JPH0969961A - 色変換装置 - Google Patents

色変換装置

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JPH0969961A
JPH0969961A JP7226174A JP22617495A JPH0969961A JP H0969961 A JPH0969961 A JP H0969961A JP 7226174 A JP7226174 A JP 7226174A JP 22617495 A JP22617495 A JP 22617495A JP H0969961 A JPH0969961 A JP H0969961A
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interpolation
unit
triangular prism
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memory
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Pending
Application number
JP7226174A
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English (en)
Inventor
Hideto Motomura
秀人 本村
Teruo Fumoto
照夫 麓
Osamu Yamada
修 山田
Katsuhiro Kanamori
克洋 金森
Hiroaki Kodera
宏曄 小寺
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カラー印刷、カラーハードコピー等の色信号
変換を高速・高精度で行うためのもので、従来の三次元
ルックアップテーブルと補間を用いた方法で発生する墨
発生誤差を軽減し、かつ色変換テーブルメモリを削減す
ることを目的とする。 【構成】 同時に読み出される複数の格子点データを色
変換テーブルメモリ108内の別々のメモリへ格納し、
メモリアクセス部106による同時アクセスを実現する
ことによって処理時間の短縮を図り、外郭ブロック検出
部107と外挿部110によって斜三角柱補間において
必要となる入力空間外の格子点の出力値をメモリに直接
持つ必要がなくなり、メモリ容量を小さくすることがで
きるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラー画像信号やカラー
映像信号を入力して実時間内に任意の色座標変換、色変
換を行う用途、たとえば高速の色修正、色補正が必要な
カラースキャナ、カラーカメラ、カラーハードコピー装
置や正確な色校正が必要なカラー表示装置、ビデオ映像
などを実時間に色変更するカラーコレクタ、ビデオ編集
装置、およびカラーによる識別を行う色認識装置などに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からカラー印刷、カラーハードコピ
ーの分野で複雑多種な色信号変換を簡単、高速に行う手
法として三次元補間手法を用いたテーブルルックアップ
法が提案されている。これらは三次元補間手法として、
色空間を複数の単位補間立体群に分割し、入力色が含ま
れる単位補間立体を選択し、前記単位補間立体の複数頂
点での出力値を用いて色空間全域にわたって任意の色変
換を連続性を確保して補間するものである。現在のとこ
ろ色空間を複数の立方体群に分割する8点補間、前記立
方体をさらに2つの三角柱群に分割する6点補間、前記
立方体を3つのピラミッド群に分割する5点補間、前記
立方体を5つまたは6つの四面体群に分割する4点補間
が知られている。
【0003】これらの各手法が次々と考案されてきた背
景には、最も一般的な三次元補間手法である立方体を用
いた8点補間法に多くの問題点がある事実がある。この
問題点はコスト的な面からいえば8点を用いる補間が演
算時間やハードウエアに大きな負担になることでありこ
れは自明のことである。しかし別に重大な性能的欠陥が
ある。カラーハードコピー分野でシアンC、マゼンタ
M、イエローY、ブラックKを生成する場合に本補間手
法を用いる場合、入力を濃度(Dr、Dg、Db)とす
ると、ブラックKの伝統的な生成手段であるスケルトン
ブラックなどの演算では入力3変数(Dr、Dg、D
b)のうち最小の値をブラックとして出力するMIN演
算を使用してブラックのテーブルを作成することにな
る。ところがMIN演算は補間がしづらい非線形変換の
なかでも、もっとも補間が難しい部類に属し、8点を用
いた補間を行うと、補間区間内にて補間結果が連続性を
保ったまま凹状にたるんで波打つ形状に補間されてしま
う。この形状は「さざ波」に似ているので以下「リップ
ル」と呼称することとする。すなわち8点補間法では、
ブラック版の階調にリップルを生じ、CMYK4色重ね
のカラー画像上にて視覚的に耐えがたい偽輪郭を形成し
てしまう。
【0004】4面体分割を使った4点補間やピラミッド
分割を使った5点補間はこのMIN演算をリップルなく
補間できることをその大きな利点の一つとしている。た
とえば4点補間については特開平2−286867号公
報にその記述が見られ、5点補間については特開昭56
−14237号公報に詳細な記述が見られる。
【0005】これらの内容では四面体分割、ピラミッド
分割はともに単位立方体の対角軸方向に分割境界線をも
つが故に無彩色(グレイ)方向のブラックの補間が良好
になされるという主張がなされている。これはMIN演
算補間の無彩色方向の補間誤差についてのみ述べている
にすぎず、やや不完全である。正確には、これらの図形
では分割境界面が色空間内でMIN演算の結果が一定と
なる面の微分不連続面を全て含んでいるという特徴によ
り無彩色方向に限らずあらゆる方向でMIN演算による
色変換を線形にリップルなく補間できるのである。しか
しながら、いずれにせよ4面体分割、ピラミッド分割で
はMIN演算におけるリップル発生は無彩色方向のみな
らず全方向の補間について完全に回避されており既に技
術的に解決済みの問題である。
【0006】次に提案されているもう一つの補間方法で
ある三角柱分割による6点補間法につて詳細に述べる。
第一の従来例はXYZ空間を複数の三角柱に分割して補
間する方法である(特開平5−75848号公報)。第
二の従来例はYCrCb明度色差空間を主軸をY方向に
他の二軸を色差面内に設定した三角柱に分割し補間する
方法である(特開平5−46750号公報、及び特開平
5−120416号公報)。
【0007】これらの提案では8点補間に比較してハー
ドウエアが簡素化されているのは自明のことであるが、
MIN演算のリップル発生回避に関する記述は何等考慮
されていない。ただし第二の従来例においては、Y方向
に三角柱主軸が設定されている特徴から明度方向すなわ
ち無彩色軸に平行な方向の補間においては各種の色変換
が不自然な屈曲の折れ線状にならず線形補間できる利点
が記載されている。
【0008】一方、第一の従来例では三角柱を使用して
いるが、第二の実施例におけるような三角柱の主軸方向
の特性の利用をしていないために補間性能上の利点が無
く、補間特性に関する具体的記述も見られない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来より提案されてい
る三角柱補間方法の第一の従来例(特開平5−7584
8号公報)には次のような課題がある。
【0010】第一に本従来例はXYZ空間、RGB空間
という明度色差が分離されていない三原色色空間を主軸
が前記三原色色空間の1つの軸方向に合致した三角柱群
に分割して補間する方法をとっている。これでは前述の
如くMIN演算の場合の「リップル」発生が大規模に発
生してしまうという大きな課題がある。本発明者の実験
によれば後でグラフにて詳細に説明される通り、この第
一の従来例の三角柱補間の場合に発生するリップルは無
彩色方向では無視できないほど大きい。第一の従来例の
同公報には「ここで色補正に適用する場合、XYZは入
力R(赤)、G(緑)、B(青)信号に相当し、出力P
は4色プリンタの場合インクを制御するY(イエロ
ー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、Bk(ブラッ
ク)信号に相当する」との記述があり、本手法をK発生
に使用する意図が見られるにもかかわらず、このリップ
ル発生の回避方法につき一切開示されていない。
【0011】第二に第一の従来例の同公報の効果におい
て「従来の補間方法に比べてメモリ容量が少なくなるの
で、全体のハードウエアが小さくなり容易にLSI化す
ることができる」との記述があるが、いかなる理由でど
の程度のメモリ容量の減少が見込まれるのか記載がな
い。むしろ、ROMからRAMへの転送時に並列にアク
セスすべき重複分の格子点が生じるためにメモリ使用効
率が約1/8程度になっておりメモリを有効活用してい
ないという欠点がある。
【0012】一方、第二の従来例(特開平5−4675
0号公報、及び特開平5−120416号公報)につい
ては、前述のとおり明度Y方向に三角柱主軸を設定して
おり無彩色方向に関してはMIN演算に限らずリップル
発生が回避されている、という効果がすでに認められて
