JPH0972427A - 船尾管シール装置 - Google Patents
船尾管シール装置Info
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- JPH0972427A JPH0972427A JP7263432A JP26343295A JPH0972427A JP H0972427 A JPH0972427 A JP H0972427A JP 7263432 A JP7263432 A JP 7263432A JP 26343295 A JP26343295 A JP 26343295A JP H0972427 A JPH0972427 A JP H0972427A
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- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims abstract description 5
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- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 3
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
- Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 泥砂を含んだ水によるシールリング及びライ
ナー摺接部の摩耗損傷を防止し、シールリング及びライ
ナーの寿命延長に効果的な後部船尾管シール装置を提供
する。 【解決手段】 複数のリップシールを用いたシールリン
グによって構成される後部船尾管シール装置1におい
て、少なくても2本のシールリングが船外側を向いて配
置され、船外側を向いた最後部の第1シールリング2及
びこれに隣接し船外側を向いた第2シールリング3によ
って区画される最後部環状室5の底部に空気放出孔8を
設ける。第2シールリング3及び第3シールリング4に
よって区画される第2の環状室6には配管9を介して圧
縮空気が船内から供給され、この空気は第2シールリン
グ3のリップ部とライナー10の摺接面との間を通って
最後部環状室5に導かれさらに空気放出孔8から船外A
の水中に放出される。
ナー摺接部の摩耗損傷を防止し、シールリング及びライ
ナーの寿命延長に効果的な後部船尾管シール装置を提供
する。 【解決手段】 複数のリップシールを用いたシールリン
グによって構成される後部船尾管シール装置1におい
て、少なくても2本のシールリングが船外側を向いて配
置され、船外側を向いた最後部の第1シールリング2及
びこれに隣接し船外側を向いた第2シールリング3によ
って区画される最後部環状室5の底部に空気放出孔8を
設ける。第2シールリング3及び第3シールリング4に
よって区画される第2の環状室6には配管9を介して圧
縮空気が船内から供給され、この空気は第2シールリン
グ3のリップ部とライナー10の摺接面との間を通って
最後部環状室5に導かれさらに空気放出孔8から船外A
の水中に放出される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は船舶用の後部船尾管シー
ル装置に関するものである。
ル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の後部船尾管シール装置を図3に示
す。従来の船尾管シール装置15では、3本のリップシ
ールを用いた弾性体シールリングが装着され、第1シー
ルリング2及び第2シールリング3は船外側を向き第3
シールリング4は船内側を向いて配置されている。第1
シールリング2は、船外の水(または海水)を封止する
ことに加えていわゆるダストシールとして働き、船外の
泥や砂などの異物がシール装置の内部に侵入することを
阻止している。また、第2シールリング3は船外の水を
封止し、第3シールリング4は船尾管内の潤滑油を封止
する役目を果たすものである。
す。従来の船尾管シール装置15では、3本のリップシ
ールを用いた弾性体シールリングが装着され、第1シー
ルリング2及び第2シールリング3は船外側を向き第3
シールリング4は船内側を向いて配置されている。第1
