JPH0971143A - 自動変速機用シフトレバー装置 - Google Patents

自動変速機用シフトレバー装置

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JPH0971143A
JPH0971143A JP6482996A JP6482996A JPH0971143A JP H0971143 A JPH0971143 A JP H0971143A JP 6482996 A JP6482996 A JP 6482996A JP 6482996 A JP6482996 A JP 6482996A JP H0971143 A JPH0971143 A JP H0971143A
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lock plate
range
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shift lock
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Tamaki Koide
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の組立時には、シフトレバーをNレンジ
にシフトさせた状態でのシフトロックプレートを、シフ
トレバーがPレンジにシフトした状態と同じ姿勢に拘束
し、車両の組立終了後は簡単な操作でシフトロックプレ
ートの拘束を解除する。 【解決手段】 車両1の組立時には、ベースプレート1
0に形成された規制孔70の第1の規制部72に、シフ
トレバー11がNレンジにシフトされている状態でシフ
トロックプレート20に当接するセットピン76を位置
決めし、シフトロックプレート20をシフトレバー11
がPレンジにシフトさせた状態と同じ姿勢に拘束する。
車両1の組立後は、シフトレバー11をNレンジからP
レンジに戻す操作のみで、カムフランジ85によりセッ
トピン76を規制孔70の第1の規制部72から第2の
規制部73に移動させ、シフトロックプレート20の拘
束を解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、車両の自動変速機
用シフトレバー装置に関し、とくにシフトレバーをNレ
ンジにシフトさせた状態でのシフトロックプレートを、
シフトレバーがPレンジにシフトした状態と同じ姿勢に
拘束することが可能な自動変速機用シフトレバー装置の
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の組立ラインでは、車両の片側の前
輪および後輪のみをコンベアに乗せ、他側の前輪および
後輪を床面上を転動させ、車両を移動させる場合があ
る。この場合は、車両の自動変速機用のシフトレバーを
Pレンジ(パーキングレンジ)にシフトさせていると、
車輪の回転がロックされ車両が組立ラインから外れるお
それがあるので、シフトレバーをNレンジ(ニュートラ
ルレンジ)にシフトさせておく必要がある。
【0003】シフトレバー装置には、シフトレバーがP
レンジにシフトされているときのみキーシリンダからイ
グニッションキーが抜けるキーロック機構部が接続され
る場合がある。車両の組立ラインでは、キーシリンダか
ら抜いたキーを用いて車両のトランクやバックドア等の
検査を行う工程があることから、シフトレバーをNレン
ジにしたままの状態でキーシリンダからキーを抜く機構
が必要となる。シフトレバーをNレンジにシフトさせた
状態で、キーシリンダからキーを抜く技術の一例とし
て、例えば実開平3−51271号公報が知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記実開平3
−51271号公報のシフトレバー装置には、次の問題
が存在した。本公報のシフトレバー装置では、組立ライ
ンにおいてシフトレバーをNレンジにシフトさせた状態
で、仮保持部材が組付けられる。キーシリンダからキー
を抜いて他の検査を行う場合は、解除部材を車両前方向
へ移動させ、つぎに仮保持部材を時計回り方向に回転さ
せるので、作業に多くの時間がかかる。また、この作業
は複雑な操作を強いられることから、誤作業の発生要因
が多くなる。なお、上記公報以外にもシフトレバーを使
用状態に戻す際に、非常用のシフトロック解除用ボタン
を押圧しなければならない方式の装置が存在し、上記と
同様にシフトロックプレートの拘束を解除する操作が煩
雑になる。車両では、発進時のシフトレバーの誤発進を
防止するために、シフトロック機構が設けられている。
シフトレバーのシフトロックは、揺動可能なシフトロッ
クプレートによって行われており、シフトロックプレー
トの動きは、ケーブルを介してキーロック機構部に伝達
される。したがって、車両をコンベアによって移動させ
つつ、キーを用いた検査を行うには、シフトロックプレ
ートの姿勢をキーが抜ける姿勢に拘束する必要があり、
検査後は容易にシフトロックプレートの拘束を解除する
必要がある。
【0005】本発明は、車両の組立時には、シフトレバ
ーをNレンジにシフトさせた状態でのシフトロックプレ
ートを、シフトレバーがPレンジにシフトしている状態
と同一の姿勢に拘束し、車両の組立終了後は簡単な操作
でシフトロックプレートの拘束を解除することが可能な
自動変速機用シフトレバー装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明に係る自動変速機用シフトレバー装置は、次の通りで
ある。 (1)ベースプレートに揺動可能に支持されるシフトレ
バーと、前記シフトレバーに設けられ、シフトボタンの
押圧操作による押し下げによりディテントプレートとの
係合が解除されるディテントピンと、前記ベースプレー
ト側に揺動可能に設けられ、前記ディテントピンの押し
