JPH0971783A - 噴流層粉末固体ガス化装置の付着物剥離システム - Google Patents

噴流層粉末固体ガス化装置の付着物剥離システム

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JPH0971783A
JPH0971783A JP25460495A JP25460495A JPH0971783A JP H0971783 A JPH0971783 A JP H0971783A JP 25460495 A JP25460495 A JP 25460495A JP 25460495 A JP25460495 A JP 25460495A JP H0971783 A JPH0971783 A JP H0971783A
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JP
Japan
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deposit
gas
heat recovery
spouted bed
electrode rod
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JP25460495A
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English (en)
Inventor
Shinji Tanaka
真二 田中
Shuntaro Koyama
俊太郎 小山
Atsushi Morihara
森原  淳
Yoshio Naganuma
義男 永沼
Sadao Takahashi
貞夫 高橋
Takanori Kudo
孝則 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
Hitachi Ltd
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  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 灰及びチャー等の付着状況を正確に把握し、
この把握した結果を基に灰及びチャー等の付着を自動的
に抑制すると共に、付着した灰及びチャー等の剥離を効
率化するに好適な噴流層粉末固体ガス化装置の付着物剥
離システムを提供することにある。 【構成】 噴流層ガス化炉の熱回収器入口部29の内壁
部の付着物厚さを検出する電極棒2本51、52を組に
した検出手段53と、電極棒から得られた電位差又は抵
抗値を付着物の厚さに変換するデータ集積手段54と、
付着物厚さが予め設定した値になったとき、付着物剥離
用ガス50(60)を熱回収器入口部内壁部と電極棒に
噴出して付着物を剥離すると共に、付着物の付着とその
剥離の繰り返し間隔(速さ)が予め定めた所定値になっ
たとき、ガス化反応部22に供給する酸化剤7を抑制す
る制御手段55を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、噴流層粉末固体ガス化
装置、特に、高温高圧下で石炭を酸化剤と共にガス化炉
に供給して可燃性ガスを得る噴流層粉末固体ガス化装置
の付着物剥離システムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在利用されている噴流層粉末固体ガス
化装置は、石炭を灰の溶融温度以上の温度でガス化する
噴流層ガス化炉を有し、高効率で水素ガス、一酸化炭素
ガスを製造できる。そのため、合成ガス製造用、燃料ガ
ス製造用として多くの噴流層ガス化炉の開発が行われて
いる。図4に、噴流層粉末固体ガス化装置の噴流層ガス
化炉を示す。噴流層ガス化炉22’は、ガス化反応部2
2、熱回収器入口部(又は、絞り部)29及び熱回収器
本体24’から成る。ガス化反応部22は、上、下段反
応ゾーン8、9を有し、上段反応ゾーン8では、分岐管
4から送り込まれる石炭に対して少ない酸素を供給し、
活性なチャーを生成し、下段反応ゾーン9では、石炭量
に対して酸素量を1.0ぐらい供給し、石炭中の灰分が
溶融する温度以上に維持する。ガス化炉上、上下段反応
ゾーン8、9に石炭バーナ5、6を設置し、上段反応ゾ
ーン8で活性なチャーを旋回下降流に乗って下段の高温
ゾーンに供給し、二酸化炭素、水蒸気と反応させた後、
灰分が溶融したスラグ状態となり、このスラグ17は自