シールリング2は、船外の水(または海水)を封止する
ことに加えていわゆるダストシールとして働き、船外の
泥や砂などの異物がシール装置の内部に侵入することを
阻止している。また、第2シールリング3は船外の水を
封止し、第3シールリング4は船尾管内の潤滑油を封止
する役目を果たすものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図3における従来の後
部船尾管シール装置15では、第1シールリング2及び
ライナー10の同シールリングとの摺接面が船外の水中
または海水中の泥や砂によって摩耗損傷を被ることがあ
り、更に第1シールリング2及びライナー10の摺接部
が損傷したことによって、最後部環状室5に泥砂を含ん
だ水が浸入して第2シールリング3及びライナー10の
同シールリングとの摺接面までも傷つけられることも稀
ではない。特に、水中に泥砂を多く含んだ河川を航行す
る船舶ではこのような損傷例が比較的多く見受けられ、
船外への船尾管内潤滑油の漏出または船尾管内への水の
浸入等の事故につながると共にシールリング及びライナ
ーの耐用期間を極めて短いものにしている。
部船尾管シール装置15では、第1シールリング2及び
ライナー10の同シールリングとの摺接面が船外の水中
または海水中の泥や砂によって摩耗損傷を被ることがあ
り、更に第1シールリング2及びライナー10の摺接部
が損傷したことによって、最後部環状室5に泥砂を含ん
だ水が浸入して第2シールリング3及びライナー10の
同シールリングとの摺接面までも傷つけられることも稀
ではない。特に、水中に泥砂を多く含んだ河川を航行す
る船舶ではこのような損傷例が比較的多く見受けられ、
船外への船尾管内潤滑油の漏出または船尾管内への水の
浸入等の事故につながると共にシールリング及びライナ
ーの耐用期間を極めて短いものにしている。
【0004】このようなシールリング及びライナーの損
傷を防止するために、最後部の第1シールリング2の船
外側にゴム製のリングやシートを装着し、シールリング
及びライナーの摺接部を泥砂から保護することも試みら
れているものの、未だ有効な方法が見あたらないのが現
状である。そこで、泥砂を含んだ水によるシールリング
及びライナー摺接部の摩耗損傷を防止し、シールリング
及びライナーの寿命延長に効果的な後部船尾管シール装
置を提供する。
傷を防止するために、最後部の第1シールリング2の船
外側にゴム製のリングやシートを装着し、シールリング
及びライナーの摺接部を泥砂から保護することも試みら
れているものの、未だ有効な方法が見あたらないのが現
状である。そこで、泥砂を含んだ水によるシールリング
及びライナー摺接部の摩耗損傷を防止し、シールリング
及びライナーの寿命延長に効果的な後部船尾管シール装
置を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のリップ
シールを用いたシールリングによって構成される後部船
尾管シール装置において、少なくても2本のシールリン
グが船外側を向いて配置され、船外側を向いた最後部の
第1シールリング及びこれに隣接し同じく船外側を向い
た第2シールリングによって区画される最後部環状室に
船内から圧縮空気を供給し、この圧縮空気を同室の底部
に設けた少なくとも1個の空気放出孔から船外に放出す
るものである。
シールを用いたシールリングによって構成される後部船
尾管シール装置において、少なくても2本のシールリン
グが船外側を向いて配置され、船外側を向いた最後部の
第1シールリング及びこれに隣接し同じく船外側を向い
た第2シールリングによって区画される最後部環状室に
船内から圧縮空気を供給し、この圧縮空気を同室の底部
に設けた少なくとも1個の空気放出孔から船外に放出す
るものである。
【0006】最後部環状室に船内から直接圧縮空気を供
給してもよいし、第2シールリング及びこれに隣接した
船内側の第3シールリングによって区画される第2の環
状室に船内から圧縮空気を供給し、この空気を第2シー
ルリングとライナーとの摺接部を通して最後部環状室に
導入してもよい。
給してもよいし、第2シールリング及びこれに隣接した
船内側の第3シールリングによって区画される第2の環
状室に船内から圧縮空気を供給し、この空気を第2シー
ルリングとライナーとの摺接部を通して最後部環状室に
導入してもよい。
