JPH0974760A - 電圧共振形スイッチング電源回路 - Google Patents
電圧共振形スイッチング電源回路Info
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- JPH0974760A JPH0974760A JP24512895A JP24512895A JPH0974760A JP H0974760 A JPH0974760 A JP H0974760A JP 24512895 A JP24512895 A JP 24512895A JP 24512895 A JP24512895 A JP 24512895A JP H0974760 A JPH0974760 A JP H0974760A
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- voltage
- switching
- resonance
- rectifying
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スイッチング電源回路の小型/軽量化、低コ
スト化の実現、及びレギュレーション範囲の拡大及び電
力変換効率などの特性面での向上を促進する。 【解決手段】 全波整流ラインに直列挿入されるフィル
タチョークコイルLN 及び高速リカバリ型ダイオードD
2 、フィルタチョークコイルLN とローパスフィルタを
形成するフィルタコンデンサCN 、高速リカバリ型ダイ
オードD2 に並列接続した共振用コンデンサC2 により
形成される力率改善回路を設け、電圧共振形を形成する
並列共振コンデンサCrA の静電容量結合を介して、ス
イッチング出力をフィルタチョークコイルLN 及び高速
リカバリ型ダイオードD2 の接続点に対して重畳して、
整流電流経路にスイッチング出力を帰還して、磁気結合
トランスMCTを省略して力率改善を図るように構成す
る。
スト化の実現、及びレギュレーション範囲の拡大及び電
力変換効率などの特性面での向上を促進する。 【解決手段】 全波整流ラインに直列挿入されるフィル
タチョークコイルLN 及び高速リカバリ型ダイオードD
2 、フィルタチョークコイルLN とローパスフィルタを
形成するフィルタコンデンサCN 、高速リカバリ型ダイ
オードD2 に並列接続した共振用コンデンサC2 により
形成される力率改善回路を設け、電圧共振形を形成する
並列共振コンデンサCrA の静電容量結合を介して、ス
イッチング出力をフィルタチョークコイルLN 及び高速
リカバリ型ダイオードD2 の接続点に対して重畳して、
整流電流経路にスイッチング出力を帰還して、磁気結合
トランスMCTを省略して力率改善を図るように構成す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば力率改善が
図られている電圧共振形スイッチング電源回路に関する
ものである。
図られている電圧共振形スイッチング電源回路に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高周波の比較的大きい電流及び電
圧に耐えることができるスイッチング素子の開発によっ
て、商用電源を整流して所望の直流電圧を得る電源装置
としては、大部分がスイッチング方式の電源装置になっ
ている。スイッチング電源はスイッチング周波数を高く
することによりトランスその他のデバイスを小型にする
と共に、大電力のDC−DCコンバータとして各種の電
子機器の電源として使用される。
圧に耐えることができるスイッチング素子の開発によっ
て、商用電源を整流して所望の直流電圧を得る電源装置
としては、大部分がスイッチング方式の電源装置になっ
ている。スイッチング電源はスイッチング周波数を高く
することによりトランスその他のデバイスを小型にする
と共に、大電力のDC−DCコンバータとして各種の電
子機器の電源として使用される。
【0003】ところで、一般に商用電源を整流すると平
滑回路に流れる電流は歪み波形になるため、電源の利用
効率を示す力率が損なわれるという問題が生じる。ま
た、歪み電流波形となることによって発生する高調波を
抑圧するための対策が必要とされている。
滑回路に流れる電流は歪み波形になるため、電源の利用
効率を示す力率が損なわれるという問題が生じる。ま
た、歪み電流波形となることによって発生する高調波を
抑圧するための対策が必要とされている。
【0004】そこで、スイッチング電源回路において力
率改善がなされるように構成した発明が、先に本出願人
により各種提案されており、図7の回路図はこれらの発
明に基づいて構成されるスイッチング電源回路の一例を
示すものとされる。この電源回路のスイッチングコンバ
ータとしては、1石のスイッチング素子による自励式の
電圧共振形コンバータとされる。また、力率改善手段と
して、先に本出願人により絶縁型のコンバータトランス
(以降、絶縁コンバータトランスという)の一次側ある
いは二次側からスイッチング出力に応じた電圧を、整流
ラインのチョークコイルに励起するようにした磁気結合
トランスを設けて、これによりブリッジ整流回路の整流
出力にスイッチング周期の電圧を帰還して重畳すること
で力率改善を図るようにされたスイッチング電源回路が
提案されているが、この図の電源回路は上述のような磁
気結合トランスを備えて構成されるものである。
率改善がなされるように構成した発明が、先に本出願人
により各種提案されており、図7の回路図はこれらの発
明に基づいて構成されるスイッチング電源回路の一例を
示すものとされる。この電源回路のスイッチングコンバ
ータとしては、1石のスイッチング素子による自励式の
電圧共振形コンバータとされる。また、力率改善手段と
して、先に本出願人により絶縁型のコンバータトランス
(以降、絶縁コンバータトランスという)の一次側ある
いは二次側からスイッチング出力に応じた電圧を、整流
ラインのチョークコイルに励起するようにした磁気結合
トランスを設けて、これによりブリッジ整流回路の整流
出力にスイッチング周期の電圧を帰還して重畳すること
で力率改善を図るようにされたスイッチング電源回路が
提案されているが、この図の電源回路は上述のような磁
気結合トランスを備えて構成されるものである。
【0005】この図に示すスイッチング電源回路におい
ては、交流電源ACに対してコモンモードのノイズを除
去するノイズフィルタとしてコモンモードチョークコイ
ルCMCとアクロスコンデンサCL が設けられている。
交流電源ACは、4本のダイオードからなるブリッジ整
流回路D1 により全波整流され、その整流出力は力率改
善回路20を介して平滑コンデンサCiに充電される。
なお、力率改善回路20の構成及びその動作については
後述する。
ては、交流電源ACに対してコモンモードのノイズを除
去するノイズフィルタとしてコモンモードチョークコイ
ルCMCとアクロスコンデンサCL が設けられている。
交流電源ACは、4本のダイオードからなるブリッジ整
流回路D1 により全波整流され、その整流出力は力率改
善回路20を介して平滑コンデンサCiに充電される。
なお、力率改善回路20の構成及びその動作については
後述する。
【0006】この図において、電圧共振形のスイッチン
グコンバータは、高耐圧のスイッチング素子Q1 を備え
た1石による構成とされる。このスイッチング素子Q1
のベースは、起動抵抗RS を介して平滑コンデンサCi
の正極側に接続されて、起動時のベース電流が整流平滑
ラインから得られるようにしている。また、スイッチン
グ素子Q1 のベースとアース間にはダンピング抵抗RB
と共振コンデンサCBと駆動巻線NB からなる自励発振
用の共振回路が直列接続される。この場合、駆動巻線N
B は、絶縁コンバータトランスPIT(Power Isolatio
n Transformer)に巻装されており、スイッチング周波数
を設定する所要のインダクタンスが得られるようにされ
ている。また、スイッチング素子Q1 のベースと平滑コ
ンデンサCiの負極1次側(アース)間に挿入されるク
ランプダイオードDD により、スイッチング素子Q1 の
オフ時に流れるダンパー電流の経路を形成するようにさ
れており、また、スイッチング素子Q1 のコレクタは絶
縁コンバータトランスPRTの一次巻線N1 の一端と接
続され、エミッタは接地される。
グコンバータは、高耐圧のスイッチング素子Q1 を備え
た1石による構成とされる。このスイッチング素子Q1
のベースは、起動抵抗RS を介して平滑コンデンサCi
の正極側に接続されて、起動時のベース電流が整流平滑
ラインから得られるようにしている。また、スイッチン
グ素子Q1 のベースとアース間にはダンピング抵抗RB
と共振コンデンサCBと駆動巻線NB からなる自励発振
用の共振回路が直列接続される。この場合、駆動巻線N
B は、絶縁コンバータトランスPIT(Power Isolatio
n Transformer)に巻装されており、スイッチング周波数
を設定する所要のインダクタンスが得られるようにされ
ている。また、スイッチング素子Q1 のベースと平滑コ
ンデンサCiの負極1次側(アース)間に挿入されるク
ランプダイオードDD により、スイッチング素子Q1 の
オフ時に流れるダンパー電流の経路を形成するようにさ
れており、また、スイッチング素子Q1 のコレクタは絶
縁コンバータトランスPRTの一次巻線N1 の一端と接
続され、エミッタは接地される。
【0007】また、上記スイッチング素子Q1 のコレク
タ−エミッタ間に対しては、並列に共振コンデンサCr
が接続されている。この共振コンデンサCrは、後述す
る絶縁コンバータトランスPITの一次巻線N1 、直交
型制御トランスPRT(Poewr Regulating Transforme
r) の被制御巻線NR 、磁気結合トランスMCTの巻線
NS の直列接続により得られるインダクタンスとにより
電圧共振形コンバータの共振回路を形成している。そし
て、ここでは詳しい説明を省略するが、スイッチング素
子Q1 のオフ時には、この共振回路の作用によって共振
コンデンサCrの両端電圧VCPは、実際には正弦波状の
パルス波形となって電圧共振形の動作が得られるように
なっている。
タ−エミッタ間に対しては、並列に共振コンデンサCr
が接続されている。この共振コンデンサCrは、後述す
る絶縁コンバータトランスPITの一次巻線N1 、直交
型制御トランスPRT(Poewr Regulating Transforme
r) の被制御巻線NR 、磁気結合トランスMCTの巻線
NS の直列接続により得られるインダクタンスとにより
電圧共振形コンバータの共振回路を形成している。そし
て、ここでは詳しい説明を省略するが、スイッチング素
子Q1 のオフ時には、この共振回路の作用によって共振
コンデンサCrの両端電圧VCPは、実際には正弦波状の
パルス波形となって電圧共振形の動作が得られるように
なっている。
【0008】絶縁コンバ−タトランスPITは、スイッ
チング素子Q1 のスイッチング出力を二次側に伝送する
ためのもので、この場合、絶縁コンバータトランスPI
Tの一次巻線N1 の一端は、スイッチング素子Q1 のコ
レクタと接続され、他端側は図のように直交型制御トラ
ンスPRTの被制御巻線NR 及び磁気結合トランスMC
Tの巻線NS と直列に接続されている。