由落下により冷却水31を充填した水充填部21に入
り、急冷した後、スラグを回収する。また、熱回収器本
体24’は、熱回収器入口部(又は、絞り部)29、熱
回収器本体生成ガス流通部24を有し、熱回収器本体生
成ガス流通部壁冷却媒体(高圧水蒸気等)を流通せしめ
る。ガス化反応部22において生成したガスは、熱回収
器入口部29、熱回収器本体生成ガス流通部24を経て
生成ガスライン34に供給される。ここで、この熱回収
器入口部29には、ガス化炉反応部22内から飛散して
くる灰及びチャー等が熱回収器入口部29の壁面に優先
的に付着する。なお、生成ガスライン34に供給された
生成ガス中からサイクロンにより回収したチャーをチャ
ーバーナ46を介してガス化炉反応部22に供給する。
このような噴流層ガス化炉において、ガス化炉の安定運
転上の最大の課題は、ガス化炉反応部以降における灰及
びチャー(又は、フライアッシュ)等の付着、堆積によ
るガス化炉の閉塞であり、この閉塞を回避するために
は、熱回収器内壁部に付着する灰及びチャー等の付着状
況を如何に連続的にかつ正確に把握するかであり、付着
した灰及びチャー等を如何に効率的に剥離するかであ
る。そこで、従来、この灰及びチャー等の付着状況を監
視する手段として、図4に示すように、ガス化炉反応部
22と熱回収器本体生成ガス流通部24間の差圧を測定
する差圧発信器23と熱回収器入口部29の壁面に温度
測定用の熱電対26を設置し、常時その表面温度や圧力
損失を測定することが行われている。図5に、灰及びチ
ャー等が付着し始めたときからの差圧と温度の時間的変
化を示す。図5のように、灰及びチャー等が付着し始め
ると、温度は熱電対26に付着し、低下するが、差圧は
逆に上昇傾向を示す。このように温度や圧力損失を測定
することによって、灰及びチャー等が熱回収器入口部2
9の付近に付着している状況を監視する。また、付着し
た灰及びチャー等を剥離する手段として、特開昭62−
29826号公報には、燃焼ガスの通過に伴って付着し
た煤の堆積量を漏れ電流の関数として捉え、この漏れ電
流が規定値になった時期にスートブロワを作動し、漏れ
電流を元のレベルに戻すことが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
には、いずれも次のような問題がある。すなわち、図4
の熱電対による温度監視や圧力検出器による圧力監視で
は、灰等が熱電対に付着すると、熱電対自体の測定精度
が低下し、また、圧力の取り出し口にダスト及び灰等が
付着、混入して閉塞すると、圧力検出の信頼性がなくな
り、灰分等がどの程度付着しているか正確な把握が困難
である。また、上記公報に記載の技術では、漏れ電流が
規定値になった時期にスートブロを作動するのみであ
り、このスートブロの作動回数(間隔)を抑制するこ
と、つまり漏れ電流の監視を基にして煤の堆積を抑制す
ることの配慮がなされていない。
【0004】本発明の目的は、上記した事情に鑑み、灰
及びチャー等の付着状況を正確に把握し、この把握した
結果を基に灰及びチャー等の付着を自動的に抑制すると
共に、付着した灰及びチャー等の剥離を効率化するに好
適な噴流層粉末固体ガス化装置の付着物剥離システムを
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、噴流層ガス
化炉の熱回収器入口部内壁部の付着物厚さを検出する検
出手段と、付着物厚さが予め設定した値になったとき、
付着物剥離用ガスを熱回収器入口部内壁部に噴出して付
着物を剥離すると共に、付着物の付着とその剥離の繰り
返し間隔(速さ)が予め定めた所定値になったとき、ガ
ス化反応部に供給する酸化剤を抑制する制御手段を設け
ることによって、達成される。また、電極棒2本を組に
し、電極棒と電極棒の間に電極棒付着物剥離用ガス流通
ラインを設け、制御手段によって付着物厚さが予め設定
した値になったとき、電極棒付着物剥離用ガスを前記剥
離用ガス流通ラインから電極棒に噴出し、電極棒の付着
物を剥離することによって、達成される。
【0006】
【作用】熱回収器入口部内壁部に設置した電極棒からそ
の電位差又は抵抗値の変化を電位差計で測定し、予め付
着厚さと電位差との関係をデータ集積装置に入力してお
き、得られたデータから付着厚さを算出し、この値と付
着厚さの設定値とを比較し、設定値以上になった場合に
は、付着物剥離制御装置から剥離用ガス流量調節弁と電
極棒付着物剥離用ガス流量調節弁を制御して付着物剥離
