JPH0973993A - 除電方法及びその装置 - Google Patents

除電方法及びその装置

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JPH0973993A
JPH0973993A JP22821295A JP22821295A JPH0973993A JP H0973993 A JPH0973993 A JP H0973993A JP 22821295 A JP22821295 A JP 22821295A JP 22821295 A JP22821295 A JP 22821295A JP H0973993 A JPH0973993 A JP H0973993A
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茂 水島
Kazunori Sugafuji
和則 菅藤
Naoyuki Oishi
尚幸 大石
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つのイオン発生器によって静電気が帯電し
た物品を連続的に除電することが可能な除電方法及びそ
の装置を提供することにある。 【解決手段】 水平方向に設けられた被処理物を載置す
る複数の載置ゾーンに沿ってクリーンエアを送り、被処
理物を各載置ゾーンに間欠的にリフトアンドキャリー式
の移送装置で移送し、クリーンエアの給気側でコロナ放
電により発生されたイオンをクリーンエアで搬送しなが
ら被処理物に帯電している静電気を除去する。入出部を
有するダクト状の処理室と、この処理室内に水平方向に
設けられ被処理物を載置する複数の載置ゾーンと、被処
理物を各載置ゾーンに間欠的に移送するリフトアンドキ
ャリー式の移送装置と、処理室の上流側に設けられたク
リーンエア給気手段と、処理室の下流側に設けられたク
リーンエア排気手段と、クリーンエア給気手段に設けら
れたイオン発生器とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リフトアンドキャ
リー式の移送装置を利用して物品に帯電している静電気
を除去する方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば液晶用ガラス基板等の物品
に帯電している静電気を除去する方法としては、イオナ
イザを用いて中和する方法が採用されている。イオナイ
ザは、針状電極(エミッタ)のコロナ放電により発生し
たイオンを室内の一様流によって搬送し、帯電体上の電
荷を逆極性のイオンで中和するものである。
【0003】イオナイザは、例えば、特開平2−254
417号公報、特開平3−34424号公報、特開平5
−243200号公報等に開示されている。又、特開平
7−73991号公報の図5には、ローラコンベヤ上の
除電対象物にイオンを含んだ気流をスリットノズルから
高速で吹き付けるスリットノズル式イオナイザが開示さ
れている。
【0004】処で、このスリットノズル式イオナイザで
は、次のような不具合がある。ローラコンベヤの速度に
よっては、十分な除電ができない。高速気流により塵埃
の巻上等の気流乱れが生じる。上から吹き付けるため、
物品の形状が限定される。図34は、従来の除電装置の
概要を示す説明図である。図において、1はクリーンル
ームを表す。クリーンルーム1は、天井側にHEPAフ
ィルタ等の高性能フィルタ2を設け、床側にグレーチン
グ板等の床板3を設け、天井空間4と床下空間5とをセ
ントラル空調機6によって連絡することにより、クリー
ンエアを垂直ダウンフローによって循環供給できるよう
になっている。
【0005】クリーンルーム1内には、2種類の生産装
置7、8がローラコンベヤ9を挟んで配置されている。
そして、ローラコンベヤ9の上方には、約1m程度の長
さの吊り下げ型イオナイザ10が配置されている。従っ
て、2種類の生産装置7、8間に配置されたローラコン
ベヤ9及びを吊り下げ型イオナイザ10によって除電処
理領域12が形成されている。
【0006】尚、ローラコンベヤ9での搬送時に、作業
者等からのゴミが除電処理領域12内に侵入しないよう
に、上部には開放フード13が設けてある。この従来例
では、図34に示すように、生産装置7で加工された液
晶用ガラス基板11が、ローラコンベヤ9にて次の生産
装置8へ搬入される過程で吊り下げ型イオナイザ10か
らコロナ放電により発生されるイオンによって静電気を
除去するものである。
【0007】処が、図34では、垂直ダウンフローのク
リーンルーム1内で、1台の吊り下げ型イオナイザ10
によってスポット的に除電するので、吊り下げ型イオナ
イザ10から放電されるイオンは、垂直ダウンフローに
よって床下空間5へ搬送され、図35に示すように吊り
下げ型イオナイザ10直下のみが除電される。而も、吊
り下げ型イオナイザの長さが約1m程度であるため、ロ
ーラコンベヤ9の速度が0.5m/sec程度で処理さ
れる上記従来の除電方法では、液晶用ガラス基板11が
吊り下げ型イオナイザの下を2秒で通過してしまい、除
電能力が不十分である。
【0008】又、液晶用ガラス基板11が、複数枚を積
み込むカセット式となった場合には、下側の液晶用ガラ
ス基板11は除電できにくかった。そこで、図36及び
37に示すように、複数個の吊り下げ型イオナイザ10
をローラコンベヤ9の流れ方向に配置することが考えら
れる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】処が、図36に示すよ
うに、複数個の吊り下げ型イオナイザ10をローラコン
ベヤ9の流れ方向に配置しても、クリーンルーム1が垂
直ダウンフローであるから、液晶用ガラス基板11が、
複数枚を積み込むカセット式となった場合には、下側の
液晶用ガラス基板11は除電できにくかった。
【0010】一方、イオナイザは、その電極にゴミが付
着しやすく、そのゴミが落下し、被処理物に付着する虞
