JPH0967194A - セラミックス複合材料 - Google Patents
セラミックス複合材料Info
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- JPH0967194A JPH0967194A JP2340496A JP2340496A JPH0967194A JP H0967194 A JPH0967194 A JP H0967194A JP 2340496 A JP2340496 A JP 2340496A JP 2340496 A JP2340496 A JP 2340496A JP H0967194 A JPH0967194 A JP H0967194A
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Abstract
的強度が大きく、かつ、耐クリープ特性が良好であり、
高温に暴露される構造材料や機能材料として好適に使用
することのできるセラミックス複合材料を提供する。 【構成】 金属の酸化物と2種以上の金属の酸化物から
生成される複合酸化物とからなる群から選ばれる2種以
上の酸化物から構成されている凝固体であって、構成相
が酸化アルミニウム(Al2O3)又は希土類元素酸化物
(La2O3、Y2O3、CeO2、Pr6O11、Nd2O3、
Sm2O3、Eu2O3、Gd2O3、Tb4O7、Dy2O3、
Ho2O3、Er2O3、Tm2O3、Yb2O3、Lu2O3)
と、酸化アルミニウムと希土類元素酸化物から生成され
る複合酸化物とからなる群から選ばれる2種以上の酸化
物から構成されていることを特徴とする。
Description
広い範囲にわたって機械的強度が大きく、かつ、耐クリ
ープ特性が良好であり、高温に暴露される構造材料や機
能材料として好適に使用することのできるセラミック複
合材料に関する。
してSiCあるいはSi3N4が期待され、その実用化の
研究がなされているが、これらの材料は高温特性が充分
ではなく、実用化する上で問題になっている。その代替
材料としてSEP社の化学気相含浸法によるSiC/S
iC複合材料が脚光を浴び、現在では世界最高の高温材
料と考えられており、その研究開発が進められている
が、その使用温度範囲は1400℃以下とされている。
粉末焼結法が主流であり、粉体の微細化、高純度化等の
粉末特性の向上と、よく制御された焼結条件下での製造
により、室温強度3.0GPaの高強度ZrO2 セラミ
ックスの製造ができるまでになっている。さらに、粉末
焼結法により異種セラミックス粒子をナノ分散させた複
合材料の製造が可能になり、強度、靱性、熱特性などの
改善が試みられている。しかしながら、粉末焼結法で得
られる焼結体は多結晶体であり、コロニー、ボイド、粒
界相等が存在するため、充分な高温強度が得られないと
いう問題があった。
変形するため、これまで高負荷の作用する高温構造材料
としては使えないと考えられていた。しかし、これら酸
化物セラミックスは高温における耐酸化性、耐腐食性で
はどのタイプのセラミックスよりも優れており、高温に
おける機械的性質さえ改善されれば高温構造材料として
幅広い用途拡大が期待できる。そのような観点から、融
点が2000℃を超える金属酸化物、例えば、Al
2O3、ZrO2、MgOや希土類元素酸化物、例えば、
Y2O3、La2O3、Yb2O3、Sm2O3、Gd2O3、N
d2O3、Er2O3等は高温用セラミックスとして有望と
考えられる。
物(希土類元素及びそれらの混合物の酸化物)とAl2
O3からなる焼結体及びその製造方法が開示されてい
る。これによれば、希土類酸化物とAl2O3を混合成形
し、この生成形体を適性焼結温度及び適性焼結時間にて
焼結することにより、該成形体の結晶粒径を30μm以
下に制御して、焼結体を得る際に生じる異常粒成長及び
ポアの発生を抑制し、高強度、高靱性で信頼性の高い希
土類酸化物ーアルミナ焼結体を提供できるとしている。
Society 76巻1号の29〜32ページ(1993
年)には、Al2O3−Y3Al5O12共晶で示されるアル
ミナとイットリア・アルミナ・ガーネット(以下におい
て「YAG」ということがある)とからなる複合体が開
示されている。さらにこの文献には、上記複合体の製法
として、Al2O3とY2O3との混合粉末を溶融し、つい
で、坩堝内で一方向凝固する方法が開示されている。
及び同ページ図1及び図2から、上記複合体は多結晶か
らなり、粒界相を有していることが分かる。このこと
は、例えば、上記文献30ページ左欄の最終行〜同右欄
1行の「破壊は通常Al2O3−YAG界面に沿って走る
亀裂を有するコロニー境界に沿っており」との記載から
も裏付けられる。そして、このコロニー境界が、上記文
献30ページの図2中において他の部分に比較して組織
が大きくなっている部分で示される。
いる複合材料は、例えば図4に示されるように、歪み速