いる。しかし色空間内での無彩色方向以外の他の方向に
ついてはリップル発生の可能性があり完全な解決には至
っていない課題がある。
【0013】本発明は色変換において多用されるMIN
演算における「リップル」発生を無彩色方向に限らず入
力色空間のあらゆる方向において完全に回避でき、同時
に補間空間に斜三角柱を用いることによってアクセスが
必要となる入力色空間外の格子点の出力値を入力色空間
内の格子点出力値から外挿することによって色変換テー
ブルメモリの増大を避けることができる色変換装置を提
供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、種々の色信号にて表現されるカラー画像信号
を上位ビット部と下位ビット部に分割する画素入力部
と、前記下位ビット部を比較しその大小関係を出力する
比較部と前記上位ビット部から前記比較部の出力に従っ
て補間原点の位置を決定する補間原点設定部と、入力カ
ラー画像信号空間内の格子点上での出力値を記憶してい
る色変換テーブルメモリと、前記色変換テーブルメモリ
に対して前記補間原点からアクセスすべき色変換テーブ
ルメモリのアドレスを生成し、前記色変換テーブルメモ
リへ前記アドレスを供給するメモリアクセス部と、前記
メモリアクセス部にて選択された格子点が入力カラー画
像信号空間外の外郭ブロックに存在するか否かを検出す
る外郭ブロック検出部と、前記格子点出力値の差分値を
生成する差分値生成部と、前記格子点出力値から入力カ
ラー画像信号空間外の格子点の出力値を外挿する外挿部
と、前記外郭ブロック検出部の出力に従って前記差分値
生成部の出力を切り替える差分値セレクタと前記外挿部
の出力値と補間原点に相当する格子点の出力値を切り替
える原点セレクタと、前記下位ビット部にて斜三角柱に
沿った補間重み係数を生成する重み生成部と、前記重み
係数の大小関係にて斜三角柱を選択する斜三角柱判定部
と、前記差分値セレクタの出力と前記重み係数を用いて
出力値を補間する斜三角柱補間演算部とを具備すること
を特徴とするものである。
【0015】
【作用】本発明の色変換装置では、三原色入力色信号で
作られる三次元空間を複数の単位立方体領域に分割し、
前記空間の対角軸方向に沿って互いに隣接する各単位立
方体の上底と下底を形成する頂点にて構成される斜三角
柱もしくは平行六面体を想定し、前記入力色空間全域を
前記斜行立体群にて包含するように設定し、任意の入力
色に対応する出力値を、前記斜行立体の各頂点での出力
値を用いて補間する。この結果、三原色入力空間におけ
る斜三角柱あるいは平行六面体群は、第一色軸=第二色
軸、第二色軸=第三色軸、第三色軸=第一色軸なる3平
面に平行な面を境界面として持つ。たとえば、三原色入
力色空間をRGB色空間とすると、R=G、G=B、B
=Rなる3平面を含む。これらの3平面はMIN演算に
おいて微分不連続となる3つの面であり、一方その境界
内にて囲まれている3領域ではMIN演算結果はまった
くリニアに補間できる。したがって補間不可能な面を補
間単位立体の境界のみに割り当てることができるがゆえ
補間操作は全入力色空間においてリニアにリップルが無
い状態にて行われる。すなわち、色変換において多用さ
れるMIN演算における「リップル」発生を無彩色方向
に限らず入力色空間内のあらゆる方向において完全に回
避でき、また補間空間に斜三角柱を用いることによって
アクセスが必要となる入力色空間外の格子点の出力値を
入力色空間内の格子点出力値から外挿することによって
色変換テーブルメモリの増大を避けることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0017】図1は本発明の実施例における色変換装置
のブロック構成図を示すものである。図1において、1
01は画像入力信号RGBを上位ビット(RH,GH,B
H)と下位ビット(RL,GL,BL)に分離する画素入力
部で本実施例では上位3ビットと下位5ビットにそれぞ
れ分離している。102はRLとGL、BLとGLのそれぞ
れの値の大小を比較する比較部、103は上位ビットR
H、BHから比較部102の比較結果C1、C2を減算して
補間原点の位置を決定する補間原点設定部である。10
4は下位ビット同志の減算RL−GL、BL−GLとGLを
出力する重み生成部、105は2種類の斜三角柱のいず
れを斜三角柱補間で使用するかを判定する斜三角柱判定
部、106は上位ビットGHと補間原点設定部103で
調整された上位ビットRH’、BH’と斜三角柱判定部1
05の判定結果から色変換テーブルメモリ108へアク
セスすべきメモリアドレスを生成するメモリアクセス部
である。107は色変換テーブルメモリ108から読み
出される格子点が入力カラー画像空間の内部に存在する
のか、外部に存在するのかを判定する外郭ブロック検出
部で、検出結果EDBを色変換テーブルメモリ108と
原点・差分値セレクタ111へ出力する。109は色変
換テーブルメモリ108の出力である格子点出力値a,
b(あるいはd),c,e,f(あるいはh),g間で
差分値を計算する差分値生成部、110は入力カラー画
像空間外の格子点の出力値を外挿計算する外挿部、11
1は外郭ブロック検出部107の検出結果EDBに従っ
て外挿された格子点出力値と入力色空間内の格子点出力
値を切り替え、さらに外挿に必要な差分値をセレクトす
る原点・差分値セレクタ、112は斜三角柱補間演算
部、そして113は補間演算結果である。
【0018】以上のように構成された色変換装置の動作
について説明する。図1の色変換装置は斜三角柱補間法
によって入力画素信号(R,G,B)を色変換する装置
である。斜三角柱補間演算部112が補間演算を実行す
るブロックであり、他のブロック(101〜111)は
すべて斜三角柱補間演算に必要なデータを生成する役割
を持っている。そこで本実施例の動作説明を行うため
に、まず斜三角柱補間法の説明を行う。
【0019】斜三角柱補間法は、三原色入力色信号で作
られる三次元空間を複数の単位立方体領域に分割し、前
記空間の対角軸方向に沿って互いに隣接する各単位立方
体の上底と下底を形成する頂点にて構成される斜三角柱
を想定し、前記入力色空間全域を前記斜三角柱にて包含
するように設定し、任意の入力色に対応する出力値を、
前記斜三角柱の各頂点での出力値を用いて補間する方法
である。斜三角柱を構成する6つの頂点は画素入力部1
01で生成された上位ビット(RH,GH,BH)によっ
て選択される。また画像入力部101で生成された下位
ビット(RL,GL,BL)は入力画素信号(R,G,
B)の斜三角柱内での位置を表わし、入力画素信号
(R,G,B)に対する色変換出力値を斜三角柱の6つ
の頂点が有する色変換出力値から入力位置に応じた補間
演算によって算出する。図2の(A)と(B)は上位ビ
ット(RH,GH,BH)によって選択された斜三角柱を
表わし、図2の(C)と(D)は上位ビット(RH,G
H,BH)によって選択された斜四角柱を表わす。a,
b,c,d,e,f,g,hは斜三角柱あるいは斜四角
柱の頂点であり、各々、入力画素信号に対する色変換出
力値を有する。
【0020】図3は斜行座標系XYZと直交座標系RG
Bの関係を示したもので、XYZ空間とRGB空間は以
下のベクトル関係がある。
【0021】
【数1】
【0022】RGB空間での入力点(r,b,g)=
(RL,GL,BL)のベクトルOは
【0023】
【数2】
【0024】と表され、これを(1)式を用いてXYZ
空間で表すと
【0025】
【数3】
【0026】となる。従ってXYZ空間で表した入力点
(x,y,z)は
【0027】
【数4】
【0028】となる。従ってXYZ方向にそれぞれ(R
L−GL)、(BL−GL)、GLの移動量として図2の補
間原点aから補間演算を行えば良い事になる。
【0029】ここでxまたはyの値が負になった場合は
都合が悪いが以下の方法で解決できる。この場合は補間
原点からの移動量が−Rまたは−B方向になる。そのた
め原点位置aを−Rまたは−Bの方向にひとつ後退させ
補間の重みを新しい補間原点位置からの距離に変換する
事で解決できる。このように正値化された移動量を斜三
角柱補間の重み係数として次のように表す。
【0030】
【数5】
【0031】図4は下位ビット(RL,GL,BL)によ
って定まる入力点が単位立体401に入力した場合、ど
のような斜三角柱に属するかを4つに分類した図であ
る。図4(A)に示すAREA(0)に入力点が入った
場合、前記入力点は斜三角柱402に属する。図4
(B)に示すAREA(1)に入力点が入った場合、前
記入力点は斜三角柱402の補間原点aを−B方向に移
動した斜三角柱403に属する。図4(C)に示すAR
EA(2)に入力点が入った場合、前記入力点は斜三角
柱402の補間原点aを−R方向に移動した斜三角柱4
04に属する。図4(D)に示すAREA(3)に入力
点が入った場合、前記入力点は斜三角柱402の補間原
点aを−Rと−B方向に移動した斜三角柱405に属す
る。(表1)はRL,BL,GLの大小関係でaの位置の
移動方向(R,B)を示すものである。
【0032】
【表1】
【0033】従って、RGBの上位ビット(RH,GH,
BH)で選択された斜三角柱の原点位置aはRGBの下
位ビットの(4)式の大小判定によりそれぞれaの位置
を−X、−Y方向にそれぞれずらすことで変更され、入
