JPH0967670A - イオンビームスパッタリング装置 - Google Patents
イオンビームスパッタリング装置Info
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- JPH0967670A JPH0967670A JP24082195A JP24082195A JPH0967670A JP H0967670 A JPH0967670 A JP H0967670A JP 24082195 A JP24082195 A JP 24082195A JP 24082195 A JP24082195 A JP 24082195A JP H0967670 A JPH0967670 A JP H0967670A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 イオン源の引出し電極の放電の有無によら
ず、所定膜厚の成膜を行う。 【解決手段】 イオン源7の引出し電極19の放電の検
出毎のイオン源7の電極への給電のオフ時間の設定と放
電の検出回数とにより、成膜の延長時間を決定し、イオ
ン源7の運転時間を設定された成膜時間より前記延長時
間だけ延長補正する。
ず、所定膜厚の成膜を行う。 【解決手段】 イオン源7の引出し電極19の放電の検
出毎のイオン源7の電極への給電のオフ時間の設定と放
電の検出回数とにより、成膜の延長時間を決定し、イオ
ン源7の運転時間を設定された成膜時間より前記延長時
間だけ延長補正する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イオンビームをタ
ーゲットに照射して基板に成膜するイオンビームスパッ
タリング装置に関する。
ーゲットに照射して基板に成膜するイオンビームスパッ
タリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種イオンビームスパッタリン
グ装置は一般に図5に示すように形成され、真空に排気
されたチャンバ1内にイオン源2,ターゲット3及び基
板4が設けられる。そして、イオン源2から引出された
イオンビーム5がターゲット3に照射され、このターゲ
ット3のスパッタ粒子6が基板4に推積して基板4の成
膜が行われる。
グ装置は一般に図5に示すように形成され、真空に排気
されたチャンバ1内にイオン源2,ターゲット3及び基
板4が設けられる。そして、イオン源2から引出された
イオンビーム5がターゲット3に照射され、このターゲ
ット3のスパッタ粒子6が基板4に推積して基板4の成
膜が行われる。
【0003】このとき、基板4の膜厚はイオンビームエ
ネルギ,イオンビーム量(イオン電流量)及びイオンビ
ーム照射時間により決定される。
ネルギ,イオンビーム量(イオン電流量)及びイオンビ
ーム照射時間により決定される。
【0004】ところで、イオン源2は熱電子放出又はマ
イクロ波給電に基づくアーク放電によりプラズマを生成
し、正,負電位の加速電極,減速電極及びアース電位の
接地電極からなる引出し電極により前記プラズマからイ
オンビームを引出す。
イクロ波給電に基づくアーク放電によりプラズマを生成
し、正,負電位の加速電極,減速電極及びアース電位の
接地電極からなる引出し電極により前記プラズマからイ
オンビームを引出す。
【0005】また、とくに生産機として用いられ、複数
の基板4の成膜を順次に行うときは、シーケンス制御等
により前記プラズマの生成に必要なアーク電源のオン,
オフをくり返し、イオンビーム5の照射を制御して各基
板4の膜厚が一定(均一)になるようにしている。
の基板4の成膜を順次に行うときは、シーケンス制御等
により前記プラズマの生成に必要なアーク電源のオン,
オフをくり返し、イオンビーム5の照射を制御して各基
板4の膜厚が一定(均一)になるようにしている。
【0006】さらに、長時間の連続運転によりスパッタ
粒子等で引出し電極が汚染され、引出し電極の電極間で
放電が生じると、この放電の検出に基づき、例えば1秒
より短い所定のオフ時間、一時的に加速電極、減速電極
への給電をオフしてイオンビーム5の引出しを止め、イ
オン源2の電源を保護するようにしている。
粒子等で引出し電極が汚染され、引出し電極の電極間で
放電が生じると、この放電の検出に基づき、例えば1秒
より短い所定のオフ時間、一時的に加速電極、減速電極
への給電をオフしてイオンビーム5の引出しを止め、イ
オン源2の電源を保護するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のイオンビー
