JPH0963587A - 有機電解液二次電池 - Google Patents
有機電解液二次電池Info
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- JPH0963587A JPH0963587A JP7239210A JP23921095A JPH0963587A JP H0963587 A JPH0963587 A JP H0963587A JP 7239210 A JP7239210 A JP 7239210A JP 23921095 A JP23921095 A JP 23921095A JP H0963587 A JPH0963587 A JP H0963587A
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Abstract
なく、低温負荷特性が良好な有機電解液二次電池を提供
する。 【構成】 リチウム含有遷移金属カルコゲナイドを正極
活物質とする有機電解液二次電池において、負極活物質
として層間距離d002 が3.37Å以下で、c軸方向の
結晶子サイズLcが400Å以上のカーボンと層間距離
d002 が3.60Å以上で、c軸方向の結晶子サイズL
cが100Å以下のカーボンとの混合物を用いる。上記
層間距離d002 が3.37Å以下で、c軸方向の結晶子
サイズLcが400Å以上のカーボンと層間距離d002
が3.60Å以上で、c軸方向の結晶子サイズLcが1
00Å以下のカーボンとの混合比としては、重量比で9
8:2〜85:15であることが好ましい。
Description
池に係わり、さらに詳しくは、その負極活物質のカーボ
ンの改良に関する。
正極活物質とする有機電解液二次電池では、負極活物質
として一般にカーボンが用いられている。このカーボン
は層状構造をしており、その層間をリチウムがインター
カレートすることによって充電される。この層状構造に
ついては原料を熱処理することによって制御でき、たと
えばカーボン作製過程において熱処理温度が高い場合に
は、層間距離d002 が狭くなり、現存する最高の結晶性
を有する天然黒鉛では層間距離d002 が3.35Å
(0.335nm)近くになり、c軸方向の結晶子サイ
ズLcは大きくなり1000Å以上にもなる。また、原
料に比較的多くのベンゼン環を含んでいる場合と、たと
えば炭素の一次結合が多い原料とでは、同じ熱処理温度
でも、異なった層間距離d002 とc軸方向の結晶子サイ
ズLcを持つことになる。
として用い、たとえばLiNiO2、LiCoO2 など
のリチウム含有遷移金属カルコゲナイドを正極活物質と
して用いた有機電解液二次電池では、黒鉛化が進んだカ
ーボン、すなわち、層間距離d002 が小さく、c軸方向
の結晶子サイズLcが大きいカーボンを負極活物質とし
て用いた方が高い充放電容量を得ることができ、理論的
にはC6 Li、つまり372mAh/gの充放電容量を
得ることができるようになっている。
のように層間距離d002 が小さくなるため、この二次電
池におけるモビリティー(移動イオン)であるリチウム
イオンのバルク(固体)内拡散速度が低下し、結果的に
高い電流密度、たとえば2mA/cm2 では、充放電容
量が低下する傾向がある。つまり、電池の負荷特性が悪
くなるという傾向がある。
め、負荷特性を改善するためにはカーボンの黒鉛化度を
低減する必要があるが、そのようにした場合、室温での
充放電容量が低下するという問題が生じることになる。
負極活物質として用いた電池でも、定電流−定電圧法と
いう充電方法を採用すると、充電後期に充電電流密度が
減衰するため、これまでのところ実用上特に問題は生じ
なかった。
者が電池が充電される可能性のある各種条件下での充電
特性を検討するため、上記電池を充電時の温度や電流密
度を変化させて充放電させ、その充放電容量を測定した
ところ、低温(0℃以下)では極端に充放電容量が低下
し、またカーボンへのリチウムのインターカレーション
との競争反応の結果、リチウムが非常に析出しやすいこ
とが判明した。すなわち、負極の各部位で電位が均一で
なくなった場合、電位が低くなったところでリチウムが
析出しやすく、そのため、電池の短絡や発火が生じやす
いという問題があった。
の有機電解液二次電池が持っていた問題点を解決し、負
荷特性、特に低温負荷特性が良好で、かつ負極表面にリ
チウムが析出しにくい安全の高い有機電解液二次電池を
提供することを目的とする。
遷移金属カルコゲナイドを正極活物質とする有機電解液
二次電池において、負極活物質として層間距離d002 が
3.37Å以下で、c軸方向の結晶子サイズLcが40
0Å以上のカーボンと、層間距離d002 が3.60Å以
上で、c軸方向の結晶子サイズLcが100Å以下のカ
ーボンとの混合物を用いることによって、上記目的を達
成したものである。
Å以下で、c軸方向の結晶子サイズLcが400Å以上
のカーボンは、結晶性が高く、いわゆる黒鉛化カーボン
に属するものであり、室温では充放電容量が大きいもの
の、低温での負荷特性が悪いという欠点を有している
が、本発明では、この結晶性の高いカーボンの粒子間
に、層間距離d002 が3.60Å以上で、c軸方向の結
晶子サイズLcが100Å以下という結晶性の低いカー
ボンが充填されることによって、結晶性の高いカーボン
の有する大きな充放電容量を大幅に低下させることな
く、低温負荷特性が良好で、かつ負極表面へのリチウム
の析出がしにくい安全性の高い有機電解液二次電池が得
られるようになったのである。
説明すると、次の通りである。
良する方法がとられている。しかしながら、本発明者
は、上記の温度や電流密度を変化させた充放電試験を
し、充放電容量を測定した結果、層間距離d002 が3.