度を一定にした場合の応力は1,530℃及び1,65
0℃でサファイア繊維のそれとほぼ同程度である。さら
に、本発明者の実験によると、上記文献に記載の複合体
は、複合体内部に気泡あるいはボイドを含有しており、
高温において機械的強度が急激に低下することが認めら
れた。このことからも明らかなように、特に高温におけ
るセラミックス複合材料の機械的性質は構成物質の粒子
界面の構造やマトリックス及び強化相の界面並びに結晶
学的性質に大きく影響されるので、これらの因子の精密
制御が必要と考えられる。よって本発明者は、上記のよ
うな従来技術の問題点を鑑みて、室温から高温にわたっ
て優れた機械的強度及びクリープ特性を有し、特に高温
におけるこれらの特性が飛躍的に改善されたセラミック
複合材料を得るべく鋭意研究を重ねてきた。その結果、
特開平7−149597号、同7−187893号及び
特願平6−240792号に開示したα−Al2O3相と
YAG相からなる複合材料で、それらの相が単結晶/単
結晶、単結晶/多結晶、多結晶/多結晶で構成される従
来に全くない新規なセラミックス複合材料を見い出し
た。
O3相とYAG相からなるセラミック複合材料に引き続
き、請求項1に示すとおり、酸化アルミニウム(Al2
O3)と酸化アルミニウム(Al2O3)と希土類元素酸
化物から生成される複合酸化物とからなる群から選ばれ
る2種以上の酸化物から構成されている凝固体であっ
て、室温から高温にわたって優れた機械的強度及びクリ
ープ特性を有し、特に高温におけるこれらの特性が飛躍
的に改善されたセラミック複合材料を提供することにあ
る。なお、請求項1に示した酸化アルミニウム(Al2
O3)と希土類元素酸化物(La2O3、Y2O3、Ce
O2、Pr6O11、Nd2O3、Sm2O3、Gd2O3、Eu
2O3、Tb4O7、Dy2O3、Ho2O3、Er2O3、Tm
2O3、Yb2O3、Lu2O3)から生成される複合酸化物
は、例えば、以下のようなものが挙げられる。LaAl
O3,CeAlO3,PrAlO3,NdAlO3,SmA
lO3,EuAlO3,GdAlO3,DyAlO3,Yb
4Al2O9,Er3Al5O12,11Al2O3・La
2O3,11Al2O3・Nd2O3,11Al2O3・Pr2
O3,EuAl11O18,2Gd2O3・Al2O3,11A
l2O3・Sm2O3,Yb3Al5O12,CeAl11O18,
Er4Al2O9
求項1に示す酸化アルミニウム(Al2O3)又は希土類
元素酸化物(La2O3、Y2O3、CeO2、Pr6O11、
Nd2O3、Sm2O3、Eu2O3、Gd2O3、Tb4O7、
Dy2O3、Ho2O3、Er2O3、Tm2O3、Yb2O3、
Lu2O3)と、酸化アルミニウムと希土類元素酸化物か
ら生成される複合酸化物とからなる群から選ばれる2種
以上の酸化物から構成されている凝固体であることを特
徴とするセラミックス複合材料によって達成される。た
だし、上記セラミックス複合材料の構成相が、Al2O3
とY3Al5O12(YAG)である場合を除く。
に説明する。本発明のセラミック複合材料は、製造条件
を制御することによって、コロニー、ボイドのない均一
な組織になる。また、所定の成分に調製した混合粉末を
加圧焼結して得られる一般的な焼結体に存在する粒界は
存在しない。さらに、製造条件を制御することによって
本複合材料を構成する酸化物及び複合酸化物がそれぞれ
単結晶/単結晶、単結晶/多結晶、多結晶/多結晶から
構成されるセラミック複合材料も得ることができる。な
お、本発明において「単結晶」とは、X線回折におい
て、特定の結晶面からの回折ピークのみが観察される状
態の結晶構造を意味する。さらに、構成する酸化物以外
の酸化物を添加して、複合材料を構成する相のうち少な
くとも一方に固溶または析出させる、あるいは、相の界
面に存在させることにより、機械的性質や熱的性質を変
化させることも可能である。
酸化物相が微細なレベルで均質にしかも、連続的に繋が
った構造をしている。それぞれの相の大きさは凝固条件
を変更することによって制御可能であるが、一般には1
〜50μmである。
の場合、Al2O3:78mol%,Gd2O3:22mo
l%で共晶を形成するので、Al2O3相とAl2O3とG
d2O3の複合酸化物であるペロブスカイト構造のGdA
lO3相からなるセラミック複合材料を得ることができ
る。さらに上記と同様に、α−Al2O3が約20〜80
容積%、GdAlO3が約80〜20容積%の範囲内で
その分率を変化させることができる。この他に、請求項
1に記載の酸化物がペロブスカイト構造を有するものに
は、LaAlO3,CeAlO3,PrAlO3,NdA
lO3,SmAlO3,EuAlO3,DyAlO3等があ
る。これらのいずれかが本複合材料を構成する場合、組
織が微細化し機械的強度が大きいセラミック複合材料を
得ることができる。
場合、Al2O3:81.1mol%,Er2O3:18.