用ガスを熱回収器入口部内壁部と電極棒に噴出して付着
物を剥離する。また、時間毎に付着する度合い、つまり
付着物の付着とその剥離の繰り返し間隔(速さ)が予め
定めた所定値になった場合、ガス化炉上段部の温度が上
昇し、付着しやすくなっていると判断し、酸化剤流量調
節弁を制御してガス化反応部に供給する酸化剤を抑制す
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は、本発明の一実施例を示す噴流層粉末固体ガ
ス化装置の付着物剥離システムである。本システムは、
石炭供給系、酸化剤供給系、ガス化炉、精製・集塵回収
系、付着物剥離系から成る。石炭供給系は、粉砕機1、
石炭常圧ホッパ37、石炭常圧−加圧ホッパ38、石炭
供給ホッパ2、石炭供給装置(フィーダ等)3、混合器
39、気流石炭輸送ライン30、分配器40及び分岐管
4から成る。粉砕機1で粉砕された微粉炭16は、移送
ライン25を通って石炭常圧ホッパ37に移送され、石
炭常圧−加圧ホッパ38に充填され、石炭供給ホッパ2
に移送、充填された後、石炭供給装置(フィーダ等)3
で供給量を設定し、微粉炭16を自由落下させ、混合器
39内で不活性ガス(窒素ガス、二酸化炭素等)47と
混合する。その後、気流輸送し、気流石炭輸送ライン3
0を経て分配器40で数本に均等に分配した後、分岐管
4を経て、ガス化炉22’内のガス化反応部22に石炭
バーナ5、6を介して供給される。酸化剤供給系は、酸
化剤圧縮機分岐管11、酸化剤流量制御弁13、14、
酸化剤供給ライン12、15から成る。酸化剤圧縮機1
1からのガスは、上下段酸化剤流量制御弁13、14を
通り、上段酸素供給ライン12、下段酸素供給ライン1
5を経て、ガス化炉22’に設置した石炭バーナ5、6
に供給し、その先端部出口で微粉炭16と接触して、微
粉炭16をガス化する。ガス化炉22’は、ガス化反応
部22、スラグ冷却部10、熱回収器入口部(又は、絞
り部)29及び熱回収器本体24’から成る。ガス化反
応部22は、上、下段反応ゾーン8、9を有し、上段反
応ゾーン8では、石炭に対して少ない酸素を供給し、活
性なチャーを生成し、下段反応ゾーン9では、石炭量に
対して酸素量を1.0ぐらい供給し、石炭中の灰分が溶
融する温度以上に維持する。ガス化炉上、上下段反応ゾ
ーン8、9に石炭バーナ5、6を設置し、上段反応ゾー
ン8で活性なチャーを旋回下降流に乗って下段の高温ゾ
ーンに供給し、二酸化炭素、水蒸気と反応させた後、灰
分が溶融したスラグ状態となり、このスラグ17は自由
落下により冷却水31を充填した水充填部21に入り、
急冷した後、スラグ回収装置10内に入り、スラグ36
を回収する。熱回収器本体24’は、熱回収器入口部
(又は、絞り部)29、熱回収器本体生成ガス流通部2
4を有し、熱回収器本体生成ガス流通部壁冷却媒体(高
圧水蒸気等)を流通せしめる。ガス化反応部22におい
て生成したガスは、熱回収器入口部29、熱回収器本体
生成ガス流通部24を経て生成ガスライン34に供給さ
れる。ここで、この熱回収器入口部29には、ガス化炉
反応部22内から飛散してくる灰及びチャー等が熱回収
器入口部29の壁面に優先的に付着する。精製・集塵回
収系は、集塵装置(サイクロン等)18、精製装置1
9、チャー中間ホッパ41、チャー供給ホッパ42、フ
ィーダ43、混合器44、チャー搬送ライン45、チャ
ーバーナ46から成る。ガス化炉22’から生成したガ
スは、生成ガスライン34を経て、集塵装置(サイクロ
ン等)18及び精製装置19でダスト、チャー及び硫化
水素等を除去した後、燃料用及び原料用として供給され
る。一方、サイクロン18で回収したチャー35は、チ
ャー中間ホッパ41に充填された後、チャー供給ホッパ
42内に移送され、充填した後、フィーダ43で供給量
を設定し、チャー35を自由落下させ、混合器44内で
不活性ガス(窒素ガス、二酸化炭素等)63と混合す
る。その後、気流輸送し、チャー搬送ライン45を経
て、ガス化炉反応部22内にチャーバーナ46を介して
供給する。付着物剥離系は、電位差計53、データ集積
装置54、付着物剥離制御装置55、電極棒+側51、
電極棒−側52、剥離用ガス(高圧水蒸気又は発生炉ガ
ス)調節弁49、上段酸化剤流量調節弁13から成る。
付着物剥離制御装置55から発する信号57により剥離
用ガス流量調節弁49を開き、熱回収器入口壁面剥離用
ガス(高圧水蒸気又は発生炉ガス)ライン65から剥離
用ガス(高圧水蒸気又は発生炉ガス)50を噴出させ、
