JPH0970736A - 冷却装置付きnc工作機械 - Google Patents
冷却装置付きnc工作機械Info
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- JPH0970736A JPH0970736A JP24706595A JP24706595A JPH0970736A JP H0970736 A JPH0970736 A JP H0970736A JP 24706595 A JP24706595 A JP 24706595A JP 24706595 A JP24706595 A JP 24706595A JP H0970736 A JPH0970736 A JP H0970736A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、低熱伝導性の合成樹脂から成る工
作物を切削するバイトの耐久性を向上させる冷却装置付
きNC工作機械を提供する。 【解決手段】 この冷却装置付きNC工作機械は、低熱
伝導性の合成樹脂から成る工作物4を切削加工するもの
であり、工作物4を取り付けたチャック本体1に対して
相対的に移動可能なベース6上に刃物台8をそれぞれ配
置し、各刃物台8にダイヤモンドバイト14を含む各種
バイト15,16,17をそれぞれ取り付ける。ダイヤ
モンドバイト14を取り付けた刃物台8に冷気噴射ノズ
ル51を設けると共に、主軸台50に冷気噴射ノズル5
2を設け、ダイヤモンドバイト14及び工作物4に対し
て冷気を噴き付け、切削加工熱を迅速に奪い、構成刃先
の発生を抑制する。
作物を切削するバイトの耐久性を向上させる冷却装置付
きNC工作機械を提供する。 【解決手段】 この冷却装置付きNC工作機械は、低熱
伝導性の合成樹脂から成る工作物4を切削加工するもの
であり、工作物4を取り付けたチャック本体1に対して
相対的に移動可能なベース6上に刃物台8をそれぞれ配
置し、各刃物台8にダイヤモンドバイト14を含む各種
バイト15,16,17をそれぞれ取り付ける。ダイヤ
モンドバイト14を取り付けた刃物台8に冷気噴射ノズ
ル51を設けると共に、主軸台50に冷気噴射ノズル5
2を設け、ダイヤモンドバイト14及び工作物4に対し
て冷気を噴き付け、切削加工熱を迅速に奪い、構成刃先
の発生を抑制する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、工作物を切削加工す
るバイトを冷気の噴き付けで冷却する冷却装置付きNC
工作機械に関する。
るバイトを冷気の噴き付けで冷却する冷却装置付きNC
工作機械に関する。
【0002】
【従来の技術】NC工作機械においては、例えば、NC
旋盤の場合、工作物に固定した標準座標系を使ってバイ
トの刃先の位置や移動量がプログラミングされ、NC制
御される。また、材料の無駄を省くために、切削量がで
きるだけ少なくて済むような大きさの工作物が使用され
る。そこで、工作物をNC工作機械に取り付ける際に
は、工作物を所定の位置に正確に位置決めして取り付け
る必要がある。ところで、工作物としてのボールバルブ
用のボールは、単に止水栓としての機能を考えるだけな
らば、外表面さえ精度よく加工すればよく、即ち、外形
の球面精度と面粗度及び前端面と後端面でつくる寸法精
度を考慮すればよい。
旋盤の場合、工作物に固定した標準座標系を使ってバイ
トの刃先の位置や移動量がプログラミングされ、NC制
御される。また、材料の無駄を省くために、切削量がで
きるだけ少なくて済むような大きさの工作物が使用され
る。そこで、工作物をNC工作機械に取り付ける際に
は、工作物を所定の位置に正確に位置決めして取り付け
る必要がある。ところで、工作物としてのボールバルブ
用のボールは、単に止水栓としての機能を考えるだけな
らば、外表面さえ精度よく加工すればよく、即ち、外形
の球面精度と面粗度及び前端面と後端面でつくる寸法精
度を考慮すればよい。
【0003】また、工作物と切削工具は、それらの熱伝
導率が工作物の切削加工に影響を与える。工作物を切削
工具で低速度で切削加工する場合には、工作物と切削工
具には切削加工による発熱が低く、工作物が合成樹脂で
あってもその融点までは上昇せず、工作物の融点を無視
することができる。しかしながら、工作物が合成樹脂等
の低熱伝導性材料である場合には、工作物を切削工具で
切削加工する加工速度が速くなると、切削加工による発
熱が上昇し、工作物或いは切り屑を通じて放熱されず、
切削工具を通じて放熱されることになり、切削工具の切
削先端部の温度が工作物の融点に近づくに従って切削工
具による工作物の切削加工は不可能になり、遂には溶解
して工作物が切削工具に溶着してしまう。
導率が工作物の切削加工に影響を与える。工作物を切削
工具で低速度で切削加工する場合には、工作物と切削工
具には切削加工による発熱が低く、工作物が合成樹脂で
あってもその融点までは上昇せず、工作物の融点を無視
することができる。しかしながら、工作物が合成樹脂等
の低熱伝導性材料である場合には、工作物を切削工具で
切削加工する加工速度が速くなると、切削加工による発
熱が上昇し、工作物或いは切り屑を通じて放熱されず、
切削工具を通じて放熱されることになり、切削工具の切
削先端部の温度が工作物の融点に近づくに従って切削工
具による工作物の切削加工は不可能になり、遂には溶解
して工作物が切削工具に溶着してしまう。
【0004】工作物を切削工具によって効率良く切削す
るためには、工作物の硬さ、引張強度や延性について適
正に組み合わせられることが必要である。工作物が軟質
で延性を持ち、粘着性がある材料の場合には、切削工具
による工作物の切削加工が困難であるだけでなく、加工
速度の上昇によって切削抵抗が高くなり、強いては切削
温度が上昇し、切削工具への切り屑の溶着が進行して工
作物の切削が不能になる。
るためには、工作物の硬さ、引張強度や延性について適