チング素子Q1 のスイッチング出力を二次側に伝送する
ためのもので、この場合、絶縁コンバータトランスPI
Tの一次巻線N1 の一端は、スイッチング素子Q1 のコ
レクタと接続され、他端側は図のように直交型制御トラ
ンスPRTの被制御巻線NR 及び磁気結合トランスMC
Tの巻線NS と直列に接続されている。
【0009】絶縁コンバータトランスPITの二次側で
は、一次巻線N1 により二次巻線N2 に誘起される誘起
電圧が、ダイオードD3 及び平滑コンデンサC3 からな
る半波整流回路により直流電圧に変換されて直流出力電
圧E0 が得られる。
は、一次巻線N1 により二次巻線N2 に誘起される誘起
電圧が、ダイオードD3 及び平滑コンデンサC3 からな
る半波整流回路により直流電圧に変換されて直流出力電
圧E0 が得られる。
【0010】制御回路1は例えば二次側の直流電圧出力
EO と、基準電圧を比較してその誤差に応じた直流電流
を、制御電流として直交型制御トランスPRTの制御巻
線NC に供給する誤差増幅器である。例えば、二次側の
直流出力電圧EO が変動した時は、制御回路1によって
制御巻線NC に流れる電流を可変するが、これにより、
被制御巻線NR のインダクタンスLR を可変する。この
被制御巻線NR は、前述のように電圧共振形のスイッチ
ング動作を得るための共振回路を形成していることか
ら、固定とされているスイッチング周波数に対して、こ
の共振回路の共振条件が変化するようにされる。これに
より、二次側直流電圧EO の定電圧化が図られることに
なる。なお、このような定電圧制御方式を、以降はイン
ダクタンス制御方式ということにする。
EO と、基準電圧を比較してその誤差に応じた直流電流
を、制御電流として直交型制御トランスPRTの制御巻
線NC に供給する誤差増幅器である。例えば、二次側の
直流出力電圧EO が変動した時は、制御回路1によって
制御巻線NC に流れる電流を可変するが、これにより、
被制御巻線NR のインダクタンスLR を可変する。この
被制御巻線NR は、前述のように電圧共振形のスイッチ
ング動作を得るための共振回路を形成していることか
ら、固定とされているスイッチング周波数に対して、こ
の共振回路の共振条件が変化するようにされる。これに
より、二次側直流電圧EO の定電圧化が図られることに
なる。なお、このような定電圧制御方式を、以降はイン
ダクタンス制御方式ということにする。
【0011】また、力率改善は力率改善回路20により
なされる。この力率改善回路20においては、図のよう
にブリッジ整流回路D1 の正極の出力端子と平滑コンデ
ンサCiの正極間のラインに対して、フィルタチョーク
コイルLN 、高速リカバリ型ダイオードD2 、力率改善
用のチョークコイルとして作用する磁気結合トランスM
CTの二次巻線NP が直列に設けられる。また、フィル
タコンデンサCN が、フィルタチョークコイルLN と高
速リカバリ型ダイオードD2 の接続点と平滑コンデンサ
Ciの正極間に挿入されており、このフィルタコンデン
サCN 及びフィルタチョークコイルLN によりノーマル
モードのLCローパスフィルタを形成している。
なされる。この力率改善回路20においては、図のよう
にブリッジ整流回路D1 の正極の出力端子と平滑コンデ
ンサCiの正極間のラインに対して、フィルタチョーク
コイルLN 、高速リカバリ型ダイオードD2 、力率改善
用のチョークコイルとして作用する磁気結合トランスM
CTの二次巻線NP が直列に設けられる。また、フィル
タコンデンサCN が、フィルタチョークコイルLN と高
速リカバリ型ダイオードD2 の接続点と平滑コンデンサ
Ciの正極間に挿入されており、このフィルタコンデン
サCN 及びフィルタチョークコイルLN によりノーマル
モードのLCローパスフィルタを形成している。
【0012】このLCローパスフィルタは、スイッチン
グ周波数の高周波ノイズがACラインに流入するのを阻
止するためのものとされる。また、高速リカバリ型ダイ
オードD2 は、全波整流出力ラインに後で述べるスイッ
チング周期の高周波電流が流れることに対応している。
グ周波数の高周波ノイズがACラインに流入するのを阻
止するためのものとされる。また、高速リカバリ型ダイ
オードD2 は、全波整流出力ラインに後で述べるスイッ
チング周期の高周波電流が流れることに対応している。
【0013】共振用コンデンサC2 は、図のように磁気
結合トランスMCTの二次巻線NRと並列に接続され
て、この二次巻線NR と共に並列共振回路を形成する。
この並列共振回路の共振周波数はスイッチング電源の共
振周波数とほぼ同じ周波数に設定されている。なお、そ
の動作については後述する。
結合トランスMCTの二次巻線NRと並列に接続され
て、この二次巻線NR と共に並列共振回路を形成する。
この並列共振回路の共振周波数はスイッチング電源の共
振周波数とほぼ同じ周波数に設定されている。なお、そ
の動作については後述する。
【0014】磁気結合トランスMCTは、スイッチング
出力を整流ライン側に帰還するために設けられるものと
され、一次巻線NS 及び二次巻線NP をフェライトコア
によって、例えば1:1の巻線比で密結合したものとさ
れる。この磁気結合トランスMCTの一次巻線NS の一
端は、前述のように直交型制御トランスPRTの被制御
巻線NR を介して絶縁コンバータトランスPITの一次
巻線N1 と直列接続されている。これにより、絶縁コン
バータトランスPITの一次巻線N1 に得られるスイッ
チング出力が、磁気結合トランスMCTの一次巻線NS
に伝送可能とされている。また、磁気結合トランスMC
Tの一次巻線NS の他端は、平滑コンデンサCiを介し
てアースに接地されている。
出力を整流ライン側に帰還するために設けられるものと
され、一次巻線NS 及び二次巻線NP をフェライトコア
によって、例えば1:1の巻線比で密結合したものとさ
れる。この磁気結合トランスMCTの一次巻線NS の一
端は、前述のように直交型制御トランスPRTの被制御
巻線NR を介して絶縁コンバータトランスPITの一次
巻線N1 と直列接続されている。これにより、絶縁コン
バータトランスPITの一次巻線N1 に得られるスイッ
チング出力が、磁気結合トランスMCTの一次巻線NS
に伝送可能とされている。また、磁気結合トランスMC
Tの一次巻線NS の他端は、平滑コンデンサCiを介し
てアースに接地されている。
【0015】また、共振用コンデンサC2 は、図のよう
に磁気結合トランスMCTの二次巻線NR と並列に接続
されて、この二次巻線NR と共に並列共振回路を形成す
る。この並列共振回路の共振周波数はスイッチング電源
の共振周波数とほぼ同じ周波数に設定されている。な
お、その動作については後述する。
に磁気結合トランスMCTの二次巻線NR と並列に接続
されて、この二次巻線NR と共に並列共振回路を形成す
る。この並列共振回路の共振周波数はスイッチング電源
の共振周波数とほぼ同じ周波数に設定されている。な
お、その動作については後述する。
【0016】そして力率改善動作としては次のようにな
る。絶縁コンバータトランスPITの一次巻線N1 に得
られるスイッチング電圧は、直交型制御トランスPRT
の被制御巻線NR を介して磁気結合トランスMCTの一
次巻線NS に供給される。そして、磁気結合トランスM
CTにおいては、この一次巻線NS に得られたスイッチ
ング電圧を二次巻線NP に励起する。つまり、スイッチ
ング出力を全波整流ラインに対して重畳するようにして
いる。従って、ブリッジ整流回路D1 で整流された全波
整流電圧は、上記磁気結合トランスMCTの二次巻線N
P によりスイッチング電圧が重畳されて平滑コンデンサ
Ciに充電が行われることになる。そして、このスイッ
チング電圧の重畳分によって、平滑コンデンサCiの端
子電圧をスイッチング周期で引き下げることになる。す
ると、ブリッジ整流回路D1 の整流電圧レベルよりコン
デンサCiの端子電圧が低下している期間に充電電流が
流れるようになり、平均的な交流入力電流の導通角が拡
大されてAC電圧波形に近付くことによって力率改善が
図られることになる。
る。絶縁コンバータトランスPITの一次巻線N1 に得
られるスイッチング電圧は、直交型制御トランスPRT
の被制御巻線NR を介して磁気結合トランスMCTの一
次巻線NS に供給される。そして、磁気結合トランスM
CTにおいては、この一次巻線NS に得られたスイッチ
ング電圧を二次巻線NP に励起する。つまり、スイッチ
ング出力を全波整流ラインに対して重畳するようにして
いる。従って、ブリッジ整流回路D1 で整流された全波
整流電圧は、上記磁気結合トランスMCTの二次巻線N
P によりスイッチング電圧が重畳されて平滑コンデンサ
Ciに充電が行われることになる。そして、このスイッ
チング電圧の重畳分によって、平滑コンデンサCiの端
子電圧をスイッチング周期で引き下げることになる。す
ると、ブリッジ整流回路D1 の整流電圧レベルよりコン
デンサCiの端子電圧が低下している期間に充電電流が
流れるようになり、平均的な交流入力電流の導通角が拡
大されてAC電圧波形に近付くことによって力率改善が
図られることになる。
【0017】そして、このような方式により力率改善を
行う電源回路では、軽負荷時に絶縁コンバータトランス
PITのドライブ電流が小さくなるから、このドライブ
電流によって全波整流出力ラインに流れるスイッチング
電流も小さいものになる。したがって、軽負荷時には充
電電流のレベルが小さくなり、重負荷時には充電電流が
大きくなるため、特に軽負荷時に平滑コンデンサCiの
端子電圧が異常に上昇する現象を解消し、通常のMS
(マグネット−スイッチ)方式では困難だったレギュレ
ーションの改善を行うことができる。このため、例えば
交流入力電圧VAC±20%の変動に対しても整流平滑電
圧Viの変動は抑制されるので、スイッチング素子や平
滑コンデンサの耐圧向上を考慮する必要はなくなる。
行う電源回路では、軽負荷時に絶縁コンバータトランス
PITのドライブ電流が小さくなるから、このドライブ
電流によって全波整流出力ラインに流れるスイッチング
電流も小さいものになる。したがって、軽負荷時には充
電電流のレベルが小さくなり、重負荷時には充電電流が
大きくなるため、特に軽負荷時に平滑コンデンサCiの
端子電圧が異常に上昇する現象を解消し、通常のMS
(マグネット−スイッチ)方式では困難だったレギュレ
ーションの改善を行うことができる。このため、例えば
交流入力電圧VAC±20%の変動に対しても整流平滑電
圧Viの変動は抑制されるので、スイッチング素子や平
滑コンデンサの耐圧向上を考慮する必要はなくなる。
【0018】また、この回路では、LCローパスフィル
タ回路(フィルタチョークコイルLN 及びフィルタコン
デンサCN )を、ブリッジ整流回路D1 の整流出力側に
設けるようにしている。
タ回路(フィルタチョークコイルLN 及びフィルタコン
デンサCN )を、ブリッジ整流回路D1 の整流出力側に
設けるようにしている。
【0019】このような構成によれば、ブリッジ整流ダ
イオードD1 の整流出力端子と平滑コンデンサCi間の
ラインに、フィルタチョークコイルLN 、高速リカバリ
型ダイオードD2 、磁気結合トランスMCTの二次巻線
NP がが直列に接続されて挿入されていることになる
