JPH0967654A - 鉄損特性の優れた無方向性電磁鋼板 - Google Patents
鉄損特性の優れた無方向性電磁鋼板Info
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- JPH0967654A JPH0967654A JP7220099A JP22009995A JPH0967654A JP H0967654 A JPH0967654 A JP H0967654A JP 7220099 A JP7220099 A JP 7220099A JP 22009995 A JP22009995 A JP 22009995A JP H0967654 A JPH0967654 A JP H0967654A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 低温、短時間の仕上焼鈍、低温、短時間の磁
性焼鈍でも鉄損特性の優れた無方向性電磁鋼板を提供。 【解決手段】 重量%で、Si:1%超3.5%以下、
Al:0.1〜1%、Mn:0.1〜0.8%、Cu:
0.05%以下、S:0.01%以下を含む無方向性電
磁鋼板であって、鋼板中に含まれる介在物の大きさおよ
び個数が、それぞれ直径0.1〜0.5μmの大きさの
ものが500〜5000個/mm 2、直径0.5μm超
の大きさのものが500個/mm 2以下である。更に、
C:0.005%以下、P:0.2%以下、N:0.0
05%以下とする。
性焼鈍でも鉄損特性の優れた無方向性電磁鋼板を提供。 【解決手段】 重量%で、Si:1%超3.5%以下、
Al:0.1〜1%、Mn:0.1〜0.8%、Cu:
0.05%以下、S:0.01%以下を含む無方向性電
磁鋼板であって、鋼板中に含まれる介在物の大きさおよ
び個数が、それぞれ直径0.1〜0.5μmの大きさの
ものが500〜5000個/mm 2、直径0.5μm超
の大きさのものが500個/mm 2以下である。更に、
C:0.005%以下、P:0.2%以下、N:0.0
05%以下とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄損特性の優れる
無方向性電磁鋼板に関するものである。
無方向性電磁鋼板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】無方向性電磁鋼板は、発電機、電動機、
小型変圧器などの電気機器に広範に使用されている。こ
れらの製品に対し最近では、省エネルギーの流れを受け
て、電気機器が使用される際のエネルギーを出来るだけ
低く抑えたいという要望が強まっており、これまでにも
まして鉄損の少ない鋼板の供給が求められている。
小型変圧器などの電気機器に広範に使用されている。こ
れらの製品に対し最近では、省エネルギーの流れを受け
て、電気機器が使用される際のエネルギーを出来るだけ
低く抑えたいという要望が強まっており、これまでにも
まして鉄損の少ない鋼板の供給が求められている。
【0003】一般に、鉄損は使用時の鋼板の結晶粒径が
大きくなるほど少なくなることが知られており、仕上焼
鈍あるいは磁性焼鈍において結晶粒径を粗大化させるこ
との容易な鋼板が求められている。低鉄損が特に要求さ
れるSi+Al量が1〜3%程度の中・高級グレードの
無方向性電磁鋼板においては、仕上焼鈍温度を1000
℃まで高めたり、焼鈍時のラインスピードを下げて焼鈍
時間を長くすることによって結晶粒の粗大化を図ってお
り、製造コストが比較的割高になっているのが現状であ
る。
大きくなるほど少なくなることが知られており、仕上焼
鈍あるいは磁性焼鈍において結晶粒径を粗大化させるこ
との容易な鋼板が求められている。低鉄損が特に要求さ
れるSi+Al量が1〜3%程度の中・高級グレードの
無方向性電磁鋼板においては、仕上焼鈍温度を1000
℃まで高めたり、焼鈍時のラインスピードを下げて焼鈍
時間を長くすることによって結晶粒の粗大化を図ってお
り、製造コストが比較的割高になっているのが現状であ
る。
【0004】上記の要望に対して、結晶粒界のピンニン
グサイトとなりやすい介在物あるいは析出物量を低減す
ることや、鋼板中の介在物もしくは析出物の形状・組成
を制御してピンニングサイトとしての機能を失わせる試
みがなされている。
グサイトとなりやすい介在物あるいは析出物量を低減す
ることや、鋼板中の介在物もしくは析出物の形状・組成
を制御してピンニングサイトとしての機能を失わせる試
みがなされている。
【0005】例えば、特開平3−249115号公報で
は、SiおよびS量に対して特定範囲のMn量にするこ
とにより、凝固過程でのMnSを増大させ、ピンニング
サイトとして機能しにくい粗大なMnSとすることが提
案されている。また、特開昭62−199720号公報
では、スラブ加熱温度を1150℃以下と低い温度に設
定し、MnSの再固溶を防止することによって微細に分
散しやすい再析出MnS量を制御する方法が提案されて
いる。さらに、特公昭56−33451号公報では、ス
ラブを特定温度に保持することで、AlNを粗大化して