ムスパッタリング装置の場合、とくに生産機として用い
られ、イオン源2が長時間連続運転されて引出し電極の
電極間で放電が発生すると、一時的にではあるが、イオ
ンビーム5の引出しが止まり、基板4へのイオンビーム
5の照射が中断する。
ムスパッタリング装置の場合、とくに生産機として用い
られ、イオン源2が長時間連続運転されて引出し電極の
電極間で放電が発生すると、一時的にではあるが、イオ
ンビーム5の引出しが止まり、基板4へのイオンビーム
5の照射が中断する。
【0008】一方、基板4のイオンビーム5の照射は、
予め設定された時間が経過すると、シーケンス制御等に
より自動的に終了する。そのため、前記放電の発生回数
に依存して基板4に対するイオンビーム5の照射時間が
減少し、基板4の膜厚が薄くなり、基板4に所定の膜厚
の成膜が行えない問題点があり、この結果、膜厚の均一
化が図れず、製品の歩留りがイオン源2の引出し電極の
放電発生回数に左右され、その向上が図れなくなる。
予め設定された時間が経過すると、シーケンス制御等に
より自動的に終了する。そのため、前記放電の発生回数
に依存して基板4に対するイオンビーム5の照射時間が
減少し、基板4の膜厚が薄くなり、基板4に所定の膜厚
の成膜が行えない問題点があり、この結果、膜厚の均一
化が図れず、製品の歩留りがイオン源2の引出し電極の
放電発生回数に左右され、その向上が図れなくなる。
【0009】本発明は、イオン源の引出し電極の放電の
有無によらず、所定膜厚の成膜が行えるようにすること
を目的とする。
有無によらず、所定膜厚の成膜が行えるようにすること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、この出願の請求項1に係るイオンビームスパッタ
リング装置においては、イオンビームの引出し電極の放
電の放出毎のイオン源の電極への給電のオフ時間の設定
と前記放電の検出回数とにより基板の成膜の延長時間を
決定し、イオン源の運転時間を設定された成膜時間より
前記延長時間だけ延長補正する。
めに、この出願の請求項1に係るイオンビームスパッタ
リング装置においては、イオンビームの引出し電極の放
電の放出毎のイオン源の電極への給電のオフ時間の設定
と前記放電の検出回数とにより基板の成膜の延長時間を
決定し、イオン源の運転時間を設定された成膜時間より
前記延長時間だけ延長補正する。
【0011】したがって、長時間の連続運転によりイオ
ンビームの引出し電極の放電が成膜中に1回又は複数回
発生し、一時的なイオンビームの引出しの停止が発生し
ても、その停止時間だけイオン源の運転時間が長くなっ
て基板の成膜が延長して行われ、このとき、基板の膜厚
は前記の放電なく規定の成膜時間イオンビームが照射さ
れた場合と同一になる。
ンビームの引出し電極の放電が成膜中に1回又は複数回
発生し、一時的なイオンビームの引出しの停止が発生し
ても、その停止時間だけイオン源の運転時間が長くなっ
て基板の成膜が延長して行われ、このとき、基板の膜厚
は前記の放電なく規定の成膜時間イオンビームが照射さ
れた場合と同一になる。
【0012】そのため、イオン源の引出し電極の放電の
有無によらず、基板に所定の膜厚の成膜が行える。ま
た、この出願の請求項2に係るイオンビームスパッタリ
ング装置においては、成膜中にイオンブームの量に相当
するイオン電流量を計測し、計測量の時間積分値が設定
された照射総量に達するまでイオン源の運転を継続す
る。
有無によらず、基板に所定の膜厚の成膜が行える。ま
た、この出願の請求項2に係るイオンビームスパッタリ
ング装置においては、成膜中にイオンブームの量に相当
するイオン電流量を計測し、計測量の時間積分値が設定
された照射総量に達するまでイオン源の運転を継続す
る。
【0013】したがって、イオンビームの引出し電極の
放電により成膜中に一時的にイオンビームの引出しが停
止すると、イオンビームの照射総量が設定量に達するま
でイオン源の運転が継続されることにより、実質的にイ
オンビームの引出しの停止時間だけ基板の成膜時間が延
長される。
放電により成膜中に一時的にイオンビームの引出しが停
止すると、イオンビームの照射総量が設定量に達するま
でイオン源の運転が継続されることにより、実質的にイ
オンビームの引出しの停止時間だけ基板の成膜時間が延
長される。
【0014】そのため、この場合もイオン源の引出し電
極の放電の有無によらず、基板に所定の膜厚の成膜が行
える。
極の放電の有無によらず、基板に所定の膜厚の成膜が行
える。
【0015】
【発明の実施の形態】発明の実施の第1及び第2の形態