下げを阻止するシフトロックプレートと、前記シフトロ
ックプレートとの係合によりシフトロックプレートの下
方への揺動を阻止し、ブレーキペダルの踏込みによりシ
フトロックプレートとの係合を解除するアクチュエータ
と、前記シフトロックプレートにケーブルを介して連結
されるロック機構部と、前記ベースプレートに移動可能
にセットされ、シフトロックプレートに当接可能なセッ
トピンと、前記ベースプレートに形成され、前記セット
ピンの位置決めにより前記シフトロックプレートの揺動
を阻止する第1の規制部と、前記セットピンの位置決め
により前記シフトロックプレートの揺動を許容する第2
の規制部とを有する規制孔と、前記シフトレバーに設け
られ、該シフトレバーのNレンジからPレンジへのシフ
ト操作により前記規制孔の第1の規制部により位置決め
されたセットピンと当接し、該セットピンを前記第1の
規制部から第2の規制部へ移動させるカムフランジと、
を備えたことを特徴とする自動変速機用シフトレバー装
置。 (2)ベースプレートに揺動可能に支持されるシフトレ
バーと、前記シフトレバーに設けられ、シフトボタンの
押圧操作による押し下げによりディテントプレートとの
係合が解除されるディテントピンと、前記ベースプレー
トに揺動可能に設けられ、前記ディテントピンとの当接
によりディテントピンの押し下げを阻止するストッパ
と、前記ストッパと連結され、ブレーキペダルの踏込み
によってPレンジに位置する前記ディテントピンとスト
ッパとの当接を解除するアクチュエータと、前記ベース
プレートに揺動可能に保持され、Pレンジに位置するデ
ィテントピンとの接触により付勢方向と反対方向に所定
の傾倒角まで押し戻されるシフトロックプレートと、前
記シフトロックプレートにケーブルを介して連結される
ロック機構部と、前記シフトロックプレートに設けら
れ、前記ストッパとの当接によりシフトロックプレート
を前記所定の傾倒角に近い第1の傾倒角に保持する第1
の保持手段と、前記シフトロックプレートに設けられ、
シフトレバーがPレンジ以外のレンジにシフトされてい
る状態では前記ストッパとの当接によりシフトロックプ
レートを第2の傾倒角に保持する第2の保持手段と、を
備えたことを特徴とする自動変速機用シフトレバー装
置。
【0007】上記(1)の自動変速機用シフトレバー装
置では、車両の組立時には、シフトレバーがNレンジに
シフトされている。シフトレバーをNレンジにシフトさ
せた状態では、車両の車輪が回転自在となるので、車輪
の片側のみを組立ラインのコンベアに乗せた状態での車
両の移動が可能となる。車両の組立時にシフトレバーを
Nレンジにシフトさせた状態では、規制孔の第1の規制
部に位置決めされたセットピンは、シフトロックプレー
トと当接するので、シフトボタンを押圧してもシフトロ
ックプレートを押し下げることができず、シフトロック
プレートはシフトレバーがPレンジにある状態と同一の
姿勢に拘束される。これにより、シフトロックプレート
とケーブルを介して連結されているロック機構部は、シ
フトレバーをPレンジにシフトさせた状態と同一の機能
を果すことになり、ロック機構部が例えばキーロック機
構部である場合は、キーシリンダからキーを抜くことが
可能となる。したがって、組立ラインでは車両の車輪を
ロックすることなく、キーシリンダから抜いたキーを用
いた車両の検査が可能となる。コンベアによる車両の組
立作業が終了した後は、シフトレバーがNレンジからP
レンジに戻される。この場合は、シフトレバーに設けら
れたカムフランジにより、第1の規制部に位置決めされ
ていたセットピンが第2の規制部に移動する。第2の規
制部に位置決めされたセットピンは、シフトロックプレ
ートの揺動を許容するので、シフトボタンの押圧による
シフトロックプレートの押し下げが可能となる。セット
ピンが第2の規制部に位置決めされた状態では、シフト
レバーをPレンジからNレンジにシフトさせると、シフ
トロックプレートの揺動によりロック機構部がケーブル
を介して駆動され、キーシリンダからキーを抜くことは
できなくなる。上記(2)の自動変速機用シフトレバー
装置では、車両の組立時には、シフトレバーがNレンジ
にシフトされている。シフトレバーをNレンジにシフト
させた状態では、車両の車輪が回転自在となるので、車
輪の片側のみを組立ラインのコンベアに乗せた状態での
車両の移動が可能となる。車両の組立時にシフトレバー
をNレンジにシフトさせた状態では、ストッパはシフト
ロックプレートの第1の保持手段と当接するので、シフ
トロックプレートは第1の傾倒角に保持される。この状
態では、シフトロックプレートはシフトレバーがPレン
ジにある状態とほぼ同一の姿勢に拘束される。これによ
り、シフトロックプレートとケーブルを介して連結され
ているロック機構部は、シフトレバーがPレンジにシフ
トされている状態と同一の機能を果すことになり、ロッ
ク機構部が例えばキーロック機構部である場合は、キー
シリンダからキーを抜くことが可能となる。したがっ
て、組立ラインでは車両の車輪をロックすることなく、
キーシリンダから抜いたキーを用いた車両の検査が可能
となる。コンベアによる車両の組立作業が終了した後
は、シフトレバーがNレンジからPレンジに戻される。
シフトレバーがPレンジに戻された場合は、シフトロッ
クプレートはディテントピンとの接触により、付勢方向
と反対方向に所定の傾倒角まで押し戻される。所定の傾
倒角は、第1の傾倒角に近いので、シフトロックプレー
トはシフトレバーがPレンジにシフトされた後も、ほぼ
第1の傾倒角と同様の姿勢に保持され、キーシリンダか
らキーを抜くことが可能となる。シフトレバーをPレン
ジ以外のレンジにシフトさせる際には、ブーキペダルの
踏込みによりアクチュエータが動作し、ストッパは所定
方向に揺動する。これにより、ストッパはシフトロック
プレートの第2の保持手段に当接し、シフトロックプレ