結晶粒の成長に対して無害化を図ることが提案されてい
る。
は、SiおよびS量に対して特定範囲のMn量にするこ
とにより、凝固過程でのMnSを増大させ、ピンニング
サイトとして機能しにくい粗大なMnSとすることが提
案されている。また、特開昭62−199720号公報
では、スラブ加熱温度を1150℃以下と低い温度に設
定し、MnSの再固溶を防止することによって微細に分
散しやすい再析出MnS量を制御する方法が提案されて
いる。さらに、特公昭56−33451号公報では、ス
ラブを特定温度に保持することで、AlNを粗大化して
結晶粒の成長に対して無害化を図ることが提案されてい
る。
【0006】一方、特開平1−152239号公報で
は、鋼板中の酸化物の組成、具体的にはSiO2 、Mn
O、Al2 O3 に対するMnOの比率を低めることによ
って酸化物の融点を上げ、ピンニングサイトとして機能
しやすい微細介在物の分散を防止することが提案されて
いる。また、特公平5−69910号公報では、直径
0.5〜5μmの酸化物を10〜500個/mm 2残
し、これを核としてMnSを凝集析出させ、微細なMn
Sの析出を減らすことが提案されている。
は、鋼板中の酸化物の組成、具体的にはSiO2 、Mn
O、Al2 O3 に対するMnOの比率を低めることによ
って酸化物の融点を上げ、ピンニングサイトとして機能
しやすい微細介在物の分散を防止することが提案されて
いる。また、特公平5−69910号公報では、直径
0.5〜5μmの酸化物を10〜500個/mm 2残
し、これを核としてMnSを凝集析出させ、微細なMn
Sの析出を減らすことが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら最近で
は、電気機器の省エネルギー化はもちろんのこと、電磁
鋼板およびそれを用いた電気部品の製造過程に対しても
省エネルギーが求められており、その中の具体的要望の
ひとつとして、仕上焼鈍をこれまでよりも低温側・短時
間側で実施したいという要望がある。
は、電気機器の省エネルギー化はもちろんのこと、電磁
鋼板およびそれを用いた電気部品の製造過程に対しても
省エネルギーが求められており、その中の具体的要望の
ひとつとして、仕上焼鈍をこれまでよりも低温側・短時
間側で実施したいという要望がある。
【0008】こうした場合、本発明者らの実験によれ
ば、上記したような、MnSの粗大化もしくはAlNの
粗大化、あるいは酸化物系介在物組成の規定、比較的大
きな酸化物の形成とそれによるMnSの吸着だけでは十
分に粒成長させることができず、必要な鉄損特性が得ら
れないことが判明している。
ば、上記したような、MnSの粗大化もしくはAlNの
粗大化、あるいは酸化物系介在物組成の規定、比較的大
きな酸化物の形成とそれによるMnSの吸着だけでは十
分に粒成長させることができず、必要な鉄損特性が得ら
れないことが判明している。
【0009】本発明はこうした低温・短時間での結晶粒
成長を容易にし、低温・短時間での仕上焼鈍あるいは磁
性焼鈍においても鉄損特性の優れた無方向性電磁鋼板を
提供することを目的としている。
成長を容易にし、低温・短時間での仕上焼鈍あるいは磁
性焼鈍においても鉄損特性の優れた無方向性電磁鋼板を
提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1発明は、重量%(以
下、同様)で、Si:1%超3.5%以下、Al:0.
1〜1%、Mn:0.1〜0.8%を含有し、Cu:
0.05%以下(0を含む)、S:0.01%以下(0
を含む)である無方向性電磁鋼板であって、鋼板中に含
まれる介在物で直径0.1〜0.5μmのものが500
〜5000個/mm 2、直径0.5μm超えのものが5
00個/mm 2以下であることを特徴とする鉄損特性に
優れた無方向性電磁鋼板である。
下、同様)で、Si:1%超3.5%以下、Al:0.
1〜1%、Mn:0.1〜0.8%を含有し、Cu:
0.05%以下(0を含む)、S:0.01%以下(0
を含む)である無方向性電磁鋼板であって、鋼板中に含
まれる介在物で直径0.1〜0.5μmのものが500
〜5000個/mm 2、直径0.5μm超えのものが5
00個/mm 2以下であることを特徴とする鉄損特性に
優れた無方向性電磁鋼板である。
【0011】第2発明は、C:0.005%以下、P:
0.2%以下、N:0.005%以下、Si:1%超
3.5%以下、Al:0.1〜1%、Mn:0.1〜
0.8%を含有し、Cu:0.05%以下(0を含
む)、S:0.01%以下(0を含む)である無方向性
電磁鋼板であって、鋼板中に含まれる介在物で直径0.
1〜0.5μmのものが500〜5000個/mm 2、
直径0.5μm超えのものが500個/mm 2以下であ
ることを特徴とする鉄損特性に優れた無方向性電磁鋼板
である。
0.2%以下、N:0.005%以下、Si:1%超
3.5%以下、Al:0.1〜1%、Mn:0.1〜
0.8%を含有し、Cu:0.05%以下(0を含
む)、S:0.01%以下(0を含む)である無方向性
電磁鋼板であって、鋼板中に含まれる介在物で直径0.
