JPH0965144A - 画像圧縮伸長装置 - Google Patents

画像圧縮伸長装置

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JPH0965144A
JPH0965144A JP7212129A JP21212995A JPH0965144A JP H0965144 A JPH0965144 A JP H0965144A JP 7212129 A JP7212129 A JP 7212129A JP 21212995 A JP21212995 A JP 21212995A JP H0965144 A JPH0965144 A JP H0965144A
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JP
Japan
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image
compression
image data
speed
unit
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JP7212129A
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English (en)
Inventor
Junichi Matsunoshita
純一 松野下
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像入力部11あるいは画像出力部12との
接続を、大容量のメモリ類を必要とせず、かつ、処理し
た画像の劣化を少なくする。 【解決手段】 画像入力部11からの画像データを圧縮
する画像圧縮部112と、圧縮された画像データを伸長
する画像伸長部103と、圧縮処理の速度が画像入力部
11からの画像データの転送速度よりも遅いか否かを判
定する圧縮処理速度判定部107と、伸長処理の速度が
画像出力部12への画像データの転送速度よりも遅いか
否かを判定する伸長速度処理判定部108と、圧縮処理
の速度が画像入力部11からの画像データの転送速度よ
りも遅いと判定された場合、あるいは伸長処理の速度が
画像出力部12への画像データの転送速度よりも遅いと
判定された場合には、画像圧縮部102に対し、圧縮処
理の速度を高めるように量子化係数を高める設定とする
とともに、画像入力部11に対し再度読取を行なうよう
に制御する制御部とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像圧縮伸長装置
に係わり、特に、複数の原稿を読み取った画像データを
圧縮して記憶した後、指定された順番で指定された回数
だけ読み出し伸長して、当該画像データに基づき画像形
成を行なうソート機能に用いて好適な画像圧縮伸長装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ディジタル複写機等の画像処
理装置には、電子ソート機能が一機能として設けられて
いる。かかる電子ソート機能は、複数の原稿をスキャナ
等の入力部により読み取って記憶装置に一旦記憶すると
ともに、指定された順序で指定された回数だけ読み出し
て、読み出された画像データにしたがって画像形成を行
なうことにより実現される。例えば、ページA、B、C
からなる原稿を3部複写する場合、ページA、B、Cの
順番に1ページずつ読み取って、その画像データを記憶
した後、画像データをページA、B、C、A、B、C、
A、B、Cの順番に読み出し、その都度、画像形成を行
なうことによって、上記原稿の複写物が、原稿と同じペ
ージの順番で3部得られることとなる。
【0003】さて、かかる電子ソート機能では、次の理
由から入力された画像データを圧縮することが行なわれ
ている。第1に、容量に制限のある記憶装置に多くの画
像データを記憶する必要があるからであり、第2に、記
憶装置として、容量当たりのコストが低いハードディス
クを用いる関係上、かかるハードディスクへの転送時間
を一定時間以内に抑える必要があるからである。かかる
圧縮処理に用いられるアルゴリズムとしては、どのよう
な画像が入力されても圧縮率が高く、かつ画質劣化の小
さいものが要求される。かかる要求を満足するアルゴリ
ズムとしては、例えば、JPEG(Joint Photographic
ExpertsGroup)において勧告されている静止画用の方
式があり、かかるJPEG方式は、直交変換と可変長符
号化とが組み合わせたものである。
【0004】ここで、JPEG方式の圧縮処理について
説明する。図7は、かかる圧縮処理の構成を示すブロッ
ク図である。この図に示すように、圧縮すべき画像デー
タは、まず、DCT変換部14aによって、二次元DC
T(Discrete Cosine Transform:離散余弦変換)処理
されて、8×8個のDCT係数が出力される。この二次
元DCT処理によって、画像に含まれる情報を、低周波
成分のDCT係数に集中させることができる。次に、D
CT係数は、量子化部14bによって量子化される。こ
の際に用いられる量子化係数は、量子化マトリックス部
14cから供給されるものであり、各係数毎に視覚特性
が考慮されている。量子化されたDCT係数は、ジグザ
グスキャン部14dによって、低周波成分の係数から順
にジグザグスキャンされ、二次元の配列が一次元のデー
タに並び替えられる。並び替えられた一次元のデータ
は、ゼロパック部14eによって、交流成分の係数がゼ
ロパッキングされる。具体的には、値が「0」でないD
CT係数と、そのDCT係数の直前の値が「0」である
DCT係数の連続数とが、1つのシンボルとしてまとめ
られる。ここで、1ブロックの画像から発生するシンボ
ル数は、入力される画像データと量子化係数とに依存し
て変動する。そして、ゼロパッキングされたシンボル
は、ハフマン符号化部14fによって、ハフマン符号化
される。その際、直流成分のDCT係数は、直前ブロッ
クの直流成分のDCT係数との差分値がハフマン符号化
される一方、交流成分のDCT係数は、ゼロパックされ
たシンボルがハフマン符号化され、可変長のコードデー
タとして出力される。
【0005】ところで、DCT変換部14a、量子化部
14b、ジグザグスキャン部14d、およびゼロパック
部14eについては、パイプライン処理によって画像入
力部と同期動作を行なうことは可能であるが、ハフマン
符号化部14fについては、1ブロックの画像から発生
するシンボル数が、上述したように、画像データと量子
化係数とに依存して変動するため、同期動作を行なうこ
とが困難である。特に、画像によっては、1ブロック分
のハフマン符号化に要するクロック数が、1ブロック分
の画像データを入力するよりも大きくなる場合もあり、
このような場合には、画像データの入力動作を一時停止
