JPH0969834A - 無線通信装置および無線ローカルエリアネットワークシステム - Google Patents

無線通信装置および無線ローカルエリアネットワークシステム

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JPH0969834A
JPH0969834A JP22220595A JP22220595A JPH0969834A JP H0969834 A JPH0969834 A JP H0969834A JP 22220595 A JP22220595 A JP 22220595A JP 22220595 A JP22220595 A JP 22220595A JP H0969834 A JPH0969834 A JP H0969834A
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JP
Japan
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spread spectrum
wireless
data
wireless lan
transmission
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JP22220595A
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English (en)
Inventor
Eiichi Kamei
栄一 亀井
Kunihiko Sasaki
佐々木  邦彦
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡便で遅延の少ない無線通信装置および無線
ローカルエリアネットワークシステムの提供。 【解決手段】 各無線LAN端末装置8は、各送信元に
対応する周波数チャンネルでパケット伝送データを受信
する無線受信部24a〜24dとそのパケット伝送デー
タのヘッダPh1,Ph2から自己宛のデータを識別す
る受信用データ変換部26とを備えているため、端末間
通信を行う際、他の複数の無線LAN端末装置8から送
信されるパケット伝送データをそれぞれ別の周波数チャ
ンネルで受信するのでデータが衝突することなく区別し
て受信することができる。また、パケット伝送データの
へッダに基づいて自己宛のデータを抽出することができ
る。こうして、受信側の無線LAN端末装置8は同時に
パケット伝送データを得ることができるので、早期に処
理が可能となり、また簡便な構成で実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信装置およ
び無線ローカルエリアネットワークシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の無線ローカルエリアネットワーク
(無線LAN)システムは、例えば、特開平5−102
969号公報に示されたものがある。これは、無線LA
Nに接続されたネットワーク側伝送装置を中継して、端
末間のデータ伝送を行うシステムである。データ伝送方
式は、CSMA/CD方式を採用している。すなわち、
回線を争奪し、回線を専有することによって、パケット
伝送データを伝送するものである。また、この従来技術
は、CSMA/CD方式のスループット向上のため、同
じ無線LANの端末同士で、直接、データ伝送が行える
場合には、端末間の通信のために設定された無線伝送路
を用いて通信を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在、画像符号化に見
られるマルチメディア情報処理技術、ATM伝送技術、
光ファイバに代表される広帯域通信技術、パーソナルな
情報アクセス手段としての移動体通信技術等を背景とし
て、マルチメディア情報を無線で伝送する無線通信シス
テム、すなわち広帯域無線LANが求められている。
【0004】広帯域無線LANは、例えば、画像伝送の
ように高速で遅延の少ないデータ伝送、音声伝送のよう
に低速で遅延の少ないデータ伝送、文書データの伝送の
ように、伝送速度・遅延を問わず、誤りの少ない伝送と
いった種々の通信品質で、種々のデータを一つのネット
ワークシステムで伝送するシステムである。
【0005】広帯域無線LANを実現するため、ATM
伝送技術を無線LANに適用することが考えられるが、
従来の無線LANで、ATM伝送を行おうとすると以下
のような問題が生じた。すなわち、回線へのアクセス方
式がCSMA/CD方式であるため、広帯域伝送に必要
とされる遅延の少ない伝送ができない。前述した特開平
5−102969号公報にては、回線を介する伝送をな
るべく少なくして、端末同士が安定して通信できる場合
には、端末間の直接の伝送を採用しているが、やはり、
アクセスはCSMA/CD方式であるために、遅延を少
なくすることにも限度があった。
【0006】この他の、遅延の少ない伝送を実現する方
法として、TDMA方式が存在するが、この方式を用い
た場合、複数の端末間で相互に伝送するためのタイムス
ロットの制御が難しく、その制御のためのシステム上の
機能的負担やコスト的負担が問題となった。
【0007】このような複数の端末間の通信における遅
延の問題は、無線ローカルエリアネットワークばかりで
なく、例えば、複数の無線通信装置間のデータ通信にお
いても同一無線通信装置へのアクセスが重複することに
よりいずれかの送信側の無線通信装置が先になされてい
る通信の終了を待たなくてはならないために遅延が生じ
るという、同様な問題が存在した。
【0008】本発明は、以上の問題を解決するためにな
されたものであり、簡便で遅延の少ない無線通信装置お
よび無線ローカルエリアネットワークシステムを提供す
ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】請求項1
記載の発明は、他の複数の無線通信装置と同時に通信可
能な無線通信装置であって、送信すべきデータに送信先
のアドレスを付加した伝送データを、自己に割り当てら
れた周波数チャンネルで送信する無線送信手段と、送信
元の無線通信装置に対応して割り当てられた各周波数チ
ャンネルから伝送データをそれぞれ受信する無線受信手
段と、前記無線受信手段が受信した伝送データに含まれ
るアドレス情報に基づいて自己宛のデータを抽出するデ
ータ抽出手段と、を備えたことを特徴とする無線通信装
置である。
【0010】請求項2記載の発明は、他の複数の無線通
信装置と同時に通信可能な無線通信装置であって、送信
すべきデータに送信先のアドレスを付加した伝送データ
を、自己に割り当てられたスペクトル拡散符号でスペク
トル拡散変調するスペクトル拡散変調手段と、前記スペ
クトル拡散変調手段にてスペクトル拡散変調された伝送
データを、共通周波数チャンネルで送信する無線送信手
段と、前記共通周波数チャンネルから伝送データを受信
する無線受信手段と、前記無線受信手段が受信した伝送
データを、送信元の無線通信装置に対応して割り当てら
れた各スペクトル拡散変調符号にそれぞれ同期してスペ
クトル拡散復調するスペクトル拡散復調手段と、前記ス
ペクトル拡散復調手段にてスペクトル拡散復調された伝
送データに含まれるアドレス情報に基づいて自己宛のデ
ータを抽出するデータ抽出手段と、を備えたことを特徴
とする無線通信装置である。
【0011】請求項3記載の発明は、他の複数の無線通
信装置と同時に通信可能な無線通信装置であって、伝送
データを、送信先の無線通信装置と自己との組合せに対
応して割り当てられた各周波数チャンネルでそれぞれ送
信する無線送信手段と、送信元の無線通信装置と自己と
の組合せに対応して割り当てられた各周波数チャンネル
から伝送データをそれぞれ受信する無線受信手段と、を
備えたことを特徴とする無線通信装置である。
【0012】請求項4記載の発明は、他の複数の無線通
信装置と同時に通信可能な無線通信装置であって、伝送
データを、自己に割り当てられたスペクトル拡散符号で
スペクトル拡散変調するスペクトル拡散変調手段と、前
記スペクトル拡散変調手段にてスペクトル拡散変調され
た伝送データを、送信先の無線通信装置に対応して割り
当てられた各周波数チャンネルでそれぞれ送信する無線
送信手段と、自己に対応して割り当てられた周波数チャ
ンネルから伝送データを受信する無線受信手段と、前記
無線受信手段が受信した伝送データを、送信元の無線通
信装置に対応して割り当てられた各スペクトル拡散変調
符号に同期してそれぞれスペクトル拡散復調するスペク
トル拡散復調手段と、を備えたことを特徴とする無線通
信装置である。
【0013】請求項5記載の発明は、他の複数の無線通
信装置と同時に通信可能な無線通信装置であって、伝送
データを、送信先の無線通信装置に対応して割り当てら
れた各スペクトル拡散符号でそれぞれスペクトル拡散変
調するスペクトル拡散変調手段と、前記スペクトル拡散
変調手段にてスペクトル拡散変調された各伝送データを
合成して、自己に割り当てられた周波数チャンネルで送
信する無線送信手段と、送信元に対応して割り当てられ
た各周波数チャンネルから伝送データをそれぞれ受信す
る無線受信手段と、前記無線受信手段が受信した各伝送
データを、自己に対応して割り当てられたスペクトル拡
散変調符号に同期してそれぞれスペクトル拡散復調する
スペクトル拡散復調手段と、を備えたことを特徴とする
無線通信装置である。
【0014】請求項6記載の発明は、他の複数の無線通
信装置と同時に通信可能な無線通信装置であって、伝送
データを、送信先の無線通信装置と自己との組合せに対
応して割り当てられた各スペクトル拡散符号でそれぞれ
スペクトル拡散変調するスペクトル拡散変調手段と、前
記スペクトル拡散変調手段にてスペクトル拡散変調され
た各伝送データを合成して、共通周波数チャンネルで送
信する無線送信手段と、前記共通周波数チャンネルから
伝送データを受信する無線受信手段と、前記無線受信手
段が受信した伝送データを、送信元の無線通信装置と自
己との組合せに対応して割り当てられた各スペクトル拡
散変調符号に同期してそれぞれスペクトル拡散復調する
スペクトル拡散復調手段と、を備えたことを特徴とする
無線通信装置である。
【0015】請求項7記載の発明は、無線ローカルエリ
アネットワーク基地局、無線ローカルエリアネットワー
ク端末装置、前記無線ローカルエリアネットワーク基地
局に接続されたノード交換機、および前記無線ローカル
エリアネットワーク端末装置に接続された端末からなる
無線ローカルエリアネットワークシステムにおいて、前
記請求項1〜6のいずれか記載の無線通信装置を前記無
線ローカルエリアネットワーク端末装置として用いたこ
とを特徴とする無線ローカルエリアネットワークシステ
ムである。
【0016】請求項8記載の発明は、前記請求項1〜6
のいずれか記載の無線通信装置が、周波数チャンネルの
繰り返し利用のために設定された同一セル内の、他の複
数の無線通信装置と通信可能であることを特徴とする請
求項7記載の無線ローカルエリアネットワークシステム
である。
【0017】請求項9記載の発明は、前記請求項1〜6
のいずれか記載の無線通信装置が、周波数チャンネルの
繰り返し利用のために設定された他のセルの内で、受信
可能な位置にあるセルに割り当てられた周波数チャンネ
ルも受信可能とされていることにより、異なるセル内の
無線通信装置とも通信可能であることを特徴とする請求
項7記載の無線ローカルエリアネットワークシステムで
ある。
【0018】ここで、請求項1の無線通信装置は、無線
