JPH0974207A - 薄膜トランジスタの製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタの製造方法

Info

Publication number
JPH0974207A
JPH0974207A JP25192495A JP25192495A JPH0974207A JP H0974207 A JPH0974207 A JP H0974207A JP 25192495 A JP25192495 A JP 25192495A JP 25192495 A JP25192495 A JP 25192495A JP H0974207 A JPH0974207 A JP H0974207A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
source
film transistor
polycrystalline silicon
channel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25192495A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirokazu Saito
広和 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP25192495A priority Critical patent/JPH0974207A/ja
Publication of JPH0974207A publication Critical patent/JPH0974207A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thin Film Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温熱処理過程を用いることなく薄膜トラン
ジスタを製造し、その薄膜トランジスタの閾値電圧Vth
を安定して均一にさせること。 【解決手段】 基板50上にゲート電極41及びゲート
絶縁膜42を形成し、高不純物濃度の多結晶シリコン薄
膜10をゲート電極41と絶縁して成膜する。そして多
結晶シリコン薄膜10のゲート電極41と対面する部分
の一部に、シリコン中の不純物元素を不活性化させるイ
オンを注入する。これによりその部分のキャリア濃度が
下がってチャネル領域1となり、残部がソース・ドレイ
ン領域2となる。かくして、チャネル領域1のキャリア
濃度が高精度に制御された薄膜トランジスタが高温熱処
理過程を用いることなく製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばアクティブ
マトリックス型表示装置のスイッチング素子として用い
られる薄膜トランジスタの製造方法に関し、更に詳細に
は、各薄膜トランジスタの閾値電圧が安定して均一に得
られ多階調動作が可能な素子を、基板に熱ダメージを与
えることなくかつ簡素な工程で製造することができる薄
膜トランジスタの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、液晶等の表示材料を利用した
アクティブマトリックス型の表示装置においては、各画
素のスイッチング素子として薄膜トランジスタが使用さ
れている。このような薄膜トランジスタについては、例
えば特開昭63−224258号公報等に記載されてい
る。
【0003】従来の薄膜トランジスタの製造方法は、概
略、図7のようなフローにより図8に示す薄膜トランジ
スタを製造するものである。即ち、最初に透明なガラス
基板50上に所定形状のゲート電極51を形成する
(a)。このゲート電極51は、モリブデン(Mo)等
の金属又は多結晶シリコン(Si)である。そして、こ
のゲート電極51上を含めてガラス基板50上にCVD
(化学気相蒸着法)によりゲート絶縁膜52を形成し
(b)、このゲート電極51及びゲート絶縁膜52上に
チャネル層53を形成する(c)。このチャネル層53
は、アモルファスシリコン又は多結晶シリコンであって
低濃度の不純物がドープされたものである。このチャネ
ル層53の不純物濃度により、薄膜トランジスタの作動
の閾値電圧Vthが決定される。
【0004】次に、このチャネル層53上に窒化シリコ
ン(SiNX )のチャネルストッパ層54をプラズマC
VDにより形成する(d)。このチャネルストッパ層5
4は、続くソース・ドレイン加工の際のエッチングスト
ッパとなるものである。そして、チャネル層53を所定
形状にエッチング加工して(e)、その上に所定形状の
ソース・ドレイン層55を形成し(f)、更にその上に
所定形状のソース・ドレイン電極56を形成する
(g)。ソース・ドレイン層55やソース・ドレイン電
極56を所定形状にエッチング加工する際には、チャネ
ルストッパ層54により、チャネル層53がエッチング
されることが防がれている。ソース・ドレイン層55
は、アモルファスシリコン又は多結晶シリコンであって
高濃度の不純物(チャネル層53の不純物と同じpn極
性のもの)がドープされたものである。ソース・ドレイ
ン電極56は、アルミニウム(Al)等の金属である。
最後にプラズマCVDで窒化シリコンの保護膜(図示
略)を被せると(h)、薄膜トランジスタ素子ができあ
がる。
【0005】かくして製造された薄膜トランジスタで
は、チャネル層53が低不純物濃度であるため高抵抗な
ので、通常時はソース層55・ドレイン層55間の導通
はオフである。しかしゲート電極51に電圧Vg を印加
するとその電界効果によりチャネル層53内のキャリア
濃度が高くなるので抵抗値が下がり、ついにはソース層
55・ドレイン層55間の導通がオンになる。このオン
反転が起きるゲート電圧Vg が閾値電圧Vthである。
【0006】そして上記の製造方法は、表示装置に用い
る関係上基板として透明のガラス基板50を使用し、こ
のガラス基板50が高温に弱いことから、例えばイオン
注入+熱拡散のような高温熱処理をしないで薄膜トラン
ジスタの製造を行うようにしたものである。このため
に、チャネル層53の形成(c)やソース・ドレイン層
55の形成(f)において、不純物を含まないノンドー
プ膜を成膜してその後これに不純物を導入拡散するので
はなく、当初から不純物を含んだドープト膜を成膜する
こととしたのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来方法で製造された薄膜トランジスタには、閾値電
圧Vthのばらつきが大きいという問題点があった。その
原因は、チャネル層53の不純物濃度のばらつきにあ
る。
【0008】この理由を明らかにするためにまず、チャ
ネル層53の不純物濃度と閾値電圧Vthとの関係を説明
する。この種の薄膜トランジスタは、チャネル層53内
のキャリア濃度が、ゲート電圧Vg の電界効果により、
ソース層55・ドレイン層55間を導通させるのに十分
