JPH0968237A - 2点接触分割型軌道輪の製造方法 - Google Patents
2点接触分割型軌道輪の製造方法Info
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- JPH0968237A JPH0968237A JP22321595A JP22321595A JPH0968237A JP H0968237 A JPH0968237 A JP H0968237A JP 22321595 A JP22321595 A JP 22321595A JP 22321595 A JP22321595 A JP 22321595A JP H0968237 A JPH0968237 A JP H0968237A
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- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract description 12
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 8
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 abstract description 4
- 238000007730 finishing process Methods 0.000 abstract description 2
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 3
- 238000005242 forging Methods 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000010348 incorporation Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000036316 preload Effects 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
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- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 軌道面の仕上げ工程の簡略化
【解決手段】 外輪素材2’は、軌道面2a’の縦断面
をボール3の半径dよりも所定量だけ大きな曲率半径r
を有する1つの球面(点Oを曲率中心とする。)で描
き、かつ、幅寸法B’を完成品2{同図(d)}の幅寸
法Bよりも所定寸法Sだけ大きく製作したものである。
軌道面2a’の加工は、分割工程に入る前に、最終仕上
げまで行なうが、外輪素材2’の軌道面2a’は1球面
形状であるので、通常の深溝玉軸受の外輪と同じ方法で
加工を行なうことができる。
をボール3の半径dよりも所定量だけ大きな曲率半径r
を有する1つの球面(点Oを曲率中心とする。)で描
き、かつ、幅寸法B’を完成品2{同図(d)}の幅寸
法Bよりも所定寸法Sだけ大きく製作したものである。
軌道面2a’の加工は、分割工程に入る前に、最終仕上
げまで行なうが、外輪素材2’の軌道面2a’は1球面
形状であるので、通常の深溝玉軸受の外輪と同じ方法で
加工を行なうことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボールと2点接触
する形状の軌道面を備えた分割型軌道輪の製造方法に関
し、例えば4点接触玉軸受や1方向クラッチ等の内輪又
は外輪の製造に利用することができる。
する形状の軌道面を備えた分割型軌道輪の製造方法に関
し、例えば4点接触玉軸受や1方向クラッチ等の内輪又
は外輪の製造に利用することができる。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】軸方向予圧の付与、ア
キシャル荷重の支持、接触面圧の低減等を目的として、
軌道輪の軌道面をボールと2点接触する形状、例えば楕
円形状、2球面形状、V字形状等にする場合がある。し
かし、軌道面の仕上げ加工において次のような問題があ
る。すなわち、軌道輪の軌道面は、通常、スーパ仕上げ
されるが、標準深溝玉軸受の内・外輪のように、軌道面
の縦断面が1つの球面(R面)で描かれている場合は、
砥石を軌道面の軸方向曲率に沿って揺動させることによ
り、一回の段取り替えで軌道面の全面をスーパ仕上げす
ることができる。ところが、軌道面の縦断面が上記のよ
うな形状で描かれている場合は、このスーパ仕上げがで
きないため、タンブラ仕上げによるか、研削面のままに
しておかなければならない。そのため、製造工程の複雑
化を招き、また、必要とする品質が確保ができない場合
がある。
キシャル荷重の支持、接触面圧の低減等を目的として、
軌道輪の軌道面をボールと2点接触する形状、例えば楕