があるので、このゴミ落下防止のためのメンテナンスが
必要とされている。そこで、図36のように、複数個の
吊り下げ型イオナイザ10を用いる場合には、各吊り下
げ型イオナイザ10の電極に付着したゴミの落下を防止
するためのメンテナンスを、1つの吊り下げ型イオナイ
ザを用いた図34の除電装置に比し頻繁に行わなければ
ならないという問題があった。
【0011】本発明は斯かる従来の問題点を解決するた
めに為されたもので、その目的は、1つのイオン発生器
によって静電気が帯電した物品を連続的に除電すること
が可能な除電方法及びその装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、水平
方向に設けられた被処理物を載置する複数の載置ゾーン
に沿ってクリーンエアを送り、被処理物を各載置ゾーン
に間欠的にリフトアンドキャリー式の移送装置で移送
し、クリーンエアの給気側でコロナ放電により発生され
たイオンをクリーンエアで搬送しながら被処理物に帯電
している静電気を除去することを特徴とするものであ
る。
【0013】請求項2の発明は、入出部を有するダクト
状の処理室内に被処理物を載置する複数の載置ゾーンを
水平方向に配置すると共に被処理物を各載置ゾーンに間
欠的に移送するリフトアンドキャリー式の移送装置を配
置し、処理室の上流側で供給するクリーンエアを処理室
の下流側で吸引することによって、処理室内の水平方向
にクリーンエアを流し、処理室のクリーンエア供給部で
コロナ放電によりイオンを発生し、発生されたイオンを
クリーンエアで搬送しながら被処理物に帯電している静
電気を除去することを特徴とするものである。
【0014】請求項3の発明は、入出部を有するダクト
状の処理室内に被処理物を載置する複数の載置ゾーンを
水平方向に配置すると共に被処理物を各載置ゾーンに間
欠的に移送するリフトアンドキャリー式の移送装置を配
置し、処理室の上流側の上部側から供給するクリーンエ
アを処理室の下流側の下部側で吸引することによって、
処理室内の水平方向にクリーンエアを流し、処理室のク
リーンエア供給部でコロナ放電によりイオンを発生し、
発生されたイオンをクリーンエアで搬送しながら被処理
物に帯電している静電気を除去することを特徴とするも
のである。
【0015】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
の何れか1項において、クリーンルーム内の清浄空気を
導入し、浄化したクリーンエアを用いるものであること
を特徴とするものである。請求項5の発明は、入出部を
有するダクト状の処理室と、この処理室内に水平方向に
設けられ被処理物を載置する複数の載置ゾーンと、被処
理物を各載置ゾーンに間欠的に移送するリフトアンドキ
ャリー式の移送装置と、処理室の上流側に設けられたク
リーンエア給気手段と、処理室の下流側に設けられたク
リーンエア排気手段と、クリーンエア給気手段に設けら
れたイオン発生器とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0016】請求項6の発明は、請求項5において、ク
リーンエア給気手段が処理室の天井部に設けられ、クリ
ーンエア排気手段が処理室の床部に設けられていること
を特徴とするものである。請求項7の発明は、請求項5
において、クリーンエア給気手段とクリーンエア排気手
段が、処理室の天井部に設けられていることを特徴とす
るものである。
【0017】請求項8の発明は、請求項5乃至請求項7
の何れか1項において、クリーンエア給気手段及びクリ
ーンエア排気手段が、高性能フィルタとファンとで構成
されていることを特徴とするものである。請求項9の発
明は、請求項5乃至請求項7の何れか1項において、ク
リーンエア給気手段及びクリーンエア排気手段が、循環
ファンに連絡する吹出口と吸込口とで構成されているこ
とを特徴とするものである。
【0018】請求項10の発明は、請求項5において、
処理室の入出部には、天井側にクリーンエア流れ制御機
構が設けられていることを特徴とするものである。請求
項11の発明は、請求項5において、イオン発生器は、
クリーンエア給気手段の吹出部に設けられていることを
特徴とする除電装置。請求項12の発明は、請求項9に
おいて、イオン発生器は、吹出口に設けられていること
を特徴とするものである。
【0019】
【作用】請求項1の発明においては、水平方向に設けら
れた被処理物を載置する複数の載置ゾーンに沿ってクリ
ーンエアを送りながら、被処理物をリフトアンドキャリ
ー式の移送装置により上流側の載置ゾーンから下流側の
載置ゾーンに向かって間欠的に移送し、クリーンエアの
給気側でコロナ放電により発生されたイオンをクリーン
エアで搬送しながら被処理物に帯電している静電気を除
去することができる。
【0020】請求項2の発明においては、処理室の上流
側で供給するクリーンエアを処理室の下流側で吸引する
ことによって、処理室内にクリーンエアを水平方向に流
し、被処理物をリフトアンドキャリー式の移送装置によ
り上流側の載置ゾーンから下流側の載置ゾーンに向かっ
て間欠的に移送し、クリーンエアの給気側でコロナ放電
により発生されたイオンをクリーンエアで搬送しながら
被処理物に帯電している静電気を除去することができ
る。
【0021】請求項3の発明においては、処理室の上流
側の上部側から供給するクリーンエアを処理室の下流側
の下部側で吸引することによって、処理室内にクリーン
エアを水平方向に流し、被処理物をリフトアンドキャリ
ー式の移送装置により上流側の載置ゾーンから下流側の
載置ゾーンに向かって間欠的に移送し、クリーンエアの
給気側でコロナ放電により発生されたイオンをクリーン
エアで搬送しながら被処理物に帯電している静電気を除
去することができる。
【0022】請求項4の発明においては、クリーンルー
ム内の清浄空気が、給気側のファン等によって吸引され
た後、高性能フィルタによって所定のクリーン度に浄化