1〜0.5μmのものが500〜5000個/mm 2、
直径0.5μm超えのものが500個/mm 2以下であ
ることを特徴とする鉄損特性に優れた無方向性電磁鋼板
である。
【0012】(1)介在物、析出物 本発明で、鋼板中に含まれる介在物の大きさおよび個数
を規定した理由について、研究の経緯に沿って基本的な
考え方を述べる。
を規定した理由について、研究の経緯に沿って基本的な
考え方を述べる。
【0013】本発明の介在物とは、鋼板中の硫化物、酸
化物、炭化物、窒化物など、あるいはこれらの2元、3
元の複合体の全てを示しており、介在物、析出物、晶出
物などの全てを含む総称である(以下、明細書の中で、
単に介在物と表現する)。
化物、炭化物、窒化物など、あるいはこれらの2元、3
元の複合体の全てを示しており、介在物、析出物、晶出
物などの全てを含む総称である(以下、明細書の中で、
単に介在物と表現する)。
【0014】本発明者らはまず始めに、低温度で仕上焼
鈍を行なった試料について介在物および析出物の観察を
行なった。試料の化学組成はC:0.0030%,S
i:1.12%,Mn:0.13%,P:0.051
%,S:0.003%,Al:0.13%,N:0.0
021%であった。観察は走査型電子顕微鏡(以下SE
Mと呼ぶ)および透過型電子顕微鏡(以下TEMと呼
ぶ)を用いて行ない、SEM観察は鋼板断面を直接観
察,TEM観察は抽出レプリカ観察とした。
鈍を行なった試料について介在物および析出物の観察を
行なった。試料の化学組成はC:0.0030%,S
i:1.12%,Mn:0.13%,P:0.051
%,S:0.003%,Al:0.13%,N:0.0
021%であった。観察は走査型電子顕微鏡(以下SE
Mと呼ぶ)および透過型電子顕微鏡(以下TEMと呼
ぶ)を用いて行ない、SEM観察は鋼板断面を直接観
察,TEM観察は抽出レプリカ観察とした。
【0015】SEM観察の結果、0.2〜0.5μm程
度のAl2 O3 ,AlNおよびMnSが観察された。さ
らにTEM観察を行なったところ、数十nm程度の極め
て微細な析出物が認められ、それらがCuSであること
が確認された。これまではそうした微細な析出物はAl
NもしくはMnSと考えられていたが、低温度ではCu
Sが優先的に析出することが新たな知見として得られ
た。このことは本発明にとって極めて重要でキーとなる
発見である。
度のAl2 O3 ,AlNおよびMnSが観察された。さ
らにTEM観察を行なったところ、数十nm程度の極め
て微細な析出物が認められ、それらがCuSであること
が確認された。これまではそうした微細な析出物はAl
NもしくはMnSと考えられていたが、低温度ではCu
Sが優先的に析出することが新たな知見として得られ
た。このことは本発明にとって極めて重要でキーとなる
発見である。
【0016】そこで、こうした微細なCuSの生成を防
止する手法について検討を行なった。とくに本発明では
CuおよびSの存在がある程度不可避であるという前提
に立った方策について検討を行なった。
止する手法について検討を行なった。とくに本発明では
CuおよびSの存在がある程度不可避であるという前提
に立った方策について検討を行なった。
【0017】図3は溶鋼の鋳造時の冷却速度と仕上焼鈍
(850℃・1分)後の介在物の大きさと個数の関係を
示している。用いた試料(板厚0.5mm)の化学組
成、冷却速度は図中に示すとおりである。また鉄損も併
せて図中に示しているが、冷却速度の大きい鋼Aが4.
6W/kg、冷却速度の小さい鋼Bが5.6W/kgと
なっており、冷却速度の増大によって鉄損の低下がもた
らされることがわかる。
(850℃・1分)後の介在物の大きさと個数の関係を
示している。用いた試料(板厚0.5mm)の化学組
成、冷却速度は図中に示すとおりである。また鉄損も併
せて図中に示しているが、冷却速度の大きい鋼Aが4.
6W/kg、冷却速度の小さい鋼Bが5.6W/kgと
なっており、冷却速度の増大によって鉄損の低下がもた
らされることがわかる。
【0018】これらの鋼の介在物分布を比較してみたと
ころ、直径0.5μm超の介在物のサイズと個数はほぼ
同じであった。一方0.1〜0.5μmの介在物の個数
には差異が認められ、鋳造時の冷却速度が速くW15/
50が4.6W/kgと低い鋼Aの方が、鋼Bに比べて
多量の介在物が認められた。さらに、CuSの形態を観
察すると、鋳造時の冷却速度が速い鋼AにはCuSがあ
まり観察されなかったのに対し、鋳造時の冷却速度が遅
くW15/50が5.6W/kgと高い鋼Bには、数1
0nm程度の非常に微細なCuSが多数認められた。
ころ、直径0.5μm超の介在物のサイズと個数はほぼ
同じであった。一方0.1〜0.5μmの介在物の個数
には差異が認められ、鋳造時の冷却速度が速くW15/
50が4.6W/kgと低い鋼Aの方が、鋼Bに比べて
多量の介在物が認められた。さらに、CuSの形態を観
