JPH0970600A - 浄化システム - Google Patents

浄化システム

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JPH0970600A
JPH0970600A JP17723496A JP17723496A JPH0970600A JP H0970600 A JPH0970600 A JP H0970600A JP 17723496 A JP17723496 A JP 17723496A JP 17723496 A JP17723496 A JP 17723496A JP H0970600 A JPH0970600 A JP H0970600A
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Japan
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purification
stone
water
activated
treated
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JP17723496A
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Minoru Matsunami
実 松波
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルタや殺菌装置を使用することなく、浄
化機能を向上させることができると共に、コストも低減
させることができ、しかも安全性に優れた浄化システム
を提供する。 【構成】 浴槽10から送り出された浴水W中には、鉄
イオン付加装置14によって鉄イオンが付加される。こ
れにより磁気処理装置16における磁気処理が促進さ
れ、嫌気性菌の増殖が抑制されると共に、浴槽10内の
有機物等の凝集効果が高まる。浄化タンク装置17では
活性石間にそれぞれ均等なクリアランスが形成されてい
る。このため、各活性石に対して均等に水の接触が行な
われると共に、各活性石に対して酸素および有機物がバ
ランスよく付着し、好気性浄化菌の増殖条件が整う一
方、嫌気性菌の増殖が抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、好気性浄化菌の作用に
より被処理水の浄化を行うための浄化システムに係り、
特に浴槽等の被処理槽に設けられる循環装置に適用され
て好適な浄化システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の浄化システム、例えば浴
槽の循環浄化システムは、図10に示したように構成さ
れている。この浄化システム100は、浴槽110の流
出口112aと流入口112bとの間を配管により連結
してなる循環回路111を備えている。循環回路111
には被処理水(浴水W)を循環させるためのポンプ装置
114が設置されている。浴槽110内には、流出口1
12aを覆うように毛髪捕獲部材(ヘアキャッチャー)
113が設けられ、循環回路111内への毛髪の混入を
防止し、ポンプ装置114を毛髪等の絡み付きから保護
するようになっている。
【0003】ポンプ装置114の下流側には浄化タンク
装置116が設置されている。この浄化タンク装置11
6の内部には好気性浄化菌着装用の活性石116aが収
容されており、この好気性浄化菌により流入した浴水W
中の汚れ(有機物や微生物)を除去し浄化するようにな
っている。ポンプ装置114と浄化タンク装置116と
の間には、浴水W中の微小異物を除去するための一次フ
ィルタ115が設けられている。
【0004】浄化タンク装置116と浴槽110との間
において、浴槽110の近傍位置には、オゾンまたは紫
外線を用いた殺菌装置119が配設されている。
【0005】この浄化システム100では、更に、一次
フィルタ115と浄化タンク116との間の循環回路1
11と浄化タンク装置116の底部との間には逆洗浄パ
イプ117が配設されている。逆洗浄パイプ117には
バルブ117aが設けられている。浄化タンク装置11
6の頂部には、バルブ118aが設けられた逆洗浄パイ
プ118の一端部が連結されている。これらバルブ11
7a,118aは循環時(浄化動作中)には閉じられて
いる。
【0006】この従来の浄化システム100では、ポン
プ装置114が駆動されると、浴槽110中の浴水Wは
図に実線の矢印で示したように、流出口112aを経て
循環回路111内を循環した後、流入口112bを通過
