JPH0974746A - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置

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JPH0974746A
JPH0974746A JP7226193A JP22619395A JPH0974746A JP H0974746 A JPH0974746 A JP H0974746A JP 7226193 A JP7226193 A JP 7226193A JP 22619395 A JP22619395 A JP 22619395A JP H0974746 A JPH0974746 A JP H0974746A
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JP
Japan
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transformer
switching element
voltage
capacitor
power supply
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JP7226193A
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English (en)
Inventor
Fumiaki Hashimoto
文明 橋本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スイッチング損失を低減できしかもスイッチ
ングノズルを低減することが可能なスイッチング電源装
置を提供することを目的とする。 【構成】 入力電圧がオン・オフを繰返すスイッチング
素子5と、スイッチング素子5に並列に接続されたコン
デンサ6とダイオード5aを介してトランス4の一次巻
線4aに印加され、トランス4に貯えられたエネルギー
をトランス4の二次巻線4cより電界効果トランジスタ
8とコンデンサ9からなる整流平滑手段を介して出力電
圧として供給し、前記整流平滑手段を介して得られた出
力電圧を電界効果トランジスタ8を介してトランス4の
二次巻線4cに印加することでトランス4に貯えられた
エネルギーをトランス4の一次巻線4aを介して入力電
圧に回生する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は産業用や民生用の電子機
器に直流安定化電圧を供給するスイッチング電源装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスイッチング電源装置は
図4に示すような構成であった。
【0003】図4において、1は直流電源で商用交流電
源を整流平滑することでもしくは電池などで構成される
ものであり、入力端子2−3に入力電圧を供給しプラス
電圧を入力端子2に接続し、マイナス電圧を入力端子3
に接続している。4はトランスであり、第1の一次巻線
4aの一端を入力端子2に接続し他端をスイッチング素
子5を介して入力端子3に接続し、二次巻線4cの一端
を出力端子13に接続し他端を整流平滑回路22に接続
し、第2の一次巻線4bの一端を入力端子3に接続し他
端を同期発振制御回路7に接続している。
【0004】前記スイッチング素子5は制御端子に印加
される同期発振制御回路7のオン・オフ信号によりオン
・オフし直流入力電圧を前記トランス4の第1の一次巻
線4aに印加したり遮断したりする。20はコンデンサ
であり21は抵抗であり、このコンデンサ20と抵抗2
1の直列回路はスイッチング素子5の両端に接続されス
イッチング素子5がオフする時に両端に印加されるトラ
ンス4の第1の一次巻線4aと二次巻線4cのリーケー
ジインダクタンスにより発生するスパイク電圧を吸収し
スイッチング素子5を保護するスナバーである。
【0005】同期発振制御回路7は誤差増幅器10によ
る絶縁信号伝達手段15を介しての信号によりスイッチ
ング素子5のオン期間を変化させ、オフ期間をトランス
4の第2の一次巻線4bの電圧の極性が反転するまで持
続するように動作し、この繰返しにより発振を続けるも
のである。
【0006】整流平滑回路22は、アノードをトランス
4の二次巻線4cの一端に接続し、カソードを出力端子
