JPH0966752A - マスタシリンダの作動装置 - Google Patents

マスタシリンダの作動装置

Info

Publication number
JPH0966752A
JPH0966752A JP22423695A JP22423695A JPH0966752A JP H0966752 A JPH0966752 A JP H0966752A JP 22423695 A JP22423695 A JP 22423695A JP 22423695 A JP22423695 A JP 22423695A JP H0966752 A JPH0966752 A JP H0966752A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
master cylinder
pedal
cylinder
hydraulic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22423695A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Yamamoto
康 山本
Tadaharu Yamada
忠治 山田
Masanori Ishihara
正紀 石原
Nobuyuki Iwao
信幸 岩男
Takao Takano
孝雄 高野
Takahiro Tani
高浩 谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP22423695A priority Critical patent/JPH0966752A/ja
Publication of JPH0966752A publication Critical patent/JPH0966752A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 セミオートクラッチシステムにおけるマニュ
アル操作と自動操作間の相互干渉を防止する。 【解決手段】 本発明に係るマスタシリンダ10の作動
装置は、マスタシリンダ10を作動させるべく回動する
回動部材44と、この回動部材44に連結されてその回
動のための駆動力を与える駆動手段42と、上記回動部
材44に係合してその回動動作を生じさせるペダル9
と、このペダル9の操作時に上記駆動手段42を停止す
る停止手段72,78,87と、上記駆動手段42の作
動時に上記ペダル9と上記回動部材44との係合を解除
する解除手段44f,55,56,60とを備えたもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマスタシリンダの作
動装置に係り、特に、車両のセミオートクラッチシステ
ムに適用可能なマスタシリンダの作動装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】最近、バスやトラック等の大型車両にお
いても変速自動化の要請が高まっている。これらの車両
は一般に車重や積載量が大きく、クラッチ形式として乗
用車に採用されるような流体式トルクコンバータを用い
ると損失大となり燃費の面で不利であるため、このよう
な大型車両においては、特に摩擦クラッチを自動操作に
より断続し、その出力を変速機に送り、この変速機をや
はり自動操作するようにして、変速自動化の達成を図っ
ている。このクラッチの自動操作を行うクラッチ断続装
置としては、空圧の給排により摩擦クラッチの断続操作
を行う倍力装置(クラッチブースタ)を備えたものが一
般的である。
【0003】一方、車両発進時等においてはクラッチの
操作がデリケートとなり、その操作を自動制御で行おう
とすると装置が複雑、高価となってしまうため、この場
合にのみクラッチペダルを用いたマニュアル(手動)操
作を行えるようにして、装置のシンプル化、低価格化を
狙ったものがある(所謂セミオートクラッチシステ
ム)。この場合、クラッチペダルの操作によりマスタシ
リンダから油圧を給排し、この油圧の給排により上記倍
力装置への空圧の給排を行うようにしている。
【0004】ところで、発進時を除く自動変速時、倍力
装置にはクラッチペダルを操作せずとも空圧が給排され
る。また倍力装置は、空圧が供給されると内部のパワー
ピストンを押動させてクラッチを分断方向に操作するよ
うになっている。
【0005】そして、従来の構成において、マスタシリ
ンダからの油圧を送る通路は、上記パワーピストンの移
動に応じて容積変化する倍力装置の油圧シリンダに連通
しており、パワーピストンの押動により油圧シリンダ容
積が増すと、油圧通路内に負圧が発生して気泡が混入
し、クラッチの正確なマニュアル操作が困難となる虞が
ある。
【0006】このような負圧発生を防止するため、実公