して浴槽110内に放出される。この循環中において、
浴水W内の毛髪は毛髪捕獲部材(ヘアキャッチャー)1
13において捕獲される。これにより循環回路111内
への毛髪の混入が防止され、ポンプ装置114に毛髪等
が絡み付くようなことがなくなる。毛髪捕獲部材113
を経た浴水Wはポンプ装置114を通過して一次フィル
タ115により微小異物が除去された後、浄化タンク装
置116に流入して好気性浄化菌によって汚れが除去さ
れ浄化される。浄化タンク装置116を通過して浄化さ
れた浴水Wは殺菌装置119においてオゾンあるいは紫
外線により殺菌された後、浴槽110内に放出される。
【0007】このような作用を行う従来の浄化システム
100においては、浄化タンク装置116の洗浄を定期
的に行う必要がある。すなわち、逆洗浄パイプ117,
118に設けられたバルブ117a,118aを共に開
けるもので、これにより浴水Wが、図に破線の矢印で示
したように、浄化タンク装置116内を底部から上部ま
で流れ、有機物と共に逆洗浄パイプ118を経て循環回
路111の外部に放出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の浄化システム100では、次のような種々の問題
があった。第1に、浄化タンク装置116の前段に一次
フィルタ115が必要であったため、この一次フィルタ
115に浴槽110中に発生した有機物が多量に付着し
てしまい、酸欠状態となる。このため嫌気性菌が発生し
やすくなり、浴槽110中に臭気が発生するという問題
があった。また、この一次フィルタ115において多量
に有機物が付着することから、下流側の浄化タンク装置
116内の濾材(活性石116a)に必要な有機物量が
不足し、その結果好気性浄化菌が減少し、十分に浄化で
きないという問題があった。更に、このような一次フィ
ルタ115は定期的な交換が必要であり、メンテナンス
に手間がかかると共にコストがかかるという問題もあっ
た。
【0009】第2に、従来の浄化システム100におい
ては、浄化タンク装置116で嫌気性菌が発生しやすい
ことから定期的に洗浄(逆洗浄)が必要であり、このと
き有機物や嫌気性菌を浴水Wと共に逆洗浄パイプ118
を通じて浄化タンク装置116外に排除している。この
ことからも、浄化タンク装置116内の濾材(活性石1
16a)に必要な有機物量が不足し、その結果好気性浄
化菌が減少し、十分に浄化できないという問題があっ
た。また、この逆洗浄作業は、定期的に行う必要がある
ことから、水を無駄に使うことになり、節水の点から好
ましくなく、コストがかかるという問題もあった。
【0010】第3に、従来の浄化システム100におい
ては、殺菌装置119を用いてオゾン等により殺菌して
いるが、このオゾンが浴水W中に残留する。この残留オ
ゾンが浄化タンク装置116内に流入し、その結果浄化
タンク装置116内の好気性浄化菌が減少または死滅す
ることがあり、このことも十分な浄化を行うことができ
ない要因となっていた。また、オゾンや紫外線の使用は
コストがかかると共に、人体の安全性にも問題があり、
好ましくない。
【0011】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、従来のフィルタや殺菌装置を使用す
ることなく、より浄化機能を向上させることができると
共に、コストも低減させることができ、しかも安全性に
優れており環境改善に好適な浄化システムを提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の浄化シス
テムは、被処理槽の流出口と流入口との間に循環回路を
形成し、ポンプ装置により被処理水を前記循環回路内で
循環させると共に被処理水の浄化を行うものであって、
前記循環回路中の被処理水に鉄イオンを付加する鉄イオ
ン付加手段と、この鉄イオン付加手段により鉄イオンが
付加された被処理水を磁気処理することにより嫌気性菌
の繁殖力を抑制する磁気処理手段と、好気性浄化菌着装
用の活性石が収容され、前記磁気処理手段により磁気処
理された後の被処理水の浄化を行う浄化タンク装置とを
備えている。
【0013】この浄化システムでは、鉄イオン付加手段
により循環回路中の被処理水に積極的に鉄イオンが付加
される。この鉄イオン付加手段により鉄イオンが付加さ
れた被処理水は、磁気処理手段によって磁気処理がなさ
れ、これにより嫌気性菌の繁殖力が抑制される。その
後、この被処理水は浄化タンク装置内の好気性浄化菌に
より充分な浄化処理がなされる。
【0014】請求項2記載の浄化システムは、請求項1
