JPH0970328A - 地震力を利用した家具類の転倒防止装置 - Google Patents
地震力を利用した家具類の転倒防止装置Info
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- JPH0970328A JPH0970328A JP26344095A JP26344095A JPH0970328A JP H0970328 A JPH0970328 A JP H0970328A JP 26344095 A JP26344095 A JP 26344095A JP 26344095 A JP26344095 A JP 26344095A JP H0970328 A JPH0970328 A JP H0970328A
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- furniture
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- earthquake
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Abstract
(57)【要約】
【目 的】 この発明は、主に箱形の収納家具類の左右
側面に装備して、該家具類が地震により転倒するのを防
止するための、地震力により作動する家具類の転倒防止
装置に関するものである。 【構 成】 家具類の左右側面下方にピン1を取付け、
該ピン1にサポート部材2を回転可能に取付けて位置決
め部材3で支持し、地震力によりサポート部材2が家具
類の前方向に転倒し、その先端部が床面に接した状態
で、家具類に設けられ、該サポート部材2と係合する施
錠装置部Kを有する。又は前記構成部材をベース部材E
に取付け、該ベース部材Eを家具類に取付ける。
側面に装備して、該家具類が地震により転倒するのを防
止するための、地震力により作動する家具類の転倒防止
装置に関するものである。 【構 成】 家具類の左右側面下方にピン1を取付け、
該ピン1にサポート部材2を回転可能に取付けて位置決
め部材3で支持し、地震力によりサポート部材2が家具
類の前方向に転倒し、その先端部が床面に接した状態
で、家具類に設けられ、該サポート部材2と係合する施
錠装置部Kを有する。又は前記構成部材をベース部材E
に取付け、該ベース部材Eを家具類に取付ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、家具類の左右側面に
装備して該家具類が地震により転倒するのを防止するた
めの、地震力により作動する家具類の転倒防止装直に関
するもので、該装置が家具類自体に装備されており、地
震対策として家具類を床や壁部などに固定する必要がな
いので、床や壁部を損傷することなく、又、家具類の移
設のうえでも有利である。
装備して該家具類が地震により転倒するのを防止するた
めの、地震力により作動する家具類の転倒防止装直に関
するもので、該装置が家具類自体に装備されており、地
震対策として家具類を床や壁部などに固定する必要がな
いので、床や壁部を損傷することなく、又、家具類の移
設のうえでも有利である。
【0002】
【従来の技術】家具類は時々設置場所を変更することが
あるので、機械設備のごとく、床にボルトで締付けて固
定することは、通常行われていない。地震対策として、
一般的に行われているのは、図2に示すごとく、家具類
の天井板と壁部とをL形金具(L)と木ねじM1,M2
を用いて固定する方法である。ところで、一般の家屋の
壁構造は比較的弱いので、大きな木ねじを使用すること
かできず、地震力により木ねじM1に作用する引抜力に
対する抵抗性が弱く、上記の方法では、強震時に家具類
の転倒を防止することは困難で、弱震時に家具類の振動
を押さえて、収容物の転倒や、損傷を軽減するのに効果
がある程度である。
あるので、機械設備のごとく、床にボルトで締付けて固
定することは、通常行われていない。地震対策として、
一般的に行われているのは、図2に示すごとく、家具類
の天井板と壁部とをL形金具(L)と木ねじM1,M2
を用いて固定する方法である。ところで、一般の家屋の
壁構造は比較的弱いので、大きな木ねじを使用すること
かできず、地震力により木ねじM1に作用する引抜力に
対する抵抗性が弱く、上記の方法では、強震時に家具類
の転倒を防止することは困難で、弱震時に家具類の振動
を押さえて、収容物の転倒や、損傷を軽減するのに効果
がある程度である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】地震対策として、前記
のごとくL形金具を用いて家具類を固定する方法では耐
震性に問題があり、また時々設置場所を変更する必要が
ある家具類を床に締具で固定することは通常行われな
い。本発明の解決すべき課題は、家具類を床や壁部に締
具で固定することなく、震度階Vの強震に対しても十分
な耐震性を有し、家具自体を加工して組み込む構造、又
は、既設家具類にも容易に装着可能な構造を有する、地
震による家具類の転倒を防止する装置の開発である。
のごとくL形金具を用いて家具類を固定する方法では耐
震性に問題があり、また時々設置場所を変更する必要が
ある家具類を床に締具で固定することは通常行われな
い。本発明の解決すべき課題は、家具類を床や壁部に締
具で固定することなく、震度階Vの強震に対しても十分
な耐震性を有し、家具自体を加工して組み込む構造、又
は、既設家具類にも容易に装着可能な構造を有する、地
震による家具類の転倒を防止する装置の開発である。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め、請求項1の発明においては、図1に示す如く、家具
類の左右側面下方にピン1を取付け、該ピン1にサポー
ト部材2を回転可能に取付ける。該サポート部材2は震
度階III(弱震)〜IV(中震)程度の地震力により
家具類の前方向に転倒する状態に位置決め部材3で保持
されている。又該サポート部材2は、家具類の前方向に
転倒し床面に接した状態でその前端部が家具前面よりs
だけ突出し、この状態で施錠装置部Kと係合し、家具類
を前方向に転倒させようとする地震力に抗し家具類の転
倒を防止することが可能な構造を有することを特徴とす
るものである。請求項2記載の発明は、上記発明の構成
部材を個々に、又は部分組合せした構造体として直接家
具類に設ける構造を有する家具類の転倒防止装置であ
る。請求項3記載の発明は、図9に示す如く、該装置取
付けのため家具類に特別な加工を施す必要がないよう、
前記発明の構成部材をベース部材Eに取付け、既設家具
類に該ベース部材Eを取付ける構造なので、既設家具類
に適合しやすいことを特徴とした家具類の転倒防止装置
である。
め、請求項1の発明においては、図1に示す如く、家具
類の左右側面下方にピン1を取付け、該ピン1にサポー
ト部材2を回転可能に取付ける。該サポート部材2は震
度階III(弱震)〜IV(中震)程度の地震力により
家具類の前方向に転倒する状態に位置決め部材3で保持
されている。又該サポート部材2は、家具類の前方向に
転倒し床面に接した状態でその前端部が家具前面よりs
だけ突出し、この状態で施錠装置部Kと係合し、家具類
を前方向に転倒させようとする地震力に抗し家具類の転
倒を防止することが可能な構造を有することを特徴とす
るものである。請求項2記載の発明は、上記発明の構成
部材を個々に、又は部分組合せした構造体として直接家
具類に設ける構造を有する家具類の転倒防止装置であ
る。請求項3記載の発明は、図9に示す如く、該装置取
付けのため家具類に特別な加工を施す必要がないよう、
前記発明の構成部材をベース部材Eに取付け、既設家具
類に該ベース部材Eを取付ける構造なので、既設家具類
に適合しやすいことを特徴とした家具類の転倒防止装置
である。
【0005】
【作用】次に本発明の作用を述べる。通常の地震動は図
3に示す如く、地震発生から最大加速度発生までは、3
〜4秒はかかるので、初期の低い震度、即ち震度階II
I〜IV程度の加速度(8〜80ガル)の時点で、この
地震力によりサポート部材2を家具類の前方向に、家具
類前面よりsだけ突出して転倒させ、その前端部が床面
に接したとき施錠装置部Kと係合することにより、家具
の側面幅を増加したと同じ効果をもたせ、震度階V〜V
Iの最大加速度による地震力のときに家具類の転倒を防
止する作用をする。ところで、上記作用を確実にするた
めには、サポート部材2が転倒したときに、その先端部
の家具前面よりの突出長s寸法が重要なのでs寸法につ
いて述べる。図4において、Gを家具の重心とし、その
位置を(h・b)で示す。重量をW,重力加速度をg
(980ガル)とすると、地震動の加速度αによって重
心に作用するとみなされる地震力Fは F=α・W/g
で求められる。地震発生のときに家具類を転倒させよう
と働く地震力Fと、これに抵抗する重力Wとの家具類前
側底縁Aに関するトルクの大小により家具類が転倒する
かどか決まる。すなわち、 F・h≦W・b 又は α/g≦b/h なら家具類は転倒しない F・h>W・b 又は α/g>b/h なら家具類は転倒する。つまり、重心の高さhが小さく
て、bが大きいほど家具類の安定性が大きく転倒しにく
いことになり、家具類の b/h の値で許容される震
度 α/g,つまり許容される最大加速度αがきまる。
本発明では、上記の課鹿を解決するため、図4に示す如
く、サポート部材2を家具類前方にsだけ突出させ、か
つ施錠装置部Kと係合させて家具類に固定することによ
り、bの値をsだけ長くしてb’とし、最大加速度の許
容値を大きくすることにある。sの値と許容最大加速度
の関係を家具類の中では安定性の悪い通常サイズの本
箱、即ち、高さHが175cm、側面幅Bが30cmで
重心Gが該本箱の中心にあると仮定して求めると下記の
如くである。 (イ)サポート部材2なしのときは、許容最大加速度
α=168ガル (ロ)震度階VI(烈震),α=250〜400ガル
に対しては b’≧22.3〜35.7cm 又は s≧7.3〜2
0.7cm で本箱は安定である。 (ハ)α=550ガル(関東大地震程度)にたいしては b’≧49cm 又は s>34cm で本箱は安定である。家屋が倒壊するほどの烈震に対し
て、家具類の安定をはかっても無意味であり、一般的に
使用される家具類の高さHは180cm,側面幅Bは6
0cm位なので、実用的なsの値は30cm程度までと
考えるのが妥当である。ところで図2に仮想線で示す如
く、突出長sを有するサポート部材2を予め家具類に固
定した構造では、転倒に対し安定であってもサポート部
材2が家具前面より床面上に突出しているのは危険でも
あり不都合な点があるので、特別な場合を除きこのよう
な構造の家具類はない。一方、振動センサーにより微振
動を検出し、電気装置などによりサポート部材を突出さ
