JPH0966590A - Icカード用シート - Google Patents

Icカード用シート

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JPH0966590A
JPH0966590A JP7224313A JP22431395A JPH0966590A JP H0966590 A JPH0966590 A JP H0966590A JP 7224313 A JP7224313 A JP 7224313A JP 22431395 A JP22431395 A JP 22431395A JP H0966590 A JPH0966590 A JP H0966590A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
sheet
polyethylene terephthalate
resin
weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP7224313A
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English (en)
Inventor
Masao Kimata
正雄 木俣
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Bakelite Co Ltd filed Critical Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カードを曲げてもICカード用シートとモジ
ュールとの接着されている角部にクラックが発生するこ
とのないICカード用コアシート及びオーバーシートを
提供する。 【解決手段】 ポリエチレンテレフタレート樹脂製のI
Cカード用コアシート及びオーバーシートであって、該
ポリエチレンテレフタレート樹脂が該ポリエチレンテレ
フタレート樹脂のエチレングリコール成分の10〜70
%をシクロヘキサンジメタノールに置換してなる共重合
ポリエステル樹脂組成物からなり、かつシートの少なく
とも片面の表面粗さRaが0.5〜15μmのエンボス
加工を施していることを特徴とするICカード用シート
であって、さらには、該共重合ポリエステル樹脂100
重量部に対し白色顔料を1〜15部添加した組成物から
なることを特徴とするICカード用シートである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】内部にICチップ等を搭載し
たモジュールを装着したICカードに用いられるICカ
ード用シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ICカードは従来の磁気ストライ
プカードに比べ、その記憶量が大きいことから各種分野
での使用が増えている。一般的にICカードの材料は、
コアシートと称せられる白色に着色された中心層とコア
シートの表層に積層され、カード裏表面に一対として被
覆される透明なオーバーシートから構成される。コアシ
ートは一層もしくは二層であってオーバーシートに接す
る面にオフセット印刷、シルクスクリーン印刷、グラビ
ア印刷等の印刷を施されているのが一般的であり、コア
シート及びオーバーシートの積層面の接着は熱融着を介
してのドライラミネート、もしくは熱融着接着剤を用い
てのプレス接着も見受けられる。ICカード用シートに
要求される性能としては、印刷インキ接着性・インキ着
肉仕上がり性・印刷機械適性等の印刷に関する性能、剛
性、衝撃強度・引張り強度・伸び・屈曲性等の機械強
度、耐熱性・熱融着性等の熱的性能、厚み精度・カット
寸法精度・平滑性等の寸法精度、打刻性等をあげること
ができる。
【0003】この様なICカードは必然的に上衣やズボ
ンのポケットで所持されるため、所持される部分によっ
てはカードに曲げ変形が加わることは十分に考えられ
る。図1はICカードの表側を凸に、図2はICカード
の裏側を凸にそれぞれ曲げた場合のICカード断面を示
す。1は内部にICチップを搭載したモジュール、2は
オーバーシート、3はコアシートである。これらのIC
カード用シートは一般に塩化ビニルシートが用いられる
が、その理由は、汎用樹脂であり、製造コストが低いこ
ともさることながら、着色の容易さ、印刷加工性のよ
さ、熱融着性のよさ、エンボス加工性のよさ、さらに曲
げ加工性、打刻性のよさ等が他の樹脂と比較して良好も
しくはバランスがとれていることがその最大の理由であ
る。しかし、ICカードの所持方法によってはカードが
曲がり、図1、図2に示すようにこの様なモジュールを
埋め込んだ構造では、ICカード用シートとモジュール
との接着されている角部4にてクラックが発生しやすい
欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】カードを曲げてもIC
カード用シートとモジュールとの接着されている角部に
クラックが発生することのないICカード用シートを提
供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】ポリエチレンテレフタレ
ート樹脂製のICカード用コアシート及びオーバーシー
トであって、該ポリエチレンテレフタレート樹脂が該ポ