37Å以下で、c軸方向の結晶子サイズLcが400Å
以上という結晶性の高いカーボンとは性質が異なる層間
距離d002 が3.60Å以上で、c軸方向の結晶子サイ
ズLcが100Å以下という結晶性の低いカーボンを用
いることによって、低温負荷特性が大きく改善されるこ
とを見出した。
間距離d002 が3.60Å以上と、結晶性の高いカーボ
ンに比べて層間距離d002 が大きいので、カーボンへの
リチウムイオンのインターカレート量が多く、低温高電
流密度での充放電での負極電位の低下がゆるやかにな
り、低温負荷特性が改善されることによるものと考えら
れる。また、層間距離d002 が大きいことにより、負極
表面へのリチウムの析出がしにくくなり、安全性の高い
有機電解液二次電池が得られるようになるものと考えら
れる。
37Å以下で、c軸方向の結晶子サイズLcが400Å
以上という結晶性の高いカーボンに対して、層間距離d
002が3.60Å以上で、c軸方向の結晶子サイズLc
が100Å以下という結晶性の低いカーボンを混合する
が、この結晶性の低いカーボンにおいて、層間距離d
002 が3.60Å以上であることを必要としているの
は、層間距離d002 が3.60Å以上になると、Li+
/Liに対する電位が100mV以下でのカーボンへの
リチウムイオンのインターカレート量が大きくなるから
である。ただし、層間距離d002 が大きくなりすぎる
と、単なる高分子体となって、リチウムイオンのインタ
ーカレートがしにくくなるので、層間距離d002 は3.
60Å以上の範囲内で4.0Å以下であることが好まし
い。
て、c軸方向の結晶子サイズLcが100Å以下である
ことを必要としているが、これはc軸方向の結晶子サイ
ズLcが大きくなると100mV以下でインターカレー
トするリチウムイオンが減少するという理由によるもの
である。ただし、c軸方向の結晶子サイズLcが小さく
なりすぎると、単なる高分子体となってリチウムがイン
ターカレートしなくなるので、c軸方向の結晶子サイズ
Lcは100Å以下の範囲内で5Å以上であることが好
ましい。
わち、層間距離d002 が3.60Å以上で、c軸方向の
結晶子サイズLcが100Å以下の結晶性の低いカーボ
ンとしては、樹脂を熱処理して得られるカーボンが好適
であり、なかでも、フラン樹脂、フェノール・ホルムア
ルデヒド樹脂、アクリロニトリル系ポリマー、ポリ塩化
ビニル、クレゾール樹脂、フルフリルアルコール樹脂な
どを熱処理して得られるカーボンが特に好ましい。
めの熱処理温度としては、1300℃以下の温度で熱処
理することが好ましい。1300℃以下で熱処理するこ
とにより、カーボンの結晶性が低下し、リチウムイオン
のインターカレートに寄与するドーピングサイト(リチ
ウムイオンが入るところ)が増加するので、充電時に0
V付近の低温でリチウムイオンをより多くインターカレ
ートさせることが可能になる。
ボンは、層間距離d002 が3.37Å以下で、c軸方向
の結晶子サイズLcが400Å以上のものであることを
必要とするが、これは次の理由によるものである。
下になると、結晶性の向上が顕著になり、それによっ
て、室温でのカーボンの層間へのリチウムイオンのイン
ターカレーション量が増加し、理想的なC6 Liの状態
に近付くことができ、充放電容量が大きくなる。そし
て、自然界の限界の層間距離d002 が3.35Åのもの
まで使用可能である。また、カーボンのc軸方向の結晶
子サイズLcが400Å以上になると、カーボンの層間
へのリチウムのインターカレーション量の増加が助長さ
れ、室温での充放電容量の向上がより高度に達成される
ようになる。そして、通常、c軸方向の結晶子サイズL
cが2000Å程度までのものを使用するのが好まし
い。
すなわち、層間距離d002 が3.37Å以下で、c軸方
向の結晶子サイズLcが400Å以上の結晶性の高いカ
ーボンと、結晶性の低いカーボン、すなわち、層間距離
d002 が3.60Å以上で、c軸方向の結晶子サイズL
cが100Å以下の結晶性の低いカーボンとの混合比
は、特に限定されるものではないが、重量比で98:2
〜85:15が好ましく、特に95:5〜85:15が
好ましい。上記結晶性の高いカーボンの量が上記範囲よ
り多くなると、上記結晶性の低いカーボンの減少により
低温負荷特性を充分に改善することができなくなるおそ
れがあり、また、上記結晶性の高いカーボンの量が上記
範囲より少ない場合は、室温での充放電容量の低下やリ
