JPH0972326A - ねじの製造方法 - Google Patents

ねじの製造方法

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Publication number
JPH0972326A
JPH0972326A JP7260632A JP26063295A JPH0972326A JP H0972326 A JPH0972326 A JP H0972326A JP 7260632 A JP7260632 A JP 7260632A JP 26063295 A JP26063295 A JP 26063295A JP H0972326 A JPH0972326 A JP H0972326A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
oil
treatment
screw material
treatment step
Prior art date
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Pending
Application number
JP7260632A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Ota
直樹 大田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nittoseiko Co Ltd
Original Assignee
Nittoseiko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nittoseiko Co Ltd filed Critical Nittoseiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】圧造及び転造成形加工を変更せずにねじの油分
を完全に除去すること。 【構成】頭部と脚部とからなるねじ素材に熱処理工程3
において熱処理を施し、続いてねじ素材に付着した炭化
物及び素材の加工時に生じたバリ、切り粉等を除去する
酸洗い処理を施すとともにバレル処理を施し、この後、
ねじ素材の表面に酸化被膜を形成する不動態化処理を施
して水洗いを行うねじの製造方法。 【効果】光ディスク、磁気ディスク等の収納ケースにこ
のねじを使用しても樹脂材に油分が浸透したり、樹脂材
が割れたりすることが皆無になる。ねじの製造におい
て、パンチや転造ダイスとねじ素材との間の焼き付き防
止に多量の潤滑油を使用しても油分が完全に除去される
ので、特殊な工具が不要になる。更に、ねじに埃が付着
し難く、故障が減少する。しかもシリコン系の潤滑油を
使用しても、コンピュータ装置の使用中にシリコンガス
が発生することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は最近開発が進んでい
るコンピュータ装置、情報通信機器、光ディスク等の電
子通信機器産業において、これらの部品に使用するねじ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】このような電子通信機器等の産業分野に
あっては、光ディスク、磁気ディスク等の記憶媒体が多
く使用されており、これら記憶媒体は通常、傷を防止す
るため、あるいは持ち運びを容易にするため、樹脂製の
収納ケースに収納されており、使用時にこのケース内の
記憶媒体が作動するようになっている。そして、このケ
ースは通常樹脂にねじをねじ込んで組み立てられてお
り、ねじが多く使用されている。
【0003】しかしながら、このねじは従来からの製造
方法で製造されており、図2に示す工程で製造されてい
る。このねじに使用する材料はこれらの用途に使用され
るねじが油、湿気、サビ等を嫌うところに使用されるた
め、ねじの材料としてはステンレス鋼が用いられてい
る。そして、このステンレス鋼製の線材をあらかじめ所
定寸法に切断して素材を製造し、この素材の一端に圧造
工程101で脚部より大径の頭部を形成している。次に
この脚部には転造工程102でねじ山が転造成形されて
おり、これら圧造及び転造工程でねじとしての形態が完
成している。
【0004】このようにしてねじとしての形態が完成す
ると、ねじ素材(図示せず)はバレル処理工程103に
移り、前工程で発生しているバリやねじ素材に付着して
いる切り粉等が除去される。この後、次の仕上げ処理工
程104で必要に応じて鍍金あるいは塗装等の化粧が施