が、これら素子の各抵抗成分を合成して得られる値を、
電源オン時の突入電流を所要のレベルにまで抑制するこ
とのできるようなものに設定することで、通常ACライ
ンに挿入される突入電流制限抵抗を省略することが可能
となり、また、電力消費が上記各素子の抵抗成分により
分散されるため、発熱も抑えられる。
イオードD1 の整流出力端子と平滑コンデンサCi間の
ラインに、フィルタチョークコイルLN 、高速リカバリ
型ダイオードD2 、磁気結合トランスMCTの二次巻線
NP がが直列に接続されて挿入されていることになる
が、これら素子の各抵抗成分を合成して得られる値を、
電源オン時の突入電流を所要のレベルにまで抑制するこ
とのできるようなものに設定することで、通常ACライ
ンに挿入される突入電流制限抵抗を省略することが可能
となり、また、電力消費が上記各素子の抵抗成分により
分散されるため、発熱も抑えられる。
【0020】そして、フィルタコンデンサCN の一端は
直接アースに接地せずに、図のように平滑コンデンサC
iの正極に接続されているが、これによりフィルタコン
デンサCN の両端にかかる電圧は、LCローパスフィル
タ回路がACライン側に挿入されている場合よりも低い
ものとすることができる。
直接アースに接地せずに、図のように平滑コンデンサC
iの正極に接続されているが、これによりフィルタコン
デンサCN の両端にかかる電圧は、LCローパスフィル
タ回路がACライン側に挿入されている場合よりも低い
ものとすることができる。
【0021】また、磁気結合トランスMCTの二次巻線
NP の自己インダクタンスと接続されている共振用コン
デンサC2 は、このスイッチング電源の負荷が軽くなっ
た時に、整流平滑ラインに帰還されるスイッチング電圧
を抑圧するようにしており、軽負荷時の平滑コンデンサ
Ciの端子電圧Eiの上昇を抑制することが可能とされ
ている。
NP の自己インダクタンスと接続されている共振用コン
デンサC2 は、このスイッチング電源の負荷が軽くなっ
た時に、整流平滑ラインに帰還されるスイッチング電圧
を抑圧するようにしており、軽負荷時の平滑コンデンサ
Ciの端子電圧Eiの上昇を抑制することが可能とされ
ている。
【0022】ここで、図8の斜視図により、上記図7の
スイッチング電源回路に用いられる磁気結合トランスM
CT及び、フィルタチョークコイルLN の構造例を示
す。磁気結合トランスMCTは、例えば図8(a)に示
すようにフェライト材によるE型コアCR1、CR2を互い
の磁脚が対向するように組み合わせたEE型コアを形成
し、この際、中央磁脚には図のようにギャップGを形成
している。そして、この中央磁脚に対して一次巻線N
S 、二次巻線NP をそれぞれ巻装して、磁気結合トラン
スMCTが構成される。また、フィルタチョークコイル
LN は、例えば図8(b)に示すようにドラム型のフェ
ライトコアDに対して、ボビンを介さずに直接ポリウレ
タン銅線などの単線を巻装して構成される。
スイッチング電源回路に用いられる磁気結合トランスM
CT及び、フィルタチョークコイルLN の構造例を示
す。磁気結合トランスMCTは、例えば図8(a)に示
すようにフェライト材によるE型コアCR1、CR2を互い
の磁脚が対向するように組み合わせたEE型コアを形成
し、この際、中央磁脚には図のようにギャップGを形成
している。そして、この中央磁脚に対して一次巻線N
S 、二次巻線NP をそれぞれ巻装して、磁気結合トラン
スMCTが構成される。また、フィルタチョークコイル
LN は、例えば図8(b)に示すようにドラム型のフェ
ライトコアDに対して、ボビンを介さずに直接ポリウレ
タン銅線などの単線を巻装して構成される。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】ところで、機器のサイ
ズやコスト等の観点によれば、スイッチング電源回路に
おいてもできるだけ部品点数を削減したり、小型や安価
な部品を使用する等して、小型/軽量化及び低コスト化
を図ることが好ましい。例えば、図7に示した電源回路
に設けられる磁気結合トランスMCTの場合、その一次
巻線NS には平滑コンデンサCiからの入力電流IO が
流れ、二次巻線NP には高速リカバリ型ダイオードD2
によりスイッチング周期で断続される比較的大きなレベ
ルの平滑コンデンサCiへの充電電流が流れる。このた
め、図8(a)に示した磁気結合トランスMCTにおい
ては、例えば60μφのウレタン被膜銅線を束ねたリッ
ツ線を巻装しているが、この束数を多くすることによっ
て巻線を流れる電流の直流抵抗を抑制し、鉄損を低減す
るようにしている。また、磁気結合トランスMCTでは
鉄損を減少させるために、図8(a)に示すように中央
磁脚に対してギャップGを形成して磁束密度を低くする
ようにしている。つまり、磁気結合トランスMCTでは
上述のような構成が必要とされることによって比較的大
型にならざるをえず、電源回路の小型化を促進すること
の妨げになる。また、レギュレーション範囲の拡大や電
力変換効率などをはじめとする各種電気的特性面におい
ても、向上されることが好ましい。
ズやコスト等の観点によれば、スイッチング電源回路に
おいてもできるだけ部品点数を削減したり、小型や安価
な部品を使用する等して、小型/軽量化及び低コスト化
を図ることが好ましい。例えば、図7に示した電源回路
に設けられる磁気結合トランスMCTの場合、その一次
巻線NS には平滑コンデンサCiからの入力電流IO が
流れ、二次巻線NP には高速リカバリ型ダイオードD2
によりスイッチング周期で断続される比較的大きなレベ
ルの平滑コンデンサCiへの充電電流が流れる。このた
め、図8(a)に示した磁気結合トランスMCTにおい
ては、例えば60μφのウレタン被膜銅線を束ねたリッ
ツ線を巻装しているが、この束数を多くすることによっ
て巻線を流れる電流の直流抵抗を抑制し、鉄損を低減す
るようにしている。また、磁気結合トランスMCTでは
鉄損を減少させるために、図8(a)に示すように中央
磁脚に対してギャップGを形成して磁束密度を低くする
ようにしている。つまり、磁気結合トランスMCTでは
上述のような構成が必要とされることによって比較的大
型にならざるをえず、電源回路の小型化を促進すること
の妨げになる。また、レギュレーション範囲の拡大や電
力変換効率などをはじめとする各種電気的特性面におい
ても、向上されることが好ましい。
【0024】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、電圧共
振形コンバータを備えたスイッチング電源回路におい
て、整流回路と平滑コンデンサ間のラインに直列に挿入
されるフィルタチョークコイル及び高速リカバリ型整流
素子と、フィルタチョークコイルと共にローパスフィル
タを形成するように設けられるフィルタコンデンサと、
高速リカバリ型整流素子に対して並列に接続される共振
用コンデンサとを設けると共に、スイッチングコンバー
タの動作を電圧共振形とするための共振回路を形成する
共振コンデンサの静電容量結合により、上記スイッチン
グコンバータの出力を整流回路と平滑コンデンサ間のラ
インに帰還するようにして構成される力率改善回路を備
えることとした。
振形コンバータを備えたスイッチング電源回路におい
て、整流回路と平滑コンデンサ間のラインに直列に挿入
されるフィルタチョークコイル及び高速リカバリ型整流
素子と、フィルタチョークコイルと共にローパスフィル
タを形成するように設けられるフィルタコンデンサと、
高速リカバリ型整流素子に対して並列に接続される共振
用コンデンサとを設けると共に、スイッチングコンバー
タの動作を電圧共振形とするための共振回路を形成する
共振コンデンサの静電容量結合により、上記スイッチン
グコンバータの出力を整流回路と平滑コンデンサ間のラ
インに帰還するようにして構成される力率改善回路を備
えることとした。
【0025】また、倍電圧整流回路を備えた電圧共振形
コンバータにおいて、商用電源にラインに直列に挿入さ
れるフィルタチョークコイルと、フィルタチョークコイ
ルと共にローパスフィルタを形成するように設けられる
フィルタコンデンサと、倍電圧整流回路の整流素子に対
して並列に設けられてフィルタチョークコイルと共に共
振回路を形成する共振用コンデンサとを設けると共に、
スイッチングコンバータの動作を電圧共振形とするため
の共振回路を形成する共振コンデンサの静電容量結合に
より、上記スイッチングコンバータの出力を倍電圧整流
回路を形成する整流素子に印加するように構成すること
とした。
コンバータにおいて、商用電源にラインに直列に挿入さ
れるフィルタチョークコイルと、フィルタチョークコイ
ルと共にローパスフィルタを形成するように設けられる
フィルタコンデンサと、倍電圧整流回路の整流素子に対
して並列に設けられてフィルタチョークコイルと共に共
振回路を形成する共振用コンデンサとを設けると共に、
スイッチングコンバータの動作を電圧共振形とするため
の共振回路を形成する共振コンデンサの静電容量結合に
より、上記スイッチングコンバータの出力を倍電圧整流
回路を形成する整流素子に印加するように構成すること
とした。
【0026】また、商用電源を全波整流するブリッジ整
流回路と、商用電源を倍電圧整流する倍電圧整流回路の
切換えが可能とされて整流平滑電圧を得ることのできる
整流平滑回路を備えた電圧共振形コンバータにおいて、
商用電源ラインに直列に挿入されるフィルタチョークコ
イルと、このフィルタチョークコイルと共にローパスフ
ィルタを形成するように設けられるフィルタコンデンサ
と、整流平滑回路を形成する整流素子に対して並列に設
けられてフィルタチョークコイルと共に共振回路を形成
する共振用コンデンサとを設けると共に、スイッチング
コンバータの動作を電圧共振形とするための共振回路を
形成する共振コンデンサの静電容量結合により、スイッ
チングコンバータの出力を上記整流平滑回路を形成する
整流素子に印加するように構成することとした。
流回路と、商用電源を倍電圧整流する倍電圧整流回路の
切換えが可能とされて整流平滑電圧を得ることのできる
整流平滑回路を備えた電圧共振形コンバータにおいて、
商用電源ラインに直列に挿入されるフィルタチョークコ
イルと、このフィルタチョークコイルと共にローパスフ
ィルタを形成するように設けられるフィルタコンデンサ
と、整流平滑回路を形成する整流素子に対して並列に設
けられてフィルタチョークコイルと共に共振回路を形成
する共振用コンデンサとを設けると共に、スイッチング
コンバータの動作を電圧共振形とするための共振回路を
形成する共振コンデンサの静電容量結合により、スイッ
チングコンバータの出力を上記整流平滑回路を形成する
整流素子に印加するように構成することとした。
【0027】そして上記構成によれば、本発明は各種タ
イプの電圧共振形のスイッチング電源回路において、ス
イッチングコンバータを電圧共振形とするための共振回
路を形成するコンデンサの静電容量結合を介してスイッ
チング出力を整流回路側の電流経路に帰還して重畳する
ようにして力率改善を図るようにされることから、磁気
結合トランスMCTを削除することが可能となる。
イプの電圧共振形のスイッチング電源回路において、ス
イッチングコンバータを電圧共振形とするための共振回
路を形成するコンデンサの静電容量結合を介してスイッ
チング出力を整流回路側の電流経路に帰還して重畳する