正に組み合わせられることが必要である。工作物が軟質
で延性を持ち、粘着性がある材料の場合には、切削工具
による工作物の切削加工が困難であるだけでなく、加工
速度の上昇によって切削抵抗が高くなり、強いては切削
温度が上昇し、切削工具への切り屑の溶着が進行して工
作物の切削が不能になる。
【0005】また、工作物が特殊な延性材料である場合
には、切削工具で工作物を切削した時に、工作物が粘着
性になる傾向がある。工作物の粘着性は、切削工具に対
して有害であるだけでなく、切削工具に対する工作物の
親和性と相互関係にある。即ち、切削工具に対して有害
な親和性の性質の工作物材料が切削工具に粘着する傾向
にあり、温度上昇に伴って切削工具の構成刃先への工作
物の上記材料の溶着が増進され、切削工具の構成刃先に
硬い変質物となって堆積凝着されて刃先が鈍化され、工
作物の切削加工面の仕上がりを粗くする結果となる。切
削工具の刃先は変質物の堆積凝着によって刃先から剥が
れ落ち、元の刃先に代わって新たな構成刃先になるが、
この作用が頻繁に繰り返されると、切削工具の寿命を縮
めてしまう。
には、切削工具で工作物を切削した時に、工作物が粘着
性になる傾向がある。工作物の粘着性は、切削工具に対
して有害であるだけでなく、切削工具に対する工作物の
親和性と相互関係にある。即ち、切削工具に対して有害
な親和性の性質の工作物材料が切削工具に粘着する傾向
にあり、温度上昇に伴って切削工具の構成刃先への工作
物の上記材料の溶着が増進され、切削工具の構成刃先に
硬い変質物となって堆積凝着されて刃先が鈍化され、工
作物の切削加工面の仕上がりを粗くする結果となる。切
削工具の刃先は変質物の堆積凝着によって刃先から剥が
れ落ち、元の刃先に代わって新たな構成刃先になるが、
この作用が頻繁に繰り返されると、切削工具の寿命を縮
めてしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ボールバル
ブのボールのような工作物の外表面を、高精度に仕上げ
るために、切削工具としてダイヤモンドバイトを用いて
仕上げ加工することが考えられる。工作物の材質がポリ
塩化ビニル等の低熱伝導性の合成樹脂のような場合に
は、切削加工においてダイヤモンドバイトを使用した場
合に、高速回転によって工作物を切削加工すると、切削
加工による熱が発生する。しかしながら、工作物の合成
樹脂が低熱伝導であるため、発生した熱は工作物を通じ
て放熱されず、ダイヤモンドバイトを通じて放熱され
る。そのため、工作物は高温になって溶融され、その溶
融物がダイヤモンドバイトの刃先に凝着し、ダイヤモン
ドバイトの刃先に構成刃先が繰り返し発生し、ダイヤモ
ンドバイトの寿命が極めて短くなり、加工コストが大幅
にアップすることになる。
ブのボールのような工作物の外表面を、高精度に仕上げ
るために、切削工具としてダイヤモンドバイトを用いて
仕上げ加工することが考えられる。工作物の材質がポリ
塩化ビニル等の低熱伝導性の合成樹脂のような場合に
は、切削加工においてダイヤモンドバイトを使用した場
合に、高速回転によって工作物を切削加工すると、切削
加工による熱が発生する。しかしながら、工作物の合成
樹脂が低熱伝導であるため、発生した熱は工作物を通じ
て放熱されず、ダイヤモンドバイトを通じて放熱され
る。そのため、工作物は高温になって溶融され、その溶
融物がダイヤモンドバイトの刃先に凝着し、ダイヤモン
ドバイトの刃先に構成刃先が繰り返し発生し、ダイヤモ
ンドバイトの寿命が極めて短くなり、加工コストが大幅
にアップすることになる。
【0007】例えば、半導体等の製造装置の洗浄パイプ
ラインに組み込まれて使用されるボールバルブの場合に
は、洗浄液に不純物が混入することが製品への致命傷に
なるので、ボールバルブを硬質のポリ塩化ビニルを用い
て作製している。しかしながら、硬質ポリ塩化ビニルで
あるがため、一般的に使用されるアクリル樹脂に比較し
て軟質であり、その加工面が切削加工に良好とはいえな
い。例えば、ボールバルブのボールの切削条件として、
加工精度即ち要求精度として面粗度を1.5s、真球度
を60μmまで要求された時に、ダイヤモンドバイトを
用いて工作物を切削加工する場合に、工作物回転速度を
1500rpm、加工送り速度を0.05mm/mi
n、工作物への切り込み量を0.05mmとする。この
場合、ダイヤモンドバイトの刃先がR2.0であり、刃
先真円度3μmであるとする。上記の条件で、工作物を
切削加工すると、工作物がアクリル樹脂で作製されてい
る時には、ダイヤモンドバイトの一回の研磨では、70
00個の切削加工が可能であるが、これに対して、工作
物がポリ塩化ビニルで作製されている場合には、ダイヤ
モンドバイトの一回の研磨では、1500個の切削加工
で再研磨が必要になり、ダイヤモンドバイトのランニン
グコストが大幅にアップし、採算が取れず、実用上利用
できなくなる。
ラインに組み込まれて使用されるボールバルブの場合に
は、洗浄液に不純物が混入することが製品への致命傷に
なるので、ボールバルブを硬質のポリ塩化ビニルを用い
て作製している。しかしながら、硬質ポリ塩化ビニルで
あるがため、一般的に使用されるアクリル樹脂に比較し
て軟質であり、その加工面が切削加工に良好とはいえな
い。例えば、ボールバルブのボールの切削条件として、
加工精度即ち要求精度として面粗度を1.5s、真球度
を60μmまで要求された時に、ダイヤモンドバイトを
用いて工作物を切削加工する場合に、工作物回転速度を
1500rpm、加工送り速度を0.05mm/mi
n、工作物への切り込み量を0.05mmとする。この
場合、ダイヤモンドバイトの刃先がR2.0であり、刃
先真円度3μmであるとする。上記の条件で、工作物を
切削加工すると、工作物がアクリル樹脂で作製されてい
る時には、ダイヤモンドバイトの一回の研磨では、70
00個の切削加工が可能であるが、これに対して、工作
