JPH0970094A - ヘッドホン装置 - Google Patents
ヘッドホン装置Info
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- JPH0970094A JPH0970094A JP7224004A JP22400495A JPH0970094A JP H0970094 A JPH0970094 A JP H0970094A JP 7224004 A JP7224004 A JP 7224004A JP 22400495 A JP22400495 A JP 22400495A JP H0970094 A JPH0970094 A JP H0970094A
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- H04R5/033—Headphones for stereophonic communication
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- H04S2420/01—Enhancing the perception of the sound image or of the spatial distribution using head related transfer functions [HRTF's] or equivalents thereof, e.g. interaural time difference [ITD] or interaural level difference [ILD]
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- H04S—STEREOPHONIC SYSTEMS
- H04S7/00—Indicating arrangements; Control arrangements, e.g. balance control
- H04S7/30—Control circuits for electronic adaptation of the sound field
- H04S7/302—Electronic adaptation of stereophonic sound system to listener position or orientation
- H04S7/303—Tracking of listener position or orientation
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Abstract
とすると、インパルスレスポンスの演算量が莫大になっ
てしまった。 【解決手段】 ヘッドホン7が回転運動を持つとヘッド
バンド7aに取り付けられた回転角速度センサ8は、そ
の角速度に比例した電圧を出力する。この出力信号は、
帯域制限フィルタ9でフィルタリングされた後、A/D
変換器10で符号化され、マイクロプロセッサ11に入
力される。マイクロプロセッサ11に入力されたA/D
変換器10の出力信号は、一定時間間隔でサンプリング
された後積分され、角度データに変換される。この角度
データから実際に音像を定位させるための回転角度が算
出されて対応する信号処理データをディジタル信号処理
回路4に転送する。
Description
機能を備えたヘッドホン装置に関する。
は、映像の両側に置かれたスピーカによって再生される
ことを想定して記録されており、これにより、映像中の
音源と実際に聞こえてくる音像位置が一致して自然な映
像と音声の定位位置関係が確立される。
このような音声を鑑賞しようとした場合、音像は頭の中
に定位し、映像方向と音像定位位置が一致せず、極めて
不自然な音像定位となる。もちろん楽音等の音声だけを
鑑賞する場合も同様でスピーカ再生と異なり音が頭の中
から聞こえてくることは極めて不自然な現象といえる。
取しても、スピーカで再生した場合と同等に音場を得る
為に、あらかじめ前方に置かれたスピーカから聴取者の
両耳までのインパルスレスポンスを測定あるいは計算
し、これをFIRフィルタ等のディジタルフィルタによ
り音声信号に畳込んだ後、ヘッドホン装置により聴取す
るという方法がある。この方法によれば音像定位は頭外
に定位するようになるが依然として前方の音像は頭内あ
るいは頭の側に定位して依然として不自然さは残る。更
に映像を伴う場合は音像が頭の動きに同期して移動する
ので映像方向と音像方向のズレを生じ極めて不自然な音
像定位となる。
を検出しそれに応じて上記ディジタルフィルタの係数を
随時更新し常に音像方向を聴取環境に対し固定する方法
がある。ディジタル信号処理装置にはFIRフィルタ等
のディジタルフィルタが構成される。この方法によれば
音像は頭の中に定位することもなく前方に置かれたスピ
ーカが再生した音像と極めて類似した音像が得られる。
しかし、この場合、頭部の微小な回転運動の毎に係数を
更新しなければならず莫大な数の積和演算器やメモリー
を必要とするという問題があった。
ための他の方法もある。これはディジタルフィルタの係
数を一定方向の頭部伝達関数のデータに固定し、頭部の
動きに対する補正を全ての入力信号に対し時間差負荷装
置とレベル差付加装置で行うというものである。この方
法によれば逐次係数を補正する必要がなくなり回路規模
を格段に減少させることが出来るが、時間差付加装置及
びレベル差付加装置で実現できる音像定位方向が前方1
80゜の範囲内に限定され後方に音像を定位させること
ができなかった。
うに回転角センサを用いて頭部の回転角度を算出しこの
角度によりヘッドホン装置を用いても多チャンネルの音
声信号を前方あるいはかつ後方に固定する音像にして再
生しようとした場合、更新するインパルスレスポンスの
演算量が莫大になり大型かつ高価なシステムになってし
まうという問題があった。さらにこれを簡略化されたシ
ステムで実現しようとした場合には音像定位方向が前方
180゜の範囲内に限定され後方に音像定位を同時に実
現する事はできなかった。
であり、インパルスレスポンスの演算量を抑えながら
も、前方及び後方に音像定位を同時に実現できるヘッド
ホン装置の提供を目的とする。
装置は、上記課題を解決するために、信号処理手段とし
て、Nチャンネルの音声入力信号を定位させる位置に置
かれたN個の音源から両耳に至る頭部伝達関数を時間領
域に変換したインパルスレスポンスを畳み込む2N個の
ディジタルフィルタ手段と、上記Nチャンネルのうちの
M(M≦N)チャンネルに対応する2M個のディジタル
フィルタ手段のL,R極性の同じ出力同士を加算する第
1の一対の加算手段と、上記NチャンネルのうちのN−
Mチャンネルに対応する2(N−M)個のディジタルフ
ィルタ手段のL,R極性の同じ出力同士を加算する第2
の一対の加算手段と、上記第1の一対の加算手段のL側
及びR側の出力に接続される第1の一対の時間差付加手
段又は第1の一対の位相差付加手段と、上記第2の一対
の加算手段のL側及びR側の出力に接続される第2の一
対の時間差付加手段又は第2の一対の位相差付加手段
と、上記第1の一対の時間差付加手段又は上記第1の一
対の位相差付加手段と上記第2の一対の時間差付加手段
又は上記第2の一対の位相差付加手段のそれぞれのL側
及びR側二系統の出力を同じ極性同士で加算する第3の
一対の加算手段とを備え、上記回転運動角度計算手段で
検出した回転運動角度に応じて上記第1の一対の時間差
付加手段又は第1の一対の位相差付加手段と上記第2の
