JPH0967191A - ガス噴射による表面処理装置 - Google Patents
ガス噴射による表面処理装置Info
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- JPH0967191A JPH0967191A JP22049795A JP22049795A JPH0967191A JP H0967191 A JPH0967191 A JP H0967191A JP 22049795 A JP22049795 A JP 22049795A JP 22049795 A JP22049795 A JP 22049795A JP H0967191 A JPH0967191 A JP H0967191A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C30—CRYSTAL GROWTH
- C30B—SINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
- C30B25/00—Single-crystal growth by chemical reaction of reactive gases, e.g. chemical vapour-deposition growth
- C30B25/02—Epitaxial-layer growth
- C30B25/10—Heating of the reaction chamber or the substrate
- C30B25/105—Heating of the reaction chamber or the substrate by irradiation or electric discharge
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C16/00—Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
- C23C16/44—Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating
- C23C16/50—Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating using electric discharges
- C23C16/513—Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating using electric discharges using plasma jets
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Abstract
(57)【要約】
【課題】薄膜処理等の表面処理の品質向上を図る。
【解決手段】被処理対象15の表面に噴射すべきガス6
が、加熱手段5によって加熱、プラズマ化され、高反応
性状態(励起状態、活性状態)となる。そして、加熱、
プラズマ化されたガスがラバールノズル1によって断熱
膨張されて音速よりも大きい流速にされる。そして、こ
の音速よりも大きい流速にされたガス7が被処理対象1
5の表面に向けて噴射される。こうして、加熱、プラズ
マ化され高反応性状態となったガス7が、噴射対象であ
る被処理対象15まで超音速で短時間内に到達する。さ
らに、超音速ノズル1の出口および被処理対象15を囲
む、該ノズル出口の圧力調整用の室18と、誘導コイル
5を囲む、該誘導コイル5近傍の圧力調整用の室19と
を設け、これらの室18、19を分離する。
が、加熱手段5によって加熱、プラズマ化され、高反応
性状態(励起状態、活性状態)となる。そして、加熱、
プラズマ化されたガスがラバールノズル1によって断熱
膨張されて音速よりも大きい流速にされる。そして、こ
の音速よりも大きい流速にされたガス7が被処理対象1
5の表面に向けて噴射される。こうして、加熱、プラズ
マ化され高反応性状態となったガス7が、噴射対象であ
る被処理対象15まで超音速で短時間内に到達する。さ
らに、超音速ノズル1の出口および被処理対象15を囲
む、該ノズル出口の圧力調整用の室18と、誘導コイル
5を囲む、該誘導コイル5近傍の圧力調整用の室19と
を設け、これらの室18、19を分離する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被処理対象の表面
にガスを噴射することにより被処理対象の表面処理を行
うガス噴射による表面処理装置に関し、特に工具チップ
にダイヤモンド薄膜を成膜する場合や各種基板に半導体
薄膜を成膜する場合等に適用して好適な表面処理装置に
関する。
にガスを噴射することにより被処理対象の表面処理を行
うガス噴射による表面処理装置に関し、特に工具チップ
にダイヤモンド薄膜を成膜する場合や各種基板に半導体
薄膜を成膜する場合等に適用して好適な表面処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】インダクションプラズマ法やDCプラズ
マジェット法により、ガスをプラズマ化して、ガスを活
性化状態にして被処理対象表面との反応性を高めた状態
にもっていき、このプラズマガスを被処理対象表面に高
速で噴射させて表面処理を行うという技術は既に公知の
ものであり、ダイヤモンドの成膜(ダイヤモンドコー
ト)等に利用されている。
マジェット法により、ガスをプラズマ化して、ガスを活
性化状態にして被処理対象表面との反応性を高めた状態
にもっていき、このプラズマガスを被処理対象表面に高
速で噴射させて表面処理を行うという技術は既に公知の
ものであり、ダイヤモンドの成膜(ダイヤモンドコー
ト)等に利用されている。
【0003】そして、特開平2―26895号公報、特
開平2―64097号公報、特開平2―39421号公
報、特開平2―296796号公報等にこの種の技術が
開示されている。
開平2―64097号公報、特開平2―39421号公
報、特開平2―296796号公報等にこの種の技術が
開示されている。
【0004】こうした薄膜の成膜処理を行う場合には、
プラズマ化され高反応性状態となったガスを、噴射対象
である被処理対象まで超音速で短時間に到達させてやる
必要がある。短時間で噴射がなされないと、高反応性状
態(励起状態、活性状態)を維持できず、被処理対象と
反応生成物との密着性が低下し、反応生成物の剥離等と
いった不都合が生じるからである。また、短時間で噴射
されないと、成膜速度が遅くなり、作業効率も悪化する
こととなるからである。
プラズマ化され高反応性状態となったガスを、噴射対象
である被処理対象まで超音速で短時間に到達させてやる
必要がある。短時間で噴射がなされないと、高反応性状
態(励起状態、活性状態)を維持できず、被処理対象と
反応生成物との密着性が低下し、反応生成物の剥離等と
いった不都合が生じるからである。また、短時間で噴射
されないと、成膜速度が遅くなり、作業効率も悪化する
こととなるからである。
【0005】また、プラズマ化されたガスは、非常に温
度が高いので、ガスが被処理対象上に噴射された時点で
は、被処理対象が耐えられる温度まで低下された状態と
なっていなければならない。仮に高温のまま噴射がなさ
れると、被処理対象の表面における薄膜処理が不良とな
ることもある。
度が高いので、ガスが被処理対象上に噴射された時点で
は、被処理対象が耐えられる温度まで低下された状態と
なっていなければならない。仮に高温のまま噴射がなさ
れると、被処理対象の表面における薄膜処理が不良とな
ることもある。
【0006】また、プラズマ化された高反応性ガス中に
不純物が混入されないことも要求される。不純物が混入
された場合には、成膜の品質が悪化するからである。
不純物が混入されないことも要求される。不純物が混入
された場合には、成膜の品質が悪化するからである。
【0007】しかし、上記特開平2―26895号公
報、特開平2―64097号公報に記載の技術は、超音
速に達しない構造のノズルを使用しているため、上述し
た短時間で噴射を終了させるという要求を満たさない。
報、特開平2―64097号公報に記載の技術は、超音
速に達しない構造のノズルを使用しているため、上述し
た短時間で噴射を終了させるという要求を満たさない。
【0008】また、上記特開平2―39421号公報に
記載には、ガスを超音速化させる技術が開示されている
ものの、2種類のガスを二重管の別々の管路を通して被
処理対象上に噴射させるようにしている。この場合、外
周部の高温プラズマガスに中心部の低温ガスが加熱部よ
りも下流で接触するので、断熱膨張過程とはならず、高
反応性状態を維持したまま噴射を行うという要求を満た
さない。
記載には、ガスを超音速化させる技術が開示されている
ものの、2種類のガスを二重管の別々の管路を通して被
処理対象上に噴射させるようにしている。この場合、外
周部の高温プラズマガスに中心部の低温ガスが加熱部よ
りも下流で接触するので、断熱膨張過程とはならず、高
反応性状態を維持したまま噴射を行うという要求を満た
さない。
【0009】また、上記特開平2―296796号公報
記載の技術は、ガスがプラズマ化された後、その下流で
さらにガスを導入しているため、断熱膨張過程とはなら
ない。すなわち、導入ガスによって冷却はなされるもの
の流速が十分増加しないため、上述した短時間で噴射を
終了させるという要求を満たさない。
記載の技術は、ガスがプラズマ化された後、その下流で
さらにガスを導入しているため、断熱膨張過程とはなら
ない。すなわち、導入ガスによって冷却はなされるもの
の流速が十分増加しないため、上述した短時間で噴射を
終了させるという要求を満たさない。
【0010】このように従来の技術は、いずれも薄膜の
成膜処理等を行う場合の要求の全てを満足しないもので
あった。
成膜処理等を行う場合の要求の全てを満足しないもので
あった。
【0011】そこで、薄膜の成膜処理等を行う場合の要
求の全てを満足できるようにし、もって作業効率の向上
および表面処理の品質向上を図ることを目的とする表面
処理方法および装置に係る発明が、本出願人によって特
願平6ー134467号として既に特許出願されてい
る。
求の全てを満足できるようにし、もって作業効率の向上
および表面処理の品質向上を図ることを目的とする表面
処理方法および装置に係る発明が、本出願人によって特
願平6ー134467号として既に特許出願されてい