させて、内部のパイプラインが崩れないように制御を行
なう必要がある。
【0006】次に、JPEG方式の伸長処理について説
明する。図8は、かかる伸長処理の構成を示すブロック
図である。この図に示すように、伸長処理は、図7に示
した圧縮処理とは逆方向の経路を辿って行なわれる。ま
ず、伸長すべきコードデータが、ハフマン復号化部14
gによって、シンボルに復号化される。次に、復号化さ
れたシンボルは、ゼロアンパック部14hによって、量
子化されたDCT係数に戻され、さらに、ジグザグスキ
ャン部14iによって、1次元のデータが二次元の配列
に並び替えられた後、逆量子化部14jによって、逆量
子化される。この際に用いられる量子化係数は、圧縮処
理と同様に、量子化マトリックス部14kから供給され
るものである。そして、逆量子化されたDCT係数は、
逆DCT変換部14lによって、8画素×8画素の画像
データが出力される。かかる伸長処理におけるハフマン
復号化部14gは、伸長処理におけるハフマン符号化部
14fと同様に、同期動作が困難であるため、その伸長
処理に遅延が生じた場合には、伸長画像の出力を一時停
止させる制御が必要となる。
【0007】このように、JPEG方式を用いた画像圧
縮伸長装置においては、入力した画像データによって処
理に要するクロック数が変動するので、場合によって
は、圧縮時には画像データの入力を、また、伸長時には
画像データの出力を、それぞれ一時停止させたりする必
要がある。しかし、画像データの入出力を一時停止する
ため、画像入力部や画像出力部の動作を一時停止させる
構成とすると、それら構成が複雑化するので困難であ
る。そのため、従来では、画像入力部あるいは画像出力
部と、画像圧縮伸長装置とを直接接続する構成とはせず
に、これらの間にフレームメモリが介挿された構成とな
っていた。
【0008】そこで、かかるフレームメモリが介挿され
た複写機であって、電子ソート機能を有するディジタル
複写機の構成について説明する。図6は、かかるディジ
タル複写機の構成の一例を示すブロック図である。この
図において、制御部10は、以下のように各部を制御す
る。まず、制御部10は、複数ページからなる原稿を、
画像入力部11によって1ページ毎に読み取り、その画
像データを圧縮するために画像圧縮伸長部14に供給す
る。この供給時に、画像入力部11と画像圧縮伸長部1
4とが同期する必要をなくするために、画像入力部11
から圧縮伸長部14への画像データの供給は、フレーム
バッファ13の格納を介して行なわれるようになってい
る。ここで、格納された画像データは読み出されて、画
像圧縮伸長部14に供給され圧縮される。そして、圧縮
された画像データは、コードバッファ15に一旦格納さ
れた後、記憶部16に転送されて記憶される。
【0009】次に、各ページに対応する画像データが記
憶されると、制御部10は、次のようにして、画像デー
タの出力を行なう。制御部10は、記憶部16から指定
されたページに対応する画像データの読み出しを、指定
されたページの順番で、指定された回数だけ行ない、そ
の都度、読み出した画像データをコードバッファ15に
格納する。ここで、コードバッファ15に格納された画
像データは、画像圧縮伸長部14により伸長された後、
画像出力部12に供給されるが、この供給時に、画像出
力部12と画像圧縮伸長部14とが同期する必要をなく
するために、画像圧縮伸長部14から画像出力部12へ
の画像データの供給は、フレームバッファ13の格納を
介して行なわれるようになっている。このように、フレ
ームバッファ13を介してデータの転送を行なうことに
よって、画像入力部11や画像出力部12の動作は、画
像圧縮伸長部14と同期させる必要がないので、伸長・
圧縮処理に遅延が生じても、一時停止しなくても済むよ
うに構成されていた。
【0010】ところが、かかる構成では、フレームバッ
ファ13として大容量のメモリ素子を必要とするので、
装置全体の高価格化を招くという問題があった。この問
題を解決する技術としては、例えば、特開平6−542
02号記載の技術がある。この技術は、フレームバッフ
ァ13を排し、代わりに、複数ライン分の容量を有する
FIFO型のラインバッファを設ける一方、かかるライ
ンバッファのオーバーフローあるいはアンダーフローを
検出し、検出された場合には、ラインバッファの読出あ
るいは書込を中止し、その時点で処理中のラインを途中
から無効として、画像の繰り返しあるいは飛び越しを行
なうように制御するものである。すなわち、上記公報記
載の技術は、かかる制御を行なうことによって、画像入
力部(スキャナ)、画像出力部(プリンタ)と、画像圧
縮伸長部との同期を、複数ラインを1単位として行なう
をことを提案するものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の技術では、複数ライン分の容量のメモリのみに
より、画像入力部、画像出力部との接続を可能とする利
点があるものの、繰り返しあるいは飛び越しが発生した
場合に、その部分に対応する画像が劣化するという問題
があった。本発明は、このような問題に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、画像入力部あるいは
画像出力部との接続を、大容量のメモリ類を必要とする
ことなく、かつ、処理した画像に劣化が少ない画像圧縮
伸長装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、請求項1に記載の発明にあっては、画像入力手段に
より読み取った画像データを圧縮して記憶手段に記憶す
る一方、圧縮された画像データを前記記憶手段から読み
出して伸長する画像圧縮伸長装置において、前記画像入
力手段からの画像データを圧縮する圧縮手段と、前記圧
縮手段における圧縮処理の速度が前記画像入力手段の画
像データの入力速度よりも遅いか否かを判定する圧縮速
度判定手段と、前記圧縮速度判定手段によって圧縮処理
の速度が前記画像入力手段の画像データの入力速度より
も遅いと判定された場合には、前記圧縮手段に対し、圧
縮処理の速度を高めるように圧縮条件を設定し直すとと
もに、前記画像入力手段に対し、再度読取を行なうよう
に制御する圧縮制御手段とを具備することを特徴として
いる。また、請求項2に記載の発明にあっては、画像入
力手段により読み取った画像データを圧縮して記憶手段
に記憶する一方、圧縮された画像データを前記記憶手段
から読み出して伸長し、画像出力手段にて画像データを
出力する画像圧縮伸長装置において、前記画像入力手段
からの画像データを圧縮する圧縮手段と、前記圧縮手段
により圧縮された画像データを伸長する伸長手段と、前
記伸長手段における伸長処理の速度が前記画像出力手段
の画像データの出力速度よりも遅いか否かを判定する伸
長速度判定手段と、前記伸長速度判定手段によって伸長
処理の速度が前記画像出力手段の画像データの出力速度
