JPH0972517A - 廃棄物溶融装置 - Google Patents
廃棄物溶融装置Info
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- JPH0972517A JPH0972517A JP24859095A JP24859095A JPH0972517A JP H0972517 A JPH0972517 A JP H0972517A JP 24859095 A JP24859095 A JP 24859095A JP 24859095 A JP24859095 A JP 24859095A JP H0972517 A JPH0972517 A JP H0972517A
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- Japan
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- furnace
- furnace body
- electromagnets
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- upper electrode
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- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
- Furnace Details (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 廃棄物の局部過熱を防止し、熱効率および生
産性の向上をはかる。 【解決手段】 炉底電極と炉蓋を貫通して炉体1内に挿
入された1本の上部電極(プラズマトーチ5)とを、導
体を介して直流電源装置に接続し、炉蓋または炉体1に
廃棄物投入口21を設け、炉体1の下部には、上方から
見て上部電極を両側からはさむ位置に磁極を有する電磁
石31,41を、磁極を炉体1の側壁下部および/また
は底部に臨ませかつ対向する両磁極を結ぶ各電磁石の磁
極中心線34,44を上方から見て交叉させた状態で、
配設し、この電磁石31,41を、両電磁石に所定の位
相差を有する交流を給電して炉体1内に回転磁界を形成
させる交流電源装置に接続する。
産性の向上をはかる。 【解決手段】 炉底電極と炉蓋を貫通して炉体1内に挿
入された1本の上部電極(プラズマトーチ5)とを、導
体を介して直流電源装置に接続し、炉蓋または炉体1に
廃棄物投入口21を設け、炉体1の下部には、上方から
見て上部電極を両側からはさむ位置に磁極を有する電磁
石31,41を、磁極を炉体1の側壁下部および/また
は底部に臨ませかつ対向する両磁極を結ぶ各電磁石の磁
極中心線34,44を上方から見て交叉させた状態で、
配設し、この電磁石31,41を、両電磁石に所定の位
相差を有する交流を給電して炉体1内に回転磁界を形成
させる交流電源装置に接続する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、都市ごみや産業
廃棄物の焼却灰,飛灰等の灰状の廃棄物を溶融処理する
溶融装置に関する。
廃棄物の焼却灰,飛灰等の灰状の廃棄物を溶融処理する
溶融装置に関する。
【0002】
【従来の技術】都市ごみや産業廃棄物を燃焼式焼却炉で
焼却して得られる焼却灰や飛灰中には、焼却時に発生す
る有害重金属類が含有されるため、これら灰状の廃棄物
を再度溶融して減容化するとともに有害重金属類をガラ
ス状物質中に固定化して無害化する溶融化処理が行なわ
れるようになった。
焼却して得られる焼却灰や飛灰中には、焼却時に発生す
る有害重金属類が含有されるため、これら灰状の廃棄物
を再度溶融して減容化するとともに有害重金属類をガラ
ス状物質中に固定化して無害化する溶融化処理が行なわ
れるようになった。
【0003】そしてそのための廃棄物溶融装置として
は、炉上部に中実の黒鉛電極を設け、炉底部に炉底電極
を設けた直流アーク加熱方式の溶融装置や、炉上部に水
冷式のプラズマトーチあるいはプラズマガス流通用の孔
をそなえた中空黒鉛電極を設け、炉底部に炉底電極を設
けた直流プラズマアーク加熱方式の溶融装置などが実用