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記特願平6ー134
467号に係る発明を実験等したところ、以下の点が明
らかになった。
467号に係る発明を実験等したところ、以下の点が明
らかになった。
【0013】すなわち、上記特許出願の実施例装置で
は、図2に示すように、ガス加熱用の誘導コイル5が、
被処理対象(成膜対象)15と同じ真空チャンバ8(成
膜室)内に配置されている。このため、原料ガスがこの
成膜室中に充満すると、高い真空度を保つことができ
ず、コイル巻線間で不正放電が発生しやすくなる。不正
放電が発生すると、巻線コイルの材料成分(たとえば
銅)がスパッタ作用により成膜室中に不純物として放出
される。
は、図2に示すように、ガス加熱用の誘導コイル5が、
被処理対象(成膜対象)15と同じ真空チャンバ8(成
膜室)内に配置されている。このため、原料ガスがこの
成膜室中に充満すると、高い真空度を保つことができ
ず、コイル巻線間で不正放電が発生しやすくなる。不正
放電が発生すると、巻線コイルの材料成分(たとえば
銅)がスパッタ作用により成膜室中に不純物として放出
される。
【0014】この不純物は、成膜過程で薄膜中に不純物
として取り込まれ、薄膜の性能を著しく低下させる。
として取り込まれ、薄膜の性能を著しく低下させる。
【0015】また、不正放電の発生は、ノズル1内部の
プラズマへの安定したパワー供給を阻害する。
プラズマへの安定したパワー供給を阻害する。
【0016】本発明はこうした実状に鑑みてなされたも
のであり、誘導コイルで不正放電を生じないようにし
て、被処理対象の品質を向上させることができ、ノズル
内部のプラズマに安定したパワーを供給することができ
る装置を提供することを第1の目的とするものである。
のであり、誘導コイルで不正放電を生じないようにし
て、被処理対象の品質を向上させることができ、ノズル
内部のプラズマに安定したパワーを供給することができ
る装置を提供することを第1の目的とするものである。
【0017】また、超音波ノズル1は、図1に示すよう
に、ノズル1の出口からガスが超音速プラズマジェット
7として噴射されることが望まれる。
に、ノズル1の出口からガスが超音速プラズマジェット
7として噴射されることが望まれる。
【0018】しかしながら、導入ガス6のよどみ圧P
0、噴出口4aの下流の圧力(成膜室内圧)P1の値によ
っては、プラズマジェットは亜音速ジェットとなってし
まい、著しく成膜性能が低下してしまう。
0、噴出口4aの下流の圧力(成膜室内圧)P1の値によ
っては、プラズマジェットは亜音速ジェットとなってし
まい、著しく成膜性能が低下してしまう。
【0019】本発明はこうした実状に鑑みてなされたも
のであり、上記圧力を調整することによってプラズマジ
ェットを超音速ジェットにすることができ、これにより
被処理対象の品質を向上させることができる装置を提供
することを第2の目的とするものである。
のであり、上記圧力を調整することによってプラズマジ
ェットを超音速ジェットにすることができ、これにより
被処理対象の品質を向上させることができる装置を提供
することを第2の目的とするものである。
【0020】また、被処理対象15の品質を向上させる
には、被処理対象15に噴射されるプラズマジェット7
の速度を上昇させて反応効率を高めることが必要であ
る。
には、被処理対象15に噴射されるプラズマジェット7
の速度を上昇させて反応効率を高めることが必要であ
る。
【0021】本発明はこうした実状に鑑みてなされたも
のであり、プラズマ中に付加的なエネルギーを注入さ
せ、もってプラズマジェット7の速度を上昇させ被処理
対象15の品質を向上させることができる装置を提供す
ることを第3の目的とするものである。
のであり、プラズマ中に付加的なエネルギーを注入さ
せ、もってプラズマジェット7の速度を上昇させ被処理
対象15の品質を向上させることができる装置を提供す
ることを第3の目的とするものである。
【0022】また、被処理対象15において、金属また
は金属化合物の薄膜を成膜することが必要な場合があ
る。
は金属化合物の薄膜を成膜することが必要な場合があ
る。
【0023】しかし、金属または金属化合物はガスにな
らないため、ガスとして被処理対象15に噴射すること
ができない。
らないため、ガスとして被処理対象15に噴射すること
ができない。
【0024】本発明は、ガスとなり得ない金属または金
属化合物であっても、これらを被処理対象に噴射でき、
もって金属等の薄膜を形成することができる装置を提供
することを第4の目的とするものである。
属化合物であっても、これらを被処理対象に噴射でき、
もって金属等の薄膜を形成することができる装置を提供
することを第4の目的とするものである。
【0025】また、被処理対象15において薄膜の結晶
性を向上させたいとの要求がある。結晶性の向上は、プ
ラズマ粒子を規則正しく、被処理対象15の表面に到達
させることで達成される。
性を向上させたいとの要求がある。結晶性の向上は、プ
ラズマ粒子を規則正しく、被処理対象15の表面に到達
させることで達成される。
【0026】そこで、本発明は、プラズマ粒子を規則正
しく、被処理対象15の表面に到達させるようにするこ
とで、被処理対象15の薄膜の結晶性を向上させること
ができる装置を提供することを第5の目的とするもので
ある。
しく、被処理対象15の表面に到達させるようにするこ
とで、被処理対象15の薄膜の結晶性を向上させること
ができる装置を提供することを第5の目的とするもので
ある。
【0027】
【課題を解決するための手段】そこで、上記第1の目的
を達成するために、この発明の第1発明では、図3に示
すように、超音速ノズル1の出口および被処理対象15
を囲む、該ノズル出口の圧力調整用の室18と、誘導コ
イル5を囲む、該誘導コイル5近傍の圧力調整用の室1
9とを設け、かつこれらの室18、19を分離するよう
にしている。
を達成するために、この発明の第1発明では、図3に示
すように、超音速ノズル1の出口および被処理対象15
を囲む、該ノズル出口の圧力調整用の室18と、誘導コ
イル5を囲む、該誘導コイル5近傍の圧力調整用の室1
9とを設け、かつこれらの室18、19を分離するよう
にしている。
【0028】また、超音速ノズル1の出口および被処理
対象15を囲む、該ノズル出口の圧力調整用の室18を
設けるとともに、誘導コイル5を大気に開放するように
してもよい。
対象15を囲む、該ノズル出口の圧力調整用の室18を
設けるとともに、誘導コイル5を大気に開放するように
してもよい。
【0029】また、上記第2の目的を達成するために、
本発明の第2発明では、図5に示すように、ガス6が供
給される点のよどみ点圧力をP0とし、超音速ノズル1
の出口の圧力をP1とし、超音速ノズル1の出口面にお
けるマッハ数をMとし、ガス6の比熱比をγとしたと
き、 なる式を満たすように、圧力P0、P1の値を調整するよ
うにしている。
本発明の第2発明では、図5に示すように、ガス6が供
給される点のよどみ点圧力をP0とし、超音速ノズル1
の出口の圧力をP1とし、超音速ノズル1の出口面にお
けるマッハ数をMとし、ガス6の比熱比をγとしたと
き、 なる式を満たすように、圧力P0、P1の値を調整するよ
うにしている。
【0030】この場合、超音速ノズル1内に供給される
ガス6の流量を制御することによって、上記式を満足さ
せるようにすることができる。
ガス6の流量を制御することによって、上記式を満足さ
せるようにすることができる。
【0031】また、上記第3の目的を達成するために、
本発明の第3発明では、図7(a)に示すように、超音
速ノズル1の入口および出口の下流にそれぞれ、プラズ
マ化されたガス27に接触するように電極28、20を
設け、これら電極28、20間に所定の電圧を印加する
ようにしている。
本発明の第3発明では、図7(a)に示すように、超音
速ノズル1の入口および出口の下流にそれぞれ、プラズ
マ化されたガス27に接触するように電極28、20を
設け、これら電極28、20間に所定の電圧を印加する
ようにしている。
【0032】この場合、超音速ノズル1の入口の電極2
8を、プラズマ化ガス27の流れ方向に移動させる駆動
手段29と、プラズマ電流を検出する検出手段32とを
設け、プラズマ電流が所望の値となるように駆動手段2
9によってノズル入口電極28を移動させるようにする
ことができる。
8を、プラズマ化ガス27の流れ方向に移動させる駆動
手段29と、プラズマ電流を検出する検出手段32とを
設け、プラズマ電流が所望の値となるように駆動手段2
9によってノズル入口電極28を移動させるようにする
ことができる。
【0033】また、図8に示すように、超音速ノズル1
の出口の下流に、プラズマ化されたガス27に接触する
ように電極20を設け、かつ超音速ノズル1の入口に、
プラズマ化されたガス27に接触しないように電極28
を設け、これら電極28、20間に所定の電圧を印加す
るようにしてもよい。
の出口の下流に、プラズマ化されたガス27に接触する
ように電極20を設け、かつ超音速ノズル1の入口に、
プラズマ化されたガス27に接触しないように電極28
を設け、これら電極28、20間に所定の電圧を印加す
るようにしてもよい。
【0034】また、上記第4の目的を達成するために、
本発明の第4発明では、図10に示すように、被処理対
象15の表面に付着すべき原料を当該被処理対象15ま
で搬送するキャリアガス6´を、超音速ノズル1の入口
または加熱手段5の配設位置よりもガス流路の上流側の
ガス供給位置からノズル1内に供給するとともに、該キ
ャリアガス6´が供給される位置より下流に、上記原料
からなる両電極36、37を配設し、両電極36、37
間で放電を行なわせ、両電極36、37から放出される
原料をキャリアガス6´中に混入させ、該原料が混入さ
れたキャリアガス6´を加熱手段5によって加熱、プラ
ズマ化し、該加熱、プラズマ化されたガス7をノズル出
口から被処理対象15の表面に向けて噴射させるように
している。
本発明の第4発明では、図10に示すように、被処理対
象15の表面に付着すべき原料を当該被処理対象15ま
で搬送するキャリアガス6´を、超音速ノズル1の入口
または加熱手段5の配設位置よりもガス流路の上流側の
ガス供給位置からノズル1内に供給するとともに、該キ
ャリアガス6´が供給される位置より下流に、上記原料
からなる両電極36、37を配設し、両電極36、37
間で放電を行なわせ、両電極36、37から放出される
原料をキャリアガス6´中に混入させ、該原料が混入さ