12に接続した整流ダイオード23と出力端子12−1
3間に並列に接続された平滑コンデンサ24からなり、
トランス4の二次巻線4cの誘起電圧を整流平滑して出
力電圧として出力端子12−13へ出力し負荷14に直
流電力として供給する。10は誤差増幅器で出力端子1
2−13間の出力電圧と基準電圧11との誤差分を比較
増幅し絶縁信号伝達手段15を介して信号を同期発振制
御回路7に出力する。
【0007】以下に上記構成の従来例の動作について説
明する。入力端子2−3間に接続された直流電源1より
供給された入力電圧は、同期発振制御回路7のオン信号
でスイッチング素子5がオンし、オン期間にトランス4
の第1の一次巻線4aに印加され、一次電流が流れトラ
ンス4に磁束が発生しエネルギーが蓄積される。この
時、トランス4の二次巻線4cに誘起電圧が発生するが
整流ダイオード23を逆バイアスする方向に電圧が印加
されるように構成されている。
【0008】次に、同期発振制御回路7のオフ信号によ
りスイッチング素子5がオフするとトランス4の第1の
一次巻線4aにフライバック電圧が発生する同時に、ト
ランス4の二次巻線4cにもフライバック電圧が発生し
整流ダイオード23を順バイアスする方向に電圧が印加
されるため、トランス4に蓄積されてエネルギーがトラ
ンス4の二次巻線4cを介して二次電流として放出され
平滑コンデンサ24に出力電圧として出力端子12−1
3間に供給される。
【0009】トランス4に蓄積されたエネルギーがすべ
て放出されるとトランス4の第1の一次巻線4a、二次
巻線4cのフライバック電圧はなくなり、各巻線のイン
ダクタンスと分布容量により決定される共振電圧でリン
ギングが発生しトランス4の第2の一次巻線4bにも同
様な電圧が発生しフライバック電圧の極性から逆の極性
へと変化する。この極性の変化は同期発振制御回路7に
伝達され再びスイッチング素子5をオンさせる。これら
の動作が繰返されることで出力電圧は連続的に出力端子
12−13間より供給される。
【0010】さらに出力電圧が安定に制御される動作に
ついて、図5を参照にして説明する。
【0011】図5において(a)はスイッチング素子5
の両端電圧波形VDSを示し、(b)はスイッチング素子
5を流れる電流波形IDSを示し、(c)は同期発振制御
回路7のスイッチング素子5への出力波形VGを示し、
(d)はトランス4の二次巻線4cに流れる二次電流波
形Ioを示し、実線は負荷14のインピーダンスが低く
出力端子12−13より出力電流IOUTが多く流れ出し
ている時(重負荷時)であり、点線は負荷14のインピ
ーダンスが高く出力電流IOUTが少なく流れ出している
時(軽負荷時)の各部の動作波形を示している。
【0012】出力電流IOUTは、 IOUT=1/2・1/Ls・(Ns/Np)・VIN・TON2/T で表わされ、出力電圧VOUTは、 VOUT=(Ns/Np)・VIN・TON/TOFF で表わされ、スイッチング周波数fは、 f=1/(TON+TOFF)=1/T で表わされる。ここで、Nsはトランス4の二次巻線4
cの巻線数であり、Npはトランス4の第1の一次巻線
4aの巻線数であり、Lsはトランス4の二次巻線4c
のインダクタンス値であり、Lpはトランス4の第1の
一次巻線4aのインダクタンス値であり、VINは直流電
源1より供給される入力電圧値であり、TONはスイッチ
ング素子5のオン期間であり、TOFFはスイッチング素
子5のオフ期間であり、Tは発振周期である。
【0013】出力電圧VOUTは、誤差増幅器10により
基準電圧11と比較増幅され絶縁信号伝達手段15を介
して同期発振制御回路7に伝達されスイッチング素子5
のオン期間を制御するため一定に制御されており前述の
出力電流IOUT及び入力電圧VINの変動によってもスイ
ッチング素子5のオン期間が変化して一定に保たれるこ
とになる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の構
成では、スイッチング素子5のターンオン及びターンオ
フ時に印加される電圧波形と電流波形が同時にスイッチ
ング素子5の応答スピードで決まる傾きによりクロスし
ながら変化するためにスイッチング損失が大きく発生
し、しかもスイッチング素子5の応答スピードを早くす
ることでスイッチング損失を少なくさせると電圧波形、
電流波形が共により急竣になりスイッチングノイズ及び
スイッチング素子5に印加される電圧、電流波形のスパ