せる方法も考えられるが、移設のことや設備費の点から
一般の家具類には適さない。その点、本発明による装置
は簡単で、s寸法を家具類のサイズに適合して選定さえ
すれば、地震力による家具類の転倒防車に極めて大きな
効果が期待できる。
3に示す如く、地震発生から最大加速度発生までは、3
〜4秒はかかるので、初期の低い震度、即ち震度階II
I〜IV程度の加速度(8〜80ガル)の時点で、この
地震力によりサポート部材2を家具類の前方向に、家具
類前面よりsだけ突出して転倒させ、その前端部が床面
に接したとき施錠装置部Kと係合することにより、家具
の側面幅を増加したと同じ効果をもたせ、震度階V〜V
Iの最大加速度による地震力のときに家具類の転倒を防
止する作用をする。ところで、上記作用を確実にするた
めには、サポート部材2が転倒したときに、その先端部
の家具前面よりの突出長s寸法が重要なのでs寸法につ
いて述べる。図4において、Gを家具の重心とし、その
位置を(h・b)で示す。重量をW,重力加速度をg
(980ガル)とすると、地震動の加速度αによって重
心に作用するとみなされる地震力Fは F=α・W/g
で求められる。地震発生のときに家具類を転倒させよう
と働く地震力Fと、これに抵抗する重力Wとの家具類前
側底縁Aに関するトルクの大小により家具類が転倒する
かどか決まる。すなわち、 F・h≦W・b 又は α/g≦b/h なら家具類は転倒しない F・h>W・b 又は α/g>b/h なら家具類は転倒する。つまり、重心の高さhが小さく
て、bが大きいほど家具類の安定性が大きく転倒しにく
いことになり、家具類の b/h の値で許容される震
度 α/g,つまり許容される最大加速度αがきまる。
本発明では、上記の課鹿を解決するため、図4に示す如
く、サポート部材2を家具類前方にsだけ突出させ、か
つ施錠装置部Kと係合させて家具類に固定することによ
り、bの値をsだけ長くしてb’とし、最大加速度の許
容値を大きくすることにある。sの値と許容最大加速度
の関係を家具類の中では安定性の悪い通常サイズの本
箱、即ち、高さHが175cm、側面幅Bが30cmで
重心Gが該本箱の中心にあると仮定して求めると下記の
如くである。 (イ)サポート部材2なしのときは、許容最大加速度
α=168ガル (ロ)震度階VI(烈震),α=250〜400ガル
に対しては b’≧22.3〜35.7cm 又は s≧7.3〜2
0.7cm で本箱は安定である。 (ハ)α=550ガル(関東大地震程度)にたいしては b’≧49cm 又は s>34cm で本箱は安定である。家屋が倒壊するほどの烈震に対し
て、家具類の安定をはかっても無意味であり、一般的に
使用される家具類の高さHは180cm,側面幅Bは6
0cm位なので、実用的なsの値は30cm程度までと
考えるのが妥当である。ところで図2に仮想線で示す如
く、突出長sを有するサポート部材2を予め家具類に固
定した構造では、転倒に対し安定であってもサポート部
材2が家具前面より床面上に突出しているのは危険でも
あり不都合な点があるので、特別な場合を除きこのよう
な構造の家具類はない。一方、振動センサーにより微振
動を検出し、電気装置などによりサポート部材を突出さ
せる方法も考えられるが、移設のことや設備費の点から
一般の家具類には適さない。その点、本発明による装置
は簡単で、s寸法を家具類のサイズに適合して選定さえ
すれば、地震力による家具類の転倒防車に極めて大きな
効果が期待できる。
【0006】
【実施例】以下この発明を具体化した実施例を図面に従
って説明する。 第1実施例 特許請求項1,2の実施例を図5により説明する。収納
家具類は通常背面を壁側に向け壁に接近して設置されて
いる。したがって、本発明による装置は図示の家具類が
前側に転倒するのを防止するような機能を有するもの
で、家具類の両側面に取付けられている(図5では片側
分のみ図示)。ピン1が家具類側面後方下部に取付けら
れており、該ピン1上にサポート部材2が回転可能に取
付けられ、又、該サポート部材2は地震初期の弱い地震
力により家具類の前方向に転倒する状態に位置決め部材
3で保持されている。上記状態の位置を設定するため、
該位置決め部材3は位置調節可能な構造で家具類側面に
設けられている。そして、サポート部材2の保持を安定
させるため永久磁石やゴム磁石を内蔵すいることも有り
うるものとする。本発明では地震初期の弱い地震力によ
りサポート部材2が家具類の前方に転倒する構造が重要
であり、該部材の転倒に関し図6について説明する。通
常、サポート部材2は垂直状態より家具類の後方に角ψ
だけ傾いた状態で位置決め部材3で保持されている。但
し、位置決め部材3が磁石類を内蔵する場合は垂直位置
より前方にψだけ傾けて位置決めされることもありう
る。この傾斜角ψは前記地震初期の弱い地震力でサポー
ト部材2が家具類の前方に転倒することを条件として設
定されている。図6において、Wsはサポート部材2の
重量,Gsはその重心,rを重心とピン1の距離りと
し、サポート部材2に作用する地震初期の加速度をαs
とすると、サポート部材2の重心に作用する地震力は Fs=αs・Ws/g である。しかして、サポート部材2はその回転中心Oに
対する地震力Fsと、自重Wsのモーメントが Fs・r・cosψ>Ws・r・sinψ 又は ta
nψ<αs/g になるようψを設定しており、かつψの値はかなり小さ
く設定可能なので、地震初期の十分弱い地震に対してサ
ポート部材2を転倒させることが出来る。たとえば、ψ
を1度とするとαsが17ガル(弱震時に相当)程度で
サポート部材2は前側に回転運動をおこす。ところで該
サポート部材2が垂直状態より前方に傾いた状態では、
たとえ地震力が消滅しても自重Wsにより前側に転倒を
続ける。本発明ではサポート部材2の転倒にようする時
間が問題で、地震の最大加速度発生までに該サポート部
材2は、その先端部が床面に接するまで、すなわち約9
0度転倒し施錠装置部Kと係合していなければならな
い。かりに、重力の作用のみでサポート部材2が90度
転倒した場合の転倒時間は、摩擦抵抗を考慮しなけれ
ば、該サポート部材2の重心位置、すなわち図6のr寸
法のみの関数として求められ、例えばrが15cmなら
転倒時間は約0.6秒で、rが30cmのときは約0.
8秒となり、転倒時間はrの平方根に略比例して求めら
れる。本発明の装置においては、前述の如く転倒時間の
短いほど有利なので家具類のサイズに適合した最小のs
寸法を選定し、同時に、サポート部材2の重心位置を低
くすることが好ましい。通常の地震動では図3に示され
るごとく最大加速度発生までに3〜4秒はかかるので、
上記の転倒時間なら十分家具類の転倒防止の機能を有す
ることは明らかである。次に図7(a)に従って施錠装
置部Kの構造および作用について説明する。ストッパ4
は図7(b)の斜視図に示すごとく、胴部が四角形のた
め収納枠体5の中では回転が拘束され、x軸線方向にの
みスライドできる構造を有し、かつスプリング6により
プレート7に押し付けられており、又ストッパ4の前面
fはスライド軸線xに対して傾斜角γを有しており、施
錠装置部Kは木ねじにより家具類の側面に固定されてい
る。次にサポート部材2と施錠装置部Kの係合について
説明する。サポート部材2が転倒中の仮想線の位置2
(a)から施錠装置部Kのストッパ4を矢印M方向にx
線に沿ってスライドさせながら最降下位置の2(b)に
達した状態では、ストッパ4は図7(a)に示す状態に
戻り、サポート部材2と係合状態になる。この状態で、
サポート部材2がない場合に家具類を転倒させるほどの
大きな地震力が作用したとき、サポート部材2よりスト
ッパ4に作用する係合力P1は枠体5を通じての家具類
側板部よりの反力P2,P3によって支えられる。すな
わちサポート部材2は家具類の側面に固着されたと同様
の作用により、家具類の転倒を防止する。図8は施錠装
置部Kの他の実施例を示すもので、ストッパ4がピン8
を中心に回転できる構造で、該ストッパ4に作用する係
合力P1はストッパ4と枠体5の間の反力P4によって
支える方式で図7(a)の構造に比べ小さな力でストッ
パ4を作動させることができる。
って説明する。 第1実施例 特許請求項1,2の実施例を図5により説明する。収納
家具類は通常背面を壁側に向け壁に接近して設置されて
いる。したがって、本発明による装置は図示の家具類が
前側に転倒するのを防止するような機能を有するもの
で、家具類の両側面に取付けられている(図5では片側
分のみ図示)。ピン1が家具類側面後方下部に取付けら
れており、該ピン1上にサポート部材2が回転可能に取
付けられ、又、該サポート部材2は地震初期の弱い地震
力により家具類の前方向に転倒する状態に位置決め部材
3で保持されている。上記状態の位置を設定するため、
該位置決め部材3は位置調節可能な構造で家具類側面に
設けられている。そして、サポート部材2の保持を安定
させるため永久磁石やゴム磁石を内蔵すいることも有り
うるものとする。本発明では地震初期の弱い地震力によ
りサポート部材2が家具類の前方に転倒する構造が重要
であり、該部材の転倒に関し図6について説明する。通
常、サポート部材2は垂直状態より家具類の後方に角ψ
だけ傾いた状態で位置決め部材3で保持されている。但
し、位置決め部材3が磁石類を内蔵する場合は垂直位置
より前方にψだけ傾けて位置決めされることもありう
る。この傾斜角ψは前記地震初期の弱い地震力でサポー
ト部材2が家具類の前方に転倒することを条件として設
定されている。図6において、Wsはサポート部材2の
重量,Gsはその重心,rを重心とピン1の距離りと
し、サポート部材2に作用する地震初期の加速度をαs
とすると、サポート部材2の重心に作用する地震力は Fs=αs・Ws/g である。しかして、サポート部材2はその回転中心Oに
対する地震力Fsと、自重Wsのモーメントが Fs・r・cosψ>Ws・r・sinψ 又は ta
nψ<αs/g になるようψを設定しており、かつψの値はかなり小さ
く設定可能なので、地震初期の十分弱い地震に対してサ
ポート部材2を転倒させることが出来る。たとえば、ψ
を1度とするとαsが17ガル(弱震時に相当)程度で
サポート部材2は前側に回転運動をおこす。ところで該
サポート部材2が垂直状態より前方に傾いた状態では、
たとえ地震力が消滅しても自重Wsにより前側に転倒を
続ける。本発明ではサポート部材2の転倒にようする時
間が問題で、地震の最大加速度発生までに該サポート部
材2は、その先端部が床面に接するまで、すなわち約9
0度転倒し施錠装置部Kと係合していなければならな
い。かりに、重力の作用のみでサポート部材2が90度
転倒した場合の転倒時間は、摩擦抵抗を考慮しなけれ
ば、該サポート部材2の重心位置、すなわち図6のr寸
法のみの関数として求められ、例えばrが15cmなら
転倒時間は約0.6秒で、rが30cmのときは約0.