記載のものにおいて、前記鉄イオン付加手段が、循環回
路中に付加する鉄イオンの量を調整する機能を有するよ
うに構成したものである。
【0015】請求項3記載の浄化システムは、請求項1
または2記載のものにおいて、前記浄化タンク装置が、
それぞれ前記循環回路に連結される被処理水の流入口お
よび流出口を有すると共に内部に多数の好気性浄化菌着
装用の活性石が収容されるタンク本体と、このタンク本
体内に収容された多数の活性石間に所望のクリアランス
を形成するクリアランス形成手段とを有するように構成
したものである。
【0016】また、請求項4記載の浄化システムは、請
求項3記載のものにおいて、前記クリアランス形成手段
を、多数の開孔が形成されると共に、前記タンク本体内
に前記タンク本体の内壁面との間に所定の間隙をもって
載置される石収容籠と、各々多数の開孔が形成されてな
る複数の間仕切壁を有すると共に前記石収容籠内に設置
される間仕切り部材とにより構成し、多数の活性石を前
記石収容籠と間仕切り部材の各間仕切壁との間に収容す
るように構成したものである。
【0017】これらの浄化システムでは、間仕切り部材
の間仕切壁および石収容籠にそれぞれ設けられた多数の
活性石間に所望のクリアランスがほぼ均等に形成され、
このクリアランスの存在により、各活性石では均等に水
との接触が行なわれると共に、各活性石に対して酸素お
よび有機物がバランスよく付着する。このため貧栄養状
態で充分な酸素を必要とする好気性浄化菌の増殖条件が
整い、高濃度の栄養状態で酸素を必要としない、あるい
は酸素を嫌う嫌気性菌の増殖を抑制できると同時に、好
気性浄化菌の増殖条件が保持されることによって、増殖
した好気性浄化菌によりわずかな嫌気性菌も更に抑制さ
れることとなり、浄化機能が著しく向上する。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
【0019】図1は本発明の一実施例に係る浄化システ
ム1の全体構成を表すものである。本実施例の浄化シス
テム1は、被処理槽、例えば浴槽10内の浴水W(被処
理水)を浄化するためのものであり、浴槽10の流出口
12aと流入口12bとの間を配管により連結してなる
循環回路11を備えている。循環回路11には浴水Wを
循環させるためのポンプ装置15が設置されている。
【0020】浴槽10内には、流出口12aを覆うよう
に毛髪捕獲部材(ヘアキャッチャー)13が設けられ、
循環回路11内への毛髪の混入を防止し、ポンプ装置1
5を毛髪等の絡み付きから保護するようになっている。
なお、この毛髪捕獲部材13はポンプ装置15の上流側
であれば、流出口12aの位置でなくてもよい。
【0021】浴槽10とポンプ装置15との間には鉄イ
オン付加装置14が設けられている。この鉄イオン付加
装置14は浴槽10の流出口12aから流出した浴水W
中に鉄イオンを付加するためのもので、この鉄イオンを
付加することにより後述の磁気処理装置16における磁
気処理が促進されると共に、浴槽10内の有機物等の凝
集効果を高めることができる。凝集された有機物は、凝
集される前より大きくなり、より水の抵抗を大きく受け
て水流の影響を受けるために効率的に流出口12aから
流出される。その結果、浴槽10中の汚れ(有機物,微
生物等)が短時間に減少すると共に、後述の浄化タンク
装置17に対して浴槽10内の汚れ(有機物,微生物
等)を短時間で送り出すことが可能になる。なお、鉄イ
オンは人体にとって安全であり、従来使用されていたオ
ゾンのように人体に悪影響を与えることがない。
【0022】図2はこの鉄イオン付加装置14の具体的
構成を表すものである。この鉄イオン付加装置14は、
例えば循環回路11を構成する配管11aに形成され
た、ねじ部からなる取付部11bと、この取付部11b
に螺合し脱着可能に取り付けられる例えばボルト類から
なる鉄棒14aにより構成されている。なお、鉄棒14
0としてはねじ、釘等でもよい。また、鉄棒140を回
路中に固定するようにしてもよいが、水質や汚れの状態
によっては鉄イオンの付加が不要である場合もあること
から、脱着可能とすることが望ましい。また、上記のよ
うな脱着可能な構成とすることにより、鉄棒140の浴
水Wに浸漬される量(すなわち、付加される鉄イオンの
量)も水質や汚れの状態に応じて調整することができ
る。
【0023】なお、鉄イオン付加装置14としては鉄棒
に限らず鉄板を用いるようしてもよい。更に、固体のも
のに限らず、鉄イオンが混入された液体を循環回路11
に混入させる方法を用いてもよく、要は循環回路11内
の浴水W中に所定の量の鉄イオンを付加できるものであ