な値にまで上昇することによりオン動作する。これに必
要なゲート電圧Vg が閾値電圧Vthである。そして、チ
ャネル層53の不純物濃度はキャリア濃度のもともとの
値を定めるので、不純物濃度が変動すると閾値電圧Vth
も変動してしまう。例えば、不純物濃度が正常値より高
い場合には、チャネル層53のもともとのキャリア濃度
が高いので、より低いゲート電圧Vg で薄膜トランジス
タがオンしてしまう。つまり閾値電圧Vthが正常値より
低くなる。一方、不純物濃度が正常値より低い場合に
は、閾値電圧Vthが正常値より高くなる。従って、精度
よい閾値電圧Vthを得るためには、チャネル層53の不
純物濃度を均一にしなければならないのである。
【0009】そして前記の製造方法では、このチャネル
層53を、不純物を含んだドープト膜として成膜するこ
とにより形成している。ところが、不純物濃度の低い領
域では、その濃度制御が装置的に困難なためにばらつき
が大きくなってしまうのである。この点で、イオン注入
では注入するイオンの個数を高精度に制御できるのと相
違する。そしてこの濃度のばらつきは、基板間はもちろ
ん、1枚の基板上の薄膜トランジスタどうしの間にも存
在する。このために、1枚の基板上で各薄膜トランジス
タの閾値電圧Vthがばらついてしまうのである。この結
果、表示装置として用いたときの表示の階調数は64程
度が限界でそれ以上に増やすことができなかった。
【0010】本発明は、従来技術のかかる問題点を解決
するためになされたものであり、その目的とするところ
は、薄膜トランジスタの閾値電圧Vthが安定して再現性
よく均一に得られる薄膜トランジスタの製造方法を、高
温熱処理過程を用いることなく提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ため本発明に係る薄膜トランジスタの製造方法は、ゲー
ト電極及びゲート絶縁膜を形成するゲート構造形成工程
と、高不純物濃度の半導体薄膜を前記ゲート電極と絶縁
して成膜する成膜工程と、前記半導体薄膜の前記ゲート
電極と対面する部分の一部にイオン注入を行ってチャネ
ル領域とするとともに残部をソース領域及びドレイン領
域とするチャネル形成工程とを含み、前記イオン注入で
注入されるイオンが、前記半導体薄膜中の不純物元素を
不活性化させるイオンであることを特徴とする。
【0012】この製造方法では、ゲート構造形成工程で
ゲート電極とゲート絶縁膜とが形成された後、成膜工程
で高不純物濃度の半導体薄膜が成膜される。この半導体
薄膜は、薄膜トランジスタのソース領域及びドレイン領
域として適切な抵抗値を有するような不純物濃度で成膜
される。この濃度は、成膜装置での高精度な濃度制御が
可能なレベルであり、従って半導体薄膜の不純物濃度の
精度は高い。またこの半導体薄膜は、ゲート絶縁膜によ
りゲート電極とは絶縁されている。そして、チャネル形
成工程で半導体薄膜の一部にイオン注入が施される。こ
のイオン注入が施されるのは、半導体薄膜のうちゲート
電極と対面する部分の更に一部である。そして、ここで
注入されるイオンは、半導体薄膜中の不純物元素を不活
性化してキャリア付与に寄与しないようにさせるイオン
である。このためこのイオン注入が施された部分は、不
純物濃度は高くてもキャリア濃度は低下して抵抗値が上
がり、薄膜トランジスタのチャネル領域となる。半導体
薄膜のうちイオン注入が施されなかった部分は薄膜トラ
ンジスタのソース領域及びドレイン領域となる。なお、
このイオン注入は、その後に加熱拡散処理を行うもので
ないので、熱ダメージのおそれはない。
【0013】かくして製造された薄膜トランジスタは、
高不純物濃度の半導体薄膜の一部であり不純物元素を不
活性化させるイオンの注入が施されたチャネル領域と、
前記半導体薄膜の残部であるソース領域及びドレイン領
域と、前記チャネル領域に対面するとともにこれより広
いゲート電極と、前記チャネル領域、ソース領域、及び
ドレイン領域と前記ゲート電極とを絶縁するゲート絶縁
膜とを有している。
【0014】この薄膜トランジスタは、チャネル領域に
おいてイオン注入により不純物元素が不活性化されキャ
リア濃度が下がっているので、この領域の抵抗値は高
い。このため通常状態では、ソース領域とドレイン領域
との間の導通がこのチャネル領域によりオフとされてい
る。そして、ゲート電極に電圧Vg を印加すると、その
電圧Vg による電界がゲート絶縁膜を通してチャネル領
域全体に作用し、その電界効果によりチャネル領域のキ
ャリア濃度が増加するので、チャネル領域の抵抗が減少
する。そして電圧Vg が閾値電圧Vthに達すると、ソー
ス領域とドレイン領域との間の導通がオンになる。
【0015】ここで、薄膜トランジスタをオン反転させ
るのに必要なゲート電圧Vg 、即ち閾値電圧Vthは、ゲ
ート電圧Vg がゼロであるときにおけるチャネル領域の
キャリア濃度に依存する。このキャリア濃度は、チャネ
ル領域における活性な不純物元素の濃度であり、これ
は、成膜工程で高不純物濃度の半導体薄膜を成膜したと
きの不純物濃度から、チャネル形成工程でイオン注入に
より不活性化された分を差し引いたものである。そし
て、成膜時の不純物濃度が成膜装置での高精度な濃度制
御が可能なレベルであり、また、イオン注入では注入す
るイオンの個数の高精度な制御が可能であることから、
チャネル領域の活性不純物元素の濃度は高精度な制御が
可能で再現性も高い。このため、1枚の基板上に多数の
薄膜トランジスタを形成した場合でも、各薄膜トランジ
スタの閾値電圧Vthの均一性が高い。
【0016】また、この薄膜トランジスタでは、チャネ
ル領域、ソース領域、及びドレイン領域を一層の高不純
物濃度の半導体薄膜として形成しているので、チャネル
領域とソース及びドレイン領域との間のコンタクト抵抗
が非常に小さく、またチャネル長も小さくできる。この
ためオン抵抗が小さく高速動作が可能である。
【0017】以下、前記目的を更に良好に達成するため
の好ましい態様を挙げて説明する。
【0018】[態様1] 請求項1の薄膜トランジスタ
の製造方法において、前記チャネル形成工程でのイオン
注入をフォトレジストマスクによりパターニングして行
い、前記チャネル形成工程で前記半導体薄膜に形成され
たソース領域及びドレイン領域上にソース電極及びドレ
イン電極を形成する電極形成工程を含むことを特徴とす
る薄膜トランジスタの製造方法。
【0019】[態様2] 請求項1の薄膜トランジスタ
の製造方法において、前記成膜工程で成膜された半導体
薄膜のソース領域及びドレイン領域となるべき部分の上
にソース電極及びドレイン電極を形成する電極形成工程
を含み、このソース電極及びドレイン電極をパターンマ
スクとして前記チャネル形成工程でのイオン注入を行う
ことを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
【0020】この態様1又は態様2の製造方法では、電
極形成工程でソース領域及びドレイン領域に対するソー