につき、図1ないし図4を参照して説明する。 (第1の形態)まず、第1の形態について、説明する。
この第1の形態のイオンビームスパッタリング装置が図
5の従来装置と異なる点は、図5のイオン源2の代わり
に図1の構成のイオン源7を設て形成された点である。
につき、図1ないし図4を参照して説明する。 (第1の形態)まず、第1の形態について、説明する。
この第1の形態のイオンビームスパッタリング装置が図
5の従来装置と異なる点は、図5のイオン源2の代わり
に図1の構成のイオン源7を設て形成された点である。
【0016】そして、イオン源7は筐体部8,電源部9
及びシーケンサ等で形成された制御部10からなり、そ
れぞれ例えば図2に示すように形成されている。
及びシーケンサ等で形成された制御部10からなり、そ
れぞれ例えば図2に示すように形成されている。
【0017】この図2において、11はアノードを形成
する筐体、12は筐体11の一側に形成されたガス導入
口、13は筐体11内に設けられたフィラメント、14
は筐体11外に導出されたフィラメント3の両端に接続
されたフィラメント電源、15は陽極が筐体11に接続
されたアーク電源であり、陰極がフィラメント電源14
の陰極に接続されている。
する筐体、12は筐体11の一側に形成されたガス導入
口、13は筐体11内に設けられたフィラメント、14
は筐体11外に導出されたフィラメント3の両端に接続
されたフィラメント電源、15は陽極が筐体11に接続
されたアーク電源であり、陰極がフィラメント電源14
の陰極に接続されている。
【0018】16,17,18は筐体11の他側開口に
フィラメント13側から順に設けられた加速電極,減速
電極,接地電極であり、イオンビーム5の引出し電極1
9を形成する。20はアーク電源15の陰極に直列に接
続された加速電源であり、その陽極はアーク電源15の
陰極に接続されるとともに高抵抗値の抵抗21を介して
加速電極16に接続され、陰極は接地されている。22
は陰極が減速電極17に接続された減速電源であり、そ
の陽極は接地されている。なお、接地電極18は直接接
地されている。
フィラメント13側から順に設けられた加速電極,減速
電極,接地電極であり、イオンビーム5の引出し電極1
9を形成する。20はアーク電源15の陰極に直列に接
続された加速電源であり、その陽極はアーク電源15の
陰極に接続されるとともに高抵抗値の抵抗21を介して
加速電極16に接続され、陰極は接地されている。22
は陰極が減速電極17に接続された減速電源であり、そ
の陽極は接地されている。なお、接地電極18は直接接
地されている。
【0019】23は引出し電極19の電極間の放電の発
生を監視して検出する放電検出器であり、例えば過電流
リレーからなり、加速電極16,減速電極17,接地電
極18の放電による異常電流(過電流)を検出する毎に
放電検出の接点信号を発生する。
生を監視して検出する放電検出器であり、例えば過電流
リレーからなり、加速電極16,減速電極17,接地電
極18の放電による異常電流(過電流)を検出する毎に
放電検出の接点信号を発生する。
【0020】24は制御部10に設けられた演算処理部
であり、設定された成膜プログラムに基づき、引出し電
極19の放電検出の監視及び各電源14,15,20,
22の出力制御等の成膜のシーケンス制御を行う。25
は演算処理部24に接続された成膜時間設定部であり、
電源部9の成膜タイマ26に成膜時間を変更自在に設定
し、成膜タイマ26を介してアーク電源15をオン,オ
フする。
であり、設定された成膜プログラムに基づき、引出し電
極19の放電検出の監視及び各電源14,15,20,
22の出力制御等の成膜のシーケンス制御を行う。25
は演算処理部24に接続された成膜時間設定部であり、
電源部9の成膜タイマ26に成膜時間を変更自在に設定
し、成膜タイマ26を介してアーク電源15をオン,オ
フする。
【0021】なお、各電源14,15,20,22はい
わゆる出力可変形の電源からなり、オフによりその出力
が0Vになる。
わゆる出力可変形の電源からなり、オフによりその出力
が0Vになる。
【0022】また、例えば図5の基板4がホルダ(図示
せず)に複数枚装着され、自動制御に基づくホルダの回
転により各基板4が順次に成膜位置(同図の位置)に移
動して成膜される場合、基板4毎のイオンビーム照射時
間,すなわちイオン源7の各1回の標準運転時間Ta及
び運転終了からつぎの運転開始までの停止時間Tbが成
膜タイマ26に設定される。
せず)に複数枚装着され、自動制御に基づくホルダの回
