JPH0972431A - 結露を防止したバタフライ弁 - Google Patents

結露を防止したバタフライ弁

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JPH0972431A
JPH0972431A JP22925695A JP22925695A JPH0972431A JP H0972431 A JPH0972431 A JP H0972431A JP 22925695 A JP22925695 A JP 22925695A JP 22925695 A JP22925695 A JP 22925695A JP H0972431 A JPH0972431 A JP H0972431A
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JP
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valve
seat ring
shaft cylinder
cylindrical
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JP22925695A
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Inventor
Yoshinori Yurugi
義則 万木
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Tomoe Technical Research Co Ltd
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Tomoe Technical Research Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 結露防止バタフライ弁の構造を簡単にすると
共に、異質材料からなる本体、弁軸筒及びシートリング
の三者の結合を簡単にして製造コストを低減し、しかも
耐久強度を大にし、使用時、シートリングが本体内面か
ら浮き上がらないようにすること。 【解決手段】 本体11をアルミニウムその他の鋳造品
で構成し、その上部に結合される弁軸筒13を熱伝導率
の低い断熱性に富む樹脂材料による成形品で構成し、本
体11と弁軸筒13を溶融接合により一体化し、更に本
体11とその内面に装着される弾性シートリング12と
を加硫接合により一体化する。また、本体11の内面と
シートリング12の外面に噛合い可能な複数条の凹凸部
15を形成し、シートリング12の内面の両端部に、内
径を拡大する段部12cを設け、弁棒挿通孔16を囲ん
で弁体5の回転受け座12bを内方に突設させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異質材料からなる
本体、弁軸筒部およびシートリングを一体化成型した、
結露を防止したバタフライ弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冷房や冷凍用配管のような低温流
体が流通する管路は、流通する流体と大気との温度差に
よって、大気中の水分が管路外周面に結露してくるた
め、管路外周面を断熱性のカバーで被覆し結露を防止す
る対策が採られている。そしてこのような断熱性のカバ
ーで被覆された管路に接続されるバタフライ弁にも、結
露を防止する対策が施こされてきた。しかしながら、管
路に対して直交した状態で本体から伸び出す弁軸筒の大
部分並びに該弁軸筒の外端に連結されるアクチュエータ
等は、その形状が複雑であると共に管路とは方向性が異
なり、断熱被覆が困難であるため、断熱被覆することな
くそのまま大気中に露出されているのが現状である。こ
のため露出した弁軸筒やアクチュエータ外面に大気中の
水分が結露し、結露した水滴でこれらが腐蝕したり、滴
下した水滴で床面が汚れるという問題点があった。
【0003】上記の問題点に対処するために、特開平3
−163286号公報に示されているように、弁軸筒の
外端に熱遮断板を介してアクチュエータを取り付けると
共に、弁軸筒の外周面形状に倣って成形した筒状の断熱
カバーを該弁軸筒に被着し、該断熱カバーの一端を前記
熱遮断板に接すると共に、他端をバタフライ弁の本体外
周面を断熱被覆するリング状断熱カバーに接合させたも
のが提案されているが、このものは構造が複雑になって
