JPH0964254A - 半導体装置用放熱部材 - Google Patents

半導体装置用放熱部材

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Publication number
JPH0964254A
JPH0964254A JP24254495A JP24254495A JPH0964254A JP H0964254 A JPH0964254 A JP H0964254A JP 24254495 A JP24254495 A JP 24254495A JP 24254495 A JP24254495 A JP 24254495A JP H0964254 A JPH0964254 A JP H0964254A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal
thermal expansion
semiconductor device
carbon fiber
metal component
Prior art date
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Pending
Application number
JP24254495A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriko Hirokawa
典子 廣川
Takashi Kayamoto
隆司 茅本
Shigemi Sato
繁美 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
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Publication date
Application filed by NHK Spring Co Ltd filed Critical NHK Spring Co Ltd
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Publication of JPH0964254A publication Critical patent/JPH0964254A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストでCu−W合金と同等の性能を有す
る半導体装置用放熱部材を提供する。 【解決手段】 銅またはアルミニウムをマトリクスとす
ることで熱伝導率が向上し、長さ40μm以下の炭素繊
維を65体積%乃至90体積%配合することで熱膨張率
を目的の範囲内に下げることができ、しかも三次元等方
性の焼結体が得られる。ここで、接合する基板に応じて
炭素繊維の配合比を変えることで熱膨張率を調整するこ
とができる。また、安価な炭素繊維を用いることで原料
コストが低廉化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種半導体素子を
搭載する基板に装着するための半導体装置用放熱部材に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器関連製品の大きな課題の1つ
は、いかに放熱するかという点である。その目的でLS
Iパッケージや光半導体パッケージなどの半導体装置に
は、ヒートスプレッダーまたはヒートシンクと呼ばれる
放熱部材が設けられている(図2(a)、図2(b)、
図2(c)参照)。この部材に要求される特性は、熱
を放散させるために熱伝導率が高いこと(100〜20
0W/m・k程度)、セラミックスやガラス基板と接
合させるため、熱膨張率が基板と同等であること(5〜
10×10-6/k程度)の2点である。現在はこの特性
を満足する材料として、銅とタングステンとの合金(以
下、Cu−W合金と略す)が多用されている。参考に、
市販のCu−W合金の特性例を表1に示す。
【0003】
【表1】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現在多用されているC
u−W合金は、基板材料のセラミックスと接合するため
に熱膨張率を一致させ、かつ高い熱伝導性を持たせるた
めに選定された合金である。しかしながら、この材料は
タングステンを使用しているために原料コストが高く、
比重が大きいという問題点がある。また、一般に加工性
が悪いと云う問題もあり、代替材料の開発が望まれてい
た。
【0005】また、実開昭55−141953号や実開
昭58−11254号には銅に炭素繊維を含有させた放
熱材料が開示されているが、これらは平面に編んだもの
を重ねているので、三次元的に異方性がある。従って熱
伝導率及び熱膨張率にも方向性が生じ、その取扱いが厄
介であるという問題があった。
【0006】本発明では低コストでCu−W合金と同等
の性能を有する半導体装置用放熱部材を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記したような
従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、その主な
目的は、長さ40μm以下の炭素繊維を65体積%乃至
90体積%と、CuまたはAlのいずれか一方からなる
金属成分とを含み、かつ熱膨張率が5×10-6〜10×
10-6以下の金属複合材料からなることを特徴とする半
導体装置用放熱部材を提供することにある。特に、前記
金属複合材料に、前記金属成分と前記炭素繊維との反応
性を向上させるべくTi、Zr、Cr及びSiのうちの
少なくとも1種類以上の金属を0.3重量%乃至5重量
%添加したり、前記金属複合材料に、焼結性を向上させ
るべくSi、Ag、Sn、P、Al及びCuのうち前記
金属成分と異なる少なくとも1種類以上の金属を0.3
重量%乃至8重量%添加すると良い。
【0008】無機材料としては熱伝導率が高くて熱膨張
率が小さく、更にコストも低い黒鉛粉と炭素繊維とが適
しているが、黒鉛粉と炭素繊維との弾性率は、20GP
aと400GPaと大きく異なっており、目的とする低
熱膨張化には弾性率の大きい炭素繊維の短繊維若しくは
その粉末の方が効果が大きい。炭素繊維については長繊
維では金属と複合化した際に異方性を生じるため、短繊
維(長さ40μm以下)もしくは粉砕して粉末とするこ
とが望ましい。短繊維または粉砕粉では繊維特有の異方
性がなくなり、3次元等方性複合材料が得られる。ま
た、複合材料の熱膨張率は、理想状態では簡便に以下の
式で求められる(参考文献 複合材料の辞典 朝倉書
店)。
【0009】 αc=(α111+α222)/(K11+K22) αc:複合材料の熱膨張係数 αi:i成分の熱膨張係数 Ki:i成分の体積弾性率 Xi:i成分の体積分率