送信手段、無線受信手段およびデータ抽出手段を備えて
いる。無線送信手段は、送信すべきデータに送信先のア
ドレスを付加した伝送データを、自己に割り当てられた
周波数チャンネルで送信する。無線受信手段は、送信元
の無線通信装置に対応して割り当てられた各周波数チャ
ンネルから伝送データをそれぞれ受信する。データ抽出
手段は、前記無線受信手段が受信した伝送データに含ま
れるアドレス情報に基づいて自己宛のデータを抽出す
る。
【0019】本無線通信装置は、送信側では、伝送デー
タを自己に割り当てられた周波数チャンネルで送信して
いる。受信側では、無線受信手段が送信元の無線通信装
置に対応して割り当てられた各周波数チャンネルから伝
送データをそれぞれ受信している。このため、受信側の
無線通信装置が、他の複数の無線通信装置から同時にア
クセスされても、受信側の無線受信手段が、そのそれぞ
れを同時に受信することができる。
【0020】したがって、送信側の複数の無線通信装置
は、送信が重複しても送信が失敗することがなく、また
既に行われている通信を待つこと無く、いつでも任意に
伝送データを受信側へ送信することができる。そして、
受信側の無線通信装置は同時に伝送データを得ることが
できるので、早期に処理が可能となる。また、このよう
な機能は、基本的に複数の周波数チャンネルから受信で
きる無線受信手段を設ければ良く、多元接続のための通
信制御も必要ないことから、簡便な構成で実現できる。
【0021】請求項2の無線通信装置は、スペクトル拡
散変調手段、無線送信手段、無線受信手段、スペクトル
拡散復調手段およびデータ抽出手段を備えている。スペ
クトル拡散変調手段は、送信すべきデータに送信先のア
ドレスを付加した伝送データを、自己に割り当てられた
スペクトル拡散符号でスペクトル拡散変調する。無線送
信手段は、前記スペクトル拡散変調手段にてスペクトル
拡散変調された伝送データを、共通周波数チャンネルで
送信する。無線受信手段は、その共通周波数チャンネル
から伝送データを受信する。スペクトル拡散復調手段
は、前記無線受信手段が受信した伝送データを、送信元
の無線通信装置に対応して割り当てられた各スペクトル
拡散変調符号にそれぞれ同期してスペクトル拡散復調す
る。データ抽出手段は、前記スペクトル拡散復調手段に
てスペクトル拡散復調された伝送データに含まれるアド
レス情報に基づいて自己宛のデータを抽出する。
【0022】本無線通信装置は、送信側では、伝送デー
タを自己に割り当てられたスペクトル拡散符号でスペク
トル拡散変調して送信している。受信側では、スペクト
ル拡散復調手段が送信元の無線通信装置に対応して割り
当てられた各スペクトル拡散変調符号にそれぞれ同期し
てスペクトル拡散復調している。このため、受信側の無
線通信装置が、他の複数の無線通信装置から同時にアク
セスされても、受信側のスペクトル拡散復調手段が、送
信元の無線通信装置毎に、送信された伝送データを分離
して処理することができる。したがって、請求項1の場
合と同様な効果を生じることができる。
【0023】請求項3の無線通信装置は、無線送信手段
および無線受信手段を備えている。無線送信手段は、伝
送データを、送信先の無線通信装置と自己との組合せに
対応して割り当てられた各周波数チャンネルでそれぞれ
送信する。無線受信手段は、送信元の無線通信装置と自
己との組合せに対応して割り当てられた各周波数チャン
ネルから伝送データをそれぞれ受信する。この受信デー
タが自己宛のデータとなる。
【0024】本無線通信装置は、送信側と受信側との組
合せに応じて、周波数チャンネルが個々に設定されてい
る。送信先あるいは送信元の無線通信装置と自己との組
合せに対応して割り当てられた各周波数チャンネルと
は、このことを意味している。したがって、1つの無線
通信装置と他の1つの無線通信装置との通信は、その2
つの無線通信装置の通信に限った周波数チャンネルが用
いられていることから、複数の無線通信装置から1つの
無線通信装置に同時に送信があっても、送信内容が受信
側で区別できるとともに、受信できたデータはすべて自
己宛のデータである。このため、送信が失敗したり、送
信待ちを行う必要が無くなり、請求項1の場合と同様な
効果を生じることができる。
【0025】請求項4の無線通信装置は、スペクトル拡
散変調手段、無線送信手段、無線受信手段、およびスペ
クトル拡散復調手段を備えている。スペクトル拡散変調
手段は、伝送データを、自己に割り当てられたスペクト
ル拡散符号でスペクトル拡散変調する。無線送信手段
は、このスペクトル拡散変調手段にてスペクトル拡散変
調された伝送データを、送信先の無線通信装置に対応し
て割り当てられた各周波数チャンネルでそれぞれ送信す
る。無線受信手段は、自己に対応して割り当てられた周
波数チャンネルから伝送データを受信する。スペクトル
拡散復調手段は、この無線受信手段が受信した伝送デー
タを、送信元の無線通信装置に対応して割り当てられた
各スペクトル拡散変調符号に同期してそれぞれスペクト
ル拡散復調する。このスペクトル拡散復調された受信デ
ータが自己宛のデータとなる。
【0026】受信側の無線通信装置に、同時に他の複数
の無線通信装置からデータが送信されると、それはすべ
て自己宛のデータであるとともに、伝送データは送信側
の自己に割り当てられたスペクトル拡散符号でスペクト
ル拡散変調されている。したがって、受信側のスペクト
ル拡散復調手段にて、受信した伝送データを、送信元の
無線通信装置に対応して割り当てられた各スペクトル拡
散変調符号に同期してそれぞれスペクトル拡散復調すれ
ば、送信元の無線通信装置毎に、伝送データを分離でき
る。このため、他の複数の無線通信装置から1つの無線
通信装置に同時に送信があっても、送信内容が受信側で
区別できるので、送信が失敗したり、送信待ちを行う必
要が無くなり、請求項1の場合と同様な効果を生じるこ
とができる。
【0027】請求項5の無線通信装置は、スペクトル拡
散変調手段、無線送信手段、無線受信手段、およびスペ
クトル拡散復調手段を備えている。スペクトル拡散変調
手段は、伝送データを、送信先の無線通信装置に対応し
て割り当てられた各スペクトル拡散符号でそれぞれスペ
クトル拡散変調する。無線送信手段は、このスペクトル
拡散変調手段にてスペクトル拡散変調された各伝送デー
タを合成して、自己に割り当てられた周波数チャンネル
で送信する。無線受信手段は、送信元に対応して割り当
てられた各周波数チャンネルから伝送データをそれぞれ
受信する。スペクトル拡散復調手段は、この無線受信手
段が受信した各伝送データを、自己に対応して割り当て
られたスペクトル拡散変調符号に同期してそれぞれスペ
クトル拡散復調する。このスペクトル拡散復調された受
信データが自己宛のデータとなる。
【0028】受信側の無線通信装置に、同時に複数の無
線通信装置から送信があっても、受信側では、無線受信
手段が送信元の無線通信装置に対応して割り当てられた
周波数チャンネルから伝送データをそれぞれ受信してい
る。このため、受信側の無線通信装置が、他の複数の無
線通信装置から同時にアクセスされても、受信側の無線
受信手段が、送信元を区別してそれぞれを同時に受信す
ることができる。しかも、自己宛の伝送データであるこ
とは、受信側のスペクトル拡散復調手段にて、受信した
伝送データを、自己に対応して割り当てられたスペクト
ル拡散変調符号に同期してそれぞれスペクトル拡散復調
すれば、自己に送信された伝送データを分離できる。こ
のため、複数の無線通信装置から1つの無線通信装置に
同時に送信があっても、送信内容が受信側で区別できる
ので、送信が失敗したり、送信待ちを行う必要が無くな
り、請求項1の場合と同様な効果を生じることができ
る。
【0029】請求項6の無線通信装置は、スペクトル拡
散変調手段、無線送信手段、無線受信手段、およびスペ
クトル拡散復調手段を備えている。スペクトル拡散変調
手段は、伝送データを、送信先の無線通信装置と自己と
の組合せに対応して割り当てられた各スペクトル拡散符
号でそれぞれスペクトル拡散変調する。無線送信手段
は、前記スペクトル拡散変調手段にてスペクトル拡散変
調された各伝送データを合成して、共通周波数チャンネ
ルで送信する。無線受信手段は、この共通周波数チャン
ネルから伝送データを受信する。スペクトル拡散復調手
段は、この無線受信手段が受信した伝送データを、送信
元の無線通信装置と自己との組合せに対応して割り当て
られた各スペクトル拡散変調符号に同期してそれぞれス
ペクトル拡散復調する。このスペクトル拡散復調された
受信データが自己宛のデータとなる。
【0030】本無線通信装置は、送信側と受信側との組
合せに応じて、スペクトル拡散符号が個々に設定されて
いる。送信先または送信元の無線通信装置と自己との組
合せに対応して割り当てられた各スペクトル拡散符号と
は、このことを意味している。したがって、1つの無線
通信装置と他の1つの無線通信装置との通信は、その2
つの無線通信装置の通信に限ったスペクトル拡散符号が
用いられていることから、複数の無線通信装置から1つ
の無線通信装置に同時に送信があっても、スペクトル拡
散復調により受信側で自己への伝送データが分離でき
る。このため、送信が失敗したり、送信待ちを行う必要
が無くなり、請求項1の場合と同様な効果を生じること
ができる。
【0031】前記無線通信装置は、無線ローカルエリア
ネットワーク基地局、無線ローカルエリアネットワーク
端末装置、前記無線ローカルエリアネットワーク基地局
に接続されたノード交換機、および前記無線ローカルエ
リアネットワーク端末装置に接続された端末からなる無
線ローカルエリアネットワークシステムにおける前記無
線ローカルエリアネットワーク端末装置として用いるこ
とができる。
【0032】この場合、各無線通信装置が、周波数チャ
ンネルの繰り返し利用のために設定された同一セル内
の、他の複数の無線通信装置と通信可能とされていれ
ば、無線ローカルエリアネットワーク基地局を介する同
一セル内の無線通信装置同士の通信が少なくなり、請求
項1記載の効果に加えて、更にスループットが一層向上
する。
【0033】また、他のセルの内で、受信可能な位置に
あるセルに割り当てられた周波数チャンネルも受信可能
に構成することにより、異なるセル内の無線通信装置と
も通信可能とすれば、無線ローカルエリアネットワーク
基地局およびノード交換機にも負担をかけないので、更
にスループットがより一層向上する。
【0034】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]図1は、本発明の一実施形態である無
線ローカルエリアネットワーク(無線LAN)システム
2の構成を示す。
【0035】無線LANシステム2は、ノード交換機
4、無線LAN基地局6および無線LAN端末装置8を
備えている。ノード交換機4は、無線LANを構成する
エリア内の無線LAN基地局6および図示しない有線L
ANの交換機等に接続され、更にWAN(ワイドエリア
ネットワーク)にも接続される。無線LAN基地局6
は、周波数の繰り返し利用のために設定されたセル10
毎に、各1つ設置されている。無線LAN基地局6は、
セル10内の各無線LAN端末装置8と無線チャンネル
によって接続されると共に、光ファイバ12等の有線の
伝送媒体を使つて、ノード交換機4に接続されている。
【0036】パーソナルコンピュー夕やワークステーン
ョン等の端末14に接続されている無線LAN端末装置
8には、図2に示すごとく、無線送信部20と送信用デ
ータ変換部22とを有するデータ送信部23、および無
線受信部24と受信用データ変換部26とを有するデー
