
と相性がよいことが分かる。
【0066】<実施例2>この実施例2は、電荷発生物
質として、ジスアゾ顔料にかえてオキシチタニルフタロ
シアニンを用いた単層分散型の電子写真感光体である。
図1(a)に示す感光層4を成膜するために、先ず、高純
度オキシチタニルフタロシアニン1重量部(電荷発生物
質)と、ポリカーボネート10重量部(バインダー)と、
THF80重量部(溶媒)とを、サンドミルで10時間混
練・分散させた。次に、前記化学式(5)のTPD誘導体
9重量部と前記化学式(2)のジフェノキノン1重量部を
溶解した液を用いて、浸漬法により、前記導電性基体3
上に膜厚20μmの薄膜を塗工し、80℃、1時間の乾
燥を行い、前記感光層4を形成した。
【0067】(比較例21)前記実施例2と同様の電子写
真感光体において、前記化学式(2)のジフェノキノンに
代えて、前記化学式(3)に示すジフェノキノンを用いて
感光層を形成した。
【0068】(比較例22)同様に、前記化学式(2)のジ
フェノキノンに代えて、前記化学式(11)に示すジフェ
ノキノンを用い感光層を形成した。
【0069】(測定結果2)前記表1で測定したのと同じ
条件(測定条件A)で半減露光エネルギーの測定を行っ
た。前記実施例2と前記比較例21、22の測定結果を下
の表2に示す。
【0070】
【表2】
【0071】前記実施例2と前記比較例21、22の電子
写真感光体は、共にオキシチタニルフタロシアニンを電
荷発生物質とした単層分散正帯電型であるが、前記実施
例2は前記比較例21、22に比べて明らかに高感度であ
り、前記化学式(2)の電子移動物質は、電荷発生物質で
あるオキシチタニルフタロシアニンと相性がよいことが
分かる。
【0072】<実施例3>次に、機能分離型構造の感光
層を有する本発明の電子写真感光体の一例を説明する。
図1(b)を参照し、12は本発明の機能分離型構造の電
子写真感光体の一例であり、円筒状のアルミニウム管単
体から成る導電性基体13を有している。該導電性基体
13上には電荷発生層15と電荷移動層16とがこの順
で成膜されており、前記電荷発生層15と前記電荷移動
層16とで感光層14が形成されている。
【0073】前記感光層14の成膜方法を説明すると、
先ず、前記電荷発生層15は、バインダー樹脂であるポ
リビニルブチラール1重量部と、前記化学式(4)で示さ
れるジスアゾ顔料2重量部(電荷発生物質)とを乾式混練
した後、サンドミルによって1,4−ジオキサン16重
量部とアセトン4重量部を溶媒として2時間混練・分散
し、塗工液として前記導電性基体13上に浸漬塗布し、
乾燥して膜厚0.5μmの薄膜に成膜して形成した。
【0074】前記電荷移動層16は、前記化学式(2)で
示されるジフェノキノン10重量部に対し、ポリカーボ
ネート10重量部とTHF100重量部からなる液を浸
漬塗工法によって前記電荷発生層15上に塗工して膜厚
20μmの厚みの薄膜を成膜し、80℃、1時間乾燥し
て形成した。
【0075】(比較例31)前記実施例3と同様の電子写
真感光体において、前記化学式(2)で示すジフェノキノ
ンに代えて、前記化学式(3)で示すジフェノキノンを用
いて感光層を形成した。
【0076】(比較例32)同様に、前記実施例3の化学
式(2)で示すジフェノキノンに代えて、前記化学式(1
1)で示すジフェノキノンを用いて感光層を形成した。
【0077】(測定結果3)前記(測定条件A)に示した条
件で半減露光エネルギーを測定した。その測定結果を下
の表3に示す。
【0078】
【表3】
【0079】前記実施例3と前記比較例31、32は、共
にジスアゾ顔料を分散塗工によって成膜した電荷発生層
上に電荷移動送層を成膜して感光層を形成しているが、
前記実施例3は前記比較例31、32に比べて明らかに高
感度であり、前記化学式(2)の電子移動物質は、機能分
離型の構造をとった場合でも、電荷発生物質であるジス
アゾ顔料と相性がよいことが分かる。
【0080】<実施例4>この実施例4では、蒸着法で
成膜した感光層14を有する機能分離型の電子写真感光
体12を製造した。先ず、アルミニウム製ドラムで導電
性基体13を構成し、その表面に圧力10-5torr、加熱
温度500℃で高純度オキシチタニルフタロシアニンを
蒸着して膜厚500Åの電荷発生層15を成膜した。
【0081】その後、前記電荷発生層15上に、前記化
学式(2)のジフェノキノン10重量部に対しポリカーボ
ネート10重量部とTHF100重量部とから成る塗工