8秒となり、転倒時間はrの平方根に略比例して求めら
れる。本発明の装置においては、前述の如く転倒時間の
短いほど有利なので家具類のサイズに適合した最小のs
寸法を選定し、同時に、サポート部材2の重心位置を低
くすることが好ましい。通常の地震動では図3に示され
るごとく最大加速度発生までに3〜4秒はかかるので、
上記の転倒時間なら十分家具類の転倒防止の機能を有す
ることは明らかである。次に図7(a)に従って施錠装
置部Kの構造および作用について説明する。ストッパ4
は図7(b)の斜視図に示すごとく、胴部が四角形のた
め収納枠体5の中では回転が拘束され、x軸線方向にの
みスライドできる構造を有し、かつスプリング6により
プレート7に押し付けられており、又ストッパ4の前面
fはスライド軸線xに対して傾斜角γを有しており、施
錠装置部Kは木ねじにより家具類の側面に固定されてい
る。次にサポート部材2と施錠装置部Kの係合について
説明する。サポート部材2が転倒中の仮想線の位置2
(a)から施錠装置部Kのストッパ4を矢印M方向にx
線に沿ってスライドさせながら最降下位置の2(b)に
達した状態では、ストッパ4は図7(a)に示す状態に
戻り、サポート部材2と係合状態になる。この状態で、
サポート部材2がない場合に家具類を転倒させるほどの
大きな地震力が作用したとき、サポート部材2よりスト
ッパ4に作用する係合力P1は枠体5を通じての家具類
側板部よりの反力P2,P3によって支えられる。すな
わちサポート部材2は家具類の側面に固着されたと同様
の作用により、家具類の転倒を防止する。図8は施錠装
置部Kの他の実施例を示すもので、ストッパ4がピン8
を中心に回転できる構造で、該ストッパ4に作用する係
合力P1はストッパ4と枠体5の間の反力P4によって
支える方式で図7(a)の構造に比べ小さな力でストッ
パ4を作動させることができる。
【0007】第2実施例 特許請求項3の実施例を図9(a)により説明する。こ
の実施例は、請求項1の発明を構成する部材をベース部
材Eに取付け、該ベース部材Eをねじ9で座金10を介
して家具類に締付け固定する構造になっている。構成部
材で第1実施例と異なるのは、ストッパ4をサポート部
材2に設けたことで、そのためストッパ4と係合するホ
ルダ12をベース部材Eに固着した構造を採用してい
る。図9(b)はサポート部材2とホルダ12がストッ
パ4を介して係合した状態を示す断面図で、ストッパ4
はスプリング6により押し出されており、その最前進位
置はサークリップ11で規制されており、後退は可能な
構造で、その作用は第1実施例で説明したと同じであ
る。本実施例の構造は第1実施例の構造に比べ若干取付
けの前面幅が大きくなるが、既設の家具類に特別な加工
を施すことなく装着できる利点がある。
の実施例は、請求項1の発明を構成する部材をベース部
材Eに取付け、該ベース部材Eをねじ9で座金10を介
して家具類に締付け固定する構造になっている。構成部
材で第1実施例と異なるのは、ストッパ4をサポート部
材2に設けたことで、そのためストッパ4と係合するホ
ルダ12をベース部材Eに固着した構造を採用してい
る。図9(b)はサポート部材2とホルダ12がストッ
パ4を介して係合した状態を示す断面図で、ストッパ4
はスプリング6により押し出されており、その最前進位
置はサークリップ11で規制されており、後退は可能な
構造で、その作用は第1実施例で説明したと同じであ
る。本実施例の構造は第1実施例の構造に比べ若干取付
けの前面幅が大きくなるが、既設の家具類に特別な加工
を施すことなく装着できる利点がある。
【0008】第3実施例 特許請求項1,2の他の実施例を図10(a)〜(c)
で説明する。第1実施例と異なるのは施錠装置部Kの係
合機構である。図10(a)は本発明による装置を家具
類の側面に設けた状態を示す側面図で、サポート部材2
が転倒前の正常位置にある。フック13はピン14に回
転可能に取付けられておりピン1とピン14は各々家具
類の側面に固定されている枠体15に取付けられ、L字
形のサポート部材2はピン1に対し回転可能に取付けら
れ、枠体15に調節可能に取付けられた位置決め部材3
により、前述の如く初期の弱い地震力により家具類の前
側に転倒するよう略垂直の状態に保持させている。地震
力が作用してサポート部材2が前方に転倒する過程で、
該サポート部材2はその尾部mでフック13を上方に持
ち上げながらフック13の下方を通過するが、その直後
フック13は自重又はスプリング(図示ぜず)の作用で
図10(a)の状態に戻る。図10(b)はサポート部
材2が転倒し、その先端部の調節ねじ17が床面に接し
た状態を示す。ところで、サポート部材2の尾部mと、
フック13とのクリアランスδは、サポート部材2が転
倒した状態でフック13が図10(a)の状態に復帰で
きるぎりぎりの寸法に設定しておくことが必要で、この
設定は前記の調節ねじ17で行うか、又は図示はしてい
ないが、床に接するスペーサの厚さを加減することによ
り実施可能である。次に本実施例の作用について説明す
る。地震力により家具類前側底縁Aに対し転倒トルクT
が発生し、家具類が傾きサポート部材2の尾部mとフッ
ク13の先端部nが係合した状態では、トルクTに対応
して図10(b)の図示の箇所に内力P1,P1’,P
2,P2’および調節ねじ17の外力Rとピン1,14
の抗力により、サポート部材2のピン1に対する自由な
回転が拘束され、サポート部材2が家具類と一体構造に
なったと同じになり、すなわち、s寸法だけ家具類の側
面幅が大きくなったと同じで、転倒防止効果がその分増
大する。ただしこの構造で重要なことは、図10(b)
においてP1,P1’およびP2,P2’の作用線がフ
ック13のピン14より夫々e1,e2だけ下方にある
ことでe1,e2の大きいほど本装置の作用は安定して
いる。本実施例は第1実施例に比べ、サポート部材2を
家具類の前側よりに設けれるので、同じsに対しサポー
ト部材2の長さを短くでき、その分重心位置が低くなり
サポート部材2の転倒時間が短くなる。又、サポート部
材2と施錠装置部Kのフック13の動きが同一面内なの
で、図10(c)図示の幅uが小さくでき有利である
が、部品形状が複雑になる。図11は、第3実施例で詳
述した本発明による装置を、特許請求項3によるベース
部材Eに固着した場合の実施例を示すものである。本実
施例ではサポート部材2の先端部に図10(b)に示す
クリアランスδの値を予め調節した硬質ゴムなどの摩擦
板18が取付けてあり、家具類の移動防止の効果があ
る。
で説明する。第1実施例と異なるのは施錠装置部Kの係
合機構である。図10(a)は本発明による装置を家具
類の側面に設けた状態を示す側面図で、サポート部材2
が転倒前の正常位置にある。フック13はピン14に回
転可能に取付けられておりピン1とピン14は各々家具
類の側面に固定されている枠体15に取付けられ、L字
形のサポート部材2はピン1に対し回転可能に取付けら
れ、枠体15に調節可能に取付けられた位置決め部材3
により、前述の如く初期の弱い地震力により家具類の前
側に転倒するよう略垂直の状態に保持させている。地震
力が作用してサポート部材2が前方に転倒する過程で、
該サポート部材2はその尾部mでフック13を上方に持
ち上げながらフック13の下方を通過するが、その直後
フック13は自重又はスプリング(図示ぜず)の作用で
図10(a)の状態に戻る。図10(b)はサポート部
材2が転倒し、その先端部の調節ねじ17が床面に接し
た状態を示す。ところで、サポート部材2の尾部mと、
フック13とのクリアランスδは、サポート部材2が転
倒した状態でフック13が図10(a)の状態に復帰で
きるぎりぎりの寸法に設定しておくことが必要で、この
設定は前記の調節ねじ17で行うか、又は図示はしてい
ないが、床に接するスペーサの厚さを加減することによ
り実施可能である。次に本実施例の作用について説明す
る。地震力により家具類前側底縁Aに対し転倒トルクT
が発生し、家具類が傾きサポート部材2の尾部mとフッ
ク13の先端部nが係合した状態では、トルクTに対応
して図10(b)の図示の箇所に内力P1,P1’,P
2,P2’および調節ねじ17の外力Rとピン1,14
の抗力により、サポート部材2のピン1に対する自由な
回転が拘束され、サポート部材2が家具類と一体構造に
なったと同じになり、すなわち、s寸法だけ家具類の側
面幅が大きくなったと同じで、転倒防止効果がその分増
大する。ただしこの構造で重要なことは、図10(b)
においてP1,P1’およびP2,P2’の作用線がフ
ック13のピン14より夫々e1,e2だけ下方にある
ことでe1,e2の大きいほど本装置の作用は安定して
いる。本実施例は第1実施例に比べ、サポート部材2を
家具類の前側よりに設けれるので、同じsに対しサポー
ト部材2の長さを短くでき、その分重心位置が低くなり
サポート部材2の転倒時間が短くなる。又、サポート部
材2と施錠装置部Kのフック13の動きが同一面内なの
で、図10(c)図示の幅uが小さくでき有利である
が、部品形状が複雑になる。図11は、第3実施例で詳