ートは所定の傾倒角から第2の傾倒角に変化する。した
がって、シフトロックプレートとケーブルを介して連結
されるロック機構部が駆動され、キーシリンダからキー
を抜くことはできなくなる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1ないし図9は、本発明の第1
実施例を示し、図10ないし図17本発明の第2実施例
を示している。まず、各実施例に共通の構成について、
たとえば図1、図7、図8、図9を参照して説明する。
共通する構成については、全実施例にわたり同一の符号
を付してある。
【0009】図7において、シフトレバー装置5が取付
けられる車両1は、組立ラインに設置されたコンベア3
によって自動搬送されている。車両1は、片側の前後の
車輪2のみがコンベア3に載置されており、他方の前後
の車輪2は床面4を転動するようになっている。図1に
おいて、10は車両1の車体に固定されるベースプレー
トを示している。ベースプレート10には、シフトレバ
ー11が車両前後方向(矢印F方向)に揺動可能に支持
されている。シフトレバー11の頂部近傍には、シフト
ボタン13が設けられている。シフトレバー11の下部
には、シフトボタン13と連動するディテントピン14
が移動可能に設けられている。ディテントピン14は、
シフトレバー11のシフト位置を決めるディテントプレ
ート15と係合可能となっている。シフトレバー11に
は、水平方向に延びるガイドピン16が取付けられてい
る。
【0010】シフトレバー装置5は、図8に示すよう
に、ロック機構部としてのキーロック機構用の端末金具
45を有している。端末金具45は、機械的動力を伝達
するケーブル40を介して後述するシフトロックプレー
ト20と連結されている。端末金具45の近傍には、車
両1のエンジンを始動させるキー44が挿入されるキー
シリンダ46が配置されている。キーシリンダ46の近
傍には、ホルダ47が設けられている。端末金具45
は、ホルダ47に移動可能に保持されている。端末金具
45は、スプリング48によってホルダ47から離れる
方向に付勢されている。
【0011】ホルダ47の近傍には、キーシリンダ46
に挿入されたキー44の動きと連動するキーシリンダカ
ム49が設けられている。端末金具45は、キーシリン
ダカム49と係合可能となっている。図9に示すよう
に、キーシリンダ46に対するキー44の位置は、LO
CK、ACC(アクセサリ)、ON、STARTの4つ
がある。LOCKは、キー44を差し込む位置であり、
キー44がLOCK又はACC位置にある状態ではキー
シリンダカム49が端末金具45と係合するようになっ
ている。キー44がON位置にあるときは、キーシリン
ダカム49は端末金具45と係合しない。キー44をL
OCK位置からACC位置まで回転させると、車室内の
ラジオ等の機器をオンとすることができる。キー44を
ONの位置を通過してSTARTの位置まで回転させる
と、モータによりエンジンを起動させることができる。
この状態でキー44を離すと、キー44はONの位置ま
で自動的に戻る。車両の走行時は、キー44はON位置
に位置している。
【0012】ベースプレート10側には、アクチュエー
タとしてのソレノイド50が設けられている。ソレノイ
ド50は、プランジャ51およびスプリング52を有し
ている。ソレノイド50は、キー44がON位置かつシ
フトレバー11がPレンジにて、ブレーキペダル(図示
略)の踏込み動作により励磁される。ソレノイド50の
非励磁の状態では、プランジャ51がスプリング52の
付勢力により押し出される。ソレノイド50の励磁時に
は、プランジャ51がソレノイド本体側に吸引される。
【0013】ベースプレート10の上部を覆うアッパカ
バー(図示略)には、ロック解除ボタン62が上下方向
に移動可能に取付けられている。ロック解除ボタン62
は、ソレノイド50が電圧降下等によって動作しなくな
った場合に用いられるものである。ロック解除ボタン6
2は、押圧により後述するリンク部材やストッパを揺動
させ、シフトロックを解除する機能を有しており、シフ
トロックが解除された状態では、シフトボタン13を押
圧することによりディテントピン14を所定の位置まで
押し下げることができる。
【0014】つぎに、各実施例の特有の構成および作用
について説明する。第1実施例では、図1ないし図9に
示すように、ベースプレート10には、シフトロックプ
レート20が揺動可能に取付けられている。シフトロッ
クプレート20は、ベースプレート10の軸部に嵌合さ
れた筒部21を中心として車両前後方向に揺動可能とな
っている。シフトロックプレート20は、リンク部材3
0を有している。リンク部材30は、シフトロックプレ
ート20の軸部24を中心として車両前後方向に揺動可
能となっている。シフトロックプレート20には、下方
に延びるアーム28が形成されている。アーム28の先
端部には、ベースプレート10と当接可能な弾性体から
なるクッション29が取付けられている。
【0015】リンク部材30は、上下方向に延びる板状
に形成されている。リンク部材30の頂部は、ディテン
トピン14が当接可能な規制面32aに形成されてい
る。シフトロックプレート20には、リンク部材30の
傾斜面からなる側端面33と係合可能な係合面23が形
成されている。リンク部材30の側端面33は、所定方
向(矢印A方向)にのみ係合面23と係合し、所定方向
と反対方向(矢印B方向)には係合しない。すなわち、
リンク部材30は矢印A方向の動きがシフトロックプレ
ート20によって規制され、矢印B方向への揺動は可能
となっている。リンク部材30は、付勢手段としてのト
ーションスプリング(図示略)によって側端面33が係
合面23に常時密着するように付勢されている。
【0016】シフトロックプレート20には、シフトレ
バー11をPレンジ以外のレンジにシフトさせた際に、
ガイドピン16と接触し、ディテントピン14によって