液を浸漬法で塗工して膜厚20μmの薄膜を成膜し、8
0℃で1時間乾燥して電荷移動層16を形成した。
【0082】(比較例41)前記実施例4の電子写真感光
体12において、前記化学式(2)で示すジフェノキノン
に代えて、前記化学式(3)で示すジフェノキノンを用い
て感光層を形成した。
【0083】(比較例42)同様に、前記化学式(2)で示
されるジフェノキノンに代えて、前記化学式(11)で示
されるジフェノキノンを用いて感光層を形成した。
【0084】(測定結果4)前記(測定条件A)に示した条
件で半減露光エネルギーを測定した。その測定結果を下
の表4に示す。
【0085】
【表4】
【0086】前記実施例4と前記比較例41、42は、共
に電荷発生物質であるオキシチタニルフタロシアニンを
真空蒸着で成膜して電荷発生層を作り、その上に電荷移
動層を成膜しているが、前記実施例4は前記比較例
1、42に比べて明らかに高感度であり、前記化学式
(2)の電子移動物質は、蒸着法で成膜したオキシチタニ
ルフタロシアニンの電荷発生層と相性がよいことが分か
る。
【0087】<実施例5>この実施例では、オキシチタ
ニルフタロシアニンを塗工法で成膜して機能分離型の電
子写真感光体12を製造した。先ず、高純度オキシチタ
ニウムフタロシアニン5gをガラスビーズ50mlと共
にペイントシェイカーで100時間乾式粉砕した後、n
−プロパノール50mlとポリビニルブチラール5gと
を加え、1時間の湿式ミリングを行い、更に、メチルエ
チルケトン100mlを加えて10時間分散させた。
【0088】この分散によって得られた溶液をアルミニ
ウム製ドラムから成る導電性基体13上に浸漬塗布し、
乾燥して膜厚0.2μmの電荷発生層15を形成した。
【0089】その電荷発生層15上に、前記化学式(2)
で示されるジフェノキノン10重量部に対してポリカー
ボネート10重量部とTHF100重量部とから成る液
を浸漬法で塗工して厚さ20μmの薄膜を成膜し、80
℃で1時間乾燥して電荷移動層16を形成した。
【0090】(比較例51)前記実施例5と同様の機能分
離型の電子写真感光体において、前記化学式(2)で示す
ジフェノキノンに代えて、前記化学式(3)で示すジフェ
ノキノンを用い感光層を形成した。
【0091】(比較例52)同様に、前記実施例5の化学
式(2)で示すジフェノキノンに代えて、前記化学式(1
1)で示すジフェノキノンを用い感光層を形成した。
【0092】(測定結果5)前記測定条件Aに示した条件
で半減露光エネルギーを測定した。その測定結果を下の
表5に示す。
【0093】
【表5】
【0094】前記実施例5と前記比較例51、52は、共
に電荷発生物質であるオキシチタニルフタロシアニンを
分散後塗工で成膜した電荷発生層上に電荷移動層を形成
しているが、前記実施例5は、前記比較例51、52の電
子写真感光体と比べて明らかに高感度であり、前記化学
式(2)の電子移動物質は、分散塗工で成膜したオキシチ
タニルフタロシアン薄膜との相性がよいことが分かる。
【0095】<実施例6>この実施例6では、負帯電型
の機能分離型電子写真感光体12を製造した。先ず、前
記化学式(4)に示したジスアゾ顔料2重量部(電荷発生
物質)とポリビニルブチラール1重量部(バインダー)と
を乾式混練した後、1,4−ジオキサン16重量部とア
セトン4重量部を溶媒としてサンドミルによって2時間
分散させて塗工液を作り、アルミニウム製ドラムから成
る導電性基体13上に浸漬塗布し、乾燥して膜厚0.5
μmの電荷発生層15を形成した。
【0096】前記化学式(5)で示されるTPD誘導体1
0重量部に対し、ポリカーボネート10重量部とTHF
100重量部と更に前記化学式(2)で示されるジフェノ
キノン1重量部を溶解した液を用いて、前記電荷発生層
15上に浸漬法で塗工して厚さ20μmの薄膜を成膜
し、80℃で1時間乾燥して電荷移動層16を形成し
た。
【0097】(比較例61)前記実施例6と同様の機能分
離型の電子写真感光体において、前記化学式(2)で示す
ジフェノキノンに代えて、前記化学式(3)で示すジフェ
ノキノンを用い感光層を形成した。
【0098】(比較例62)同様に、前記実施例6の化学
式(2)で示すジフェノキノンに代えて、前記化学式(1
1)で示すジフェノキノンを用いて感光層を形成した。
【0099】(測定条件B)前記実施例6および前記比較
例61、62の電子写真感光体を、次の測定で評価した。
コロナ放電電流が17μAとなるようにコロナ放電器を
設定し、各電子写真感光体に対し、暗所でコロナ放電を