ようにして力率改善を図るようにされることから、磁気
結合トランスMCTを削除することが可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】図1の回路図は、本発明の実施の
形態とされるスイッチング電源回路を示しており、この
スイッチング電源回路においては先に説明した図7の場
合と同様に、自励式による電圧共振形のスイッチングコ
ンバータが採用されている。なお、図7と同一部分は同
一符号を付して説明を省略する。
形態とされるスイッチング電源回路を示しており、この
スイッチング電源回路においては先に説明した図7の場
合と同様に、自励式による電圧共振形のスイッチングコ
ンバータが採用されている。なお、図7と同一部分は同
一符号を付して説明を省略する。
【0029】この図に示す力率改善回路10は、図のよ
うに、ブリッジ整流回路D1 の正極出力と負極(一次側
アース)間にフィルタコンデンサCN が挿入され、ま
た、ブリッジ整流回路D1 の正極出力の一端にはフィル
タチョークコイルLN が接続される。そして、上記フィ
ルタチョークコイルLN とフィルタコンデンサCN とに
よりノーマルモードのLCローパスフィルタが形成さ
れ、スイッチング周波数の高周波ノイズがACラインに
流入するのを阻止するようにされる。なお、フィルタチ
ョークコイルLN は先に図8(b)にて説明したと同様
のものが用いられればよいものとされる。また、高速リ
カバリ型ダイオードD2 はアノードがフィルタチョーク
コイルL N の他端に接続され、カソード側は平滑コンデ
ンサCiの正極に接続される。即ち、フィルタチョーク
コイルLN と高速リカバリ型ダイオードD2 は全波整流
ラインに対して直列接続して挿入される。この高速リカ
バリ型ダイオードD2 は全波整流ラインに流れるスイッ
チング周期の高周波電流に対応して設けられる。さら
に、高速リカバリ型ダイオードD2 に対しては共振用コ
ンデンサC2 が並列に接続されて並列接続回路が形成さ
れている。この共振用コンデンサC2 は、例えばフィル
ムコンデンサなどが用いられ、先行技術として図7に示
した磁気結合トランスMCTの二次巻線NP に並列接続
される共振用コンデンサC2 と同様の作用を有するもの
とされる。
うに、ブリッジ整流回路D1 の正極出力と負極(一次側
アース)間にフィルタコンデンサCN が挿入され、ま
た、ブリッジ整流回路D1 の正極出力の一端にはフィル
タチョークコイルLN が接続される。そして、上記フィ
ルタチョークコイルLN とフィルタコンデンサCN とに
よりノーマルモードのLCローパスフィルタが形成さ
れ、スイッチング周波数の高周波ノイズがACラインに
流入するのを阻止するようにされる。なお、フィルタチ
ョークコイルLN は先に図8(b)にて説明したと同様
のものが用いられればよいものとされる。また、高速リ
カバリ型ダイオードD2 はアノードがフィルタチョーク
コイルL N の他端に接続され、カソード側は平滑コンデ
ンサCiの正極に接続される。即ち、フィルタチョーク
コイルLN と高速リカバリ型ダイオードD2 は全波整流
ラインに対して直列接続して挿入される。この高速リカ
バリ型ダイオードD2 は全波整流ラインに流れるスイッ
チング周期の高周波電流に対応して設けられる。さら
に、高速リカバリ型ダイオードD2 に対しては共振用コ
ンデンサC2 が並列に接続されて並列接続回路が形成さ
れている。この共振用コンデンサC2 は、例えばフィル
ムコンデンサなどが用いられ、先行技術として図7に示
した磁気結合トランスMCTの二次巻線NP に並列接続
される共振用コンデンサC2 と同様の作用を有するもの
とされる。
【0030】このような接続形態の力率改善回路10で
は、LCローパスフィルタ回路(フィルタチョークコイ
ルLN 及びフィルタコンデンサCN )を、ブリッジ整流
回路D1 の整流出力側に設けるようにしている。これに
より、ブリッジ整流ダイオードD1 の整流出力端子と平
滑コンデンサCi間のラインに、フィルタチョークコイ
ルLN 、高速リカバリ型ダイオードD2 が直列に接続さ
れて挿入されていることになるが、これら素子の各抵抗
成分を合成して得られる値を、電源オン時の突入電流を
所要のレベルにまで抑制することのできるようなものに
設定れば、ACラインに挿入すべき突入電流制限抵抗を
省略もしくは低抵抗化することが可能となり、電力消費
が上記各素子の抵抗成分により分散されることで発熱も
抑制される。
は、LCローパスフィルタ回路(フィルタチョークコイ
ルLN 及びフィルタコンデンサCN )を、ブリッジ整流
回路D1 の整流出力側に設けるようにしている。これに
より、ブリッジ整流ダイオードD1 の整流出力端子と平
滑コンデンサCi間のラインに、フィルタチョークコイ
ルLN 、高速リカバリ型ダイオードD2 が直列に接続さ
れて挿入されていることになるが、これら素子の各抵抗
成分を合成して得られる値を、電源オン時の突入電流を
所要のレベルにまで抑制することのできるようなものに
設定れば、ACラインに挿入すべき突入電流制限抵抗を
省略もしくは低抵抗化することが可能となり、電力消費
が上記各素子の抵抗成分により分散されることで発熱も
抑制される。
【0031】そして、フィルタコンデンサCN の一端は
直接アースに接地せずに、平滑コンデンサCiの正極に
接続することで、フィルタコンデンサCN の両端にかか
る電圧は、LCローパスフィルタ回路をACライン側に
挿入する場合よりも低いものとすることができ、例えば
安全規格取得品を採用する必要がなくなる。
直接アースに接地せずに、平滑コンデンサCiの正極に
接続することで、フィルタコンデンサCN の両端にかか
る電圧は、LCローパスフィルタ回路をACライン側に
挿入する場合よりも低いものとすることができ、例えば
安全規格取得品を採用する必要がなくなる。
【0032】また、この図に示す並列共振コンデンサC
rA は、絶縁コンバータトランスPITの一次巻線N1
と直交型制御トランスPRT(Poewr Regulating Trans
former) の被制御巻線NR からなるインダクタンスとに
より、電圧共振形コンバータの共振回路を形成するもの
とされ、例えばフィルムコンデンサなどが用いられる。
例えば、先に図7に示した回路における並列共振コンデ
ンサCrは、スイッチング素子のコレクタと一次側アー
ス間に設けられていたが、本実施の形態における、並列
共振コンデンサCrA は、スイッチング素子Q1 のコレ
クタと、上記RRR回路10におけるフィルタチョーク
コイルLN と、高速リカバリ型ダイオードD2 の接続点
との間に対して設けるようにされる。この場合フィルタ
チョークコイルLN は後述するようにして並列共振コン
デンサCrA を介して帰還されるスイッチング出力の負
荷として作用する。なお、図1の並列共振コンデンサC
rA と図7の並列共振コンデンサCrについて、そのキ
ャパシタンスを比較した場合には、 CrA >Cr となるように選定される。
rA は、絶縁コンバータトランスPITの一次巻線N1
と直交型制御トランスPRT(Poewr Regulating Trans
former) の被制御巻線NR からなるインダクタンスとに
より、電圧共振形コンバータの共振回路を形成するもの
とされ、例えばフィルムコンデンサなどが用いられる。
例えば、先に図7に示した回路における並列共振コンデ
ンサCrは、スイッチング素子のコレクタと一次側アー
ス間に設けられていたが、本実施の形態における、並列
共振コンデンサCrA は、スイッチング素子Q1 のコレ
クタと、上記RRR回路10におけるフィルタチョーク
コイルLN と、高速リカバリ型ダイオードD2 の接続点
との間に対して設けるようにされる。この場合フィルタ
チョークコイルLN は後述するようにして並列共振コン
デンサCrA を介して帰還されるスイッチング出力の負
荷として作用する。なお、図1の並列共振コンデンサC
rA と図7の並列共振コンデンサCrについて、そのキ
ャパシタンスを比較した場合には、 CrA >Cr となるように選定される。
【0033】そして、上記のような接続形態によると、
並列共振コンデンサCrA の充放電電流を上記フィルタ
チョークコイルLN と高速リカバリ型ダイオードD2 の
接続点に対して重畳するような動作が得られる。つま
り、並列共振コンデンサCrAの静電容量結合を介し、
てスイッチング素子Q1 のスイッチング出力を、フィル
タチョークコイルLN のインダクタンスを流れる整流電
圧に帰還するようにされる。これにより、図7において
説明したのとほぼ同様にして、このスイッチング電圧の
重畳分によって平滑コンデンサCiの端子電圧がスイッ
チング周期で引き下げられ、交流入力電流の導通角が拡
大されてその平均波形が正弦波に近付くことにより力率
が改善されることになる。なお、コモンモードチョーク
コイルCMCとアクロスコンデンサCL からなるノイズ
フィルタと、フィルタチョークコイルLN 及びフィルタ
コンデンサCN からなるノーマルモードのローパスフィ
ルタの作用により、商用交流電源ACにはスイッチング
周期の高周波成分は流入しないことになる。
並列共振コンデンサCrA の充放電電流を上記フィルタ
チョークコイルLN と高速リカバリ型ダイオードD2 の
接続点に対して重畳するような動作が得られる。つま
り、並列共振コンデンサCrAの静電容量結合を介し、
てスイッチング素子Q1 のスイッチング出力を、フィル
タチョークコイルLN のインダクタンスを流れる整流電
圧に帰還するようにされる。これにより、図7において
説明したのとほぼ同様にして、このスイッチング電圧の
重畳分によって平滑コンデンサCiの端子電圧がスイッ
チング周期で引き下げられ、交流入力電流の導通角が拡
大されてその平均波形が正弦波に近付くことにより力率
が改善されることになる。なお、コモンモードチョーク
コイルCMCとアクロスコンデンサCL からなるノイズ
フィルタと、フィルタチョークコイルLN 及びフィルタ
コンデンサCN からなるノーマルモードのローパスフィ
ルタの作用により、商用交流電源ACにはスイッチング
周期の高周波成分は流入しないことになる。
【0034】そして、このような構成の力率改善回路1
0では、先に先行技術として示した図7の回路と比較す
ると、比較的大型の部品である磁気結合トランスMCT
が省略されることになり、それだけ基板サイズの小型化
や低コスト化を実現することが可能となる。また、本実
施の形態ではスイッチングコンバータは1石のスイッチ
ング素子による自励式の電圧共振形が用いられている
が、例えば自励式電流共振形スイッチングコンバータと
比較すると、電流共振形スイッチングコンバータでは少
なくともハーフブリッジ接続した2石のスイッチング素
子とその自励発振駆動回路が必要となることから、本実
施の形態ではより簡略な回路構成とすることが可能にな
る。
0では、先に先行技術として示した図7の回路と比較す
ると、比較的大型の部品である磁気結合トランスMCT
が省略されることになり、それだけ基板サイズの小型化
や低コスト化を実現することが可能となる。また、本実
施の形態ではスイッチングコンバータは1石のスイッチ
ング素子による自励式の電圧共振形が用いられている
が、例えば自励式電流共振形スイッチングコンバータと