化されている。
は、炉上部に中実の黒鉛電極を設け、炉底部に炉底電極
を設けた直流アーク加熱方式の溶融装置や、炉上部に水
冷式のプラズマトーチあるいはプラズマガス流通用の孔
をそなえた中空黒鉛電極を設け、炉底部に炉底電極を設
けた直流プラズマアーク加熱方式の溶融装置などが実用
化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来の溶
融装置においては、アークやプラズマアークが、上記炉
上部に設けた黒鉛電極やプラズマトーチなどの上部電極
の直下部に形成され、該直下部の小さな面積の廃棄物の
みがスポット的、局部的に加熱されるため、該直下部の
廃棄物が過熱されて温度が異常に上昇し、廃棄物中に含
まれるカドミウム、鉛、亜鉛等の有害金属の不必要な蒸
発を招くとともに、上部電極直下部以外の廃棄物は加熱
されにくいため、装置全体の熱効率および生産性(溶融
処理速度)が劣るという問題点があった。
融装置においては、アークやプラズマアークが、上記炉
上部に設けた黒鉛電極やプラズマトーチなどの上部電極
の直下部に形成され、該直下部の小さな面積の廃棄物の
みがスポット的、局部的に加熱されるため、該直下部の
廃棄物が過熱されて温度が異常に上昇し、廃棄物中に含
まれるカドミウム、鉛、亜鉛等の有害金属の不必要な蒸
発を招くとともに、上部電極直下部以外の廃棄物は加熱
されにくいため、装置全体の熱効率および生産性(溶融
処理速度)が劣るという問題点があった。
【0005】この問題点を解決するものとしては、上部
電極を複数本としてアークやプラズマアークによる被加
熱物上の加熱点(以下加熱スポットという)を増やす
か、上部電極を炉蓋付近に設けた支点を中心として電極
先端部が円弧を描くように機械的に旋回あるいは首振駆
動する方法があるが、前者の方法では電極本数の増加に
より装置が大型複雑化し設備費がかさみ、後者の方法で
は電極駆動機構が複雑で電極に接続されたケーブルやホ
ースなどの損傷や故障を生じやすいうえ炉蓋の電極シー
ル構造が複雑となるなど、新たな多くの問題点を生じる
こととなる。
電極を複数本としてアークやプラズマアークによる被加
熱物上の加熱点(以下加熱スポットという)を増やす
か、上部電極を炉蓋付近に設けた支点を中心として電極
先端部が円弧を描くように機械的に旋回あるいは首振駆
動する方法があるが、前者の方法では電極本数の増加に
より装置が大型複雑化し設備費がかさみ、後者の方法で
は電極駆動機構が複雑で電極に接続されたケーブルやホ
ースなどの損傷や故障を生じやすいうえ炉蓋の電極シー
ル構造が複雑となるなど、新たな多くの問題点を生じる
こととなる。
【0006】この発明は上記従来の問題点を解決するも
のであり、複雑な駆動装置を用いることなく廃棄物を広
範囲にわたって加熱でき、廃棄物の局部過熱が防止され
るとともに、熱効率および生産性(溶融処理速度)のす
ぐれた廃棄物溶融装置を提供しようとするものである。
のであり、複雑な駆動装置を用いることなく廃棄物を広
範囲にわたって加熱でき、廃棄物の局部過熱が防止され
るとともに、熱効率および生産性(溶融処理速度)のす
ぐれた廃棄物溶融装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の廃棄物溶融装
置は、炉体の底部に設けた炉底電極と、前記炉体に被せ
られた炉蓋を貫通して前記炉体内に挿入された1本の上
部電極とを、導体を介して直流電源装置に接続し、前記
炉蓋または炉体に廃棄物投入口を設け、前記炉体の下部
には、上方から見て前記上部電極を両側からはさむ位置
に磁極を有する電磁石を2個、前記磁極を前記炉体の側
壁下部および/または底部に臨ませかつ対向する両磁極
を結ぶ各電磁石の磁極中心線を上方から見て交叉させた
状態で、配設し、これらの電磁石を、両電磁石に所定の
位相差を有する交流を給電して前記炉体内に回転磁界を
形成させる交流電源装置に接続したことを特徴とする。
置は、炉体の底部に設けた炉底電極と、前記炉体に被せ
られた炉蓋を貫通して前記炉体内に挿入された1本の上
部電極とを、導体を介して直流電源装置に接続し、前記
炉蓋または炉体に廃棄物投入口を設け、前記炉体の下部
には、上方から見て前記上部電極を両側からはさむ位置
に磁極を有する電磁石を2個、前記磁極を前記炉体の側