れたキャリアガス6´を加熱手段5によって加熱、プラ
ズマ化し、該加熱、プラズマ化されたガス7をノズル出
口から被処理対象15の表面に向けて噴射させるように
している。
【0035】この場合、両電極36、37間の距離dを
変化させるよう、当該両電極36、37を移動させる駆
動手段39、40と、両電極36、37間の放電電圧を
検出する検出手段42とを設け、放電電圧が所望の値と
なるように駆動手段39、40によって両電極36、3
7を移動させるようにすることができる。
変化させるよう、当該両電極36、37を移動させる駆
動手段39、40と、両電極36、37間の放電電圧を
検出する検出手段42とを設け、放電電圧が所望の値と
なるように駆動手段39、40によって両電極36、3
7を移動させるようにすることができる。
【0036】また、上記第5の目的を達成するために、
本発明の第5発明では、図11に示すように、超音速ノ
ズル1の出口と被処理対象15との間で、プラズマ化さ
れたガス7の流れ方向に沿って互いに平行な磁力線47
a、47b、47cが形成されるように磁場発生コイル
46を配設するようにしている。
本発明の第5発明では、図11に示すように、超音速ノ
ズル1の出口と被処理対象15との間で、プラズマ化さ
れたガス7の流れ方向に沿って互いに平行な磁力線47
a、47b、47cが形成されるように磁場発生コイル
46を配設するようにしている。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
るガス噴射による表面処理装置の実施例について説明す
る。
るガス噴射による表面処理装置の実施例について説明す
る。
【0038】まず、最初に実施例装置の基本的な構成に
ついて図1を参照して説明する。
ついて図1を参照して説明する。
【0039】図1は、実施例装置の基本構成を示す図で
あり、同図に示すようにノズル内を通過するガスが断熱
膨張されてノズル出口4aから音速aよりも大きい流速
uで噴射されるよう後述する条件の下で、超音速ノズル
であるラバールノズル(末広ノズルともいう)1が構成
されている。
あり、同図に示すようにノズル内を通過するガスが断熱
膨張されてノズル出口4aから音速aよりも大きい流速
uで噴射されるよう後述する条件の下で、超音速ノズル
であるラバールノズル(末広ノズルともいう)1が構成
されている。
【0040】ラバールノズル1は、中細のノズルであ
り、被処理対象(例えば切削工具チップ)15の表面に
噴射すべきガス6(例えばCH4とH2の混合ガス)がガ
ス導入口2aから導入され、ガス進行に伴い断面積が徐
々に小さくなるよう構成されているガス導入管2と、ノ
ズル全体で最小の断面積A1(直径d1)を有しているス
ロート部(喉部)3と、所定の広がり角θをもって断面
積が徐々に拡大し、最大断面積A2(直径d2)のガス噴
射口4aからガス7が噴射されるガス噴射管4とから構
成されている。そして、ラバールノズル1は、噴射口4
aから噴射されるガス7が被処理対象15の表面に向け
て噴射されるように配置されている。
り、被処理対象(例えば切削工具チップ)15の表面に
噴射すべきガス6(例えばCH4とH2の混合ガス)がガ
ス導入口2aから導入され、ガス進行に伴い断面積が徐
々に小さくなるよう構成されているガス導入管2と、ノ
ズル全体で最小の断面積A1(直径d1)を有しているス
ロート部(喉部)3と、所定の広がり角θをもって断面
積が徐々に拡大し、最大断面積A2(直径d2)のガス噴
射口4aからガス7が噴射されるガス噴射管4とから構
成されている。そして、ラバールノズル1は、噴射口4
aから噴射されるガス7が被処理対象15の表面に向け
て噴射されるように配置されている。
【0041】スロート部3には、インダクションプラズ
マ装置が配設されている。すなわち、スロート部3の外
周には、誘導コイル5が巻き付けられており、該誘導コ
イル5に高周波電流が通電され得るようになっている。
このため、コイル5に通電がなされるとスロート部3内
に誘導電磁場が形成され、スロート部3を通過するガス
が加熱され、プラズマ化される。このように、インダク
ションプラズマ装置は、誘導電磁場を利用した無電極の
プラズマ装置であり、DCプラズマ装置のように、プラ
ズマガスと電極が直接接触してしまい、この結果、電極
の消耗に伴って電極材料(タングステン等)がプラズマ
ガス中に混入してしまうようなことがなく、不純物の混
入を防止することができる。
マ装置が配設されている。すなわち、スロート部3の外
周には、誘導コイル5が巻き付けられており、該誘導コ
イル5に高周波電流が通電され得るようになっている。
このため、コイル5に通電がなされるとスロート部3内
に誘導電磁場が形成され、スロート部3を通過するガス
が加熱され、プラズマ化される。このように、インダク
ションプラズマ装置は、誘導電磁場を利用した無電極の
プラズマ装置であり、DCプラズマ装置のように、プラ
ズマガスと電極が直接接触してしまい、この結果、電極
の消耗に伴って電極材料(タングステン等)がプラズマ
ガス中に混入してしまうようなことがなく、不純物の混
入を防止することができる。
【0042】いま、ガス導入口2aからラバールノズル
1内部に被処理対象15に噴射すべき高密度の混合ガス
6が供給されたものとする。すると、上述したようにス
ロート部3においては、高周波誘導コイル5に高周波電
流が通電されているため、管内に誘導電磁場が発生し、
この場のエネルギーによって高密度のガスが、加熱さ
れ、プラズマ化される。
1内部に被処理対象15に噴射すべき高密度の混合ガス
6が供給されたものとする。すると、上述したようにス
ロート部3においては、高周波誘導コイル5に高周波電
流が通電されているため、管内に誘導電磁場が発生し、
この場のエネルギーによって高密度のガスが、加熱さ
れ、プラズマ化される。
【0043】そして、加熱、プラズマ化された高密度ガ
スは、下流側のガス噴出管4によるノズルの広がりのた
めに膨張加速され、ガス噴射口4aから超音速プラズマ
ジェット7となって噴射される。
スは、下流側のガス噴出管4によるノズルの広がりのた
めに膨張加速され、ガス噴射口4aから超音速プラズマ
ジェット7となって噴射される。
【0044】さて、気体力学の理論によれば、たとえば
2原子気体の場合、導入ガス6のよどみ圧P0と噴射口
4aの下流の圧力P1との比P1/P0が、約0.52以
下、スロート部3の断面積A1と噴射口4aの断面積A2
の比(末広比)A2/A1が1を越える場合に、ガスが断
熱膨張されて、噴射流速が超音速、つまり音速aよりも
大きい流速uとなる。
2原子気体の場合、導入ガス6のよどみ圧P0と噴射口
4aの下流の圧力P1との比P1/P0が、約0.52以
下、スロート部3の断面積A1と噴射口4aの断面積A2
の比(末広比)A2/A1が1を越える場合に、ガスが断
熱膨張されて、噴射流速が超音速、つまり音速aよりも
大きい流速uとなる。
【0045】また、スロート部3の前後の広がり角θ
は、あまり大きいと壁面で境界層の剥離が発生するの
で、適切な大きさ、たとえば15°程度でなければなら
ない。
は、あまり大きいと壁面で境界層の剥離が発生するの
で、適切な大きさ、たとえば15°程度でなければなら
ない。
【0046】スロート部3において加熱、プラズマ化さ
れた高密度ガスは、その熱によって反応性の高い、つま
り被処理対象15上において反応し易い状態に励起され
る。ただし、この高反応性ガスは、温度が非常に高く、
場合によっては1万数千度にも達するため、これを直接
被処理対象15上に噴射した場合には、噴射対象15が
この温度に耐えられないことがある。
れた高密度ガスは、その熱によって反応性の高い、つま
り被処理対象15上において反応し易い状態に励起され
る。ただし、この高反応性ガスは、温度が非常に高く、
場合によっては1万数千度にも達するため、これを直接
被処理対象15上に噴射した場合には、噴射対象15が
この温度に耐えられないことがある。
【0047】この点、ラバールノズル1は、上述するよ
うに断熱膨張されるように設計されているので、この断
熱膨張過程において急冷され、噴射対象15に達するま
でには適切な温度になる。このときの温度は、上記末広
比A2/A1によって決まるので、ノズル1の設計条件に
よって任意の温度を得ることができる。このように被処
理対象15上に噴射されるガス7を処理に適した温度に
することができるので、成膜処理等の品質を向上させる
ことができる。
うに断熱膨張されるように設計されているので、この断
熱膨張過程において急冷され、噴射対象15に達するま
でには適切な温度になる。このときの温度は、上記末広
比A2/A1によって決まるので、ノズル1の設計条件に
よって任意の温度を得ることができる。このように被処
理対象15上に噴射されるガス7を処理に適した温度に
することができるので、成膜処理等の品質を向上させる
ことができる。
【0048】さらに、高反応性ガス7は、超音速uで移
動するため、噴射対象15に到達するまでの時間が極め
て短く、噴射対象15に達するまでに、加熱、プラズマ
化によって励起された状態が定常状態(反応の起こりず
らい状態)に戻ってしまうことがない。このように、い
わゆる励起状態を凍結したまま温度を適温まで下げるこ
とができる。したがって、被処理対象15と反応生成物
との密着性が向上し、反応生成物の剥離等といった不都
合が生じない。よって、成膜処理等の品質を向上させる
ことができる。また、短時間で噴射が終了するため、成
膜速度が高まり、作業効率も向上することとなる。
動するため、噴射対象15に到達するまでの時間が極め
て短く、噴射対象15に達するまでに、加熱、プラズマ
化によって励起された状態が定常状態(反応の起こりず
らい状態)に戻ってしまうことがない。このように、い
わゆる励起状態を凍結したまま温度を適温まで下げるこ
とができる。したがって、被処理対象15と反応生成物
との密着性が向上し、反応生成物の剥離等といった不都
合が生じない。よって、成膜処理等の品質を向上させる
ことができる。また、短時間で噴射が終了するため、成
膜速度が高まり、作業効率も向上することとなる。
【0049】以上説明した現象は、一次元気体力学の理
論により次のように説明される。
論により次のように説明される。
【0050】すなわち、完全気体の断熱流れにおける流
体温度と流速の関係は次式により表される。なお、次式
において( )nとあるのは、「n乗」を意味するもの
とする。
体温度と流速の関係は次式により表される。なお、次式