比較すると、電流共振形スイッチングコンバータでは少
なくともハーフブリッジ接続した2石のスイッチング素
子とその自励発振駆動回路が必要となることから、本実
施の形態ではより簡略な回路構成とすることが可能にな
る。
【0035】また、図2は本実施の形態の電源回路の要
部の動作をスイッチング周期で示す波形図とされる。本
実施の形態の場合、スイッチング素子Q1 のスイッチン
グ周波数は、例えば50KHzとなるように、共振コン
デンサCB と駆動巻線NB からなる自励発振用の直列共
振回路の時定数が選定されている。例えば、この図に示
すt1 時点においてスイッチング素子がオフになると、
絶縁コンバータトランスPRTの一次巻線N1 、直交型
制御トランスPRTの被制御巻線NR の合成インダクタ
ンス及び並列共振コンデンサCrA のキャパシタンスか
らなる共振回路の作用により、平滑コンデンサCiへの
入力電流IO は図2(b)に示すように期間t1 〜t2
において、共振波形に近い電流が流れることになる。ま
た、同じ図2(b)の次の期間t2 〜t3 に示す波形
は、クランプダイオードDD からスイッチング素子Q1
のベース−エミッタを介して流れるダンパー電流に対応
する。そして、スイッチング素子Q1 のオフ時におけ
る、並列共振コンデンサCrの両端電圧(スイッチング
素子Q1 のコレクタ−アース間電位)VCPは、図2
(a)の期間t1 〜t2 に示すように正弦波状の波形と
なり、電圧共振形の動作が得られることになる。スイッ
チング素子Q1 は、電流I0 がゼロクロスする時点t3
においてオンに変化するが、スイッチング素子Q1 のオ
ン期間である期間t3 〜t4 においては、共振コンデン
サC1 の両端電圧VCPは図2(a)に示すように0Vが
継続し、電流I0 は、一次巻線N1 及び被制御巻線NR
のインダクタンス作用により図2(b)に示すような波
形が得られる。また、スイッチング周期における並列共
振コンデンサCrの充放電電流Irは、図2(c)に示
すような波形となる。
部の動作をスイッチング周期で示す波形図とされる。本
実施の形態の場合、スイッチング素子Q1 のスイッチン
グ周波数は、例えば50KHzとなるように、共振コン
デンサCB と駆動巻線NB からなる自励発振用の直列共
振回路の時定数が選定されている。例えば、この図に示
すt1 時点においてスイッチング素子がオフになると、
絶縁コンバータトランスPRTの一次巻線N1 、直交型
制御トランスPRTの被制御巻線NR の合成インダクタ
ンス及び並列共振コンデンサCrA のキャパシタンスか
らなる共振回路の作用により、平滑コンデンサCiへの
入力電流IO は図2(b)に示すように期間t1 〜t2
において、共振波形に近い電流が流れることになる。ま
た、同じ図2(b)の次の期間t2 〜t3 に示す波形
は、クランプダイオードDD からスイッチング素子Q1
のベース−エミッタを介して流れるダンパー電流に対応
する。そして、スイッチング素子Q1 のオフ時におけ
る、並列共振コンデンサCrの両端電圧(スイッチング
素子Q1 のコレクタ−アース間電位)VCPは、図2
(a)の期間t1 〜t2 に示すように正弦波状の波形と
なり、電圧共振形の動作が得られることになる。スイッ
チング素子Q1 は、電流I0 がゼロクロスする時点t3
においてオンに変化するが、スイッチング素子Q1 のオ
ン期間である期間t3 〜t4 においては、共振コンデン
サC1 の両端電圧VCPは図2(a)に示すように0Vが
継続し、電流I0 は、一次巻線N1 及び被制御巻線NR
のインダクタンス作用により図2(b)に示すような波
形が得られる。また、スイッチング周期における並列共
振コンデンサCrの充放電電流Irは、図2(c)に示
すような波形となる。
【0036】また図3は、上記図1に示した構成のスイ
ッチング電源回路の各部の動作を商用電源周期により示
す波形図とされる。例えば、図3(a)に示すように交
流入力電圧VACが供給されている場合、全波整流ライン
において高速リカバリ型ダイオードD2 を流れる電流I
2 は、図3(b)に示すように、交流入力電圧VACの絶
対値が平滑コンデンサCiの両端電圧Eiよりも高いと
されるτ期間において、帰還されたスイッチング出力の
作用による高速リカバリ型ダイオードD2 のスイッチン
グ動作が行われることにより、スイッチング周期の高周
波成分が重畳された波形となる。また、共振用コンデン
サC2 の両端電圧に相当する電圧V2 は、図3(c)に
示すようなスイッチング周期の高周波成分が重畳された
実線に示す波形となる。ところで、先に先行技術として
示した図7における整流平滑電圧EiA (平滑コンデン
サCiの両端電圧)は、ブリッジ整流回路D1 の出力電
圧である全波整流電圧V1 に対して、磁気結合トランス
MCTの二次巻線NP によるスイッチング周期の高周波
電圧を重畳して得られる電圧値の平均値とされて、図3
(c)に示すようなレベルとなる。これに対して、図1
の電源回路における整流平滑電圧Eiは、共振用コンデ
ンサC2 の両端電圧V2 のピーク値となる。従って、図
3(c)に示すに示すように、整流平滑電圧Ei及びE
iA を比較すると、Ei>EiAの関係が得られ、スイ
ッチングコンバータに対する直流入力電圧が上昇してお
り、これによりレギュレーション範囲が拡大される。例
えば、図7の電源回路では磁気結合トランスMCTの作
用によってレギュレーション範囲を補償していたが、本
実施の形態の場合には、磁気結合トランスMCTが省略
されても、レギュレーション範囲が補償されることにな
る。そして、交流入力電流IACは図3(d)に示すよう
に、τ期間において電流が流れるようにされ、これによ
って交流入力電流の平均が交流入力電圧波形に近付くこ
ととなって、実際には力率改善が図られる程度に導通角
が拡大されることになる。例えば具体的には、図に示す
ように商用交流電源の半サイクルが10msである場合
には、τ期間が5msとなるようにフィルタコンデンサ
LN のインダクタンス及び共振用コンデンサC2 のキャ
パシタンスを選定すれば、0.8程度の力率が得られる
ようにされる。
ッチング電源回路の各部の動作を商用電源周期により示
す波形図とされる。例えば、図3(a)に示すように交
流入力電圧VACが供給されている場合、全波整流ライン
において高速リカバリ型ダイオードD2 を流れる電流I
2 は、図3(b)に示すように、交流入力電圧VACの絶
対値が平滑コンデンサCiの両端電圧Eiよりも高いと
されるτ期間において、帰還されたスイッチング出力の
作用による高速リカバリ型ダイオードD2 のスイッチン
グ動作が行われることにより、スイッチング周期の高周
波成分が重畳された波形となる。また、共振用コンデン
サC2 の両端電圧に相当する電圧V2 は、図3(c)に
示すようなスイッチング周期の高周波成分が重畳された
実線に示す波形となる。ところで、先に先行技術として
示した図7における整流平滑電圧EiA (平滑コンデン
サCiの両端電圧)は、ブリッジ整流回路D1 の出力電
圧である全波整流電圧V1 に対して、磁気結合トランス
MCTの二次巻線NP によるスイッチング周期の高周波
電圧を重畳して得られる電圧値の平均値とされて、図3
(c)に示すようなレベルとなる。これに対して、図1
の電源回路における整流平滑電圧Eiは、共振用コンデ
ンサC2 の両端電圧V2 のピーク値となる。従って、図
3(c)に示すに示すように、整流平滑電圧Ei及びE
iA を比較すると、Ei>EiAの関係が得られ、スイ
ッチングコンバータに対する直流入力電圧が上昇してお
り、これによりレギュレーション範囲が拡大される。例
えば、図7の電源回路では磁気結合トランスMCTの作
用によってレギュレーション範囲を補償していたが、本
実施の形態の場合には、磁気結合トランスMCTが省略
されても、レギュレーション範囲が補償されることにな
る。そして、交流入力電流IACは図3(d)に示すよう
に、τ期間において電流が流れるようにされ、これによ
って交流入力電流の平均が交流入力電圧波形に近付くこ
ととなって、実際には力率改善が図られる程度に導通角
が拡大されることになる。例えば具体的には、図に示す
ように商用交流電源の半サイクルが10msである場合
には、τ期間が5msとなるようにフィルタコンデンサ
LN のインダクタンス及び共振用コンデンサC2 のキャ
パシタンスを選定すれば、0.8程度の力率が得られる
ようにされる。
【0037】次に、図4の回路図に本発明の他の実施の
形態であるスイッチング電源回路の構成を示し、図1と
同一部分は同一符号を付して説明を省略する。このスイ
ッチング電源回路においては、直交型制御トランスPR
Tが二次側に設けられている。そして、この直交型制御
トランスPRTの被制御巻線NR は、絶縁コンバータト
ランスPITの二次巻線N2 と直列に接続されると共
に、その他端が整流ダイオードD3 のアノードに対して
接続される。また、この場合には、絶縁コンバータトラ
ンスPITの二次巻線N2 と直交型制御トランスPRT
の被制御巻線NR との直列接続に対して並列に共振用の
コンデンサCO が設けられる。このコンデンサCO は、
そのキャパシタンスと二次巻線N2 と被制御巻線NR に
よるインダクタンス成分とにより、二次側においても共
振回路を形成して電圧共振が得られるようにされて、二
次側に励起される出力電圧の波形についても正弦波に近
付くようにされている。この結果、例えばコンデンサC
O が設けられていない場合に比べて、より広範囲の負荷
変動にも対応することが可能となる。そして、例えば図
1の回路の場合には絶縁トランスPITの一次側におい
てインダクタンス制御方式による定電圧制御を行うよう
にされていたのに対して、この場合には、制御回路1が
直流出力電圧EO に基づいて可変された制御電流を制御
巻線NC に供給することにより、二次側において共振回
路のインダクタンスをコントロールするようにされる。
このようにしても、定電圧制御を行うことができる(二
次側インダクタンス制御方式)。また、この実施の形態
における力率改善回路10の構成は、先に図1に示した
ものと同様とされて、前述のように磁気結合トランスM
CTを省略した構成により力率改善が図られ、レギュレ
ーション範囲及び電力変換効率も向上されることにな
る。
形態であるスイッチング電源回路の構成を示し、図1と
同一部分は同一符号を付して説明を省略する。このスイ
ッチング電源回路においては、直交型制御トランスPR
Tが二次側に設けられている。そして、この直交型制御
トランスPRTの被制御巻線NR は、絶縁コンバータト
ランスPITの二次巻線N2 と直列に接続されると共
に、その他端が整流ダイオードD3 のアノードに対して
接続される。また、この場合には、絶縁コンバータトラ
ンスPITの二次巻線N2 と直交型制御トランスPRT
の被制御巻線NR との直列接続に対して並列に共振用の
コンデンサCO が設けられる。このコンデンサCO は、
そのキャパシタンスと二次巻線N2 と被制御巻線NR に
よるインダクタンス成分とにより、二次側においても共
振回路を形成して電圧共振が得られるようにされて、二
次側に励起される出力電圧の波形についても正弦波に近
付くようにされている。この結果、例えばコンデンサC
O が設けられていない場合に比べて、より広範囲の負荷
変動にも対応することが可能となる。そして、例えば図