よりも遅いと判定された場合には、前記圧縮手段に対
し、圧縮処理の速度を高めるように圧縮条件を設定し直
すとともに、前記画像入力手段に対し、再度読取を行な
うように制御する圧縮制御手段とを具備することを特徴
としている。さらに、請求項3に記載の発明にあって
は、画像入力手段により読み取った画像データを圧縮し
て記憶手段に記憶する一方、圧縮された画像データを前
記記憶手段から読み出して伸長し、画像出力手段にて画
像データを出力する画像圧縮伸長装置において、前記画
像入力手段からの画像データを圧縮する圧縮手段と、前
記圧縮手段により圧縮された画像データを伸長する伸長
手段と、前記圧縮手段における圧縮処理の速度が前記画
像入力手段の画像データの入力速度よりも遅いか否かを
判定する圧縮速度判定手段と、前記伸長手段における伸
長処理の速度が前記画像出力手段の画像データの出力速
度よりも遅いか否かを判定する伸長速度判定手段と、前
記圧縮速度判定手段によって圧縮処理の速度が前記画像
入力手段の画像データの入力速度よりも遅いと判定され
た場合、あるいは前記伸長速度判定手段によって伸長処
理の速度が前記画像出力手段の画像データの出力速度よ
りも遅いと判定された場合には、前記圧縮手段に対し、
圧縮処理の速度を高めるように圧縮条件を設定し直すと
ともに、前記画像入力手段に対し、再度読取を行なうよ
うに制御する制御手段とを具備することを特徴としてい
る。
【0013】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
圧縮手段は、画像入力手段からの画像データに対して圧
縮処理を行ない、圧縮速度判定手段は、圧縮手段におけ
る圧縮処理の速度が画像入力手段の画像データの入力速
度よりも遅いか否かを判定し、圧縮制御手段は、遅い場
合に、圧縮手段に対し、圧縮処理の速度を高めるように
圧縮条件を変更するとともに、画像入力手段に対し画像
データを再度読み取るするように制御する。このため、
圧縮処理の速度が画像入力手段の画像データの入力速度
よりも遅いと、画像データの読取が繰り返し行なわれ、
その都度、圧縮条件が変更されるので、最終的には、圧
縮処理の速度は、必ず画像入力手段の画像データの入力
速度よりも高くなる。請求項2に記載の発明によれば、
圧縮手段は、画像入力手段からの画像データに対して圧
縮処理を行なう一方、伸長手段は、圧縮手段により圧縮
された画像データの伸長処理を行ない、伸長速度検出手
段は、伸長手段における伸長処理の速度が画像出力手段
の画像データの出力速度よりも遅いか否かを検出し、圧
縮制御手段は、遅い場合には、圧縮手段に対し、圧縮処
理の速度を高めるように圧縮条件を変更して、画像入力
手段に対し画像データを再度読み取るように制御する。
すなわち、画像入力手段からの画像データ入力時には、
画像圧縮とともに、圧縮された画像データの伸長をも行
なって、当該圧縮された画像データを伸長する場合の伸
長処理に要する処理速度が検出される。そして、その伸
長処理の速度が画像出力手段の画像データの出力速度よ
りも低いと、画像データの読取が繰り返し行なわれ、そ
の都度、圧縮条件が変更されるので、最終的には、伸長
処理の速度は、必ず画像出力手段による画像データの出
力速度よりも高くなる。請求項3に記載の発明によれ
ば、圧縮手段は、画像入力手段からの画像データに対し
て圧縮処理を行ない、圧縮速度判定手段は、圧縮手段に
おける圧縮処理の速度が画像入力手段の画像データの入
力速度よりも遅いか否かを判定し、伸長手段は、圧縮手
段により圧縮された画像データの伸長処理を行ない、伸
長速度検出手段は、伸長手段における伸長処理の速度が
画像出力手段の画像データの出力速度よりも低いか否か
を検出し、圧縮制御手段は、圧縮処理の速度が画像入力
手段による画像データの入力速度よりも低い場合、ある
いは伸長処理の速度が画像出力手段による画像データの
出力速度よりも遅い場合には、圧縮手段に対し、圧縮処
理の速度を高めるように圧縮条件を変更して、画像入力
手段に対し画像データを再度読み取るように制御する。
すなわち、画像入力手段からの画像データ入力時には、
画像圧縮とともに、圧縮された画像データの伸長をも行
なって、圧縮処理に要する処理速度、および当該圧縮処
理された画像データを伸長する場合の伸長処理に要する
処理速度がそれぞれ検出される。そして、その圧縮処理
の速度あるいは伸長処理の速度が遅いと、画像データの
読取が繰り返し行なわれ、その都度、圧縮条件が変更さ
れるので、最終的には、圧縮処理の速度は画像入力手段
の画像データの入力速度よりも速くなり、かつ、伸長処
理の速度は画像出力手段の画像データの出力速度よりも
高くなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態に
ついて説明する。図1は、本実施形態にかかる画像圧縮
伸長装置を用いたディジタル複写機の構成を示すブロッ
ク図である。この図において、図6に示した構成と相違
する点は、フレームバッファ13を廃した点と、画像デ
ータの圧縮・伸長を行なう構成要素を、画像圧縮伸長部
100にした点とである。また、図1における画像圧縮
伸長部100に対する制御は、図6における画像圧縮伸
長部14に対する制御と異なるため、図1では、制御部
の符号を50として従来構成とは区別している。なお、
フレームバッファ13については、上述したので、画像
圧縮伸長部100を中心にして説明することとする。
【0015】1−1:第1実施形態 まず、本願の第1実施形態にかかる画像圧縮伸長部10
0について説明する。図2は、その構成を示すブロック
図である。この図において、101a、101bはライ
ンバッファであり、8ライン(1ブロック)分の画像デ
ータを格納する。なお、8ライン分とは、画像入力部1
1において、主走査(ライン)方向の読取を副走査方向
に対して8回分行なった場合に得られる容量に相当す
る。102は、JPEG方式の圧縮処理を行なう画像圧
縮部であり、ラインバッファ101a、101bから画
像データを読み出す際に、ブロックスキャン変換を行な
うための読出アドレスの供給も行なう。なお、画像圧縮
部102における圧縮のアルゴリズムは、図7に示した
通りである。103は、同方式の伸長処理を行なう画像
伸長部であり、ラインバッファ101a、101bに画
像データを格納する際に、ブロックスキャン変換を行な
うための書込アドレスの供給も行なう。なお、画像伸長
部103における伸長アルゴリズムは、図8に示した通
りである。
【0016】104はバッファ制御部であり、圧縮処理
あるいは伸長処理を行なう際に、ラインバッファを10
1a、101bをピンポンバッファ構成とするため、マ
ルチプレクサ105、106の切換を制御する。具体的
には、バッファ制御部104は、ライン同期信号LSを
カウントし、そのカウント値が「8」となる毎に、マル
チプレクサ105、106の接続を切り換えるとととも
