JPH0971271A - クローラ走行体 - Google Patents

クローラ走行体

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JPH0971271A
JPH0971271A JP23181995A JP23181995A JPH0971271A JP H0971271 A JPH0971271 A JP H0971271A JP 23181995 A JP23181995 A JP 23181995A JP 23181995 A JP23181995 A JP 23181995A JP H0971271 A JPH0971271 A JP H0971271A
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JP
Japan
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wheel
rolling
assembly
crawler
wheels
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JP23181995A
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English (en)
Inventor
Kenichi Sakai
謙一 酒井
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Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd
Original Assignee
Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クローラ本体の内周側に設けたガイド突部に
かかる横方向の負荷を小さくすることで構造の簡素化、
コスト減、重量減を可能とし、また、転輪の脱輪を防ぐ
ことができるようにする。 【解決手段】 左右対のガイド突部4L,4Rを内周面
側に突設した無端帯状のクローラ本体3を備え、該クロ
ーラ本体3の内周面を転動しかつガイド突部4L,4R
によりクローラ本体3に対する左右方向の位置規制がな
される複数の転輪16を並設し、該複数の転輪16は、
左右対のガイド突部4L,4Rのうち一方の突部4Rを
跨ぐ第1転輪17と、他方の突部4Lを跨ぐ第2転輪2
0とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農業機械、建設機
械等の作業機械や各種運搬車等に用いられるクローラ走
行体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のクローラ走行体には、実開平5−
72674号公報に記載のように、左右対のガイド突部
を内周面側に突設した無端帯状のクローラ本体を備え、
該クローラ本体の内周面を転動するとともにガイド突部
によりクローラ本体に対する左右方向の位置規制がなさ
れる複数の転輪を前後方向に並設してなるものがある。
【0003】このクローラ走行体の転輪は、左右対のガ
イド突部の両者を左右両外側方で跨ぐようになされ、左
右ガイド突部の両外側面がガイド面となっている(図1
0参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図10に示
すように、上記のクローラ走行体において走行する際等
に、クローラ本体40に対して左右方向にズレを生じさ
せるような横荷重Fが転輪41にかかる場合がある。こ
のような荷重Fがかかった場合は、該荷重Fをガイド突
部42L,42Rが受けもつことにより転輪41の脱輪
を防ぐこととなるが、従来の転輪41は、ガイド突部4
2L,42Rの左右両外側方を跨ぐようになされている
ために、横荷重Fを左右一方の突部42Rにて受け持た
なければならず、従ってガイド突部42L,42Rの肉
厚を厚くしたり、高さを高くするなどしてこのガイド突
部の強度を高める必要があり、コスト増、重量増の原因
となる。
【0005】また、図10に2点鎖線で示すように、凹
凸路等において、転輪41に対してクローラ本体40
が、該本体40の幅方向に関して上下に傾く場合があ
る。この場合には、転輪41が左右のガイド突部42
L,42Rの左右外側方を跨いでいるため、H1で示す