ス電極及びドレイン電極を形成するので、ソース電極及
びドレイン電極により、ソース領域及びドレイン領域と
配線とのオーミックコンタクトがとられる。特に、態様
2の製造方法においては、ソース電極及びドレイン電極
をイオン注入時のパターンマスクとするので、イオン注
入のみのためのフォトリソグラフィを行う必要がなく、
フォト回数を減少させることができる。
【0021】[態様3] 態様1又は態様2の薄膜トラ
ンジスタの製造方法において、前記成膜工程で成膜され
た半導体薄膜のチャネル領域となるべき部分の上に、若
しくは前記チャネル形成工程で前記半導体薄膜に形成さ
れたチャネル領域の上に、エッチングストッパ層を形成
するストッパ形成工程を含むことを特徴とする薄膜トラ
ンジスタの製造方法。
【0022】この製造方法において、ストッパ形成工程
で形成するエッチングストッパ層は、電極形成工程にお
いて電極層のエッチングを行う際に半導体薄膜のチャネ
ル領域となるべき部分又は半導体薄膜に形成されたチャ
ネル領域がエッチングされてしまうのを防止するもので
ある。なぜなら、電極層のエッチングを行う条件では、
半導体薄膜もエッチングされてしまうことが多いので、
これを防止する必要があるためである。従ってこのスト
ッパ形成工程を行うタイミングは、電極形成工程よりも
前であればよく、チャネル形成工程で半導体薄膜にチャ
ネル領域を形成する前でも形成した後でもよい。
【0023】[態様4] 請求項1又は態様1又は態様
2又は態様3の薄膜トランジスタの製造方法において、
前記成膜工程で成膜される半導体薄膜がアモルファスシ
リコン薄膜又は多結晶シリコン薄膜であり、前記チャネ
ル形成工程で注入されるイオンが、Si、F(フッ
素)、Ar(アルゴン)よりなる群から選ばれた1又は
2以上の元素のイオンであることを特徴とする薄膜トラ
ンジスタの製造方法。
【0024】この製造方法では、通常の成膜装置により
高不純物濃度のアモルファスシリコン薄膜又は多結晶シ
リコン薄膜を、不純物濃度を高精度に制御しつつ成膜す
ることができる。そして、Si、F、Arは、イオン化
してアモルファスシリコン薄膜又は多結晶シリコン薄膜
に注入すると不純物元素を不活性化する作用を有してお
り、チャネル領域の形成に適している。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して詳細に説明する。以下に説明する各実施の形態に係
る薄膜トランジスタの製造方法では、液晶表示装置のス
イッチング素子として用いるため、透明なガラス基板上
に多数の薄膜トランジスタをマトリックス状に製造す
る。ただし便宜上、図面には1つの薄膜トランジスタの
みを示す。
【0026】第1の実施の形態。この実施の形態は、請
求項1、態様1、態様1に係る態様3、そして態様1に
係る態様4に対応する。
【0027】この実施の形態は基本的に、図3に示すよ
うに、ガラス基板上にゲート電極を形成し(S1)、ゲ
ート絶縁膜を形成し(S2)、多結晶シリコン膜を高不
純物濃度のドープト膜として形成し(S3)、この多結
晶シリコン膜の一部にイオン注入を施してチャネル領域
を形成すると共に残部をソース・ドレイン領域となし
(S4)、このチャネル領域を覆うチャネルストッパ膜
を形成し(S5)、ソース・ドレイン領域の余分な部分
を除去し(S6)、ソース・ドレイン電極を形成し(S
7)、最後に保護膜で全体を覆う(S8)ものである。
以下、図1及び図2を用いて、詳細に説明する。
【0028】図1(a)に、ガラス基板50上にゲート
電極41とゲート絶縁膜42と高不純物濃度の多結晶シ
リコン膜10とを形成した状態の断面図を示す。このう
ち、ゲート電極41及びゲート絶縁膜42の形成が請求
項1にいうゲート構造形成工程であり、高不純物濃度の
多結晶シリコン膜10の形成が請求項1にいう成膜工程
である。
【0029】最初にガラス基板50上にモリブデン等の
金属又は多結晶シリコンでゲート電極41を形成する
(図3のS1)。このゲート電極41の形成は、ガラス
基板50上に金属又は多結晶シリコンのベタ膜をスパッ
タリング又はCVDにより成膜し、フォトリソグラフィ
とエッチングで所定形状に加工することにより行う。多
結晶シリコンを用いる場合は、導電性確保のために不純
物を含有させる。
【0030】次に、ゲート電極41上を含めてガラス基
板50上にゲート絶縁膜42を形成する(図3のS
2)。ゲート絶縁膜42の材質は、絶縁性に優れるもの
であれば特に制限はないが、酸化シリコン(SiOX
やあるいは窒化シリコン等をCVDにより形成するのが
一般的である。図1(a)に示す範囲内ではゲート絶縁
膜42はガラス基板50上の全面に存在しているが、薄
膜トランジスタ以外の例えば液晶素子を形成する場所等
には不要なので、フォトリソグラフィとエッチングによ
り不必要な部分は除去する。
【0031】続いて、ゲート絶縁膜42上に高不純物濃
度の多結晶シリコン膜10を、CVDによりベタ膜とし
て形成する(図3のS3)。この多結晶シリコン膜10
は、薄膜トランジスタにおけるチャネル領域及びソース
・ドレイン領域となるものであり、ゲート電極41とは
ゲート絶縁膜42により絶縁されている。そしてこの多
結晶シリコン膜10には、成膜時において、所定の濃度
の不純物を含有させる。この不純物とは、リン(P)、
ホウ素(B)等のシリコンに導電性を付与する元素であ
る。この不純物の濃度は、薄膜トランジスタのソース・
ドレイン領域として適切な導電性が得られる高い濃度と
する。具体的には、CVDの雰囲気ガスとして、ホスフ
ィン(PH3 )やジボラン(B26)のような不純物供
給ガスを所定比率で混合させることにより、高不純物濃
度の多結晶シリコン膜10を成膜する。ここで、この不
純物元素を成膜時に含有させる理由は、基板が高温に弱
いガラス基板50であるため、成膜後に固相拡散等で含
有させることができないからである。なお、ここでは多
結晶シリコン膜10としたが、高不純物濃度であればア
モルファスシリコン膜でもよい。
【0032】図1(a)は、このS3まで行った状態を
示している。続く図1(b)は、請求項1にいうチャネ
ル形成工程でのイオン注入を示すものである。
【0033】このイオン注入を行うためにまず、フォト
リソグラフィによりレジストマスク61をパターニング
する。レジストマスク61は、多結晶シリコン膜10の
うちソース・ドレイン領域となるべき部分を覆い、チャ
ネル領域となるべき部分は開口している。この開口部分
は、ゲート電極41の上方に位置しこれより狭い。そし
てこのレジストマスク61が存在する状態でイオン注入
を行う(図3のS4)。ここで注入するイオンは、S
i、F、Arのいずれかの元素のイオンである。これら
のイオンは、多結晶シリコン膜10に含有される不純物
元素を不活性化してキャリア付与に寄与しないようにさ
せる作用を有している。
【0034】このイオン注入を行うと、多結晶シリコン
膜10のうちレジストマスク61が開口している部分に