壁下部および/または底部に臨ませかつ対向する両磁極
を結ぶ各電磁石の磁極中心線を上方から見て交叉させた
状態で、配設し、これらの電磁石を、両電磁石に所定の
位相差を有する交流を給電して前記炉体内に回転磁界を
形成させる交流電源装置に接続したことを特徴とする。
【0008】この発明における上部電極としては、直流
アーク形成用の中実黒鉛電極棒、プラズマアーク形成用
のプラズマトーチ、同じくプラズマアーク形成用のプラ
ズマガス流通用の孔を中心部にそなえた中空黒鉛電極棒
などを用いることができるが、特に上記水冷式プラズマ
トーチあるいは上記中空黒鉛電極棒を上部電極として用
いる場合は、上記中実黒鉛電極棒を用いるアーク加熱の
場合に比べて、溶融廃棄物面から上部電極下端を大きく
離間させて長いプラズマアークを形成でき、これに後述
の電磁石の回転磁界による電磁力を作用させて長いプラ
ズマアークを側方へ大きく偏向させることにより、上記
中実黒鉛電極棒を用いる場合よりも遥かに広範囲にわた
って加熱スポットを移動できるので、特に好ましい。
アーク形成用の中実黒鉛電極棒、プラズマアーク形成用
のプラズマトーチ、同じくプラズマアーク形成用のプラ
ズマガス流通用の孔を中心部にそなえた中空黒鉛電極棒
などを用いることができるが、特に上記水冷式プラズマ
トーチあるいは上記中空黒鉛電極棒を上部電極として用
いる場合は、上記中実黒鉛電極棒を用いるアーク加熱の
場合に比べて、溶融廃棄物面から上部電極下端を大きく
離間させて長いプラズマアークを形成でき、これに後述
の電磁石の回転磁界による電磁力を作用させて長いプラ
ズマアークを側方へ大きく偏向させることにより、上記
中実黒鉛電極棒を用いる場合よりも遥かに広範囲にわた
って加熱スポットを移動できるので、特に好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図1乃至図4によりこの発明
の一実施形態を説明する。図中、1は炉体で、2はこの
炉体1の下部側方に突出した溢流式の出滓口であり、3
は炉体1に被せられた開閉可能な炉蓋である。4は炉体
1の底部に設けた炉底電極、5はこの炉底電極4のほぼ
直上部において炉蓋3を貫通して下部を炉体1内に挿入
される上部電極であるプラズマトーチであり、図示しな
い昇降旋回装置により駆動される把持器6に把持されて
いる。
の一実施形態を説明する。図中、1は炉体で、2はこの
炉体1の下部側方に突出した溢流式の出滓口であり、3
は炉体1に被せられた開閉可能な炉蓋である。4は炉体
1の底部に設けた炉底電極、5はこの炉底電極4のほぼ
直上部において炉蓋3を貫通して下部を炉体1内に挿入
される上部電極であるプラズマトーチであり、図示しな
い昇降旋回装置により駆動される把持器6に把持されて
いる。
【0010】プラズマトーチ5は公知の水冷式のもので
あり、図1に略示するように陰極7およびノズル8部冷
却用の冷却水供給源9に接続され(戻り路の図示は省
略)、窒素ガス,アルゴンガス,空気等のプラズマガス
Gを供給するプラズマガス供給源10に接続されてい
る。12は炉体1の側方に配置された変圧器室13内に
設けた直流電源装置で、図示しない炉用変圧器と整流器
とを備えている。14はこの直流電源装置12と炉底電
極4を接続する下側導体、15は同様に直流電源装置1
2とプラズマトーチ5(詳しくは陰極7)を接続する上
側導体である。なおプラズマトーチ5部でパイロットア
ークを発生させるために、ノズル8も直流電源装置12
に接続されるが、図1においてはその接続の図示は省略
してある。
あり、図1に略示するように陰極7およびノズル8部冷
却用の冷却水供給源9に接続され(戻り路の図示は省
略)、窒素ガス,アルゴンガス,空気等のプラズマガス
Gを供給するプラズマガス供給源10に接続されてい
る。12は炉体1の側方に配置された変圧器室13内に
設けた直流電源装置で、図示しない炉用変圧器と整流器
とを備えている。14はこの直流電源装置12と炉底電
極4を接続する下側導体、15は同様に直流電源装置1
2とプラズマトーチ5(詳しくは陰極7)を接続する上
側導体である。なおプラズマトーチ5部でパイロットア
ークを発生させるために、ノズル8も直流電源装置12
に接続されるが、図1においてはその接続の図示は省略
してある。
【0011】そして炉蓋3には、廃棄物投入口21が設
