JPH0963995A - 研磨装置およびそれを用いた研磨方法 - Google Patents

研磨装置およびそれを用いた研磨方法

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JPH0963995A
JPH0963995A JP21921195A JP21921195A JPH0963995A JP H0963995 A JPH0963995 A JP H0963995A JP 21921195 A JP21921195 A JP 21921195A JP 21921195 A JP21921195 A JP 21921195A JP H0963995 A JPH0963995 A JP H0963995A
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JP
Japan
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polishing
pad
layer
semiconductor wafer
polished
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Application number
JP21921195A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kimura
剛 木村
Yuichiro Taguma
祐一郎 田熊
Hidefumi Ito
秀文 伊藤
Nobuhiro Konishi
信博 小西
Shinichiro Mitani
真一郎 三谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体ウエハ上に堆積された絶縁膜あるいは
金属膜の表面を平坦且つ均一に研磨できる研磨装置を提
供する。 【構成】 中心軸回りに回転され、真空ポンプ11に連
通する吸気孔2b1 が全域にわたって形成された研磨定
盤2と、吸気孔2b1 に連通する複数の気泡12が形成
されて研磨定盤2に貼り付けられた軟質材からなる第1
パッド層3a、および第1パッド層3aに貼り付けられ
た硬質材からなる第2パッド層3cで構成された研磨パ
ッド3とを有する研磨装置である。そして、研磨対象が
表面に絶縁膜層の形成された半導体ウエハの場合には、
気泡12を吸引した状態で所定量研磨して、次に、吸引
力を解除した状態で残りを研磨する。また、研磨対象が
表面に導電膜層の形成された半導体ウエハの場合には、
これとは逆の手順で研磨する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は研磨装置に関し、特に、
高密度半導体集積回路素子を製造するプロセスにおいて
半導体ウエハ上に堆積した絶縁膜あるいは金属膜表面の
凹凸研磨に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】高密度半導体集積回路素子の形成プロセ
スでは、堆積された絶縁膜や金属膜によって半導体ウエ
ハの表面に複雑な凹凸が生ずる。この凹凸をそのままに
して引き続きその上にパターン形成を行うと、リソグラ
フィプロセスでのパターン転写で焦点深度に余裕がなく
解像度不足になったり、凹凸の段差部で金属配線膜が欠
損したりして、所望の集積回路が作成できない場合があ
る。
【0003】このような欠点を解決する技術として、た
とえば、株式会社工業調査会発行、「電子材料」1993年
6月号(平成 5年 6月 1日発行)、 P58〜 P62に記載さ
れているように、研磨パッドの貼り付けられた研磨定盤
に半導体ウエハの回路形成面を押し付けた状態で両者を
相対運動させることによって表面の凹凸を研磨し平坦に
するCMP(Chemical Mechanical Polishing −化学的
機械的研磨)法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この表面研磨におい
て、大口径の半導体ウエハの全面を均一に研磨し(均一
性)、且つ凹凸のない平坦な研磨面を得る(平坦性)に
は、研磨パッドの剛性が強く影響する。つまり、剛性の
比較的低い研磨パッドを用いて半導体ウエハ表面を均一
に研磨する方法を採ると、集積回路パターン配列のうち
広い面積を有する凹部が凸部と同じように研磨されて平
坦にならず、上記した従来の問題点が依然解決されない
