JPH0963465A - 電界放出型微小冷陰極およびその製造方法 - Google Patents
電界放出型微小冷陰極およびその製造方法Info
- Publication number
- JPH0963465A JPH0963465A JP21687895A JP21687895A JPH0963465A JP H0963465 A JPH0963465 A JP H0963465A JP 21687895 A JP21687895 A JP 21687895A JP 21687895 A JP21687895 A JP 21687895A JP H0963465 A JPH0963465 A JP H0963465A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main surface
- surface side
- insulating layer
- substrate
- emitter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Cold Cathode And The Manufacture (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電界放出の均一性が良く、電界放出効率が高
く、かつ消費電力の少ない電界放出型微小冷陰極および
その高精度で再現性の高い簡易な製造方法を提供するこ
と。 【解決手段】 窓部6が形成された基板1と、前記基板
1の第1主面1A側に形成されたp+ あるいはp型のゲ
ート層3と、前記ゲート層3の前記第1主面側に形成さ
れた第1絶縁層4Aと、前記第1絶縁層の第1主面側を
被覆すると共に、尖鋭な先端部が前記第1絶縁層から前
記ゲート層に対し非接触状態で前記基板の窓部内に露出
するように形成されたエミッタ5Aと、前記基板の前記
第1主面側とは反対側の第2主面側に形成された第2絶
縁層4Bとを具備する。
く、かつ消費電力の少ない電界放出型微小冷陰極および
その高精度で再現性の高い簡易な製造方法を提供するこ
と。 【解決手段】 窓部6が形成された基板1と、前記基板
1の第1主面1A側に形成されたp+ あるいはp型のゲ
ート層3と、前記ゲート層3の前記第1主面側に形成さ
れた第1絶縁層4Aと、前記第1絶縁層の第1主面側を
被覆すると共に、尖鋭な先端部が前記第1絶縁層から前
記ゲート層に対し非接触状態で前記基板の窓部内に露出
するように形成されたエミッタ5Aと、前記基板の前記
第1主面側とは反対側の第2主面側に形成された第2絶
縁層4Bとを具備する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電界放出型微小冷陰
極およびその製造方法に関する。電界放出型微小冷陰極
は真空マイクロデバイス用の放射電極として欠くことの
できない構成要素である。真空マイクロデバイスは電子
が真空空間を移動するもので、電子の移動速度が大き
く、高速動作および高温動作ができ、放射線損傷を受け
にくい特徴があり、超高速演算素子、マイクロ波素子や
微小表示素子などへの応用が拡大している。
極およびその製造方法に関する。電界放出型微小冷陰極
は真空マイクロデバイス用の放射電極として欠くことの
できない構成要素である。真空マイクロデバイスは電子
が真空空間を移動するもので、電子の移動速度が大き
く、高速動作および高温動作ができ、放射線損傷を受け
にくい特徴があり、超高速演算素子、マイクロ波素子や
微小表示素子などへの応用が拡大している。
【0002】
【従来の技術】従来、電界放出型微小冷陰極の製造方法
として数種類の方法が提案されている。これら従来法の
欠点はエミッタの寸法を正確に制御することが極めて困
難であり、そのため電界放出の均一性が低く、かつエミ
ッタの先端部の先鋭度に欠けるため電界放出効率が低
く、消費電力の増大をもたらすという欠点があった。
として数種類の方法が提案されている。これら従来法の
欠点はエミッタの寸法を正確に制御することが極めて困
難であり、そのため電界放出の均一性が低く、かつエミ
ッタの先端部の先鋭度に欠けるため電界放出効率が低
く、消費電力の増大をもたらすという欠点があった。
【0003】このような欠点を解決するため、例えば特
開平6−267403に開示されているような微小冷陰
極製造方法が開発された。この方法は、エミッタの形成
を異方性エッチングなどのフォトリソグラフィ法で形成
した凹部および窓部の正確な形状に沿って形成された第
1の絶縁層を原形として用い、これにエミッタ層の材料
を充填することにより、エミッタを正確な形状および寸
法に仕上げようとするものである。