述した本発明による装置を、特許請求項3によるベース
部材Eに固着した場合の実施例を示すものである。本実
施例ではサポート部材2の先端部に図10(b)に示す
クリアランスδの値を予め調節した硬質ゴムなどの摩擦
板18が取付けてあり、家具類の移動防止の効果があ
る。
【0009】第4実施例 図12(a)はサポート部材2の施錠装置部Kに1枚歯
のラチエット機構を採用した本発明の実施例を示す側面
図で、図12(b)は該装置の部分拡大一部断面の平面
図である。図において、サポート部材2はピン1に遊嵌
合されており、ピン1には1枚歯のラチエットホイール
19がキー20で固定され、該ピン1はベース部材21
に固着し、ベース部材21は木ねじなどで家具類の側面
前方下部に締付けられている。ラチエット22はサポー
ト部材2に取付けられたピン23に遊嵌合され、スプリ
ング24によりその先端部qがラチエットホイール19
の外周面に絶えず接触している。初期の弱い地震力が作
用して、サポート部材2およびラチエット22が図12
(a)で示す仮想線の状態から転倒して、実線で示す状
態になると、ラチエット22の先端部qがラチエットホ
イール19の歯部と噛合うことにより、サポート部材2
は施錠装置部Kと係合し、前述の如く家具類の転倒を防
止する。本実施例による装置の特徴は、サポート部材2
の長さを短くすることができるので転倒時間が短くな
り、かつ構造が簡単なことであるが、構造上支えること
ができるトルクが小さくなるので、軽量・小型の家具類
の転倒防止用装置に適している。。ところで、以上記載
した実施例は、地震初期の比較的弱い地震力が直接サポ
ート部材2に作用して、該部材を転倒させることによっ
て家具類の転倒を防止する装置に関するものであるが、
地震力を直接サポート部材2に作用させるのではなく、
地震による振動を検出するセンサーの働きにより、電気
的制御装置を作動させて図1に図示する如く設けられた
ソレノイドSolを作動させてサポート部材2を押して
転倒させる方法も考えられる。この方法は、地震初期の
極めて微弱な地震にも対応できるので、精密機械ボック
スなどの転倒又は振動の防止には有効であるが、電源と
して電池使用の場合はその寿命管理が大切である。この
ような装置も地震力を利用して作動させているので、本
発明の装置に含まれていることはもちろんである。
のラチエット機構を採用した本発明の実施例を示す側面
図で、図12(b)は該装置の部分拡大一部断面の平面
図である。図において、サポート部材2はピン1に遊嵌
合されており、ピン1には1枚歯のラチエットホイール
19がキー20で固定され、該ピン1はベース部材21
に固着し、ベース部材21は木ねじなどで家具類の側面
前方下部に締付けられている。ラチエット22はサポー
ト部材2に取付けられたピン23に遊嵌合され、スプリ
ング24によりその先端部qがラチエットホイール19
の外周面に絶えず接触している。初期の弱い地震力が作
用して、サポート部材2およびラチエット22が図12
(a)で示す仮想線の状態から転倒して、実線で示す状
態になると、ラチエット22の先端部qがラチエットホ
イール19の歯部と噛合うことにより、サポート部材2
は施錠装置部Kと係合し、前述の如く家具類の転倒を防
止する。本実施例による装置の特徴は、サポート部材2
の長さを短くすることができるので転倒時間が短くな
り、かつ構造が簡単なことであるが、構造上支えること
ができるトルクが小さくなるので、軽量・小型の家具類
の転倒防止用装置に適している。。ところで、以上記載
した実施例は、地震初期の比較的弱い地震力が直接サポ
ート部材2に作用して、該部材を転倒させることによっ
て家具類の転倒を防止する装置に関するものであるが、
地震力を直接サポート部材2に作用させるのではなく、
地震による振動を検出するセンサーの働きにより、電気
的制御装置を作動させて図1に図示する如く設けられた
ソレノイドSolを作動させてサポート部材2を押して
転倒させる方法も考えられる。この方法は、地震初期の
極めて微弱な地震にも対応できるので、精密機械ボック
スなどの転倒又は振動の防止には有効であるが、電源と
して電池使用の場合はその寿命管理が大切である。この
ような装置も地震力を利用して作動させているので、本
発明の装置に含まれていることはもちろんである。
【0010】
【発明の効果】不測の大地震の度に多くの被災者が出て
いるが、この中には家具類の転倒による犠牲者もかなり
含まれている。ところで、以上詳述したように本発明は
家具類の転倒による人的被害や家具内収容物品の損害を
防止するために、地震力を利用して作動する家具類の転
倒防止装置に関するもので、構造が簡単で作動の信頼性
が高く、取付けのためのスペースも少なく、又、既設の
家具類にも容易に取付けることが可能なので、本発明の
装置を家具類に装着することにより地震のときの家具類
の転倒による災害を減少させることができる非常に有益
な発明である。
いるが、この中には家具類の転倒による犠牲者もかなり
含まれている。ところで、以上詳述したように本発明は
家具類の転倒による人的被害や家具内収容物品の損害を
防止するために、地震力を利用して作動する家具類の転
倒防止装置に関するもので、構造が簡単で作動の信頼性
が高く、取付けのためのスペースも少なく、又、既設の
家具類にも容易に取付けることが可能なので、本発明の
装置を家具類に装着することにより地震のときの家具類
の転倒による災害を減少させることができる非常に有益
な発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明請求項1の説明用側面図
【図2】従来技術説明用斜視図
【図3】地震動と時間の関係を示すグラフ
【図4】地震動の大きさと家具類転倒の条件を示す側面
図
図
【図5】本発明第1実施例の斜視図
【図6】サポート部材2の転倒説明用側面図
【図7(a)】本発明第1実施例の施錠装置部Kの係合
を示す正面断面図
を示す正面断面図
【図7(b)】施錠装置部Kのストッパ4の斜視図
【図8】本発明第1実施例の他の施錠装置部Kの係合を
示す正面断面図
示す正面断面図
【図9(a)】本発明第2実施例の斜視図
【図9(b)】第2実施例の施錠装置部Kの係合を示す
正面断面図
正面断面図
【図10(a)】本発明第3実施例の側面図
【図10(b)】第3実施例の施錠装置部Kの係合を示
す側面図
す側面図
【図10(c)】図10(b)の平面図
【図11】本発明第3実施例の装置をベース部材Eに固
着した斜視図
着した斜視図
【図12(a)】本発明第4実施例の側面図
【図12(b)】第4実施例の一部拡大、部分断面の平
面図
面図
1,8,14,23はピン 2はサポート部材 3は位置決め部材 4はストッパ 5,15は収納枠体 6,24はスプリング 7は締付け板 9,16,17はねじ 10は座金 11はサークリップ 12はホルダ 13はフック 18は摩擦板 19はラチエットホイール 20はキー 22はラチエット Eはベース部材 Kは施錠装置部 W,R,F,Pは作用力 h,b,sは長さ Gは重心 ψはサポート部材の傾斜角
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 地震力を利用した家具類の転倒防止装
置
置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、家具類の左右側面に
装備して該家具類が地震により転倒するのを防止するた
めの、地震力により作動する家具類の転倒防止装置に関
するもので、該装置が家具類自体に装備されており、地
震対策として家具類を床や壁部などに固定する必要がな
いので、床や壁部を損傷することなく、又、家具類の移
設のうえでも有利である。
装備して該家具類が地震により転倒するのを防止するた
めの、地震力により作動する家具類の転倒防止装置に関
するもので、該装置が家具類自体に装備されており、地
震対策として家具類を床や壁部などに固定する必要がな
いので、床や壁部を損傷することなく、又、家具類の移
設のうえでも有利である。
【0002】
【従来の技術】家具類は時々設置場所を変更することが
あるので、機械設備のごとく、床にボルトで締付けて固
定することは、通常行われていない。地震対策として、
一般的に行われているのは、図2に示すごとく、家具類
の天井板と壁部とをL形金具(L)と木ねじM1,M2
を用いて固定する方法である。ところで、一般の家屋の
壁構造は比較的弱いので、大きな木ねじを使用すること
かできず、地震力により木ねじM1に作用する引抜力に
対する抵抗性が弱く、上記の方法では、強震時に家具類
の転倒を防止することは困難で、弱震時に家具類の振動
を押さえて、収容物の転倒や、損傷を軽減するのに効果
がある程度である。
あるので、機械設備のごとく、床にボルトで締付けて固
定することは、通常行われていない。地震対策として、
一般的に行われているのは、図2に示すごとく、家具類
の天井板と壁部とをL形金具(L)と木ねじM1,M2
を用いて固定する方法である。ところで、一般の家屋の
