JPH0974106A - 電界効果トランジスタ用エピタキシャル基板 - Google Patents
電界効果トランジスタ用エピタキシャル基板Info
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- JPH0974106A JPH0974106A JP23009795A JP23009795A JPH0974106A JP H0974106 A JPH0974106 A JP H0974106A JP 23009795 A JP23009795 A JP 23009795A JP 23009795 A JP23009795 A JP 23009795A JP H0974106 A JPH0974106 A JP H0974106A
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Abstract
関係する基板とバッファ層の界面の影響を抑制し、高耐
電圧、高品質FET用エピタキシャル基板を提供する。 【解決手段】原料として有機金属及び/又は水素化物を
用いた熱分解気相成長法により作製され、半絶縁性のG
aAs基板6とバッファ層4と電子走行層3、コンタク
ト層1がこの順に積層された電界効果トランジスタ用エ
ピタキシャル基板である。バッファ層4は残留キャリア
濃度が1×1016cm−3以下の高抵抗層であり、基
板6とバッファ層との間に5×1011cm−2以下の
アクセプタ濃度を有し、空乏化したP型のAlxGa
1−xAs 層5を有している。さらに電子走行層3とコンタクト層
1との間に電子供給層2を有する基板、また上記層5に
炭素をドーピングしたFET用エピタキシャル基板であ
る。
Description
スタ(以下、FETと呼ぶことがある。)用エピタキシ
ャル基板に関する。
熱分解気相成長法によって成長する場合、電子走行層を
基板上に直接成長すると、基板表面の欠陥、表面準位及
び不純物に起因する深い準位の影響により、電子移動度
の低下やキャリアの補償が生じ、高品質のFET用エピ
タキシャル基板を得ることができない。この基板の影響
を防ぐために、基板と電子走行層との間に高抵抗のバッ
ファ層を成長することが知られている。また、特にGa
As系のFET用エピタキシャル基板では、Crドープ
GaAs基板を用いることで該基板の影響を解決できる
ことが知られている。
ピタキシャル基板が要求されるようになってくると、バ
ッファ層への基板の影響が無視できず、また新たに基板
とバッファ層との界面における問題も生じてきた。即
ち、基板を加熱昇温する際、基板表面が直接高温にさら
されるため、熱的ダメージを受け基板とバッファ層との
界面の純度低下及び基板表面の欠陥数増大を引き起こ
す。また、一般に基板表面は汚染されやすく、エピタキ
シャル成長過程でこのような汚染が充分除去できないこ
とも界面劣化の原因である。
い、この界面の抵抗が低下して、この部分にリーク電流
が流れて、ピンチオフ特性が悪化してドレインコンダク
タンス(gd )の増大、及び低ドレイン電流での相互コ
ンダクタンス(gm )の減少が大きくなり、雑音指数の
悪化をもたらす。
ル基板に用いられたCrドープGaAs基板は、Crが
深い準位を形成し、浅いドナーやアクセプタを補償して
上記の影響を抑えることができたが、Crは基板の加熱
昇温時にバッファ層ばかりか電子走行層にまで拡散し、
キャリアの補償をしてしまう欠点がある。
の界面のキャリアトラップや電子移動度の低下を抑える
ものであった。しかし、界面の不純物濃度、欠陥数があ
まりに大きくなると、バッファ層を成長してもこの影響
を抑え込むことができなくなり、電子走行層のキャリア
補償や電子移動度の低下を引き起こす問題が生じた。
T特性と密接に関わる基板とバッファ層との界面の影響
を抑制し、耐電圧が高く、高品質のFETを製造できる
FET用エピタキシャル基板を提供することにある。
問題を見て鋭意検討した結果、バッファ層と基板との間
に特定の層を形成することにより、高品質のFETを製
造することができることを見いだし本発明に至った。即
ち、本発明は、原料として有機金属及び/又は水素化物
を用いた熱分解気相成長法により作製され、基板とバッ
ファ層と電子走行層とコンタクト層又は基板とバッファ
層と電子走行層と電子供給層とコンタクト層とがこの順
に積層してなる電界効果トランジスタ用エピタキシャル
基板において、該基板が半絶縁性GaAs基板であり、
該バッファ層がその残留キャリア濃度が1×1016cm
-3以下の高抵抗のバッファ層であり、かつ該基板と該バ
ッファ層との間に、5×1011cm-2以下のシートアク