行って負帯電させた後、白色光で露光し、表面電位が−
700Vから−350Vに半減する半減露光エネルギー
(lux × sec)を求めた。
【0100】(測定結果6)前記実施例6と比較例61
2の測定結果は、下の表6の通りである。
【0101】
【表6】
【0102】前記化学式(2)のジフェノキノンを電荷移
動物質に用いた前記実施例6の方が前記比較例61、62
と比べて明らかに高感度であり、負帯電型の感光層を用
いた機能分離型電子写真感光体においても、前記化学式
(2)のジフェノキノンは、電子移動作用によって感度を
向上させることが分かる。
【0103】以上述べてきたように、本発明に用いた電
荷移動物質としての前記一般式(1)で示されるジフェノ
キノン化合物は、次のような特性を持っている。
【0104】 高感度の正帯電型電子写真感光体を開
発するためには、高移動度の電子移動物質が必要とな
る。電子移動物質となるためには、電子受容性が高くな
ければならないが、本発明のジフェノキノン化合物は、
電子受容性が極めて高い。 本発明のジフェノキノン化合物は、感光層のバインダ
ーとして用いる樹脂と相溶性が極めてよく、電荷移動層
中に電気特性を満たす量を高濃度でしかも均一に分散さ
せることができる。 本発明のジフェノキノン化合物は、負帯電型電子写
真感光体に添加しても、その電子移動作用によって、感
度を向上させ、残留電位を低下させる作用があるため、
高感度負帯電型電子写真感光体にも使用できる。
【0105】<他の実施例>本発明に用いることができ
る導電性基体には、アルミニウム、真鍮、ステンレス
鋼、ニッケル、クロム、チタン、金、銀、銅、錫、白
金、モリブデン、インジウム等の金属単体やその合金の
加工体や、上記金属や炭素等の導電性物質を蒸着、メッ
キ等の方法で処理し、導電性を持たせたプラスチック板
およびフィルム、さらに酸化錫、酸化インジウム、ヨウ
化アルミニウムで被覆した導電性ガラス等、
【0106】導電性基体の種類や形状に制限されること
なく、導電性を有する種々の材料を使用することができ
る。一般には、円筒状のアルミニウム管単体やその表面
をアルマイト処理した物、または導電性樹脂を塗工した
物がよく用いられている。
【0107】本発明の電子写真感光体に用いることがで
きる電荷発生物質としては、上述したジスアゾ顔料やオ
キシチタニルフタロシアニンが感度の相性が良い点で望
ましいが、それに限定されるものではなく、その他、例
えば、セレン、セレンーテルル、セレン−砒素、アモル
ファスシリコン、他のフタロシアニン顔料、モノアゾ顔
料、ジスアゾ顔料、トリスアゾ顔料、ポリアゾ顔料、イ
ンジゴ顔料、スレン顔料、トルイジン顔料、ピラゾリン
顔料、ペリレン顔料、キナクリドン顔料、ピリリウム塩
等を用いることができる。
【0108】これらの電荷発生物質は単体で用いてもよ
いし、適切な光感度波長や増感作用を得るために2種類
以上を混合して用いてもよい。
【0109】また、本発明に用いられる前記一般式(1)
で示される電荷移動物質のXは、塩素に限定されるもの
ではなく、電子吸引基であればよい。具体的には、前記
Xをシアノ基とすれば、下記化学式(6)で示される化合
物、
【0110】
【化17】
【0111】が電荷移動物質として得られ、それとは別
に、前記Xをニトロ基とすれば、下記化学式(7)で示さ
れる化合物が電荷移動物質として得られる。
【0112】
【化18】
【0113】また、前記一般式(1)中のR1〜R3は、te
rt-ブチル基に限定されるものではなく、例えば、メチ
ル基であれば、下記化学式(8)で示される化合物、
【0114】
【化19】
【0115】が電荷移動物質として得られる。また、上
記化学式(1)で示されるジフェノキノン化合物は、1種
類を単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いて
もよい。更に、前記化学式(1)で示されるジフェノキノ
ン化合物は、感光層中に0.1重量%から80重量%の
濃度で含まれていると好ましい。
【0116】更に、これら前記一般式(1)で示される電
荷移動物質に、他の電荷移動物質を添加することもで
き、その場合には、感度を高めたり、残留電位を低下さ
せることができ、本発明の電子写真感光体の特性を改良
することができる。
【0117】特性改良のために添加できる電荷移動物質
には、高分子化合物として、ポリビニルカルバゾール、
ハロゲン化ポリビニルカルバゾール、ポリビニルピレ