壁構造は比較的弱いので、大きな木ねじを使用すること
かできず、地震力により木ねじM1に作用する引抜力に
対する抵抗性が弱く、上記の方法では、強震時に家具類
の転倒を防止することは困難で、弱震時に家具類の振動
を押さえて、収容物の転倒や、損傷を軽減するのに効果
がある程度である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】地震対策として、前記
のごとくL形金具を用いて家具類を固定する方法では耐
震性に問題があり、また時々設置場所を変更する必要が
ある家具類を床に締具で固定することは通常行われな
い。本発明の解決すべき課題は、家具類を床や壁部に締
具で固定することなく、震度階Vの強震に対しても十分
な耐震性を有し、家具自体を加工して組み込む構造、又
は、既設家具類にも容易に装着可能な構造を有する、地
震による家具類の転倒を防止する装置の開発である。
のごとくL形金具を用いて家具類を固定する方法では耐
震性に問題があり、また時々設置場所を変更する必要が
ある家具類を床に締具で固定することは通常行われな
い。本発明の解決すべき課題は、家具類を床や壁部に締
具で固定することなく、震度階Vの強震に対しても十分
な耐震性を有し、家具自体を加工して組み込む構造、又
は、既設家具類にも容易に装着可能な構造を有する、地
震による家具類の転倒を防止する装置の開発である。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め、請求項1の発明においては、図1に示す如く、家具
類の左右側面下方にピン1を取付け、該ピン1にサポー
ト部材2を回転可能に取付ける。該サポート部材2は震
度階III(弱震)〜IV(中震)程度の地震力により
家具類の前方向に転倒する状態に位置決め部材3で保持
されている。又該サポート部材2は、家具類の前方向に
転倒し床面に接した状態でその前端部が家具前面よりs
だけ突出し、この状態で施錠装置部Kと係合し、家具類
を前方向に転倒させようとする地震力に抗し家具類の転
倒を防止することが可能な構造を有することを特徴とす
るものである。請求項2記載の発明は、上記発明の構成
部材を個々に、又は部分組合せした構造体として直接家
具類に設ける構造を有する家具類の転倒防止装置であ
る。請求項3記載の発明は、図10に示す如く、該装置
取付けのため家具類に特別な加工を施す必要がないよ
う、前記発明の構成部材をベース部材Eに取付け、既設
家具類に該ベース部材Eを取付ける構造なので、既設家
具類に適合しやすいことを特徴とした家具類の転倒防止
装置である。
め、請求項1の発明においては、図1に示す如く、家具
類の左右側面下方にピン1を取付け、該ピン1にサポー
ト部材2を回転可能に取付ける。該サポート部材2は震
度階III(弱震)〜IV(中震)程度の地震力により
家具類の前方向に転倒する状態に位置決め部材3で保持
されている。又該サポート部材2は、家具類の前方向に
転倒し床面に接した状態でその前端部が家具前面よりs
だけ突出し、この状態で施錠装置部Kと係合し、家具類
を前方向に転倒させようとする地震力に抗し家具類の転
倒を防止することが可能な構造を有することを特徴とす
るものである。請求項2記載の発明は、上記発明の構成
部材を個々に、又は部分組合せした構造体として直接家
具類に設ける構造を有する家具類の転倒防止装置であ
る。請求項3記載の発明は、図10に示す如く、該装置
取付けのため家具類に特別な加工を施す必要がないよ
う、前記発明の構成部材をベース部材Eに取付け、既設
家具類に該ベース部材Eを取付ける構造なので、既設家
具類に適合しやすいことを特徴とした家具類の転倒防止
装置である。
【0005】
【作用】次に本発明の作用を述べる。通常の地震動は図
3に示す如く、地震発生から最大加速度発生までは、3
〜4秒はかかるので、初期の低い震度、即ち震度階II
I〜IV程度の加速度(8〜80ガル)の時点で、この
地震力によりサポート部材2を家具類の前方向に、家具
類前面よりsだけ突出して転倒させ、その前端部が床面
に接したとき施錠装置部Kと係合することにより、家具
の側面幅を増加したと同じ効果をもたせ、震度階V〜I
Vの最大加速度による地震力のときに家具類の転倒を防
止する作用をする。ところで、上記作用を確実にするた
めには、サポート部材2が転倒したときに、その先端部
の家具前面よりの突出長s寸法が重要なのでs寸法につ
いて述べる。図4において、Gを家具の重心とし、その
位置を(h・b)で示す。重量をW,重力加速度をg
(980ガル)とすると、地震動の加速度αによって重
心に作用するとみなされる地震力FはF=α・W/gで
求められる。地震発生のときに家具類を転倒させようと
働く地震力Fと、これに抵抗する重力Wとの家具類前側
底縁Aに関するトルクの大小により家具類が転倒するか
どか決まる。すなわち、 F・h≦W・b又はα/g≦b/h なら家具類は転倒しない F・h>W・b又はα/g>b/h なら家具類は転倒する。つまり、重心の高さhが小さく
て、bが大きいほど家具類の安定性が大きく転倒しにく
いことになり、家具類のb/hの値で許容される震度α
/g,つまり許容される最大加速度αがきまる。本発明
では、上記の課題を解決するため、図4に示す如く、サ
ポート部材2を家具類前方にsだけ突出させ、かつ施錠
装置部Kと係合させて家具類に固定することにより、b
の値をsだけ長くしてb’とし、最大加速度の許容値を
大きくすることにある。sの値と許容最大加速度の関係
を家具類の中では安定性の悪い通常サイズの本箱、即
ち、高さHが175cm、側面幅Bが30cmで重心G
が該本箱の中心にあると仮定して求めると下記の如くで
ある。 (イ)サポート部材2なしのときは、許容最大加速度α
=168ガル (ロ)震度階IV(烈震),α=250〜400ガルに
対しては b’≧22.3〜35.7cm又はs≧7.3〜20.
7cm で本箱は安定である。 (ハ)α=550ガル(関東大地震程度)にたいしては b’≧49cm又はs>34cm で本箱は安定である。家屋が倒壊するほどの烈震に対し
て、家具類の安定をはかっても無意味であり、一般的に
使用される家具類の高さHは180cm,側面幅Bは6
0cm位なので、実用的なsの値は30cm程度までと
考えるのが妥当である。ところで図2に仮想線で示す如
く、突出長sを有するサポート部材2を予め家具類に固
定した構造では、転倒に対し安定であってもサポート部
材2が家具前面より床面上に突出しているのは危険でも
あり不都合な点があるので、特別な場合を除きこのよう
な構造の家具類はない。一方、振動センサーにより微振
動を検出し、電気装置などによりサポート部材を突出さ
せる方法も考えられるが、移設のことや設備費の点から
一般の家具類には適さない。その点、本発明による装置
は簡単で、s寸法を家具類のサイズに適合して選定さえ
すれば、地震力による家具類の転倒防止に極めて大きな
効果が期待できる。
3に示す如く、地震発生から最大加速度発生までは、3
〜4秒はかかるので、初期の低い震度、即ち震度階II
I〜IV程度の加速度(8〜80ガル)の時点で、この
地震力によりサポート部材2を家具類の前方向に、家具
類前面よりsだけ突出して転倒させ、その前端部が床面
に接したとき施錠装置部Kと係合することにより、家具
の側面幅を増加したと同じ効果をもたせ、震度階V〜I
Vの最大加速度による地震力のときに家具類の転倒を防
止する作用をする。ところで、上記作用を確実にするた
めには、サポート部材2が転倒したときに、その先端部
の家具前面よりの突出長s寸法が重要なのでs寸法につ
いて述べる。図4において、Gを家具の重心とし、その
位置を(h・b)で示す。重量をW,重力加速度をg
(980ガル)とすると、地震動の加速度αによって重
心に作用するとみなされる地震力FはF=α・W/gで
求められる。地震発生のときに家具類を転倒させようと
働く地震力Fと、これに抵抗する重力Wとの家具類前側
底縁Aに関するトルクの大小により家具類が転倒するか
どか決まる。すなわち、 F・h≦W・b又はα/g≦b/h なら家具類は転倒しない F・h>W・b又はα/g>b/h なら家具類は転倒する。つまり、重心の高さhが小さく
て、bが大きいほど家具類の安定性が大きく転倒しにく
いことになり、家具類のb/hの値で許容される震度α
/g,つまり許容される最大加速度αがきまる。本発明
では、上記の課題を解決するため、図4に示す如く、サ
ポート部材2を家具類前方にsだけ突出させ、かつ施錠
装置部Kと係合させて家具類に固定することにより、b
の値をsだけ長くしてb’とし、最大加速度の許容値を
大きくすることにある。sの値と許容最大加速度の関係
を家具類の中では安定性の悪い通常サイズの本箱、即
ち、高さHが175cm、側面幅Bが30cmで重心G
が該本箱の中心にあると仮定して求めると下記の如くで
ある。 (イ)サポート部材2なしのときは、許容最大加速度α
=168ガル (ロ)震度階IV(烈震),α=250〜400ガルに
対しては b’≧22.3〜35.7cm又はs≧7.3〜20.