ままになる(J.Electrochem.Soc.,Vol.138,No.8, p2398
〜p2402 August 1991)。また、絶縁膜にスルーホールを
設けて半導体ウエハの全面に金属膜を堆積した後にこれ
を研磨し、絶縁膜の穴にのみ金属膜を残留させる、いわ
ゆるスルーホール配線部を設ける方法においては、軟質
の研磨パッドにより均一な研磨を施そうとした場合、ス
ルーホール中の金属膜の表面が皿状に窪んで平坦な配線
層が形成されないという問題が生じる。
【0005】このような事態を回避するために硬質の研
磨パッドを用いた場合には、軟質の研磨パッドのように
半導体ウエハの表面を倣うように研磨することはなくな
るので平坦性は確保されるものの、研磨パッドが大口径
の半導体ウエハの全面を均一加圧しながら研磨すること
が困難であることから、異なる面域において研磨された
絶縁膜や導電膜の膜厚が均一にならないという問題点が
生じる。
【0006】そこで、本発明の目的は、半導体ウエハ上
に堆積された絶縁膜あるいは金属膜の表面を平坦且つ均
一に研磨することのできる技術を提供することにある。
【0007】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0009】すなわち、本発明による研磨装置は、中心
軸回りに回転され、真空吸引手段に連通する吸気孔が全
域にわたって形成された研磨定盤と、吸気孔に連通する
複数の気泡が形成されて研磨定盤に貼り付けられた軟質
材からなる第1パッド層、および第1パッド層に貼り付
けられた硬質材からなる第2パッド層で構成された研磨
パッドとを有することを特徴とするものである。そし
て、研磨パッド上に研磨液を供給するノズルが配置さ
れ、研磨パッドに半導体ウエハを加圧した状態でこれを
研磨パッドと相対運動させ、研磨材を取り込んで半導体
ウエハの表面を研磨する研磨ヘッドが設けられている。
【0010】この研磨装置において、第1パッド層の気
孔体積率を約65%、圧縮弾性率を約0.1MPaとし、第2パ
ッド層の気孔体積率を約45%、圧縮弾性率を約100MPaと
することが望ましい。この場合には、第1パッド層およ
び第2パッド層を発泡ポリウレタンで構成することがで
きる。
【0011】また、本発明による研磨装置は、中心軸回
りに回転される研磨定盤と、研磨定盤に貼り付けられた
絶縁性を有する軟質材からなる第1パッド層、第1パッ
ド層に貼り付けられた電極層、および電極層に貼り付け
られた硬質材からなる第2パッド層で構成された研磨パ
ッドと、研磨定盤と電極層との間に電界を発生させる直
流電源とを有することを特徴とするものである。そし
て、研磨パッド上に研磨液を供給するノズルが配置さ
れ、研磨パッドに半導体ウエハを加圧した状態でこれを
研磨パッドと相対運動させ、研磨材を取り込んで半導体
ウエハの表面を研磨する研磨ヘッドが設けられている。
【0012】この研磨装置において、第1パッド層を軟
質プラスチックまたは軟質ゴムで構成し、第2パッド層
を発泡ポリウレタンで構成することができる。
【0013】さらに、本発明による研磨方法は、気泡が
真空吸引される研磨装置を用いたものであり、研磨対象
が表面に絶縁膜層の形成された半導体ウエハの場合に
は、真空吸引手段により第1パッド層の気泡を吸引した
状態で絶縁膜層を所定量研磨して、次に、真空吸引手段
による吸引力を解除した状態で残りを研磨し、一方、研
磨対象が表面に導電膜層の形成された半導体ウエハの場
合には、絶縁膜層の場合とは逆の手順でこれを研磨する
ことを特徴とするものである。
【0014】そして、本発明による研磨方法は、電極層
が設けられた研磨装置を用いたものであり、研磨対象が
表面の絶縁膜層の形成された半導体ウエハの場合には、
直流電源により電界を発生させて第1パッド層を圧縮し
た状態で絶縁膜層を所定量研磨して、次に、給電を解除
した状態で残りを研磨し、研磨対象が表面に導電膜層の
形成された半導体ウエハの場合には、絶縁膜層の場合と
は逆の手順でこれを研磨することを特徴とするものであ
る。
【0015】
【作用】前記した手段によれば、真空吸引手段の真空吸
引や静電力による収縮により軟質材よりなる第1パッド
層の剛性を高低に変化させて研磨することで、半導体ウ
エハの表面を平坦且つ均一に研磨することが可能にな
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。なお、実施例を説明するための全図におい
て、同一の部材には同一の符号を付し、その繰り返しの