において( )nとあるのは、「n乗」を意味するもの
とする。
【0051】 T0=T+(1/2)・{(γ―1)/γ・R}・(u)2 …(1) あるいは、 T0/T=1+{(γ―1)/2}・(M)2 …(2) ここに、 T0:流れの全温度(加熱部であるスロート部3の温度
にほぼ等しい) T:流れの静温度(いわゆる温度) γ:ガスの比熱比 R:ガス定数 u:流れの流速 M:マッハ数 である。
にほぼ等しい) T:流れの静温度(いわゆる温度) γ:ガスの比熱比 R:ガス定数 u:流れの流速 M:マッハ数 である。
【0052】上記(2)式は、上記(1)式をマッハ数
(u/a、a:音速)を用いて書き換えたものである。
また、マッハ数Mは、末広比A2/A1の関数として一義
的に決定される。
(u/a、a:音速)を用いて書き換えたものである。
また、マッハ数Mは、末広比A2/A1の関数として一義
的に決定される。
【0053】上記(1)式より断熱膨張過程では、全温
度T0の値が一定に保たれるため、流速uの増加ととと
もに、静温度Tの低下が起こることがわかる。つまり、
流れの速度が大きいほど、急速な温度低下が起こる。
度T0の値が一定に保たれるため、流速uの増加ととと
もに、静温度Tの低下が起こることがわかる。つまり、
流れの速度が大きいほど、急速な温度低下が起こる。
【0054】また、上記(2)式より、温度比T0/T
の値は、マッハ数Mの2乗に比例して増加する。たとえ
ば、2原子気体(γ=1.4)の場合、マッハ数M=5
のとき、温度比T0/T=6となる。すなわち、高温に
加熱された反応性プラズマをラバールノズル1を用いて
高マッハ数まで断熱膨張加速させることにより、プラズ
マ温度Tを被処理対象15に適する温度まで下げること
ができるのがわかる。また、このときプラズマ粒子は極
めて高速に加速されるため(たとえば、T=1500
(K)、γ=1.4、R=500(J/kgK)、M=
5の場合、u=5123(m/s)となる)、被処理対
象15に到達するまでの時間が非常に短く、プラズマは
初期活性状態をほぼ維持したまま低温度で被処理対象1
5に到達することができる。
の値は、マッハ数Mの2乗に比例して増加する。たとえ
ば、2原子気体(γ=1.4)の場合、マッハ数M=5
のとき、温度比T0/T=6となる。すなわち、高温に
加熱された反応性プラズマをラバールノズル1を用いて
高マッハ数まで断熱膨張加速させることにより、プラズ
マ温度Tを被処理対象15に適する温度まで下げること
ができるのがわかる。また、このときプラズマ粒子は極
めて高速に加速されるため(たとえば、T=1500
(K)、γ=1.4、R=500(J/kgK)、M=
5の場合、u=5123(m/s)となる)、被処理対
象15に到達するまでの時間が非常に短く、プラズマは
初期活性状態をほぼ維持したまま低温度で被処理対象1
5に到達することができる。
【0055】そして、この高活性度を持つ低温・高速プ
ラズマ流7は、指向性の良い粒子束として被処理対象1
5に供給されるため、原料ガスの使用効率が極めて高い
という特徴も持っている。
ラズマ流7は、指向性の良い粒子束として被処理対象1
5に供給されるため、原料ガスの使用効率が極めて高い
という特徴も持っている。
【0056】しかも、前述したようにプラズマ中に電極
材料による不純物が混入することがない。
材料による不純物が混入することがない。
【0057】このように、この実施例装置によれば、不
純物の極めて少ない高密度の高反応性のガスを、任意の
温度にまで低下させて、被処理対象15上に噴射するこ
とでき、この結果作業効率を飛躍的に向上させることが
できるとともに、処理品質を飛躍的に向上させることが
できる。
純物の極めて少ない高密度の高反応性のガスを、任意の
温度にまで低下させて、被処理対象15上に噴射するこ
とでき、この結果作業効率を飛躍的に向上させることが
できるとともに、処理品質を飛躍的に向上させることが
できる。
【0058】なお、この実施例装置では、コイル5をス
ロート部3に配設しているが、これに限定されることな
くノズル1の任意の場所に設けることができる。
ロート部3に配設しているが、これに限定されることな
くノズル1の任意の場所に設けることができる。
【0059】つぎに、図2は、図1の装置に対して、ノ
ズル1の出口圧P1を任意の圧力に調整して圧力比P1/
P0を任意の値に設定することができる装置を付加した
構成を示している。
ズル1の出口圧P1を任意の圧力に調整して圧力比P1/
P0を任意の値に設定することができる装置を付加した
構成を示している。
【0060】なお、図1と同一構成要素には同一符号を
付けて重複した説明は省略する。
付けて重複した説明は省略する。
【0061】同図2に示すように、真空チャンバ8内
に、スロート部3およびガス噴射管4が配設されてお
り、さらにチャンバ8内に被処理対象15を支持した支
持体14が配設されている。真空チャンバ8内のエア
は、排気ポンプ13によって排気される。そして、ガス
導入管2への供給ガス量は、ガス供給管16に配設され
たガス供給量調整弁11によって調整され、噴射ガス7
の出口圧P1は、P1調整弁12によって調整される。ガ
ス導入管2内の圧力P0はP0測定ゲージ9によって検出
されるとともに、ガス噴射管4の出口圧P1はP1測定ゲ
ージ10によって検出され、これら検出結果をフィード
バック信号として、上記各調整弁11、12の調整がな
されて、圧力比P1/P0が所定の値に設定される。な
お、17は、高周波誘導コイル5に電流を通電する高周
波電源である。
に、スロート部3およびガス噴射管4が配設されてお
り、さらにチャンバ8内に被処理対象15を支持した支
持体14が配設されている。真空チャンバ8内のエア
は、排気ポンプ13によって排気される。そして、ガス
導入管2への供給ガス量は、ガス供給管16に配設され
たガス供給量調整弁11によって調整され、噴射ガス7
の出口圧P1は、P1調整弁12によって調整される。ガ
ス導入管2内の圧力P0はP0測定ゲージ9によって検出
されるとともに、ガス噴射管4の出口圧P1はP1測定ゲ
ージ10によって検出され、これら検出結果をフィード
バック信号として、上記各調整弁11、12の調整がな
されて、圧力比P1/P0が所定の値に設定される。な
お、17は、高周波誘導コイル5に電流を通電する高周
波電源である。
【0062】実験では、供給ガス6としてCH4とH2の
混合気体を用い、切削工具チップを噴射対象15とし
た。そして、末広比A2/A1を約6に設定し、チャンバ
8内が約10mTorr、圧力比がP1/P0が約1.4
/1000になるように、P1調整弁12、供給量調整
弁11を調整した。この条件で、超音速プラズマジェッ
ト7のマッハ数Mは、約5となる。
混合気体を用い、切削工具チップを噴射対象15とし
た。そして、末広比A2/A1を約6に設定し、チャンバ
8内が約10mTorr、圧力比がP1/P0が約1.4
/1000になるように、P1調整弁12、供給量調整
弁11を調整した。この条件で、超音速プラズマジェッ
ト7のマッハ数Mは、約5となる。
【0063】なお、高周波誘導コイル5には、冷却を行
いつつ、1kWで13.56MHzの電流を通電した。
いつつ、1kWで13.56MHzの電流を通電した。
【0064】この結果、炭素を含む高密度で反応性の高
い混合ガスが、超音速で噴射され、チップ15上に供給
された。これによって、チップ15上に、該チップ15
と密着性の高い薄膜が形成された。この薄膜を、X線回
折、ラマン分光法で評価したところ、グラファイトを含
まない良質なダイヤモンド多結晶膜であることがわかっ
た。5分間の噴射(成膜)を行った結果、膜厚は20μ
mとなった。
い混合ガスが、超音速で噴射され、チップ15上に供給
された。これによって、チップ15上に、該チップ15
と密着性の高い薄膜が形成された。この薄膜を、X線回
折、ラマン分光法で評価したところ、グラファイトを含
まない良質なダイヤモンド多結晶膜であることがわかっ
た。5分間の噴射(成膜)を行った結果、膜厚は20μ
mとなった。
【0065】このようなダイヤモンド薄膜の成膜(ダイ
ヤモンドコート)によって工具チップ15の耐久性は飛
躍的に向上することとなった。
ヤモンドコート)によって工具チップ15の耐久性は飛
躍的に向上することとなった。
【0066】また、原料ガスとして、SiH4あるいはS
iH4とH2の混合ガス6を用い、セラミック基板15を
噴射対象とし、その他の条件を、上述したものと同一条
件で行った実験結果は以下のようになった。
iH4とH2の混合ガス6を用い、セラミック基板15を
噴射対象とし、その他の条件を、上述したものと同一条
件で行った実験結果は以下のようになった。
【0067】すなわち、Siを含む、高密度で反応性の
高い混合ガスが基板15上に供給され、セラミック基板
15上にSi薄膜が形成された。このSi薄膜をSEM観
察、X線回折で評価したところ、緻密な多結晶膜である
ことがわかった。Si薄膜の膜厚は、30分間の噴射
(成膜)を行った結果、約60μmとなった。
高い混合ガスが基板15上に供給され、セラミック基板
15上にSi薄膜が形成された。このSi薄膜をSEM観
察、X線回折で評価したところ、緻密な多結晶膜である
ことがわかった。Si薄膜の膜厚は、30分間の噴射
(成膜)を行った結果、約60μmとなった。
【0068】同様にして、例えばNH3ガスとB2H6ガ
ス等を原料ガス6として用いれば、c-BNを成膜する
ことができる。
ス等を原料ガス6として用いれば、c-BNを成膜する
ことができる。
【0069】また、原料ガス6の種類によっては、エッ
チング、酸化、窒化等の各種表面処理を行うこともでき
る。
チング、酸化、窒化等の各種表面処理を行うこともでき
る。
【0070】なお、実施例装置では、高周波誘導コイル
5によってガスを加熱、プラズマ化しているが、ECR
プラズマ、ヘリコンプラズマ等、他の無電極のプラズマ
装置を使用してもよい。
5によってガスを加熱、プラズマ化しているが、ECR
プラズマ、ヘリコンプラズマ等、他の無電極のプラズマ
装置を使用してもよい。
【0071】また、通常のプラズマ溶射やプラズマ溶接
において利用されている不活性ガス、原料ガス、希釈ガ
ス等によるジェットシールド技術を適用してもよい。
において利用されている不活性ガス、原料ガス、希釈ガ
ス等によるジェットシールド技術を適用してもよい。
【0072】また、実施例装置では、被処理対象15に
噴射すべきすべてのガス6を、ノズル1の入口である導
入口2a(第1の実施例)ないしは供給管16を介して