され、続いて製品としてのねじが包装されるようになっ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように一般的なね
じの製造方法においては、圧造、転造加工において、パ
ンチや転造ダイスと素材との間の焼き付きを防止するた
めに通常多量の潤滑油が使用されており、製品として出
荷するまでにこれら油分は除去されるようになっている
が、最近の電子通信機器等の産業分野において使用され
る場合、以前では問題になっていない僅かに残った油分
が微妙に製品に影響を及ぼしている。その一つにねじに
僅か付着している油分により光ディスク、磁気ディスク
等の収納ケースの組み立てにこのねじを使用した場合、
この油分が徐々に樹脂材に浸透し、収納ケースを組み立
てているねじの部分で樹脂材が割れたり、ヒビが入った
りすることが多い。
【0006】また、このようなディスクを使用するコン
ピュータ装置等は極端に埃を嫌うので、この油分がある
と、埃が付着し易く、コンピュータ装置の故障の原因と
もなっている。更に、コンピュータ装置のハードディス
クにおいては、シリコンガスが発生すると、この記憶媒
体に悪影響を及ぼすため、ねじの製造において使用され
るシリコン系の潤滑油はこれらの製品に使用するねじの
製造においては、使えない等の課題が生じている。
【0007】本発明の目的は、このような課題を解消す
るとともに圧造及び転造成形加工を変更することなく、
成形されたねじ素材から油分を完全に除去する方法を得
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、所定寸
法の素材に脚部より大径な頭部を圧造成形し、脚部にね
じ山を転造成形したステンレス鋼製ねじにおいて、頭部
とねじ山が形成された脚部とからなるねじ素材に熱処理
工程3において表面に熱処理を施し、続いて酸洗い処理
工程4及びバレル処理工程5でこのねじ素材に付着した
炭化物及び前記素材の加工時に生じたバリ、切り粉等を
除去するために酸洗い処理及びバレル処理を施し、この
後、次工程の不動態化処理工程6でねじ素材の表面に酸
化被膜を形成して金属表面を安定化させる不動態化処理
を施し、この後、仕上げ処理工程7でねじ素材の水洗い
を行うねじの製造方法を提供することで達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】図1において、所定寸法に切断さ
れた素材(図示せず)に脚部径より大きい直径の頭部を
圧造成形し、脚部にねじ山を転造加工したねじ素材(図
示せず)を次工程として配置された熱処理工程3に移
す。この熱処理工程3において、ねじ素材に熱を加え、
成型加工時の油分の焼却処理を行う。続いてこの焼却処
理された油分の炭化物を除去するために酸洗い処理工程
4で酸性の溶液にこの素材を浸して酸洗いする。これに
よりねじ素材の表面は美しくなるが、更に、このねじ素
材を次工程のバレル処理工程5へ移し、前記成形工程で
発生しているバリ、切り粉等の付着物を除去する。
【0010】この後、ステンレス鋼製のねじ素材を不動
態化処理工程6へ移し、表面処理を行う。これによりス
テンレス鋼製のねじ素材の表面には酸化被膜が形成さ
れ、ねじ素材の耐食性が非常に良好な状態となり、ねじ
素材の腐食反応が阻止され、安定した状態となる。そし
て、以上の処理が終わると、仕上げ処理工程7でねじ素
材は水洗いされ、油分が完全に除去された製品としての
ねじが得られる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1に基づき詳細に
説明する。図において、1はあらかじめ所定寸法に切断
された素材(図示せず)の一端に脚部より大径の頭部を
成形する圧造工程である。この圧造工程1に続いて前記
脚部にねじ山を成形する転造工程2が配置されている。
この圧造工程1及び転造工程2で成形されたねじ素材
(図示せず)は次工程として配置された熱処理工程3へ
移される。この熱処理工程3の次には前記熱処理工程3
で発生した油分の炭化物を除去する酸洗い処理工程4が
設けてあり、この工程においてねじ素材は酸性溶液に浸
される。
【0012】この酸洗い処理工程4の次には前記圧造工
程1及び転造工程2で成形された際に発生したバリ及び
切り粉を除去するバレル処理工程5が配置してあり、こ
の工程に続いてねじ素材の表面を酸化させてねじ素材の
耐食性を向上させるための不動態化処理を行う硝酸、希
硝酸、クロム酸等の酸化剤溶液にねじ素材を浸す不動態