されて処理室の上流側へ吹き出される。請求項5の発明
においては、入出部を有するダクト状の処理室内に水平
方向に被処理物を載置する複数の載置ゾーンを設け、リ
フトアンドキャリー式の移送装置により被処理物を上流
側から下流側に向かって各載置ゾーンに間欠的に移送
し、処理室の上流側に設けられたクリーンエア供給手段
から供給されるクリーンエアを処理室の下流側に設けら
れたクリーンエア排気手段で吸引することによって、処
理室内に沿ってクリーンエアを流し、処理室のクリーン
エア給気手段に設けられたイオン発生器でコロナ放電に
よりイオンを発生し、発生されたイオンを被処理物に帯
電している静電気を除去することができる。
【0023】請求項6の発明においては、処理室の上流
側に設けられたクリーンエア給気手段から供給されるク
リーンエアを、処理室の床部に設けられたクリーンエア
排気手段によって吸引することができる。請求項7の発
明においては、処理室の上流側に設けられたクリーンエ
ア給気手段から供給されるクリーンエアを、処理室の天
井部に設けられたクリーンエア排気手段によって吸引す
ることができる。
【0024】請求項8の発明においては、ファンで吸引
された空気が、高性能フィルタによって浄化されて吹き
出される。請求項9の発明においては、循環ファンによ
ってクリーンエアが吹出口から吹き出され、循環ファン
によってクリーンエアが吸込口から吸い込まれる。請求
項10の発明においては、処理室の入口側では、処理室
の上流側に設けられたクリーンエア給気手段から供給さ
れるクリーンエアが、入口側へ漏洩しないように制御す
ると共に下流側へ流れやすくし、処理室の出口側では、
処理室の下流側に設けられたクリーンエア排気手段によ
って処理室内を流れてくるクリーンエアを吸引しやすく
する。
【0025】請求項11に発明においては、クリーンエ
ア給気手段から吹き出されるクリーンエアにイオンを放
出することができる。請求項12の発明においては、吹
出口から吹き出されるクリーンエアにイオンを放出する
ことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。
【0027】図1は、本発明の第1実施例に係る除電装
置をクリーンルーム内に設置した例を示す。図におい
て、21はクリーンルームを表す。クリーンルーム21
は、天井23側にHEPAフィルタ等の高性能フィルタ
24を敷設し、床側にグレーチング板等の床板25を設
け、天井23側の空間22と床下空間26とをセントラ
ル空調機27によって連絡することにより、クリーンエ
アを垂直ダウンフローによって循環供給できるようにな
っている。
【0028】クリーンルーム21内には、2種類の生産
装置28、29を挟んで、除電装置30が配置されてい
る。この除電装置30は、図2乃至図12に示すよう
に、前後に入出部32、33を備えたダクト状の処理室
31と、この処理室31内に水平方向に設けられ液晶用
ガラス基板(被処理物)44を載置する3つの載置ゾー
ン34A、34B、34Cと、液晶用ガラス基板(被処
理物)44を各載置ゾーン34A、34B、34Cに間
欠的に移送するリフトアンドキャリー式の移送装置60
と、処理室31の上流側の天井31aに設けられたファ
ン36とHEPAフィルタ等の高性能フィルタ37を組
み合わせたファンフィルタユニット(クリーンエア給気
手段)35と、処理室31の下流側の床板31bに設け
られたファン39とHEPAフィルタ等の高性能フィル
タ40を組み合わせたファンフィルタユニット(クリー
ンエア排気手段)38と、ファンフィルタユニット(ク
リーンエア給気手段)35の下面に設けられたイオン発
生器(イオナイザ)41とを備えている。
【0029】ここで、処理室31は、図1及び図4に示
すように、入出口32、33以外は、閉鎖されている。
即ち、天井31a、床板31b、側板31cで囲われて
いる。又、この除電装置30の入出口32、33の天井
側には、図1及び図12に示すように、垂れ壁42、4
3が設けてある。更に、除電装置30には、図2に示す
ように、脚30aが設けてある。
【0030】次に、図1乃至図11に基づいて、処理室
31内に水平方向に設けられた3つの載置ゾーン34
A、34B、34Cと、液晶用ガラス基板(被処理物)
44を各載置ゾーン34A、34B、34Cに間欠的に
移送するリフトアンドキャリー式の移送装置60につい
て説明する。3つの載置ゾーン34A、34B、34C
は、図1乃至図4に示すように、処理室31の壁面31
c、31cに8本の棒状の受座61を対向するように配
置したものである。受座61は、先端が小径となり、液
晶用ガラス基板(被処理物)44の端部を載置しやすく
してある。
【0031】3つの載置ゾーン34A、34B、34C
は、図3に示すように、夫々に液晶用ガラス基板(被処
理物)44が載置されたときに、各液晶用ガラス基板
(被処理物)44が干渉しないような間隔が維持できる
ように、隙間Sが設けてある。この隙間Sとしては、1
本の受座61を取り付ける間隔に相当する。次に、リフ
トアンドキャリー式の移送装置60について説明する。
【0032】リフトアンドキャリー式の移送装置60
は、図1乃至図3に示すように、3つの載置ゾーン34
A、34B、34Cを形成する受座61、61間に処理
室31の長手方向に設置されている。リフトアンドキャ
リー式の移送装置60は、昇降ユニット70と、移送装
置90と、制御手段(シーケンサ)とで構成されてい
る。
【0033】図4乃至図8に示すように、昇降ユニット
70は、矩形状の受座ベース71と、この受座ベース7
1の両側部に設けた棒状のガラス基板受座ベース72
と、両ガラス基板受座ベース72の両端部に設けた吸着
キャップ73と、この吸着キャップ73に連絡するチュ
ーブ74と、矩形状の受座ベース71の下面に取り付け
た受座取付ブラケット75と、この受座取付ブラケット
75に取り付けたほぼL字型の取付ブラケット76と、