セプタ濃度を有し、空乏化したp型のAlx Ga1-x A
s(0<x≦1)層を有することを特徴とする電界効果
トランジスタ用エピタキシャル基板に係るものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
エピタキシャル基板は、原料として有機金属及び/又は
水素化物を用いた熱分解気相成長法により作製され、基
板とバッファ層と電子走行層とコンタクト層又は基板と
バッファ層と電子走行層と電子供給層とコンタクト層と
がこの順に積層してなるものであり、該基板が半絶縁性
GaAs基板であり、該バッファ層がその残留キャリア
濃度が1×1016cm-3以下の高抵抗のバッファ層であ
る。本発明の特徴は、該基板と該バッファ層との間に、
5×1011cm-2以下のシートアクセプタ濃度を有し、
空乏化したp型のAlxGa1-x As(0<x≦1)層
を有することにある。
リア濃度が1×1016cm-3以下の高抵抗層であれば、
ホモバッファ層であっても超格子バッファ層等であって
もよく、その構造は問わない。また、該バッファ層のポ
テンシャルはFETのショートチャンネル効果抑制のた
め、p型であることが好ましい。
との間に挟むp型のAlx Ga1-xAs(0<x≦1)
層は、過度の2次元電子密度(Ns)の減少を避け、か
つバッファリーク及び浮遊容量の増大を引き起こすp型
の中性領域を発生させることなく、Nsの存在しない状
況でも、基板界面ドナー及び反絶縁性GaAs基板中の
深い準位(EL2中心を指す。)により空乏化させる必
要がある。ここで空乏化とは、FET用エピタキシャル
基板を化学的にエッチングを進めながら、C−V測定を
行うことによりキャリアプロファイルを得る測定方法に
よって得られるバッファ層のキャリアプロファイルに、
中性領域の発生を意味するp型層の存在を示すプロファ
イルが認められないことを言う。該測定を行うことがで
きる市販の装置としては、例えば、Polaron社の
商品名SPP(Semiconductor Prof
ile Plotter)が挙げられる。基板とバッフ
ァ層との間に挟むp型のAlx Ga1-x As(0<x≦
1)層のシートアクセプタ濃度としては、5×1011c
m-2以下である。
As(0<x≦1)層の厚さは50〜1000Åの範囲
が好ましい。また、基板とp型Alx Ga1-x As(0
<x≦1)層との間に50〜1000Å程度の厚さのG
aAs層を更に成長させることが好ましい。
x≦1)層のAl組成は0.2≦x≦0.8が好まし
い。さらに好ましくは0.4≦x≦0.8である。x>
0.8においてはエピタキシャル成長層の不安定化を招
くので好ましくない。x<1においては、充分なアクセ
プタ濃度が得られない場合があるので、あまり好ましく
ないが、先述のようにドーパントを用い意図的にアクセ
プタ濃度を調整することによって使用が可能である。
1-x As(0<x≦1)層のp型ドーパントとして炭素
が好ましい。炭素は拡散が小さく、安定したエピタキシ
ャル成長層が得られるので好ましい。また、原料として
有機金属又は水素化物を用いた熱分解気相成長法によっ
て成長したエピタキシャル成長層には、炭素がAl組成
を増やすことで自然に入ることが知られているので、p
型Alx Ga1-x As(0<x≦1)層のAl組成が大
きいときには特別なドーパントを必要とすることなく所
要のアクセプタを導入できる。一方、Al組成が小さい
ときに充分なアクセプタ濃度が得られない場合は、アク
セプタ準位を形成する不純物を意図して入れることによ
って所要のアクセプタを導入することが可能である。こ
の場合も、ドーパントとしては炭素が好ましい。
シャル基板は、原料として有機金属及び/又は水素化物
を用いた熱分解気相成長(以下、MOVPEと記すこと
がある。)法によって製造される。MOVPE法におい
て、以下のような原料を用いることができる。3族元素
の原料として、トリメチルガリウム〔(CH3 )3 G
a、以下TMGと記すことがある。〕、トリエチルガリ
ウム〔(C2 H5 )3 Ga、以下TEGと記すことがあ
る。〕等の一般式R1 R2 R3 Ga(ここで、R1 、R
2 、R3は低級アルキル基を示す。)で表されるトリア
ルキルガリウム;トリメチルアルミニウム〔(CH3 )
3 Al、以下TMAと記すことがある。〕、トリエチル
アルミニウム〔(C2 H5 )3 Al、以下TEAと記す
ことがある。〕等の一般式R1 R2 R3 Al(ここで、
R1 、R2 、R3 は前記と同じ定義である。)で表され
るトリアルキルアルミニウム;トリメチルインジウム