9mol%で共晶を形成するので、Al2O3相とAl2
O3とEr2O3の複合酸化物であるガーネット構造のE
r3Al5O12相からなるセラミック複合材料を得ること
ができる。さらに上記と同様に、α−Al2O3が約20
〜80容積%、Er3Al5O12が約80〜20容積%の
範囲内でその分率を変化させることができる。この他
に、請求項1に記載の酸化物がガーネット構造を有する
ものには、Yb3Al5O12等がある。これらのいずれか
が本複合材料を構成する場合、クリープ強度が大きいセ
ラミック複合材料を得ることができる。
下の方法によって調整することができる。最初に2種の
セラミック粉末を、所望する成分比率のセラミック複合
材料を生成する割合で混合して、混合粉末を調整する。
混合方法については特別の制限はなく、乾式混合法及び
湿式混合法のいずれも採用することができる。湿式混合
法を用いる際の媒体としては、メタノール、エタノール
のようなアルコールが一般に使用される。ついで、この
混合粉末を公知の溶解炉、例えば、アーク溶解炉を用い
て両原料が溶解する温度、例えば、Al2O3とEr2O3
の場合、1,900〜2,000℃に加熱して溶解す
る。
込み一方向凝固させるか、あるいは、上記溶解物を一旦
凝固させた後に粉砕し、粉砕物を坩堝に仕込み一方向に
凝固させ、本発明のセラミック複合材料を製造する。別
の方法として、上記溶解物を所定温度に保持した坩堝に
鋳込み、冷却速度を制御しながら凝固体を得る方法も採
用することができる。
Torr以下、好ましくは10-3Torr以下である。
また、一方向凝固させるときの坩堝の移動速度、換言す
ると、セラミック複合材料の成長速度は通常500mm
/時間以下、好ましくは1〜100mm/時間である。
雰囲気圧力及び移動速度以外の調整条件はそれ自体公知
の方法の条件と同じである。
移動速度が条件範囲外になると、気泡またはボイドが生
成し易くなって、高温における機械的強度及びクリープ
特性の優れた複合材料を得ることが困難になる。
向に設置された円筒状の容器内に坩堝が上下方向に移動
可能に収納されており、円筒状容器の中央部外側に加熱
用の誘導コイルが取り付けられており、容器内空間を減
圧にするための真空ポンプが設置されている、それ自体
公知の装置を使用することができる。
おける耐熱性、耐久性、高温強度、熱安定性など飛躍的
に改善されたものであり、大気中の1,500℃を超え
る高温においても優れた特性を発揮するため、ジェット
エンジンや発電用タービンのタービンブレード等の部
材、各種高温材料の高温特性測定用の治具等として有用
性が高いものである。その他、Al2O3をはじめとする
酸化物系セラミックスが具体的に用いられている用途、
例えば、高温炉用熱交換器、核融合炉用材料、原子炉用
材料、耐磨耗部材、耐腐食性部材などその他幅広い分野
で有用性が高いものである。また、このセラミック複合
材料を繊維状あるいは粉末状にすれば、例えば、ジェッ
トエンジンや発電用ガスタービンのタービンブレードに
用いられているNi基超合金やCo基超合金、あるいは
各種セラミックスの分散強化材としても好適に使用でき
る。さらに、得られた粉末を金属材料等の表面にプラズ
マ溶射法等の方法でコーテイングする形態で凝固させれ
ば、耐酸化性、耐磨耗性の向上も期待できる。
法としては、予め一方向凝固法で製造した凝固体を直径
1mm程度に線材化し、その一端を同一組成の加熱溶融
させたプールに浸漬、引き上げて繊維状の結晶を成長さ
せてゆく方法を採ることができる。あるいは、加熱溶融
させたメルトプールに毛細管現象を起こす狭いガイドを
置いて引き上げるEdge−defined Film
−fed Growth(EFG法)や、予め焼結法に
より作製したロッドをCO2 レーザー等で照射、帯溶融
し、一方向に凝固させてゆく方法(Laser hea
ted floatzone method;LHFZ
法)も採ることができる。また、粉末状のセラミック複
合材料を製造する方法としては、加熱溶融した試料を坩
堝底に設けた微細孔から緩やかな温度勾配をつけた炉中
に液滴を落下させ、凝固させる方法を採ることができ
る。さらに、表面にコーテイングする方法としては、プ
ラズマ溶射する方法や、加熱溶融させたメルトプール中