7cm で本箱は安定である。 (ハ)α=550ガル(関東大地震程度)にたいしては b’≧49cm又はs>34cm で本箱は安定である。家屋が倒壊するほどの烈震に対し
て、家具類の安定をはかっても無意味であり、一般的に
使用される家具類の高さHは180cm,側面幅Bは6
0cm位なので、実用的なsの値は30cm程度までと
考えるのが妥当である。ところで図2に仮想線で示す如
く、突出長sを有するサポート部材2を予め家具類に固
定した構造では、転倒に対し安定であってもサポート部
材2が家具前面より床面上に突出しているのは危険でも
あり不都合な点があるので、特別な場合を除きこのよう
な構造の家具類はない。一方、振動センサーにより微振
動を検出し、電気装置などによりサポート部材を突出さ
せる方法も考えられるが、移設のことや設備費の点から
一般の家具類には適さない。その点、本発明による装置
は簡単で、s寸法を家具類のサイズに適合して選定さえ
すれば、地震力による家具類の転倒防止に極めて大きな
効果が期待できる。
【0006】
【実施例】以下この発明を具体化した実施例を図面に従
って説明する。 第1実施例 特許請求項1,2の実施例を図5により説明する。収納
家具類は通常背面を壁側に向け壁に接近して設置されて
いる。したがって、本発明による装置は図示の家具類が
前側に転倒するのを防止するような機能を有するもの
で、家具類の両側面に取付けられている(図5では片側
分のみ図示)。ピン1が家具類側面後方下部に取付けら
れており、該ピン1上にサポート部材2が回転可能に取
付けられ、又、該サポート部材2は地震初期の弱い地震
力により家具類の前方向に転倒する状態に位置決め部材
3で保持されている。上記状態の位置を設定するため、
該位置決め部材3は位置調節可能な構造で家具類側面に
設けられている。そして、サポート部材2の保持を安定
させるため永久磁石やゴム磁石を内蔵すいることも有り
うるものとする。本発明では地震初期の弱い地震力によ
りサポート部材2が家具類の前方に転倒する構造が重要
であり、該部材の転倒に関し図6について説明する。通
常、サポート部材2は垂直状態より家具類の後方に角φ
だけ傾いた状態で位置決め部材3で保持されている。但
し、位置決め部材3が磁石類を内蔵する場合は垂直位置
より前方にφだけ傾けて位置決めされることもありう
る。この傾斜角φは前記地震初期の弱い地震力でサポー
ト部材2が家具類の前方に転倒することを条件として設
定されている。図6において、Wsはサポート部材2の
重量,Gsはその重心,rを重心とピン1の距離りと
し、サポート部材2に作用する地震初期の加速度をαs
とすると、サポート部材2の重心に作用する地震力は Fs=αs・Ws/g である。しかして、サポート部材2はその回転中心Oに
対する地震力Fsと、自重Wsのモーメントが Fs・r・cosφ>Ws・r・sinφ又はtanφ
<αs/g になるようφを設定しており、かつφの値はかなり小さ
く設定可能なので、地震初期の十分弱い地震に対してサ
ポート部材2を転倒させることが出来る。たとえば、φ
を1度とするとαsが17ガル(弱震時に相当)程度で
サポート部材2は前側に回転運動をおこす。ところで該
サポート部材2が垂直状態より前方に傾いた状態では、
たとえ地震力が消滅しても自重Wsにより前側に転倒を
続ける。本発明ではサポート部材2の転倒にようする時
間が問題で、地震の最大加速度発生までに該サポート部
材2は、その先端部が床面に接するまで、すなわち約9
0度転倒し施錠装置部Kと係合していなければならな
い。かりに、重力の作用のみでサポート部材2が90度
転倒した場合の転倒時間は、摩擦抵抗を考慮しなけれ
ば、該サポート部材2の重心位置、すなわち図6のr寸
法のみの関数として求められ、例えばrが15cmなら
転倒時間は約0.6秒で、rが30cmのときは約0.
8秒となり、転倒時間はrの平方根に略比例して求めら
れる。本発明の装置においては、前述の如く転倒時間の
短いほど有利なので家具類のサイズに適合した最小のs
寸法を選定し、同時に、サポート部材2の重心位置を低
くすることが好ましい。通常の地震動では図3に示され
るごとく最大加速度発生までに3〜4秒はかかるので、
上記の転倒時間なら十分家具類の転倒防止の機能を有す
ることは明らかである。次に図7に従って施錠装置部K
の構造および作用について説明する。ストッパ4は図8
の斜視図に示すごとく、胴部が四角形のため収納枠体5
の中では回転が拘束され、x軸線方向にのみスライドで
きる構造を有し、かつスプリング6によりプレート7に
押し付けられており、又ストッパ4の前面fはスライド
軸線xに対して傾斜角γを有しており、施錠装置部Kは
木ねじにより家具類の側面に固定されている。次にサポ
ート部材2と施錠装置部Kの係合について説明する。サ
ポート部材2が転倒中の仮想線の位置2(a)から施錠
装置部Kのストッパ4を矢印M方向にx線に沿ってスラ
イドさせながら最降下位置の2(b)に達した状態で
は、ストッパ4は図7に示す状態に戻り、サポート部材
2と係合状態になる。この状態で、サポート部材2がな
い場合に家具類を転倒させるほどの大きな地震力が作用
したとき、サポート部材2よりストッパ4に作用する係
合力P1は枠体5を通じての家具類側板部よりの反力P
2,P3によって支えられる。すなわちサポート部材2
は家具類の側面に固着されたと同様の作用により、家具
類の転倒を防止する。図9は施錠装置部Kの他の実施例
を示すもので、ストッパ4がピン8を中心に回転できる
構造で、該ストッパ4に作用する係合力P1はストッパ
4と枠体5の間の反力P4によって支える方式で図7の
構造に比べ小さな力でストッパ4を作動させることがで
きる。
って説明する。 第1実施例 特許請求項1,2の実施例を図5により説明する。収納
家具類は通常背面を壁側に向け壁に接近して設置されて
いる。したがって、本発明による装置は図示の家具類が
前側に転倒するのを防止するような機能を有するもの
で、家具類の両側面に取付けられている(図5では片側
分のみ図示)。ピン1が家具類側面後方下部に取付けら
れており、該ピン1上にサポート部材2が回転可能に取
付けられ、又、該サポート部材2は地震初期の弱い地震
力により家具類の前方向に転倒する状態に位置決め部材
3で保持されている。上記状態の位置を設定するため、
該位置決め部材3は位置調節可能な構造で家具類側面に
設けられている。そして、サポート部材2の保持を安定
させるため永久磁石やゴム磁石を内蔵すいることも有り
うるものとする。本発明では地震初期の弱い地震力によ
りサポート部材2が家具類の前方に転倒する構造が重要
であり、該部材の転倒に関し図6について説明する。通
常、サポート部材2は垂直状態より家具類の後方に角φ
だけ傾いた状態で位置決め部材3で保持されている。但
し、位置決め部材3が磁石類を内蔵する場合は垂直位置
より前方にφだけ傾けて位置決めされることもありう
る。この傾斜角φは前記地震初期の弱い地震力でサポー
ト部材2が家具類の前方に転倒することを条件として設
定されている。図6において、Wsはサポート部材2の
重量,Gsはその重心,rを重心とピン1の距離りと
し、サポート部材2に作用する地震初期の加速度をαs
とすると、サポート部材2の重心に作用する地震力は Fs=αs・Ws/g である。しかして、サポート部材2はその回転中心Oに
対する地震力Fsと、自重Wsのモーメントが Fs・r・cosφ>Ws・r・sinφ又はtanφ
<αs/g になるようφを設定しており、かつφの値はかなり小さ
く設定可能なので、地震初期の十分弱い地震に対してサ
ポート部材2を転倒させることが出来る。たとえば、φ
を1度とするとαsが17ガル(弱震時に相当)程度で
サポート部材2は前側に回転運動をおこす。ところで該
サポート部材2が垂直状態より前方に傾いた状態では、
たとえ地震力が消滅しても自重Wsにより前側に転倒を
続ける。本発明ではサポート部材2の転倒にようする時
間が問題で、地震の最大加速度発生までに該サポート部
材2は、その先端部が床面に接するまで、すなわち約9
0度転倒し施錠装置部Kと係合していなければならな
い。かりに、重力の作用のみでサポート部材2が90度
転倒した場合の転倒時間は、摩擦抵抗を考慮しなけれ
ば、該サポート部材2の重心位置、すなわち図6のr寸
法のみの関数として求められ、例えばrが15cmなら
転倒時間は約0.6秒で、rが30cmのときは約0.