1の回路の場合には絶縁トランスPITの一次側におい
てインダクタンス制御方式による定電圧制御を行うよう
にされていたのに対して、この場合には、制御回路1が
直流出力電圧EO に基づいて可変された制御電流を制御
巻線NC に供給することにより、二次側において共振回
路のインダクタンスをコントロールするようにされる。
このようにしても、定電圧制御を行うことができる(二
次側インダクタンス制御方式)。また、この実施の形態
における力率改善回路10の構成は、先に図1に示した
ものと同様とされて、前述のように磁気結合トランスM
CTを省略した構成により力率改善が図られ、レギュレ
ーション範囲及び電力変換効率も向上されることにな
る。
【0038】図5は、本発明の更に他の実施の形態のス
イッチング電源回路の構成を示す回路図とされ、図1及
び図4と同一部分は同一符号を付して説明を省略する。
この実施の形態のスイッチング電源回路は、交流入力電
圧AC100V系〜AC200V系に対応する、いわゆ
るワイドレンジに対応する電源回路に適用して好適なも
のとされる。
イッチング電源回路の構成を示す回路図とされ、図1及
び図4と同一部分は同一符号を付して説明を省略する。
この実施の形態のスイッチング電源回路は、交流入力電
圧AC100V系〜AC200V系に対応する、いわゆ
るワイドレンジに対応する電源回路に適用して好適なも
のとされる。
【0039】この図においては、交流電源ACに対して
フィルタチョークコイル及びフィルタコンデンサCN よ
りなるLCローパスフィルタが設けられている。また、
本実施の形態ではブリッジ整流回路D1 は、図のように
4本の高速リカバリ型ダイオードDF1、DF2、DF3、D
F4をブリッジ接続して形成される。また、図1及び図4
に示した共振用コンデンサC2 は、このJJKでは後述
するように倍電圧整流回路が形成される場合に応じて、
共振用コンデンサC2A、C2Bの2つに分割されて、それ
ぞれ高速リカバリ型ダイオードDF1、DF2に対して並列
に接続される。そして、上述したこれらの素子の接続形
態よって図のように本実施の形態の力率改善回路11が
形成される。そして、並列共振コンデンサCrA は、こ
の場合にはスイッチング素子Q1 のコレクタと、高速リ
カバリ型ダイオードDF1、DF2の接続点に対して接続さ
れている。また、ブリッジ整流回路D1 の正極整流出力
端子(高速リカバリ型ダイオードDF2、DF4の接続点)
と一次側アース間には平滑コンデンサCiA ,CiB が
直列に設けられ、この平滑コンデンサCiA ,CiB の
接続点に対して交流電源ACの一方の極がスイッチSW
1 を介して接続されている。このスイッチSW1 は、実
際には電磁パワーリレーやトライアックによるハイブリ
ッドICなどが用いられ、交流入力電圧が100V系の
場合にはオンとなり、200V系の場合にオフとなるよ
うに制御される。このスイッチSW1 のオン/オフ切換
えに伴う電源回路に動作については後述する。
フィルタチョークコイル及びフィルタコンデンサCN よ
りなるLCローパスフィルタが設けられている。また、
本実施の形態ではブリッジ整流回路D1 は、図のように
4本の高速リカバリ型ダイオードDF1、DF2、DF3、D
F4をブリッジ接続して形成される。また、図1及び図4
に示した共振用コンデンサC2 は、このJJKでは後述
するように倍電圧整流回路が形成される場合に応じて、
共振用コンデンサC2A、C2Bの2つに分割されて、それ
ぞれ高速リカバリ型ダイオードDF1、DF2に対して並列
に接続される。そして、上述したこれらの素子の接続形
態よって図のように本実施の形態の力率改善回路11が
形成される。そして、並列共振コンデンサCrA は、こ
の場合にはスイッチング素子Q1 のコレクタと、高速リ
カバリ型ダイオードDF1、DF2の接続点に対して接続さ
れている。また、ブリッジ整流回路D1 の正極整流出力
端子(高速リカバリ型ダイオードDF2、DF4の接続点)
と一次側アース間には平滑コンデンサCiA ,CiB が
直列に設けられ、この平滑コンデンサCiA ,CiB の
接続点に対して交流電源ACの一方の極がスイッチSW
1 を介して接続されている。このスイッチSW1 は、実
際には電磁パワーリレーやトライアックによるハイブリ
ッドICなどが用いられ、交流入力電圧が100V系の
場合にはオンとなり、200V系の場合にオフとなるよ
うに制御される。このスイッチSW1 のオン/オフ切換
えに伴う電源回路に動作については後述する。
【0040】また、この場合にはスイッチング素子Q1
はパワーチョークコイルPCCに対して駆動巻線NB を
巻装して構成されるドライブトランスDTにより駆動さ
れる。パワーチョークコイルPCCは、図のように整流
平滑電圧ライン(平滑コンデンサCiA の正極端子)と
直交型のコンバータトランスPRTの一次巻線N1 の端
部と接続される。従って、本実施の形態の場合には電圧
共振形とするための共振回路は、並列共振コンデンサC
rA と、上記一次巻線N1 及びパワーチョークコイルP
CCの合成インダクタンスにより形成されることにな
る。
はパワーチョークコイルPCCに対して駆動巻線NB を
巻装して構成されるドライブトランスDTにより駆動さ
れる。パワーチョークコイルPCCは、図のように整流
平滑電圧ライン(平滑コンデンサCiA の正極端子)と
直交型のコンバータトランスPRTの一次巻線N1 の端
部と接続される。従って、本実施の形態の場合には電圧
共振形とするための共振回路は、並列共振コンデンサC
rA と、上記一次巻線N1 及びパワーチョークコイルP
CCの合成インダクタンスにより形成されることにな
る。
【0041】また、本実施の形態の形態では、スイッチ
ング出力を二次側へ伝送するための絶縁コンバータトラ
ンスPRTの一次及び二次巻線N1 、N2 に対して、巻
回方向が直交するように制御巻線NC が設けられること
により、直交型の制御トランスを兼用するような構成と
されている。この絶縁コンバータトランスPRTの二次
側においてはセンタータップが設けられる二次巻線N2
に対して、整流ダイオードD3A、D3Bと平滑コンデンサ
C3 からなる両波整流回路が設けられて、直流出力電圧
EO が得られるようにされている。二次巻線N2 に対し
ては並列共振用のコンデンサCO が接続されて、共振回
路を形成している。この場合には、直流出力電圧EO の
変動に応じて、制御回路1によりコンバータトランスP
RTの制御巻線NC に制御電流を供給することで、コン
バータトランスPRTの漏洩磁束を可変する。これによ
り上記二次巻線N2 及び並列共振用のコンデンサCO か
らなる共振回路の共振条件が可変して定電圧制御が行わ
れるようにされる。
ング出力を二次側へ伝送するための絶縁コンバータトラ
ンスPRTの一次及び二次巻線N1 、N2 に対して、巻
回方向が直交するように制御巻線NC が設けられること
により、直交型の制御トランスを兼用するような構成と
されている。この絶縁コンバータトランスPRTの二次
側においてはセンタータップが設けられる二次巻線N2
に対して、整流ダイオードD3A、D3Bと平滑コンデンサ
C3 からなる両波整流回路が設けられて、直流出力電圧
EO が得られるようにされている。二次巻線N2 に対し
ては並列共振用のコンデンサCO が接続されて、共振回
路を形成している。この場合には、直流出力電圧EO の
変動に応じて、制御回路1によりコンバータトランスP
RTの制御巻線NC に制御電流を供給することで、コン
バータトランスPRTの漏洩磁束を可変する。これによ
り上記二次巻線N2 及び並列共振用のコンデンサCO か
らなる共振回路の共振条件が可変して定電圧制御が行わ
れるようにされる。
【0042】上記のような構成によるワイドレンジ対応
のスイッチング電源回路の一次側の整流平滑動作は次の
ようになる。例えば交流入力電圧が200V系の場合に
は、前述のようにスイッチSW1 はオフの状態とされ
る。この場合、商用交流電源ACはブリッジ整流回路D
1 により全波整流されると共に、直列接続された平滑コ
ンデンサCiA ,CiB に対して全波整流出力による充
放電が行われるという整流平滑回路の電流経路が形成さ
れる。これにより、整流平滑電圧Ei(直列接続した平
滑コンデンサCiA ,CiB の両端電圧)としては交流
入力電圧に対応した電圧が得られることになる。
のスイッチング電源回路の一次側の整流平滑動作は次の
ようになる。例えば交流入力電圧が200V系の場合に
は、前述のようにスイッチSW1 はオフの状態とされ
る。この場合、商用交流電源ACはブリッジ整流回路D
1 により全波整流されると共に、直列接続された平滑コ
ンデンサCiA ,CiB に対して全波整流出力による充
放電が行われるという整流平滑回路の電流経路が形成さ
れる。これにより、整流平滑電圧Ei(直列接続した平
滑コンデンサCiA ,CiB の両端電圧)としては交流
入力電圧に対応した電圧が得られることになる。
【0043】一方、交流入力電圧が100V系とされる
場合には、スイッチSW1 がオンとされることから、ブ
リッジ整流回路D1 を形成する4本の高速リカバリ型ダ
イオードのうち、高速リカバリ型ダイオードDF1及びD
F2を用いた倍電圧整流回路が形成される。つまり、交流
電源ACが正の期間の充電経路は、交流電源AC→巻線
a(CMC)→フィルタチョークコイルLN →整流ダイ
オードD11→平滑コンデンサCiA →巻線b(CMC)
→交流電源ACとなり、この電流経路により平滑コンデ
ンサCiA に対して充電が行われる。また、交流電源A
Cが負の期間の充電経路は、交流電源AC→巻線b(C
MC)→平滑コンデンサCiB →整流ダイオードD12→
フィルタチョークコイルLN →巻線a(CMC)→交流
電源ACとなって、平滑コンデンサCiB に充電され
る。これによって、整流平滑電圧としては、平滑コンデ
ンサCiA とCiB のそれぞれの両端電圧を合わせた、
倍電圧が得られることになる。この結果、整流平滑電圧
Eiとしては、交流入力電圧のほぼ倍の200V系の電
圧値が得られることになる。このように、本実施の形態
では入力される商用交流電源ACが100V系の場合に
は倍電圧整流平滑動作として、200V系の場合には通
常の全波整流平滑動作とするようにスイッチSW1 によ
り自動切換えを行うことで、ワイドレンジの交流入力電
圧に対応するスイッチング電源回路が得られるように構
成される。
場合には、スイッチSW1 がオンとされることから、ブ
リッジ整流回路D1 を形成する4本の高速リカバリ型ダ
イオードのうち、高速リカバリ型ダイオードDF1及びD
F2を用いた倍電圧整流回路が形成される。つまり、交流
電源ACが正の期間の充電経路は、交流電源AC→巻線
a(CMC)→フィルタチョークコイルLN →整流ダイ
オードD11→平滑コンデンサCiA →巻線b(CMC)
→交流電源ACとなり、この電流経路により平滑コンデ
ンサCiA に対して充電が行われる。また、交流電源A
Cが負の期間の充電経路は、交流電源AC→巻線b(C
MC)→平滑コンデンサCiB →整流ダイオードD12→
フィルタチョークコイルLN →巻線a(CMC)→交流
電源ACとなって、平滑コンデンサCiB に充電され
る。これによって、整流平滑電圧としては、平滑コンデ