押し下げられているシフトロックプレート20を下方に
揺動させるカム部26が形成されている。カム部26
は、シフトロックプレート20と一体成形されている。
ガイドピン16が摺接可能なカム部26の上面は、シフ
トレバー11の揺動中心Xを中心とした半径Rの湾曲面
に形成されており、ガイドピン16の移動軌跡と一致す
る。
【0017】ベースプレート10には、規制孔70が形
成されている。規制孔70は、挿入部71、第1の規制
部72、第2の規制部73とから構成されている。規制
孔70には、セットピン76が挿入可能となっている。
セットピン76には、図6に示すように、後述するスプ
リング81が嵌め込まれる溝77と、規制孔70の周縁
と係合可能な保持溝78とが形成されている。規制孔7
0の挿入部71は、セットピン76を挿入する部分であ
る。第1の規制部72と第2の規制部73は、それぞれ
異なる方向に延びている。第1の規制部72は、挿入部
71からシフトレバー11のシフト方向に斜め上方に延
びている。第2の規制部73は、第1の規制部72の途
中からシフトレバー11のシフト方向にほぼ水平に延び
ている。
【0018】ベースプレート10の規制孔70の直下に
は、外方に突出する保持部80が形成されている。保持
部80の外周には、規制孔70に挿入されたセットピン
76を第1の規制部72または第2の規制部73の周縁
に押圧するスプリング81が設けられている。スプリン
グ81の一端部は、セットピン76の溝77に嵌め込ま
れている。規制孔70に挿入されるセットピン76は、
挿入部71から第1の規制部72に向って移動可能とな
っている。第1の規制部72の端部に位置決めされたセ
ットピン76は、シフトロックプレート20の下面27
と当接している。セットピン76がシフトロックプレー
ト20と当接した状態では、シフトロックプレート20
のアーム28の先端部のクッション29はベースプレー
ト10のストッパ10aと当接しており、シフトロック
プレート20は上下のいずれにも揺動することができな
い。第1の規制部72に位置決めされたセットピン76
は、第2の規制部73まで移動可能となっている。セッ
トピン76が第2の規制部73に位置決めされた状態で
は、セットピン76はシフトロックプレート20の揺動
下限よりも下方に位置しており、シフトロックプレート
20の揺動は許容される。
【0019】シフトレバー11のディテントピン14の
下方には、斜め下方に延びるカムフランジ85が設けら
れている。カムフランジ85の下端面は、セットピン7
6と当接可能となっている。カムフランジ85は、シフ
トレバー11のNレンジからPレンジへのシフト操作に
より規制孔70の第1の規制部72により位置決めされ
たセットピン76と当接し、セットピン76を第1の規
制部72から第2の規制部73へ移動させる機能を有し
ている。第2の規制部73に位置決めされたセットピン
76は、スプリング81によって第2の規制部73の端
部周縁に常時押圧されている。カムフランジ85によっ
て第2の規制部73に移動したセットピン76は、手作
業によって規制孔70から抜き取らない限り、第2の規
制部73に位置決めされたままとなる。
【0020】つぎに、第1実施例における車両への組込
み時の作用について説明する。図1は、シフトレバー装
置5を車両1に組込む際の状態を示しており、シフトレ
バー装置5はシフトレバー11がNレンジにシフトされ
た状態で車両の組立ラインに供給される。図4は、シフ
トレバー装置5の正規の組付状態を示しているが、図1
の場合は組付手順との関係から正規の組付状態にはな
く、ガイドピン16と接触すべきシフトロックプレート
20のカム部26がガイドピン16と接触していない。
シフトレバー装置5が車両の組立ラインに供給される際
には、セットピン76は既に規制孔70の第1の規制部
72に位置決めされている。組立ラインに供給されるシ
フトレバー装置5におけるセットピン76の第1の規制
部72へのセットは、つぎの手順で行われる。まず、ベ
ースプレート10の規制孔70の挿入部71にセットピ
ン76を挿入し、つぎに、セットピン76を規制孔70
の第1の規制部72に移動させ、セットピン76をスプ
リング81によって第1の規制部72の端部に押圧す
る。
【0021】図1に示すように、シフトレバー11がN
レンジにシフトしている状態では、車両1の車輪2が回
転自在となるので、片側の前後の車輪2のみをコンベア
3に乗せた状態で車両1の移動が可能となる。セットピ
ン76が第1の規制部72に位置決めされた状態では、
セットピン76はシフトロックプレート20の下面27
と当接する。第1の規制部72は、斜め上方に延びてい
るので、シフトロックプレート20を押し下げようとし
ても、セットピン76が第1の規制部72の縁部72a
と係合しているので、シフトロックプレート20を下方
に揺動させることができない。
【0022】第1の規制部72により位置決めされたセ
ットピン76がシフトロックプレート20の下面27と
当接している状態では、シフトロックプレート20はシ
フトレバー11がPレンジにシフトされたと同一の姿勢
に保たれる。そのため、ケーブル40を介してシフトロ
ックプレート20と連結されているロック機構部(キー
ロック機構部)としての端末金具45とキーシリンダカ
ム49との係合が解除され、シフトレバー11がNレン
ジにシフトされていてもキーシリンダ46からキー44
を抜くことができる。したがって、キー44を用いて車
両1の他の部分の検査が可能となる。
【0023】コンベア3による車両1の組立作業が完了
すると、図2に示すように、シフトレバー11がNレン
ジからPレンジ側にシフトされる。この場合、ディテン
トピン14がリンク部材30と当接するが、リンク部材
30は矢印B方向には揺動可能であるので、リンク部材
30の揺動により、シフトレバー11をPレンジにシフ