この取付ブラケット76を介して受座取付ブラケット7
5を昇降させるエアシリンダ77と、このエアシリンダ
77を取り付けるほぼL字型の取付ブラケット78と、
この取付ブラケット78を取り付けるベース79と、取
付ブラケット76に取り付けられエアシリンダ77の伸
縮に伴ってこのベース79に設けた孔80を挿通するガ
イド81と、ベース79の下面に取り付けられた走行用
のガイド82と、ベース79に設けた直方体状のストラ
イカ83とを備えている。
【0034】エアシリンダ77には、図7に示すよう
に、エアポートイン77aとエアポートアウト77bと
が設けてある。又、エアシリンダ77に連結するチュー
ブ74には、図示しない開閉弁が取り付けられており、
真空ポンプに連絡している。図1乃至図4、図5乃至図
11に示すように、移送装置90は、処理室31の床板
31bに取り付けられ昇降ユニット70の走行用のガイ
ド82を案内するレール91と、昇降ユニット70の走
行用のガイド82に押さえ金具94を介して取り付けら
れるエンドレスのタイミングベルト92と、処理室31
の床板31bに取り付けられタイミングベルト92を駆
動するタイミングプーリ93と、処理室31の床板31
bに取り付けられタイミングベルト92を回転自在に支
持するタイミングプーリ94と、処理室31の床板31
bの下面側に取り付けられ駆動側のタイミングプーリ9
3を正転・逆転させるサーボモータ95とで構成されて
いる。
【0035】サーボモータ95は、エンコーダを取り付
けることによって、昇降ユニット70の進む距離をこの
エンコーダのパルス数で決定するようにしてある。例え
ば、エンコーダが1000パルスで駆動部のタイミング
プーリ93が1回転するというように、エンコーダのパ
ルス数で調整する。本実施例では、30000パルスに
設定し、水平に2.4秒で500mm移動するようにし
てある。
【0036】タイミングベルト93は、図9乃至図11
に示すように、ベルトクランプ96、97をボルトナッ
ト99で締付することによって無端状とされている。図
3、図4、図6に示すように、制御手段(シーケンサ)
は、移送装置90のレール91の両端に設けたオーバラ
ン防止用の近接センサ101と、3つの載置ゾーン34
A、34B、34Cの夫々の中央に設けた基板感知用フ
ァイバーセンサ102と、受座71に設けた基板感知用
ファイバーセンサ103と、各基板感知用ファイバーセ
ンサ102と対向して設けた原点感知用光センサ104
とで構成されている。
【0037】ここで、基本的には本装置は、後述するよ
うにサーボモータ95にエンコーダを設け、エンコーダ
に設定されたパルス数だけ移動するようにされているの
で、オーバランしないものであるが、重量物を搬送した
場合にオーバーランを起こす虞があるので、オーバラン
防止用の近接センサ101が設けてある。更に、昇降装
置70及び移送装置90は、図4に示すように、隔壁1
10によって囲われている。
【0038】昇降装置90の受座取付ブラケット75の
位置で、受座取付ブラケット75の幅より広幅の溝11
1が長手方向に形成されている。又、タイミングプーリ
93、94の近傍の床板31bには、駆動部排気口11
2が設けてある。この駆動部排気口112には排気ファ
ン113が設けてある。これによって、駆動部門130
が処理室31から分離される。
【0039】更に、駆動部門130の両側には、図4に
示すように、パンチング板120が取り付けられ、処理
室31内の空気をファンフィルタユニット(クリーンエ
ア排気手段)38で排気できるようにレターンシャフト
121が形成されている。次に、本実施例の作用を説明
する。このように構成された本実施例によれば、図1に
示すように、クリーンルーム21では天井23側の空間
22から供給されるクリーンエアは、床下空間26に向
かって垂直ダウンフローとして流下していく。
【0040】これによって、クリーン度をクラス10に
することができる。一方、除電装置30では、処理室3
1の上流側の天井31aに設けたファンフィルタユニッ
ト(クリーンエア給気手段)35では、クリーンルーム
21内のクリーンエアをファン36で吸引した後、高性
能フィルタ37で浄化して処理室31内に吹き出し、同
時に、処理室31の下流側の床板31bに設けたファン
フィルタユニット(クリーンエア排気手段)38におい
て、処理室31内のクリーンエアをファン39で吸引し
た後、高性能フィルタ40で浄化してクリーンルーム2
1内に吹き出している。
【0041】これによって、処理室31の上流側の天井
31aに設けたファンフィルタユニット(クリーンエア
給気手段)35から処理室31内に吹き出されたクリー
ンエアは、処理室31の下流側の床板31bに設けたフ
ァンフィルタユニット(クリーンエア排気手段)38に
よって吸引されるため、処理室31内に水平方向に配置
された3つの載置ゾーン34A、34B、34Cに沿っ
て流れる。
【0042】この際、処理室31の上流側の天井31a
に設けたファンフィルタユニット(クリーンエア給気手
段)35から処理室31内に吹き出されたクリーンエア
は、図2に示すように、生産装置28方向へ、垂れ壁4
2が設けてあるため、生産装置28側への流れが低減さ
れ、処理室31の下流側へ流れるようになる。又、処理
室31の上流側の天井31aに設けたファンフィルタユ
ニット(クリーンエア給気手段)35の下面に設けたイ
オン発生器(イオナイザ)41からコロナ放電により発
生されたイオンは、上述のように処理室31内を3つの
載置ゾーン34A、34B、34Cに沿って流れるクリ
ーンエアによって搬送される。
【0043】一方、処理室31における下流側において
も、処理室31内のクリーンエアの生産装置29への両
量を低減するために、図12に示すように、垂れ壁43
を設ける。この垂れ壁42、43によって、処理室31
の上流側の天井31aに設けたファンフィルタユニット
(クリーンエア給気手段)35から処理室31内に吹き