説明は省略する。
【0017】(実施例1)図1は本発明の一実施例であ
る研磨装置の要部を示す平面図、図2は図1の研磨装置
における研磨定盤と研磨パッドとの断面図、図3は図2
の研磨定盤の平面図、図4は図1の研磨装置で研磨され
る半導体ウエハを示す部分断面図、図5は図1の研磨装
置により研磨された半導体ウエハにおける絶縁膜層の幅
L・間隔Sの寸法と段差量との関係を示す特性線図、図
6は図1の研磨装置により研磨された半導体ウエハの膜
厚差と段差量との関係を示す特性線図である。
【0018】図1に示すように、本実施例における研磨
装置では、モータ1により中心軸回りに回転する金属製
の研磨定盤2を有しており、研磨定盤2には研磨パッド
3が貼り付けられている。そして、研磨パッド3に対向
して、半導体ウエハ4を研磨パッド3に加圧するための
研磨ヘッド5が設けられている。研磨ヘッド5は真空吸
着されたマウンティングパッド(図示せず)を介して半
導体ウエハ4を研磨パッド3に押圧しており、また、モ
ータ6によって自ら研磨定盤2と反対方向に回転するよ
うになっている。したがって、研磨ヘッド5により所定
の研磨荷重で研磨パッド3に押圧された半導体ウエハ4
は、研磨ヘッド5および研磨定盤2の回転によって研磨
パッド3との間で相対運動される。
【0019】ここで、研磨される半導体ウエハ4は、た
とえばW(タングステン)からなる導電膜層4bの形成
された半導体基板4aの表面にたとえばSiO2 膜(絶
縁膜層)4cが堆積された半導体集積回路素子の形成プ
ロセスにあるもので、堆積により生じた複雑な凹凸を研
磨により平坦化するものである(図4参照)。なお、研
磨ヘッド5は、図1においては1台しか表されていない
が、複数台設置してあってもよい。また、表面に導電膜
層4bの堆積された半導体ウエハ4を適用することもで
きる。
【0020】研磨パッド3上に研磨液7を供給するた
め、本研磨装置にはノズル8が配置されている。ここで
用いられている研磨液7は、研磨砥粒として平均粒径30
nmのコロイダルシリカをアンモニア液にて重量比12.5
%、pH=10に配合調整したものである。但し、ノズル8
を純水供給用と研磨砥粒供給用とに分離してこれらを別
系統で供給し、研磨パッド3上で撹拌混合するようにし
てもよい。
【0021】図2に示すように、研磨定盤2はモータ1
(図1)の回転力が伝達される回転軸9と一体的に形成
されたベース2aと、このベース2aに装着された支持
プレート2bとから構成されている。
【0022】図3に示すように、ベース2aの最外周に
は上方に向けてたとえば幅10mmの連続端面を有するフラ
ンジ2a1 が形成されており、このフランジ2a1 に取
り囲まれる内側の全域にわたってたとえば幅 5mm、長さ
10mmでフランジ2a1 と同じ高さを有する支持凸部2a
2 が隣接する支持凸部2a2 との間隙をたとえば 5mmと
して設けられている(図3、右側参照)。これらの支持
凸部2a2 と支持プレート2bとによって形成された隙
間Nに連通して真空通路10が回転軸9内に形成されて
おり、この真空通路10は図2に示す真空ポンプ(真空
吸引手段)11に接続されている。
【0023】一方、ベース2a上の支持プレート2bは
たとえば厚さ10mmのステンレス円盤からなり、前記した
隙間Nに対応するようにして、たとえば直径 5mmの吸気
孔2b1 が全域にわたって多数形成されている(図3、
左側参照)。したがって、吸気孔2b1 は隙間Nおよび
真空通路10を介して真空ポンプ11に連通されてい
る。なお、同図中には支持凸部2a2 および吸気孔2b
1 の一部分のみが図示されているが、実際にはこれらは
ベース2aおよび支持プレート2bの全面に配列されて
いる。
【0024】図2に示すように、研磨定盤2の上に位置
する研磨パッド3は、研磨定盤2に貼り付けられた第1
パッド層3aと、感圧接着剤からなる接着剤層3bを介
してこの第1パッド層3aに貼り付けられた第2パッド
層3cとから構成されている。
【0025】第1パッド層3aは、たとえば前記吸気孔
2b1 に連通する複数の気泡12が形成された厚さ 5mm
の連続気泡タイプの発泡ポリウレタンからなり、第2パ
ッド層3c側は気泡12が閉じられているため通気性を
有していない。第1パッド層3aを形成する発泡ポリウ
レタンの気孔体積率はたとえば約65%、圧縮弾性率はた
とえば約0.1MPaとされている。第1パッド層3aの密閉
面に貼り付けられた第2パッド層3cは、たとえば厚さ