リエチレンテレフタレート樹脂のエチレングリコール成
分の10〜70%をシクロヘキサンジメタノールに置換
してなる共重合ポリエステル樹脂組成物からなり、かつ
シートの少なくとも片面に表面粗さRaが0.5〜15
μmのエンボス加工を施していることを特徴とするIC
カード用シートであって、さらには、該共重合ポリエス
テル樹脂100重量部に対し白色顔料を1〜15部添加
した組成物からなることを特徴とするICカード用シー
トである。
【0006】図1はICカードを表側に凸に曲げた場合
のICカード断面を示すが、曲げ変形時の圧縮最大応力
は、ICカード用オーバーシート2と内部にICチップ
を搭載したモジュール1との接着されている角部4で生
じる。また図2はICカードを裏側に凸に曲げた場合の
ICカード断面を示すが、曲げ変形時の引張最大応力
は、前記と同様にICカード用オーバーシート2と内部
にICチップを搭載したモジュール1との接着されてい
る角部4で生じる。すなわち、図1、図2に示すように
曲げ変形時のICカードはモジュール1の裏面側に位置
するICカード用オーバーシート2に最大応力の発生す
ることがわかる。
【0007】本発明の共重合ポリエステル樹脂は、ポリ
エチレンテレフタレート樹脂においてエチレングリコー
ル成分の10〜70%をシクロヘキサンジメタノールに
置換してなるものを使用するが、エチレングリコール成
分の置換量が10%未満では、接着あるいは融着して用
いる場合、接着剤の選択が難しくあるいは熱融着性が劣
り、融着後のシートの弾性率が低下する。これはポリエ
チレンテレフタレート樹脂は結晶性樹脂であるため融着
後の冷却時にシートの再結晶化が進むことにより熱融着
性がなくなり、シートの弾性が低下するためである。ま
た逆に、エチレングリコール成分の置換量が70%を超
えると共重合ポリエステル樹脂の弾性率が下がり、接着
あるいは圧着して用いる場合接着剤の選択が難しくある
いは熱融着性に劣る。これは共重合ポリエステル樹脂の
置換量が多くなると、再結晶化が速く進み、熱融着性が
なくなり、シートの弾性が低下するためである。すなわ
ち、エチレングリコール成分の10〜70%のみをシク
ロヘキサンジメタノールに置換することにより、共重合
ポリエステル樹脂は非結晶性の樹脂となり、熱融着性能
をもち、シートの弾性の低下がなくなる。したがって、
エチレングリコール成分のシクロヘキサンジメタノール
への置換量は10〜70%がよく、好ましくは20〜3
5%である。
【0008】この共重合樹脂をシート状に加工するには
カレンダリング法、押し出し法、プレス法などがある
が、ここでは特に限定するものではない。この共重合樹
脂にはブロッキング防止剤を添加することができる。ブ
ロッキング防止剤には、タルク系、炭酸カルシウム系等
の一般的な物が使われる。本発明のコアーシートには白
色顔料として酸化チタン、酸化亜鉛、酸化チタン−硫酸
バリウム、酸化チタン−硫酸カルシウム、酸化チタン−
珪酸マグネシウムのいずれかを添加できる。白色顔料は
共重合ポリエステル樹脂100重量部に対して1〜15
重量部添加するのが好ましい。白色顔料の含有率が1重
量部未満になるとカードとしての白色度が不足し不適当
であり、白色顔料の含有率が15重量部を越えると、シ
ート加工の生産性が低下し、熱融着性が得にくく不適当
である。共重合樹脂をシート状に加工するときに、両面
または片面に表面粗さRaが0.5〜15μmのエンボ
ス処理を施すが、エンボス処理が施されていない場合、
シートにブロッキングが起こりカード製作時に支障をき
たす。また表面粗さRaが15μmを超えると印刷イン
キ接着性・インキ着肉仕上がり性・印刷機械適性等の印
刷に関する適性が低下しカード製作時に支障をきたす。
【0009】
【実施例】
《実施例1》ポリエチレンテレフタレート樹脂のエチレ
ングリコール成分の30%をシクロヘキサンジメタノー
ルに置換した共重合ポリエステル樹脂をカレンダーによ
りシート状に圧延製膜し厚さ0.1mmのオーバーシー
トを得た。次いで前述の共重合ポリエステル樹脂100
重量部に酸化チタンを2.3重量部加え、その配合組成
をカレンダーによりシート状に圧延製膜し厚さ0.7m
mのコアシートを得た。得られたコアシートとオーバー
レイを融着しICカード用シートを得た。本発明で得ら
れたICカード用シートを使ったICカードを図1、図
2に示すようにそれぞれ曲げ変形を与えたが、オーバー
シートと内部にICチップを搭載したモジュールとの接
着されている角部にクラックは認められず、ICモジュ
ールの破損も認められなかった。また得られたカード用
シートはインキ歪み性、インキ変色性、インキ密着度等
の印刷機械特性は問題がなかった。ICカードのISO
規格による試験においても、ICカード用オーバーシー
トの引張強さはISO規格の47.1N/mm2以上の
値を満足するとともに、力学的耐久性として規定されて
いる、長辺方向たわみ20mmを30回/分×1000
回、短辺方向たわみ10mmを30回/分×1000回
及びねじれ30回/分×1000回のいずれの試験にお
いても、ICカード用シートのクラック及びICモジュ
ールの破損も認められなかった。
【0010】《比較例1》ポリエチレンテレフタレート
樹脂においてエチレングリコール成分の2%をシクロヘ