れば、どのようなものでもよい。また、この鉄イオン付
加装置14の設置箇所は後述の磁気処理装置16の前段
が望ましいが、循環回路11に鉄イオンを付加できる位
置であればいずれの箇所でもよい。
【0024】ポンプ装置15の下流側には磁気処理装置
(微生物調整器)16が設けられている。この磁気処理
装置16は、鉄イオン付加装置14により鉄イオンが付
加された浴水Wを磁気処理することにより嫌気性菌の繁
殖力を抑制するものである。この磁気処理装置16は本
件出願人と同一人による水質改善装置用磁化装置(特公
平4−066637号)に具体的に開示されている。
【0025】図3はこの磁気処理装置16の一例を表す
ものである。この磁気処理装置16は、所定の間隔で対
向配置された保持板160A,160Bの対向面に対し
てそれぞれ配設された磁界形成手段としての永久磁石1
61A,161Bを有している。保持板160Bには2
つの貫通孔(図示せず)が設けられ、また保持板160
Aには保持板160Bの2つの貫通孔にそれぞれ対向し
てねじ孔(図示せず)が設けられている。保持板160
A,160B間の距離を調節し互いに所望の距離(浴水
Wの水質に応じた距離)を隔てた位置に維持するための
距離調整手段としてのねじ部材162,163が、それ
ぞれ保持板160Bの貫通孔を挿通された後、各々保持
板160Aの対向するねじ孔に螺合している。ねじ部材
162,163にはナット162a,163aがそれぞ
れ螺合されており、保持板160Aを保持板160Bに
対して所望の距離を隔てた位置に固定するようになって
いる。永久磁石161A,161Bの対向面間に、浴水
Wを案内するための配管11aが配設されている。な
お、配管11aは例えばシリコンゴムなどの適宜の弾性
材料により形成することが望ましいが、永久磁石161
A,161B間の距離を調整することにより浴水Wに与
える磁束密度を変化できればよく、非弾性材料を用いる
こともできる。
【0026】この磁気処理装置16では、保持板160
Aと保持板160Bとの距離、すなわち、永久磁石16
1A,161B間の間隔が浴水Wの水質に応じて適宜に
設定され、その間に形成された磁界の磁束密度が調整さ
れる。従って、配管11aによって案内される浴水W
は、磁性体である酸素との関連において嫌気性菌の繁殖
力が十分に抑制される。
【0027】磁気処理装置16の下流側には浄化タンク
装置17が設置されている。この浄化タンク17は、嫌
気性菌の増殖を抑制して好気性浄化菌の増殖に最適化さ
れた構造を有している。
【0028】図4ないし図7はこの浄化タンク装置17
の具体的な構造を表している。ここで、図4および図5
はそれぞれ後述の活性石175を収容する前の状態で、
図4は組み立てた後の状態を表し、図5は組立て時の動
作を説明するためのものである。また、図6および図7
はそれぞれ活性石175を収容した後の状態を表すもの
で、図6は断面構成図、図7は図6のA−A線の矢印方
向から見た平面図である。
【0029】この浄化タンク装置17は、タンク本体1
71、このタンク本体171内に配設される石受け部材
172、この石受け部材172上に載置される石収容籠
173、および、石収容籠173内を複数の部屋に仕切
ると共に、活性石175間に所望のクリアランスを形成
するための間仕切り部材174により構成されている。
【0030】タンク本体171は、例えばステンレス等
の金属または樹脂製品により有底円筒状に形成されてお
り、その上部近傍位置に浴水Wを流入させるための流入
口171a、また、底部近傍位置に浄化後の浴水Wを流
出させるための流出口171bが設けられている。
【0031】石受け部材172はタンク本体171内の
底部近傍に配設されている。この石受け部材172によ
りタンク本体171内が上部の活性石収容部171Aと
下部の空間部171Bとに区画されている。この石受け
部材172は石収容籠173を保持すると共に、石収容
籠173に収容された活性石175の落下を防止するた
めのものである。この石受け部材172は、例えばステ
ンレス等の金属または樹脂製品により形成された板状体
(プレート)に浄化後の浴水Wが通過可能な多数の開孔
172aを形成したもので構成されている。なお、石受
け部材172としては、これと同様の機能を有するもの
であればよく、例えば金網で構成してもよい。また、石
受け部材172はタンク本体171に対して固定しても
よく、あるいは着脱可能にしてもよい。石受け部材17
2の中央部には、間仕切り部材174を支持するための
例えば円形の支持孔172bが設けられている。
【0032】石収容籠173は、例えば、円筒形状の網