導入口2a(第2の実施例)から供給しているが、ガス
6の供給位置としては、ガス6が加熱、プラズマ化され
る位置であるコイル5の配設位置よりもガス流路の上流
側であれば任意の位置に設けることができる。
噴射すべきすべてのガス6を、ノズル1の入口である導
入口2a(第1の実施例)ないしは供給管16を介して
導入口2a(第2の実施例)から供給しているが、ガス
6の供給位置としては、ガス6が加熱、プラズマ化され
る位置であるコイル5の配設位置よりもガス流路の上流
側であれば任意の位置に設けることができる。
【0073】また、半導体膜を成長させる場合には、不
純物を添加する必要がある。そこで、この場合には、p
型、n型といった半導体を形成するためのドーピングの
材料を、SiH4等のガスと混合させ、かかる混合ガス6
を、加熱、プラズマ化される位置であるコイル5よりも
上流の位置から供給するようにすればよい。
純物を添加する必要がある。そこで、この場合には、p
型、n型といった半導体を形成するためのドーピングの
材料を、SiH4等のガスと混合させ、かかる混合ガス6
を、加熱、プラズマ化される位置であるコイル5よりも
上流の位置から供給するようにすればよい。
【0074】ただし、ドーピング材料は、ごく微量であ
るので、たとえドーピング材料のみを上記コイル5の配
設位置よりも下流の位置より供給しても、他のSiH4等
のガスが断熱膨張することを阻害することはない。よっ
てドーピング材料に限っては、ガスが加熱、プラズマ化
される位置よりも下流の位置から供給してもよい。
るので、たとえドーピング材料のみを上記コイル5の配
設位置よりも下流の位置より供給しても、他のSiH4等
のガスが断熱膨張することを阻害することはない。よっ
てドーピング材料に限っては、ガスが加熱、プラズマ化
される位置よりも下流の位置から供給してもよい。
【0075】つぎに、本発明の第1の目的を達成するこ
とができる第1の実施例装置、第2の目的を達成するこ
とができる第2の実施例装置、第3の目的を達成するこ
とができる第3の実施例装置、第4の目的を達成するこ
とができる第4の実施例装置、第5の目的を達成するこ
とができる第5の実施例装置をそれぞれ説明する。いず
れも、図1の基本構成を前提としている。また、図1、
図2に示すものと同じ符号は同じ機能を表すものとす
る。
とができる第1の実施例装置、第2の目的を達成するこ
とができる第2の実施例装置、第3の目的を達成するこ
とができる第3の実施例装置、第4の目的を達成するこ
とができる第4の実施例装置、第5の目的を達成するこ
とができる第5の実施例装置をそれぞれ説明する。いず
れも、図1の基本構成を前提としている。また、図1、
図2に示すものと同じ符号は同じ機能を表すものとす
る。
【0076】・第1の実施例装置 図3に示すように、この装置は、ガス噴射管4のうちの
出口部分および被処理対象である基板15を囲むよう
に、成膜室18が設けられているとともに、誘導コイル
5を囲むように、コイル室19が設けられている。
出口部分および被処理対象である基板15を囲むよう
に、成膜室18が設けられているとともに、誘導コイル
5を囲むように、コイル室19が設けられている。
【0077】成膜室18は、被処理対象である基板15
において半導体薄膜を形成させるための室であり、ノズ
ル1の出口圧力P1を調整するための室である。
において半導体薄膜を形成させるための室であり、ノズ
ル1の出口圧力P1を調整するための室である。
【0078】また、コイル室19は、誘導コイル5近傍
の圧力を調整するための室である。いずれの室18、1
9も、図2に示す排気ポンプ13と同様の真空ポンプに
よって室内のエアが排出され、かつ調整弁12と同様の
弁によって、室内が高真空に調整、保持される。なお、
20は、基板15を保持する基板ホルダである。
の圧力を調整するための室である。いずれの室18、1
9も、図2に示す排気ポンプ13と同様の真空ポンプに
よって室内のエアが排出され、かつ調整弁12と同様の
弁によって、室内が高真空に調整、保持される。なお、
20は、基板15を保持する基板ホルダである。
【0079】これらの室18、19は、空間的に分離さ
れている。
れている。
【0080】この第1の実施例装置によれば、図2に示
す装置と比較してつぎのような効果を奏する。
す装置と比較してつぎのような効果を奏する。
【0081】すなわち、図2の構成の場合、ガス加熱用
の誘導コイル5が、成膜対象15と同じ真空チャンバ8
(成膜室)内に配置されている。このため、原料ガスが
この成膜室8中に充満すると、高い真空度を保つことが
できず、誘導コイル5のコイル巻線間で不正放電が発生
しやすくなる。そして、不正放電が発生すると、巻線コ
イルの材料成分(たとえば銅)がスパッタ作用により成
膜室8中に不純物として放出される。
の誘導コイル5が、成膜対象15と同じ真空チャンバ8
(成膜室)内に配置されている。このため、原料ガスが
この成膜室8中に充満すると、高い真空度を保つことが
できず、誘導コイル5のコイル巻線間で不正放電が発生
しやすくなる。そして、不正放電が発生すると、巻線コ
イルの材料成分(たとえば銅)がスパッタ作用により成
膜室8中に不純物として放出される。
【0082】この不純物は、成膜過程で薄膜中に不純物
として取り込まれ、薄膜の性能を著しく低下させるおそ
れがある。つまり半導体であるべき成膜対象15に銅な
どの不純物が付着してしまい品質が低下するおそれがあ
る。
として取り込まれ、薄膜の性能を著しく低下させるおそ
れがある。つまり半導体であるべき成膜対象15に銅な
どの不純物が付着してしまい品質が低下するおそれがあ
る。
【0083】また、不正放電の発生は、ノズル1内部の
プラズマへの安定したパワー供給を阻害する。
プラズマへの安定したパワー供給を阻害する。
【0084】しかし、第1の実施例装置では、放電コイ
ル5の室19と成膜室18とを分離し、それぞれ別個に
高真空に保持するようにしたので、原料ガスの影響によ
って誘導コイル5近傍の高真空維持が阻害され不正放電
が発生するという事態が回避され、被処理対象の品質が
飛躍的に向上するとともに、ノズル1内部のプラズマに
安定したパワーを供給することができるようになる。
ル5の室19と成膜室18とを分離し、それぞれ別個に
高真空に保持するようにしたので、原料ガスの影響によ
って誘導コイル5近傍の高真空維持が阻害され不正放電
が発生するという事態が回避され、被処理対象の品質が
飛躍的に向上するとともに、ノズル1内部のプラズマに
安定したパワーを供給することができるようになる。
【0085】ところで、図4はパッシェンの法則を示す
グラフであり、ガス圧力と絶縁破壊電圧との関係を示し
ている。このグラフから明かなように、斜線領域より低
圧側(高真空)のみならず、斜線領域より高圧側でも絶
縁破壊電圧が大きくなっているのがわかる。したがっ
て、誘導コイル5近傍を高圧にしても、高真空にした場
合と同様に不正放電を防止できる。一方、成膜室18内
の圧力は、斜線で示す真空圧に保持する必要がある。
グラフであり、ガス圧力と絶縁破壊電圧との関係を示し
ている。このグラフから明かなように、斜線領域より低
圧側(高真空)のみならず、斜線領域より高圧側でも絶
縁破壊電圧が大きくなっているのがわかる。したがっ
て、誘導コイル5近傍を高圧にしても、高真空にした場
合と同様に不正放電を防止できる。一方、成膜室18内
の圧力は、斜線で示す真空圧に保持する必要がある。
【0086】そこで、図3の構成において、成膜室18
をそのまま残すとともに、コイル室19を除去し、誘導
コイル5を大気に開放するようにしてもよい。つまり、
図5、図6に示すような装置構成とすればよい。
をそのまま残すとともに、コイル室19を除去し、誘導
コイル5を大気に開放するようにしてもよい。つまり、
図5、図6に示すような装置構成とすればよい。
【0087】・第2の実施例 さて、図6の構成において、導入ガス6が供給される点
のよどみ点圧力をP0とし、超音速ノズル1の出口の圧
力(成膜室18の圧力)をP1とし、超音速ノズル1の
出口面におけるマッハ数をMとし、ガス6の比熱比をγ
としたとき、ノズル1から超音速のプラズマジェット7
を噴出させるためには、流体力学の原理より、つぎの
(3)式が満足される必要がある。
のよどみ点圧力をP0とし、超音速ノズル1の出口の圧
力(成膜室18の圧力)をP1とし、超音速ノズル1の
出口面におけるマッハ数をMとし、ガス6の比熱比をγ
としたとき、ノズル1から超音速のプラズマジェット7
を噴出させるためには、流体力学の原理より、つぎの
(3)式が満足される必要がある。
【0088】 もし、上記(3)式が満足されずに、P1/P0=f
(M)となってしまうと、図6に示すように、ノズル出
口面に垂直衝撃波7aが形成されてしまい、プラズマジ
ェットは亜音速ジェット7´となってしまう。このた
め、著しく成膜性能が低下してしまい、基板15の品質
不良を招来する。
(M)となってしまうと、図6に示すように、ノズル出
口面に垂直衝撃波7aが形成されてしまい、プラズマジ
ェットは亜音速ジェット7´となってしまう。このた
め、著しく成膜性能が低下してしまい、基板15の品質
不良を招来する。
【0089】また、同様に、上記(3)式が満足されず
に、P1/P0>f(M)となってしまうと、ノズル1の
内部に垂直衝撃波が形成されてしまい、プラズマジェッ
トはやはり亜音速ジェット7´となってしまう。このた
め、同様に、基板15の品質不良を招来する。
に、P1/P0>f(M)となってしまうと、ノズル1の
内部に垂直衝撃波が形成されてしまい、プラズマジェッ
トはやはり亜音速ジェット7´となってしまう。このた
め、同様に、基板15の品質不良を招来する。
【0090】そこで、この実施例装置では、図5に示す
ように構成して、上記(3)式が成立するように、圧力
P0を制御している。
ように構成して、上記(3)式が成立するように、圧力
P0を制御している。
【0091】図5に示す装置では、超音速ノズル1内に
供給されるガス6の流量を制御することによって、上記
(3)式を満足させるようにしている。
供給されるガス6の流量を制御することによって、上記
(3)式を満足させるようにしている。
【0092】すなわち、ガス導入管2の内部には、よど
み点圧力P0を検出する圧力センサ21が設けられてい
るとともに、成膜室18の内部には、超音速ノズル1の
出口圧力(成膜室18の圧力)を検出する圧力センサ2
2が設けられており、これらの圧力センサ21、22の
出力は、除算器23に加えられる。
