JPH0964603A - 温度補償型位相遅延回路 - Google Patents

温度補償型位相遅延回路

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JPH0964603A
JPH0964603A JP24084295A JP24084295A JPH0964603A JP H0964603 A JPH0964603 A JP H0964603A JP 24084295 A JP24084295 A JP 24084295A JP 24084295 A JP24084295 A JP 24084295A JP H0964603 A JPH0964603 A JP H0964603A
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JP
Japan
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transmission line
phase delay
dielectric constant
delay circuit
phase difference
Prior art date
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Pending
Application number
JP24084295A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisatoshi Takahashi
寿俊 高橋
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH0964603A publication Critical patent/JPH0964603A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セラミック基板上に設けたストリップライン
パターンで構成される位相遅延回路において、温度変化
によりセラミック基板の誘電率が変動し、位相差が変動
される。 【解決手段】 正の温度係数の誘電率をもつセラミック
基板にそれぞれ形成された第1及び第2の伝送線路1
0,20からなる位相遅延回路において、一方の伝送線
路10に正の温度係数の誘電率をもつセラミック基板に
形成された第3の伝送線路を接続し、他方の伝送線路2
0に負の温度係数の誘電率をもつ基板に形成された第4
の伝送線路40を接続する。正の温度係数の誘電率が温
度変化によって変動することにより生じる位相差変動
を、負の温度係数の誘電率が温度変化によって変動する
ことにより生じる位相差変動によって相殺し、温度変化
に伴う位相差変動を抑制ないし解消する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマイクロ波帯以上で
使用するストリップラインで形成した位相遅延回路に関
し、特に温度変化に伴う位相変化を補償する温度補償機
能を有する位相遅延回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の位相遅延回路の一例を図
5に示す。同図のように、入力端子IN1と出力端子O
UT1との間に、セラミック基板上に形成された長さL
のストリップラインパターンからなる伝送線路10が接
続され、入力端子IN2と出力端子OUT2との間に、
セラミック基板上に形成された長さL+ΔLのストリッ
プラインパターンからなる伝送線路20が接続されてい
る。
【0003】したがって、入出力端子IN1−OUT1
と入出力端子IN2−OUT2との間では、伝送線路1
0,20間にΔLの経路差が生じているため、 Δθ=ΔL/λg×360(deg) の位相遅延を得ることができる。なお、λgは誘電率Z
の短縮率を考慮したストリップライン上の波長である。
【0004】〔発明が解決しようとする課題〕このよう
な従来の位相遅延回路では、伝送線路10,20はいず
れも正の温度係数の誘電率を有しているため、常温にお
いて両入出力端子間の位相差が所定のΔθであっても、
周囲温度の変動によって位相差Δθが変動してしまうと
いう問題がある。
【0005】基本的に前記したセラミック基板(アルミ
ナセラミック:Al2 3 )の線熱膨張係数は7×10
-6/℃程度であり、この線熱膨張係数による位相差Δθ
の温度変動は少ない。例えば、実例としては次の通りと
なる。 基板素材:アルミナセラミック基板(基板厚さ 0.635mm) 比誘電率:εr=10.8 ΔL:50mm 解析周波数:13.0GHz −30℃での位相差:1259.1(deg) +70℃での位相差:1260.0(deg) したがって、−30℃〜+70℃での位相差は1(de
g)以内となり、殆ど無視できる。
【0006】しかしながら、比誘電率について考慮する
と、常温で10.8の比誘電率をもつセラミック基板
は、温度−20℃では10.7程度であり、温度+60
℃では10.9程度となる。したがって、前記した試料
について比誘電率による位相差の変動をみると、 すなわち、−20℃〜+50℃で約位相差は9(de
g)の位相差変動となり、大きな影響が生じる。本発明
の目的は、このような温度変化に伴う位相差変動を補償
することを可能とした温度補償型位相遅延回路を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の温度補償型位相
遅延回路は、セラミック基板上にそれぞれストリップラ
インパターンにより形成された一対の伝送線路を有し、
これら伝送線路間で位相遅延を生じるように構成した位
相遅延回路において、前記各伝送線路の一方にテフロン
基板上にストリップラインパターンにより形成された温
度補償伝送線路を接続したことを特徴とする。
【0008】例えば、正の温度係数の誘電率を持つセラ
ミック基板上にストリップラインパターンにより形成さ
れたそれぞれの長さがL,L+ΔLの第1及び第2の伝
送線路と、正の温度係数の誘電率をもつセラミック基板
上にストリップラインパターンにより形成されて前記第
1の伝送線路に接続される第3の伝送線路と、負の温度
係数の誘電率をもつテフロン基板上にストリップライン
パターンにより形成されて前記第2の伝送線路に接続さ
れる第4の伝送線路とで構成される。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施形態の平面構
成図である。入力端子IN1には、正の温度係数の誘電
率をもつセラミック基板に長さLのストリップラインパ
ターンを形成した伝送線路(第1の伝送線路)10を接
続する。また、入力端子IN2には、同様に正の温度係
数の誘電率をもつセラミック基板に長さL+ΔLのスト
リップラインパターンを形成した伝送線路(第2伝送線
路)20を接続する。
【0010】したがって、常温ではこれら伝送線路1
0,20の経路差ΔLによって、 Δθ=ΔL/λg×360(deg) の位相遅延を得ることができることはこれまでと同じで
ある。また、温度変化に伴なう比誘電率の変化によって