に、8ライン単位の同期を示すブロック同期信号BLS
を生成して、各部に供給する。ここで、ライン同期信号
は、画像入力時においては、画像入力部11における副
走査方向の読取動作に同期する一方、画像出力時には、
画像出力部12における副走査方向の画像形成動作に同
期するものである。また、VCKはビデオクロックであ
り、画像入力時においては、画像入力部11における主
走査方向の読取動作に同期するものであり、このビデオ
クロックVCKに同期して、画像データが画素に対応し
て画像入力部11から供給される一方、画像出力時にお
いては、画像出力部12における主走査方向の画像形成
取動作に同期するものであり、このビデオクロックVC
Kに同期して、画像データが画素に対応して画像出力部
12に供給されるようになっている。
【0017】次に、107は圧縮処理速度判定部であ
り、ブロック同期信号BLSの周期において、すなわ
ち、画像入力部11から8ライン分の画像データが供給
される期間において、画像圧縮部102が、8ライン分
の画像データをラインバッファ101aあるいは101
bのいずれかから読み出したか否かを判定する。108
は伸長処理速度判定部であり、ブロック同期信号BLS
の周期において、画像伸長部103が8ライン分の画像
データを出力したか否かを判定する。また、MODE
は、マルチプレクサ109の出力を切り換える制御信号
であり、この信号MODEによって、マルチプレクサ1
09の出力が、画像入力時には伸長処理速度判定部10
8側に、画像出力時にはマルチプレクサ106側に、そ
れぞれ切り換えられて接続されるようになっている。な
お、この信号MODEは、図1における制御部50から
供給される。
【0018】1−2:第1実施形態の動作 次に、この実施形態の動作について説明する。
【0019】1−2−1:基本動作 はじめに、画像入力時における圧縮処理および画像出力
時における伸長処理の基本動作について説明する。ま
ず、画像入力部11から供給された画像データは、ライ
ンバッファ101aあるいは101bのいずれか一方に
書き込まれるが、説明の便宜上、最初は、ラインバッフ
ァ101aに書き込まれるとする。この場合、バッファ
制御部104は、マルチプレクサ105をラインバッフ
ァ101a側に、マルチプレクサ106をラインバッフ
ァ101b側に、それぞれ接続するように制御する。こ
れにより、画像データは、最初、ラインバッファ101
aに格納される。
【0020】次に、バッファ制御部104は、ライン同
期信号LSをカウントして、そのカウント値が「8」と
なると、マルチプレクサ105の接続をラインバッファ
101b側に、マルチプレクサ106の接続を101a
側にそれぞれ接続させる。この時点において、ラインバ
ッファ101aには、8ライン分の画像データが格納さ
れており、この画像データが、画像圧縮部102からの
読出アドレスの供給により、ブロックスキャン変換され
て読み出されて画像圧縮部102に供給される。そし
て、供給された画像データは、画像圧縮部102によっ
て圧縮されて、そのコードデータが、コードバッファ1
5に格納される。かかる圧縮処理において、ラインバッ
ファからの読み出しは、画像入力部11からの格納より
も十分速く行なわれるので、次の8ライン分の画像デー
タが供給されるまでに、圧縮処理が終了する場合があ
る。このような場合、画像圧縮部102は、ラインバッ
ファが切り換えられるまで待機状態になる。なお、供給
された画像データによっては、次の8ライン分の画像デ
ータが供給されるまでに、圧縮処理が終了しない場合が
あるが、この場合の動作については後述する。一方、画
像入力部11からの画像データは、マルチプレクサ10
5の接続がラインバッファ101b側に切り換えらてい
るので、次の8ライン分の画像データは、今度はライン
バッファ101bに格納される。
【0021】さらに、ラインバッファ101bに格納さ
れた画像データが8ライン分に達すると、今度は、マル
チプレクサ106の接続がラインバッファ101b側に
切り換えられるので、同様にして、画像圧縮部102に
より読み出されて圧縮され、そのコードデータがコード
バッファ15に格納される。また、マルチプレクサ10
5の接続がラインバッファ101a側に切り換えられる
ので、次々の8ライン分の画像データは、再びラインバ
ッファ101aに格納されることとなる。
【0022】以下、画像データが8ライン分供給される
毎に、ラインバッファが切り換えられて、画像入力部1
1からの画像データが一方のラインバッファに格納され
る一方、格納された画像データが他方のラインバッファ
から読み出されて圧縮され、そのコードデータがコード
バッファ15に格納される。そして、1ページ分の画像
データが圧縮されてコードバッファ15に格納される
と、コードバッファ15に格納された1ページ分のコー
ドデータが記憶部16に転送されて記憶され、この後、
画像入力部11は、次ページの原稿の読取を開始する。
このような圧縮処理が、すべてのページの原稿に対して
繰り返し行なわれ、各ページに対応するコードデータが
記憶部16に記憶されることとなる。
【0023】さて、このようにコードデータが記憶され
ると、次に、図1における制御部50によって読み出す
べきページが指定される。すると、指定されたページに
対応するコードデータが記憶部16から読み出されてコ
ードバッファ15に転送される。そして、指定されたペ
ージのコードデータが1ページ分すべて格納されると、
画像伸長部103において伸長動作が開始される。
【0024】この伸長動作は、画像伸長部103がコー
ドデータを読み出して伸長処理を施して、ラインバッフ
ァ101aあるいは101bのいずれか一方に書き込ま
れることにより行なわれるが、説明の便宜上、最初、伸
長された画像データがラインバッファ101aに書き込
まれるとする。この場合、バッファ制御部104は、画
像入力時と同様に、マルチプレクサ105をラインバッ
ファ101a側に、マルチプレクサ106をラインバッ
ファ101b側に、それぞれ接続するように制御する。
これにより、最初に伸長された画像データは、ラインバ
ッファ101aに格納される。この格納において、画像
伸長部103により伸長された画像データは、画像伸長
部103からの書込アドレスの供給により、ブロックス
キャン変換される。そして、画像伸長部103は、伸長
処理した画像データが8ライン分に達すると、ラインバ
ッファの切り換えられるまで、待機状態となる。
【0025】ここで、ラインバッファの接続が切り換え
られると、ラインバッファ101aにおいては、その入
力が画像伸長部103と切り離されて、その出力が画像
出力部12と接続されるので、格納された画像データが
ビデオクロックVCKに同期して読み出されて画像出力
部12に供給される。一方、ラインバッファ101bに
おいては、その入力が画像伸長部103と接続されるの