イオンが進入し、その部分がチャネル領域1となる。こ
のチャネル領域1では、注入されたイオンのために不純
物元素が不活性化され、キャリア濃度が減少して導電性
が低下している。一方、レジストマスク61に覆われて
いる部分は、イオンが遮蔽されるので多結晶シリコン膜
10のキャリア濃度は成膜時の高い値のまま維持され
る。この部分がソース・ドレイン領域として使用され
る。イオン注入が終了したらレジストマスク61を除去
する。なお、このイオン注入後に熱拡散は行わないの
で、ガラス基板50の熱損傷はない。
【0035】次に、図1(c)に示すように、多結晶シ
リコン膜10上にCVDで窒化シリコンのチャネルスト
ッパ43を形成する(図3のS5)。チャネルストッパ
43は、後述するソース・ドレイン電極のエッチング加
工の際にチャネル領域1がエッチングされてしまうのを
防止するためのエッチングストッパであり、チャネル領
域1を覆いその外方へ少しはみ出すように形成される。
このチャネルストッパ43の形成は、態様3にいうスト
ッパ形成工程である。
【0036】続いて、図2(a)に示すように、多結晶
シリコン膜10の不要な部分をフォトリソグラフィとエ
ッチングにより除去する。これによりソース・ドレイン
領域2が加工される(図3のS6)。なお、図1(c)
のチャネルストッパ43の形成とこのソース・ドレイン
領域2の加工とは、順序を入れ換えてもかまわない。
【0037】次に、図2(b)に示すように、ソース・
ドレイン領域2上にアルミニウム等の金属でソース・ド
レイン電極44を形成する(図3のS7)。このソース
・ドレイン電極44の形成は、スパッタリング又はCV
Dによりその金属のベタ膜を形成し、これをフォトリソ
グラフィとエッチングにより加工することにより行う。
このエッチング加工の際に、ソース・ドレイン電極44
のエッチング条件では多結晶シリコン膜10もエッチン
グされてしまうので、チャネル領域1がダメージを受け
るおそれがありこれを防止する対策を要するが、ここで
はチャネルストッパ43がチャネル領域1の保護のため
の防止機能を果たしている。かくして形成されたソース
・ドレイン電極44は、ソース・ドレイン領域2の上面
を覆い、これらとのオーミックコンタクトをとるもので
ある。このソース・ドレイン電極44の形成は、態様1
にいう電極形成工程である。
【0038】そして、必要な配線を形成してから、図2
(c)に示すようにCVDで窒化シリコン又は酸化シリ
コンの保護膜45を形成して全体を覆うと(図3のS
8)、薄膜トランジスタ素子はできあがる。
【0039】かくして製造された薄膜トランジスタは、
高不純物濃度の多結晶シリコン膜10の一部でありS
i、F、Arのいずれかの元素のイオン注入が施されて
不純物元素が不活性化されたチャネル領域1と、その多
結晶シリコン膜10の残部であるソース・ドレイン領域
2と、チャネル領域1に対面してこれより広く設けられ
たゲート電極41と、チャネル領域1及びソース・ドレ
イン領域2とゲート電極41とを絶縁するゲート絶縁膜
42と、ソース・ドレイン領域2とのオーミックコンタ
クトをとるソース・ドレイン電極44とを有している。
そしてこのような薄膜トランジスタがガラス基板50上
にマトリックス状に多数存在し、液晶表示装置のスイッ
チング素子として作用するようにされている。
【0040】かかる薄膜トランジスタは、チャネル領域
1の抵抗値が高い。この領域ではイオン注入により不純
物元素が不活性化されキャリア濃度が下がっているため
である。このため通常状態では、ソース・ドレイン電極
44を用いてソース・ドレイン領域2の間に電圧を印加
しても、これらは導通しない。しかし、ゲート電極41
に電圧を印加すると、その電圧Vg による電界がゲート
絶縁膜42を通してチャネル領域1全体に作用し、その
電界効果によりチャネル領域1のキャリア濃度が増加し
てその抵抗が減少する。そしてゲート電圧Vg が閾値電
圧Vthに達すると、ソース・ドレイン領域2の間が導通
する。即ち薄膜トランジスタがオン反転する。
【0041】ここで、薄膜トランジスタをオン反転させ
るのに必要なゲート電圧Vg 、即ち閾値電圧Vthは、ゲ
ート電圧Vg がゼロであるときにおけるチャネル領域1
のキャリア濃度(以下、原キャリア濃度という)に依存
する。原キャリア濃度は、チャネル領域1における活性
な不純物元素の濃度であり、これは、高不純物濃度の多
結晶シリコン膜10を成膜したとき(図3のS3)の不
純物濃度から、イオン注入(図3のS4)により不活性
化された分を差し引いたものである。ここで、多結晶シ
リコン膜10を高不純物濃度で成膜しているので、CV
D装置で高精度な濃度制御が可能であり、多結晶シリコ
ン膜10の不純物濃度の精度は高い。そして、イオン注
入では注入するイオンの個数を高精度に制御できる。従
って、チャネル領域1の原キャリア濃度の精度は高い。
このため、1枚の基板上に形成された各薄膜トランジス
タの閾値電圧Vthの均一性が高い。
【0042】このことは、液晶表示装置の多階調動作が
可能であることを意味している。この薄膜トランジスタ
によれば、液晶表示装置の表示動作の階調数を128以
上とすることができる。
【0043】また、この薄膜トランジスタでは、チャネ
ル領域1及びソース・ドレイン領域2を一層の高不純物
濃度の多結晶シリコン膜10として成膜し、これをイオ
ン注入によりチャネル領域1とソース・ドレイン領域2
とに区分しているので、チャネル領域1とソース・ドレ
イン領域2との間のコンタクト抵抗が殆ど無視できる。
またチャネル長も小さくすることができる。このためオ
ン反転時の抵抗が小さく高速動作が可能である。特に、
多結晶シリコン膜10の不純物元素としてn型のリン等
を用いた場合には、電子の移動度がホールの移動度より
大きいことから、更に高速な動作が可能である。
【0044】また、この薄膜トランジスタでチャネル領
域1及びソース・ドレイン領域2を一層の多結晶シリコ
ン膜10として成膜していることは、フォトリソグラフ
ィの回数が1回少なくて済み、フォトマスクの枚数もそ
の分削減できるので、製造工程が複雑にならずに済むと
ともに製造コストの点でも有利である。
【0045】また、熱拡散等の高温熱処理を用いていな
いので、基板に熱損傷を生じさせることなくその上に薄
膜トランジスタを形成することができる。このため、液
晶表示装置のスイッチング素子としての薄膜トランジス
タを高温に弱いガラス基板上に作成するのに適してい
る。
【0046】以上詳細に説明したように第1の実施の形
態によれば、高不純物濃度の多結晶シリコン膜10を成
膜し、この一部を、イオン注入により不純物元素の不活
性化を施してチャネル領域1とし、残部をソース・ドレ
イン領域2として使用することとしたので、ガラス基板
50を過度に高温に熱することなくその上に多数の薄膜
トランジスタを、それらの閾値電圧Vthが均一になるよ
うに、かつ簡易な製造工程で製造できるものである。ま
た、かくして製造された薄膜トランジスタは、オン抵抗