けてあり、この投入口の上端の開口部21aには、図示
しない灰ホッパから切出された廃棄物である灰22を搬
送する灰供給コンベヤ23の先端部を臨ませてある。2
4は開口部21a開閉用の扉である。なおこの灰供給コ
ンベヤ23のかわりに、灰ホッパから灰を切出すスクリ
ューコンベヤの排出口を廃棄物投入口21に接続するな
ど、他の構成の灰供給系統を採用してもよい。
けてあり、この投入口の上端の開口部21aには、図示
しない灰ホッパから切出された廃棄物である灰22を搬
送する灰供給コンベヤ23の先端部を臨ませてある。2
4は開口部21a開閉用の扉である。なおこの灰供給コ
ンベヤ23のかわりに、灰ホッパから灰を切出すスクリ
ューコンベヤの排出口を廃棄物投入口21に接続するな
ど、他の構成の灰供給系統を採用してもよい。
【0012】一方、炉体1の下部には、2個の電磁石3
1,41が設けてある。電磁石31,41は、磁心3
2,42にコイル33,43を巻装し、このコイルを交
流電源装置50に接続してある。この交流電源装置50
は、図4に示すように正弦波状の交流電流I1 をコイル
33に給電し、これに対して90度の位相差を有する正
弦波状の交流電流I2 をコイル44に給電するものであ
る。なおこの実施形態では各電流I1 ,I2 の最大値A
1 ,A2 は等しく、また交流周波数は0.1〜10Hz
程度の低周波としてある。
1,41が設けてある。電磁石31,41は、磁心3
2,42にコイル33,43を巻装し、このコイルを交
流電源装置50に接続してある。この交流電源装置50
は、図4に示すように正弦波状の交流電流I1 をコイル
33に給電し、これに対して90度の位相差を有する正
弦波状の交流電流I2 をコイル44に給電するものであ
る。なおこの実施形態では各電流I1 ,I2 の最大値A
1 ,A2 は等しく、また交流周波数は0.1〜10Hz
程度の低周波としてある。
【0013】電磁石31は、上方から見て、すなわち平
面図において、プラズマトーチ5(したがって炉底電極
4)を両側からはさむ位置に、磁心32の両端部に形成
した磁極32a,32bを有し、この磁極32aと磁極
32bは、炉体1の底部に少量の空隙をおいて臨ませて
ある。同様に電磁石41は、上方から見て、すなわち平
面図において、プラズマトーチ5(したがって炉底電極
4)を両側からはさむ位置に、磁心42の両端部に形成
した磁極42a,42bを有し、この磁極42aと磁極
42bは、上記電磁石31とは別の位置で、炉体1の底
部に少量の空隙をおいて臨ませてある。そして電磁石3
1の対向する両磁極32a,32bを結ぶ磁極中心線3
4と、電磁石41の対向する両磁極42a,42bを結
ぶ磁極中心線44とは、上方から見て、すなわち平面図
において、プラズマトーチ5(したがって炉底電極4)
の中心部で所定の角度α(この実施形態では90度)で
交叉する相互関係となっている。
面図において、プラズマトーチ5(したがって炉底電極
4)を両側からはさむ位置に、磁心32の両端部に形成
した磁極32a,32bを有し、この磁極32aと磁極
32bは、炉体1の底部に少量の空隙をおいて臨ませて
ある。同様に電磁石41は、上方から見て、すなわち平
面図において、プラズマトーチ5(したがって炉底電極
4)を両側からはさむ位置に、磁心42の両端部に形成
した磁極42a,42bを有し、この磁極42aと磁極
42bは、上記電磁石31とは別の位置で、炉体1の底
部に少量の空隙をおいて臨ませてある。そして電磁石3
1の対向する両磁極32a,32bを結ぶ磁極中心線3
4と、電磁石41の対向する両磁極42a,42bを結
ぶ磁極中心線44とは、上方から見て、すなわち平面図
において、プラズマトーチ5(したがって炉底電極4)
の中心部で所定の角度α(この実施形態では90度)で
交叉する相互関係となっている。
【0014】上記構成のプラズマアーク加熱方式の廃棄
物溶融装置55においては、灰22は廃棄物投入口21
から炉体1内に供給し、直流電源装置12によりプラズ
マトーチ5と炉底電極4の間に直流電圧を印加し、プラ
ズマガスGをプラズマトーチ5に供給して、プラズマト
ーチ5と炉底電極4との間にプラズマアーク56を形成
させ、灰22を溶融させて溶融スラグ57を得る。なお
図2,図5等の平面図においては、灰22の図示は省略