力点を包含する斜三角柱の原点位置を求めることができ
る。
【0034】xが負の場合の重み係数はxに32を加算
した値を用いる。y方向についても同様である。xまた
はyが負になった場合に32を加算する事はデジタル減
算器の出力の符号ビットを無視する事で良いので非常に
簡単である。以上、x、yの正負に伴う上位ビット(R
H,GH,BH)と下位ビット(RL,GL,BL)の変更方
法を(表2)にまとめて示す。
【0035】
【表2】
【0036】この様にして、斜三角柱の原点位置aと対
応する2つの斜三角柱の端点位置b〜h、さらに(5)
式から計算される重み係数により斜三角柱内で線形補間
演算を実行する準備が整ったことになる。次に図5を用
いて斜三角柱での補間演算方法を説明する。
【0037】a〜hでの色変換テーブル出力値を(a)
〜(h)で表す事にする。補間出力点oから線分aeに
平行に引いた直線と底面abcd及び上面efghとの
交点をそれぞれm、nとするとm、n点での出力
(m)、(n)は斜三角柱が図2に示すType=0の
場合には
【0038】
【数6】
【0039】となる。従って、m点とn点の間で線形補
間して目的点oでの出力(o)は
【0040】
【数7】
【0041】として計算される。同様にType=1の
場合は
【0042】
【数8】
【0043】として計算される。以上が斜三角柱補間法
の説明である。
【0044】ここで図1の動作説明に戻る。画素入力部
101で生成された画像入力信号RGBの上位ビット
(RH,GH,BH)と下位ビット(RL,GL,BL)は
(表2)に示すルールに従って、それぞれ(RH’,G
H’,BH’)と(RL’,GL’,BL’)になる。(表
2)の演算を行うにはまず下位ビット(RL,GL,B
L)の大小関係を判定しなければならない。これは比較
部102が実行する。図6は比較部102の動作ブロッ
クを示したもので(表1)に対応した動作を行う。つま
りC1はGLがRLより大きい時は1でそれ以外は0を出
力し、C2はGLがBLより大きい時は1でそれ以外は0
を出力する。C1,C2は補間原点設定部103に与え
られ、補間原点設定部103は(表2)に示す方法で
(RH’,GH’,BH’)を作成する。ここでGH’は3
ビットであるが、RH’とBH’は上記比較部出力との減
算によりそれぞれ符号付き5ビットに拡張されている。
またC1,C2は重み生成部104にも与えられ、重み
生成部104は(表2)に示す方法で(RL’,GL’,
BL’)を作成する。図7は重み生成部104の動作ブ
ロックを示し、RGBの下位ビット同士の演算で(RL
−GL),(BL−GL)を計算し、GLはそのまま出力す
る。入出力が同じビット幅になっているのは減算結果が
負の場合は符号ビットを無視する事で上位ビットからの
ボローを行った事と等価にする為である。上位ビットか
らのボローを行った結果(RL−GL)’,(BL−G
L)’として出力する。以上により、図4に示す補間原
点aの位置(RH’,GH’,BH’)と斜三角柱補間に
用いる重み係数(RL−GL)’,(BL−GL)’,G
L’が決定された。
【0045】次に補間原点aの位置(RH’,GH’,B
H’)に基づいて、斜三角柱の6頂点が持つ色変換出力
値を色変換テーブルメモリ108から読み出す。メモリ
アクセス部106は画像入力信号RGBの上位ビット
(RH,GH,BH)から定義される代表格子点群から補
間演算に必要な6つの格子点をアクセスするためのアド
レスを生成する。前記アドレスは色変換テーブルメモリ
108へ与えられ、斜三角柱を形成する6つの格子点に
格納された色変換出力値を前記色変換テーブルメモリ1
08から読み出す。a,b(あるいはd),c,e,f
(あるいはh),gはそれぞれ色変換テーブルメモリ1
08から読み出された各格子点の色変換出力値である。
ただし、6つの格子点を決定する際には図2の(A),
(B)に示すような2つの斜三角柱(Type=0とT
ype=1)のうち、どちらを用いるかを決定しなけれ
ばならない。この判定を行うのが斜三角柱判定部105
である。図8は斜三角柱判定部105の動作ブロック
で、重み生成部104の出力のうち(RLーGL)’,
(BL−GL)’の大小関係により斜三角柱のType=
0かType=1を判定し、判定出力(PRISM)を
得ている。色変換テーブルメモリ108から読み出され
た斜三角柱を構成する6格子点の色変換出力値a,b
(あるいはd),c,e,f(あるいはh),gは差分
値生成部109、外挿部110、原点・差分値セレクタ
111を経由して斜三角柱補間演算部112へ与えら
れ、式(6)〜(11)の斜三角柱補間演算に用いられ
る。また重み生成部104にて生成された重み係数(R
L−GL)’,(BL−GL)’,GL’も補間演算部11
2へ供給され、同じく式(6)〜(11)の斜三角柱補
間演算に用いられる。
【0046】続いて補間原点設定部103の出力(R
H’,GH’,BH’)から色変換テーブルメモリ108
の出力a,b(あるいはd),c,e,f(あるいは
h),gを生成する動作について説明する。補間原点設
定部103の出力(RH’,GH’,BH’)はメモリア
クセス部106へ入力して色変換テーブルメモリ108
をアクセスするためのアドレスを生成する。色変換テー
ブルメモリ108は前記アドレスに従って色変換出力
a,b(あるいはd),c,e,f(あるいはh),g
を出力する。まず、色変換テーブルメモリのアドレスと
格子点出力値の関係を説明する。
【0047】本実施例はRGB各軸を8等分して得られ
る729(=(23+1)3)個の格子点の出力値を色変
換テーブルメモリ108に格納する。1回の補間演算に
はこのうち6個の格子点が用いられる。そこで色変換装
置の演算速度を高めるためにはこの6個の格子点データ
をメモリから同時に読み出す必要がある。これを実現す
るためには同時に読み出される6個の格子点出力値を6
個の別々の色変換テーブルメモリー(M0〜M5)に格
納しておけばよい。以上より、色変換テーブルメモリ1
08には6つのメモリを設け、同時アクセスされる格子
点どうしを別々のメモリへ配分する必要がある。そこで
図9を用いて729個の各格子点を色変換テーブルメモ
リM0〜M5のどれに格納するのかを説明する。
【0048】(A)は729個の格子点から構成される
色変換テーブルメモリのRGB空間を示す。空間軸には
(RH、BH、GH)と(RH'、BH'、GH')の2つを併
記しておく。斜三角柱を構成する6格子点のうち、上面
の3格子点と下面の3格子点を分けて考える。すなわち
GH=0,2,4,6,8面(偶数面)は色変換テーブ
ルメモリM0〜M2に割り当て、GH=1,3,5,7
面(奇数面)は色変換テーブルメモリM3〜M5に割り
当てる。
【0049】(B)はGHが偶数になるGH=0,2,
4,6,8面でのメモリへの配分方法を示している。ま
ず原点位置(G軸上)901をM0へ格納し、R軸方向
へ移動するごとにM1、M2、...と格納するメモリ
を変えていく。そしてR軸方向にいっぱいになったらR
H=0へ戻ってB軸に1つ進む。B軸のスタートはM1
とし、再びR軸方向にM2、M0、...と移動してい
く。さらにB軸へ移動した場合はM2からスタートす
る。このルールによって9×3の領域902は同時に読
み出される3格子点(斜三角柱の片側の底面)はそれぞ
れ異なるメモリM0〜M2より引き出すことができる。
(B)の残りの領域は領域902の繰り返しのよって埋
め尽くすことができる。(C)はGHが奇数になるGH=
1,3,5,7面でのメモリへの配分方法を示してい
る。配分の方法は(B)と全く同じで、M0をM3に、
M1をM4に、M2をM5に置き換えているだけであ
る。以上(B)と(C)に示すように各格子点の出力値
をメモリM0〜M5へ格納していけば1回の補間演算に
同時読みだしされる6格子点データは異なるメモリから
引き出すことができる。
【0050】このように色変換テーブルメモリ上に配置
された色変換出力値を読み出すためにメモリアドレスを
作成するのがメモリアクセス部106である。メモリア
クセス部106は補間原点設定部の出力(RH'、BH'、
GH')から色変換テーブルメモリをアクセスするアドレ
スを生成し、色変換テーブルメモリ108へ出力する。
図10はメモリアクセス部106、外郭ブロック検出部
107、色変換テーブルメモリ108の内部構成図を示
す。メモリアクセス部106はスライド部1001、各
色変換テーブルメモリへアドレスを供給するアドレス生
成群1002、色変換テーブルメモリを外部バスへつな
ぐメモリインターフェイス群1003からなる。色変換
テーブルメモリ108は6つのメモリ(M0〜M5)か
らなる色変換テーブルメモリ群504、色変換テーブル
メモリからの出力経路を切り替えるメモリデータセレク
タ群1005からなる。
【0051】まずスライド部1001の説明から始め
る。図11は図9の(A)のRGB空間に配置された色
変換テーブルメモリを(−B)方向から見た図であり、
図12はG方向から見た図である。図11においてAは
GH’が偶数の場合に使用する斜三角柱の1つを斜線で
表しており、Bは奇数の場合を表している。図12では
補間原点aを示す(RH’BH’GH’)によって補間立
体の下面の位置Aが指示され、上面はR,B方向にそれ
ぞれ1ずつ進めた位置A’であることを示している。こ
