JPH0963128A - 光記録媒体の刻印方法 - Google Patents
光記録媒体の刻印方法Info
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- JPH0963128A JPH0963128A JP7218826A JP21882695A JPH0963128A JP H0963128 A JPH0963128 A JP H0963128A JP 7218826 A JP7218826 A JP 7218826A JP 21882695 A JP21882695 A JP 21882695A JP H0963128 A JPH0963128 A JP H0963128A
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- Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】一回だけ書き込み可能な光記録媒体を製造
する際に、保護層を付与形成する前に、それを付与形成
する側からレーザー光を照射することにより、記録層及
び反射層の非情報領域において、記録層及び反射層を除
去し、光学的に読み取り可能な記号を形成する。該レー
ザー光はパルス状で、その波長が 300〜550nm、刻印
部におけるパルスピーク出力の変動幅が4%p−p以内
である。 【効果】得られる光記録媒体は、その刻印部周囲が破壊
されず、バーコード等の光学的記号読取り機での読取り
性に優れ、また、その耐久性にも優れている。
する際に、保護層を付与形成する前に、それを付与形成
する側からレーザー光を照射することにより、記録層及
び反射層の非情報領域において、記録層及び反射層を除
去し、光学的に読み取り可能な記号を形成する。該レー
ザー光はパルス状で、その波長が 300〜550nm、刻印
部におけるパルスピーク出力の変動幅が4%p−p以内
である。 【効果】得られる光記録媒体は、その刻印部周囲が破壊
されず、バーコード等の光学的記号読取り機での読取り
性に優れ、また、その耐久性にも優れている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光記録媒体の製品
管理等を容易にするために、その記録層及び反射層の非
情報領域にレーザー光を照射して、文字、バーコード等
の光学的読み取り可能な記号を刻印する方法に関するも
のである。
管理等を容易にするために、その記録層及び反射層の非
情報領域にレーザー光を照射して、文字、バーコード等
の光学的読み取り可能な記号を刻印する方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】光記録媒体の製造工程においては、多数
の記録媒体が次々と作製されるため、記録媒体毎に固有
の記号を印字しておき、その後の製品管理や品質管理に
役立てるようにしている。そのような記号には、通し番
号、ロット番号、販売証明、頒布情報、名称、バーコー
ド、署名、巻・発行数、版数、日付け等がある。従来、
これらの記号は、スクリーン印刷法等によって基板上の
記録層及び反射層が設けられていない領域に容易に与え
られる。しかしながら、この場合、記録媒体の表面に表
示又は印字があるので、それらは損傷や変化を受けやす
く、また容易に除去されてしまう。また、インクのかす
れによる外観不良や、インクダストの発生という欠点も
あった。
の記録媒体が次々と作製されるため、記録媒体毎に固有
の記号を印字しておき、その後の製品管理や品質管理に
役立てるようにしている。そのような記号には、通し番
号、ロット番号、販売証明、頒布情報、名称、バーコー
ド、署名、巻・発行数、版数、日付け等がある。従来、
これらの記号は、スクリーン印刷法等によって基板上の
記録層及び反射層が設けられていない領域に容易に与え
られる。しかしながら、この場合、記録媒体の表面に表
示又は印字があるので、それらは損傷や変化を受けやす
く、また容易に除去されてしまう。また、インクのかす
れによる外観不良や、インクダストの発生という欠点も
あった。
【0003】そこで、この問題を解決するために、特開
平2-56750号公報や米国特許第4,961,077号では、再生
専用型の光記録媒体において、反射層の非情報領域にレ
ーザー光を照射して所定の記号を刻印することが提案さ
れている。しかし、この方法は、レーザー光のエネルギ
ーに敏感すぎて、光学的に読み取り可能な刻印が難し
い。すなわち、記録媒体の保護層ないしは基板層による
レーザー光の減衰を考慮せざるをえず、このため、高い
エネルギーのレーザー光を必要とするが、これが逆に保
護層や基板層を損傷しやすい。
平2-56750号公報や米国特許第4,961,077号では、再生
専用型の光記録媒体において、反射層の非情報領域にレ