してある。
物溶融装置55においては、灰22は廃棄物投入口21
から炉体1内に供給し、直流電源装置12によりプラズ
マトーチ5と炉底電極4の間に直流電圧を印加し、プラ
ズマガスGをプラズマトーチ5に供給して、プラズマト
ーチ5と炉底電極4との間にプラズマアーク56を形成
させ、灰22を溶融させて溶融スラグ57を得る。なお
図2,図5等の平面図においては、灰22の図示は省略
してある。
【0015】このとき交流電源装置50により、電磁石
31に交流電流I1 を、電磁石41にこれと90度の位
相差をもつ交流電流I2 を給電すれば、電磁石31の磁
極32aと磁極32bとの間には交番磁束B1 が生じ、
同様に電磁石41の磁極42aと磁極42bとの間には
交番磁束B2 が生じ、この合成磁束Bが炉体1内のプラ
ズマトーチ5の下方において、水平面内で360度回転
する回転磁界を形成する。
31に交流電流I1 を、電磁石41にこれと90度の位
相差をもつ交流電流I2 を給電すれば、電磁石31の磁
極32aと磁極32bとの間には交番磁束B1 が生じ、
同様に電磁石41の磁極42aと磁極42bとの間には
交番磁束B2 が生じ、この合成磁束Bが炉体1内のプラ
ズマトーチ5の下方において、水平面内で360度回転
する回転磁界を形成する。
【0016】この回転磁界内を流れるプラズマアーク5
6は、アーク電流と前記合成磁束Bとによって、フレミ
ングの左手の法則に従う電磁力Fを受けて偏向し、この
電磁力Fも水平面内で360度回転するので、プラズマ
アーク56の溶融スラグ57面上での加熱スポット58
の軌跡Rは、図5に示すように円形となる。加熱スポッ
ト58はこの円上を、交流電源装置50の交流周波数と
同じ周波数(回転数)で等速で移動し、溶融スラグ57
およびその上層部の灰22を加熱し、該灰の溶融をおこ
なうので、従来のプラズマトーチ直下部の一点に留る加
熱スポットによる加熱に比べて、広範囲にわたる加熱が
おこなわれる。
6は、アーク電流と前記合成磁束Bとによって、フレミ
ングの左手の法則に従う電磁力Fを受けて偏向し、この
電磁力Fも水平面内で360度回転するので、プラズマ
アーク56の溶融スラグ57面上での加熱スポット58
の軌跡Rは、図5に示すように円形となる。加熱スポッ
ト58はこの円上を、交流電源装置50の交流周波数と
同じ周波数(回転数)で等速で移動し、溶融スラグ57
およびその上層部の灰22を加熱し、該灰の溶融をおこ
なうので、従来のプラズマトーチ直下部の一点に留る加
熱スポットによる加熱に比べて、広範囲にわたる加熱が
おこなわれる。
【0017】なお交流電源装置50による交流電流の最
大値A1 ,A2 を時間的に変化させてやれば、図5に示
す1本の円状の軌跡ではなく、同心円状(多重円状)の
軌跡に従って加熱スポット58を移動させることがで
き、さらに広範囲にわたる加熱が可能となる。
大値A1 ,A2 を時間的に変化させてやれば、図5に示
す1本の円状の軌跡ではなく、同心円状(多重円状)の
軌跡に従って加熱スポット58を移動させることがで
き、さらに広範囲にわたる加熱が可能となる。
【0018】また上記においては、交流電源装置50は
正弦波状の交流電流を出力するものとしたが、図6に示
すように三角波状の交流電流I1 ,I2 を出力するもの
としてもよく、この場合は合成磁束Bによる電磁力Fを
受けて偏向するプラズマアーク56の加熱スポット58
は、図7に示すように正方形状の軌跡Sを描いて、溶融
スラグ面上を広範囲にわたって移動する。
正弦波状の交流電流を出力するものとしたが、図6に示
すように三角波状の交流電流I1 ,I2 を出力するもの
としてもよく、この場合は合成磁束Bによる電磁力Fを
受けて偏向するプラズマアーク56の加熱スポット58
は、図7に示すように正方形状の軌跡Sを描いて、溶融
スラグ面上を広範囲にわたって移動する。
【0019】次に図8はこの発明の他の実施形態を示
し、前記プラズマトーチ5のかわりに、プラズマガスG
流通用の孔61を中心部にそなえた中空黒鉛電極棒62
を上部電極として用いたものであり、その他の構成は前
記実施形態と同じであるので、図1と同一部分には同一
符号を付してその詳細な説明は省略する。なおこの中空
黒鉛電極棒62に水冷装置を付設してもよい。
