JPH0966559A - 口元切断面を融着処理したスチレン系樹脂発泡シート製容器 - Google Patents
口元切断面を融着処理したスチレン系樹脂発泡シート製容器Info
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- JPH0966559A JPH0966559A JP22314295A JP22314295A JPH0966559A JP H0966559 A JPH0966559 A JP H0966559A JP 22314295 A JP22314295 A JP 22314295A JP 22314295 A JP22314295 A JP 22314295A JP H0966559 A JPH0966559 A JP H0966559A
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- B29L2031/712—Containers; Packaging elements or accessories, Packages
- B29L2031/7132—Bowls, Cups, Glasses
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 容器の口元切断面の開放面に対して、樹脂表
面が溶融する程度の熱を加えて切断面表面を溶解させる
ことにより、セルの開放面を塞いで樹脂膜を形成し、口
元のシール面に貼ったシール蓋をめくる場合にも、セル
の剥離が起こり難く且つ口当たりの良いスチレン系樹脂
発泡シート製容器を提供する。 【解決手段】 スチレン系樹脂発泡シートを加熱成形し
て容器本体を成形した後、該容器本体の開口部の周囲に
外方へ張り出した口元13を残し切断して形成した容器
10であって、前記口元切断面14の全周を、少なくと
も当該発泡シートのガラス転移温度に加熱した加熱治具
6に接触させて切断面に樹脂膜を形成してしてなる。
面が溶融する程度の熱を加えて切断面表面を溶解させる
ことにより、セルの開放面を塞いで樹脂膜を形成し、口
元のシール面に貼ったシール蓋をめくる場合にも、セル
の剥離が起こり難く且つ口当たりの良いスチレン系樹脂
発泡シート製容器を提供する。 【解決手段】 スチレン系樹脂発泡シートを加熱成形し
て容器本体を成形した後、該容器本体の開口部の周囲に
外方へ張り出した口元13を残し切断して形成した容器
10であって、前記口元切断面14の全周を、少なくと
も当該発泡シートのガラス転移温度に加熱した加熱治具
6に接触させて切断面に樹脂膜を形成してしてなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品包装あるいは
食品を食べる場合には食器として使用する口元切断面を
融着処理したスチレン系樹脂発泡シート製容器に関す
る。更に詳しくは、スチレン系樹脂発泡シート又はスチ
レン系樹脂発泡シートと熱可塑性樹脂フィルムとを積層
した積層スチレン系樹脂発泡シートを用いて容器本体を
加熱成形し、その切断した口元切断面を融着処理したス
チレン系樹脂発泡シート製容器に関する。
食品を食べる場合には食器として使用する口元切断面を
融着処理したスチレン系樹脂発泡シート製容器に関す
る。更に詳しくは、スチレン系樹脂発泡シート又はスチ
レン系樹脂発泡シートと熱可塑性樹脂フィルムとを積層
した積層スチレン系樹脂発泡シートを用いて容器本体を
加熱成形し、その切断した口元切断面を融着処理したス
チレン系樹脂発泡シート製容器に関する。
【0002】
【従来の技術】スチレン系樹脂発泡シート又はスチレン
系樹脂発泡シートに非発泡の熱可塑性樹脂フィルムを積
層した積層スチレン系樹脂発泡シートを加熱成形して製
造した容器は、優れた断熱性、軽量性及び清潔感を備え
且つ低価格であるといった特性の他、熱可塑性樹脂フィ
ルムが外表面になるように成形した場合には、容器強度
が向上するとともに、表面が平滑になり、曲面印刷が可
能になる等の特徴が加味され、即席ラーメン容器等に多
量に使用されている。
系樹脂発泡シートに非発泡の熱可塑性樹脂フィルムを積
層した積層スチレン系樹脂発泡シートを加熱成形して製
造した容器は、優れた断熱性、軽量性及び清潔感を備え
且つ低価格であるといった特性の他、熱可塑性樹脂フィ
ルムが外表面になるように成形した場合には、容器強度
が向上するとともに、表面が平滑になり、曲面印刷が可
能になる等の特徴が加味され、即席ラーメン容器等に多
量に使用されている。
【0003】スチレン系樹脂発泡シート製容器は、スチ
レン系樹脂発泡シートを加熱し、それを成形機の雌雄金
型間に送って容器本体を加熱成形した後、そのシートか
ら該容器本体の開口部周囲に外方へ張り出した口元を残
してトリミング刃で打ち抜き、個々の容器として製品に
している。つまり、このような容器は打ち抜き切断面が
口元の端面になる。
レン系樹脂発泡シートを加熱し、それを成形機の雌雄金
型間に送って容器本体を加熱成形した後、そのシートか
ら該容器本体の開口部周囲に外方へ張り出した口元を残
してトリミング刃で打ち抜き、個々の容器として製品に
している。つまり、このような容器は打ち抜き切断面が
口元の端面になる。
【0004】このように、成形後の発泡シートから打ち
抜いた容器の切断面となる口元端部開放面には、容器を
構成するセルを輪切りにした断面があらわれる。特に、
容器の深さ/口元内口径で示される絞り比が0.6程度
以上と大きい場合、最も延伸の大きな口元部では、セル
自体の延伸量が大きくなりセルは大きく細長いセル形状
をしている。
抜いた容器の切断面となる口元端部開放面には、容器を
構成するセルを輪切りにした断面があらわれる。特に、