【0007】供給空気量を増加することによって、最後
部環状室の底部に設けた空気放出孔からの圧縮空気の放
出に加え、第1シールリングとライナーの摺接部からも
圧縮空気を船外に放出することもできる。
部環状室の底部に設けた空気放出孔からの圧縮空気の放
出に加え、第1シールリングとライナーの摺接部からも
圧縮空気を船外に放出することもできる。
【0008】最後部環状室の底部に設けた空気放出孔
に、オリフィスまたは最後部環状室への水の逆流を防止
する逆止弁を船外から着脱することができる。さらに、
船内に定流量式の空気制御弁を設け、最後部環状室から
船外に放出する圧縮空気の流量を一定量に制御すること
もできる。
に、オリフィスまたは最後部環状室への水の逆流を防止
する逆止弁を船外から着脱することができる。さらに、
船内に定流量式の空気制御弁を設け、最後部環状室から
船外に放出する圧縮空気の流量を一定量に制御すること
もできる。
【0009】
【作用】船内から最後部環状室に供給した圧縮空気を、
最後部環状室の底部に設けた空気放出孔または第1シー
ルリングとライナーとの摺接部から船外に放出すること
によって最後部環状室内に空気を充満させ、第2シール
リングの摺動面が船外の泥砂を含んだ水と接することが
ないので、第2シールリング及びライナーの同シールリ
ングとの摺接部が泥砂によって摩耗損傷することがな
い。
最後部環状室の底部に設けた空気放出孔または第1シー
ルリングとライナーとの摺接部から船外に放出すること
によって最後部環状室内に空気を充満させ、第2シール
リングの摺動面が船外の泥砂を含んだ水と接することが
ないので、第2シールリング及びライナーの同シールリ
ングとの摺接部が泥砂によって摩耗損傷することがな
い。
【0010】船内からの圧縮空気を第2の環状室に導入
し、第2シールリングとライナーの摺接部を通過して最
後部環状室に供給した場合には、第2シールリングのリ
ップ摺接面はライナーから浮き上がった状態で使用され
て半径方向の負荷がほとんどなくなる。
し、第2シールリングとライナーの摺接部を通過して最
後部環状室に供給した場合には、第2シールリングのリ
ップ摺接面はライナーから浮き上がった状態で使用され
て半径方向の負荷がほとんどなくなる。
【0011】最後部環状室内には船外の水圧より高い圧
縮空気が存在していることにより、第1シールリングの
リップ摺動面が水圧によってライナーに押し付けられる
ことがないので、第1シールリングは半径方向負荷が著
しく軽減されて水中の泥砂による影響を受けにくい。
縮空気が存在していることにより、第1シールリングの
リップ摺動面が水圧によってライナーに押し付けられる
ことがないので、第1シールリングは半径方向負荷が著
しく軽減されて水中の泥砂による影響を受けにくい。
【0012】また、供給空気量を増加することによっ
て、最後部環状室の底部に設けた空気放出孔からの圧縮
空気の放出に加えて第1シールリングとライナーの摺接
部からも圧縮空気を船外に放出した場合には、第1シー
ルリングのリップ摺接面も第2シールリングと同様にラ
イナーから浮き上がって半径方向の負荷がほとんどなく
なるのみならず、第1シールリングとライナーの摺接部
から吹き出した空気によって、第1シールリングの摺接
部近傍が直接船外の泥砂を含んだ水と接することが回避
できるので、第1シールリング及びライナーの同シール
リングとの摺接部が泥砂によって摩耗損傷することがな
い。
て、最後部環状室の底部に設けた空気放出孔からの圧縮
空気の放出に加えて第1シールリングとライナーの摺接
部からも圧縮空気を船外に放出した場合には、第1シー
ルリングのリップ摺接面も第2シールリングと同様にラ
イナーから浮き上がって半径方向の負荷がほとんどなく
なるのみならず、第1シールリングとライナーの摺接部
から吹き出した空気によって、第1シールリングの摺接
部近傍が直接船外の泥砂を含んだ水と接することが回避
できるので、第1シールリング及びライナーの同シール
リングとの摺接部が泥砂によって摩耗損傷することがな
い。
【0013】万一、第1シールリング及びライナーの同
シールリングとの摺接部が損傷を受けて最後部環状室に
泥砂を含んだ水が漏れ入った場合でも、同室の底部に設
けた空気放出孔から圧縮空気と共に速やかに船外に放出
され、また、第2シールリングとライナーの摺接部から