が低く高速動作が可能である。このため、液晶表示素子
の多階調動作や高速動作が可能である。
【0047】第2の実施の形態。この実施の形態は、請
求項1、態様2、態様2に係る態様3、そして態様2に
係る態様4に対応する。
【0048】この実施の形態は基本的に、図6に示すよ
うに、ガラス基板上にゲート電極を形成し(S11)、
ゲート絶縁膜を形成し(S12)、多結晶シリコン膜を
高不純物濃度のドープト膜として形成し(S13)、そ
のうちチャネル領域となるべき部分を覆うチャネルスト
ッパ膜を形成し(S14)、余分な部分を除去し(S1
5)、ソース・ドレイン電極を形成し(S16)、イオ
ン注入により多結晶シリコン膜の一部にチャネル領域を
形成すると共に残部をソース・ドレイン領域となし(S
17)、最後に保護膜で全体を覆う(S18)ものであ
る。以下、第1の実施の形態と共通する部分については
先の記載を引用しつつ、相違点に重点をおき、図4及び
図5を用いて詳細に説明する。
【0049】ガラス基板50上へのゲート電極41の形
成(図6のS11)及びゲート絶縁膜42の形成(図6
のS12)、そして高不純物濃度の多結晶シリコン膜1
0(アモルファスシリコン膜でもよい)の形成(図6の
S13)については、第1の実施の形態(図3のS1〜
S3)と変わるところはない。図4(a)はこのS13
まで行った状態を示しており、図1(a)と同様の構造
を示している。
【0050】次に、図4(b)に示すように、多結晶シ
リコン膜10上にCVDで窒化シリコンのチャネルスト
ッパ43を形成する(図6のS14)。チャネルストッ
パ43は、多結晶シリコン膜10のうち後述するイオン
注入によりチャネル領域となるべき部分が後述するソー
ス・ドレイン電極のエッチング加工の際にエッチングさ
れてしまうのを防止するためのエッチングストッパであ
り、その部分を覆いその外方へ少しはみ出すように形成
される。このチャネルストッパ43及びその形成は、第
1の実施の形態の図3のS5で説明したもの(図1
(c))と同様である。ただしこの実施の形態において
は、チャネルストッパ43と多結晶シリコン膜10との
合計膜厚を、ゲート絶縁膜42の膜厚より薄くしておく
必要がある。後述するイオン注入の際にイオンがガラス
基板50に進入するのを防ぐためである。
【0051】続いて、図4(c)に示すように、多結晶
シリコン膜10をフォトリソグラフィとエッチングによ
り加工して不要な部分を除去する(図6のS15)。こ
のエッチングにより、多結晶シリコン膜10のうち薄膜
トランジスタのチャネル領域となるべき部分及びソース
・ドレイン領域となるべき部分のみが残される。このエ
ッチングは、第1の実施の形態における図2(a)、図
3のS6に相当する。なお、図4(b)のチャネルスト
ッパ43の形成とこのエッチング加工とは、順序を入れ
換えてもかまわない。
【0052】そして、図5(a)に示すように、多結晶
シリコン膜10のうちソース・ドレイン領域となるべき
部分の上にアルミニウム等の金属でソース・ドレイン電
極44を形成する(図6のS16)。このソース・ドレ
イン電極44の形成は、スパッタリング又はCVDによ
りその金属のベタ膜を形成し、その上にフォトリソグラ
フィによりレジストマスク62を形成し、そしてベタ膜
をエッチングにより加工することにより行う。このエッ
チング加工の際に、ソース・ドレイン電極44のエッチ
ング条件では多結晶シリコン膜10もエッチングされて
しまうので、チャネル領域となるべき部分がダメージを
受けるおそれがありこれを防止する対策を要するが、こ
こではチャネルストッパ43がその保護のための防止機
能を果たしている。かくして形成されたソース・ドレイ
ン電極44は、ソース・ドレイン領域となるべき部分の
上面を覆い、これらとのオーミックコンタクトをとるも
のである。このソース・ドレイン電極44の形成は、態
様2にいう電極形成工程であり、第1の実施の形態にお
ける図2(b)、図3のS7に相当する。
【0053】次に、イオン注入によるチャネル領域1の
形成を行う(図6のS17、図5(b))。このイオン
注入は、第1の実施の形態における図1(b)、図3の
S4に相当するものであり、態様2にいうチャネル形成
工程である。従って注入するイオンはSi、F、Arの
いずれかの元素のイオンである。このとき、直前のソー
ス・ドレイン電極44の形成の際に作成したレジストマ
スク62がそのまま、イオンに対するストッパとして作
用してイオンを遮蔽するので、多結晶シリコン膜10の
うちソース・ドレイン領域となるべき部分にはイオンが
注入されず、チャネル領域となるべき部分にのみイオン
注入がなされることとなる。そしてその部分では、注入
されたイオンのために不純物元素が不活性化され、キャ
リア濃度が減少して導電性が低下しており、この部分が
チャネル領域1となる。一方、レジストマスク62及び
ソース・ドレイン電極44に覆われている部分は、イオ
ンが遮蔽されるのでキャリア濃度は成膜時の高い値のま
ま維持される。この部分がソース・ドレイン領域2とな
る。なお、このイオン注入後に熱拡散は行わないのでガ
ラス基板50の熱損傷はない。
【0054】このとき、注入するイオンの加速エネルギ
ーは、図5(b)中レジストマスク62及びソース・ド
レイン電極44の外側の領域においてイオンがゲート絶
縁膜42を通過しない程度の低いエネルギーとする。こ
の部分のガラス基板50はゲート絶縁膜42のみに覆わ
れているので、あまりに高いエネルギーで注入するとイ
オンがゲート絶縁膜42を通してガラス基板50に進入
してしまい、ガラスの白濁等、表示装置として好ましく
ない現象を起こすからである。その一方、注入したイオ
ンが多結晶シリコン膜10の厚み全体に分布するように
ある程度の高さのエネルギーを要する。加速エネルギー
があまりに低いと、多結晶シリコン膜10の厚みのうち
ゲート絶縁膜42よりの部分にキャリア濃度が高いまま
の箇所が残ってしまい、薄膜トランジスタとしての機能
に支障がでるからである。ここでは前記のように、チャ
ネルストッパ43と多結晶シリコン膜10との合計膜厚
がゲート絶縁膜42の膜厚より薄くされているので、イ
オンがガラス基板50には進入せず、かつイオンが多結
晶シリコン膜10の厚み全体に分布するような加速エネ
ルギーを選ぶことができる。
【0055】また、図5(b)ではレジストマスク62
を残したままイオン注入を行っているが、レジストマス
ク62を除去してからイオン注入を行ってもよい。レジ
ストマスク62と同一のパターンを有するソース・ドレ
イン電極44のセルフアライン作用により、チャネル領
域となるべき部分以外へのイオン注入が防止されるから
である。
【0056】そして、必要な配線を形成してから、図5
(c)に示すようにCVDで窒化シリコン又は酸化シリ
コンの保護膜45を形成して全体を覆うと(図6のS1
8)、薄膜トランジスタ素子ができあがる。
【0057】かくして製造された薄膜トランジスタは、
第1の実施の形態のものと同様の構成を有している。即