約 0.5mmの独立気泡タイプの発泡ポリウレタンからな
り、気孔体積率はたとえば約45%、圧縮弾性率はたとえ
ば約100MPaとされている。なお、研磨パッド3を構成す
る第1パッド層3aは軟質材から構成されていれば、ま
た、第2パッド層3cは硬質材から構成されていれば、
いずれも発泡ポリウレタン以外であってもよい。
【0026】ここで研磨に供される半導体ウエハ4の断
面図の一部を図4に示す。この半導体ウエハ4はたとえ
ば外径が8インチであり、半導体基板4aの表面にWか
らなる高さ約 1μmの導電膜層4bを幅L、間隔Sで形
成し、その上にたとえばプラズマCVD法(化学気相成
長法)により約 1.5μm厚のSiO2 膜4cが堆積され
たものである。したがって、本研磨装置により、導電膜
層4bにより突出された部分のSiO2 膜4cが研磨さ
れる。
【0027】この半導体ウエハ4は次のような手順で研
磨装置により研磨される。
【0028】先ず、真空ポンプ11を作動させ、研磨定
盤2の表面に加工形成された吸気孔2b1 から第1パッ
ド層3aの気泡12を真空吸引する。これによって気泡
12が収縮して第1パッド層3aの剛性が高くなる。そ
して、半導体ウエハ4を研磨ヘッド5に設置してこれを
たとえば圧力300g/cm 2 で研磨パッド3の貼り付けられ
た研磨定盤2へ加圧し、たとえば毎分 0.2リッタの割合
でノズル8から研磨液7を供給しながら研磨定盤2と研
磨ヘッド5とを回転させる。研磨定盤2の回転数はたと
えば 24rpm、研磨ヘッド5の回転数はたとえば 12rpmと
する。
【0029】この条件下でたとえば約3分間研磨を行
い、SiO2 膜4cをたとえば約1μm厚さ分研磨す
る。ここでは、たとえ広い面積の凹部があったとしても
剛性の高くなった研磨パッド3のために該凹部が凸部と
同等量研磨されることがなく、強制的に表面の凹凸が平
坦化される。つまり、平坦性が確保される。
【0030】次に、他の条件はそのままに維持しつつ真
空ポンプ11による吸引力のみを解除して第1パッド層
3aの剛性を低下させ、この状態で残りのたとえば 0.5
μm厚のSiO2 膜4cを約1分間研磨する。ここで
は、剛性の低下した第1パッド層3aにより半導体ウエ
ハ4の全面が均一に加圧され、異なる面域において研磨
されたSiO2 膜4cの膜厚が均一に研磨される。つま
り、均一性が確保される。
【0031】SiO2 膜4cの幅Lと間隔Sとの寸法を
種々設定し、それぞれこのように研磨した場合における
半導体ウエハ4のL・Sと段差量との関係を図5に示
す。なお、黒丸でプロットされたものは、比較例として
柔らかい研磨パッドを用いて研磨した場合のデータであ
る。この特性線図に示すように、本実施例によれば、幅
L、間隔Sの寸法に依存することなく、平坦性および均
一性に優れた研磨特性を得ることができる。
【0032】研磨された半導体ウエハ4上に残されたS
iO2 膜4cの膜厚差(均一性)と段差量(平坦性)と
の関係を図6に示す。ここでは、複数枚の半導体ウエハ
4についての膜厚差と段差量とのデータが表されてい
る。この特性線図において、グループAは本実施例によ
る研磨装置で研磨された半導体ウエハ4のデータ、グル
ープBは剛性の低い研磨パッドを用いた場合のデータ、
そして、グループCは剛性の高い研磨パッドを用いた場
合のデータである。図6に示すごとく、剛性の低い研磨
パッドの場合には段差量が大きく、また、剛性の高い研
磨パッドの場合には膜厚差が大きくなるが、本研磨装置
によれば膜厚差および段差量ともに小さく、半導体ウエ
ハ4上に堆積されたSiO2 膜4cが平坦且つ均一に研
磨されているのが分かる。
【0033】なお、研磨対象が表面に導電膜層4bの形
成された半導体ウエハ4の場合には、前述のSiO2
4cの場合とは逆の手順で研磨する。つまり、SiO2
膜4cのような絶縁膜層に比較して柔らかい導電膜層4
bを研磨する場合には、後半に研磨パッド3の剛性を低
くして均一性を出すプロセスをもってくると、低い剛性
の研磨パッド3によりスルーホール中の金属膜の表面が
皿状に窪んだ状態に仕上げられる。そこで、先ず第1パ
ッド層3aの剛性を低くして研磨を行って均一性を確保
し、次に、剛性を高くして平坦性を確保するようにする
ものである。このようにして導電膜層4bを研磨した場
合にも、図5および図6に示すようなSiO2 膜4cつ
まり絶縁膜層を研磨した場合とほぼ同等の結果を得るこ
とができる。
【0034】このように、本実施例の研磨装置によれ