ン、ポリビニルインドロキノキサリン、ポリビニルベン
ゾチオフェン、ポリビニルアントラセン、ポリビニルア
クリジン、ポリビニルピラゾリン、ポリアセチレン、ポ
リチオフェン、ポリピロール、ポリフェニレン、ポリフ
ェニレンビニレン、ポリイソチアナフテン、ポリアニリ
ン、ポリジアセチレン、ポリヘプタジイエン、ポリピリ
ジンジイル、ポリキノリン、ポリフェニレンスルフィ
ド、ポリフェロセニレン、ポリペリナフチレン、ポリフ
タロシアニン等の導電性高分子化合物を用いることがで
きる。
【0118】低分子化合物として、アントラセン、ピレ
ン、フェナントレン等の多環芳香族化合物、インドー
ル、カルバゾール、イミダゾール、等の含窒素複素環化
合物、フルオレノン、フルオレン、オキサジアゾール、
オキサゾール、ピラゾリン、ヒドラゾン、トリフェニル
メタン、トリフェニルアミン、エナミン、スチルベン化
合物などを使用することができる。
【0119】また、ポリエチレンオキシド、ポリプロピ
レンオキシド、ポリアクリロニトリル、ポリメタクリル
酸等の高分子化合物にLiイオン等の金属イオンをドー
プした高分子固体電解質等も用いることができる。
【0120】さらに、テトラチアフルバレンーテトラシ
アノキノジメタンで代表される電子供与化合物と電子受
容化合物で形成された有機電荷移動錯体等も用いること
ができ、これらを1種だけ添加しても、2種以上の化合
物を混合して添加しても所望の感光体特性を得ることが
できる。
【0121】感光層を形成するために用いることができ
るバインダー樹脂には、ポリカーボネート樹脂、スチレ
ン樹脂、アクリル樹脂、スチレンーアクリル樹脂、エチ
レンー酢酸ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂、塩化ビニ
ル樹脂、塩素化ポリエーテル、塩化ビニルー酢酸ビニル
樹脂、ポリエステル樹脂、フラン樹脂、ニトリル樹脂、
アルキッド樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリメチルペン
テン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキ
シ樹脂、ポリアリレート樹脂、ジアリレート樹脂、ポリ
スルホン樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ポリアリル
スルホン樹脂、シリコーン樹脂、ケトン樹脂、ポリビニ
ルブチラール樹脂、ポリエーテル樹脂、フェノール樹
脂、EVA樹脂、ACS樹脂、ABS樹脂及びエポキシアリレー
ト等の光硬化樹脂等がある。これらは単体で用いても、
共重合体を用いてもよく、また、それらを2種以上混合
して使用することも可能である。また、分子量の異なっ
た樹脂を混合して用いれば、硬度や耐摩耗性を改善でき
て好ましい。
【0122】塗工液に使用する溶剤には、メタノール、
エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、ブタ
ノール等のアルコール類、ペンタン、ヘキサン、ヘプタ
ン、オクタン、シクロヘキサン、シクロヘプタン等の飽
和脂肪族炭化水素、トルエン、キシレン等の芳香族炭化
水素、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホル
ム、クロロベンゼン等の塩素系炭化水素、ジメチルエー
テル、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、メトキ
シエタノール等のエーテル系類、アセトン、メチルエチ
ルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン
等のケトン類、ギ酸エチル、ギ酸プロピル、酢酸メチ
ル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、プロピオ
ン酸メチル等のエステル類、N,N−ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシド等がある。これらは単独で
用いても、2種類以上の溶剤を混合して用いてもよい。
【0123】本発明の感光体を製造するための塗工液に
は、電子写真感光体特性を損なわない範囲で、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、ラジカル捕捉剤、軟化剤、硬化剤、
架橋剤等を添加することができ、感光体の特性、耐久