転輪41のクローラに対する浮き上がり高さが大きくな
り、脱輪する可能性が高くなっていた。
【0006】そこで、本発明は、上記の問題点を解決す
べく、横荷重等を左右双方のガイド突部にて受け持つこ
とで該突部にかかる荷重を少なくし、該突部の構造の簡
素化をしてコスト減、重量減を図り、また、転輪に対し
てクローラ本体が傾いた際等に、転輪の浮き上がりを小
さくすることで脱輪を防ぐことができるクローラ走行体
を提供すること目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するために以下の技術的手段を講じた。すなわち、
左右対のガイド突部4L,4Rを内周面側に突設した無
端帯状のクローラ本体3を備え、該クローラ本体3の内
周面を転動するとともにガイド突部4L,4Rによりク
ローラ本体3に対する左右方向の位置規制がなされる複
数の転輪16を前後方向に並設してなるクローラ走行体
において、前記複数の転輪16は、左右対のガイド突部
4L,4Rのうち一方の突部4Rを跨いでなる第1転輪
17と、他方の突部4Lを跨いでなる第2転輪20とを
有することを特徴としている。
【0008】これによれば、第1転輪17又は第2転輪
20の側方より横荷重がかかった場合等には、該荷重が
分散されて左右対のガイド突部の双方にかかることとな
り、従来の場合と比してガイド突部4L,4Rの一方に
かかる荷重は半減されて磨耗、破損等を小さくすること
ができ、これによりガイド突部4L,4Rの強度を顕著
に高める必要がなくなるため、製造の簡素化、コスト低
減、重量減を図ることができる。また、クローラ幅方向
に関してクローラ本体3が転輪16に対して傾斜した場
合には、例えば、図6(a)おける第1転輪17は、左
右対のガイド突部間に嵌まり込む中輪18がH2だけ浮
き上がることとなるが、同図に2点鎖線で示す従来の場
合の浮き上がり量H1と比べると、その浮き上がり量は
低減され、脱輪の防止効果を向上させることができる
(請求項1)。
【0009】また、本発明は、前記第1転輪17と第2
転輪20とは、少なくとも一対が前後に隣合うように配
置され、該一対の第1,第2転輪17,20と、この一
対の第1,第2転輪17,20を回動自在に支持する揺
動ブラケット27とからなる転輪組体28を備え、該転
輪組体28を一対の第1,第2転輪17,20の前後間
に配置した支軸26に揺動自在に枢支し、転輪組体28
が支軸26を支点として揺動することで一対の第1,第
2転輪17,20の両者を上下相対移動可能に備えるこ
とを特徴としている。
【0010】これによれば、前述のように、クローラ幅
方向に関してクローラ本体3が転輪16に対して傾斜し
た場合で、第1,第2転輪17,20のうち一方が浮き
上がった際にも、他方については、図6(a)(b)に
示すように、転輪組体28が揺動されて一方の転輪(第
1転輪17)浮き上がり量H2の分だけ他方の転輪(第
2転輪20)が下方に相対移動することで沈み込み、左
右対のガイド突部4間に嵌まり込むようになりこの転輪
20の脱輪を防止することができるようになっている
(請求項2)。
【0011】また、本発明は、前記転輪組体28は少な
くとも二体備えられ、該転輪組体28は、前部に第1転
輪17を配置しかつ後部に第2転輪20を配置した第1
組体28aと、前部に第2転輪20を配置しかつ後部に
第1転輪17を配置した第2組体28bとからなり、前
記第1,第2組体28a,28bを前後交互に配置する
か(請求項3)、又は、前記転輪組体28は少なくとも
二体備えられ、該転輪組体28は、前部に第1転輪17
を配置しかつ後部に第2転輪20を配置した第1組体2
8a、又は前部に第2転輪20を配置しかつ後部に第1
転輪17を配置した第2組体28bよりなり、前記第1
組体28a又は第2組体28bを前後に並設することが
好ましい(請求項4)。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態を、図1
〜6を参照して説明する。図2において、クローラ走行
体1は、走行機枠13に支持した駆動輪14、従動輪1
5、及び転輪16にクローラ本体3を巻き掛けることに
よりなっている。なお、以下図2及び図1における図面
左側をクローラの進行方向、即ち前方とし、図1におけ
る図面下側をクローラ左側、上側をクローラ右側とす
る。