のように斜三角柱を形成するために、M0〜M2面、あ
るいはM3〜M5面のどちらかがR,B方向にそれぞれ
1ずつ移動されなければならない。この役割を担うのが
スライド部501である。図11からわかるようにG
H’が偶数の場合はM3〜M5をスライドし、GH’が奇
数の場合はM0〜M2をスライドする。そこでスライド
部501では、GH’の偶奇の判断をGH’の最下位ビッ
ト(LSB)によって行い、GH’の最下位ビットが0
のときGH’は偶数であるから、色変換テーブルメモリ
M3〜M5をアクセスするための補間原点信号RH”2
とBH”2がそれぞれRH’+1とBH’+1で与えられ
る。またGH’の最下位ビットが1のときGH’は奇数で
あるから、色変換テーブルメモリM0〜M2をアクセス
するための補間原点信号RH”1とBH”1がそれぞれR
H’+1とBH’+1で与えられる。GH”1とGH”2は
GH’をそのまま受ける。以上、スライド部1001の
論理をまとめて(表3)に示す。
【0052】
【表3】
【0053】以上のような処理によってスライド部10
01以降はメモリM0〜M2に対する経路とメモリM3
〜M5に対する経路の2系統に分かれることになる。そ
こでスライド部1001に続くアドレス生成群100
2、メモリインターフェイス群1003、色変換テーブ
ルメモリ群1004、メモリデータセレクタ群1005
はともにM0〜M2とM3〜M5に対応する2系統から
構成される。
【0054】次に各格子点にどのように色変換テーブル
アドレスをふっていくのか、各格子点と色変換テーブル
アドレスの関係を図13の(D)と(E)を用いて説明
する。図13の(D)は図9の(B)で配置されたM0
〜M2に対し、どのようにアドレスをふっていくのかを
説明する図である。そのルールはB軸を起点にR軸方向
に3つずつ固まりを作り、この固まりに原点からR軸方
向へ番号をつけていくというものである。このM0、M
1、M2の3つずつの固まりを以降、単位ブロックと呼
ぶ。R軸に沿ってアドレスの割り振りが終わったらB軸
方向へ1つ移動する。本実施例ではRGB軸をそれぞれ
8等分するため、RB面一面には単位ブロックは27個
(=9×9÷3)存在する。よって原点から最も遠い単
位ブロックは26番が付加される。ここでM0〜M2の
一番下の面(GH=0)に関し、ナンバリングが終了し
たため、G軸方向へ1つ移動するが、M0〜M2のすぐ
上のM3〜M5面(GH=1)は飛ばして、もうひとつ
上のM0〜M2面(GH=2)へ移動する。番号は続き
で27番になる。このように単位ブロックに番号を付加
していくと図13(F)に示すように原点の対角に位置
する最後の単位ブロック903は134番(=26+2
7×4)になる。以上の要領で付加した単位ブロックの
番号をそのままM0〜M2のアドレスとして使用する。
【0055】M3〜M5のアドレスの作り方も全く同様
である。ナンバリングのスタートは図9の(A)のGH
=1のRB面となり、図13の(E)がこれにあたる。
M0〜M2と同じ要領で単位ブロック番号にナンバリン
グしていくとM3〜M5面で原点から最も遠い単位ブロ
ック904は図13の(F)に示すように107番(=
26+27×3)になる。M0〜M2面と番号が食い違
う理由は図11からわかるようにM0〜M2面は5面で
あり、M3〜M5面は4面であるからである。
【0056】以上より各格子点の出力値が格納されるメ
モリの種類と各メモリにおけるアドレスが決まったの
で、スライド部1001の出力(RH”1,BH”1,G
H”1)と(RH”2,BH”2,GH”2)からアドレス
を生成する方法を説明する。
【0057】図14はアドレス生成群1002(図1
0)の内部構成図であり、(A)はメモリM0〜M2に
対応するアドレス生成部0〜2の内部構成、(B)はメ
モリM3〜M5に対応するアドレス生成部3〜5の内部
構成を示す。図14の動作説明を行うために、まず斜三
角柱補間演算の実行方法を説明する必要がある。図5に
よってすでに斜三角柱補間方法を原理として説明した
が、図15は色変換テーブルメモリの配分方法と補間演
算回路のハードウェア規模の最小化を考慮した斜三角柱
補間演算の実行方法である。図15には隣接する斜三角
柱が4つ描かれている。このうち下にある2つの斜三角
柱1401と1402は図5に示したものと同一で、下
面がabcあるいはadcであり、上面がefgあるい
はehgとなる。一方、上にある2つの斜三角柱140
3と1404は上面がabcあるいはadcであり、下
面がefgあるいはehgとなる。そこで下の斜三角柱
1401あるいは1402と同様に縦方向の補間、つま
り点mと点nの間の補間を上方向(abc面→efg面
あるいはadc面→ehg面)に行うと、上の斜三角柱
1403あるいは1404では逆にefg面→abc面
あるいはehg面→adc面といった補間を行わなけれ
ばならない。補間演算回路はこの方向の区別なく、たと
えばab(d)c面は下面、ef(h)g面は上面と固
定して、1系統分のみの規模に抑え、2系統分の規模を
持って負担を大きくしたくない。そこで図15に示すよ
うに、ab(d)c面は補間演算の下面、ef(h)g
面は補間演算の上面と固定して補間演算を行う。上の斜
三角柱1403、1404のようにef(h)g面がa
b(d)c面の下に位置しても補間演算はab(d)c
面→ef(h)g面方向に実行する。これにより、メモ
リM0〜M2は必ず補間演算の下面ab(d)c面の格
子点出力値を与え、メモリM3〜M5は必ず補間演算の
上面ef(h)g面の格子点の出力値を与えることにな
る。
【0058】以上より図15に示す補間方法を用いるこ
とによって、ab(d)c面→ef(h)g面とef
(h)g面→ab(d)c面の2系統に対処する回路構
成をとることを避け、ハードウェアの小規模化が実現で
きる。なお、G軸方向の重み係数GL’は補間演算の方
向によって切り替える必要があり、斜三角柱1403、
1404のように下方向に点mn間の補間を行う場合は
【0059】
【数9】
【0060】なる重み係数を補間演算に用いる。図7に
おいてGL’にはGLがそのまま与えられているが、図1
6に示すようにGHの最下位ビットが0の場合はGL’に
GLがそのまま与えられ、GHの最下位ビットが1の場合
はGL’は式(12)によって与えられる。図11の斜
三角柱Bが選ばれた場合はab(d)c面がef(h)
g面の上にくるため、縦方向(点mn間)の補間は反転
され、重み係数GLは式(12)によって与えられる。
【0061】ここで図14の説明に戻る。図14のアド
レス生成部0〜5は図13の(D)〜(F)で説明した
ように入力画素信号に従って選ばれるべき6つの格子点
が6つのメモリM0〜M5のどのアドレスに格納されて
いるのかを判断して、スライド部1001の出力(R
H”1,BH”1,GH”1)と(RH”2,BH”2,GH”2)
からアドレスを生成しなければならない。このアドレス
の作成は上述したように図13で定義した単位ブロック
番号の算出を意味する。よってアドレス生成部0〜5が
(RH”1,BH”1,GH”1)と(RH”2,BH”2,G
H”2)からどのように各格子点が属する単位ブロック番
号を算出するのかを説明する。
【0062】まず図14(A)の説明を行う。図14
(A)はアドレス生成部0〜2の内部構成図である。ス
ライド部1001の出力(RH”1,BH”1,GH”1)は
補間原点aの位置を示しているため、
【0063】
【数10】
【0064】によって補間原点aに対応する格子点が属
する単位ブロック番号を求めることができる。ただしR
H”1/3は3のわり算の商を表す。今仮に図9(B)の
三角形905が選択されたとすると、補間原点aに対応
する格子点の出力値はメモリM0に格納されているた
め、式(13)のアドレスはメモリM0へ供給されなけ
ればならない。ところが図9(B)の三角形906が選
択されたとすると、補間原点aに対応する格子点の出力
値はメモリM2に格納されているため、メモリM2へ供
給しなければならない。このように式(13)で計算さ
れた補間原点aのアドレスは選択された三角形の種類に
よって供給するメモリを切り替えなければならない。こ
の切り替えのルールはRH”1を3で割った余りとBH”1
を3で割った余りを使って(表4)のようにまとめられ
る。
【0065】
【表4】
【0066】RH”mod3はRH”1を3で割った余りを、
BH”mod3はBH”1を3で割った余りをそれぞれ示す。
図9の(B)の領域902内からわかるようにメモリM
0〜M2の配置パターンは3×3の領域がR軸方向に繰
り返されている。よってRH”1を3で割った余りとB
H”1を3で割った余りを見ることによって(表4)のよ
うに規定できる。
【0067】次に残りの格子点b、c、dに対するアド
レスの算出方法を説明する。図13の(D)において三
角形1907が選ばれた場合、格子点bの出力値はメモ
リM1から読み出すが、このときメモリM1へ供給する
アドレスはM0に与えるアドレスと同一である。なぜな
らばM1はM0と同じ単位ブロック内に存在するからで
ある。よって式(13)のアドレスをそのまま供給すれ
ばよい。一方、格子点cの出力値はM2に格納されてい
るが、アドレスは式(13)によって与えられるアドレ
スに3足し込む必要がある。なぜならばM2はM0が属
する単位ブロックのB軸方向に1つ上に位置し、単位ブ