タ受信部27を備えている。
【0037】送信用データ変換部22および受信用デー
タ変換部26は、パケット伝送データとATMデータと
の間の変換機能を有し、更にITU−T勧告I.432
等で規定されるATMデータの伝送に必要な物理インタ
ーフェースとして、光送信機28および光受信機30を
備えている。
【0038】端末14側には、無線LAN端末装置8側
と接続するためにATMネットワークインターフェース
カード(ATM−NIC)32が備えられている。AT
Mネットワークインターフェースカード32は、元来、
有線のATM−LANに接続するためのものであり、内
部バス34を介してCPUボード14a側から受信する
データに基づいてATMデータを生成したり、ATMデ
ータから内部バス34側へ送信するデータを生成したり
するとともに、ITU−T勧告I.432等で規定され
る物理インターフェースである光送信機36および光受
信機38により、光ファイバ40を介して無線LAN端
末装置8側とATMデータの送受信を行っている。
【0039】図3に、無線LAN端末装置8のブロック
図を示す。ここでは、1つの無線LAN端末装置8につ
いて説明するが、他の無線LAN端末装置8について
も、送受信できる周波数チャンネル以外は、同一の構成
であるので、他の無線LAN端末装置8の説明は省略す
る。
【0040】無線LAN端末装置8は、データ送信部2
3とデータ受信部27とを備えている。データ送信部2
3は前述したごとく、無線送信部20および送信用デー
タ変換部22を備えており、送信用データ変換部22は
端末14側から送信されるATMデータを無線送信部2
0の送信に適したパケット伝送データに変換して、無線
送信部20に送信している。無線送信部20では、この
無線LAN端末装置8に割り当てられた周波数チャンネ
ルで、送信用データ変換部22から送信されたパケット
伝送データを無線送信する。
【0041】データ受信部27には、無線受信部24と
して、同一セル10内に存在する他の無線LAN端末装
置8に割り当てられている周波数チャンネルに対応する
数(ここでは、同一セル10内に4台の無線LAN端末
装置8が存在しているとすると、他の無線LAN端末装
置8は3台となる)の無線受信部24a,24b,24
c、および無線LAN基地局6に割り当てられている周
波数チャンネルに対応する無線受信部24dと、更に受
信用データ変換部26とが備えられている。
【0042】送信用データ変換部22は、公知の、専用
LSI、または、汎用マイクロプロセッサ等を用いた論
理回路で構成され、端末14から、コンピュータのバ
ス、SCCIなどのI/Oインターフェース、あるいは
ITU−T勧告I.432で規定されるATM−NIC
を介して、送信すべきデータと送信先の情報であるアド
レスとからなるATMデータを入力し、アドレス情報を
含むへツダをデータにつけたパケット伝送データに変換
して、無線送信部20の周波数に適合して予め設定され
たシンボルレートで、無線送信部20に出力する。
【0043】無線送信部20は、公知のデジタル変調
器、周波数変換器、増幅器、アンテナ等で構成される。
この無線送信部20の無線周波数チャンネルは、同一セ
ル10内に割り当てられた複数の周波数チャンネルのう
ち、無線LAN端末装置8に対して固有に割り当てられ
た周波数チャンネルを用いる。すなわち、同一セル10
内では、同じ周波数チャンネルを使つて送信する無線L
AN端末装置8は他には存在しない。こうして無線送信
部20は、送信用データ変換部22から得たパケット伝
送データを割り当てられた周波数チャンネルで送信す
る。
【0044】無線受信部24は、それぞれ、公知のアン
テナ、増幅器、周波数変換器、デジタル復調器などで構
成される4つの無線受信部24a,24b,24c,2
4dに別れている。この内、3つの無線受信部24a,
24b,24cは、それぞれ、他の無線LAN端末装置
8に備えられている各無線送信部20の周波数チャンネ
ルから受信可能に設定され、1つの無線受信部24dは
無線LAN基地局6の周波数チャンネルから受信可能に
設定されている。したがって、無線受信部24は、同一
セル10内にある他の複数の無線LAN端末装置8の送
信データをすべて受信でき、この受信したパケット伝送
データを受信用データ変換部26へ出力する。
【0045】受信用データ変換部26は、送信用データ
変換部22と同様に、公知の論理回路で構成され、無線
受信部24a,24b,24c,24dから得た同一セ
ル10内にある無線LAN端末装置8が送信したパケッ
ト伝送データを入力して、そのアドレス情報から、自端
末14向けのデータを抽出して、ATMデータに変換し
て、端末14側へ出力する。
【0046】次に、図3に示した各無線LAN端末装置
8が相互にデータ伝送を行う手順を、図4に示す。4つ
の無線LAN端末装置8はA,B,C,Dで表されてい
る。ここでBの無線LAN端末装置8が他のA,C,D
の無線LAN端末装置8からデータの送信を受けた場合
を考える。
【0047】まず、Aの無線LAN端末装置8は、周波
数チャンネルF1で、データを送信し、Bの無線LAN
端末装置8は周波数チャンネルF2、Cの無線LAN端
末装置8は周波数チャンネルF3、Dの無線LAN端末
装置8は周波数チャンネルF4でデータを送信してい
る。Aの無線LAN端末装置8は、Bの無線LAN端末
装置8宛データ→Cの無線LAN端末装置8宛データ→
Dの無線LAN端末装置8宛データ→Bの無線LAN端
末装置8宛データの順でパケット伝送データを送信す
る。ほぼ同じタイミングで、Cの無線LAN端末装置8
は、Aの無線LAN端末装置8宛データ→Bの無線LA
N端末装置8宛データ→Dの無線LAN端末装置8宛デ
ータ→Aの無線LAN端末装置8宛データの順でパケッ
ト伝送データを送信する。更に、ほぼ同じタイミング
で、Dの無線LAN端末装置8は、Aの無線LAN端末
装置8宛データ→Bの無線LAN端末装置8宛データ→
Cの無線LAN端末装置8宛データ→Aの無線LAN端
末装置8宛データの順でパケット伝送データを送信す
る。
【0048】Bの無線LAN端末装置8では、3つの無
線受信部24a,24b,24cが、周波数チャンネル
F1,F3,F4から、他の3つの無線LAN端末装置
8からのパケット伝送データを受信する。これらの受信
データ(パケット伝送データ)からは、受信用データ変
換部26が、各パケット伝送データに付加されたへツダ
情報から、自己宛のデータを抽出する。図示するごと
く、タイミングt1では、Aの無線LAN端末装置8か
らの受信データから自己宛のパケット伝送データを抽出
し、タイミングt2では、C,Dの無線LAN端末装置
8からの受信データから自己宛のパケット伝送データを
抽出し、タイミングt4では、Aの無線LAN端末装置
8からの受信データから自己宛のパケット伝送データを
抽出する。これら抽出したパケット伝送データは、一時
的に受信用データ変換部26内のバッファに蓄積され、
順次ATMデータに変換されて、端末14側へ出力され
る。
【0049】他のA,C,Dの無線LAN端末装置8に
ついても、それぞれ、他の無線LAN端末装置8からの
パケット伝送データの受信がなされるので、Bの無線L
AN端末装置8と同じ処理がなされることにより、受信
された自己宛のパケット伝送データをATMデータに変
換してそれぞれの端末14へ出力する。
【0050】尚、無線LAN基地局6を介して他のセル
10の無線LAN端末装置8へのパケット伝送データの
送信は、ATMデータのヘッダAhに他のセル10の無
線LAN端末装置8を指定することにより、送信される
パケット伝送データのヘッダPh1,Ph2に記述され
る。無線LAN基地局6は受信データの中からそのヘッ
ダのパケット伝送データを抽出し、ATMデータに変換
してノード交換機4を介して該当する無線LAN端末装
置8の存在するセル10の無線LAN基地局6から、無
線LAN基地局6に割り当てられた周波数チャンネルで
発信される。そのセル10の無線LAN端末装置8は、
無線LAN基地局6に割り当てられた周波数チャンネル
用の無線受信部24dから受信し、それが自己へのデー
タであれば、ATMデータに変換して自端末14へ送信
する。
【0051】以上の構成、動作により、各セル10内に
おいて、直接、端末間通信を行う際、各無線LAN端末
装置8が、任意の時点で任意の無線LAN端末装置8に
対してデータを送信しても、受信側では、複数の無線L
AN端末装置8から送信されるパケット伝送データをそ
れぞれ別の周波数チャンネルで受信するので、送信タイ
ミングが重なっても、データが衝突することなく、各無
線LAN端末装置8からのデータを区別して受信するこ
とができる。また、データには、送信先の情報が入つた
へッダが付加されているので、それに基づいて、自己宛
のデータを抽出することができる。
【0052】したがって、各無線LAN端末装置8は、
送信が重複しても送信が失敗することがなく、また既に
行われている通信を待つことも無く、いつでも任意にパ
ケット伝送データを受信側へ送信することができる。こ
うして、受信側の無線LAN端末装置8は同時にパケッ
ト伝送データを得ることができるので、早期に処理が可
能となる。また、このような機能は、各無線LAN端末
装置8に複数の周波数チャンネルを受信できる無線受信
部24が設けられていることにより実現されているた
め、多元接続のための通信制御も必要なく、簡便な構成
で実現できる。
【0053】本実施の形態において、無線送信部20が
無線送信手段に、無線受信部24が無線受信手段に、受
信用データ変換部26がデータ抽出手段に該当する。 [実施の形態2]次に、本発明の実施の形態2を説明す
る。本無線LAN端末装置108では、スペクトル拡散
の手法により、データの発信元を区別している点が実施
の形態1と異なる。ここでも1つの無線LAN端末装置
108の構成のみ示すが、他の無線LAN端末装置10
8も変復調するスペクトル拡散符号が異なる以外は、同
様の構成をなしている。
【0054】本無線LAN端末装置108は、データ送
信部123およびデータ受信部127を備えている。デ
ータ送信部123は、無線送信部20、送信用データ変
換部22、スペクトル拡散符号生成部130およびスペ
クトル拡散変調器132を備えている。無線送信部20
および送信用データ変換部22は、実施の形態1で述べ
たごとくであるが、無線送信部20は各セル10内では
セル10に割り当てられた一つの周波数チャンネルを共
通で用いている点が異なる。スペクトル拡散符号生成部
130は、公知のPN系列符号の生成器で構成されてい
る。このスペクトル拡散符号生成部130が生成するス
ペクトル拡散符号は、自己に固有に割り当てられた符号
を用いる。すなわち、同一セル10内では、同じスペク
トル拡散符号を用いてスペクトル拡散変調する無線LA
N端末装置108は他には存在しない。スペクトル拡散
変調器132は、伝送データをスペクトル拡散変調し
て、無線送信部20に出力する。このスペクトル拡散変
調器132は、公知のPN系列を用いた直接拡散方式の
スペクトル拡散変調器で構成されている。
【0055】データ受信部127は、無線受信部24、
受信用データ変換部26、4つの同期部140,14
2,144,146、4つのスペクトル拡散復調器15
0,152,154,156を備えている。無線受信部
24および受信用データ変換部26は、実施の形態1で
述べたごとくであるが、無線受信部24は各セル10内
では、無線送信部20が用いていると同じ、前述したセ
ル10に割り当てられた一つの周波数チャンネルを共通
で用いている点が異なる。