で、画像伸長部103により伸長された画像データがラ
インバッファ101bに8ライン分格納される。この
際、画像伸長部103が、ラインバッファの接続が切り
換えられるまで、伸長処理した画像データが8ライン分
に達した場合には待機状態となる点は、先と同様であ
る。
【0026】次に、ラインバッファ101aから8ライ
ン分の画像データが読み出されると、バッファ制御部1
04がラインバッファの接続を切り換えるので、今度
は、ラインバッファ101bから画像データが読み出さ
れる。一方、画像伸長部103により伸長された画像デ
ータはラインバッファ101aに8ライン分格納され
る。以下、画像データが8ライン分読み出される毎に、
ラインバッファが切り換えられて、画像データが一方の
ラインバッファから読み出されて画像出力部12に供給
される一方、画像伸長部103により伸長された画像デ
ータが他方のラインバッファに8ライン分格納される。
このようなラインバッファの接続を繰り返し行なうこと
により、1ページ分の画像データが、ビデオクロックV
CKおよびライン同期信号LSに同期して画像出力部1
2に供給され、画像出力部12によって、当該データに
基づいて、指定されたページに対応する画像形成が行な
われる。そして、このように伸長処理が、指定されたペ
ージの順番で、指定された回数だけ行なわれて、その都
度、伸長された画像データに基づいた画像形成が行なわ
れる。
【0027】以上のように、本実施形態によれば、画像
入力時においては、オリジナルの原稿が1ページずつ読
み取られ、その都度、当該画像データの圧縮処理が行な
われて、そのコードデータが記憶される一方、画像出力
時においては、指定されたページのコードデータが、指
定された順番で、指定された回数だけ読み出されて、そ
の都度、伸長処理が行なわれて、画像形成が行なわれる
ことにより、電子ソート機能が行なわれる。
【0028】ところで、画像入力時における画像圧縮に
おいては、画像入力部11から供給された8ライン分の
画像データの圧縮が、次の8ライン分の画像データが画
像入力部11から供給されるまでに終了していることを
前提として説明した。ところが、画像データの特性によ
っては、次の8ライン分の画像データが供給されるまで
に、当該画像データの圧縮処理が終了しない場合があ
る。このような場合は、例えば、画像データにエッジ等
による高周波成分を多く含む場合や、量子化マトリック
ス部において設定された量子化係数係数が小さい場合な
どのように、圧縮処理に時間を要する場合に発生する。
【0029】このような場合、画像入力部11は、読取
動作を一時停止することができないので、画像データを
ビデオクロックVCおよびライン同期信号LSに同期し
て出力し続ける一方、バッファ制御部104は、ライン
同期信号LSを8カウントする毎に、ラインバッファ1
01a、101bの接続を強制的に切り換える。したが
って、画像圧縮部102が8ライン分の画像データの圧
縮処理を終了する前に、ラインバッファが切り換えられ
る結果、圧縮すべき画像データは、圧縮途中で新たな画
像データとなり、その連続性を失する。すなわち、未圧
縮の画像データが失われる。そして、一部失われた画像
データを圧縮し、そのコードデータを記憶して、当該コ
ードデータを読み出して伸長すると、その画像データに
基づいて形成した画像には、欠落や、同期ズレ等の著し
い乱れが生じることとなる。
【0030】また、上述した伸長処理においては、コー
ドバッファ15から読み出したコードデータを、画像伸
長部103によって8ライン分だけ伸長するのが、先の
8ライン分の画像データが画像出力部12に供給される
までに、完了していることを前提として説明したが、画
像データの特性によっては、先の8ライン分の画像デー
タが供給されるまでに、当該画像データの伸長処理が終
了しない場合がある。
【0031】このような場合でも、画像出力部12は、
画像形成動作を一時停止することができないので、画像
データをビデオクロックVCおよびライン同期信号LS
に同期して読み込みを続ける一方、バッファ制御部10
4は、ライン同期信号LSを8カウントする毎に、ライ
ンバッファ101a、101bの接続を切り換える。し
たがって、画像伸長部103が8ライン分の画像データ
の伸長処理を完了して格納する前に、ラインバッファが
切り換えられるので、画像出力部12に供給される画像
データは、切り換え後のラインバッファから読み出され
た新たな画像データとなってしまい、その連続性を失す
る。このため、未伸長の画像データが失われる。そし
て、一部失われた画像データに基づいて画像には、欠落
や、同期ズレ等の著しい乱れが生じることとなる。
【0032】さらに、圧縮処理と伸長処理とでは、処理
速度が通常異なる。また、処理速度を決定づけるのは、
画像データを圧縮処理する途中で生成されるシンボル数
や、コードデータ量であり、これらを伸長時には制御す
ることはできない。したがって、画像データを圧縮する
際においては、その圧縮処理によるコードデータを画像
伸長部103により伸長したときに、その伸長処理速度
が画像出力部12への画像データの入力速度よりも低く
ならないように、制御する必要がある。逆に言えば、そ
の伸長処理速度が画像出力部12への画像データの入力
速度よりも高くするには、それ以前の圧縮処理におい
て、シンボル数やコードデータ量を適切に制御する必要
がある。そこで、次に、かかる制御を行なうための動作
について説明する。
【0033】1−2−2:処理速度の判定動作 画像入力時において、バッファ制御部104から出力さ
れるブロック同期信号BLSが、圧縮処理速度判定部1
07および伸長処理速度判定部108にそれぞれ供給さ
れる。圧縮処理速度判定部107は、このブロック同期
信号BLSによって8ライン分の画像データが供給され
る期間に、ラインバッファ101a、101bのいずれ
かから画像圧縮部102に読み込まれる画像データの個
数(画素数)をカウントする。そして、圧縮処理速度判
定部107は、当該カウント値が8ライン分の画像デー
タの個数と比較して小さければ、圧縮処理遅れと判定し
て、その判定結果を図1における制御部50に供給す
る。なお、8ライン分の画像データの個数については、
予め、圧縮処理速度判定部107に設定されている。
【0034】また、かかる画像入力時においては、同時
に伸長処理も行なわれる。すなわち、コードバッファ1
5から記憶部16に転送されるべきコードデータは、同
時に画像伸長部103にも供給され、伸長処理が行なわ
れる。そして、伸長処理速度判定部108は、ブロック
同期信号BLSによって、8ライン分の画像データが供
給される期間に、画像伸長部103により出力される画
像データの個数をカウントする。そして、伸長処理速度
判定部108は、当該カウント値が予め設定されている
8ライン分の画像データの個数と比較して小さければ、
伸長処理遅れと判定して、その判定結果を図1における