転により各基板4が順次に成膜位置(同図の位置)に移
動して成膜される場合、基板4毎のイオンビーム照射時
間,すなわちイオン源7の各1回の標準運転時間Ta及
び運転終了からつぎの運転開始までの停止時間Tbが成
膜タイマ26に設定される。
【0023】そして、装置の運転が開始されると、制御
部10により各電源14,15,20,22がオンして
それぞれ規定電圧の出力を発生し、このとき、フィラメ
ント13はフィラメント電源14からの給電により熱電
子を放出し、アーク電源15のアーク電圧の印加によ
り、フィラメント13から放出された熱電子が加速さ
れ、この熱電子がガス導入口12から筐体11内に導入
されたイオン化ガスに衝突してプラズマ27を生成す
る。
部10により各電源14,15,20,22がオンして
それぞれ規定電圧の出力を発生し、このとき、フィラメ
ント13はフィラメント電源14からの給電により熱電
子を放出し、アーク電源15のアーク電圧の印加によ
り、フィラメント13から放出された熱電子が加速さ
れ、この熱電子がガス導入口12から筐体11内に導入
されたイオン化ガスに衝突してプラズマ27を生成す
る。
【0024】さらに、加速電極16に加速電源20の加
速電圧が印加され、減速電極17に減速電源17の減速
電圧が印加され、引出し電極19の作用によりプラズマ
27からイオンビーム5が引出される。このイオンビー
ム15の大きさ(量)は例えばフィラメント電源14の
電流(フィラメント電流)により調整される。
速電圧が印加され、減速電極17に減速電源17の減速
電圧が印加され、引出し電極19の作用によりプラズマ
27からイオンビーム5が引出される。このイオンビー
ム15の大きさ(量)は例えばフィラメント電源14の
電流(フィラメント電流)により調整される。
【0025】一方、成膜タイマ26は運転時間を計時
し、放電等による運転時間の補正がなければ、設定され
た標準運転時間Taが経過して基板4の成膜が終了する
毎に、アーク電源15をオフしてその出力を0Vにし、
イオン源7の運転を停止する。
し、放電等による運転時間の補正がなければ、設定され
た標準運転時間Taが経過して基板4の成膜が終了する
毎に、アーク電源15をオフしてその出力を0Vにし、
イオン源7の運転を停止する。
【0026】そして、この状態で停止時間Tbが経過
し、つぎの基板4の成膜開始になると、成膜タイマ26
がアーク電源15をオンしてイオン源7を再び運転す
る。以降、同様の動作のくり返しにより、放電等がない
正常時は、アーク電源15のオン,オフに基づき、イオ
ンビーム5すなわちイオン電流が図3に示すようにT
a,Tbの一定周期でオン,オフ変化する。
し、つぎの基板4の成膜開始になると、成膜タイマ26
がアーク電源15をオンしてイオン源7を再び運転す
る。以降、同様の動作のくり返しにより、放電等がない
正常時は、アーク電源15のオン,オフに基づき、イオ
ンビーム5すなわちイオン電流が図3に示すようにT
a,Tbの一定周期でオン,オフ変化する。
【0027】つぎに、長時間運転等に伴う電極汚染等に
より、成膜中に引出し電極9の電極間で放電が発生する
と、放電検出器23が直ちに放電検出の接点信号を発生
し、この接点信号の入力により演算処理部24は一時的
に加速電源20,減速電源22をオフしてイオンビーム
5の引出しを止め、電源部9を放電から保護する。
より、成膜中に引出し電極9の電極間で放電が発生する
と、放電検出器23が直ちに放電検出の接点信号を発生
し、この接点信号の入力により演算処理部24は一時的
に加速電源20,減速電源22をオフしてイオンビーム
5の引出しを止め、電源部9を放電から保護する。
【0028】そして、放電の発生から例えば1秒以下の
電極への給電のオフ時間が経過すると、放電が発生して
いないことを条件に、演算処理部24が加速電源20,
減速電源22をオンし、このオンによりイオンビーム5
が再び引出され、基板4の成膜が再開される。
電極への給電のオフ時間が経過すると、放電が発生して
いないことを条件に、演算処理部24が加速電源20,
減速電源22をオンし、このオンによりイオンビーム5
が再び引出され、基板4の成膜が再開される。
【0029】このとき、成膜タイマ26の運転時間が標
準運転時間Taのままであれば、放電によるイオンビー
ム5のオフ時間を考慮することなく、成膜開始から標準
運転時間Taが経過したときに、アーク電源15がオフ
してイオン源7の運転が止まり、基板4の成膜時間が正
常な場合より前記オフ時間短くなり、基板4の膜厚が所
定の膜厚より薄くなる。
準運転時間Taのままであれば、放電によるイオンビー