【0056】同期部140,142,144,146
は、ベースバンド遅延ロックループ等の公知のPN符号
の同期回路で構成される。各スペクトル拡散復調器15
0,152,154,156と同期手段の組合せの内、
同期部140,142,144とスペクトル拡散復調器
150,152,154との3つの組合せは、同一セル
10内の他の3つの無線LAN端末装置108に割り当
てられたスペクトル拡散符号に同期して、各無線LAN
端末装置108が送信したパケット伝送データをそれぞ
れスペクトル拡散復調するように設定されている。した
がって、同一セル10内にある他の複数の無線LAN端
末装置108が送信したパケット伝送データを区別して
すべて受信できることになる。また、もう1つの同期部
146とスペクトル拡散復調器156との組合せは、無
線LAN基地局6からの送信用である。無線LAN基地
局6の送受信部分は、各無線LAN端末装置108と同
様に、スペクトル拡散符号生成部130が生成するスペ
クトル拡散符号および同期部140〜146が同期する
スペクトル拡散符号が異なるのみで、同一の構成をなし
ている。
【0057】次に、図5に示した無線LAN端末装置1
08を介して、各無線LAN端末装置108が相互にデ
ータ伝送を行う手順を図6に示す。4つの無線LAN端
末装置108はA,B,C,Dで表されている。ここで
Bの無線LAN端末装置108が他のA,C,Dの無線
LAN端末装置108からデータの送信を受けた場合を
考える。Aの無線LAN端末装置108は、スペクトル
拡散符号P1で、データを送信し、Bの無線LAN端末
装置108はスペクトル拡散符号P2、Cの無線LAN
端末装置108はスペクトル拡散符号P3、Dの無線L
AN端末装置108はスペクトル拡散符号P4でデータ
を送信している。Aの無線LAN端末装置108は、B
の無線LAN端末装置108宛データ→Cの無線LAN
端末装置108宛データ→Dの無線LAN端末装置10
8宛データ→Bの無線LAN端末装置108宛データの
順でパケット伝送データを送信する。ほぼ同じタイミン
グで、Cの無線LAN端末装置108は、Aの無線LA
N端末装置108宛データ→Bの無線LAN端末装置1
08宛データ→Dの無線LAN端末装置108宛データ
→Aの無線LAN端末装置108宛データの順でパケッ
ト伝送データを送信する。更に、ほぼ同じタイミング
で、Dの無線LAN端末装置108は、Aの無線LAN
端末装置108宛データ→Bの無線LAN端末装置10
8宛データ→Cの無線LAN端末装置108宛データ→
Aの無線LAN端末装置108宛データの順でパケット
伝送データを送信する。
【0058】Bの無線LAN端末装置108では、1つ
の無線受信部24にて、他の3つの無線LAN端末装置
108から、それぞれスペクトル拡散符号P1,P3,
P4にてスペクトル拡散変調されたパケット伝送データ
を受信する。受信データは、同期部140〜146およ
びスペクトル拡散復調器150〜156にてそれぞれス
ペクトル拡散復調される。他の3つの無線LAN端末装
置108からのパケット伝送データの内、Aの無線LA
N端末装置108からのパケット伝送データは、同期部
140およびスペクトル拡散復調器150によりスペク
トル拡散復調され、Cの無線LAN端末装置108から
のパケット伝送データは、同期部142およびスペクト
ル拡散復調器152によりスペクトル拡散復調され、D
の無線LAN端末装置108からのパケット伝送データ
は、同期部144およびスペクトル拡散復調器154に
よりスペクトル拡散復調され、それぞれ受信用データ変
換部26へ送信される。同期部146およびスペクトル
拡散復調器156は無線LAN基地局6からのパケット
伝送データのスペクトル拡散復調用である。
【0059】これらのスペクトル拡散復調された受信デ
ータは、受信用データ変換部26が、付加されたへツダ
情報から、自己宛のデータを抽出する。図示するごと
く、タイミングt1では、Aの無線LAN端末装置10
8からの自己宛のパケット伝送データを抽出し、タイミ
ングt2では、C,Dの無線LAN端末装置108から
の自己宛のパケット伝送データを抽出し、タイミングt
4では、Aの無線LAN端末装置108からの自己宛の
パケット伝送データを抽出する。これら抽出したパケッ
ト伝送データは一時的に受信用データ変換部26内のバ
ッファに蓄積され、順次ATMデータに変換されて、端
末14側へ出力される。
【0060】他のA,C,Dの無線LAN端末装置10
8についても、それぞれ、他の無線LAN端末装置10
8からのパケット伝送データの受信がなされるので、B
の無線LAN端末装置108と同じ処理がなされること
により、受信された自己宛のパケット伝送データをAT
Mデータに変換してそれぞれの端末14へ出力する。
【0061】尚、無線LAN基地局6にても、送受信に
関して無線LAN端末装置108と同様の構成であるの
で、スペクトル拡散復調により、4つの無線LAN端末
装置108の送信を区別して受信でき、ヘッダに基づい
て該当するパケット伝送データを抽出し、ATMデータ
に変換してノード交換機4を介して該当する無線LAN
端末装置108の存在するセル10の無線LAN基地局
6から、そのセル10に割り当てられた共通の周波数チ
ャンネルで発信される。そのセル10の無線LAN端末
装置108は、そのセル10に割り当てられた共通の周
波数チャンネルで受信し、それが自己へのデータであれ
ば、ATMデータに変換して自端末14へ送信する。
【0062】以上の構成、動作により、各セル10内に
おいて、直接、端末間通信を行う際、各無線LAN端末
装置108が、任意の時点で任意の無線LAN端末装置
108に対してデータを送信しても、受信側では、複数
の無線LAN端末装置108から1つの共通周波数チャ
ンネルにて送信されるパケット伝送データは、それぞれ
別のスペクトル拡散符号にて変調されているので、送信
タイミングが重なっても、同期部140〜146および
スペクトル拡散復調器150〜156の組合せにて送信
側別に分離することができ、データが衝突することな
く、各無線LAN端末装置108からのデータを受信す
ることができる。また、データには、送信先の情報が入
つたへッダが付加されているので、それに基づいて、自
己宛のデータを抽出することができる。
【0063】したがって、各無線LAN端末装置108
は、送信が重複しても送信が失敗することがなく、また
既に行われている通信を待つことも無く、いつでも任意
にパケット伝送データを受信側へ送信することができ
る。こうして、受信側の無線LAN端末装置108は同
時にパケット伝送データを得ることができるので、早期
に処理が可能となる。また、このような機能は、各無線
LAN端末装置108に複数の同期部140〜146お
よび複数のスペクトル拡散復調器150〜156が設け
られていることにより実現されているため、多元接続の
ための通信制御も必要なく、簡便な構成で実現できる。
【0064】本実施の形態において、スペクトル拡散符
号生成部130とスペクトル拡散変調器132とがスペ
クトル拡散変調手段に、無線送信部20が無線送信手段
に、無線受信部24が無線受信手段に、同期部140〜
144とスペクトル拡散復調器150〜154とがスペ
クトル拡散復調手段に、受信用データ変換部26がデー
タ抽出手段に該当する。
【0065】[実施の形態3]次に、本発明の実施の形
態3を説明する。本無線LAN端末装置208では、無
線LAN基地局6も含めた無線LAN端末装置208同
士の組合せに対応して割り当てられた周波数チャンネル
で、データの発信元およびデータ発信先を区別している
点が実施の形態1と異なる。ここでも1つの無線LAN
端末装置208の構成のみ示すが、他の無線LAN端末
装置208も用いられる周波数チャンネルの組合せが異
なる以外は、同様の構成をなしている。
【0066】無線LAN端末装置208は、データ送信
部223とデータ受信部227とを備えている。データ
送信部223は、4つの無線送信部220a,220
b,220c,220dおよび送信用データ変換部22
2を備えている。
【0067】送信用データ変換部222は端末14側か
ら送信されるATMデータを無線送信部20の送信に適
したパケット伝送データに変換するとともに、ATMデ
ータのヘッダAhに基づいて、4つの無線送信部220
a,220b,220c,220dから選択したいずれ
かの無線送信部220a〜220dへ、その周波数帯に
適合するシンボルレートでパケット伝送データを出力し
ている。
【0068】無線送信部220a〜220dでは、この
無線LAN端末装置208と受信側である同一セル10
内の他の3つの無線LAN端末装置208あるいは無線
LAN基地局6との組合せに対応して割り当てられた周
波数チャンネルで、それぞれ送信用データ変換部222
から送信されたパケット伝送データを無線送信する。
【0069】データ受信部227には、この無線LAN
端末装置208と送信側である同一セル10内に存在す
る他の3つの無線LAN端末装置208あるいは無線L
AN基地局6との組合せに対応して割り当てられた周波
数チャンネルに対応する無線受信部224a,224
b,224c,224dと、受信用データ変換部226
とが備えられている。
【0070】無線送信部220a〜220dは、それぞ
れ周波数チャンネルが異なるのみで、実施の形態1の無
線送信部20と同じである。送信用データ変換部222
は、ATMデータのヘッダAhの内容により、シンボル
レートを変更し無線送信部220a〜220dを選択す
る以外は、実施の形態1の送信用データ変換部22と同
じである。
【0071】無線受信部224a〜224dは、それぞ
れ周波数チャンネルが異なるのみで、実施の形態1の無
線受信部24と同じである。受信用データ変換部226
は、受信するパケット伝送データは、自己宛のデータの
みであることから、すべてATMデータに変換して自端
末14ヘ送信する点が実施の形態1の受信用データ変換
部26と異なる。
【0072】次に、図7に示した無線LAN端末装置2
08を介して、各無線LAN端末装置208が相互にデ
ータ伝送を行う手順を図8に示す。4つの無線LAN端
末装置208はA,B,C,Dで表されている。ここで
Bの無線LAN端末装置208が他のA,C,Dの無線
LAN端末装置208からデータの送信を受けた場合を
考える。
【0073】Aの無線LAN端末装置208は、Bの無
線LAN端末装置208には周波数チャンネルF12
で、Cの無線LAN端末装置208には周波数チャンネ
ルF13で、Dの無線LAN端末装置208には周波数
チャンネルF14で、データを送信し、Bの無線LAN
端末装置208は、Aの無線LAN端末装置208には
周波数チャンネルF21で、Cの無線LAN端末装置2
08には周波数チャンネルF23で、Dの無線LAN端
末装置208には周波数チャンネルF24で、データを
送信し、Cの無線LAN端末装置208は、Aの無線L
AN端末装置208には周波数チャンネルF31で、B
の無線LAN端末装置208には周波数チャンネルF3
2で、Dの無線LAN端末装置208には周波数チャン
ネルF34で、データを送信し、Dの無線LAN端末装
置208は、Aの無線LAN端末装置208には周波数
チャンネルF41で、Bの無線LAN端末装置208に
は周波数チャンネルF42で、Cの無線LAN端末装置
208には周波数チャンネルF43で、データを送信す
る。すなわち、12種類の周波数チャンネルにて無線L
AN端末装置208同士が通信する。また、図示してい
ないが、無線LAN基地局6と4つの無線LAN端末装