【0013】クローラ本体3は、ゴム等の弾性材料を無
端帯状に形成することによりなり、該クローラ本体3の
外周面側には、周方向に所定間隔をおいて牽引用ラグ6
を突設し、内周面側には、前記ラグ6に対応、又はラグ
6間に対応するように周方向に所定間隔をおいて左右一
対のガイド突部4を突設しており、該ガイド突部4は正
面視で先端が先細り状となるように形成され、その左右
側面が後に詳述する転輪16のガイド面5となってい
る。
【0014】また、クローラ本体3内部には、該本体3
の幅方向の補強をする芯体8を埋設し、該芯体8より外
周面側には、クローラ本体3の伸長を規制する補強材1
1をクローラ本体3の周方向に沿って埋設しており、該
補強材11は、複数条のスチールコード又はキャンバス
等よりなる。前記芯体8は金属製、又は樹脂製よりな
り、クローラ本体3の幅方向に長く形成された翼部9
と、該翼部9の略中央において設けた左右一対の突起1
0とを有し、該突起10は、前記したガイド突部4を形
成すべくクローラ本体3の内周面側に突設されている。
なお、この芯体8の突起10を設けずに(翼部9のみと
し)、クローラ本体3と同一材料で一体的にガイド突部
4を設けてもよく、また、芯体8をクローラ本体3内に
埋設しない場合も同様にクローラ本体3と同一材料で一
体的にガイド突部4を形成するようにしてもよい。
【0015】前記駆動輪14及び従動輪15は、それぞ
れクローラ走行体1における最後部及び最前部に配置さ
れており、駆動輪14は、スプロケット、又はドラムホ
イールよりなっている。駆動輪14がスプロケットの場
合は、クローラ本体3にスプロケットの歯と噛合する係
合孔(図示略)を設けてこのかみ合いによりクローラ本
体3を周回させるようになり、ドラムホイールの場合
は、摩擦伝動によりクローラ本体3を周回させてクロー
ラ走行体1を走行可能とする。
【0016】前記転輪16は、駆動輪14と従動輪15
との間で前後方向に複数個並設され、クローラ本体3に
おける接地部分に対応して設けられるものであり、走行
機枠13及び作業機等からの荷重を主に受け持つように
なされている。そして、転輪16はクローラ本体3の内
周面側に形成した転動面7上を転動するようになってお
り、また、クローラ本体3内周面側に突設したガイド突
部4により左右方向の位置規制がされて、クローラ本体
3より転輪16が脱輪しないようになされている。な
お、転輪16におけるガイド突部4と対向する面は、該
ガイド突部4のガイド面5に沿ったテーパー面24に形
成している。
【0017】図1に示すように、複数の転輪16のう
ち、最前部に位置するものと、最後部に位置するもの
は、左右対のガイド突部4の左右方向外側方(左側突部
4Lの左側方と、右側突部4Rの右側方)における転動
面7を両突部4L,4Rを跨いで転動する第3転輪23
(図10に示す従来のものと同様)となっており、前後
の第3転輪23の間には、図1及び図3に示すように、
左右対のガイド突部4のうち一方の突部(左側突部4
L)を跨いでなる第1転輪17と、図1及び図4に示す
ように、他方の突部(右側突部4R)を跨いでなる第2
転輪20とが配置されており、本実施形態においては、
各々2個づつの第1,2転輪17,20が前から第2,
第1,第1,第2の順番で並設されている。
【0018】第1転輪17は、図3に示すように左右一
対のガイド突部4間の転動面7を転動する中輪18と、
左側突部4Lの左側方の転動面7を転動する左輪19と
からなることで左側の突部4Lを跨ぐようになされ、第
2転輪20は、図4に示すように左右一対のガイド突部
4間の転動面7を転動する中輪21と、右側突部4Rの
右側方の転動面7を転動する右輪22からなることで右
側の突部4Rを跨ぐようになされている。
【0019】上記第1,第2転輪17,20は、それぞ
れ前後に隣合うものが一対となって走行機枠13に備え
た揺動ブラケット27に枢支され、該揺動ブラケット2
7と一対の第1,第2転輪17,20とで転輪組体28
を構成しており、本実施形態では二体の転輪組体28を
備えている。なお、転輪組体28は、前部に第1転輪1
7を配置し且つ後部に第2転輪を配置した第1組体28
aと、前部に第2転輪20を配置し且つ後部に第1転輪
を配置した第2組体28bとからなり、本実施形態で
は、第1,第2組体28a,28bを前後交互に並設し
ている。
【0020】揺動ブラケット27は、図2及び図5に示