トさせることができる。シフトレバー11がNレンジに
シフトする際には、カムフランジ85によってセットピ
ン76が下方に押し下げされ、セットピン76はスプリ
ング81の付勢力により第1の規制部72から第2の規
制部73に移動する。セットピン76が第2の規制部7
3により位置決めされた状態では、セットピン76はシ
フトロックプレート20の揺動下限よりも下方に位置す
るので、シフトロックプレート20の下方への揺動が可
能となる。図3に示すように、シフトレバー11がPレ
ンジにシフトされた後は、第2の規制部73により位置
決めされたセットピン76は抜き取られることなくその
まま放置される。
【0024】つぎに、第1実施例における車両運転時の
シフトレバー装置5の動作について説明する。シフトレ
バー11がPレンジにシフトしている状態では、ディテ
ントピン14は、シフトレバー11内に収納されている
スプリング(図示略)の付勢力により上方に付勢されて
いるので、ディテントピン14はディテントプレート1
5の切欠部15aと係合している。シフトレバー11が
Pレンジに位置している状態では、シフトロックプレー
ト20の係合面25とソレノイド50のプランジャ51
が係合可能であるので、ブレーキペダル(図示略)を踏
込むことなく、シフトボタン13を押圧してディテント
ピン14を押し下げても、シフトロックプレート20は
下方に揺動しない。したがって、ディテントピン14は
まだディテントプレート15の切欠部15aと係合した
ままであり、シフトレバー11のPレンジから他のレン
ジへのシフト操作は不可能となる。
【0025】ブレーキペダル(図示略)を所定量以上踏
込んだ場合は、ソレノイド50への通電によってプラン
ジャ51がシフトロックプレート20の係合面25から
離れる方向に移動し、シフトロックプレート20とプラ
ンジャ51との係合が解除される。ここで、シフトボタ
ン13を押圧してディテントピン14を押し下げた場合
は、ティテントピン14の押圧によってシフトロックプ
レート20は、下方に揺動する。したがって、ディテン
トピン14とディテントプレート15の切欠部15aと
の係合が解除され、図4に示すように、シフトレバー1
1をPレンジ以外のレンジにシフトさせることが可能と
なる。
【0026】シフトレバー11をPレンジ以外のレンジ
にシフトさせる際には、ガイドピン16とカム部26と
の接触によってシフトロックプレート20は下方に揺動
するので、ケーブル40を介して連結された端末金具4
5も移動し、端末金具45はキーシリンダ46のキーシ
リンダカム49と係合する。そのため、キー44をLO
CK位置に回すことができず、キー44のキーシリンダ
46からの抜けが防止される。シフトロックプレート2
0のカム部26の上面形状はガイドピン16の移動軌跡
と一致しているので、シフトレバー11をPレンジ以外
の各レンジにシフトさせてもシフトロックプレート20
の揺動角は一定に保たれる。したがって、端末金具45
はキーシリンダカム49と回転方向で係合したままとな
り、キーシリンダ46からキー44を抜くことはできな
い。
【0027】図3の状態でソレノイド50がバッテリの
電圧降下等により動作しなくなった場合は、ロック解除
ボタン62によるシリンダロック解除が行われる。ロッ
ク解除ボタン62の頂部を押圧すると、ロック解除ボタ
ン62の下端はリンク部材30の一方の頂面32bに当
接し、リンク部材30はトーションスプリングによる付
勢方向と逆方向に回動する。そのため、リンク部材30
の規制面32aはディテントピン14の直下に位置しな
くなり、ディテントピン14と規制面32aとの当接を
回避することが可能となる。したがって、ディテントピ
ン14をディテントプレート15の切欠部15aよりも
下方に押し下げることができ、シフトレバー11をPレ
ンジから他のレンジにシフトさせることができる。
【0028】第2実施例では、図10ないし図14に示
すように、ベースプレート10には、シフトロックプレ
ート90が取付けられている。シフトロックプレート9
0は、軸部90aを中心に車両の前後方向に揺動可能と
なっている。シフトロックプレート90は、平面形状が
V字形をしている。シフトロックプレート90の一側に
は、ケーブル40が連結されている。シフトロックプレ
ート90の他端部90bは、水平方向に突出している。
他端部90bは、ディテントピン14と接触可能となっ
ている。シフトロックプレート90は、軸部90aの外
周に配置された付勢手段としてのトーションスプリング
91により矢印A方向に付勢されている。シフトロック
プレート90には、第1の保持手段92と、第2の保持
手段94が設けられている。第1の保持手段92と第2
の保持手段94は、シフトロックプレート90に形成さ
れた位置決め穴96の内周面の一部から構成されてお
り、第1の保持手段92は第2の保持手段94よりも揺
動方向(矢印A方向)に突出している。トーションスプ
リング91の付勢力は、ケーブル40の摺動抵抗(摩擦
力)とキー側の負荷を加算した値よりも大に設定されて
いる。
【0029】ベースプレート10には、ストッパ100
が取付けられている。ストッパ100は、シフトロック
プレート90の斜め下方に配置されており、軸部100
aを中心として車両の前後方向に揺動可能となってい
る。ストッパ100は、平面形状が略Y字形をしてい
る。ストッパ100の一側は、ほぼ上方に向かって延び
ており、頂部に位置する規制面100bがディテントピ
ン14と接触可能となっている。ストッパ100の他側
は、シフトロックプレート90の位置決め穴92に向か
って延びている。ストッパ100の他側の端部には、ボ
ス101が形成されている。ボス101は、位置決め穴
96に進入しており、第1の保持手段92と第2の保持
手段94のいずれかに接触可能となっている。ストッパ
100の下端部100cは、ソレノイド50のプランジ