察すると、鋳造時の冷却速度が速い鋼AにはCuSがあ
まり観察されなかったのに対し、鋳造時の冷却速度が遅
くW15/50が5.6W/kgと高い鋼Bには、数1
0nm程度の非常に微細なCuSが多数認められた。
【0019】さらに鉄損が少なく冷却速度が速い鋼板A
について、CuおよびSの形態観察を行った結果、Cu
およびSは0.1〜0.5μmの介在物として、MnO
−MnS−CuSとなっていることが判明した。すなわ
ち、微細なCuSが減少し、0.1〜0.5μmの介在
物が増加した理由は、CuSがMnO−MnSを核に凝
集粗大化したものと推定できる。
について、CuおよびSの形態観察を行った結果、Cu
およびSは0.1〜0.5μmの介在物として、MnO
−MnS−CuSとなっていることが判明した。すなわ
ち、微細なCuSが減少し、0.1〜0.5μmの介在
物が増加した理由は、CuSがMnO−MnSを核に凝
集粗大化したものと推定できる。
【0020】以上のことから、CuSの悪影響を低減
し、優れた鉄損特性を確保するためには、直径0.1〜
0.5μmの介在物を適量、存在させ、微細なCuSを
減少すべきとの知見を得た。
し、優れた鉄損特性を確保するためには、直径0.1〜
0.5μmの介在物を適量、存在させ、微細なCuSを
減少すべきとの知見を得た。
【0021】次いで、直径0.1〜0.5μmの介在物
の個数の適正範囲について検討を行なった。
の個数の適正範囲について検討を行なった。
【0022】図1は直径0.1〜0.5μmの介在物の
個数と鉄損の関係を示している。ここで用いた試料は、
表1に示した鋼板成分の1および5を用い、鋳造時の冷
却速度を変化させ、仕上焼鈍後の直径0.1〜0.5μ
mの介在物の個数を調整したものである。
個数と鉄損の関係を示している。ここで用いた試料は、
表1に示した鋼板成分の1および5を用い、鋳造時の冷
却速度を変化させ、仕上焼鈍後の直径0.1〜0.5μ
mの介在物の個数を調整したものである。
【0023】
【表1】
【0024】表1に表示しない残部はFe及び不可避不
純物である。鋼板の板厚は0.5mmで、鋼板中に含ま
れる0.5μm超えの介在物の個数は112〜131個
であり、鉄損W15/50の値は850℃・1分の仕上
焼鈍後のものである。
純物である。鋼板の板厚は0.5mmで、鋼板中に含ま
れる0.5μm超えの介在物の個数は112〜131個
であり、鉄損W15/50の値は850℃・1分の仕上
焼鈍後のものである。
【0025】図1から明らかなように、鉄損に対して直
径0.1〜0.5μmの介在物の個数が大きく影響を及
ぼしていることが明らかあり、適性な領域が存在するこ
と、それらの値は、500〜5000個/mm 2、好ま
しくは1000〜3000個/mm 2の範囲とすべきこ
とがわかる。直径0.1〜0.5μmの介在物の個数が
500個/mm 2未満の場合は10mm程度の非常に微
細なCuSが多数析出しており、これにより仕上焼鈍時
の粒成長が阻害され、劣化したものと考える。一方、直
径0.1〜0.5μmの介在物の個数が500〜500
0個/mm 2の場合は10mm程度の非常に微細なCu
Sは見当たらず、0.1〜0.5μm程度のMnS−M
nO−CuSが多数認められた。従来、0.1〜0.5
μm程度の細かい介在物が多数存在すると、結晶粒の成
長を阻害すると考えられていたが、本発明の範囲内に介
在物の大きさ、個数を制御することにより、10nm程
度の非常に微細なCuSが減少し、従来の鋼板よりも優
れた鉄損特性の無方向性電磁鋼板が得られることがわか
った。また直径0.1〜0.5μmの介在物の個数が5
000個/mm 2を超えると鉄損が高くなる傾向にある
が、これは介在物の個数が多くなり、それらの中でピン
ニングサイトとして機能するものが多くなるためと考え
られる。ここで、0.1〜0.5μmの介在物の組成は
特に規定しない。CuSの凝集粗大化の図れるものであ
れば、どのような介在物でもよい。
径0.1〜0.5μmの介在物の個数が大きく影響を及
ぼしていることが明らかあり、適性な領域が存在するこ
と、それらの値は、500〜5000個/mm 2、好ま
しくは1000〜3000個/mm 2の範囲とすべきこ
とがわかる。直径0.1〜0.5μmの介在物の個数が
500個/mm 2未満の場合は10mm程度の非常に微
細なCuSが多数析出しており、これにより仕上焼鈍時
の粒成長が阻害され、劣化したものと考える。一方、直
径0.1〜0.5μmの介在物の個数が500〜500
0個/mm 2の場合は10mm程度の非常に微細なCu
Sは見当たらず、0.1〜0.5μm程度のMnS−M
nO−CuSが多数認められた。従来、0.1〜0.5
μm程度の細かい介在物が多数存在すると、結晶粒の成
長を阻害すると考えられていたが、本発明の範囲内に介
在物の大きさ、個数を制御することにより、10nm程
度の非常に微細なCuSが減少し、従来の鋼板よりも優