に被コーテイング物質を浸漬したまま一方向凝固させ、
メルトを保持していた坩堝を後加工で取り除く方法を採
ることができる。
/22.0mol%の割合で混合し、エタノール溶媒を
用いて湿式ボールミルによって混合し、得られたスラリ
ーからロータリーエヴァポレータを用いてエタノールを
除去した。得られた混合粉末をチャンバー内に設置され
たモリブデン坩堝に仕込み、10-5Torrの雰囲気圧
力に維持して、高周波コイルを用いて坩堝を1,850
〜2,000℃に加熱して混合粉末を溶解した。次に、
同一の雰囲気圧力下において坩堝を5mm/時間の速度
で降下し一方向凝固させ凝固体を得た。このようにして
得られた凝固体の凝固方向に垂直な断面組織の電子顕微
鏡写真を図1に示す。図1において、白い部分がGdA
lO3相で黒い部分がα−Al2O3相である。この凝固
体にはコロニーや粒界相がなく、さらに気泡やボイドが
存在しない均一な組織を有していることが分かった。さ
らに、凝固方向に垂直な面のX線回折の結果、α−Al
2O3とGdAlO3のそれぞれ特定の面からの回折ピー
クのみが観察され、この凝固体はα−Al2O3単結晶と
GdAlO3単結晶の二つの相からなるセラミック複合
材料であることが分かった。この複合材料の機械的強度
を表1に示す。表1において、3点曲げ強度は大気中の
1,600℃において測定した値である。また、この複
合材料を1,700℃の大気中に50時間保持した後の
重量増は0.002g/cm3であった。
/22.0mol%の割合で混合し、エタノール溶媒を
用いて湿式ボールミルによって混合し、得られたスラリ
ーからロータリーエヴァポレータを用いてエタノールを
除去した。得られた混合粉末をチャンバー内に設置され
たモリブデン坩堝に仕込み、10-5Torrの雰囲気圧
力に維持して、高周波コイルを用いて坩堝を1,850
〜2,000℃に加熱して混合粉末を溶解した。次に、
同一の雰囲気圧力下において坩堝を20mm/時間の速
度で降下し一方向凝固させ凝固体を得た。このようにし
て得られた凝固体の凝固方向に垂直な断面組織の電子顕
微鏡写真を図2に示す。図2において、白い部分がGd
AlO3相で黒い部分がα−Al2O3相である。この凝
固体にはコロニーや粒界相がなく、さらに気泡やボイド
が存在しない均一な組織を有していることが分かった。
さらに、凝固方向に垂直な面のX線回折の結果、α−A
l2O3の特定の面からの回折ピークとGdAlO3の複
数の面からの回折ピークが観察され、この凝固体はα−
Al2O3単結晶とGdAlO3多結晶の二つの相からな
るセラミック複合材料であることが分かった。この複合
材料の機械的強度を表1及び表2に示す。表1におい
て、3点曲げ強度は大気中の1,600℃において測定
した値、表2において、圧縮クリープ強度は大気中1,
600℃、歪み速度10-4/sで測定した値である。ま
た、この複合材料を1,700℃の大気中に50時間保
持した後の重量増は0.003g/cm3であった。
を繰り返して凝固体を得た。このようにして得られた凝
固体の凝固方向に垂直な断面組織の電子顕微鏡写真を図
3及び図4に示す。図3及び図4において、白い部分が
GdAlO3相で黒い部分がα−Al2O3相である。こ
の凝固体は、実施例2よりも微細化した組織と、さら
に、Al2O3相中に繊維状のGdAlO3相が均一に分
散した組織とが混在したユニークな組織を有しているこ
とが分かった。この複合材料の機械的強度を表1に示
す。表1において、3点曲げ強度は大気中の1,600
℃において測定した値である。
と同様の混合割合で、エタノール溶媒を用いて湿式ボー
ルミルによって混合し、得られたスラリーからロータリ
ーエヴァポレータを用いてエタノールを除去した。得ら
れた混合粉末を黒鉛製のダイスに充填し、10-2Tor
rの雰囲気圧力下で温度1,680℃、圧力500kg
/mm2 で2時間加圧焼結して焼結体を得た。このよう
にして得られた焼結体をX線回折した結果、α−Al2
O3とGdAlO3いずれも複数の面からの回折ピークが
観察された。また、この焼結体の加圧方向に垂直な面の
断面組織の電子顕微鏡写真を図5に示す。図5におい
て、白い部分がGdAlO3粒子、黒い部分がα−Al2
O3粒子である。この複合材料はAl2O3粒とGdAl