〔(CH3 )3 In、以下TMIと記すことがあ
る。〕、トリエチルインジウム〔(C2 H5 )3 In〕
等の一般式R1 R2 R3 In(ここで、R1 、R2 、R
3 は前記と同じ定義である。)で表されるトリアルキル
インジウム等が挙げられる。これらは単独又は混合して
用いられる。次に、5族原料の中で砒素原料としては、
一般に3水素化砒素(アルシン)が用いられるが、アル
シンの1個の水素を炭素数が1〜4のアルキル基で置換
したモノアルキルアルシンも使用することができる。本
発明において、MOVPE法によってAlx Ga1-x A
s(0<x≦1)層を成長する場合、温度が低すぎても
高すぎても結晶性の低下を引き起こすので、p型Alx
Ga1-x As(0<x≦1)層の成長温度は、600℃
以上750℃以下であることが好ましい。
れに限定されるものではない。 実施例1 図1に、本発明のFET用エピタキシャル基板の一例
(以下、Aと呼ぶ。)の断面図を示す。基板には、液体
封止引き上げ法(LEC)で作製した半絶縁性GaAs
基板を用いた。この基板上に、図1に示すバッファ層と
電子走行層と電子供給層とコンタクト層とから構成され
るFET用エピ基板を、原料として有機金属及び水素化
物を用いて熱分解気相成長法で成長した。基板表面の影
響を緩和するため、基板直上に500ÅのGaAs層を
成長し、次いでp型Alx Ga1-xAs(x=0.7)
層を100Å成長後、バッファ層、電子走行層及び電子
供給層を順に成長した。さらに、電極形成時の接触抵抗
低減の目的でコンタクト層を成長した。
調べるため、バッファ層の電流−電圧特性を測定した。
まず電子走行層から上層をエッチングして取り去り、そ
の上に5μm離れたオーミック電極のパターンをレジス
トによって形成し、AuGe(Ge12wt%)、N
i、Auを蒸着し、リフトオフによりレジスト及び蒸着
金属の不要部を除去後、水素雰囲気下380℃、90秒
のアニーリングによって測定試料を加工した。表1に、
リーク電流1×10-5Aにおける電圧値(耐圧)を示
す。
As(x=0.7)層を成長することがないこと以外は
実施例1と同様の構造を有するFET用エピタキシャル
基板(以下、Bと呼ぶ。)の断面図を示す。試料Aと同
様にして、試料Bのバッファ耐圧を調べた。試料加工
は、実施例1と同様の工程で行った。表1に、リーク電
流1×10-5Aにおける電圧値(耐電圧)を示す。
の間のリーク電流が大きくバッファ耐電圧が充分ではな
いが、本発明の実施例1においては、耐電圧を大幅に改
善することができる。
は、基板とバッファ層との界面の影響が抑制され、耐電
圧が高く、高品質のFET用エピタキシャル基板であ
る。
(実施例1)の断面図。
シャル基板の1例(比較例1)の断面図
Claims (3)
- 【請求項1】原料として有機金属及び/又は水素化物を
用いた熱分解気相成長法により作製され、基板とバッフ
ァ層と電子走行層とコンタクト層とがこの順に積層して
なる電界効果トランジスタ用エピタキシャル基板におい
て、該基板が半絶縁性GaAs基板であり、該バッファ
層がその残留キャリア濃度が1×10 16cm-3以下の高
抵抗のバッファ層であり、かつ該基板と該バッファ層と
の間に、5×1011cm-2以下のシートアクセプタ濃度
を有し、空乏化したp型のAl x Ga1-x As(0<x
≦1)層を有することを特徴とする電界効果トランジス
タ用エピタキシャル基板。 - 【請求項2】電子走行層とコンタクト層との間に電子供
給層を有することを特徴とする請求項1記載の電界効果
トランジスタ用エピタキシャル基板。 - 【請求項3】p型のAlx Ga1-x As(0<x≦1)
層のドーパントが炭素であることを特徴とする請求項1
又は2記載の電界効果トランジスタ用エピタキシャル基
板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23009795A JPH0974106A (ja) | 1995-09-07 | 1995-09-07 | 電界効果トランジスタ用エピタキシャル基板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23009795A JPH0974106A (ja) | 1995-09-07 | 1995-09-07 | 電界効果トランジスタ用エピタキシャル基板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0974106A true JPH0974106A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=16902510