容器の深さ/口元内口径で示される絞り比が0.6程度
以上と大きい場合、最も延伸の大きな口元部では、セル
自体の延伸量が大きくなりセルは大きく細長いセル形状
をしている。
【0005】そのため、即席ラーメン容器の如く、容器
の口元上面のシール面にシール蓋を貼った場合、シール
蓋をめくる際、容器の表面セルがシール蓋で切断面側か
ら剥離され、表面が笹くれ立ち、更には針状にセルの破
片が取れ、見苦しい状態になる場合があるばかりでな
く、口当りが非常に悪くなる。このセルの破片が容器内
部に落ちると衛生上多大な問題を生じる。この傾向は、
絞り比が大きい深絞り容器になる程、成形時にスチレン
系樹脂発泡シートが延伸され弱くなっているため、より
起こり易いのである。
の口元上面のシール面にシール蓋を貼った場合、シール
蓋をめくる際、容器の表面セルがシール蓋で切断面側か
ら剥離され、表面が笹くれ立ち、更には針状にセルの破
片が取れ、見苦しい状態になる場合があるばかりでな
く、口当りが非常に悪くなる。このセルの破片が容器内
部に落ちると衛生上多大な問題を生じる。この傾向は、
絞り比が大きい深絞り容器になる程、成形時にスチレン
系樹脂発泡シートが延伸され弱くなっているため、より
起こり易いのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる実情
に鑑み、容器の口元切断面の開放面に対して、樹脂表面
が溶融する程度の熱を加えて切断面表面を溶解させるこ
とにより、セルの開放面を塞いで樹脂膜を形成し、口元
のシール面に貼ったシール蓋をめくる場合にも、セルの
剥離が起こり難く且つ口当たりの良いスチレン系樹脂発
泡シート製容器を提供することを目的とする。
に鑑み、容器の口元切断面の開放面に対して、樹脂表面
が溶融する程度の熱を加えて切断面表面を溶解させるこ
とにより、セルの開放面を塞いで樹脂膜を形成し、口元
のシール面に貼ったシール蓋をめくる場合にも、セルの
剥離が起こり難く且つ口当たりの良いスチレン系樹脂発
泡シート製容器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題解決
のために、スチレン系樹脂発泡シートを加熱成形して容
器本体を成形した後、該容器本体の開口部の周囲に外方
へ張り出した口元を残し切断して形成した容器であっ
て、前記口元切断面の全周を、少なくとも当該発泡シー
トのガラス転移温度に加熱した加熱治具に接触させて切
断面に樹脂膜を形成してしてなる口元切断面を融着処理
したスチレン系樹脂発泡シート製容器を提供する。ここ
で、口元切断面においては、成形時にセルが大きく引き
延ばされた状態で切断されているが、この切断面に加熱
治具を接触させることによって、発泡シートの一部が溶
融して個々のセルの切断端部が連結され、それが硬化し
て連続した樹脂膜を形成するのである。
のために、スチレン系樹脂発泡シートを加熱成形して容
器本体を成形した後、該容器本体の開口部の周囲に外方
へ張り出した口元を残し切断して形成した容器であっ
て、前記口元切断面の全周を、少なくとも当該発泡シー
トのガラス転移温度に加熱した加熱治具に接触させて切
断面に樹脂膜を形成してしてなる口元切断面を融着処理
したスチレン系樹脂発泡シート製容器を提供する。ここ
で、口元切断面においては、成形時にセルが大きく引き
延ばされた状態で切断されているが、この切断面に加熱
治具を接触させることによって、発泡シートの一部が溶
融して個々のセルの切断端部が連結され、それが硬化し
て連続した樹脂膜を形成するのである。
【0008】ここで、前記口元切断面を包囲可能な分割
環状加熱体の内周面に断面凹曲線状の接触周面を有する
加熱治具を用い、前記切断面を分割環状加熱体で包囲し
て接触周面に圧接して融着処理するか、あるいは前記口
元切断面を、該切断面の直径部分に接するように平行配
置した一対の直線状加熱体の対向面に断面曲線状の接触
溝面を有する加熱治具を用い、容器本体を回転させなが
ら両直線状加熱体を通過させてその接触溝面に切断面を
圧接して融着処理してなるのである。これらの融着処理
の間に容器本体が熱で変形しないように、前記加熱治具
で切断面を融着処理する間、容器本体の内部に支持体を
密嵌して形状保持してなることが好ましい。
環状加熱体の内周面に断面凹曲線状の接触周面を有する
加熱治具を用い、前記切断面を分割環状加熱体で包囲し
て接触周面に圧接して融着処理するか、あるいは前記口
元切断面を、該切断面の直径部分に接するように平行配
置した一対の直線状加熱体の対向面に断面曲線状の接触
溝面を有する加熱治具を用い、容器本体を回転させなが
ら両直線状加熱体を通過させてその接触溝面に切断面を
圧接して融着処理してなるのである。これらの融着処理
の間に容器本体が熱で変形しないように、前記加熱治具
で切断面を融着処理する間、容器本体の内部に支持体を
密嵌して形状保持してなることが好ましい。
【0009】そして、容器の形状が、深さ/内口径で示
される絞り比が0.6以上であると、本発明の効果がよ
り発揮される。
される絞り比が0.6以上であると、本発明の効果がよ
り発揮される。
【0010】あるいは、スチレン系樹脂発泡シートを加
熱成形して容器本体を成形した後、該容器本体の開口部
の周囲に外方へ張り出した口元を残して高周波溶断機に
よって切断し、該切断面に樹脂膜を形成してなる口元切
断面を融着処理したスチレン系樹脂発泡シート製容器を
提供する。この場合には、口元の切断工程において切断
と同時に切断面の全周に樹脂膜が形成されるとともに、
切断面の角部が丸みを帯びるのでより好ましい。
熱成形して容器本体を成形した後、該容器本体の開口部
の周囲に外方へ張り出した口元を残して高周波溶断機に
よって切断し、該切断面に樹脂膜を形成してなる口元切