体173Aの底部に板状体(プレート)173Bを固定
したもので構成されている。板状体173Bには、石受
け部材172の開孔173aと同様の多数の開孔173
bが形成されている。網体173Aの外径はタンク本体
171の内壁面との間に、一部の浴水Wの流路となる適
宜の間隙D(図7参照)を保持できる程度の大きさに形
成されている。この石収容籠173の中に好気性浄化菌
着装用の多数の活性石175が収容されるようになって
いる。
【0033】石収容籠173は、多数の活性石175を
保持すると共に、網間に形成された多数の開孔173a
により活性石175間に適宜のクリアランス(隙間)C
(図8参照)を形成するためのものである。なお、この
石収容籠173としては全体を金網等の網体で形成して
もよい。
【0034】活性石175は好気性浄化菌が着装できる
ものであればよく、例えば天然麦飯石や活性炭、あるい
はセラミックスが用いられる。なお、活性石175とし
ては、組み立て時に好気性浄化菌が着装されていないも
のを収容してもよいが、予め好気性浄化菌を着装させた
ものを収容するようにしてもよい。
【0035】石収容籠173の中には、例えばステンレ
ス等の金属または樹脂製品により形成された間仕切り部
材174が収容されている。間仕切り部材174は、例
えば中心軸174aに対してn枚(本実施例ではn=
8)の間仕切壁174bを放射状に等間隔で取り付け固
定したものである。これらの間仕切壁174bにより石
収容籠173の内部が複数(本実施例では8個)の部屋
に仕切られている。間仕切り部材174の各間仕切壁1
74bにはそれぞれ多数の開孔174cが形成されてい
る。これらの開孔174cは、石収容籠173の開孔1
73aと同様に、内部に収容される多数の活性石175
間に適宜のクリアランス(隙間)C(図8参照)を形成
させるためのものである。
【0036】間仕切り部材174の中心軸174aは各
間仕切壁174bよりも下部方向に長くなっており、間
仕切り部材174を石収容籠173内に載置すると、そ
の下部先端部が石収容籠173の底部を貫通して石受け
部材172の支持孔172bに挿通されるようになって
いる。これにより間仕切り部材174が所定の位置に保
持される。
【0037】浄化タンク装置17の組み立てを行う場合
には、図5に示したように、まず、タンク本体171内
の石受け部材172上の所定の位置に石収容籠173を
載置する。これによりタンク本体171の内壁面と石収
容籠173の外周面との間には環状の間隙D(図7参
照)が形成される。続いて、間仕切り部材174の中心
軸174aの下部先端部を石収容籠173の底部を貫通
させて石受け部材172の支持孔172bに挿通させる
ことにより間仕切り部材174を装着させる。間仕切り
部材174が装着されると、各間仕切壁174bにより
石収容籠173内が8個の部屋に仕切られる。その後、
図6および図7に示したように間仕切壁174b間にそ
れぞれ多数の活性石175を収容させる。最後に、タン
ク本体171の上部開孔部に蓋体175を取り付け、ね
じ等の固定手段により固定する。
【0038】この浄化タンク装置17では、上述のよう
に間仕切り部材174により8個の部屋に仕切られた石
収容籠173内に多数の活性石175を収容させると、
これら活性石175間にはそれぞれ適宜のクリアランス
Cが形成される。
【0039】図8はこのクリアランスCの形成状態を説
明するための部分拡大図である。すなわち、間仕切り部
材174の間仕切壁174bに設けられた開孔174c
に活性石175が部分的に引っ掛かる状態となり、その
結果活性石175間にそれぞれ適宜のクリアランスCが
均等に形成される。このクリアランスCは浴水Wの流れ
方向(本実施例では上下方向)だけでなく、流れ方向に
対して直交する方向にも形成される。ちなみに、この開
孔174cが存在しないと、タンク本体171内では循
環する浴水Wの水圧および活性石175の自重により上
部側に比べて底部側が密の状態となり、上下方向におい
てクリアランスが均等に形成されない状態となる。
【0040】また、この浄化タンク装置17では、石収
容籠173にも多数の開孔173aが設けられているた
め、これら開孔173aも間仕切壁174bに設けられ
た開孔174cと同様の働きをする。すなわち、これら
多数の開孔173aおよび開孔174cが相まって活性
石175間に十分なクリアランスCが均等に形成され
る。
【0041】図1に戻って、説明を続けると、浄化タン
ク装置17の下流側には、供給された清水を加熱して湯
水を生成する加熱手段としてのボイラー装置18が設置