ーザー光を照射して所定の記号を刻印することが提案さ
れている。しかし、この方法は、レーザー光のエネルギ
ーに敏感すぎて、光学的に読み取り可能な刻印が難し
い。すなわち、記録媒体の保護層ないしは基板層による
レーザー光の減衰を考慮せざるをえず、このため、高い
エネルギーのレーザー光を必要とするが、これが逆に保
護層や基板層を損傷しやすい。
【0004】また、特開平6-203412号公報では、ポリ
カーボネート基板を用いた全ての型の光記録媒体におい
て、保護層を付与形成する前に、反射層の非情報領域に
レーザー光を照射して所定の記号を刻印することが提案
されている。しかし、一回だけ書き込み可能な光記録媒
体では、再生専用型の光記録媒体とは異なり、光に極め
て敏感な記録層が存在するため、記録層及び反射層の非
情報領域にレーザー光を照射した場合、記録層の刻印部
周囲が破壊しやすく、更に、記録媒体の耐久性の悪化を
招きやすい。一回だけ書き込み可能な光記録媒体は、一
度、書き込んだ情報を永久に保存できることを最大の特
徴としなければならないため、高い耐久性が要求されて
いる。また、それの製品管理や品質管理上、バーコード
等の光学的読取り式記号は必須となりつつある。
カーボネート基板を用いた全ての型の光記録媒体におい
て、保護層を付与形成する前に、反射層の非情報領域に
レーザー光を照射して所定の記号を刻印することが提案
されている。しかし、一回だけ書き込み可能な光記録媒
体では、再生専用型の光記録媒体とは異なり、光に極め
て敏感な記録層が存在するため、記録層及び反射層の非
情報領域にレーザー光を照射した場合、記録層の刻印部
周囲が破壊しやすく、更に、記録媒体の耐久性の悪化を
招きやすい。一回だけ書き込み可能な光記録媒体は、一
度、書き込んだ情報を永久に保存できることを最大の特
徴としなければならないため、高い耐久性が要求されて
いる。また、それの製品管理や品質管理上、バーコード
等の光学的読取り式記号は必須となりつつある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、一回だけ書
き込み可能な光記録媒体において、光記録媒体の耐久性
に優れ、かつ、光学的記号の読取り機での読取り性に優
れ、更に刻印が消滅しにくく、外観が良好で塵埃の発生
が少ない刻印方法を提供することである。
き込み可能な光記録媒体において、光記録媒体の耐久性
に優れ、かつ、光学的記号の読取り機での読取り性に優
れ、更に刻印が消滅しにくく、外観が良好で塵埃の発生
が少ない刻印方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、一回だけ
書き込み可能な光記録媒体において、上記の課題を解決
するために、その記録層及び反射層の非情報領域にレー
ザー光による刻印を行なう検討を進めた結果、保護層を
付与形成する前に、保護層を付与形成する側からレーザ
ー光を照射して、記録層及び反射層を昇華させて除去す
ることにより、文字、バーコード等の光学的読み取り可
能な記号を形成すること、かつ、そのレーザー光はパル
ス状で可視領域の波長帯にあり、高い出力安定性である
ことが有効であるという事実を見出し、本発明を完成し
た。
書き込み可能な光記録媒体において、上記の課題を解決
するために、その記録層及び反射層の非情報領域にレー
ザー光による刻印を行なう検討を進めた結果、保護層を
付与形成する前に、保護層を付与形成する側からレーザ
ー光を照射して、記録層及び反射層を昇華させて除去す
ることにより、文字、バーコード等の光学的読み取り可
能な記号を形成すること、かつ、そのレーザー光はパル
ス状で可視領域の波長帯にあり、高い出力安定性である
ことが有効であるという事実を見出し、本発明を完成し
た。
【0007】すなわち、本発明は、基板層、記録層、金
を主体とする反射層、及び保護層からなる一回だけ書き
込み可能な光記録媒体を製造する際に、保護層を付与形
成する前に、保護層を付与形成する側から、波長が 300
〜550nm、パルス状で刻印部におけるパルスピーク出
力(1パルスにおける最大出力)の変動幅が4%p−p
(p−p:ピーク・ツー・ピーク,peak to peak)以内
であるレーザー光を照射することにより、記録層及び反
射層の非情報領域において、記録層及び反射層を除去
し、光学的に読み取り可能な記号を形成することを特徴
とする光記録媒体の刻印方法である。
を主体とする反射層、及び保護層からなる一回だけ書き
込み可能な光記録媒体を製造する際に、保護層を付与形
成する前に、保護層を付与形成する側から、波長が 300
〜550nm、パルス状で刻印部におけるパルスピーク出
力(1パルスにおける最大出力)の変動幅が4%p−p
(p−p:ピーク・ツー・ピーク,peak to peak)以内