断面を融着処理したスチレン系樹脂発泡シート製容器を
提供する。この場合には、口元の切断工程において切断
と同時に切断面の全周に樹脂膜が形成されるとともに、
切断面の角部が丸みを帯びるのでより好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係るスチレン系樹脂発泡
シート製容器とは、スチレン系樹脂発泡シートを加熱成
形して容器本体を成形した後、該容器本体の開口部の周
囲に外方へ張り出した口元を残し切断して形成した容器
のことである。また、スチレン系樹脂発泡シートと非発
泡の熱可塑性樹脂フィルムとを積層した積層スチレン系
樹脂発泡シートを用いて、樹脂フィルムが外表面になる
ように加熱成形して容器本体を成形した後、該容器本体
の開口部の周囲に外方へ張り出した口元を残し切断して
形成した容器も同様である。
シート製容器とは、スチレン系樹脂発泡シートを加熱成
形して容器本体を成形した後、該容器本体の開口部の周
囲に外方へ張り出した口元を残し切断して形成した容器
のことである。また、スチレン系樹脂発泡シートと非発
泡の熱可塑性樹脂フィルムとを積層した積層スチレン系
樹脂発泡シートを用いて、樹脂フィルムが外表面になる
ように加熱成形して容器本体を成形した後、該容器本体
の開口部の周囲に外方へ張り出した口元を残し切断して
形成した容器も同様である。
【0012】また、スチレン系樹脂発泡シートとは、ポ
リスチレン及びスチレンと無水マレイン酸、メタクリル
酸等との共重合樹脂、並びにこれらの樹脂の混合樹脂、
更にこれらポリスチレン系樹脂とポリフェニレンオキサ
イド等の混合樹脂をブタン、フロン等の発泡剤と押し出
し機で混練後、押し出し発泡させてシート状に成形した
ものである。また、積層スチレン系樹脂発泡シートと
は、前述のスチレン系樹脂発泡シートに、ポリスチレ
ン、ハイインパクトポリスチレン等のポリスチレン系樹
脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹
脂、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニールアルコール、エ
チレン−ビニルアルコール共重合樹脂、ポリエステル、
ポリアミド等のガスバリヤー樹脂等の熱可塑性樹脂フィ
ルムを積層したものである。ここで、スチレン系樹脂発
泡シートに熱可塑性樹脂フィルムを貼り合わせ積層・複
合する方法としては、スチレン系樹脂発泡シート上へフ
ィルム樹脂を垂れ流し積層する方法、熱にて樹脂フィル
ムを直接積層する方法及び接着剤を介して樹脂フィルム
を積層する方法等がある。
リスチレン及びスチレンと無水マレイン酸、メタクリル
酸等との共重合樹脂、並びにこれらの樹脂の混合樹脂、
更にこれらポリスチレン系樹脂とポリフェニレンオキサ
イド等の混合樹脂をブタン、フロン等の発泡剤と押し出
し機で混練後、押し出し発泡させてシート状に成形した
ものである。また、積層スチレン系樹脂発泡シートと
は、前述のスチレン系樹脂発泡シートに、ポリスチレ
ン、ハイインパクトポリスチレン等のポリスチレン系樹
脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹
脂、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニールアルコール、エ
チレン−ビニルアルコール共重合樹脂、ポリエステル、
ポリアミド等のガスバリヤー樹脂等の熱可塑性樹脂フィ
ルムを積層したものである。ここで、スチレン系樹脂発
泡シートに熱可塑性樹脂フィルムを貼り合わせ積層・複
合する方法としては、スチレン系樹脂発泡シート上へフ
ィルム樹脂を垂れ流し積層する方法、熱にて樹脂フィル
ムを直接積層する方法及び接着剤を介して樹脂フィルム
を積層する方法等がある。
【0013】そして、スチレン系樹脂発泡シートから容
器10を製造する方法を図1に基づき簡単に説明する。
先ず、ロール状に巻かれたスチレン系樹脂発泡シート1
を加熱炉2を通して加熱、2次発泡させた後、雌雄金型
3で容器本体11を成形する。この成形の際に雌雄金型
3の内部を真空排気手段4で減圧し、金型形状の転写性
を高めている。この容器本体11を成形後、スチレン系
樹脂発泡シート1からパンチング刃又はトムソン刃等の
抜型を備えた自動パンチング機5で容器本体11の開口
部12の周囲に外方へ張り出した口元13を残して打ち
抜き、個々の容器10とする。ここで、容器本体11を
含んだ発泡シート1から容器10をプレス等で打ち抜く
際は、本発明の加熱による収縮量を見込んで、所望の寸
法に対して口元13を2〜5%程度大きく打ち抜いてお
く必要がある。この寸法は使用する発泡シート1の材質
と口元部の基本延伸量ないしはセル膜厚みによって決定
されるので、ある程度予備試験的に試行をくり返し決定
することが好適である。このようにして得られた容器1
0の一例を図2に示し、図中14は自動パンチング機5
で打ち抜いた切断面を示している。図2に示した容器1
0は、深さ/内口径で示される絞り比が0.6以上の深
絞り容器(図示したものの絞り比は約1)であり、本発
明の効果が最も発揮される形状である。
器10を製造する方法を図1に基づき簡単に説明する。
先ず、ロール状に巻かれたスチレン系樹脂発泡シート1
を加熱炉2を通して加熱、2次発泡させた後、雌雄金型
3で容器本体11を成形する。この成形の際に雌雄金型
3の内部を真空排気手段4で減圧し、金型形状の転写性
を高めている。この容器本体11を成形後、スチレン系
樹脂発泡シート1からパンチング刃又はトムソン刃等の
抜型を備えた自動パンチング機5で容器本体11の開口
部12の周囲に外方へ張り出した口元13を残して打ち