物がポリ塩化ビニルで作製されている場合には、ダイヤ
モンドバイトの一回の研磨では、1500個の切削加工
で再研磨が必要になり、ダイヤモンドバイトのランニン
グコストが大幅にアップし、採算が取れず、実用上利用
できなくなる。
【0008】そこで、硬質ポリ塩化ビニル等の低熱伝導
性の合成樹脂から成る工作物を切削加工する場合に、切
削工具としてダイヤモンドバイトを使用し、刃先に構成
刃先の発生頻度を低減し、ダイヤモンドバイトの寿命を
長くするために、如何にすれば良いかの課題がある。
性の合成樹脂から成る工作物を切削加工する場合に、切
削工具としてダイヤモンドバイトを使用し、刃先に構成
刃先の発生頻度を低減し、ダイヤモンドバイトの寿命を
長くするために、如何にすれば良いかの課題がある。
【0009】上記課題を解決するため、例えば、加工速
度を低下させることが考えられるが、加工速度を低下さ
せると、生産性が低下し、実用上問題がある。又は、ダ
イヤモンドバイトとして、結晶方位を適正に選定して作
製された耐摩耗性で耐久性に富むダイヤモンドバイトが
あるが、該ダイヤモンドバイトの硬度はアップするが、
刃先のアールの輪郭度が円弧にならず、しかも、切削可
能なアールRの範囲、即ち、ウインドアングルが最大で
120°であるので、ボールバルブのボールのような球
面の切削では、180°にわたってウインドアングルが
必要になり、採用することができない。或いは、ボール
の硬度を硬い樹脂にするように変更することは、他部品
との関係で勿論できない。
度を低下させることが考えられるが、加工速度を低下さ
せると、生産性が低下し、実用上問題がある。又は、ダ
イヤモンドバイトとして、結晶方位を適正に選定して作
製された耐摩耗性で耐久性に富むダイヤモンドバイトが
あるが、該ダイヤモンドバイトの硬度はアップするが、
刃先のアールの輪郭度が円弧にならず、しかも、切削可
能なアールRの範囲、即ち、ウインドアングルが最大で
120°であるので、ボールバルブのボールのような球
面の切削では、180°にわたってウインドアングルが
必要になり、採用することができない。或いは、ボール
の硬度を硬い樹脂にするように変更することは、他部品
との関係で勿論できない。
【0010】又は、高圧クーラント方式で切削加工中の
工作物を冷却することが考えられるが、不純物の混入が
許されないようなボールバルブ等の製品には冷却するの
に冷却液を用いた場合には、工作物に付着した冷却液の
洗浄や乾燥を必要とし、別途の設備が必要になる。その
場合でも、合成樹脂から成るボールバルブ等の製品に対
して、切削表面の面粗度を保つために上記の設備で工作
物に傷等を発生させないようにする必要がある。更に、
旋盤等の切削機械が、ドライカット方式を採用ちている
場合に、ウェットカット方式を採用するためには、機械
の改造が必要になる。
工作物を冷却することが考えられるが、不純物の混入が
許されないようなボールバルブ等の製品には冷却するの
に冷却液を用いた場合には、工作物に付着した冷却液の
洗浄や乾燥を必要とし、別途の設備が必要になる。その
場合でも、合成樹脂から成るボールバルブ等の製品に対
して、切削表面の面粗度を保つために上記の設備で工作
物に傷等を発生させないようにする必要がある。更に、
旋盤等の切削機械が、ドライカット方式を採用ちている
場合に、ウェットカット方式を採用するためには、機械
の改造が必要になる。
【0011】
【課題を解決するため手段】この発明は、低熱伝導性材
料から成るボールバルブのボール等の工作物をチャック
爪に位置決めして前記工作物をチャック爪で把持して前
記工作物の外表面の球面を各種バイトで切削加工を行な
った後、仕上げ加工をダイヤモンドバイトで行なうに当
たって、切削熱を速やかに奪ってダイヤモンドバイト及
び工作物を適正な温度条件に維持して切削加工を行い、
ダイヤモンドバイトの耐久性を向上させる冷却装置付き
NC工作機械に関する。
料から成るボールバルブのボール等の工作物をチャック
爪に位置決めして前記工作物をチャック爪で把持して前
記工作物の外表面の球面を各種バイトで切削加工を行な
った後、仕上げ加工をダイヤモンドバイトで行なうに当
たって、切削熱を速やかに奪ってダイヤモンドバイト及
び工作物を適正な温度条件に維持して切削加工を行い、
ダイヤモンドバイトの耐久性を向上させる冷却装置付き
NC工作機械に関する。
【0012】この発明は、主軸台に回転可能に装着され
た主軸、低熱伝導性材料から成る工作物を把持するチャ
ック爪を有する前記主軸に固定されたチャック本体、該
チャック本体に対して移動可能に配置され且つダイヤモ
ンドバイトを含む各種バイトをそれぞれ取り付けた刃物
台、該刃物台が取り付けられ且つ前記チャック本体に対
して相対的に移動可能なベース、及び前記刃物台に設け
られた前記バイトに対して冷気を噴き付ける冷気噴射ノ
ズル、を有することを特徴とする冷却装置付きNC工作
機械に関する。
た主軸、低熱伝導性材料から成る工作物を把持するチャ
ック爪を有する前記主軸に固定されたチャック本体、該
チャック本体に対して移動可能に配置され且つダイヤモ
ンドバイトを含む各種バイトをそれぞれ取り付けた刃物
台、該刃物台が取り付けられ且つ前記チャック本体に対
して相対的に移動可能なベース、及び前記刃物台に設け
られた前記バイトに対して冷気を噴き付ける冷気噴射ノ
ズル、を有することを特徴とする冷却装置付きNC工作
機械に関する。
【0013】更に、この冷却装置付きNC工作機械にお
いて、前記主軸台には、前記工作物の前記バイトによる
切削領域に対して冷気を噴き付ける冷気噴射ノズルが設
けられている。また、前記工作物を構成する低熱伝導性
材料はポリ塩化ビニルの合成樹脂である。特に、前記冷
気噴射ノズルが取り付けられた前記刃物台には、前記ダ
イヤモンドバイトが取り付けられている。
いて、前記主軸台には、前記工作物の前記バイトによる
切削領域に対して冷気を噴き付ける冷気噴射ノズルが設