ロック番号は3だけ大きい。このようにメモリM0〜M
2に与えるアドレスは式(13)で計算されるアドレス
を基準に補間原点aが属する単位ブロックから外れる格
子点に対してのみアドレスを増分すればいいことがわか
る。よって入力RGB信号に従ってどのメモリに与える
アドレスを増分するのか、そしてその増分量はいくつか
を判断してアドレスを生成することになる。補間原点a
のアドレスを増分するルールはRH”1を3で割った余り
RH”mod3とBH”1を3で割った余りBH”mod3、そして
PRISMを用いて(表5)のようにまとめられる。
【0068】
【表5】
【0069】補間原点aに対応するメモリは増分されな
いので、(表4)で示された補間原点aのアドレスが供
給されるメモリの増分値はすべて0である。
【0070】以上よりアドレス生成部0〜2は(表5)
の論理に従って各メモリに対し、アドレスの増分を実行
すればいい。まず式(13)に従ってRH”1を3で割っ
た商を生成する必要がある。これは図14(A)におい
てDIV3(1301)が実行する。(表5)において
場合分けを行うためにRH”1とBH”1を3で割った余り
が必要となる。これらはそれぞれMOD3RH(130
2)とMOD3BH(1303)が実行する。(表5)
に示した増分値の加算は図14に示すようにB軸系とR
軸系に分解して実行する。つまりアドレス生成部の出力
である色変換テーブルアドレスMAi(i=0〜5)は
【0071】
【数11】
【0072】なる形式で算出され、増分値の加算は
【0073】
【数12】
【0074】
【数13】
【0075】と実行する。INCRはR軸方向の増分
値、INCBはB軸方向の増分値であり、これらは(表
5)に基づき、(表6)によって与えられる。
【0076】
【表6】
【0077】図14(A)に示すように(表6)に示し
た増分値のテーブルをメモリごとに持たせてINCBを
BH”1に加算してBNを得、INCRをRH”1に加算し
てRNを得る。(表6)の増分値のテーブルは増分値生
成部0(1304)、増分値生成部1(1305)、増
分値生成部2(1306)が持ち、これらにMOD3R
H(1302)からRH”mod3を与え、MOD3BH
(1303)からBH”mod3を与え、図1の斜三角柱判
定部105からPRISMを入力する。増分値生成部と
式(15)と(16)の増分値の加算と式(14)の色
変換テーブルアドレスMAiの演算を実行する部分をリ
ニアライザと呼び、増分値生成部の(表6)がメモリご
とに異なるため、このリニアライザはメモリM0〜M2
ごとに3つ設ける。メモリM0へアドレスMA0を出力
するリニアライザをリニアライザ0(1407)、メモ
リM1へアドレスMA1を出力するリニアライザをリニ
アライザ1(1408)、メモリM3へアドレスMA2
を出力するリニアライザをリニアライザ2(1409)
と呼ぶ。RH”mod3、BH”mod3、PRISMは各リニア
ライザに対して共有され、同じ値をリニアライザ0〜2
へ供給する。またGNは図11に示すようにM0〜M
2、M3〜M5ごとに設定するG軸方向の尺度で、M0
〜M2のGNはGHが偶数の面に対して、M3〜M5の
GNはGHが奇数の面に対して設置される。前記GNは
GHを右へ1ビットシフトすることによって得られる。
図11の斜三角柱Aに入力がきたとすると、GH=2で
あるからGN=1となり、斜三角柱Aの下面はGN(M
0〜M2)=1の面から、上面はGN(M3〜M5)=
1の面からそれぞれ与えられる。一方、斜三角柱Bに入
力がきたとすると、GH=3であるから同じくGN=1
となり、斜三角柱Aの下面はGN(M3〜M5)=1の
面から与えられるが、M0〜M2面が不適切である。こ
の場合、GN(M0〜M2)は2でなければならない。
つまりGHが奇数の場合、GN(M0〜M2)は1だけ
増分しなければならないのである。よってアドレス生成
部0〜2ではGH”1を右へ1ビットシフトした後、G
H”1の最下位ビット(LSB)を加算してGNの調整を
行う。
【0078】図14の(B)は図10のアドレス生成群
1002の色変換テーブルメモリM3〜M5に対応する
アドレス生成部3〜5の内部構成を示した図である。こ
れは色変換テーブルメモリM0〜M2に対する(A)と
ほぼ同じ構成であり、M0をM3に、M1をM4に、M
2をM5にそれぞれ置き換えることによって得られる。
図9の(B)と(C)を比べればわかるようにGH偶数
面とGH奇数面は対称な関係にあり、M0をM3に、M
1をM4に、M2をM5に置き換えることによって完全
にGH偶数面の動作はGH奇数面上で再現できる。ただ
し、1つだけ異なる部分が存在する。それはGH"2に対
する処理である。GH"2はメモリM3〜M5が属するR
B面を決定するが、メモリM0〜M2が属するRB面の
ようにGH"1の最下位ビットによってRB面をG軸方向
へ移動する操作は必要ない。そこでGH"2は図11に示
すGN(M0〜M2)とGN(M3〜M5)を生成する
ために右へ1ビットシフトするのみである。以上よりス
ライド部1001の出力(RH”1,BH”1,GH”1)と
(RH”2,BH”2,GH”2)から色変換テーブルメモリ
M0〜M5へ与えるアドレスMAiを生成できる。
【0079】次に図10のメモリデータセレクタ群10
05の内部構成を図17に示す。色変換テーブルメモリ
M0〜M5はアドレス生成部0〜5のアドレスを受けて
斜三角柱補間演算に必要な6つの格子点の出力値を与え
るが、各メモリが6格子点のどれを出力しているのかを
把握し、これに従って補間演算回路に適切に格子点出力
値を渡さなければならない。具体的に言い替えるなら
ば、色変換テーブルメモリ108のメモリM0〜M5と
格子点a,b(あるいはd),c,e,f(あるいは
h),gとの対応づけを行わなければならない。このメ
モリと格子点の対応づけを担うのが図10のメモリデー
タセレクタ群1005である。
【0080】では図17の(A)から説明を行う。図1
7の(A)は色変換テーブルメモリM0〜M2の出力値
を選択するメモリデータセレクタ0(図10)の内部構
成である。図9の(B)において三角形905が選択さ
れた場合、メモリM0の出力値は格子点aの出力値であ
り、メモリM1の出力値は格子点bの出力値、そしてメ
モリM2の出力値は格子点cの出力値である。一方、三
角形906が選択された場合はメモリM0の出力値は格
子点bの出力値であり、メモリM1の出力値は格子点c
の出力値、そしてメモリM2の出力値は格子点aの出力
値である。よって入力RGBに従って選ばれた斜三角柱
の底面の三角形の位置によって対応関係が変わり、この
対応関係は(表7)のように記述できる。
【0081】
【表7】
【0082】つまり、三角形の位置は図14のアドレス
生成部0〜5と同様に、RH”1を3で割った余りRH”m
od3とBH”1を3で割った余りBH”mod3を用いて規定で
き、図9の(B)と照らし合わせながらメモリM0〜M
2と格子点の対応関係を求めていけばよい。(表7)か
らわかるようにメモリM0〜M2と格子点a,b(ある
いはd),cとの接続関係は3通りとなる。そこで3通
りの接続関係に対してSELType0という接続関係
の種類を表す信号を設け、このSELType0をセレ
クタA〜C(1604〜1606)へ供給する。図17
の(A)のDEC0(1903)は(表7)に従うデコ
ーダで、BH”1を3で割った余りを与えるMOD3BH
(1901)とRH”1を3で割った余りを与えるMOD
3RH(1902)を入力としてSELType0を出
力する。セレクタA〜Cの論理は(表8)に示す通りで
ある。
【0083】
【表8】
【0084】図17の(B)は色変換テーブルメモリM
3〜M5の出力値を選択するメモリデータセレクタ1
(図10)の内部構成であるが、動作原理は(A)と同
一である。メモリM3〜M5と格子点e,f(あるいは
h),gとの接続関係を示すSELType1は(表
9)に従って生成され、(表10)に従ってセレクタD
〜FがメモリM3〜M5の出力値を格子点e,f(ある
いはh),gへ振り分ける。
【0085】
【表9】
【0086】
【表10】
【0087】以上より、色変換テーブルメモリM0〜M
5と格子点データa,b(あるいはd),c,e,f
(あるいはh),gが対応づけられ、入力RGBデータ
に対応した6つの格子点出力値が補間演算へ供給できる
ようになった。
【0088】ところで斜三角柱補間は図2に示したよう
に上面と下面が対角方向に斜めにスライドされた位置関
係にある。そこで入力RGB空間の外郭部分で実行され
る斜三角柱補間では入力RGB空間外に位置するような
格子点が必要になる。図18は入力RGB空間と格子点
の関係を説明する図である。図18(A)はBまたはR
軸方向から入力空間を横方向に見た図であり、図18
(B)はG方向の上から見おろした図である。この様に
本発明の分割方法を用いた場合には入力定義空間より1
分割単位だけ外側のデータを補間テーブルに保持する事
が必要になる。例えば本実施例のようにRGB入力空間
の各軸を8等分して格子点を設定した場合、(8+1)
3=729点の格子点出力値を色変換テーブルメモリに
保持しておくことになるが、斜三角柱をカバーするため
に入力定義空間より1分割単位だけ外側のデータを加え
ると(8+1+1+1)2×(8+1)=1089点の