れた鉄損特性の無方向性電磁鋼板が得られることがわか
った。また直径0.1〜0.5μmの介在物の個数が5
000個/mm 2を超えると鉄損が高くなる傾向にある
が、これは介在物の個数が多くなり、それらの中でピン
ニングサイトとして機能するものが多くなるためと考え
られる。ここで、0.1〜0.5μmの介在物の組成は
特に規定しない。CuSの凝集粗大化の図れるものであ
れば、どのような介在物でもよい。
【0026】次に、直径0.5μm超えの介在物の個数
の適正範囲について述べる。図2は、直径0.5μm超
えの介在物の個数と鉄損の関係を示している。本図は、
表1に示した鋼板の1および5を用い、鋳造前の溶鋼の
脱ガス時間を変化させて、仕上焼鈍後の0.5μm超え
の介在物の個数を調整して得られたものである。また、
鋳造時の冷却速度を変化させて、0.1〜0.5μmの
介在物の個数を発明の範囲内に調整している。表1に表
示しない残部はFe及び不可避不純物である。また、鋼
板の板厚は0.5mmで、鉄損W15/50の値は図中
に示される条件で仕上焼鈍を行なった後のものである。
の適正範囲について述べる。図2は、直径0.5μm超
えの介在物の個数と鉄損の関係を示している。本図は、
表1に示した鋼板の1および5を用い、鋳造前の溶鋼の
脱ガス時間を変化させて、仕上焼鈍後の0.5μm超え
の介在物の個数を調整して得られたものである。また、
鋳造時の冷却速度を変化させて、0.1〜0.5μmの
介在物の個数を発明の範囲内に調整している。表1に表
示しない残部はFe及び不可避不純物である。また、鋼
板の板厚は0.5mmで、鉄損W15/50の値は図中
に示される条件で仕上焼鈍を行なった後のものである。
【0027】図2から、直径0.5μm超えの介在物の
個数が500個/mm 2以下になるとW15/50が低
くなる傾向が認められ、300個/mm 2以下の範囲と
すれば安定して低い鉄損が得られるようになることがわ
かる。500個/mm 2を超えると、W15/50が高
くなる。この原因は、磁壁の移動が妨げられ、ヒステリ
シス損が増大し、それに起因して鉄損が多くなるものと
推定する。
個数が500個/mm 2以下になるとW15/50が低
くなる傾向が認められ、300個/mm 2以下の範囲と
すれば安定して低い鉄損が得られるようになることがわ
かる。500個/mm 2を超えると、W15/50が高
くなる。この原因は、磁壁の移動が妨げられ、ヒステリ
シス損が増大し、それに起因して鉄損が多くなるものと
推定する。
【0028】このことから、直径0.5μm超えの介在
物の個数を500個/mm 2以下に、好ましくは、30
0個/mm 2以下と規定する。
物の個数を500個/mm 2以下に、好ましくは、30
0個/mm 2以下と規定する。
【0029】(2)成分 Cuは、CuSを形成し有害な成分である。0.05%
を超えた場合、介在物の大きさ、個数が本発明の範囲内
であっても、微細なCuSの生成を防止することができ
ないため、0.05%以下とする。
を超えた場合、介在物の大きさ、個数が本発明の範囲内
であっても、微細なCuSの生成を防止することができ
ないため、0.05%以下とする。
【0030】Sは、MnS、CuSなど有害成分となる
硫化物を形成する。かつ赤熱脆性の発生の原因となるの
で0.01%以下とする。
硫化物を形成する。かつ赤熱脆性の発生の原因となるの
で0.01%以下とする。
【0031】Siは、鋼板の固有抵抗を上げ、鉄損を少
なくするのに有効な成分であり1%超とする。一方3.
5%を越えると飽和磁束密度の低下に伴い磁束密度が低
下するため上限を3.5%とする。
なくするのに有効な成分であり1%超とする。一方3.
5%を越えると飽和磁束密度の低下に伴い磁束密度が低
下するため上限を3.5%とする。
【0032】Alは、少量添加した場合には、微細なA
lNを形成し、結晶粒の成長を阻害し、鉄損を多くす
る。そのために0.1%以上を添加する。この場合に
は、AlNは粗大化し、結晶粒の成長を阻害せず、かつ
固有抵抗を上昇させ、もって鉄損を少なくする。一方、
1%超えでは、磁束密度を低下させる。ゆえに、0.1
〜1%とする。
lNを形成し、結晶粒の成長を阻害し、鉄損を多くす
る。そのために0.1%以上を添加する。この場合に
は、AlNは粗大化し、結晶粒の成長を阻害せず、かつ
固有抵抗を上昇させ、もって鉄損を少なくする。一方、
1%超えでは、磁束密度を低下させる。ゆえに、0.1
〜1%とする。
【0033】Mnは、鋼板の固有抵抗を上げて鉄損を少
なくするのに有効な成分であり、かつ熱間圧延時の赤熱
脆性を防止するために0.1%以上とする。また、0.
8%を超えると磁束密度が低下するため、0.1〜0.
8%とする。
なくするのに有効な成分であり、かつ熱間圧延時の赤熱
脆性を防止するために0.1%以上とする。また、0.
8%を超えると磁束密度が低下するため、0.1〜0.