テンションの増加が生じるおそれがある。
とえばリチウムニッケル酸化物、リチウムマンガン酸化
物、リチウムコバルト酸化物(これらは、通常、それぞ
れ、LiNiO2 、LiMnO2 、LiCoO2 などで
表すが、これらのLiとNiの比、LiとMnの比、L
iとCoの比は化学量論組成からずれている場合が多
い)などのリチウム含有遷移金属カルコゲナイドが単独
でまたは2種以上の混合物として用いられる。ただし、
正極活物質が上記化合物として存在するのは、電池が放
電状態にある時であり、電池が充放電状態にある時はリ
チウムを放出した状態で存在する。
に応じて、たとえばりん(鱗)状黒鉛、アセチレンブラ
ック、カーボンブラックなどの導電助剤と、たとえばポ
リフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン、エ
チレンプロピレンジエンターポリマーなどのバインダー
を加えて調製した正極合剤を加圧成形するか、あるいは
さらに溶媒を加えてペースト状にし、それを金属箔(た
とえば、アルミニウム箔、チタン箔、白金箔など)など
からなる集電体上に塗布、乾燥する工程を経て作製され
る。ただし、正極の作製方法は上記例示のものに限定さ
れることはない。
なる負極活物質(ただし、負極活物質がカーボンそのも
のとして存在するのは、電池が放電状態にある時であ
り、電池が充電状態にある時にはカーボンの層間にリチ
ウムイオンがインターカレートした状態になる)に、必
要に応じて、たとえばポリフッ化ビニリデン、ポリテト
ラフルオロエチレン、エチレンプロピレンターポリマー
などのバインダーを適宜加え、混合して調製した負極合
剤を加圧成形するか、あるいは、さらに溶媒を加えてペ
ースト状にし、そのペーストを金属箔(たとえば、銅
箔、ニッケル箔など)などからなる集電体上に塗布、乾
燥する工程を経て作製される。ただし、負極の作製方法
は上記例示のものに限定されることはない。
き、簡略化して「電解液」という)としては、たとえば
1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタ
ン、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、
γ−ブチロラクトン、テトラヒドロフラン、1,3−ジ
オキソラン、ジエチレンカーボネート、ジメチルカーボ
ネート、エチルメチルカーボネートなどの単独または2
種以上の混合溶媒に、たとえばLiCF3 SO3 、Li
C4 F9 SO3 、LiClO4 、LiPF6 、LiBF
4 などの電解質を単独でまたは2種以上を溶解させたも
のが用いられる。
より具体的に説明する。ただし、本発明はそれらの実施
例のみに限定されるものではない。
熱処理して得られたバルクカーボンを粉砕して、平均粒
径が10μmで、層間距離d002 が3.36Å、c軸方
向の結晶子サイズLcが853Åのカーボン粉末を用意
した。また、結晶性の低いカーボンとしては、フェノー
ル・ホルムアルデヒド樹脂をあらかじめ焼成し、ついで
800℃で熱処理して得たものを粉砕して、平均粒径が
12μmで、層間距離d002 が3.85Å、c軸方向の
結晶子サイズLcが23Åのカーボン粉末を用意した。
低いカーボンを重量比95:5で混合し、得られたカー
ボン混合物90重量部に対して、バインダーとしてポリ
フッ化ビニリデン10重量部、溶媒としてN−メチル−
2−ピロリドン150重量部を配合して、カーボンペー
ストを調製し、そのカーボンペーストを集電体としての
銅箔上に塗布し、乾燥した後、カレンダーロールでプレ
スして、負極として用いるカーボン電極を作製した。な
お、上記カーボンペーストの調製にあたっては、あらか
じめポリフッ化ビニリデンをN−メチル−2−ピロリド
ンに溶解させておいた。
なわち、正極活物質としては、リチウムニッケル酸化物
(通常、LiNiO2 として表すが、LiとNiの比は
化学量論組成から若干ずれている)を用い、このリチウ
ムニッケル酸化物とりん状黒鉛とポリフッ化ビニリデン
とを下記の割合で含む正極形成用の活物質含有ペースト
を調製した。 リチウムニッケル酸化物 91重量部 りん状黒鉛 6重量部 ポリフッ化ビニリデン 3重量部
調製は、ポリフッ化ビニリデンをN−メチル−2−メチ
ルピロリドンにあらかじめ溶解し、それにリチウムニッ
ケル酸化物とりん状黒鉛を加えて混合し、さらにN−メ
チルピロリドンを加えて混合することによって行った。