O3粒から構成されるセラミック複合材料であることが
分かった。この複合材料の機械的強度を表1及び表2に
示す。表1及び表2において、3点曲げ強度及び圧縮ク
リープ強度はいずれも大気中の1,600℃、歪み速度
10-4/sで測定した値である。
/18.9mol%の割合で混合し、エタノール溶媒を
用いて湿式ボールミルによって混合し、得られたスラリ
ーからロータリーエヴァポレータを用いてエタノールを
除去した。得られた混合粉末をチャンバー内に設置され
たモリブデン坩堝に仕込み、10-5Torrの雰囲気圧
力に維持して、高周波コイルを用いて坩堝を1,900
〜2,000℃に加熱して混合粉末を溶解した。次に、
同一の雰囲気圧力下において坩堝を5mm/時間の速度
で降下し一方向凝固させ凝固体を得た。このようにして
得られた凝固体の凝固方向に垂直な断面組織の光学顕微
鏡写真を図6に示す。図6において、白い部分がEr3
Al5O12相で黒い部分がα−Al2O3相である。この
凝固体にはコロニーや粒界相がなく、さらに気泡やボイ
ドが存在しない均一な組織を有していることが分かっ
た。さらに、凝固方向に垂直な面のX線回折の結果、α
−Al2O3の特定の面からの回折ピークとEr3Al5O
12の特定の面からの回折ピークが観察され、この凝固体
はα−Al2O3単結晶とEr3Al5O12単結晶の二つの
相からなるセラミック複合材料であることが分かった。
この複合材料の機械的強度を表1及び表2に示す。表1
において、3点曲げ強度は大気中の1,800℃におい
て測定した値、表2において、圧縮クリープ強度は大気
中1,600℃、歪み速度10-4/sで測定した値であ
る。また、この複合材料を1,700℃の大気中に50
時間保持した後の重量増は0.002g/cm3であっ
た。
/18.9mol%の割合で混合し、エタノール溶媒を
用いて湿式ボールミルによって混合し、得られたスラリ
ーからロータリーエヴァポレータを用いてエタノールを
除去した。得られた混合粉末をチャンバー内に設置され
たモリブデン坩堝に仕込み、10-5Torrの雰囲気圧
力に維持して、高周波コイルを用いて坩堝を1,900
〜2,000℃に加熱して混合粉末を溶解した。次に、
同一の雰囲気圧力下において坩堝を50mm/時間の速
度で降下し一方向凝固させ凝固体を得た。このようにし
て得られた凝固体の凝固方向に垂直な断面組織の光学顕
微鏡写真を図7に示す。図7において、白い部分がEr
3Al5O12相で黒い部分がα−Al2O3相である。この
凝固体にはコロニーや粒界相がなく、さらに気泡やボイ
ドが存在しない均一な組織を有していることが分かっ
た。さらに、凝固方向に垂直な面のX線回折の結果、α
−Al2O3の特定の面からの回折ピークとEr3Al5O
12の複数の面からの回折ピークが観察され、この凝固体
はα−Al2O3単結晶とEr3Al5O12多結晶の二つの
相からなるセラミック複合材料であることが分かった。
この複合材料の機械的強度を表1及び表2に示す。表1
において、3点曲げ強度は大気中の1,800℃におい
て測定した値、表2において、圧縮クリープ強度は大気
中1,600℃、歪み速度10-4/sで測定した値であ
る。また、この複合材料を1,700℃の大気中に50
時間保持した後の重量増は0.002g/cm3であっ
た。
と同様の混合割合で、エタノール溶媒を用いて湿式ボー
ルミルによって混合し、得られたスラリーからロータリ
ーエヴァポレータを用いてエタノールを除去した。得ら
れた混合粉末を黒鉛製のダイスに充填し、10-2Tor
rの雰囲気圧力下で温度1,780℃、圧力500kg
/mm2 で2時間加圧焼結して焼結体を得た。このよう
にして得られた焼結体をX線回折した結果、α−Al2
O3とEr3Al5O12いずれも複数の面からの回折ピー
クが観察された。また、この焼結体の加圧方向に垂直な
面の断面組織の電子顕微鏡写真を図8に示す。図8にお
いて、白い部分がEr3Al5O12粒子、黒い部分がα−
Al2O3粒子である。この複合材料はAl2O3粒とEr
3Al5O12粒から構成されるセラミック複合材料である
ことが分かった。この複合材料の機械的強度を表1及び
表2に示す。表1及び表2において、3点曲げ強度は大
気中の1,800℃において測定した値、圧縮クリープ