であるレーザー光を照射することにより、記録層及び反
射層の非情報領域において、記録層及び反射層を除去
し、光学的に読み取り可能な記号を形成することを特徴
とする光記録媒体の刻印方法である。
【0008】
【発明の実施の形態】まず、本発明における基板、記録
層、反射層及び保護層について述べる。本発明において
用いられる基板としては、半導体レーザー光を実質的に
透過し、通常の光記録媒体に用いられる材料ならばいず
れでもよい。例えば、ポリカーボネート樹脂、アクリル
樹脂、ポリスチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、エポキシ樹
脂、ポリエステル樹脂、アモルファスポリオレフィン
等、又はガラス等の無機材料が使用できる。
層、反射層及び保護層について述べる。本発明において
用いられる基板としては、半導体レーザー光を実質的に
透過し、通常の光記録媒体に用いられる材料ならばいず
れでもよい。例えば、ポリカーボネート樹脂、アクリル
樹脂、ポリスチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、エポキシ樹
脂、ポリエステル樹脂、アモルファスポリオレフィン
等、又はガラス等の無機材料が使用できる。
【0009】本発明においては、上記の基板上にスピン
コート法等の塗布法で色素を含有する記録層を形成させ
る。この色素として、フタロシアニン系色素、ナフタロ
シアニン系色素、ポルフィリン系色素、チオピリリウム
系色素、アズレン系色素、ナフトキノン系色素、アント
ラキノン系色素、ジチオール金属錯体系色素、インドフ
ェノール系色素、トリフェニルメタン系色素、キサンテ
ン系色素、インダスレン系色素、インジオ系色素、メロ
シアニン系色素、アゾ系色素等が挙げられる。本発明に
おいては、記録層の上に反射層を成膜する。反射層に
は、金、銀、アルミニウム、銅、クロム、ニッケル、白
金等の金属やこれらの合金からなる薄膜が用いられる。
コート法等の塗布法で色素を含有する記録層を形成させ
る。この色素として、フタロシアニン系色素、ナフタロ
シアニン系色素、ポルフィリン系色素、チオピリリウム
系色素、アズレン系色素、ナフトキノン系色素、アント
ラキノン系色素、ジチオール金属錯体系色素、インドフ
ェノール系色素、トリフェニルメタン系色素、キサンテ
ン系色素、インダスレン系色素、インジオ系色素、メロ
シアニン系色素、アゾ系色素等が挙げられる。本発明に
おいては、記録層の上に反射層を成膜する。反射層に
は、金、銀、アルミニウム、銅、クロム、ニッケル、白
金等の金属やこれらの合金からなる薄膜が用いられる。
【0010】本発明においては、後述するように記録層
及び反射層の非情報領域に文字、バーコード等の光学的
読み取り可能な記号を形成した後、反射層の上に、記録
層及び反射層を保護するために保護層が設けられる。保
護層には、半導体レーザー光を実質的に透過する樹脂、
すなわちポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、エポキ
シ樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリシロキ
サン樹脂、シリコーン樹脂等や酸化ケイ素、酸化アルミ
ニウム、窒化ケイ素、窒化アルミニウム等の無機物が用
いられる。
及び反射層の非情報領域に文字、バーコード等の光学的
読み取り可能な記号を形成した後、反射層の上に、記録
層及び反射層を保護するために保護層が設けられる。保
護層には、半導体レーザー光を実質的に透過する樹脂、
すなわちポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、エポキ
シ樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリシロキ
サン樹脂、シリコーン樹脂等や酸化ケイ素、酸化アルミ
ニウム、窒化ケイ素、窒化アルミニウム等の無機物が用
いられる。
【0011】次に、本発明における刻印方法について述
べる。本発明において、記録層及び反射層に刻印するた
めに用いるレーザー光は、その波長が 300〜550nm、
パルス状で刻印部におけるパルスピーク出力(1パルス
における最大出力)の変動幅が4%p−p以内となるも
のである。
べる。本発明において、記録層及び反射層に刻印するた
めに用いるレーザー光は、その波長が 300〜550nm、
パルス状で刻印部におけるパルスピーク出力(1パルス
における最大出力)の変動幅が4%p−p以内となるも
のである。
【0012】本発明に用いるレーザー光の波長は 300〜
550nmの範囲であり、具体例としては、YAGレーザ
ー光源から照射され、波長変換装置を通してその波長を
1064nmから 532nmにしたレーザー光が挙げられる。