平4-8023号公報等においては、倍力装置の油圧出力部に
マニュアル操作と自動操作とのキャンセル機構を設け、
自動操作時における油圧通路内の容積変化を防止してい
る。しかし、このような倍力装置の構造変更は、小スペ
ースで複雑な構造を採用せざるを得ずコストアップを招
き、信頼性、耐久性にも問題が生じる。
【0007】そこで、本出願人は、倍力装置の構造変更
は行わず、マスタシリンダをクラッチペダルだけでなく
別の駆動手段(空圧又は油圧)によっても作動させるよ
うにし、上記問題点を解決することができるクラッチ断
続装置の提案を先に行った。(特願平7-176353号等)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、マニュアル操
作と自動操作とをいずれも可能とするセミオートクラッ
チシステムにおいては、例えば自動操作中にマニュアル
操作が行われた場合等、互いの操作の相互干渉を十分考
慮する必要があり、これをできるだけ制御に頼らず、簡
便な方法で行い得るのが望ましい。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るマスタシリ
ンダの作動装置は、マスタシリンダを作動させるべく回
動する回動部材と、この回動部材に連結されてその回動
のための駆動力を与える駆動手段と、上記回動部材に係
合してその回動動作を生じさせるペダルと、このペダル
の操作時に上記駆動手段を停止する停止手段と、上記駆
動手段の作動時に上記ペダルと上記回動部材との係合を
解除する解除手段とを備えたものである。この構成にあ
って、ペダルによるマニュアル操作の際には、駆動手段
を停止して回動部材をフリーの状態とし、且つその回動
部材をペダルの操作のみによって回動させる。また駆動
手段による自動操作の際には、ペダルと回動部材との係
合を解除して回動部材をフリーの状態とし、且つその回
動部材を駆動手段のみによって回動させる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の好適な実施の形態を
添付図面に基づいて詳述する。
【0011】図3は、本発明に係るマスタシリンダの作
動装置が具備されたクラッチ断続装置を示す全体構成図
で、クラッチ断続装置1は空圧を供給するための空圧供
給手段2を有する。空圧供給手段2は、エンジン(図示
せず)に駆動されて空圧(空気圧)を発生するコンプレ
ッサ3と、コンプレッサ3からの空気を乾燥させるエア
ドライヤ4と、エアドライヤ4から送られてきた空気を
貯留するエアタンク5と、エアタンク5の入口側に設け
られた逆止弁6とから主に構成される。この空圧供給手
段2からの空圧は倍力装置(クラッチブースタ)7に送
られ、倍力装置7はその空圧の供給により摩擦クラッチ
8を分断側(右側)Aに操作するようになっている。ま
た倍力装置7は、詳しくは後述するが、マスタシリンダ
10から油圧も供給されるようになっている。
【0012】図4は倍力装置7の詳細を示す縦断面図で
ある。なおこの倍力装置7は従来同様に構成される。図
示するように、倍力装置7は、そのボディ11に接続さ
れたシリンダシェル12を有し、このシリンダシェル1
2内にピストンプレート(パワーピストン、倍力ピスト
ン)13が、リターンスプリング14により空圧導入側
(図中左側)に付勢されて設けられている。シリンダシ
ェル12の一端には空圧ニップル15が取り付けられ、
この空圧ニップル15が空圧導入口を形成してエアタン
ク5からの空圧を空圧配管34(図3)から導入する。
空圧が導入されるとピストンプレート13がクラッチ8
側(図中右側)に押動され、こうなるとピストンプレー
ト13はピストンロッド16、ハイドロリックピストン
17、さらにはプッシュロッド18を押動してクラッチ
レバー8a(図3)を押し、クラッチ8を分断する。
【0013】一方、ボディ11内部には、油圧導入口た
る油圧ニップル19に連通する油圧通路20が形成され
る。油圧通路20は、ボディフランジ部11aの一端
(下端)側に形成された孔21、ハイドロリックピスト
ン17を収容するハイドロリックシリンダ(油圧シリン
ダ)22(ボディシリンダ部11bに形成される)、及
びハイドロリックシリンダ22に小孔23aを介して連
通する他端(上端)側の制御孔23によって主に形成さ
れる。油圧ニップル19から油圧配管54(図3)の油
圧が導入されると、油圧は上記通路を通って制御孔23
に到達し、制御ピストン24を制御シリンダ25に沿っ
て右側に押動する。このようにボディフランジ部11a
の上端側には、詳しくは後述するが、倍力装置7への空
圧供給を制御するための制御バルブ部7a(油圧作動
弁)が形成される。
【0014】制御バルブ部7aは右側に突出する制御ボ