強度は大気中の1,600℃、歪み速度10-4/sで測
定した値である。
/31.0mol%の割合で混合し、エタノール溶媒を
用いて湿式ボールミルによって混合し、得られたスラリ
ーからロータリーエヴァポレータを用いてエタノールを
除去した。得られた混合粉末をチャンバー内に設置され
たモリブデン坩堝に仕込み、10-5Torrの雰囲気圧
力に維持して、高周波コイルを用いて坩堝を1,850
〜1,950℃に加熱して混合粉末を溶解した。次に、
同一の雰囲気圧力下において坩堝を50mm/時間の速
度で降下し一方向凝固させ凝固体を得た。このようにし
て得られた凝固体の凝固方向に垂直な断面組織の電子顕
微鏡写真を図9に示す。図9において、白い部分がSm
AlO3相で黒い部分がα−Al2O3相である。この凝
固体にはコロニーや粒界相がなく、さらに気泡やボイド
が存在しない均一な組織を有していることが分かった。
さらに、凝固方向に垂直な面のX線回折の結果、α−A
l2O3の複数の面からの回折ピークとSmAlO3の複
数の回折ピークが観察され、この凝固体はα−Al2O3
多結晶とSmAlO3多結晶の二つの相からなり、α−
Al2O3相中に繊維状SmAlO3相が均一に分散した
セラミック複合材料であることが分かった。この複合材
料の機械的強度を表1及び表2に示す。表1において、
3点曲げ強度は大気中の1,700℃において測定した
値、表2において、圧縮クリープ強度は大気中1,60
0℃で測定した値である。また、この複合材料を1,7
00℃の大気中に50時間保持した後の重量増は0.0
02g/cm3であった。
/16.3mol%の割合で混合し、エタノール溶媒を
用いて湿式ボールミルによって混合し、得られたスラリ
ーからロータリーエヴァポレータを用いてエタノールを
除去した。得られた混合粉末をチャンバー内に設置され
たモリブデン坩堝に仕込み、10-5Torrの雰囲気圧
力に維持して、高周波コイルを用いて坩堝を1,850
〜1,950℃に加熱して混合粉末を溶解した。次に、
同一の雰囲気圧力下において坩堝を5mm/時間の速度
で降下し一方向凝固させ凝固体を得た。このようにして
得られた凝固体の凝固方向に垂直な断面組織の電子顕微
鏡写真を図10に示す。図10において、白い部分が3
Yb2O3・5Al2O3相で黒い部分がα−Al2O3相で
ある。この凝固体にはコロニーや粒界相がなく、さらに
気泡やボイドが存在しない均一な組織を有していること
が分かった。さらに、凝固方向に垂直な面のX線回折の
結果、α−Al2O3の特定の面からの回折ピークと3Y
b2O3・5Al2O3の特定の面からの回折ピークのみが
観察され、この凝固体はα−Al2O3単結晶と3Yb2
O3・5Al2O3単結晶の二つの相からなるセラミック
複合材料であることが分かった。この複合材料の機械的
強度を表1に示す。表1において、3点曲げ強度は大気
中の1,600℃において測定した値である。また、こ
の複合材料を1,700℃の大気中に50時間保持した
後の重量増は0.002g/cm3であった。
/22.5mol%の割合で混合し、エタノール溶媒を
用いて湿式ボールミルによって混合し、得られたスラリ
ーからロータリーエヴァポレータを用いてエタノールを
除去した。得られた混合粉末をチャンバー内に設置され
たモリブデン坩堝に仕込み、10-5Torrの雰囲気圧
力に維持して、高周波コイルを用いて坩堝を1,800
〜1,900℃に加熱して混合粉末を溶解した。次に、
同一の雰囲気圧力下において坩堝を50mm/時間の速
度で降下し一方向凝固させ凝固体を得た。このようにし
て得られた凝固体の凝固方向に垂直な断面組織の電子顕
微鏡写真を図11に示す。図11において、白い部分が
LaAlO3相で黒い部分がα−Al2O3相である。こ
の凝固体にはコロニーや粒界相がなく、さらに気泡やボ
イドが存在しない均一な組織を有していることが分かっ
た。さらに、凝固方向に垂直な面のX線回折の結果、α
−Al2O3及びLaAlO3いずれもの複数の回折ピー
クが観察され、この凝固体はα−Al2O3多結晶とLa
AlO3多結晶の二つの相からなり、α−Al2O3相中
に繊維状のLaAlO3相が均一に分散したセラミック
複合材料であることが分かった。この複合材料の機械的