置208との間での通信に更に8種類の周波数チャンネ
ルが用意されている。
【0074】Aの無線LAN端末装置208は、Bの無
線LAN端末装置208宛、Cの無線LAN端末装置2
08宛およびDの無線LAN端末装置208宛のパケッ
ト伝送データをそれぞれ、3つの無線送信部220a〜
220cから送信する。ほぼ同じタイミングで、Cの無
線LAN端末装置208は、Aの無線LAN端末装置2
08宛、Bの無線LAN端末装置208宛およびDの無
線LAN端末装置208宛のパケット伝送データをそれ
ぞれ、3つの無線送信部220a〜220cから送信す
る。更に、ほぼ同じタイミングで、Dの無線LAN端末
装置208は、Aの無線LAN端末装置208宛、Bの
無線LAN端末装置208宛およびCの無線LAN端末
装置208宛のパケット伝送データをそれぞれ、3つの
無線送信部220a〜220cから送信する。
【0075】ここで、Bの無線LAN端末装置208で
は、他の3つの無線LAN端末装置208から、3つの
無線受信部224a,224b,224cが、周波数チ
ャンネルF12,F32,F42にてそれぞれパケット
伝送データを受信する。これらの受信データ(パケット
伝送データ)は、自己宛のデータのみが受信されている
ので、ヘッダで区別せずにすべてATMデータに変換し
て自端末14へ送信する。
【0076】他のA,C,Dの無線LAN端末装置20
8についても、それぞれ、同様に他の無線LAN端末装
置208からのパケット伝送データの受信がなされるの
で、受信されたパケット伝送データのすべてをATMデ
ータに変換してそれぞれの端末14へ出力する。
【0077】尚、無線LAN基地局6を介して他のセル
10の無線LAN端末装置208へのパケット伝送デー
タの送信は、ATMデータのヘッダAhに基づいて無線
送信部220dから送信されることにより、無線LAN
基地局6は受信データをそのまま、ATMデータに変換
してノード交換機4を介して該当する無線LAN端末装
置208の存在するセル10の無線LAN基地局6か
ら、無線LAN基地局6と該当する無線LAN端末装置
208との組合せに対応して割り当てられた周波数チャ
ンネルで発信される。そのセル10の無線LAN端末装
置208は、その周波数チャンネル用の無線受信部24
dから受信し、そのまま、ATMデータに変換して自端
末14へ送信する。
【0078】以上の構成、動作により、各セル10内に
おいて、直接、端末間通信を行う際、各無線LAN端末
装置208が、任意の時点で任意の無線LAN端末装置
208に対してデータを送信しても、受信側では、複数
の無線LAN端末装置208から送信されるパケット伝
送データをそれぞれ別の周波数チャンネルで受信するの
で、送信タイミングが重なっても、データが衝突するこ
となく、各無線LAN端末装置208からのデータを受
信することができる。また、データは、送信側と受信側
との組合せに対応した専用の周波数チャンネルが用いら
れているので、受信すればそれが自己宛のデータである
ことから、抽出処理をすることなく、ATMデータに変
換して、自端末14へ送信することができる。
【0079】したがって、各無線LAN端末装置208
は、送信が重複しても送信が失敗することがなく、また
既に行われている通信を待つことも無く、いつでも任意
にパケット伝送データを受信側へ送信することができ
る。こうして、受信側の無線LAN端末装置208は同
時にパケット伝送データを得ることができるので、早期
に処理が可能となる。また、このような機能は、各無線
LAN端末装置208に複数の無線送信部220a〜2
20dおよび複数の無線受信部224a〜224dが設
けられていることにより実現されているため、多元接続
のための通信制御も必要なく、簡便な構成で実現でき
る。
【0080】本実施の形態において、無線送信部220
a〜220cが無線送信手段に、無線受信部224a〜
224cが無線受信手段に該当する。 [実施の形態4]次に、本発明の実施の形態4を説明す
る。本無線LAN端末装置308では、無線LAN基地
局6も含めた送信先の無線LAN端末装置308に対応
して割り当てられた周波数チャンネルにて、自己に割り
当てられたスペクトル拡散符号でスペクトル拡散変調し
たパケット伝送データを送信することにより、データの
発信元およびデータ発信先を区別している点が実施の形
態1と異なる。ここでも1つの無線LAN端末装置30
8の構成のみ示すが、他の無線LAN端末装置308
も、周波数チャンネル、あるいは変復調のためのスペク
トル拡散符号が異なる以外は、同様の構成をなしてい
る。
【0081】無線LAN端末装置308は、データ送信
部323とデータ受信部327とを備えている。データ
送信部323は、4つの無線送信部320a,320
b,320c,320d、送信用データ変換部322、
スペクトル拡散符号生成部330および4つのスペクト
ル拡散変調器332a,332b,332c,332d
を備えており、送信用データ変換部322は端末14側
から送信されるATMデータを、ATMデータのヘッダ
Ahに基づいて、4つの無線送信部320a,320
b,320c,320dのいずれかに、その送信に適し
たパケット伝送データに変換して、いずれかのスペクト
ル拡散変調器332a〜332dへパケット伝送データ
を出力している。
【0082】スペクトル拡散符号生成部330は、公知
のPN系列符号の生成器で構成されている。このスペク
トル拡散符号生成部330が生成するスペクトル拡散符
号は、自己に固有に割り当てられた符号を用いる。すな
わち、同一セル10内では、同じスペクトル拡散符号を
用いてスペクトル拡散変調する無線LAN端末装置10
8は他には存在しない。4つのスペクトル拡散変調器3
32a〜332dは、各々、送信する周波数チャンネル
に適合させるために、変調するシンボルレートが違って
いるが、それぞれ、スペクトル拡散符号生成部330か
らの同一のスペクトル拡散符号により、パケット伝送デ
ータをスペクトル拡散変調して、各無線送信部320a
〜320dに出力する。このスペクトル拡散変調器33
2a〜332dは、それぞれ、公知のPN系列を用いた
直接拡散方式のスペクトル拡散変調器で構成されてい
る。
【0083】無線送信部320a〜320dでは、この
無線LAN端末装置308と同一セル10内の他の3つ
の無線LAN端末装置308あるいは無線LAN基地局
6に対応して割り当てられた周波数チャンネルで、それ
ぞれスペクトル拡散変調器332a〜332dから送信
されたスペクトル拡散変調されたパケット伝送データを
無線送信する。
【0084】データ受信部327には、自己に割り当て
られた周波数チャンネルに対応する無線受信部324、
同期部340a,340b,340c,340d、スペ
クトル拡散復調器350a,350b,350c,35
0dおよび受信用データ変換部326が備えられてい
る。
【0085】無線送信部320a〜320dは、それぞ
れ周波数チャンネルが異なるのみで、実施の形態1の無
線送信部20と同じである。送信用データ変換部322
は、ATMデータのヘッダAhの内容により、異なるシ
ンボルレートに対応するスペクトル拡散変調器332a
〜332dおよび無線送信部320a〜320dを選択
する機能以外は、実施の形態1の送信用データ変換部2
2と同じである。
【0086】無線受信部324は、周波数チャンネルが
異なるのみで、実施の形態1の無線受信部24と同じで
ある。3つの同期部340a〜340cと3つのスペク
トル拡散復調器350a〜350cとの各組合せは、他
の3つの無線LAN端末装置308に対応している。す
なわち、それぞれ、他の3つの無線LAN端末装置30
8にてスペクトル拡散変調されたパケット伝送データの
いずれかのみをスペクトル拡散復調可能である。残りの
同期部340dとスペクトル拡散復調器350dとは無
線LAN基地局6からのスペクトル拡散変調されたパケ
ット伝送データのスペクトル拡散復調専用である。
【0087】受信用データ変換部326は、受信するパ
ケット伝送データが自己宛のデータのみとなることか
ら、すべてATMデータに変換して自端末14ヘ送信す
る点が実施の形態1の受信用データ変換部26と異な
る。次に、図9に示した無線LAN端末装置308を介
して、各無線LAN端末装置308が相互にデータ伝送
を行う手順を、図10に示す。4つの無線LAN端末装
置308はA,B,C,Dで表されている。ここでBの
無線LAN端末装置308が他のA,C,Dの無線LA
N端末装置308からデータの送信を受けた場合を考え
る。
【0088】Aの無線LAN端末装置308へは、他の
無線LAN端末装置308は、周波数チャンネルF1
で、Bの無線LAN端末装置308へは周波数チャンネ
ルF2で、Cの無線LAN端末装置308へは周波数チ
ャンネルF3で、Dの無線LAN端末装置308へは周
波数チャンネルF4でデータを送信する。すなわち、受
信側に対応した4種類の周波数チャンネルにて無線LA
N端末装置308同士が通信する。また、図示していな
いが、無線LAN基地局6と4つの無線LAN端末装置
308との間での通信に更に1種類の周波数チャンネル
が用意されている。
【0089】Aの無線LAN端末装置308は、Bの無
線LAN端末装置308宛、Cの無線LAN端末装置3
08宛およびDの無線LAN端末装置308宛のパケッ
ト伝送データをそれぞれ、スペクトル拡散符号生成部3
30とスペクトル拡散変調器332a〜332cにより
自己に対応するスペクトル拡散符号P1でスペクトル拡
散変調した後、3つの無線送信部320a〜320cか
ら、それぞれ送信先に対応する周波数チャンネルにて送
信する。ほぼ同じタイミングで、同様にして、Cの無線
LAN端末装置308は、Aの無線LAN端末装置30
8宛、Bの無線LAN端末装置308宛およびDの無線
LAN端末装置308宛のパケット伝送データをそれぞ
れ、自己に対応するスペクトル拡散符号P3スペクトル
拡散変調した後、送信先に対応する周波数チャンネルに
て送信する。更に、ほぼ同じタイミングで、Dの無線L
AN端末装置308は、Aの無線LAN端末装置308
宛、Bの無線LAN端末装置308宛およびCの無線L
AN端末装置308宛のパケット伝送データをそれぞ
れ、自己に対応するスペクトル拡散符号P4にてスペク
トル拡散変調した後、送信先に対応する周波数チャンネ
ルにて送信する。
【0090】ここで、Bの無線LAN端末装置308で
は、他の3つの無線LAN端末装置308から、無線受
信部324が、自己に対応する周波数チャンネルF2か
らそれぞれパケット伝送データを受信する。これらの受
信データ(パケット伝送データ)は、次に、送信元に対
応するスペクトル拡散復調のために、3つの同期部34
0a〜340cと3つのスペクトル拡散復調器350a
〜350cとの組合せにより処理される。このことによ
り、自己宛のデータのみが受信用データ変換部326へ
送信される。このため、受信用データ変換部326で
は、ヘッダで区別せずにすべてATMデータに変換して
自端末14へ送信する。
【0091】他のA,C,Dの無線LAN端末装置30
8についても、それぞれ、同様に他の無線LAN端末装
置308からのパケット伝送データの受信がなされるの
で、受信されてスペクトル拡散復調されたパケット伝送
データのすべてをATMデータに変換してそれぞれの端
末14へ出力する。
【0092】尚、無線LAN基地局6を介して他のセル
10の端末14へのパケット伝送データの送信は、AT
MデータのヘッダAhに基づいて、スペクトル拡散変調