吹き出している圧縮空気が泥砂を含んだ水を第2シール
リングの摺接部近傍から排除するので、第2シールリン
グ及びライナーの同シールリングとの摺接部が泥砂と接
することがない。
シールリングとの摺接部が損傷を受けて最後部環状室に
泥砂を含んだ水が漏れ入った場合でも、同室の底部に設
けた空気放出孔から圧縮空気と共に速やかに船外に放出
され、また、第2シールリングとライナーの摺接部から
吹き出している圧縮空気が泥砂を含んだ水を第2シール
リングの摺接部近傍から排除するので、第2シールリン
グ及びライナーの同シールリングとの摺接部が泥砂と接
することがない。
【0014】最後部環状室の底部に設けた空気放出孔に
口径の異なるオリフィスを船外から容易に着脱交換でき
るので、空気放出孔からの空気の吹き出し流量を適宜調
整して、船内から供給される圧縮空気の消費をできる限
り少なくすることが可能である。また、空気放出孔に逆
止弁を船外から簡便に取り付けることができるので、軸
回転を停止し船舶の運航を停止している時に最後部環状
室に圧縮空気を供給しない場合でも、最後部環状室への
水の逆流を防止して泥砂が同室内に堆積することを妨
げ、第2シールリング及びライナーの同シールリングと
の摺接部が泥砂によって摩耗損傷することを一層防止す
る。
口径の異なるオリフィスを船外から容易に着脱交換でき
るので、空気放出孔からの空気の吹き出し流量を適宜調
整して、船内から供給される圧縮空気の消費をできる限
り少なくすることが可能である。また、空気放出孔に逆
止弁を船外から簡便に取り付けることができるので、軸
回転を停止し船舶の運航を停止している時に最後部環状
室に圧縮空気を供給しない場合でも、最後部環状室への
水の逆流を防止して泥砂が同室内に堆積することを妨
げ、第2シールリング及びライナーの同シールリングと
の摺接部が泥砂によって摩耗損傷することを一層防止す
る。
【0015】船内に定流量式の空気制御弁を設けて最後
部環状室から船外に放出する圧縮空気の流量を制御する
こともできるので、圧縮空気の消費を少なくするのみな
らず、圧縮空気を第2の環状室に導入して第2シールリ
ングとライナーの摺接部を通して最後部環状室に供給し
た場合には、実公平5−35249号(実願昭63−4
3838号)に示した定流量式の空気制御弁を適用した
作動原理によって、第2シールリングの正背面にかかる
空気圧の差圧(背面圧>正面圧)が常に一定になり、第
2シールリングがさらに安定した負荷状態で使用され
る。
部環状室から船外に放出する圧縮空気の流量を制御する
こともできるので、圧縮空気の消費を少なくするのみな
らず、圧縮空気を第2の環状室に導入して第2シールリ
ングとライナーの摺接部を通して最後部環状室に供給し
た場合には、実公平5−35249号(実願昭63−4
3838号)に示した定流量式の空気制御弁を適用した
作動原理によって、第2シールリングの正背面にかかる
空気圧の差圧(背面圧>正面圧)が常に一定になり、第
2シールリングがさらに安定した負荷状態で使用され
る。
【0016】この場合、第1シールリングとライナーと
の摺接部からも船外に圧縮空気を放出するようにする
と、第2シールリングと同様に第1シールリングの正背
面にかかる差圧もまた常に一定となり、第1シールリン
グの負荷状態も安定する。
の摺接部からも船外に圧縮空気を放出するようにする
と、第2シールリングと同様に第1シールリングの正背
面にかかる差圧もまた常に一定となり、第1シールリン
グの負荷状態も安定する。
【0017】
【実施例】以下、本発明における実施例を、図1及び図
2に基づき説明する。図1は本発明の第1実施例であ
り、後部船尾管シール装置1に装着された2,3及び4
はプロペラ軸11に取り付けたライナー10に摺接する
ゴムまたはエラストマー製の弾性体リップシールを用い
たシールリングであり、これらは船体船尾部材12に固
着されているハウジング部材13よって保持されてい
る。第1シールリング2及び第2シールリング3は船尾
側にあって船外側に向けて配列し海水を封止する作用を
行う。また、第3シールリング4は船内側に向けて配列
し船尾管軸受室7内の潤滑油を封止する作用を行う。
2に基づき説明する。図1は本発明の第1実施例であ
り、後部船尾管シール装置1に装着された2,3及び4
はプロペラ軸11に取り付けたライナー10に摺接する