強度を表1に示す。表1において、3点曲げ強度は大気
中の1,600℃において測定した値である。また、こ
の複合材料を1,600℃の大気中に50時間保持した
後の重量増は0.002g/cm3であった。
/19.7mol%の割合で混合し、エタノール溶媒を
用いて湿式ボールミルによって混合し、得られたスラリ
ーからロータリーエヴァポレータを用いてエタノールを
除去した。得られた混合粉末をチャンバー内に設置され
たモリブデン坩堝に仕込み、10-5Torrの雰囲気圧
力に維持して、高周波コイルを用いて坩堝を1,850
〜1,950℃に加熱して混合粉末を溶解した。次に、
同一の雰囲気圧力下において坩堝を20mm/時間の速
度で降下し一方向凝固させ凝固体を得た。このようにし
て得られた凝固体の凝固方向に垂直な断面組織の光学顕
微鏡写真を図12に示す。図12において、白い部分が
NdAl11O18相で黒い部分がAlNdO3相でいずれ
も複合酸化物である。この凝固体にはコロニーや粒界相
がなく、さらに気泡やボイドが存在しない均一な組織を
有していることが分かった。さらに、凝固方向に垂直な
面のX線回折の結果、NdAl11O18の特定の面からの
回折ピークとAlNdO3の複数の回折ピークが観察さ
れ、この凝固体はNdAl11O18単結晶とAlNdO3
多結晶の二つの相からなるセラミック複合材料であるこ
とが分かった。この複合材料の機械的強度を表1に示
す。表1において、3点曲げ強度は大気中の1,700
℃において測定した値である。
/19.7mol%の割合で混合し、エタノール溶媒を
用いて湿式ボールミルによって混合し、得られたスラリ
ーからロータリーエヴァポレータを用いてエタノールを
除去した。得られた混合粉末をチャンバー内に設置され
たモリブデン坩堝に仕込み、10-5Torrの雰囲気圧
力に維持して、高周波コイルを用いて坩堝を1,850
〜1,950℃に加熱して混合粉末を溶解した。次に、
同一の雰囲気圧力下において坩堝を50mm/時間の速
度で降下し一方向凝固させ凝固体を得た。このようにし
て得られた凝固体の凝固方向に垂直な断面組織の光学顕
微鏡写真を図13に示す。図13において、白い部分が
NdAl11O18相で黒い部分がAlNdO3相でいずれ
も複合酸化物である。この凝固体にはコロニーや粒界相
がなく、さらに気泡やボイドが存在しない均一な組織を
有していることが分かった。さらに、凝固方向に垂直な
面のX線回折の結果、NdAl11O18の複数の面からの
回折ピークとAlNdO3の複数の回折ピークが観察さ
れ、この凝固体はNdAl11O18多結晶とAlNdO3
多結晶の二つの相からなり、AlNdO3相中に繊維状
のNdAl11O18相が均一に分散したセラミック複合材
料であることが分かった。この複合材料の機械的強度を
表1に示す。表1において、3点曲げ強度は大気中の
1,700℃において測定した値である。
/28.3mol%の割合で混合し、エタノール溶媒を
用いて湿式ボールミルによって混合し、得られたスラリ
ーからロータリーエヴァポレータを用いてエタノールを
除去した。得られた混合粉末をチャンバー内に設置され
たモリブデン坩堝に仕込み、10-5Torrの雰囲気圧
力に維持して、高周波コイルを用いて坩堝を1,750
〜1,850℃に加熱して混合粉末を溶解した。次に、
同一の雰囲気圧力下において坩堝を20mm/時間の速
度で降下し一方向凝固させ凝固体を得た。このようにし
て得られた凝固体の凝固方向に垂直な断面組織の電子顕
微鏡写真を図14に示す。図14において、白い部分が
AlEuO3相で黒い部分がEuAl11O18相でいずれ
も複合酸化物である。この凝固体にはコロニーや粒界相
がなく、さらに気泡やボイドが存在しない均一な組織を
有していることが分かった。さらに、凝固方向に垂直な
面のX線回折の結果、AlEuO3の特定の面からの回
折ピークとEuAl11O18の複数の回折ピークが観察さ
れ、この凝固体はAlEuO3単結晶とEuAl11O18
多結晶の二つの相からなるセラミック複合材料であるこ
とが分かった。この複合材料の機械的強度を表1に示
す。表1において、3点曲げ強度は大気中の1,600
℃において測定した値である。
8/21.2mol%の割合で混合し、エタノール溶媒