ち、高不純物濃度の多結晶シリコン膜10の一部であり
Si、F、Arのいずれかの元素のイオン注入が施され
て不純物元素が不活性化されたチャネル領域1と、その
多結晶シリコン膜10の残部であるソース・ドレイン領
域2と、チャネル領域1に対面してこれより広く設けら
れたゲート電極41と、チャネル領域1及びソース・ド
レイン領域2とゲート電極41とを絶縁するゲート絶縁
膜42と、ソース・ドレイン領域2とのオーミックコン
タクトをとるソース・ドレイン電極44とを有してい
る。そしてこのような薄膜トランジスタがガラス基板5
0上にマトリックス状に多数存在し、液晶表示装置のス
イッチング素子として作用するようにされている。
【0058】従って、第1の実施の形態のものと同様
に、各薄膜トランジスタの閾値電圧Vthの均一性が高い
という特徴を有しており、このため液晶表示装置の多階
調動作が可能である。また、チャネル領域1とソース・
ドレイン領域2との間のコンタクト抵抗が殆ど無視でき
チャネル長も小さくすることができることからオン抵抗
が小さく高速動作が可能である点でも第1の実施の形態
のものと同様である。更に、チャネル領域1及びソース
・ドレイン領域2を一層の多結晶シリコン膜10として
成膜していることはもちろん、ソース・ドレイン電極4
4加工用のレジストマスク62若しくはソース・ドレイ
ン電極44自体をイオン注入のためのパターンマスクと
して用いイオン注入のみのためのフォトリソグラフィを
行わないことから、製造工程が大幅に簡略化されてい
る。また、高温熱処理を行わないので高温に弱いガラス
基板上に薄膜トランジスタを作成でき、液晶表示装置の
スイッチング素子に用いることができる。
【0059】以上詳細に説明したように第2の実施の形
態によれば、高不純物濃度の多結晶シリコン膜10を成
膜し、そのうちソース・ドレイン領域2となるべき部分
上にソース・ドレイン電極44を形成し、多結晶シリコ
ン膜10のうちソース・ドレイン電極44に覆われてい
ない部分をイオン注入により不純物元素の不活性化を施
してチャネル領域1とし、残部をソース・ドレイン領域
2として使用することとしたので、ガラス基板50を過
度に高温に熱することなくその上に多数の薄膜トランジ
スタを、それらの閾値電圧Vthが均一になるように、か
つ簡易な製造工程で製造できるものである。また、かく
して製造された薄膜トランジスタは、オン抵抗が低く高
速動作が可能である。このため、液晶表示素子の多階調
動作や高速動作が可能である。
【0060】以上第1及び第2の実施の形態に即して説
明したが、本発明は前記各実施の形態に何ら限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の
設計変更ができることは言うまでもないことである。例
えば、前記各実施の形態に示した絶縁膜や金属膜等の各
種薄膜の具体的成分は、同様の機能を有する他のもので
置き換えても差し支えない。
【0061】また、前記各実施の形態はいずれも、液晶
表示装置のスイッチング素子として用いるためにガラス
基板上に薄膜トランジスタを形成する例を示したが、こ
れ以外にも、高温熱処理を嫌うものに薄膜トランジスタ
を形成する場合には本発明の適用が可能である。例え
ば、3次元集積回路の2段目以降のトランジスタの形成
に応用することが考えられる。既に作製した1段目のト
ランジスタのためのアルミ配線等が高温熱処理を嫌うか
らである。
【0062】
【発明の効果】本発明に係る薄膜トランジスタの製造方
法によれば、高不純物濃度の半導体薄膜を成膜し、その
一部にイオン注入による不純物元素の不活性化を施して
チャネル領域とするとともに残部をソース領域及びドレ
イン領域とすることとしたので、製造される薄膜トラン
ジスタの閾値電圧Vthが安定して均一に得られ、また高
温熱処理過程を用いないので、高温に弱い基板上にもそ
のような薄膜トランジスタを形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る薄膜トランジスタの製
造方法を説明する図である。
【図2】第1の実施の形態に係る薄膜トランジスタの製
造方法を説明する図である。
【図3】図1及び図2に示した薄膜トランジスタの製造
方法の流れを示す図である。
【図4】第2の実施の形態に係る薄膜トランジスタの製
造方法を説明する図である。
【図5】第2の実施の形態に係る薄膜トランジスタの製
造方法を説明する図である。
【図6】図4及び図5に示した薄膜トランジスタの製造
方法の流れを示す図である。
【図7】従来の薄膜トランジスタの製造方法の流れを示
す図である。
【図8】従来の薄膜トランジスタの製造方法を説明する
図である。
【符号の説明】
1 チャネル領域 2 ソース・ドレイン領域 10 多結晶シリコン薄膜 41 ゲート電極 42 ゲート絶縁膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲート電極及びゲート絶縁膜を形成する
    ゲート構造形成工程と、 高不純物濃度の半導体薄膜を前記ゲート電極と絶縁して
    成膜する成膜工程と、 前記半導体薄膜の前記ゲート電極と対面する部分の一部
    にイオン注入を行ってチャネル領域とするとともに残部
    をソース領域及びドレイン領域とするチャネル形成工程
    とを含み、 前記イオン注入で注入されるイオンが、前記半導体薄膜
    中の不純物元素を不活性化させるイオンであることを特
    徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
JP25192495A 1995-09-04 1995-09-04 薄膜トランジスタの製造方法 Pending JPH0974207A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25192495A JPH0974207A (ja) 1995-09-04 1995-09-04 薄膜トランジスタの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25192495A JPH0974207A (ja) 1995-09-04 1995-09-04 薄膜トランジスタの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0974207A true JPH0974207A (ja) 1997-03-18

Family

ID=17230003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25192495A Pending JPH0974207A (ja) 1995-09-04 1995-09-04 薄膜トランジスタの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0974207A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6858480B2 (en) 2001-01-18 2005-02-22 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method of manufacturing semiconductor device