しまうという問題点があった。
【0004】上記従来例における熱遮断板及び筒状の断
熱カバーを省略するために、特開平3−181691号
公報に示されているように、弁軸筒における本体と接す
る基部を本体と一体の金属材料で形成し、弁軸筒の外方
向残部を断熱性非金属材料で形成し、該基部と外方向残
部とをインロー構造により連結すると共に、接着剤等で
接合して強固に一体化したものが、本出願人によって提
案されている。
【0005】他方、従来のバタフライ弁本体内面に装着
される弾性シートリングは、図8に示すように、本体1
内面に装着される弾性シートリング2の円筒内面両端
が、パイプ(配管)3の内径と同径に形成されており、
また、このような構造は、図9に示す嵌込み式バタフラ
イ弁においても同様であった。なお、図中、4は配管フ
ランジ、5は弁体、6は弁棒、7aは締付けボルト、7
bはナットである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術にお
いて、本出願人の提案に係る特開平3−181691号
公報記載のものは、本体とは別体で製作した弁軸筒を接
着剤等を用いて本体に接合して一体化するという組立工
程を必要とするため、バタフライ弁の製造コストを充分
には低減することができず、且接着により耐久強度が制
限されるという不具合を避けることができないという問
題点があった。
【0007】また、図8に示された従来のバタフライ弁
の弾性シートリング2においては、シートリング2の円
筒内面両端がパイプ3の内径と同径に形成されているの
で、配管フランジ4により挟持されるとき、前記シート
リング2の両端部が圧縮され、C部のように内径方向に
膨出し、この結果、弁体5の回動トルクの増大或いは弁
体回動軌跡上障害となることがあるという問題点があっ
た。
【0008】更に、図9に示された従来の嵌込み式バタ
フライ弁において、本体1を前記同様配管フランジ4に
よりボルト7aとナット7bを締め付けて挟着すること
により、弾性シートリング2は、E部のように本体1か
ら内径方向に浮いた状態となる。この傾向は、特に図8
に示された両端部の角(かど)部が直角になっている場
合に顕著であった。
【0009】更に、図9において、弁体5が微小開度に
おいて矢印イに示す流体流れ方向に沿ってオリフィス
(絞り)ロ状態となり、この結果、弁体5の背面(二次
側)ハは真空状態となって弁体5は閉方向に回動しよう
とすると共に、前記同様、嵌込み式バタフライ弁のシー
トリング2は、真空状態のためにEのように内径方向に
膨出することになり、流体条件によっては、前記シート
リング2の端部が内径方向に引張られて脱落することも
あるという問題点があった。
【0010】本発明は、上記した従来技術の問題点を解
決し、特に、結露防止バタフライ弁における構造を簡単
にすると共に、異質材料から構成された本体、弁軸筒及
びシートリングの三者の結合を簡単にして製造コストを
低減し、しかも耐久強度を大にし、また、管路を構成す
る2本の配管のフランジによってバタフライ弁を挟持し
て使用するとき、シートリングが本体内面から浮き上が
ることのない、結露を防止したバタフライ弁を提供する
ことを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、内筒状本体の上部に駆動側弁
棒を軸挿する弁軸筒を結合して設け、前記本体の内面及
び両側端面を被覆する円筒状の弾性材料からなるシート
リングを取着して該シートリングの内側に流体通路を形
成し、該流体通路に装着した円板状の弁体を弁棒を介し
て駆動するようにしたバタフライ弁において、前記本体
をアルミニウムその他の鋳造品で構成すると共に、前記
弁軸筒を熱伝導率の低い断熱性に富む樹脂材料による成
型品で構成し、かつ前記本体と弁軸筒とを溶融接合によ
り一体化すると共に、前記本体と弾性材料で構成された
シートリングとを加硫接合により一体化したことを特徴
としている。
【0012】また、請求項2の発明は、本体と弁軸筒の
巾を同一とし、前記本体と弁軸筒の一部が配管時にフラ
ンジ面に同時に当接するよう構成すると共に、弁軸筒を
構成する樹脂材料より融点が高い鋳造材で本体を構成し
たことを特徴としている。
【0013】また、請求項3の発明は、円筒状本体の内
面及びシートリングの円筒状外面に、互いに噛合い可能
な複数条の凹凸部を形成すると共に、シートリングの円
筒状内面両端部に、内径を拡大する段部を形成し、且つ