ンサCiA とCiB のそれぞれの両端電圧を合わせた、
倍電圧が得られることになる。この結果、整流平滑電圧
Eiとしては、交流入力電圧のほぼ倍の200V系の電
圧値が得られることになる。このように、本実施の形態
では入力される商用交流電源ACが100V系の場合に
は倍電圧整流平滑動作として、200V系の場合には通
常の全波整流平滑動作とするようにスイッチSW1 によ
り自動切換えを行うことで、ワイドレンジの交流入力電
圧に対応するスイッチング電源回路が得られるように構
成される。
【0044】また、本実施の形態においては、先に説明
した力率改善回路11における高速リカバリ型ダイオー
ドDF1及びDF2の接続点に対して、スイッチング素子Q
1 のコレクタが並列共振コンデンサCrA を介して接続
されており、これにより、スイッチング素子Q1 のスイ
ッチング出力が並列共振コンデンサCrA の静電容量結
合を介して整流電流の経路に対して帰還して重畳するよ
うにされる。このためこれまで説明した図1及び図4の
力率改善回路10と同様の作用によって、力率改善が図
られることになり、レギュレーション範囲の拡大及び電
力変換効率の向上が実現される。そして、本実施の形態
の構成では、力率改善回路11によって通常の全波整流
平滑動作と倍電圧整流平滑動作の何れの場合にも共通し
て力率改善が図られるようにされている。なお、整流電
流経路に流れるスイッチング周期の高周波電流によるノ
イズは、フィルタチョークコイルLN 及びフィルタコン
デンサCN よりなるLCローパスフィルタと、コモンモ
ードチョークコイルCMC及びアクロスコンデンサCL
よりなるノイズフィルタにより除去されて、商用交流電
源ACにはノイズが流入しないようにされる。
した力率改善回路11における高速リカバリ型ダイオー
ドDF1及びDF2の接続点に対して、スイッチング素子Q
1 のコレクタが並列共振コンデンサCrA を介して接続
されており、これにより、スイッチング素子Q1 のスイ
ッチング出力が並列共振コンデンサCrA の静電容量結
合を介して整流電流の経路に対して帰還して重畳するよ
うにされる。このためこれまで説明した図1及び図4の
力率改善回路10と同様の作用によって、力率改善が図
られることになり、レギュレーション範囲の拡大及び電
力変換効率の向上が実現される。そして、本実施の形態
の構成では、力率改善回路11によって通常の全波整流
平滑動作と倍電圧整流平滑動作の何れの場合にも共通し
て力率改善が図られるようにされている。なお、整流電
流経路に流れるスイッチング周期の高周波電流によるノ
イズは、フィルタチョークコイルLN 及びフィルタコン
デンサCN よりなるLCローパスフィルタと、コモンモ
ードチョークコイルCMC及びアクロスコンデンサCL
よりなるノイズフィルタにより除去されて、商用交流電
源ACにはノイズが流入しないようにされる。
【0045】図6は、本発明の更に他の実施の形態を示
す回路図とされる。なお、上記各実施の形態が示される
図1、図4、及び図5の回路図と同一部分は同一符号を
付して説明を省略する。本実施の形態のスイッチング電
源回路は、例えば交流入力電圧が100V系で負荷電力
が150W以上の比較的重負荷時とされる条件に対応す
るものとされる。このため、本実施の形態では次に説明
するように倍電圧整流回路と、2石のスイッチング素子
をプッシュ・プル結合により動作させる電圧共振形スイ
ッチングコンバータが採用されている。
す回路図とされる。なお、上記各実施の形態が示される
図1、図4、及び図5の回路図と同一部分は同一符号を
付して説明を省略する。本実施の形態のスイッチング電
源回路は、例えば交流入力電圧が100V系で負荷電力
が150W以上の比較的重負荷時とされる条件に対応す
るものとされる。このため、本実施の形態では次に説明
するように倍電圧整流回路と、2石のスイッチング素子
をプッシュ・プル結合により動作させる電圧共振形スイ
ッチングコンバータが採用されている。
【0046】この図の力率改善回路12においては、交
流電源ACに対してLCローパスフィルタ(LN ,C
N )が設けられている。そして、交流電源ACの一方の
極はフィルタチョークコイルLN を介して、倍電圧整流
用の整流ダイオードD11のアノードとD12のカソードの
接続点に対して接続され、他方の極は平滑コンデンサC
iA ,CiB の接続点に対して接続されている。この平
滑コンデンサCiA 、CiB は図のように整流平滑ライ
ンとアース間に対して直列に接続されている。また、整
流ダイオードD11のカソード側は平滑コンデンサCiA
の正極に接続され、整流ダイオードD12のアノード側は
アースに接続される。
流電源ACに対してLCローパスフィルタ(LN ,C
N )が設けられている。そして、交流電源ACの一方の
極はフィルタチョークコイルLN を介して、倍電圧整流
用の整流ダイオードD11のアノードとD12のカソードの
接続点に対して接続され、他方の極は平滑コンデンサC
iA ,CiB の接続点に対して接続されている。この平
滑コンデンサCiA 、CiB は図のように整流平滑ライ
ンとアース間に対して直列に接続されている。また、整
流ダイオードD11のカソード側は平滑コンデンサCiA
の正極に接続され、整流ダイオードD12のアノード側は
アースに接続される。
【0047】この実施例の回路においては、フィルタチ
ョークコイルLN はスイッチングコンバータから帰還さ
れるスイッチング出力に対する負荷として作用し、後述
するようにして整流ダイオードD11、D12にスイッチン
グ出力が重畳されるように構成されている。これに対応
して、本実施例では整流ダイオードD11及びD12につい
ては、高速リカバリ型を用いている。また、整流ダイオ
ードD11、D12にはそれぞれ並列に共振用のコンデンサ
C2A、C2Bが接続され、スイッチング出力の一部はこの
コンデンサC2A、C2Bによってバイパスされる。このよ
うに本実施の形態では、倍電圧整流回路に対して図に示
すような力率改善回路12が組み合わされた構成とされ
ており、この回路構成は、先に図5に示した電源回路に
おいて、スイッチSW1 がオンとされて倍電圧整流回路
が形成された場合の回路と等価となる。従って、倍電圧
動作は先に図5の実施の形態において説明した動作と同
様となるため、ここでは説明を省略する。
ョークコイルLN はスイッチングコンバータから帰還さ
れるスイッチング出力に対する負荷として作用し、後述
するようにして整流ダイオードD11、D12にスイッチン
グ出力が重畳されるように構成されている。これに対応
して、本実施例では整流ダイオードD11及びD12につい
ては、高速リカバリ型を用いている。また、整流ダイオ
ードD11、D12にはそれぞれ並列に共振用のコンデンサ
C2A、C2Bが接続され、スイッチング出力の一部はこの
コンデンサC2A、C2Bによってバイパスされる。このよ
うに本実施の形態では、倍電圧整流回路に対して図に示
すような力率改善回路12が組み合わされた構成とされ
ており、この回路構成は、先に図5に示した電源回路に
おいて、スイッチSW1 がオンとされて倍電圧整流回路
が形成された場合の回路と等価となる。従って、倍電圧
動作は先に図5の実施の形態において説明した動作と同
様となるため、ここでは説明を省略する。
【0048】また、スイッチングコンバータは、スイッ
チング素子Q1 とスイッチング素子Q2 の2石をプッシ
ュプルで駆動させる自励発振式の電圧共振形スイッチン
グコンバータとして形成されて、重負荷時の条件に対応
するようにしている。なお、スイッチング素子Q2 に対
して設けられる駆動巻線NB 、共振コンデンサCB 、抵
抗RB 、クランプダイオードDD については同一符号を
付して説明を省略する。この場合には、絶縁コンバータ
トランスPITに対してスイッチング素子Q1、Q2 の
各駆動巻線NB 、NB が巻装されている。 そして、ス
イッチング素子Q1 のコレクタは並列共振コンデンサC
rA を介して整流ダイオードD11とD12の接続点に対し
て接続され、また、スイッチング素子Q2 のコレクタは
並列共振コンデンサCrA を介して整流ダイオードD11
とD12の接続点に対して接続されている。これにより、
スイッチング素子Q1 、Q2 のスイッチング出力は、そ
れぞれ並列共振コンデンサCrA 、CrB の静電容量結
合を介して整流電流経路に帰還して重畳されることにな
り、図5に示した回路の場合と同様の作用によって力率
改善が図られることになる。
チング素子Q1 とスイッチング素子Q2 の2石をプッシ
ュプルで駆動させる自励発振式の電圧共振形スイッチン
グコンバータとして形成されて、重負荷時の条件に対応
するようにしている。なお、スイッチング素子Q2 に対
して設けられる駆動巻線NB 、共振コンデンサCB 、抵
抗RB 、クランプダイオードDD については同一符号を
付して説明を省略する。この場合には、絶縁コンバータ
トランスPITに対してスイッチング素子Q1、Q2 の
各駆動巻線NB 、NB が巻装されている。 そして、ス
イッチング素子Q1 のコレクタは並列共振コンデンサC
rA を介して整流ダイオードD11とD12の接続点に対し
て接続され、また、スイッチング素子Q2 のコレクタは
並列共振コンデンサCrA を介して整流ダイオードD11
とD12の接続点に対して接続されている。これにより、
スイッチング素子Q1 、Q2 のスイッチング出力は、そ
れぞれ並列共振コンデンサCrA 、CrB の静電容量結
合を介して整流電流経路に帰還して重畳されることにな
り、図5に示した回路の場合と同様の作用によって力率
改善が図られることになる。
【0049】また、この場合には制御巻線NC と被制御
巻線NR をその巻回方向が直交するように巻装した直交
型制御トランスPRTが設けられる。この直交型制御ト
ランスPRTの被制御巻線NR は、絶縁コンバータトラ
ンスPITの一次巻線N1 のセンタータップと、整流平
滑電圧Eiのライン(平滑コンデンサCiA の正極端
子)間に挿入するようにして設けられており、これによ
って、被制御巻線NR と絶縁コンバータトランスPIT
の一次巻線N1 及び並列共振コンデンサCrA 、CrB
とにより電圧共振形の共振回路を形成することになる。
そして、制御回路1により、二次側の直流出力電圧EO
の変動に応じたレベルの制御電流が直交型制御トランス
PRTの制御巻線NC に供給されることで、図1にて説
明した一次側のインダクタンス制御方式と同様の作用に
より、結果的に絶縁コンバータトランスPITの一次巻
線N1 のインダクタンスが可変されて定電圧制御が行わ
れるようにされる。
巻線NR をその巻回方向が直交するように巻装した直交
型制御トランスPRTが設けられる。この直交型制御ト
ランスPRTの被制御巻線NR は、絶縁コンバータトラ
ンスPITの一次巻線N1 のセンタータップと、整流平
滑電圧Eiのライン(平滑コンデンサCiA の正極端
子)間に挿入するようにして設けられており、これによ
って、被制御巻線NR と絶縁コンバータトランスPIT
の一次巻線N1 及び並列共振コンデンサCrA 、CrB
とにより電圧共振形の共振回路を形成することになる。
そして、制御回路1により、二次側の直流出力電圧EO
の変動に応じたレベルの制御電流が直交型制御トランス
PRTの制御巻線NC に供給されることで、図1にて説