出されたクリーンエアを搬送物に沿った効果的な水平方
向の流れとすることができる。この状態において、生産
装置28で加工された液晶用ガラス基板44は、最初の
載置ゾーン34Aに載せられる。
【0044】上述したように、処理室31内では、その
上流側の天井31aに設けたファンフィルタユニット
(クリーンエア給気手段)35の下面に設けたイオン発
生器(イオナイザ)41からコロナ放電により発生され
たイオンが、処理室31内を3つの載置ゾーン34A、
34B、34Cに沿って流れるクリーンエアによって搬
送されているので、その上下面44a、44bを含む表
面がクリーンエアによって搬送されるイオンと接触し、
除電される。
【0045】このように、生産装置28で加工された液
晶用ガラス基板44が、最初の載置ゾーン34Aに載せ
られると、制御装置(シーケンサ)の指令により、載置
ゾーン34Aの基板感知センサ102が液晶用ガラス基
板44を感知する。ここで、基板感知センサ102は、
処理室31の天井面31aに向かって感知部位が向けら
れている。
【0046】そして、最初の載置ゾーン34Aの基板感
知センサ102が液晶用ガラス基板44を感知すると、
制御装置(シーケンサ)の指令により、サーボモータ9
5が駆動し、リフトアンドキャリー式の移送装置60の
移送装置90が、図2及び図3における右方向へ移動
し、基板感知用ファイバーセンサ102と対向して設け
た原点感知用光センサ104からの光を昇降ユニット7
0のストライカ83が遮光すると、制御装置(シーケン
サ)の指令により、サーボモータ95に停止指令が出さ
れ、最初の載置ゾーン34Aの指定位置で昇降ユニット
70が停止する。
【0047】これによって、昇降ユニット70は、最初
の載置ゾーン34Aに乗せられている液晶用ガラス基板
44の真下に位置する。次いで、昇降装置70の受座ヘ
ッド71に設けた基板感知用ファイバーセンサ103
が、液晶用ガラス基板44が昇降装置70上にあること
を感知すると、制御装置(シーケンサ)の指令により、
吸着キャップ73に連絡する開閉弁を開く。これによっ
て、吸着キャップ73からはエアが吸引される。そし
て、制御装置(シーケンサ)の指令により、昇降装置7
0のエアシリンダ77に連絡する圧縮空気弁を開き、そ
のラム77cが伸長し、受座ヘッド71を上昇させ、液
晶用ガラス基板44に吸着キャップ73を当接させ、同
時に液晶用ガラス基板44を吸着キャップ73で吸着し
て、エアシリンダ77のラム77cの長さだけ伸長さ
せ、液晶用ガラス基板44を最初の載置ゾーン34Aの
受座61より上方に持ち上げる。ここでは、ラム77C
の長さを16mmとした。
【0048】次いで、制御装置(シーケンサ)の指令に
より、サーボモータ95のモータ95を正転させ、吸着
キャップ73で液晶用ガラス基板44を吸着した昇降装
置70を次の載置ゾーン34Bへ水平移送する。ここ
で、エンコーダからのパルス数が30000になると、
2.4秒で500mm移動するように設定してある。次
の載置ゾーン34Bでは、基板感知用ファイバーセンサ
102と対向して設けた原点感知用光センサ104から
の光を昇降ユニット70のストライカ83が遮光する
と、制御装置(シーケンサ)の指令により、サーボモー
タ95に停止指令が出され、次の載置ゾーン34Bの指
定位置で昇降ユニット70が停止する。
【0049】次に、制御装置(シーケンサ)の指令によ
り、吸着キャップ73に連絡する開閉弁を閉じる。そし
て、制御装置(シーケンサ)の指令により、昇降装置7
0のエアシリンダ77に連絡する圧縮空気弁を閉じ、そ
のラム77cを収縮させ、受座ヘッド71を下降させ、
液晶用ガラス基板44を次の載置ゾーン34Bの受座6
1上に載せ、昇降ユニット70は更に下方へ移動する。
【0050】以下同様にして、最終の載置ゾーン34C
へ送られ、次の生産装置29へ搬出される。図13は、
以上の動作を表したものである。本実施例では、最初の
載置ゾーン34Aの中心点から次の載置ゾーン34Bの
中心点までの距離を500mm、次の載置ゾーン34B
の中心点から最後の載置ゾーン34Cの中心点までの距
離を500mmと設定し、この最初の載置ゾーン34A
の中心点から最後の載置ゾーン34Cの中心点までの距
離を搬送速度0.1m/sで搬送するようにしたもので
ある。即ち、1000mmを大凡12秒で搬送できるよ
うにした。
【0051】そのため、最初の載置ゾーン34A及び次
の載置ゾーン34Bでの待ち時間を1秒、リフトアップ
時間及びリフトダウン時間を夫々1秒、リフト後のスト
ップ時間を0.3秒、500mmの移動時間を2.4
秒、移動後のストップ時間を0.3秒とした。尚、以上
の処理過程においては、各載置ゾーン34A、34B、
34Cは勿論のこと、リフトアンドキャリー式の移送装
置60による移送過程においても、液晶用ガラス基板4
4は、その上下面44a、44bを含む表面がクリーン
エアによって搬送されるイオンと接触し、除電される。
【0052】その後、液晶用ガラス基板44は、次の生
産装置29へ搬送される。以上のように、本実施例によ
れば、水平方向に設けられた液晶用ガラス基板(被処理
物)44を載置する3つの載置ゾーン34A、34B、
34Cに沿ってクリーンエアを送りながら、液晶用ガラ
ス基板(被処理物)44をリフトアンドキャリー式の移
送装置60により上流側の載置ゾーン34Aから下流側
の載置ゾーン34Cに向かって間欠的に移送し、クリー
ンエアの給気側でコロナ放電により発生されたイオンを
クリーンエアで搬送しながら液晶用ガラス基板(被処理
物)44に帯電している静電気を除去することができ
る。
【0053】特に、イオン発生器(イオナイザ)41か
らコロナ放電により発生されたイオンは、従来のように
垂直ダウンフローではなく、処理室31の上流側から下
流側へほぼ水平方向に流れるクリーンエアによって搬送
されるため、3つの載置ゾーン34A、34B、34C
上及び移送中の液晶用ガラス基板(被処理物)44との