器332dを介して無線送信部320dから送信される
ことにより、無線LAN基地局6はスペクトル拡散復調
後の受信データをそのまま、ATMデータに変換してノ
ード交換機4を介して該当する端末14の存在するセル
10の無線LAN基地局6から、無線LAN基地局6に
対応するスペクトル拡散変調の後、該当する無線LAN
端末装置308に割り当てられた周波数チャンネルで発
信される。そのセル10の無線LAN端末装置308
は、その周波数チャンネル用の無線受信部324から受
信し、スペクトル拡散復調後、そのまま、ATMデータ
に変換して自端末14へ送信する。
【0093】以上の構成、動作により、各セル10内に
おいて、直接、端末間通信を行う際、各無線LAN端末
装置308が、任意の時点で任意の無線LAN端末装置
308に対してデータを送信しても、受信側では、複数
の無線LAN端末装置308から送信されるパケット伝
送データを自己専用の周波数チャンネルで受信した後、
送信元に応じたスペクトル拡散復調をするので、送信タ
イミングが重なっても、データが衝突することなく、各
無線LAN端末装置308からのデータを受信すること
ができる。また、無線受信部324とスペクトル拡散復
調器350a〜350dとを介して得られたパケット伝
送データは、そのまま、自己宛のデータであるので、抽
出処理をすることなく、ATMデータに変換して、自端
末14へ送信することができる。
【0094】したがって、各無線LAN端末装置308
は、送信が重複しても送信が失敗することがなく、また
既に行われている通信を待つこと無く、いつでも任意に
パケット伝送データを受信側へ送信することができる。
こうして、受信側の無線LAN端末装置308は同時に
パケット伝送データを得ることができるので、早期に処
理が可能となる。また、このような機能は、各無線LA
N端末装置308に、送信用データ変換部322、スペ
クトル拡散符号生成部330、スペクトル拡散変調器3
32a〜332d、無線送信部320a〜320d、無
線受信部324、同期部340a〜340d、スペクト
ル拡散復調器350a〜350dおよび受信用データ変
換部326が設けられていることにより実現されている
ため、多元接続のための通信制御も必要なく、簡便な構
成で実現できる。
【0095】本実施の形態において、スペクトル拡散符
号生成部330とスペクトル拡散変調器332a〜33
2cとがスペクトル拡散変調手段に、無線送信部320
a〜320cが無線送信手段に、無線受信部324が無
線受信手段に、同期部340a〜340cとスペクトル
拡散復調器350a〜350cがスペクトル拡散復調手
段に該当する。
【0096】[実施の形態5]次に、本発明の実施の形
態5を説明する。本無線LAN端末装置408では、無
線LAN基地局6も含めた送信先の無線LAN端末装置
408に対応して割り当てられたスペクトル拡散符号で
スペクトル拡散変調したパケット伝送データを、自己に
割り当てられた周波数チャンネルで送信することによ
り、データの発信元およびデータ発信先を区別している
点が実施の形態4と異なる。ここでも1つの無線LAN
端末装置408の構成のみ示すが、他の無線LAN端末
装置408も、周波数チャンネル、あるいは変復調のた
めのスペクトル拡散符号が異なる以外は、同様の構成を
なしている。
【0097】無線LAN端末装置408は、データ送信
部423とデータ受信部427とを備えている。データ
送信部423は、無線送信部420、送信用データ変換
部422、4つのスペクトル拡散符号生成部430a,
430b,430c,430d、4つのスペクトル拡散
変調器432a,432b,432c,432dおよび
合成部433を備えており、送信用データ変換部422
は端末14側から送信されるATMデータを無線送信部
420の送信に適したパケット伝送データに変換すると
ともに、ATMデータのヘッダAhに基づいて、4つの
スペクトル拡散変調器432a〜432dから選択した
いずれかのスペクトル拡散変調器432a〜432dへ
パケット伝送データを出力している。
【0098】スペクトル拡散符号生成部430a〜43
0dは、公知のPN系列符号の生成器で構成される。こ
のスペクトル拡散符号生成部430a〜430dが生成
する各スペクトル拡散符号は、同一セル10内の他の無
線LAN端末装置108に対応して固有に割り当てられ
た符号である。4つのスペクトル拡散変調器432a〜
432dは、各々、送信先に対応したスペクトル拡散符
号生成部430a〜430dからの異なるスペクトル拡
散符号により、パケット伝送データをスペクトル拡散変
調する。この後、合成部433が各スペクトル拡散変調
されたパケット伝送データを合成し、無線送信部420
に出力する。
【0099】無線送信部420では、この無線LAN端
末装置408に割り当てられた周波数チャンネルで、合
成されたパケット伝送データを無線送信する。データ受
信部427には、送信元に対応して割り当てられた周波
数チャンネルに対応する4つの無線受信部424a,4
24b,424c,424d、同期部440、4つのス
ペクトル拡散復調器450a,450b,450c,4
50dおよび受信用データ変換部426が備えられてい
る。
【0100】無線送信部420は、周波数チャンネルが
異なるのみで、実施の形態1の無線送信部20と同じで
ある。送信用データ変換部422は、ATMデータのヘ
ッダAhの内容により、スペクトル拡散変調器432a
〜432dを選択する以外は、実施の形態1の送信用デ
ータ変換部22と同じである。
【0101】無線受信部424a〜424dは、送信元
に対応して周波数チャンネルが異なるのみで、実施の形
態1の無線受信部24と同じである。同期部440とス
ペクトル拡散復調器450a〜450dとの組合せは、
その復調するためのスペクトル拡散符号が自己専用であ
る。すなわち、それぞれ、4つの無線受信部424aに
受信されたパケット伝送データから、自己宛のデータの
みをスペクトル拡散復調して受信用データ変換部426
へ送信する。
【0102】このように、受信用データ変換部426が
受信するパケット伝送データは、自己宛のデータのみと
なることから、すべてATMデータに変換して自端末1
4ヘ送信する点が実施の形態1の受信用データ変換部2
6と異なる。次に、図11に示した無線LAN端末装置
408を介して、各無線LAN端末装置408が相互に
データ伝送を行う手順を図12に示す。4つの無線LA
N端末装置408はA,B,C,Dで表されている。こ
こでBの無線LAN端末装置408が他のA,C,Dの
無線LAN端末装置408からデータの送信を受けた場
合を考える。
【0103】Aの無線LAN端末装置408からは、他
の無線LAN端末装置408へ周波数チャンネルF1
で、Bの無線LAN端末装置408からは周波数チャン
ネルF2で、Cの無線LAN端末装置408からは周波
数チャンネルF3で、Dの無線LAN端末装置408か
らは周波数チャンネルF4でデータを送信する。すなわ
ち、4種類の周波数チャンネルにて無線LAN端末装置
408同士が通信する。また、図示していないが、無線
LAN基地局6から4つの無線LAN端末装置408へ
の送信用に更に1種類の周波数チャンネルが用意されて
いる。
【0104】Aの無線LAN端末装置408は、Bの無
線LAN端末装置408宛、Cの無線LAN端末装置4
08宛およびDの無線LAN端末装置408宛のパケッ
ト伝送データをそれぞれ、スペクトル拡散符号生成部4
30a〜430cとスペクトル拡散変調器432a〜4
32cにより送信先に対応するスペクトル拡散符号P
2,P3,P4でスペクトル拡散変調し、合成部433
にて合成した後、自己に対応する周波数チャンネルF1
にて無線送信部420から送信する。ほぼ同じタイミン
グで、同様にして、Cの無線LAN端末装置408は、
Aの無線LAN端末装置408宛、Bの無線LAN端末
装置408宛およびDの無線LAN端末装置408宛の
パケット伝送データをそれぞれ、送信先に対応するスペ
クトル拡散符号P1,P2,P4でスペクトル拡散変調
した後、自己に対応する周波数チャンネルF3にて送信
する。更に、ほぼ同じタイミングで、Dの無線LAN端
末装置408は、Aの無線LAN端末装置408宛、B
の無線LAN端末装置408宛およびCの無線LAN端
末装置408宛のパケット伝送データをそれぞれ、送信
先に対応するスペクトル拡散符号P1,P2,P3でス
ペクトル拡散変調した後、自己に対応する周波数チャン
ネルF4にて送信する。
【0105】ここで、Bの無線LAN端末装置408で
は、他の3つの無線LAN端末装置408から、無線受
信部424a〜424cが、送信元に対応する周波数チ
ャンネルF1,F3,F4からそれぞれパケット伝送デ
ータを受信する。これらの受信データ(パケット伝送デ
ータ)は、次に、自己に対応するスペクトル拡散復調の
ために、同期部440と3つのスペクトル拡散復調器4
50a〜450cとの組合せにより復調処理される。こ
のことにより、自己宛のデータのみが受信用データ変換
部426へ送信される。このため、受信用データ変換部
426では、ヘッダで区別せずにすべてATMデータに
変換して自端末14へ送信する。
【0106】他のA,C,Dの無線LAN端末装置40
8についても、それぞれ、同様に他の無線LAN端末装
置408からのパケット伝送データの受信がなされるの
で、受信されてスペクトル拡散復調されたパケット伝送
データのすべてをATMデータに変換してそれぞれの端
末14へ出力する。
【0107】尚、無線LAN基地局6を介して他のセル
10の無線LAN端末装置408へのパケット伝送デー
タの送信は、ATMデータのヘッダAhに基づいて、ス
ペクトル拡散変調器432dにて処理されて、合成の
後、無線送信部420から送信されることにより、無線
LAN基地局6はスペクトル拡散復調後の受信データを
そのまま、ATMデータに変換してノード交換機4を介
して該当する無線LAN端末装置408の存在するセル
10の無線LAN基地局6から、送信先の無線LAN端
末装置408に対応するスペクトル拡散符号にてスペク
トル拡散変調の後、合成して、その無線LAN基地局6
に対応して割り当てられた周波数チャンネルで発信され
る。そのセル10の無線LAN端末装置408は、その
周波数チャンネル用の無線受信部424dから受信し、
自己に対応するスペクトル拡散復調後、そのまま、AT
Mデータに変換して自端末14へ送信する。
【0108】以上の構成、動作により、各セル10内に
おいて、直接、端末間通信を行う際、各無線LAN端末
装置408が、任意の時点で任意の無線LAN端末装置
408に対してデータを送信しても、受信側では、複数
の無線LAN端末装置408から送信されるパケット伝
送データを送信元専用の周波数チャンネルで受信した
後、自己に応じたスペクトル拡散復調をするので、送信
タイミングが重なっても、データが衝突することなく、
各無線LAN端末装置408からのデータを受信するこ
とができる。また、無線受信部424a〜424dとス
ペクトル拡散復調器450a〜450dとを介して得ら
れたパケット伝送データは、そのまま、自己宛のデータ
であるので、抽出処理をすることなく、ATMデータに
変換して、自端末14へ送信することができる。
【0109】したがって、各無線LAN端末装置408
は、送信が重複しても送信が失敗することがなく、また
既に行われている通信を待つことも無く、いつでも任意
にパケット伝送データを受信側へ送信することができ
る。こうして、受信側の無線LAN端末装置408は同
時にパケット伝送データを得ることができるので、早期