該円筒状内面に、弁棒挿通孔を囲んで弁体の回転受け座
を半径方向内方に突設させたことを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、図
面に記載した実施例を用いて説明する。図1は、本発明
の一実施形態を示すバタフライ弁の全閉状態の縦断面図
であり、図中、図8、図9に記載した符合と同一の符合
は同一ないし同類部分を示すものとする。
【0015】図において、11は本体(弁本体)で、ア
ルミニウムその他の鋳物材による鋳造品で構成されてお
り、該本体11の内面に、弾性材料からなるシートリン
グ12が後記する加硫接合により一体化して装着され、
該シートリング12に周縁部を圧接、離反することによ
って流体通路9の開度を増減制御する円板状の弁体5
が、上部弁棒6と下部弁棒8によって旋回可能に収納さ
れている。
【0016】上部弁棒6は、駆動軸として、本体11の
外周面に一体に結合され直径方向外方へ突出した弁軸筒
13によって軸受10を介して支持されて更に外方に延
び、その外端に、図示しない該弁棒6を駆動するアクチ
ュエータが植込キー6aを介して連結され、該アクチュ
エータは、弁軸筒13の外端に一体に設けられた取付け
フランジ13aに固着されるようになっている。また、
下部弁棒8は、本体11に軸受10を介して支持されて
いる。
【0017】上記した弁軸筒13は、例えば、ポリアミ
ド、ポリフェニレンエーテル、ポリフェニレンサルファ
イド等のように熱伝導率の低い断熱性に富む樹脂材料に
よる成型品で構成され、該弁軸筒13は、アルミニウム
その他の鋳物材による鋳造品で構成された本体11の、
該弁軸筒13と結合すべき位置に設けられた基部11a
に、一体化成型して本体11に弁軸筒13を結合してい
る。
【0018】上記のことを更に具体的に説明すると、ま
ず最初に、アルミニウムその他の鋳物材で基部11aを
有する本体11を鋳造する。次いで、熱伝導率の低い断
熱性に富む樹脂材料で弁軸筒13を製作するにあたり、
上記のように事前に製作されている本体11を弁軸筒1
3の成型用金型にセットすることにより、金型による成
型空間内に基部11aを突出保持させる。そして、射出
成型機等を用いて成型空間内に上記樹脂材料を充填して
固化させれば、本体11と弁軸筒13が確実に溶融接合
により一体化される。
【0019】この際、本体11に設けられた基部11a
と弁軸筒13の接合安定性を確保すると共に接合強度を
高くするために、基部11aにおける弁棒6の軸線方向
と直交する方向の断熱形状を、図1のA−A線による断
面図である図2と図3に示すように、多角形状に、又は
図4に示すように、外周が凹凸状の円形状にそれぞれ形
成して、本体11と弁軸筒13の相対回転を防止するよ
うになっている。また、基部11aにおける弁棒6の軸
線方向と平行な方向の断面形状を、図5に示すような断
面末広がり形状、又は図6に示すような断面逆L字形状
の抜け止め構造として、弁軸筒13の脱落防止効果を高
くすることが望まれるが、基部11aの形状による本体
11と弁軸筒13の接合構造は、上記した実施例に限定
されるものではない。
【0020】又、弁軸筒13の幅と本体11の幅Bとを
同一に形成しており、これにより、配管時に本体11と
弁軸筒13の一部がフランジ4に同時に当接するように
なっている。従って、配管に際してフランジ4を本体1
1の両端面に突出したシートリング12のガスケット部
12Bに締め付けた場合に、この締め付けによる応力が
弁軸筒13にも伝達されて、本体11に作用する締め付
け応力が軽減されるため、過大な締め付け応力が本体1
1に伝達されることによる本体11の変形が予防される
と共に、フランジ4による保持作用で弁軸筒13の安定
性及び回り止め効果が高くなる。このため、弁の開閉に
ともなう伝達トルクがフランジ4で支えられることにな
り、弁軸筒13に作用するねじれ及び曲げ応力が緩和さ
れる。
【0021】因みに、本体11を構成する鋳物材として
採用されるアルミニウムの溶融点は500℃〜600
℃、鋳鉄の溶融点は1300℃〜1400℃である。
又、弁軸筒13を構成するポリアミド、ポリフェニレン
エーテル及びポリフェニレンサルファイドの溶融点はそ
れぞれ約240℃である。又、アルミニウムの熱伝導率
は約190kcal/m・hr・℃、ステンレス鋼の熱
伝導率は約14kcal/m・hr・℃、上記樹脂の熱
伝導率は約0.223kcal/m・hr・℃である。
【0022】従って、アルミニウム又は鋳鉄等の鋳造品