接触時間が格段に長くなり、液晶用ガラス基板44に帯
電された静電気は、確実に除去される。
【0054】又、液晶用ガラス基板(被処理物)44
は、3つの載置ゾーン34A、34B、34C上に載置
されているときは勿論のこと、移送中においても、常時
クリーンエア及びこれによって搬送されるイオンに接触
するため、その上面44aは勿論のこと下面44b側も
除電される。
【0055】図14乃至図22は、処理室31の上流側
の天井31aに設けたファンフィルタユニット(クリー
ンエア給気手段)35から処理室31内に吹き出された
クリーンエアが、生産装置28方向へ流れる量を低減
し、且つ処理室31内の水平方向の流れを速やかに形成
するため、ファンフィルタユニット(クリーンエア給気
手段)35の下面側にクリーンエア流れ制御機構を設け
た例を示す。
【0056】図14では、下面側の開口率を側面側の開
口率より小さくして、下流側へ向かう流れを作れるよう
にしたパンチング板45を配した例を示す。この例で
は、垂れ壁42が設けてあった位置は、閉鎖されてあ
る。又、パンチング板45には、開口率の大きい側面側
にイオン発生器(イオナイザ)41が設けてある。
【0057】図15は、図14におけるパンチング板4
5の側面が楕円形状にした例、図16は、図14におけ
るパンチング板45の側面が半円形状にした例を示す。
図17は、図14におけるパンチング板45に代えてほ
ぼL字状に折れ曲がる抵抗板46とした例を示す。この
抵抗板46によって、処理室31の上流側の天井31a
に設けたファンフィルタユニット(クリーンエア給気手
段)35から処理室31内に吹き出されたクリーンエア
は、下流側へ向かう流れに変えられる。
【0058】図18は、図17における抵抗板46に水
平方向に延びる板体46aを追加した例を示す。図19
は、図17における抵抗板46の傾斜部46bをパンチ
ングにした例を示す。図20は、図18における抵抗板
46に傾斜部46bと水平方向に延びる板体46aをパ
ンチングにした例を示す。
【0059】図21は、図17におけるほぼL字状に折
れ曲がる抵抗板46を円弧状にした例を示す。図22
は、図2に示す垂れ壁42と同様の効果を奏するよう
に、ファンフィルタユニット35の高性能フィルタ37
の形状を水平部37aとこれに連設する円弧状部37b
とすると共に、通気抵抗を水平部37aが大きく、円弧
状部37bが小さくなるようにした例を示す。
【0060】この例によれば、ファン36から送られる
空気は、水平部37aでは低速、円弧状部37bでは高
速となって給気される。図23は、処理室31における
下流側の垂れ壁43に代えて円弧状の気流案内板47を
設けた例を示す。この例によれば、処理室31内のクリ
ーンエアの流れを垂れ壁43と同様に変更させることが
できると共に、垂れ壁43に比してその変更をスムーズ
に行うことができる。
【0061】図24は、本発明の第2実施例に係る除電
装置を示す。本実施例と図1に示す実施例との相違は、
ファンフィルタユニット(クリーンエア排気手段)38
が処理室31の下流側の天井31aに設けてある点にあ
る。本実施例においても、図1に示す実施例と同様の作
用効果を奏することができる。
【0062】ファンフィルタユニット35から吹き出さ
れたクリーンエアは、処理室31の下流側に設けたファ
ンフィルタユニット(クリーンエア排気手段)38によ
って吸引されるため、処理室31内に水平方向に配置さ
れたローラコンベヤ34に沿って流れる。図25は、本
発明の第3実施例に係る除電装置を示す。
【0063】本実施例と図1に示す実施例との相違は、
処理室31の上流側の天井31aに設けたファンフィル
タユニット(クリーンエア給気手段)35と処理室31
の下流側の床板31bに設けたファンフィルタユニット
(クリーンエア排気手段)38とが、吹出口151と吸
込口152に置き換わると共に、吹出口151と吸込口
152をダクト153を介して循環ファン150により
連結し、循環ファン150でクリーンエアを循環させる
ようにしたものである。
【0064】図26は、本発明の第4実施例に係る除電
装置を示す。図25に示す実施例における吸込口152
を処理室31の下流側の天井31aに設けたものであ
る。本実施例においても、図25に示す実施例と同様の
作用効果を奏することができる。
【0065】図27乃至図33は、本発明の第5実施例
に係る除電装置を示す。本実施例では、図31乃至図3
3に示すキャリアケース160にて複数の液晶用ガラス
基板44を複数枚収容し、除電するものである。処理室
31では、キャリアケース160を載置するために、受
座61の先端にレール85を取り付け、矩形状の受座ベ
ース71の両側部に設けた棒状のガラス基板受座ベース
72及び吸着キャップ73を廃止し、受座ベース71の
両端に立上がり部71aを設け、この立上がり部71a
でキャリアケース160を受け止めるようにしたもので
ある。
【0066】このキャリアケース160は公知であり、
枠161に液晶用ガラス基板44を1枚ずつ収容する段
部161が形成されており、上下左右からクリーンエア
が流通できる隙間があり、一側部側から液晶用ガラス基
板44を段部161に沿って移動させながら収容するよ
うになっている。その他の構成は、図1に示す実施例と
同様である。
【0067】本実施例でも図1に示す実施例と同様の効
果を奏することができる。次に、本実施例による作用を
説明する。図28において、キャリアケース160は、
高さが約300mmで、枠161に液晶用ガラス基板4
4を1枚ずつ収容する段部161が16個形成されてお
り、上下左右からクリーンエアが流通できる隙間があ
り、一側部側から液晶用ガラス基板44を段部162に
沿って移動させながら収容するようになっている。
【0068】このキャリアケース160の最上位(枠1
61の上面から約50mm下の位置)と中間(最上位か
ら約100mm下の位置)と最下位(中間から約100