ば、軟質材よりなる第1パッド層3aが研磨定盤2の表
面に加工形成された吸気孔2b1 から真空吸引されるこ
とによって収縮し、その剛性が高くなるようになってい
るので、研磨パッド3の剛性を自由に変化させることが
できる。これにより、SiO2 膜4cなどのような絶縁
膜層を研磨する場合には最初に第1パッド層3aの剛性
を高くすることにより、また、導電膜層4bを研磨する
場合には最初に剛性を低くすることにより、半導体ウエ
ハ4の表面を平坦且つ均一に研磨することができる。
【0035】その結果、高精度な研磨が再現性よく行え
るようになるため、高密度半導体集積回路のパターンの
寸法設計の自由度が増加するとともに、電気回路特性の
ばらつきを大幅に改善することができる。
【0036】(実施例2)図7は本発明の他の実施例で
ある研磨装置の要部を示す断面図である。
【0037】本実施例における研磨装置は、たとえば軟
質プラスチックや軟質ゴムのような絶縁性を有する軟質
材からなり金属製の研磨定盤22に貼り付けられた第1
パッド層23aと、第1接着剤層23bを介して第1パ
ッド層23aに貼り付けられた電極層23cと、第2接
着剤層23dを介して電極層23cに貼り付けられた第
2パッド層23eとの5層構造により研磨パッド23が
形成されているものである。そして、たとえばAl(ア
ルミニウム)よりなる電極層23cと研磨定盤22との
間に直流電圧を印加して電界を発生させるための直流電
源24が設けられている。なお、第2パッド層23eは
たとえば硬質性を有する発泡ポリウレタンなどの硬質材
より構成されている。
【0038】そして、電圧印加により発生する静電力で
研磨定盤22に静電吸着される電極層23cにより、両
者の間に位置している第1パッド層23aは圧縮されて
収縮し、その剛性が高くなる。このように、静電吸着さ
れる電極層23cにより第1パッド層23aを研磨定盤
22に引き付けるようにしても、研磨パッド23の全体
としての剛性を自由に変化させることが可能になる。
【0039】したがって、このような研磨装置を用い、
表面に絶縁膜層の形成された半導体ウエハを研磨する場
合には最初に第1パッド層23aの剛性を高くして次に
低くすることにより、また、表面に導電膜層の形成され
た半導体ウエハを研磨する場合には最初に剛性を低くし
て次に高くすることにより、半導体ウエハの表面を平坦
且つ均一に研磨することができる。
【0040】以上、本発明者によってなされた発明をそ
の実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
【0041】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以
下のとおりである。
【0042】(1).すなわち、本発明の研磨技術によれ
ば、真空吸引手段の真空吸引により、あるいは静電力に
よる収縮により、軟質材よりなる第1パッド層の剛性が
高低自由に変化可能となっているので、絶縁膜層を研磨
する場合には最初に第1パッド層の剛性を高くして次に
低くすることにより、また、導電膜層を研磨する場合に
は最初に剛性を低くして次に高くすることにより、半導
体ウエハの表面を平坦且つ均一に研磨することができ
る。
【0043】(2).このように、均一性と平坦性が両立す
る研磨が可能になることにで高精度な研磨が再現性よく
行えるようになり、高密度半導体集積回路のパターンの
寸法設計の自由度が増加するとともに、電気回路特性の
ばらつきを大幅に改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1による研磨装置の要部を示す
平面図である。
【図2】図1の研磨装置における研磨定盤と研磨パッド
との断面図である。
【図3】図2の研磨定盤の平面図である。
【図4】図1の研磨装置で研磨される半導体ウエハを示
す部分断面図である。
【図5】図1の研磨装置により研磨された半導体ウエハ
における絶縁膜層の幅L・間隔Sの寸法と段差量との関
係を示す特性線図である。
【図6】図1の研磨装置により研磨された半導体ウエハ
の膜厚差と段差量との関係を示す特性線図である。