で構成した本体11の基部11aにポリアミド、ポリフ
ェニレンエーテル及びポリフェニレンサルファイドで弁
軸筒13を溶融接合により一体化成型したとしても、こ
の弁軸筒13の成型によって本体11の熱伝達率が大き
いので該本体11に変形をもたらすことがない。又、断
熱カバーを取り付けたとしても露出部位となりがちであ
った弁軸筒13の熱伝達率を本体11の熱伝達率より低
くして本体11と熱的に遮断しているため、弁軸筒13
及び該弁軸筒13の外端部に取り付けられるアクチュエ
ータに結露が生じることがなくなる。更に、弁軸筒13
及びアクチュエータの熱交換作用を抑制できるため、エ
ネルギ損失が予防される。なお、弁軸筒13の下端を、
図示のように本体11に設けた弁棒挿通孔14の内周面
まで延設して被覆13bを施こした場合は、本体11と
弁軸筒13の間の熱遮断効果をより高くすることができ
る。
【0023】一方、本体11の円筒状本体の内面に一体
化されるシートリング12は、本体11の内周面を被覆
する円筒部12Aと前記本体11の両端面を被覆するガ
スケット部12Bとからなり、EPDM、NBR及びC
R等合成ゴムを主体とする弾性材料で成形され、前記の
ように加硫接合によって前記本体11に固着され、一体
化されている。そして、前記円筒部12Aの内面は、上
部弁棒6の挿通部および下部弁棒8の挿通部を除いて実
質的に円筒面12aに形成され、上部弁棒6および下部
弁棒8の各挿通部の周囲には、上記円筒面12aから半
径方向内向きに突出して弁棒6,8に対して垂直な平坦
面からなる回転受け座12bが形成され、該回転受け座
12bが、後記する弁体5の円滑回転を可能にしてい
る。なお、この回転受け座12bは、弁体5の形状に応
じて上記の平坦面から僅かに窪む球面状に形成すること
ができる。更に、前記円筒部12Aの内側円筒面12a
の両端部には、傾斜段部12cが軸方向外向きに広がる
錐面状に形成され、前記円筒面12aの直径すなわち円
筒部12Aの内径dよりも、ガスケット部12Bの内径
Dの方が大きくなっている。また、弁軸筒13及び本体
11の端面と、シートリング12のガスケット12Bの
端面間には、段差αが形成されている。
【0024】また、シートリング12の外周面と接合さ
れる本体11の内面には、弁棒6,8の挿通孔を挟んで
左右2本のアリ溝が、またシートリング12の円筒部1
2Aの外面には、上記のアリ溝に嵌合する突条(アリ)
15がそれぞれ周方向に設けられ、このアリ溝と突条の
噛合い、及び前記の加硫接合の併用によって本体11と
シートリング12を一層強固に結合している。なお、前
記本体11の内面及びシートリング12の円筒部12A
の外面に、前記のアリ溝および突条に代えて、図7に示
すような多数本の角溝その他任意の凹凸15Aを互いに
噛合い状に設けてもよい。また、シートリング12の円
筒部12Aの上部および下部には、それぞれ上下の軸受
10,10を結ぶ中心線に沿って上部弁棒6及び下部弁
棒8の挿通孔16が設けられ、これら上下の挿通孔16
は、上記円筒部12Aの内側に形成された上下の回転受
け座12bに開口している。
【0025】他方、シートリング12の内側に配置され
る弁体5は、前記の本体11と同様に鋳造品又合成樹脂
によって前記シートリング12の円筒部12Aの内径d
よりも圧縮代の分だけ大きい直径の円板形に形成されて
おり、その上端に上部弁棒6を接続するための上側接続
部5aが、また下端に下部弁棒8を接続するための下側
接続部5bがそれぞれ形成されている。該上側接続部5
aの上面および下側接続部5bの下面は、それぞれ前記
円筒部12Aの内側の上下の回転受け座12bに対応す
る平坦面に形成される。この場合、上側接続部5aの上
面および下側接続部5bの下面の間隔は、シートリング
12の円筒部12Aにおける上下の回転受け座12b間
の距離よりも圧縮代の分だけ大きく設定される。そし
て、上下の接続部5a,5bに上下の弁棒6,8の挿入
可能な孔が設けられ、この上側接続部5aの上面角孔
に、上部弁棒6の角形下端がトルク伝達可能に接続さ
れ、また下側接続部5bの下面円孔に、下部弁棒8の上
端丸棒部が摺動可能に挿入されて接続されている。した
がって、上部弁棒6の上部突出端を任意の手段で回転す
ることにより、弁体5が回転してシートリング12の円
筒部12Aの内側の流体通路9が開閉される。
【0026】上記した実施態様によれば、弁軸筒13
は、熱伝導率が低い断熱性に富んだ樹脂材料で構成され