し、前記プラズマトーチ5のかわりに、プラズマガスG
流通用の孔61を中心部にそなえた中空黒鉛電極棒62
を上部電極として用いたものであり、その他の構成は前
記実施形態と同じであるので、図1と同一部分には同一
符号を付してその詳細な説明は省略する。なおこの中空
黒鉛電極棒62に水冷装置を付設してもよい。
【0020】このプラズマアーク加熱方式の廃棄物溶融
装置65においても、中空黒鉛電極棒62の下方に形成
されるプラズマアーク56は、電磁石31,41により
炉体1内に形成される回転磁界により偏向作用を受けつ
つ鉛直線のまわりに旋回し、加熱スポットの移動による
広範囲の加熱作用が得られる。
装置65においても、中空黒鉛電極棒62の下方に形成
されるプラズマアーク56は、電磁石31,41により
炉体1内に形成される回転磁界により偏向作用を受けつ
つ鉛直線のまわりに旋回し、加熱スポットの移動による
広範囲の加熱作用が得られる。
【0021】また図9はこの発明のさらに他の実施形態
を示し、図1におけるプラズマトーチ5のかわりに、中
実黒鉛電極棒72を上部電極として用い、直流アーク発
生用の直流電源装置70を用いたものであり、その他の
構成は前記図1の実施形態と同じであるので、図1と同
一部分には同一符号を付してその詳細な説明は省略す
る。
を示し、図1におけるプラズマトーチ5のかわりに、中
実黒鉛電極棒72を上部電極として用い、直流アーク発
生用の直流電源装置70を用いたものであり、その他の
構成は前記図1の実施形態と同じであるので、図1と同
一部分には同一符号を付してその詳細な説明は省略す
る。
【0022】このアーク加熱方式の廃棄物溶融装置75
においては、中実黒鉛電極棒72の下方に形成されるア
ーク76が、電磁石31,41により炉体1内に形成さ
れる回転磁界により偏向作用を受けつつ鉛直線のまわり
に旋回し、加熱スポットの移動による広範囲(但しプラ
ズマアーク56よりアーク長が短い分だけ、前記実施形
態よりは加熱範囲が狭い)にわたる加熱作用が得られ
る。
においては、中実黒鉛電極棒72の下方に形成されるア
ーク76が、電磁石31,41により炉体1内に形成さ
れる回転磁界により偏向作用を受けつつ鉛直線のまわり
に旋回し、加熱スポットの移動による広範囲(但しプラ
ズマアーク56よりアーク長が短い分だけ、前記実施形
態よりは加熱範囲が狭い)にわたる加熱作用が得られ
る。
【0023】この発明は上記各実施形態に限定されるも
のではなく、たとえば電磁石31,41の磁極中心線3
4,44の交叉角度αは90度以外(たとえば60〜1
20度)としてもよく、また交流電源装置50の出力電
流I1 ,I2 の最大値A1 とA2 の値を異なる値とした
り、位相差を90度以外の値としてもよく、これらによ
って加熱スポットの軌跡が円形あるいは正方形からずれ
た形にはなるが、加熱スポットが広範囲にわたって移動
する点には変りはない。また交流電源装置50の出力電
流I1 ,I2 は、たとえば方形波や階段状波など、前記
正弦波および三角波以外の波形のものとしてもよい。
のではなく、たとえば電磁石31,41の磁極中心線3
4,44の交叉角度αは90度以外(たとえば60〜1
20度)としてもよく、また交流電源装置50の出力電
流I1 ,I2 の最大値A1 とA2 の値を異なる値とした
り、位相差を90度以外の値としてもよく、これらによ
って加熱スポットの軌跡が円形あるいは正方形からずれ
た形にはなるが、加熱スポットが広範囲にわたって移動
する点には変りはない。また交流電源装置50の出力電
流I1 ,I2 は、たとえば方形波や階段状波など、前記
正弦波および三角波以外の波形のものとしてもよい。
【0024】また電磁石の磁極は、炉体の大きさや形状
によっては、炉体の側壁下部に、または炉体の側壁下部
と底部にわたって、臨ませる配置としてもよいし、また
磁極の先端部を炉体1の側壁および底部を構成する壁体
内に、該壁体を貫通しない程度に挿入あるいは埋設して
もよい。さらに電磁石の磁心は、炉体の側壁外方など、
炉底下方以外の位置を通す構成としてもよい。また廃棄
物投入口は、炉体の側壁部に設けてもよい。またこの発
明は、炉底部にベースメタルを貯留する形式の廃棄物溶
融装置にも適用できる。
によっては、炉体の側壁下部に、または炉体の側壁下部