円形状、2球面形状、V字形状等にする場合がある。し
かし、軌道面の仕上げ加工において次のような問題があ
る。すなわち、軌道輪の軌道面は、通常、スーパ仕上げ
されるが、標準深溝玉軸受の内・外輪のように、軌道面
の縦断面が1つの球面(R面)で描かれている場合は、
砥石を軌道面の軸方向曲率に沿って揺動させることによ
り、一回の段取り替えで軌道面の全面をスーパ仕上げす
ることができる。ところが、軌道面の縦断面が上記のよ
うな形状で描かれている場合は、このスーパ仕上げがで
きないため、タンブラ仕上げによるか、研削面のままに
しておかなければならない。そのため、製造工程の複雑
化を招き、また、必要とする品質が確保ができない場合
がある。
【0003】本発明は、2点接触分割型軌道輪における
軌道面の仕上げ工程の簡略化、品質向上を図ろうとする
ものである。
軌道面の仕上げ工程の簡略化、品質向上を図ろうとする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、軌道面の縦
断面をボールの半径よりも所定量だけ大きな曲率半径を
有する1つの球面で描き、かつ、幅寸法を完成品に対し
て所定寸法だけ大きくした軌道輪素材を製作し、この軌
道輪素材を幅方向中心線に沿って2分割した後、各分割
体の分割面を上記所定寸法に対応した量だけ削り加工す
ることにした。
断面をボールの半径よりも所定量だけ大きな曲率半径を
有する1つの球面で描き、かつ、幅寸法を完成品に対し
て所定寸法だけ大きくした軌道輪素材を製作し、この軌
道輪素材を幅方向中心線に沿って2分割した後、各分割
体の分割面を上記所定寸法に対応した量だけ削り加工す
ることにした。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を1方向クラッチの
外輪に適用した実施形態について説明する。図1に示す
1方向クラッチは、内輪1、外輪2、内輪1の軌道面1
aと外輪2の軌道面2aとの間に介在する複数のボール
3、ボール3を保持する保持器4を主要な構成要素とす
る。外輪2は2分割構造のもので、左右一対の分割体が
分割面で相互に合わさって一体をなす。また、外輪2の
両端部内径には、一対のシール部材6が装着される。
外輪に適用した実施形態について説明する。図1に示す
1方向クラッチは、内輪1、外輪2、内輪1の軌道面1
aと外輪2の軌道面2aとの間に介在する複数のボール
3、ボール3を保持する保持器4を主要な構成要素とす
る。外輪2は2分割構造のもので、左右一対の分割体が
分割面で相互に合わさって一体をなす。また、外輪2の
両端部内径には、一対のシール部材6が装着される。
【0006】図2に拡大して示すように、外輪2の軌道
面2aは、相互に軸方向に寸法Sだけオフセットされた
点O1、O2をそれぞれ曲率中心とする曲率半径rの2
つの球面2a1、2a2で描かれ、ボール3と2点C
1、C2でアンギュラコンタクトする。曲率半径rは、
ボール3の半径dよりも所定量だけ大きい(r>d)。
また、軌道面2aの溝底部分には、円周溝2bが設けら
れている。軌道面2aに円周溝2bを設けたのは後述す
る保持器4を装着するためであり、外輪2を2分割構造
にしたのはボール3の軌道面1a・2a間への組み込
み、保持器4の円周溝2bへの組み込みを容易にするた
めである。尚、内輪1は標準深溝玉軸受の軸受内輪をそ
のまま使用している。
面2aは、相互に軸方向に寸法Sだけオフセットされた
点O1、O2をそれぞれ曲率中心とする曲率半径rの2
つの球面2a1、2a2で描かれ、ボール3と2点C
1、C2でアンギュラコンタクトする。曲率半径rは、
ボール3の半径dよりも所定量だけ大きい(r>d)。
また、軌道面2aの溝底部分には、円周溝2bが設けら
れている。軌道面2aに円周溝2bを設けたのは後述す
る保持器4を装着するためであり、外輪2を2分割構造
にしたのはボール3の軌道面1a・2a間への組み込
み、保持器4の円周溝2bへの組み込みを容易にするた
めである。尚、内輪1は標準深溝玉軸受の軸受内輪をそ
のまま使用している。
【0007】外輪2は、図3(a)に示す外輪素材2’
から分割工程{同図(b)}、旋削工程{同図(c)}
を経て得ることができる。外輪素材2’は、軌道面2
a’の縦断面をボール3の半径dよりも所定量だけ大き
な曲率半径rを有する1つの球面(点Oを曲率中心とす
る。)で描き、かつ、幅寸法B’を完成品2{同図
(d)}の幅寸法Bよりも所定寸法Sだけ大きく製作し
たものである(B’―B=S)。軌道面2a’の加工
は、分割工程に入る前に、最終仕上げ(スーパ仕上げ)
まで行なうが、外輪素材2’の軌道面2a’は1球面形
状であるので、通常の深溝玉軸受の外輪と同じ方法で加
工を行なうことができる。そして、軌道面2a’の仕上
げ加工が完了した後、円周溝2b’の溝加工を行ない、
次の分割工程に入る。尚、外輪素材2’の分割予定部位
外周つまり幅方向中心外周には、V字状のノッチ2c’