熱回収器入口部29の付着物62を剥離する。この剥離
用ガス50の噴出は、熱回収器入口部29の表面にかつ
円周方向に、複数個下向きに平行して行う。また、付着
物剥離制御装置55から発する信号56により上段酸化
剤流量調節弁13を開閉し、上段酸素供給ライン12か
ら酸化剤7(酸素ガス)(図2参照)の供給を制御す
る。
【0008】図2に、付着物剥離系の拡大図を示す。図
2の付着物剥離系は、図1の構成に加えて、電極棒付着
物剥離用ガス流通ライン60、電極棒付着物剥離用ガス
流量調節弁70から成る。付着物剥離制御装置55から
発する信号71により電極棒付着物剥離用ガス流量調節
弁70を開き、電極棒付着物剥離用ガス流通ライン60
から電極棒付着物剥離用ガス61(図3参照)を供給
し、電極棒の付着物62を剥離する。なお、63は熱回
収器入口部内壁冷却用高圧水蒸気又は水流通路、66は
水冷壁、67は耐火剤を表す。
【0009】図3に、電極部の詳細図を示す。電極棒+
側51、電極棒−側52は、熱回収器入口部生成ガス流
通部壁冷却媒体(高圧水蒸気又は水)が入口59から出
口58に流通する熱回収器入口部内壁冷却用高圧水蒸気
又は水流通路63を貫通して設置し、電極棒+側51と
電極棒−側52の間に電極棒付着物剥離用ガス流通ライ
ン60を設ける。電極棒の付着物62は、電極棒付着物
剥離用ガス流通ライン60から放出される電極棒付着物
剥離用ガス61によって剥離する。
【0010】ここで、電位差計53は、電極棒+側51
と電極棒−側52の空間部の電位差(又は、抵抗値)を
検出する。データ集積装置54は、図6に示す電位差
(又は、抵抗値)と灰等の付着厚さとの関係を予め入力
しておく。図6は、灰等の付着厚さが厚くなるほど抵抗
値は基準値から低下する。なお、抵抗値が基準値から低
下して所定値になる点を設定値として定める。付着物剥
離制御装置55は、電位差(又は、抵抗値)が予め設定
した値になったとき、制御信号を出力し、剥離用ガス流
量調節弁49と電極棒付着物剥離用ガス流量調節弁71
を制御する。また、灰等の付着とその剥離の繰り返し間
隔(速さ)を監視し、その間隔(速さ)が所定以上か否
かを判定する機能を有し、灰等の付着とその剥離の繰り
返し間隔(速さ)が予め定めた所定値になったとき、制
御信号を出力し、酸化剤流量調節弁を制御する。
【0011】次に、付着物剥離系の動作を説明する。灰
等の付着物が熱回収器入口部29に付着していないと
き、電極棒51、52の間の空間部の電位差(又は、抵
抗値)は、図6の基準値になり、この基準値が電位差計
53を介してデータ集積装置54に取り込まれる。付着
物剥離用制御装置55は、この基準値と図6に示す設定
値を比較解析し、この場合基準値が設定値より高いの
で、灰等の付着物が付着していないと判断し、信号5
6、57、71を発しない。そのため、付着物剥離用ガ
ス(発生炉ガス及び高圧水蒸気)の流量調節弁49、電極
棒付着物剥離用ガス流量調節弁70及び上段酸化剤流量
調節弁13は閉じている。この状態は、電極棒51、5
2の間の空間部の電位差(又は、抵抗値)が設定値に達
するまで維持される。そのためガス化炉22’は定常運
転を続ける。
【0012】ところで、灰等の付着物が熱回収器入口部
29に付着し始め、電極棒51、52の間の空間部の電
位差(又は、抵抗値)が低下し、設定値より低くなる
と、付着物剥離用制御装置55は、灰等の付着物が付着
していると判断し、信号57と71を発し、付着物剥離
用ガスの流量調節弁49及び電極棒付着物剥離用ガス流
量調節弁70を開き、剥離用ガス(高圧水蒸気又は発生
炉ガス)供給ライン65及び60から剥離用ガス50及
び61を噴出させる。剥離用ガス50及び61の噴出に
より、熱回収器入口部29に付着している灰等の付着物
及び電極棒51、52に付着している灰等の付着物が剥
離される。その後、電位差計53の電位差が基準値に近
くなると、付着物剥離用制御装置55は、付着物が剥離
されたと判断して信号57及び71の発信を停止し、付
着物剥離用ガス流量調節弁49及び電極棒付着物剥離用
ガス流量調節弁70を閉じる。この状態を図7に示す。
縦軸は抵抗値、横軸は付着厚さを示す。抵抗値のa点を
基準値、b点を設定値とした場合、灰等が付着し始める
と、抵抗値はa点から低下傾向を示し、予め設定してい
たb点に達すると、自動的に付着物剥離用ガスの流量調
節弁49及び電極棒付着物剥離用ガス流量調節弁70が
作動し、熱回収器入口部29の表面に付着した灰等が除