を厚さ20μmのアルミニウム箔上にアプリケーターを
用いて塗布し、その後、乾燥した後、カレンダーロール
でプレスして、正極を作製した。
ネートと1,2−ジメトキシエタンとの体積比1:1の
混合溶媒にLiPF6 を1モル/リットル溶解させたも
のを用い、図1に示す構造で、外径20mm、高さ5m
mのボタン形有機電解液二次電池を作製した。
は上記の負極である。3は微孔性ポリプロピレンフィル
ムからなるセパレータで、4はポリプロピレン不織布か
らなる電解液吸収体である。5はステンレス鋼製の正極
缶であり、6はアルミニウム箔からなる正極集電体で、
7はステンレス鋼製で表面にニッケルメッキを施した負
極缶である。
ポリプロピレン製の環状ガスケットであって、この電池
にはエチレンカーボネートとメチルエチルカーボネート
との体積比1:1の混合溶媒にLiPF6 を1モル/リ
ットル溶解した電解液が注入されている。
結晶性の低いカーボンとの混合比を重量比で87:13
にした以外は、実施例1と同様にしてボタン形有機電解
液二次電池を作製した。
ンを増量した以外は、実施例1と同様にしてボタン形有
機電解液二次電池を作製した。
よび比較例1の電池を20℃、充放電電流密度0.5m
A/cm2 、電圧10mV〜1Vの範囲で充放電させた
時の放電容量、リテンション(不可逆充電容量の放電容
量に対する比率)、0℃、充放電電流密度2mA/cm
2 、電圧−0.03〜1V(vs Li/Li+ )の範
囲で充放電させた時の放電容量、電解液吸収率(電解液
浸漬前後の負極の重量差を集電体としての銅箔の重量部
を除く負極重量で除したもの)および充放電電流密度
0.5mA/cm2 、電圧10mV〜1Vの範囲で充放
電させた時の放電容量が初期の80%に低下するまでの
サイクル数を調べた。その結果を表1に示す。
例1〜2は0℃での放電容量が大きく、低温負荷特性が
良好であり、またサイクル数も多く、しかも室温(2
0)℃での放電容量も大きく、高い充放電容量が維持さ
れており、またリテンションの増加も少なかった。
カーボンを用いず、結晶性の高いカーボンのみを用いて
いるため、室温での充放電容量は大きいものの、0℃で
の放電容量が小さく、低温負荷特性が悪く、またサイク
ル数も少なかった。
均粒径が10μm、層間距離d002 が3.35Å、c軸
方向の結晶子サイズLcが1000Å以上の粉末を用
い、結晶性の低いカーボンとして、フラン樹脂をあらか
じめ400℃で焼成し、ついで1100℃で熱処理して
得られた炭素質を粉砕して、平均粒径が7μm、層間距
離d002 が3.76Å、c軸方向の結晶子サイズLcが
41Åの粉末を用いた以外は、実施例1と同様にしてボ
タン形有機電解液二次電池を作製した。
結晶性の低いカーボンとを重量比90:10で混合した
以外は、実施例3と同様にしてボタン形有機電解液二次
電池を作製した。
カーボンを増量した以外は、実施例3と同様にしてボタ
ン形有機電解液二次電池を作製した。
熱処理して得られたものを粉砕して、平均粒径が10μ
m、層間距離d002 が3.48Å、c軸方向の結晶子サ
イズLcが120Åのものを用いた以外は、実施例3と
同様にしてボタン形有機電解液二次電池を作製した。
よび比較例2〜3の電池について、実施例1と同様に2
0℃での放電容量、リテンション、0℃までの放電容
量、電解液吸収率およびサイクル数を調べた。その結果
を表2に示す。
例3〜4は、0℃での放電容量が大きく、低温負荷特性
が良好であり、またサイクル数も多く、しかも20℃の
放電容量も高く、高い充放電容量が維持されており、ま
たリテンションの増加も少なかった。
カーボンを用いず、結晶性の高いカーボンのみを用いて
いるため、充放電容量は大きいものの、0℃の放電容量
が小さく、低温負荷特性が悪いことを示していた。ま
た、比較例3は、結晶性の低いカーボンを用いているも
のの、層間距離d002 が3.48Åと小さく、c軸方向
の結晶子サイズLcが120Åと大きいため、放電容量
が小さかった。
ール・ホルムアルデヒド樹脂を900℃で熱処理して得
られた炭素質を粉砕して、平均粒径が12μm、層間距
離d002 が3.65Å、c軸方向の結晶子サイズLcが
100Åのものを用いた以外は、実施例1と同様にして
ボタン形有機電解液二次電池を作製した。
スを2000℃で熱処理したバルクカーボンを粉砕し
て、平均粒径が10μm、層間距離d002 が3.40
Å、c軸方向の結晶子サイズLcが350Åのものを用
いた以外は、実施例5と同様にしてボタン形有機電解液