み点圧力P0を検出する圧力センサ21が設けられてい
るとともに、成膜室18の内部には、超音速ノズル1の
出口圧力(成膜室18の圧力)を検出する圧力センサ2
2が設けられており、これらの圧力センサ21、22の
出力は、除算器23に加えられる。
【0093】除算器23では、演算P1/P0が実行され
て、その演算結果が比較器25のプラス端子に加えられ
る。一方、比較器23の他方のマイナス端子には、関数
発生器24から関数f(M)が加えられる。
て、その演算結果が比較器25のプラス端子に加えられ
る。一方、比較器23の他方のマイナス端子には、関数
発生器24から関数f(M)が加えられる。
【0094】この結果、比較器23からは、偏差P1/
P0ーf(M)に応じた駆動信号、つまり上記(3)式
を満足させるための駆動信号がモータ26に対して出力
される。
P0ーf(M)に応じた駆動信号、つまり上記(3)式
を満足させるための駆動信号がモータ26に対して出力
される。
【0095】モータ26は、上記駆動信号に応じてガス
供給管16に配設されたガス供給量調整弁11を駆動し
弁開度を調整し、ガス供給管2への供給ガス量を制御す
る。この結果、ガス導入管2内のよどみ点圧力P0は、
上記(3)式が成立するような値に変化される。
供給管16に配設されたガス供給量調整弁11を駆動し
弁開度を調整し、ガス供給管2への供給ガス量を制御す
る。この結果、ガス導入管2内のよどみ点圧力P0は、
上記(3)式が成立するような値に変化される。
【0096】なお、よどみ点圧力P0の値を変化させる
ことにより、熱平衡プラズマや非平衡プラズマを所要に
生成することができる。
ことにより、熱平衡プラズマや非平衡プラズマを所要に
生成することができる。
【0097】すなわち、よどみ点圧力P0の値を大気圧
程度の高圧に設定すれば、熱平衡プラズマを生成するこ
とができ、数十Torr以下の低圧に設定すれば、非平衡
プラズマを生成することができる。成膜の目的や要求さ
れる膜質に応じて所要に生成すればよい。
程度の高圧に設定すれば、熱平衡プラズマを生成するこ
とができ、数十Torr以下の低圧に設定すれば、非平衡
プラズマを生成することができる。成膜の目的や要求さ
れる膜質に応じて所要に生成すればよい。
【0098】なお、図5に示す装置では、よどみ点圧力
P0を制御するようにしているが、ノズル出口圧P1を制
御するようにしてもよく、あるいは両圧力P0、P1を制
御することにより、上記(3)式を満足させるようにし
てもよい。
P0を制御するようにしているが、ノズル出口圧P1を制
御するようにしてもよく、あるいは両圧力P0、P1を制
御することにより、上記(3)式を満足させるようにし
てもよい。
【0099】以上のように、この第2の実施例によれ
ば、圧力P0、P1を調整することによってプラズマジェ
ットを超音速ジェットにすることができ、これにより被
処理対象の品質を著しく向上させることができる。
ば、圧力P0、P1を調整することによってプラズマジェ
ットを超音速ジェットにすることができ、これにより被
処理対象の品質を著しく向上させることができる。
【0100】・第3の実施例 図7(a)に示す装置は、被処理対象15に噴射される
プラズマジェット7の速度を上昇させて反応効率を高
め、これにより被処理対象15の品質をより向上させる
ことができる装置を示している。
プラズマジェット7の速度を上昇させて反応効率を高
め、これにより被処理対象15の品質をより向上させる
ことができる装置を示している。
【0101】図7(a)に示す装置では、電極を用いて
プラズマに電気的なバイアスを付加し、プラズマ中に付
加的なエネルギーを注入させ、もってプラズマジェット
7の速度を上昇させるようにしている。
プラズマに電気的なバイアスを付加し、プラズマ中に付
加的なエネルギーを注入させ、もってプラズマジェット
7の速度を上昇させるようにしている。
【0102】すなわち、同図7(a)に示すように、超
音速ノズル1のガス導入管2内部には、プラズマ化され
たガス27に接触するように電極28が設けられてい
る。電極28としては、平板形状のものでもよく、棒状
のものでもよい。
音速ノズル1のガス導入管2内部には、プラズマ化され
たガス27に接触するように電極28が設けられてい
る。電極28としては、平板形状のものでもよく、棒状
のものでもよい。
【0103】一方、基板ホルダ20は電極としても機能
する材料より成っており、ITOである基板15を介し
てプラズマ電流27が流れる込むようになっている。
する材料より成っており、ITOである基板15を介し
てプラズマ電流27が流れる込むようになっている。
【0104】これら電極28、20は、交流電源33に
接続されている。よって、この電源33によって、電極
28、20間に所定の電圧が印加される。さらに、可変
抵抗34によって電流の調整が可能となっている。
接続されている。よって、この電源33によって、電極
28、20間に所定の電圧が印加される。さらに、可変
抵抗34によって電流の調整が可能となっている。
【0105】なお、交流電源33の代わりに直流電源を
使用してもよい。
使用してもよい。
【0106】電極28、20間を流れるプラズマ電流A
は、電流計32によって検出される。電流計32の検出
電流Aは、電流ー電圧変換器31を介して比較器30の
マイナス端子に加えられる。一方、比較器30のプラス
端子には基準電流値Aref(電流所望値)が加えられ
る。この基準電流値Arefは、プラズマジェット7の所
望の速度に応じて設定される。
は、電流計32によって検出される。電流計32の検出
電流Aは、電流ー電圧変換器31を介して比較器30の
マイナス端子に加えられる。一方、比較器30のプラス
端子には基準電流値Aref(電流所望値)が加えられ
る。この基準電流値Arefは、プラズマジェット7の所
望の速度に応じて設定される。
【0107】・第1の制御 比較器30からは、偏差ArefーAに応じた駆動信号、
つまりプラズマ電流Aを所望電流値Arefにするための
駆動信号が駆動部29に対して出力される。
つまりプラズマ電流Aを所望電流値Arefにするための
駆動信号が駆動部29に対して出力される。
【0108】駆動部29は、電極28を、プラズマ化ガ
ス27の流れ方向に移動させるモータ等で構成されてい
る。
ス27の流れ方向に移動させるモータ等で構成されてい
る。
【0109】よって、駆動部29が上記駆動信号に応じ
て駆動されると、電極28は、駆動信号に応じてガス下
流方向である矢印B方向(プラズマ電流が大きくなる方
向)あるいはガス上流方向である矢印B´方向(プラズ
マ電流が小さくなる方向)に移動され、最終的にプラズ
マ電流が所望値Arefとなる位置に位置決めされる。
て駆動されると、電極28は、駆動信号に応じてガス下
流方向である矢印B方向(プラズマ電流が大きくなる方
向)あるいはガス上流方向である矢印B´方向(プラズ
マ電流が小さくなる方向)に移動され、最終的にプラズ
マ電流が所望値Arefとなる位置に位置決めされる。
【0110】このように、この第1の制御によれば、図
9に示すように、電極28、20を共に、プラズマ化ガ
ス27に接触させ、電源33によりプラズマ化ガス27
に電圧を印加し、電流回路50を形成することにより、
プラズマ中に電流を誘起し基板15に電流を流れ込ませ
るようにしているので、プラズマ粒子が加速され、基板
15表面における反応効率が高められ、この結果基板1
5の品質が向上することとなる。
9に示すように、電極28、20を共に、プラズマ化ガ
ス27に接触させ、電源33によりプラズマ化ガス27
に電圧を印加し、電流回路50を形成することにより、
プラズマ中に電流を誘起し基板15に電流を流れ込ませ
るようにしているので、プラズマ粒子が加速され、基板
15表面における反応効率が高められ、この結果基板1
5の品質が向上することとなる。
【0111】・第2の制御 また、プラズマ化ガス27に電圧のみを印加すること
で、プラズマ粒子を加速させる一方で、基板15には電
流を流れ込ませないようにすることもできる。
で、プラズマ粒子を加速させる一方で、基板15には電
流を流れ込ませないようにすることもできる。
【0112】この場合、図7(a)の装置において電極
28を上流方向B´に引き込み、プラズマ電流を基準電
流値Aref以下の値にすればよい。
28を上流方向B´に引き込み、プラズマ電流を基準電
流値Aref以下の値にすればよい。
【0113】このとき、電極28は、図8に示すよう
に、プラズマ化ガス27に接触しない位置に位置決めさ
れることになる。
に、プラズマ化ガス27に接触しない位置に位置決めさ
れることになる。
【0114】この第2の制御は、上記第1の制御と同様
に、プラズマ粒子を電源33による電界によって加速す
ることができ、基板15の品質を向上させることができ
るとともに、基板15へ電流が流れ込むことによる不都
合が除去される。
に、プラズマ粒子を電源33による電界によって加速す
ることができ、基板15の品質を向上させることができ
るとともに、基板15へ電流が流れ込むことによる不都
合が除去される。
【0115】すなわち、基板15への電流の流れ込み
は、成膜条件によっては基板15の膜の品質を向上させ
る場合があるものの、膜質に悪影響を及ぼす場合もあ
る。
は、成膜条件によっては基板15の膜の品質を向上させ
る場合があるものの、膜質に悪影響を及ぼす場合もあ
る。
【0116】よって、膜質を悪影響を及ぼす場合には、
第2の制御を適用すると、有効である。
第2の制御を適用すると、有効である。
【0117】また、この第3の実施例では、ガス下流側
の電極20を基板ホルダと兼用させているが、図7
(b)に、その断面図として示すように、基板ホルダ2
0とは別に、円環状の電極35を設けるようにしてもよ
い。
の電極20を基板ホルダと兼用させているが、図7
(b)に、その断面図として示すように、基板ホルダ2
0とは別に、円環状の電極35を設けるようにしてもよ
い。
【0118】・第4の実施例 さて、基板15において、金属または金属化合物の薄膜
を成膜することが必要な場合がある。しかし、金属また
は金属化合物はガスにならないため、ガスとして基板1
5に噴射することができず、図1の装置をそのまま適用
することはできない。
を成膜することが必要な場合がある。しかし、金属また
は金属化合物はガスにならないため、ガスとして基板1
5に噴射することができず、図1の装置をそのまま適用
することはできない。
【0119】しかし、図10に示すように装置を構成す