けられている。また、前記工作物を構成する低熱伝導性
材料はポリ塩化ビニルの合成樹脂である。特に、前記冷
気噴射ノズルが取り付けられた前記刃物台には、前記ダ
イヤモンドバイトが取り付けられている。
【0014】この冷却装置付きNC工作機械は、ダイヤ
モンドバイト等のバイトを取り付けた刃物台に冷気噴射
ノズルを設け、該冷気噴射ノズルから前記バイトに対し
て冷気を噴き付けるので、前記バイト及び工作物の加工
面に噴き付けられた冷気がそれらから切削熱を速やかに
奪って常に良好な温度状態に維持することができ、前記
バイトの刃先には構成刃先が発生し難く、前記バイトの
寿命が延び、耐久性を向上できる。更に、主軸台にも冷
気噴射ノズルを設けて、前記工作物の前記バイトによる
切削領域に対して冷気を噴き付けると、前記バイトと前
記工作物の加工面から切削熱を奪うことが盛んになり、
冷却効果を向上できる。しかも、前記バイトの刃先及び
工作物加工面が冷却されているので、工作物の被削材の
一部が加工硬化によって硬い変質物となって刃先に堆積
凝着する状態が発生せず、構成刃先になる頻度が少なく
なって、常に良好な刃先に維持されて加工が進行するの
で、工作物の加工面の精度が高精度になると共に、前記
バイトの耐久性を向上できる。
モンドバイト等のバイトを取り付けた刃物台に冷気噴射
ノズルを設け、該冷気噴射ノズルから前記バイトに対し
て冷気を噴き付けるので、前記バイト及び工作物の加工
面に噴き付けられた冷気がそれらから切削熱を速やかに
奪って常に良好な温度状態に維持することができ、前記
バイトの刃先には構成刃先が発生し難く、前記バイトの
寿命が延び、耐久性を向上できる。更に、主軸台にも冷
気噴射ノズルを設けて、前記工作物の前記バイトによる
切削領域に対して冷気を噴き付けると、前記バイトと前
記工作物の加工面から切削熱を奪うことが盛んになり、
冷却効果を向上できる。しかも、前記バイトの刃先及び
工作物加工面が冷却されているので、工作物の被削材の
一部が加工硬化によって硬い変質物となって刃先に堆積
凝着する状態が発生せず、構成刃先になる頻度が少なく
なって、常に良好な刃先に維持されて加工が進行するの
で、工作物の加工面の精度が高精度になると共に、前記
バイトの耐久性を向上できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
による冷却装置付きNC工作機械の一実施例について説
明する。図1はこの発明による冷却装置付きNC工作機
械の一実施例の刃物台側のベースを示す平面図、図2は
図1のNC工作機械の一実施例のチャック本体を示す平
面図、及び図3は図1におけるA矢視図であって位置決
め設定装置に取り付けられた基準金の側面図である。
による冷却装置付きNC工作機械の一実施例について説
明する。図1はこの発明による冷却装置付きNC工作機
械の一実施例の刃物台側のベースを示す平面図、図2は
図1のNC工作機械の一実施例のチャック本体を示す平
面図、及び図3は図1におけるA矢視図であって位置決
め設定装置に取り付けられた基準金の側面図である。
【0016】チャック本体1は、主軸台50に回転可能
に設けられた主軸2に取り付けられ、主軸2の回転に伴
ってチャック本体1も一緒に回転する。チャック本体1
は前面に複数のチャック爪3を有し、チャック爪3によ
って工作物4は把持される。工作物4はポリ塩化ビニル
等の低熱伝導性の合成樹脂で成形された球状体であっ
て、中心部に貫通した中心孔5を有する。工作物4に切
削加工を施すことによって、ボールバルブのボールが製
作される。工作物4は、チャック爪3を中心孔5に挿入
し、各チャック爪3を相互に半径方向に離間させるよう
に拡径することによってチャック本体1に把持される。
に設けられた主軸2に取り付けられ、主軸2の回転に伴
ってチャック本体1も一緒に回転する。チャック本体1
は前面に複数のチャック爪3を有し、チャック爪3によ
って工作物4は把持される。工作物4はポリ塩化ビニル
等の低熱伝導性の合成樹脂で成形された球状体であっ
て、中心部に貫通した中心孔5を有する。工作物4に切
削加工を施すことによって、ボールバルブのボールが製
作される。工作物4は、チャック爪3を中心孔5に挿入
し、各チャック爪3を相互に半径方向に離間させるよう
に拡径することによってチャック本体1に把持される。
【0017】ベース6は、チャック本体1と対向するよ
うに配置され、X軸とZ軸の水平方向に移動できるよう
に配置されている。ベース6は、NC制御によって水平
面上を主軸2の回転軸方向(Z軸方向)及び該回転軸C
と直交する方向(X軸方向)に移動可能である。ベース
6には、上面に2本の断面T字状(あり溝状)の長溝7
が形成されている。刃物台8は、ベース6上の適宜位置
に位置決めして固定されるスライドホルダ9を有してい
る。スライドホルダ9は、長溝7に対して摺動可能に構
成され且つボルト10を締め付けることによってベース
6上に固定される。スライドホルダ9には、シャンクホ
ルダ11が押さえ板12を介してボルト13で締め付け
て固定される。シャンクホルダ11の先端には、各種バ
イト14,15,16,17が固定される。この実施例
では、図1において、左から外形部仕上げバイトとして
のダイヤモンドバイト14、後端面切削バイト15、前
端面切削バイト16及び外形部荒加工バイト17が設け
られている。
うに配置され、X軸とZ軸の水平方向に移動できるよう
に配置されている。ベース6は、NC制御によって水平
面上を主軸2の回転軸方向(Z軸方向)及び該回転軸C
と直交する方向(X軸方向)に移動可能である。ベース
6には、上面に2本の断面T字状(あり溝状)の長溝7
が形成されている。刃物台8は、ベース6上の適宜位置
に位置決めして固定されるスライドホルダ9を有してい
る。スライドホルダ9は、長溝7に対して摺動可能に構
成され且つボルト10を締め付けることによってベース
6上に固定される。スライドホルダ9には、シャンクホ