一対の時間差付加手段又は第2の一対の位相差付加手段
とで付加する時間差又は位相差の増減方向を逆にして、
上記信号処理手段における信号処理内容を更新して音像
をヘッドホン装着者の頭外の一定方向に定位させる。
一対の時間差付加手段又は第1の一対の位相差付加手段
の入力側又は出力側に第1の一対のレベル差付加手段
と、上記第2の一対の時間差付加手段又は第2の一対の
時間差付加手段の入力側又は出力側に第2の一対のレベ
ル差付加手段とを備え、上記回転運動角度計算手段で検
出した回転運動角度に応じて上記第1の一対のレベル差
付加手段と上記第2の一対のレベル差付加手段とで付加
するレベル差の増減方向を逆にする。
対の時間差付加手段又は上記第1の一対の位相差付加手
段の入力側又は出力側に第1の一対の周波数特性制御手
段と、上記第2の一対の時間差付加手段又は第2の一対
の位相差付加手段の入力側又は出力側に第2の一対の周
波数特性制御手段とを備え、上記回転運動角度計算手段
で検出した回転運動角度に応じて上記第1の一対の周波
数特性制御手段と上記第2の一対の周波数特性制御手段
とで制御する周波数特性の変化方向を逆にする。
の前方180゜側に定位するチャンネルと後方180゜
側に定位するチャンネルとに分けそれぞれに対して固定
したインパルスレスポンスデータを畳み込んだ後、頭の
回転方向に応じて前方と後方とで逆方向にその特性が変
化するような時間差付加手段とレベル差付加手段とを前
方用と後方用にそれぞれ設ける。
記課題を解決するために、信号処理手段として、Nチャ
ンネルの音声入力信号を定位させる位置に置かれたN個
の音源から両耳に至る頭部伝達関数を時間領域に変換し
たインパルスレスポンスを畳み込む2N個のディジタル
フィルタ手段と、ヘッドホンの装着者が正面方向を向い
ている状態を基準状態としてこの時に定位させるべき方
向によって該Nチャンネルの音声信号を複数のブロック
に分類し、この分類された各ブロック毎に、そのブロッ
クに含まれる各チャンネルのそれぞれのディジタルフィ
ルタの出力のL,R極性の同じもの同士を加算する一対
の加算手段と、上記一対の加算手段のL側及びR側の出
力に接続される一対の時間差付加手段又は一対の位相差
付加手段と、上記一対の時間差付加手段又は一対の位相
差付加手段のL側及びR側の出力を同じ極性同士で加算
する加算手段とを備え、上記回転運動角度計算手段で検
出した回転運動角度に応じて上記一対の時間差付加手段
又は一対の位相差付加手段で付加する時間差又は位相差
の量を上記各ブロック毎に独立に変化させて、上記信号
処理手段における信号処理内容を更新して音像をヘッド
ホン装着者の頭外の一定方向に定位させる。
時間差付加手段又は一対の位相差付加手段の入力側又は
出力側に一対のレベル差付加手段を備え、上記回転運動
角度計算手段で検出した回転運動角度に応じて上記一対
のレベル差付加手段で付加するレベル差を独立に変化さ
せる。
間差付加手段又は一対の位相差付加手段の入力側又は出
力側に一対の周波数特性制御手段を備え、上記回転運動
角度計算手段で検出した回転運動角度に応じて上記一対
の周波数特性制御手段で制御する周波数特性を独立に変
化させる。
上記課題を解決するために、Nチャンネルの音声入力信
号の一部のチャンネルを複数系統に分け音像を定位させ
る位置に応じてそれぞれにレベル差あるいは位相差を付
加して残りの複数のチャンネルに加算することによりチ
ャンネル数をM(M<N)チャンネルに減じた後、各チ
ャンネルにディジタル処理を施す信号処理手段を備え、
回転運動角度計算手段で得られた回転運動角度に応じて
上記信号処理手段における信号処理内容を更新して音像
を上記ヘッドホン装着者の頭外の一定方向に定位させ
る。
置のいくつかの実施の形態について図面を参照しながら
説明する。先ず、第1の実施の形態は、図1に示すよう
に、例えば4チャンネルの音声入力信号を定位させる位
置に置かれた4個の音源21・・・24からの該音声入力
信号を4個のA/D変換器31・・・34を介してディジ
タル信号として受け取り、該4チャンネルの音声入力デ
ィジタル信号にディジタル信号処理を施すディジタル信
号処理回路4と、このディジタル信号処理回路4でディ
ジタル処理が施された音声ディジタル信号をステレオ信
号としてL、Rの2系統に分けた後、D/A変換器
5L、5Rを介してアナログ信号として受け取り、電力増
幅する電力増幅器6L、6Rと、この電力増幅器6L、6R
により駆動される発音体7L、7Rを備えたヘッドホン7
と、このヘッドホン7のヘッドバンド7aに取り付けら
れてこのヘッドホン7を装着している装着者の頭部の回
転角速度を検出する回転角速度センサ8と、この回転角
速度センサ8の検出出力を帯域制限フィルタ9で帯域制
限しA/D変換器10でディジタル信号に変換してから
取り込み、ヘッドホン7の装着者の正面方向からの回転
運動角度を計算する回転運動角度計算機能を持つマイク
ロプロセッサ11とを備え、上記マイクロプロセッサ1
1で得られた回転運動角度に応じて上記ディジタル信号
処理回路4における信号処理内容を更新して音像を上記
ヘッドホン7装着者の頭外の一定方向に定位させるよう
にしたヘッドホン装置1である。
ンド7aに取り付けられた回転角速度センサ8は、その
角速度に比例した電圧を出力する。この出力信号は、帯
域制限フィルタ9でフィルタリングされた後、A/D変
換器10で符号化され、マイクロプロセッサ11に入力
される。マイクロプロセッサ11に入力されたA/D変
換器10の出力信号は、一定時間間隔でサンプリングさ
れた後積分され、角度データに変換される。この角度デ
ータから実際に音像を定位させるための回転角度が算出
されて対応する信号処理データをディジタル信号処理回
路4に転送する。
れた4チャンネルの音声信号は、4個のA/D変換器3
1・・・34で符号化されてディジタル信号処理回路4に
入力される。ディジタル信号処理回路4では、マイクロ
プロセッサ11で算出された角度データに対応して必要
となる音声信号を頭外に定位させるためのディジタル信
号処理を施し、その結果をステレオのL、Rの2系統に
対応させた2個のD/A変換器5L、5Rに出力する。2
個のD/A変換器5L、5Rにより再びアナログ信号に戻
された音声信号は、電力増幅器6L、6Rを介して、ヘッ
ドホン7の発音体7L、7Rに供給され、これを聴取する
聴取者に最適の頭外定位信号を与える。
2に示すように、入力端子151、152、153及び1
54を介して受け取った4チャンネルの上記音声入力デ
ィジタル信号の上記4個の音源21・・・24からヘッド
ホン装着者の両耳に至る頭部伝達関数を時間領域に変換
したインパルスレスポンスを畳み込む8個のディジタル
フィルタ16L、16R、17L、17R、18L、18R、
19L及び19Rと、この4チャンネルのうち入力端子1
51及び152から供給される2チャンネルに対応する4
個のディジタルフィルタ16L、16R、17L及び17R
のL、R極性の同じ出力同士を加算する第1の一対の加
算器20L及び20Rと、上記4チャンネルのうちの入力
端子153及び154から供給される残りの2チャンネル
に対応する4個のディジタルフィルタ18L、18R、1
9L及び19RのL、R極性の同じ出力同士を加算する第
2の一対の加算器21L及び21Rと、上記第1の一対の
加算器20L及び20Rに接続される第1の一対の時間差
付加回路22L及び22Rと、上記第2の一対の加算器2
1L及び21Rに接続される第2の一対の時間差付加回路
23L及び23Rと、上記第1の一対の時間差付加回路2