去しだすと、基準値a点レベルに再度戻る。このように
して、灰等の付着、剥離が自動的に繰り返し行われる。
本実施例では、電極棒付着物剥離用ガス流量調節弁70
の開閉により、灰等の付着厚さを検出する電極棒51、
52に付着した灰等を繰り返し剥離するので、灰等の付
着厚さ検出の精度が向上し、熱回収器入口部29に付着
した灰等の付着状況を正確に把握することができる。
【0013】次に、熱回収器入口部29に灰等の付着物
が付着する度合いが速くなった場合には、繰り返し剥離
操作する間隔が速くなる。これはガス化炉22’の上段
部の温度が上昇し、付着しやすくなっていると判断され
る。そこで、付着物剥離制御装置55は、繰り返し剥離
操作する間隔が予め定めた所定値より高くなったとき、
上段酸化剤流量調節弁13に信号56を発信し、この調
節弁13を制御する。酸化剤圧縮機11から上段酸素供
給ライン12を介して石炭バーナ5に供給される酸素量
は、この調節弁13により自動的に調節される。これに
より、ガス化炉22’の上段部の温度の上昇が抑えら
れ、灰等の付着物が付着する度合いが抑制される。ここ
で、図8に、焼結度合いに及ぼすチャー中のカーボン割
合(パーセント)に対する雰囲気温度(T1、T2
3、T4、T5)の影響を示す。雰囲気温度が高くなっ
てもチャー中のカーボン割合が20パーセント以上では
焼結しないことが分かる。ただし、酸素量を多量に供給
した場合には、石炭中のCと反応し高温になり、チャー
中のカーボンが燃焼されるため、カーボン割合が減少
し、焼結しやすくなる。したがって、酸素量の供給を抑
制する上記操作は、この特性を利用することにある。こ
のようにして、本実施例では、灰及びチャー等の付着物
を繰り返し剥離操作することに加えて、その間隔が速く
なったときには、正確に把握した灰及びチャー等の付着
状況を基に上段酸化剤流量調節弁13を制御することに
よって、酸化剤の供給を調節するので、灰及びチャー等
の付着の度合いを自動的に抑制することができ、このた
め、繰り返し剥離操作の回数が減少し、付着した灰及び
チャー等の剥離を効率化することが可能となる。
【0014】以上、噴流層粉末固体ガス化装置に適用し
た実施例を示したが、本発明は、これに限らずどのよう
な型式の炉にも適用可能である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
灰及びチャー等の付着厚さを検出する電極棒に剥離用ガ
スを噴出し、付着した灰等を繰り返し剥離するので、灰
等の付着厚さ検出の精度が向上し、熱回収器入口部に付
着した灰等の付着状況を正確に把握することができる。
また、灰及びチャー等の付着物を繰り返し剥離操作の間
隔が速くなったときには、正確に把握した灰及びチャー
等の付着状況を基に酸化剤の供給を調節するので、灰及
びチャー等の付着の度合いを自動的に抑制することがで
き、このため、繰り返し剥離操作の回数を減少させるこ
とができ、付着した灰及びチャー等の剥離を効率化する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す噴流層粉末固体ガス化
装置の付着物剥離システム
【図2】付着物剥離系の拡大図
【図3】電極部の詳細図
【図4】従来の噴流層粉末固体ガス化装置の噴流層ガス
化炉
【図5】灰及びチャー等が付着し始めたときからの差圧
と温度の時間的変化を示す図
【図6】抵抗値と付着厚さとの関係図
【図7】本発明を実施したときの抵抗値と付着厚さの変
化を示す図
【図8】焼結度合いに及ぼす雰囲気温度と原料中のカー
ボン割合の関係を示す図
【符号の説明】
7 酸素ガス 11 酸化剤圧縮機分岐管 12 上段酸化剤供給ライン 13 上段酸化剤流量調節弁 14 下段酸化剤流量調節弁 15 下段酸化剤供給ライン 16 微粉炭 22’ ガス化炉 22 ガス化炉反応部 24 熱回収器本体生成ガス流通部 24’ 熱回収器本体 34 生成ガスライン 49 剥離用ガス(高圧水蒸気又は発生炉ガス)調節弁 50 剥離用ガス(高圧水蒸気又は発生炉ガス) 51 電極棒+側 52 電極棒−側 53 電位差計 54 データ集積装置 55 付着物剥離制御装置 60 電極棒付着物剥離用ガス流通ライン 61 電極棒付着物剥離用ガス 62 付着物 65 熱回収器入口壁面剥離用ガス(高圧水蒸気又は発