されている。
【0042】次に、本実施例による浄化システム1全体
の作用について説明する。
【0043】この浄化システム1においては、浴水Wは
ボイラー装置18により所望の温度に加熱されると共に
ポンプ装置15により図1に矢印で示したように循環回
路11を循環する。この循環過程において、浴槽10内
から流出口12aを経て浴水Wが送り出されるが、この
とき毛髪捕獲部材(ヘアキャッチャー)13により浴槽
10内に溜まった毛髪が捕獲され、循環回路11内への
毛髪の混入が阻止される。
【0044】流出口12aから送り出された浴水W中に
は、鉄イオン付加装置14によって鉄イオンが付加され
る。この鉄イオンが付加されることにより、磁気処理装
置16における磁気処理が促進され、嫌気性菌の増殖が
抑制されると共に、浴槽10内の有機物等の凝集効果が
高まる。凝集された有機物は、凝集される前より大きく
なり、より水の抵抗を大きく受けて水流の影響を受ける
ために効率的に流出口12aから流出される。その結
果、浴槽10中の汚れ(有機物,微生物等)が短時間に
減少すると共に、浄化タンク装置17に対して浴槽10
内の汚れ(有機物,微生物等)を短時間で送り出すこと
が可能になる。
【0045】次に、浄化タンク装置17では、流入口1
71aから流入した浴水Wは図6に矢印で示したよう
に、上方から石収容籠173内の活性石175間を通過
して、底部の石受け部材172の開孔172aを経て、
また一部は石収容籠173の側面に設けられた開孔17
3a、更にタンク本体171と石収容籠173との間の
間隙Dを経て流出口171bから送り出される。
【0046】ここで、この浄化タンク装置17において
は、間仕切り部材174の各間仕切壁174bに設けら
れた多数の開孔174cおよび石収容籠173に設けら
れた開孔173aによって、前述のように活性石175
間にそれぞれ均等なクリアランスC(図8)が形成され
ている。このため、各活性石175に対して均等な水の
接触が行なわれると共に、各活性石175に対して、酸
素および有機物がバランスよく付着する。従って、貧栄
養状態で充分な酸素を必要とする好気性浄化菌の増殖条
件が整い、高濃度の栄養状態で酸素を必要としない、あ
るいは酸素を嫌う嫌気性菌が増殖しにくいこととなる。
また、同時に、好気性浄化菌の増殖条件が保持されるこ
とによって、増殖した好気性浄化菌によりわずかな嫌気
性菌も更に抑制されることとなる。
【0047】また、この浄化タンク装置17では、初期
の浄化促進の目的で、活性石175として好気性浄化菌
が予め着装された活性石を入れた場合には、初期浄化促
進の効果を永く保持することが可能になる。従って、浄
化タンク装置17の使用条件(例えば、使用者が通常よ
りかなり高温で入浴するのが好みである等、温度条件が
活性石175に着装された好気性浄化菌の温度条件に合
わない場合等)により、浄化菌の交代が行われる場合に
も、その条件に合った好気性の浄化菌が増殖する。すな
わち、好気性浄化菌が選択的に育成されることとなる。
【0048】勿論、好気性浄化菌が装着されていない活
性石を入れた場合でも、好気性浄化菌が予め着装された
活性石を入れた場合に比べてシステムの立ち上がりが遅
くなるものの、前述のとおり適正な好気性浄化菌による
浄化がなされる。そして、この浄化された浴水Wが循環
回路11を経て流入口12bから浴槽10内に放出され
る。
【0049】このように本実施例の浄化システム1によ
れば、鉄イオン付加装置14、磁気処理装置16および
浄化タンク装置17を備えるようにしたので、これら各
装置の機能が相まって嫌気性菌の増殖を抑制しつつ、使
用条件に応じて適正な好気性浄化菌を増殖させることが
でき、浄化機能が著しく向上する。従って、従来の浄化
システム100において必要であった一次フィルタや、
逆洗浄装置およびオゾン等による殺菌装置が不要にな
り、これらを使用することによる問題点を全て解消する
ことができる。すなわち、浄化機能が著しく向上すると
共に、一次フィルタの定期的交換作業などのメンテナン
スが不要であり、嫌気性菌の発生による浴槽中での臭気
発生がなくなる。更に、逆洗浄による水の消費がなくな
り、省エネルギ効果、節水効果を得ることができる。ま
た、オゾン等による殺菌装置が不要であるため、安全性
が向上すると共に、コストも大幅に低減される。
【0050】以上実施例を挙げて本発明の浄化システム
を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、種々変形可能である。
【0051】例えば、上記実施例においては、ボイラー