抜き、個々の容器10とする。ここで、容器本体11を
含んだ発泡シート1から容器10をプレス等で打ち抜く
際は、本発明の加熱による収縮量を見込んで、所望の寸
法に対して口元13を2〜5%程度大きく打ち抜いてお
く必要がある。この寸法は使用する発泡シート1の材質
と口元部の基本延伸量ないしはセル膜厚みによって決定
されるので、ある程度予備試験的に試行をくり返し決定
することが好適である。このようにして得られた容器1
0の一例を図2に示し、図中14は自動パンチング機5
で打ち抜いた切断面を示している。図2に示した容器1
0は、深さ/内口径で示される絞り比が0.6以上の深
絞り容器(図示したものの絞り比は約1)であり、本発
明の効果が最も発揮される形状である。
【0014】また、本発明に係る容器10は、スチレン
系樹脂発泡シートに非発泡の熱可塑性樹脂フィルムを積
層した積層スチレン系樹脂発泡シートを用いて前記同様
に容器を成形することも可能であり、その場合には熱可
塑性樹脂フィルムが容器10の外表面になるように成形
するのである。この外表面に位置する熱可塑性樹脂フィ
ルムは容器の強度を高める働きをするとともに、表面に
光沢を付与し印刷を良好に行うことができる等の作用を
有し、特に容器として好ましいものである。
系樹脂発泡シートに非発泡の熱可塑性樹脂フィルムを積
層した積層スチレン系樹脂発泡シートを用いて前記同様
に容器を成形することも可能であり、その場合には熱可
塑性樹脂フィルムが容器10の外表面になるように成形
するのである。この外表面に位置する熱可塑性樹脂フィ
ルムは容器の強度を高める働きをするとともに、表面に
光沢を付与し印刷を良好に行うことができる等の作用を
有し、特に容器として好ましいものである。
【0015】このように製造した容器10の口元13の
切断面14を融着処理するには、該切断面14を押さえ
る方向に加熱治具6を圧接する。この場合、加熱治具6
は、少なくともスチレン系樹脂発泡シート1のガラス転
移温度に加熱する必要がある。前記加熱治具6を切断面
14を押さえる方向は該切断面14を溶融できれば特に
限定しないが、鉛直方向から押し当てるのが圧力分布、
伝熱状態などを考慮して最も好適である。
切断面14を融着処理するには、該切断面14を押さえ
る方向に加熱治具6を圧接する。この場合、加熱治具6
は、少なくともスチレン系樹脂発泡シート1のガラス転
移温度に加熱する必要がある。前記加熱治具6を切断面
14を押さえる方向は該切断面14を溶融できれば特に
限定しないが、鉛直方向から押し当てるのが圧力分布、
伝熱状態などを考慮して最も好適である。
【0016】また、加熱治具6の形状は、容器の口元切
断面14を溶融処理できれば特に限定するものではない
が、処理部はできるだけ広い範囲で接触させる方が容器
本体11の変形防止上有利である。従って、2つ割りし
端部全周を一度に処理できるものを使用すると好適であ
る。具体的には、図3及び図4に示すように、口元切断
面14を包囲可能な分割環状加熱体61,62の内周面
に断面凹曲線状の接触周面63を有する加熱治具6を用
い、前記切断面14を分割環状加熱体61,62で包囲
して接触周面63に圧接して融着処理するのである。こ
こで、切断面14は表面部分が溶解して口元13の直径
が若干小さくなるとともに、硬化後には表層部に樹脂膜
が形成される。また、この方法で口元切断面14に樹脂
膜を形成すると、分割環状加熱体61,62の継ぎ目で
樹脂膜の表面に微視的な不連続部分が形成される。
断面14を溶融処理できれば特に限定するものではない
が、処理部はできるだけ広い範囲で接触させる方が容器
本体11の変形防止上有利である。従って、2つ割りし
端部全周を一度に処理できるものを使用すると好適であ
る。具体的には、図3及び図4に示すように、口元切断
面14を包囲可能な分割環状加熱体61,62の内周面
に断面凹曲線状の接触周面63を有する加熱治具6を用
い、前記切断面14を分割環状加熱体61,62で包囲
して接触周面63に圧接して融着処理するのである。こ
こで、切断面14は表面部分が溶解して口元13の直径
が若干小さくなるとともに、硬化後には表層部に樹脂膜
が形成される。また、この方法で口元切断面14に樹脂
膜を形成すると、分割環状加熱体61,62の継ぎ目で
樹脂膜の表面に微視的な不連続部分が形成される。
【0017】図4は、口元13の端部を除き断熱性の押
さえ部材7a,7bで口元部の内外を包み込み、加熱治
具6の熱が切断面14の近傍以外に伝達しないように、
あるいは加熱治具6からの熱線が直接口元部の非加熱部
分を照射しないようにしている。つまり、この押さえ部
材7a,7bによって、口元切断面を融着処理している
間に、その他の部分が熱変形しないようにしている。更
に、積極的に容器本体11の熱変形を防止するには、図
5に示すように、容器本体11の内部形状に一致した支
持体8を密嵌し、容器本体11を形状保持することがで
きる。
さえ部材7a,7bで口元部の内外を包み込み、加熱治
具6の熱が切断面14の近傍以外に伝達しないように、
あるいは加熱治具6からの熱線が直接口元部の非加熱部
分を照射しないようにしている。つまり、この押さえ部
材7a,7bによって、口元切断面を融着処理している
間に、その他の部分が熱変形しないようにしている。更
に、積極的に容器本体11の熱変形を防止するには、図
5に示すように、容器本体11の内部形状に一致した支
持体8を密嵌し、容器本体11を形状保持することがで
きる。
【0018】本発明の口元切断面14を融着処理する他
の方法として、図6及び図7に示したものは、二本の加
熱できる溝を有するレール状部材に容器口元13を乗せ
て容器10を回転させながら送る方法も工程上容易なた
め好適である。即ち、前記口元切断面14を、該切断面