に処理が可能となる。また、このような機能は、各無線
LAN端末装置408に、送信用データ変換部422、
スペクトル拡散符号生成部430a〜430d、スペク
トル拡散変調器432a〜432d、無線送信部42
0、無線受信部424a〜424d、同期部440、ス
ペクトル拡散復調器450a〜450dおよび受信用デ
ータ変換部426が設けられていることにより実現され
ているため、多元接続のための通信制御も必要なく、簡
便な構成で実現できる。
【0110】本実施の形態において、スペクトル拡散符
号生成部430a〜430cとスペクトル拡散変調器4
32a〜432cとがスペクトル拡散変調手段に、無線
送信部420が無線送信手段に、無線受信部424a〜
424cが無線受信手段に、同期部440とスペクトル
拡散復調器450a〜450cとがスペクトル拡散復調
手段に該当する。
【0111】[実施の形態6]次に、本発明の実施の形
態6を説明する。本無線LAN端末装置508では、無
線LAN基地局6も含めた送信元の無線LAN端末装置
508と送信先の無線LAN端末装置508との組合せ
に対応して割り当てられたスペクトル拡散符号でスペク
トル拡散変調したパケット伝送データを共通の周波数チ
ャンネルで送信することにより、データの発信元および
データ発信先を区別している点が実施の形態5と異な
る。ここでも1つの無線LAN端末装置508の構成の
み示すが、他の無線LAN端末装置508も、変復調の
ためのスペクトル拡散符号が異なる以外は、同様の構成
をなしている。
【0112】無線LAN端末装置508は、データ送信
部523とデータ受信部527とを備えている。データ
送信部523は、無線送信部520、送信用データ変換
部522、4つのスペクトル拡散符号生成部530a,
530b,530c,530d、4つのスペクトル拡散
変調器532a,532b,532c,532dおよび
合成部533を備えており、送信用データ変換部522
は端末14側から送信されるATMデータを無線送信部
520の送信に適したパケット伝送データに変換すると
ともに、ATMデータのヘッダAhに基づいて、4つの
スペクトル拡散変調器532a〜532dから選択した
いずれかのスペクトル拡散変調器532a〜532dへ
パケット伝送データを出力している。
【0113】スペクトル拡散符号生成部530a〜53
0dは、公知のPN系列符号の生成器で構成される。こ
のスペクトル拡散符号生成部530a〜530dが生成
する各スペクトル拡散符号は、自己と送信先である同一
セル10内の他の無線LAN端末装置108および無線
LAN基地局6との組合せに応じて割り当てられた符号
である。すなわち、同一セル10内では、各無線LAN
端末装置508は送信先または送信元との組合せに応じ
てぞれぞれ異なるスペクトル拡散符号を用いてスペクト
ル拡散変調する。4つのスペクトル拡散変調器532a
〜532dは、各々、送信先との組合せに対応したスペ
クトル拡散符号生成部530a〜530dからの異なる
スペクトル拡散符号により、パケット伝送データをスペ
クトル拡散変調する。このスペクトル拡散変調後のパケ
ット伝送データは、合成部533にて合成した後、無線
送信部520に出力する。
【0114】無線送信部520では、同一セル10内の
他の無線LAN端末装置508および無線LAN基地局
6と共通の周波数チャンネルで、合成されたパケット伝
送データを無線送信する。データ受信部527には、無
線受信部524、4つの同期部540a,540b,5
40c,540d、4つのスペクトル拡散復調器550
a,550b,550c,550dおよび受信用データ
変換部526が備えられている。
【0115】無線送信部520は、周波数チャンネルが
異なるのみで、実施の形態1の無線送信部20と同じで
ある。送信用データ変換部522は、ATMデータのヘ
ッダAhの内容により、スペクトル拡散変調器532a
〜532dを選択する以外は、実施の形態1の送信用デ
ータ変換部22と同じである。
【0116】無線受信部524は、周波数チャンネルが
異なるのみで、実施の形態1の無線受信部24と同じで
ある。同期部540a〜540dとスペクトル拡散復調
器550a〜550dとの組合せは、送信元と自己との
組合せに応じて設定されている。すなわち、無線受信部
524から受信されたパケット伝送データから、送信元
と自己との組合せに応じて設定されている同期のための
逆スペクトル拡散符号によるスペクトル拡散復調によ
り、自己宛のデータのみをスペクトル拡散復調して受信
用データ変換部526へ送信する。
【0117】このように、受信用データ変換部526が
受信するパケット伝送データは、自己宛のデータのみと
なることから、すべてATMデータに変換して自端末1
4ヘ送信する点が実施の形態1の受信用データ変換部2
6と異なる。次に、図13に示した無線LAN端末装置
508を介して、各端末14が相互にデータ伝送を行う
手順を図14に示す。4つの無線LAN端末装置508
はA,B,C,Dで表されている。ここでBの無線LA
N端末装置508が他のA,C,Dの無線LAN端末装
置508からデータの送信を受けた場合を考える。Aの
無線LAN端末装置508から、Bの無線LAN端末装
置508へはスペクトル拡散符号P12で、Cの無線L
AN端末装置508へはスペクトル拡散符号P13で、
Dの無線LAN端末装置508へはスペクトル拡散符号
P14で、スペクトル拡散変調後、共通の周波数チャン
ネルで送信される。同様に、Bの無線LAN端末装置5
08から、Aの無線LAN端末装置508へはスペクト
ル拡散符号P21で、Cの無線LAN端末装置508へ
はスペクトル拡散符号P23で、Dの無線LAN端末装
置508へはスペクトル拡散符号P24で、スペクトル
拡散変調後、共通の周波数チャンネルで送信される。同
様に、Cの無線LAN端末装置508から、Aの無線L
AN端末装置508へはスペクトル拡散符号P31で、
Bの無線LAN端末装置508へはスペクトル拡散符号
P32で、Dの無線LAN端末装置508へはスペクト
ル拡散符号P34で、スペクトル拡散変調後、共通の周
波数チャンネルで送信される。同様に、Dの無線LAN
端末装置508から、Aの無線LAN端末装置508へ
はスペクトル拡散符号P41で、Bの無線LAN端末装
置508へはスペクトル拡散符号P42で、Cの無線L
AN端末装置508へはスペクトル拡散符号P43で、
スペクトル拡散変調後、共通の周波数チャンネルで送信
される。
【0118】すなわち、12種類のスペクトル拡散符号
にてスペクトル拡散変調したデータにて無線LAN端末
装置508同士が通信する。また、図示していないが、
無線LAN基地局6から4つの無線LAN端末装置50
8への送受信用に更に8種類のスペクトル拡散符号が用
意されている。
【0119】ここで、Aの無線LAN端末装置508
は、Bの無線LAN端末装置508宛、Cの無線LAN
端末装置508宛およびDの無線LAN端末装置508
宛のパケット伝送データをそれぞれ、スペクトル拡散符
号生成部530a〜530cとスペクトル拡散変調器5
32a〜532cとにより、自己と送信先との組合せに
対応するスペクトル拡散符号にてスペクトル拡散変調
し、合成部533にて合成した後、共通の周波数チャン
ネルで無線送信部520から送信する。ほぼ同じタイミ
ングで、同様にして、Cの無線LAN端末装置508
は、Aの無線LAN端末装置508宛、Bの無線LAN
端末装置508宛およびDの無線LAN端末装置508
宛のパケット伝送データをそれぞれ、自己と送信先との
組合せに対応するスペクトル拡散符号にてスペクトル拡
散変調した後、共通の周波数チャンネルにて送信する。
更に、ほぼ同じタイミングで、Dの無線LAN端末装置
508は、Aの無線LAN端末装置508宛、Bの無線
LAN端末装置508宛およびCの無線LAN端末装置
508宛のパケット伝送データをそれぞれ、自己と送信
先との組合せに対応するスペクトル拡散符号にてスペク
トル拡散変調した後、共通の周波数チャンネルにて送信
する。
【0120】ここで、Bの無線LAN端末装置508で
は、他の3つの無線LAN端末装置508から、無線受
信部524が、共通の周波数チャンネルにてパケット伝
送データを受信する。この受信データ(パケット伝送デ
ータ)は、次に、自己と送信元との組合せに対応するス
ペクトル拡散復調のために、同期部540a〜540c
と3つのスペクトル拡散復調器550a〜550cとの
組合せにより処理される。このことにより、自己宛のデ
ータのみが受信用データ変換部526へ送信される。こ
のため、受信用データ変換部526では、ヘッダで区別
せずにすべてATMデータに変換して自端末14へ送信
する。
【0121】他のA,C,Dの無線LAN端末装置50
8についても、それぞれ、同様に他の無線LAN端末装
置508からのパケット伝送データの受信がなされるの
で、受信されてスペクトル拡散復調されたパケット伝送
データのすべてをATMデータに変換してそれぞれの端
末14へ出力する。
【0122】尚、無線LAN基地局6を介して他のセル
10の端末14へのパケット伝送データの送信は、AT
MデータのヘッダAhに基づいて、スペクトル拡散変調
器532dにて処理され、合成の後、無線送信部520
から送信されることにより、無線LAN基地局6はスペ
クトル拡散復調後の受信データをそのまま、ATMデー
タに変換してノード交換機4を介して該当する無線LA
N端末装置508の存在するセル10の無線LAN基地
局6から、無線LAN基地局6と送信先の無線LAN端
末装置508との組合せに対応するスペクトル拡散符号
にてスペクトル拡散変調の後、合成して、そのセル10
に共通な周波数チャンネルで発信される。そのセル10
の該当する無線LAN端末装置508は、無線受信部5
24から受信し、自己と送信元との組合せに対応するス
ペクトル拡散復調後、そのまま、ATMデータに変換し
て自端末14へ送信する。
【0123】以上の構成、動作により、各セル10内に
おいて、直接、端末間通信を行う際、各無線LAN端末
装置508が、任意の時点で任意の無線LAN端末装置
508に対してデータを送信しても、受信側では、複数
の無線LAN端末装置508から送信されるパケット伝
送データを共通の周波数チャンネルで受信した後、自己
と送信元との組合せに応じたスペクトル拡散復調をする
ので、送信タイミングが重なっても、データが衝突する
ことなく、各無線LAN端末装置508から自己へのデ
ータを分離して受信することができる。また、スペクト
ル拡散復調器550a〜550dを介して得られたパケ
ット伝送データは、そのまま、自己宛のデータであるの
で、抽出処理をすることなく、ATMデータに変換し
て、自端末14へ送信することができる。
【0124】したがって、各無線LAN端末装置508
は、送信が重複しても送信が失敗することがなく、また
既に行われている通信を待つことも無く、いつでも任意
にパケット伝送データを受信側へ送信することができ
る。こうして、受信側の無線LAN端末装置508は同
時にパケット伝送データを得ることができるので、早期
に処理が可能となる。また、このような機能は、各無線
LAN端末装置508に、送信用データ変換部522、
スペクトル拡散符号生成部530a〜530d、スペク
トル拡散変調器532a〜532d、無線送信部52
0、無線受信部524、同期部540a〜540d、ス
ペクトル拡散復調器550a〜550dおよび受信用デ
ータ変換部526が設けられていることにより実現され
ているため、多元接続のための通信制御も必要なく、簡
便な構成で実現できる。