開平6−267403に開示されているような微小冷陰
極製造方法が開発された。この方法は、エミッタの形成
を異方性エッチングなどのフォトリソグラフィ法で形成
した凹部および窓部の正確な形状に沿って形成された第
1の絶縁層を原形として用い、これにエミッタ層の材料
を充填することにより、エミッタを正確な形状および寸
法に仕上げようとするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
6−267403に開示されているような従来の電界放
出型微小冷陰極製造方法においては次のような問題があ
る。
6−267403に開示されているような従来の電界放
出型微小冷陰極製造方法においては次のような問題があ
る。
【0005】初めに、エミッタ部分を作成したのちに、
ゲートをエミッタ先端に配置することにより電界放出型
微小冷陰極を作成している。このため、ゲート作成時と
エミッタ作成時にそれぞれマスクを行う工程が必要であ
る、そのためゲートの位置合わせの精度が従来よりもや
や正確であるが、依然として満足できる精度を保つこと
ができないとの問題がある。また、構造上からも、基板
の第1主面側からエミッタを作成した後、第2主面側か
らゲートを作成する構造になっており、大面積に多量の
エミッタを作り込むことを考えた場合に精度上の問題が
不十分である。特に、エミッタとゲート間の距離は僅か
なずれがあっても特性に大きな影響を与えることが知ら
れている(IEEE TRANSACTIONS ON
ELECTRON DEVICES,VOL.38,
NO.10,OCTOBER 1991,Pages
2392〜2394に記載されている発明者の論文参
照)。したがって、エミッタとゲート間の距離を制御す
る必要がある。
ゲートをエミッタ先端に配置することにより電界放出型
微小冷陰極を作成している。このため、ゲート作成時と
エミッタ作成時にそれぞれマスクを行う工程が必要であ
る、そのためゲートの位置合わせの精度が従来よりもや
や正確であるが、依然として満足できる精度を保つこと
ができないとの問題がある。また、構造上からも、基板
の第1主面側からエミッタを作成した後、第2主面側か
らゲートを作成する構造になっており、大面積に多量の
エミッタを作り込むことを考えた場合に精度上の問題が
不十分である。特に、エミッタとゲート間の距離は僅か
なずれがあっても特性に大きな影響を与えることが知ら
れている(IEEE TRANSACTIONS ON
ELECTRON DEVICES,VOL.38,
NO.10,OCTOBER 1991,Pages
2392〜2394に記載されている発明者の論文参
照)。したがって、エミッタとゲート間の距離を制御す
る必要がある。
【0006】本発明は上述の点にかんがみてなされたも
ので、電界放出の均一性が良く、電界放出効率が高く、
かつ消費電力の少ない電界放出型微小冷陰極およびその
高精度で再現性の高い簡易な製造方法を提供することを
目的とする。
ので、電界放出の均一性が良く、電界放出効率が高く、
かつ消費電力の少ない電界放出型微小冷陰極およびその
高精度で再現性の高い簡易な製造方法を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、発明者は基板の第1主面側に先ずゲートを作成し、
その後で同じ第1主面側にエミッタを作成することによ
り、ゲート部がマスクそのものの役割を果たすという発
想に基づいてエミッタを完成させた。そのため、マスク
の工程数を減らすことが可能となった。また、発明者は
単結晶p+ 領域がエッチンクされにくい性質、すなわち
p+ 領域またはpn接合面においてエッチングを停止す
るという性質をエミッタの作成に応用することに着目し
た。上述したように、基板の第1主面側にゲートとエミ
ッタを作成するようにしたので陽極と対向する際の距離
は基板の厚みで制御できるようになった。
め、発明者は基板の第1主面側に先ずゲートを作成し、
その後で同じ第1主面側にエミッタを作成することによ
り、ゲート部がマスクそのものの役割を果たすという発
想に基づいてエミッタを完成させた。そのため、マスク
の工程数を減らすことが可能となった。また、発明者は
単結晶p+ 領域がエッチンクされにくい性質、すなわち
p+ 領域またはpn接合面においてエッチングを停止す
るという性質をエミッタの作成に応用することに着目し
た。上述したように、基板の第1主面側にゲートとエミ
ッタを作成するようにしたので陽極と対向する際の距離
は基板の厚みで制御できるようになった。
【0008】よって、本発明の電界放出型微小冷陰極
は、窓部が形成された基板と、前記基板の第1主面側に