て本体11と熱的に遮断しているので、弁軸筒13やそ
の外端部に取付けられるアクチュエータに結露が生じる
ことがない。また、該弁軸筒13は、アルミニウムその
他の鋳造品で構成された本体11と溶融接合によって一
体化されているので、弁軸筒13と本体11との結合状
態が確実で安定したものとなり、弁の開閉に伴う操作ト
ルクによる弁軸筒の変形や破損等が防止される。
【0027】また、本体11の内面に装着される弾性シ
ートリング12は、本体11と加硫接合により一体化さ
れているので、本体11をシートリング成形用の型の一
部に使用した方法によって容易に製造することができ、
本体を鋳鉄製にしたものに比して軽量化され、取扱いが
容易になると共に、管路に取付けて使用中にシートリン
グ12の円筒部12Aが本体11の円筒状本体から浮き
上がることがなく、そのためシートリングの一部に過剰
応力が加わることがなくなって耐久性が向上する。
【0028】また、前記した当該バタフライ弁は、図1
に示すように、管路を構成する2本のパイプ(配管)
3,3の各端部外面に嵌合固着した円板形のフランジ
4,4間に介設され、両側のフランジ4,4を複数組の
ボルト7a、ナット7bによって締結することによっ
て、パイプ3,3間に挟着される。この場合、シートリ
ング12のガスケット部12Bの端面は、本体11の円
筒状本体の端面を被覆し、弁軸筒13及び本体11の端
面から段差αだけ突出しているため、この段差αが、前
記両フランジ4,4の締付けによる挟着に対する圧縮代
を形成し、前記挟着時に圧縮されて接合面をシールし、
かつ前記の段差αを超える過剰な締付けを防止する。
【0029】また、前記シートリング12の円筒部12
Aの内径dは、パイプ3の内径とほぼ等しい大きさに限
定されるが、前記円筒部12Aの両端には傾斜段部12
cが形成され、シートリング12の円筒部12Aおよび
パイプ3の端面間に空間が形成されるため、シートリン
グ12のガスケット部12Bにパイプ3のフランジ4が
圧着されて前記ガスケット部12Bが内側に膨らもうと
しても、シートリング12の円筒部12Aに過大な負荷
が加わったり、前記した図8(従来例)のC部のように
該円筒部12Aが膨らんだりすることがなく、したがっ
て弁体5の回転による弁の開閉トルクに異常を来すこと
がない。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
請求項1の発明においては、円筒状本体の上部に駆動側
弁棒を軸挿する弁軸筒を結合して設け、前記本体の内面
及び両側端面を被覆する円筒状の弾性材料からなるシー
トリングを取着して該シートリングの内側に流体通路を
形成し、該流体通路に装着した円板状の弁体を弁棒を介
して駆動するようにしたバタフライ弁において、前記本
体をアルミニウムその他の鋳造品で構成すると共に、前
記弁軸筒を熱伝導率の低い断熱性に富む樹脂材料による
成型品で構成し、かつ前記本体と弁軸筒とを溶融接合に
より一体化すると共に、前記本体と弾性材料で構成され
たシートリングとを加硫接合により一体化したことによ
り、次のような効果を奏することができる。
【0031】(i)断熱被覆が困難なため露出されたま
まになりがちであった弁軸筒を、熱伝導率が低い断熱性
に富む樹脂材料で構成して本体と熱的に遮断しているた
め、弁軸筒及び該弁軸筒の外端部に取り付けられるアク
チュエータに結露が生じることがなくなる。
【0032】(ii)アルミニウムその他の鋳造材による
鋳造品で構成した本体に弁軸筒を溶融接合により一体化
成型しているため、弁軸筒の結合状態が確実で安定した
ものとなり、弁の開閉にともなう操作トルクによる弁軸
筒の変形及び破損等を防止できる。
【0033】(iii) 本体およびシートリングが加硫接合
により一体化されているので、前記本体をシートリング
成形用の型の一部に使用した方法によって容易に製造す
ることができ、本体を鋳鉄製にしたものに比して軽量化
され、取扱いが容易になると共に、管路に取付けて使用
中にシートリングの円筒部が本体の円筒状本体から浮き
上がることがなく、そのためシートリングの一部に過剰
応力が加わることがなくなって耐久性が向上する。
【0034】(iv)本体は、アルミニウムその他の鋳造
品で構成されているため、ダイカスト法又精密鋳造法等
により内外面の形状、寸法を精密に成形することがで
き、しかも得られた本体を前記のようにシートリング成
形用の型の一部に使用してシートリングが製造され、同