上記のレーザー光の波長の範囲は、次のような知見に基
づくものである。すなわち、記録層に含まれる色素の最
適な吸収帯は可視領域(おおよそ 300〜800nm)にあ
るが、用いるレーザー光の波長がこの領域内であれば、
記録層に刻印するのに充分で、かつその刻印部周囲を破
壊しない程度にレーザー光の出力レベルを選択できるこ
とが判った。更に、記録層に適するこの可視領域内で
も、反射層を形成する物質の反射率が低くなる波長(例
えば、金では 550nm程度以下)にすればよいことが判
った。
550nmの範囲であり、具体例としては、YAGレーザ
ー光源から照射され、波長変換装置を通してその波長を
1064nmから 532nmにしたレーザー光が挙げられる。
上記のレーザー光の波長の範囲は、次のような知見に基
づくものである。すなわち、記録層に含まれる色素の最
適な吸収帯は可視領域(おおよそ 300〜800nm)にあ
るが、用いるレーザー光の波長がこの領域内であれば、
記録層に刻印するのに充分で、かつその刻印部周囲を破
壊しない程度にレーザー光の出力レベルを選択できるこ
とが判った。更に、記録層に適するこの可視領域内で
も、反射層を形成する物質の反射率が低くなる波長(例
えば、金では 550nm程度以下)にすればよいことが判
った。
【0013】レーザー光の波長が 300nm未満では、記
録層中の色素に最適な吸収帯から外れるため、記録層に
充分な刻印を行なうには、高いレーザー光出力が必要と
なり、刻印部周囲を破壊しやすくなる。また、この場
合、レーザー光の波長が短い、すなわち、その振動数が
高いということにより、記録層中の色素自体も損傷しや
すい。一方、レーザー光の波長が可視領域内にて 550n
mを越えると、反射層の物質の反射率が 100%近くにな
るため、反射層に充分な刻印を行なうには、やはり高い
レーザー光出力が必要となり、刻印部周囲を破壊しやす
くなる。更に、この波長が可視領域の上限( 800nm程
度)以上では、記録層中の色素に最適な吸収帯から外れ
るため、刻印部周囲が破壊しやすく、記録層及び反射層
が損傷しやすくなる。
録層中の色素に最適な吸収帯から外れるため、記録層に
充分な刻印を行なうには、高いレーザー光出力が必要と
なり、刻印部周囲を破壊しやすくなる。また、この場
合、レーザー光の波長が短い、すなわち、その振動数が
高いということにより、記録層中の色素自体も損傷しや
すい。一方、レーザー光の波長が可視領域内にて 550n
mを越えると、反射層の物質の反射率が 100%近くにな
るため、反射層に充分な刻印を行なうには、やはり高い
レーザー光出力が必要となり、刻印部周囲を破壊しやす
くなる。更に、この波長が可視領域の上限( 800nm程
度)以上では、記録層中の色素に最適な吸収帯から外れ
るため、刻印部周囲が破壊しやすく、記録層及び反射層
が損傷しやすくなる。
【0014】ところで、レーザー光により記録層及び反
射層に刻印するには、これらの層を昇華させるのに充分
な大きさのレーザー光出力が必要である。このような光
出力を得るには、レーザー光をパルス化することが望ま
しく、とりわけ、YAGレーザー光を用いる場合、この
ことは必須となる。
射層に刻印するには、これらの層を昇華させるのに充分
な大きさのレーザー光出力が必要である。このような光
出力を得るには、レーザー光をパルス化することが望ま
しく、とりわけ、YAGレーザー光を用いる場合、この
ことは必須となる。
【0015】上記のように充分な大きさを得るためのパ
ルス化に加えて、レーザー光出力は、その変動幅が小さ
いこと、すなわち出力安定性が高いことが重要である。
なぜなら、記録層は光に極めて敏感であるため、レーザ
ー光出力の変動幅が大きい場合、刻印形状が大きく変動
し、またこの場合にあって、光出力が低いと削り残しが
生じ、光出力が高すぎると端面剥離が生じやすく、いず
れも光学的記号の読取り機での読取り性の悪化を招くか
らである。更に、光出力が過大になると、記録層の刻印
部周囲に破壊が生じ、記録媒体の耐久性の悪化を招く。
ルス化に加えて、レーザー光出力は、その変動幅が小さ
いこと、すなわち出力安定性が高いことが重要である。
なぜなら、記録層は光に極めて敏感であるため、レーザ
ー光出力の変動幅が大きい場合、刻印形状が大きく変動
し、またこの場合にあって、光出力が低いと削り残しが
生じ、光出力が高すぎると端面剥離が生じやすく、いず
れも光学的記号の読取り機での読取り性の悪化を招くか
らである。更に、光出力が過大になると、記録層の刻印
部周囲に破壊が生じ、記録媒体の耐久性の悪化を招く。
【0016】このようにパルス化され、かつ出力安定性
が高いレーザー光としては、2nsec 立ち上がりの光検
出器の信号を 20 MHz 帯域幅に制限されたオシロスコ