ディ部26によって区画される。制御ボディ部26に
は、前述の制御シリンダ25に同軸に連通するコントロ
ール室27及び空圧ポート28が形成される。コントロ
ール室27にはコントロールバルブ29が、空圧ポート
28にはポペットバルブ30がそれぞれ摺動可能に収容
される。空圧ポート28にはニップル31が取り付けら
れ、このニップル31には空圧配管67(図3)が接続
されて空圧が常に供給されている。
【0015】通常、ポペットバルブ30は、空圧とポペ
ットスプリング32とにより左側に付勢されていて、コ
ントロール室27及び空圧ポート28を連通する連通ポ
ート33を閉じている。よってニップル31からの空圧
はポペットバルブ30の位置で遮断される。しかしなが
ら、マスタシリンダ10から油圧配管54を通じて油圧
が供給されると、制御ピストン24及びコントロールバ
ルブ29がポペットバルブ30を右側に押動して連通ポ
ート33を開く。こうなると、連通ポート33からコン
トロール室27に侵入した空圧は、コントロール室27
に連通する空圧配管34(仮想線で示す)を通じて前述
のシリンダシェル12に入り、ピストンプレート13の
左側の空圧作用面13aに作用してこれを右側に押動
し、クラッチ8を分断側に操作する。
【0016】ここで、倍力装置7は、供給された油圧の
大きさに応じてクラッチ8を所定ストロークだけ操作す
ることができる。即ち、例えば比較的小さい値だけ油圧
が増加された場合、前述の空圧作用によりピストンプレ
ート13が右側に押動されるが、これに連動してハイド
ロリックピストン17が所定ストロークだけ右側に押動
される。すると、油圧通路20の容積が増し制御孔23
内の油圧が下がり、こうなると、制御ピストン24がコ
ントロールバルブ29をポペットバルブ30に押し付け
つつ、ポペットバルブ30が連通ポート33を閉鎖する
バランス状態が生じ、これによりコントロール室27、
空圧配管34、及びピストンプレート13の空圧作用面
13a側となる空圧導入室12bにて所定の空圧が保持
され、ピストンプレート13を所定ストローク位置に保
持し、クラッチ8を所定位置に保持する。
【0017】また、油圧が完全に抜かれると、制御孔2
3内の油圧がさらに下がって、図示の如く制御ピストン
24が最も左側の原位置に戻される。こうなると、コン
トロールバルブ29がポペットバルブ30から離れ、コ
ントロールバルブ29の内部に設けられた開放ポート3
6がコントロール室27等と連通するようになる。する
と、保持されていた空圧は開放ポート36からブリーザ
37を通じ大気開放され、これによりピストンプレート
13を押していた空圧が抜けて、クラッチ8が接続側
(左側)Bに操作される。
【0018】なお、倍力装置7において、38は、シリ
ンダシェル12で区画されるシリンダ室12aとハイド
ロリックシリンダ22とを油密に仕切るシール部材、3
9及び40はブリーザ37と連通する大気圧ポート、4
1は緩められたときに作動油のエア抜きを行えるブリー
ダである。
【0019】図3に示すように、油圧配管54は、マス
タシリンダ10の油圧供給部53に接続されている。こ
のマスタシリンダ10は通常の構造のもので、即ち、プ
ッシュロッド49と連動して内部のピストンが移動し、
これにより油圧を給排するものである。マスタシリンダ
10には、リザーバタンク58の作動油が、給油配管5
9及び給油ニップル57を通じて適宜補給される。
【0020】また、エアタンク5は空圧配管62を介し
てエアシリンダ42(駆動手段)に接続され、空圧配管
62にはその途中に分岐63が設けられる。分岐63に
は空圧配管67が接続され、空圧配管67の他端は倍力
装置7のニップル31に接続される。
【0021】空圧配管62の分岐63より下流側(エア
シリンダ42側)の位置には電磁切替弁78が設けられ
る。この切替弁78は、コンピュータ式制御装置(コン
トローラ)72からのON/OFF信号により切替制御され
る。そして、ONのときには、上流側(エアタンク5側)
と下流側とを連通してエアシリンダ42に空圧を供給す
る。他方、OFF のときには、その空圧供給ないし上流側
を遮断し、エアシリンダ42からの空圧を大気開放す
る。
【0022】また、制御装置72には、図示しない変速
機からの変速信号も入力される。変速機は自動変速を行
う構成がなされており、即ち、手動シフトレバーで変速
ポジションが選択されると、電気スイッチの切替えによ
る変速信号が制御装置72に送出され、図示しないアク
チュエータが動作されて、実質的且つ機械的な変速操作
を行うようになっている。従って、運転手はシフトレバ
ーの操作を行うのみである。
【0023】他、制御装置72には、エアタンク5に設
けられた圧力スイッチ86、クラッチペダル9に設けら