形成されたp+ あるいはp型のゲート層と、前記ゲート
層の前記第1主面側に形成された第1絶縁層と、前記第
1絶縁層の第1主面側を被覆すると共に、尖鋭な先端部
が前記第1絶縁層から前記ゲート層に対し非接触状態で
前記基板の窓部内に露出するように形成されたエミッタ
と、前記基板の前記第1主面側とは反対側の第2主面側
に形成された第2絶縁層と、を具備することを特徴とす
る。
は、窓部が形成された基板と、前記基板の第1主面側に
形成されたp+ あるいはp型のゲート層と、前記ゲート
層の前記第1主面側に形成された第1絶縁層と、前記第
1絶縁層の第1主面側を被覆すると共に、尖鋭な先端部
が前記第1絶縁層から前記ゲート層に対し非接触状態で
前記基板の窓部内に露出するように形成されたエミッタ
と、前記基板の前記第1主面側とは反対側の第2主面側
に形成された第2絶縁層と、を具備することを特徴とす
る。
【0009】また、本発明の電界放出型微小冷陰極の製
造方法は、n型Si単結晶基板表面の第1主面側にイオ
ン打ち込みによりp+ あるいはp型層からなるゲート層
を部分的に形成する工程と、前記打ち込み部以外の部分
を少なくとも先端部が尖鋭となるように凹部を刻設する
工程と、前記凹部を含む前記基板の第1主面側に第1絶
縁層を形成する工程と、前記第1絶縁層の第1主面側の
形状に沿って先端部が尖鋭なエミッタおよび前記ゲート
層と電気的に導通するゲート材料層を形成する工程と、
前記基板の第1主面側とは反対側の第2主面側に第2絶
縁層を形成する工程と、前記基板の第2主面側から窓部
を穿設し、前記ゲート層を露出する工程と、前記エミッ
タの少なくとも先端部に対応する部分の前記第1絶縁層
を除去して前記エミッタを露出させる工程とを具備し、
ゲートとエミッタの相対的な位置関係が自己整合的に決
定するように構成したことを特徴とする。
造方法は、n型Si単結晶基板表面の第1主面側にイオ
ン打ち込みによりp+ あるいはp型層からなるゲート層
を部分的に形成する工程と、前記打ち込み部以外の部分
を少なくとも先端部が尖鋭となるように凹部を刻設する
工程と、前記凹部を含む前記基板の第1主面側に第1絶
縁層を形成する工程と、前記第1絶縁層の第1主面側の
形状に沿って先端部が尖鋭なエミッタおよび前記ゲート
層と電気的に導通するゲート材料層を形成する工程と、
前記基板の第1主面側とは反対側の第2主面側に第2絶
縁層を形成する工程と、前記基板の第2主面側から窓部
を穿設し、前記ゲート層を露出する工程と、前記エミッ
タの少なくとも先端部に対応する部分の前記第1絶縁層
を除去して前記エミッタを露出させる工程とを具備し、
ゲートとエミッタの相対的な位置関係が自己整合的に決
定するように構成したことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる電界放出型
微小冷陰極の製造方法を図面に基づいて説明する。
微小冷陰極の製造方法を図面に基づいて説明する。
【0011】図1〜3は本発明の電界放出型微小冷陰極
の製造方法を工程順に前期、中期、後期に分割して説明
する図であり、(a)、(b)、(c)、(d)、
(e)は各図の工程をさらに細分して示す図である。
の製造方法を工程順に前期、中期、後期に分割して説明
する図であり、(a)、(b)、(c)、(d)、
(e)は各図の工程をさらに細分して示す図である。
【0012】図1(a)に示す工程において、n型Si
単結晶基板1の表面の第1主面1A側にレジスト2を塗
布する。
単結晶基板1の表面の第1主面1A側にレジスト2を塗
布する。
【0013】図1(b)に示す工程において、n型Si
単結晶基板1の表面の第1主面1A側のレジスト2をパ
ターニングする。
単結晶基板1の表面の第1主面1A側のレジスト2をパ
ターニングする。
【0014】図1(c)に示す工程において、n型Si
単結晶基板1の表面の第1主面1A側にイオン打ち込み
によりp+ 層あるいはp型層からなるゲート層3を部分
的に形成する。
単結晶基板1の表面の第1主面1A側にイオン打ち込み
によりp+ 層あるいはp型層からなるゲート層3を部分
的に形成する。
【0015】図1(d)に示す工程において、レジスト
2を除去する。
2を除去する。
【0016】図1(e)に示す工程において、KOH
(水酸化カリウム)水溶液やEDP(エチレンジアミン
ピロカテコール)溶液などの異方性エッチング液を用い
て、前記打ち込み部以外の部分を少なくとも先端部が尖
鋭となるように凹部またはへこみ7(図面では逆ピラミ
ッド型)を刻設する。このへこみ7が後の工程でエミッ
タ5Aとなる部分の鋳型として使用される。図1(e)
の工程において、単結晶p+ 領域がエッチンクされにく
い性質が利用されている。