時に円筒状本体内面に接合されるため、シートリングを
別に成形する場合のように本体の円筒状本体内面をあら
かじめ機械加工によって精密仕上げをする必要がない。
【0035】また、請求項2の発明においては、本体と
弁軸筒の巾を同一とし、前記本体と弁軸筒の一部が配管
時にフランジ面に同時に当接するよう構成すると共に、
弁軸筒を構成する樹脂材料より融点が高い鋳造材で本体
を構成したことにより、配管時に本体に作用するフラン
ジの締め付け応力を緩和して本体の変形を予防できると
共に、弁の開閉にともなう弁軸筒のねじれ及び曲げ応力
を緩和することができる。
【0036】また、請求項3の発明においては、円筒状
本体の内面及びシートリングの円筒状外面に、互いに噛
合い可能な複数条の凹凸部を形成すると共に、シートリ
ングの円筒状内面両端部に、内径を拡大する段部を形成
し、且つ該円筒状内面に、弁棒挿通孔を囲んで弁体の回
転受け座を半径方向内方に突設させたことにより、円筒
状本体の内面およびシートリングの円筒部外面に形成さ
れた凹凸部の噛合いに伴う物理的接合が、前記の加硫接
合に伴う化学的接合に付加され、本体およびシートリン
グ間の接合力が一層向上する。
【0037】また、シートリングの円筒部の内面両端に
内径を拡大する段部が形成されているため、当該バタフ
ライ弁を管路を介設してシートリングのフランジ部が圧
縮された際、シートリングの円筒部の縁部が内側に膨ら
むことがなく、前記円筒部の内面に弁棒の挿通孔を囲ん
で弁体の回転受け座が内向きに突設されていることとあ
いまって、弁体の回転が円滑になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すバタフライ弁の閉弁
時の縦断面図である。
【図2】図1のA−A線による本体基部の横断平面図で
ある。
【図3】本体基部の他の実施態様を示す横断平面図であ
る。
【図4】本体基部の更に他の実施形態を示す横断平面図
である。
【図5】本体基部の縦断側面図である。
【図6】本体基部の他の実施形態を示す縦断側面図であ
る。
【図7】本発明の他の実施形態を示す要部断面図であ
る。
【図8】従来例の要部断面図である。
【図9】従来例の要部断面図である。
【符号の説明】
3 配管(パイプ) 4 配管フランジ 5 弁体 5a 上側接続部 5b 下側接続部 6,8 弁棒 9 流体通路 10 軸受 11 本体 12 シートリング 12A 円筒部 12B ガスケット部 12a 円筒面 12b 回転受け座 12c 傾斜段部 13 弁軸筒 13a 取付けフランジ 13b 被覆 14 弁棒挿通孔 15,15A 凹凸部 16 弁棒挿通孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状本体の上部に駆動側弁棒を軸挿す
    る弁軸筒を結合して設け、前記本体の内面及び両側端面
    を被覆する円筒状の弾性材料からなるシートリングを取
    着して該シートリングの内側に流体通路を形成し、該流
    体通路に装着した円板状の弁体を弁棒を介して駆動する
    ようにしたバタフライ弁において、前記本体をアルミニ
    ウムその他の鋳造品で構成すると共に、前記弁軸筒を熱
    伝導率の低い断熱性に富む樹脂材料による成型品で構成
    し、かつ前記本体と弁軸筒とを溶融接合により一体化す
    ると共に、前記本体と弾性材料で構成されたシートリン
    グとを加硫接合により一体化したことを特徴とする結露
    を防止したバタフライ弁。
  2. 【請求項2】 本体と弁軸筒の巾を同一とし、前記本体
    と弁軸筒の一部が配管時にフランジ面に同時に当接する
    よう構成すると共に、弁軸筒を構成する樹脂材料より融
    点が高い鋳造材で本体を構成したことを特徴とする請求
    項1記載の結露を防止したバタフライ弁。
  3. 【請求項3】 円筒状本体の内面及びシートリングの円
    筒状外面に、互いに噛合い可能な複数条の凹凸部を形成
    すると共に、シートリングの円筒状内面両端部に、内径
    を拡大する段部を形成し、且つ該円筒状内面に、弁棒挿
    通孔を囲んで弁体の回転受け座を半径方向内方に突設さ
    せたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の結露
    を防止したバタフライ弁。
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