イクが増加し、 ・機器のノイズ障害防止のため入出力端子に挿入される
ノイズフィルターが大型化する。 ・必要以上の大きな定格のスイッチング素子5が必要と
なる。といった課題があり、これを解決するために、コ
ンデンサ20と抵抗21の直列接続により構成されるス
ナバー回路のコンデンサ20の容量を大きくして電圧波
形の急竣な変化を抑制すると、 ・コンデンサ20の充放電電流が大きくなり抵抗21の
損失が非常に大きくなるとともにコンデンサ20の充放
電電流はスイッチング素子5がターンオンする時に流れ
込むためスパイク電流が増加しターンオン損失が大幅に
増加し、効率が著しく悪化する。といった課題があっ
た。
【0015】本発明はこのような課題を解決するための
もので、スイッチング損失を低減できしかもスイッチン
グノイズを低減することが可能となり、小型化が可能と
なるスイッチング電源装置を提供することを目的とする
ものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、入力電圧がオン・オフを繰返すスイッチン
グ素子を前記スイッチング素子と並列に接続されたコン
デンサとを介したトランスの一次巻線に印加され、前記
トランスに貯えられたエネルギーを前記トランスの二次
巻線より電界効果トランジスタとコンデンサからなる整
流平滑手段を介して出力電圧として供給し、前記整流平
滑手段を介して得られた出力電圧を前記電界効果トラン
ジスタを介して前記トランスの二次巻線に印加すること
で前記トランスに貯えられたエネルギーを前記トランス
の一次巻線を介して前記入力電圧に回生する構成にした
ものである。
【0017】
【作用】上記構成により、スイッチング素子のオン期間
にトランスに貯えられたエネルギーの一部をオフ期間中
に二次巻線を介して出力に二次電流として放出したエネ
ルギーのうち一部のエネルギーを再び二次巻線に流れる
逆方向の二次電流としてトランスに貯え一次巻線を介し
てスイッチング素子に並列に接続されたコンデンサを放
電して直流電源に回生することによりスイッチング素子
のターンオン時にスパイク電流が流れることを防止でき
さらに前記コンデンサによりスイッチング素子のターン
オフ時の電圧波形の急竣な上昇を防止させることでスイ
ッチング損失とスイッチングノイズを減少させるもので
ある。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1、図2を参照に
して説明する。
【0019】図1は本発明の一実施例によるスイッチン
グ電源装置の回路構成図である。図1において、図5と
同じものについては同一の符合を記し説明は省略する。
1は直流電源であり、2−3は入力端子であり、4はト
ランスで4aは第1の一次巻線、4bは第2の一次巻
線、4cは二次巻線より構成されており、5はスイッチ
ング素子であり、7は同期発振制御回路であり、9は平
滑コンデンサであり、10は誤差増幅器であり、11は
基準電圧であり、12−13は出力端子であり、14は
負荷であり、15は絶縁信号伝達手段である。
【0020】5aはダイオードでトランス4に貯えられ
たエネルギーがトランス4の第1の一次巻線4aを介し
て直流電源1に電力を回生する時に、スイッチング素子
5がオフしている時でもトランス4の第1の一次巻線4
aの回生電流を流すことができるようにスイッチング素
子5と並列に接続され、アノードを入力端子3に、カソ
ードを前記スイッチング素子5の一端と前記トランス4
の第1の一次巻線4aの一端に接続したものであり、6
はコンデンサで同期発振制御回路7のオフ信号でスイッ
チング素子5がオフするとトランス4の第1の一次巻線
4aにフライバック電圧が発生するがスイッチング素子
5に印加されるフライバック電圧の急竣な上昇を抑制し
ターンオフ損失を低減されるためスイッチング素子5に
並列に接続したものであり、8はNチャンネル電界効果
トランジスタでスイッチング素子5のオン期間に貯えら
れたトランス4のエネルギーをスイッチング素子5のオ
フ期間にトランス4の二次巻線4cを介して寄生ダイオ
ード8aから平滑コンデンサ9へ放出した後、今後は逆
に平滑コンデンサ9からNチャンネル電界効果トランジ
スタ8の寄生ダイオード8aの逆回復時間(以下逆流期
間)だけトランス4の二次巻線4cに逆方向の二次電流
を流すものでソース端子とゲート端子はトランス4の二
次巻線4cの一端に接続されドレイン端子は出力端子1