格子点が必要となり、約1.5倍のメモリが必要とな
る。そこで本発明では入力空間外に位置する格子点の出
力値を直接メモリに持たず、入力空間内の格子点出力値
から入力空間外の格子点出力値を外挿することによって
メモリの増大化を回避した。 そこで次に外挿方法につ
いて説明を行う。
【0089】図19は図18と同様にRGB入力空間を
G軸方向から見た場合を表している。シャドウの入って
いる部分は単位補間立体の上下面の投影であり、薄いシ
ャドウの斜三角柱はType=0の場合に選ばれ、濃い
シャドウの斜三角柱はType=1の場合に選ばれる。
黒丸は補間原点aあるいは上面の原点eを表し、実線の
矢印は格子点間の差分値を表す。図19のように入力点
に従って選ばれた斜三角柱がRGB入力空間内に存在す
る場合は色変換テーブルメモリのデータをそのまま用い
れば良い。
【0090】図20は図4で説明した補間原点aの移動
の結果、斜三角柱の下面がRGB入力空間外へ出た場合
を示している。単位補間立体1901は入力点がG軸を
含む外郭ブロックに入り、且つ図4の(D)に示すAR
EA(3)に属した場合に形成され、斜三角柱の下面a
bcdが入力空間外に出ている。単位補間立体1902
は入力点がR軸を含む外郭ブロックに入り、且つ図4の
(B)に示すAREA(1)あるいはAREA(3)に
属した場合に形成され、斜三角柱の下面abcdが入力
空間外に出ている。単位補間立体1903は入力点がB
軸を含む外郭ブロックに入り、且つ図4の(C)に示す
AREA(2)あるいはAREA(3)に属した場合に
形成され、斜三角柱の下面abcdが入力空間外に出て
いる。単位補間立体1904は入力点がR軸を含むB軸
から最も遠い外郭ブロックに入り、且つAREA(1)
に属した場合に形成され、下面abcdと上面efgh
がともに入力空間外に出る。ただしこの場合、Type
=1で選ばれる斜三角柱のみが必要となり、Type=
0で選ばれる斜三角柱内に入力点が現れることはない。
単位補間立方体1905は入力点がB軸を含むR軸から
最も遠い外郭ブロックに入り、且つAREA(2)に属
した場合に形成され、上下面がともに入力空間外に出る
が、Type=0で選ばれる斜三角柱のみが必要とな
り、Type=1で選ばれる斜三角柱は考えなくてよ
い。
【0091】これら入力空間外に出た格子点の出力値は
以下の方法によって外挿する。まず単位補間立体190
1について説明する。補間原点aは次式のように下面の
c点から上面のe点とg点の差分値で外挿する。
【0092】
【数14】
【0093】今、Type=0の斜三角柱が選択された
とすると、格子点bも入力空間外に存在するため、外挿
を行う必要がある。しかし斜三角柱補間を実行するには
式(6)と(7)に示すように、補間原点aの出力値
(a)と格子点出力値間の差分値(b)−(a)、
(c)−(a)が必要であるため、格子点bの出力値
(b)を直接求めずに(b)−(a)は上面の差分値
(f)−(e)を使い、(c)−(b)は上面の差分値
(g)−(f)を用いる。つまり式(6)の(m)は
【0094】
【数15】
【0095】で計算できる。
【0096】このように下面の差分値を上面の差分値で
代用する目的は、外挿演算回路をできるだけ小さくする
ためであり、本方式を用いれば外挿演算のための加減算
器は補間原点aに対してのみ必要となり、他は単なる置
き換えで済む。
【0097】Type=1の斜三角柱が選択された場合
は、下面の差分値(d)−(a)を上面の差分値(h)
−(e)と置き換え、下面の差分値(c)−(d)を上
面の差分値(g)−(h)と置き換えればよく、式
(9)で求められるType=1の場合の(m)は
【0098】
【数16】
【0099】で計算できる。
【0100】次に単位補間立体1902での外挿方法を
説明する。前記立体が単位補間立体1901と比べて異
なる点は格子点dが入力空間内に存在することである。
このためType=1の斜三角柱が選択された場合、差
分値(c)−(d)は実在し、上面からの置き換えの必
要がない。そこで単位補間立体1902は補間原点aを
式(17)によって求め、Type=1の斜三角柱が選
択された場合は差分値(d)−(a)が上面の差分値
(h)−(e)と置き換えられ、Type=0の斜三角
柱が選択された場合は式(18)によって補間される。
Type=1の場合の補間式を以下に示す。
【0101】
【数17】
【0102】次に単位補間立体1903での外挿方法を
説明する。前記立体が単位補間立体1901と比べて異
なる点は格子点bが入力空間内に存在することである。
このためType=0の斜三角柱が選択された場合、差
分値(c)−(b)は実在し、上面からの置き換えの必
要がない。そこで単位補間立体1903は補間原点aを
式(17)によって求め、Type=0の斜三角柱が選
択された場合は差分値(b)−(a)が上面の差分値
(f)−(e)と置き換えられ、Type=1の斜三角
柱が選択された場合は式(19)によって補間される。
Type=0の場合の補間式を以下に示す。
【0103】
【数18】
【0104】次に単位補間立体1904での外挿方法を
説明する。前記立体で補間原点aの出力値(a)を求め
る場合、単位補間立体1901〜1903で用いた方法
は適応できない。なぜならば格子点gが入力空間外に存
在し、差分値(g)−(e)が実在しないためである。
そこで補間原点aは格子点dから上面の差分値(h)−
(e)を使って以下のように外挿する。
【0105】
【数19】
【0106】差分値は下面の(d)−(a)と上面の
(g)−(h)が実在しないため、それぞれ上面の
(h)−(e)、下面の(c)−(d)で置き換える。
以上より式(9)のType=1の(m)は
【0107】
【数20】
【0108】で求められ、式(10)の(n)は
【0109】
【数21】
【0110】で求められる。なおすでに述べたように、
単位補間立体1904においてはType=0の斜三角
柱内に入力点が現れることはないため、式(23)と式
(24)で十分である。
【0111】次に単位補間立体1905での外挿方法を
説明する。前記立体で補間原点aの出力値(a)を求め
る場合、単位補間立体1904と同様に格子点gが入力
空間外に存在するため、単位補間立体1901〜190
3での外挿方法である式(17)は利用できない。そこ
で格子点bから上面の差分値(f)−(e)を用いて以
下のように外挿する。
【0112】
【数22】
【0113】差分値は下面の(b)−(a)と上面の
(g)−(f)が実在しないため、それぞれ上面の
(f)−(e)、下面の(c)−(b)で置き換える。
以上より式(6)のType=0の(m)は
【0114】
【数23】
【0115】で求められ、式(7)のType=0の
(n)は
【0116】
【数24】
【0117】で求められる。なおすでに述べたように、
単位補間立体2405においてはType=1の斜三角
柱内に入力点が現れることはないため、式(26)と式
(27)で十分である。
【0118】図21は図4で説明した補間原点aの移動
の結果、斜三角柱の上面がRGB入力空間外へ出た場合
を示している。ただし単位補間立体2004と2005
はそれぞれ図20の1904と1905と同一である。
単位補間立体2001は入力点が原点と対角の最も遠い
位置にある外郭ブロックに入り、且つ図4の(A)に示
すAREA(0)に属した場合に形成され、斜三角柱の
上面efghが入力空間外に出ている。また単位補間立
体2002は入力点がB軸から最も遠くR軸を含まない
外郭ブロックに入り、且つ図4のAREA(1)あるい
はAREA(0)に属した場合に形成され、斜三角柱の
上面efghが入力空間外に出ている。同様に単位補間
立体2003は入力点がR軸から最も遠くB軸を含まな
い外郭ブロックに入り、且つ図4のAREA(2)ある
いはAREA(0)に属した場合に形成され、斜三角柱
の上面efghが入力空間外に出ている。
【0119】これら入力空間外に出た格子点の出力値は
以下の方法によって外挿する。斜三角柱の上面が入力空
間外に出た場合は下面が入力空間外に出た場合とは異な
り、差分値の置き換えのみで外挿は実行できる。単位補
間立体2001では上面の4つの差分値(g)−
(f)、(f)−(e)、(g)−(h)、(h)−
(e)をそれぞれ下面の差分値(c)−(b)、(b)
−(a)、(c)−(d)、(d)−(a)で代用す
る。よってType=0の斜三角柱において式(7)の
(n)は
【0120】
【数25】
【0121】と計算される。またType=1の斜三角
柱において式(10)の(n)は
【0122】
【数26】
【0123】と計算される。
【0124】次に単位補間立体2002では上面の差分
値(g)−(f)、(f)−(e)、(g)−(h)を
それぞれ下面の差分値(c)−(b)、(b)−
(a)、(c)−(d)で代用する。よってType=
0の斜三角柱において式(7)の(n)は式(28)で
計算でき、Type=1の斜三角柱において式(10)
の(n)は
【0125】
【数27】
【0126】と計算される。
【0127】同様に単位補間立体2003では上面の差
分値(g)−(f)、(g)−(h)、(h)−(e)
をそれぞれ下面の差分値(c)−(b)、(c)−
(d)、(d)−(a)で代用する。よってType=
1の斜三角柱において式(10)の(n)は式(29)