8秒となり、転倒時間はrの平方根に略比例して求めら
れる。本発明の装置においては、前述の如く転倒時間の
短いほど有利なので家具類のサイズに適合した最小のs
寸法を選定し、同時に、サポート部材2の重心位置を低
くすることが好ましい。通常の地震動では図3に示され
るごとく最大加速度発生までに3〜4秒はかかるので、
上記の転倒時間なら十分家具類の転倒防止の機能を有す
ることは明らかである。次に図7に従って施錠装置部K
の構造および作用について説明する。ストッパ4は図8
の斜視図に示すごとく、胴部が四角形のため収納枠体5
の中では回転が拘束され、x軸線方向にのみスライドで
きる構造を有し、かつスプリング6によりプレート7に
押し付けられており、又ストッパ4の前面fはスライド
軸線xに対して傾斜角γを有しており、施錠装置部Kは
木ねじにより家具類の側面に固定されている。次にサポ
ート部材2と施錠装置部Kの係合について説明する。サ
ポート部材2が転倒中の仮想線の位置2(a)から施錠
装置部Kのストッパ4を矢印M方向にx線に沿ってスラ
イドさせながら最降下位置の2(b)に達した状態で
は、ストッパ4は図7に示す状態に戻り、サポート部材
2と係合状態になる。この状態で、サポート部材2がな
い場合に家具類を転倒させるほどの大きな地震力が作用
したとき、サポート部材2よりストッパ4に作用する係
合力P1は枠体5を通じての家具類側板部よりの反力P
2,P3によって支えられる。すなわちサポート部材2
は家具類の側面に固着されたと同様の作用により、家具
類の転倒を防止する。図9は施錠装置部Kの他の実施例
を示すもので、ストッパ4がピン8を中心に回転できる
構造で、該ストッパ4に作用する係合力P1はストッパ
4と枠体5の間の反力P4によって支える方式で図7の
構造に比べ小さな力でストッパ4を作動させることがで
きる。
【0007】第2実施例 特許請求項3の実施例を図10により説明する。この実
施例は、請求項1の発明を構成する部材をベース部材E
に取付け、該ベース部材Eをねじ9で座金10を介して
家具類に締付け固定する構造になっている。構成部材で
第1実施例と異なるのは、ストッパ4をサポート部材2
に設けたことで、そのためストッパ4と係合するホルダ
12をベース部材Eに固着した構造を採用している。図
11はサポート部材2とホルダ12がストッパ4を介し
て係合した状態を示す断面図で、ストッパ4はスプリン
グ6により押し出されており、その最前進位置はサーク
リップ11で規制されており、後退は可能な構造で、そ
の作用は第1実施例で説明したと同じである。本実施例
の構造は第1実施例の構造に比べ若干取付けの前面幅が
大きくなるが、既設の家具類に特別な加工を施すことな
く装着できる利点がある。
施例は、請求項1の発明を構成する部材をベース部材E
に取付け、該ベース部材Eをねじ9で座金10を介して
家具類に締付け固定する構造になっている。構成部材で
第1実施例と異なるのは、ストッパ4をサポート部材2
に設けたことで、そのためストッパ4と係合するホルダ
12をベース部材Eに固着した構造を採用している。図
11はサポート部材2とホルダ12がストッパ4を介し
て係合した状態を示す断面図で、ストッパ4はスプリン
グ6により押し出されており、その最前進位置はサーク
リップ11で規制されており、後退は可能な構造で、そ
の作用は第1実施例で説明したと同じである。本実施例
の構造は第1実施例の構造に比べ若干取付けの前面幅が
大きくなるが、既設の家具類に特別な加工を施すことな
く装着できる利点がある。
【0008】第3実施例 特許請求項1,2の他の実施例を図12〜14で説明す
る。第1実施例と異なるのは施錠装置部Kの係合機構で
ある。図12は本発明による装置を家具類の側面に設け
た状態を示す側面図で、サポート部材2が転倒前の正常
位置にある。フック13はピン14に回転可能に取付け
られておりピン1とピン14は各々家具類の側面に固定
されている枠体15に取付けられ、L字形のサポート部
材2はピン1に対し回転可能に取付けられ、枠体15に
調節可能に取付けられた位置決め部材3により、前述の
如く初期の弱い地震力により家具類の前側に転倒するよ
う略垂直の状態に保持させている。地震力が作用してサ
ポート部材2が前方に転倒する過程で、該サポート部材
2はその尾部mでフック13を上方に持ち上げながらフ
ック13の下方を通過するが、その直後フック13は自
重又はスプリング(図示ぜず)の作用で図12の状態に
戻る。図13はサポート部材2が転倒し、その先端部の
調節ねじ17が床面に接した状態を示す。ところで、サ
ポート部材2の尾部mと、フック13とのクリアランス
δは、サポート部材2が転倒した状態でフック13が図
12の状態に復帰できるぎりぎりの寸法に設定しておく
ことが必要で、この設定は前記の調節ねじ17で行う
か、又は図示はしていないが、床に接するスペーサの厚
さを加減することにより実施可能である。次に本実施例
の作用について説明する。地震力により家具類前側底縁
Aに対し転倒トルクTが発生し、家具類が傾きサポート
部材2の尾部mとフック13の先端部nが係合した状態
では、トルクTに対応して図13の図示の箇所に内力P
1,P1’,P2,P2’および調節ねじ17の外力R
とピン1,14の抗力により、サポート部材2のピン1
に対する自由な回転が拘束され、サポート部材2が家具
類と一体構造になったと同じになり、すなわち、s寸法
だけ家具類の側面幅が大きくなったと同じで、転倒防止
効果がその分増大する。ただしこの構造で重要なこと
は、図13においてP1,P1’およびP2,P2’の
作用線がフック13のピン14より夫々e1,e2だけ
下方にあることでe1,e2の大きいほど本装置の作用
は安定している。本実施例は第1実施例に比べ、サポー
ト部材2を家具類の前側よりに設けれるので、同じsに
対しサポート部材2の長さを短くでき、その分重心位置
が低くなりサポート部材2の転倒時間が短くなる。又、
サポート部材2と施錠装置部Kのフック13の動きが同
一面内なので、図14図示の幅uが小さくでき有利であ
るが、部品形状が複雑になる。図15は、第3実施例で
詳述した本発明による装置を、特許請求項3によるベー
ス部材Eに固着した場合の実施例を示すものである。本
実施例ではサポート部材2の先端部に図13に示すクリ
アランスδの値を予め調節した硬質ゴムなどの摩擦板1
8が取付けてあり、家具類の移動防止の効果がある。
る。第1実施例と異なるのは施錠装置部Kの係合機構で
ある。図12は本発明による装置を家具類の側面に設け
た状態を示す側面図で、サポート部材2が転倒前の正常
位置にある。フック13はピン14に回転可能に取付け
られておりピン1とピン14は各々家具類の側面に固定
されている枠体15に取付けられ、L字形のサポート部
材2はピン1に対し回転可能に取付けられ、枠体15に
調節可能に取付けられた位置決め部材3により、前述の
如く初期の弱い地震力により家具類の前側に転倒するよ
う略垂直の状態に保持させている。地震力が作用してサ
ポート部材2が前方に転倒する過程で、該サポート部材
2はその尾部mでフック13を上方に持ち上げながらフ
ック13の下方を通過するが、その直後フック13は自
重又はスプリング(図示ぜず)の作用で図12の状態に
戻る。図13はサポート部材2が転倒し、その先端部の
調節ねじ17が床面に接した状態を示す。ところで、サ
ポート部材2の尾部mと、フック13とのクリアランス
δは、サポート部材2が転倒した状態でフック13が図
12の状態に復帰できるぎりぎりの寸法に設定しておく
ことが必要で、この設定は前記の調節ねじ17で行う
か、又は図示はしていないが、床に接するスペーサの厚
さを加減することにより実施可能である。次に本実施例
の作用について説明する。地震力により家具類前側底縁
Aに対し転倒トルクTが発生し、家具類が傾きサポート
部材2の尾部mとフック13の先端部nが係合した状態
では、トルクTに対応して図13の図示の箇所に内力P
1,P1’,P2,P2’および調節ねじ17の外力R
とピン1,14の抗力により、サポート部材2のピン1
に対する自由な回転が拘束され、サポート部材2が家具
類と一体構造になったと同じになり、すなわち、s寸法
だけ家具類の側面幅が大きくなったと同じで、転倒防止
効果がその分増大する。ただしこの構造で重要なこと
は、図13においてP1,P1’およびP2,P2’の
作用線がフック13のピン14より夫々e1,e2だけ
下方にあることでe1,e2の大きいほど本装置の作用
は安定している。本実施例は第1実施例に比べ、サポー
ト部材2を家具類の前側よりに設けれるので、同じsに
対しサポート部材2の長さを短くでき、その分重心位置
が低くなりサポート部材2の転倒時間が短くなる。又、
サポート部材2と施錠装置部Kのフック13の動きが同
一面内なので、図14図示の幅uが小さくでき有利であ
るが、部品形状が複雑になる。図15は、第3実施例で
詳述した本発明による装置を、特許請求項3によるベー
ス部材Eに固着した場合の実施例を示すものである。本
実施例ではサポート部材2の先端部に図13に示すクリ
アランスδの値を予め調節した硬質ゴムなどの摩擦板1
8が取付けてあり、家具類の移動防止の効果がある。
【0009】第4実施例 図16はサポート部材2の施錠装置部Kに1枚歯のラチ
エット機構を採用した本発明の実施例を示す側面図で、
図17は該装置の部分拡大一部断面の平面図である。図
において、サポート部材2はピン1に遊嵌合されてお
り、ピン1には1枚歯のラチエットホイール19がキー
20で固定され、該ピン1はベース部材21に固着し、
ベース部材21は木ねじなどで家具類の側面前方下部に
締付けられている。ラチエット22はサポート部材2に
取付けられたピン23に遊嵌合され、スプリング24に
よりその先端部qがラチエットホイール19の外周面に
絶えず接触している。初期の弱い地震力が作用して、サ
ポート部材2およびラチエット22が図16で示す仮想
線の状態から転倒して、実線で示す状態になると、ラチ
エット22の先端部qがラチエットホイール19の歯部
と噛合うことにより、サポート部材2は施錠装置部Kと