性、機械特性を向上させられる。
【0124】さらに、分散安定剤、沈降防止剤、色分か
れ防止剤、レベリング剤、消泡剤、増粘剤、艶消し剤等
を添加すれば、感光体の仕上がり外観や、塗工液の寿命
を改善できて好ましい。
【0125】本発明の電子写真感光体では、導電性支持
体と感光層との間に、接着機能、バリヤー機能、支持体
表面の欠陥被覆機能などを持つ下引き層を設けてもよ
い。この下引き層としては、酸化アルミニウム、ポリエ
チレン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボ
ネート樹脂、ポリウレタン樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸
ビニル樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリアミド樹
脂、ナイロン樹脂などを用いることができる。それらの
下引き層は、単独の樹脂で構成しても、あるいは2種類
以上の樹脂を混合して構成してもよい。また、樹脂中に
金属酸化物やカーボンを分散させた下引き層を用いるこ
とができる。
【0126】また感光層の上に、ポリビニルホルマール
樹脂、ポリカーボネート樹脂、フッ素樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、シリコン樹脂等の有機薄膜や、シランカップリ
ング剤の加水分解物で形成されるシロキサン構造体から
成る薄膜を成膜して表面保護層を設けてもよく、その場
合には、感光体の耐久性が向上するので好ましい。この
表面保護層は、耐久性向上以外の他の機能を向上させる
ために設けてもよい。
【0127】
【発明の効果】相溶性がよい電子移動物質で感光層を構
成できるので、感光層中に多量に均一に分散させること
ができ、特性に優れた高感度電子写真感光体を得ること
ができる。
【0128】感光層が電子移動物質を含有しているの
で、正帯電方式に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a):本発明の一例の単層分散型の電子写真
感光体の断面図 (b):本発明の他の例である機能分離型の電子写真感光
体の断面図
【符号の説明】
2……電子写真感光体 3……導電性基体 4、14
……感光層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 七澤 真人 山梨県甲府市里吉1丁目8番10号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性基体上に感光層が設けられた電子
    写真感光体であって、前記感光層は、下記一般式(1)、 【化1】 (前記一般式(1)において、Xはハロゲン、シアノ基、
    またはニトロ基のいずれか1種を示す。R1、R2、R3
    は飽和炭化水素であって、相互に同じであっても異なっ
    ていてもよい。)で表されるジフェノキノン化合物を電
    荷移動物質として含有することを特徴とする電子写真感
    光体。
  2. 【請求項2】 前記一般式(1)で表されるジフェノキノ
    ン化合物のXは塩素(Cl)であることを特徴とする請求
    項1記載の電子写真感光体。
  3. 【請求項3】 前記一般式(1)で表されるジフェノキノ
    ン化合物のR1とR2とR3のいずれもがtert-ブチル基で
    あることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか
    1項記載の電子写真感光体。
  4. 【請求項4】 前記感光層に用いられる電荷発生物質に
    は、ジスアゾ顔料かオキシチタニルフタロシアニンのう
    ち少なくとも一方が含まれることを特徴とする請求項1
    乃至請求項3のいずれか1項記載の電子写真感光体。
  5. 【請求項5】 前記ジフェノキノン化合物は、下記化学
    式(2)、 【化2】 (前記化学式(2)において、tBuは、tert-ブチル基を
    表す。)で示される化合物であって、該化学式(2)のジ
    フェノキノン化合物は、下記化学式(3)、 【化3】 で示される化合物が溶解している液体にHClガスが接
    触されて合成されたことを特徴とする請求項3又は請求
    項4のいずれか1項記載の電子写真感光体。
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