すように、側面視三角形状或いは山形状に形成されてそ
の頂部が走行機枠13に設けた支軸26に揺動自在に枢
支されており、前記第1,第2転輪17,20は、揺動
ブラケット27における前後下部にそれぞれ回動自在に
枢支されている。前記支軸26は、転輪組体28を構成
する第1,第2転輪17,20の前後間、即ち、第1,
第2転輪17,20間の前後略中央に配置され、また、
上下方向に関しては、第1,第2転輪17,20の軸心
部分よりも上方に配置されている。
【0021】転輪組体28を構成する第1転輪17は、
該転輪17の右側方に配置した右支持板27Rに枢支さ
れ、同第2転輪20は、該転輪20の左側方に配置した
左支持板27Lに枢支されており、揺動ブラケット27
は、左右支持板27L,27Rを揺動ブラケット27の
前後中央部において連結部材27Aにより連結固着する
ことで一体的に形成されている。
【0022】転輪組体28は、支軸26を支点として揺
動(シーソー運動)可能となっており、このシーソー運
動により、第1転輪17と第2転輪20とが一体的に上
下に相対移動する(一方の転輪が上がれば他方は下が
る)ことで、それぞれの相対高さが変更可能となされて
いる。上記の構成において、図4に示すように、第2転
輪20に対して右側方からの横荷重Fがかかった場合で
は、左右対のガイド突部4のうち、左側の突部4Lは中
輪21より、右側の突部4Rは右輪22よりそれぞれ分
散して荷重(それぞれ荷重Fの半分)を受けることとな
り、該ガイド突部4の磨耗、破損等を小さくすることが
でき、これにより突部の強度を顕著に高める必要がなく
なるため、構造の簡素化、コスト低減、重量減を図るこ
とができる。また、このことはガイド突部4を芯体8の
突起10にて形成しない(芯体8を備えない場合も含
む)場合、即ちガイド突部4をクローラ本体3と同一材
料で一体形成した場合には特に有用であるといえる。
【0023】図6に示すように、クローラ幅方向に関し
てクローラ本体3が転輪16に対して傾斜した場合に
は、図6(a)おける第1転輪17は、その中輪18が
H2だけ浮き上がることとなるが、同図に2点鎖線で示
す従来の場合の浮き上がり量H1と比べると、その浮き
上がり量は低減され、脱輪の防止効果を向上させること
ができる。
【0024】そして、この場合の第2転輪20について
は、走行機枠13等の荷重により転輪組体28が支軸2
6を支点として揺動し、第2転輪20は下方に移動す
る。即ち、図6(a)に示すH2だけ第2転輪20が沈
み込み、図6(b)のように中輪21が左右ガイド突部
4間に嵌まり込むようになり確実に脱輪を防止すること
ができるようになっている。
【0025】なお、転輪組体28の揺動により第1,第
2転輪17,20が上下に相対移動するため、路面の凹
凸等があった場合にもクローラ本体3が凹凸に追従よく
なされ、振動の発生を抑え、また牽引力を損なうことが
ないようにしている。また、揺動ブラケット27は、左
右支持板27L,27R及び連結部材27Aにより平面
視略Z字形状となっているため、作業機等に左右一対の
クローラ走行体1を設ける際において左右のクローラ走
行体1について同一部品を用いて部品の共通化をするこ
とができ、製造の簡素化、コスト低減を図っている。
【0026】なお、本実施形態においては、第1組体2
8a,第2組体28bを前後交互に並設したものである
が、図7に示すように、第1組体28aのみを、又は第
2組体28bのみを前後に並設するようにしてもよい
(図面では第2組体28bのみを前後に並設したものを
示す)。また、本実施形態における転輪組体28は前後
二体設けているが、いずれか一体のみとしてもよく、ま
た、一体とする場合には図8に示すように前後中央に配
置された第1,第2転輪17,20にて転輪組体28を
構成するようにしてもよい。
【0027】また、転輪組体28を構成する第1,第2
転輪の枢軸部分の位置に対して支軸26の位置を変更可
能であり前後方向に関して支軸26を第1,第2転輪1
7,20のいずれかに近づけて偏心配置することがで
き、また、上下方向に関して前後の第1,第2転輪1
7,20と同一軸心上に配置、又は第1,第2転輪1
7,20の軸心位置よりも下方に支軸26を配置しても
よい。
【0028】図9は、本発明の第2の実施形態を示して
おり、本実施形態においては、複数の転輪16の軸部2