【図7】本発明の実施例2による研磨装置の要部を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 モータ 2 研磨定盤 2a ベース 2a1 フランジ 2a2 支持凸部 2b 支持プレート 2b1 吸気孔 3 研磨パッド 3a 第1パッド層 3b 接着剤層 3c 第2パッド層 4 半導体ウエハ 4a 半導体基板 4b 導電膜層 4c SiO2 膜(絶縁膜層) 5 研磨ヘッド 6 モータ 7 研磨液 8 ノズル 9 回転軸 10 真空通路 11 真空ポンプ(真空吸引手段) 12 気泡 22 研磨定盤 23 研磨パッド 23a 第1パッド層 23b 第1接着剤層 23c 電極層 23d 第2接着剤層 23e 第2パッド層 24 直流電源 N 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小西 信博 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 三谷 真一郎 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心軸回りに回転され、真空吸引手段に
    連通する吸気孔が全域にわたって形成された研磨定盤
    と、 前記吸気孔に連通する複数の気泡が形成されて前記研磨
    定盤に貼り付けられた軟質材からなる第1パッド層、お
    よび前記第1パッド層に貼り付けられた硬質材からなる
    第2パッド層で構成された研磨パッドと、 前記研磨パッド上に研磨液を供給するノズルと、 前記研磨パッドに半導体ウエハを加圧した状態でこれを
    前記研磨パッドと相対運動させ、研磨材を取り込んで前
    記半導体ウエハの表面を研磨する研磨ヘッドとを有する
    ことを特徴とする研磨装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の研磨装置において、前記
    第1パッド層の気孔体積率は約65%で圧縮弾性率は約0.
    1MPaであり、前記第2パッド層の気孔体積率は約45%で
    圧縮弾性率は約100MPaであることを特徴とする研磨装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の研磨装置において、前記
    第1パッド層および前記第2パッド層は発泡ポリウレタ
    ンであることを特徴とする研磨装置。
  4. 【請求項4】 中心軸回りに回転される研磨定盤と、 前記研磨定盤に貼り付けられた絶縁性を有する軟質材か
    らなる第1パッド層、前記第1パッド層に貼り付けられ
    た電極層、および前記電極層に貼り付けられた硬質材か
    らなる第2パッド層で構成された研磨パッドと、 前記研磨定盤と前記電極層との間に電界を発生させる直
    流電源と、 前記研磨パッド上に研磨液を供給するノズルと、 前記研磨パッドに半導体ウエハを加圧した状態でこれを
    前記研磨パッドと相対運動させ、前記研磨材を取り込ん
    で前記半導体ウエハの表面を研磨する研磨ヘッドとを有
    することを特徴とする研磨装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の研磨装置において、前記
    第1パッド層は軟質プラスチックまたは軟質ゴムであ
    り、前記第2パッド層は発泡ポリウレタンであることを
    特徴とする研磨装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、2または3記載の研磨装置を
    用いた研磨方法であって、 研磨対象が表面に絶縁膜層の形成された前記半導体ウエ
    ハの場合には、前記真空吸引手段により前記第1パッド
    層の気泡を吸引した状態で前記絶縁膜層を所定量研磨し
    て、次に、前記真空吸引手段による吸引力を解除した状
    態で残りを研磨し、 研磨対象が表面に導電膜層の形成された前記半導体ウエ
    ハの場合には、前記絶縁膜層の場合とは逆の手順でこれ
    を研磨することを特徴とする研磨方法。
  7. 【請求項7】 請求項4または5記載の研磨装置を用い
    た研磨方法であって、 研磨対象が表面の絶縁膜層の形成された前記半導体ウエ
    ハの場合には、前記直流電源により電界を発生させて前
    記第1パッド層を圧縮した状態で前記絶縁膜層を所定量
    研磨して、次に、給電を解除した状態で残りを研磨し、 研磨対象が表面に導電膜層の形成された前記半導体ウエ
    ハの場合には、前記絶縁膜層の場合とは逆の手順でこれ
    を研磨することを特徴とする研磨方法。
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