2L及び22Rに接続される第1の一対のレベル差付加回
路24L及び24Rと、上記第2の一対の時間差付加回路
23L及び23Rに接続される第2のレベル差付加回路2
5L及び25Rと、上記第1の一対のレベル差付加回路2
4L及び24Rと上記第2の一対のレベル差付加回路25
L及び25RのそれぞれのL側及びR側二系統の出力を同
じ極性同士で加算する第3の一対の加算器26L及び2
6Rとを備え、上記マイクロプロセッサ11で検出した
回転運動角度に応じて上記第1の一対の時間差付加回路
22L及び22Rと上記第2の一対の時間差付加回路23
L及び23Rとで付加する時間差及び上記第1の一対のレ
ベル差付加回路24L及び24Rと上記第2の一対のレベ
ル差付加回路25L及び25Rとで付加するレベル差の増
減方向を逆にする。
に示すような状態を想定して、ヘッドホン装置7の発音
体7L、7Rに駆動信号を供給している。すなわち、入力
信号は、正面範囲180゜に定位させるべきものとして
音源21、音源22から2チャンネルを考え、また、後方
180゜の範囲内に定位させるべきものとして音源
2 3、音源24から2チャンネルを考え、計4チャンネル
とした。
れた音声入力ディジタル信号は、それぞれ初期状態にお
いて前方のある方向に定位するのに相当する音源21、
音源22から両耳への頭部伝達関数に相当するインパル
スレスポンスがディジタルフィルタ16L、16R、17
L及び17Rによって畳み込まれ、L側出力が加算器20
Lで加算されて時間差付加回路22L及びレベル差付加回
路24Lを介して加算器26Lに出力され、R側出力が加
算器20Rで加算されて時間差付加回路22R及びレベル
差付加回路24Rを介して加算器26Rに出力される。
両耳l,rへの頭部伝達関数は、図3に示すような
HLl、HLr、HRl、HRrが考慮される。そして、左耳l
にはSLHLl+SRHRlが、右耳rにはSRHRr+SLHLr
が供給されるように、インパルスレスポンスがディジタ
ルフィルタ16L、16R、17L及び17Rによって畳み
込まれた音声がヘッドホン7によって装着者に与えられ
る。
すと、左耳lは音源21及び22から遠ざかることにな
り、右耳rは音源21及び22に近づくことになる。この
ため、左耳lと右耳rに達する音声入力信号には時間差
及びレベル差が生ずることになる。この時間差及びレベ
ル差を生じさせるのが上記第1の一対の時間差付加回路
22L及び22Rと、上記第1の一対のレベル差付加回路
24L及び24Rである。
る遅延時間は、図4の遅延時間特性の一点鎖線の特性カ
ーブTbで示され、R側用の時間差付加回路22Rで付加
される遅延時間は、図4の遅延時間特性の破線の特性カ
ーブTaで示される。特性カーブTa及びTbは聴取者M
の頭部の回転方向に対して全く逆の増減方向を持つ曲線
となっている。これにより聴取者Mが前方180゜の範
囲内に置かれた音源からの音を頭を左右に回転させなが
ら聞いた場合と同様の音源から両耳までの時間変化がヘ
ッドホン7を用いた場合でも入力端子151及び152か
ら入力された信号に付加されることになる。
付加されるレベル差は、図5の相対レベル特性の破線の
特性カーブLaで示され、R側用のレベル差付加回路2
4Rで付加されるレベル差は、図5の相対レベル特性の
一点鎖線の特性カーブLbで示される。この図5は、頭
の回転位置が0゜の状態からの相対レベルを示してい
る。特性カーブLa及びLbは聴取者Mの頭部の回転方向
に対して全く逆の増減方向を持つ曲線となっている。す
なわち、レベル差付加回路24Lでは特性カーブLaのレ
ベル変化、レベル差付加回路24Rでは特性カーブLbの
レベル変化が付加されるので前方の音源を実際に聞くの
と同様の音量変化がヘッドホン装着者においても入力端
子151及び152からの入力信号に付加される。
された音声入力ディジタル信号は、それぞれ初期状態に
おいて後方のある方向に定位するのに相当する音源
23、音源24から両耳への頭部伝達関数に相当するイン
パルスレスポンスがディジタルフィルタ18L、18R、
19L及び19Rによって畳み込まれ、L側出力が加算器
21Lで加算されて時間差付加回路23L及びレベル差付
加回路25Rを介して加算器26Lに出力され、R側出力
が加算器21Rで加算されて時間差付加回路23 R及びレ
ベル差付加回路25Rを介して加算器26Rに出力され
る。
両耳l,rへの頭部伝達関数は、図3に示すような
hLl、hLr、hRl、hRrが考慮され、左耳lにはsLh
Ll+sRh Rlが、右耳rにはsRhRr+sLhLrが供給さ
れるように、インパルスレスポンスがディジタルフィル
タ18L、18R、19L及び19Rによって畳み込まれた
音声がヘッドホン7によって与えられる。
すと、右耳rは音源23及び24から遠ざかることにな
り、左耳lは音源23及び24に近づくことになる。この
ため、左耳lと右耳rに達する音声入力信号には時間差
及びレベル差が生ずることになる。この時間差及びレベ
ル差を生じさせるのが上記第2の一対の時間差付加回路
23L及び23Rと、上記第2の一対のレベル差付加回路
25L及び25Rである。
る遅延時間は、図4の遅延時間特性の破線の特性カーブ
Taで示され、R側用の時間差付加回路23Rで付加され
る遅延時間は、図4の遅延時間特性の一点鎖線の特性カ
ーブTbで示される。特性カーブTa及びTbは上述した
ように聴取者Mの頭部の回転方向に対して全く逆の増減
方向を持つ曲線となっている。これにより聴取者Mが後
方180゜の範囲内に置かれた音源からの音を頭を左右
に回転させながら聞いた場合と同様の音源から両耳まで
の時間変化がヘッドホン7装着時においても入力端子1
53及び154から入力された信号に付加されることにな
る。
付加されるレベル差は、図5の相対レベル特性の一点鎖
線の特性カーブLbで示され、R側用のレベル差付加回
路25Rで付加されるレベル差は、図5の相対レベル特
性の破線の特性カーブLaで示される。特性カーブLa及
びLbは上述したように聴取者Mの頭部の回転方向に対
して全く逆の増減方向を持つ曲線となっている。すなわ
ち、レベル差付加回路25Lでは特性カーブLbのレベル
変化、レベル差付加回路25Rでは特性カーブLaのレベ
ル変化が付加されるので後方の音源を実際に聞くのと同
様の音量変化がヘッドホン装着者においても入力端子1
53及び154からの入力信号に付加される。
ドホン装置1によれば、前方及び後方に質の高い音像を
同時に定位させることが可能となる。なお、このヘッド
ホン装置1のディジタル信号処理回路4は、図6、図8
及び図10のような構成としてもよい。
図2に示した第1の一対のレベル差付加回路24L及び
24Rの代わりに第1の一対の周波数特性制御回路28L
及び28Rを第1の一対の時間差付加回路22L及び22
Rの出力側に、第2の一対のレベル差付加回路25L及び
25Rの代わりに第2の一対の周波数特性制御回路29L
及び29Rを第2の一対の時間差付加回路23L及び23
Rの出力側に接続してなる。
28L及び28Rと、第2の一対の周波数特性制御回路2
9L及び29Rは、図7に示すような周波数特性をヘッド
ホン7装着者の頭部の回転角度に応じて上記入力信号に
与えて、周波数特性を制御するものである。頭部を正面
前方に固定したまま(0゜と図示する。)であれば実線
で示すように周波数fが高くなってもレスポンスは一定
であるが、例えば右側に90゜回転した場合と左側に9
0゜回転した場合では、周波数fが高くなるに従いレポ
ンス差が生じる。頭部を右側に90゜回転した場合(+
90゜と図示する。)、一点鎖線で示すように、周波数