れたペダルスイッチ87、及びクラッチ8に設けられた
クラッチストロークセンサ88等も接続される。
【0024】ここで、図1,図2においては、マスタシ
リンダ10周辺の構成、即ちマスタシリンダ10の作動
装置の構成が詳細に示されている。図示するように、マ
スタシリンダ10の一方側(図中左側)には、エアシリ
ンダ42(駆動手段)とクラッチペダル9(ペダル)と
がそれぞれ順に並べて配置されている。マスタシリンダ
10のプッシュロッド49の先端部は、玉継手(ピロボ
ール)43を介して回動スリーブ部材44(回動部材)
に回動可能に接続される。特に図2を参照して、回動ス
リーブ部材44は、クラッチペダル9のスリーブ部9a
に外側から嵌め込まれる。スリーブ部9aは、クラッチ
ペダル9の基端部に一体的に形成される。スリーブ部9
aはインナースリーブ47に外側から嵌め込まれ、イン
ナースリーブ47はボルト45のシャフト部45aに外
側から嵌め込まれる。ボルト45はナット50の締結に
よりその両端がブラケット46a,46bに固定され、
ブラケット46a,46bは図示しない車体(固定系)
に固定される。そしてボルト45の固定と同時に、イン
ナースリーブ47もブラケット46a,46bに挟持さ
れて固定される。
【0025】スリーブ部9aはインナースリーブ47よ
り若干短い長さに形成される。スリーブ部9aにはペダ
ルアーム部9bが径方向外方に突出形成されている。ペ
ダルアーム部9bはスリーブ部9aの長手方向左側にオ
フセットされており、この空いた右側の部分に前述の回
動スリーブ部材44、特にそのスリーブ部44aが配置
されている。スリーブ部44aは、ペダルアーム部9b
と右側ブラケット46b間の間隔より若干短い。こうし
て、スリーブ部9aはインナースリーブ47上を、スリ
ーブ部44aはスリーブ部9a上を、それぞれ独立して
且つ同軸回りに回動可能となり、さらに、スリーブ部9
a,44aが軸方向に若干の「がた」を有するため、そ
の回動動作はスムーズとなる。
【0026】回動スリーブ部材44にあって、そのスリ
ーブ部44aには、右側に第1アーム部44bが、左側
に第2アーム部44cが、それぞれ径方向略同一方向
(前方)に延出して一体形成されている。第1アーム部
44bは一対のアーム部材44dからなり、これらアー
ム部材44dの先端部に、前述の玉継手43が挟持され
るようにして取り付けられている。第2アーム部44c
は1片のアーム部材44eからなり、その先端部には、
エアシリンダ42のロッド42aが、やはり玉継手51
を介して回動自在に接続される。
【0027】マスタシリンダ10とエアシリンダ42と
は上下に延出して配置され、これらのプッシュロッド4
9及びロッド42aも上下方向に延出される。そして、
マスタシリンダ10は、プッシュロッド49が下方に押
されると油圧供給部53から油圧を供給する。エアシリ
ンダ42はプルタイプが採用され、即ち空圧導入部42
bから空圧が導入されると、内部のピストンが下方に押
動されてロッド42aを下方に引っ張る。なお、空圧導
入部42bは前述の空圧配管62に接続され、マスタシ
リンダ10及びエアシリンダ42はそれぞれのボディ部
が車体側に固定される。
【0028】ここで、エアシリンダ42が接続されるア
ーム部材44eは、その先端部がクラッチペダル9側
(左側)に直角に折り曲げられて水平部44fが形成さ
れる。水平部44fの上面には、短い円柱形状の当接体
55が固着されている。他方、クラッチペダル9のペダ
ルアーム部9b右側面には、当接体55の上方に位置さ
せて押動体56が溶接固着される。押動体56は、ブロ
ック状に形成され、当接体55に臨む下面が、当接体5
5の上面に比べ大きな面積を有して前述の「がた」に対
応している。
【0029】クラッチペダル9は、リターンスプリング
60に引っ張られて通常は図示の如き基準位置に位置さ
れている。またこのとき、押動体56と当接体55とは
適度に離間されている。また図示状態にあって、エアシ
リンダ42及びマスタシリンダ10はともに非作動であ
る。
【0030】詳しくは後述するが、クラッチペダル9を
踏み込むと、クラッチペダル9が矢示方向に回動し、押
動体56が当接体55に当接ないし係合して回動スリー
ブ部材44を回動させる。そして回動スリーブ部材44
はプッシュロッド49を下方に押し、マスタシリンダ1
0を作動させて油圧を発生させる。
【0031】他方、エアシリンダ42に空圧が導入され
ると、ロッド42aが下方に引っ張られて回動スリーブ
部材44を回動させ、先と同様にマスタシリンダ10を
作動させる。このとき特に、押動体56が当接体55の
上方に位置し、クラッチペダル9がリターンスプリング
60に引っ張られているため、クラッチペダル9は基準
位置にそのまま残され、回動スリーブ部材44はクラッ