14の直径部分に接するように平行配置した一対の直線
状加熱体64,65の対向面に断面曲線状の接触溝面6
6を有する加熱治具6を用い、容器本体11を回転させ
ながら両直線状加熱体64,65を通過させてその接触
溝面66に切断面14を圧接して融着処理するのであ
る。この方法で口元切断面14に樹脂膜を形成すると、
溶解した樹脂が両直線状加熱体64,65の接触溝面6
6に摺接するので、樹脂膜には口元13の円周方向に流
れた微視的状態が形成される。
の方法として、図6及び図7に示したものは、二本の加
熱できる溝を有するレール状部材に容器口元13を乗せ
て容器10を回転させながら送る方法も工程上容易なた
め好適である。即ち、前記口元切断面14を、該切断面
14の直径部分に接するように平行配置した一対の直線
状加熱体64,65の対向面に断面曲線状の接触溝面6
6を有する加熱治具6を用い、容器本体11を回転させ
ながら両直線状加熱体64,65を通過させてその接触
溝面66に切断面14を圧接して融着処理するのであ
る。この方法で口元切断面14に樹脂膜を形成すると、
溶解した樹脂が両直線状加熱体64,65の接触溝面6
6に摺接するので、樹脂膜には口元13の円周方向に流
れた微視的状態が形成される。
【0019】この場合、容器本体11を回転させるに
は、図5に示した支持体8を容器本体11内に密嵌し、
該支持体8を回転させることによって行うことができ
る。該支持体8は、その中心軸で回転し、また軸取り付
け部は前記直線状加熱体64,65と平行に並進運動す
ることができる。尚、前記支持体8の周面の適所には、
空気を給排気するための空気孔を開設しておき、該支持
体8を容器本体11に密嵌した際に、前述の空気孔から
空気を吸引することによって嵌合保持がより確実になる
とともに、支持体8から容器10を外す場合には、前述
の空気孔から空気を噴出させれば容易に嵌合が外れるの
で好ましい。また、容器本体11の熱変形を積極的に防
止するには、前記支持体8内に冷却管を配し、強制水
冷、空冷を行うようにしても良い。
は、図5に示した支持体8を容器本体11内に密嵌し、
該支持体8を回転させることによって行うことができ
る。該支持体8は、その中心軸で回転し、また軸取り付
け部は前記直線状加熱体64,65と平行に並進運動す
ることができる。尚、前記支持体8の周面の適所には、
空気を給排気するための空気孔を開設しておき、該支持
体8を容器本体11に密嵌した際に、前述の空気孔から
空気を吸引することによって嵌合保持がより確実になる
とともに、支持体8から容器10を外す場合には、前述
の空気孔から空気を噴出させれば容易に嵌合が外れるの
で好ましい。また、容器本体11の熱変形を積極的に防
止するには、前記支持体8内に冷却管を配し、強制水
冷、空冷を行うようにしても良い。
【0020】前記加熱治具6の温度、切断面14に圧接
する圧力及び時間は、スチレン系樹脂発泡シートに使用
する合成樹脂のガラス転移温度(Tg)以上で前述のよ
うに成形品の状態を観察しながら決定する。通例の発泡
シートの場合、温度は変形温度を考慮し、100℃〜2
00℃の間で決定するが、温度と接触時間は200℃、
0.5秒程度が好適である。
する圧力及び時間は、スチレン系樹脂発泡シートに使用
する合成樹脂のガラス転移温度(Tg)以上で前述のよ
うに成形品の状態を観察しながら決定する。通例の発泡
シートの場合、温度は変形温度を考慮し、100℃〜2
00℃の間で決定するが、温度と接触時間は200℃、
0.5秒程度が好適である。
【0021】本発明に係る容器10は、容器本体11の
内部に即席ラーメン等の食品を収容し、口元13の上面
(シール面)に図示しないシール蓋を接着剤等によって
貼りつけて包装容器として使用する。そして、内部の食
品を食べる場合には、前述のシール蓋をめくって容器1
0を食器として利用し、必要に応じて前記口元13に唇
を当てて使用するのである。本発明では、この口元切断
面14を融着処理して樹脂膜を形成し、口元部の延伸さ
れたセルの開放端を融着しているので、前述のシール蓋
をめくる際にこのセルが剥がれて笹くれ立つことがな
く、また唇は融着処理によって形成された樹脂膜や、笹
くれ立ってない口元13に当たるので口当りが良いので
るある。
内部に即席ラーメン等の食品を収容し、口元13の上面
(シール面)に図示しないシール蓋を接着剤等によって
貼りつけて包装容器として使用する。そして、内部の食
品を食べる場合には、前述のシール蓋をめくって容器1
0を食器として利用し、必要に応じて前記口元13に唇
を当てて使用するのである。本発明では、この口元切断
面14を融着処理して樹脂膜を形成し、口元部の延伸さ
れたセルの開放端を融着しているので、前述のシール蓋
をめくる際にこのセルが剥がれて笹くれ立つことがな
く、また唇は融着処理によって形成された樹脂膜や、笹
くれ立ってない口元13に当たるので口当りが良いので
るある。
【0022】以上に述べた方法は、口元13を通常の自
動パンチング機5で打ち抜いて容器10を分離した後、
その口元切断面14をオフラインで融着処理するもので
あるが、口元13を打ち抜く際に同時にその切断面14
に樹脂膜が形成されることが製造工程上より好ましい。
それには、スチレン系樹脂発泡シート1を加熱成形して
容器本体11を成形した後、該容器本体11の開口部1
2の周囲に外方へ張り出した口元13を残して高周波溶
断機によって切断する。
動パンチング機5で打ち抜いて容器10を分離した後、
その口元切断面14をオフラインで融着処理するもので
あるが、口元13を打ち抜く際に同時にその切断面14
に樹脂膜が形成されることが製造工程上より好ましい。
それには、スチレン系樹脂発泡シート1を加熱成形して