8%とする。
【0034】更に、より優れた鉄損特性の無方向性電磁
鋼板を得るために、Cは、鉄損を多くする有害な成分
で、Cの析出による磁気時効の原因となるので0.00
5%以下とする。
鋼板を得るために、Cは、鉄損を多くする有害な成分
で、Cの析出による磁気時効の原因となるので0.00
5%以下とする。
【0035】Pは、鋼板の打ち抜き性を改善するために
必要な成分であるが、0.2%を超えて添加すると鋼板
が脆くなるので0.2%以下とする。
必要な成分であるが、0.2%を超えて添加すると鋼板
が脆くなるので0.2%以下とする。
【0036】Nは、焼鈍時の結晶粒の成長を阻害するA
lNが多くなり、鉄損を多くするので0.005%以下
とする。
lNが多くなり、鉄損を多くするので0.005%以下
とする。
【0037】なお、本発明では、Sb、Sn、B、Zr
を磁気特性向上のために添加することは何らさしつかえ
ない。
を磁気特性向上のために添加することは何らさしつかえ
ない。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明の鋼板の製造方法は、直径
0.5μm超と直径0.1〜0.5μmの介在物の個数
を、所定の範囲内に調整できるものであればよい。
0.5μm超と直径0.1〜0.5μmの介在物の個数
を、所定の範囲内に調整できるものであればよい。
【0039】主に1次脱酸生成物である直径0.5μm
超の介在物の制御は、例えば、溶鋼脱ガス処理還流時間
を長くするとか、またはスラグ組成の調整によりスラグ
からの再酸化を調整することなどにより行う。
超の介在物の制御は、例えば、溶鋼脱ガス処理還流時間
を長くするとか、またはスラグ組成の調整によりスラグ
からの再酸化を調整することなどにより行う。
【0040】主に2次脱酸生成物である直径0.1〜
0.5μmの介在物の制御は、鋳造速度、鋳造時の加
熱、補助加熱、保熱、鋳造厚さ、冷却条件など溶鋼の凝
固冷却速度を調整することにより行う。
0.5μmの介在物の制御は、鋳造速度、鋳造時の加
熱、補助加熱、保熱、鋳造厚さ、冷却条件など溶鋼の凝
固冷却速度を調整することにより行う。
【0041】例えば、鋼板中の0.5μm超の介在物の
大きさ、個数の調整のために、溶鋼鋳造前の脱ガス処理
を6分以上実施するか、あるいは鋳造中の溶鋼の流れの
調整、鋳造中の電磁攪拌の調整で実施する。
大きさ、個数の調整のために、溶鋼鋳造前の脱ガス処理
を6分以上実施するか、あるいは鋳造中の溶鋼の流れの
調整、鋳造中の電磁攪拌の調整で実施する。
【0042】鋼板中の0.1〜0.5μmの介在物の大
きさ、個数の調整のために、溶鋼鋳造の鋳造凝固時の冷
却速度を10℃/秒から20℃/秒程度とする。この冷
却速度を確保するために、鋳片の厚みを薄くするとか、
冷却スプレーの強化などを実施する。
きさ、個数の調整のために、溶鋼鋳造の鋳造凝固時の冷
却速度を10℃/秒から20℃/秒程度とする。この冷
却速度を確保するために、鋳片の厚みを薄くするとか、
冷却スプレーの強化などを実施する。
【0043】また、Cuの少ない原料、副原料を用いて
精錬することが好ましい。Sについても溶銑の脱硫、取
鍋精錬などで脱Sするか、Sの少ない原料、副原料を用
いて精錬することが好ましい。
精錬することが好ましい。Sについても溶銑の脱硫、取
鍋精錬などで脱Sするか、Sの少ない原料、副原料を用
いて精錬することが好ましい。
【0044】このように真空溶解炉、転炉または電気炉
で得た溶鋼を、脱ガス処理などを施し、造塊鋳造、連続
鋳造あるいはストリップキャスターで鋳造し、熱片状態
での直送圧延あるいは鋼片再加熱後に熱間加工を行う。
熱間加工は、分塊圧延、粗圧延、仕上熱延の内、仕上熱
延は必須であるが、分塊圧延、粗圧延は鋳造後の鋼塊、
鋼片、鋳造板などの厚さ寸法、リジング抑制などにより
選択する。
で得た溶鋼を、脱ガス処理などを施し、造塊鋳造、連続
鋳造あるいはストリップキャスターで鋳造し、熱片状態
での直送圧延あるいは鋼片再加熱後に熱間加工を行う。
熱間加工は、分塊圧延、粗圧延、仕上熱延の内、仕上熱
延は必須であるが、分塊圧延、粗圧延は鋳造後の鋼塊、
鋼片、鋳造板などの厚さ寸法、リジング抑制などにより
選択する。
【0045】次いで、酸洗後、熱延板焼鈍は行ってもよ
いが必須ではない。次いで、一回の冷間圧延、もしくは
中間焼鈍をはさんだ2回以上の冷間圧延で60〜95%
の圧下率を採り、所定の板厚とする。
いが必須ではない。次いで、一回の冷間圧延、もしくは
中間焼鈍をはさんだ2回以上の冷間圧延で60〜95%
の圧下率を採り、所定の板厚とする。
【0046】仕上焼鈍は、700〜1000℃の温度範
囲で実施する。必要により打抜き加工や剪断加工後に磁
性焼鈍を行うことで、より鉄損特性の優れた無方向性電
磁鋼板を製造する。
囲で実施する。必要により打抜き加工や剪断加工後に磁
性焼鈍を行うことで、より鉄損特性の優れた無方向性電
磁鋼板を製造する。
【0047】
【実施例】表2は溶鋼鋳造前の脱ガス処理時間、溶鋼鋳
造の鋳造凝固時の冷却速度、仕上焼鈍条件、磁性焼鈍条
件、介在物の大きさと個数、25cmエプスタイン試験
(JISC2550)で鋼板の長手方向と幅方向の各々
を測定した平均値の鉄損W15/50と磁束密度B50
の結果とを表示している。
造の鋳造凝固時の冷却速度、仕上焼鈍条件、磁性焼鈍条
件、介在物の大きさと個数、25cmエプスタイン試験
(JISC2550)で鋼板の長手方向と幅方向の各々
を測定した平均値の鉄損W15/50と磁束密度B50
の結果とを表示している。
【0048】なお、鋼板の成分は表1のとおりである。
【0049】
【表2】
【0050】熱間圧延で板厚2mmの鋼板を得て、酸洗
し、鋼板成分番号4〜7および11〜12については8
50℃、3時間の熱延板焼鈍を行った。
し、鋼板成分番号4〜7および11〜12については8
50℃、3時間の熱延板焼鈍を行った。
【0051】次いで、板厚0.5mmまで冷間圧延し、