ゴムまたはエラストマー製の弾性体リップシールを用い
たシールリングであり、これらは船体船尾部材12に固
着されているハウジング部材13よって保持されてい
る。第1シールリング2及び第2シールリング3は船尾
側にあって船外側に向けて配列し海水を封止する作用を
行う。また、第3シールリング4は船内側に向けて配列
し船尾管軸受室7内の潤滑油を封止する作用を行う。
【0018】船内に設けた図示しない減圧弁及び流量計
を介して、船内の圧縮空気源から水圧より高圧の圧縮空
気が配管9を通って第2の環状室6に供給され、さらに
第2シールリング3とライナー10の摺接部を通過して
最後部環状室5に導入される。最後部環状室5に導入さ
れた空気は、最後部環状室5の底部に設けられた少なく
とも1個の空気放出孔8から船外Aの水中に放出され
る。このため、最後部環状室5内の空気圧は船外の水圧
に比べて高くなっていることから、従来の後部船尾管シ
ール装置における最後部シールリングに比べ、第1シー
ルリング2は半径方向の負荷が著しく軽減されて水中の
泥砂による影響を受けにくい状態で使用され、船外Aの
水が最後部環状室5に浸入することを防止している。従
って、最後部環状室5の内部には空気が充満しており、
第2シールリング3のリップ摺動面はライナー10から
浮き上がった状態で使用されるばかりか船外の泥砂を含
んだ水と接することがないので、泥砂による摩耗損傷を
生じることがない。
を介して、船内の圧縮空気源から水圧より高圧の圧縮空
気が配管9を通って第2の環状室6に供給され、さらに
第2シールリング3とライナー10の摺接部を通過して
最後部環状室5に導入される。最後部環状室5に導入さ
れた空気は、最後部環状室5の底部に設けられた少なく
とも1個の空気放出孔8から船外Aの水中に放出され
る。このため、最後部環状室5内の空気圧は船外の水圧
に比べて高くなっていることから、従来の後部船尾管シ
ール装置における最後部シールリングに比べ、第1シー
ルリング2は半径方向の負荷が著しく軽減されて水中の
泥砂による影響を受けにくい状態で使用され、船外Aの
水が最後部環状室5に浸入することを防止している。従
って、最後部環状室5の内部には空気が充満しており、
第2シールリング3のリップ摺動面はライナー10から
浮き上がった状態で使用されるばかりか船外の泥砂を含
んだ水と接することがないので、泥砂による摩耗損傷を
生じることがない。
【0019】なお、船内からの圧縮空気が第2の環状室
6に導入されずに直接最後部環状室5に供給され第2の
環状室6には潤滑油が封入されていても、上記と同様
に、第1シールリング2は半径方向の負荷が著しく軽減
されて水中の泥砂による影響を受けにくい状態で使用さ
れ、一方、第2シールリング3は船外の泥砂を含んだ水
と接することがない。
6に導入されずに直接最後部環状室5に供給され第2の
環状室6には潤滑油が封入されていても、上記と同様
に、第1シールリング2は半径方向の負荷が著しく軽減
されて水中の泥砂による影響を受けにくい状態で使用さ
れ、一方、第2シールリング3は船外の泥砂を含んだ水
と接することがない。
【0020】さて、最後部環状室5の底部に設けられた
空気放出孔8から船外Aの水中に圧縮空気が放出されて
いる状態において供給空気量を増加していくと、空気放
出孔8に加えて第1シールリング2とライナー10の摺
接部からも圧縮空気が船外に放出される。この時には、
第1シールリング2のリップ摺動面も第2シールリング
3と同様にライナーから浮き上がる状態になるので、半
径方向の負荷が著しく軽減されるのみならず、第1シー
ルリング2とライナーの摺接部から吹き出した空気によ
って、第1シールリング2及びライナー10の同シール
リングとの摺接部が直接船外の泥砂を含んだ水と接する
ことがなくなる。
空気放出孔8から船外Aの水中に圧縮空気が放出されて
いる状態において供給空気量を増加していくと、空気放
出孔8に加えて第1シールリング2とライナー10の摺
接部からも圧縮空気が船外に放出される。この時には、
第1シールリング2のリップ摺動面も第2シールリング
3と同様にライナーから浮き上がる状態になるので、半
径方向の負荷が著しく軽減されるのみならず、第1シー
ルリング2とライナーの摺接部から吹き出した空気によ
って、第1シールリング2及びライナー10の同シール
リングとの摺接部が直接船外の泥砂を含んだ水と接する