ープで 30 sec 観察して、刻印部におけるパルスピーク
出力の変動幅が4%p−p以内であるものが最適であ
る。
が高いレーザー光としては、2nsec 立ち上がりの光検
出器の信号を 20 MHz 帯域幅に制限されたオシロスコ
ープで 30 sec 観察して、刻印部におけるパルスピーク
出力の変動幅が4%p−p以内であるものが最適であ
る。
【0017】上記のような出力安定性が高いレーザー光
を得るには、レーザー光出力を安定化させる機能をレー
ザー共振器内部にもたせる方法と、それをレーザー共振
器外部にもたせる方法とがある。すなわち、前者は高安
定なレーザー光を発振できるレーザー共振装置を使う方
法であり、また後者は発振されたレーザー光をフィルタ
ー等の光学素子により矯正して高安定なレーザー光を取
り出す方法である。本発明では、いずれの方法を用いて
も構わない。
を得るには、レーザー光出力を安定化させる機能をレー
ザー共振器内部にもたせる方法と、それをレーザー共振
器外部にもたせる方法とがある。すなわち、前者は高安
定なレーザー光を発振できるレーザー共振装置を使う方
法であり、また後者は発振されたレーザー光をフィルタ
ー等の光学素子により矯正して高安定なレーザー光を取
り出す方法である。本発明では、いずれの方法を用いて
も構わない。
【0018】本発明において、上記のようなレーザー光
を照射する時期は保護層を付与形成する前であること、
また、その照射方向は保護層を付与形成する側からであ
ることが望ましい。これは、保護層ないしは基板層によ
るレーザー光の減衰、及びレーザー光出力の変動幅の増
大を避けるためである。
を照射する時期は保護層を付与形成する前であること、
また、その照射方向は保護層を付与形成する側からであ
ることが望ましい。これは、保護層ないしは基板層によ
るレーザー光の減衰、及びレーザー光出力の変動幅の増
大を避けるためである。
【0019】
【実施例】以下、実施例及び比較例により本発明を詳細
に説明する。
に説明する。
【0020】実施例1〜4及び比較例1〜5 いずれの例も、渦巻き状の溝を有するポリカーボネート
樹脂基板(厚さ1.2 mm,直径120 mm)を射出成形により
得て、その基板上に実質的にフタロシアニン系色素だけ
からなる記録層を成膜する。この記録層の上に、反射層
として厚さ100nmの金薄膜をスパッターにより成膜す
る。その後、表1に示すような条件でレーザー光を照射
し、バーコードを刻印する。ここで用いるレーザー光は
波長が 532nmのものであり、YAGレーザー光源から
照射された 1064nmの波長のレーザー光を波長変換装
置により変換したものである。また、保護層としては、
厚さ10μmのアクリレート系紫外線硬化樹脂を成膜し、
光記録媒体を作製する。得られた記録媒体について、刻
印状態を顕微鏡(倍率 100)にて観察し、またその耐久
性を評価し、それらの結果を表1にまとめる。
樹脂基板(厚さ1.2 mm,直径120 mm)を射出成形により
得て、その基板上に実質的にフタロシアニン系色素だけ
からなる記録層を成膜する。この記録層の上に、反射層
として厚さ100nmの金薄膜をスパッターにより成膜す
る。その後、表1に示すような条件でレーザー光を照射
し、バーコードを刻印する。ここで用いるレーザー光は
波長が 532nmのものであり、YAGレーザー光源から
照射された 1064nmの波長のレーザー光を波長変換装
置により変換したものである。また、保護層としては、
厚さ10μmのアクリレート系紫外線硬化樹脂を成膜し、
光記録媒体を作製する。得られた記録媒体について、刻
印状態を顕微鏡(倍率 100)にて観察し、またその耐久
性を評価し、それらの結果を表1にまとめる。
【0021】表1中の左欄の各項目については、次のと
おりである。 ・照射時期: バーコードを刻印するためにレーザー光
を照射する時期が、保護層を形成する前又は後かを示
す。 ・照射方向: このレーザー光を照射する方向が、保護
層を形成する側から、又は基板層側からかを示す。 ・刻印状態: 削り残しとは、バーコードのバーの中で
記録層や反射層が削り残っているか否か、また、端面剥
離とは、バーコードのバーの端面に剥離が生じているか
否かを示す。また、これらをバーコード読取り機での読
取り性の指標とする。 ・耐久性: 80℃及び85%RHの環境下での促進環境試
験(500時間)後における光記録媒体 100枚中の欠陥枚
数を次の試験にて評価する。すなわち、光記録媒体をC
Dテスター(CDCATS:商品名、Enterprise Cor
poration of America 製)により試験し、ブロックエ
ラーレート(以下、BLERと略する。)を測定する。
BLERとは、CDプレイヤーによるエラーの測定と較
正回路によって測定されたデータ中のエラーの割合であ