fが高くなるほどレスポンスは上昇する。これに対し
て、頭部を左側に90゜回転した場合(−90゜と図示
する。)、破線で示すように、周波数fが高くなるほど
レスポンスは減少する。両者は頭部を正面方向に固定し
た際の実線で示すレスポンス特性を軸にして上下対称と
なっている。さらにこの周波数特性は、音源が前方18
0゜の範囲内に置かれた場合と、後方180゜の範囲内
に置かれた場合とで逆になる。
処理回路4を用いたヘッドホン装置1によれば、前方2
チャンネルと後方2チャンネルの計4個の音源からの入
力信号に、第1の一対の時間差付加回路22L及び2
2R、第2の一対の時間差付加回路23L及び23Rで頭
部回転角度に応じて付加する時間差の増減方向を逆にし
て与え、第1の一対の周波数特性制御回路28L及び2
8R、第2の一対の周波数特性制御回路29L及び29R
で頭部回転角度に応じて制御する周波数特性の変化方向
を逆にするので、前方音声信号に対しても、後方音声信
号に対しても実際の音源を音を頭を動かしながら聞くの
と同等の両耳間の時間差、及び周波数特性を実現できる
ので、あらゆる方向に良好な頭外音像定位を実現でき
る。
4は、図2に示した第1の一対の時間差付加回路22L
及び22Rの代わりに第1の一対の位相差付加回路30L
及び30Rを第1の一対のレベル差付加回路24L及び2
4Rの入力側に、第2の一対の時間差付加回路23L及び
23Rの代わりに第2の一対の位相差付加回路31L及び
31Rを第2の一対のレベル差付加回路25L及び25R
の入力側に接続してなる。ここで、第1の一対の位相差
付加回路30L及び30Rと、第2の一対の位相差付加回
路31L及び31Rは、図9に示すような位相変化特性に
応じた位相差をヘッドホン7装着者の頭部の回転角度に
応じて上記入力信号に与える。頭部を正面前方に固定し
たままで(0゜と図示する。)であれば実線で示すよう
な位相差θとなるが、例えば頭部が右側に90゜回転し
た場合と左側に90゜回転した場合では、位相差が左右
にシフトする。頭部を右側に90゜回転した場合(+9
0゜と図示する。)、一点鎖線で示すように位相は進
む。これに対して、頭部を左側に90゜回転した場合
(−90゜と図示する。)、破線で示すように位相は遅
れる。両者は頭部を正面方向に固定した際の実線で示す
レスポンス特性を軸にして左右対称となっている。さら
にこの特性は、音源が前方180゜の範囲内に置かれた
場合と、後方180゜の範囲内に置かれた場合とで逆に
なる。
処理回路4を用いたヘッドホン装置1によれば、前方2
チャンネルと後方2チャンネルの計4個の音源からの入
力信号に、第1の一対の位相差付加回路30L及び3
0R、第2の一対の位相差付加回路31L及び31Rで頭
部回転角度に応じて付加する位相差の増減方向を逆にし
て与え、第1の一対のレベル差付加回路24L及び2
4R、第2の一対のレベル差付加回路25L及び25Rで
頭部回転角度に応じて付加する位相差の増減方向を逆に
して与えるので、前方音声信号に対しても、後方音声信
号に対しても実際の音源を音を頭を動かしながら聞くの
と同等の両耳間の位相差特性、及びレベル差特性を再現
できるので、あらゆる方向に良好な頭外音像定位を実現
できる。
処理回路4は、図6に示した第1の一対の時間差付加回
路22L及び22Rの代わりに第1の一対の位相差付加回
路30L及び30Rを第1の一対の周波数特性制御回路2
8L及び28Rの入力側に、第2の一対の時間差付加回路
23L及び23Rの代わりに第2の一対の位相差付加回路
31L及び31Rを第2の一対の周波数特性制御回路29
L及び29Rの入力側に接続してなる。
L及び30Rと、第2の一対の位相差付加回路31L及び
31Rは、図9に示すような位相変化特性に応じた位相
差をヘッドホン7装着者の頭部の回転角度に応じて上記
入力信号に与える。また、第1の一対の周波数特性制御
回路28L及び28Rと、第2の一対の周波数特性制御回
路29L及び29Rは、図7に示すような周波数特性をヘ
ッドホン7装着者の頭部の回転角度に応じて上記入力信
号に与えて、周波数特性を制御するものである。
号処理回路4を用いたヘッドホン装置1によれば、前方
2チャンネルと後方2チャンネルの計4個の音源からの
入力信号に、第1の一対の位相差付加回路30L及び3
0R、第2の一対の位相差付加回路31L及び31Rで頭
部回転角度に応じて付加する位相差の増減方向を逆にし
て与え、第1の一対の周波数特性制御回路28L及び2
8R、第2の一対の周波数特性制御回路29L及び29R
で頭部回転角度に応じて制御する周波数特性の変化方向
を逆にするので、前方音声信号に対しても、後方音声信
号に対しても実際の音源を音を頭を動かしながら聞くの
と同等の両耳間の位相差、及び周波数特性を実現できる
ので、あらゆる方向に良好な頭外音像定位を実現でき
る。
について説明しておく。回転角速度センサ8は、上述し
たようにヘッドホン7を装着している装着者の頭部の回
転角速度を検出する。特に、この実施の形態となるヘッ
ドホン装置1では、回転角速度センサ8として図11に
示すような圧電振動ジャイロ装置32を用いている。こ
の圧電振動ジャイロ装置32は、運動体の揺動運動を圧
電素子により検出する装置である。図11において、正
方形断面の振動用四角柱からなる振動用圧電素子33は
種々の振動体から構成される。この振動用圧電素子33
の対向する2面には、検出用圧電素子34及び35、駆
動用圧電素子36及び37が取り付けられている。
号源38が接続され、交番信号を供給するように構成さ
れている。検出用圧電素子34及び35の出力は、差動
増幅器39に供給される。この差動増幅器39の差動出
力と駆動用信号源38の出力とが乗算器又は位相検波器
40に供給され、乗算又は位相検波される。乗算器又は
位相検波器40の出力は、図1に示す帯域制限フィルタ
9に供給されて搬送波成分が除去された後に、A/D変
換器10に供給されて符号化される。
2は、以下のように動作する。先ず、駆動用圧電素子3
6及び37に振動用圧電素子33の固有振動周波数の交
番信号を印加すると、振動用圧電素子33は図示の振動
波形に基づいて強制振動される。この振動は一定のモー
ドで共振を発生させるものである。
出用圧電素子34及び35の出力はないが、振動用圧電
素子33に対して軸方向に角速度ωの回転力が加わる
と、コリオリの力により、搬送波としての強制振動用の
交番信号が振幅変調され、検出信号となって検出され
る。この場合の振幅の大きさは、軸に及ぼされる回転の
角速度ωに比例し、回転方向は駆動用信号に対する検出
信号の位相ずれ方向に対応する。
用信号との積をとり、その信号を低域フィルタとしての
帯域制限フィルタ9で搬送波成分を除去し、検出信号と
することが行われている。また、回転角速度センサ8
は、図12に示すようなアナログ角度検出器41でもよ
い。このアナログ角度検出器41は、ヘッドホン7のヘ
ッドバンド7aに設けられ、頭部の動きを検出する。ア
ナログ角度検出器41では、ヘッドバンド7aの中央部
にCDSやフォトダイオード等の光の強さにより抵抗値
が変化する受光素子からなる受光器42を取り付けてい
る。この受光器42と対向して電球や発光ダイオード等
の発光器44が設けられていて、この発光器44により
一定の強さの光を受光器42に向けて照射するようにな
っている。
に回転角度のより投射光の透過度が変化するような可動
シャッター43が設けられており、この可動シャッター
43は磁針45と共に回転するようになっている。従っ