を用いて湿式ボールミルによって混合し、得られたスラ
リーからロータリーエヴァポレータを用いてエタノール
を除去した。得られた混合粉末をチャンバー内に設置さ
れたモリブデン坩堝に仕込み、10-5Torrの雰囲気
圧力に維持して、高周波コイルを用いて坩堝を1,90
0〜1,950℃に加熱して混合粉末を溶解した。次
に、同一の雰囲気圧力下において坩堝を20mm/時間
の速度で降下し一方向凝固させ凝固体を得た。このよう
にして得られた凝固体の凝固方向に垂直な断面組織の電
子顕微鏡写真を図15に示す。図15において、白い部
分がPrAlO3相で黒い部分がPrAl11O18相でい
ずれも複合酸化物である。この凝固体にはコロニーや粒
界相がなく、さらに気泡やボイドが存在しない均一な組
織を有していることが分かった。さらに、凝固方向に垂
直な面のX線回折の結果、PrAl11O18の特定の面か
らの回折ピークとPrAlO3の複数の回折ピークが観
察され、この凝固体はPrAl11O18単結晶とPrAl
O3多結晶の二つの相からなるセラミック複合材料であ
ることが分かった。この複合材料の機械的強度を表1に
示す。表1において、3点曲げ強度は大気中の1,60
0℃において測定した値である。
を示す図面に代える電子顕微鏡写真である。
を示す図面に代える電子顕微鏡写真である。
を示す図面に代える電子顕微鏡写真である。
を示す図面に代える電子顕微鏡写真である。
を示す図面に代える電子顕微鏡写真である。
を示す図面に代える光学顕微鏡写真である。
を示す図面に代える光学顕微鏡写真である。
を示す図面に代える電子顕微鏡写真である。
を示す図面に代える電子顕微鏡写真である。
構造を示す図面に代える電子顕微鏡写真である。
構造を示す図面に代える電子顕微鏡写真である。
構造を示す図面に代える光学顕微鏡写真である。
子構造を示す図面に代える光学顕微鏡写真である。
子構造を示す図面に代える光学顕微鏡写真である。
子構造を示す図面に代える光学顕微鏡写真である。
Claims (7)
- 【請求項1】 金属の酸化物と2種以上の金属の酸化物
から生成される複合酸化物とからなる群から選ばれる2
種以上の酸化物から構成されている凝固体であって、構
成相が酸化アルミニウム(Al2O3)又は希土類元素酸
化物(La2O3、Y2O3、CeO2、Pr6O11、Nd2
O3、Sm2O3、Eu2O3、Gd2O3、Tb4O7、Dy2
O3、Ho2O3、Er2O3、Tm2O3、Yb2O3、Lu2
O3)と、酸化アルミニウムと希土類元素酸化物から生
成される複合酸化物とからなる群から選ばれる2種以上
の酸化物から構成されていることを特徴とするセラミッ
クス複合材料(ただし、構成相が、Al2O3とY3Al5
O12(YAG)である場合を除く。)。 - 【請求項2】 凝固体中に、コロニー及びポアがないこ
とを特徴とする請求項1記載のセラミックス複合材料。 - 【請求項3】 セラミックス複合材料を構成する酸化物
が、単結晶から構成されていることを特徴とする請求項
1記載のセラミックス複合材料。 - 【請求項4】 セラミックス複合材料を構成する酸化物
の少なくとも一種が単結晶から構成されていることを特
徴とする請求項1記載のセラミックス複合材料。 - 【請求項5】 セラミックス複合材料を構成する酸化物
が、多結晶から構成されていることを特徴とする請求項
1記載のセラミックス複合材料。 - 【請求項6】 セラミックス複合材料を構成する酸化物
の少なくとも一種がペロブスカイト構造を有する酸化物
であることを特徴とする請求項1記載のセラミック複合
材料。 - 【請求項7】 セラミックス複合材料を構成する酸化物
の少なくとも一種がガーネット構造を有する酸化物であ
ることを特徴とする請求項1記載のセラミック複合材
料。
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| JP7-23288 | 1995-01-19 | ||
| JP2328795 | 1995-01-19 | ||
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ID=27520525
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