【0010】尚、銅と炭素繊維は反応しないため、焼結
が困難であるが、炭素繊維と銅粉とを粉砕混合(メカニ
カルアロイング)することにより、ホットプレス(以下
H/Pと略記する。)で焼結可能となる。また、炭素繊
維を40μm以下に粉砕することにより焼結性が増加
し、繊維特有の異方性を生じない三次元等方性の焼結体
が得られる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の好適実施例を添付の図面につ
いて詳しく説明する。
【0012】無機材料と金属材料とからなる複合材料の
各種の組み合わせの結果を表2に示す。
【0013】
【表2】
【0014】焼結性については以下の3段階で表示し
た。 △:H/Pで加圧してある程度焼結可能(焼結密度85%
〜90%) ○:H/Pで加圧して完全に焼結可能(焼結密度90%〜
99%) ◎:成形後に無加圧焼結可能
【0015】上記複合材料は、鋼球を用いたボールミル
混合法(メカニカルアロイング法)により製造し、H/
Pで焼結した。焼結条件は真空中(金属成分がCuの時
1030℃、Alの時600℃)で10時間保持し、荷
重は4kgf/mm2加えた。
【0016】表2により、黒鉛粉を使用した場合、目的
とする熱膨張率を得るには92体積%以上の黒鉛を必要
とするため焼結性が悪い。しかし、炭素繊維を用いた場
合には、炭素繊維の弾性率が高いので少量でも熱膨張率
を下げる効果が大きいことが分かる。
【0017】また、金属成分(Al、Cu)と炭素繊維
系の金属複合材料では、金属成分と炭素繊維とが実際に
は反応しないため熱伝導率が予測値より低下する傾向が
あり、また炭素繊維の含有量が多くなると焼結性が悪く
なる。反応性と焼結性とを向上するために第3元素を添
加したところ、以下の効果が得られた。
【0018】炭素繊維と反応するような元素(Ti、
Zr、Cr、Si)を0.3重量%〜5重量%添加する
ことにより、熱伝導率が良くなった。0.3wt%未満
では効果が殆どなく、5重量%を越えると反応層が厚く
なりすぎて全体が脆くなると共にこの反応層が熱伝導率
を低下させる。 焼結時に金属成分に液層をつくる元素(Si、Ag、
Sn、P、Al、Cu)を0.3重量%〜8重量%添加
することにより、焼結性が向上した。0.3重量%未満
では焼結性向上の効果がなく、8重量%を越えて添加す
ると焼結性向上ために出現させる液相が多くなり過ぎ、
全体を溶かしてしまう恐れがある。
【0019】また、目的とする熱膨張率を得るために、
炭素繊維の配合比を変えて検討した結果を表3に示す。
炭素繊維65体積%以上ではセラミックスと接合可能な
熱膨張率を与え、熱伝導率も要求値を満たしているが、
炭素繊維65体積%未満では熱伝導率は良好であるが、
熱膨張率はセラミックスと接合不可能な値を与える。
【0020】
【表3】
【0021】本実施例の銅−炭素繊維系複合材料の焼結
体の一例の金属組織の顕微鏡写真を図1に示す。この焼
結体は、熱伝導率203W/m・K(at R.
T.)、熱膨張率10×10-6/K(50℃〜200
℃)であり、ヒートスプレッダーに要求される特性を満
たしている。その結果、パッケージ製造時にヒートスプ
レッダーとセラミックス基板とを接合する際、セラミッ
クス基板を破壊せず、また、パッケージ作動時に加熱冷
却サイクルによる熱応力が発生しない。
【0022】
【発明の効果】本発明の複合材料からなる半導体装置用
放熱部材によれば、銅またはアルミニウムをマトリクス
とすることで熱伝導率が向上し、長さ40μm以下の炭
素繊維を65体積%乃至90体積%配合することで熱膨
張率を目的の範囲内に下げることができ、しかも三次元
等方性の焼結体が得られる。ここで、接合する基板に応
じて炭素繊維の配合比を変えることで熱膨張率を調整す
ることができる。また、安価な炭素繊維を用いることで
原料コストが低廉化する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された半導体装置用放熱部材とし
ての銅−炭素繊維系金属複合材料の焼結体の金属組織を
示す顕微鏡写真。
【図2】一般的な半導体装置のパッケージ構造を示す斜
視図。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長さ40μm以下の炭素繊維を65体
    積%乃至90体積%と、CuまたはAlのいずれか一方
    からなる金属成分とを含み、かつ熱膨張率が5×10-6
    〜10×10-6以下の金属複合材料からなることを特徴
    とする半導体装置用放熱部材。
  2. 【請求項2】 前記金属複合材料に、前記金属成分と
    前記炭素繊維との反応性を向上させるべくTi、Zr、
    Cr及びSiのうちの少なくとも1種類以上の金属が
    0.3重量%乃至5重量%添加されていることを特徴と
    する請求項1に記載の半導体装置用放熱部材。
  3. 【請求項3】 前記金属複合材料に、焼結性を向上さ
    せるべくSi、Ag、Sn、P、Al及びCuのうち前
    記金属成分と異なる少なくとも1種類以上の金属が0.
    3重量%乃至8重量%添加されていることを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の半導体装置用放熱部
    材。
JP24254495A 1995-08-28 1995-08-28 半導体装置用放熱部材 Pending JPH0964254A (ja)

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JPH0964254A true JPH0964254A (ja) 1997-03-07

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013236010A (ja) * 2012-05-10 2013-11-21 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置
JP2015153900A (ja) * 2014-02-14 2015-08-24 島根県 積層体およびその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013236010A (ja) * 2012-05-10 2013-11-21 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置
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