二次電池を作製した。
例4の電池について、実施例1と同様に20℃での放電
容量、リテンション、0℃での放電容量、電解液吸収率
およびサイクル数を調べた。その結果を表3に示す。
例5は、0℃での放電容量が大きく、低温負荷特性が良
好であり、またサイクル数も多く、しかも室温(20
℃)での放電容量も大きく、高い充放電容量が維持され
ており、またリテンションの増加も少なかった。
カーボンを用いているものの、該カーボンの層間距離d
002 が3.40Åと大きく、c軸方向の結晶子サイズL
cが350Åと小さいため、放電容量が小さかった。
活物質として層間距離d002 が3.37Å以下で、c軸
の結晶子サイズLcが400Å以上の結晶性の高いカー
ボンと層間距離d002 が3.60Å以上で、c軸方向の
結晶子サイズLcが100Å以下の結晶性の低いカーボ
ンとの混合物を用いることによって、室温での充放電容
量の大幅な低下を招くことなく、低温負荷特性の良好な
有機電解液二次電池を提供することができた。
断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 リチウム含有遷移金属カルコゲナイドを
正極活物質する正極、負極および有機電解液を有する有
機電解液二次電池において、負極活物質が、層間距離d
002 が3.37Å以下で、c軸方向の結晶子サイズLc
が400Å以上のカーボンと、層間距離d002 が3.6
0Å以上で、c軸方向の結晶子サイズLcが100Å以
下のカーボンとの混合物からなることを特徴とする有機
電解液二次電池。 - 【請求項2】 上記層間距離d002 が3.37Å以下
で、c軸方向の結晶子サイズLcが400Å以上のカー
ボンと層間距離d002 が3.60Å以上で、c軸方向の
結晶子サイズLcが100Å以下のカーボンとの混合比
が重量比で98:2〜85:15であることを特徴とす
る請求項1記載の有機電解液二次電池。 - 【請求項3】 上記層間距離d002 が3.60Å以上
で、c軸方向の結晶子サイズLcが100Å以下のカー
ボンが、樹脂を炭素質材料として1300℃以下の温度
で熱処理して得られたものであることを特徴とする請求
項1または2記載の有機電解液二次電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7239210A JPH0963587A (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | 有機電解液二次電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7239210A JPH0963587A (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | 有機電解液二次電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0963587A true JPH0963587A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=17041386
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7239210A Pending JPH0963587A (ja) | 1995-08-23 | 1995-08-23 | 有機電解液二次電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0963587A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN117477039A (zh) * | 2023-12-19 | 2024-01-30 | 宁德新能源科技有限公司 | 二次电池和包括该二次电池的电子设备 |
-
1995
- 1995-08-23 JP JP7239210A patent/JPH0963587A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN117477039A (zh) * | 2023-12-19 | 2024-01-30 | 宁德新能源科技有限公司 | 二次电池和包括该二次电池的电子设备 |
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