容器本体11を成形した後、該容器本体11の開口部1
2の周囲に外方へ張り出した口元13を残して高周波溶
断機によって切断する。
【0023】前記高周波溶断機(図示せず)は、従来用
いられているいわゆる抜きプレス機(自動パンチング
機)の刃部分に高周波を導ずる刃型を設置し、同時に発
泡シート1の反対面には対向する電極板を設置し、発泡
シート1を挟んで加圧しながら接触させれば良い。この
加圧力は刃型が溶融した樹脂を貫通するに十分であれば
良く、前述の口元13の溶断であれば3kgf程度が好
適である。また、樹脂の吸収特性にもよるが、一般的に
は高周波溶断機の周波数は高いほど短時間で溶断処理で
き有利である。
いられているいわゆる抜きプレス機(自動パンチング
機)の刃部分に高周波を導ずる刃型を設置し、同時に発
泡シート1の反対面には対向する電極板を設置し、発泡
シート1を挟んで加圧しながら接触させれば良い。この
加圧力は刃型が溶融した樹脂を貫通するに十分であれば
良く、前述の口元13の溶断であれば3kgf程度が好
適である。また、樹脂の吸収特性にもよるが、一般的に
は高周波溶断機の周波数は高いほど短時間で溶断処理で
き有利である。
【0024】また、高周波溶断に当たっては、誘導加熱
を容易ならしめるために容器成形用の樹脂として、極性
の強い発熱し易い樹脂例えばポリ塩化ビニル(PVC)
やエチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)をスチレン
系樹脂発泡シートにラミネートするか、あるいはスチレ
ン系樹脂発泡シートにチタン等の金属微粒を練り込んで
おくことが好ましい。あるいは、上記発泡シートを用い
ることが困難である場合は、電極板ないしは刃型あるい
はその両方を、接触した樹脂の誘電率が十分に高くなる
程度まで事前に加熱しながら切断作業することが好適で
ある。
を容易ならしめるために容器成形用の樹脂として、極性
の強い発熱し易い樹脂例えばポリ塩化ビニル(PVC)
やエチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)をスチレン
系樹脂発泡シートにラミネートするか、あるいはスチレ
ン系樹脂発泡シートにチタン等の金属微粒を練り込んで
おくことが好ましい。あるいは、上記発泡シートを用い
ることが困難である場合は、電極板ないしは刃型あるい
はその両方を、接触した樹脂の誘電率が十分に高くなる
程度まで事前に加熱しながら切断作業することが好適で
ある。
【0025】
【実施例】具体的に、図2に示すような絞り比約1の容
器10を成形後、オフラインでその口元切断面14を図
3及び図4と図6及び図7に示した二通りの方法で融着
処理を施した実施例を説明する。
器10を成形後、オフラインでその口元切断面14を図
3及び図4と図6及び図7に示した二通りの方法で融着
処理を施した実施例を説明する。
【0026】(実施例1)先ず、図3及び図4に示すよ
うに、加熱治具6として、口元切断面14を包囲可能な
分割環状加熱体61,62の内周面に断面凹曲線状の接
触周面63を有するものを用い、分割環状加熱体61,
62の接触周面63で容器10の口元13を径方向から
挟み込む形で加熱した。ここで、容器10の内外部には
特に口元部を挟み込む形で前記押さえ部材7a,7bを
配置し、変形を防止した。そして、処理条件は、加熱温
度が200℃、接触力が3kgf、接触時間が0.5秒
である。
うに、加熱治具6として、口元切断面14を包囲可能な
分割環状加熱体61,62の内周面に断面凹曲線状の接
触周面63を有するものを用い、分割環状加熱体61,
62の接触周面63で容器10の口元13を径方向から
挟み込む形で加熱した。ここで、容器10の内外部には
特に口元部を挟み込む形で前記押さえ部材7a,7bを
配置し、変形を防止した。そして、処理条件は、加熱温
度が200℃、接触力が3kgf、接触時間が0.5秒
である。
【0027】加熱処理後には、口元切断面14はセル開
放状態から融着した樹脂膜になった。また、口元13の
外径寸法は1.8%収縮したが、処理前の成形品を2%
大きくとっていたため最終寸法は誤差範囲内に収まっ
た。該処理品は、未処理時には同条件で融着させたシー
ル蓋がそのピール時に0.8kgfのはく離強度であ
り、針状に笹くれを生じていたのに対して、1.0Kg
fに強度向上し、笹くれは全く生じなくなり、口当たり
は良好であった。
放状態から融着した樹脂膜になった。また、口元13の
外径寸法は1.8%収縮したが、処理前の成形品を2%
大きくとっていたため最終寸法は誤差範囲内に収まっ
た。該処理品は、未処理時には同条件で融着させたシー
ル蓋がそのピール時に0.8kgfのはく離強度であ
り、針状に笹くれを生じていたのに対して、1.0Kg
fに強度向上し、笹くれは全く生じなくなり、口当たり
は良好であった。
【0028】(実施例2)次に、図6及び図7に示すよ
うに、加熱治具6として、平行配置した一対の直線状加
熱体64,65の対向面に断面曲線状の接触溝面66を
有するものを用い、容器本体11を回転させながら両直
線状加熱体64,65を通過させてその接触溝面66に
切断面14の直径部分を圧接して融着処理した。ここ
で、容器10の内部に前記支持体8を内嵌し、変形を防
止した。そして、処理条件は、加熱温度が200℃、回
転速度が1周4秒、通過時間が12秒である。
うに、加熱治具6として、平行配置した一対の直線状加
熱体64,65の対向面に断面曲線状の接触溝面66を
有するものを用い、容器本体11を回転させながら両直
線状加熱体64,65を通過させてその接触溝面66に
切断面14の直径部分を圧接して融着処理した。ここ
で、容器10の内部に前記支持体8を内嵌し、変形を防
止した。そして、処理条件は、加熱温度が200℃、回