を設けてある。このノッチ2c’は、鍛造(素材形状と
同時鍛造)または旋削等により形成したものである。
から分割工程{同図(b)}、旋削工程{同図(c)}
を経て得ることができる。外輪素材2’は、軌道面2
a’の縦断面をボール3の半径dよりも所定量だけ大き
な曲率半径rを有する1つの球面(点Oを曲率中心とす
る。)で描き、かつ、幅寸法B’を完成品2{同図
(d)}の幅寸法Bよりも所定寸法Sだけ大きく製作し
たものである(B’―B=S)。軌道面2a’の加工
は、分割工程に入る前に、最終仕上げ(スーパ仕上げ)
まで行なうが、外輪素材2’の軌道面2a’は1球面形
状であるので、通常の深溝玉軸受の外輪と同じ方法で加
工を行なうことができる。そして、軌道面2a’の仕上
げ加工が完了した後、円周溝2b’の溝加工を行ない、
次の分割工程に入る。尚、外輪素材2’の分割予定部位
外周つまり幅方向中心外周には、V字状のノッチ2c’
を設けてある。このノッチ2c’は、鍛造(素材形状と
同時鍛造)または旋削等により形成したものである。
【0008】図3(b)に示すように、この実施例で
は、分割手段として自然分割を採用している。すなわ
ち、外輪素材2’の幅方向中心外周に設けたノッチ2
c’に破断工具7を適合させ、同図に矢印で示す方向に
圧力を加え、その圧力でノッチ2c’の底部分から素材
に割れを生じさせて、外輪素材2’を幅方向中心線に沿
って分割する。
は、分割手段として自然分割を採用している。すなわ
ち、外輪素材2’の幅方向中心外周に設けたノッチ2
c’に破断工具7を適合させ、同図に矢印で示す方向に
圧力を加え、その圧力でノッチ2c’の底部分から素材
に割れを生じさせて、外輪素材2’を幅方向中心線に沿
って分割する。
【0009】外輪素材2’を分割した後、図3(c)に
示すように、各分割体の分割面を寸法Sに対応した量だ
け(S/2ずつ)旋削加工する。この実施例のように、
分割手段として自然分割を採用する場合は、分割時の加
工代は不要であるので、切削加工代の総量は寸法Sと同
じである。分割手段として切断分割等を採用する場合
は、寸法Sから分割加工代をマイナスした量を切削加工
代の総量とすれば良い。
示すように、各分割体の分割面を寸法Sに対応した量だ
け(S/2ずつ)旋削加工する。この実施例のように、
分割手段として自然分割を採用する場合は、分割時の加
工代は不要であるので、切削加工代の総量は寸法Sと同
じである。分割手段として切断分割等を採用する場合
は、寸法Sから分割加工代をマイナスした量を切削加工
代の総量とすれば良い。
【0010】上記のようにして、分割面を寸法Sに対応
した量だけ旋削加工した2つの分割体を分割面で相互に
合わせると、図3(d)に示すような一体の外輪2が完
成する。
した量だけ旋削加工した2つの分割体を分割面で相互に
合わせると、図3(d)に示すような一体の外輪2が完
成する。
【0011】図4に示すように、保持器4は、外輪2の
円周溝2bに適合装着される環状部4aと、環状部4a
から内径側に連続して延びた複数の柱部4bと、環状部
4aおよび円周方向に隣り合った柱部4bで囲まれて形
成されたポケット4cと、環状部4aのポケット側の壁
面に設けられたカム面4dとを備えている。また、この
実施例において、保持器4は1つの割り口4eを有する
分割リングであり、内径側又は外径側から外力を加える
と自在に拡径又は縮径し、外力を取り除くと弾性により
元の状態に戻る。保持器4の自然状態における外径D
は、外輪2の円周溝2bの溝底部分の直径と同程度に設
定される。「同程度」には、見かけ上(製作誤差の範
囲内で)同一の場合、僅かに小さい場合が含まれる。
円周溝2bに適合装着される環状部4aと、環状部4a
から内径側に連続して延びた複数の柱部4bと、環状部
4aおよび円周方向に隣り合った柱部4bで囲まれて形
成されたポケット4cと、環状部4aのポケット側の壁
面に設けられたカム面4dとを備えている。また、この
実施例において、保持器4は1つの割り口4eを有する
分割リングであり、内径側又は外径側から外力を加える
と自在に拡径又は縮径し、外力を取り除くと弾性により
元の状態に戻る。保持器4の自然状態における外径D
は、外輪2の円周溝2bの溝底部分の直径と同程度に設
定される。「同程度」には、見かけ上(製作誤差の範
囲内で)同一の場合、僅かに小さい場合が含まれる。
【0012】図5に拡大して示すように、保持器4のカ
ム面4dは、ボール3の軌道面1aとの接触点C3にお
ける接線Lに対して角度θだけ傾斜したテーパ面であ
る。この傾斜角θは、1方向クラッチにおける一般的な
値を基準にして設定すると良い。カム面4dがこのよう
な形状を有するため、カム面4dと軌道面1aとの間に
1方向(同図で左回転方向)に縮小したくさび隙間が形
成される。
ム面4dは、ボール3の軌道面1aとの接触点C3にお
ける接線Lに対して角度θだけ傾斜したテーパ面であ
る。この傾斜角θは、1方向クラッチにおける一般的な