ルダ11が押さえ板12を介してボルト13で締め付け
て固定される。シャンクホルダ11の先端には、各種バ
イト14,15,16,17が固定される。この実施例
では、図1において、左から外形部仕上げバイトとして
のダイヤモンドバイト14、後端面切削バイト15、前
端面切削バイト16及び外形部荒加工バイト17が設け
られている。
【0018】この冷却装置付きNC工作機械は、特に、
ダイヤモンドバイト14を取り付けた刃物台8のシャン
クホルダ11に、ダイヤモンドバイト14に対して冷気
を噴き付ける冷気噴射ノズル51が固着具53によって
取り付けられている。また、主軸台50には、工作物4
のダイヤモンドバイト14による切削領域に対して冷気
を噴き付ける冷気噴射ノズル52が固着具54によって
取り付けられている。冷気噴射ノズル51,52に使用
される冷気は、例えば、工場設備等に設けられている冷
気発生装置から供給でき、例えば、−15℃程度の冷気
を使用することが好ましい。
ダイヤモンドバイト14を取り付けた刃物台8のシャン
クホルダ11に、ダイヤモンドバイト14に対して冷気
を噴き付ける冷気噴射ノズル51が固着具53によって
取り付けられている。また、主軸台50には、工作物4
のダイヤモンドバイト14による切削領域に対して冷気
を噴き付ける冷気噴射ノズル52が固着具54によって
取り付けられている。冷気噴射ノズル51,52に使用
される冷気は、例えば、工場設備等に設けられている冷
気発生装置から供給でき、例えば、−15℃程度の冷気
を使用することが好ましい。
【0019】この冷却装置付きNC工作機械において、
前端面切削バイト16は工作物4の前端面18を切削加
工するバイトであり、後端面切削バイト15は工作物4
の後端面19を切削加工するバイトであり、外形部荒加
工バイト17は工作物4の球面20を荒削りするバイト
であり、ダイヤモンドバイト14は荒削りした工作物4
の球面20に仕上げ加工を施すバイトである。ダイヤモ
ンドバイト14は、先端が半円形状に形成されているダ
イヤモンドカッタ21が使用される。
前端面切削バイト16は工作物4の前端面18を切削加
工するバイトであり、後端面切削バイト15は工作物4
の後端面19を切削加工するバイトであり、外形部荒加
工バイト17は工作物4の球面20を荒削りするバイト
であり、ダイヤモンドバイト14は荒削りした工作物4
の球面20に仕上げ加工を施すバイトである。ダイヤモ
ンドバイト14は、先端が半円形状に形成されているダ
イヤモンドカッタ21が使用される。
【0020】また、ベース6には、位置決め設定装置2
2が取り付けられている。位置決め設定装置22は、刃
物台8と同様のスライドホルダ23を有し、スライドホ
ルダ23が長溝7に対して摺動可能に構成され且つボル
トを締め付けることによってベース6上の適宜位置に位
置決めして固定される。スライドホルダ23には基準ア
ーム24が押さえ板12を介してボルト13で締め付け
固定される。基準アーム24の先端には基準金25が取
り付けられる。基準金25は、その前面の長手方向基準
面26を主軸2の回転軸Cと直交する平面に一致させ
て、基準アーム24の先端にボルト27で取り付けられ
る。長手方向基準面26と主軸2の回転軸CとでNC制
御の座標が設定される。基準金25は矩形板の一辺をU
字状に切除して二股状腕28を形成したものである。基
準金25の背面29にはU字状部分に傾斜面30が形成
されている。
2が取り付けられている。位置決め設定装置22は、刃
物台8と同様のスライドホルダ23を有し、スライドホ
ルダ23が長溝7に対して摺動可能に構成され且つボル
トを締め付けることによってベース6上の適宜位置に位
置決めして固定される。スライドホルダ23には基準ア
ーム24が押さえ板12を介してボルト13で締め付け
固定される。基準アーム24の先端には基準金25が取
り付けられる。基準金25は、その前面の長手方向基準
面26を主軸2の回転軸Cと直交する平面に一致させ
て、基準アーム24の先端にボルト27で取り付けられ
る。長手方向基準面26と主軸2の回転軸CとでNC制
御の座標が設定される。基準金25は矩形板の一辺をU
字状に切除して二股状腕28を形成したものである。基
準金25の背面29にはU字状部分に傾斜面30が形成
されている。
【0021】長手基準金25は、ベース6をX軸方向及
びZ軸方向、即ち水平面上を移動させることにより、チ
ャック本体1の前面と工作物4との間、即ち工作物4の
後側に基準金25を挿入し、二股状腕28でチャック爪
3を挟むように配置することができる。また、U字状部
分の傾斜面30は、チャック爪3の基部に形成された傾
斜面31との干渉を避けるために形成されたものであ
る。
びZ軸方向、即ち水平面上を移動させることにより、チ
ャック本体1の前面と工作物4との間、即ち工作物4の
後側に基準金25を挿入し、二股状腕28でチャック爪
3を挟むように配置することができる。また、U字状部
分の傾斜面30は、チャック爪3の基部に形成された傾
斜面31との干渉を避けるために形成されたものであ
る。
【0022】位置決め設定装置22の近傍には押付装置
32が取り付けられている。押付装置32はスライドホ
ルダ23にボルト33で固定されたプッシャー本体34
と、プッシャー本体34の先端に取り付けられたプッシ
ャー35を有している。プッシャー35は基準金25に
対向して配置されている。また、プッシャー本体34に
はエアホース36が接続されており、エアを供給するこ
とによってプッシャー35は基準金25に向けて押し出
され、エアを抜くことによってスプリング(図示省略)
のばね力で元の位置に復帰される。プッシャー35は工
作物4に押し付けられたときにスプリング37のばね力
で緩衝されるので、工作物4に無理な力が付与されるこ
とがない。
32が取り付けられている。押付装置32はスライドホ
ルダ23にボルト33で固定されたプッシャー本体34