(水酸化カリウム)水溶液やEDP(エチレンジアミン
ピロカテコール)溶液などの異方性エッチング液を用い
て、前記打ち込み部以外の部分を少なくとも先端部が尖
鋭となるように凹部またはへこみ7(図面では逆ピラミ
ッド型)を刻設する。このへこみ7が後の工程でエミッ
タ5Aとなる部分の鋳型として使用される。図1(e)
の工程において、単結晶p+ 領域がエッチンクされにく
い性質が利用されている。
【0017】図2(a)に示す工程において、シリコン
基板1の第1主面1A側面および第2主面1B側面にそ
れぞれ熱酸化により酸化シリコン膜の第1絶縁層4Aお
よび第2絶縁層4Bを形成する。第1絶縁層4Aは上記
凹部7の中にその形状に沿って形成される。第1主面1
A側面および第2主面1B側面の両面に酸化シリコン膜
を同時に形成する必要はない。
基板1の第1主面1A側面および第2主面1B側面にそ
れぞれ熱酸化により酸化シリコン膜の第1絶縁層4Aお
よび第2絶縁層4Bを形成する。第1絶縁層4Aは上記
凹部7の中にその形状に沿って形成される。第1主面1
A側面および第2主面1B側面の両面に酸化シリコン膜
を同時に形成する必要はない。
【0018】図2(b)に示す工程において、レジスト
2をシリコン基板1の第1主面1A側面および第2主面
1B側面に塗布した後、露光してパターンを作成する。
裏面も行うが必ずしも同時に行う必要はない。
2をシリコン基板1の第1主面1A側面および第2主面
1B側面に塗布した後、露光してパターンを作成する。
裏面も行うが必ずしも同時に行う必要はない。
【0019】図2(c)に示す工程において、BHF
(バッファードフッ酸)等で酸化シリコン膜を除去し、
シリコン基板1に窓を開ける。
(バッファードフッ酸)等で酸化シリコン膜を除去し、
シリコン基板1に窓を開ける。
【0020】図2(d)に示す工程において、レジスト
2を除去する。
2を除去する。
【0021】図2(e)に示す工程において、W、M
o、Si、WSi2 、LaB6 、ダイヤモンド等に代表
されるエミッタ・ゲート材料5を堆積する。エミッタ・
ゲート材料5は第1絶縁層4Aの第1主面1A側を被覆
する。エミッタ・ゲート材料5は、後述するようにエミ
ッタ5Aとゲート配線5Bに分離するが、必ずしもエミ
ッタ5Aとゲート配線5Bは同じ材料である必要はな
い。エミッタ5Aとゲート配線5Bが異なる材料からで
きている場合には、後述のエミッタ5Aとゲート配線5
Bをそれぞれの位置に堆積する工程が必要となるが、代
わりに図3(a)の工程と図3(b)の工程は不要とな
る。
o、Si、WSi2 、LaB6 、ダイヤモンド等に代表
されるエミッタ・ゲート材料5を堆積する。エミッタ・
ゲート材料5は第1絶縁層4Aの第1主面1A側を被覆
する。エミッタ・ゲート材料5は、後述するようにエミ
ッタ5Aとゲート配線5Bに分離するが、必ずしもエミ
ッタ5Aとゲート配線5Bは同じ材料である必要はな
い。エミッタ5Aとゲート配線5Bが異なる材料からで
きている場合には、後述のエミッタ5Aとゲート配線5
Bをそれぞれの位置に堆積する工程が必要となるが、代
わりに図3(a)の工程と図3(b)の工程は不要とな
る。
【0022】図3(a)に示す工程において、レジスト
2をパターニングする。
2をパターニングする。
【0023】図3(b)に示す工程において、エミッタ
5の材料をエッチングする。先のとがったエミッタ5A
を形成し、ゲート層3と電気的に導通するゲート材料層
すなわちゲート配線5Bを形成する。
5の材料をエッチングする。先のとがったエミッタ5A
を形成し、ゲート層3と電気的に導通するゲート材料層
すなわちゲート配線5Bを形成する。
【0024】図3(c)に示す工程において、レジスト
2を除去して、エッチング保護膜としてSi3 N4 を堆
積する。
2を除去して、エッチング保護膜としてSi3 N4 を堆
積する。
【0025】図3(d)に示す工程において、シリコン
基板1の第2主面1B側からエッチングする。シリコン
基板1のエッチングをp+ 層またはp型層3で停止させ
る。このようにして、窓部6が穿設され、ゲート層3が
露出される。
基板1の第2主面1B側からエッチングする。シリコン
基板1のエッチングをp+ 層またはp型層3で停止させ
る。このようにして、窓部6が穿設され、ゲート層3が
露出される。
【0026】エッチングの停止は次の方法で行う。 (1)KOH(水酸化カリウム)水溶液あるいはEDP
(エチレンジアミンピロカテコール)溶液等に代表され
る異方性エッチング水溶液でエッチングするとp型層ま
たはp+ 層3が残る。 (2)pn接合に順バイアスを加えながら上記溶液を用
いてエッチングすると、接合部分で自動的にエッチング