制御部50に供給する。なお、8ライン分の画像データ
の個数については、予め、伸長処理速度判定部108に
も設定されている。このように、本実施形態では、画像
入力時の圧縮処理においては、同時に、当該圧縮処理に
よるコードデータの伸長処理も行なわれるが、この際の
伸長処理は、単に、伸長処理速度を判定するためだけの
理由で行なわれる。なお、画像入力時には、信号MOD
Eによってマルチプレクサ109が伸長処理速度判定部
に接続されるので、伸長された画像データはラインバッ
ファ側に供給されないようになっている。
【0035】さて、圧縮処理速度判定部107による判
定結果が圧縮処理遅れである場合には、圧縮処理が、画
像入力部11により供給される画像データに対し8ライ
ン単位の同期がとれない状態で行なわれていることを示
し、また、伸長処理速度判定部108による判定結果が
伸長処理遅れである場合には、当該圧縮処理によるコー
ドデータを読み出し伸長しても、その際の伸長処理が、
画像出力部11に供給される画像データに対し8ライン
単位の同期がとれない状態で行なわれることを示してい
る。すなわち、いずれの場合においても、画像データが
失われる場合を示している。このため図1における制御
部50は、これらいずれかに該当した場合に、コードバ
ッファ15に格納された当該ページのコードデータを破
棄するとともに、圧縮処理の速度を高めるべく、画像圧
縮部102の内部における量子化マトリックス部の各量
子化係数を前回よりも大きな値に設定して、画像入力部
11に対し、再度同一ページの原稿を読み取るように制
御する。これにより、同一ページの原稿が再度読み取ら
れ、当該画像データの圧縮が、画像圧縮部102によっ
て、前回よりも圧縮処理の速度を高めて行なわれる。
【0036】そして、画像入力部11が原稿を再度読み
取って、その画像データを圧縮処理しても圧縮処理遅れ
となる場合、あるいはその圧縮処理されたコードデータ
の伸長をしても伸長処理遅れとなる場合、いずれの場合
においても、同一ページの原稿が再度読み取られ、当該
画像データの圧縮が、前回よりも圧縮処理の速度を高め
て行なわれる。以下、このような再入力・再圧縮動作
は、圧縮処理遅れとならなくなって、かつ伸長処理遅れ
にもならない場合まで繰り返して行なわれる。こうして
最終的には、圧縮処理遅れとならなくなって、かつ伸長
処理遅れにもならなくなり、その時点ではじめて、コー
ドバッファ15に格納されたコードデータが記憶部16
に記憶されることとなる。
【0037】1−3:第1実施形態のまとめ したがって、本実施形態において、記憶部16に記憶さ
れるすべてのコードデータは、画像入力時における圧縮
処理では同期が確保されたものであって、かつ、伸長処
理の際に画像出力部12に対して必ず同期がとれる状態
が保証されたものであるので、当該コードデータを伸長
した画像データに基づいて出力を行なう画像出力部12
に対し、欠陥のない画像出力をさせることが可能となる
のである。
【0038】2−1:第2実施形態の構成 次に、本発明による第2の実施形態について説明する。
この第2実施形態は、画像入力時において圧縮処理と同
時に行なう伸長処理の速度の判定において、第1実施形
態のように実際に伸長処理を行なうのでなく、圧縮処理
の途中結果から伸長処理速度を算出するものである。
【0039】図3は、第2実施形態の構成を示すブロッ
ク図である。この図に示すように、第2実施形態の画像
圧縮部102は、伸長処理速度判定部118に対しシン
ボル列SYMBOLを供給する。シンボル列SYMBO
Lとは、上述したように、画像圧縮部102の内部処理
であるゼロパック部(図7参照)により、量子化DCT
係数がゼロパックされたものである。そして、このシン
ボル列を、伸長処理速度判定部118がカウントすると
ともに、このカウント値を、シンボル数上限値と比較し
た後、8ライン分の同期を示すブロック同期信号BLS
によりリセットするようになっている。ここで、シンボ
ル数上限値とは、画像伸長部103内部のハフマン復号
化部(図7参照)が8ライン期間内において処理可能な
最大シンボル数である。
【0040】次に、8ライン期間内において、ハフマン
復号化部が処理可能な最大シンボル数は、次のようにし
て、シンボル数上限値設定部110に予め設定される。
あるひとつのシンボルをハフマン復号化に要するクロッ
ク数は、ハフマン復号化部の構成によって決まってお
り、一方、8ライン期間内で画像圧縮部102に供給さ
れるクロック数もシステムにより決まっている。したが
って、画像伸長部103内部のハフマン復号化部が8ラ
イン期間内で処理できる最大シンボル数は、8ライン期
間において画像圧縮部102に供給されるクロック数
を、ひとつのシンボルをハフマン復号化するのに要する
クロック数にて割れば算出される。例えば、本実施形態
において、ひとつのシンボルをハフマン復号化するのに
要するクロック数が「2クロック」であり、1ライン期
間に含まれるクロック数が「5000クロック」である
とすると、8ライン期間内においてハフマン復号化が可
能な最大シンボル数は、次のようにして算出される。 (5000×8)÷2=20000 ……(1) この場合、シンボル数上限値設定部110には、上記式
(1)によって算出された「20000」という値がシ
ンボル数上限値として設定される。
【0041】2−2:第2実施形態の動作 次に、第2実施形態の動作について説明する。なお、第
2実施形態の基本動作と、画像入力時における圧縮処理
速度判定部107の判定動作とについては、第1実施形
態と同様なので説明を省略して、画像入力時における伸
長処理速度判定部118の判定動作について以下説明す
る。画像入力時の圧縮処理において、伸長処理速度判定
部118は、画像圧縮部102から供給されるシンボル
列SYMBOLをカウントするが、ブロック同期信号B
LSによりリセットされるので、そのカウント値は、ブ
ロック同期信号BLSが示す当該8ライン期間毎におい
て、画像圧縮部102から出力されるシンボル数を意味
する。ここで、伸長処理速度判定部118は、そのカウ
ント値と、シンボル数上限値設定部110からのシンボ
ル数上限値とを、ブロック同期信号BLSが示す8ライ
ン期間毎に比較して、カウント値がシンボル数上限値を
超えたならば、伸長処理遅れと判定して、その判定結果
を図1における制御部50に供給する。
【0042】そして、伸長処理速度判定部118による
判定結果が、伸長処理遅れである場合には、当該圧縮処
理によるコードデータを読み出し伸長しても、その際の
伸長処理が、画像出力部11に供給される画像データの
8ライン単位との同期がとれない状態で行なわれること
を示している。したがって、この場合に制御部50(図
1参照)は、圧縮処理速度判定部107による判定結果
が圧縮処理遅れである場合と同様に、コードバッファ1
5に格納された当該ページのコードデータを破棄すると