表2の仕上焼鈍を行った。表2に示すように、本発明の
鋼板は、同一の熱延板焼鈍条件、仕上焼鈍条件、磁性焼
鈍条件の時、磁束密度を維持しつつ鉄損の少ない鋼板が
得られている。
表2の仕上焼鈍を行った。表2に示すように、本発明の
鋼板は、同一の熱延板焼鈍条件、仕上焼鈍条件、磁性焼
鈍条件の時、磁束密度を維持しつつ鉄損の少ない鋼板が
得られている。
【0052】なお、直径0.1〜0.5μmの介在物の
個数が500個/mm 2未満の比較例の鋼板のSEM観
察、TEM観察の結果では、10nm程度の非常に微細
なCuSが多数観察された。これにより、焼鈍時の結晶
粒の成長が阻害され、鉄損が多くなっていると推定す
る。
個数が500個/mm 2未満の比較例の鋼板のSEM観
察、TEM観察の結果では、10nm程度の非常に微細
なCuSが多数観察された。これにより、焼鈍時の結晶
粒の成長が阻害され、鉄損が多くなっていると推定す
る。
【0053】また、直径0.1〜0.5μmの介在物の
個数が5000個/mm 2超えの比較例の鋼板のSEM
観察、TEM観察の結果では、10nm程度の非常に微
細なCuSは認められなかった。これにより、微細なC
uSの悪影響は無いが、0.1〜0.5μmの介在物の
個数が多いために焼鈍時の結晶粒の成長が阻害され、鉄
損が多くなっていると推定する。
個数が5000個/mm 2超えの比較例の鋼板のSEM
観察、TEM観察の結果では、10nm程度の非常に微
細なCuSは認められなかった。これにより、微細なC
uSの悪影響は無いが、0.1〜0.5μmの介在物の
個数が多いために焼鈍時の結晶粒の成長が阻害され、鉄
損が多くなっていると推定する。
【0054】請求項2記載の発明の鋼板である鋼板番号
1(鋼板成分番号1)は、本発明鋼板の鋼板番号24
(鋼板成分番号8)に対して、成分、仕上焼鈍条件、介
在物の個数がほぼ同一であるが、C量が少ないのでより
鉄損が少なく優れている。
1(鋼板成分番号1)は、本発明鋼板の鋼板番号24
(鋼板成分番号8)に対して、成分、仕上焼鈍条件、介
在物の個数がほぼ同一であるが、C量が少ないのでより
鉄損が少なく優れている。
【0055】請求項2記載の発明の鋼板である鋼板番号
1(鋼板成分番号1)は、本発明鋼板の鋼板番号25
(鋼板成分番号9)に対して、成分、仕上焼鈍条件、介
在物の個数がほぼ同一であるが、N量が少ないのでより
鉄損が少なく優れている。
1(鋼板成分番号1)は、本発明鋼板の鋼板番号25
(鋼板成分番号9)に対して、成分、仕上焼鈍条件、介
在物の個数がほぼ同一であるが、N量が少ないのでより
鉄損が少なく優れている。
【0056】請求項2記載の発明の鋼板である鋼板番号
1(鋼板成分番号1)は、本発明鋼板の鋼板番号26
(鋼板成分番号10)に対して、成分、仕上焼鈍条件、
介在物の個数がほぼ同一であるが、P量が少ないのでよ
り鉄損が少なく優れている。なお、比較鋼板の鋼板番号
27(鋼板成分番号11)は、鋼板中のSi量が多め
で、鋼板番号28(鋼板成分番号12)は、鋼板中のA
l量が多めであるために、鉄損は優れているが、磁束密
度の低下が大きい。
1(鋼板成分番号1)は、本発明鋼板の鋼板番号26
(鋼板成分番号10)に対して、成分、仕上焼鈍条件、
介在物の個数がほぼ同一であるが、P量が少ないのでよ
り鉄損が少なく優れている。なお、比較鋼板の鋼板番号
27(鋼板成分番号11)は、鋼板中のSi量が多め
で、鋼板番号28(鋼板成分番号12)は、鋼板中のA
l量が多めであるために、鉄損は優れているが、磁束密
度の低下が大きい。
【0057】比較鋼板の鋼板番号31(鋼板成分番号1
5)は、鋼板中のMn量が多めで、鉄損は優れている
が、成分、仕上焼鈍条件、介在物の個数がほぼ同一の本
発明の鋼板である鋼板番号1(鋼板成分番号1)に比較
して磁束密度の低下が大きい。
5)は、鋼板中のMn量が多めで、鉄損は優れている
が、成分、仕上焼鈍条件、介在物の個数がほぼ同一の本
発明の鋼板である鋼板番号1(鋼板成分番号1)に比較
して磁束密度の低下が大きい。
【0058】
【発明の効果】本発明は、鋼板中のCu量、S量と鋼板
中の介在物の大きさ、個数とを規定することで、磁束密
度を維持しつつ鉄損特性の優れた無方向性電磁鋼板が得
られた。
中の介在物の大きさ、個数とを規定することで、磁束密
度を維持しつつ鉄損特性の優れた無方向性電磁鋼板が得
られた。
【図1】直径0.1〜0.5μmの介在物の個数と鉄損
との関係を示す図である。
との関係を示す図である。
【図2】直径0.5μm超の介在物の個数と鉄損との関
係を示す図である。
係を示す図である。
【図3】溶鋼鋳造時の冷却速度と介在物の大きさと個数
と鉄損との関係を示す図である。
と鉄損との関係を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 冨田 邦和 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】重量%で、Si:1%超3.5%以下、A
l:0.1〜1%、Mn:0.1〜0.8%、を含有
し、Cu:0.05%以下、S:0.01%以下である
無方向性電磁鋼板であって、鋼板中に含まれる介在物で
直径0.1〜0.5μmのものが500〜5000個/
mm 2、直径0.5μm超えのものが500個/mm 2
以下であることを特徴とする鉄損特性に優れた無方向性
電磁鋼板。 - 【請求項2】重量%で、C:0.005%以下、P:
0.2%以下、N:0.005%以下、Si:1%超
3.5%以下、Al:0.1〜1%、Mn:0.1〜
0.8%を含有し、Cu:0.05%以下、S:0.0
1%以下である無方向性電磁鋼板であって、鋼板中に含
まれる介在物で直径0.1〜0.5μmのものが500
〜5000個/mm 2、直径0.5μm超えのものが5
00個/mm 2以下であることを特徴とする鉄損特性に