が停止する。この場合、(1)でp+ である必要はな
く、pn接合であれば良い。
(エチレンジアミンピロカテコール)溶液等に代表され
る異方性エッチング水溶液でエッチングするとp型層ま
たはp+ 層3が残る。 (2)pn接合に順バイアスを加えながら上記溶液を用
いてエッチングすると、接合部分で自動的にエッチング
が停止する。この場合、(1)でp+ である必要はな
く、pn接合であれば良い。
【0027】図3(e)に示す工程において、シリコン
基板1をエッチングした後、エミッタの少なくとも先端
部に対応する部分の酸化シリコン膜の第1絶縁層4Aを
BHF等でエッチングして開口8を形成し、ここからエ
ミッタ5Aを窓部6の中に露出させる。ここでSi3 N
4 を除去しても良い。エミッタ5Aは第1絶縁層4Aの
開口8からp型層3に接触しないよう基板1の窓部6に
突入する尖鋭な先端部を有する。なお、図3(e)は本
発明による電界放出型微小冷陰極の断面図となる。
基板1をエッチングした後、エミッタの少なくとも先端
部に対応する部分の酸化シリコン膜の第1絶縁層4Aを
BHF等でエッチングして開口8を形成し、ここからエ
ミッタ5Aを窓部6の中に露出させる。ここでSi3 N
4 を除去しても良い。エミッタ5Aは第1絶縁層4Aの
開口8からp型層3に接触しないよう基板1の窓部6に
突入する尖鋭な先端部を有する。なお、図3(e)は本
発明による電界放出型微小冷陰極の断面図となる。
【0028】
【実施例】発明者が本発明の方法を実験したときの主要
な数値は次のようである。
な数値は次のようである。
【0029】図1(b)に示す工程において、レジスト
を直径2μmの範囲でマスクした。図1(c)に示す工
程において、BF2 +ガスを140keV(B+ 33ke
V相当)で1×1016cm-2注入した。
を直径2μmの範囲でマスクした。図1(c)に示す工
程において、BF2 +ガスを140keV(B+ 33ke
V相当)で1×1016cm-2注入した。
【0030】図1(d)に示す工程において、1000
℃、3時間の活性化、拡散アニールを使用した。
℃、3時間の活性化、拡散アニールを使用した。
【0031】図1(e)に示す工程において、40℃の
KOH(水酸化カリウム)水溶液の異方性エッチング液
を用いて20分間エッチングした。
KOH(水酸化カリウム)水溶液の異方性エッチング液
を用いて20分間エッチングした。
【0032】図2(a)に示す工程において、シリコン
基板1の第1主面1A側面に1000℃で24分間のウ
エット熱酸化により厚さ0.3μmの酸化シリコン膜の
第1絶縁層4Aを形成した。
基板1の第1主面1A側面に1000℃で24分間のウ
エット熱酸化により厚さ0.3μmの酸化シリコン膜の
第1絶縁層4Aを形成した。
【0033】図2(e)に示す工程において、WSi2
のエミッタ・ゲート材料5を1μm堆積した。
のエミッタ・ゲート材料5を1μm堆積した。
【0034】図3(c)に示す工程において、エッチン
グ保護膜としてWSi2 上にSi3N4 をプラズマCV
D法で0.5μm堆積した。
グ保護膜としてWSi2 上にSi3N4 をプラズマCV
D法で0.5μm堆積した。
【0035】
【発明の効果】本発明の電界放出型微小冷陰極の製造方
法では、p+ 層またはp型層を予め基板に形成した後、
これがエッチングされにくい性質を利用して、凹部を基
板に形成し、前記凹部にエミッタ材料を作成するように
構成し、かつpn接合面においてエッチングが停止する
性質を利用して、基板の第2主面側からのエッチングを
p型層またはp+ 層で停止させるように構成したので、
ゲート位置に応じてエミッタの位置が決定し、エミッタ
とゲートを自己整合的に形成することができ、特性にば
らつきの無い製品を再現性良く製造できる効果がある。
また、上記方法で製作した電界放出型微小冷陰極は寸法
が精密であるので、電界放出の均一性が良く、電界放出
効率が高く、かつ消費電力が少ないという効果がある。
また、エミッタとゲートが基板の同じ第1主面側に形成
されているので配線上有利という効果もある。
法では、p+ 層またはp型層を予め基板に形成した後、
これがエッチングされにくい性質を利用して、凹部を基
板に形成し、前記凹部にエミッタ材料を作成するように
構成し、かつpn接合面においてエッチングが停止する
性質を利用して、基板の第2主面側からのエッチングを
p型層またはp+ 層で停止させるように構成したので、
ゲート位置に応じてエミッタの位置が決定し、エミッタ
とゲートを自己整合的に形成することができ、特性にば
らつきの無い製品を再現性良く製造できる効果がある。
また、上記方法で製作した電界放出型微小冷陰極は寸法