ともに、圧縮処理の速度を高めて、圧縮時に発生するシ
ンボル数を減少させるべく、画像圧縮部102の内部に
おける量子化マトリックス部の各量子化係数を前回より
も大きな値に設定して、画像入力部11に対し、再度同
一ページの原稿を読み取るように制御する。そして、こ
のような再読取・再圧縮動作は、圧縮処理遅れとならな
くなって、かつ、カウント値が最大シンボル数以下とな
って伸長処理遅れともならない場合まで、繰り返して行
なわれる。
【0043】2−3:第2実施形態のまとめ したがって、この第2実施形態においても、第1実施形
態と同様に、記憶部16に記憶されるすべてのコードデ
ータは、入力時における圧縮処理では同期が確保された
ものであって、かつ、伸長処理の際に画像出力部12に
対して必ず同期がとれる状態が保証されたものであるの
で、当該コードデータを伸長した画像データに基づいて
出力を行なう画像出力部12に対し、欠陥のない画像出
力をさせることが可能となるのである。
【0044】3−1:第3実施形態の構成 次に、本発明による第3の実施形態について説明する。
この第3実施形態は、画像入力時に圧縮処理と同時に行
なう伸長処理の速度をラインバッファ101a、bの容
量分毎にメモリしておき、再圧縮時には、量子化マトリ
ックスの各係数を制御して、伸長処理遅れが発生した画
像部分のみ圧縮率を高めるようにするものである。
【0045】図4は、第3実施形態の構成を示すブロッ
ク図である。なお、この図では、圧縮処理速度判定部1
07は省略してある。まず、この図において、画像圧縮
部112は、第1および第2実施形態とは、内部に複数
の量子化マトリックス部を有する点で異なるが、他の点
では同一である。これらの各マトリックスの係数は、例
えば、最初の2つの量子化マトリックスについて着目す
れば、図5(a)、(b)に示すように倍数関係を保っ
ており、以降のマトリックスついても同様な倍数関係と
なっている。量子化マトリックス選択メモリ131は、
8ライン単位毎のブロックに対応したアドレスを有して
おり、各アドレスには、当該ブロックの量子化の際に用
いるべき量子化マトリックスを示す値がセットされる。
量子化マトリックス制御部132は、量子化マトリック
ス選択メモリにセットされた値に基づいて、画像圧縮部
112に対して、量子化の際に用いる量子化マトリック
スを選択するように制御する。一方、画像圧縮部112
は、カウンタ128に対しシンボル列SYMBOLを供
給する。そして、このシンボル列を、カウンタ128が
カウントするとともに、このカウント値を、8ライン分
の同期を示すブロック同期信号BLSにより、シンボル
数メモリ133に供給してセットするようになってい
る。
【0046】3−2:第3実施形態の動作 次に、第3実施形態の動作について説明する。なお、第
3実施形態の基本動作と、画像入力時における圧縮処理
速度判定部(図4では図示省略)の判定動作とについて
は、第1実施形態と同様なので説明を省略して、画像入
力時における伸長処理速度の判定動作について以下説明
する。はじめに、制御部50(図1参照)は、量子化マ
トリックスメモリ131に対して、すべてのアドレス
に、図5(a)に示すマトリックスを指定する値をそれ
ぞれセットする。このため、画像データを最初に圧縮す
るにあたっては、すべての8ライン単位のブロックが、
図5(a)に示す量子化マトリックスにより量子化され
る。その際に、画像圧縮部112内部のゼロパック部か
ら出力されるシンボル列SYMBOLが、カウンタ12
8により8ライン毎にカウントされるとともに、そのカ
ウント値が、8ライン毎にシンボル数メモリ133にセ
ットされる。こうして、1ページ分の画像データが読み
取って圧縮されると、シンボル数メモリ133には、シ
ンボル数が、8ライン単位毎のブロックに対応してそれ
ぞれセットされることとなる。
【0047】次に、制御部50は、シンボル数メモリ1
33にセットされた各ブロックに対応するシンボル数
と、予めセットされた、8ライン期間においてハフマン
復号化が可能な最大シンボル数とを比較し、前者が後者
を超えているブロックを検出する。ここで、制御部50
により検出されなかったブロックは、当該8ライン期間
におけるシンボル数が最大シンボル数以下のものである
から、そのブロックに対応する画像部分の伸長処理は、
画像出力部12と8ライン期間において同期して動作可
能であることを示している。したがって、制御部50
は、量子化マトリックス選択メモリ131に対して、当
該ブロックと対応するアドレスにセットされた値をその
ままとする。一方、制御部50により検出されたブロッ
クは、当該8ライン期間におけるシンボル数が最大シン
ボル数を超えているものであるから、そのブロックに対
応する画像部分の伸長処理は、画像出力部12と8ライ
ン期間において同期して動作不可能であることを示して
いる。したがって、制御部50は、量子化マトリックス
選択メモリ131に対して、当該ブロックと対応するア
ドレスにセットされた値を、一段係数が高い量子化マト
リックスを指定する値に変更する。例えば、最初の画像
入力時では、圧縮に用いた量子化マトリックスが図5
(a)に示すものであるから、当該ブロックと対応する
アドレスにセットされる値は、図5(b)の量子化マト
リックスを示す値に変更される。そして、シンボル数メ
モリ133の比較・検出の後、制御部50は、シンボル
数メモリ133にセットされたシンボル数が最大シンボ
ル数を超えているブロックが1つでもあれば、コードバ
ッファ15に格納された当該ページのコードデータを破
棄するとともに、画像入力部11に対し、再度同一ペー
ジの原稿を読み取るように制御する。
【0048】再度の読取に伴う圧縮処理後、制御部50
は、再び同様に、シンボル数メモリ133にセットされ
たシンボル数と、予めセットされた最大シンボル数とを
比較・検出する。再度の圧縮において、前回検出された
ブロックについては、変更後の値にしたがった量子化マ
トリックス、すなわち係数が倍となった量子化マトリッ
クスで量子化を行なうように設定されているので、当該
ブロックにて出力されるシンボル数が少なくなり、その
コードデータを伸長するに際して、画像出力部12と8
ライン単位で同期を行なうことができる可能性が高い。
【0049】それでも、シンボル数メモリ133にセッ
トされたシンボル数が最大シンボル数を超えているブロ
ックが1つでもあれば、制御部50は、コードバッファ
15に格納された当該ページのコードデータを破棄する
とともに、画像入力部11に対し、再々度、同一ページ
の原稿を読み取るように制御する。以下、制御部50
は、シンボル数メモリ133にセットされたすべてのブ
ロックに対応するシンボル数が最大シンボル数以下とな
るまで、画像の読取・圧縮を繰り返す。こうして最終的
には、すべてのブロックのシンボル数が最大シンボル数
以下となって、はじめて、その時点でコードバッファ1