れば、金属または金属化合物の薄膜を形成することが可
能となる。
れば、金属または金属化合物の薄膜を形成することが可
能となる。
【0120】すなわち、同図10に示すように、基板1
5の表面に付着すべき原料(たとえばチタン酸バリウ
ム)を当該基板15まで搬送するキャリアガス6´(た
とえばアルゴン、水素、酸素)を、超音速ノズル1の入
口から当該ノズル1内に供給させるとともに、超音速ノ
ズル1のガス導入管2の内部(キャリアガス6´が供給
される位置より下流)に、上記原料からなる両電極3
6、37を配設させる。
5の表面に付着すべき原料(たとえばチタン酸バリウ
ム)を当該基板15まで搬送するキャリアガス6´(た
とえばアルゴン、水素、酸素)を、超音速ノズル1の入
口から当該ノズル1内に供給させるとともに、超音速ノ
ズル1のガス導入管2の内部(キャリアガス6´が供給
される位置より下流)に、上記原料からなる両電極3
6、37を配設させる。
【0121】そこで、電源41によって両電極36、3
7に所定の電圧を印加し、これら電極間で放電38(た
とえばアーク放電、グロー放電)を行なわせると、両電
極36、37から原料が金属原子やクラスタとなって放
出され、キャリアガス6´中に混入される。そして、原
料が混入されたキャリアガス6´がスロート部3で加
熱、プラズマ化され、この加熱、プラズマ化されたガス
7がノズル出口から基板15の表面に向けて噴射され
る。
7に所定の電圧を印加し、これら電極間で放電38(た
とえばアーク放電、グロー放電)を行なわせると、両電
極36、37から原料が金属原子やクラスタとなって放
出され、キャリアガス6´中に混入される。そして、原
料が混入されたキャリアガス6´がスロート部3で加
熱、プラズマ化され、この加熱、プラズマ化されたガス
7がノズル出口から基板15の表面に向けて噴射され
る。
【0122】この場合、基板15の薄膜の品質を一定に
するためには、原料の混入量を一定にする必要がある。
そのためには、両電極36、37間の放電距離dを所望
の一定値drefになるよう制御する必要がある。
するためには、原料の混入量を一定にする必要がある。
そのためには、両電極36、37間の放電距離dを所望
の一定値drefになるよう制御する必要がある。
【0123】そこで、両電極36、37の摩耗によって
変化する距離dが一定値drefになるように、両電極3
6、37を移動させる駆動機構39、40が、電極3
6、37にそれぞれ付設されている。
変化する距離dが一定値drefになるように、両電極3
6、37を移動させる駆動機構39、40が、電極3
6、37にそれぞれ付設されている。
【0124】距離dの変化は、電極36、37間の放電
電圧Vを検出することによってわかるので、放電電圧V
を検出する電圧計42が設けられている。電圧計42の
出力は、比較器43のプラス端子に加えられる。一方、
比較器43のマイナス端子には、所望の放電距離dref
に対応する基準電圧Vrefが入力される。
電圧Vを検出することによってわかるので、放電電圧V
を検出する電圧計42が設けられている。電圧計42の
出力は、比較器43のプラス端子に加えられる。一方、
比較器43のマイナス端子には、所望の放電距離dref
に対応する基準電圧Vrefが入力される。
【0125】そこで、比較器43からは、偏差VーVre
fに応じた駆動信号、つまり、放電電圧を所望値Vrefに
するための駆動信号が出力され、駆動機構36、37を
それぞれ駆動するモータ44、45に加えられる。
fに応じた駆動信号、つまり、放電電圧を所望値Vrefに
するための駆動信号が出力され、駆動機構36、37を
それぞれ駆動するモータ44、45に加えられる。
【0126】駆動機構39、40がモータ44、45に
よって駆動されると、電極36、37は、放電距離dを
変化させる方向Cに移動され、電圧Vrefに対応する所
望放電距離drefが得られる位置に、電極36、37が
位置決めされる。
よって駆動されると、電極36、37は、放電距離dを
変化させる方向Cに移動され、電圧Vrefに対応する所
望放電距離drefが得られる位置に、電極36、37が
位置決めされる。
【0127】以上のように、この第4の実施例によれ
ば、ガスにはなり得ない金属または金属化合物を、基板
15に噴射でき、金属薄膜等を形成することが可能とな
る。 ・第5の実施例 さて、基板15において薄膜の結晶性を向上させたいと
の要求がある。結晶性の向上は、プラズマ粒子を規則正
しく、被処理対象15の表面に到達させることで達成さ
れる。
ば、ガスにはなり得ない金属または金属化合物を、基板
15に噴射でき、金属薄膜等を形成することが可能とな
る。 ・第5の実施例 さて、基板15において薄膜の結晶性を向上させたいと
の要求がある。結晶性の向上は、プラズマ粒子を規則正
しく、被処理対象15の表面に到達させることで達成さ
れる。
【0128】そこで、この第5の実施例では、プラズマ
粒子を規則正しく、被処理対象15の表面に到達させる
ようにすることで、基板15の薄膜の結晶性を向上させ
るようにしている。
粒子を規則正しく、被処理対象15の表面に到達させる
ようにすることで、基板15の薄膜の結晶性を向上させ
るようにしている。
【0129】すなわち、この実施例装置では、図11に
示すように、超音速ノズル1の出口と基板15との間
で、プラズマ化されたガス7の流れ方向に沿って互いに
平行な磁力線47a、47b、47c…が形成されるよ
うに、磁場発生コイル46を配設するようにしている。
示すように、超音速ノズル1の出口と基板15との間
で、プラズマ化されたガス7の流れ方向に沿って互いに
平行な磁力線47a、47b、47c…が形成されるよ
うに、磁場発生コイル46を配設するようにしている。
【0130】プラズマ粒子は磁力線に沿って運動するの
で、磁力線47a、47b、47c…が互いに平行であ
れば、プラズマ粒子は整然と平行運動をするようにな
り、規則的に基板15の表面に到達する。この結果、薄
膜の結晶性が向上することになる。
で、磁力線47a、47b、47c…が互いに平行であ
れば、プラズマ粒子は整然と平行運動をするようにな
り、規則的に基板15の表面に到達する。この結果、薄
膜の結晶性が向上することになる。
【0131】この場合、磁場発生コイル46により印加
される磁場強度(磁力線密度)の大きさを所要に変化さ
せることで、プラズマ粒子の運動を薄膜結晶の格子定数
に適合させることが可能である。よって、薄膜の種類に
応じて(格子定数の大きさに応じて)、磁場強度を変化
させることで、結晶化を最適なものとすることができ
る。
される磁場強度(磁力線密度)の大きさを所要に変化さ
せることで、プラズマ粒子の運動を薄膜結晶の格子定数
に適合させることが可能である。よって、薄膜の種類に
応じて(格子定数の大きさに応じて)、磁場強度を変化
させることで、結晶化を最適なものとすることができ
る。
【0132】上述した第1ないし第5の実施例は、適宜
組み合わせることが可能である。
組み合わせることが可能である。
【0133】たとえば、第3の実施例に対して第1の実
施例あるいは第2の実施例あるいは第3の実施例を組み
合わせる実施、第5の実施例に対して第1の実施例ある
いは第2の実施例あるいは第3の実施例あるいは第4の
実施例を組み合わせる実施が可能である。
施例あるいは第2の実施例あるいは第3の実施例を組み
合わせる実施、第5の実施例に対して第1の実施例ある
いは第2の実施例あるいは第3の実施例あるいは第4の
実施例を組み合わせる実施が可能である。
【0134】
【発明の効果】以上説明したように本発明の第1発明に
よれば、誘導コイルで不正放電を生じないようにしたの
で、被処理対象の品質を向上させることができ、ノズル
内部のプラズマに安定したパワーを供給することができ
るようになる。
よれば、誘導コイルで不正放電を生じないようにしたの
で、被処理対象の品質を向上させることができ、ノズル
内部のプラズマに安定したパワーを供給することができ
るようになる。
【0135】また、第2発明によれば、ノズルの入口あ
るいは出口の圧力を調整することによってプラズマジェ
ットを超音速ジェットにするようにしたので、被処理対
象の品質を向上させることができるようになる。
るいは出口の圧力を調整することによってプラズマジェ
ットを超音速ジェットにするようにしたので、被処理対
象の品質を向上させることができるようになる。
【0136】また、第3発明によれば、プラズマ中に付
加的なエネルギーを注入させ、もってプラズマジェット
の速度を上昇させるようにしたので、被処理対象の品質
を向上させることができる。
加的なエネルギーを注入させ、もってプラズマジェット
の速度を上昇させるようにしたので、被処理対象の品質
を向上させることができる。
【0137】また、第4発明によれば、ガスになり得な
い金属または金属化合物であっても被処理対象に噴射で
きるようにしたので、金属または金属化合物の薄膜を形
成することができるようになる。
い金属または金属化合物であっても被処理対象に噴射で
きるようにしたので、金属または金属化合物の薄膜を形
成することができるようになる。
【0138】また、第5発明によれば、プラズマ粒子を
規則正しく、被処理対象の表面に到達させるようにした
ので、被処理対象の薄膜の結晶性を向上させることがで
きるようになる。
規則正しく、被処理対象の表面に到達させるようにした
ので、被処理対象の薄膜の結晶性を向上させることがで
きるようになる。
【図1】図1は本発明に係るガス噴射による表面処理装
置の基本的な構成を示す図である。
置の基本的な構成を示す図である。
【図2】図2は、図1に示す装置にノズル出口圧調整装
置を付加した構成を示す図である。
置を付加した構成を示す図である。
【図3】図3は第1発明に対応する第1の実施例装置の
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図4】図4はパッシェンの法則を示すグラフである。
【図5】図5は第2発明に対応する第2の実施例装置の
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図6】図6は第2の実施例を説明するために用いた図
である。
である。
【図7】図7(a)、(b)は第3発明に対応する第3
の実施例装置の構成を示す図である。
の実施例装置の構成を示す図である。
【図8】図8は第3の実施例を説明するために用いた図
である。
である。
【図9】図9は第3の実施例を説明するために用いた図
である。
である。