が精密であるので、電界放出の均一性が良く、電界放出
効率が高く、かつ消費電力が少ないという効果がある。
また、エミッタとゲートが基板の同じ第1主面側に形成
されているので配線上有利という効果もある。
【図1】本発明の電界放出型微小冷陰極の製造方法の前
期工程を説明する図であり、(a)(b)(c)(d)
(e)はこの工程をさらに工程順に細分して示す図であ
る。
期工程を説明する図であり、(a)(b)(c)(d)
(e)はこの工程をさらに工程順に細分して示す図であ
る。
【図2】本発明の電界放出型微小冷陰極の製造方法の中
期工程を説明する図であり、(a)(b)(c)(d)
(e)はこの工程をさらに工程順に細分して示す図であ
る。
期工程を説明する図であり、(a)(b)(c)(d)
(e)はこの工程をさらに工程順に細分して示す図であ
る。
【図3】本発明の電界放出型微小冷陰極の製造方法の後
期工程を説明する図であり、(a)(b)(c)(d)
(e)はこの工程をさらに工程順に細分して示す図であ
る。
期工程を説明する図であり、(a)(b)(c)(d)
(e)はこの工程をさらに工程順に細分して示す図であ
る。
1 n型Si単結晶基板 1A 第1主面 1B 第2主面 2 レジスト 3 p+ 層またはp型層 4A 第1絶縁層 4B 第2絶縁層 5 エミッタ・ゲート材料 5A エミッタ 5B ゲート配線 6 窓部 7 凹部またはへこみ 8 開口
Claims (2)
- 【請求項1】 窓部が形成された基板と、 前記基板の第1主面側に形成されたp+ あるいはp型の
ゲート層と、 前記ゲート層の前記第1主面側に形成された第1絶縁層
と、 前記第1絶縁層の第1主面側を被覆すると共に、尖鋭な
先端部が前記第1絶縁層から前記ゲート層に対し非接触
状態で前記基板の窓部内に露出するように形成されたエ
ミッタと、 前記基板の前記第1主面側とは反対側の第2主面側に形
成された第2絶縁層と、 を具備することを特徴とする電界放出型微小冷陰極。 - 【請求項2】 n型Si単結晶基板表面の第1主面側に
イオン打ち込みによりp+ あるいはp型層からなるゲー
ト層を部分的に形成する工程と、 前記打ち込み部以外の部分を少なくとも先端部が尖鋭と
なるように凹部を刻設する工程と、 前記凹部を含む前記基板の第1主面側に第1絶縁層を形
成する工程と、 前記第1絶縁層の第1主面側の形状に沿って先端部が尖
鋭なエミッタおよび前記ゲート層と電気的に導通するゲ
ート材料層を形成する工程と、 前記基板の第1主面側とは反対側の第2主面側に第2絶
縁層を形成する工程と、 前記基板の第2主面側から窓部を穿設し、前記ゲート層
を露出する工程と、 前記エミッタの少なくとも先端部に対応する部分の前記
第1絶縁層を除去して前記エミッタを露出させる工程
と、 を具備し、ゲートとエミッタの相対的な位置関係が自己
整合的に決定するように構成したことを特徴とする電界
放出型微小冷陰極の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21687895A JPH0963465A (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 電界放出型微小冷陰極およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21687895A JPH0963465A (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 電界放出型微小冷陰極およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0963465A true JPH0963465A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=16695335
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21687895A Withdrawn JPH0963465A (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 電界放出型微小冷陰極およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0963465A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100435265C (zh) * | 2005-03-16 | 2008-11-19 | 毕明光 | 利用核径迹技术制造场发射真空微电子器件及显示器 |
-
1995