と、プッシャー本体34の先端に取り付けられたプッシ
ャー35を有している。プッシャー35は基準金25に
対向して配置されている。また、プッシャー本体34に
はエアホース36が接続されており、エアを供給するこ
とによってプッシャー35は基準金25に向けて押し出
され、エアを抜くことによってスプリング(図示省略)
のばね力で元の位置に復帰される。プッシャー35は工
作物4に押し付けられたときにスプリング37のばね力
で緩衝されるので、工作物4に無理な力が付与されるこ
とがない。
【0023】位置決め設定装置22と各種バイト14,
15,16,17はベース6に固定されており、水平面
上を両者が一体となって移動できるように構成されてい
るので、基準金25がチャック本体1の前面と工作物4
との間に配置された状態では、バイト14,15,1
6,17で工作物4を切削することはできない。工作物
4を切削するためには、ベース6を移動させて基準金2
5を工作物4から完全に退避させた後で、バイト14,
15,16,17を工作物4に近づけるようにしなけれ
ばならない。
15,16,17はベース6に固定されており、水平面
上を両者が一体となって移動できるように構成されてい
るので、基準金25がチャック本体1の前面と工作物4
との間に配置された状態では、バイト14,15,1
6,17で工作物4を切削することはできない。工作物
4を切削するためには、ベース6を移動させて基準金2
5を工作物4から完全に退避させた後で、バイト14,
15,16,17を工作物4に近づけるようにしなけれ
ばならない。
【0024】次に、この冷却装置付きNC工作機械の作
動について説明すると、工作物4をNC工作機械で切削
加工する場合には、チャック本体1への工作物4の取付
けが行われる。チャック本体1への工作物4の取付け動
作は、オートローダ(図示省略)を作動して、例えば、
合成樹脂で成形された工作物4の中心孔5にオートロー
ダの把持爪(図示省略)を挿入して工作物4の一端を把
持する。そこで、オートローダは工作物4の中心孔5の
軸と主軸回転軸Cを平行に保った状態で、該主軸回転軸
Cの真上に移動する。次いで、オートローダは下降し、
主軸回転軸Cと中心孔軸とが略合致する位置まで下降し
たところで停止する。一方、チャック本体1は3個のチ
ャック爪3を互いに接近させて縮径した状態で待機して
いる。そこで、一旦停止したオートローダは次に主軸2
側のチャック本体1に向かってZ軸方向に前進し、工作
物4の中心孔5に縮径したチャック爪3が挿入される。
工作物4の前進はほぼ把持位置で停止する。次に、チャ
ック爪3が拡径し、各チャック爪3によって工作物4を
緩く把持する。これにより、工作物4はチャック本体1
の各チャック爪3によって仮固定されることになる。オ
ートローダは、把持していた工作物4を外し、主軸2側
からZ軸方向に後退し、次いで上昇し、主軸回転軸Cの
上方に移動して待機する。
動について説明すると、工作物4をNC工作機械で切削
加工する場合には、チャック本体1への工作物4の取付
けが行われる。チャック本体1への工作物4の取付け動
作は、オートローダ(図示省略)を作動して、例えば、
合成樹脂で成形された工作物4の中心孔5にオートロー
ダの把持爪(図示省略)を挿入して工作物4の一端を把
持する。そこで、オートローダは工作物4の中心孔5の
軸と主軸回転軸Cを平行に保った状態で、該主軸回転軸
Cの真上に移動する。次いで、オートローダは下降し、
主軸回転軸Cと中心孔軸とが略合致する位置まで下降し
たところで停止する。一方、チャック本体1は3個のチ
ャック爪3を互いに接近させて縮径した状態で待機して
いる。そこで、一旦停止したオートローダは次に主軸2
側のチャック本体1に向かってZ軸方向に前進し、工作
物4の中心孔5に縮径したチャック爪3が挿入される。
工作物4の前進はほぼ把持位置で停止する。次に、チャ
ック爪3が拡径し、各チャック爪3によって工作物4を
緩く把持する。これにより、工作物4はチャック本体1
の各チャック爪3によって仮固定されることになる。オ
ートローダは、把持していた工作物4を外し、主軸2側
からZ軸方向に後退し、次いで上昇し、主軸回転軸Cの
上方に移動して待機する。
【0025】次に、位置決め設定装置22を取り付けた
ベース6が主軸2側のチャック爪3に仮固定された工作
物4に向かってZ軸方向に前進し、続いてX軸方向に前
進することによって、図2の鎖線で示すように、基準金
25がチャック本体1の前面とチャック爪3に仮固定さ
れた工作物4との間に差し込まれる。次いで、基準金2
5が工作物4の後端面19に近づくZ軸方向にわずかに
後退して停止する。この位置が工作物4に対して長手方
向の加工基準位置となる。次いで、基準金25に対向し
て配置された押付装置32のプッシャー35が前進し、
工作物4を前端面18側から押圧して工作物4の後端面
19を基準金25の長手方向基準面26に圧接する。そ
こで、工作物4を緩く把持していたチャック爪3は、更
に拡径して工作物4の正規の把持状態になり、工作物4
はチャック爪3に位置決めして強固に固定される。次い
で、プッシャー35は、圧縮空気が排出されてリターン
スプリングによってベース6側へ後退して復帰すると共
に、基準金25は上記移動を辿って工作物4から後退す
る。これによって、工作物4は、チャック本体1に対し
て加工基準位置に正しく設定されたことになる。
ベース6が主軸2側のチャック爪3に仮固定された工作
物4に向かってZ軸方向に前進し、続いてX軸方向に前
進することによって、図2の鎖線で示すように、基準金
25がチャック本体1の前面とチャック爪3に仮固定さ
れた工作物4との間に差し込まれる。次いで、基準金2
5が工作物4の後端面19に近づくZ軸方向にわずかに
後退して停止する。この位置が工作物4に対して長手方
向の加工基準位置となる。次いで、基準金25に対向し
て配置された押付装置32のプッシャー35が前進し、