優れた無方向性電磁鋼板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7220099A JPH0967654A (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | 鉄損特性の優れた無方向性電磁鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7220099A JPH0967654A (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | 鉄損特性の優れた無方向性電磁鋼板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0967654A true JPH0967654A (ja) | 1997-03-11 |
Family
ID=16745911
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7220099A Pending JPH0967654A (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | 鉄損特性の優れた無方向性電磁鋼板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0967654A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7513959B2 (en) | 2002-12-05 | 2009-04-07 | Jfe Steel Corporation | Non-oriented electrical steel sheet and method for manufacturing the same |
| JP2010248559A (ja) * | 2009-04-14 | 2010-11-04 | Nippon Steel Corp | 無方向性電磁鋼板 |
| WO2013038020A1 (de) * | 2011-09-16 | 2013-03-21 | Voestalpine Stahl Gmbh | Nichtkornorientiertes höherfester elektroband mit hoher polarisation und verfahren zu seiner herstellung |
| JP2019035114A (ja) * | 2017-08-16 | 2019-03-07 | 新日鐵住金株式会社 | 無方向性電磁鋼板 |
| JP2021502489A (ja) * | 2017-11-30 | 2021-01-28 | バオシャン アイアン アンド スティール カンパニー リミテッド | 磁気特性に優れる無方向性電磁鋼板およびその製造方法 |
| US12378623B2 (en) | 2019-08-26 | 2025-08-05 | Baoshan Iron & Steel Co., Ltd | Cu-containing non-oriented electrical steel sheet and manufacturing method therefor |
-
1995
- 1995-08-29 JP JP7220099A patent/JPH0967654A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7513959B2 (en) | 2002-12-05 | 2009-04-07 | Jfe Steel Corporation | Non-oriented electrical steel sheet and method for manufacturing the same |
| EP2489753A1 (en) | 2002-12-05 | 2012-08-22 | JFE Steel Corporation | Non-oriented magnetic steel sheet and method for production thereof |
| JP2010248559A (ja) * | 2009-04-14 | 2010-11-04 | Nippon Steel Corp | 無方向性電磁鋼板 |
| WO2013038020A1 (de) * | 2011-09-16 | 2013-03-21 | Voestalpine Stahl Gmbh | Nichtkornorientiertes höherfester elektroband mit hoher polarisation und verfahren zu seiner herstellung |
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| JP2021502489A (ja) * | 2017-11-30 | 2021-01-28 | バオシャン アイアン アンド スティール カンパニー リミテッド | 磁気特性に優れる無方向性電磁鋼板およびその製造方法 |
| EP3719160B1 (en) | 2017-11-30 | 2024-01-10 | Baoshan Iron & Steel Co., Ltd. | Non-oriented electrical steel sheet with excellent magnetism and manufacturing method therefor |
| US12378623B2 (en) | 2019-08-26 | 2025-08-05 | Baoshan Iron & Steel Co., Ltd | Cu-containing non-oriented electrical steel sheet and manufacturing method therefor |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20011030 |