2と平滑コンデンサ9の一端に接続する。
【0021】以下に上記構成の動作について説明する。
入力端子2−3間に接続された直流電源1より供給され
た入力電圧は、同期発振制御回路7のオン信号でスイッ
チング素子5がオンし、オン期間にトランス4の第1の
一次巻線4aに印加され、一次電流が流れトランス4に
磁束が発生しエネルギーが蓄積される。この時、トラン
ス4の二次巻線4cに誘起電圧が発生するがNチャンネ
ル電界効果トランジスタ8の寄生ダイオード8aを逆バ
イアスする方向に電圧が印加されるようにトランス4の
巻線は構成されさらにNチャンネル電界効果トランジス
タ8はゲート端子とソース端子が短絡接続されているた
めオフとなっている。
【0022】次に、同期発振制御回路7のオフ信号によ
りスイッチング素子5がオフするとトランス4の第1の
一次巻線4aにフライバック電圧が発生するが、コンデ
ンサ6によりフライバック電圧の上昇は比較的ゆるやか
になりスイッチング素子5に印加される電圧の急竣な上
昇を抑制しターンオフ損失を減少させると同時に、トラ
ンス4の二次巻線4cにもフライバック電圧が発生しN
チャンネル電界効果トランジスタ8の寄生ダイオード8
aを順バイアスする方向に電圧が印加されるため、トラ
ンス4に蓄積されてエネルギーがトランス4の二次巻線
4cを介して二次電流として放出され平滑コンデンサ9
に出力電圧として出力端子12−13間に供給される。
【0023】トランス4に蓄積されたエネルギーがすべ
て放出されトランス4の二次巻線4cより放出される二
次電流がゼロになると今度はNチャンネル電界効果トラ
ンジスタ8の寄生ダイオード8aの逆流期間だけ平滑コ
ンデンサ9よりトランス4の二次巻線4cに向かって逆
方向の二次電流が流れトランス4には前記とは逆方向の
磁束は発生しエネルギーが蓄積される。この状態ではト
ランス4の各巻線に発生する誘起電圧の極生は変化せず
トランス4の第2の一次巻線4bの電圧も変化しないた
め同期発振制御回路7はスイッチング素子5のオフ期間
を維持させる。
【0024】前記逆流期間後、前記逆方向の二次電流が
急速に減少し、トランス4の各巻線に発生する誘起電圧
の極性が反転するためトランス4の二次巻線4cに発生
する誘起電圧はNチャンネル電界効果トランジスタ8の
寄生ダイオード8aを逆バイアスし、トランス4の第1
の一次巻線4aに発生する誘起電圧はコンデンサ6との
接続端を負電圧に、入力端子2との接続端を正電圧にす
る方向に発生してコンデンサ6のすでに蓄積された電荷
を放電する方向にすなわち、一次電流が直流電源1充電
する方向に流れ、前記逆流期間に蓄積されたエネルギー
を直流電源1に電力回生を行う。
【0025】この動作によりコンデンサ6の両端電圧は
低下してゼロ電圧になるとダイオード5aを介してさら
に前記逆流期間に蓄積されたエネルギーがなくなるまで
一次電流は流れ続ける。この期間を回生期間とする。こ
の時、トランス4の第2の一次巻線4bに発生する誘起
電圧の極生も反転するため同期発振制御回路7はスイッ
チング素子5をオンさせるが一次電流はどちらを流れて
も動作上変化はない。トランス4に蓄積されたエネルギ
ーがゼロになるとすでにオンしているスイッチング素子
5を介して直流電源1より前記とは逆方向の一次電流が
流れてトランス4に磁束が発生しエネルギーが蓄積され
る。前記回生期間にすでにコンデンサ6の両端電圧はゼ
ロのためスイッチング素子5のオン時はゼロクロスイッ
チングとなっておりターンオン損失は発生しない。
【0026】以上の動作が繰返されることで出力電圧は
出力端子12−13より負荷14へ供給される。
【0027】次に出力電圧が安定に制御される動作につ
いて図2を参照にして説明する。図2において(a)は
スイッチング素子5の両端電圧波形VDSを示し、(b)
はスイッチング素子5とダイオード5aに流れる電流波
形IDSを示し、(c)は同期発振制御回路7のスイッチ
ング素子5への出力波形VGを示し、(d)はトランス
4の二次巻線4cに流れる二次電流波形Ioを示し、
(e)はコンデンサ6に流れる電流波形ICを示してい
る。さらに実線は負荷14のインピーダンスが低く出力
端子12−13より出力電流IOUTが多く流れ出してい
る時(重負荷時)の各部の波形であり、点線は負荷14
のインピーダンスが高く出力電流IOUTが少なく流れ出
している時(軽負荷時)の各部の波形を示している。