装置18により加熱された温水を循環させるシステムに
ついて説明したが、ボイラー装置18を使用することの
ない、冷水を循環させるシステムについても適用可能で
ある。また、被処理槽を浴槽10として説明したが、浴
槽10に限らず、好気性浄化菌により浄化が必要な、そ
の他の被処理槽の浄化システムとしてもよい。
【0052】また、浄化タンク装置17、石受け部材1
72、石収容籠173および間仕切り部材174などの
形状は上記実施例のものに限定されるものではなく、任
意である。例えば、クリアランス形成手段としての間仕
切り部材174は上記実施例においては羽根車状に形成
したが、例えば図9に示したような複数の間仕切壁27
4bを並行に配置してなる形状の間仕切り部材274と
しても同様の効果を奏するものである。また、石受け部
材172は上記実施例のように板状でなくても、間仕切
り部材174の中心軸174aを受ける開口(支持孔)
を有する軸受けとしてもよい。
【0053】更に、クリアランス形成手段としては以下
のような態様とすることもできる。例えば、間仕切り部
材174を用いる代わりに、角,丸あるいは多面体形状
の棒などを設置するようにしてもよく、このような構成
であれば、上記実施例の場合に比べて安価に実現するこ
とができる。また、これらの棒等に凹凸部やねじ切り部
を設けるように構成してもよい。なお、これら棒等の素
材は、プラスチック,鉄,ステンレス等の変形しにくい
ものが望ましいが、竹等の経時的に変形するものであっ
ても適用可能である。棒等は単独で設置してもよいが、
複数の棒を環状に連結して一体的な構成とすることもで
きる。また、これら棒等は直線状のものは勿論、螺旋状
等のものも含まれる。
【0054】また、活性石にそれぞれ孔を形成し、これ
に棒またはワイヤを貫通させるようにしてもよく、更
に、種々の棒に人工的に活性石を形成して同様の構造と
したものでもよい。また、この複数の活性石を貫通させ
た棒またはワイヤを、2次元的(例えば格子状)あるい
は3次元的(例えば立方体,ピラミッド状,円錐状)に
配置するよう構成しても良い。
【0055】更に、活性石に孔を形成して棒等を貫通さ
せる代わりに、棒等の外周部に活性石を接着させるよう
に構成しても同様の効果を奏する。この場合において
も、棒等の外周部に人工的に活性石を形成して、同様の
構造としたものでもよい。また、この複数の活性石を接
着した棒等は、2次元的(例えば格子状)あるいは3次
元的(例えば立方体,ピラミッド状,円錐状)に配置し
てもよい。
【0056】また、このような棒等を介在させることに
より活性石間にクリアランスを形成する方法以外に、棒
等を使用せずに、活性石同士を直接接着させてクリアラ
ンスを形成するようにしてもよい。また、この場合にお
いても活性石を人工的に形成して、活性石同士を接着さ
せたものと同様の形状としてもよい。以上、要するに多
数の活性石間に所望のクリアランスを形成できるもので
あれば、どのような方法も含まれるものである。
【0057】なお、上記実施例においては、浄化タンク
装置17として、被処理水が上部から流入し下部から流
出する構造のものについて説明したが、下部から流入し
上部から流出する構造のものとしてもよい。更に、上記
実施例では、浄化タンク装置17として嫌気性菌の増殖
を抑制して好気性菌の増殖に最適化された構造のものに
ついて説明したが、従来構造の浄化タンク装置を用いて
も、システム全体としては、従来システムに比べて十分
な浄化機能を発揮することができるものである。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように請求項1ないし4の
いずれか1に記載の浄化システムによれば、循環回路中
の被処理水に鉄イオンを付加する鉄イオン付加手段と、
この鉄イオン付加手段により鉄イオンが付加された被処
理水を磁気処理することにより嫌気性菌の繁殖力を抑制
する磁気処理手段と、好気性浄化菌着装用の活性石が収
容され、前記磁気処理手段により磁気処理された後の被
処理水の浄化を行う浄化タンク装置とを備えるようにし
たので、一次フィルタや殺菌装置を使用することなく、
より浄化機能を向上させることができると共に、コスト
も低減させることができ、しかも安全性も向上する、と
いう効果を奏する。従って、環境改善に好適な浄化シス
テムを提供できる。
【0059】特に、請求項3または4記載の浄化システ
ムによれば、浄化タンク装置内に収容された多数の活性
石間に所望のクリアランスを形成するようにしたので、
各活性石では均等な水の接触が行なわれると共に、各活
性石に対して酸素および有機物がバランスよく付着す