て、受光器42に一定の電流を流すとき、受光器42の
受光素子両端の電圧は磁針45の示す南北方向を基準と
して、ヘッドホン装着者の方向を含む頭の動きを示すア
ナログ出力が取り出される。
すようなディジタル角度検出器50でもよい。このディ
ジタル角度検出器50は、ヘッドホン7のヘッドバンド
7aに設けられ、頭部の動きを検出する。このディジタ
ル角度検出器50では、ヘッドバンド7aの中央部にロ
ータリーエンコーダ51が、その入力軸が垂直となるよ
うに設けられていると共に、その入力軸に、磁針52が
設けられている。従って、ロータリーエンコーダ51か
らは、磁針52の示す南北方向を基準として、ヘッドホ
ン装着者の方向を含む頭の動きを示す出力が取り出され
る。この場合、出力は既にディジタル信号となっている
ので、図1の帯域制限フィルタ9、A/D変換器10を
省略できる。
周囲に置かれた発光器と上記ヘッドホンのヘッドバンド
に設けられた少なくとも2個の光強度センサの出力比に
より回転角を算出するようにしてもよい。また、この回
転角速度センサ8は、ヘッドホン7上の離れた2カ所に
取り付けられたマイクロホンで、前方或いは周囲に置か
れた超音波発振器とから断続的に発生されるバースト信
号を、読み取りそれぞれの受信信号の時間差から回転角
度を算出するようにしてもよい。
域制限フィルタ9、A/D変換器10、マイクロプロセ
ッサ11、ディジタル信号処理回路4、D/A変換器5
L、5R、電力増幅器6L、6Rは、ヘッドホン7上に設け
られていてもよい。この場合、A/D変換器31・・・
34からディジタル信号処理回路4には、ワイヤレスで
音声入力信号が供給されてもよい。
く、他の各部はヘッドホン7上ではなく別に設けられて
もよい。この場合、電力増幅器6L及び6Rからヘッドホ
ン7の発音体7L及び7Rへはワイヤレスで出力信号が供
給されてもよい。次に、本発明に係るヘッドホン装置の
第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の
形態は、図14に示すように、例えばnチャンネルの音
声入力信号を発生するn個の音源611・・・61nから
の該音声入力信号をn個のA/D変換器621・・・6
2nを介してディジタル信号として受け取り、該nチャ
ンネルの音声入力ディジタル信号を例えば4入力づつま
とめて入力信号群とし、該入力信号群にディジタル信号
処理を施すディジタル信号処理回路63と、このディジ
タル信号処理回路63でディジタル信号処理が施された
音声ディジタル信号をステレオ信号としてL、Rの2系
統に分けた後、D/A変換器64L、64Rを介してアナ
ログ信号として受け取り、電力増幅する電力増幅器65
L、65Rと、この電力増幅器65L、65Rにより駆動さ
れる発音体66L、66Rを備えたヘッドホン66と、こ
のヘッドホン66のヘッドバンド66aに取り付けられ
てこのヘッドホン66を装着している装着者の頭部の回
転角速度を検出する回転角速度センサ67と、この回転
角速度センサ67の検出出力を帯域制限フィルタ68で
帯域制限しA/D変換器69でディジタル信号に変換し
てから取り込みヘッドホン66の装着者の正面方向から
の回転運動角度を計算する回転運動角度計算機能を持つ
マイクロプロセッサ70とを備え、上記マイクロプロセ
ッサ70で得られた回転運動角度に応じて上記ディジタ
ル信号処理回路63における信号処理内容を更新して音
像を上記ヘッドホン66装着者の頭外の一定方向に定位
させるようにしたヘッドホン装置60である。
バンド66aに取り付けられた回転角速度センサ67
は、その角速度に比例した電圧を出力する。この出力信
号は、帯域制限フィルタ68でフィルタリングされた
後、A/D変換器69で符号化され、マイクロプロセッ
サ70に入力される。マイクロプロセッサ70に入力さ
れたA/D変換器69の出力信号は、一定時間間隔でサ
ンプリングされた後積分され、角度データに変換され
る。この角度データから実際に音像を定位させるための
回転角度が算出されて対応する信号処理データをディジ
タル信号処理回路63に転送する。
力されたnチャンネルの音声信号は、n個のA/D変換
器621・・・62nで符号化されてディジタル信号処理
回路63に入力される。ディジタル信号処理回路63で
は、マイクロプロセッサ70で算出された角度データに
対応して必要となる音声信号を頭外に定位させるための
ディジタル信号処理を施し、その結果をステレオのL、
Rの2系統に対応させた2個のD/A変換器64L、6
4Rに出力する。2個のD/A変換器64L、64Rによ
り再びアナログ信号に戻された音声信号は、電力増幅器
65L、65Rを介して、ヘッドホン66の発音体6
6L、66Rに供給され、これを聴取する聴取者に最適の
頭外定位信号を与える。
図15に示すように、ヘッドホン装着者が正面方向を向
いている場合を基準状態としてこの時に定位させるべき
方向によって複数のブロックに分類された各ブロック毎
の音声入力信号に上記信号処理を施す信号処理ブロック
631、632・・・63n/4に分割されている。
方向が近い音源611・・・614からの4つの入力信号
を図16に示すように入力端子711、712・714を
介して受け取る。入力端子711、712・714を介し
て受け取った上記4つの入力信号は、上記4個の音源6
11・・・614からヘッドホン装着者の両耳に至る頭部
伝達関数を時間領域に変換したインパルスレスポンスと
して計8個のディジタルフィルタ74L、74R、7
5L、75R・・77L及び77Rで畳み込まれる。ディジ
タルフィルタ74L、74R、75L、75R・・77L及
び77Rからのフィルタ出力は、LとRのチャンネル毎
に一対の加算器78L、78Rで加算され、それぞれ時間
差付加回路79L、79Rに供給される。
ベル差付加回路80L、80Rを介して、出力端子8
1L、81Rから、図15の一対の加算器72L、72Rに
供給される。一対の加算器72L、72Rには、信号処理
ブロック632・・・63n/4においてそれぞれ8個のデ
ィジタルフィルタでフィルタリングされ、L,R毎に時
間差及びレベル差が付加された信号が供給される。
信号は、定位方向が近いものが集められ、従って基準方
向を向いている状態(0゜)に対して頭が回転したとき
に付加する時間差及びレベル差は同一の特性とすること
が可能となる。各信号処理ブロックのL,Rチャンネル
用出力信号は、加算器72L、72Rで加算され、ヘッド
ホン66への出力信号として出力端子73L、73Rから
出力される。
ドホン装置60は、複数の信号処理ブロック内で独立し
た時間差付加及びレベル差付加が行われ、ヘッドホン再
生を行う場合に、任意の方向への音像定位を可能とす
る。なお、このヘッドホン装置60でも、時間差付加回
路の代わりに、位相差付加回路を用いてもよい。また、
レベル差付加回路の代わりに周波数特性制御回路を用い
てもよい。
る回転各速度センサ67には、上記図11、図12、図
13に示した圧電ジャイロ装置32、アナログ角度検出
器41、ディジタル角度検出器50を用いてもよい。次
に、本発明に係るヘッドホン装置の第3の実施の形態に
ついて説明する。この第3の実施の形態は、図17に示
すように、例えば3系統の音声信号を図18に示すよう
に前方180゜の範囲内に配置した音源861、862、
863で再生する場合を想定している。このような場
合、一般的に音源862が再生する音声信号による音像
は、その音声信号のレベルを減衰した後、音源861及
び音源863に分配して再生することによってもほぼ同