mmした後で、枠161の下面から約50mmの位置)
に液晶用ガラス基板44を1枚ずつ収容した後、処理室
31内の流速を0.5m/sec、温度23℃、湿度5
5%の条件で、最上位、中間及び最下位の液晶用ガラス
基板44の除電特性を帯電プレートモニタにより測定し
た。試験した液晶用ガラス基板44の静電気の帯電量は
−1800Vであった。
【0069】その結果は、次の通りである。最上位の液
晶用ガラス基板44は、25秒後に静電気の帯電量が−
100Vとなった。中間の液晶用ガラス基板44は、5
2秒後に静電気の帯電量が−100Vとなった。
【0070】最下位の液晶用ガラス基板44は、60秒
後に静電気の帯電量が−100Vとなった。比較のため
に、垂直ダウンフローのクリーンルーム内で、上記と同
様に最上位、中間及び最下位の液晶用ガラス基板44の
除電特性を帯電プレートモニタにより測定した。試験し
た液晶用ガラス基板44の静電気の帯電量は−1800
Vあった。尚、垂直ダウンフローの流速は0.5m/
s、温度23℃、湿度55%であった。
【0071】最上位の液晶用ガラス基板44は、50秒
後に静電気の帯電量が−100Vとなった。中間の液晶
用ガラス基板44は、260秒後に静電気の帯電量が−
100Vとなった。
【0072】最下位の液晶用ガラス基板44は、160
秒後に静電気の帯電量が−100Vとなった。本実施例
では、液晶用ガラス基板44の上下面から除電するの
で、従来例のように液晶用ガラス基板44の上面からの
除電に比して短時間に除電できたものと思われる。
【0073】尚、上記実施例では、3つの載置ゾーン3
4A、34B、34Cを設けた場合について説明した
が、被処理物及び処理規模によって増減することは任意
である。又、被処理物として液晶用ガラス基板について
説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、半導体で
あっても良い。更に、天井全面に高性能フィルタを用い
たクリーンルームに適用した場合について説明したが、
コンベンショナルタイプのクリーンルームとしたものと
しても良い。
【0074】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、水平方
向に設けられた被処理物を載置する複数の載置ゾーンに
沿ってクリーンエアを送りながら、被処理物をリフトア
ンドキャリー式の移送装置により上流側の載置ゾーンか
ら下流側の載置ゾーンに向かって間欠的に移送し、クリ
ーンエアの給気側でコロナ放電により発生されたイオン
をクリーンエアで搬送しながら被処理物に帯電している
静電気を除去するので、被処理物に対し長時間に亘って
イオンを接触させることが可能となり、静電気を確実に
除去することができる。
【0075】又、水平方向に設置した複数の載置ゾーン
に沿ってクリーンエアを送ることができるので、上流側
に1つのイオン発生器を設置するだけで、連続的に被処
理物に帯電する静電気を確実に除去することができるの
で、複数のイオナイザを必要とせず、メンテナンスが容
易である。更に、水平方向に設置した複数の載置ゾーン
に沿って流れるクリーンエアでイオンを搬送するので、
被処理物に対し上下面にイオンを接触させることが可能
となり、ガラス基板等を複数枚積み込むカセット式であ
っても、被処理物の上下面に帯電する静電気を確実に除
去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る除電装置をクリーン
ルーム内に設置した例を示す説明図である。
【図2】図1の除電装置の正面図である。
【図3】図1の除電装置の平面図である。
【図4】図1の除電装置の断面図である。
【図5】図1の昇降ユニットの受座の平面図である。
【図6】図1の昇降ユニットの一部切欠き側面図であ
る。
【図7】図1の昇降ユニットの要部を示す側面図であ
る。
【図8】図1の昇降ユニットと移送装置との関係を示す
側面図である。
【図9】図1の移送装置のタイミングベルトの平面図で
ある。
【図10】図9の移送装置のタイミングベルトの結合部
の詳細を示す平面図である。
【図11】図10の移送装置のタイミングベルトの結合
部の詳細を示す側面図である。
【図12】図1の除電装置のクリーンエアの排気部にお
けるクリーンエアの流れを示す説明図である。
【図13】図1の除電装置の実施例における処理工程を
示す説明図である。
【図14】図1の除電装置のクリーンエアの供給部に設
けたリーンエア流れ制御機構を示す説明図である。
【図15】図1の除電装置のクリーンエアの供給部に設
けたリーンエア流れ制御機構を示す説明図である。
【図16】図1の除電装置のクリーンエアの供給部に設
けたリーンエア流れ制御機構を示す説明図である。
【図17】図1の除電装置のクリーンエアの供給部に設
けたリーンエア流れ制御機構を示す説明図である。
【図18】図1の除電装置のクリーンエアの供給部に設
けたリーンエア流れ制御機構を示す説明図である。
【図19】図1の除電装置のクリーンエアの供給部に設
けたリーンエア流れ制御機構を示す説明図である。
【図20】図1の除電装置のクリーンエアの供給部に設
けたリーンエア流れ制御機構を示す説明図である。
【図21】図1の除電装置のクリーンエアの供給部に設
けたリーンエア流れ制御機構を示す説明図である。
【図22】図1の除電装置のクリーンエアの供給部に設
けたリーンエア流れ制御機構を示す説明図である。
【図23】図1の除電装置における下流側の垂れ壁に代
えて円弧状の気流案内板を設けた例を示す説明図であ
る。
【図24】本発明の第2実施例に係る除電装置を示す説
明図である。
【図25】本発明の第3実施例に係る除電装置を示す説
明図である。
【図26】本発明の第4実施例に係る除電装置を示す説
明図である。
【図27】本発明の第5実施例に係る除電装置を示す平
面図である。
【図28】図27の除電装置の断面図である。
【図29】図27の除電装置の昇降ユニットの平面図で
ある。