で計算でき、Type=0の斜三角柱において式(7)
の(n)は
【0128】
【数28】
【0129】と計算される。(表11)は図20で説明
した下面の外挿における補間原点aの外挿計算方法と差
分値の置き換え方法を示し、RH’とBH’による三角形
の位置によって場合けを行った。
【0130】
【表11】
【0131】また(表12)は図21で説明した上面の
外挿における補間原点aの外挿計算方法と差分値の置き
換え方法を示し、同じくRH’とBH’による三角形の位
置によって場合分けを行った。
【0132】
【表12】
【0133】ところで図20、21は斜三角柱の下面が
ab(d)c面であり、斜三角柱の上面がef(h)g
面である場合を説明しているため、図15で説明した縦
方向の補間方向の反転を加味していない。つまり図2
0、21のケースとは逆に斜三角柱の上面がab(d)
c面であり、斜三角柱の下面がef(h)g面になる場
合である。このケースはGH=奇数の場合に相当し、入
力RGB空間外に出る補間原点はeとなり、差分値の入
れ替えの関係も逆転する。このGH=奇数の場合の外挿
方法をまとめたものが(表13)、(表14)である。
(表13)は(表11)に対応し、aをeに、bをf
に、cをgに、dをhに入れ換えたものである。(表1
4)は(表12)に対応するものである。
【0134】
【表13】
【0135】
【表14】
【0136】次に図1において外挿補間に関わる部分の
動作を説明する。外挿補間は図20、21で説明したよ
うに、入力RGB空間外に存在する補間原点aを格子点
c、あるいはb(d)から差分値を使って外挿する。そ
して一旦、補間原点aの出力値が決まったら、他の格子
点の出力値を直接求めるのではなく、RGB空間内に実
在する格子点間の差分値を使って間接的に外挿し、斜三
角柱補間を実行するというものである。このような外挿
補間を実行するにはまず補間原点aの位置に従って外挿
方法の場合分け信号を生成し、この信号に従って補間原
点aの算出と差分値の置き換えを実行しなければならな
い。この外挿方法の場合分けを検出するのが図1の外郭
ブロック検出部107であり、この出力信号EDBが前
記した外挿方法の場合分け信号に相当する。また図1の
外挿部110は補間原点aを外挿する役割を担ってお
り、原点・差分値セレクタ111はEDBに従って実在
する補間原点aのデータと外挿値としての補間原点aの
データを選択し、また外挿に必要な差分値を斜三角柱補
間演算部112へ供給する。
【0137】図22は外挿部110の内部構成を示す。
外挿部110には6格子点データのうち、a,c,e,
gの4点のみを入力し、図22に従う加減算の後、補間
原点aの外挿出力a’と補間原点eの外挿出力e’を出
力する。(表11)〜(表14)に従えば補間原点aと
補間原点eの外挿演算は
【0138】
【数29】
【0139】
【数30】
【0140】
【数31】
【0141】
【数32】
【0142】の合計4種類が必要になる。よって加算
器、減算器それぞれが4つずつ、合計8つの演算器が必
要になる。そこでハードウェア規模を小さくするため
に、図17のセレクタA〜Fを活用して、図22に示す
ような演算器4個で外挿が実行できる方法を説明する。
図22は
【0143】
【数33】
【0144】
【数34】
【0145】を実行するが、式(32)を実行する際は
式(36)のaをcに置き換えれば演算可能である。ま
た式(33)を実行する場合は式(36)のaをb(あ
るいはd)に置き換え、gをf(あるいはh)に置き換
えればよい。同様に式(34)を実行する際は式(3
7)のeをgに置き換えれば演算可能であり、また式
(35)を実行する場合は式(37)のeをf(あるい
はh)に置き換え、cをb(あるいはd)に置き換えれ
ばよい(図22に置き換えの内容を併記した)。
【0146】ところで式(36)で置き換えられるaは
色変換テーブルメモリから直接データを供給できず、他
の格子点のデータを用いて外挿するのであるから、格子
点aのデータをメモリから供給するラインは空いている
わけである。そこで図17のセレクタA〜Fを用いて、
外挿に必要な置き換えのデータをこの空きラインを通し
て外挿部110へ流せば、図22の小規模なハードウェ
アで補間原点aとeの外挿補間は実行できる。以上より
すでに述べたセレクタA〜Fの動作ルール((表8)、
(表10))は図1の外郭ブロック検出部107の出力
EDBを判断基準に加えて変更する必要がある。
【0147】では図22に示すようなデータの置き換え
をするために、EDBはどのように発生すればいいの
か。図22に従うとデータの置き換えは4通りである。
よって外挿を使わない場合と合わせて、5種類の切り替
え信号を出力すればよい。またこのデータの置き換えは
図20、21で示したように底面の位置に依存して切り
替わる。よって斜三角柱の底面の位置を記述できるR
H’、BH’と、G軸の偶奇を判断できるGH0’と、斜三
角柱判定部105の出力PRISMを用いて場合分けを
行い、5種類の切り替え信号が生成できるようにEDB
を発生させればよい。(表15)に場合分けの方法とそ
れぞれのケースにおける外挿部の出力a’とe’の演算
式を示す。外郭ブロック検出部107は図17のセレク
タA〜Fに対して5種類の切り替え信号を出力する。以
上より、セレクタA〜Cの切り替え方を示す(表8)は
EDB0〜4とメモリの切り替え方を示す(表15)を
加えて(表16)のように変更される。またセレクタD
〜Fの切り替え方を示す(表10)はEDB0〜4とメ
モリの切り替え方を示す(表15)を加えて(表17)
のように変更される。また図17に示すメモリデータセ
レクタA〜Fの内部構成は図23のように変更され、E
DB0〜4がセレクタA〜Fに入力される。
【0148】
【表15】
【0149】
【表16】
【0150】
【表17】
【0151】以上より、外郭ブロック検出部107の出
力EDBと図23のように構成されたメモリデータセレ
クタ0、1によって外挿部110で補間原点aの外挿と
補間原点eの外挿が実行できる。
【0152】次に図24に図1の差分値生成部109、
外挿部110、原点・差分値セレクタ111、斜三角柱
補間演算部112の内部構成を示す。ただし外挿部11
0の内部構成は図22と同じである。斜三角柱補間演算
はPRISM=0のとき、式(6)〜式(8)が実行さ
れ、PRISM=1のとき、式(9)〜式(11)が実
行される。これらの演算方法に従えば先ず、格子点間の
差分値を作成する必要がある。この差分値を生成するプ
ロセスが差分値生成部109である。
【0153】差分値と補間原点a,eは外挿演算を行う
場合、(表11)〜(表14)に従って切り替え動作を
実行しなければならない。この切り替えは原点・差分値
セレクタ111で行う。原点・差分値セレクタ111は
補間原点aとeを切り替える原点切り替え部2301と
差分値を切り替える差分値切り替え部2302からな
る。原点切り替え部2301はSEL5で補間原点aの
切り替えを、SEL6で補間原点eの切り替えをそれぞ
れ実行する。SEL5とSEL6に与える切り替え信号
CNG5とCNG6は(表22)に示すように外郭ブロ
ック検出部107のEDB0〜4に従って発生される。
EDB=0の場合は6格子点がともにRGB入力空間内
に存在し、外挿が発生しない場合である。デコーダ1
(2304)は(表22)のルールに従って、EDB0
〜4からCNG5とCNG6を発生する。(表18)〜
(表21)は差分値の切り替え方の場合分けを行い、各
パターンに対してEDB5〜18を割り付けたものであ
る。4つの差分値D1〜D4の切り替えは差分値切り替
え部2302内のセレクタSEL1〜SEL4が実行す
る。(表11)〜(表14)に従えばRH’,BH’,G
H0', PRISMによって差分値の切り替え方の場合分
けが設定でき、この場合分けそれぞれに対してEDBを
割り当てれば所望の差分値切り替えが可能となる。(表
18)〜(表21)は4つの差分値の置き換え方法を表
し、差分値切り替えの場合分けが14パターン存在する
ことがわかる。原点の外挿値用に設定したEDBは0〜
4であるため、差分値切り替え用のEDBは5〜18を
使用する。図24に示す4つのセレクタSEL1〜SE
L4の構成と(表18)〜(表21)の差分値の置き換
え方を照らし合わせると、セレクタSEL1〜SEL4
に供給する切り替え信号CNG1〜CNG4は(表2
2)のように設計できる。デコーダ0(2303)は
(表22)のルールに従って、EDB5〜18からCN
G1、CNG2、CNG3、CNG4を発生する。
【0154】
【表18】
【0155】
【表19】
【0156】
【表20】
【0157】
【表21】
【0158】
【表22】
【0159】斜三角柱補間演算部112では原点・差分
値セレクタ111の出力D1’〜D4’を受けて式
(6)〜(8)(PRISM=0の場合)を、あるいは
式(9)〜(11)(PRISM=1の場合)を実行す
る。セレクタSEL7〜SEL10はPRISMに従っ
てD1’〜D4’の切り替えを実行し、この論理は(表
23)に従う。
【0160】
【表23】
【0161】乗算器MUL1〜MUL5に与えられる重
み係数(RL−GL)’、(BL−GL)’、GL’は図1
の重み生成部104から与えられる。
【0162】以上のように構成された斜三角柱補間法に