等の音像を再現できる。従って、多チャンネルの音声信
号入力がある場合、定位方向の近い信号は他のチャンネ
ルに分配して加算することにより、伝送チャンネル数を
減らすことができる。
17に示すように、例えば3チャンネルの音声入力信号
を定位させる位置に置かれた3個の音源861、862、
86 3からの該音声入力信号を3個のA/D変換器8
71、872、873を介してディジタル信号として受け
取り、該3チャンネルの音声入力ディジタル信号に上述
したようなディジタル信号処理を施すディジタル信号処
理回路88と、このディジタル信号処理回路88でディ
ジタル処理が施された音声ディジタル信号をステレオ信
号としてL、Rの2系統に分けた後、D/A変換器89
L、89Rを介してアナログ信号として受け取り、電力増
幅する電力増幅器90L、90Rと、この電力増幅器90
L、90Rにより駆動される発音体91L、91Rを備えた
ヘッドホン91と、このヘッドホン91のヘッドバンド
91aに取り付けられてこのヘッドホン91を装着して
いる装着者の頭部の回転角速度を検出する回転角速度セ
ンサ92と、この回転角速度センサ92の検出出力を帯
域制限フィルタ93で帯域制限しA/D変換器94でデ
ィジタル信号に変換してから取り込みヘッドホン91の
装着者の正面方向からの回転運動角度を計算する回転運
動角度計算機能を持つマイクロプロセッサ95とを備
え、上記マイクロプロセッサ95で得られた回転運動角
度に応じて上記ディジタル信号処理回路88における信
号処理内容を更新して音像を上記ヘッドホン91装着者
の頭外の一定方向に定位させるようにしたヘッドホン装
置85である。
バンド91aに取り付けられた回転角速度センサ92
は、その角速度に比例した電圧を出力する。この出力信
号は、帯域制限フィルタ93でフィルタリングされた
後、A/D変換器94で符号化され、マイクロプロセッ
サ95に入力される。マイクロプロセッサ95に入力さ
れたA/D変換器94の出力信号は、一定時間間隔でサ
ンプリングされた後積分され、角度データに変換され
る。この角度データから実際に音像を定位させるための
回転角度が算出され対応する信号処理データをディジタ
ル信号処理回路88に転送する。
ら入力された3チャンネルの音声信号は、3個のA/D
変換器871、872、873で符号化されディジタル信
号処理回路88に入力される。ディジタル信号処理回路
88では、マイクロプロセッサ95で算出された角度デ
ータに対応して必要となる音声信号を頭外に定位させる
ためのディジタル信号処理を施し、その結果をステレオ
のL、Rの2系統に対応させた2個のD/A変換器89
L、89Rに出力する。2個のD/A変換器89 L、89R
により再びアナログ信号に戻された音声信号は、電力増
幅器90L、90Rを介して、ヘッドホン91の発音体9
1L、91Rに供給され、これを聴取する聴取者に最適の
頭外定位信号を与える。
図19に示すように、入力端子96 1から供給された入
力信号S1による音像と、入力端子963から供給された
入力信号S3による音像の間にある入力端子962から供
給された入力信号S2のレベルを減衰器97により減衰
し、減衰信号S2’を加算器98a、加算器98bにより
入力信号S1、入力信号S3に加算している。そして、加
算器98aの加算出力S1+S2’をディジタルフィルタ
99L及び99Rに供給し、加算器98bの加算出力S3+
S2’をディジタルフィルタ100L及び100Rに供給
している。その後、ヘッドホン91に出力するL,Rチ
ャンネル毎に加算器101L、加算器101Rでディジタ
ルフィルタ出力を加算し、時間差付加回路102L、時
間差付加回路102Rで頭が回転した場合の時間差を付
加し、レベル差付加回路103L、レベル差付加回路1
03Rでレベル差を付加することにより、入力信号S2の
ためのディジタルフィルタを省略して全ての入力信号に
対する音像定位を実現できる。なお、レベル差付加回路
103Lの出力信号は、出力端子104Lを介してD/A
変換器89Lに供給される。また、レベル差付加回路1
03Rの出力信号は、出力端子104Rを介してD/A変
換器89Rに供給される。
差付加回路の代わりに、位相差付加回路を用いてもよ
い。また、レベル差付加回路の代わりに周波数特性制御
回路を用いてもよい。また、このヘッドホン装置85に
用いられる回転角速度センサ92には、上記図11、図
12、図13に示した圧電ジャイロ装置32、アナログ
角度検出器41、ディジタル角度検出器50を用いても
よい。
の実施の形態について図20を参照しながら説明する。
入力端子1061、入力端子1062には、多チャンネル
の信号を例えば2チャンネルにエンコードした信号が入
力される。この信号は、デコーダ107によってデコー
ドされそれぞれ、ディジタル信号処理回路1081、1
082・・・108nに供給される。ディジタル信号処理
回路1081、1082・・・108nは、図2、図6、
図8、図10、図16に示したようなディジタル信号処
理回路とすることができる。
チャンネル分の音声入力端子を有するのみで多チャンネ
ルの頭外音像定位をヘッドホン受聴において実現でき
る。
音源からのNチャンネルの入力信号に対して2N個のデ
ィジタルフィルタ手段を用い、上記Nチャンネルのうち
のM(M≦N)チャンネルに対応する2M個のディジタ
ルフィルタ手段のL,R極性の同じ出力同士を第1の一
対の加算手段で加算し、上記NチャンネルのうちのN−
Mチャンネルに対応する2(N−M)個のディジタルフ
ィルタ手段のL,R極性の同じ出力同士を第2の一対の
加算手段で加算し、上記第1の一対の加算手段のL側及
びR側の出力を第1の一対の時間差付加手段又は第2の
一対の位相差付加手段に供給し、上記第2の一対の加算
手段のL側及びR側の出力を第2の一対の時間差付加手
段又は第2の一対の位相差付加手段に供給し、上記第1
の一対の時間差付加手段又は上記第1の一対の位相差付
加手段と上記第2の一対の時間差付加手段又は上記第2
の一対の位相差付加手段のそれぞれのL側及びR側二系
統の出力を同じ極性同士で第3の一対の加算手段で加算
する。ここで、上記回転運動角度計算手段で検出した回
転運動角度に応じて上記第1の一対の時間差付加手段又
は第1の一対の位相差付加手段と上記第2の一対の時間
差付加手段又は第2の一対の位相差付加手段とで付加す
る時間差又は位相差の増減方向を逆にして、上記信号処
理手段における信号処理内容を更新する。このため、前
方音声信号に対しても、後方音声信号に対しても実際の
音源の音を頭を動かしながら聞くのと同等の両耳間遅延
時間差又は位相差を再現できるのであらゆる方向に良好
な頭外音像定位を実現することができる。
又は第1の一対の位相差付加手段の入力側又は出力側に
第1の一対のレベル差付加手段と、上記第2の一対の時
間差付加手段又は第2の一対の時間差付加手段の入力側
又は出力側に第2の一対のレベル差付加手段とを備え、
上記回転運動角度計算手段で検出した回転運動角度に応
じて上記第1の一対のレベル差付加手段と上記第2の一
対のレベル差付加手段とで付加するレベル差の増減方向
を逆にすれば、前方音声信号に対しても、後方音声信号
に対しても実際の音源の音を頭を動かしながら聞くのと
同様の両耳間レベル差特性も再現できる。
は上記第1の一対の位相差付加手段の入力側又は出力側
に第1の一対の周波数特性制御手段と、上記第2の一対
の時間差付加手段又は第2の一対の位相差付加手段の入
力側又は出力側に第2の一対の周波数特性制御手段とを
備え、上記回転運動角度計算手段で検出した回転運動角