5に格納されたコードデータが記憶部16に記憶される
こととなる。
【0050】3−3:第3実施形態のまとめ したがって、この第3の実施形態においても、記憶部1
6に記憶されるすべてのコードデータは、伸長処理の際
に画像出力部12に対する同期が必ずとれる状態が保証
されたものであるので、当該コードデータを伸長した画
像データに基づいて出力を行なう画像出力部12に対
し、欠陥のない画像出力をさせることが可能となるので
ある。しかも、この第3実施形態にあっては、前回の読
取・圧縮以前にすでにシンボル数が最大シンボル数以下
となったブロックについては、量子化係数が変更されな
いので、当該ブロックにおいて、量子化係数の増加に伴
う画質劣化が生じることはないという、第1実施形態や
第2実施形態にはない利点も有する。
【0051】4:その他 上述した第1〜第3実施形態において、圧縮・伸長のア
ルゴリズムについてはJPEG方式を例にとって説明し
たが、本願はこれに限られず、他の方式でも適用可能で
ある。他の方式を用いた場合、処理遅れと判定されたと
きには、圧縮処理の速度を変化を与えるパラメータ(本
願の実施形態では、量子化係数)を変更して、処理速度
を高めるようにすれば良い。
【0052】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、画像入力
手段あるいは画像出力手段との接続を、大容量のメモリ
類を必要とすることなく、かつ、処理した画像に劣化が
少ない画像圧縮伸長装置を提供することが可能となる
(請求項1、2)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1〜第3実施形態を用いたディジタル複写
機の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第1実施形態の構成を示すブロック
図である。
【図3】 本発明の第2実施形態の構成を示すブロック
図である。
【図4】 本発明の第3実施形態の構成を示すブロック
図である。
【図5】 (a)および(b)は、それぞれ第3実施形
態における量子化マトリックスの構成を説明するための
図である。
【図6】 従来のディジタル複写機の構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】 同複写機における圧縮アルゴリズムを説明す
るための図である。
【図8】 同複写機における伸長アルゴリズムを説明す
るための図である。
【符号の説明】
11……画像入力部(画像入力手段)、 12……画像出力部(画像出力手段)、 15……コードバッファ、 16……記憶部(記憶手段)、 50……制御部(圧縮制御手段、伸長制御手段、制御手
段)、 102……画像圧縮部(画像圧縮手段)、 103……画像伸長部(画像伸長手段)、 107……圧縮処理速度判定部(圧縮速度判定手段)、 108、118……伸長処理速度判定部(伸長速度判定
手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像入力手段により読み取った画像デー
    タを圧縮して記憶手段に記憶する一方、圧縮された画像
    データを前記記憶手段から読み出して伸長する画像圧縮
    伸長装置において、 前記画像入力手段からの画像データを圧縮する圧縮手段
    と、 前記圧縮手段における圧縮処理の速度が前記画像入力手
    段の画像データの入力速度よりも遅いか否かを判定する
    圧縮速度判定手段と、 前記圧縮速度判定手段によって圧縮処理の速度が前記画
    像入力手段の画像データの入力速度よりも遅いと判定さ
    れた場合には、前記圧縮手段に対し、圧縮処理の速度を
    高めるように圧縮条件を設定し直すとともに、前記画像
    入力手段に対し、再度読取を行なうように制御する圧縮
    制御手段とを具備することを特徴とする画像圧縮伸長装
    置。
  2. 【請求項2】 画像入力手段により読み取った画像デー
    タを圧縮して記憶手段に記憶する一方、圧縮された画像
    データを前記記憶手段から読み出して伸長し、画像出力
    手段にて画像データを出力する画像圧縮伸長装置におい
    て、 前記画像入力手段からの画像データを圧縮する圧縮手段
    と、 前記圧縮手段により圧縮された画像データを伸長する伸
    長手段と、 前記伸長手段における伸長処理の速度が前記画像出力手
    段の画像データの出力速度よりも遅いか否かを判定する
    伸長速度判定手段と、 前記伸長速度判定手段によって伸長処理の速度が前記画
    像出力手段の画像データの出力速度よりも遅いと判定さ
    れた場合には、前記圧縮手段に対し、圧縮処理の速度を
    高めるように圧縮条件を設定し直すとともに、前記画像
    入力手段に対し、再度読取を行なうように制御する圧縮
    制御手段とを具備することを特徴とする画像圧縮伸長装
    置。
  3. 【請求項3】 画像入力手段により読み取った画像デー
    タを圧縮して記憶手段に記憶する一方、圧縮された画像
    データを前記記憶手段から読み出して伸長し、画像出力
    手段にて画像データを出力する画像圧縮伸長装置におい
    て、 前記画像入力手段からの画像データを圧縮する圧縮手段
    と、 前記圧縮手段により圧縮された画像データを伸長する伸
    長手段と、 前記圧縮手段における圧縮処理の速度が前記画像入力手
    段の画像データの入力速度よりも遅いか否かを判定する
    圧縮速度判定手段と、 前記伸長手段における伸長処理の速度が前記画像出力手
    段の画像データの出力速度よりも遅いか否かを判定する
    伸長速度判定手段と、 前記圧縮速度判定手段によって圧縮処理の速度が前記画
    像入力手段の画像データの入力速度よりも遅いと判定さ
    れた場合、あるいは前記伸長速度判定手段によって伸長
    処理の速度が前記画像出力手段の画像データの出力速度
    よりも遅いと判定された場合には、前記圧縮手段に対
    し、圧縮処理の速度を高めるように圧縮条件を設定し直
    すとともに、前記画像入力手段に対し、再度読取を行な
    うように制御する制御手段とを具備することを特徴とす
    る画像圧縮伸長装置。
JP7212129A 1995-08-21 1995-08-21 画像圧縮伸長装置 Pending JPH0965144A (ja)

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JP7212129A Pending JPH0965144A (ja) 1995-08-21 1995-08-21 画像圧縮伸長装置

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