明した一次側のインダクタンス制御方式と同様の作用に
より、結果的に絶縁コンバータトランスPITの一次巻
線N1 のインダクタンスが可変されて定電圧制御が行わ
れるようにされる。
【0050】なお、この実施の形態においては重負荷に
対応して2石のスイッチング素子が備えられているが、
例えば電流共振形で重負荷に対応する場合には4石のフ
ルブリッジ結合のスイッチングコンバータを構成するこ
とになるため、本実施の形態のほうがより簡略な回路構
成となる。
対応して2石のスイッチング素子が備えられているが、
例えば電流共振形で重負荷に対応する場合には4石のフ
ルブリッジ結合のスイッチングコンバータを構成するこ
とになるため、本実施の形態のほうがより簡略な回路構
成となる。
【0051】また、本発明の電圧共振形スイッチング電
源回路は、力率改善回路の接続形態、定電圧制御方法、
電圧共振形コンバータのスイッチング素子数など、上記
各実施の形態に示した組み合わせに限定されるものでは
なく、他の組み合わせパターンにより構成される電源回
路に対しても適用が可能とされる。また、ここでは図示
しないが他励式による電圧共振形コンバータに対しても
本発明は適用可能とされる。さらに、二次側直流出力電
圧のマルチ化など、他の回路部分についても実際の使用
条件に応じて変更されて構わない。
源回路は、力率改善回路の接続形態、定電圧制御方法、
電圧共振形コンバータのスイッチング素子数など、上記
各実施の形態に示した組み合わせに限定されるものでは
なく、他の組み合わせパターンにより構成される電源回
路に対しても適用が可能とされる。また、ここでは図示
しないが他励式による電圧共振形コンバータに対しても
本発明は適用可能とされる。さらに、二次側直流出力電
圧のマルチ化など、他の回路部分についても実際の使用
条件に応じて変更されて構わない。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電圧共振
形スイッチング電源回路は、倍電圧整流回路によるもの
を含め、本来、電圧共振形の動作を得るための共振回路
の共振コンデンサの静電容量結合を介してスイッチング
出力を整流電流の経路に帰還して重畳するようにして力
率改善を図るようにされていることから、磁気結合トラ
ンスにより力率改善を図る場合よりも部品点数が削減さ
れるため、本発明が電圧共振形による簡略な回路構成と
されていることも併せて、回路サイズの小型化及び低コ
スト化を促進することが可能となるという効果を有して
いる。また磁気結合トランスが削除されることによっ
て、電力損失も低減されるため電力変換効率が向上する
と共に、整流平滑電圧のレベルが上昇してレギュレーシ
ョン範囲も拡大される。
形スイッチング電源回路は、倍電圧整流回路によるもの
を含め、本来、電圧共振形の動作を得るための共振回路
の共振コンデンサの静電容量結合を介してスイッチング
出力を整流電流の経路に帰還して重畳するようにして力
率改善を図るようにされていることから、磁気結合トラ
ンスにより力率改善を図る場合よりも部品点数が削減さ
れるため、本発明が電圧共振形による簡略な回路構成と
されていることも併せて、回路サイズの小型化及び低コ
スト化を促進することが可能となるという効果を有して
いる。また磁気結合トランスが削除されることによっ
て、電力損失も低減されるため電力変換効率が向上する
と共に、整流平滑電圧のレベルが上昇してレギュレーシ
ョン範囲も拡大される。
【図1】本発明の一実施の形態としての電圧共振形スイ
ッチング電源回路の回路図である。
ッチング電源回路の回路図である。
【図2】本実施の形態としての電圧共振形スイッチング
電源回路の動作をスイッチング周期で示す波形図であ
る。
電源回路の動作をスイッチング周期で示す波形図であ
る。
【図3】本実施の形態としての電圧共振形スイッチング
電源回路の動作を商用電源周期で示す波形図である。
電源回路の動作を商用電源周期で示す波形図である。
【図4】他の実施の形態の電圧共振形スイッチング電源
回路を示す回路図である。
回路を示す回路図である。
【図5】更に他の実施の形態としての電圧共振形スイッ
チング電源回路を示す回路図である。
チング電源回路を示す回路図である。
【図6】更に他の実施の形態としての電圧共振形スイッ
チング電源回路を示す回路図である。
チング電源回路を示す回路図である。
【図7】先行技術としての電圧共振形スイッチング電源
回路を示す回路図である。
回路を示す回路図である。
【図8】磁気結合トランス及びフィルタチョークコイル
の構造を示す斜視図である。
の構造を示す斜視図である。
1 制御回路 10、11、12 力率改善回路 LN フィルタチョークコイル CN フィルタコンデンサ D1 ブリッジ整流回路 D2 高速リカバリ型ダイオード CH チョークコイル PIT 絶縁コンバータトランス PRT 直交形制御トランス Q1 ,Q2 スイッチング素子 Ci,CiA ,CiB 平滑コンデンサ Cr1 ,CrA ,C1B 並列共振コンデンサ N1 一次巻線 C2 共振用コンデンサ CO 共振用コンデンサ
Claims (9)
- 【請求項1】 商用電源を整流する整流手段と、 該整流手段の出力を平滑する平滑手段と、 該平滑手段より出力される電圧を断続して絶縁コンバー
タトランスの一次巻線に出力するようにされたスイッチ
ング手段と、 上記絶縁コンバータトランスの一次巻線を含むインダク
タンス成分と共振コンデンサのキャパシタンスによって
形成されて上記スイッチング手段の動作を電圧共振形と
する共振回路と、 上記共振コンデンサの静電容量結合により、上記スイッ
チング手段の出力が上記整流手段と上記平滑手段間のラ
インに帰還される力率改善回路とを設け、 上記力率改善回路は、上記スイッチング手段の出力によ
って上記整流手段の整流出力電流を断続する高速リカバ
リ型整流素子と、該高速リカバリ型整流素子に対して並
列に設けられるコンデンサを備えて構成されていること
を特徴とする電圧共振形スイッチング電源回路。 - 【請求項2】 上記力率改善回路の入力側に、商用電源
ラインに流入するスイッチング出力を阻止するように形
成されたローパスフィルタが設けられることを特徴とす
る請求項1に記載の電圧共振形スイッチング電源回路。 - 【請求項3】 商用電源を倍電圧整流した整流平滑電圧
を出力する倍電圧整流手段と、 上記倍電圧整流手段より出力される電圧を断続して絶縁
コンバータトランスの一次巻線に出力するようにされた
スイッチング手段と、 少なくとも上記絶縁コンバータトランスの一次巻線を含
むインダクタンス成分と共振コンデンサのキャパシタン
スによって形成されて上記スイッチング手段の動作を電
圧共振形とすると共に、上記共振コンデンサの静電容量
結合により、上記スイッチング手段の出力を上記倍電圧
整流手段を形成する整流素子に印加するようにして設け
られる共振回路と、 上記商用電源にラインに直列に挿入されるフィルタチョ
ークコイルと、 上記フィルタチョークコイルと共にローパスフィルタを
形成するように設けられるフィルタコンデンサと、 上記倍電圧整流平滑手段の整流素子に対して並列に設け
られて上記フィルタチョークコイルと共に共振回路を形
成する共振用コンデンサと、 を備えて構成されることを特徴とする電圧共振形スイッ
チング電源回路。 - 【請求項4】 上記倍電圧整流手段において高速リカバ
リ型整流素子が用いられていることを特徴とする請求項
3に記載の電圧共振形スイッチング電源回路。 - 【請求項5】 商用電源を全波整流するブリッジ整流回
路と、商用電源を倍電圧整流する倍電圧整流回路の切換
えが可能とされて整流平滑電圧を得ることのできる整流
平滑手段と、 上記倍電圧整流平滑手段より出力される電圧を断続して
絶縁コンバータトランスの一次巻線に出力するようにさ
れたスイッチング手段と、 少なくとも上記絶縁コンバータトランスの一次巻線を含
むインダクタンス成分と共振コンデンサのキャパシタン
スによって形成されて上記スイッチング手段の動作を電
圧共振形とすると共に、上記共振コンデンサの静電容量
結合により、上記スイッチング手段の出力を上記整流平
滑手段を形成する整流素子に印加するようにして設けら
れる共振回路と、 上記商用電源のラインに直列に挿入されるフィルタチョ
ークコイルと、 上記フィルタチョークコイルと共にローパスフィルタを
形成するように設けられるフィルタコンデンサと、 上記整流平滑手段を形成する整流素子に対して並列に設
けられて上記フィルタチョークコイルと共に共振回路を
形成する共振用コンデンサと、 を備えて構成されることを特徴とする電圧共振形スイッ
チング電源回路。 - 【請求項6】 上記整流平滑手段において高速リカバリ
型整流素子が用いられていることを特徴とする請求項5
に記載の電圧共振形スイッチング電源回路。 - 【請求項7】 上記絶縁コンバータトランスの二次側巻
線に対して並列にコンデンサが接続されて、上記絶縁コ
ンバータトランスのインダクタンス成分とにより共振回
路を形成するようにされていることを特徴とする請求項
1乃至請求項6の何れかに記載の電圧共振形スイッチン
グ電源回路。 - 【請求項8】 上記スイッチング手段は、2石のスイッ
チング素子をプッシュプル結合して構成されていること
を特徴とする請求項1乃至請求項7の何れかに記載の電
圧共振形スイッチング電源回路。 - 【請求項9】 上記絶縁コンバータトランスの二次側に
得られる直流出力電圧に基づいて、上記絶縁コンバータ
トランスのインダクタンスを可変して定電圧制御を行う
ように構成された定電圧制御手段が設けられていること
を特徴とする請求項1乃至請求項8の何れかに記載の電
圧共振形スイッチング電源回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24512895A JPH0974760A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 電圧共振形スイッチング電源回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24512895A JPH0974760A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 電圧共振形スイッチング電源回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0974760A true JPH0974760A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=17129050
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24512895A Withdrawn JPH0974760A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 電圧共振形スイッチング電源回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0974760A (ja) |
-
1995
- 1995-08-31 JP JP24512895A patent/JPH0974760A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021105 |