と底部にわたって、臨ませる配置としてもよいし、また
磁極の先端部を炉体1の側壁および底部を構成する壁体
内に、該壁体を貫通しない程度に挿入あるいは埋設して
もよい。さらに電磁石の磁心は、炉体の側壁外方など、
炉底下方以外の位置を通す構成としてもよい。また廃棄
物投入口は、炉体の側壁部に設けてもよい。またこの発
明は、炉底部にベースメタルを貯留する形式の廃棄物溶
融装置にも適用できる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
2個の電磁石により炉体内に形成される回転磁界によっ
て、上部電極下方のプラズマアークあるいはアークが電
磁力による偏向を受けながら鉛直線のまわりを旋回する
ので、上部電極を機械的に旋回駆動するのに比べて簡潔
な装置によって、被加熱物上の加熱スポットを広範囲に
わたって移動させて被加熱物を加熱でき、被加熱物の局
部過熱が防止され、熱効率および生産性(溶融処理速
度)のすぐれた廃棄物溶融装置が得られる。
2個の電磁石により炉体内に形成される回転磁界によっ
て、上部電極下方のプラズマアークあるいはアークが電
磁力による偏向を受けながら鉛直線のまわりを旋回する
ので、上部電極を機械的に旋回駆動するのに比べて簡潔
な装置によって、被加熱物上の加熱スポットを広範囲に
わたって移動させて被加熱物を加熱でき、被加熱物の局
部過熱が防止され、熱効率および生産性(溶融処理速
度)のすぐれた廃棄物溶融装置が得られる。
【図1】この発明の一実施形態を示す廃棄物溶融装置の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図2のB−B線断面図である。
【図4】図1の装置における電磁石給電用の交流電源装
置の出力特性線図である。
置の出力特性線図である。
【図5】図1の装置における加熱スポットの軌跡を示す
平面図(図2相当図)である。
平面図(図2相当図)である。
【図6】図1の装置における電磁石給電用の交流電源装
置の他の出力特性線図である。
置の他の出力特性線図である。
【図7】図1の装置における加熱スポットの他の軌跡を
示す平面図(図2相当図)である。
示す平面図(図2相当図)である。
【図8】この発明の他の実施形態を示す図1相当図であ
る。
る。
【図9】この発明のさらに他の実施形態を示す図1相当
図である。
図である。
1…炉体、4…炉底電極、5…プラズマトーチ(上部電
極)、12…直流電源装置、21…廃棄物投入口、31
…電磁石、32…磁心、32a…磁極、32b…磁極、
34…磁極中心線、41…電磁石、42…磁心、42a
…磁極、42b…磁極、44…磁極中心線、50…交流
電源装置、55…廃棄物溶融装置、61…孔、62…中
空黒鉛電極棒(上部電極)、65…廃棄物溶融装置、7
0…直流電源装置、72…中実黒鉛電極棒(上部電
極)、75…廃棄物溶融装置。
極)、12…直流電源装置、21…廃棄物投入口、31
…電磁石、32…磁心、32a…磁極、32b…磁極、
34…磁極中心線、41…電磁石、42…磁心、42a
…磁極、42b…磁極、44…磁極中心線、50…交流
電源装置、55…廃棄物溶融装置、61…孔、62…中
空黒鉛電極棒(上部電極)、65…廃棄物溶融装置、7
0…直流電源装置、72…中実黒鉛電極棒(上部電
極)、75…廃棄物溶融装置。
Claims (3)
- 【請求項1】 炉体の底部に設けた炉底電極と、前記炉
体に被せられた炉蓋を貫通して前記炉体内に挿入された
1本の上部電極とを、導体を介して直流電源装置に接続
し、前記炉蓋または炉体に廃棄物投入口を設け、前記炉
体の下部には、上方から見て前記上部電極を両側からは
さむ位置に磁極を有する電磁石を2個、前記磁極を前記
炉体の側壁下部および/または底部に臨ませかつ対向す
る両磁極を結ぶ各電磁石の磁極中心線を上方から見て交
叉させた状態で、配設し、これらの電磁石を、両電磁石
に所定の位相差を有する交流を給電して前記炉体内に回
転磁界を形成させる交流電源装置に接続したことを特徴
とする廃棄物溶融装置。 - 【請求項2】 上部電極がプラズマトーチである請求項
1記載の廃棄物溶融装置。 - 【請求項3】 上部電極が、プラズマガス流通用の孔を
中心部にそなえた中空黒鉛電極棒である請求項1記載の