値を基準にして設定すると良い。カム面4dがこのよう
な形状を有するため、カム面4dと軌道面1aとの間に
1方向(同図で左回転方向)に縮小したくさび隙間が形
成される。
【0013】図5は、ボール3がくさび隙間から離脱し
ている状態を示しているが、この状態では、ボール3は
軌道面1aと1点C3で接触し、軌道面2aと2点C1
・C2で接触しながら転動し、通常の軸受転動体として
機能する。そのため、外輪2と内輪1との間で回転トル
クが遮断され、外輪2が内輪1に対して空転する。同時
に、外輪2からのラジアル荷重、アキシャル荷重は複数
のボール3によって支持される。一方、同図に示す状態
から、ボール3が保持器4に対し左回転方向に相対移動
してカム面4dを押圧すると、保持器4が僅かに拡径
し、環状部4aの反ポケット側の壁面(外径D)が円周
溝2bの溝底部分に圧接する。そして、この状態からボ
ール3がさらに左回転方向に相対移動すると(あるいは
相対移動しようとすると)、ボール3がカム面4dと軌
道面1aとの間に形成されるくさび隙間に完全に係合
し、ボール3がロックされる。これにより、外輪2から
の回転トルクが外輪2→保持器4→ボール3→内輪1と
いう経路で伝達され、内輪1が外輪2と一体に回転す
る。
ている状態を示しているが、この状態では、ボール3は
軌道面1aと1点C3で接触し、軌道面2aと2点C1
・C2で接触しながら転動し、通常の軸受転動体として
機能する。そのため、外輪2と内輪1との間で回転トル
クが遮断され、外輪2が内輪1に対して空転する。同時
に、外輪2からのラジアル荷重、アキシャル荷重は複数
のボール3によって支持される。一方、同図に示す状態
から、ボール3が保持器4に対し左回転方向に相対移動
してカム面4dを押圧すると、保持器4が僅かに拡径
し、環状部4aの反ポケット側の壁面(外径D)が円周
溝2bの溝底部分に圧接する。そして、この状態からボ
ール3がさらに左回転方向に相対移動すると(あるいは
相対移動しようとすると)、ボール3がカム面4dと軌
道面1aとの間に形成されるくさび隙間に完全に係合
し、ボール3がロックされる。これにより、外輪2から
の回転トルクが外輪2→保持器4→ボール3→内輪1と
いう経路で伝達され、内輪1が外輪2と一体に回転す
る。
【0014】この1方向クラッチは、上記のようなボー
ル3のくさび隙間に対する係合・離脱を、保持器4の外
輪2に対する連れ回り回転によって自動的に行なう構成
になっている。上述したように、保持器4の自然状態
(ボール3から力を受けていない状態)における外径D
は円周溝2bの溝底部分の直径と同程度に設定されてい
る。そのため、外輪2が回転すると、環状部4aと円周
溝2bとの接触による摩擦力や、環状部4aと円周溝2
bとの間に形成される油膜の粘性等によって、保持器4
が外輪2から回転方向に力を受けて連れ回り回転する。
例えば、図5において、外輪2が左回転方向に回転する
と、保持器4は外輪2の回転に引きずられて左回転方向
に連れ回り回転する。そのため、ボール3が保持器4に
対し右回転方向に相対移動してくさび隙間から離脱し、
回転トルクが遮断される。この状態から、外輪2の回転
が右回転方向に切り換わると、保持器4が外輪2の回転
に引きずられて右回転方向に連れ回り回転する。そのた
め、ボール3が軌道面2a上を転動しながら、保持器4
に対し左回転方向に相対移動してくさび隙間に係合し、
回転トルクが伝達される。すなわち、外輪2の内輪1に
対する相対回転方向の変化によって、クラッチのトルク
伝達・遮断が自動的に切り換わるのである。
ル3のくさび隙間に対する係合・離脱を、保持器4の外
輪2に対する連れ回り回転によって自動的に行なう構成
になっている。上述したように、保持器4の自然状態
(ボール3から力を受けていない状態)における外径D
は円周溝2bの溝底部分の直径と同程度に設定されてい
る。そのため、外輪2が回転すると、環状部4aと円周
溝2bとの接触による摩擦力や、環状部4aと円周溝2
bとの間に形成される油膜の粘性等によって、保持器4
が外輪2から回転方向に力を受けて連れ回り回転する。
例えば、図5において、外輪2が左回転方向に回転する
と、保持器4は外輪2の回転に引きずられて左回転方向
に連れ回り回転する。そのため、ボール3が保持器4に
対し右回転方向に相対移動してくさび隙間から離脱し、
回転トルクが遮断される。この状態から、外輪2の回転
が右回転方向に切り換わると、保持器4が外輪2の回転
に引きずられて右回転方向に連れ回り回転する。そのた
め、ボール3が軌道面2a上を転動しながら、保持器4
に対し左回転方向に相対移動してくさび隙間に係合し、
回転トルクが伝達される。すなわち、外輪2の内輪1に
対する相対回転方向の変化によって、クラッチのトルク
伝達・遮断が自動的に切り換わるのである。
【0015】尚、1方向クラッチの切換応答性は、保持
器4の連れ回り回転力、カム面4dの形状(傾斜角θ
等)、クラッチクリアランス等に依存するので、これら