ャ51と連結されている。ストッパ100は、ソレノイ
ド50のプランジャ51の往復動により揺動する。スト
ッパ100は、ソレノイド50のスプリング52によっ
て矢印A方向に付勢されている。ストッパ100におけ
る軸部100aとボス101との間には、外周部にゴム
等の弾性体を有するクッション102が設けられてい
る。クッション102は、ベースプレート10に形成さ
れた略四角形のストッパ穴98に進入している。クッシ
ョン102は、ストッパ穴98の内周面と接触可能とな
っており、ストッパ100の過度の動きを規制する。ス
トッパ100の他側の頂部は、ロック解除ボタン62が
当接可能な押圧面103に形成されている。
【0030】つぎに、第2実施例における車両への組込
み時の作用について説明する。図10は、シフトレバー
装置5を車両に組込む際の状態を示しており、シフトレ
バー装置5は、シフトレバー11がNレンジにシフトさ
れた状態で車両の組立ラインに供給される。図10は、
正規の動作状態ではなく、あくまでもシフトロックプレ
ート90の姿勢をシフトレバー11がPレンジにシフト
されたと同様の姿勢にする、いわゆる疑似状態を作り出
すためのものである。図10に示すように、シフトレバ
ー11がNレンジにシフトされている状態では、車両1
の車輪2が回転自在となるので、片側の前後の車輪2の
みをコンベアに乗せた状態で車両1の移動が可能とな
る。図10では、ストッパ100のボス101が第1の
保持手段92に当接するので、シフロックプレート90
は第1の傾倒角θ1 に保持され、ケーブル40はキーロ
ック機構部側に押し込まれた状態となる。そのため、端
末金具45とキーシリンダカム49との係合が解除さ
れ、シフトレバー11がNレンジにシフトされていても
キーシリンダ46からキー44を抜くことができる。し
たがって、キー44を用いた車両1のトランクやバック
ドア等の検査が可能となる。
【0031】第1実施例では、シフトロック機構と関係
のないセットピン76により、Pレンジの疑似状態を作
りだしたが、本実施例では、シフトロック機構に必須の
部品であるシフトロックプレート90とストッパ100
に、位置決め穴92とボス101とをそれぞれ形成し、
Pレンジの疑似状態を作りだしているので、新たな部品
も不要となる。したがって、セットピン76をそのまま
放置する第1実施例に比べて無駄になる部品がなく、コ
ストの低減が図れる。
【0032】コンベアによる車両の組立作業が完了する
と、シフトレバー11がNレンジからPレンジ側にシフ
トされる。シフトレバー11をNレンジからPレンジ側
にシフトさせる際には、ディテントピン14がストッパ
100と当接するので、ストッパ100は図13に示す
ように矢印B方向に揺動し、ディテントピン14はディ
テントプレート15の切欠部15aに進入可能な状態と
なる。ディテントピン14は、シフトレバー11内に収
納されているスプリング(図示略)の付勢力により上方
に付勢されているので、シフトレバー11がPレンジに
シフトされた際には、ディテントピン14は切欠部15
aに進入し、図11の状態となる。。シフトロックプレ
ート90は、図11の状態では他端部90bの下面がデ
ィテントピン14の付勢力によって矢印B方向に揺動す
る。ここで、ディテントピン14の上方の動きが所定値
に制限されているので、図11の状態では、シフトロッ
クプレート90の傾倒角θ3 は、ほぼ第1の傾倒角θ1
に近いものとなる。したがって、この場合も、キーシリ
ンダ46からのキー44を抜き取ることが可能となる。
【0033】つぎに、第2実施例における車両の運転時
のシフトレバー装置5の動作について説明する。図11
に示すように、シフトレバー11がPレンジにシフトし
ている状態では、ディテントピン14は、シフトレバー
11内に収納されているスプリング(図示略)の付勢力
により上方に付勢されているので、ディテントピン14
はディテントプレート15の切欠部15aと係合してい
る。シフトレバー11がPレンジに位置している状態で
は、ブレーキペダル(図示略)を踏込むことなく、シフ
トボタン13を押圧してディテントピン14を押し下げ
ようとしても、図12に示すように、ディテントピン1
4はストッパ100の規制面100bに当接するので、
ディテントピン14を所定量以上押し下げることができ
ない。したがって、ディテントピン14はまだディテン
トプレート15の切欠部15aと係合したままであり、
シフトレバー11のPレンジから他のレンジへのシフト
操作は不可能となる。
【0034】ブレーキペダル(図示略)を所定量以上踏
込んだ場合は、ソレノイド50への通電によってストッ
パ100が矢印B方向に揺動し、ディテントピン14と
ディテントプレート15の切欠部15aとの係合が解除
され、図14に示すように、シフトレバー11をPレン
ジ以外のレンジにシフトさせることが可能となる。シフ
トレバー11をPレンジ以外のレンジにシフトさせる際
には、ソレノイド50への通電によってストッパ100
が矢印B方向に揺動し、ボス101が第2の保持手段9
4と当接するので、シフトロックプレート90は第2の
傾倒角θ2 に保持される。したがって、シフトロックプ
レート90とケーブル40を介して連結された端末金具
45も第2の傾倒角θ2 に応じて揺動し、端末金具45
はキーシリンダ46のキーシリンダカム49と係合す
る。そのため、キー44をLOCK位置に回すことがで
きず、キー44のキーシリンダ46からの抜けが防止さ
れる。
【0035】シフトレバー11をPレンジ以外のレンジ
にシフトさせた後は、ソレノイド50への通電が停止さ
れるが、ストッパ100はボス101が第1の保持手段
92と第2の保持手段94の間の段差に接触しているの
で、矢印A方向には揺動せず、ボス101は第2の保持
手段94に当接したままとなる。したがって、シフトロ
ックプレート90は、シフトレバー11をPレンジ以外
の各レンジにシフトさせた場合は、すべて第2の傾倒角