ム5のオフ時間を考慮することなく、成膜開始から標準
運転時間Taが経過したときに、アーク電源15がオフ
してイオン源7の運転が止まり、基板4の成膜時間が正
常な場合より前記オフ時間短くなり、基板4の膜厚が所
定の膜厚より薄くなる。
【0030】そして、この膜厚の変動を防止するため、
放電の発生を検出したときに、フィラメント電源14の
出力を大きくしてイオンビーム5の電流量(ビーム電流
量)を増大し、実質的に成膜速度を上げて正常な場合と
同じ膜厚にすることが考えられる。
放電の発生を検出したときに、フィラメント電源14の
出力を大きくしてイオンビーム5の電流量(ビーム電流
量)を増大し、実質的に成膜速度を上げて正常な場合と
同じ膜厚にすることが考えられる。
【0031】また、フィラメント電源14の出力を可変
する代わりに、加速電源20の電圧(加速電圧)を大き
くし、ビームエネルギを増大して成膜速度を上げること
も考えられる。
する代わりに、加速電源20の電圧(加速電圧)を大き
くし、ビームエネルギを増大して成膜速度を上げること
も考えられる。
【0032】しかし、フィラメント電源14又は加速電
源20の出力を放電の発生の検知により可変して膜厚を
制御しようとすると、そのための複雑な制御回路等が必
要になる。
源20の出力を放電の発生の検知により可変して膜厚を
制御しようとすると、そのための複雑な制御回路等が必
要になる。
【0033】そこで、この第1の形態の装置において
は、放電の検出毎の前記一時的な電極への給電のオフ時
間の設定と、放電検出の接点信号の発生回数から求まる
放電の発生回数とにより、基板4の成膜の延長時間Tδ
(=オフ時間×放電の発生回数)を決定し、イオン源7
の運転時間を成膜中に標準運転時間Taから延長時間T
δだけ延長補正する。
は、放電の検出毎の前記一時的な電極への給電のオフ時
間の設定と、放電検出の接点信号の発生回数から求まる
放電の発生回数とにより、基板4の成膜の延長時間Tδ
(=オフ時間×放電の発生回数)を決定し、イオン源7
の運転時間を成膜中に標準運転時間Taから延長時間T
δだけ延長補正する。
【0034】すなわち、図4に示すように例えば成膜中
のtx に引出し電極9の電極間の放電が発生し、tx か
らオフ時間Txだけ加速電極16,減速電極17への給
電が停止してイオンビーム5の引出しが止まると、tx
の放電検出の接点信号により演算制御部24は成膜時間
設定部25に成膜時間の延長を指令し、この指令の発生
毎に成膜時間設定部25は成膜タイマ26の運転時間を
現在の設定時間より前記オフ時間Tx延長した時間に延
長補正する。
のtx に引出し電極9の電極間の放電が発生し、tx か
らオフ時間Txだけ加速電極16,減速電極17への給
電が停止してイオンビーム5の引出しが止まると、tx
の放電検出の接点信号により演算制御部24は成膜時間
設定部25に成膜時間の延長を指令し、この指令の発生
毎に成膜時間設定部25は成膜タイマ26の運転時間を
現在の設定時間より前記オフ時間Tx延長した時間に延
長補正する。
【0035】この補正により、図4の場合は放電の発生
回数が1回であるため、その基板4の成膜時間が標準運
転時間TaからTa’(=Ta+Tx)に長くなり、こ
のとき、実質的な成膜時間が標準運転時間Taになり、
放電がないときと同じ条件で基板4の成膜が行われ、そ
の膜厚が所定の膜厚になる。
回数が1回であるため、その基板4の成膜時間が標準運
転時間TaからTa’(=Ta+Tx)に長くなり、こ
のとき、実質的な成膜時間が標準運転時間Taになり、
放電がないときと同じ条件で基板4の成膜が行われ、そ
の膜厚が所定の膜厚になる。
【0036】なお、成膜タイマ26の運転時間は各1枚
の基板4の成膜開始毎に標準運転時間Taにリセットさ
れる。そのため、基板4の成膜毎のアーク電源15がオ
ンするイオン源7の運転時間を、引出し電極9の電極間
の放電の発生回数に応じてオフ時間Txずつ延長補正す
る簡単な手法により、前記放電の発生の有無によらず各
基板4に設定された膜厚の均一な成膜を行うことができ
る。
の基板4の成膜開始毎に標準運転時間Taにリセットさ
れる。そのため、基板4の成膜毎のアーク電源15がオ
ンするイオン源7の運転時間を、引出し電極9の電極間
の放電の発生回数に応じてオフ時間Txずつ延長補正す
る簡単な手法により、前記放電の発生の有無によらず各
基板4に設定された膜厚の均一な成膜を行うことができ
る。
【0037】(第2の形態)つぎに、第2の形態につい
て説明する。この形態の装置においては、成膜中にイオ