度に応じて上記第1の一対の周波数特性制御手段と上記
第2の一対の周波数特性制御手段とで制御する周波数特
性の変化方向を逆にすれば、前方音声信号に対しても、
後方音声信号に対しても実際の音源の音を頭を動かしな
がら聞くのと同等の両耳間の周波数特性変化も再現でき
る。
個の音源からのNチャンネルの入力信号に対して2N個
のディジタルフィルタ手段を用い、ヘッドホンの装着者
が正面方向を向いている状態を基準状態としてこの時に
定位させるべき方向によって該Nチャンネルの音声信号
を複数のブロックに分類し、この分類された各ブロック
毎に、そのブロックに含まれる各チャンネルのそれぞれ
のディジタルフィルタの出力のL,R極性の同じもの同
士を一対の加算手段で加算し、上記一対の加算手段のL
側及びR側の出力を一対の時間差付加手段又は一対の位
相差付加手段に供給し、上記一対の時間差付加手段又は
一対の位相差付加手段のL側及びR側の出力を同じ極性
同士で加算手段で加算する。ここで、上記回転運動角度
計算手段で検出した回転運動角度に応じて上記一対の時
間差付加手段又は一対の位相差付加手段で付加する時間
差又は位相差の量を上記各ブロック毎に独立に変化させ
て、上記信号処理手段における信号処理内容を更新す
る。このため、頭部全周のあらゆる方向の音声信号に対
し実際に頭を動かしながら音を聞くのに極めて近似した
両耳間差特性を実現できるのであらゆる方向に良好な頭
外音像定位を実現できる。
Nチャンネルの音声入力信号の一部のチャンネルを複数
系統に分け音像を定位させる位置に応じてそれぞれにレ
ベル差あるいは位相差を付加して残りの複数のチャンネ
ルに加算することによりチャンネル数をM(M<N)チ
ャンネルに減じた後、各チャンネルにディジタル処理を
施す信号処理手段を備えるので、全てのチャンネルにお
いてディジタル信号処理を行う必要がなく、比較的少な
い信号処理量で多チャンネルの音声信号の良好な頭外音
像定位を実現できる。
態のブロック図である。
信号処理回路のブロック図である。
す模式図である。
信号処理回路内の時間差付加回路で付加される遅延時間
の特性図である。
信号処理回路内のレベル差付加回路で付加されるレベル
差の特性図である。
信号処理回路で時間差付加回路と周波数特性制御回路を
用いた場合のブロック図である。
の特性図である。
信号処理回路で位相差付加回路とレベル差付加回路を用
いた場合のブロック図である。
特性図である。
ル信号処理回路で位相差付加回路と周波数特性制御回路
を用いた場合のブロック図である。
度センサに適用できる圧電振動ジャイロ装置の概略構成
図である。
度センサに適用できるアナログ角度検出器の概略構成図
である。
度センサに適用できるディジタル角度検出器の概略構成
図である。
形態のブロック図である。
回路のブロック図である。
ブロック図である。
形態のブロック図である。
示す模式図である。
ル信号処理回路のブロック図である。
形態のブロック図である。
19R ディジタルフィルタ 20L、20R 第1の一対の加算器 21L、21R 第2の一対の加算器 22L、22R 第1の一対の時間差付加回路 23L、23R 第2の一対の時間差付加回路 24L、24R 第1の一対のレベル差付加回路 25L、25R 第2の一対のレベル差付加回路 26L、26R 第3の一対の加算器
Claims (20)
- 【請求項1】 Nチャンネルの音声入力信号に信号処理
を施す信号処理手段と、この信号処理手段で処理された
音声信号を電力増幅する電力増幅手段と、この電力増幅
手段により駆動されるヘッドホンと、このヘッドホンに
取り付けられる回転角検出手段と、この回転角検出手段
の検出出力を取り込みヘッドホン装着者の正面方向から
の回転運動角度を計算する回転運動角度計算手段とを備
え、該回転運動角度計算手段で得られた回転運動角度に
応じて上記信号処理手段における信号処理内容を更新し
て音像を上記ヘッドホン装着者の頭外の一定方向に定位
させるヘッドホン装置であって、 上記信号処理手段は、 上記Nチャンネルの音声入力信号を定位させる位置に置
かれたN個の音源から両耳に至る頭部伝達関数を時間領
域に変換したインパルスレスポンスを畳み込む2N個の
ディジタルフィルタ手段と、 上記NチャンネルのうちのM(M≦N)チャンネルに対
応する2M個のディジタルフィルタ手段のL,R極性の
同じ出力同士を加算する第1の一対の加算手段と、 上記NチャンネルのうちのN−Mチャンネルに対応する
2(N−M)個のディジタルフィルタ手段のL,R極性
の同じ出力同士を加算する第2の一対の加算手段と、 上記第1の一対の加算手段のL側及びR側の出力に接続
される第1の一対の時間差付加手段と、 上記第2の一対の加算手段のL側及びR側の出力に接続
される第2の一対の時間差付加手段と、 上記第1の一対の時間差付加手段と上記第2の一対の時
間差付加手段のそれぞれのL側及びR側二系統の出力を
同じ極性同士で加算する第3の一対の加算手段とを備
え、 上記回転運動角度計算手段で検出した回転運動角度に応
じて上記第1の一対の時間差付加手段と上記第2の一対
の時間差付加手段とで付加する時間差の増減方向を逆に
することを特徴とするヘッドホン装置。 - 【請求項2】 上記信号処理手段は、 上記第1の一対の時間差付加手段の入力側又は出力側に
第1の一対のレベル差付加手段と、 上記第2の一対の時間差付加手段の入力側又は出力側に
第2の一対のレベル差付加手段とを備え、 上記回転運動角度計算手段で検出した回転運動角度に応
じて上記第1の一対のレベル差付加手段と上記第2の一
対のレベル差付加手段とで付加するレベル差の増減方向
を逆にすることを特徴とする請求項1記載のヘッドホン
装置。 - 【請求項3】 上記信号処理手段は、 上記第1の一対の時間差付加手段の入力側又は出力側に
第1の一対の周波数特性制御手段と、 上記第2の一対の時間差付加手段の入力側又は出力側に
第2の一対の周波数特性制御手段とを備え、 上記回転運動角度計算手段で検出した回転運動角度に応
じて上記第1の一対の周波数特性制御手段と上記第2の
一対の周波数特性制御手段とで制御する周波数特性の変
化方向を逆にすることを特徴とする請求項1記載のヘッ
ドホン装置。 - 【請求項4】 上記信号処理手段は、 上記Nチャンネルの音声入力信号を定位させる位置に置
かれたN個の音源から両耳に至る頭部伝達関数を時間領
域に変換したインパルスレスポンスを畳み込む2N個の
ディジタルフィルタ手段と、 上記NチャンネルのうちのM(M≦N)チャンネルに対
応する2M個のディジタルフィルタ手段のL,R極性の
同じ出力同士を加算する第1の一対の加算手段と、 上記NチャンネルのうちのN−Mチャンネルに対応する
2(N−M)個のディジタルフィルタ手段のL,R極性
の同じ出力同士を加算する第2の一対の加算手段と、 上記第1の一対の加算手段のL側及びR側の出力に接続
される第1の一対の位相差付加手段と、 上記第2の一対の加算手段のL側及びR側の出力に接続
される第2の一対の位相差付加手段と、 上記第1の一対の位相差付加手段と上記第2の一対の位
相差付加手段のそれぞれのL側及びR側二系統の出力を
同じ極性同士で加算する第3の一対の加算手段とを備
え、 上記回転運動角度計算手段で検出した回転運動角度に応
じて上記第1の一対の位相差付加手段と上記第2の一対
の位相差付加手段とで付加する位相差の増減方向を逆に
することを特徴とする請求項1記載のヘッドホン装置。 - 【請求項5】 上記信号処理手段は、 上記第1の一対の位相差付加手段の入力側又は出力側に