θ2 に保たれるので、端末金具45はキーシリンダカム
49と回転方向で係合したままとなり、キーシリンダ4
6からキー44を抜くことはできない。
【0036】図11の状態でソレノイド50がバッテリ
の電圧降下等により動作しなくなった場合は、ロック解
除ボタン62によるシリンダロック解除が行われる。図
13の2点鎖線で示すように、ロック解除ボタン62を
押圧すると、ロック解除ボタン62がストッパ100の
押圧面103に当接し、ストッパ100は矢印B方向に
揺動する。そのため、規制面100bがディテントピン
14の直下に位置しなくなり、ディテントピン14と規
制面100bとの当接を回避することが可能となる。し
たがって、ディテントピン14をディテントプレート1
5の切欠部15aよりも下方に押し下げることができ、
シフトレバー11をPレンジから他のレンジにシフトさ
せることができる。
【0037】図15および図16は、第2実施例の変形
例を示している。図11では、シフトロックプレート9
0の位置決め穴96を利用してシフトロックプレート9
0の揺動角を規制していたが、図15および図16に示
すように、シフトロックプレート90の外周部の上端近
傍に、第1の保持手段112と第2の保持手段114を
と有する水平方向に突出するフランジ116を設けた構
成としてもよい。第1の保持手段112と第2の保持手
段114は、フランジ116の下面の一部から構成され
ており、第1の保持手段112は第2の保持手段114
よりも揺動方向に突出している。ストッパ100の上端
近傍には、上方に突出するボス120が設けられてい
る。
【0038】図15は、シフトレバー11がPレンジに
ある状態を示している。この場合は、ディテントピン1
4は、ストッパ100の規制面100bと当接可能であ
るので、他のレンジへのシフト操作はできない。図16
は、シフトレバー11をPレンジ以外のレンジにシフト
させた状態を示している。この場合は、ボス120が第
2の保持手段114に当接するので、シフトロックプレ
ート90は、第2の傾倒角に保持される。シフトレバー
装置5の組立ラインへの納入時には、ボス120と第1
の保持手段112との当接により、シフトロックプレー
ト90は第1の傾倒角に保持され、シフトロックプレー
ト90をシフトレバー11がPレンジにシフトさせたと
同様の姿勢に保つ疑似状態が作り出される。
【0039】上記実施例では、ロック機構部をキーロッ
ク機構部に適用した場合を説明したが、ロック機構部は
キーロック機構部に限定されることはなく、例えばステ
アリングロック機構等に適用することも可能である。
【0040】
【発明の効果】
(1)請求項1の自動変速機用シフトレバー装置によれ
ば、車両の組立時には、ベースプレートに形成された規
制孔の第1の規制部に、シフトレバーがNレンジにシフ
トされている状態でシフトロックプレートに当接するセ
ットピンが位置決めされるので、シフトロックプレート
を、シフトレバーがPレンジにシフトしている状態と同
一の姿勢に拘束することができる。したがって、車輪の
片側のみをコンベアに乗せた状態での車両の移動が可能
となり、かつコンベアによる車両の移動中にロック機構
部のロック解除によりキーシリンダから抜いたキーを用
いた車両の検査が可能となる。 (2)請求項1の自動変速機用シフトレバー装置によれ
ば、セットピンをシフトレバーに設けたカムフランジと
の当接により第1の規制部から第2の規制部へ移動させ
るようにしたので、コンベアによる車両の組立が終了し
た後は、シフトレバーをNレンジからPレンジに戻す操
作のみで、セットピンによるシフトロックプレートの拘
束を容易に解除することができる。 (3)請求項2の自動変速機用シフトレバー装置によれ
ば、車両の組立時には、シフトレバーがNレンジにシフ
トしている状態では、ストッパはシフトロックプレート
の第1の保持手段と当接するので、シフトロックプレー
トは第1の傾倒角に保持され、シフトロックプレートを
シフトレバーがPレンジにシフトしている状態と同一の
姿勢に拘束することができる。したがって、車輪の片側
のみをコンベアに乗せた状態での車両の移動が可能とな
り、かつコンベアによる車両の移動中にロック機構部の
ロック解除によりキーシリンダから抜いたキーを用いた
車両の検査が可能となる。 (4)請求項2の自動変速機用シフトレバー装置によれ
ば、コンベアによる車両の組立が終了した後は、シフト
レバーをPレンジにシフトさせた状態では、シフトロッ
クプレートはディテントピンとの接触により付勢方向と
反対方向に所定の傾倒角まで押し戻され、シフトロック
プレートは第1の傾倒角の近くに保たれる。したがっ
て、シフトレバーをNレンジからPレンジに戻す操作の
みで、第1の保持手段によるシフトロックプレートの拘
束を容易に解除することができる。また、シフトロック
機構に必須の部品であるシフトロックプレートに、第1
の保持手段と第2の保持手段を設けたので、Pレンジの
疑似状態を作りだすための新たな部品も不要となる。し
たがって、無駄になる部品がなくなり、コストの低減が
図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る自動変速機用シフト
レバー装置におけるシフトレバーをNレンジをシフトさ
せセットピンによりシフトロックプレートの揺動を拘束
した状態を示す要部透視断面図である。
【図2】図1の装置のシフトレバーをNレンジからPレ
ンジにシフトさせる際のシフトロックプレートの動きを
示す要部透視断面図である。
【図3】図2の装置のシフトレバーをPレンジへシフト
させた状態の要部透視断面図である。
【図4】図3の装置のシフトレバーを再びNレンジにシ
フトさせた状態を示す要部透視断面図である。
【図5】図1の装置のベースプレートに形成された規制
孔の拡大正面図である。
【図6】図1の装置のセットピンの拡大斜視図である。