ンビーム5の量に相当するイオン電流量を計測し、計測
量の時間積分値が設定された照射総量に達するまでイオ
ン源7の運転を継続する。
て説明する。この形態の装置においては、成膜中にイオ
ンビーム5の量に相当するイオン電流量を計測し、計測
量の時間積分値が設定された照射総量に達するまでイオ
ン源7の運転を継続する。
【0038】すなわち、イオン電流量を加速電源20を
通流する電流量とし、図2に示すように加速電源20の
陰極側に電流計28を設け、この電流計28の計測信号
に基づき、演算処理部24によりイオン電流量をモニタ
する。
通流する電流量とし、図2に示すように加速電源20の
陰極側に電流計28を設け、この電流計28の計測信号
に基づき、演算処理部24によりイオン電流量をモニタ
する。
【0039】一方、図2の成膜時間設定部25,成膜タ
イマ26は省かれ、演算処理部24にタイマ機能が付加
され、演算処理部24により各1枚の基板4の成膜開始
時にアーク電源15がオンされる。
イマ26は省かれ、演算処理部24にタイマ機能が付加
され、演算処理部24により各1枚の基板4の成膜開始
時にアーク電源15がオンされる。
【0040】そして、演算処理部24は放電検出の接点
信号の有無等によらず、成膜中に電流計28の計測信号
を積分加算してイオンビーム5の照射量の時間積分値を
間接的に求め、この時間積分値が予め設定された正常時
の標準運転時間Taのイオンビーム5の照射総量に等し
くなると、アーク電源15をオフする。
信号の有無等によらず、成膜中に電流計28の計測信号
を積分加算してイオンビーム5の照射量の時間積分値を
間接的に求め、この時間積分値が予め設定された正常時
の標準運転時間Taのイオンビーム5の照射総量に等し
くなると、アーク電源15をオフする。
【0041】そして、自動制御で運転される場合は、ア
ーク電源15をオフしてから例えば第1の形態の停止時
間Tbが経過すると、再びアーク電源15がオンされて
つぎの基板4の成膜に移る。
ーク電源15をオフしてから例えば第1の形態の停止時
間Tbが経過すると、再びアーク電源15がオンされて
つぎの基板4の成膜に移る。
【0042】したがって、この場合は引出し電極9の放
電の有無によらず、常に、一定のイオンビーム5の照射
総量で基板4の成膜が行われ、この結果、第1の形態の
場合と同様、各基板4に設定された膜厚の均一な成膜が
行える。なお、イオン電流のモニタ等を図2の場合と異
なる手法で行ってもよいのは勿論である。
電の有無によらず、常に、一定のイオンビーム5の照射
総量で基板4の成膜が行われ、この結果、第1の形態の
場合と同様、各基板4に設定された膜厚の均一な成膜が
行える。なお、イオン電流のモニタ等を図2の場合と異
なる手法で行ってもよいのは勿論である。
【0043】
【発明の効果】本発明は、以下に記載する効果を奏す
る。まず、請求項1に係るイオンビームスパッタリング
装置においては、長時間の連続運転によりイオンビーム
5の引出し電極19の放電が成膜中に1回又は複数回発
生し、一時的なイオンビーム5の引出しの停止が発生し
ても、その停止時間(オフ時間)だけイオン源7の運転
時間が長くなって基板4の成膜が延長して行われ、この
とき、基板4の膜厚は放電なく規定の成膜時間イオンビ
ームが照射された場合と同一になり、イオン源7の引出
し電極19の放電の有無によらず、基板4に所定の膜厚
の成膜を行うことができ、生産機の場合、成膜の膜厚を
均一化して製品の歩留りを向上することができる。
る。まず、請求項1に係るイオンビームスパッタリング
装置においては、長時間の連続運転によりイオンビーム
5の引出し電極19の放電が成膜中に1回又は複数回発
生し、一時的なイオンビーム5の引出しの停止が発生し
ても、その停止時間(オフ時間)だけイオン源7の運転
時間が長くなって基板4の成膜が延長して行われ、この
とき、基板4の膜厚は放電なく規定の成膜時間イオンビ
ームが照射された場合と同一になり、イオン源7の引出
し電極19の放電の有無によらず、基板4に所定の膜厚
の成膜を行うことができ、生産機の場合、成膜の膜厚を
均一化して製品の歩留りを向上することができる。
【0044】また、請求項2に係るイオンビームスパッ
タリング装置にいおては、イオンビーム5の引出し電極
19の放電により成膜中に一時的にイオンビーム5の引
出しが停止しても、イオンビーム5の照射総量が設定量
に達するまでイオン源7の運転が継続され、この場合
も、引出し電極19の放電の有無によらず、所定の膜厚
の成膜を行うことができ、請求項1の係る装置の場合と
同様の効果が得られる。