チペダル9との係合なくフリーな状態となる。このよう
に、アーム部材44eの水平部44f、当接体55、押
動体56及びリターンスプリング60は、エアシリンダ
42の作動時に、クラッチペダル9と回動スリーブ部材
44との係合を解除する解除手段を構成する。
【0032】次に、クラッチ断続装置1の動作説明を行
うこととする。
【0033】先ず、自動変速の概要に含めてクラッチ8
の自動分断操作について説明する。図3に示すように、
運転手がシフト操作を行うと、変速信号が制御装置72
に入力され、これに伴って制御装置72は切替弁78を
ONとする。こうなると、空圧配管62を通じてエアシリ
ンダ42に空圧が供給され、前述のようにマスタシリン
ダ10が作動されて油圧が倍力装置の制御バルブ7aに
送られる。こうなれば、前述したようにクラッチ8は分
断操作される。この後、図示しないアクチュエータによ
り変速機の変速操作を完了し、切替弁78をOFF として
エアシリンダ42から空圧を排出する。こうなれば、マ
スタシリンダ10に油が戻されて、前述の如く、クラッ
チ8が接続操作されて変速が完了する。
【0034】ここで図4を参照して、特にクラッチ8の
自動分断操作時、従来は、別の空圧供給路から空圧ニッ
プル15に空圧を導入し、マスタシリンダ10を動作さ
せずピストンプレート13を押動させるようにしてい
た。しかしこれだと、ピストンプレート13に連動して
ハイドロリックピストン17が右側に移動することで、
作動油が充填されているハイドロリックシリンダ22の
容積が増し、これにより油圧通路20及び油圧配管54
内等(合わせて油圧通路内という)に負圧が生じて、作
動油に気泡が混入し、クラッチ8の正確なマニュアル操
作が困難となる問題が生じる。
【0035】そこで本装置1では、クラッチ8の自動分
断操作時に、マスタシリンダ10を別の駆動手段である
エアシリンダ42で作動させるようにし、油圧通路内を
加圧するようにしている。これによって、油圧通路内の
負圧化を防止でき、トラブルを未然に防止することがで
きる。
【0036】また特に、この自動分断操作時は、前述し
たように、クラッチペダル9と回動スリーブ部材44と
の係合が解除されており、このためエアシリンダ42の
みによるマスタシリンダ10の作動が達成され、クラッ
チペダル9によるマニュアル操作との相互干渉を完全に
防止することができる。なおかつ、このときたとえクラ
ッチペダル9を踏んだとしても、回動スリーブ部材44
が既に回動されているためクラッチペダル9は空振り状
態となり、これにより自動操作中における誤作動を確実
に防止できる。
【0037】他方、クラッチ8の自動接続操作時は、切
替弁78をOFF とし、エアシリンダ42の空圧をその切
替弁78から大気開放させる。こうなると、マスタシリ
ンダ10が非作動側に動作され、油圧が戻されてクラッ
チ8が接続操作されるようになる。
【0038】次に、クラッチ8のマニュアル分断操作
は、クラッチペダル9を踏み込むことで行う。このと
き、切替弁78は通常のOFF のままである。こうなる
と、エアシリンダ42のシリンダ室は大気開放状態とな
って内部のピストンはフリーに移動できるようになり、
これによって回動スリーブ部材44のフリーな回動を許
容する。従って、クラッチペダル9の踏み込みが、エア
シリンダ42に干渉されない回動スリーブ部材44の回
動を生じさせ、これによりマスタシリンダ10を作動さ
せることができる。そしてこうなれば、倍力装置7に油
圧を供給してクラッチ8を分断操作できる。
【0039】他方、クラッチ8のマニュアル接続操作に
おいても、切替弁78はOFF のままであるため、クラッ
チペダル9の戻し操作に連動したマスタシリンダ10の
非作動側への動作が達成される。
【0040】このように、マニュアル操作時にも、エア
シリンダ42への空圧供給を停止して回動スリーブ部材
44をフリー状態とし、クラッチペダル9のみによるマ
スタシリンダ10の作動を達成することができる。そし
て、エアシリンダ42による自動操作との相互干渉を確
実に防止できる。このように、切替弁78は、クラッチ
ペダル9の操作時に、エアシリンダ42への駆動源ない
し空圧供給を停止する停止手段を形成する。
【0041】上記構成にあっては、マスタシリンダ10
を直接エアシリンダ42で駆動するため、マスタシリン
ダ10、油圧回路及び倍力装置7に変更を加えない簡易
な構成となるメリットがある。そして、自動操作時にお
ける相互干渉を解除手段により機械的に防止しているた
め、電気的な制御で行うよりも構造が簡単でコスト安と
なり、故障時の安全性も高く、併せて制御の簡素化によ
り信頼性も向上することができる。
【0042】次に、変形例について説明を行う。なお、
前記同様のものについては同一符号を付して説明を省略