廃棄物溶融装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24859095A JPH0972517A (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | 廃棄物溶融装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24859095A JPH0972517A (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | 廃棄物溶融装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0972517A true JPH0972517A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=17180388
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24859095A Pending JPH0972517A (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | 廃棄物溶融装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0972517A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013228169A (ja) * | 2012-04-26 | 2013-11-07 | Toshiba Corp | アーク偏向装置、焼却装置、及びこれを用いた焼却方法 |
| CN107477593A (zh) * | 2017-09-21 | 2017-12-15 | 航天环境工程有限公司 | 等离子熔炉 |
| JP2021050865A (ja) * | 2019-09-25 | 2021-04-01 | 大亜真空株式会社 | アーク溶解炉装置及び被溶解物のアーク溶解方法 |
| CN114076313A (zh) * | 2020-08-14 | 2022-02-22 | 山东新博润环境技术有限公司 | 一种交直流耦合等离子熔融炉 |
| CN114716133A (zh) * | 2022-04-21 | 2022-07-08 | 中信环境技术(广州)有限公司 | 一种多热源耦合熔融装置及方法 |
| US11753591B2 (en) | 2021-03-08 | 2023-09-12 | Extiel AP, LLC | Device for pyrolysis of carbonaceous materials and method |
-
1995
- 1995-09-01 JP JP24859095A patent/JPH0972517A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013228169A (ja) * | 2012-04-26 | 2013-11-07 | Toshiba Corp | アーク偏向装置、焼却装置、及びこれを用いた焼却方法 |
| CN107477593A (zh) * | 2017-09-21 | 2017-12-15 | 航天环境工程有限公司 | 等离子熔炉 |
| JP2021050865A (ja) * | 2019-09-25 | 2021-04-01 | 大亜真空株式会社 | アーク溶解炉装置及び被溶解物のアーク溶解方法 |
| CN114076313A (zh) * | 2020-08-14 | 2022-02-22 | 山东新博润环境技术有限公司 | 一种交直流耦合等离子熔融炉 |
| US11753591B2 (en) | 2021-03-08 | 2023-09-12 | Extiel AP, LLC | Device for pyrolysis of carbonaceous materials and method |
| CN114716133A (zh) * | 2022-04-21 | 2022-07-08 | 中信环境技术(广州)有限公司 | 一种多热源耦合熔融装置及方法 |
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