化処理工程6が設けられている。この不動態化処理工程
6に続いて仕上げ処理工程7が配置され、この工程にお
いて、ねじ素材は水洗いされるようになっている。
【0013】このため、所定寸法に切断された素材に対
して脚部径より大きい直径の頭部を圧造成形し、続いて
脚部にねじ山を転造加工したねじ素材を熱処理工程3に
移す。この熱処理工程3において、ねじ素材に熱を加
え、成型加工時の油分を焼却処理する。そして、この焼
却処理された油分の炭化物は酸性の溶液中で酸洗い処理
することにより除去する。これによりねじ素材の表面は
美しくなる。更に、このねじ素材をバレル処理工程5へ
移し、前記成形工程で発生しているバリ、切り粉等の付
着物が除去される。
【0014】この後、このステンレス鋼製のねじ素材を
不動態化処理工程6へ移し、表面処理を行うと、ステン
レス鋼製のねじ素材の表面には酸化被膜が形成され、耐
食性が非常に良好な状態となり、ねじ素材の腐食反応が
阻止され、安定した状態となる。このようにして、以上
の処理が終わると、ねじ素材は水洗いされ、油分が完全
に除去された製品としてのねじが得られる。
【0015】
【発明の効果】以上説明した実施例から明らかなように
本発明は、ねじ素材に熱処理工程3において表面に熱処
理を施し、続いて酸洗い処理工程4及びバレル処理工程
5でこのねじ素材に付着した炭化物及び前記素材の加工
時に生じたバリ、切り粉等を除去するために酸洗い及び
バレル処理を施し、この後、不動態化処理工程6でねじ
素材の表面に酸化被膜を形成して金属表面の腐食反応を
阻止し、次の仕上げ工程7で水洗いを行うねじの製造方
法であるから、このねじを最近の電子通信機器等の産業
分野において使用した場合、ねじに付着した油分が製品
に悪影響を及ぼすことがなく、光ディスク、磁気ディス
ク等の収納ケースにこのねじを使用しても樹脂材に油分
が浸透し、収納ケースを組み立てているねじの部分で樹
脂材が割れたり、ヒビが入ることが皆無になる。また、
パンチや転造ダイスによる素材の成形時における焼き付
きを防止するために多量の潤滑油を使用してもねじは油
分が完全に除去されるので、特殊な成形工具が不要であ
り、加工コストが低減される。更に、光ディスク、磁気
ディスク等の記憶媒体を使用するコンピュータ装置等の
組み立てに使用してもねじに油分がないので、埃が付着
し難く、コンピュータ装置の故障が減少する。しかも、
シリコン系の潤滑油を圧造及び転造加工に使用しても、
コンピュータ装置のハードディスク等を使用中にねじか
らシリコンガスが発生せず、記憶媒体に悪影響を及ぼさ
ない等特有の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す工程図である。
【図2】本発明の従来例を示す工程図である。
【符号の説明】
1 圧造工程 2 転造工程 3 熱処理工程 4 酸洗い処理工程 5 バレル処理工程 6 不動態化処理工程 7 仕上げ処理工程

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定寸法の素材に脚部より大径な頭部を
    圧造成形し、脚部にねじ山を転造成形したステンレス鋼
    製ねじにおいて、頭部とねじ山が形成された脚部とから
    なるねじ素材に熱処理工程3において表面に熱処理を施
    し、続いて酸洗い処理工程4及びバレル処理工程5で前
    記ねじ素材に付着した炭化物及び前記素材の加工時に生
    じたバリ、切り粉等を除去するために酸洗い処理及びバ
    レル処理を施し、この後、次工程の不動態化処理工程6
    でねじ素材の表面に酸化被膜を形成して金属表面を安定
    化させる不動態化処理を施し、次の仕上げ処理工程7で
    ねじ素材の水洗いを行うことを特徴とするねじの製造方
    法。
JP7260632A 1995-08-31 1995-08-31 ねじの製造方法 Pending JPH0972326A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6345320A (ja) * 1986-08-11 1988-02-26 Nippon Fastener Kogyo Kk T頭ボルト
JPH06229409A (ja) * 1993-01-29 1994-08-16 Mazda Motor Corp 鋼製ボルトの製造方法

Patent Citations (2)

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