キサンジメタノールに置換した共重合ポリエステル樹脂
をカレンダーによりシート状に圧延製膜し厚さ0.1m
mのオーバーシートを得た。次いでポリエチレンテレフ
タレート樹脂のエチレングリコール成分の30%をシク
ロヘキサンジメタノールに置換した共重合ポリエステル
樹脂100重量部に酸化チタンを2.3重量部加え、そ
の配合組成をカレンダーによりシート状に圧延製膜し厚
さ0.7mmのコアシートを得た。得られたオーバーシ
ートはコアシートに熱融着が不可能であった。 《比較例2》ポリエチレンテレフタレート樹脂のエチレ
ングリコール成分の30%をシクロヘキサンジメタノー
ルに置換した共重合ポリエステル樹脂をカレンダーによ
りシート状に圧延製膜し厚さ0.1mmのオーバーシー
トを得た。次いで前述の共重合ポリエステル樹脂100
重量部に酸化チタンを20重量部加え、その配合組成を
カレンダーによりシート状に圧延製膜し厚さ0.7mm
のコアシートを得た。得られたコアシートではオーバー
シートに熱融着が不可能であった。 《比較例3》ポリエチレンテレフタレート樹脂のエチレ
ングリコール成分の30%をシクロヘキサンジメタノー
ルに置換した共重合ポリエステル樹脂をカレンダーによ
りシート状に圧延製膜し厚さ0.1mmのオーバーシー
トを得た。次いで前述の共重合ポリエステル樹脂100
重量部に酸化チタンを0.5重量部加え、その配合組成
をカレンダーによりシート状に圧延製膜し厚さ0.7m
mのコアシートを得た。得られたICカード用シート
は、融着時に加えられた熱により融着後のシートの変色
が大きかった。 《比較例4》ポリエチレンテレフタレート樹脂のエチレ
ングリコール成分の30%をシクロヘキサンジメタノー
ルに置換した共重合ポリエステル樹脂をカレンダーによ
りシート状に圧延製膜し厚さ0.1mmのオーバーシー
トを得た。次いでポリエチレンテレフタレート樹脂にお
いてエチレングリコール成分の90%をシクロヘキサン
ジメタノールに置換した共重合ポリエステル樹脂100
重量部に酸化チタンを2.3重量部加え、その配合組成
をカレンダーによりシート状に圧延製膜し厚さ0.7m
mのコアシートを得た。得られたコアシートではオーバ
ーシートに熱融着が不可能であった。
【0011】《比較例5》ポリ塩化ビニル樹脂100重
量部に次ぎに示す各種添加剤を加え、その配合組成をカ
レンダーによりシート状に圧延製膜し厚さ0.1mmの
オーバーシートを得た。さらに同じ配合組成100重量
部に対し酸化チタンを2.3重量部加え、その配合組成
をカレンダーによりシート状に圧延製膜し厚さ0.7m
mのコアシートを得た。 ポリ塩化ビニル樹脂 100 重量部 オクチル錫メルカプト系安定剤 3.0 重量部 脂肪酸系滑剤 0.5 重量部 MBS樹脂 10 重量部 このオーバーシート及びコアシートを使ったICカード
を図1、図2に示すようにそれぞれ曲げ変形を与えた場
合、ICモジュールの破損は認められなかったが、IC
カード用オーバーシートと内部にICチップを搭載した
モジュールとの接着されている角部にクラックが認めれ
た。ICカードのISO規格による試験においても、I
Cカード用オーバーシートの引張強さはISO規格の4
7.1N/mm2以上の値を満足するが、力学的耐久試
験では短辺方向たわみ10mmを30回/分×1000
回において、ICカード用オーバーシートと内部にIC
チップを搭載したモジュールとの接着されている角部に
クラックが認められた。
【0012】
【発明の効果】ICカードの繰り返し曲げに対して、I
Cカードのモジュールとオーバーシートとの接着部の角
部周辺にクラックが発生しないICカード用シートを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のICカードを示すもので、ICカードを
表側に凸に曲げた場合の断面を示す。
【図2】従来のICカードを示すもので、ICカードを
裏側に凸に曲げた場合の断面を示す。
【符号の説明】
1 モジュール 2 オーバーシート 3 カバーシート 4 角部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエチレンテレフタレート樹脂製のI
    Cカード用コアシート及びオーバーシートであって、該
    ポリエチレンテレフタレート樹脂が該ポリエチレンテレ
    フタレート樹脂のエチレングリコール成分の10〜70
    %をシクロヘキサンジメタノールに置換してなる共重合
    ポリエステル樹脂組成物からなり、かつシートの少なく
    とも片面に表面粗さRaが0.5〜15μmのエンボス
    加工を施していることを特徴とするICカード用シー
    ト。
  2. 【請求項2】 ポリエチレンテレフタレート樹脂のエチ
    レングリコール成分の10〜70%をシクロヘキサンジ
    メタノールに置換してなる共重合ポリエステル樹脂10
    0重量部に対し、白色顔料を1〜15部添加した組成物
    からなることを特徴とする請求項1記載のICカード用
    シート。
JP7224313A 1995-08-31 1995-08-31 Icカード用シート Pending JPH0966590A (ja)

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