工作物4を前端面18側から押圧して工作物4の後端面
19を基準金25の長手方向基準面26に圧接する。そ
こで、工作物4を緩く把持していたチャック爪3は、更
に拡径して工作物4の正規の把持状態になり、工作物4
はチャック爪3に位置決めして強固に固定される。次い
で、プッシャー35は、圧縮空気が排出されてリターン
スプリングによってベース6側へ後退して復帰すると共
に、基準金25は上記移動を辿って工作物4から後退す
る。これによって、工作物4は、チャック本体1に対し
て加工基準位置に正しく設定されたことになる。
【0026】以上の動作によって、工作物4のチャック
本体1への取付けが完了するので、次に、工作物4に対
する切削加工が開始される。工作物4に対する切削工程
については後述する。工作物4への切削加工が終了する
と、工作物4はチャック本体1から取り外される。工作
物4のチャック本体1からの取外し動作について以下に
説明する。
本体1への取付けが完了するので、次に、工作物4に対
する切削加工が開始される。工作物4に対する切削工程
については後述する。工作物4への切削加工が終了する
と、工作物4はチャック本体1から取り外される。工作
物4のチャック本体1からの取外し動作について以下に
説明する。
【0027】まず、オートローダは、主軸回転軸Cの真
上に進行する。ベース6がオートローダの動作エリア外
に退避したことを確認し、オートローダは主軸回転軸C
の真上から下降してオートローダの把持爪の中心軸が主
軸回転軸Cにほぼ合致したところで、オートローダの下
降が停止する。次いで、オートローダは主軸2側の工作
物4へ向かってZ軸方向に前進し、オートローダの把持
爪が工作物4の中心孔5に挿入される。オートローダの
把持爪が拡径して工作物4を把持する。そこで、チャッ
ク本体1に設けたチャック爪3が縮径され、工作物4の
把持を緩める。オートローダは工作物4を把持したま
ま、主軸2の工作物4からZ軸方向に後退し、主軸回転
軸Cの真上に上昇する。次いで、所定の位置へオートロ
ーダは移動し、切削加工が施されたボール状の工作物4
は回収される。次いで、次に加工される工作物4をオー
トローダは把持し、上記の切削工程が繰り返されること
になる。
上に進行する。ベース6がオートローダの動作エリア外
に退避したことを確認し、オートローダは主軸回転軸C
の真上から下降してオートローダの把持爪の中心軸が主
軸回転軸Cにほぼ合致したところで、オートローダの下
降が停止する。次いで、オートローダは主軸2側の工作
物4へ向かってZ軸方向に前進し、オートローダの把持
爪が工作物4の中心孔5に挿入される。オートローダの
把持爪が拡径して工作物4を把持する。そこで、チャッ
ク本体1に設けたチャック爪3が縮径され、工作物4の
把持を緩める。オートローダは工作物4を把持したま
ま、主軸2の工作物4からZ軸方向に後退し、主軸回転
軸Cの真上に上昇する。次いで、所定の位置へオートロ
ーダは移動し、切削加工が施されたボール状の工作物4
は回収される。次いで、次に加工される工作物4をオー
トローダは把持し、上記の切削工程が繰り返されること
になる。
【0028】次に、工作物4をボールバルブのボールと
して切削加工する工程について説明する。工作物4を回
転させながら、NC制御装置によってベース6をX軸方
向及びZ軸方向に移動させ、バイトを工作物4に押し当
てて切削加工が行われる。最初に、前端面切削バイト1
6を使用して工作物4の前端面18を切削加工し、次い
で、後端面切削バイト15を使用して工作物4の後端面
19を切削加工し、次に、外形部荒加工バイト17を使
って工作物4の球面20を荒削りし、最後に、ダイヤモ
ンドバイト14を使って工作物4の外面を球面20に仕
上げ加工を施すことによって、ボールを製作することが
できる。
して切削加工する工程について説明する。工作物4を回
転させながら、NC制御装置によってベース6をX軸方
向及びZ軸方向に移動させ、バイトを工作物4に押し当
てて切削加工が行われる。最初に、前端面切削バイト1
6を使用して工作物4の前端面18を切削加工し、次い
で、後端面切削バイト15を使用して工作物4の後端面
19を切削加工し、次に、外形部荒加工バイト17を使
って工作物4の球面20を荒削りし、最後に、ダイヤモ
ンドバイト14を使って工作物4の外面を球面20に仕
上げ加工を施すことによって、ボールを製作することが
できる。
【0029】
【発明の効果】この発明による冷却装置付きNC工作機
械は、上記のように構成されているので、次のような効
果を有する。即ち、この冷却装置付きNC工作機械によ
れば、ダイヤモンドバイト等のバイトを取り付けた刃物
台に冷気噴射ノズルを設けと共に、主軸台にも冷気噴射
ノズルを設け、該冷気噴射ノズルからバイト及び工作物
に対して冷気を噴き付けるので、冷気がバイト及び工作
物の加工面から切削熱を速やかに奪って常に良好な温度
状態に維持することができ、バイトの刃先には構成刃先
が発生し難く、バイトの寿命が延び、耐久性を向上でき
る。
械は、上記のように構成されているので、次のような効
果を有する。即ち、この冷却装置付きNC工作機械によ
れば、ダイヤモンドバイト等のバイトを取り付けた刃物
台に冷気噴射ノズルを設けと共に、主軸台にも冷気噴射
ノズルを設け、該冷気噴射ノズルからバイト及び工作物
に対して冷気を噴き付けるので、冷気がバイト及び工作
物の加工面から切削熱を速やかに奪って常に良好な温度
状態に維持することができ、バイトの刃先には構成刃先
が発生し難く、バイトの寿命が延び、耐久性を向上でき
る。
【図1】この発明による冷却装置付きNC工作機械の一
実施例の刃物台側を示す平面図である。
実施例の刃物台側を示す平面図である。
【図2】図1の冷却装置付きNC工作機械の一実施例の
チャック本体を示す平面図である。
チャック本体を示す平面図である。
【図3】図1におけるA矢視図であって位置決め設定装
置に取り付けられた基準金の側面図である。