タリング装置にいおては、イオンビーム5の引出し電極
19の放電により成膜中に一時的にイオンビーム5の引
出しが停止しても、イオンビーム5の照射総量が設定量
に達するまでイオン源7の運転が継続され、この場合
も、引出し電極19の放電の有無によらず、所定の膜厚
の成膜を行うことができ、請求項1の係る装置の場合と
同様の効果が得られる。
【図1】発明の実施の形態の要部のブロック構成図であ
る。
る。
【図2】図1の各部の詳細な結線図である。
【図3】放電のないときの成膜説明用の波形図である。
【図4】放電が発生したときの成膜説明用の波形図であ
る。
る。
【図5】一般的なイオンビームスパッタリング装置の概
略構成の説明図である。
略構成の説明図である。
3 ターゲット 4 基板 5 イオンビーム 7 イオン源 19 引出電極
Claims (2)
- 【請求項1】 イオン源から引出されたイオンビームを
ターゲットに照射して基板に成膜し、かつ、前記イオン
源に設けられた前記イオンビームの引出し電極の放電の
検出により、成膜中に一時的に前記イオン源の電極への
給電をオフして前記イオンビームの引出しを止めるイオ
ンビームスパッタリング装置において、 前記放電の検出毎の前記電極への給電のオフ時間の設定
と前記放電の検出回数とにより前記成膜の延長時間を決
定し、前記イオン源の運転時間を設定された成膜時間よ
り前記延長時間だけ延長補正することを特徴とするイオ
ンビームスパッタリング装置。 - 【請求項2】 イオン源から引出されたイオンビームを
ターゲットに照射して基板に成膜し、かつ、前記イオン
源に設けられた前記イオンビームの引出し電極の放電の
検出により、成膜中に一時的に前記イオン源の電極給電
をオフして前記イオンビームの引出しを止めるイオンビ
ームスパッタリング装置において、 成膜中に前記イオンビームの量に相当するイオン電流量
を計測し、計測量の時間積分値が設定された照射総量に
達するまで前記イオン源の運転を継続することを特徴と
するイオンビームスパッタリング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24082195A JPH0967670A (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | イオンビームスパッタリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24082195A JPH0967670A (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | イオンビームスパッタリング装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0967670A true JPH0967670A (ja) | 1997-03-11 |
Family
ID=17065205
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24082195A Pending JPH0967670A (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | イオンビームスパッタリング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0967670A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003522296A (ja) * | 1999-09-17 | 2003-07-22 | ノルディコ リミテッド | イオンビーム真空スパッタリング装置および方法 |
-
1995
- 1995-08-25 JP JP24082195A patent/JPH0967670A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003522296A (ja) * | 1999-09-17 | 2003-07-22 | ノルディコ リミテッド | イオンビーム真空スパッタリング装置および方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050127 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050222 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050628 |