【図10】図10は第4発明に対応する第4の実施例装
置の構成を示す図である。
置の構成を示す図である。
【図11】図11は第5発明に対応する第5の実施例装
置の構成を示す図である。
置の構成を示す図である。
1 ラバールノズル(超音速ノズル) 5 高周波誘導コイル
Claims (10)
- 【請求項1】 被処理対象の表面にガスを噴射する
ことにより前記被処理対象の表面処理を行うガス噴射に
よる表面処理装置において、 ノズル内を通過するガスが断熱膨張されてノズル出口か
ら音速よりも大きい流速で噴射されるように超音速ノズ
ルを構成するとともに、 前記超音速ノズルの管路途中の外側に、ノズル内を通過
するガスを加熱、プラズマ化する誘導コイルを配設し、 前記被処理対象の表面に噴射すべきガスを、前記超音速
ノズルの入口または前記誘導コイルの配設位置よりもガ
ス流路の上流側のガス供給位置からノズル内に供給し、
該供給されたガスを、前記誘導コイルに通電させること
によって加熱、プラズマ化し、該加熱、プラズマ化され
たガスを前記ノズル出口から前記被処理対象の表面に向
けて噴射させるようにし、さらに、 前記超音速ノズル出口および前記被処理対象を囲む、該
ノズル出口の圧力調整用の室と、前記誘導コイルを囲
む、該誘導コイル近傍の圧力調整用の室とを設け、かつ
これらの室を分離するようにした、 ガス噴射による表面処理装置。 - 【請求項2】 被処理対象の表面にガスを噴射するこ
とにより前記被処理対象の表面処理を行うガス噴射によ
る表面処理装置において、 ノズル内を通過するガスが断熱膨張されてノズル出口か
ら音速よりも大きい流速で噴射されるように超音速ノズ
ルを構成するとともに、 前記超音速ノズルの管路途中の外側に、ノズル内を通過
するガスを加熱、プラズマ化する誘導コイルを配設し、 前記被処理対象の表面に噴射すべきガスを、前記超音速
ノズルの入口または前記誘導コイルの配設位置よりもガ
ス流路の上流側のガス供給位置からノズル内に供給し、
該供給されたガスを、前記誘導コイルに通電させること
によって加熱、プラズマ化し、該加熱、プラズマ化され
たガスを前記ノズル出口から前記被処理対象の表面に向
けて噴射させるようにし、さらに、 前記超音速ノズル出口および前記被処理対象を囲む、該
ノズル出口の圧力調整用の室を設けるとともに、前記誘
導コイルを大気に開放するようにした、 ガス噴射による表面処理装置。 - 【請求項3】 被処理対象の表面にガスを噴射するこ
とにより前記被処理対象の表面処理を行うガス噴射によ
る表面処理装置において、 ノズル内を通過するガスが断熱膨張されてノズル出口か
ら音速よりも大きい流速で噴射されるように超音速ノズ
ルを構成するとともに、 前記超音速ノズルの管路途中に、ノズル内を通過するガ
スを加熱、プラズマ化する加熱手段を配設し、 前記被処理対象の表面に噴射すべきガスを、前記超音速
ノズルの入口または前記加熱手段の配設位置よりもガス
流路の上流側のガス供給位置からノズル内に供給し、該
供給されたガスを前記加熱手段によって加熱、プラズマ
化し、該加熱、プラズマ化されたガスを前記ノズル出口
から前記被処理対象の表面に向けて噴射させるように
し、さらに、 前記ガスが供給される点のよどみ点圧力をP0とし、前
記超音速ノズルの出口の圧力をP1とし、前記超音速ノ
ズルの出口面におけるマッハ数をMとし、前記ガスの比
熱比をγとしたとき、 なる式を満たすように、圧力P0、P1の値を調整するよ
うにした、ガス噴射による表面処理装置。 - 【請求項4】 前記超音速ノズル内に供給されるガス
の流量を制御することによって、前記式を満足させるよ
うにした請求項3記載のガス噴射による表面処理装置。 - 【請求項5】 被処理対象の表面にガスを噴射するこ
とにより前記被処理対象の表面処理を行うガス噴射によ
る表面処理装置において、 ノズル内を通過するガスが断熱膨張されてノズル出口か
ら音速よりも大きい流速で噴射されるように超音速ノズ
ルを構成するとともに、 前記超音速ノズルの管路途中に、ノズル内を通過するガ
スを加熱、プラズマ化する加熱手段を配設し、 前記被処理対象の表面に噴射すべきガスを、前記超音速
ノズルの入口または前記加熱手段の配設位置よりもガス
流路の上流側のガス供給位置からノズル内に供給し、該
供給されたガスを前記加熱手段によって加熱、プラズマ
化し、該加熱、プラズマ化されたガスを前記ノズル出口
から前記被処理対象の表面に向けて噴射させるように
し、さらに、 前記超音速ノズルの入口および出口の下流にそれぞれ、
前記プラズマ化されたガスに接触するように電極を設
け、これら電極間に所定の電圧を印加するようにした、 ガス噴射による表面処理装置。 - 【請求項6】 前記超音速ノズルの入口の電極を、前
記プラズマ化ガスの流れ方向に移動させる駆動手段と、
プラズマ電流を検出する検出手段とを設け、前記プラズ
マ電流が所望の値となるように前記駆動手段によって前
記ノズル入口電極を移動させるようにした請求項5記載
のガス噴射による表面処理装置。 - 【請求項7】 被処理対象の表面にガスを噴射するこ
とにより前記被処理対象の表面処理を行うガス噴射によ
る表面処理装置において、 ノズル内を通過するガスが断熱膨張されてノズル出口か
ら音速よりも大きい流速で噴射されるように超音速ノズ
ルを構成するとともに、 前記超音速ノズルの管路途中に、ノズル内を通過するガ
スを加熱、プラズマ化する加熱手段を配設し、 前記被処理対象の表面に噴射すべきガスを、前記超音速
ノズルの入口または前記加熱手段の配設位置よりもガス
流路の上流側のガス供給位置からノズル内に供給し、該
供給されたガスを前記加熱手段によって加熱、プラズマ
化し、該加熱、プラズマ化されたガスを前記ノズル出口
から前記被処理対象の表面に向けて噴射させるように
し、さらに、 前記超音速ノズルの出口の下流に、前記プラズマ化され
たガスに接触するように電極を設け、かつ前記超音速ノ
ズルの入口に、前記プラズマ化されたガスに接触しない
ように電極を設け、これら電極間に所定の電圧を印加す
るようにした、 ガス噴射による表面処理装置。 - 【請求項8】 被処理対象の表面にガスを噴射するこ
とにより前記被処理対象の表面処理を行うガス噴射によ
る表面処理装置において、 ノズル内を通過するガスが断熱膨張されてノズル出口か
ら音速よりも大きい流速で噴射されるように超音速ノズ
ルを構成するとともに、 前記超音速ノズルの管路途中に、ノズル内を通過するガ
スを加熱、プラズマ化する加熱手段を配設し、 前記ガスのうち、前記被処理対象の表面に付着すべき原
料を当該被処理対象まで搬送するキャリアガスを、前記
超音速ノズルの入口または前記加熱手段の配設位置より
もガス流路の上流側のガス供給位置からノズル内に供給
するとともに、該キャリアガスが供給される位置より下
流に、前記原料からなる両電極を配設し、 前記両電極間で放電を行なわせ、両電極から放出される
原料を前記キャリアガス中に混入させ、該原料が混入さ
れたキャリアガスを前記加熱手段によって加熱、プラズ
マ化し、該加熱、プラズマ化されたガスを前記ノズル出
口から前記被処理対象の表面に向けて噴射させるように
した、 ガス噴射による表面処理装置。 - 【請求項9】 前記両電極間の距離を変化させるよ
う、当該両電極を移動させる駆動手段と、前記両電極間
の放電電圧を検出する検出手段とを設け、前記放電電圧
が所望の値となるように前記駆動手段によって前記両電
極を移動させるようにした請求項8記載のガス噴射によ
る表面処理装置。 - 【請求項10】 被処理対象の表面にガスを噴射する
ことにより前記被処理対象の表面処理を行うガス噴射に
よる表面処理装置において、 ノズル内を通過するガスが断熱膨張されてノズル出口か
ら音速よりも大きい流速で噴射されるように超音速ノズ
ルを構成するとともに、 前記超音速ノズルの管路途中に、ノズル内を通過するガ
スを加熱、プラズマ化する加熱手段を配設し、 前記被処理対象の表面に噴射すべきガスを、前記超音速
ノズルの入口または前記加熱手段の配設位置よりもガス
流路の上流側のガス供給位置からノズル内に供給し、該
供給されたガスを前記加熱手段によって加熱、プラズマ
化し、該加熱、プラズマ化されたガスを前記ノズル出口
から前記被処理対象の表面に向けて噴射させるように
し、さらに、 前記超音速ノズルの出口と前記被処理対象との間で、前
記プラズマ化されたガスの流れ方向に沿って互いに平行
な磁力線が形成されるように磁場発生コイルを配設する
ようにした、 ガス噴射による表面処理装置。
Priority Applications (3)
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|---|---|---|---|
| JP22049795A JPH0967191A (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | ガス噴射による表面処理装置 |
| EP96928669A EP0851040A4 (en) | 1995-08-29 | 1996-08-28 | SURFACE TREATMENT DEVICE WITH GASJET |
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| JP22049795A JPH0967191A (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | ガス噴射による表面処理装置 |
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| JPH0967191A true JPH0967191A (ja) | 1997-03-11 |
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- 1995-08-29 JP JP22049795A patent/JPH0967191A/ja active Pending
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- 1996-08-28 EP EP96928669A patent/EP0851040A4/en not_active Withdrawn
- 1996-08-28 WO PCT/JP1996/002401 patent/WO1997008361A1/ja not_active Ceased
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