することとする。
【0043】図5,図6に示すように、ここでは回動ス
リーブ部材61の左側部分に、クラッチペダル9のスリ
ーブ部9bが外側からスプライン嵌合されている。即
ち、回動スリーブ部材61の略左半分には嵌合スリーブ
部61aが形成され、嵌合スリーブ部61aの外周面に
は複数の雄歯61bが一体的に突出形成される。これと
同様に、スリーブ部9bの内周面にも複数の雌歯9cが
一体形成される。なおここで雄歯61bと雌歯9cとは
台形角歯となっているが、これをインボリュート歯等と
するのは任意である。雄歯61bと雌歯9cとの歯間ピ
ッチは歯の大きさに比べ十分大きく、従ってこれら歯間
には円周方向に沿った所定の隙間が形成される。
【0044】図6は、マスタシリンダ10が非作動であ
る基準位置の状態を示し、このときスリーブ部9bの雌
歯9cは、そのマスタシリンダ10作動側(矢示側)の
端面が、嵌合スリーブ部61aの雄歯61bに当接して
いる。よってクラッチペダル9が踏み込まれると、スリ
ーブ部9bは直ちに嵌合スリーブ部61aを回動させ、
マスタシリンダ10(玉継手43のみ図示)の作動を生
じさせる。そしてこのときには、前記同様に切替弁がOF
F とされてエアシリンダ42との相互干渉が防止され
る。
【0045】一方、エアシリンダ42(玉継手51のみ
図示)が作動されれば、当接していた雄歯61bが雌歯
9cから離れるように、矢示方向に嵌合スリーブ部61
aを回動させる。そしてスリーブ部9bは、嵌合スリー
ブ部61aとの当接ないし係合を解除されてそのまま基
準位置に残される。従って、クラッチペダル9はそのま
まとり残され、結局この場合においてもクラッチペダル
9との相互干渉が防止される。こうして雄歯61b、雌
歯9c及びリターンスプリング60が前述の解除手段を
構成する。
【0046】このように、この例にあっても互いの操作
干渉が効果的に防止され、前記同様の作用効果を奏する
こととなる。なお、この例では回動スリーブ部材61が
一対のアーム部材61aのみを有し、これらアーム部材
61aに両方の玉継手43,51が取り付けられるた
め、ボルト45軸方向の長さが短縮されて、狭い場所で
も取付可能となるメリットがある。
【0047】以上、本発明の好適な実施の形態について
説明してきたが、これ以外にも他の形態を採ることは当
然可能で、例えば、エアシリンダ42に代わって、油圧
シリンダや各種モータ等を用いることが可能である。ま
た、回動スリーブ部材44,61とクラッチペダル9と
を必ずしも同軸に設ける必要はなく、押動体56等の位
置変更も任意に行うことができる。さらにマスタシリン
ダはブレーキ装置等にも適用されるから、かかる構成は
ブレーキ装置等においても適用可能である。
【0048】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0049】(1) ペダルによるマニュアル操作と、
別の駆動手段による自動操作との間での相互干渉を防止
でき、一方の操作のみによってマスタシリンダを確実に
作動させることができる。
【0050】(2) 相互干渉を機械的手段により防止
するため、構造が簡単でコスト安となり、制御の簡素化
により信頼性も向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマスタシリンダの作動装置を示す
斜視図である。
【図2】図1の部分横断平面図である。
【図3】クラッチ断続装置を示す構成図である。
【図4】倍力装置を示す縦断面図である。
【図5】変形例を示す部分横断平面図である。
【図6】図5のA−A線断面図である。
【符号の説明】
9 クラッチペダル(ペダル) 9c 雌歯(解除手段) 10 マスタシリンダ 42 エアシリンダ(駆動手段) 44,61 回動スリーブ部材(回動部材) 44f 水平部(解除手段) 55 当接体(解除手段) 56 押動体(解除手段) 60 リターンスプリング(解除手段) 61b 雄歯(解除手段) 78 切替弁(停止手段)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年9月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩男 信幸 神奈川県藤沢市土棚8番地 株式会社い すゞ中央研究所内 (72)発明者 高野 孝雄 神奈川県川崎市川崎区殿町3丁目25番1号 いすゞ自動車株式会社川崎工場内 (72)発明者 谷 高浩 神奈川県川崎市川崎区殿町3丁目25番1号 いすゞ自動車株式会社川崎工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスタシリンダを作動させるべく回動す
    る回動部材と、該回動部材に連結されてその回動のため