【0125】本実施の形態において、スペクトル拡散符
号生成部530a〜530cとスペクトル拡散変調器5
32a〜532cとがスペクトル拡散変調手段に、無線
送信部520が無線送信手段に、無線受信部524が無
線受信手段に、同期部540a〜540cとスペクトル
拡散復調器550a〜550cとがスペクトル拡散復調
手段に該当する。
【0126】[その他]前記各形態例では、データ送信
部23,123,223,323,423,523と、
データ受信部27,127,227,327,427,
527とを一体に構成したが、それぞれ別体に構成して
も良い。
【0127】前記各形態例では、無線LAN端末装置
8,108,208,308,408,508は、無線
ローカルエリアネットワークシステムに付属している端
末装置であったが、無線ローカルエリアネットワークシ
ステムに付属せずに、ノード交換機4や無線LAN基地
局6とは無関係に、複数存在して相互に無線通信するも
のであっても良い。
【0128】前記各形態例では、無線LAN端末装置
8,108,208,308,408,508同士が、
直接通信できるのは、同一セル10内に限られていた
が、隣接するセル10間においても、あるいは無線LA
N端末装置8,108,208,308,408,50
8が安定して通信できる範囲にあるセル10間において
も、そのような直接通信可能な範囲に存在する他の無線
LAN端末装置8,108,208,308,408,
508に対して、前述した同一セル10内での直接通信
と同じく、周波数チャンネルやスペクトル拡散変復調処
理を行う機能を追加することにより、セル10間におけ
る直接通信を可能とすることができ、無線LAN基地局
6およびノード交換機4にも負担をかけないので、更に
スループットがより一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態である無線ローカルエリ
アネットワークシステムの構成説明図である。
【図2】 無線ローカルエリアネットワークシステムの
詳細説明図である。
【図3】 実施の形態1の無線LAN端末装置のブロッ
ク図である。
【図4】 その無線LAN端末装置同士の直接の通信を
表す説明図である。
【図5】 実施の形態2の無線LAN端末装置のブロッ
ク図である。
【図6】 その無線LAN端末装置同士の直接の通信を
表す説明図である。
【図7】 実施の形態3の無線LAN端末装置のブロッ
ク図である。
【図8】 その無線LAN端末装置同士の直接の通信を
表す説明図である。
【図9】 実施の形態4の無線LAN端末装置のブロッ
ク図である。
【図10】 その無線LAN端末装置同士の直接の通信
を表す説明図である。
【図11】 実施の形態5の無線LAN端末装置のブロ
ック図である。
【図12】 その無線LAN端末装置同士の直接の通信
を表す説明図である。
【図13】 実施の形態6の無線LAN端末装置のブロ
ック図である。
【図14】 その無線LAN端末装置同士の直接の通信
を表す説明図である。
【符号の説明】
2…無線ローカルエリアネットワークシステム 4
…ノード交換機 6…無線LAN基地局 8,108,208,308,408,508…無線L
AN端末装置 10…セル 12,40…光ファイバ 14…端末 20,220a,220b,220c,220d,32
0a,320b,320c,320d,420,520
…無線送信部 22,222,322,422,522…送信用データ
変換部 23,123,223,323,423,523…デー
タ送信部 24,24a,24b,24c,24d,224a,2
24b,224c,224d,324,424a,42
4b,424c,424d,524…無線受信部 26,226,326,426,526…受信用データ
変換部 27,127,227,327,427,527…デー
タ受信部 28,36…光送信機 30,38…光受信機 32…ATMネットワークインターフェースカード
34…内部バス 130,330,430a,430b,430c,43
0d,530a,530b,530c,530d…スペ
クトル拡散符号生成部 132,332a,332b,332c,332d,4
32a,432b,432c,432d,532a,5
32b,532c,532d…スペクトル拡散変調器 140,142,144,146,340a,340
b,340c,340d,440,540a,540
b,540c,540d…同期部 150,152,154,156,350a,350
b,350c,350d,450a,450b,450
c,450d,550a,550b,550c,550
d…スペクトル拡散復調器 433,533…合成部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】他の複数の無線通信装置と同時に通信可能
    な無線通信装置であって、 送信すべきデータに送信先のアドレスを付加した伝送デ
    ータを、自己に割り当てられた周波数チャンネルで送信
    する無線送信手段と、 送信元の無線通信装置に対応して割り当てられた各周波
    数チャンネルから伝送データをそれぞれ受信する無線受
    信手段と、 前記無線受信手段が受信した伝送データに含まれるアド
    レス情報に基づいて自己宛のデータを抽出するデータ抽
    出手段と、 を備えたことを特徴とする無線通信装置。
  2. 【請求項2】他の複数の無線通信装置と同時に通信可能
    な無線通信装置であって、 送信すべきデータに送信先のアドレスを付加した伝送デ
    ータを、自己に割り当てられたスペクトル拡散符号でス
    ペクトル拡散変調するスペクトル拡散変調手段と、 前記スペクトル拡散変調手段にてスペクトル拡散変調さ
    れた伝送データを、共通周波数チャンネルで送信する無
    線送信手段と、 前記共通周波数チャンネルから伝送データを受信する無
    線受信手段と、 前記無線受信手段が受信した伝送データを、送信元の無
    線通信装置に対応して割り当てられた各スペクトル拡散
    変調符号にそれぞれ同期してスペクトル拡散復調するス
    ペクトル拡散復調手段と、 前記スペクトル拡散復調手段にてスペクトル拡散復調さ
    れた伝送データに含まれるアドレス情報に基づいて自己
    宛のデータを抽出するデータ抽出手段と、 を備えたことを特徴とする無線通信装置。
  3. 【請求項3】他の複数の無線通信装置と同時に通信可能
    な無線通信装置であって、 伝送データを、送信先の無線通信装置と自己との組合せ
    に対応して割り当てられた各周波数チャンネルでそれぞ
    れ送信する無線送信手段と、 送信元の無線通信装置と自己との組合せに対応して割り
    当てられた各周波数チャンネルから伝送データをそれぞ
    れ受信する無線受信手段と、 を備えたことを特徴とする無線通信装置。
  4. 【請求項4】他の複数の無線通信装置と同時に通信可能
    な無線通信装置であって、 伝送データを、自己に割り当てられたスペクトル拡散符
    号でスペクトル拡散変調するスペクトル拡散変調手段
    と、 前記スペクトル拡散変調手段にてスペクトル拡散変調さ
    れた伝送データを、送信先の無線通信装置に対応して割
    り当てられた各周波数チャンネルでそれぞれ送信する無
    線送信手段と、 自己に対応して割り当てられた周波数チャンネルから伝
    送データを受信する無線受信手段と、 前記無線受信手段が受信した伝送データを、送信元の無
    線通信装置に対応して割り当てられた各スペクトル拡散
    変調符号に同期してそれぞれスペクトル拡散復調するス
    ペクトル拡散復調手段と、 を備えたことを特徴とする無線通信装置。
  5. 【請求項5】他の複数の無線通信装置と同時に通信可能
    な無線通信装置であって、 伝送データを、送信先の無線通信装置に対応して割り当
    てられた各スペクトル拡散符号でそれぞれスペクトル拡
    散変調するスペクトル拡散変調手段と、 前記スペクトル拡散変調手段にてスペクトル拡散変調さ
    れた各伝送データを合成して、自己に割り当てられた周
    波数チャンネルで送信する無線送信手段と、 送信元に対応して割り当てられた各周波数チャンネルか
    ら伝送データをそれぞれ受信する無線受信手段と、 前記無線受信手段が受信した各伝送データを、自己に対
    応して割り当てられたスペクトル拡散変調符号に同期し
    てそれぞれスペクトル拡散復調するスペクトル拡散復調
    手段と、 を備えたことを特徴とする無線通信装置。
  6. 【請求項6】他の複数の無線通信装置と同時に通信可能
    な無線通信装置であって、 伝送データを、送信先の無線通信装置と自己との組合せ
    に対応して割り当てられた各スペクトル拡散符号でそれ
    ぞれスペクトル拡散変調するスペクトル拡散変調手段
    と、 前記スペクトル拡散変調手段にてスペクトル拡散変調さ
    れた各伝送データを合成して、共通周波数チャンネルで
    送信する無線送信手段と、 前記共通周波数チャンネルから伝送データを受信する無
    線受信手段と、 前記無線受信手段が受信した伝送データを、送信元の無
    線通信装置と自己との組合せに対応して割り当てられた
    各スペクトル拡散変調符号に同期してそれぞれスペクト
    ル拡散復調するスペクトル拡散復調手段と、 を備えたことを特徴とする無線通信装置。
  7. 【請求項7】無線ローカルエリアネットワーク基地局、
    無線ローカルエリアネットワーク端末装置、前記無線ロ
    ーカルエリアネットワーク基地局に接続されたノード交
    換機、および前記無線ローカルエリアネットワーク端末
    装置に接続された端末からなる無線ローカルエリアネッ
    トワークシステムにおいて、 前記請求項1〜6のいずれか記載の無線通信装置を前記
    無線ローカルエリアネットワーク端末装置として用いた
    ことを特徴とする無線ローカルエリアネットワークシス
    テム。
  8. 【請求項8】前記請求項1〜6のいずれか記載の無線通
    信装置が、周波数チャンネルの繰り返し利用のために設
    定された同一セル内の、他の複数の無線通信装置と通信
    可能であることを特徴とする請求項7記載の無線ローカ
    ルエリアネットワークシステム。
  9. 【請求項9】前記請求項1〜6のいずれか記載の無線通
    信装置が、周波数チャンネルの繰り返し利用のために設
    定された他のセルの内で、受信可能な位置にあるセルに
    割り当てられた周波数チャンネルも受信可能とされてい
    ることにより、異なるセル内の無線通信装置とも通信可
    能であることを特徴とする請求項7記載の無線ローカル
    エリアネットワークシステム。
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US6183345B1 (en) 1997-03-24 2001-02-06 Canon Kabushiki Kaisha Polishing apparatus and method
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KR101421931B1 (ko) * 2012-08-30 2014-07-23 주식회사 에이텍 무선인터페이스 기반의 버스 자동요금징수시스템

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