【図7】図1の装置が搭載される車両のコンベアによる
搬送状態を示す断面図である。
【図8】図1の装置のシフトロックプレートに連結され
るロック機構部の断面図である。
【図9】図8のキーシリンダとキーとの位置関係を示す
正面図である。
【図10】本発明の第2実施例に係る自動変速機用シフ
トレバー装置におけるシフトレバーをNレンジをシフト
させ第1の保持手段によりシフトロックプレートの揺動
を拘束した状態を示す要部透視断面図である。
【図11】図10の装置のシフトレバーをNレンジから
Pレンジにシフトさせた際のディテントピンの動きを示
す要部透視断面図である。
【図12】図10の装置のシフトロック状態を示す要部
透視断面図である。
【図13】図10の装置のシフトロック解除状態を示す
要部透視断面図である。
【図14】図10の装置のシフトレバーをNレンジから
Pレンジ以外のレンジにシフトさせた際の要部透視断面
図である。
【図15】図10の装置の変形例であってシフトレバー
がPレンジにある状態を示す要部透視断面図である。
【図16】図15の装置のシフトレバーをNレンジから
Pレンジ以外のレンジにシフトさせた際の要部透視断面
図である。
【符号の説明】
1 車両 10 ベースプレート 11 シフトレバー 13 シフトボタン 14 ディテントピン 15 ディテントプレート 20 シフトロックプレート 40 ケーブル 45 ロック機構部としての端末金具 50 アクチュエータ 70 規制孔 72 第1の規制部 73 第2の規制部 76 セットピン 85 カムフランジ 90 シフトロックプレート 92 第1の保持手段 94 第2の保持手段 100 ストッパ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースプレートに揺動可能に支持される
    シフトレバーと、 前記シフトレバーに設けられ、シフトボタンの押圧操作
    による押し下げによりディテントプレートとの係合が解
    除されるディテントピンと、 前記ベースプレート側に揺動可能に設けられ、前記ディ
    テントピンの押し下げを阻止するシフトロックプレート
    と、 前記シフトロックプレートとの係合によりシフトロック
    プレートの下方への揺動を阻止し、ブレーキペダルの踏
    込みによりシフトロックプレートとの係合を解除するア
    クチュエータと、 前記シフトロックプレートにケーブルを介して連結され
    るロック機構部と、 前記ベースプレートに移動可能にセットされ、シフトロ
    ックプレートに当接可能なセットピンと、 前記ベースプレートに形成され、前記セットピンの位置
    決めにより前記シフトロックプレートの揺動を阻止する
    第1の規制部と、前記セットピンの位置決めにより前記
    シフトロックプレートの揺動を許容する第2の規制部と
    を有する規制孔と、 前記シフトレバーに設けられ、該シフトレバーのNレン
    ジからPレンジへのシフト操作により前記規制孔の第1
    の規制部により位置決めされたセットピンと当接し、該
    セットピンを前記第1の規制部から第2の規制部へ移動
    させるカムフランジと、を備えたことを特徴とする自動
    変速機用シフトレバー装置。
  2. 【請求項2】 ベースプレートに揺動可能に支持される
    シフトレバーと、 前記シフトレバーに設けられ、シフトボタンの押圧操作
    による押し下げによりディテントプレートとの係合が解
    除されるディテントピンと、 前記ベースプレートに揺動可能に設けられ、前記ディテ
    ントピンとの当接によりディテントピンの押し下げを阻
    止するストッパと、 前記ストッパと連結され、ブレーキペダルの踏込みによ
    ってPレンジに位置する前記ディテントピンとストッパ
    との当接を解除するアクチュエータと、 前記ベースプレートに揺動可能に保持され、Pレンジに
    位置するディテントピンとの接触により付勢方向と反対
    方向に所定の傾倒角まで押し戻されるシフトロックプレ
    ートと、 前記シフトロックプレートにケーブルを介して連結され
    るロック機構部と、 前記シフトロックプレートに設けられ、前記ストッパと
    の当接によりシフトロックプレートを前記所定の傾倒角
    に近い第1の傾倒角に保持する第1の保持手段と、 前記シフトロックプレートに設けられ、シフトレバーが
    Pレンジ以外のレンジにシフトされている状態では前記
    ストッパとの当接によりシフトロックプレートを第2の
    傾倒角に保持する第2の保持手段と、を備えたことを特
    徴とする自動変速機用シフトレバー装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100377904C (zh) * 2004-08-23 2008-04-02 丰田自动车株式会社 具有枢转式止动件和连接装置的车辆换档锁定装置
JP2008120387A (ja) * 2008-02-07 2008-05-29 Atsumi Tec:Kk 自動変速操作装置
JP2016172482A (ja) * 2015-03-17 2016-09-29 三菱自動車エンジニアリング株式会社 自動変速装置におけるシフトロック機構

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JP2008120387A (ja) * 2008-02-07 2008-05-29 Atsumi Tec:Kk 自動変速操作装置
JP2016172482A (ja) * 2015-03-17 2016-09-29 三菱自動車エンジニアリング株式会社 自動変速装置におけるシフトロック機構

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