転速度が1周4秒、通過時間が12秒である。
【0029】加熱処理後には、口元切断面14はセル開
放状態から融着した樹脂膜になった。また、口元13の
外径寸法は2%収縮したが、処理前の成形品を2%大き
くとっていたため最終寸法は誤差範囲内に収まった。該
処理品は、未処理時には同条件で融着させたシール蓋が
そのピール時に0.8kgfのはく離強度であり、針状
に笹くれを生じていたのに対して、1.0kgfに強度
向上し、笹くれは全く生じなくなり、口当たりは良好で
あった。
放状態から融着した樹脂膜になった。また、口元13の
外径寸法は2%収縮したが、処理前の成形品を2%大き
くとっていたため最終寸法は誤差範囲内に収まった。該
処理品は、未処理時には同条件で融着させたシール蓋が
そのピール時に0.8kgfのはく離強度であり、針状
に笹くれを生じていたのに対して、1.0kgfに強度
向上し、笹くれは全く生じなくなり、口当たりは良好で
あった。
【0030】(実施例3)最後に、口元13を高周波溶
断機で切断すると同時にその切断面14に樹脂膜を形成
するオンライン処理を説明する。即ち、スチレン系樹脂
発泡シート1を加熱成形して容器本体11を成形した
後、該容器本体11の開口部12の外方へ張り出した口
元13を残し、高周波溶断機で切断して容器10を得る
実施例を説明する。
断機で切断すると同時にその切断面14に樹脂膜を形成
するオンライン処理を説明する。即ち、スチレン系樹脂
発泡シート1を加熱成形して容器本体11を成形した
後、該容器本体11の開口部12の外方へ張り出した口
元13を残し、高周波溶断機で切断して容器10を得る
実施例を説明する。
【0031】まず、使用する材料は、目付750g/m
2 、1次厚み2mmのポリスチレン発泡シートを用い
る。容器成形後の口元部平均厚み(2次厚み)は、2.
2mmである。また、発泡シートの容器外側に相当する
面には全面に成形後平均52μm程度の厚みを有するハ
イインパクトスチレン樹脂(HIPS)をラミネートし
ている。
2 、1次厚み2mmのポリスチレン発泡シートを用い
る。容器成形後の口元部平均厚み(2次厚み)は、2.
2mmである。また、発泡シートの容器外側に相当する
面には全面に成形後平均52μm程度の厚みを有するハ
イインパクトスチレン樹脂(HIPS)をラミネートし
ている。
【0032】口元13の切断に使用する高周波溶断機
は、刃型部分に正極、発泡シート下面となる面に負極を
配置する形態のものであり、周波数は40MHz帯を使
用し、電力は5KW容量である。また、正負極には加熱
ヒーターを併用し、ヒーター温度は140℃に設定し
た。
は、刃型部分に正極、発泡シート下面となる面に負極を
配置する形態のものであり、周波数は40MHz帯を使
用し、電力は5KW容量である。また、正負極には加熱
ヒーターを併用し、ヒーター温度は140℃に設定し
た。
【0033】以上の条件で容器本体11を成形し、切断
する前の状態の発泡シートを正負極板の間に挟み込み、
上下から極板で加圧して切断することを試みた。尚、正
極がシートラミネート面から挿入されるように配置し
た。その結果、8.7秒間加熱することで切断すること
ができた。
する前の状態の発泡シートを正負極板の間に挟み込み、
上下から極板で加圧して切断することを試みた。尚、正
極がシートラミネート面から挿入されるように配置し
た。その結果、8.7秒間加熱することで切断すること
ができた。
【0034】この切断の結果、口元切断面14は次のよ
うな外観を呈した。切断面端部においては、特にハイイ
ンパクトスチレン樹脂部は溶融され端部に約1R(半径
1mmの円弧)の角丸が形成されていた。また、切断面
においては、全面が溶融し、表層に全周平均で0.6m
m厚みの樹脂膜を形成していた。このように切断した容
器の口元13の上面にシール蓋を融着させた後、一端部
からピールしたところ、角部樹脂の剥離は全く発生しな
かった。剥離強度は加熱治具に接触させる方法が0.8
kgfであったのに対して高周波溶断による本方法は
1.0kgfに向上していた。また、シール蓋のピール
時に笹くれは生じず、角部も丸くなったため口当たりは
良好になった。
うな外観を呈した。切断面端部においては、特にハイイ
ンパクトスチレン樹脂部は溶融され端部に約1R(半径
1mmの円弧)の角丸が形成されていた。また、切断面
においては、全面が溶融し、表層に全周平均で0.6m
m厚みの樹脂膜を形成していた。このように切断した容
器の口元13の上面にシール蓋を融着させた後、一端部
からピールしたところ、角部樹脂の剥離は全く発生しな
かった。剥離強度は加熱治具に接触させる方法が0.8
kgfであったのに対して高周波溶断による本方法は
1.0kgfに向上していた。また、シール蓋のピール
時に笹くれは生じず、角部も丸くなったため口当たりは
良好になった。
【0035】
【発明の効果】以上の如き内容からなる本発明によれ
ば、スチレン系樹脂発泡シート製容器の口元切断面の全
周を、少なくとも当該発泡シートのガラス転移温度に加
熱した加熱治具に接触させて切断面に樹脂膜を形成した
ことにより、製造時の打ち抜き工程で生じたセル開放面
が融着され、包装用容器として使用する場合に容器の口
元部の上面に貼ったシール蓋をめくる際、表面セルがシ
ール蓋に付着し剥離することが全くなくなって、衛生的
な問題を解消できるとともに、口当りが良い容器を提供
できる。
ば、スチレン系樹脂発泡シート製容器の口元切断面の全
周を、少なくとも当該発泡シートのガラス転移温度に加
熱した加熱治具に接触させて切断面に樹脂膜を形成した
ことにより、製造時の打ち抜き工程で生じたセル開放面
が融着され、包装用容器として使用する場合に容器の口