り、コンパクトディスク上の欠陥の工業的な許容測度で
ある。
おりである。 ・照射時期: バーコードを刻印するためにレーザー光
を照射する時期が、保護層を形成する前又は後かを示
す。 ・照射方向: このレーザー光を照射する方向が、保護
層を形成する側から、又は基板層側からかを示す。 ・刻印状態: 削り残しとは、バーコードのバーの中で
記録層や反射層が削り残っているか否か、また、端面剥
離とは、バーコードのバーの端面に剥離が生じているか
否かを示す。また、これらをバーコード読取り機での読
取り性の指標とする。 ・耐久性: 80℃及び85%RHの環境下での促進環境試
験(500時間)後における光記録媒体 100枚中の欠陥枚
数を次の試験にて評価する。すなわち、光記録媒体をC
Dテスター(CDCATS:商品名、Enterprise Cor
poration of America 製)により試験し、ブロックエ
ラーレート(以下、BLERと略する。)を測定する。
BLERとは、CDプレイヤーによるエラーの測定と較
正回路によって測定されたデータ中のエラーの割合であ
り、コンパクトディスク上の欠陥の工業的な許容測度で
ある。
【0022】
【表1】
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、光に極めて敏感な記録
層を持つ一回だけ書き込み可能な光記録媒体において、
その刻印部周囲は破壊されず、バーコード等の光学的記
号読取り機での読取り性に優れ、また、光記録媒体自身
の耐久性が優れたものを得ることができる。
層を持つ一回だけ書き込み可能な光記録媒体において、
その刻印部周囲は破壊されず、バーコード等の光学的記
号読取り機での読取り性に優れ、また、光記録媒体自身
の耐久性が優れたものを得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G11B 7/00 9464−5D G11B 7/00 L
Claims (1)
- 【請求項1】 基板層、記録層、金を主体とする反射
層、及び保護層からなる一回だけ書き込み可能な光記録
媒体を製造する際に、保護層を付与形成する前に、保護
層を付与形成する側から、波長が 300〜550nm、パル
ス状で刻印部におけるパルスピーク出力の変動幅が4%
p−p以内であるレーザー光を照射することにより、記
録層及び反射層の非情報領域において、記録層及び反射
層を除去し、光学的に読み取り可能な記号を形成するこ
とを特徴とする光記録媒体の刻印方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7218826A JPH0963128A (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | 光記録媒体の刻印方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7218826A JPH0963128A (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | 光記録媒体の刻印方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0963128A true JPH0963128A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=16725959
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7218826A Pending JPH0963128A (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | 光記録媒体の刻印方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0963128A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005520711A (ja) * | 2002-03-15 | 2005-07-14 | カーベーアー−ジオリ ソシエテ アノニム | 紙幣、カード等の偽造防止手段 |
-
1995
- 1995-08-28 JP JP7218826A patent/JPH0963128A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005520711A (ja) * | 2002-03-15 | 2005-07-14 | カーベーアー−ジオリ ソシエテ アノニム | 紙幣、カード等の偽造防止手段 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040427 |