係合し、前述の如く家具類の転倒を防止する。本実施例
による装置の特徴は、サポート部材2の長さを短くする
ことができるので転倒時間が短くなり、かつ構造が簡単
なことであるが、構造上支えることができるトルクが小
さくなるので、軽量・小型の家具類の転倒防止用装置に
適している。。ところで、以上記載した実施例は、地震
初期の比較的弱い地震力が直接サポート部材2に作用し
て、該部材を転倒させることによって家具類の転倒を防
止する装置に関するものであるが、地震力を直接サポー
ト部材2に作用させるのではなく、地震による振動を検
出するセンサーの働きにより、電気的制御装置を作動さ
せて図1に図示する如く設けられたソレノイドSolを
作動させてサポート部材2を押して転倒させる方法も考
えられる。この方法は、地震初期の極めて微弱な地震に
も対応できるので、精密機械ボックスなどの転倒又は振
動の防止には有効であるが、電源として電池使用の場合
はその寿命管理が大切である。このような装置も地震力
を利用して作動させているので、本発明の装置に含まれ
ていることはもちろんである。
エット機構を採用した本発明の実施例を示す側面図で、
図17は該装置の部分拡大一部断面の平面図である。図
において、サポート部材2はピン1に遊嵌合されてお
り、ピン1には1枚歯のラチエットホイール19がキー
20で固定され、該ピン1はベース部材21に固着し、
ベース部材21は木ねじなどで家具類の側面前方下部に
締付けられている。ラチエット22はサポート部材2に
取付けられたピン23に遊嵌合され、スプリング24に
よりその先端部qがラチエットホイール19の外周面に
絶えず接触している。初期の弱い地震力が作用して、サ
ポート部材2およびラチエット22が図16で示す仮想
線の状態から転倒して、実線で示す状態になると、ラチ
エット22の先端部qがラチエットホイール19の歯部
と噛合うことにより、サポート部材2は施錠装置部Kと
係合し、前述の如く家具類の転倒を防止する。本実施例
による装置の特徴は、サポート部材2の長さを短くする
ことができるので転倒時間が短くなり、かつ構造が簡単
なことであるが、構造上支えることができるトルクが小
さくなるので、軽量・小型の家具類の転倒防止用装置に
適している。。ところで、以上記載した実施例は、地震
初期の比較的弱い地震力が直接サポート部材2に作用し
て、該部材を転倒させることによって家具類の転倒を防
止する装置に関するものであるが、地震力を直接サポー
ト部材2に作用させるのではなく、地震による振動を検
出するセンサーの働きにより、電気的制御装置を作動さ
せて図1に図示する如く設けられたソレノイドSolを
作動させてサポート部材2を押して転倒させる方法も考
えられる。この方法は、地震初期の極めて微弱な地震に
も対応できるので、精密機械ボックスなどの転倒又は振
動の防止には有効であるが、電源として電池使用の場合
はその寿命管理が大切である。このような装置も地震力
を利用して作動させているので、本発明の装置に含まれ
ていることはもちろんである。
【0010】
【発明の効果】不測の大地震の度に多くの被災者が出て
いるが、この中には家具類の転倒による犠牲者もかなり
含まれている。ところで、以上詳述したように本発明は
家具類の転倒による人的被害や家具内収容物品の損害を
防上するために、地震力を利用して作動する家具類の転
倒防止装置に関するもので、構造が簡単で作動の信頼性
が高く、取付けのためのスベースも少なく、又、既設の
家具類にも容易に取付けることが可能なので、本発明の
装置を家具類に装着することにより地震のときの家具類
の転倒による災害を減少させることができる非常に有益
な発明である。
いるが、この中には家具類の転倒による犠牲者もかなり
含まれている。ところで、以上詳述したように本発明は
家具類の転倒による人的被害や家具内収容物品の損害を
防上するために、地震力を利用して作動する家具類の転
倒防止装置に関するもので、構造が簡単で作動の信頼性
が高く、取付けのためのスベースも少なく、又、既設の
家具類にも容易に取付けることが可能なので、本発明の
装置を家具類に装着することにより地震のときの家具類
の転倒による災害を減少させることができる非常に有益
な発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明請求項1の説明用側面図
【図2】従来技術説明用斜視図
【図3】地震動と時間の関係を示すグラフ
【図4】地震動の大きさと家具類転倒の条件を示す側面
図
図
【図5】本発明第1実施例の斜視図
【図6】サポート部材2の転倒説明用側面図
【図7】本発明第1実施例の施錠装置部Kの係合を示す
正面断面図
正面断面図
【図8】施錠装置部Kのストッパ4の斜視図
【図9】本発明第1実施例の他の施錠装置部Kの係合を
示す正面断面図
示す正面断面図
【図10】本発明第2実施例の斜視図
【図11】第2実施例の施錠装置部Kの係合を示す正面
断面図
断面図
【図12】本発明第3実施例の側面図
【図13】第3実施例の施錠装置部Kの係合を示す側面
図
図
【図14】第3実施例の施錠装置部Kの係合を示す平面
図
図
【図15】本発明第3実施例の装置をベース部材Eに固
着した斜視図
着した斜視図
【図16】本発明第4実施例の側面図
【図17】第4実施例の一部拡大、部分断面の平面図
【符号の説明】 1,8,14,23はピン 2はサポート部材 3は位置決め部材 4はストッパ 5,15は収納枠体 6,24はスプリング 7は締付け板 9,16,17はねじ 10は座金 11はサークリップ 12はホルダ 13はフック 18は摩擦板 19はラチエットホイール 20はキー 22はラチエット Eはベース部材 Kは施錠装置部 W,R,F,Pは作用力 h,b,sは長さ Gは重心 φはサポート部材の傾斜角
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図8】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図17】
【図15】
【図16】
Claims (3)
- 【請求項1】(イ)家具類(主に箱形の収納家具の総称
として記載)の左右側面下方にピン1を設ける。 (ロ)ピン1に回転可能に取付けられ、地震力の作用に
より家具類の前側に転倒し、前端部が床面に接した状態
で、前端部が家具類の前面よりsだけ突出しているサポ
ート部材2を設ける。 (ハ)震度階III(弱震)〜IV(中震)で、地震の
加速度が8〜80ガル程度の地震力がサポート部材2に
作用したとき、サポート部材2が家具類の前側の床面に
転倒するようにサポート部材2の取付け傾斜角ψの調節
が可能な位置決め部材3を設ける。 (ニ)サポート部材2が家具類の前側に転倒し、その前
部が床面に接した状態で、施錠装置部Kとサポート部材
2が係合し、家具類をその前方向に転倒させようとする
地震力に対して、サポート部材2の支持ピン1,施錠装
置部K,サポート部材2の先端部に作用する力により、
サポート部材2が家具類の側面に固着されたと同様の作
用により、家具類の転倒を防止する抵抗トルクを与える
ための施錠装置部Kを設ける。 以上の如く構成された、地震力を利用した家具類の転倒
防止装置。 - 【請求項2】 ピン1、位置決め部材3,施錠装置部K
を単独に、又は部分組合せした構造体として、直接家具
類に取付けた、請求項1の地震力を利用した家具類の転
倒防止装置。 - 【請求項3】 ベース部材Eに、請求項1記載の部品を
取付け、該ベース部材Eの前後の折り曲がり部で家具類
をはさみ、家具類の前側又は後側又は前後より座金10
を介してベース部材Eを家具類に締付け固定することに
より、既設の家具類に該装置取付けのための特別な加工
を施す必要もなく、また、該装置取付けによって家具類
に損傷を与えることのないことを特徴とした、請求項1
記載の地震力を利用した家具類の転倒防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26344095A JPH0970328A (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 地震力を利用した家具類の転倒防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26344095A JPH0970328A (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 地震力を利用した家具類の転倒防止装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0970328A true JPH0970328A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=17389541
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26344095A Pending JPH0970328A (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 地震力を利用した家具類の転倒防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0970328A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102217905B1 (ko) * | 2020-06-30 | 2021-02-19 | 주식회사 퍼맥스 | 가구용 전도방지장치 |
-
1995
- 1995-09-05 JP JP26344095A patent/JPH0970328A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102217905B1 (ko) * | 2020-06-30 | 2021-02-19 | 주식회사 퍼맥스 | 가구용 전도방지장치 |
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