ことがなくなる。
【0021】図2は本発明の第2実施例であり、最後部
環状室5の底部に設けられた空気放出孔8に船外から着
脱交換が可能なオリフィス14を設けている。このオリ
フィス14の口径を変更することによって、空気放出孔
8からの空気の吹き出し流量を適宜調整して、船内から
供給される圧縮空気の消費をできる限り少なくする。
環状室5の底部に設けられた空気放出孔8に船外から着
脱交換が可能なオリフィス14を設けている。このオリ
フィス14の口径を変更することによって、空気放出孔
8からの空気の吹き出し流量を適宜調整して、船内から
供給される圧縮空気の消費をできる限り少なくする。
【0022】図2におけるオリフィス14に代えて逆止
弁を船外から取り付けることにより、軸回転を停止し船
舶の運航を休止している時に最後部環状室5に圧縮空気
を供給しなくても、逆止弁が最後部環状室5への水の逆
流による泥砂の堆積を妨げ、その後の軸回転の再開に伴
って第2シールリング3が船外の水に含まれた泥砂と接
することを防止する。
弁を船外から取り付けることにより、軸回転を停止し船
舶の運航を休止している時に最後部環状室5に圧縮空気
を供給しなくても、逆止弁が最後部環状室5への水の逆
流による泥砂の堆積を妨げ、その後の軸回転の再開に伴
って第2シールリング3が船外の水に含まれた泥砂と接
することを防止する。
【0023】上記の実施例では、船内に設けた図示しな
い減圧弁及び流量計を介して船内の圧縮空気源から水圧
より高い圧縮空気を最終的に最後部環状室5に供給した
が、減圧弁及び流量計と配管9の間に定流量式の空気制
御弁(図示せず)を装着し、第2シールリング3の正背
面にかかる空気圧の差圧(背面圧>正面圧)を常に一定
に保ち、第2シールリング3をさらに安定した負荷状態
で使用することができる。
い減圧弁及び流量計を介して船内の圧縮空気源から水圧
より高い圧縮空気を最終的に最後部環状室5に供給した
が、減圧弁及び流量計と配管9の間に定流量式の空気制
御弁(図示せず)を装着し、第2シールリング3の正背
面にかかる空気圧の差圧(背面圧>正面圧)を常に一定
に保ち、第2シールリング3をさらに安定した負荷状態
で使用することができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明の後部船尾管シー
ル装置においては、シールリング及びライナーのシール
リングとの摺接部が水中に含まれる泥砂によって摩耗損
傷を受けることを防止できるばかりか、シールリングの
半径方向の負荷を著しく軽減することもできるので、シ
ールリング及びライナーの大幅な寿命延長が得られシー
ル装置全体としての信頼性を飛躍的に向上することがで
きる。また、圧縮空気に代えて船内から泥砂を含まない
清水等の液体を最終的に最後部環状室5に供給すること
によって、上記と同様の効果が得られることは言うまで
もない
ル装置においては、シールリング及びライナーのシール
リングとの摺接部が水中に含まれる泥砂によって摩耗損
傷を受けることを防止できるばかりか、シールリングの
半径方向の負荷を著しく軽減することもできるので、シ
ールリング及びライナーの大幅な寿命延長が得られシー
ル装置全体としての信頼性を飛躍的に向上することがで
きる。また、圧縮空気に代えて船内から泥砂を含まない
清水等の液体を最終的に最後部環状室5に供給すること
によって、上記と同様の効果が得られることは言うまで
もない
【図1】本発明の後部船尾管シール装置の第1実施例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す最後部環状室付近の
半裁断面図である。
半裁断面図である。
【図3】従来の後部船尾管シール装置を示す半裁断面図
である。
である。
1 後部船尾管シール装置 2 第1シールリング 3 第2シールリング 4 第3シールリング 5 最後部環状室 6 第2の環状室 7 船尾管軸受室 8 空気放出孔 9 配管 10 ライナー 11 プロペラ軸 12 船体船尾部材 13 ハウジング部材 14 オリフィス 15 従来の後部船尾管シール装置
Claims (5)
- 【請求項1】 複数のリップシールを用いたシールリン
グによって構成され、少なくても2本のシールリングが
船外側を向いて配置され、船外側を向いた最後部の第1
シールリング及び第1シールリングに隣接する船外側を