元部の上面に貼ったシール蓋をめくる際、表面セルがシ
ール蓋に付着し剥離することが全くなくなって、衛生的
な問題を解消できるとともに、口当りが良い容器を提供
できる。
【0036】また、スチレン系樹脂発泡シートを加熱成
形して容器本体を成形した後、該容器本体の開口部の周
囲に外方へ張り出した口元を残して高周波溶断機によっ
て切断してなる場合には、口元の切断と同時に切断面に
樹脂膜が形成されて前述の効果を奏することができると
ともに、製造工程が簡素化できるのである。
形して容器本体を成形した後、該容器本体の開口部の周
囲に外方へ張り出した口元を残して高周波溶断機によっ
て切断してなる場合には、口元の切断と同時に切断面に
樹脂膜が形成されて前述の効果を奏することができると
ともに、製造工程が簡素化できるのである。
【図1】本発明に係る容器の製造装置の一部を示した簡
略配置図である。
略配置図である。
【図2】本発明に係る容器を示し、(a) は側面図、(b)
は平面図である。
は平面図である。
【図3】二つの分割環状加熱体を有する加熱治具で口元
切断面を融着処理する装置の簡略平面図である。
切断面を融着処理する装置の簡略平面図である。
【図4】同じく口元部の変形を防止して融着処理する状
態を簡略化して示した部分拡大断面図である。
態を簡略化して示した部分拡大断面図である。
【図5】容器本体の熱変形を防止し且つ容器を回転させ
るための機構を示す簡略説明図である。
るための機構を示す簡略説明図である。
【図6】二本の直線状加熱体を有する加熱治具で口元切
断面を融着処理する装置の簡略平面図である。
断面を融着処理する装置の簡略平面図である。
【図7】同じく融着処理する状態を簡略化して示した部
分拡大断面図である。
分拡大断面図である。
1 スチレン系樹脂発泡シート 2 加熱炉 3 金型 4 真空排気手段 5 自動パンチング機 6 加熱治具 61,62 分割環状加熱体 63 接触周面 64,65 直線状加熱体 66 接触溝面 7a,7b 押さえ部材 8 支持体 10 容器 11 容器本体 12 開口部 13 口元 14 切断面
Claims (6)
- 【請求項1】 スチレン系樹脂発泡シートを加熱成形し
て容器本体を成形した後、該容器本体の開口部の周囲に
外方へ張り出した口元を残し切断して形成した容器であ
って、前記口元切断面の全周を、少なくとも当該発泡シ
ートのガラス転移温度に加熱した加熱治具に接触させて
切断面に樹脂膜を形成してしてなることを特徴とする口
元切断面を融着処理したスチレン系樹脂発泡シート製容
器。 - 【請求項2】 前記口元切断面を包囲可能な分割環状加
熱体の内周面に断面凹曲線状の接触周面を有する加熱治
具を用い、前記切断面を分割環状加熱体で包囲して接触
周面に圧接して融着処理してなる請求項1記載の口元切
断面を融着処理したスチレン系樹脂発泡シート製容器。 - 【請求項3】 前記口元切断面を、該切断面の直径部分
に接するように平行配置した一対の直線状加熱体の対向
面に断面曲線状の接触溝面を有する加熱治具を用い、容
器本体を回転させながら両直線状加熱体を通過させてそ
の接触溝面に切断面を圧接して融着処理してなる請求項
1記載の口元切断面を融着処理したスチレン系樹脂発泡
シート製容器。 - 【請求項4】 前記加熱治具で切断面を融着処理する
間、容器本体の内部に支持体を密嵌して形状保持してな
る請求項1又は2又は3記載の口元切断面を融着処理し
たスチレン系樹脂発泡シート製容器。 - 【請求項5】 容器の形状が、深さ/内口径で示される
絞り比が0.6以上である請求項1又は2又は3又は4
記載の口元切断面を融着処理したスチレン系樹脂発泡シ
ート製容器。 - 【請求項6】 スチレン系樹脂発泡シートを加熱成形し
て容器本体を成形した後、該容器本体の開口部の周囲に
外方へ張り出した口元を残して高周波溶断機によって切
断し、該切断面に樹脂膜を形成してなることを特徴とす
る口元切断面を融着処理したスチレン系樹脂発泡シート
製容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22314295A JPH0966559A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 口元切断面を融着処理したスチレン系樹脂発泡シート製容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22314295A JPH0966559A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 口元切断面を融着処理したスチレン系樹脂発泡シート製容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0966559A true JPH0966559A (ja) | 1997-03-11 |
Family
ID=16793453
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22314295A Pending JPH0966559A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 口元切断面を融着処理したスチレン系樹脂発泡シート製容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0966559A (ja) |
-
1995
- 1995-08-31 JP JP22314295A patent/JPH0966559A/ja active Pending
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