- 1995-08-25 JP JP21687895A patent/JPH0963465A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100435265C (zh) * | 2005-03-16 | 2008-11-19 | 毕明光 | 利用核径迹技术制造场发射真空微电子器件及显示器 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0495227A1 (en) | Method of forming planar vacuum microelectronic devices with self aligned anode | |
| JP3226238B2 (ja) | 電界放出型冷陰極およびその製造方法 | |
| US5627427A (en) | Silicon tip field emission cathodes | |
| US5457355A (en) | Asymmetrical field emitter | |
| EP0633594B1 (en) | Field-emission element having a cathode with a small radius and method for fabricating the element | |
| US6448100B1 (en) | Method for fabricating self-aligned field emitter tips | |
| US5049460A (en) | Method for producing beam-shaping diaphragms for lithographic devices | |
| US5857885A (en) | Methods of forming field emission devices with self-aligned gate structure | |
| US5494179A (en) | Field-emitter having a sharp apex and small-apertured gate and method for fabricating emitter | |
| US5618217A (en) | Method for fabrication of discrete dynode electron multipliers | |
| JPH0963465A (ja) | 電界放出型微小冷陰極およびその製造方法 | |
| JPH06196086A (ja) | 電界放出陰極及びその形成方法 | |
| US5607335A (en) | Fabrication of electron-emitting structures using charged-particle tracks and removal of emitter material | |
| KR0174126B1 (ko) | 전계 방출형 전자 총 제조 방법 | |
| Campisi et al. | Microfabrication of field emission devices for vacuum integrated circuits using orientation dependent etching | |
| US6121066A (en) | Method for fabricating a field emission display | |
| KR100246254B1 (ko) | 실리사이드를 에미터와 게이트로 갖는 전계 방출 소자의 제조방법 | |
| US5924903A (en) | Method of fabricating a cold cathode for field emission | |
| JPH0612963A (ja) | 静電型マイクロリレーの製造方法 | |
| JPH1079223A (ja) | 電界放出型微小冷陰極およびその製造方法 | |
| JPH06310029A (ja) | 電子銃および量子細線の製造方法 | |
| JPH05174703A (ja) | 電界放出型素子とその製造方法 | |
| KR19980019609A (ko) | 전계방출 소자 제조방법 | |
| JP2002014116A (ja) | ナノプローブ装置及びその製造方法 | |
| KR100199924B1 (ko) | 몰드법을 이용한 다이아몬드 3극 필드 에미터 제조방법 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021105 |