【0028】出力電流IOUTは、 IOUT=1/2・1/Ls・(Ns/Np)・VIN{TON・(TON
−2T′ON)}/T で表わされ、出力電圧VOUTは、 VOUT=(Ns/Np)・VIN(TON−T′ON)/(TOFF
−T′OFF) で表わされ、スイッチング周波数fは、 f=1/(TON+TOFF)=1/T で表わされる。ここで、Nsはトランス4の二次巻線4
cの巻線数であり、Npはトランス4の第1の一次巻線
4aの巻線数であり、Lsはトランス4の二次巻線4c
のインダクタンス値であり、Lpはトランス4の第1の
一次巻線4aのインダクタンス値であり、VINは直流電
源1より供給される入力電圧値であり、TONはスイッチ
ング素子5のオン期間であり、TOFFはスイッチング素
子5のオフ期間であり、T′ONは回生期間であり、T′
OFFは逆流期間であり、Tは発振周期である。
【0029】出力電圧VOUTは、誤差増幅器10により
基準電圧11と比較増幅され絶縁信号伝達手段15を介
して同期発振制御回路7に伝達されスイッチング素子5
のオン期間を制御するため一定に制御されており前述の
出力電流IOUT及び入力電圧VINの変動によってもスイ
ッチング素子5のオン期間が変化して一定に保たれるこ
とになる。
【0030】さらに電界効果トランジスタ8の寄生ダイ
オード8aの逆回復時間にトランス4の二次巻線4cに
逆方向の二次電流が流れる動作について図3を参照に説
明する。
【0031】図3は、本発明の実施例の図1の回路構成
において本発明者が行った実験データであり電界効果ト
ランジスタ8を流れるトランス4の二次巻線4cから平
滑コンデンサ9へ流れる順方向電流Io及び出力電流IO
UTと平滑コンデンサ9からトランス4の二次巻線4cへ
流れる逆方向電流−Ioの特性を示したものである。
【0032】但し、VIN=130[V]、VOUT=15
[V]、Lp=300[μH]、Ls=15[μH]であ
り、図3(a)は電界効果トランジスタ8が2SK10
18(富士電機(株))、図3(b)はIRFP450
(INTERNATIONAL RECTIFIER)の特性図である。
【0033】図3で明らかなように、出力電流IOUTが
流れるとすなわち順方向電流Ioが流れると逆方向電流
−Ioが必ず流れることが解る。これは、電界効果トラ
ンジスタ8の寄生ダイオード8cの逆回復時間によるも
のである。
【0034】さらに逆方向電流−Ioの値はある出力電
流IOUTすなわち、順方向電流Io以上ではほぼ一定であ
るため前述のように出力電圧VOUTは、出力電流IOUT及
び入力電圧VINの変動によってもスイッチング素子5の
オン期間が変化して一定に保たれることになる。
【0035】また、逆方向電流−Ioの値はある出力電
流IOUTすなわち、ある順方向電流Io以下では減少する
ため、前述のようにスイッチング素子5のゼロクロスス
イッチングにならない場合もあるが出力電圧VOUTは、
誤差増幅器10により基準電圧11と比較増幅され絶縁
信号伝達手段15を介して同期発振制御回路7に伝達さ
れスイッチング素子5のオン期間を制御するため一定に
制御されており前述の出力電流IOUT及び入力電圧VIN
の変動によってもスイッチング素子5のオン期間が変化
して一定に保たれることになる。この場合、スイッチン
グ電源装置の出力電力としては小さく、損失及びノイズ
は特に問題とはならない。
【0036】上記のように、トランス4の二次巻線4c
に逆方向の二次電流を流す手段として電界効果トランジ
スタ8の寄生ダイオード8aの逆回復時間特性を利用し
ていることから電界効果トランジスタ8を寄生ダイオー
ド8aの逆回復時間特性のように充分な逆回復時間を持
つ整流素子、特にPN接合ダイオードとしても同じ効果
が得られることは明らかである。
【0037】さらに、スイッチング素子5に印加される
サージ電圧値、スイッチングノイズをある規定値に抑制
したり、入出力端子から放出されるノイズレベルをある
規定値に抑制するためにコンデンサ6の容量値を変えて
も適切な逆回復時間特性を持つ電界効果トランジスタ8
又はPN接合ダイオードを用いればスイッチング素子5
のゼロクロススイッチングが可能であることは明らかで
ある。
【0038】さらにスイッチング電源装置として損失及
びスイッチングノイズの低減を行うために電界効果トラ
ンジスタ8又は、充分な逆回復時間を持つ整流素子の両
端に並列にコンデンサを接続することにより前記逆流期