US6913956B2 (en) 2001-01-19 2005-07-05 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method of manufacturing the same
US7045444B2 (en) 2000-12-19 2006-05-16 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method of manufacturing semiconductor device that includes selectively adding a noble gas element
US7052943B2 (en) 2001-03-16 2006-05-30 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method of manufacturing a semiconductor device
US7115453B2 (en) 2001-01-29 2006-10-03 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and manufacturing method of the same
US7122450B2 (en) 2001-03-16 2006-10-17 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Process for manufacturing a semiconductor device
US7141822B2 (en) 2001-02-09 2006-11-28 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing the same
US7195990B2 (en) 2001-01-30 2007-03-27 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Process for producing a photoelectric conversion device that includes using a gettering process
US7202119B2 (en) 2001-03-26 2007-04-10 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method of manufacturing semiconductor device
US7306982B2 (en) 2001-02-16 2007-12-11 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method of manufacturing a semiconductor device
US7316947B2 (en) 2001-02-16 2008-01-08 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method of manufacturing a semiconductor device
US7374976B2 (en) 2002-11-22 2008-05-20 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method for fabricating thin film transistor
JP2009076894A (ja) * 2007-08-31 2009-04-09 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 表示装置及び表示装置の作製方法
JP2017190528A (ja) * 2012-10-18 2017-10-19 出光興産株式会社 酸化物半導体薄膜

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7045444B2 (en) 2000-12-19 2006-05-16 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method of manufacturing semiconductor device that includes selectively adding a noble gas element
US7033871B2 (en) 2001-01-18 2006-04-25 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method of manufacturing semiconductor device
US7605029B2 (en) 2001-01-18 2009-10-20 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method of manufacturing semiconductor device
US6858480B2 (en) 2001-01-18 2005-02-22 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method of manufacturing semiconductor device
US7198992B2 (en) 2001-01-19 2007-04-03 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method of manufacturing a semiconductor device comprising doping steps using gate electrodes and resists as masks
US6913956B2 (en) 2001-01-19 2005-07-05 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method of manufacturing the same
US7501671B2 (en) 2001-01-19 2009-03-10 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method of manufacturing the same