る。このため好気性浄化菌が増殖される一方、嫌気性菌
の増殖を抑制できるので、浄化機能が著しく向上すると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る浄化システムの回路構
成図である。
【図2】図1のシステムに用いる鉄イオン付加装置の構
成を表す部分断面図である。
【図3】図1のシステムに用いる磁気処理装置の構成を
表す部分断面図である。
【図4】図1のシステムに用いる浄化タンク装置の構成
を一部破断して表す斜視図である。
【図5】図4の浄化タンク装置の分解斜視図である。
【図6】図4の浄化タンク装置の縦断面図である。
【図7】図6のA−A線矢視方向から見た横断面図であ
る。
【図8】図4の浄化タンク装置の作用を説明するための
部分拡大図である。
【図9】本発明の他の実施例に係る浄化タンク装置の横
断面図である。
【図10】従来の浄化システムの回路構成図である。
【符号の説明】
1 浄化システム 10 浴槽(被処理槽) 11 循環回路 12a 流出口 12b 流入口 13 毛髪捕獲部材 14 鉄イオン付加装置 15 ポンプ装置 16 磁気処理装置 17 浄化タンク装置 171 タンク本体 172 石受け部材 173 石収容籠 174 間仕切り部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A47K 3/00 A47K 3/00 K B01D 35/027 C02F 1/48 A C02F 1/48 3/06 ZAB 3/06 ZAB B01D 35/02 J

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理槽の流出口と流入口との間に循環
    回路を形成し、ポンプ装置により被処理水を前記循環回
    路内で循環させると共に被処理水の浄化を行う浄化シス
    テムであって、 前記循環回路中の被処理水に鉄イオンを付加する鉄イオ
    ン付加手段と、 この鉄イオン付加手段により鉄イオンが付加された被処
    理水を磁気処理することにより嫌気性菌の繁殖力を抑制
    する磁気処理手段と、 好気性浄化菌着装用の活性石が収容され、前記磁気処理
    手段により磁気処理された後の被処理水の浄化を行う浄
    化タンク装置とを備えたことを特徴とする浄化システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記鉄イオン付加手段は、前記循環回路
    中に付加される鉄イオンの量を調整する機能を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の浄化システム。
  3. 【請求項3】 前記浄化タンク装置は、それぞれ前記循
    環回路に連結される被処理水の流入口および流出口を有
    すると共に内部に多数の好気性浄化菌着装用の活性石が
    収容されるタンク本体と、このタンク本体内に収容され
    た多数の活性石間に所望のクリアランスを形成するクリ
    アランス形成手段とを有することを特徴とする請求項1
    または2記載の浄化システム。
  4. 【請求項4】 前記クリアランス形成手段は、多数の開
    孔が形成されると共に、前記タンク本体内に前記タンク
    本体の内壁面との間に所定の間隙をもって載置される石
    収容籠と、各々多数の開孔が形成されてなる複数の間仕
    切壁を有すると共に前記石収容籠内に設置される間仕切
    り部材とにより構成され、多数の活性石を前記石収容籠
    と間仕切り部材の各間仕切壁との間に収容するように構
    成したことを特徴とする請求項3記載の浄化システム。
JP17723496A 1995-07-06 1996-06-19 浄化システム Pending JPH0970600A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100463103B1 (ko) * 2002-11-07 2004-12-23 박제희 항균기능을 강화한 정수 겸용 자활수 시스템
CN107032551A (zh) * 2017-04-01 2017-08-11 安徽普氏生态环境工程有限公司 一种磁沉淀式污水深度处理装置
CN118811972A (zh) * 2024-07-26 2024-10-22 中节能(肥西)环保能源有限公司 一种餐厨三相分离液处理系统和方法

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