間後、前記逆方向の二次電流が急速に減少し、トランス
4の各巻線に発生する誘起電圧の極性が反転しトランス
4の二次巻線4cに発生する誘起電圧は電界効果トラン
ジスタ8の寄生ダイオード8a又は、充分な逆回復時間
を持つ整流素子を逆バイアスする時にトランス4の二次
巻線4cと第1の一次巻線4aのリーケージインダクタ
ンスにより発生するスパイク電圧を吸収し急竣な電圧変
化を防止するためスイッチングノイズの低減ができ、さ
らには電界効果トランジスタ8の寄生ダイオード8a又
は、充分な逆回復時間を持つ整流素子の逆回復損失を低
減することもできる。
【0039】尚、図1においてトランス4の二次巻線4
cの一端を出力端子12に接続し、他端を電界効果トラ
ンジスタ8のドレインに接続し、電界効果トランジスタ
8のゲート及びソースを出力端子13に接続した構成と
しても上述と同じ動作であり、効果も同じとなる。この
構成の場合も電界効果トランジスタ8を充分な逆回復時
間を持つ整流素子としてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、従来と同
一の制御範囲を維持し、簡単な構成でスイッチング素子
のターンオン及びターンオフ損失を大幅に低減でき、同
時にスイッチング素子に印加されるスパイク電圧、スパ
イク電流も大幅に低減され、さらにスイッチングノイズ
も低減できるなど、スイッチング電源装置の高効率化及
び低ノイズ化が可能となりさらに高周波化も可能となる
など大きな効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるスイッチング電源装置
を示す回路構成図
【図2】図1の回路構成図の動作波形を示す説明図
【図3】電界効果トランジスタの特性を示す特性図
【図4】従来のスイッチング電源装置を示す回路構成図
【図5】図4の回路構成図の動作波形を示す説明図
【符号の説明】
1 直流電源 2−3 入力端子 4 トランス 5 スイッチング素子 5a ダイオード 6 コンデンサ 7 同期発振制御回路 8 電界効果トランジスタ 9 平滑コンデンサ 10 誤差増幅器 11 基準電圧 12−13 出力端子 14 負荷 15 絶縁信号伝達手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電圧がオン・オフを繰返すスイッチ
    ング素子を介してトランスの一次巻線に印加され、前記
    トランスに貯えられたエネルギーを前記トランスの二次
    巻線より電界効果トランジスタとコンデンサからなる整
    流平滑手段を介して出力電圧として供給し、前記整流平
    滑手段を介して得られた出力電圧を前記電界効果トラン
    ジスタを介して前記トランスの二次巻線に印加すること
    で前記トランスに貯えられたエネルギーを前記トランス
    の一次巻線を介して前記入力電圧に回生する構成にした
    スイッチング電源装置。
  2. 【請求項2】 入力電圧がオン・オフを繰返すスイッチ
    ング素子を介してトランスの一次巻線に印加され、前記
    トランスに貯えられたエネルギーを前記トランスの二次
    巻線より充分な逆回復時間を持つ整流素子とコンデンサ
    からなる整流平滑手段を介して出力電圧として供給し、
    前記整流平滑手段を介して得られた出力電圧を前記充分
    な逆回復時間を持つ整流素子を介して前記トランスの二
    次巻線に印加することで前記トランスに貯えられたエネ
    ルギーを前記トランスの一次巻線を介して前記入力電圧
    に回生する構成にしたスイッチング電源装置。
  3. 【請求項3】 充分な逆回復時間を持つ整流素子を充分
    な逆回復時間を持つPN接合ダイオードとした請求項2
    記載のスイッチング電源装置。
  4. 【請求項4】 スイッチング素子の両端にコンデンサを
    並列接続した請求項1または2記載のスイッチング電源
    装置。
  5. 【請求項5】 電界効果トランジスタの両端にコンデン
    サを並列接続した請求項1記載のスイッチング電源装
    置。
  6. 【請求項6】 充分な逆回復時間を持つ整流素子の両端
    にコンデンサを並列接続した請求項2記載のスイッチン
    グ電源装置。
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