置に取り付けられた基準金の側面図である。
1 チャック本体 2 主軸 3 チャック爪 4 工作物 6 ベース 8 刃物台 14 ダイヤモンドバイト 15,16,17 バイト 22 位置決め設定装置 25 基準金 50 主軸台 51,52 冷気噴射ノズル
Claims (4)
- 【請求項1】 主軸台に回転可能に装着された主軸、低
熱伝導性材料から成る工作物を把持するチャック爪を有
する前記主軸に固定されたチャック本体、該チャック本
体に対して移動可能に配置され且つダイヤモンドバイト
を含む各種バイトをそれぞれ取り付けた刃物台、該刃物
台が取り付けられ且つ前記チャック本体に対して相対的
に移動可能なベース、及び前記刃物台に設けられた前記
バイトに対して冷気を噴き付ける冷気噴射ノズル、を有
することを特徴とする冷却装置付きNC工作機械。 - 【請求項2】 前記主軸台には、前記工作物の前記バイ
トによる切削領域に対して冷気を噴き付ける冷気噴射ノ
ズルが設けられていることを特徴とする請求項1に記載
の冷却装置付きNC工作機械。 - 【請求項3】 前記工作物を構成する低熱伝導性材料は
ポリ塩化ビニルの合成樹脂であることを特徴とする請求
項1又は2に記載の冷却装置付きNC工作機械。 - 【請求項4】 前記冷気噴射ノズルが取り付けられた前
記刃物台には前記ダイヤモンドバイトが取り付けられて
いることを特徴とする請求項1〜3のいずれかにに記載
の冷却装置付きNC工作機械。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24706595A JPH0970736A (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | 冷却装置付きnc工作機械 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24706595A JPH0970736A (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | 冷却装置付きnc工作機械 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0970736A true JPH0970736A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=17157908
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24706595A Pending JPH0970736A (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | 冷却装置付きnc工作機械 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0970736A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008538193A (ja) * | 2005-04-29 | 2008-10-16 | イー.エム.ダブリュ.アンテナ カンパニー リミテッド | 凹部を有するディスプレイウィンドウ及びその製造方法 |
| US20150298216A1 (en) * | 2012-10-25 | 2015-10-22 | Utilis Ag | Clamping device with coolant channel, method of producing the clamping device and tool holding plate for a lathe with such a clamping device |
| CN114453956A (zh) * | 2022-01-18 | 2022-05-10 | 甘肃酒钢集团宏兴钢铁股份有限公司 | 一种闪光焊机光整刀冷却清洗装置 |
-
1995
- 1995-09-01 JP JP24706595A patent/JPH0970736A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008538193A (ja) * | 2005-04-29 | 2008-10-16 | イー.エム.ダブリュ.アンテナ カンパニー リミテッド | 凹部を有するディスプレイウィンドウ及びその製造方法 |
| US20150298216A1 (en) * | 2012-10-25 | 2015-10-22 | Utilis Ag | Clamping device with coolant channel, method of producing the clamping device and tool holding plate for a lathe with such a clamping device |
| US10022804B2 (en) * | 2012-10-25 | 2018-07-17 | Utilis Ag | Clamping device with coolant channel, method of producing the clamping device and tool holding plate for a lathe with such a clamping device |
| CN114453956A (zh) * | 2022-01-18 | 2022-05-10 | 甘肃酒钢集团宏兴钢铁股份有限公司 | 一种闪光焊机光整刀冷却清洗装置 |
| CN114453956B (zh) * | 2022-01-18 | 2024-03-12 | 甘肃酒钢集团宏兴钢铁股份有限公司 | 一种闪光焊机光整刀冷却清洗装置 |
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