よる色変換装置は印刷系で頻繁に利用される最小値を算
出する演算(MIN演算)を補間誤差なしに計算するこ
とができる特徴を持っている。図25は入力RGBの直
交座標形での入力信号に対してMIN演算結果が一定に
なる面を描いたものである。この図で解るようにハッチ
ングで示したR=B、B=G、R=Gの3つの境界面2
401〜2403で分けられた3つの領域(0)〜
(2)内では微分連続性があるが、3つの面の境界では
強い微分不連続性が発生するために境界領域で線形補間
演算を行うと大きな誤差が発生する。図26は図25で
O点からW点へ向かうグレー軸上でのMIN演算の計算
値と従来の技術の第1例(特開平5−75848)にも
とずいて三角柱補間を行った場合の補間値との誤差を示
したものある。グレー軸上は上記3つの境界面の交線に
あたるため当然強い微分不連続性が発生する。本来のM
IN演算計算に対し凹型の耐えがたいリップル誤差が発
生している。
【0163】図27は上記微分不連続面をそれぞれ分解
して示した図で、クロスハッチ部分が図25で示した微
分不連続面2401〜2403に対応している。したが
って、この微分不連続面を補間立体内部に含まない様に
入力データ空間を分割し線形補間を行えば、図26で発
生したリップルは発生しない事になる。
【0164】以上の考察にもとずき入力空間を分割する
と図28(A)や(B)の分割例が導き出される。図2
8(A)や(B)での微分不連続面は太線で表した24
01〜2403に位置し、この面は丁度分割面位置に対
応している。したがって図28(A)や(B)の分割を
行えばMIN演算での誤差は発生しない。
【0165】図2(A)、(B)は図28(A)の分割
の単位分割立体を大きく表したもので丁度RGB単位立
方体の上面efghを下面abcdに対してR方向とB
方向に1単位ずらし、図27で示すR=B面(240
1)でType=0とType=1の2種類の斜三角柱
に分割した事を表している。
【0166】一方、図2(C)、(D)は図28(B)
の分割の単位分割立体を大きく表したもので丁度RGB
単位立方体の上面efghを下面abcdに対してR方
向とB方向に1単位ずらし、且つ図27で示すR=B面
(2401)で分割したType=0とType=1の
2種類の平行六面体内に分類した事を表している。
【0167】以上のように斜三角柱補間法は印刷系で頻
繁に利用されるMIN演算を補間誤差なしに計算するこ
とができる有効な補間法である。そして本発明では斜三
角柱を補間空間に設定した際に必ず発生する入力RGB
空間外の格子点の出力値を入力RGB空間内の格子点出
力値から外挿補間することによって色変換テーブルメモ
リの容量の増大を回避した。
【0168】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、色変換に
おいて多用されるMIN演算における「リップル」発生
を無彩色方向に限らず入力色空間内のあらゆる方向にお
いて完全に回避でき、3次元アドレスから1次元アドレ
スを生成するアドレス演算を実行することによって、色
変換テーブルは連続なアドレスで使用できてメモリの無
駄をなくし、色変換テーブルを書き換えることなく容易
に斜三角柱補間方式と三角柱補間方式を切り替えること
ができ、同時読みだしされる複数の格子点データを別々
のメモリへ格納し、同時アクセスを実現することによっ
て処理時間の短縮を図り、外郭ブロック検出と外挿機構
によって斜三角柱補間において必要となる入力空間外の
格子点の出力値をメモリに直接持つ必要がなくなり、メ
モリ容量を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における色変換装置の構成を
示すブロック結線図
【図2】同実施例における入力色空間の分割の概念図
【図3】同実施例における斜行座標形と直角座標形の関
係を示す図
【図4】同実施例における比較部の比較結果による斜三
角柱原点の変化を示す図
【図5】同実施例における斜三角柱補間演算の概念図
【図6】同実施例における比較部のブロック結線図
【図7】同実施例における重み生成部のブロック結線図
【図8】同実施例における斜三角柱判定部のブロック結
線図
【図9】同実施例における色変換テーブルメモリと格子
点の位置を示す図
【図10】同実施例におけるメモリアクセス部と色変換
テーブルメモリのブロック結線図
【図11】同実施例における斜三角柱と色変換テーブル
メモリとの選択の対応を示す図
【図12】同実施例における斜三角柱と色変換テーブル
メモリとの選択の対応を示す図
【図13】同実施例における色変換テーブルメモリと格
子点の位置を示す図
【図14】同実施例におけるメモリアクセス部の中のア
ドレス生成部のブロック結線図
【図15】同実施例における斜三角柱補間演算部の演算
実行方法を示す図
【図16】同実施例における斜三角柱補間演算部の演算
実行方法に伴う重み生成部の変更内容を示す図
【図17】同実施例における色変換テーブルメモリの中
のメモリデータセレクタ群のブロック結線図
【図18】同実施例における斜三角柱で入力色空間を包
含する様子を示す図
【図19】同実施例における外挿補間を示す図
【図20】同実施例における外挿補間を示す図
【図21】同実施例における外挿補間を示す図
【図22】同実施例における外挿部のブロック結線図
【図23】同実施例における斜三角柱補間演算部の演算
実行方法に伴うメモリデータセレクタ群の変更内容を示
す図
【図24】同実施例における差分値生成部、原点・差分
値セレクタ、外挿部及び斜三角柱補間演算部のブロック
結線図
【図25】同実施例におけるテーブル参照と補間により
MIN演算を行った場合の出力一定面と微分不連続面を
示す図
【図26】従来のテーブル参照と補間によりMIN演算
を行った場合の補間値と計算値との誤差の計算結果を示
す図
【図27】同実施例におけるテーブル参照と補間により
MIN演算を行った場合の微分不連続面を示す図
【図28】同実施例における入力色空間の分割を示す図
【符合の説明】
101 画像入力部 102 比較部 103 補間原点設定部 104 重み生成部 105 斜三角柱判定部 106 メモリアクセス部 107 外郭ブロック検出部 108 色変換テーブルメモリ 109 差分値生成部 110 外挿部 111 原点・差分値セレクタ 112 斜三角柱補間演算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金森 克洋 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番1 号 松下技研株式会社内 (72)発明者 小寺 宏曄 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番1 号 松下技研株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力カラー画像信号空間外に存在する格
    子点を、入力カラー画像信号空間内に存在する格子点と
    格子点間の差分値によって外挿することを特徴とする色
    変換装置。
  2. 【請求項2】 カラー画像信号を上位ビット部と下位ビ
    ット部に分割する画素入力部と、前記下位ビット部を比
    較してその大小関係を出力する比較部と、前記上位ビッ
    ト部から前記比較部の出力に従って補間原点の位置を決
    定する補間原点設定部と、入力カラー画像信号空間内の
    各格子点での出力値を記憶している色変換テーブルメモ
    リと、前記補間原点設定部の出力からアクセスすべき色
    変換テーブルメモリのアドレスを生成して前記色変換テ
    ーブルメモリへ前記アドレスを供給するメモリアクセス
    部と、前記メモリアクセス部にて生成された前記アドレ
    スにより選択された格子点が入力カラー画像信号空間外
    の外郭ブロックに存在するか否かを検出する外郭ブロッ
    ク検出部と、前記格子点出力値の差分値を生成する差分
    値生成部と、前記格子点出力値から入力カラー画像信号
    空間外の格子点の出力値を外挿する外挿部と、前記外郭
    ブロック検出部の出力に従って前記差分値生成部の出力
    を切り替える差分値セレクタと、前記外挿部の出力値と
    補間原点に相当する格子点の出力値を切り替える原点セ
    レクタと、前記下位ビット部にて斜三角柱に沿った補間
    重み係数を生成する重み生成部と、前記重み係数の大小
    関係にて斜三角柱を選択する斜三角柱判定部と、前記差
    分値セレクタの出力と前記重み係数を用いて出力値を補
    間する斜三角柱補間演算部とを具備することを特徴とす
    る色変換装置。
  3. 【請求項3】 色変換テーブルメモリが、斜三角柱判定
    部において選択される斜三角柱の6端点に対応する出力
    値が各々重複しないように、入力カラー画像信号空間内
    の各格子点での出力値を分割して記憶している6つの記
    憶手段を有し、メモリアクセス部が、選択された前記斜
    三角柱の6端点に対応する出力値のアドレスを同時に前
    記6つの記憶手段に供給するものである請求項2記載の
    色変換装置。
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