    の駆動力を与える駆動手段と、上記回動部材に係合して
    その回動動作を生じさせるペダルと、該ペダルの操作時
    に上記駆動手段を停止する停止手段と、上記駆動手段の
    作動時に上記ペダルと上記回動部材との係合を解除する
    解除手段とを備えたことを特徴とするマスタシリンダの
    作動装置。
JP22423695A 1995-08-31 1995-08-31 マスタシリンダの作動装置 Pending JPH0966752A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22423695A JPH0966752A (ja) 1995-08-31 1995-08-31 マスタシリンダの作動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22423695A JPH0966752A (ja) 1995-08-31 1995-08-31 マスタシリンダの作動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0966752A true JPH0966752A (ja) 1997-03-11

Family

ID=16810634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22423695A Pending JPH0966752A (ja) 1995-08-31 1995-08-31 マスタシリンダの作動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0966752A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104442378A (zh) * 2013-09-17 2015-03-25 罗伯特·博世有限公司 用于机动车的离合器组件

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104442378A (zh) * 2013-09-17 2015-03-25 罗伯特·博世有限公司 用于机动车的离合器组件
CN104442378B (zh) * 2013-09-17 2019-04-05 罗伯特·博世有限公司 用于机动车的离合器组件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6607060B2 (en) Clutch operating system and a hydraulic mechanism used in the same
EP3312447B1 (en) Clutch operating apparatus
US6619460B1 (en) Braking arrangement and braking maneuver means
JP3598688B2 (ja) クラッチ断続装置
US4354584A (en) Transmission-clutch operating system
JPH0966752A (ja) マスタシリンダの作動装置
JP3704751B2 (ja) 流体圧発生装置
JP6648652B2 (ja) クラッチシステム
JP3869143B2 (ja) 自動車のクラッチ装置
JPH0971144A (ja) マスタシリンダの作動装置
JP4104148B2 (ja) トラクタの伝動構造
JPH0538984Y2 (ja)
JP3942089B2 (ja) クラッチコントロールシステム
JPH0461211B2 (ja)
JP3704757B2 (ja) 流体圧発生装置
KR100192513B1 (ko) 자동차용 클러치조작기구
JPH0874880A (ja) クラッチ操作装置
JP2003307238A (ja) クラッチコントロールシステム
JP2700313B2 (ja) クラツチ制御装置
JP2575469Y2 (ja) 車両のクラッチ装置
JPH09177832A (ja) 車両用クラッチ補助装置
JPH0953658A (ja) クラッチ断続装置
JPH0995157A (ja) クラッチ断続装置
JP4020759B2 (ja) アクチュエータ
JP2529610Y2 (ja) 車両用自動変速装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040713

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20041130

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02