【図30】図27の除電装置の昇降ユニットの側面図で
ある。
【図31】図27の除電方法に用いられる液晶用ガラス
基板を複数枚収容し、搬送するキャリアケースの正面図
である。
【図32】図31に示すキャリアケースの側面図であ
る。
【図33】図31に示すキャリアケースの背面図であ
る。
【図34】従来の除電装置の概要を示す説明図である。
【図35】図34における従来の除電装置のイオナイザ
とローラコンベヤ上の被処理物との関係を示す説明図で
ある。
【図36】従来の除電装置の概要を示す説明図である。
【図37】図36における従来の除電装置のイオナイザ
とローラコンベヤ上の被処理物との関係を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
21 クリーンルーム 22 ファンフィルタユニット 28、29 生産装置 30 除電装置 31 処理室 32、33 入出口 34 ローラコンベヤ 34A,34B,34C 載置ゾーン 35 ファンフィルタユニット(クリーンエア給気手
段) 38 ファンフィルタユニット(クリーンエア排気手
段) 41 イオン発生器(イオナイザ) 42、43 垂れ壁 44 液晶用ガラス基板 60 リフトアンドキャリー式の移送装置 61 受座 70 昇降ユニット 73 吸着キャップ 77 エアシリンダ 83 ストライカ 90 移送装置 91 レール 92 タイミングベルト 93、94 タイミングプーリ 95 サーボモータ 102 基板感知用ファイバーセンサ 103 基板感知用ファイバーセンサ 104 原点感知用光センサ 110 隔壁 111 溝

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向に設けられた被処理物を載置す
    る複数の載置ゾーンに沿ってクリーンエアを送り、被処
    理物を各載置ゾーンに間欠的にリフトアンドキャリー式
    の移送装置で移送し、クリーンエアの給気側でコロナ放
    電により発生されたイオンをクリーンエアで搬送しなが
    ら被処理物に帯電している静電気を除去することを特徴
    とする除電方法。
  2. 【請求項2】 入出部を有するダクト状の処理室内に被
    処理物を載置する複数の載置ゾーンを水平方向に配置す
    ると共に被処理物を各載置ゾーンに間欠的に移送するリ
    フトアンドキャリー式の移送装置を配置し、処理室の上
    流側で供給するクリーンエアを処理室の下流側で吸引す
    ることによって、処理室内の水平方向にクリーンエアを
    流し、処理室のクリーンエア供給部でコロナ放電により
    イオンを発生し、発生されたイオンをクリーンエアで搬
    送しながら被処理物に帯電している静電気を除去するこ
    とを特徴とする除電方法。
  3. 【請求項3】 入出部を有するダクト状の処理室内に被
    処理物を載置する複数の載置ゾーンを水平方向に配置す
    ると共に被処理物を各載置ゾーンに間欠的に移送するリ
    フトアンドキャリー式の移送装置を配置し、処理室の上
    流側の上部側から供給するクリーンエアを処理室の下流
    側の下部側で吸引することによって、処理室内の水平方
    向にクリーンエアを流し、処理室のクリーンエア供給部
    でコロナ放電によりイオンを発生し、発生されたイオン
    をクリーンエアで搬送しながら被処理物に帯電している
    静電気を除去することを特徴とする除電方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3の何れか1項にお
    いて、クリーンルーム内の清浄空気を導入し、浄化した
    クリーンエアを用いることを特徴とする除電方法。
  5. 【請求項5】 入出部を有するダクト状の処理室と、こ
    の処理室内に水平方向に設けられ被処理物を載置する複
    数の載置ゾーンと、被処理物を各載置ゾーンに間欠的に
    移送するリフトアンドキャリー式の移送装置と、処理室
    の上流側に設けられたクリーンエア給気手段と、処理室
    の下流側に設けられたクリーンエア排気手段と、クリー
    ンエア給気手段に設けられたイオン発生器とを備えたこ
    とを特徴とする除電装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、クリーンエア給気手
    段が処理室の天井部に設けられ、クリーンエア排気手段
    が処理室の床部に設けられていることを特徴とする除電
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項5において、クリーンエア給気手
    段とクリーンエア排気手段が、処理室の天井部に設けら
    れていることを特徴とする除電装置。
  8. 【請求項8】 請求項5乃至請求項7の何れか1項にお
    いて、クリーンエア給気手段及びクリーンエア排気手段
    が、高性能フィルタとファンとで構成されていることを
    特徴とする除電装置。
  9. 【請求項9】 請求項5乃至請求項7の何れか1項にお
    いて、クリーンエア給気手段及びクリーンエア排気手段
    が、循環ファンに連絡する吹出口と吸込口とで構成され
    ていることを特徴とする除電装置。
  10. 【請求項10】 請求項5において、処理室の入出部に
    は、天井側にクリーンエア流れ制御機構が設けられてい
    ることを特徴とする除電装置。
  11. 【請求項11】 請求項5において、イオン発生器は、
    クリーンエア給気手段の吹出部に設けられていることを
    特徴とする除電装置。
  12. 【請求項12】 請求項9において、イオン発生器は、
    吹出口に設けられていることを特徴とする除電装置。
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