の要素を使用条件等に応じて最適設定すると良い。
器4の連れ回り回転力、カム面4dの形状(傾斜角θ
等)、クラッチクリアランス等に依存するので、これら
の要素を使用条件等に応じて最適設定すると良い。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、分割工程に入る前に、
外輪素材の軌道面の仕上げ加工を行なうことにより、通
常の深溝玉軸受の軌道輪と同様の方法で軌道面の仕上げ
加工を行なうことができるので、従来に比べ製造工程の
簡略化を図ることができると同時に、品質向上を図るこ
とができる。
外輪素材の軌道面の仕上げ加工を行なうことにより、通
常の深溝玉軸受の軌道輪と同様の方法で軌道面の仕上げ
加工を行なうことができるので、従来に比べ製造工程の
簡略化を図ることができると同時に、品質向上を図るこ
とができる。
【図1】実施例に係わる1方向クラッチの縦断面図(図
a)、横断面図(図b)である。
a)、横断面図(図b)である。
【図2】外輪の軌道面を示す拡大断面図である。
【図3】外輪の製造工程を示す断面図である。
【図4】保持器の断面図である。
【図5】保持器のカム面周辺部を示す拡大断面図であ
る。
る。
2 外輪 2a 軌道面 3 ボール 2’ 外輪素材 2a’軌道面
Claims (1)
- 【請求項1】 左右一対の分割体が分割面で相互に合わ
さって一体をなし、ボールと2点接触する軌道面を備え
た2点接触分割型軌道輪の製造方法であって、 軌道面の縦断面をボールの半径よりも所定量だけ大きな
曲率半径を有する1つの球面で描き、かつ、幅寸法を完
成品に対して所定寸法だけ大きくした軌道輪素材を製作
し、この軌道輪素材を幅方向中心線に沿って2分割した
後、各分割体の分割面を上記所定寸法に対応した量だけ
削り加工することを特徴とする2点接触分割型軌輪の製
造方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22321595A JPH0968237A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 2点接触分割型軌道輪の製造方法 |
| US08/657,165 US5740893A (en) | 1995-07-14 | 1996-06-03 | One-way clutch and method of making bearing ring |
| DE19627013A DE19627013B4 (de) | 1995-07-14 | 1996-07-04 | Einwegkupplung |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22321595A JPH0968237A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 2点接触分割型軌道輪の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0968237A true JPH0968237A (ja) | 1997-03-11 |
Family
ID=16794602
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22321595A Withdrawn JPH0968237A (ja) | 1995-07-14 | 1995-08-31 | 2点接触分割型軌道輪の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0968237A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005048881A (ja) * | 2003-07-29 | 2005-02-24 | Nsk Ltd | 組合せ軸受、単列軸受、複列軸受の軌道輪の製造方法及び組合せ軸受、単列軸受、複列軸受 |
| JP2005337421A (ja) * | 2004-05-28 | 2005-12-08 | Ntn Corp | アンギュラ玉軸受の製造方法およびアンギュラ玉軸受 |
-
1995
- 1995-08-31 JP JP22321595A patent/JPH0968237A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005048881A (ja) * | 2003-07-29 | 2005-02-24 | Nsk Ltd | 組合せ軸受、単列軸受、複列軸受の軌道輪の製造方法及び組合せ軸受、単列軸受、複列軸受 |
| JP2005337421A (ja) * | 2004-05-28 | 2005-12-08 | Ntn Corp | アンギュラ玉軸受の製造方法およびアンギュラ玉軸受 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021105 |