9部分を走行機枠13に直接(揺動ブラケット27を介
さずに)回動自在に枢支したものであり、また、第1転
輪17と第2転輪20とを一個づつ前後交互に配置した
ものである。その他の構成は第1の実施形態と同様であ
るため、同一符号を付す。
【0029】本実施形態においても、図4に示すような
横荷重Fがかかった場合には、左右ガイド突部4にかか
る荷重を半分に減らすことができ、該突部4の磨耗、破
損を少なくすることができる。本発明は、上記実施の形
態に限定されることなく、例えば、走行機枠13に備え
た揺動ブラケット27に支持する転輪16の組合せとし
ては、第1転輪17同士の組合せ又は第2転輪20同士
の組合せ、第3転輪23と第1転輪17又は第3転輪2
3と第2転輪20との組合せ等変更可能である。
【0030】また、転輪16の前後方向の並びについて
も、第2の実施形態のように第1,第2転輪16を1個
づつ交互に配置できるほか、複数個づつ交互に、又は任
意の順位で配置することができ、また、第3転輪23を
第1,第2転輪17,20間に配置することができる。
そして、転輪16の個数等についても上記実施形態に限
定されることなく適宜設計変更可能であり、該転輪16
を、第1,第2転輪17,20のみにて構成してもよ
い。
【0031】また、上記実施の形態において、クローラ
本体3内周面側に突設したガイド突部については、クロ
ーラ周方向に関して間隔をおいて配置しているものであ
るが、周方向に連続して繋がった形状としてもよい。ま
た、左右対のガイド突部を、クローラ本体の幅方向に関
して複数条設けたものとしてもよく、この場合は、転輪
を左右にも並設してやればよい。そして、上記実施形態
においては、左右対のガイド突部を先細り状に形成して
いてそのガイド面が傾斜面となっているが、このガイド
面を略垂直状に形成し、ガイド面に対向する転輪側面を
略垂直状に形成することができ、このようにすると転輪
に対してクローラ本体が左右方向にズレる力が働いた際
に、クローラ本体と転輪とが相対的に上下にズレること
がなくなり、脱輪防止効果を向上できる。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、左右対のガイド突
部のうち一方の突部を跨いでなる第1転輪と、他方の突
部を跨いでなる第2転輪とを有しているため、両転輪の
側方より横荷重がかかった場合等には、該荷重が分散さ
れて左右対のガイド突部の双方にかかることとなり、従
来の場合と比してガイド突部の一方にかかる荷重は半減
されて磨耗、破損等を小さくすることができ、これによ
りガイド突部の強度を顕著に高める必要がなくなるた
め、構造の簡素化、コスト減、重量減を図ることができ
る。
【0033】また、クローラ幅方向に関してクローラ本
体が転輪に対して上下に傾斜した場合には、転輪の浮き
上がり量を小さくして脱輪の防止効果を向上させること
ができる(請求項1)。そして、本発明は、一対の第1
転輪と第2転輪とが揺動ブラケットに支持されて転輪組
体を形成し、該転輪組体の揺動により一対の第1,第2
転輪の上下相対移動可能としているため、クローラ幅方
向に関してクローラ本体が転輪に対して上下に傾斜した
場合では、第1,第2転輪のうち一方が浮き上がった際
にも、他方については、転輪組体が揺動することで一方
の転輪に対して下方に移動して沈み込み、左右対のガイ
ド突部間に嵌まり込むようになり脱輪を防止することが
できるようになる(請求項2)。
【0034】また、本発明は、転輪組体の第1組体と第
2組体とを前後交互に配置することで、上記のような脱
輪防止効果を得ることができ(請求項3)、また、転輪
組体の第1組体、又は第2組体28を前後に並設するこ
とでも、上記のような脱輪防止効果を得ることができる
(請求項4)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示し、図2における
A−A矢示平面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示し、クローラ走行
体の側面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示し、図2における
B−B矢示図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示し、図2における