生炉ガス)ライン 70 電極棒付着物剥離用ガス流量調節弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森原 淳 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 永沼 義男 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 高橋 貞夫 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 工藤 孝則 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石炭から可燃性ガスを生成するガス化反
    応部と、石炭及び酸化剤をガス化反応部に噴出するよう
    に配置したバーナと、ガス化反応部から生成した高温ガ
    スを冷却する熱回収器を有する噴流層粉末固体ガス化装
    置において、熱回収器入口部内壁部の付着物厚さを検出
    する検出手段と、付着物厚さが予め設定した値になった
    とき、付着物剥離用ガスを熱回収器入口部内壁部に噴出
    して付着物を剥離すると共に、付着物の付着とその剥離
    の繰り返し間隔(速さ)が予め定めた所定値になったと
    き、ガス化反応部に供給する酸化剤を抑制する制御手段
    を設けることを特徴とする噴流層粉末固体ガス化装置の
    付着物剥離システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、検出手段は、電極棒
    2本を組にし、その2本の間の電位差又は抵抗値を検出
    することを特徴とする噴流層粉末固体ガス化装置の付着
    物剥離システム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、電極棒と電極棒の間
    に電極棒付着物剥離用ガス流通ラインを設け、制御手段
    によって付着物厚さが予め設定した値になったとき、電
    極棒付着物剥離用ガスを前記剥離用ガス流通ラインから
    電極棒に噴出し、電極棒の付着物を剥離することを特徴
    とする噴流層粉末固体ガス化装置の付着物剥離システ
    ム。
  4. 【請求項4】 石炭から可燃性ガスを生成するガス化反
    応部と、石炭及び酸化剤をガス化反応部に噴出するよう
    に配置したバーナと、ガス化反応部から生成した高温ガ
    スを冷却する熱回収器を有する噴流層粉末固体ガス化装
    置において、熱回収器入口部内壁部及び検出手段の電極
    棒2本の間にそれぞれ設置した付着物剥離用ガスライン
    にそれぞれ剥離用ガス流量調節弁及び電極棒付着物剥離
    用ガス流量調節弁を設けると共に、ガス化反応部に酸化
    剤を供給する酸化剤供給ラインに酸化剤流量調節弁を設
    けることを特徴とする噴流層粉末固体ガス化装置の付着
    物剥離システム。
  5. 【請求項5】 請求項4において、熱回収器入口部内壁
    部の付着物厚さが予め設定した値になったとき、剥離用
    ガス流量調節弁と電極棒付着物剥離用ガス流量調節弁を
    制御して付着物剥離用ガスを熱回収器入口部内壁部と電
    極棒に噴出して付着物を剥離すると共に、付着物の付着
    とその剥離の繰り返し間隔(速さ)が予め定めた所定値
    になったとき、酸化剤流量調節弁を制御してガス化反応
    部に供給する酸化剤を抑制する制御手段を設けることを
    特徴とする噴流層粉末固体ガス化装置の付着物剥離シス
    テム。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項3のいずれかまたは
    請求項5において、予め抵抗値と付着物の厚さの関係を
    記憶させておき、電極棒から得られた電位差又は抵抗値
    を付着物の厚さに変換する機能を有するデータ集積手段
    を設けることを特徴とする噴流層粉末固体ガス化装置の
    付着物剥離システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005080533A1 (ja) * 2004-02-20 2005-09-01 Chugai Ro Co., Ltd. バイオマスガス化システムおよびその稼働方法
JP2018204907A (ja) * 2017-06-08 2018-12-27 株式会社Ihi 微粉の堆積検知装置

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