向いた第2シールリングによって区画される最後部環状
室に船内から圧縮空気を供給する配管を設け、前記圧縮
空気を船外に放出する少なくとも1個の空気放出孔を前
記最後部環状室の底部に設けたことを特徴とする後部船
尾管シール装置。 - 【請求項2】 複数のリップシールを用いたシールリン
グによって構成され、少なくても2本のシールリングが
船外側を向いて配置され、船外側を向いた最後部の第1
シールリングに隣接する船外側を向いた第2シールリン
グ及び第2シールリングに隣接する船内側の第3シール
リングによって区画される第2の環状室に船内から圧縮
空気を供給する配管を設け、第2シールリングとライナ
ーとの摺接部を通して最後部環状室に導入した前記圧縮
空気を船外に放出する少なくとも1個の空気放出孔を前
記最後部環状室の底部に設けたことを特徴とする後部船
尾管シール装置。 - 【請求項3】 最後部環状室の底部に設けた空気放出孔
からの圧縮空気の放出に加えて、第1シールリングとラ
イナーの摺接部からも圧縮空気を船外に放出することを
特徴とする請求項1または2に記載の後部船尾管シール
装置。 - 【請求項4】 オリフィスまたは逆止弁を最後部環状室
の底部に設けた空気放出孔に船外から着脱することを特
徴とする請求項1,2または3に記載の後部船尾管シー
ル装置。 - 【請求項5】 船内に定流量式の空気制御弁を設けて船
外に放出する圧縮空気の流量を制御することを特徴とす
る請求項1,2,3または4に記載の後部船尾管シール
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7263432A JPH0972427A (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 船尾管シール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7263432A JPH0972427A (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 船尾管シール装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0972427A true JPH0972427A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=17389429
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7263432A Pending JPH0972427A (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 船尾管シール装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0972427A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004501322A (ja) * | 2000-04-13 | 2004-01-15 | ラムゼイ,トーマス・ダブリュー | シールアセンブリ |
| CN102388245A (zh) * | 2010-06-10 | 2012-03-21 | 瓦锡兰日本株式会社 | 密封环及船尾管密封装置 |
| EP2097662A4 (en) * | 2006-11-27 | 2012-06-20 | Chesterton A W Co | Radial seal assembly |
| JPWO2014017285A1 (ja) * | 2012-07-27 | 2016-07-07 | イーグル工業株式会社 | 船尾管シール装置 |
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| CN113825921A (zh) * | 2019-05-17 | 2021-12-21 | 伊格尔工业股份有限公司 | 密封装置 |
-
1995
- 1995-09-04 JP JP7263432A patent/JPH0972427A/ja active Pending
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