C−C矢示図である。
【図5】本発明の第1の実施形態を示す転輪組体の斜視
図である。
【図6】本発明の第1の実施形態を示し、(a)は第1
転輪を示す作用図、(b)は第2転輪を示す作用図であ
る。
【図7】本発明の第1の実施形態の変形例(第1,第2
転輪の配置を変えたもの)を示し、図1に相当する平面
図である。
【図8】本発明の第1の実施形態の変形例(転輪組体の
配置及び数を変えたもの)を示し、図1に相当する平面
図である。
【図9】本発明の第2の実施形態を示し、図1に相当す
る平面図である。
【図10】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】 1 クローラ走行体 3 クローラ本体 4L,4R 左右ガイド突部 16 転輪 17 第1転輪 20 第2転輪 26 支軸 27 揺動ブラケット 28 転輪組体 28a 第1組体 28b 第2組体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右対のガイド突部(4L,4R)を内
    周面側に突設した無端帯状のクローラ本体(3)を備
    え、該クローラ本体(3)の内周面を転動するとともに
    ガイド突部(4L,4R)によりクローラ本体(3)に
    対する左右方向の位置規制がなされる複数の転輪(1
    6)を前後方向に並設してなるクローラ走行体におい
    て、 前記複数の転輪(16)は、左右対のガイド突部(4
    L,4R)のうち一方の突部(4R)を跨いでなる第1
    転輪(17)と、他方の突部(4L)を跨いでなる第2
    転輪(20)とを有することを特徴とするクローラ走行
    体。
  2. 【請求項2】 前記第1転輪(17)と第2転輪(2
    0)とは、少なくとも一対が前後に隣合うように配置さ
    れ、 該一対の第1,第2転輪(17,20)と、この一対の
    第1,第2転輪(17,20)を回動自在に支持する揺
    動ブラケット(27)とからなる転輪組体(28)を備
    え、該転輪組体(28)を一対の第1,第2転輪(1
    7,20)の前後間に配置した支軸(26)に揺動自在
    に枢支し、転輪組体28が支軸(26)を支点として揺
    動することで一対の第1,第2転輪(17,20)の両
    者を上下相対移動可能に備えることを特徴とする請求項
    1に記載のクローラ走行体。
  3. 【請求項3】 前記転輪組体(28)は少なくとも二体
    備えられ、該転輪組体(28)は、前部に第1転輪(1
    7)を配置しかつ後部に第2転輪(20)を配置した第
    1組体(28a)と、前部に第2転輪(20)を配置し
    かつ後部に第1転輪(17)を配置した第2組体(28
    b)とからなり、前記第1,第2組体(28a,28
    b)を前後交互に配置することを特徴とする請求項2に
    記載のクローラ走行体。
  4. 【請求項4】 前記転輪組体(28)は少なくとも二体
    備えられ、該転輪組体(28)は、前部に第1転輪(1
    7)を配置しかつ後部に第2転輪(20)を配置した第
    1組体(28a)、又は前部に第2転輪(20)を配置
    しかつ後部に第1転輪(17)を配置した第2組体(2
    8b)よりなり、前記第1組体(28a)又は第2組体
    (28b)を前後に並設することを特徴とする請求項2
    に記載のクローラ走行体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004098895A (ja) * 2002-09-10 2004-04-02 Seirei Ind Co Ltd 走行車両
JP2010070004A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Kobelco Cranes Co Ltd クローラ式車両の下部走行体

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JP2004098895A (ja) * 2002-09-10 2004-04-02 Seirei Ind Co Ltd 走行車両
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