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23009795A Pending JPH0974106A (ja) | 1995-09-07 | 1995-09-07 | 電界効果トランジスタ用エピタキシャル基板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0974106A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004112150A1 (ja) * | 2003-06-13 | 2004-12-23 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | 電界効果トランジスタ |
| JP2005216967A (ja) * | 2004-01-27 | 2005-08-11 | Hitachi Cable Ltd | 電界効果トランジスタ用エピタキシャルウエハ |
| JP2006245155A (ja) * | 2005-03-02 | 2006-09-14 | Hitachi Cable Ltd | 電界効果トランジスタ用エピタキシャルウエハ及び電界効果トランジスタ |
| JP2007067359A (ja) * | 2005-08-04 | 2007-03-15 | Hitachi Cable Ltd | Iii−v族化合物半導体装置 |
| JP2009302191A (ja) * | 2008-06-11 | 2009-12-24 | Fujitsu Ltd | 半導体装置及びその製造方法 |
| JP2013149985A (ja) * | 2013-02-25 | 2013-08-01 | Sumitomo Electric Device Innovations Inc | 半導体装置の製造方法 |
-
1995
- 1995-09-07 JP JP23009795A patent/JPH0974106A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004112150A1 (ja) * | 2003-06-13 | 2004-12-23 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | 電界効果トランジスタ |
| US7321142B2 (en) | 2003-06-13 | 2008-01-22 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Field effect transistor |
| JP2005216967A (ja) * | 2004-01-27 | 2005-08-11 | Hitachi Cable Ltd | 電界効果トランジスタ用エピタキシャルウエハ |
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| JP2007067359A (ja) * | 2005-08-04 | 2007-03-15 | Hitachi Cable Ltd | Iii−v族化合物半導体装置 |
| JP2009302191A (ja) * | 2008-06-11 | 2009-12-24 | Fujitsu Ltd | 半導体装置及びその製造方法 |
| JP2013149985A (ja) * | 2013-02-25 | 2013-08-01 | Sumitomo Electric Device Innovations Inc | 半導体装置の製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040817 |
|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20041018 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20041221 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050217 |
|
| A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20050420 |
|
| A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20050603 |