位相差が変動されることも前記した通りであり、その一
例を図2に示す。
【0011】そして、温度補償用のストリップラインパ
ターンとして、前記伝送線路10には、同じく正の温度
係数の誘電率をもつセラミック基板に長さL1で位相遅
延θ1をもつストリップラインパターンを形成した伝送
線路(第3の伝送線路)30を接続する。一方、前記伝
送線路20には、負の温度係数の誘電率をもつテフロン
基板に長さL2で位相遅延θ1を持つストリップパター
ンを形成した伝送線路(第4の伝送線路)40を接続す
る。そして、前記伝送線路30には出力端子OUT1を
接続し、伝送線路40には出力端子OUT2を接続す
る。
【0012】ここで、前記テフロン基板(ARLON
INC社製 DICLAD522)の温度変化に対する
比誘電率の特性の一例を図3に示す。ここでは、常温に
てεr=2.45であるが、+70℃では2.435程
度に変化される。すなわち、0.014%/℃の温度変
化率を有している。
【0013】そして、このテフロン基板で構成されるス
トリップラインパターンの位相変化特性は図4に示すよ
うになる。 基板素材:テフロン基板(DICLAD522) 基板厚さ 0.8mm 比誘電率:εr=2.5前後 測定周波数:13.0GHz −20℃での位相差:約−7(deg) +50℃での位相差:約0(deg) したがって、−20℃〜+50℃での位相差変動は約−
7(deg)となる。
【0014】これにより、図1の回路では、セラミック
基板で構成した伝送線路30と、テフロン基板で構成し
た伝送線路40の各位相遅延はいずれも常温でθ1であ
るが、両伝送線路30,40間においては、伝送線路4
0には伝送線路30に対して前記した−7(deg)の
位相差変動が生じることになる。この値は前記したよう
に伝送線路30,40の長さをそれぞれL1,L2とし
た場合であり、伝送線路30,40の長さを適宜に変化
させることで、この位相差変動の値を更に大きく、或い
は小さくすることが可能となる。
【0015】したがって、図1の回路の伝送線路10,
20間に生じる温度変化に伴う位相差の変動を、この伝
送線路40による位相差の変動によって抑制し、或いは
相殺して解消することができる。前記したように、伝送
線路10,20の間の位相差変動がΔL=50mmのと
きに、−20℃〜+50℃で+9(deg)とすれば、
伝送線路40によって少なくとも−20℃〜+50℃で
−7(deg)の位相差変動を抑制することができ、位
相差の変動を温度補償することが可能となる。
【0016】なお、前記実施形態は本発明の一例を示し
たものであり、必要に応じて温度補償用の伝送線路を複
数段にわたって接続し、或いは異なる長さのものを各伝
送線路に接続するように構成して、位相差変動を微細に
補償することができるように構成することも可能であ
る。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、正の温度
係数の誘電率をもつ基板に形成された伝送線路からなる
位相遅延回路に、負の温度係数の誘電率をもつ基板に形
成された伝送線路を接続することで、正の温度係数の誘
電率が温度変化によって変動することにより生じる位相
差変動を、負の温度係数の誘電率が温度変化によって変
動することにより生じる位相差変動によって相殺し、結
果として温度変化に伴う位相差変動を抑制ないし解消す
ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の平面図である。
【図2】セラミック基板の伝送線路における位相差変動
の特性を示す図である。
【図3】テフロン基板の伝送線路における比誘電率の温
度変化特性を示す図である。
【図4】テフロン基板の伝送線路における位相差変動の
特性を示す図である。
【図5】従来の位相遅延回路の一例を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
10 伝送線路(第1の伝送線路) 20 伝送線路(第2の伝送線路) 30 伝送線路(第3の伝送線路) 40 伝送線路(第4の伝送線路)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミック基板上にそれぞれストリップ
    ラインパターンにより形成された一対の伝送線路を有
    し、これら伝送線路間で位相遅延を生じるように構成し
    た位相遅延回路において、前記各伝送線路の一方にテフ
    ロン基板上にストリップラインパターンにより形成され
    た温度補償伝送線路を接続したことを特徴とする温度補
    償型位相遅延回路。
  2. 【請求項2】 正の温度係数の誘電率をもつ基板上にそ
    れぞれストリップラインパターンにより形成された一対
    の伝送線路を有し、これら伝送線路間で位相遅延を生じ
    るように構成した位相遅延回路において、負の温度係数
    の誘電率を持つ基板上にストリップラインパターンによ
    り形成された温度補償伝送線路を前記伝送線路の一方に
    接続したことを特徴とする温度補償型位相遅延回路。
  3. 【請求項3】 正の温度係数の誘電率を持つセラミック
    基板上にストリップラインパターンにより形成されたそ
    れぞれの長さがL,L+ΔLの第1及び第2の伝送線路
    と、正の温度係数の誘電率をもつセラミック基板上にス
    トリップラインパターンにより形成されて前記第1の伝
    送線路に接続される第3の伝送線路と、負の温度係数の
    誘電率をもつテフロン基板上にストリップラインパター
    ンにより形成されて前記第2の伝送線路に接続される第
    4の伝送線路とを備えることを特徴とする温度補償型位
    相遅延回路。
  4. 【請求項4】 第3の伝送線路と第4の伝送線路は位相
    遅延が等しい請求項3の温度補償型位相遅延回路。
JP24084295A 1995-08-26 1995-08-26 温度補償型位相遅延回路 Pending JPH0964603A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200021300A (ko) * 2018-08-20 2020-02-28 고려대학교 산학협력단 수신장치 및 그 동작 방법

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5593304A (en) * 1978-12-28 1980-07-15 Cselt Centro Studi Lab Telecom Method of and device for compensating thermal phase change of transfer function of distributed parameter bidirectional device
JPS5710104B2 (ja) * 1972-04-17 1982-02-24

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