US7115453B2 (en) 2001-01-29 2006-10-03 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and manufacturing method of the same
US7534670B2 (en) 2001-01-29 2009-05-19 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and manufacturing method of the same
US7195990B2 (en) 2001-01-30 2007-03-27 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Process for producing a photoelectric conversion device that includes using a gettering process
US7141822B2 (en) 2001-02-09 2006-11-28 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing the same
US7306982B2 (en) 2001-02-16 2007-12-11 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method of manufacturing a semiconductor device
US7316947B2 (en) 2001-02-16 2008-01-08 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method of manufacturing a semiconductor device
US7538011B2 (en) 2001-02-16 2009-05-26 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method of manufacturing a semiconductor device
US7485553B2 (en) 2001-03-16 2009-02-03 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Process for manufacturing a semiconductor device
US7122450B2 (en) 2001-03-16 2006-10-17 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Process for manufacturing a semiconductor device
US7052943B2 (en) 2001-03-16 2006-05-30 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method of manufacturing a semiconductor device
US7202119B2 (en) 2001-03-26 2007-04-10 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method of manufacturing semiconductor device
US7374976B2 (en) 2002-11-22 2008-05-20 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method for fabricating thin film transistor
JP2009076894A (ja) * 2007-08-31 2009-04-09 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 表示装置及び表示装置の作製方法
KR101484297B1 (ko) * 2007-08-31 2015-01-19 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 표시장치 및 표시장치의 제작방법
JP2017190528A (ja) * 2012-10-18 2017-10-19 出光興産株式会社 酸化物半導体薄膜

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0513590B1 (en) Thin-film transistor and method for manufacturing it
US6124603A (en) Complementary integrated circuit having N channel TFTs and P channel TFTs
US5328861A (en) Method for forming thin film transistor
KR940007451B1 (ko) 박막트랜지스터 제조방법
US5834071A (en) Method for forming a thin film transistor
KR100229676B1 (ko) 셀프얼라인 박막트랜지스터 제조방법
JPH0974207A (ja) 薄膜トランジスタの製造方法
US5807770A (en) Fabrication method of semiconductor device containing semiconductor active film
JPH07176750A (ja) 薄膜トランジスターの製造方法
JPH02222546A (ja) Mos型電界効果トランジスタの製造方法
JPH09186337A (ja) 薄膜トランジスタの製造方法並びにこの方法によって形成された電気光学表示装置
JP2000077665A (ja) 薄膜トランジスタ装置及び薄膜トランジスタ装置の製造方法
JPS59205761A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH06169086A (ja) 多結晶シリコン薄膜トランジスタ
JPH0621228A (ja) 半導体装置
JP2671898B2 (ja) 薄膜トランジスタの製造方法
JPS63193568A (ja) 薄膜トランジスタ
KR100304551B1 (ko) 박막트랜지스터제조방법
KR100370451B1 (ko) 단순공정에의한비정질실리콘박막트랜지스터와액정표시소자(lcd)제조방법
JP2768202B2 (ja) Mosfet及びその製造方法
JP2553778B2 (ja) 薄膜半導体装置の製造方法
JP2002353239A (ja) 薄膜トランジスタの製造方法
JP2716035B2 (ja) 薄膜電界効果トランジスタ
KR100232188B1 (ko) 박막 트랜지스터의 제조방법
JPH09237898A (ja) 多結晶半導体tft、その製造方法、及びtft基板