第1の一対のレベル差付加手段と、 上記第2の一対の位相差付加手段の入力側又は出力側に
第2の一対のレベル差付加手段とを備え、 上記回転運動角度計算手段で検出した回転運動角度に応
じて上記第1の一対のレベル差付加手段と上記第2の一
対のレベル差付加手段とで付加するレベル差の増減方向
を逆にすることを特徴とする請求項4記載のヘッドホン
装置。 - 【請求項6】 上記信号処理手段は、 上記第1の一対の位相差付加手段の入力側又は出力側に
第1の一対の周波数特性制御手段と、 上記第2の一対の位相差付加手段の入力側又は出力側に
第2の一対の周波数特性制御手段とを備え、 上記回転運動角度計算手段で検出した回転運動角度に応
じて上記第1の一対の周波数特性制御手段と上記第2の
一対の周波数特性制御手段とで制御する周波数特性の変
化方向を逆にすることを特徴とする請求項4記載のヘッ
ドホン装置。 - 【請求項7】 上記音声入力信号には多チャンネルの信
号を2チャンネル化した信号を用い、該信号処理手段の
前段に2チャンネル音声信号を多チャンネル音声信号に
変換する復調手段を備えることを特徴とする請求項1記
載のヘッドホン装置。 - 【請求項8】 上記回転角検出手段には角速度センサで
ある圧電振動ジャイロを用いることを特徴とする請求項
1記載のヘッドホン装置。 - 【請求項9】 上記回転角検出手段には地磁気方位セン
サを用いることを特徴とする請求項1記載のヘッドホン
装置。 - 【請求項10】 上記回転角検出手段は、前方或いは周
囲に置かれた発光手段と上記ヘッドホンに設けられた少
なくとも2個の光強度センサの出力比により回転角を算
出するようにしたことを特徴とする請求項1記載のヘッ
ドホン装置。 - 【請求項11】 上記回転角検出手段は、ヘッドホン上
の離れた2カ所に取り付けられたマイクロホンと前方或
いは周囲に置かれた超音波発振器とからなり、上記発振
器からは断続的なバースト信号を発生して、それをマイ
クロホンで読み取りそれぞれの受信信号の時間差から回
転角度を算出するようにしたことを特徴とする請求項1
記載のヘッドホン装置。 - 【請求項12】 上記回転角検出手段及び上記信号処理
手段は、ヘッドホン上に同時に装着できるようにしたこ
とを特徴とする請求項1記載のヘッドホン装置。 - 【請求項13】 上記音声入力信号は、ワイヤレスで上
記ヘッドホンに供給できるようにしたことを特徴とする
請求項1記載のヘッドホン装置。 - 【請求項14】 Nチャンネルの音声入力信号に信号処
理を施す信号処理手段と、この信号処理手段で処理され
た音声信号を電力増幅する電力増幅手段と、この電力増
幅手段により駆動されるヘッドホンと、このヘッドホン
に取り付けられる回転角検出手段と、この回転角検出手
段の検出出力を取り込みヘッドホン装着者の正面方向か
らの回転運動角度を計算する回転運動角度計算手段とを
備え、該回転運動角度計算手段で得られた回転運動角度
に応じて上記信号処理手段における信号処理内容を更新
して音像を上記ヘッドホン装着者の頭外の一定方向に定
位させるヘッドホン装置であって、 上記信号処理手段は、 上記Nチャンネルの音声入力信号を定位させる位置に置
かれたN個の音源から両耳に至る頭部伝達関数を時間領
域に変換したインパルスレスポンスを畳み込む2N個の
ディジタルフィルタ手段と、 上記ヘッドホンの装着者が正面方向を向いている状態を
基準状態としてこの時に定位させるべき方向によって該
Nチャンネルの音声信号を複数のブロックに分類し、こ
の分類された各ブロック毎に、そのブロックに含まれる
各チャンネルのそれぞれのディジタルフィルタの出力の
L,R極性の同じもの同士を加算する一対の加算手段
と、 上記一対の加算手段のL側及びR側の出力に接続される
一対の時間差付加手段と、 上記一対の時間差付加手段のL側及びR側の出力を同じ
極性同士で加算する加算手段とを備え、 上記回転運動角度計算手段で検出した回転運動角度に応
じて上記一対の時間差付加手段で付加する時間差の量を
上記各ブロック毎に独立に変化させることを特徴とする
ヘッドホン装置。 - 【請求項15】 上記信号処理手段は、 上記一対の時間差付加手段の入力側又は出力側に一対の
レベル差付加手段を備え、 上記回転運動角度計算手段で検出した回転運動角度に応
じて上記一対のレベル差付加手段で付加するレベル差を
独立に変化させることを特徴とする請求項14記載のヘ
ッドホン装置。 - 【請求項16】 上記信号処理手段は、 上記一対の時間差付加手段の入力側又は出力側に一対の
周波数特性制御手段を備え、 上記回転運動角度計算手段で検出した回転運動角度に応
じて上記一対の周波数特性制御手段で制御する周波数特
性を独立に変化させることを特徴とする請求項14記載
のヘッドホン装置。 - 【請求項17】 上記信号処理手段は、 上記Nチャンネルの音声入力信号を定位させる位置に置
かれたN個の音源から両耳に至る頭部伝達関数を時間領
域に変換したインパルスレスポンスを畳み込む2N個の
ディジタルフィルタ手段と、 上記ヘッドホンの装着者が正面方向を向いている場合を
基準状態としてこの時に定位させるべき方向によって該
Nチャンネルの音声信号を複数のブロックに分類するブ
ロック分類手段と、 このブロック分類手段で分類された各ブロック毎に、そ
のブロックに含まれる各チャンネルのディジタルフィル
タの出力のL,R極性の同じもの同士を加算する一対の
加算手段と、 上記一対の加算手段のL側及びR側の出力に接続される
一対の位相差付加手段と、 上記一対の位相差付加手段のL側及びR側の出力を同じ
極性同士で加算する加算手段とを備え、 上記回転運動角度計算手段で検出した回転運動角度に応
じて上記一対の位相差付加手段で付加する位相差の量を
上記各ブロック毎に独立に変化させることを特徴とする
請求項14記載のヘッドホン装置。 - 【請求項18】 上記信号処理手段は、 上記一対の位相差付加手段の入力側又は出力側に一対の
レベル差付加手段を備え、 上記回転運動角度計算手段で検出した回転運動角度に応
じて上記一対のレベル差付加手段で付加するレベル差を
独立に変化させることを特徴とする請求項17記載のヘ
ッドホン装置。 - 【請求項19】 上記信号処理手段は、 上記一対の位相差付加手段の入力側又は出力側に一対の
周波数特性制御手段を備え、 上記回転運動角度計算手段で検出した回転運動角度に応
じて上記一対の周波数特性制御手段で制御する周波数特
性を独立に変化させることを特徴とする請求項17記載
のヘッドホン装置。 - 【請求項20】 Nチャンネルの音声入力信号に信号処
理を施す信号処理手段と、上記信号処理手段で処理され
た音声信号を電力増幅する電力増幅手段と、上記電力増
幅手段により駆動されるヘッドホンと、上記ヘッドホン
に取り付けられる回転角検出手段と、上記回転角検出手
段の検出出力を取り込みヘッドホン装着者の正面方向か
らの回転運動角度を計算する回転運動角度計算手段とを
備え、上記回転運動角度計算手段で得られた回転運動角
度に応じて上記信号処理手段における信号処理内容を更
新して音像を上記ヘッドホン装着者の頭外の一定方向に
定位させるヘッドホン装置であって、 上記信号処理手段は、上記Nチャンネルの音声入力信号
の一部のチャンネルを複数系統に分け音像を定位させる
位置に応じてそれぞれにレベル差あるいは位相差を付加
して残りの複数のチャンネルに加算することによりチャ
ンネル数をM(M<N)チャンネルに減じた後、各チャ
ンネルにディジタル処理を施すことを特徴とするヘッド
ホン装置。
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